影武者、乱

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1この子の名無しのお祝いに
黒澤明の芸術的な戦国絵巻を語りましょう。
2この子の名無しのお祝いに:2006/09/21(木) 21:43:52 ID:a8lQBELP
2ゲット
3この子の名無しのお祝いに:2006/09/22(金) 13:34:19 ID:lxjLrOmL
影武者と乱ってどうして評価が低いんですかね。
4この子の名無しのお祝いに:2006/09/22(金) 13:39:03 ID:Zig6olRL
乱は評価高いじゃん。
影武者は明らかに乱の習作。
武田信玄フリークが高天神上攻防を褒めるたび、
「黒澤は【見せない】ことで表現したのだ!!」
と言い張るたび、失笑が漏れる。

Shall we dance?
5この子の名無しのお祝いに:2006/09/22(金) 14:54:30 ID:HLOwkY+i
馬に乗って母衣武者が駆けてるだけで良いんだって。
6この子の名無しのお祝いに:2006/09/22(金) 23:09:37 ID:dZxMlKON
画面が真っ黒け!
7この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 00:18:40 ID:xEn7JDAR
影武者は、冒頭がイライラ、中盤でちょっとソワソワさせるけど
後半は「なんじゃ、これ?」って思っているうちに佳境もなしに終わる。
8この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 11:42:33 ID:eKybuAdf
乱みると、ブラッケンカイマだか何とか「真珠湾」って映画思い出すな。
三の城落城シーンとか、山城攻めになぜ騎馬武者がはしりまわらなければならないのか
兵隊がむれなしてB方向から画面いっぱいに重ならなければならないのか?

要はリアリズムでなく画面のパッションなんだけど。
9この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 21:42:43 ID:7N8goQCX
乱のピーターをどう思いますか
10七郎次:2006/09/28(木) 12:15:18 ID:JFbo/eEQ
別に…
11この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 12:21:06 ID:pFk1hdha
>>9
かわいい
12この子の名無しのお祝いに:2006/09/29(金) 12:05:34 ID:2lPgMthw
城も取らせふ、家も取らせふ、裏の長者は善ひお人。
末は田圃のかかし〜。

乱いいよ、乱。文字通り戦国「絵巻」を再現していて。
英国戦争映画みたいに、馬から甲冑から陣列まで俯瞰で撮るのが格好いいんじゃないか。
13この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 12:43:05 ID:Uh+lANrD
age
14この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 13:11:28 ID:V50/R4gX
>>9

狂言を全然知らないと
なんじゃこれって思われるだろうな
15この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 17:55:48 ID:FsDQemQi
合戦シーンでバックに流れてる音楽はなんだろう
クラシックだと思うがワーグナーぽい
それともオリジナルかな
16この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 19:12:25 ID:8TvyGqQo
レクイエムだよって言ってみる
17この子の名無しのお祝いに:2006/10/04(水) 02:58:20 ID:kRMMSpxa
>>14
狂言を知ってても「なんじゃこれ」だよ。
18この子の名無しのお祝いに:2006/10/04(水) 10:18:00 ID:CYOGgxoM
amazonでクラリオンだったかAKと2枚組みDVD発注したよ。
国内6000円は高すぎだ
19この子の名無しのお祝いに:2006/10/04(水) 11:45:56 ID:+58vc4Ot
マーラーの「大地の歌」の第六楽章<告別>をイメージしてたようだな
>乱の三の城落城

ラストの葬列は同・交響曲第一番「巨人」の第三楽章をイメージ。
予告編でも使われた。

この黒澤のマーラー風の注文と武満の構想で大分衝突があったらしい。
武満は要は黒澤の西欧音楽趣味をのけて、ピーターと仲代の猿楽風和楽を
もってきたそうだったが・・・。

個人的には黒澤の西欧趣味の方が、映画的によかったとおもう。
外国人にはどうみえるか知らぬけどさ
20この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 10:38:05 ID:Wn/PBZxm
amazonから届いて、夕べ視聴したよ。
AKとあと国内30分黒澤ドキュメンタリ、仲代達也の2003年のインタビュー付。
本編にはアメリカ人黒澤研究家の面映くなるような絶賛のオーディオコメンタリ付。

「これはCGじゃない」「最後のエピック映画だ」
「こういうタイプのスペクタクルは実写では二度と不可能だろう」
21この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 15:17:21 ID:Ucif/ZFU
だれのことだよ仲代達也って
22この子の名無しのお祝いに:2006/10/14(土) 13:06:58 ID:88WJXy/6
>>14
なんじゃこりゃって思った
23この子の名無しのお祝いに:2006/10/15(日) 14:08:22 ID:M52VNhEA
影武者はいいけど乱はダメとゆう声もありますが
24この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 13:02:17 ID:s25VdMH9
影武者はメリハリないし長いしダラダラしてるし凡作以下
まだ乱の方がいい
25この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 17:37:13 ID:XnI/PN6l
昔はそう思ってたけど、10年ぶりに両方見直したら影武者が断然良かった。
乱はむしろ、言い過ぎ、描きすぎの気がした。
26この子の名無しのお祝いに:2006/10/30(月) 18:56:24 ID:EKdkh1C1
仲代さんに会ったことある
27この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 10:48:10 ID:1iJnzY0y
川中島の刀傷がなかったろうからそれはやはり影武者だ
28この子の名無しのお祝いに:2006/11/07(火) 04:59:29 ID:VAGow69m
無名塾に入りたい
29この子の名無しのお祝いに:2006/11/07(火) 10:43:47 ID:NkyOKB1z
影武者は引きばっかりで誰が誰だか分からん。
30この子の名無しのお祝いに:2006/11/21(火) 21:48:36 ID:p9mNgPzh
影武者の馬が死ぬシーンってどうやって撮ったの?
まさか本当に殺したんじゃ
31この子の名無しのお祝いに:2006/11/22(水) 11:28:16 ID:NOJFxMBy
>30
麻酔
32この子の名無しのお祝いに:2006/11/22(水) 11:32:11 ID:NOJFxMBy
そういえば撮影に使った大半の馬は
食用を買い取ったと雑誌に書いてあったな。
だとすれは殺してもOK?
それと撮影のために調教したから
撮影後いろんな所に売れたとも書いてあった。
33この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 22:31:40 ID:uBu8rj/Q
34名無しさん:2006/12/13(水) 00:07:30 ID:Ox3drX0S
これは、どうみても、毛利家の話?戦国時代で考えると、影武者は、武田家で、当時はなかなか、中国地方の大名を主役にもってはきてなかったので、かえって新鮮さを感じた。
35この子の名無しのお祝いに:2007/01/12(金) 15:48:02 ID:FoIJGkq5
清水大敬が出てるとは思わなかった。
36この子の名無しのお祝いに:2007/02/09(金) 13:17:56 ID:pyuNcXLo
城内で激高する勝頼(ショーケン)の窓の外には湖(諏訪湖?)が。
どこの城だろう・・・。高島城は未だなかったのではないかなぁ。
37この子の名無しのお祝いに:2007/02/16(金) 16:03:28 ID:ah+aCg6n
(諏訪湖?)
琵琶湖の湖畔にセット組んで撮影。
「まあいいか、芝居もそんなに悪くないし」
スケジュール押してたし、予算はないしで
散々だったね。
38この子の名無しのお祝いに:2007/03/04(日) 04:12:05 ID:HXffr4xD
正直、影武者って織田いらんかった気がする。長篠行くしかないんだよね。

武田中心で、敵国でありながら信玄に複雑な想いを抱く上杉、徳川との合戦、外交を通して活躍する影武者像が観たかった。
39この子の名無しのお祝いに:2007/03/04(日) 04:16:24 ID:HXffr4xD
そもそも、どういうプロセスで信玄老年期に時代設定されたのかちょっと気になる。
長篠がシナリオに入ったのは観客の織田人気狙いか?
40この子の名無しのお祝いに:2007/03/04(日) 05:32:58 ID:eX41ZM2d
黒澤は信長が好きだよ。1945年に桶狭間の戦いに出陣するまでを描いた
「どっこい、この槍」(ポスターあり)を映画化しようとしたが
馬不足で断念した。
41この子の名無しのお祝いに:2007/03/04(日) 10:10:39 ID:GvpLoTDu
「影武者」は主人公にまったく共感できなかったし、感情移入ができなかった。
脚本が悪いのか、異常にテンポが悪い。長篠で討たれた馬のスローモーションは
思わせぶりで、見ていてこっぱずかしくなった。
42この子の名無しのお祝いに:2007/03/05(月) 01:56:58 ID:LDdsAF+T
カサヴェテスの夢のシーンは評価して黒澤の夢のシーンは陳腐だと言う意見は解せない。
43この子の名無しのお祝いに:2007/03/06(火) 12:50:21 ID:mu8oM21h
カサヴェテスの夢のシーンは知らんが黒澤の夢のシーンは陳腐だ。
44この子の名無しのお祝いに:2007/03/07(水) 02:55:18 ID:JW0vr7ez
「ラブストリームス」のことかな?
あれは微妙だとしか言えない。
作品としては好きだけどね。
45この子の名無しのお祝いに:2007/03/22(木) 10:52:59 ID:fQnsMm1I
影武者を封切で見たときは、ヤッパリ勝新で見たかったとか思ったもんで、
で、乱のほうが自分の評価も高かったもんで・・・
でも、最近見直してみたら影武者が面白いのなんのって、とてもいい作品だ
と思えるようになった。で、逆に乱のほうは最後のせりふが説明的なのが耳
についていまいちなんかなーと思うようになってしまった・・・
年取ると煮物が好きになるようなことか・・・
46この子の名無しのお祝いに:2007/03/22(木) 10:56:58 ID:fQnsMm1I
>>33
短くしただけじゃないみたいだよ。外国人にわかりやすくするため、冒頭に時代背景の字幕を入れたり
シーンの順番を入れ替えたり、知識がないとわかんないとこは切ったり・・・
47この子の名無しのお祝いに:2007/04/01(日) 05:17:46 ID:nfPUQ/14
>>32
肉好きの黒沢がぜんぶ馬刺しにして食べたよ。
48この子の名無しのお祝いに:2007/04/01(日) 05:43:45 ID:1/MXidEM
植木さんが出てた乱地上波で放送しないかな?
49www.sakutv.com:2007/04/02(月) 01:27:05 ID:kkrTfnsS
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50この子の名無しのお祝いに:2007/04/02(月) 22:05:20 ID:zH92QVpS
>>46
その国際版よりさらに短くなってるんだよ。

だから誰が切ったのかって書いたの。
51この子の名無しのお祝いに:2007/04/03(火) 09:50:17 ID:zbwHc/Ps
>>31
薬の量を間違えて相当数死んでるらしい。
52この子の名無しのお祝いに:2007/04/12(木) 03:55:04 ID:DoobrgRK
子猫物語のプロトか
53この子の名無しのお祝いに:2007/04/12(木) 10:37:23 ID:zWpnrdBO
>51
気になったから知り合いの騎馬武者役(調教込み)で
出てた人に聞いたんだけど
それはないらしいよ。
54この子の名無しのお祝いに:2007/04/12(木) 10:43:06 ID:zWpnrdBO
>53のつづき、
ただ、眠りから覚めていつ起き上がるか、馬によってまちまちなため、
結構待ち時間が長かったらしい。
しかも寝ぼけながら起き上がるので千鳥足になり
そのまま死体役の人の上に倒れ込み
死体役の人が重傷を負ったとも言っていたよ。
そこら辺は本編にも使われて言います。
55この子の名無しのお祝いに:2007/04/12(木) 11:01:53 ID:caZVgC8w
エキストラの皆さんが死んだふりしながらも必死に馬を避けようとしてるし、
実際、横たわってる死体役の人の上に馬が倒れこんじゃってるカットがある。
56この子の名無しのお祝いに:2007/04/15(日) 11:55:46 ID:+vCi2N+g
乱、DVDで何十回も見ているけど、こりゃすげえよな。
音響効果の爺さん切るわけに行かないからどうしても古臭い「ドキュンバキュン銃声」除いて、さ

個人的には三の城の虐殺シーン、地獄の黙示録のワルキューレ見て発奮して
「あれを超えてやる」と70歳の老人パワーを発揮したのだと妄想。

三の城の表門守衛を射殺して、内側から開門するシーン。
旗指物がどんどん増えてきて、ついに画面を埋め尽くす映像のリズムとかさ。
すげえよマエストロ
57この子の名無しのお祝いに:2007/04/15(日) 12:33:02 ID:t1rbwnZu
同意。旗指物が どんどん増えた時、秀虎仲代が見えなくなると思ったら、上手く見えるようによけている。最初あの城が燃え上がるシーンで、おそらく遠くから撮ってるはずだが エキストラに どのような指図をしたのか今だに分からない。凄い撮影テクニックがある。
58この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 10:19:27 ID:7HkxNeRb


仲代のメイク激ワロスw話に集中wできないw
59この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 17:09:59 ID:Df0MtX9K
仲代の過剰さが失笑を招く例は「乱」に限ったことではない。
60この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 17:15:09 ID:Xz2eO2QS
>仲代のメイク激ワロスw話に集中wできないw

かわいそう
61この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 18:45:01 ID:y4pfv6oD
>この黒澤のマーラー風の注文と武満の構想で大分衝突があったらしい。
>武満は要は黒澤の西欧音楽趣味をのけて、ピーターと仲代の猿楽風和楽を
>もってきたそうだったが・・・。

ここらへんが黒澤の惜しいなところなんだよな、勝新降板にしても
乱は武満徹相手だから上手くいったけど、影武者の音楽なんかどうしようもないし
武満の才能で和楽を実験的に使ったらもっと面白かったんじゃないかな・・・
62この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 22:22:58 ID:rxT8a/n1
ぼくのイメージはねえ、マーラーなんだよ
ここは『巨人』の第三楽章、ここは『大地の歌』の最終楽章、あのイメージなんだよ
あのイメージでね、もっといい曲を武満君には書いて欲しいわけ
あれに合わせて、編集も済ませちゃってあるんだから

映画監督なんて音楽わかってないです
映画音楽なんて俗な仕事です
あれがマーラーに似てるって?
何言われたってボクは平気だけど
63この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 22:30:27 ID:7HkxNeRb
乱、

すげぇな、音楽が。。俺をして音楽は100点満点中100点以上。
ところで黒澤と武満はこの作品を最後になぜ喧嘩別れしたんだい?
64この子の名無しのお祝いに:2007/04/18(水) 10:33:39 ID:AUfzNh+a
巨人同士、意見が合わなかったのかと。
個人的には乱のマーラー風管弦楽曲は(武満はどうか知らぬが)好きだけどね。

サウンド関係余談
最近、ちょっと思うんだけど、キューブリックって「宇宙的恐怖」に2001年のころから
インダストリアル・ノイズやリゲッティの人声を経て、80年代、シャイニング、
FMJと割と日本の能鼓とか興味あったんじゃないかな。

エイゼンシュタインも能関係興味あったようだけど、キューも黒澤の乱のサウンド
(能関係や画面展開の太鼓の音)かなり興味あったので無いかと想像
65この子の名無しのお祝いに:2007/04/18(水) 10:47:07 ID:AUfzNh+a
キューブリックもそうだけど、黒澤明も演劇、舞台劇、芝居的台詞回しが好きだよね。
黒澤はゴダールやフリードキン、北野武ではない。

映画的リアリズムとやらに汲々することなく
舞台で役者の肉体と台詞だけで表現される「小宇宙」を
さらに木村組の大セットや雲風霧色彩の撮影技術で補完して
「大宇宙」を再現するセンスという意味では、乱は素晴らしいな。

だってさ、梓野、八幡が原、三の城を見るたび、この世のどこでも無い世界の果て、
異次元にみえる。それが能の幽玄の感覚だというなら、そうかもしれないが。

ロード・オブ・ザ・リングが別世界の物語感覚を売り物にするなら、乱の方が上かなとも思うぜ
66この子の名無しのお祝いに:2007/04/18(水) 10:49:45 ID:AUfzNh+a
訂正、北野武も結構、舞台劇感覚で役者うごかしているか。
その意味では、北野は黒澤の感覚を継いでいる。

フィリップ・カウフマンの「ライトスタッフ」の役者の台詞も、
学芸会の「そうしようそうしよう」レベルの単純化で、むしろ雄大な歴史を再現している。
67この子の名無しのお祝いに:2007/04/18(水) 11:17:49 ID:WjgErfcc
>>63-64 ご存じなら済みませんが
スクリプタの野上女史が書いた「天気待ち」(確か文庫になってた)。
ダビングルームでの両巨匠の激突が克明に・・・息を呑みます。
当の本人が居る前で
「そこ、もっと低音上げられないかな・・ぐ〜んってのが欲しいんだよ」
そりゃ武満は怒るよ。
「僕の名前は外して下さって結構ですから、どうとでも好きなようにいじって下さいッ」
唖然とするスタッフを横目に顔面蒼白、さっさと退室。
謝る野上に「周りに居る方も悪いんですッ!」

>>62 >もっといい曲を武満君には書いて欲しいわけ
赤ひげ〜影武者の時に佐藤勝がキレたのと同じだよね。
こめかみピクピクさせてる佐藤に、野上女史が
「ハイドンなら相手にとって不足は無いじゃない」
なんてこと云っちゃったんだろうって、しきりに反省してましたね。
6863:2007/04/18(水) 11:24:20 ID:xq8YenHG
>>67
そうそう、そういう裏話が聞きたかったのですよ!他にもありますか?
6967:2007/04/18(水) 14:12:13 ID:WjgErfcc
>>68 いや、ここから先はもう ↓ 読んで下さい。第7章です。
ttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4167679019.html
在庫僅少になってますが、大きい書店なら未だ十分あると思います。
>>67は、引用にたくさん記憶違いがありますね。陳謝。

で、いまググってたら面白い対談が。
ttp://www.bunshun.co.jp/jicho/toratora/toratora01.htm
ご存じの方は御容赦を。
70この子の名無しのお祝いに:2007/04/18(水) 19:49:52 ID:quk8u2Rc
黒澤は音楽のセンスが悪いんだよな
早坂没後のワイドになってからは赤ひげとか悪い奴とか甘ったるくて聴いてられないし
和楽器で武満に好きにやらせたら近松の如く絵と音が勝負してさらに面白くなっただろうに
まあ乱はすごく好きな映画だけど
71この子の名無しのお祝いに:2007/04/19(木) 05:33:15 ID:fqNcAj48


大殿秀虎は面見る限り80歳は余裕で超えていると推測されるが軽快なダッシュはまるで10代の少年のようだw
72この子の名無しのお祝いに:2007/04/19(木) 05:54:12 ID:UCc/tj2z
修羅場をくぐってきているからね。
73この子の名無しのお祝いに:2007/04/19(木) 09:30:25 ID:fqNcAj48
ところで質問

三の城で秀虎を襲撃したのは何処の軍勢なんだい?
74この子の名無しのお祝いに:2007/04/19(木) 13:39:05 ID:4uvlsEnX
自分の歳最初に言ってンだけどな 大殿
75この子の名無しのお祝いに:2007/04/19(木) 23:51:07 ID:krcdEsrB
76この子の名無しのお祝いに:2007/04/20(金) 08:21:18 ID:V9Z8jEZF

乱はフランスとの共作のようだが、どこにフランスが関わってるのだい?
77この子の名無しのお祝いに:2007/04/20(金) 10:28:23 ID:hsH5nNhb
>76
お金(制作費)じゃなかったかなぁ?
で、出資の割合による売上げ配当をもらうと。
78この子の名無しのお祝いに:2007/04/20(金) 10:48:12 ID:rRyOebtx
79この子の名無しのお祝いに:2007/04/20(金) 21:29:16 ID:V9Z8jEZF
馬からボトボト人が落っこちて後続の馬に蹴られ踏まれてるけれども

あれで、死人やけが人は出てないの?
80この子の名無しのお祝いに:2007/04/20(金) 22:48:32 ID:roEHXYGP
「乱」音楽録音時のエピソードもおもしろいけどな。

http://members3.jcom.home.ne.jp/sakkyoclub/photograph/kaiho/kaiho006/kaiho006.html

札響を完全に馬鹿にしてた黒澤天皇。

ここには書いてないが、岩城も天皇とケンカ。
演奏やリ直しの指示に
「どこが悪いんですか?」

武満とタッグを組んで
「黒澤さんは音痴なんだから
黙っていてください」とかw

天皇は
「あんな事をいってくれるのはあの人達だけだよ」
と一応、しおらしい事を言ってたらしいけど。
81この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 08:50:02 ID:QnN4ZSsV
影武者が調子コイて馬をすっ飛ばして落馬するシーンあるじゃん?
あれ、どう見ても馬は駆け抜けてるのに人は素直落下…。

リアリティを追求する黒澤さんらしくないと思うんだけど、ファンの人たち的にはどうなん?
82この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 09:13:00 ID:UrSLEXb6
>>80
面白かった!
結局は黒沢監督が音楽に満足して頭を下げたということで終わっているね。
83この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 11:43:54 ID:/ag6ciKV
>>81
影武者の正体がバレるシーン(黒雲に振り落とされるシーン)でも似たようなことやってる。
元のシナリオでは、影武者を乗っけたまま制御不能になった黒雲が武田屋敷を暴走した挙句、
しがみついている影武者を振り落とすという設定だったが、本編ではそのアクションは全部省略して、
シリモチついてる仲代だけ映すことで、あたかも落馬直後のように見せてる。
長篠合戦で落馬シーンを省略したことといい、こういう処理はある意味『影武者』という映画を象徴してる
と思う。
確か仲代は(どのシーンだったか忘れたが)落馬して骨折事故を起こしているので、そのケアもあっての
ああいう撮り方という面があるんだと思うが、黒澤は内心、不満だったろうな。
客からも「手抜き」と言われてしまい評判はとても悪かった。
で、『乱』では、入れりゃいいんだろこれでもか!とヤケクソのように落馬ショットを入れまくってるのが笑えた。
同じショットの裏焼きまで使って落馬シーンを増やしたんだと御大自ら、なんかのインタビューで語っていたな。
84この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 12:37:51 ID:KI7FULIW
>『乱』では、入れりゃいいんだろこれでもか!とヤケクソのように落馬ショットを入れまくってるのが笑えた。
  
あれすんごいリアル、というか人間が馬にバンバン撥ねられまくってるが死人とか出てないのかい?
85この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 13:43:23 ID:/ag6ciKV
今ちょっと『乱』のラストの合戦シーンを見直してみたんだけど、
「人間が馬にバンバン撥ねられまくってる」ってのはないと思うよ。
一見、落馬した人間が馬の足に引っ掛けられてるように見えるが、
あれは望遠レンズで奥行きが圧縮されてるからそう見えるんで、
実際は馬の足と人間との間にかなり距離があると思う。
落馬の勢いで転がる人間と、その少し手前で走る馬の足をうまく重ねて撮って、
細かくカットを割ってシンクロさせることで、撥ねられてるような見せ掛けを作り出してるんだと思うな。
あと、「影武者が調子コイて馬をすっ飛ばして落馬するシーン」で使ったのと同じテクを使ってるショットもあるね。
馬が駆け抜けるタイミングに合わせて、予め作っておいた台の上から人が落ちるってやつ。
三の城の明け渡しシーンでは加藤武が馬から落っこちて骨折ったらしいけど。
86この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 15:22:35 ID:pXNzLMFN

