1 :
黒沢清ファン:
公開年 1997年
ジャンル ホラー
監督・脚本 黒沢清
出演 役所広司(高部刑事)
萩原聖人(間宮邦彦)
うじきつよし(精神科医佐久間)
中川安奈(高部の妻)
洞口依子(女医)
大杉蓮(藤原本部長)
でんでん(大井田)
奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。それぞれの事件の犯人につながりはないが
犠牲者の首から胸にかけてが×字に切り裂かれていること、いずれの加害者も事件直後に犯行現場
付近で逮捕されること、犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。
一向に進展しない捜査に加え、妻が精神を病んでいることも重なりいらだつ高部刑事。
やがて一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。
間宮の事件への関与を確信した高部は彼を拘留し、尋問を続ける。しかし間宮は独特の話術を弄し
周囲のすべてを不安と苛立ちへと追い込んでいく。
マインドコントロ
公開後15年経過していないので板違いです。
映画作品板に立て直してください。
3 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/17(月) 02:15:53 ID:u11Rh6Cz
4 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/17(月) 02:43:14 ID:GXMNzd/r
懐かし洋画板と混同してるんだろう
こっちは別にそんなルールないからな
5 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/17(月) 04:58:47 ID:KutAw5eD
__________________________________________
ヽ ,,,,,,,, ;;,;;;;;;;;;;;;;,,,/ ヽ /|
フヽ_ ∪"'=,,,,;;;;;;;;;;/ 丿 | !-,,,,,____,,,,--;;;フ=|\_WW/ |WWWWWWWWWWWWW/
彡>;,,,,__..│ / 丿 |;;;;;;;;;;;;;;ン-彡彡=|≫ 極地法など ≪
ノ 「,二,,""" 彡|≫ 登山家の恥だっ! ≪
__,,,-‐`゛ V、 '''ひ`=-,,,_ノ_ ≫ ≪
ヽ\,,,_ .丿 |/MMMMMMMMMMMMMMMMM、\
.│ ゛゛゛~ ノ
-‐-ヽ . | ヽ 丿/ 中国山岳部隊の燐隊長が>>9に単独登頂したぞっ
\ ,,___ | / / >>1ようこそ、白龍の地獄へ!
// /r′ / │ / :
>>2共産党は仏より上にあるのさ。
/ ( t;;--;;,,_. ..、 .| ./ :
>>3チョモランマをお前の白い墓標にしてやるっ!!
~ ""` ^''''_.丿 ./ :
>>4アルパインスタイルなら七日まで生存できる
,r'′ ̄ ''ヽ ,,,,ノ/ : |
>>5いいか、水分は一日四リットル必要だ
,, ,__,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 ‘ / ./ ; |.
>>6七千超えたら意識が弱まる。気を引き締めろ!
‖ ( `゛‐-‐'、,,_ / ./ / /
>>7…眠れぬ絶望の夜を過ごしたか…
' ゛゛`=─--.,,,,,,_ ./ ./ ./ / / .
>>8未熟者めっ
゛'''' '' ' .' /
6 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/17(月) 05:58:41 ID:0pGKnhrv
公開した年が稲垣の催眠と近くて、内容も同じような催眠術ものだったからか
あまり世間では認知されてないよね。明らかにこっちの方が怖くて面白い
んだけど。
天才的な映画
複製芸術時代の到来
9 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/18(火) 02:35:44 ID:vLLdfjS3
この当時はこういうのが流行した
「コピーキャット」「ケイゾク」「サショウ妙子 最後の事件」とか
殺意が感染し、警察機関&心療機関&サイコキラーの三つ巴みたいな。
CUREは、ラストがいいね
10 :
あ:2007/09/18(火) 03:02:00 ID:R7GpzPsC
間宮と高部のやりとりまるでコントみたいに笑えた
>>9 些少妙子はもう少し前だな。
でも確かにこの時代はこういうの流行ってた。
丁度95〜00年くらいか?
なんだろ?セブンのせいかな?世紀末だったからか?
12 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/18(火) 14:23:38 ID:vLLdfjS3
この設定が90年代に流行ったが
80年代の橋本治の小説「暗野」が、まさにこのタイプの話だった。
「暗野」以前にこういう筋立てってあったのか?
