やってたよ。
自分は「遠雷」の時に根岸監督と石田えりの舞台挨拶を見た。
ただし、この時は日劇文化ではなく、地元の封切館で。
その回の上映後に「根岸監督を囲む会」があったんだけど、その劇場の関係者以外は、
参加したのは地元の映画祭の主宰者と俺だけだった。
場面ごとの構図のとり方の意味を質問したら、細かく説明してもらって、とても勉強になった。
おまけに相米監督のこと、彼の長廻し手法の意味まで説明してもらった。
それから10数年後に根岸監督に再会して、その時のことを話したら覚えててくれて、
「あの時の坊やか!」と驚かれた。
60年代の日劇文化についての資料をまとめて読む機会があったんだけど、
当時はATG映画が公開される度に「監督を囲む会」を定例開催していたらしい。
スケジュールを見ると、「時間:最終回上映後/場所:日劇文化ロビー」と記されていた。