>>80

>「乱」の総制作費は約80億円程とか聞いています。

そんな数字初耳だなあw
87この子の名無しのお祝いに:2007/04/22(日) 03:04:10 ID:L4sLknoT
虎虎虎が作られていたら凄い作品になったんじゃないだろうか・・・
準備段階だけで赤ひげの制作費を軽く超えていたらしいが
あれは黒澤さんに撮ってもらいたかった・・・
88この子の名無しのお祝いに:2007/04/23(月) 07:23:43 ID:9ureVSCT


植木等が出てるのキャスティング見るまで気付かなかった。藤巻さんぜんぜん植木さんに見えないよねw
89この子の名無しのお祝いに:2007/04/23(月) 12:57:51 ID:pr3vB6sY
三の城落城シーンで一箇所、確かに槍を持った兵隊が赤騎馬武者に押されて倒れ伏す。
その後、後続の馬に左足を蹴られて、位置を変えようと左足を上げるシーンがあるね。

例の逆光の斜面を奥で槍兵が突撃するとき、こける奴とか
三郎の50騎川越シーンで落馬水没する武者とかあるし、
100%完璧な画面は、さすがつくれないさ。

でもあれを制作費24億円で作れたのは奇蹟。確かに外国なら80億円かかるだろう
90この子の名無しのお祝いに:2007/04/23(月) 13:00:29 ID:pr3vB6sY
>87
トラトラトラ製作中止で精神病院入院とかいう奴、
たしか製作中止の場合、黒澤がそこまでの経費を実費で払うという契約らしいのだが
「精神病発病等の予想外の事態が起きた場合はその限りで無い」と
アメリカかどっかの保険会社が負担したはず。

ということは、だ・・・・
91この子の名無しのお祝いに:2007/04/24(火) 07:33:04 ID:hOyR4Sbc
乱、

確かにリアルだが、ストーリー自体はつまらんよね。
「映画は解りやすくて楽しくなければならない」というシナリオ重視の黒澤は何処へ行ったのだろう。
黒澤が偉大だったのは赤ひげくらいまでなのか・・?
92この子の名無しのお祝いに:2007/04/24(火) 10:46:27 ID:kdAkgWS3
「暴走機関車」、「トラトラトラ!」の体験がそういう黒澤さんの心を
ズタズタにしてしまったのですよ。
93この子の名無しのお祝いに:2007/04/24(火) 16:31:20 ID:uB0c2hQt
>ストーリー自体はつまらんよね。

蜘蛛巣城やどん底の
ストーリーもつまらんよw
94この子の名無しのお祝いに:2007/04/24(火) 18:32:46 ID:4IB+ZoIp
あれさ、女の靴や下着や水着にリピドーが固着するフェティシズムと同じで
どんな詰まらん映画でも熱狂的ファンは固着するものですよ。
これはどうしようもない。

おれは乱は、狂阿彌と秀虎の「奇妙な会話」を除き、ほぼ全カット好きになってしまったよ。
ここまで来るには長かった・・・。
95この子の名無しのお祝いに:2007/04/24(火) 20:07:28 ID:c601Le31
ピーターいいと思うんだけどな
あのおかま臭キャラと落ちぶれた仲代コンビが実に印象的
アメリカのアマゾンでも五つ星が多いな>乱

海外版のDVDではシドニー・ルメットが乱をベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲や
第7交響曲に例えたインタビューが入ってるらしい
96この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 11:01:06 ID:aYEXbFez
あー持ってる持ってる。
シドニールメットとフランス人のこさえた「AK」と
黒澤明ドキュメンタリと、仲代インタビューが入っていて5000円もしなかったな。
amzonはほぼ絶賛の嵐だな
97この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 11:06:58 ID:TCWOqE+l
乱は、馬が走る効果音だけすき。パカパカ聞いてるだけで眠くなる。あの効果音サントラに入ってないかな・
98この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 11:28:45 ID:TCWOqE+l
乱は、三郎軍団の義太夫みたいな役者の説教臭い三流芝居がウザイ 狂った仲代とピーターの笑えるコント意外は特に見所が無い
99この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 11:54:50 ID:Xq0hnPYU
「直言こそ我ら側近の務め。大太刀を振るわれたからこそとて一歩も退きませぬ」
「泣くな、狂阿彌。神は泣いておるのだ」
・・・例の大殿直参30騎や、三郎軍団の「殿の馬前に死すのが我等の願い」は
鉄(くろがね)殿の緩急自在に比べると、理想像すぎてうざいというのも判るな。

ただ能と狂言の混交はいいと思うけどな。
「何と!末の方は狐の化身であったか・・・・」
「狐は女に化けて悪事を働くと聞く。殿もまずご用心ご用心。ごめん」
この太郎冠者と主人風のコントと、シェイクスピアの壮大な悲劇の組み合わせが
すげええと外人にも大うけなんだろ
100この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 11:58:33 ID:Xq0hnPYU
メイキング見るけど、撮影初日の「巻狩り」で植木等の
「あの大猪、わしの馬前に飛び出しおった。射止めるどころか馬は跳ねるし落馬仕った」
あたり、黒澤監督が満面笑顔で嬉しそうに役者の台詞、口でなぞりながら撮影してるんだよね。

自分の想像した世界が現実のものになる嬉しさもさることながら
狂言を楽しむ素養ってものがさ。別な世代の教養でつくられた貴重な映画だと思うけどな
101この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 12:18:05 ID:TCWOqE+l
>>99-100
なるほど。もう一度くらい観てみるかな。
ところで影武者はどう?
102この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 12:29:09 ID:Xq0hnPYU
影武者は・・・ところどころ好きなカットあるけど高天神布陣のシーンは凄いのに
攻防戦がなぜああいう「演出」になるのか、
死屍累々の馬のシーンは凄いのに、なぜ射撃と落馬を入れなかったのかというと、
専ら「予算不足でないか」と、凡人感想になっちゃうのが、好きな人には申し訳ない。

いや好きなカットは一杯あるのよ。
「これから石山本願寺攻めか。忙しいものよのう」と信長が家康にこぼすシーン。
遠景で信長軍団の騎馬武者が山道を疾走し、カメラを引くと信長が入る神カット。
予算不足の中で、よくあれだけ壮大な絵が撮れたと感心する。
103この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 12:34:09 ID:Xq0hnPYU
影武者、そして乱の映像設計について知りたいなら
トニー・リチャードソン「遥かなる戦場」というクリミア戦争映画を是非見ていただきたい。
黒澤も確かマイベスト映画にあげているはずだけど、
俯瞰や超望遠で箱庭のように戦場を撮るというのは、この映画からの圧倒的影響があるから。

鉄砲陣地に正面突撃する騎兵隊という負のロマンティシズムは、このあたりからだな。
104この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 13:05:15 ID:TCWOqE+l
>>102-103
サンクス。なんとも鑑賞意欲をそそる文章だ。
105この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 17:12:51 ID:DdhAPrru
「影武者」はキャスティングの見事さに尽きるな。

撮影前に「勝新 降板」の記事を見た時はどうなるかと思ったが
仲代 信玄、いいよな。
隆 信長も良い。俺の中の織田信長 像が隆で定着しちゃったもん。

池上遼一の「信長」という漫画では、山県昌景はまるっきり大滝 昌景だし、
臨終寸前の信玄も仲代の顔だ。油井 家康も然り。

この映画「影武者」の、各方面に与えた影響は計り知れない…。
106この子の名無しのお祝いに:2007/04/25(水) 21:56:25 ID:ztZqYCO1
室田の馬場美濃守も、私的脳内イメージぴったしだった。
107この子の名無しのお祝いに:2007/04/26(木) 12:44:55 ID:GKdcAqaZ
池上遼一のアレはまんま影武者の模写だなw。

隆大介ってオレきっと暴走族のリーダーか何かを黒澤が拾ってきたのかと思った。
いや悪い意味じゃなく、田舎なんかじゃ美少女も有能な青年も他に活躍するところないから
ゴロ巻いたりバイクツーリングしたりするしかないじゃん。
信長だっていうなれば、さw

ぱっと見た瞬間、あ、こいつは本当に野武士乱波悪党の類も統率し、
なおかつ公家とかの前に出しても物怖じしない気品と顔立ちがあるな思った。
いい役者さんだよ
108この子の名無しのお祝いに:2007/04/26(木) 16:45:59 ID:9zvCEsiS
隆大介って浅野忠信と並んで15cm近くデカかったなあ
最初から在日カムアウトしてたっけ?
血と骨 は隆のイメージだよなあ
109この子の名無しのお祝いに:2007/04/28(土) 12:07:20 ID:dKZKxgKQ
春樹の天と地と見たけど・・・なにこれ?
合戦シーンが映画じゃないよ。まるで撮影の予行演習だよ。
馬と人、あれだけそろえるのにタダじゃないんだろ?
カネをよくぞドブにすてたなって、ひどい出来だった
110この子の名無しのお祝いに:2007/04/28(土) 12:21:49 ID:3GFNmPmv
>>109
だからなんだよ?
このスレに関係ねーだろ
111この子の名無しのお祝いに:2007/04/28(土) 12:33:02 ID:nQIyHbKw
用心棒や椿三十郎はもう大好き。何度も観てる。乱と影武者はいまいち好きじゃないな。なんでだろ? ユーモアがないからかな。それに、ワンカメロングシーンは観ていて肩が凝るしね。
112この子の名無しのお祝いに:2007/04/28(土) 12:41:12 ID:dKZKxgKQ
>110
角川春樹が「乱」を見て「無駄無駄。おれなら半分削る」って放言。
で、10年後だかに満をじしてこさえた映画だが?
113この子の名無しのお祝いに:2007/04/28(土) 13:09:32 ID:+D8K/4nj

乱はとにかくオープニングが超カッコイイ。がそれだけ・
114この子の名無しのお祝いに:2007/04/28(土) 16:40:26 ID:YyuIKvDU
影武者の音楽いいなあ
「エイエイオー」の場面と「先鋒の旗印は本の字」の場面は鳥肌
115この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 01:03:07 ID:+/DAgFdA
影武者・・・俺的にはやはり最後が良い
116この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 01:08:04 ID:IF3c2jkP
仲代決死の川流れ
117この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 09:15:53 ID:TSAHUQ2Q

ぶっちゃけ影武者と乱はどちらがおもろいの?
おれは片方しか観た事ないけど・まぁまぁだった。
118この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 12:07:05 ID:CzWDO2yu
人間てのはリピドー固着があって、たとえば好きになったら女の靴だけでも興奮してしまう。
個人の嗜好は千差万別だから、一概には言えないが・・・。

やはり完成度からいっても乱じゃないの?
影武者は予算と史実がどうしても釣り合わない。武田騎馬軍団は100数十頭ではなく数百頭あるべき。
何箇所も壮麗な合戦画面に気を持たせながら、監督自身も涙を飲んで
影武者の献身と嫉妬する息子の正体晴らしのカケヒキにカメラを戻している。

いや、そのカケヒキこそ本筋だと擁護派はいうし、監督もそれらしい弁護は言うが
撮りたいもの撮った乱の後では、監督も「やはりこっちだった」と満足していると思う
119この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 13:17:15 ID:LytLP8Xn
「乱」の最初のシナリオって、完成版よりもっと絶望的だったんだってねえ。
三郎軍は次郎軍に敗北し、狂阿彌も殺されてしまう。
「影武者」のラストの、馬と人が折り重なった死屍累々のイメージは、
もともとは「乱」のものだったそうだ。
120この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 13:28:28 ID:CzWDO2yu
7人の侍で琵琶法師に平家物語語らせている頃から、
平家物語の滅亡の美学、死体をうんとこさだしてやりたいという願望があったみたい。
ただ源平の頃の華麗な大鎧は予算の関係から揃えがたく、
簡素な戦国鎧の世界に映像化の興味が向かって影武者、乱となったとか聞いたよ。

もし未見ならネタばれ申し訳ないが、影武者のラストの死屍累々だけは、乱を越えている。
乱はいろんなドラマを消化しなければならないから、その死屍累々で終わらせるわけにはいかないんだ。
それが八幡が原合戦の次郎軍の敗北の中途半端な出来につながるらしい。
121この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 14:46:02 ID:+/DAgFdA
正直、勝頼が采配を振って馬が走り出すまでは、エイエイオーのシーン以外は
「あれ?黒澤さんの映画のわりには・・・」だったんだが・・・
122この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 17:16:14 ID:Me6Ti0vE
植木等がいつ「お呼びでない」を出すかを楽しみにして「乱」を見たのだったが・・・
123この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 17:37:36 ID:LytLP8Xn
あ〜、でも八幡が原合戦で植木等が
「呼ばれてもないのに出てきちまって婿殿に怒られんかな」
みたいなことを言うけど、あれ「お呼びでない」を意識してるんだ
って話を聞いたことあるよ。なるほどとオモタw
124この子の名無しのお祝いに:2007/05/07(月) 18:16:25 ID:k8sERYOn
アマゾンで乱を見るとアメリカのほうが日本よりはるかに熱いね
レビュー数185件とか(日本は19件)、99人中94人がこの意見を参考にしたとか
125この子の名無しのお祝いに:2007/05/07(月) 19:47:05 ID:ZW1SbU4G
>>123
IMDBの読者に判るようトリビアに投稿してやってくれ。

「鉄修理」って名前も何かありそうな響きだな。
126この子の名無しのお祝いに:2007/05/07(月) 20:14:26 ID:YOmMR9oK
アメリカamazonは絶賛の嵐だな。
たまに星が少ないのはほとんど「but・・・film is 5stars!!」ってDVDの出来のみの批判。
やっぱリア王を、貧乏臭いところひとつも無く、綺麗にスペクタクルも入れて映像化したってだけで
MASTERPIACE!になるんだろうて
127この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 02:11:47 ID:cJgAfxGx
>>120
山田風太郎が国が百億位出して平家物語
撮らせれば良かったのにって言ってたな
128この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 04:25:43 ID:+UHwxoTT
ワダエミが
あえて言うけど影武者の衣装は全部最悪!救いよう無し と断言してたが。
そこまで駄目かあ?
129この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 11:04:25 ID:iugISgVy
京都の呉服屋のいわれるままに定価で衣装買わされたのが影武者。
ワダエミ主導で、プロダクション自前でゼロから中世衣装こさえたのが乱。
乱のほうが、おかげで衣装代も半額ですんだし、
監督の思うような「日本で男性がもっとも華やかな」桃山ルネサンス時代の色が出せた。

影武者は素人目にも化学繊維の色がね
130この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 15:46:05 ID:sE5wFL+K
淀川さん的に80年以降の黒澤映画は

まあだだよ>夢>乱>影武者>八月の狂詩曲

かな
131この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 16:20:57 ID:zFHTDW4n
>京都の呉服屋のいわれるままに

材質のショボさを少しでも誤魔化すために
ロウを塗りつけるのを大滝秀治も手伝ったとか。

黒澤がボロカスにけなしてた
その呉服屋のキャンペーンガールを
孫がやることになるとはね。
132この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 16:40:27 ID:JHTVfgQ/
ラストだけだったら影武者以上の映画はおそらく無い
133この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 16:56:33 ID:sE5wFL+K
ジョン・ヒューストンがゲスト出演する米国のテレビ番組に遅れてあらわれて
「今すごい映画を観てきた」って延々と影武者を絶賛してたらしいね
134この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 22:40:22 ID:yzCunWme
「乱」は一回目見た時とうとう加藤武がどこにいるかわからんかったなあ。
甲冑で顔が見えにくいのはいいとして声が代役とは知らんかった。
135この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 00:09:15 ID:cQz4ZiPx
あの声は誰? 洋画劇場の吹き替えで良く聴く声だな。
アテレコの時に加藤武が病気入院したとかで吹き替えになったのかね。
136この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 04:06:27 ID:qX2TiksS
大滝秀治の顔が赤すぎる
137この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 05:43:35 ID:X95ar1tk
月曜日の夕方NHKラジオ聞いてたら阿藤海がゲストで出てて
阿藤が影武者のオーディション受けて黒澤と面談した際の会話を
こっそりテープに録音(←それ盗聴)した音源を放送してたんだけど
こんなもん放送していいんか?黒澤目の前にしてズバズバ物言う若き阿藤にワロタ。
阿藤にオーデション受けるように薦めたのは勝新だったりするし。
(盗聴は勝新の指令かw)まぁ色々裏話聞けてオモロかったよ。
138この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 18:25:25 ID:OpipkWRJ
加藤武が落馬で骨折だかでドス効いた声出なくなったから と聞いたよ。
星一徹の声っぽいね。

七侍利吉の土屋が逝ってたが
乗馬得意です! ってアピールする役者は駄目。
絶対素人。馬知り尽くしてる人は怖さ知ってるから 
得意だ なんて言わない。
ましてや馬上で芝居なんて・・・って事らしい。
139この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 20:06:25 ID:inSqH4qS
ああ、あの三郎軍の侍大将は声がアテレコだったのか…。
俺はてっきり、星一徹の中の人が声優/俳優兼業なのかと思ってた…。
140この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 20:26:34 ID:iFBltaKo
加藤武が落馬したのは、三の城引渡しの場面。

仲代も影武者で落馬骨折してる。
そのせいか、エイエイオーのシーンは代役がやってるよ。
141この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 21:01:32 ID:uH9wBGcF
マイ・ベスト・オブ・乱:
「国境に藤巻の軍勢」との知らせに対して冴えない次男坊を演じていた
根津が手元の刀を取る動き(119分あたり)。かっこいいです。
142この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 21:05:02 ID:AncXngbR
さっき「乱」を見始めたのだがツラくて止めた。

最初に秀虎が、太郎夫妻に引導を渡される夜の大広間のシーンの、照明のいい加減さにげんなりさせられた上、
次ぎの次郎と家臣団の謀議のシーンへの導入となる、マンガみたいな二の城のショット。
続く謀議シーンの余りにも芸の無い切り返し....

60年代のB級時代劇だってもっと頭使ってるよ。

143この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 21:12:52 ID:xG+iK9D9
>>142殿の乱暴な物言い、この藤巻、綾部殿と一部始終見ていた」
「乱を見捨て、スルーされかねぬ罵倒に綾部殿はレスをやれぬと国へ帰られた」
「拙者も一旦はスルーして邦画板を眺める道中、つらつら考えるに、
 >142殿の言語振舞まことに立派。いや面白い。こんな殿御を逃してなるものか」
「レスを返そうと書き込んだ」

んでもって、んじゃ『影武者』はどうよ?
144この子の名無しのお祝いに:2007/05/09(水) 23:16:27 ID:BWa9yMO+
あれこれ言う以前に、尺が長過ぎるのでは?
マキノや三隅だったら長くても90分で収められるし、またそうすべき内容。

実際、数十分削った米公開版の方が良い出来だったと思う。
145この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 01:18:26 ID:fFKI07NC
>実際、数十分削った米公開版の方が良い出来だったと思う。

黒澤自身がそういってますが。
もちろん「影武者」の話。
146この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 05:58:06 ID:gPjm0Nbo
一の城、二の城、三の城に太郎、次郎、三郎って・・
もう名前考えるのが面倒だったのかな
147この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 10:07:32 ID:ZmaAmY8D
>>146
わかりやすさを重視したんだろう。
史実に基づいた物語じゃないから名前は自由に付けられる。
それぞれの軍の色が赤青黄なんて単純な色分けも実際にはありえないけど、これなら外国人にもわかりやすい。
148この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 10:36:17 ID:ORNnOmDF
あらゆる複雑なドラマやディティールをごくごく単純な外見に圧縮・昇華させるといういうことじゃね。
リアリズムじゃなくて、様式美の世界。
149この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 13:56:16 ID:CHpninRe
>>145
 クライマックスさえ盛り上がれば少々長ったらしくてもかまわんという気がしないでもない。
特に影武者は。ただ>>142さんみたいに黒澤さんの撮り方に馴染めない人の気持ちもわかる。
織田軍が鉄砲の一斉射撃やってる時に武田軍側をいっさい映さないというやり方とか。最後まで
見たら「うわ・・・」なんだけどね。
150この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 15:14:29 ID:00IKs0jj
>マキノや三隅だったら長くても90分で収められるし

マキノや三隅に撮れますか?

