「時かけ」と同じ年に作られた「麗猫伝説」は、「ある日どこかで」と「入江たか子の化け猫映画」との合体。
942 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 12:37:49 ID:dT+MMaoU
もも〜くり3年 かき8年
943 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 14:30:55 ID:mF7gHhS+
>>939 >作詞・作曲はユーミンだけど彼女も一緒に参考試写を観たのかな
観ているはずです。この映画を観てリインカネーションを作ったって言ってましたから。
>>937 音楽はラフマニノフのパガニーニ・ラプソディー。
(パガニーニの主題による狂詩曲)の第18変奏。
パガニーニのメロディーを上下逆にして実に美しいものに変えている。
確かに『ある日どこかで』で使われてたからだろうけど。
945 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 15:55:06 ID:HZdRNjbh
946 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 16:01:29 ID:HZdRNjbh
947 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 16:02:22 ID:uRJRelL3
>>941 >「麗猫伝説」
ビデオ持ってるけど1回観てそのままですw
大林は往年の大女優がとか、『HOUSE』の屋敷に引篭もるおばちゃまとか
『おかしなふたり』の往年の大俳優とかのモチーフを好みますね
聡明な老人が好きというか
活動写真へのオマージュもあるんでしょうね
>>943 >リインカネーション
知らなかったですねえ
今更ながらアルバムをネットで視聴してみました
当時自分は小学生〜中学生でしたけど時かけは言わずもがな
『ねらわれた学園』の「守ってあげたい」など神曲だなあと思ってました
大林は久石譲の劇伴とかクラシック曲を駆使する事もあれば
ユーミンやゴダイゴなどのニューミュージック?等にも理解がありますね
まあ当時アイドル映画にはアイドル歌謡の主題歌が付くという時代でしたし
制作の事情もあるんでしょうけど、それでも当時子供だった自分には
かけがえのないものを残してくれました
948 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 16:37:23 ID:uRJRelL3
>>944-946 美しくも切ない
ロマンチックな旋律ですね
やはり時かけ音楽の原点だと思います
それにしても「反行形」とは・・・原曲をアレンジしたものだったんですね
主題歌も好きでしたが、時かけを観終わってからはしばらくその音楽が
頭から離れなかったですね
ふとした時にあの土曜日の午後の空気感と共に思い出しては、胸が
キュッと切なくなったものです
今でも時かけのサントラを聴きますが
心が落ち着きますね
949 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/01(月) 18:31:08 ID:CeRxS6K1
子ぎつね系の女子が好みなら
この映画の知世ちゃんは究極の理想形だろう
>>947 蛇足ですがユーミンのその次のアルバム「ヴォイジャー」のジャケットは
収録されている時をかける少女の歌詞「空は宇宙の海よ」にインスパイア
されてデザインされたものだそうです
知世ちゃんの本来の魅力としては、他の映画に比べて犠牲になってる部分が大きいと思う。
メイクとかも含めて。映画の印象はその分強烈になってるけど。
知世ちゃんはね〜、
なぜなのかアニオタにバカ受け(どころではないもはや皇族の如き神聖視)された最初のアイドルだったんだよ。
今でもキモオタってさ〜、女子アイドルの芝居がかったかわいこぶりとか打算とかに結構カンが働くでしょ? そこで「けっ!」みたいなw
ところが知世ちゃんが銀幕で弓を引く姿を見た時オタは確信したんだよ。
この子は違うぞ!この凛々しさかわゆさには打算なんて無い!!ってな。
そっからはもう、タガが外れたような人気ぶりだったよ。
オタでも諸手を挙げて萌えられる実物のアイドルが出てきたってね。
953 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/03(水) 00:31:17 ID:3ZZfkiv6
実物「萌え」の走りになった存在でしょうか
956 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/03(水) 10:51:46 ID:fHTFQIuF