『羊たちの沈黙』の原作トマス・ハリスがそうだとも聞くが・・・
13 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/18(火) 14:36:10 ID:vLLdfjS3
ハリスの「レッド・ドラゴン」が1981年出版、
橋本の「暗野」も同年に北宋社から出版、
相互影響は無さそうだな。
「羊たちの沈黙」を読む限り、「殺意の感染」という問題は無いように
思える。
レクター博士の殺意がシャバにいるサイコキラーに
感染してるわけじゃないからな。むしろ博士は捜査に協力してるわけで。
ただ、なんとなくそう見える(殺意感染してる)ような気もするけど。
レッドドラゴンは未読、未見だけど、その作品では
レクターは捜査に協力しながら、一方で、犯人と文通してるらしいから
やっぱりレクターの殺意感染はあったのか?
14 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/18(火) 14:40:10 ID:vLLdfjS3
あと、日本でこのタイプの話だと
カリスマ的サイコキラーの苗字の音の響きがなんか似てるのが面白い
「サショウ妙子」→梶浦
「ケイゾク」→浅倉
「CURE」の間宮っていうのも、三文字だけど
とにかく、「危ない美青年」って感じがする苗字っていう点が
共通してる。
>>13 それについて語りたいとこだがスレ違いだな
>>14 ちょっと強引すぎないか?w
16 :
14:2007/09/19(水) 20:31:18 ID:f2VWgxAK
いや、じつは
まだこの手の映画・ドラマが日本でそれほど流行ってなかった頃に
俺も戯れにこういうシナリオ書いたことがある。
そのときに、やっぱり間宮みたいなキャラが出てきて、
その名前が「アイザワ」だった。
だから、梶浦、浅倉とか聞いたときに「おお!」と思ったよ
ちなみに当初は、逆噴射の機長から取った苗字で、あれもなんとなく
この系統の苗字だった。
なんとなく、危ない苗字ってあるよな。
中西っていう苗字の奴のキャラがなぜか似てるのと同様に
17 :
13:2007/09/19(水) 20:46:30 ID:f2VWgxAK
>「羊たちの沈黙」を読む限り
あれ、「読む限り」なんて書いてた。読んでないな。
映画見ただけだ。
どうでもいいけど、俺の職場は高齢者が多いんだけど
レクター博士のアンソニー・ホプキンスを
アンソニー・パーキンスと混同してた。
「昔はいい役者だったのに」なんて言ってたぞ。
CUREに関して言えば
洞口依子の女医さんを間宮が挑発するときに
「女のくせに・・・なんてずっと言われてたんだろ?」
なんていう台詞があったけど
なんか古くさいと思ってしまった。
通常、映画に出てくるような女医さんだったら
男尊女卑の時代なんて遥か昔って感じのキャラだし
「男女平等なんつっても実情はまだまだこんなもん」
というようなリアリズムから言っても、あんまりリアルじゃない。
もっとブスな女優がやれば良かったのかもな。
上手いと思ったのは暴力&アクションが起こる突発的な感じと
うじきつよしが×を壁に、っていうあたりかな?
×印は暗黒街の顔役から来てるのかな
19 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/23(日) 16:09:42 ID:NLtSGw4I
ハワード鷹栖の?
あの位置ってゴールキーパーが取りにくい位置?
21 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/28(金) 12:47:41 ID:JpQ3XN/W
26(土)16:00ごろ 第3京浜港北インター近くのイケアで目撃
凄いスピードでサクサク歩きながら商品を見て回ってた。黒ぶちのグラさん
にサーモンピンクのシャツ、チノパン 随分と痩せてる印象 ワイルドな感じ
多分、映画で減量したせい 27〜像 だっけ?
22 :
この子の名無しのお祝いに:2007/10/03(水) 23:36:17 ID:tvuxvUJi
役所さんって確かドッペルゲンガーって映画に主演したよね?