高天神城に布陣した影武者の背後から
夕日が差してくるシーンの神々しい美しさ。
151この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 16:24:22 ID:ZbG/tNaE
太郎孝虎
次郎正虎
三郎直虎

虎・虎・虎 
152この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 19:01:58 ID:3gidLnvy
傑作「天国と地獄」を褒める時、
「靴屋の社長宅の動かぬ静の画面から一転、特急を借り切った動の画面のダイナミズム」とかいうけど
靴屋の社長宅の動かぬ静の画面って、面白いか?
黒澤って霧雨太陽のアクションとか凄いけど、時々、乱暴な「静の画面」って奴
平気でだすよね
153この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 19:13:00 ID:FTNcwgGf
>>149
オリヴェイラの「ノン、あるいは支配の虚しい栄光」に長篠の戦いとほぼ同時代の
ポルトガル史では有名な野戦のシーンがある。

切り返しの点は勿論だが、これに比較すれば黒澤監督の撮影は余りに芸が無い。望遠ヴァカか?と。

例えば信長の閲兵シーン。あれじゃ織田軍の横列銃隊が効果的に写らん。

あそこはポルトガル王が自陣を騎馬で閲兵したシーンのように
陣内にレールを敷き、カメラを将の動きにあわせて水平移動し、兵隊越しにとらなきゃ。
あれがあればこそセリフ抜きで国運をかけた戦と観客にもわかる。





154この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 19:22:41 ID:3gidLnvy
どうしました。

わたしゃてっきりカイエ・ド・シネマだか何かの話でも始めるのかと思いましたが
「外国の映画ではBという撮り方をしている」
(なぜ黒澤はBという撮り方をたまたま選択しなかったか?)という疑問をすっ飛ばして
「Bという撮り方をしない黒澤は駄目だ」
では、あまりにも・・・。

影武者なぞではなく、ではこういう人は「乱」の三の城落城シーンをどう評価するのか?
聞いてみたいものだ。
155この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 20:53:58 ID:OwPCEZ4o
天国と地獄の音楽無しの前半1時間は素晴らしいな
密室での葛藤劇の最中、窓を開けたらふいに聴こえる汽笛とか
列車での撮影と編集、三船仲代の緊迫した演技も見事
156この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 21:05:13 ID:Udn9Hh2+
あれはほんと素晴らしいな
黒澤映画のダイナミズムここに極まれりって感じ
初めて見た時、うわ日本にもこんな映画があるんだって圧倒されたよ
スレ違いなんだが言いたくなるわな
157この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 23:44:51 ID:K8bl7DL/
>靴屋の社長宅の動かぬ静の画面って

あれが動かぬ静の画面に見えるなら
目医者行ってこい。
158この子の名無しのお祝いに:2007/05/10(木) 23:45:26 ID:K8bl7DL/
>靴屋の社長宅の動かぬ静の画面って

あれが動かぬ静の画面に見えるなら
目医者行ってこい。
159この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 01:30:47 ID:1lqlZKLS
ま、その辺より153が三の城落城をどう見ているのか気になるな。

描かれなかったものを語るより、現に描かれたものをどう語るのか。
オリヴェイラの「ノン、あるいは支配の虚しい栄光」との比較でもしてくれたら
面白いと思う
160この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 11:52:00 ID:cg3WuA4+
>>159
「乱」の落城シーンの惨澹たる出来栄えは、「蜘蛛巣城」の合戦シーンと比較しても明らか。
オリヴェイラを持ち出す迄も無い。

長めのレンズを多用している上にカメラの位置に工夫も無いから、全く画面に奥行きが無い。
そのためいくら多人数を動かしても、その多様であるはずの運動がのっぺりした画面のせいで殺されてしまっている。

最も間抜けなシーンは、斜面に配置された鉄砲隊を画面奥に配置し、
手前の撃ち殺される物見櫓の兵を撮ったものだ。
あれ程非映画的なシーンは滅多には見られない。

これに比べれば「蜘蛛巣城」の合戦シーンはさすがに黄金期の日本映画だけの事はある。
武時の主殺しの場面から、戦場に移行する最初のシーン。
比較的低く置かれたカメラが斜から主君の紋入りの陣幕をとらえている。
それが奥に奔りさってゆく馬に引きずられ、さっと画面奥に消えてゆくと、
その向こうに逃げさってゆく兵が見える。
直後画面手前に鷲津軍の足軽の足下が、駆け足で右から左へ画面いっぱいに横切る。

たった2、3秒のシーンだが、巧妙な演出とそれを生かすカメラが相俟って
たちまち観客を戦場の喧噪に巻き込むのだ。

それからの演出も適確で、志村喬と若殿の場上でのジリジリしたやりとりと
周囲の慌てふためく兵の動きを同時に見事にカメラに収め、安定した職人の芸を見せつける。
「乱」での八幡原の黒金と次郎のダラ〜としたやりとりとは比較にならない。


161この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 12:09:45 ID:CjYDKZa9
>「乱」の落城シーンの惨澹たる出来栄えは、「蜘蛛巣城」の合戦シーンと比較しても明らか。
オリヴェイラを持ち出す迄も無い。

ありがとう。全文読むまでも無い。自分自身の中に共通するコードがあれば好き
無ければ嫌いに過ぎないという事が、まるで判らぬ評者の文章は含蓄があって
興味深い
162この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 12:12:51 ID:e/BGPhk6
「乱」の落城シーンで最も致命的なのは室内の照明だ。

屋外のシーンは曇天で暗めなのに、やたら天守閣内が明るい。
まるで天守に大きな天窓があり、階も吹き抜けであるかのようだ。
各階に満遍なく光りが届いている。
唯一マトモなのは、銃撃戦が展開された最下層だけ。

意図がわからん。あの凄絶なシーンで秀虎の衣装の金刺繍が光ってるのもヘンだろ。

163この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 12:18:30 ID:e/BGPhk6
>>161
勘違いしないでくれ。

私の言っているのは「好き・嫌い」の問題では無く、「上手・下手」の事。
別に人の好みをあげつらう悪い趣味は無い。

「クロサワ」が撮ってもそれが最善の仕事では無い場合もある、という事さ。
164この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 12:23:52 ID:0jf2B+Zh
よく分からないんだが>>160>>162-163
IDが違うんだが
165この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 13:30:55 ID:SLBbNtM7
>>164
携帯とパソコンじゃないのか?
166この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 15:51:16 ID:gmvTIPNz
昨日の夜の時点で自演臭漂ってた
スルーしたのが正解だったようで
167この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 16:36:46 ID:W+E0zBpa
>>155=>>156=>>166

自演スルーとは、また手の込んだ...
いちいち回線切手ID替えても文体でバレバレなのだが
168この子の名無しのお祝いに:2007/05/12(土) 10:18:21 ID:uxuF/g1/
残念でした!
155と156は別人だよ(俺156)
自演とか言い出す奴いるかもなと思ってたよ!
166は知らん。
169この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 00:24:33 ID:4xJS/hNq
「乱」と「天と地と」の見分け方

1、素晴らしい三の城攻防シーンがあるのが「乱」
  下らない三流戦闘シーンがあるのが「天と地と」
2、カンヌ国際映画祭80年代ベスト1なのが「乱」
  カナダ国内で田舎臭い8流戦国映画撮ったのが「天と地と」
3、チャン・イーモウに影響を与えたのが「乱」
  もういーよと英国に言われたのが「天と地と」
4、黒澤をスピルバーグが絶賛したのが「乱」
  角川がスニッフしながら発散したのが「天と地と」
5、楓の方の首を仕留めたのが「乱」
  角川の首を絞めたのが「天と地と」
6、神映画なのが「乱」
  カス映画なのが「天と地と」
7、黒澤明の集大成なのが「乱」
  角川春樹の醜態性なのが「天と地と」
170この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 13:35:24 ID:k771UeUo
目糞鼻糞
171この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 13:50:09 ID:DPUlUKvl
>169
気に入ったぜ、あんた!親父、この旦那にいっぱい差し上げてくれ!!

連休中、北関東の史跡巡りしていたんだが、東国の風景に独特なものがあるように
日本の風景にあって戦国武士衣装がはじめて栄えるのであって、
カナダのバタ臭い針葉樹林を背に撮られた「天と地と」は、
金と人間揃えただけに余計に舌打ちしたくなるんだよな
172この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 14:01:23 ID:DPUlUKvl
上のハスミシゲヒコ風の「乱」批判いうか批評も、
多分、1行たりとも間違っていないと思うし、
俺はアバタも何とやらで絶対視するつもりもないが、
アメリカamazonの200件近い絶賛を見れば判るとおり、熱狂したくなる何か、
絶賛したくなる何かがある(そういう言い回しはハスミもするよね?)

いわゆる50年代B級アクションの職人芸的カメラワークから、70年代以降
作家性や芸術性を求められ、何かが変質したのは判る。
コッポラやチミノやオリバー・ストーンが職人芸的話法や撮影技術無視してでも
時には舞台劇のような愚劣な静止画面を使ってでも
表現したいパッションを映像化し、それが観客を熱狂させる。

俺が乱をすきなのは、そういう情熱があるからなんだがね。
ま、他人には求めまい
173この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 15:25:13 ID:Obt8mWj5
御承知の通りとは思うが、「蜘蛛巣城」は予算的にも超A級映画。
「乱」の「三の城」のモデルは「蜘蛛巣城」で、ひとまわり小さく造ってある。

それは兎も角、「乱」のこのセットでは本丸らしき空間にポツンと天守風の櫓がある事が一際目立つ。
この炎上シーンが前半最大の見せ場なのだが、あの配置は考証上あり得ない上、不自然なものだ。

もし黒澤監督が50年代にこのセットを美術に提案したら、余りの突飛さに美術監督は
拒否した上、監督の意図を生かす別の提案をしたに違いない。

ところが「乱」では、(黒澤監督筆の絵コンテ集を見る限り)美術スタッフが、
絵コンテを再現するのに汲々としていたようだ。

問題は撮影・照明と同様、黒澤監督を技術的・知識的に助ける職人スタッフの質が格段に
低下していたと言う事だと思う。
「変質」した何かとは黒澤監督の資質では無いし、
ましてや「話法」や「撮影技術」の無視ではとうていあり得ない。

黒澤監督は好きな監督の一人。「乱」も何回も視ていて、「好き」なのだが
その辺がいつも気になるし、残念で仕様が無い。

174この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 16:03:03 ID:ALnWQM+8
>あの配置は考証上あり得ない上、不自然なものだ
それを言ったら「影武者」なんかもっと悲惨だぞ。
娯楽アクション時代劇に時代考証なんか求めるのは筋違いだし、
もちろん黒澤はそんなものを追求しちゃいない。
175この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 16:30:43 ID:Wx2N61yi
>>169
あんま面白くないよ
176この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 16:36:54 ID:tZyGxCNN
>>174
「影武者」は考証無視があまりにも凄いので、スルー。
何としてでも日本を立派に見せたかったんじゃないか?、
それだけが本当の目的なのでは?と勘繰っちゃう。

徳川・武田国境地帯の城砦群の立派さ加減に、あまりにもデタラメな長篠合戦。
これで外人(特にアメ公)が騙されているのかと思うと、爽快ですらある。

「乱」の場合は、蜘蛛巣城を下敷きにしただけあって、全体的には戦国期の城砦の
味わいを出す事にかなりの程度成功していた。古色を付けた板塀や、板葺きの屋根など
は蜘蛛巣城よりある意味リアルだっただけに、かえってあの天守さえもう少しマトモ
だったら...の感が否めない。
177この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 16:54:02 ID:eheJzsTu
>>160
運動が奥行きのない画面のせいで殺されてしまっている?
まさしくその「殺される運動」こそが『乱』のテーマじゃないの?
>>162
意図がわからん?
別にこれは「天守閣の採光は実際にはどういうものか」ってドキュメンタリーじゃないよね?
天守閣の中で秀虎が何を見、どんな行動をとったかということがあの場面の眼目。
黒澤はそれを克明に描き、克明に観客に見せようとした。
それだけじゃないの?
178この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 17:09:36 ID:qK5MJQ1R
>>177
もし「殺される運動」こそが、テーマだとすれば
前提として「運動」は、それとして提示される必要がある。

はじめから画面上「運動」として撮られず映されず、
死産された「運動らしきもの」を殺しても何の意味もないのでは?


照明については、逆に大映的な陰影の富んだ照明でも、却って秀虎の行動は克明に描ける。
統べてがハッキリ「見える」事は明るい部屋で見ざるを得ない
テレビ・ドラマでは必要だろうが、暗い映画館ではその必要も無い。

かえってのっぺりとした画面が、緊張感を削ぎ、悪く言えばマンガすれすれ
なものにしていると思う。
何より、戸外の明るさとのバランスが非常に悪い点が、それを増幅させている。


179この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 18:44:28 ID:OAF7ge9I
>>173
「乱」の美術は昔からの村木与四郎じゃなかったか?
180この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 18:49:43 ID:570o8hys
>もし黒澤監督が50年代にこのセットを美術に提案したら、余りの突飛さに美術監督は
拒否した上、監督の意図を生かす別の提案をしたに違いない。

ところが「乱」では、(黒澤監督筆の絵コンテ集を見る限り)美術スタッフが、
絵コンテを再現するのに汲々としていたようだ。

あの天守閣は残念ながら実在するモデルがあるし、それを提案したのは
美術監督の方からだよ。(DVD特典映像)

それに「乱」のデザインコンセプトとして、「故実にとらわれない」というのを
黒澤がまず、最初に提示している。
181この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 18:58:54 ID:570o8hys
>>はじめから画面上「運動」として撮られず映されず、
死産された「運動らしきもの」を殺しても何の意味もないのでは?

意味なんてどうでもいいんじゃないの?
俺は、三の城のシーンはただ単純に素晴らしいと感じた。

>>戸外の明るさとのバランスが非常に悪い点

俺は全然気にならない。
頭のいい人は映画見るのも大変ですね。
そんなに理屈っぽく考えないと鑑賞できませんか?
「乱」の画は見ていてわくわくするよ。
俺はね。
182この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 19:48:10 ID:VD9hd73Y
>>180
>実在するモデルがある
天守そのもののデザインでは無く、あの本丸らしき窪地に天守櫓がポツンとある事。
あれは縄張り上、あり得ない。

確かに美術監督は村木さんである事は知っていたが、
周りを固める実動スタッフに人がいなかったし、村木さんも
やりづらかったようだ。いくら美術監督だからといって考証から何から
全て一人でやるわけでは無い。
その点では責められないが、やはり「美術スタッフ」全体の質は明らかに低下していた。

 
183この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 21:15:47 ID:D3TxvOPd
>>180
俺は城マニアだがあの天主に実際にモデルがあるとすればどっかの城の隅櫓では?
通常大天主は構造上偶数階でも外見は奇数層に建築するから、
三の城の天主みたいに2層は異常。

184ま、好き好きなんだろうな:2007/05/13(日) 21:18:45 ID:6/+iha/e
非常に難しい人が来ているね。映画に黄金時代なり黄金時代の手法があって
それを継承しない限り「劣化だ」と断定されると、感情的には反発しながらも
そういうものかとは思う。

でもコッポラの「地獄の黙示録」の空襲のシーンを「(映画話法や絵から)凡庸だ」と
片付ける事もできるのが「評論」だからなあ。

50年代アメリカ映画の話法を拳拳服膺と撮った伊丹十三に対してハスミは横柄だったが
北野武をまえに面談では卑屈だった。評論の話法というのは、そういうものだ

185この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 21:53:51 ID:JlDTjVEA
>いくら美術監督だからといって考証から何から
全て一人でやるわけでは無い。

乱の美術監督は村木与四郎一人じゃないよ。
186この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 21:54:31 ID:WlE2iPTk
>>184
別に黄金時代の手法を継承しないとダメ、と言う事では無いです。
ただ映画の長い歴史を無視するような、自堕落な映画はどうかなぁ?と感じるだけ。

例えば、スタジオシステムが崩壊した後の73年の「子連れ狼 冥府魔道」の
福岡城内で繰り広げられるチャンバラ。
撮影監督は森田富士郎さん。「乱」の天守閣内の戦闘シーンと大体同じシチュエーションです。
カメラは正調ハリウッド風では無く、凝ったアングルと構図です。もちろん照明は完璧。
窓から差し込む光をハレーション気味にしたところなど、外景と室内が不自然に
のっぺりと同じ画面に収められた「乱」とは対照的でまさに職人芸。

チャンバラシーンでも、ここは加藤泰の、あそこはエイゼンシュテインの、と
映画的な技法が真似ではなくまさしく「森田調」に換骨奪胎され映し出されている。
映画として観客にプロが提示する以上、最低それ位はして下さいよ、と思うわけです。
そうでなかったら、別に文庫本で「リア王」読めば済むじゃないですか?

187この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 21:55:43 ID:hb/xksR/
これから時代劇の考証はVD9hd73Yに依頼しよう。
188この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 21:56:35 ID:WlE2iPTk
>>185
村木忍もやってるのは知ってるよ。
189この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 21:59:45 ID:rzD9lgfu
>>186
つまりあなたの理想と違うのでダメと。

190この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:02:57 ID:oVTPseB4
村木与四郎よりVD9hd73Yの方が
考証には詳しいわけだ
すごいな
191この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:08:23 ID:oVTPseB4
>三の城の天主みたいに2層は異常。

異常だと駄目なのですか?
192ま、好き好きなんだろうな:2007/05/13(日) 22:15:14 ID:6/+iha/e
難しい話だな。
間違ったことは書いていないと思うが

>映画として観客にプロが提示する以上、最低それ位はして下さいよ
>そうでなかったら、別に文庫本で「リア王」読めば済むじゃないですか?

これだけは・・・・・・・・・・・・・・何事だと思うんだけれど。映画のプロとは何か。
映像をカメラに撮って第三者に提示するのにプロとアマチュアがあるのか。
早い話、僕らは「乱」何か見るのをやめて文庫本でリア王を読めという話なのか?

つまりね、批評の限界として、あれが劣る、これが勝ると言い出すと
「この映画は見るに値しない」という権力性を打ち出すことになる。
こらあ、いただけない。

早い話、これを喜んでみている人間は「劣る」という評価につながるんだが
193この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:27:19 ID:DPvG3VTJ
>>192
別にそんな大それた事は言ってないですよ。

大体僕自身が「乱」を好きで、おそらくこのスレに来ている方の平均以上の回数
視てますから.....

ただ、黒澤ファンの方の多くが、彼を崇め奉る余り、
「乱」が映画として出来が良いと無条件に肯定するのに疑問を持つからです。

好悪とは別にやはり50〜60年代の黒澤作品は勿論、他の映画に比べても
劣る点が多々あるし、黒澤ファンだったらそれを残念に思うべきだと考えるのです。

状況が違えば、もっと良い映画になる可能性があったのですから。

194この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:41:35 ID:iIW0ibFR
乱を「映画の長い歴史を無視するような、自堕落な映画」と断定。

つまりこの映画を賞賛した人達はそういう知識のない可哀想な人というわけです。
195この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:42:36 ID:6/+iha/e
全盛期に比べて老化した点はあろうという点は、僕は「乱」原理主義者なのでw
感情的に認めがたいですが、まあ100%ありえる話だと思ってますよ。
取り乱してしまい恥じ入りまする。

たしかに川本三郎や村上春樹みたいに「これが好きだ」「あれが好きだ」だけじゃ
物言いが衰弱するな。
僕も影武者に対しては、結構、悪口をいってきたが、・・・いやなるほどね
196193:2007/05/13(日) 22:46:16 ID:Uj9pOxmr
>>195
真意を汲み取って戴いて、有り難いです。
197この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:57:44 ID:6/+iha/e
ええですええです。考えてみればこのスレで>>4書いているの私でしたw
礼節なんぞ気にせずがつんとおやんなさい。
198この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:59:32 ID:+pkMj5a7
>ただ、黒澤ファンの方の多くが、彼を崇め奉る余り
「乱」が映画として出来が良いと無条件に肯定するのに疑問を持つからです。

何か独断的な人だな。
彼を崇め奉る故に無条件に肯定していると何故決め付けるのか?

乱は50〜60年代の黒澤作品は勿論、他の映画に比べても
優れている点が多々あると思いますが。

あなたが指摘している点が本当に欠点なのか
人によって判断が異なることがあるという事を認められませんか?

ちなみに「乱」は全米批評家協会の最優秀撮影賞(作品賞も)を受賞してます。
ハリウッドではご存知のようにカメラマンが照明も含めて仕事をします。

全米批評家協会の会員の目は節穴なのですか?
199この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 23:21:13 ID:+BG+icWZ
?何だ、くさいぞ
蓮實重彦のはらわたが腐ったみたいな
臭いだ。
200この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 23:34:00 ID:0rQT5CqQ
>>198
「全米批評家協会」は兎も角、アメリカの批評家は余り当てになりませんよ。

例えば、文化全体に渡る批評で権威のある典型的アメリカ知識人の代表、F・ジェイムソン。
彼は著書「理論の政治学」で、文化全体にわたるモダンとポストモダンの問題に触れている部分で
こう書いています。

「『偉大な作家たち』(ヒッチコック、ベルイマン、フェリーニ、黒澤)の古典的な映画史上の
モダニズムとゴダールの「断絶」は....」

このくだりは、少しでも彼らの映画やその周辺の作品を視ていれば絶対に書けない文章です。
ヒッチやベルイマン等を古典的映画と規定するのは、ハリウッド映画を持つ米国人にあるまじき言動ですし、
ハリウッド映画や溝口で育ったゴダールを映画のポスト・モダンと規定するのも笑止です。

皆が皆こうではありませんが、権威と言われる方がこのような明らかな誤謬を
論文で発表できる土壌自体が、僕は問題だと思いますよ。

大学では重箱の隅を突くような研究が多い反面、大文字の「批評」では、このような無恥
がまかり通る。こんなアメリカの批評は正直言って信用できませんよ。






201この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 00:20:37 ID:qbCaqIM0
ヒッチや(黒澤も)古典だろうし、ベルイマンを古典だと規定することが「ハリウッド映画を持つ米国人にあるまじき言動」
だというのも意味不明だよ。
「権威のある典型的な−−の代表」とか、古典的モダニズムとか、意味不明語のオンパレード。
たった一人だけを例にだして、「だからアメリカの批評は信用できない」と言い切る大胆さには恐れ入りました。
202この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 00:43:44 ID:5c1oA7ho
>>201
一般的な(広い)意味でヒッチやベルイマンが「古典」だという事は否定しません。
ただ引用文で問題となっているのは、映画史的・様式的な概念ですから、
「古典的」といえばグリフィスに端を発し、30・40年代に完成した
「古典的ハリウッド映画」を指すのが常識です。
その意味では「古典的」と見えるヒッチもかなり懸け離れた語法を持つし、
一般的に「古典中の古典」とされる「市民ケーン」なら尚更ですよ。



203この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 00:55:29 ID:qbCaqIM0
それまで「市民ケーン」のタイトルなんか一度も出てきてないのに、いきなり「尚更」と言われても。
頭がおかしいんじゃないか。
204この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 01:54:32 ID:ZPKMfYZD
リア王に毛利三兄弟の逸話を混ぜ大胆にアレンジした脚本の巧さ
巻狩りにおける猪の疾駆とこれを追う馬上の武者の疾走感
アカデミー賞衣装デザイン賞を獲得したワダエミの豪華絢爛な戦国衣装
一年間仕事をキャンセルして徹底的に演技の研究をした仲代達矢の見事なるリア王
『アレクサンドルネフスキー』を彷彿させる三の城攻防の壮絶な地獄絵図
何ヶ月も粘って到来した台風の中で撮った嵐の場面での狂気
狂った秀虎と世話をする狂阿弥の絶妙な掛け合い
次郎と楓の方のグロテスクな濡れ場のおぞましさ
大らかなユーモアを発揮して好演した植木等
マルチカムを駆使した次郎軍対三郎軍の凄惨かつ美麗な合戦シーンと加藤武の熱演
コージンツェフの『リア王』を遥かに凌駕する世界的評価
『乱』の何倍もの予算を投じた『天と地と』『ラストサムライ』を圧倒するスケールと様式美

『乱』は黒澤明が我々に映画の素晴らしさを教えてくれた神映画である。
205この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 05:19:26 ID:+GlUU9Zd
「影武者」は勝新で見たかった。仲代は優れた俳優だが勝新のようなカリスマ性は感じない。「乱」はオリジナルに比べて不出来。これは「蜘蛛巣城」「どん底」でも同様。
206202:2007/05/14(月) 11:56:17 ID:4MzgATo3
>>203
「市民ケーン」は確かに唐突だったが、
最も「古典的名作」と一般的に思われている作品でも
様式上・語法上は必ずしもそうではない、と言う事を述べたかっただけ。

「市民ケーン」が所謂「古典的名作」とされている事は、誰も否定しないだろうから、
わかりやすい例かなと。
207この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 12:36:40 ID:MtlzKSip
>>206
おまえ、一般人と会話しようと思うなよ。
ネットなら馬鹿だってのが悟られないと思い込むのがおまえの馬鹿さの証拠。
ネットだから馬鹿にされるんだよ。
208この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 13:17:39 ID:F0kilAVc
>>207
おまえ、一般人と会話しようと思うなよ。
ネットなら馬鹿だってのが悟られないと思い込むのがおまえの馬鹿さの証拠。
ネットだから馬鹿にされるんだよ。
209この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 16:07:56 ID:2yNTuj/O
>>204
>巻狩りにおける・・・・
俺はあのシーンでは心底あきれたけど。

猪のショットから、騎馬の秀虎が画面奥反対側斜面より登場するのだが
多少パンするものの殆ど動きの無いカメラ、概ね順光気味の平凡な光が、
本来驚きを持って受け取られる筈の主役の登場を早々に「死産」するものの、
武満の音楽でなんとかリカヴァー。
 
その後大部分フィックスなカメラで、
画面を右から左へ横切る猪と騎馬武者を、平凡なアングル(ほぼ水平)で撮影。
そして同様に撮影されたカットを次々と漫然とつなぐ。
ただただ目の前を猪と馬が横切るという、「疾走感」とは全く異質の紙芝居。

最後にはカメラが義務的に秀虎を追ってゆき、矢をつがえる彼につなぎで
寄ってゆく。この部分も音楽を止めれば全く迫力が無い。

正直、このシーンは武満の音楽がなければかなりヤバかった。

このシーンと加藤泰「風の武士」での、桜町弘子を乗せて道を急ぐ籠を
移動カメラで収めたシーンの疾走感と比較すれば一目瞭然では。
210この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 16:55:23 ID:lY+NKT7P
>>209
オナニー気持ち良いですか?

