【野菊の墓】　澤井信一郎　【Ｗの悲劇】

澤井信一郎監督を語ろう！！

澤井監督は、1938年8月16日生まれ。
1961年、東京外国語大学ドイツ科卒業。同年、東映入社。
入社後は、マキノ雅裕に師事。鈴木則文らにつき助監督の経験を20年余り積む、
その間に脚本・助監督を務めた「トラック野郎」が東映の看板シリーズとして5年間君臨した。
現在失われつつある撮影所で培われた映画表現手法と集団作業としての現場主義に基づく的確なプロの仕事ぶりに定評ある名匠。

◆ 監督作品◆

野菊の墓 (1981)
Wの悲劇 (1984)
早春物語 (1985)
めぞん一刻 (1986)
恋人たちの時刻 (1987)
ラブ・ストーリーを君に (1988)
福沢諭吉 (1991)
わが愛の譜 滝廉太郎物語 (1993)
日本一短い「母」への手紙 (1995)
時雨の記 (1998)
仔犬ダンの物語 (2002)
17才〜旅立ちのふたり〜 (2003)

最新著作『映画の呼吸　沢井信一郎の監督作法』

著者/訳者名 沢井信一郎／著　鈴木一誌／著
出版社名 ワイズ出版 (ISBN：4-89830-202-5)
発行年月 2006年10月
サイズ ４６２Ｐ　２２ｃｍ
価格 3,990円（税込）


目次

第１部　撮影所渡世（カチンコさえなければ、いい職業なのに―助監督時代その一
早撮りと粘り―助監督時代その二　ほか）

第２部　監督のいる場所（現場百遍、監督第一作『野菊の墓』
『野菊の墓』を読み解く　ほか）

第３部　映画作家という態度（マキノ雅弘に「小さくいけ」と言われた『早春物語』
映画界に入るまで　ほか）

第４部　冷戦と昭和を超えて（『福沢諭吉』は、授業シーンをゆるがせにしない
シナリオ作りにおける笠原和夫との行き違い　ほか）

TV代表作 宇宙刑事シャイダー

TV代表作 宇宙刑事シャイダー

シャイダーでは、「アニーにおまかせ」とかって歌も作詞してたような

紫綬褒章受章も書いて欲しい。
福沢諭吉を撮ったのが大きいのかな。

ミニスカコスをしぶる森永奈緒美にアンダースコートを穿けば良いと提案しただけでも偉い。

澤井監督が演出した回ではパンチラを恥ずかしがる仕草が見れ貴重。

実力あるのはわかるけどこっ恥ずかしい場面が多いよな。
意外と「１７才」は良いと思ったけど。

ひとりしかいない悪寒ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>2
職人風なのに意外と寡作なんですよね。もちろん流れた映画も多いのだろうが、自分でも資質的に
処理できない企画は受けない人なのだろう。

>>8
シャイダーは第１話の監督だったので、この人が基礎を作った（ＴＶシリーズは第
１話の監督がフォーマットを作る）　本編の合間にどうして引き受けたのか不明なＴＶ作品が散見されるのが謎。
ttp://www.geocities.jp/kmkr_01/tv.sawai-shinichiro.html

>>10
澤井さんは、映画的な演技やリアリズムは作り物として照れずに俳優は
やるべきであると思っているんですよね。
作品数が少ないので、未ソフト化のＴＶ作品を除けばコンプリートは割合に容易な監督。