この時期の黒沢清は「復讐」連作だの「蛇の道」「蜘蛛の瞳」だの傑作続きだった。
やっぱり活劇の監督なんだよな。
ホラーの企画ばかり依頼されるそうだ。
25 :
この子の名無しのお祝いに:2007/10/14(日) 03:50:26 ID:TTzuFgCi
「勝手にしやがれ」みたいのを、ある程度好きな役者選べて、
金もかけられる立場になった今、撮ればいい。
というか、多少有名になっても、低予算で地味な役者使ってるよな、
多少有名になっても、稼げる監督じゃないからな
それほど予算がつかないんだろ
完成度の高い映画だった。
和風セブン。
最近のはそんなでもないな
和風セブンてのはどうかな
関係ないけどどこの国の映画でも
ちょっと猟奇殺人テイストが入ってると
セブンにむりやりこじつけるレスを見かけるのが
悲しい。
29 :
この子の名無しのお祝いに:2007/10/31(水) 16:30:05 ID:gfM7cjpO
役所がおいしそうに食事するラストと最後のあのシーン最高
セブンは浅薄な能書きがうざい。コリン・ウィルソンかなんかにかぶれてんじゃないか。
途中までは面白かったが
わざと説明不足にして憶測呼ぶような作りに冷めた
90年代を代表する傑作
「欲望と原理が一致した」のは黒沢清的には危険な兆候だった。80歳ぐらいまで生きない限りこういうのはもう撮らないだろう。
ちょっと前にレンタルで観たけど、深くて難しくてジワジワ面白かった。
音楽も良かったなぁ。CDは出ていないらしくて残念。
公開当時のCMを映像特典で観たら、本編で高部の嫁は最後顔だけだったけど、
CMではエックスになっている全身映していて怖かった。
DVDで最後のチャプター「死者よ来たりて我が退路を断て」の題名が気になって検索したら
1969年日大闘争のドキュメンタリー映画の題名だった。
そのチャプターと何の関係があるのか分からないけど・・別にないのかな。
いろいろ細かい所まで気になってしまう映画でした。
36 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/10(日) 13:04:09 ID:prewdZR8
ラストの音楽が作られた年と映画で邪教が生まれた年が偶然に一致したというのも怖い。
セブンみたく基地外をカリスマ扱いしてないのが良い。
基地外のたわごとを「作者のダークサイドの発露」として崇め立てる馬鹿が多すぎる。
>>37 >セブンみたく基地外をカリスマ扱いしてないのが良い。
メリケン映画に多いよな
39 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 05:17:19 ID:I0wN4wjh
個人的には「復讐」2部作が黒沢清のベスト。
哀川翔の履き込みが深いズボンはどうかと思うけど、馬鹿にして見てた哀川への評価は黒沢作品で変わった。
ラストのファミレスのシーン。
あのウェイトレスが○○を持って、厨房の奥へ入って行って
起こした行動の様を、ワンカットで撮ってたんだそうな。
でも、ここまでで意図が分かるだろうってことで、カットしたと、監督が云ってた。
だから、寸前に声をかける上司?の女性の背中には怪我をしないようにと、
プロテクターみたいなモノが入れてあったんだって。
そう云われて観ると、女性の背筋の伸びが不自然・・・。
強風の日はこの映画を思い出す。
この映画の風の音って本物かな?
>40
そうだったのかぁ、
女上司だろうけど、もしかしたら注文聞いてた男性客に向かったのかも?と考えてた。
現場が厨房だと他の店員が気付いて、×する余裕なさそうだな。瀕死で助かるかも。
Xマークが画面の同じ位置にある理由は心理学からきている。
中川安奈を再起用してほしい。
あと、佐伯日菜子、森山祐子、梶芽衣子、水野美紀、小池栄子あたりを出演させてほしい。
クランクアップの記事を目にしたときなぜか「これで黒沢清がまともに評価される」と確信したものだ。
45 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/04(火) 22:07:56 ID:alnA2gf7
この傑作は意外とわかりやすい。観客参加型というか。
それに比べ、学校の怪談の「廃校奇談」は全くわからん。
階段から氷がおちてくるラストなんて、意味不明。
CUREのラストは意外に解りやすく、しかも感動できる。
廃校奇談は面白いよ。テレビでもあんなのやるなんてすごいよなあ。
降霊も悪くなかった。
テレビ向けの短編「タイムスリップ」だけ見てないんだけどどういう内容なの?