211この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 16:57:56 ID:5wAfpzT3
黒澤よりも加藤よりも君が一番偉い。

こういってもらうのを期待してるんでしょ。

「えらい、えらい」(棒読み)
212この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 17:00:34 ID:/UOR/K1S
>心底あきれたけど

その出来の悪い映画に
なぜ、こだわるんだろう。
213この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 17:31:16 ID:YNjB9Rwc
>>209
白黒時代の黒澤なら疾走感のある演出をあのシーンでしたかもしれない。
でもそういう撮り方をもうしたくなかったんじゃないの。
それが成功してるかどうかは別として。

なんか>>209のおもうような撮り方をしたら俗っぽい乱になるような気がする。
214209:2007/05/14(月) 17:43:10 ID:DT+wpTC2
>>213
「俗っぽい」というより「活劇風」にはなってしまうかも。
確実に監督自身の意図とは違うだろう。
ただ204が言う「疾走感」は「俗っぽい」演出の方が確実に出る。

残念なのは、別の方向性があのシーンからは見えないし、
何かをやろうとして失敗した様にも感じ取れないこと・・・
215この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 18:16:42 ID:Rgs/k6Mw
あー・・・あの巻狩りな。確かに猪の毛は抜けているし一箇所、
カメラ固定で猪三匹つないだ箇所はまずいと思ったな

狂阿彌の「あんの山から」に至る衣装と阿蘇の夏の緑のコントラストは弱いな思った。
公開当時から「OPだけ衣装が緑に負けている」という声もあったな。
でも、真夏の阿蘇なんて、そうそう青空がスコーンと抜けるわけでもなく、仕方ないんじゃないの?

姫路城以降、色彩設計はさすがだと思ったけどね。
末の方初登場の夕暮れの石垣だけ、せっかく黄昏の自然光で撮ったのに撮影ライトのせいで、
スタジオ撮影かと思うようなカットがあったけど
216この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 18:40:39 ID:tnQxWuCA
自作自演も大変だな。
自分のレスに自分でフォローかよw
217この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 19:19:26 ID:Rgs/k6Mw
ところで>>216殿は何故自演をなさらない。
わしが殿ならこの時にかけてIDを変えて自演をする。
殿が自演をなさらぬのなら殿は我等の餌食となるまで
218自演じゃないですけど、とりあえず:2007/05/14(月) 19:45:55 ID:VRJsRNNb
>>215
確かに色彩はある意味すごいですね。
「リア王」翻案の「乱」という素材が、それを要求していたとは思えないですが..

ただ監督は、取り敢えず絢爛豪華な戦国絵巻が撮れれば、それが必ずしも「映画」
ではなくても満足だったのかな、とも....
そう考えれば、三の城天守内の不自然な照明も色彩を殺さないような設計だったのか、
と好意的にも受け取れるし...

ただこのような素材にふさわしい叙事詩的な語法として、例えば溝口監督が到達したような
独自のものが、黒澤監督には見つけられなかったのかもしれません。
そうだとすれば残念な事です。
219この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 20:09:58 ID:ix7cAn8l
>>204-205
お前バカかよ。
日本語の文章として粗雑な箇所が多すぎる。
0点。
220この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 21:32:12 ID:bFPzCDK4
だとしても219さんのれすよりおもしろい
221この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 22:03:02 ID:sxf0edbA
本人乙 w
222この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 22:07:47 ID:1uLPV5c5
>>218
>ただこのような素材にふさわしい叙事詩的な語法として、例えば溝口監督が到達したような
独自のものが

よくわからない日本語ですね。
結局あなたは、自分の個人的好みを語っているだけで
建設的な批評にはなっていないのが残念な事です。

蓮實重彦が「天国と地獄」でこだま車内の窓が開いても
音が変化せず、風も吹き込んでこないので
スピード感がないとか言ってたのを思い出しました。

みんなが賞賛する作品のあらを捜し出すのはさぞや
楽しいのでしょう。
223この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 22:17:43 ID:1uLPV5c5
>それは兎も角、「乱」のこのセットでは本丸らしき空間にポツンと天守風の櫓がある事が一際目立つ。
この炎上シーンが前半最大の見せ場なのだが、あの配置は考証上あり得ない上、不自然なものだ。

「七人の侍」で菊千代の居眠りのシーンで
石の山が次のカットでは、木材に化けている。

これはストーリーのつながり上はこれで自然なのだが
考証がどうのという問題以前、物理的には絶対ありえない
不自然な物。

これも気にしだしたら
「七人の侍」も何回も視ていて、「好き」なのだが
その辺がいつも気になるし、残念で仕様が無い。
ということになる。
224この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 22:25:52 ID:GJRDr/MB
>>218
溝口賢二の成功作に叙事詩があったという記憶はないが、まあ、<溝口監督が到達したような独自のもの >は余人に真似できないそれこそ独自のものだろう
(強いて言えば「ロザリンとライオン」でライオンの檻に入れられた主演の二人がマジでびびっている場面がきわめて溝口的ではあった)。
黒澤には黒澤の<到達したような独自のもの>が当然あって、それを認識できない 218の方が余程残念だ。
黒澤以外の監督で、黒澤が作り出したような画面を撮れた監督がいたら挙げてくれ。
225この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 22:56:28 ID:7ldNwmlc
>>それは兎も角、「乱」のこのセットでは本丸らしき空間にポツンと天守風の櫓がある事が一際目立つ。
この炎上シーンが前半最大の見せ場なのだが、あの配置は考証上あり得ない上、不自然なものだ。

「まあだだよ」の宴会シーンで職業的なボーイの動きを忠実に再現した
演出をした小泉に、撮影後に黒澤は
「ボーイの教育のための映画を撮影してるわけじゃないので、撮影しにくいなら
ボーイの動きを変えればいい」といったらしけどね。

これも、黒澤流にアレンジしてたら
「ボーイはあんな動き方はしない。考証上あり得ない上、不自然なものだ」
と批判されていたんだろうな。
226この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 23:22:52 ID:rqKfSH9I
>>223>>225
確かに、「映画」なのだから全く「リアル」にしろと言っているわけではない。

その点からいって「七人の侍」の件では、菊千代が驚いて薪を振り上げる方が
演出としては面白いし、撮影スケジュールの関係等からも、またDVDやヴィデオという媒体で
家庭で楽しむ時代が来るとは予想できる時代ではなく観客をある程度騙せる
という事情もあったのですから、特に致命的な演出「ミス」では無い。

「まあだだよ」の件にしても、職業的なボーイの動きにも幅があるのだから
「考証上」云々の問題と一緒にするのは、単に批判のための批判というか、難癖ですね。
たとえそれが、一般的なボーイの作法と多少離れていても、演出の範囲でしょ?普通...。


しかし三の城の件は、やはり前半の見せ場の舞台でもあるし、些細なものではないよですね?
考証上、問題な事は勿論、なにより不自然じゃないですか?
あの配置は、映画というよりは、演劇でよくある戯画な配置ですよ。




227この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 23:36:38 ID:DdpqTG5X
>>224
「叙事詩的」の定義にもよるが、広い意味のそれだったら「山椒大夫」や「新平家」
「楊貴妃」はそういえるのでは?

それから、正直「黒澤独自の語法」は認識できない。
却って224に教えて欲しい。

ただ御得意の「マルチカム」は撮影技法ではあっても、独自の語法として昇華されているとは思えない。
228この子の名無しのお祝いに:2007/05/14(月) 23:57:41 ID:7ldNwmlc
城は気になって、ボーイは気にならないのは
単に、城には興味があるけど、ボーイなんてどうでもいいと思ってるからでしょ。

「砂の器」のコンサートシーンなんて実にいい加減なもんですよ。
あれ、ちょっと知識のある人が見たら噴飯もののシーンなんですけど。
229この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 00:06:51 ID:epD7ApLj
照明について興味があるなら
「巨匠のメチエ」も読んでみるとよいよ。
230この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 00:19:26 ID:IwdCleGK
>>229
正直あれは参考にならなかった。
231この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 00:32:56 ID:Flbh+Ca2
>>228
それは逆にあなたが、ボーイとか「石か薪か」とか瑣末な事は気になっても、
映画前半部の最大の見せ場の主舞台の主装置のいい加減さには非常に寛容な、
特殊な感覚の持ち主という事ですよね?

まぁ個人的には映画やドラマのクラシックの扱いのいい加減さには驚く事が多いですが
232この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 00:50:59 ID:epD7ApLj
>>231
映画前半部の最大の見せ場の主舞台の主装置のいい加減さ

と思ってるのはあなた。

自分がそう思うから、他人も皆同じ感想を持つはず
と思っておられるのかな?
233この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 01:13:23 ID:fkk48kCl
>>232
だから、あれは考証上ありえないのよ。
それは俺の主観的意見とは関係ないもの。

石が薪でないのと同様、あり得ないわけ。
論理的にあり得ない事と経験的にあり得ない事との差はあるが。

ただし「映画」的には、むしろ天守の件の方が致命的でしょう。

あなたは、本当に救いの無いヴァ○か、悪意に満ちた詭弁家だね。
234233:2007/05/15(火) 01:30:16 ID:fkk48kCl
>むしろ天守の件の方が致命的でしょう。
ここが「あんたの主観でしょう?」とかつまらん突っ込みが入るだろうから捕足すれば、
天守のシーンと舞台としての天守の機能の物語の構造内に占める重要度と、
「石」や「ボーイ」のそれとは、客観的に言って格段の差がある。
後者は、もしそれが無くとも物語全体の構造になんの影響も無いエピソード的なものだが、
天守のシーンはそうではない。物語りの骨格が崩れるし、画的にも黒澤にとって非常に重要だった。

そんな事がわからない232は因縁をつけてるのと変わらない。
235この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 02:15:26 ID:epD7ApLj
>>234
だから、あんな城はダメというのはあなたの主観でしょ。

少なくともデザインした村木やOKした黒澤はOKと思ってるわけですが。


236この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 12:32:27 ID:0jjDWm9M
城を攻めるのは予算の面からも酷でしょう。
そもそも黒澤のイメージボードでは三の城は山の斜面中腹を、
波状に延々石垣を重ねた、ほとんど無限に横に続く大城だったんだから。

その波状のイメージの残滓が、左手三の城城址から斜面がくだり木塀が手前に重なる
横長の村木イメージボードなんだから
237この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 12:51:00 ID:5SXdrL2B
>>236
三の城は結構好きなんですよ。
蜘蛛巣城がモデルなんで。

ただ天守だけが、とって付けたみたいにポツンとあるのが変だな〜と。
でも、「映画」のセットじゃなくてオペラの舞台装置だと思えば、気にはならないですけど。

黒澤監督は、いわゆる「映画」とは別な物を創りたかったと解釈して、
「乱」を愉しむようにします。お騒がせしました。
238この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 14:13:02 ID:LBoYHktD
>>236
そうですね。
村木が黒澤案をそのまま実現するのは予算的に
無理と判断したのは当たり前でしょ。

考証について、いろいろいってる人がいますが
影武者の時に全国の城をロケハンで回って当然資料なんかも
集めてるわけです。

外野の素人が知ってる程度のこともスタッフが知らないと
本当に信じてるとしたらうぬぼれがすぎるというものです。
239この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 14:52:34 ID:ICsoYM4s
影武者は全く考証無視だから、ある意味凄いよな。
確かにあの時代あの規模の城郭はあり得なかったわけだし、
そんな事スタッフがわからん訳が無い。
確信犯だね。
それ考えれば、全くのフィクションの乱に考証を期待する方がおかしいわけ。
240この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:05:59 ID:fiW5/+Ke
どうせ「乱」なんかコージンツェフに比べればマンガなんだから
考証とか難しいこといわねーで、楽しめばいいじゃん
241この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:13:12 ID:9LT5tzSP
コージンツェフ馬鹿は消えろよ。
コージンツェフ作品を見たことないくせにその名前だけ使って荒らそうとしてるのがバレバレ。
242この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:15:22 ID:JydCN78S
>そもそも黒澤のイメージボードでは三の城は山の斜面中腹を、
>波状に延々石垣を重ねた、ほとんど無限に横に続く大城だったんだから
天守よりも時代考証を無視した、影武者の高天神城並みの無茶苦茶で抱腹絶倒な設定だな
黒澤案は葬り去るのがまだしもベターな選択だったわけだ
243この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:20:27 ID:hZhZ6c4r
>>241
お前は見てんのかよ?
見てた上で「乱」の方がいいってのか?
俺はそんな馬鹿より「コージンツェフ馬鹿」っていわれるほうがいいぜW
244この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:21:59 ID:9LT5tzSP
時代劇というより、筒井康隆の「家」や「遠い座敷」の世界に近いな。
245この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:31:23 ID:aBjKYl33
「リア王」確かに良いけど、ショスタコの音楽が嫌い。
「乱」の武満はやっぱ最高ですよ。
246この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 15:51:25 ID:95JM4oBK
>波状に延々石垣を重ねた、ほとんど無限に横に続く大城
中国にロケハン行けば簡単だったのに
247この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 16:34:03 ID:LBoYHktD
>影武者の高天神城並みの無茶苦茶で抱腹絶倒な設定だな

「赤ひげ」の小石川幼女所もあえて史実は無視してある。

ここにいる考証オタどもは、知らないからケチをつけないw

病人は日あたりの良い南向きの部屋なんて大嘘なんだけど。
こっちの方こそ抱腹絶倒な設定なんだけど。
248この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 16:41:38 ID:cufQOiTV
天守閣内はそんなに明るかったですか?

後半は炎の照り返しで明るいのは当然ですが。
249この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 16:44:52 ID:RHFyCHJT
>233 >234 >237?
いろんな話が聞けた方が面白いので批判OKだけど、前に乱が好きってかかれてたけど、好きなところもお聞かせ願えないだろうか。
批判では、カメラやら照明やらで細かいことを書かれていたが、同じような書き方でよい点も書いてもらえたら・・・
250この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 16:58:21 ID:x6TSCXU6
>>248
もうどうでも良いですけど...一応

秀虎の寝所は勿論、
叛乱に気付いた彼が登って行った天守最上部のシーン。
最上階に関しては、窓から良く光りが入っていると思えば良いんですけど...

ただ最下層の階段踊り場で侍女達が秀虎を庇って撃ち殺されるシーンなんかは
かなりヤバイかと。
251この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 17:29:33 ID:WJmSlfaM
「乱」と「天と地と」の見分け方

1、素晴らしい三の城攻防シーンがあるのが「乱」
  下らない三流戦闘シーンがあるのが「天と地と」
2、カンヌ国際映画祭80年代ベスト1なのが「乱」
  カナダ国内で田舎臭い8流戦国映画撮ったのが「天と地と」
3、チャン・イーモウに影響を与えたのが「乱」
  もういーよとキネ旬に書かれたのが「天と地と」
4、黒澤をスピルバーグが絶賛したのが「乱」
  角川がスニッフしながら発散したのが「天と地と」
5、楓の方の首を仕留めたのが「乱」
  角川の首を絞めたのが「天と地と」
6、神映画なのが「乱」
  カス映画なのが「天と地と」
7、黒澤明の集大成なのが「乱」
  角川春樹の醜態性なのが「天と地と」
8、ラストが神懸かってるのが「乱」
  コストが掛かりまくったのが「天と地と」
9、長回しが凄いのが「乱」
  空回りが凄いのが「天と地と」
252この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 17:33:44 ID:0NPbCTi2
>>249
カメラやら照明やらで、ハッとしたという所は正直言ってありません。
ただ215さんの言われるとおり色彩設計は凄いですね。
果断に単純化した衣装・軍装の色彩も戯画スレスレですが、良い効果をあげているかと。

好きなところと言えば、「隆 大介」です(単に顔が)。
子供の頃の「アーメン」以来、訳も無く好きです。
「乱」の加藤武も最高ですよ。鎧姿が。
黒澤監督は「考証を無視」して鎧・兜をぴっちり目に小さく作られるそうですが、
「乱」の場合はこれが、以前の作品群に増して完璧に仕上がっていると思います。

「三の城」のセットもいろいろ書きましたが、ああいう暗い中世・戦国の雰囲気を醸し出す
事が出来る人は、確かに黒澤監督しかいませんね。

あんまり面白くなくてすみません。
253この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 17:53:49 ID:nOSs80Y/
溝口健二の「雨月物語」で
田中絹代が落ち武者に殺されるシーンはしょぼいな。

あれじゃ、絹代が殺されたかどうかすらわからん

ラストで亡霊で再登場したシーンで俺はてっきり
怪我だけで助かってたんだなと思ったぐらいだ。
254この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 17:55:02 ID:nOSs80Y/
琵琶湖を船で渡るシーンもひどいな。

どう見てもセット撮影丸わかり。
255この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 17:59:30 ID:BhGBycg8
>>253>>254
釣り師ならもっとさりげなくやれ
256この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 18:02:54 ID:GykIR7rG
>カメラやら照明やらで、ハッとしたという所は正直言ってありません。

この感想に篠田やスコセッシュやスピルバーグがどういう反応をするか
興味深い。
257この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 18:03:02 ID:4d3yFogD
もっと有名じゃないシーンをけなせば釣れるのに
ま、俺も釣られてるわけだがW
258この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 19:17:28 ID:gIvuCQYz
>黒澤監督は、いわゆる「映画」とは別な物を創りたかったと解釈して

黒澤が考えてる「映画」とあなたが考えてる「映画」が違うだけでは?

実際にはありえないない真っ赤な血のりを使ってる映画に
天守閣内部の実際の明るさを無視してるからダメなんて感想は
ナンセンス以外の何者でもないよ。
259この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 20:05:54 ID:SsSYcNLA
>252
レスありがとございます

>果断に単純化した衣装・軍装の色彩も戯画スレスレですが、良い効果をあげているかと。
これはそうですよね。三の城の交渉無視もおそらくはこういうことなんでしょうね。

>好きなところと言えば、「隆 大介」です(単に顔が)。
隆大介は、仲代と馬に二人乗りしてるとこの表情がなんかデレットして、仲代にもたれかかってて気持ち悪かったです。
加藤武はかっこいいですね。完全に別人ですが。

私は、昔は影武者より乱が好きでしたが、最近DVDで見直してみたら影武者のほうがよかったです。
昔は、勝新の影武者が見たかったとか、合戦をもっと引き絵で見せろとか思ってフラストレーションためてましたが、年取ったからか、そんなことがあんまり気にならなくなりました。
一方乱は、好きなところが多いのは同じですが、ラストの神もわろうておられるでしたっけ、あの説明的な長台詞で興ざめです。
影武者はあんまり気負ってないからか、ほんとにシンプルに楽しめる映画に仕上がってると思います。
難を言えば、ラストで仲代がもう少しゆっくり流れてくれたらってぐらいです・・・

黒澤監督は「考証を無視」して鎧・兜をぴっちり目に小さく作られるそうですが、
「乱」の場合はこれが、以前の作品群に増して完璧に仕上がっていると思います。

「三の城」のセットもいろいろ書きましたが、ああいう暗い中世・戦国の雰囲気を醸し出す
事が出来る人は、確かに黒澤監督しかいませんね。

あんまり面白くなくてすみません。
260この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 20:07:03 ID:SsSYcNLA
>259
うわあ
終わりのほう、コピペ消し忘れ見苦しくて寸ません
261この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 21:20:35 ID:gVuGVic6
>>258
つうか、テレビ視聴を意識してオリジナルより画面を明るくしちゃってるってことはないの?
262この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 21:29:29 ID:gVuGVic6
よくビデオとか見てると劇場では十分に暗かった場面が妙に明るくなってて
興ざめすることがあるんだけどさ。・・・・連投スマソ
263この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 23:06:08 ID:bDCv5e6w
>>252

 >カメラやら照明やらで、ハッとしたという所は正直言ってありません。
  ただ色彩設計は凄いですね。

カメラや照明と色彩設計は普通切り離せないんじゃないの?
あんた本当に映画を観たことあるの?
264この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 23:27:54 ID:FsbausLg
>>263
中学生だって色彩設計と照明が切り離せないって事くらいわかりますよ。
そういう問題じゃなくて、監督の色彩設計の意図を生かした照明という点では凄い、
という事も含めて「設計」が凄いと言っただけ。

ただもっと広い意味での「照明」全般という点では、納得できないという事。

あんまりからみなさんな。
265この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 23:35:24 ID:FsbausLg
>>258
いや実際にどうかという事よりも、特に侍女虐殺のシーンがそうだが、
べた〜とした陰影の無い光がつまらん。平板で。

今の山田洋次の映画なんかもそう。
明るい場所の光も、室内の暗さもなんか一様にべた〜と。

あれを思い出して、見てると鬱になる。

266この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 23:41:33 ID:FsbausLg
>>259
>完全に別人ですが
騎乗のシーンは、吹き替えなの?    ショック....
267この子の名無しのお祝いに:2007/05/15(火) 23:43:05 ID:FsbausLg
>>259
>完全に別人ですが
騎乗のシーンは、吹き替えなの?    ショック....
268この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 00:08:13 ID:BWs0HbjH
>267
そういう意味じゃないです。加藤武に見えないってことです。
文章ってむずかすい
269267:2007/05/16(水) 00:38:05 ID:pa5BkFmH
>>268
いやぁ、よかったです。

正直、焦りました。
「乱」以来、テレビで加藤さんを見ると
「実はこの人、格好いいんだよね。」って嬉しくなってましたから...
270この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 00:44:32 ID:pa5BkFmH
それから、確かに隆さんは、「影武者」に比べると
「乱」では、あまり精彩がなかったですね。