>>950 文章からとてもロマンチックなものを想像して画像検索したら
シュールなジャケットに笑ってしまったw
まあ当時「ヴォイジャー」という言葉の響きには科学的な感じや
劇場版『スタートレック』の印象があってクールなSFを連想させました
>「空は宇宙の海よ」
時かけ本編でも、時間の流れは実際の海の波の映像が合成されていました
これは以前大林がCF撮影の折に撮影していて未使用だった
ハワイの波の映像を流用したものなんですよね
これは俺の想像なのだけど
『時をかける少女』という企画は時間も予算もなく
下手をすればとんでもない駄作になる可能性を孕んでいたんだよね
しかし当時の大林宣彦、原田知世、角川映画、参加したスタッフ
それぞれが勢いがあり、才能があり、魅力的であった
時間や予算のない中、大林も自主映画時代のパラパラアニメーションを
持ち込んだり、CF映像を流用したりと良い意味での回帰と言うか力の抜けた
個人趣味が全国配給作品にバランス良く盛り込まれた
偶然が重なってあらゆる要素が結果的に良くなるという不思議な連鎖の上に
成り立っている
いま聴くとさあ
天国にいちばん近い島ってすごい主題歌の出来いいね。名曲じゃん。
世間の記憶に残らなかったのはマクロスの歌に似てるからだな。
959 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/06(土) 10:11:40 ID:pYrnydw0
大林さん自身が知世ちゃんの印象にインスパイアされていった部分が大きいと思う。
しかし攻めまくってますね。よくこんな賭けが昔は理解されたなあって怖くなるくらい。
この映画って2、3度目以降に見ると、実はSFシーンと別れのシーンがすごい。
深町くんとの別れのシーンの和子の台詞、確かに初見では恥ずかしかったけど、
2度目に見ると自分の胸に突き刺さるような気がする。ほんとに素晴らしいと思う
960 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/08(月) 07:58:14 ID:rX1Iuarg
何回、見てもあきないわね
醤油ハンカチ
961 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/08(月) 20:00:53 ID:Ua8Fdv7r
エンディングがいい
お姫様だっこでのりのりなところがとてもいい
962 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/08(月) 20:10:49 ID:8BNvZpTs
知世っちLOVE
964 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/09(火) 09:41:45 ID:2yB2/PTW
次スレよろ
965 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/09(火) 13:53:19 ID:6ZpKqUKo
966 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/09(火) 15:18:37 ID:tu0Gd2pV
>>959 俺は中一の多感な時に観たので一発でやられた
以前からも大林作品はテレビ等で見ていたが、大林という人が
尾道で撮っていて、といったことを理解したのがこの作品から
ただこの映画のセリフ回しや演出は(後になってみれば大林的とも捉えられるが)
当時の中学生からしても違和感はあった
「ナシのバカめが十八年!」でクラスが爆笑する。
まあこれはまだよいとしてもその前に先生が「ユズは九年で成り下がる!」
といって生徒達が笑い、先生も「面白いですね」なんて言うが
当時は何が面白いの?と思っていた
あと和子の朝の登校シーン。エキストラなのか後ろを髪の長い女?男?が
歩いていくのだが不自然に画面の中央にいて目立つし、カメラが和子に
ズームアップするタイミングでこともあろうに振り向いてカメラ目線するから
気になってしょうがない。
当時から角川映画にしろ大林映画にしろスタッフや関係者が内トラやカメオ出演
していたが初見ではそういう意図的なものなのか、無意味なアクシデントなのか
一瞬混乱する
ラストの大学の薬学部研究室に出てくる先生も一瞬振り向くタイミングを
間違えているように見える。
今になってみればNGでも撮り直す時間すらなかったのかと思われる
ちなみに和子が土曜日の実験室にタイムリープする特撮シーン。最後の方に
下校する生徒達が出てくるが、最後の一人は明らかに学ランを着たオッサン。
助監督の内藤忠司氏なのかw?