破綻した作品もいいけどこういう構築度の高い映画もたまに撮らないと…
49 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/22(土) 13:41:48 ID:Pn5QTgI9
このころが一番充実してたな。
よく見ると「これやったら全部台無し」みたいなカットがさりげなく挿入されてたり、単に構築度が高い作品というわけでもないのがすごい。
うじきつよしの起用は製作側からの提案っぽいな。
52 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/22(木) 03:00:10 ID:Opy/0oPF
劇場で観たときは震撼した。
DVD尼でポチった。
この時期がピークだったのかも。
55 :
この子の名無しのお祝いに:2008/06/06(金) 10:24:34 ID:A/NIV+Ou
トウキョウソナタもいいけど拳銃アクションが観たいよ。
>>18 今頃になってこのスレッドを見つけたんで、今更ながらの答えなんだけど、
あの×は、谷川俊太郎と武満徹が共同製作した自主映画「×」から来ているんじゃないかと思った。
うがち過ぎかもしれないけど、少なくとも自分はあの映画を思い出した。
そういや萩原の演じる間宮の風貌が奈良美智に似て(似せて?)いるという論者もいた。
58 :
この子の名無しのお祝いに:2008/06/07(土) 11:00:03 ID:2veaE7ON
子供が動物の絵を描くとき顔をどちらに描くのか決まっているといわれる。
X印はその反対に置くことで不安感を出したのかもしれない。
清はダメになったと思っても、いきなり復活するからすごい。
60歳過ぎたらまた凄くなる。
酔えば酔うほど強くなる
プレステやって強くなる。
頭がメンタイコになる
「勝手にしやがれ!」シリーズは、もう少し女優が良ければなあ。
見てるだけで気持ちよくなれるような女優がな。
黒谷はいい。七瀬なつみとかが駄目。
あの鶏はキアロスタミのパロディーなのか?劇場で笑った。
最近見た。
萩原の演技が怖い。役所の演技も怖い。二人のやり取りが怖い。
萩原の口調はそらキレるわ!という程腹が立つなw
いや、これは怖いよ。何だよこの監督。
70 :
この子の名無しのお祝いに:2008/07/22(火) 12:22:06 ID:mh8m/w25
伊丹や黒沢の作品は、見るほどに
新たな伏線の発見などで、新鮮で飽きない
伊丹作品は、糖質の妄想の映像化みたいな作風もあるから
辛気臭さが鼻に付くこともあるけど
黒沢は、あくまでもカラッとしていて好き
伊丹の映画は好きじゃないが
マルサ2の超音波の場面は黒沢っぽい。
味の素マヨネーズのCMで黒沢が演出したのはどのバージョンなんだろう?
ついに欲望と原理が一致した!と思いきや
2008/9/22火
75 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/18(土) 23:12:24 ID:sfyIXRP7
1高部の奥さんはどうしたの?あの車椅子のカットで死んだとは思うが
2間宮が脱獄して向かった所をなぜ高部は分かったのか
教えてエロイ人
何度見ても分からん
76 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 19:10:52 ID:xks6AxYq
役所後広司は「ガイアの夜明け」の小芝居の方がおもしろいよ
とにかく傑作だ。
キャラの服装が皆ゆったりしたオーバーサイズで
時代を感じさせる
俺もあの頃あんなの着てた
80 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/25(月) 05:43:57 ID:ZV7JcKVt
当時主流だったファッションしてる登場人物がほとんどいない。
81 :
この子の名無しのお祝いに:2009/06/28(日) 20:48:18 ID:GS2PFz4M
これ見たいけど、レンタル屋に置いてないorz
だれが、あっぷしてぇ〜
82 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/01(水) 13:24:50 ID:Nq22sQH/
ラスト、高部は妻を殺して、最後のウェイトレスは客の誰かを殺したの?
分からんかった…
ウェイトレスは先輩のウェイトレスを刺します。
撮影もしたらしいけど編集でカット
これ見た。
こえー映画だな
傑作!と思うけど、これと「復讐・運命の訪問者」は2回目以降は衝撃が薄れる。
この時期の黒沢清は異様なほどの天才ぶりをみせてくれた。
86 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/10(金) 01:26:31 ID:Ow8t8NcN
87 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/11(土) 20:53:04 ID:3QAnIn+D
これ見た後ってなんか自分も催眠にかかった様になる…
最後、火も水も使わずにどうやってウエイトレスに催眠かけたの?