やはり、例えば大河ドラマでの江藤新平とか、一癖ある役の方がはまってますね。
271この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 02:56:47 ID:d4yIVdwZ
>>270
隆さんですごいはまり役だと思ったのは大河ドラマの「峠の群像」の
浅野匠守。
272この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 07:58:41 ID:FzxJNF66
>>265
結局好き嫌いの話なんだよね、やっぱり
273この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 10:36:04 ID:QnrW3nxV
評論家というものはのう、風の中の瓢箪!
彼方(あなた)にひょうろりひょう。此方(こなた)にひょうろりひょう。
天丸に瓢箪ぶら下げ、面白いかあ!
274この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 12:02:57 ID:cHUPltgg
>>272
好き嫌いと言えば確かにそうともいえる。
(勿論実際ありえないのだが)「実際はどうか」という言い方はマズかったかも。

ただ、あの立体感のない平板な照明は、モノクロ時代は勿論、
後年のカラーの「影武者」でもやらなかった。
まぁ監督自身の意図はわからないが、
「映画」から「演劇」的なものに「後退」していると感じる。

単純な活劇を撮っていた50〜60年代の監督は俺にとっては
まさに「映画」監督だったから。

まぁこれも「好み」の問題か....
275この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 16:31:09 ID:UT05yM0l
>まぁ監督自身の意図はわからないが、
>「映画」から「演劇」的なものに「後退」していると感じる。
むしろそれが監督の意図かもしれない。読んでてそう思いました。考証上あり得ない参の城、平板な照明、分かりやすい衣装の色・・・
もう一度見てみよ
276この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 17:25:56 ID:MX9BaoGs
>>274
>立体感のない平板な照明

※日本映画は俳優が自分の顔・体に影が落ちるのを嫌うので、照明設計も
 それに合わさざるを得ない。
※フィルムの感度が悪かった時代の方が、大容量のライト・レフでメリハリ
 のある照明設計を行っていた。感度が上がり少ない光量でも映るように
 なるとかえって陰影やカラーは平板になる。
※単純に機材・人手・時間が足りず、往年のような絵が作れない。

一般的にはこういう理由ではないかなあ? 黒澤映画においても撮影所時代のような
絵を作るのはもう難しかったということなのでは?
277この子の名無しのお祝いに:2007/05/16(水) 23:09:37 ID:oGcm4Dcy
全てにピントを合わせるためパン・フォーカスの望遠で撮るために
全てに照明を行き渡らそうとしているからだよ。
それもマルチ(複数)・キャメラでやるから大変だったらしいよ。
278この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 10:31:41 ID:PLOIUm2W
>>186
表現なんてそもそもが「自堕落」なものだ。
(「「あるべき自分」ではなく、「こうでしか在りえない」自分がどうしようもなく露わになるという意味において」。
『乱』は老いたる巨匠のそういう「自堕落」ぶりをマッタリと味わうべき映画だな。

こういう映画を、類似のシチュエーションがあるというだけで、
表現のベクトルが全く異なる別の映画と比較して
得意そうに上げたり下げたりしたって、あまり意味はないと思うがな。
読んでて小賢しいよ。
ま、それで何がしかの満足感が得られるならやりゃいいけどサ。
279この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 10:52:05 ID:otp57H3I
>>278
読んでて小賢しいよ。
ま、それで何がしかの満足感が得られるならやりゃいいけどサW
280この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 11:03:44 ID:DkHJze6P
>>278
>表現なんてそもそも「自堕落」なものだ。

いやはや、随分安っぽいセリフだな。
文芸部の厨房だって恥ずかしくて口に出せないよ。
それで、何か気の利いた事言ってるつもりなんだから....




読んでて小賢しいよ

281この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 11:19:03 ID:Z3M+dOhH
>>280
>文芸部の厨房だって恥ずかしくて口に出せないよ。

太田光なら言うかも

282この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:00:11 ID:2zyLGEfZ
なんだ悪評サクサクだねえ。
いい事言うなあと絶賛の嵐かと思ったのにw
「乱」の核心に迫った見事な文と俺は思ってるけど、まあいいや。
283この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:06:37 ID:daBiJQ7y
>「乱」の核心に迫った見事な文と俺は思ってるけど

どこが?

考証にケチをつけるなら
「蜘蛛巣城」も似たようなもんだ。

ありえない巨大な城門
清水寺の舞台みたいな変な城。
284この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:07:30 ID:2zyLGEfZ
278=282
ID変わっててあれ?と思った
285この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:27:29 ID:cf5Cd5Jj
>「乱」の核心に迫った見事な文と俺は思ってるけど

ワロタ
286この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:32:42 ID:M1JtHXfZ
馬鹿すぎて笑えない
読んでくれる人がいただけありがたいと思え >>282
287この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:41:47 ID:9Wbzfm4z
>>278

> こういう映画を、類似のシチュエーションがあるというだけで、
> 表現のベクトルが全く異なる別の映画と比較して
> 得意そうに上げたり下げたりしたって、あまり意味はないと思うがな。
 ↑
この部分はそのとおりだと思うよ
288この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:42:11 ID:3Bl7dctv
>>283
あれれ?
いや、俺が見事だと言ってるのは、俺が書いた>>278の文章。
なんか勘違いしてないかな?
289この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:46:23 ID:3Bl7dctv
>>287
サンクス。
ついでに前半もそのとおりだと言ってくれ。
嫌ならイイ。
290この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 17:46:51 ID:fkDcUXet
>>288
やっぱり馬鹿だったみたい
291この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:11:29 ID:5bl5jKWj
>>287
>>289
ここまで馬鹿な自作自演をやるとは…
おまえ糞尿だな
292この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:13:52 ID:8ri+ixMk
その必死さが何故か可愛い>>289
293287 :2007/05/17(木) 18:13:54 ID:9Wbzfm4z
>>291
おれは別人だw
294この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:14:53 ID:3Bl7dctv
自作自演じゃないよ
俺はそういうことはやらない
295この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:18:04 ID:3Bl7dctv
>>292
可愛いだろ? 俺もそう思う。
必死な人間ってのは、誰が見たって可愛いもんだよ。
296この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:18:27 ID:5bl5jKWj
>>293
ついでに前半もその通りだと言ってあげれば?
ついでに「>>278は映画板の誇り!」とか言ってあげるといい
297287 :2007/05/17(木) 18:19:10 ID:9Wbzfm4z
>>296
いえない
298この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:19:59 ID:WXYHyxXO
>>295
絶対に好青年だね。俺が保証する。身元引受人になってもいい。
299この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:24:19 ID:5bl5jKWj
>>298
また新しいIDが(笑)
しかも身元引受人って(笑)
295は保釈中の犯罪者かよ
ほんとに馬鹿だ(笑)
300この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:34:09 ID:9Wbzfm4z
>>299
おまえはもうやめとけ
301この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 20:41:44 ID:HiOK1jpp
最近の橋本氏の著作の複眼の映像で乱の脚本の問題点として

 ・作者がリア王に感情移入しすぎて逆に観客が感情移入できない
  (キャラ描写がうまくできていない 独りよがり)
 ・各エピソードのつながりがうまくいっていない
 ・強引なストーリー展開で無理がある
とのべているけど実際そうなの?
302この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 00:36:05 ID:rcOxEp3F
「物語としての映画」であることがそれほど大切なのか。
全体として破綻せず何らかの主義主張を伝えることがなければ捏造してでも
人類愛なり家庭の危機の友愛による解決を観客に伝えなければ、それは「悪い映画」なのか?

Children of Menを見て思うことは、「赤ん坊の泣き声に止む戦闘」の感動の一瞬を描ければ
あとはディテールのみでいいという潔さだ。
オネアミスの翼が「戦場におけるロケットの打ち上げ」の感動だけに描けばいいのに
そこに「映画にしたい」=「何かの物語が必要だ」という愚劣な思い込みが
あの散々な出来のストオリイ映画を招いたのではないのか
303この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 01:36:01 ID:6Y+NT1pd
幻の湖
・作者がソープ嬢に感情移入しすぎて逆に観客が感情移入できない
 (キャラ描写がうまくできていない 独りよがり)
・各エピソードのつながりがうまくいっていない
・強引なストーリー展開で無理がある
304この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 07:21:20 ID:+3+VCopb
>>301 >>303
あの世でやり合ってたりしてね。あ、橋本さんって死んだっけ?
305この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 08:46:46 ID:koUUPFhF
>>301
感情移入といっても、過去に数々の悪行を積んだ(あるいはそうだと思っている)
老戦国武将の心情に、どうやって観客を感情移入させるかということがあるよね。
秀虎っていうキャラの核心は、息子の裏切りとかの今の境遇よりも、
この、「過去の悪行」に対して彼が内心抱いている自意識にあるからね。
で、黒澤はここを暗示程度にとどめ、明確に描いてはいない。
だから見ようによってはこの映画は、
耄碌したバカ殿様のお目出度くもおマヌケな右往左往ぶりを絢爛豪華に描いた
超大作戦国絵巻になってしまう。

たとえばフラッシュバックで彼の「悪行」を具体的に見せるとか。
回想場面を設けるとか。
そもそも黒澤が観客の感情移入をまともに考えていたのかどうか。
306この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 09:07:39 ID:NjYwxfJK
「クラビウス基地は月面基地であり、惑星クラビウスの秘密基地ではない」
(2001年宇宙の旅より)
307この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 11:29:22 ID:m2N7ZHeA
楓・末・鶴丸との現在の関係から秀虎の「過去の悪行」を
「暗示」的に描こうとしたんでしょうが、
楓以外のキャラが全く彫が浅いから、結果的に秀虎の「キャラの核心」を逃しちゃった。
(比較的熱演してた)鶴丸とのエピソードも唐突に終わっちゃうし。

むしろ観客は楓の復讐劇の方に目がいっちゃう。
確かに秀虎は「耄碌したバカ殿様のお目出度くもおマヌケな右往左往ぶり」にしか見えないかも。

308この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 12:40:37 ID:NjYwxfJK
横浜の威信をあげるべくみなとみらい21を建設したが
他にいろいろ見所あるから、観光地として失敗した。
日本丸も係留してあるだけだし。
むしろ都民は(乗り入れ電車の関係で)中華街に目がいっちゃう。

・・・関係のないおれにはこんな無意味に聞こえる
309この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 15:10:38 ID:NBo3Dfg5
>>303
引き合いに出したものが、あまりと言えばあんまりな・・・
310この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 15:21:11 ID:yk4CFH4t
>そもそも黒澤が観客の感情移入をまともに考えていたのかどうか。

プロデューサーの原正人に黒澤は
影武者は地の視点(影武者の視点)
乱は天の視点(神の視点)で描くと語っている。

「乱」で観客に秀虎に感情移入されても、黒澤は逆に困惑しただろうな。
人間の愚行として描かれている三の城の合戦シーンで効果音を一切排除
音楽のみ、運動を殺した映像を見せたのも、神の視点だからだ。
311この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 15:29:19 ID:yk4CFH4t
>楓以外のキャラが全く彫が浅いから、結果的に秀虎の「キャラの核心」を逃しちゃった。
(比較的熱演してた)鶴丸とのエピソードも唐突に終わっちゃうし。

>むしろ観客は楓の復讐劇の方に目がいっちゃう。

そうなの?

派手な見せ場が用意されてる楓の方に劣らず
むしろ、私には末の方のほうが印象が強かったりするのだが。
繰り返し見るにつけ、そう思う。
312この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 16:00:45 ID:ef5nhmax
>末の方のほうが印象が強かった
>>311は少数派だと思うけど。
少なくとも俺の周りではそう。
313ウサギじゃ:2007/05/18(金) 16:14:42 ID:abWC5zOS
私の乱のキャラ立ち度ランク

1. 楓の方 (この映画で一番主体的に行動している)
2. 鉄    (善悪の同居する、人間くさい面もある強靭な忠臣 一番観客の共感を呼んだのでは)
3. リア王   (主人公だが不明な部分が大杉)
4. ピーター (ある意味一番哀しいキャラ)
5. 植木等 (身近にいそうな感じの武将)

不思議にも3兄弟はあまり印象に残らないです。

物語最大の疑問は末の方を楓の方が殺害しようとした動機です。
一文字家滅亡が行動の理由なら末の方を殺す必要はないのでは。
314この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 16:18:06 ID:AFCNA2mK
平山さんは?
315この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 16:40:58 ID:wIQ8pPUq
>>313
当主となった次郎を意のままに操るには自分が正室になる必要があったんだよ。

普通に観ていれば想像がつくと思うが…
316この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 16:43:12 ID:ae0ebnpi
>物語最大の疑問は末の方を楓の方が殺害しようとした動機です。

いじめの動機と同じ。

必要があるから、いじめるのではない。

いじめるのが楽しいからじめる。

自分と同じ境遇でありながら、運命を受け入れ悟りきったような
末の方は「ウザイ、ムカツク」
だから殺した。
復讐のため、好きでもない男と寝たり
ストレスもたまっていたので、そのストレスが弱い物への
攻撃性となって現れる。

太郎、蛾もその犠牲者。
317この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 16:51:08 ID:shKb6jWi
>当主となった次郎を意のままに操るには自分が正室になる必要があったんだよ。

離縁するだけでも、その目的は達するので
殺す必要はないね。
318この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 17:20:34 ID:NjYwxfJK
群れのボスとなったサルは、他のオスの子供を噛み殺すと聞いたが?
319この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 17:39:52 ID:yk4CFH4t
それが、何か?
320この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 17:53:26 ID:nNyNvDPr
無礼な!
わらわをサル扱いするとは何事じゃ!
即刻この場からサルがよい!
321この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 18:18:59 ID:NjYwxfJK
サルはよく女に化けて悪事を働くと聞きます。
遠くは・・・はんそく王の后となって・・・西域に流れて・・・朝廷では玉藻前となって・・・
このあたりに潜んでいると聞きました。
殿もご用心ご用心。ご免。自分でもぼろぼろだなw
322この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 18:36:57 ID:NjYwxfJK
楓の方に現代的合理性を求めるほうがアレかと。
いわゆる気性の激しい中世的人物。

一族復讐だけの怜悧な計算では、いう通り末の方を殺す必要はない。
その場その場のパッションで「頭を丸めて尼となり父の城を追い出されるのは嫌じゃ」
「殿の肌御を知った女子が他にいるのは嫌じゃ(生の意志)」は、そのまま字義通りの情熱だと思う。

むろん最後の「女の浅知恵ではござらぬ」
「父の恨みのこもったこの城が焼けるさまをわらわはこの目で見たかった(死の意志)」が
パッションの際の本心と思える台詞と矛盾してくるが。

この矛盾が現実の人間の奥深さだとおもうけどな

323この子の名無しのお祝いに:2007/05/18(金) 18:55:26 ID:xd9RE9en
>>322=>>278
さすが「核心に迫った見事な文」ですなW
「現実の人間の奥深さ」なんてセリフは、なかなかお目にかかれません。
324322≠278:2007/05/18(金) 19:01:24 ID:NjYwxfJK
うん、送信ボタン押してから、わしもその一文は反省しているw

痘痕も笑窪というか、確かにこういう大上段な結論イージーに出しちゃまずいよな
325>>278:2007/05/18(金) 20:54:16 ID:nNyNvDPr
おうっ!
俺の文章覚えててくれてありがとう! やっぱインパクトあったんだよね!
そのうち、あの文章の真価が分かるときがくるからさ!
ちなみに278=305=320
よろしくネ!
326この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 17:19:58 ID:wg+Iuupu
一度、「いい旅夢気分」かなんかで、仲代達矢とピーターの二人旅をやって欲しいな。
「乱」の思い出話つきで。
327この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 20:44:46 ID:IdPVJ01V
あんまやいのやいの言うので蜘蛛之巣城見たけど、
なにこれ古くてぴんと来ない。
そら、乱より馬も城も多いしでかいけどさ。


・・・・・・・・・・・・・・・なんて言った瞬間、己の心に浮かぶ反論に合理性があるのかだな
328この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 21:03:54 ID:EcqlRijQ
>>327
蜘蛛巣城見ないでここでレスしてたなんてしんじられない
329この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 21:11:54 ID:XdToiHyw
放置で
330この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 21:29:58 ID:IdPVJ01V
そら放置するしかないわなw

合理的反論とやらした瞬間、
>>327は蜘蛛の巣と比較して乱を叩いた連中の鏡像となる
331この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 21:43:28 ID:Vi+I/zZU
>>合理的反論
できないだろ
332この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 21:45:23 ID:pAv9wg1z
うんこ
333この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 15:40:01 ID:NJP1hQui
乱 乱 淫乱女 (やりまくり)

蜘蛛巣 蜘蛛巣 蜘蛛巣小町 (ブスなのでアソコに蜘蛛の巣が張るほどしてない)
334この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 22:57:28 ID:6nRWxoSD
>>310
>影武者は地の視点(影武者の視点)
乱は天の視点(神の視点)

『乱』はともかく、『影武者』が「地の視点(影武者の視点)」だってのは
どうも解せないんだよな。
冒頭の異様に長いフィックスのワンショットが象徴的だ。
主人公の感情がドラマチックに揺れ動くシーンであるに関わらず、
キャメラは一歩たりとも彼に近づいたり、その心情に同調したりすることはない。

虚勢を張り、悪態をつき、開き直り、圧倒され、平伏する。
「影」のそんな変化をクローズアップで、あのワンショットの要所要所に
タイミングよく放り込んだだけでも
彼の「視点」が感じられ、感情移入がとりあえずはしやすかったろうと思うのだが。
キャメラはじっとそこに腰をすえたまま、微動だにせず彼を映し出すだけだ。

『乱』でもそうなんだが、この被写体との間の距離感、一種の疎隔効果みたいなもんは
いったい何なんだろうと、いつも思う。
この効果こそがこの二つの映画のキモなんだと、いつも思う。
335この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 15:55:41 ID:dol+7fWt
>『乱』でもそうなんだが、この被写体との間の距離感、一種の疎隔効果みたいなもんは
いったい何なんだろうと、いつも思う。
この効果こそがこの二つの映画のキモなんだと、いつも思う。

それに、なじめない人も多いでしょう。
白黒時代に比べて迫力がないとか。
336この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 17:05:35 ID:hr9BZmI1
その、演出どうこうという崇高な技術論には参加できないが、
テレビの演出家が映画を撮ると、
顔のアップやバストショットばかりで、銀幕で見ていて疲れるんだよな。
一方、黒澤なんかの時代の映画は、ロングショットばかりで
テレビ画面で見ていると人物が小さすぎて違和感を感じる。
337この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 17:45:12 ID:k/J0wUyl
ロングショット中心でも、たまにアップとか入れると凄く効果的な場合もある。
「影武者」でもそういうショットがあるが、「ここで来そうだな」とわかるような使い方。
例えば、信長が勝頼出馬の報を聞き、「山が動いたか!」って叫ぶシーン。

悪くいえば「テレビ」的で、黒澤監督ほどのお方がなんでこんな...と
萎えてしまう。
338この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 19:38:14 ID:HoyFpV2/
青山の画廊で「影武者」の場面を描いた黒澤のエッチングを一点、ウン十万で衝動買いしてしまった。
うちの弟(武蔵美短卒)は「ちょっとね」と誉めなかったが、私のお気に入りでずっと部屋に飾ってある。
勿論黒澤のサイン入りだ。「影武者」の予告編を宴会芸にしていたのは私ぐらいだろう。
「おい聞いたか、親方さまが敵の弾に撃たれ…」「やいやい寝ぼけまなこを開けてしかと見よ。親方さまはあれにござるわ」「影武者登場」(音楽:ウィリアム・テル序曲)
このペースで2分間やるんである。撮影現場に来たルーカスとコッポラの物真似も。この芸はいまだにやれるな。
コッポラは「ドラキュラ」の巻頭部分で絵巻物のような戦いの模様を「影武者」的に処理し、ルーカスも製作した「ウィロー」の中で、甲冑を付けた兵士たちの長い隊列を望遠で捕えたり、
ラストの戦闘シーンにわざわざ雨を降らすなど、黒澤マニア振りを見せている。ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」のクライマックスの戦闘シーンにも影響が見て取れる。
339この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 20:28:57 ID:Z0mjs2y6
放置で
340この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 20:31:13 ID:dol+7fWt
>「悪くいえば「テレビ」的で」

テレビ的って?
「七人の侍」の「やめんか!」のアップもTV的?
当時はTVはなかったけどね。

むしろTVが映画の真似してるというのが正解。
341この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 20:57:37 ID:QsjC5sJd
言葉尻をつかまえて、あれこれ言うのは構わない。
ここの住人の特性だから。
しかし340ですらあのシーンは安っぽいと思うにちがいない。
そう思ってなかったら340はもっと「合理的」で建設的な反論をしただろうから。
決して情報量ゼロの>>340レスをしなかったに違い無いから。
342この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 21:07:39 ID:S0btx2mz
>>340
337の「TV的」ってのはどーかと思うが、あの「やめんか」のアップは安っぽいわな。
343この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 21:23:34 ID:Nbp+z0wb
>>334
> 冒頭の異様に長いフィックスのワンショット
あれはびっくりしたな。「これからいったい何が起こるのか」と
思わせてくれた。
344この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 21:32:24 ID:jIhZncNN
>>343
武満にヴァカにされてたあのシーンか。
345この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 01:04:12 ID:3c1/D6Mh
『影武者』
好きで好きでしょうがないです。
好きな所をあげればきりがないけど、演出面ではやはり「高天神城の夜戦」
僕は今だにあれが世界最高の戦闘シーンだと思ってます。
深海のように沈んだブルーの中の静けさ。
「〜が軍勢、左翼より来襲!」と物見の叫び声と共に信玄親衛隊が声もなく隊形を変える。
次の瞬間、「ババババーン」という大音響とともに鉄砲が破裂し、敵の騎馬隊が錐の先の
ようになって突っ込んでくる。
その真っ黒な騎馬武者のシルエットと砂埃の美しさ。数秒の阿鼻叫喚の末、潮が引くように
一気に引いていなくなる敵兵。
静けさを取り戻した原野に累々と横たわる死骸。
戦闘より、静寂がずっと恐ろしい。
僕は映画館で寒さと恐怖で本当に震えてました。
僕はあの瞬間、中世の戦場に立っていたと思う。
それまでの映画の戦のシーンでは、わあっーーと突っ込んできて組んず解れつの大乱闘みた
いだったんですが、考えてみれば実際にはあんな具合にはなる筈がない。
どうやったら味方の損害を抑えて敵に損害を与えるかを考える筈で、当然敵の裏をかき、意
表をつき、思ってもいない角度から攻め込もうとする。フェイントをかまし、敵の神経を参
らせる悪意に満ちた反復攻撃をくり返す。
うねるように攻撃してくる敵軍と、しぶき声もあげず迎え撃つ自軍。
それらが作り出すリズムと間。
知的で統率がとれていて、美しい。
『地獄の黙示録』の「ワルキューレ強襲」が、酒ビンが乱れ飛ぶ酒場の喧嘩なら「高天神城」
はボクシングの名勝負みたい。
リアリズムと映画的な“美”の両立。
あれこそ黒澤明の真骨頂。
346この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 01:07:11 ID:I9KoJshL
またまた印象「批評」ですか
347この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 01:19:26 ID:I9KoJshL
またコッポラかよw