あんま真面目に考えたくないが
最初の地震の晩に和子ちゃん暴漢に襲われた夢見てるっしょ。
目が覚めるけどそこではタイムリープはしてない。
もし暴漢の夢が夢じゃないなら、その深夜の和子ちゃんの人格は消失してるわけで、
暴漢の正体も気になるし、別の時間軸の和子ちゃんがこの時間入れ替わってる可能性が高い。
もちろん瓦落下の時点から巻き戻しになってさらにラストで振り出しにもどって
歴史は上書きされてしまったから、そこの詳細はもう考えようもないわけだ。
だけど続編を作るならここの深夜を大スペクタクルの舞台にすることも可能なわけだ。
仲りいさちゃんが大活躍して母親を救うとかね。
まあややこしいからどうでもいいけど
あれは暴漢じゃないよ。
969 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/10(水) 20:27:48 ID:sftlkoqW
>>503 >回想録
すいません。この回想録というのはどこかで読むことが出来ますか。m(_ _)m
970 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/11(木) 14:42:00 ID:dXQCQf18
なるほどあの悪夢の解釈ね
映画の設定ではあれは純粋に和子が見た夢ということになってるね。
ただ吾郎の家が火事になった後、深町と別れて和子が一人帰って行く
シーンと繋がっているので、初見の観客は現実に和子が襲われたのかと思う。
その直後和子が飛び起きて「夢か……」となるわけだ。
タイル小路に差し掛かる和子を不気味に出迎える猫
大林映画にとってはしばしば凶兆のシンボルとして出現するが、入江たか子・
入江若葉の親子共演と共に『麗猫伝説』へともイメージが連なる。
和子の下駄の足音を追いかけてくる不気味な気配ともう一つの下駄の足音。
和子の口を塞ごうとするコートから伸びる手。
下駄履きでコートを着ているというと、先程まで会っていた深町ではないのか?
という疑いも持てる。和子は思わず「深町君!」と声を出すがそれは深町へ
助けを求めたのか、相手が深町だったので名前を呼んだのか両方に取れる。
記憶を書き換えた外部からの侵入者に対する和子の無意識からの警告が悪夢を
見せたとも解釈出来るし、深町の正体に対する伏線になっているのかもしれない。
971 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/11(木) 14:43:28 ID:dXQCQf18
さて下駄履きといえば和子と深町、そしてもう一人撮影現場にいた人物
そう大林宣彦である。
大林の黒い願望の表れではと疑うことも出来る。『ふたり』でも石田ひかりが
変質者に襲われるシーンがある。
そして演出、ストーリーの構造から考えると夢の意味は非常に単純である。
悪夢を見た後、和子は寝坊していて慌てて家を飛び出し、瓦落下事故を
きっかけに最初のタイムリープを経験する。
気が付くと先程悪夢を見た状況と同じで「また(悪)夢か。何て朝だろう」と
呟く。
この段階ではまだ和子も観客も悪夢を2回続けて見ただけと思わせ、後に
2回目はやはり夢ではなく現実に起こった事と理解させていく。
なので和子はまず最初に悪夢を見る必要があるのだ。
972 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/11(木) 14:48:04 ID:dXQCQf18
もしあれは夢ではなく、現実に起こった事として妄想するならば……
やはり和子の後をつけて来たのは深町一夫だった。
実験室で和子が倒れた時の薬品の状況や、時間の感覚が狂った和子の言動から
和子が超能力を身に付けていることは明らかだった。
深町はこれで終わりにしても良かった。未来の世界の法律では過去の時代の
人間に大きな影響を与えるのは禁止されているのだ。
まだ採集してない植物が心残りだが、絶対に必要なラベンダーは手に入った。
和子が路地裏に入り込んだところを狙って和子の口を塞ぐ。
和子は驚愕の表情を浮かべたが、記憶は消してしまえばいいので問題はない。
すばやく超能力を中和する薬品を塗布しようとしたが、恐怖と自分への
信頼との間で混乱していく和子の目を見て深町は気付いた。
和子を好きなのだと。
もう少しだけ彼女と過ごす時間の猶予が欲しい。
このまま未来へ帰ることを思い直すと、超能力に関しても考えを改めた。
幸い和子の吸引した薬品の量は極微量だ。放っておいてもやがて能力は消える。
このまま問題が無ければ、彼女の側にいて見守っていれば大丈夫だろう。
深町は今しがたの和子の記憶を一部消すと、そのまま帰宅するよう催眠をかけた。
妄想もここまで飛躍すると呆れる。