黒沢監督によると高部は間宮を超越した存在って言ってたから、近寄った者はすべて影響を…
89 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/17(金) 13:53:44 ID:7W0jTNxC
>>88 なるほど…ありがとう
今ノベライズ読んでるんだけど
映画に無い心理描写があって意外と読みごたえある
90 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/17(金) 13:55:09 ID:mnZNhQ7S
「叫」はこれの続編でことでおk?
自分にとって生涯ベスト3に入る作品
ちょっとさびしいことだが
黒沢作品の中でいまだにベスト
92 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/21(火) 02:23:48 ID:QfHwpVhY
叫は見てないんだけど
CURE好きなら見た方がいい?
×
>>92 キュアのような怖さはないけど、雰囲気が似た部分はある。
「黒沢清作品」が好きなら、観ておいて損はない。
ただし「キュアのような作品」を期待して観てはダメ。
明滅するライトや水音がコワくなった。
あと洗濯機のシーンが自分的にはかなりゾッとした。
96 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/31(金) 07:51:07 ID:00IsjXs2
ノベライズでの奥さん視点が切ない
奥さんとのシーンは舞台を観ているみたいだったよな。生肉を電子レンジから出して
放り投げるシーンとか。
うまい映画だよな。
ギザギザに切れ目が入ったタイトルロールと垢抜けた音楽がなんとも言えない余韻を齎す。
映画館で観た帰り道
薄暗いガード下の壁の落書きに
バッテンを見つけて泣きそうになった
吉田カバンやパンクラスのマーク見ても怖くなった。
掛け算できないじゃんw
この時の萩原は良かったな
精神的に怖かった
104 :
この子の名無しのお祝いに:2009/10/04(日) 04:50:56 ID:ldf2PP0J
>>102 マークスの山をみて起用したのではないだろうか?
何せ石井竜也作品をみて藤竜也を使おうと思うぐらいだから。
まぁこんな傑作を発表できたなら、もう映画監督としての責務は果たしたも同然!
しかし劇場で見てた時、わざとらしく大声であくびしてた近くのオヤジ、いまだに
殺意を感じる。これも映画の影響ですな。
106 :
この子の名無しのお祝いに:2009/10/05(月) 00:29:51 ID:djJ9JpKo
>>102 >この時の萩原は
あの"グニャグニャした存在感"が
「定型のない悪意」を象徴してるようで気味が悪かった
本編の意味は未だによく把握できてないが
最後まで集中できた数少ない映画
真相が詳らかになると期待した途端に
スルッと手から抜けていく感覚もハマったらクセになる
この映画の魅力だと思う
107 :
この子の名無しのお祝いに:2009/10/05(月) 03:13:40 ID:YbKgQCMu
黒沢作品の中で「初見時が最も楽しめる(怖い)」タイプの映画。
これと「復讐 運命の訪問者」は、劇場で観れて良かった!と心底から思う。
鑑賞二回目からは他の作品とそう変わらない(面白いことは面白いのだが)。
108 :
この子の名無しのお祝いに:2009/10/06(火) 03:23:26 ID:h08iUzQv
この時期がピークだったとは思いたくないのだが…
人間大きな力を持つとそれを使いたくなるという映画ですね、わかります
うん、すごい面白かった!
111 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/05(金) 16:23:52 ID:ihXOwGCj
奥さんは高部が殺したの?
それにしては看護師さんが平然と車椅子押してたけど
ウェイトレスにはあの注文取りにきた一瞬で催眠かけちゃったの?
112 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/06(土) 08:18:15 ID:nhRQGBRI
男貞子モノだよな。
記憶の古層からするりと抜け出て来る感覚の癒やし系映画みたいな?
エプソン
役所が痰を吐いてる件
114 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/07(金) 23:32:04 ID:ojkA+sPh
世紀の名作らしいね。
2000年位に「サイト」って雑誌が90年代の日本映画特集してて、
20〜30人位の映画評論家がベスト10を挙げていたけど、
ほとんど全員が上位に挙げていて、総合1位だった。
世紀の名作?
他のランキング作品はどんなのがあった?