何でここにカキコする黒澤ヲタって、コッポラとかルーカス、スピルバーグとか
しか引き合いに出せんのかね

映画しらな杉w
348この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 07:33:06 ID:tfNMGNeK
しぶき声って?
349この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 16:02:37 ID:GAFBmA/W
>武満にヴァカにされてたあのシーンか。

馬鹿にはしてない。
自分ならファーストシーンから全部取り直すといっただけ。
つまり、全部気に入らないという意味。

次の奴
好きというわりに全然見てないね。

>深海のように沈んだブルーの中の静けさ。

グリーンだよ。

>敵の騎馬隊が錐の先の
ようになって突っ込んでくる。

信玄側しか写してないよ。
敵は、最後に本多平八が出てくるだけ。
350この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 19:50:41 ID:O+gFEGR8
「映画的」という批評にたまらなく胡散臭さを感じるオレがきましたよ。

シュトロハイムとかグリフィスとか、誇大妄想的な系譜でコッポラやチミノとかが来て、
その末裔に黒澤の「乱」の三の城の死屍山河が来て何が悪い。
「夏の嵐」は論じられるくせに「地獄に落ちた勇者ども」「ベニス」に歯切れが悪い
「映画的評論」など、どうもね。

映画を見ない、知らない、それで結構。
あんな悪場所でくすぶることから生まれる価値観より、初見のパッションだ
351この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 20:06:54 ID:O+gFEGR8
レニ・リーフェンシュタールの崇高かつ壮大かつ重厚かつ愚鈍なまでに神々しい
「民族の祭典」やら「意志の勝利」をゲッベルスは笑ったが
彼が製作した「大衆は娯楽を求める」とかいうコメディ映画の無様な興行成績を見れば
映画評論の理論と実践以前に、こぼれおちるものが多いのだろうなと愚考
352この子の名無しのお祝いに:2007/05/22(火) 20:08:44 ID:ZtLQHmCk
「映画的」野蛮人は放置で
353この子の名無しのお祝いに:2007/05/23(水) 20:36:39 ID:KPgqxZ4V
「影武者」はとりあえず信玄公の絵に似た、勝新みたいなタイプの
役者でリメイクする余地があるんで、若い野心的な時代劇TVマンの
人、よろしく頼むわ。
ブーイングなぞ何するものぞの精神で、CGも使って黒澤画をTV
画面で凌駕してくれいっ
354この子の名無しのお祝いに:2007/05/23(水) 21:00:23 ID:W0USiYbU
どうせまた渡辺謙だろ
355この子の名無しのお祝いに:2007/05/23(水) 21:48:37 ID:axj6bcU+
ストーリーが最高つまらんからTV的にリメークは無い
「影武者」は「影武者」でもリメークするなら
むしろ「第三の影武者」のほうが面白い
356この子の名無しのお祝いに:2007/05/23(水) 22:29:21 ID:CeWtLcaj
>>353
撮り方によっては面白くなる要素もあるんだが、シナリオには手を入れなきゃ
ダメだな。TVでやろうってんなら尚更だ。
刀傷で正体がバレるとか、設定が甘すぎるもんな。
(ま、映画版はそういう甘さも含めてマッタリ楽しむ映画なんだがw)
TVでやるんなら、影武者の信玄なりきりの訓練の様子とか入れると面白いと思う。
どうしてもトチる言い回しとかうまく出来ない所作とかがあって
それを満座で披露しなきゃいけない場面が後に出てきてサスペンスを煽るとか。
とりあえず、黒澤的「滅びの美学」は捨てて再構成しないとうまくいかないな。
影武者も乱も、基本的に黒澤の個人映画だからなあ。
357この子の名無しのお祝いに:2007/05/24(木) 01:07:06 ID:t+qmTziA
>>356
安っぽいアイデアだね。
正月の3時間スペシャル時代劇向き。
358この子の名無しのお祝いに:2007/05/24(木) 02:44:50 ID:1e40sLEY
>>356
>「滅びの美学」

屍語w
359この子の名無しのお祝いに:2007/05/25(金) 11:02:47 ID:P+X/SIcL
>>357
>正月の3時間スペシャル時代劇向き。
そうだよ。だからTVでやるんならって話をしてんだろうが。よく読めよ(←顔真っ赤)。
『影武者』の中盤は、主人公のなりきり演技が果たして通用するか、いつ見破られるかっていう
サスペンスが話の軸になるわけだが、主人公の弱点を先に見せておく(=伏線を張る)ってのは、
そういうサスペンス醸造のための有効な手段なわけ。
弱点を見せることで観客にとってそれだけ主人公との距離が近くなり、
感情移入しやすくなるという効果もある。
不特定多数に見せるTVならそういう「安っぽさ」は必要だ。
>>358
>屍語w
死語かどうかは知らん。陳腐な言い回しではある。
だからわざわざ括弧でくくって、留保つきの
「(いわゆる)滅びの美学」っていうニュアンスで書いている。よく読めよ(←顔真っ赤)。
で、「滅びの美学」が死語なら、それに相当する、生きてる日本語はなんていうの?
教えてください(←顔真っ赤)。
360この子の名無しのお祝いに:2007/05/25(金) 11:57:52 ID:6SD2DkAR
>>359
>「サスペンス醸造」
御見事
361この子の名無しのお祝いに:2007/05/25(金) 15:15:31 ID:Mk6q9YR4
飲んでみたい
362この子の名無しのお祝いに:2007/05/25(金) 19:15:56 ID:P+X/SIcL
見事でしょう?
様々な伏線(原料)を一本の映画の中にぶち込み、
うまく配置、機能させる(熟成、発酵させる)ことで、
サスペンスはまさしく「醸造」され、
映画という美酒の本質を形作るものとなる。
363この子の名無しのお祝いに:2007/05/25(金) 19:33:20 ID:cFvv7GQ/
パック酒の味がしました
364この子の名無しのお祝いに:2007/05/25(金) 23:41:05 ID:Z+Y+Vjyy
>>362
サスペンスを美味く機能させる必要性はわかったが
前提としての感情移入はどうするのか。

人間的な弱点だけで共感をよべるほど単純ではありますまい。
365この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 00:26:44 ID:Z7ExUTpj
>>356
もちろん「影武者」という狂言回しの男が繰り広げるサスペンスが
ドラマの牽引力なんだけど、総合テーマはやはり「新しい時代の
戦術に乗り遅れた組織集団、武田軍の滅亡」だよ。
「滅びの美学を捨てて」しまうと、ただの枝葉末節に凝っただけの
いつものチープ時代劇になっちゃうのでは?
だいたい「影武者」も「乱」も、商品価値は豪華絢爛な錦絵のような
画面で、物語は「悪いやつほどよく眠る」みたいな線の細いクライ
マックスしかないんだから、最後は黒澤のスタティックさを越える
ステーキの上に蒲焼きを乗っけてもらうぐらいにしてほしいね。
366この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 10:56:11 ID:utjklJp+
下手な文章だな。
しかも、最後の2行は意味不明w
367この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 11:17:16 ID:OCK74qLj
それは>>366の頭が悪いせいだろうなw
368366:2007/05/26(土) 11:26:07 ID:irpdl8me
しかも「総合テーマ」って

映画だぜw

369この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 11:41:49 ID:irpdl8me
ここ数日の長文カキコ「批評」のレベルが、低過ぎと思うのだが....
自演が殆どのような気がする。
370この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 11:48:57 ID:OCK74qLj
>>368-369
テレビの話だっての。
最初から読み違えてるのだから仕方がない。
>>369
>気がする。
思い込みを根拠に勝手に暴走するあなたはネットには不向きですw
371この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 11:51:05 ID:w6vjFrfh
俺はそもそも読んでもいない。
読まなくても最初からそうだろうと思ってた。
372この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 11:55:07 ID:OCK74qLj
>>366のレベルの高い「批評」をどうぞw
      ↓
373この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 12:13:19 ID:8cKglMfD
おもしろかつた
374この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 12:26:05 ID:gkueLB7M
照明・考証ヴァカが懐かしい
375この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 12:31:21 ID:VWjfYqI6
>>369
すべては影のなすことなり
ただしその影、光なきところに現れし
まこと妖しきものなり
妖しき影の現れしは
ただひとつをすべきことなり


「動くな!」
376この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 16:16:20 ID:H7AVjF9a
乱の主役秀虎のモデルは黒澤明自分自身で太郎二郎のモデルがスピルバーグとコッポラ三郎がルーカスだったらしい ていう都市伝説どう?
377この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 16:25:52 ID:pJ0m+ywW
楓の方=林寛子で何か?
378この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 16:30:17 ID:Dg7F1umU
http://www.youtube.com/watch?v=QtpZbHirK1g

日本人を馬鹿にする外人です
あまりにもひど過ぎるので広めてください
コメントもお願い
379この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 16:53:23 ID:Bk9bb98P
>>373-378 ← アフォ
380この子の名無しのお祝いに:2007/05/26(土) 17:28:37 ID:H7AVjF9a
追加
生駒殿=三船でなにか?
381この子の名無しのお祝いに:2007/05/28(月) 17:42:15 ID:6OgxVWUK
『乱』撮影メモから
○全体に冗舌である
○おしゃべりが多すぎる 台詞をもっと整理するよう
○簡潔にストーリィの展開を明瞭にわかりやすく
○クライマックスはスペクタクルではなくドラマを 強烈な人間悲劇をとらえる
○悲劇を突きぬけろ
○「リア王」をもっと徹底的に研究するよう
○三郎の云う「天」とは何か?
 あいまいである
○三郎はリアリストなのか あるいは理想主義的弱点を持った
リアリストなのか 戦国の時代にあまりに人間的過ぎたのか

龍谷アカデミックラウンジ
http://www.asahi.com/ad/clients/ryukoku/c2.html
382この子の名無しのお祝いに:2007/05/28(月) 21:15:33 ID:U1IHrE5d
>>381
「自己批判」としては、非常に的を得ている。
さすがソ連で撮っただけの事はあるねw
383この子の名無しのお祝いに:2007/05/29(火) 12:16:39 ID:z1sAtp7/
的は射るもんだよ(お約束ツッコミ、ご免)
384この子の名無しのお祝いに:2007/05/29(火) 23:43:25 ID:fVUWI6Yo
>>383
「的を得る」も正しいとする説もありますよ(お約束ツッコミ、ご免)
ttp://blog.livedoor.jp/eg_daw_jaw/archives/50746304.html
385この子の名無しのお祝いに:2007/05/30(水) 12:54:13 ID:qODvQAdt
それよりなにより「自己批判」は中国ってイメージがある。
ソ連だと自己批判しても粛正orラーゲリ送りってかんじ
386この子の名無しのお祝いに:2007/05/31(木) 10:39:59 ID:jiqVS9ui
>>364
1 「影」が影武者たらんと決心するに至るプロセスを、オリジナルのような曖昧なものではなく、
より分かりやすい具体的な出来事、事件によって動機付けする。
動機の明確さは感情移入の容易さにつながるだろう。

2 オリジナルにない設定(例えば信廉に拾われるまでの半生)を付け加えて、
「影」を、身近で共感を呼ぶ「お茶の間キャラ」にリセットしてしまう
(NHK大河が『風林火山』で、山本勘助に対して行っている如く)。
「影」には老いたる菊千代といった趣がある。

3 「影」へ直接感情移入させるのでなく、
観客が容易に感情移入できる実質的な主人公(あるいは語り手)を別に用意し、
その視点を通して、彼がたまたま出会った謎多き人物としての「影」を描く
(個人のフレームを通し、いわば搦め手から描くことで、
オリジナルの弱点であるキャラ設定の曖昧さがそれほど不自然でなく受け入れられ、
うまくいけばそれを、ドラマ上の余韻として活かすことも可能だろう。
この場合、フレームとして用いる人物は信廉が最適と思う)。

いずれにしてもここは思案のしどころ。
オリジナルで最も弱い部分。
387この子の名無しのお祝いに:2007/05/31(木) 10:40:58 ID:jiqVS9ui
>>365
む、俺の書き方が悪かったか知らんが、力点は「滅びの美学(を捨てる)」じゃなく、
「黒澤的」のほうにあるつもりだった。
あの映画の武田騎馬軍団にしろ、長篠の合戦にしろ、実態とはおおよそかけ離れた
黒澤の美意識の産物にすぎないわけで、それをCGでスケールアップしたとしても、
結局黒澤の劣化コピーにしかならないだろう。
史実に拘る必要はもちろんないが、せっかくリメイクするならそういう「黒澤美学」を
取っ払ったところから始めないとツマランだろうということ。
388この子の名無しのお祝いに:2007/05/31(木) 20:02:50 ID:/EJDA31h
おいらが食い足りないと感じたのは
影に怯え、影を畏れた、信長、家康の行動かな
映画だとほとんど台詞で済ませちゃってるのが物足りなかった
影という実体のないものに恐れおののく滑稽ぶりがもっと見たかった

影を看破しようとする動きから生まれる緊迫感ももっと欲しかった
間者の混乱ぶり、家臣の動揺だけで表現してたけど
もっとハラハラドキドキしたかった

秀虎で探らせるくだりは、あっさりしすぎてつまらく
隠し砦や三十郎なんかでみせた緊張感ある演出からはほど遠かった
ああいうシーンの描写は黒澤映画の真骨頂だと思うだけに
すごく残念なところだった


にわか黒澤映画ファンの「ぼくのえいがかんそうぶん」ですからよしなに
389この子の名無しのお祝いに:2007/05/31(木) 20:47:39 ID:LXdb/iTx
>もっとハラハラドキドキしたかった

そういう映画じゃないから。
390この子の名無しのお祝いに:2007/05/31(木) 21:59:20 ID:nDwbM15D
>>389
影武者なんかは、題材的に言って「ハラハラドキドキ」させなきゃ
仕様が無いよ。

文芸大作じゃなくて、活劇的な舞台設定なんだから。
391この子の名無しのお祝いに:2007/05/31(木) 22:15:29 ID:/UJJ6WEp
自分的にはけっこうハラハラしたが、信長とか家康が引き立て役みたいになってるなぁ
という不足は感じた。しかしあの一斉射撃を見たら、それもわざとだったのかと思えて
くる。「信長の怖さ」みたいなのは充分感じ取れたから。ラストは・・・・
言うと野暮になっちゃうなぁ・・・
392この子の名無しのお祝いに:2007/06/03(日) 00:08:46 ID:JO3WMa6Q
橋本氏の著作の複眼の映像で
黒澤が秋田民謡(女性歌唱)を歌う時の姿を見て
黒澤の本質はその持ち歌だと語っていたけど

監督の才能と歌唱の才能は関係あるの?
393この子の名無しのお祝いに:2007/06/03(日) 16:33:40 ID:8NRgc+Wv
>信長とか家康が引き立て役みたいになってるなぁ

だって、既に死んだ信玄の存在感を際立たせるための
道具だから。
この映画ほど武田信玄の存在感をうまく描いた映画はないよ。
日本の歴史なんて知らないドイツ人にファンクラブ作らせるぐらいのもんだ。
394この子の名無しのお祝いに:2007/06/04(月) 19:33:05 ID:s12debWv
ちがう!

>>393はおじじではない!
395この子の名無しのお祝いに:2007/06/04(月) 21:38:40 ID:3S40K1X1
>>393
そうだよね。やっぱりあれは計算して作ってるよね。
>>394
何をおおせられますw
396この子の名無しのお祝いに:2007/06/04(月) 22:36:33 ID:3S40K1X1
>>393
さっき書き忘れたが、黒澤さんは別に影武者を描きたいんじゃなくて、影武者を
描くことで本物をの信玄を浮き彫りにしたんだよね。見終わって、ああ、なるほどな
と唸らされた。
397この子の名無しのお祝いに:2007/06/04(月) 22:52:58 ID:PziuAMlK
対象を直接描かず
そのリアクションだけで描く。

映画全体で一貫してる。
398この子の名無しのお祝いに:2007/06/05(火) 11:29:29 ID:Y1FPBS9e
「虎の尾を踏む男達」とおんなじ構造だな
399この子の名無しのお祝いに:2007/06/05(火) 21:35:20 ID:7QjU17C1
>>398
バカ野郎。
一緒くたにするなっ。
400この子の名無しのお祝いに:2007/06/06(水) 11:23:02 ID:GCkiXiOp
え?
影武者狂言回しに武田軍団の滅びを浮き彫りにする
エノケン狂言回しに義経主従の哀れを浮き彫りにする
おんなじじゃん
401この子の名無しのお祝いに:2007/06/06(水) 23:57:18 ID:vk7SEXDi
「乱」の失敗を、批評家の丹生谷貴志がドゥルーズの「シネマ」を引っ張って
書いてたけど、まさにその通りだね。
402この子の名無しのお祝いに:2007/06/07(木) 00:15:25 ID:Q3lGOeHW
「…」を多用した独特の文体を特徴とする。
その分析とも感想ともつかない繊細な書き方にファンが多い。
ドゥルーズ、フーコー、バルトに、大いに親しむ。
映画も、クリント・イーストウッドを初め、大いに愛好する。
それらへの丹生谷の愛好ぶりは、『ドゥルーズ・映画・フーコー』に詳しい。

いんちきくさw

403この子の名無しのお祝いに:2007/06/07(木) 00:27:50 ID:24KkOdcq
蓮實一派は「乱」には手厳しいな
404この子の名無しのお祝いに:2007/06/18(月) 14:22:22 ID:64fwrrHH
連中は正解を求めてるからね
405この子の名無しのお祝いに:2007/06/19(火) 02:56:02 ID:P6QGOXfc
>たとえばフラッシュバックで彼の「悪行」を具体的に見せるとか。
回想場面を設けるとか。
そもそも黒澤が観客の感情移入をまともに考えていたのかどうか。

一応、画コンテでは嵐の中で、自分の殺した武者達の幻影が出てくる。

でも、鶴丸と末と楓だけで十分でしょう。
406この子の名無しのお祝いに:2007/06/19(火) 15:02:20 ID:LF+20TrS
>>405
うむ。設定としては充分かもしれないが、見せ方としてはどうなんだろうかと。
ああいうふうに台詞で全部説明しちゃうと、どうしても作る側の手つきが前面に出てきて、
見る側の映像世界への没入が妨げられるのね。醒めてしまうのよ。
作り手の、説明シマスという不用意な身振りによる、想定外の異化効果いうんですかw

ああナルホドそういう事ですかと頭では納得しても、それが必ずしも見る側のエモーションにつながってこないということもあるしね。
身体で感じる「映像体験」と、抽象的な「台詞による理解」との位相差いうんですかw 
407この子の名無しのお祝いに:2007/06/19(火) 17:14:44 ID:BQrwo+7h
>身体で感じる「映像体験」と、抽象的な「台詞による理解」との位相差いうんですかw

君は感じられなかったかもしれないけど
「何処じゃ、何処じゃ」とか
城跡で三人を一緒におさめたカットとか
あるんだけどな。

抽象的といわれれば、そうかも知れない。
想像力の問題かな。

「影武者」で直接的な戦闘を描かないと
駄目と否定するのと大差ないよ。
408この子の名無しのお祝いに:2007/06/20(水) 14:38:36 ID:oOELqkN+
>「何処じゃ、何処じゃ」とか
城跡で三人を一緒におさめたカットとか
あるんだけどな。

もちろんそうだけど、いかにも弱い。
肝心な部分(秀虎の悪行)を全部台詞で処理してるので、
ああいう場面の悲劇性が今ひとつ伝わらない。

>「影武者」で直接的な戦闘を描かないと
駄目と否定するのと大差ないよ

長篠合戦は、直接的な戦闘を描いたほうがずっとよかったと思うよ。
鉄砲隊の一斉射撃を浴びて騎馬隊が崩壊するその瞬間こそが
武田軍団の滅亡を告げる決定的なイメージなんだから。
その後で死屍累々のシーンが続いて、なんら問題はない。

ほんとはそう撮りたかったんだが、技術的に無理だったんでやむを得ず省略、
苦肉の策でああいうふうに再構成したって思ってるんだけど、どうなのかな?
シナリオ読むと「雪崩のように崩壊する」とか「算を乱して倒れる」とか、
ちゃんと直接描写で書いてあるし。
いわば本来の長篠合戦場面の「影武者」が、あの場面じゃないかと。
409この子の名無しのお祝いに:2007/06/20(水) 23:16:19 ID:s+9nRjYV
>ほんとはそう撮りたかったんだが、技術的に無理だったんでやむを得ず省略、
苦肉の策でああいうふうに再構成したって思ってるんだけど、どうなのかな?