974 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/11(木) 18:25:41 ID:EuY7YEdg
意地悪ゴローちゃん
襲ったのは醤油屋の店員だよ
竹尾原道だったか
芳山君がハンカチ返しに来た時の目つき見ればわかる
976 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/11(木) 20:45:56 ID:dXQCQf18
竹尾尾道か
それはそれで切ない話だ
日頃和子に対して叶わぬ恋心を抱いていた竹尾は
和子を手中にしたいという欲望が抑えきれなくなる。
そして火事の晩、駆けつけて来た和子と深町の姿を見て
嫉妬心と劣情が激しく燃え上がる・・・
悲しい事件だなあ
いま見たら、委員長とごろうちゃんの裏設定は本当かも知れない。
芳山くんと吾郎ちゃんが後ろの席でしゃべってるときに硬い表情で下向いてる。
瓦が崩れたシーンも立ち止まってるし。
978 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/12(金) 00:03:51 ID:+FZd7mJ+
委員長はゴロちゃんのこと好きなんだろ
深町のせいでゴロちゃんと付き合える確率がアップしたから
ああいった思いつめたまなざしになってしまったんだ。
979 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/12(金) 00:06:11 ID:xAGAWXGr
神谷真理子は和子のこと意識してるもんねえ
和子の「きのうやった問題だわ……」という独り言に
目ざとく「あなた、先生が出す問題、知ってたの?」ってわざわざ言ったり。
でも世話好きのクラス委員っていう設定は昭和の作品には
良くあったと思う。
大林の学園物にはちょっと古典的美人顔の子がクラスに
一人いるというイメージがあるなあ。あとメガネの子とか。
980 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/12(金) 16:20:42 ID:tFq/MKyQ
でも委員長は深町のせいで確率がアップしたとかと気づいてないでしょ。
最初からそう言う記憶になってるんだから
981 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/12(金) 16:41:17 ID:53/2OFPL
いや理系エリートの深町に
そこまで芸の細かい女性心情まで先を読んで操作できないはず。
委員長はたった一か月で急にゴロちゃんにドキドキ感がアップして
自分でも不思議に思ってるはずだw
982 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/13(土) 00:11:56 ID:T+iChAxo
いつも青春は時をかける
983 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/13(土) 05:31:10 ID:1XRY0BdH
2/16(火)「はなまるマーケット」内
"はなまるカフェ”に生出演いたします
ゴローちゃんモテモテだな。
で、彼は五男なのか?
985 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/13(土) 12:59:24 ID:cCOwf39d
なぜ五男?
986 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/13(土) 13:18:24 ID:1XRY0BdH
987 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/13(土) 14:28:47 ID:QJw8IUqH
たぶん深町がいない世界では
ゴロちゃんと和子ちゃんはもうほとんど決まりの仲と、周囲も了解してて
瓦落下の時点で「俺たち付き合っちゃおか」みたいな流れだったんだろ。
まあ深町も適当なところで転校シナリオでうやむやに逃げるつもりだったんだろうな。
ところが和子っちが深町に惚れそうになって
ゴロちゃんとの線が細くなってきたところに委員長の恋心に火がついて
瓦事件以降、委員長と「芳川さん、あなた深町君と堀川君とどっちがうんぬん」などと女の修羅場になって
深町も収集つかなくなって歴史を上書きせざるを得なくなったんだろうw
トレンディドラマみたいな俗な話だな。
>>986 かわいそうなタイトル付けちゃだめだよw
989 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/14(日) 02:21:15 ID:RKQhTXyE
堀川みたいにあまりにも大胆に寝ていると
永遠に学は成らない