役所が催眠術を会得して、
最後は面倒になった奥さんをとうとう殺しちまった。
凄い映画だと思うんだけど、なんで最期に役所がああなったかわからん
萩原と口論したときは反対の位置に居たのに
ホラーだから仕方ないけど、人間の内的暴力性を極端に強調しすぎかな、とは思った
>>115 1990年代のすごい映画ランキング(SIGHT 2000年 VOL.5)
1.CURE(黒沢清) 2.ソナチネ(北野武) 3.トカレフ(阪本順治)
4.Helpless(青山真治) 5.3-4×10月(北野武) 6.棒の哀しみ(神代
辰巳) 7.新世紀エヴァンゲリオンAir/まごころを、君に(庵野秀明)
8.DEAD OR ALIVE犯罪者(三池崇史) 9.百年の絶唱(井上紀州)
9.無能の人(竹中直人)
…全然「凄く」ないと思われる映画が何本も入ってるなぁ
今ほど邦画に人気無かったからかな
>>114 選者は、映画評論家のほかに映画監督・作家・俳優・脚本家・ミュージシャン
・イラストレーター・漫画家など21人。1位に10人・2位に8人が投票していて、
3位以下とは大きな差が有る。3位から6位までは5人、7位から9位までは3人が
投票。その他の主な作品は、「もののけ姫」15位・「HANA-BI」16位・「月は
どっちに出ている」24位など。
121 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/04(金) 01:43:10 ID:T3odq0Q7
訳が分からない。
DVDの内容とみんなの書き込み内容が違い過ぎている。
何かがおかしい…。
車椅子のシーンも無かったし、DVDではカット?
122 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/04(金) 03:32:27 ID:dhEKM6Ja
>何かがおかしい…。
そりゃーホラーだからねw
123 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/04(金) 03:42:39 ID:T3odq0Q7
いやそうじゃないんだ…
ガチで公開版とDVDで違いがあるのか?
誰か助けて下さい。
124 :
この子の名無しのお祝いに:2011/08/09(火) 22:19:55.20 ID:JkD93SQQ
125 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/27(日) 17:30:53.50 ID:eGR980QF
いい作品、らしいんだけど
126 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/27(日) 19:32:46.75 ID:3boGANYz
実は、良い作品なんだよ、うん。
127 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/25(日) 11:58:06.74 ID:c3AiRb5N
構築度と、それを台無しにしかねない細部の充実。
ストーリーを知ってしまうと価値が半減してしまうタイプの作品という意味では反・黒沢的とも言える。
復讐2作〜本作〜蛇の道 蜘蛛の瞳 と矢継ぎ早に公開されてた。これ観た直後にもう蛇の道が待機してたわけだから。
作品の驚異的な出来映えにも増して異様な出来事だ。
中野武蔵野ホールで開催された黒沢清レトロスペクティブが懐かしい。
「新作」としてこの作品が待機(公開は新宿だったが)してた時期だった。
同時代の日本映画にここまで刺激されたことは後にも先にもこの時期の黒沢作品だけだった。
130 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/02(月) 07:53:36.73 ID:1pBta4rP
初めて見た時と2回目以降は違った見え方する。
リピートすると冷静に構築度の高さなどを確認できるが
最初は緊張感と怖さでそれどころじゃなかった。
回路でも叫でもそういう体験は出来なかった。
萩原はマークスの山観てキャスティングしたというのは本当だろうか?
うじきは誰かが選んだのだろうけど(後にフルメタル極道にも出た。うじきが映画進出を図ってた時期なんだろう。本人の意志ではなく事務所が提案した路線かもしれないが)。
132 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/07(土) 04:28:15.15 ID:B/Zvj0rP
この映画の真の恐ろしさが解かるには、歳を取らないとダメだと思う。
と言うのも、映像的なトリックや催眠術等のオカルト的要素は、実は
それ程映画の中では怖くない。もっと怖い映画はその後に沢山出た。
しかし私が見て怖いと思ったのは、家に帰ると何時も洗濯機が回ってる
場面や、買い物に行って迷子に成る妻、クリーニング店で独り言を言う
客と、服を預けても居ないのにクリーニング店に受け取りに行く主人公。
これってさ、皆のこれからの人生可也の確率で遭遇するから。
俺は既に体験済みだよ。俺が今まで遭遇した中で最強だった奴は、山手線
内で背広を着たサラリーマン風の男性が、突然バイブを鞄から取り出して
JKとの3Pを自慢しだした事だな。何処まで正気なのかが解からない。
間宮を筆頭にこの映画で狂っていると思われる人物達は、実は非情にリア
ルに描かれている。
WOWOWでさっき初めてみてみた、やっぱスレあったんだw
途中から役所が最後に奥さん殺して後味の悪い欝エンドはいやだなあと見てたけど
そんな薄っぺらい終わり方じゃなかった
>>132 オレも役所の奥さんみたいな女にいっぱい出会ってきたからよくわかる
普段は普通だからわからないんだよな
134 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/07(土) 06:43:57.81 ID:apIZ/6Ch
当時のドラマにしろ映画にしろサイコスリラー要素を導入した作品は多かったが
作り手のアホさ加減や役者の自己陶酔などにイライラさせられる物ばかりだった。
この作品だけは別格。
「こんな人々が存在し、こんな事が起こるのは、こんな時代だから」という認識に立たなかったのが正解。
「人物がリアルだ」という賞賛は
黒沢清としては目論見通りであった反面このままこういう路線を歩んだらマズいと思わせた。
妻を殺した後、穏やかな顔で食事する役所を見て心底同情した
母が、痴呆の祖母の介護でノイローゼになっていったのを側で見てたからかな
136 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/08(日) 15:06:55.50 ID:h9uL8hZs
妻は看護婦さんに殺させたんじゃないかと思ったんだけどどう思いますか?