残念ながら淀川との対談で黒澤は否定してるね。

そういうのを撮るなら、ファーストシーンから全く違う撮り方してますよ
とね。
410この子の名無しのお祝いに:2007/06/22(金) 10:24:45 ID:B21e1r+M
うん、黒澤がその種の発言を繰り返していることは承知の上で言っているわけ。
それを鵜呑みにはできないだろうってことですよ。
オフレコならともかく、オフィシャルなインタビューで、完成したばかりの映画について、
「ほんとはこうしたかったんだけど、できなかったんでああなった」なんて話するわけないもの。
411この子の名無しのお祝いに:2007/06/22(金) 12:30:15 ID:taN+F9WO
いくら電波を飛ばしてもお前の求めているような答えはない。
ないものはない。
412この子の名無しのお祝いに:2007/06/22(金) 15:02:52 ID:vTZWBQQL
今日の誰でもピカソは勝新特集
影武者降板の真相をやるから必見
413この子の名無しのお祝いに:2007/06/22(金) 15:58:46 ID:JP+4zsW9
>「ほんとはこうしたかったんだけど、できなかったんでああなった」なんて話するわけないもの。

してるよ。
編集や衣装についてはね。
カンヌで
「衣装は本当はNGだ。呉服屋に騙された」とまで
言ってますが。


414この子の名無しのお祝いに:2007/06/22(金) 19:00:41 ID:TKJG5JBG
>>413
「騙された」という意識なら、公に言いもするでしょう。
長篠合戦の場合は「騙された」わけじゃなく、技術的に不可能と分かった時点で
黒澤自身がそう決断したということでしょう。
同列には論じられないよ。
415この子の名無しのお祝いに:2007/06/23(土) 05:41:13 ID:St3jyl3q
途中参加で申し訳ないんだけどさ、「影武者」の合戦の馬の断末魔の
イメージの源泉ってピカソの「ゲルニカ」じゃなかったけ?
ああいう撮り方以外ないんじゃないの。
416この子の名無しのお祝いに:2007/06/23(土) 23:29:01 ID:p2oQYLTI
黒澤本人の弁によると、
子供の頃、関東大震災があって、治安が崩壊した東京で
朝鮮人が井戸に毒を流しているというデマが流され(流したのは朝日新聞)
暴徒と化した民衆の手で朝鮮人や中国人が虐殺され、
その死体が黒澤の家の近くに山積みにされていた。
その死体を見た衝撃がいまだに脳に焼き付いていて、時々血まみれ虐殺シーンを映像化したくなる

だそうだ。
417この子の名無しのお祝いに:2007/06/24(日) 16:35:43 ID:xPTiCZzs
『影武者』
音楽=佐藤勝⇒池辺晋一郎
撮影=宮川一夫⇒斎藤孝雄・上田正治・中井朝一
当初案は、武田信玄/若山富三郎、その影武者/勝新太郎。
その後、武田信玄及びその影武者/勝新太郎、武田信廉/若山富三郎、上杉謙信/三船敏郎。
武田信玄/勝新太郎⇒仲代達矢、山崎努、緒形拳、原田芳雄が代役候補に。
山県昌景/中村翫右衛門⇒松村達雄⇒大滝秀治
?/土屋嘉男・・・『乱』と共に出演要請を辞退。
百姓/常田富士男・・・編集段階でカット。

「能の美」 黒澤プロダクション 昭和58年 ドキュメンタリー
監督予定=黒澤明

『乱』
一文字秀虎/三船敏郎⇒仲代達矢
太郎孝虎/井川比佐志⇒寺尾聰
平山丹後/山崎努⇒油井昌由樹
生駒勘解由/土屋嘉男(?)⇒田中明夫⇒加藤和夫
狂阿弥/頭師佳孝⇒ピーター
綾部政治/松村達雄⇒田崎潤
末の方/白都真理⇒宮崎美子
鉄修理/高倉健⇒中村梅之助⇒井川比佐志
百姓/藤原釜足・・・実現せず。


ttp://www.geocities.jp/kmkr_01/top.html

初耳多いなあ・・・

418この子の名無しのお祝いに:2007/06/24(日) 19:32:10 ID:LzGyV+dv
>撮影=宮川一夫⇒斎藤孝雄・上田正治・中井朝一

こんな事かいてる時点で信用できないw
419この子の名無しのお祝いに:2007/06/26(火) 15:45:30 ID:Yl4+qmt/
>415
おー!!!
初耳だが、黒沢らしい話だな!
420この子の名無しのお祝いに:2007/07/03(火) 17:29:52 ID:Q6kTFv4E
>415
「源泉」って何?
イメージを固める際に沢山の戦争画を見た。その中にゲルニカもあった。
そういうことじゃないの? ならばそれは「参考」であって「源泉」ではない。
そして、もしゲルニカが「源泉」ならなぜ「ああいう撮り方以外ない」んだろう?
421この子の名無しのお祝いに:2007/07/08(日) 01:57:21 ID:wLyFjmdU
「絵はうまいが印象の薄い作品が多い昨今、黒澤明さんの「影武者」絵コンテは数少ない心に残るものの一つです。
この世界的な映画監督が絵筆をとっても非凡な才を見せるのに驚いただけではなく、黒澤さんの映画の”率直な迫力”が、
その絵からも感じられたからです」

梅原龍三郎
422この子の名無しのお祝いに:2007/07/14(土) 19:36:42 ID:7Hpu13Vq
こないだNHKのドキュメンタリでやってたけど

宮崎も水彩画を書きながらストーリーを考えるらしいね。
各場面を霊感で書いて物語を紡いでいく作法。
423この子の名無しのお祝いに:2007/07/14(土) 23:11:31 ID:ux8oFl+3
黒澤作品のどれかで、坂落としのシーンを撮りたかったけど
なんらかの都合で撮れなかったとかいう話を聞きかじったことがあるんですが、詳しいことを知ってる方はいますか?
もし本当なら、すごく観てみたかったなあと思います。
424この子の名無しのお祝いに:2007/07/16(月) 18:50:54 ID:4sS7FFvV
>>423
「坂落とし」って何? 「鵯越の逆落とし」のこと?
『トラ・トラ・トラ!』の準備稿に、真珠湾奇襲を「鵯越の逆落とし」に
例えた会話があったって話しなら知ってる。
黒澤は気に入ってたけど、「説明に無理がある」ってことで、
プロデューサーのエルモ・ウィリアムズからダメ出しを食らったそうだ。
(『黒澤明VS.ハリウッド』97〜98頁 文藝春秋社刊)
425この子の名無しのお祝いに:2007/07/16(月) 20:24:32 ID:9PlrvEsa
「七人の侍」で
勘兵衛「おぬしならこの村、どう攻める」
五郎兵衛「うむ、(中略)裏の山から坂落としじゃ」
…ってな台詞があったな。
426この子の名無しのお祝いに:2007/07/25(水) 15:49:53 ID:4SwwZzVh
乱はやっぱりいいな、黒澤の傑作だな
影武者も見返してみようかな
427この子の名無しのお祝いに:2007/07/25(水) 23:20:08 ID:y/2MU/se
>>421
黒澤の絵コンテはやっぱり梅原の影響受けているのかな?
428この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 17:06:31 ID:Z4ehNVEZ
>>415
撮影のあと、あの馬たちがどうなったか気になった。
馬という動物は、一度倒れたら体が腐って死ぬのを待つしかない。
通常、そうなる前に、人間の手によって安楽死させられることが多い。
あのおびただしい馬たちも、撮影後、全部殺されたのだろうか。
429この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 18:29:06 ID:Y9vV2RO1
>428
公開後のインタビューで
撮影時ウマ購入が大きな話題になって
いろいろ記事に書かれたときに(さすが天皇することが違うとか)
大半は元々馬肉用のウマでしかもちゃんと調教したので
レジャー施設なんかに買い取ってもらい
馬をレンタルするより安かったという記事を読んだけれど。
430この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 18:31:16 ID:Y9vV2RO1
>429
>馬という動物は、一度倒れたら体が腐って死ぬのを待つしかない。
通常、そうなる前に、人間の手によって安楽死させられることが多い。
それって、競走馬の足を骨折じゃないの?
431この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 19:31:08 ID:zeXL3UZE
倒れた馬だってひょこひょこ起き上がることはできるよ
馬のスタント見たことない? 西部劇とか史劇の合戦場面とかによくあるじゃん
銃撃とかでいちど倒れてもすぐひょこひょこ起き上がるよ
「影武者」で馬の倒れるとこ撮らなかったのは、それがいやだったからってのも理由のひとつだ
って黒澤は言ってたよ
すぐ起き上がられたんじゃ本当の迫力は出ないんだってさ
432この子の名無しのお祝いに:2007/07/27(金) 06:06:14 ID:Df22+6Tz
麻酔を使ったのを知らないだけだろ
433423:2007/07/27(金) 21:50:28 ID:E3Swkn9I
>>571 >>572
逆落としだったんですね。素で間違えてた、自分のバカ。
逆落しを映像化した映画をみてみたいなあと思って
黒澤監督がどうのこうのって話をうろ覚えしてたんだけど、
そのことだったのかなあ。とりあえず、レスありがとう。

これだけではなんなので、自分が今まで観た黒澤作品では
羅生門と蜘蛛の巣城がとくに好き。マクベスの映画化作品を
いろいろ観てみようと思ってその中で蜘蛛の巣城も観たんだけど自分の中ではマクベスの一番傑作の映画化作品だと思ってる。
434この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 10:18:37 ID:vyfU2nQ/
遅レスじゃが、「乱」の照明の問題な。
じつはわしも公開当時からOPの巻き狩りのシーンで、背後の阿蘇?の風景と手前の俳優の照明がちぐはぐの印象を受けていた。
何というか光の方向がずれていて、有体にいってTVドラマの安っぽいスタジオ合成に見えた。

先日、DVD見直したんだが、末の方登場の夕刻の南無阿弥陀仏とか
ところどころ、「実写でお天気待ちしてなぜこんな安っぽい合成じみた照明になるのか?」と
気になる箇所がある。

あれって、なんなの?
当時の技術的制約?それとも安っぽい銃声音効と同じ、老害ギルドに阻まれた結果?
435この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 18:22:22 ID:4V8sU697
乱は後期では一番いいけどね
やっぱ蜘蛛巣城がよすぎるな、おそらくシェイクスピア映画の最高だろう
仲代もうまいけどやっぱりあれは自然に老けた三船でやってほしかった
黒澤の人生観がさらに実感を伴って濃厚に出ただろう
436この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 19:31:37 ID:FEc2u5Vx
みんなはっきり言おうぜ
「麒麟も老いては駄馬にも劣る」
437この子の名無しのお祝いに:2007/08/10(金) 12:30:09 ID:KGC2YRxj
目利きの出来ない人間には
麒麟も駄馬も区別が付かない
というべきだな。
438この子の名無しのお祝いに:2007/08/10(金) 19:01:47 ID:Gt4PGsJt
老いた麒麟なんてなかなか見られないぜ。
439この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 22:19:18 ID:r5niOpuE
そもそも麒麟自体・・・
440この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 23:36:27 ID:5+Uhj5lV
>>434
>老害ギルドに阻まれた結果?

「乱」は撮影(斎藤孝雄・上田正治 協力=中井正一)照明(佐野武治)
だけは黒澤の意が完全に通っているはずだが?
照明がチグハグ・・・何故だろう? あるいは舞台のスポットのように考えていて、表の
芝居場だけ光がきちんと出来ていればいいという意図だったのかもしれない。
441この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 17:17:57 ID:Rpi7n6pz
関西学院大学4回生のさおりんは卒評論文のテーマで悩んでいました。
黒澤明監督について書籍やネットでたくさん調べたけれど、
いまひとつ知りたいことに届かない…。
さおりんが知りたいのは例えば『黒澤明のリーダー力』について。
やはり、黒澤映画の現場を体験した人に会ってみないと、
その臨場感まではわからないに違いない。
でも知り合いにそんな業界の人いないし…と悩んでたところに、
KOBE.TVを通じて縁があり、なんと、かつて黒澤組で照明技師をされていた佐野武治さん
(「影武者」「乱」「まあだだよ」「夢」など多数の黒沢映画の照明を担当)に、
映像インタビュー取材ができることになりました。
大きな話になってどきどきのさおりん。
けれど持ち前の勝負強さで、照明技師界大御所の佐野武治さんに
インタビューを挑んでいます。
黒澤明監督がスタッフの心をどのように映画という芸術に
まとめあげていったのか、佐野武治さんとの出会いを
楽しみながら探求していく旅のはじまりです。

シネマ研 - さおりんの黒澤明論 - KOBE.TV
http://kobe.tv/cinemaken/?type=list&ctg=sano
動画を見るのはページ上の「映像再生について」をクリックして
開いたページからプラグインをインストールしてください。
442この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 17:18:55 ID:Rpi7n6pz
「七人の侍」43年目の証言
http://www.jsl.or.jp/kurosawa.pdf
照明についての話も。
443この子の名無しのお祝いに:2007/08/28(火) 02:26:13 ID:7lRkz1xn
やっぱり「乱」神映画やな。
セット、衣装、撮影、音楽、照明、演技など全て完璧。
これ見ても何も感じないなら相当脳味噌がヤバイ人間だろうね。

畠山小彌太出陣
http://www.youtube.com/watch?v=I9w_1JvyNiw
三の城攻防
http://www.youtube.com/watch?v=eNyUv2x7gHI
予告編
http://www.youtube.com/watch?v=C58jxwu9vNQ
末の方と秀虎の対面
http://www.youtube.com/watch?v=Gdc1-uJ8kfc
次郎と楓の方の濡れ場
http://www.youtube.com/watch?v=5wU5p2zj7kQ
嵐の中を彷徨う秀虎
http://www.youtube.com/watch?v=2dN4QabxePI
DVD海外版予告編
http://www.youtube.com/watch?v=GAxQ6hcuGHM
444この子の名無しのお祝いに:2007/08/28(火) 05:45:46 ID:fdKiaOF2
ところで影武者の衣装担当は誰?
センスいいなー特に織田信長の衣装が。

30年前といえば世のファッションはダサダサ時代だったよな!
445この子の名無しのお祝いに:2007/08/28(火) 10:18:07 ID:sdiSFcLl
流行のファッションともなれば今もじゅうぶんにダサいぞ。
446この子の名無しのお祝いに:2007/09/28(金) 14:02:43 ID:8pazgQ5U
キューブリックもそうだけど
黒澤は舞台演劇の台詞と身振りだけで世界を作る
変なゴダールで波止場のマーロンブランドみたいなDQNメンタリな演技
447この子の名無しのお祝いに:2007/10/14(日) 22:19:51 ID:uuf1QaVV
「乱」伝説

・俳優は衣装やカツラを付けてのリハーサルをクランクイン4ヶ月前から行う。
・仲代達矢は秀虎が馬上から矢を放つたった5秒のシーンのためだけに1年間仕事をキャンセルして練習をした。
・太郎が外を眺める6秒のワンカットのために9ヶ月かける。
・三郎と丹後が藤巻の一行から逃げるシーンは屋根道で馬を走らせ崖っぷちで止まらすのだが
7騎の統制が上手くいかず止まった瞬間にあやうく落馬する者もいて中々本番の声がかからない。
ロングで狙っていた黒澤はトランシーバに向かって「全速力で走れ!」助監督の返事は「これが限界です!」
これに黒澤は「怖がっていたら今夜は焼酎飲ませないぞ!!」
・次郎軍と三郎軍の合戦シーンの撮影は午後1時から午後4時までかかったが、この間
75才の黒澤は炎天下にも関らず一度も櫓から降りることは無かった。
・標高1250メートル御殿場市字大太郎坊に三の城が建設されるが
火山灰でかなり傾斜した場所に城を築いたために相当の難作業で
大型ブルドーザー3台、パワーショベル3台、レッカー車5台による整地から始まった。
台風に備えて3メートルほど掘り下げコンクリートを流し込むなどの基礎作りで本格的な工事を行う。
三の城天守閣は幅16メートル奥行き15メートル高さ18メートルで6階建てのビルに相当し、
民家150軒分に当たる300トンの木材を使用。カメラには写らない裏側もベニヤ板を使わず作りこんだ。
他にも大手門と搦手門を持ち馬舎や納屋もあり総工費4億円、のべ400人がかりで127日かけて完成された。
・三の城攻防前日黒澤はスタッフ全員に「明日のエキストラは900人でいくからな」と説明。
当初500人程度を予想していたスタッフは急遽追加のエキストラをプロダクションに発注。
しかしそれだけでは間に合わずスタッフ全員の友人や親戚にも声をかけその日の深夜に何台もの車で
東京からエキストラをピストン輸送しどうにか700人まで群集の数を増やした。
しかし撮影当日に黒澤は「200人足りないな」と呟いてその日の撮影を中止して帰ってしまった。
・壮絶な三の城攻防シーンは海外の映画監督に多大な影響を与えイーモウは「英雄」スピルバーグは「プライベートライアン」
スコセッシは「ギャング・オブ・ニューヨーク」ジャクソンは「ロード・オブ・ザ・リング」でオマージュを捧げている。
・狂った秀虎が嵐の中を彷徨う場面は台風が九州に上陸するまで何ヶ月も待って撮影された。
・衣装作りのために黒澤とワダは「上杉謙信伝来衣装」や「毛利家伝来衣装」などの文献を百冊ほど集め研究をし、
ワダ・エミは3年がかりで約1200着作成した。
・狂阿彌の衣装は五郎丸という高級な麻を使用し色々な色に染め上げ黒澤のイメージを具体化していった。
・構想及び準備年数9年、製作日数273日間、出演者延べ人数約12万人、出演馬延べ頭数約1万5千頭、製作費26億円、衣装代だけで6億円。
・85年米アカデミー賞でワダ・エミが衣装デザイン賞を受賞した。
・主な受賞。ニューヨーク批評家協会 外国語作品賞
ロサンゼルス批評家協会 外国語作品賞 音楽賞 経歴賞
全米批評家協会 外国語作品賞 撮影賞
英国アカデミー賞 外国語作品賞 メイクアップ賞 脚色賞
448この子の名無しのお祝いに:2007/10/15(月) 18:21:01 ID:NqhSr+tv
影武者って、面白いな。公開当時は勝新でなかったとかで
あまり好きではなかったが、
改めて今見ればよく出来ている。

仲代も良かった。勝新よりも滑舌がよさそうで、
セリフの聞きづらさも少なかった。

影武者の下賎な笑い方だけは、勝新の特許みたいな気もするが。

影武者がじっと座りながら戦闘を見守るシーンも
張り子の虎みたいで面白かった。
仲代で良かったね。

もし、どうしてもケチをつけるなら
馬に乗って、甲冑を着た信長と家康がゆっくりと近づいてくるシーンがあったが、
あそこだけ、日本の最高指導者にしては、なんか間が抜けてみえたんだが・・・それだけ。
スマン。

449この子の名無しのお祝いに:2007/10/16(火) 02:08:41 ID:sV5fuYrt
影武者の隆信長はそれまでの映画やドラマに出ていた信長のイメージを
一変させるほどインパクトが強かったな。
あの黒いマントや西洋の甲冑とか。
特に劇画なんか凄い影響受けてる。
450この子の名無しのお祝いに:2007/10/16(火) 02:21:30 ID:sV5fuYrt
>>349
>信玄側しか写してないよ。
敵は、最後に本多平八が出てくるだけ。

いや敵側写っているよ。
根津が「深追い無用!引けぇー!」のところ。
451この子の名無しのお祝いに:2007/10/17(水) 19:44:35 ID:kMWKkIaZ
信廉「お兄ちゃんは悪くない」
452この子の名無しのお祝いに:2007/10/20(土) 22:55:52 ID:vtYf0C+t
影武者の外国版でカットされたシーンって何?
453この子の名無しのお祝いに:2007/10/20(土) 23:30:39 ID:GrcX7eZ1
>>452
志村たかしのシーン
454この子の名無しのお祝いに:2007/10/21(日) 02:33:20 ID:ILApbAS+
何でカットしたの?
455この子の名無しのお祝いに:2007/10/21(日) 17:52:26 ID:MB2FLmiS
追放された父信虎と信長がどう関係してるのとか
外人には理解しにくいからというのが理由だが

薪能のシーンはコッポラ、ルーカスのわかりにくい
からカットしたらという進言を拒絶して残してるから

別になくてもいいシーンだったというのが真相。
ちなみに、兼信をカットしたのは惜しがってたのに
志村のカットについては言及なし。

あれは志村のおじちゃんを(志村夫人からの要望で)出演させるために
無理に入れたようなもんだから。
456この子の名無しのお祝いに:2007/10/21(日) 20:59:02 ID:I2E1DNub
ちなみに武田軍の行軍シーン(信玄が亡くなった直後のシーン)で、
最後に夕日のカットがインサートされてる。
国内版には無く、海外版にだけあるカット。
457この子の名無しのお祝いに:2007/10/23(火) 17:18:55 ID:prSd6COG
カンヌの赤絨毯上の、黒澤・仲代はカッコよかったなあ。
黒澤・勝新も悪くはないんだろうけどね。
458この子の名無しのお祝いに:2007/10/23(火) 23:52:02 ID:LDFPv8RW
ただ、志村シーンをカットしたとなると
「アホウ!信虎を使え。病気見舞いじゃ」云々・・
あの信長のセリフが宙に浮くんじゃないかな?
459この子の名無しのお祝いに:2007/10/24(水) 00:00:00 ID:tpUdvGB0
カラー以後ではデルスと乱だな
460この子の名無しのお祝いに:2007/10/24(水) 00:33:19 ID:3c06ty+p
>>458
だからあの台詞もカットしてんのよ
「アーメン!」のところで切っちゃってる
なかなか歯切れイイよ あの切り方は
総じて国内版と比べてかなりテンポよくなってる
461この子の名無しのお祝いに:2007/10/24(水) 14:15:41 ID:43pSRaup
影武者見るたび、乱の習作として仕方ないが
「規模の大きな大作」としてあちこち予算不足が木になる。

リドリー・スコット「デュエリスト」みたいに、ミニマリズムで戦国時代をリアルに描けたらなぁ
462この子の名無しのお祝いに:2007/10/24(水) 15:11:30 ID:jY43wu+f
薪能の撮影現場にコッポラいたよな。
椅子でコックリ寝そうになってたw
謙信シークエンスも海外版切ってたような・・・
463この子の名無しのお祝いに:2007/10/24(水) 21:26:27 ID:TbPUUdfa
乱より影武者のほうが好き。
しかし質の悪いビデオで観たら、画面が暗いね。
この作品は多くの人に誤解されているだろうな。
464458:2007/10/24(水) 23:33:54 ID:PJD2f+jF
>>460 なるほど納得。
ご教示THXです。
465この子の名無しのお祝いに:2007/10/24(水) 23:34:29 ID:CS73fu3d
>>461
「乱」の抽象的な撮り方は黒澤流のミニマリズムといえなくもない
466この子の名無しのお祝いに:2007/10/25(木) 12:18:48 ID:6eo3yeOU
>>465
だね。激しく同意だ。
467この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 03:58:40 ID:3H4udCZ9
『影武者』と『乱』を見たが
どこが面白いのかさっぱり分からない
アホみたいな映像美のこだわりは、異常としか言いようがないわ
もっともそれをマネた角川の『天と地と』は更に上を行く駄作

『影武者』にしたって、勝は本物の信玄を駄目な信玄に、偽者の信玄を賢い信玄にすればもっと面白くなると言ってたが
実際の信玄は常に甲斐から出陣して、拠点を移すと言った事をしなかった馬鹿であり
そのため一生涯かけて信濃統一がやっとこさな駄目な奴でしかなかったからね
468この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 07:24:57 ID:Al/Fbbyd
駄目な奴、と言うよりも保守的。当時はそれが普通。
一所懸命という言葉があるように日本人は農耕民族
なので、あまり本拠地を移すことはしない。
どちらかっていうと信長が日本人離れしてる。
家臣はいい迷惑だったと思う。

でも戦は信玄の方が数枚上手でしょう。
ま、浦和レッズ(信長)がACミラン(信玄)
に勝てるか?ってこと。
469この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 20:24:29 ID:eGmCA4Hx
>でも戦は信玄の方が数枚上手でしょう。

はあっ?
村上如きにフルボッコにされて、謙信とは5回も戦いながら一回も勝てなかった挙句
秀吉には川中島で「無駄な戦をしたものよ」とこき下ろされた奴のどこが戦が上手いのか?
470この子の名無しのお祝いに:2007/11/19(月) 09:03:44 ID:HtU6KcqP
映像美だけでなく、おれは素直にシェイクスピアの宇宙崩壊劇として
乱は気に入ったけどな。

OPに最後の調和があって、
楓の方に大殿御正室さま方の道を譲る譲らないの揉め事から
一気に三の城炎上まですすみ、
しばらく宇宙は平衡を取り戻したかに見えたが、
結局、まだ崩壊要素が残っていて、すべてが崩れ去る一族滅亡のラストまで
再疾走がはじまる。

20世紀の爛熟の時代、だれがこんな大金かけて一族滅亡の陰鬱な悲劇を撮ってくれるのか。
存在自体、奇蹟の素晴らしい映画だと思うよ
471この子の名無しのお祝いに:2007/11/20(火) 00:38:18 ID:qf6cZnXl
なんだかんだ言ってもやはり乱は傑作だよ。
影武者は音楽が安くて臭くて一切見返してないけど乱は何度でも見返す気になる。
ピーターが実にいいと思うんだけどなあ、荒野で唄うところとかジジイってののしるところとか。
あんだけ役者が気合入れてて色彩も凄くて音楽も素晴らしい、名シーンもたくさんある。
こういう時代劇はもう二度と再現できないだろうなあ。
472この子の名無しのお祝いに:2007/11/20(火) 11:24:04 ID:/ZMLk0xn
まあ優れた美術品をスリーンの中に見出すといった鑑賞の仕方をすれば傑作だわな
ストーリーは全く面白くないが
473この子の名無しのお祝いに:2007/11/20(火) 16:27:23 ID:PPK23baU
>影武者は音楽が安くて臭くて

確かにそういうところはある。
でもそれがいいんだけど。

高天神城の
「チャーン、チャララ、ラーララン、チャラララララらあー」とかさ

必殺仕事人にも通ずる安っぽいヒロイズムみたいなのもあって
萌えるぜ。

>ストーリーは全く面白くないが

面白かったという俺は少数派?