福沢諭吉で脚本の笠原和夫に「ドラマはいらない」なんて
失礼なこと言ってないんだって。

ケータイ、ネカフェも活用して
ひとりぼっちでがんばれ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

「福沢諭吉」をストローブ＆ユイレに匹敵するとか言ってた人もいたな

んなわけない。
筒井は肯定派で梅本は（澤井の映画に）否定派。
俺は二人の見分けがつかない。

>>16
筒井とは筒井武文のことか？　あの人は素が善人なので自分が観たものは割と何でも誉めるよ。
梅本はよく分からないが、否定派だったとは知らなかった。

＞俺は二人の見分けがつかない。

そんなこともないでしょうｗ　

梅本は澤井の映画を「ワイラーに遠く及ばない」とか書いてた。

お、がんばってるな、よしよし
その調子だマッチポンプはげｗｗｗｗｗｗｗ

引き続きがんばれ

ルックスは知的な紳士風って感じだよね。
単純な見た目だけ見るとまとまな人って気はする。
ただやっぱり一部の評論家（山根、上野）連中は澤井映画を
過剰評価してると思うけどね。
あいつらは澤井だからという理由だけで誉めてる。
監督名だけでしか映画を評価しないからこいつらは信用できない。
話を戻すとＷの悲劇は傑作だがこれが映画作家としてのピークだったのか？
これ以降は見るべき作品はないと思う。
最近のハロプロものだって昔の澤井だったらもうちょっとキチっと
撮ったはず。
滝廉太郎物語は退屈なだけだったしこれこそ過剰評価以外なにものでもない
と思うけどなあ。

>>Ｗの悲劇は傑作だが

お前の評価が全く当てにならないことは分かった

ブックオフで文庫本5冊105円コーナーを漁ってたら
渡辺典子が表紙の「恋人たちの時刻」初版を発見。
文庫出てから降板とはタチ悪いな。
河合美智子で正解だったけど。

８０年代の（邦画）監督は役者に恵まれなかったとつくづく思う。

>>22
へー、角川文庫の表紙にまでなってたのか。＜渡辺典子

シナリオの段階で脱ぐのは分かってたはずだし、
角川春樹だってＯＫしてたはずだよね。
本人が最後まで踏ん切りがつかなかったのかなあ。

角川文庫は題名が決まったくらいの段階で、写真表紙にしていた。
当然スチルもないので、前の映画のスチルを流用していたね。
「蘇える金狼」は「殺人遊戯」から、とか。
そして、メインビジュアルが決定してからは差し替えていく。
三人娘の表紙も、異装版がよくあった。

同じ作家の「恋人たちの季節」という作品集も発見。
それも表紙は渡辺典子www
86年の秋の時点ではまだ渡辺主演で進んでた模様。
どーでもいいトリビアでした。

「めぞん一刻」
映画的には正統派だが原作とはズレまくり…みたいな作品かと思って観てみたら


なんじゃこりゃ？

相米の失敗作っぽくてそんなに悪くないよ

良くも悪くも田中陽造

「蒼き狼」を見たが……当然ながら澤井らしさは希薄。
どうして引き受けてしまったのか。
ギャラ以外に、澤井としては得るところはなかったのではないか。

春樹のチーフ助監督やれる人間が澤井しかいなかったんだろう

>>31
うまいね。春樹の脳内では、確かに助監督くらいのつもりなんだろう。
ラストの27,000人を集めたモブシーンを春樹は実際に演出してるが、
ホントは自分で全部監督したかったんだろう。
プレスシートでは澤井の記述はほとんどない。写真は一枚もなし。
澤井のドラマ部分はA班、原田徹のアクション場面がB班、それと仏田弘のVFXと、
完全に分けて、春樹総監督のつもりなんだろう。

「野菊の墓」、聖子のためのアイドル映画かと思って観たけど、丁寧に作られた良い映画でしたね。
安曇野の景色が綺麗で切なさ倍増しました。

3月の衛星劇場で「蒼き狼」公開記念・澤井信一郎特集

恋人たちの時刻
早春物語
野菊の墓

チャンネルＮＥＣＯのおすぎとの対談で、春樹｢一応澤井ショットと角川ショット撮るけど
編集権は自分だから結局澤井ショットは使わないわけだ｣
メイキングにチラッと映ってた澤井監督かわいそ〜。

澤井さんの魅力ってどの辺りですか？
手堅い演出、安定した画面作り、テーマ希薄といったところなんですか？
よく分からない。

「恋人たちの時刻」は河合美智子を思いっきり脱がせてるな。
２０歳くらいの女の子がここまで裸を晒した映画（ＡＶ除く）は
いまでは皆無に近いのでは。
あと、北海道の風景がよく捉えられている。主役２人の演技下手が惜しい。