ウェイトレスと同じように操ることはできそうだけど…。
ナースが歩いてきた後に嫁の顔だったからね
しかもナースの表情がアレだった
実は相当ムチャクチャなことをしてるのだが
なんとなく見ているぶんにはわからない。
139 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/09(月) 11:28:40.13 ID:dsLD46/G
中川安奈はもっと活躍してほしい女優だった。
黒沢清作品にも合っていた。
誰かが「なんとなく大映女優の雰囲気がある」と評していた。
×印の画面上の位置は幼児が動物を描いたときの頭の位置の反対であり、キャプテン翼でキーパーが取りにくいとされる位置でもあるのか?
141 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/01(木) 04:42:51.96 ID:ZRyfCn6P
嫁を殺したのはナースか…なるほど
自分で手を下してたら伝道師になる意味半減だもんね
それであのスッキリ顔…こわい
可哀想だな嫁
癒せ・・癒せ・・・
143 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/06(火) 15:37:57.93 ID:2fi+Eo2V
時間のあるときに是非観てみて下さい。 →
http://www.youtube.com/watch?v=zWPAktCuzK4 ネットの中では、「マスコミが真実を伝えない」ということは周知の事実で、
「9.11」「パールハーバー」「南京大虐殺」「3.11」・・の捏造はかなり知られて来ました。
知っているという人も断片しか知らない人がほとんどだと思います。
このシリーズは、それらの「本筋」を非常に分かり易く表しています。
一切の先入観を持たずに観ることをお勧めします。
あんさんがここで先入観与えまくりじゃんか?
初見時の衝撃はないし
何度も観ているが
良くできてる作品だ。
しかし黒沢清の代表作という見方はしたくない。
146 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/08(日) 15:12:27.57 ID:0JJ40TNG
147 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/08(日) 23:31:26.01 ID:epHhjtA1
コテコテのアクション大作モノばかり観ていた時期に観たからなぁ
でんでんが同僚を殺すシーンは本当にゾッとした
148 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/09(月) 00:08:01.97 ID:hkJm7YjQ
テスト
149 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/29(日) 03:44:04.53 ID:kvEO/j5N
役所さん、紫綬勲章おめでとうございます!
紫綬褒章おめでとうございます
紫綬褒章オメデd
紫綬褒章すご〜い!おめでとうございます!
紫綬褒章ジャン!
今月また再放送あるジャン!
いつよ?
録画したけどまだ見てないお
久々にwowowで。なにげなく入ってくるノイズの音楽がやばいね。いつのまにか引き込まれる。
いつよ?
だからいつよ?
チェックした
WOWOWなら
6月27日 水曜
深夜 3時30分
だって
CUREや回路が高画質で保存出来て良かったよ
今見てる
165 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/28(木) 22:33:16.89 ID:LA6o2oKK
何度観ても大杉連の髪型で笑う
166 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/29(金) 15:57:38.04 ID:w6YBEW7L
冒頭、ホテトル嬢殺害とエンド前の 包丁もってタッタッタッが唐突で頭にコビリついてて…怖!
臨床心理士にこれ観せたら、面白い感想聞けた
ただ書けないけど;
168 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/20(金) 17:18:08.86 ID:OcMDMKtS
169 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/21(土) 11:32:34.83 ID:fHoHBKuF
さあ〜しゅがあ、じ〜にゃすバルダミュ。
huluで初めて観たんだけど面白すぎワロタ
こういう催眠とか幻覚とか扱った映画って大抵は破綻してて、
視聴者置いてきぼりなの多いけど、この映画はしっかりまとまってるな。
監督さんすごい。
171 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/29(土) 16:46:19.58 ID:aIQRBw3W
高部が間宮に「思い出したか?」といった後、殺しますよね
あれはどういう意味ですか?
間宮に取り憑いていた「伝道師」なる存在が高部を新しい宿主として選び乗移ったのを確認するための問だったのでしょうか?
それで古い宿主を証拠隠滅のために殺したのでしょうか?
ラノベが発売されているようですがそのことに説明はありますか?
ラノベ(ではなくノベルティ)は小説というより映画の解説としてかろうじて読める。
つくづく「文学」に興味がないのだろう(批評だけでなくサンダンス滞在記も面白かったので文才はある)。
>>172 そのノベルティは間宮を殺すシーンをどう解説していましたか?
人間全てが伝道師の資質を持っているのならば間宮を殺す必要はないですよね
二人いたほうがより効率がいい
間宮を殺したということは伝道師は唯一の存在で二人に同時に憑依することはできないということですよね
映画から小説起こすのは
ノベライゼーション
つまり、ノベライズ
黒沢清、三池、園、個人的にさっぱり面白くない。貶したいわけじゃなく単に自分にはあわない。
90年代〜現代の邦画を代表する映画監督たちなのに、困ったもんだ。
見れば見るほど奇妙な映画だ。見たところまともじゃないと言うか癒される
べきなのは間宮であって、その癒されるべき人物がまったく癒される必要の
無い人間相手に癒すようなことをやって逆に癒されるべき人間に変えてしまう
178 :
この子の名無しのお祝いに:2013/03/22(金) 11:24:28.24 ID:TiEits3y
最後、ウェイトレスさんにいつ暗示らしきことをかけたのかわからんかった。レス見ると
もともとその描写は無かったみたいね。主人公が一瞬で暗示をかけられる、間宮以上の
伝道師になりましたという解釈でいいのかな。
179 :
この子の名無しのお祝いに:2013/03/22(金) 22:31:02.13 ID:mktvuB6y
>>178 そう 間宮は高部以上に伝道師としての素質があった
そのため間宮みたいにわかりやすい催眠の手間を取らなくても
人を癒せる(CUREできる)
この映画で「癒されている」のは具体的に誰なのだろう?
殺された人?殺した人?術者?みんな?
こういう変な映画が好きな観客
>>181 この程度で変な映画認定とかw
世界は広いぞ
183 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/06(水) 22:17:24.15 ID:3sqqzcP/
age
「It's Good!」
185 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/21(木) 23:22:57.51 ID:RlEIDtqU
癒される映画
癒せ・・・癒せ・・
昔、なんかの映画雑誌orムックで、役所が妻を直接殺してる写真を見たことがあるんだけど。。
何だったかな?
うなぎじゃ?
オープニングで机がガタガタゆれてるんだけど、あれなんだ?
190 :
この子の名無しのお祝いに:2014/03/03(月) 19:16:31.06 ID:QDFy8NNl
こいつの「美味い」っていうCMは信じない
192 :
この子の名無しのお祝いに:2014/08/11(月) 12:46:27.75 ID:ZRXQdezo
日本のホラーでは一番怖い映画ではなかろうか
癒せ・・・
194 :
この子の名無しのお祝いに:2014/10/18(土) 14:47:44.38 ID:6rWxT35G
中川安奈さんの御冥福をお祈りいたします。
エキゾチックな雰囲気の綺麗な方でした。
195 :
この子の名無しのお祝いに:
かつてない構築度と、それを台無しにしかねない要素を含んだ細部の充実。
「このお話はこの後どうなるの?」と思わせる展開は黒沢清としては例外的かもしれないし
初見のインパクトが最も強烈だったことは確かだが
いずれにしても本作が黒沢の「代表作」になってしまうことだけは阻止したい。