男のストーカー願望が結実したような映画だね。
あんまり意味深に捕らえないほうがいい映画。

>>33
＞「野菊の墓」、聖子のためのアイドル映画かと思って観たけど、丁寧に作られた良い映画でしたね。

　　１００％同感。小道具への目配りも行き届いているし、意外な名作かも。

「蒼き狼」は澤井信一郎の黒歴史となりますた・・・。

「ラブストーリーを君に」の佐藤友美がいい。

浴衣でくるり！はゴクミには恥ずかしかったみたいだ。

この人が本当に撮りたい題材とは？

少女愛

野菊は聖子、Ｗは女優ネタで、ヲカマに大人気♪

「エコール」見せて感想を訊きたい。
作品自体は否定するだろうが…

それなら大林だろう。澤井はそういう趣味ではない。

『野菊の墓』のちょっと後ぐらいに
松田聖子と高倉健が共演する映画の企画を
東映に提出中というのを読んだことある

>>41
>>3の本でも褒めてた。
その本の中で誉められた唯一の俳優。

役者に恵まれてないのかセンスがないのかよくわからん監督。
エリセ並みの傑作撮って驚かせてくれ。

「がっつり」なんて言葉を嫌うだろうな。俺もそうだけど。

有無を言わせない傑作を撮る日は来るのだろうか

>>48
古くからの友人高倉、「野菊」で起用した松田の二人で
フェリーニの「道」を作りたかったそうだ。
高倉健はともかく…、人気絶頂のアイドルにジェルソミーナ役をやらせたがるプロダクションはない。

【2万人くらいに聞きました】 お墓参りってよく行きます？
http://news.ameba.jp/research/2007/12/9320.html

>>3の本で触れられていた子役の演技のつけ方が面白かった。

「福沢諭吉」ってなんだありゃ？
壮絶な映画だ。

変なとこから金が出てるっぽいな。

「野菊の墓」に出てくる、政夫さんの行ってた学校って、「少年時代」と
同じロケ地かなぁ。

この人も、評価がおおはばに変わった監督だね。
確か、「Wの悲劇」のころは、飛ぶ鳥落とす勢いだったのに、
あの頃が絶頂だったんじゃないか？
それが変な方向に流れていってしまった。
「滝廉太郎物語」とか、さすがにびっくりしたのが「めぞん一刻」。
で、結局は話題にもされなくなったけど、潜在的ファンはいるとおもうんだが。

野菊の墓はなかなかいい。
政夫さんもセリフは棒読みだけど、表情はいい。恋人たちの時刻の野村くんも同じ。
しかし、松田聖子演じる民さんのぶりっこ風のしゃべり方(死ぬ間際も！)とあのわざとらしい表情は監督はどうにもできなかったの？
もうちょいなんとかしてほしかった。

>60
ぼくは、野菊の墓はみてないけど、松田聖子の演技というかくせは
想像がつくな。監督がどうにもならなかったことも。

ttp://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/chuumei_column_old.html

不思議ソング秘話

マシューの番組で娘のさやかが映画見てないのに､母親そっくりな口調でアテレコしていたなぁ(笑)

DVD何度見ても、松田聖子の演技は違和感があるなあ〜。
花嫁行列を追いかけてきた政夫さんにリンドウを渡され、それを見つめて泣く場面は涙を流しているが(本物じゃない？)、ちっとも悲しそうじゃない。
政夫さんのほうがまだまし。台詞は棒読みっぽいが、頑張ってる。
聖子は棒読みとは違うんだけど、何て言うか…う〜ん。

何やっていいか分からない感じだね。
共感力のない人なんじゃないだろうか。
澤井にしつこく説明はされてるんだろうから。
たぶん聖子の人生で例えてあげれば理解できたと思われ

ラスト近くの加藤治子の回想シーン。
「民、わかるか？私だよ…」と加藤治子が話しかけたとき、聖子はわざと目を細めて薄ら笑いを浮かべながら、
「おばさん！」って言ってたけど、もうすぐ死にそうな人の表情と台詞とは思えず。

Wです。

ラスト近く、主人公が自室の天井に張られた自らのポスターを剥がそうと
何回も背伸びして飛び上がるシーン。

なんでもないのに、いいシーンだな、と思いました。