>シェイクスピアの宇宙崩壊劇

「七人の侍」とかは何のかんの言っても時代劇だけど
「乱」は時代劇の枠を完全に超えた作品だ。

>荒野で唄うところとか

あのシーンはいいね。
武満の音楽も実に緊張感に満ちて映像を盛り上げる。

474この子の名無しのお祝いに:2007/11/23(金) 20:25:14 ID:prKgQUt3
影武者は山崎努が良かったなあ
475この子の名無しのお祝いに:2007/11/27(火) 01:29:36 ID:LGCu1jFA
>>469
これは笑止千万。
片腹痛いとはこの事よ。

ならば、ナポレオンは百戦百勝だったのか?
劉邦はどうなの?
たった一度や二度の敗戦を例に挙げ、駄目な奴呼ばわり
する位のあなたなら、時期国選に出馬してもらいたいものだ。

>>秀吉には川中島で「無駄な戦をしたものよ」とこき下ろされた奴のどこが
戦が上手いのか
どうもあなたは日本地図をご覧になったことががないと見える。
甲州から京まで、どのくらいの距離があるんでしょうか?
考えなくてもあなた以外の一般人ならわかりますね。
秀吉も信長も、たまたま京の近くに生まれただけのこと。
才能とは関係なし。

さっ、今度はどんな愚かな反論ですか?
476この子の名無しのお祝いに:2007/11/29(木) 17:07:07 ID:oP1oX/TC
影武者は、正月の長時間歴史ドラマのような感じだなあ。
477この子の名無しのお祝いに:2007/12/07(金) 03:34:43 ID:oKCO0w4D
橋本の複眼の映像に
乱の脚本の執筆を
小国英雄さんは黒澤と喧嘩になって早い段階で抜けたとあったけど
実際どこまで関わったの?
478この子の名無しのお祝いに:2007/12/07(金) 17:08:50 ID:4/bME2rf
「影武者」と「乱」の好きなところは
『仲代達也が何せかっこいい!』に尽きる。

影武者の時の扇子をパチン…パチン…しながら物思う表情
乱の狂ったボロボロの老人がなぜか絵に描いたように魅力的っていう

三船・志村とは一味違う。
479この子の名無しのお祝いに:2007/12/07(金) 19:15:23 ID:wCF0XnEc
いやあ、おもしろい、おもしろい。
どちらもなかなかつくれない、見られない映画だ。
もう2、3本、こんなのを見てみたかった。実に惜しい。
480この子の名無しのお祝いに:2007/12/15(土) 00:16:59 ID:P32cQS5j
俺も大人だから、あんまりいいたくはないが・・・・
一言いわせてくりゃ



>>469
昨日の試合、見たか!
俺の言った通りだろ!カス野郎!!
481この子の名無しのお祝いに:2007/12/15(土) 22:10:06 ID:W/LM15xx
ついさっき初めて「乱」を観たよ。正直、「影武者」より面白かったです。ピーターが本当に良い演技してたな、あと野村萬斎も!
482この子の名無しのお祝いに:2007/12/19(水) 22:46:25 ID:5iBT5caU
「乱」は初めて見た黒澤作品だけど、今までの日本映画にはない
スケールの大きさ、迫力などに圧倒された記憶がある。
後から見た白黒時代の作品も良かったけど、俺にとってはやっぱりこれが
黒澤作品のベストだな。





483この子の名無しのお祝いに:2007/12/20(木) 02:21:59 ID:ae7kOkvk
俺も「乱」が一番好きかもしれない。
最近やたら見返してるんだけどやっぱりいいなあと思う。
武満の音楽に乗せて効果音なしの落城シーンは何度見てもいい、眺めてるだけでいい。
狂阿弥の唄とか鶴丸の笛とか音が実に上手く効いてるし役者の気迫が凄い。
荒野で狂ったりとかああいうイメージを思いついて描けるのはやっぱり黒澤しかいない。
映画の中で「第九」が何かとなったらそれは「乱」ではないかと思う。
484この子の名無しのお祝いに:2007/12/20(木) 17:35:03 ID:HTZN5AZ7
>映画の中で「第九」が何かとなったらそれは「乱」ではないかと思う。

黒澤のイメージ的には
大地の歌の告別だろうけど。
485この子の名無しのお祝いに:2007/12/21(金) 22:17:26 ID:u9h+J0f/
その理論だと時計じかけのオレンジこそが第九のイメージそのものってことかw
486この子の名無しのお祝いに:2007/12/22(土) 13:17:46 ID:Hs/M5ag5
>>485
第九を使ったのは黒澤のいう対位法だな。
むしろ作品とあってないから効果的と。
487この子の名無しのお祝いに:2007/12/22(土) 13:27:06 ID:5xWHxcL9
「黒澤のいう」はいらないだろ。
「黒澤のよくやる」なら分かるが。
488この子の名無しのお祝いに:2007/12/23(日) 18:53:34 ID:Xm80Iwk+
>487
対位法の本来の意味知ってる?
489この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 14:13:37 ID:Ae2T0y0p
>>488
いわゆる四十八手って言われてるやつか?
490この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 16:56:43 ID:Ue0hOz7I
のんちゃんによると
影武者プレミアムで仲代黒澤がゲートで来賓に挨拶したが
勝が来たのでスタッフが仲代を事務所に一時退避させたらしい。
「何で僕が逃げにゃあならんのですか!」と仲代は怒ったらしいが。(全くだ)

黒澤は独特の観でさーっと居なくなったってさ。
491この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 19:14:15 ID:TSlJlCcy
黒澤の映画の中で馬が走るシーンが好きです
492この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 20:37:46 ID:qwFrU3zO
>>490
ていうか勝も降板させられたくせに
よく恥ずかしくもなくそんな場に出てこられたもんだ。
493この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 21:04:58 ID:DSXuBAO1
>>490
その後マフィアの親分みたいな格好で記者に囲まれて映画の
感想を述べていた有名な映像か?
494この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 22:37:34 ID:Ue0hOz7I
葉巻で「完全な失敗だな・・・俺に言わせりゃア・・・」ってヤツな。
仲代退避は
むしろ「オチョクリモード」の勝に仲代が切れてしまうのを周囲が恐れたのではないか?
と妄想。
昔、黒澤をクサした三船に仲代が切れた事例があるらしいしね。

今ならおいしいパブなんだけどw
495この子の名無しのお祝いに:2007/12/24(月) 22:50:24 ID:Xj8nae4O
>>492
招待されたから来たんだろ
黒澤も勝も大人の対応しようとしたんだよお前が子供
496この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 00:06:11 ID:+NFnp5a8
>>494
三船がクサしたのは黒澤じゃなくて小林正樹。
有名な話だから間違えんなよ。
497この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 02:46:07 ID:qCox4n5S
>>495
自分で勝手に来たんじゃないのか。
降板した人間をわざわざ招待するとも思えないけどね。
そんなことされても本人だってバツ悪いだろうし。
498この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 02:56:24 ID:ezB4B9dI
>>496
丹波の証言では黒澤になってるよ
499この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 11:44:28 ID:7FS6SHz0
494だが 
俺もソースは、居合わせたという丹波のインタビューなのよ。
500この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 11:53:52 ID:WsqHaG2F
丹波の思い違いだろ。
「御用金」の能登ロケの宿で、酔った三船が「上意討ち」の時の
小林の悪口を言ったら、仲代が激怒。そばにあった果物ナイフを手に、
「ここから出て行け!」と怒鳴った。三船はそのまま帰京。
プロデューサー連がなだめたが、結局、降板。
既にかなり撮っていたが、萬屋錦之助を三船の代役に立てて全部取り直し。
(一箇所だけロングショットで三船が映っているカットがあるらしい)
完成後、三船はメインスタッフと仲代を招き、謝罪して手打ちになった。
501この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 12:27:15 ID:6cCg1di/
三船が酔って黒澤を貶すのは昔から。仲代もそれは聞き流せた。

もし黒澤が貶されたところで仲代がキレて、
三船との仲がギクシャクしていたら
小林正樹の悪口を聞かされることもなかったろう。
502この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 12:38:36 ID:gTAlHq3j
仲代としては、三船:黒澤=仲代:小林だったのだろう。
それで許せなくなったと思われ
503この子の名無しのお祝いに:2007/12/25(火) 22:16:54 ID:5t7yHYCl
*ただいまいつものおっさんたちのどうでもいいことの事実確認中
504この子の名無しのお祝いに:2007/12/26(水) 00:29:18 ID:I7gc/pAX
*記憶の同期中です。_――整理できないクラスタがあります。
505この子の名無しのお祝いに:2008/01/02(水) 14:41:22 ID:Kt3oZu0z
今日深夜0時から群馬テレビで「乱」放送!楽しみだ
506この子の名無しのお祝いに:2008/01/02(水) 19:42:54 ID:y+IN5xWx
見るほうが理屈つけてやらんとあかん作品はダメダメ

二作とも退屈の極み
507この子の名無しのお祝いに:2008/01/03(木) 03:03:40 ID:kQ/DxZBw
今、群テレ「乱」オワタよ。ちゃんとエンドロールまで流してたよ。3時間は正直辛かったけど、久々にテレビで黒澤作品が観れてよかった。黒澤作品じゃ放送権とか高かったんじゃないかな?
508この子の名無しのお祝いに:2008/01/08(火) 01:20:07 ID:z8WokYPe
乱を見て疑問に思ったのは
運命・宿命の残酷さを描がこうとしている割には
リヤ王や鉄が自業自得としかいいようない行動を
している事です。
509この子の名無しのお祝いに:2008/01/08(火) 10:59:46 ID:+PwUFVr0
目の不自由な人を崖っぷちに立たせるんじゃねぇ
510この子の名無しのお祝いに:2008/01/12(土) 23:28:53 ID:vJdNIEjW
山は動かん!
511この子の名無しのお祝いに:2008/01/12(土) 23:39:48 ID:Xgzi3iil
原田がエロイ以外は眠いよなー
まんまリア王だし、折れちゃう3本の矢とか笑えるしw
ブラックだね。
512この子の名無しのお祝いに:2008/01/13(日) 00:43:43 ID:pneTavSz
井川が原田叩き斬った直後
甚八まで斬っちまった方がオモロかったのに。
513この子の名無しのお祝いに:2008/01/15(火) 00:45:53 ID:cGjQc3FF
金かけたカルトムービーだろw
514この子の名無しのお祝いに:2008/01/20(日) 20:40:28 ID:c+ft6DkJ
おいおいw

乱って結局DQN女の復習劇かよ
ムダに長いだけだった
515この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 19:13:02 ID:i3h09dyj
根津、頭でか杉だわ・・
516この子の名無しのお祝いに:2008/01/24(木) 02:20:59 ID:pSgMniU7
根津 影武者の時は月代実際に剃ってたのに
乱じゃパチンコヅラw
517この子の名無しのお祝いに:2008/02/01(金) 04:45:54 ID:Wzr/eT6g
くろがねが一番格好良いな
次が丹後、その次が星一徹の声
しかし役者のアップが少ないなあ
宮崎美子なんてほとんど顔見えて無かった気がする
518この子の名無しのお祝いに:2008/02/01(金) 12:55:02 ID:ykGV7oK3
裸の王様だよなあ、まさに
519この子の名無しのお祝いに:2008/02/02(土) 20:19:52 ID:C/liHFgH
根津のヅラは確かになあw
520この子の名無しのお祝いに:2008/02/03(日) 02:05:51 ID:87fYv/gU
>影武者の時は月代実際に剃ってたのに

あれもヅラなのにねw

「乱」は貫禄が出るように
意図的にでかくしてある。
521この子の名無しのお祝いに:2008/02/03(日) 10:16:24 ID:sv1roUVr
貫禄でたかねえ?

おれ電車バカの六ちゃんすら連想するんだけど。
522この子の名無しのお祝いに:2008/02/03(日) 14:47:08 ID:uHqe8bbk
昔、NHK特集でやった「影武者」のメーキングをもう一度観たいんですが、
何かで観る方法ありますかね?たしか大滝秀治らが集まって笑うシーンで
何度もNGが出てるやつです。あのメーキングは凄く面白かった覚えがあるんですが。
523この子の名無しのお祝いに:2008/02/04(月) 12:53:37 ID:18f3eyRt
>>522
アーカイブいけばあるんはね?
524この子の名無しのお祝いに:2008/02/04(月) 20:09:52 ID:F1rJFclE
これを晩年に撮ったのは大きかったな
見所多いしやっぱりたいしたものだと思う
525この子の名無しのお祝いに:2008/02/06(水) 00:59:56 ID:TH3rgeEQ
黒澤がスターウォーズファミリーに影武者を見せたとき
ルーカスは食い入るように見ていたがマーク・ハミルは寝ていたらしい。
526この子の名無しのお祝いに:2008/02/07(木) 01:01:05 ID:kr2X7uQB
>>525
必死に意味を探してたんだろw(ないけど)
527この子の名無しのお祝いに:2008/02/07(木) 02:31:24 ID:A34fEpv9
ルーカスは知ってるつもりの黒澤特集で「黒澤が影武者に注いだエネルギーは
自分が撮った全作品よりも勝っている」みたいな事を言ってたな。
528この子の名無しのお祝いに:2008/02/07(木) 19:11:53 ID:xbGX3Xkg
この凄い映像見ちゃうと大河ドラマや正月の時代劇スペシャルが見れなくなるな。

高天神城夜戦
http://jp.youtube.com/watch?v=uDBWQt_fhd8
529この子の名無しのお祝いに:2008/02/11(月) 12:44:22 ID:0SksAZIq
ソウルの南大門の火災、ニュースでみたけど三の城の炎上かと思った。
いつになったら中から仲代が出てくるかと…
530この子の名無しのお祝いに:2008/02/11(月) 14:34:45 ID:fY0unM40
映画は監督の人格が反映したものだ
531この子の名無しのお祝いに:2008/02/11(月) 14:55:08 ID:mzVz9ZX5
「乱」でも瓦が崩れ落ちる映像は欲しかったな
ただ燃えてるだけだったし
532この子の名無しのお祝いに:2008/02/12(火) 15:33:17 ID:9jfjwSbL
>>528
しかしこののどかな劇伴と間延びした編集は何なんだろうねえ
533この子の名無しのお祝いに:2008/02/12(火) 17:09:51 ID:cG+WFS1E
脚本の幼稚さにも驚き。
534この子の名無しのお祝いに:2008/02/12(火) 22:25:55 ID:phbijXXm
>>533
アホは失せろ。
535この子の名無しのお祝いに:2008/02/13(水) 01:58:33 ID:XfnAmebw
>>534
信者のかたですか?w
536この子の名無しのお祝いに:2008/02/13(水) 21:34:35 ID:HXSFHBdT
>>535
アンチの方ですか?
537この子の名無しのお祝いに:2008/02/13(水) 23:30:49 ID:LG3vEmJy
>>536
いえただの信者狩りですw
538この子の名無しのお祝いに:2008/02/14(木) 13:08:17 ID:wwNomnJ4
信長狩り?
539この子の名無しのお祝いに:2008/02/14(木) 13:23:01 ID:QhCjQbfj
>>528の脚本は酷いよなあ。
身代わりになって死んだの見て態度豹変? w
540この子の名無しのお祝いに:2008/02/14(木) 15:48:05 ID:vHdYM40E
>>539
君が影武者なら
「ああ、死なずによかった」で
終わりなんだろうなw
541この子の名無しのお祝いに:2008/02/17(日) 19:26:57 ID:flzcP+ob
>>528
ロードオブザリングの夜戦シーンより遥かに良いよ。
信玄の影へと覚醒していく影武者を見事に描いているシーンだ。
その前の陣形移動シーンも見応えありまくりだし。
なんと言っても池辺の豪快な音楽が素晴らしい。
カンヌグランプリ獲ったのも頷けるわ。

やっぱり黒澤は天才だな。
感性が糞すぎるアンチは天と地とでも観てろよ。
お面を被った外人兵の槍による剣道は面白いぞw
542この子の名無しのお祝いに:2008/02/17(日) 19:44:34 ID:flzcP+ob
>間延びした編集

あれがいいんじゃねぇか。
贅沢な映像美をジックリ観客に見せる
黒澤のサービス精神を理解できないのか。
543この子の名無しのお祝いに:2008/02/17(日) 19:52:18 ID:flzcP+ob
>身代わりになって死んだの見て態度豹変? w

身代わりになって死んだのが理由じゃなくて
影武者が初めて戦場を経験したのが豹変した理由なんだけどな。
周りに死体が転がっているのを影武者が見渡して信廉の顔を見つめるシーンあったろ。
544この子の名無しのお祝いに:2008/02/17(日) 21:28:57 ID:iJ/aH50f
影武者面白いよな。
工藤かずやがパクったのも分かるわ。

ttp://home.interlink.or.jp/~robocom/nobunaga1.jpg
ttp://home.interlink.or.jp/~robocom/nobunaga2.jpg
545この子の名無しのお祝いに:2008/02/18(月) 03:28:49 ID:ipW2EzzZ
>>544
いや作画池上僚一なw
546この子の名無しのお祝いに:2008/02/18(月) 06:05:20 ID:NAxEfs/r
自分としては乱と影武者を足して2で割れば世界映画史上最高の映画になったと思う
547この子の名無しのお祝いに:2008/02/18(月) 18:51:00 ID:IgF4fq4T
>>542
贅沢な映像美ってのはな、あっさり見せるから贅沢なんだよ
「ジックリ贅沢を見せる」なんてのは貧乏人の感覚だ

「影武者」の編集が間延びしてるのは、黒澤が年を取ったから
老人の身体感覚で編集されてるからだよ
サービス精神でもなんでもない

548この子の名無しのお祝いに:2008/02/18(月) 20:21:43 ID:He0ULxkC
武田信玄を尊敬してる私としては最高の映画でした。
ただ、基礎知識がないと楽しむのは難しいですね。
新田次郎氏の「武田信玄」くらいは読んでおくべきでしょう。
内容はまさしく大傑作といった感じです。使い捨てられる影武者の悲哀、滅び行く武田家の武将の悲哀、
そして涙が滝のようにでるラストシーン・・・。やはり黒澤を超える邦画はないですね。
549この子の名無しのお祝いに:2008/02/18(月) 21:12:42 ID:dzSkOG11
自分も戦国ファンで武田贔屓なんで、この映画は何度も見てしまう。

しかしその上で思うのだが、なんで監督は山県昌景をああいう老将にしたんだろ?
彼は長篠で戦死した時は47歳。大滝秀治扮する老将は風貌、重臣のなかの立ち位置
からみてむしろ馬場信春あたりなんじゃないのかと思うのだが

ま、イメージを優先したということなんだろうけど
550この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 03:35:46 ID:gPKuawtH
突撃する順番だべ
551この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 07:32:40 ID:L74XmjCr
予告編に出てる上杉謙信は本編でも出ていたっけ?まったく記憶にないんだが。
552この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 17:39:38 ID:0DVSX40T
出てたよ。
最初のほう、「信玄死す」の報が伝えられるところで、信長、家康、謙信の順で出てくる。
その知らせに驚いた謙信が、亡きライバルを偲びつつ城の窓を開けると、外はしんしんと降りつもる雪。
そこから、夕日を浴びて撤退していく三州街道の武田軍へと、カットがつながる。
本当はそこに謙信の回想シーンで、川中島の一騎打ちが入るはずだったが、時間が無くて撮れなかったらしい。
それが入ってれば、謙信の印象ももっと強くなったろけどね。
黒澤が川中島の一騎打ちをどう撮るかも、見てみたかったな。

国際版では、この謙信の出番はまるごとカットされちゃってる。
553この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 17:40:20 ID:1+clCPmn
>老人の身体感覚で編集されてるからだよ

「もっと切りたかったけど時間がなくて。
海外版は時間の許す限り再編集した。」
と淀川にいってたが。
554この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 17:43:45 ID:0DVSX40T
あ、ごめん。ちょっと違った。家康、信長、謙信の順だった。
それで国際版では謙信がカットされ、家康と信長が入れ替えられて、信長、家康の順だった。
555この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 18:24:59 ID:0DVSX40T
>>553
ん? だから何? 何が言いたいのかな?
ようつべのあれは英語の字幕がついてるから海外版だろ?
それに対して俺は「間延びした編集」と言ってるんだよ?
つまり時間をかけて再編集しても、老人の感覚は変わらなかったってだけの話じゃん。
海外版が無駄なシークエンスを削除したり、カットの順を入れ替えたりして
国内版より若干テンポがよくなってはいるのは確かだけどね。

ようつべのあれがクライテリオンのだとすれば、英語字幕といえど日本版まんまの映像の可能性もある。だが高天神城攻めのシークエンスに関しては、黒澤は海外版でも手を入れてなかったと思う。なので同じこと。
556この子の名無しのお祝いに:2008/02/19(火) 19:51:45 ID:aP7a9YCy
黒澤は「絵巻物を見るように撮りたい。」といってたからね。
海外用に20分カットしても全体の雰囲気は変わらない。

557この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 12:18:11 ID:jvyMhaS1
影武者が「戦闘シーンを描かなかった」のは、
バリーリンドンと似てしまうからではないでしょうか?
558この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 13:07:11 ID:9y1qqLlO
予算がないし、それならと乱の習作で、いろいろ予行演習しただけだと
何回言えば・・・
559この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 15:01:00 ID:KFbP9doS
乱は人間のエゴを描いているけど、欲を言えば影武者の様式美があればもっと
560この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 17:38:34 ID:eIQ0t0RB
信玄狙撃を再現する鉄砲足軽のシーンは観客に納得させると同時に冗長な説明に陥ることなく、作品の面白さに取り込んでいる。
高天神城攻略における信玄本陣の空気、ただの一場面の斬り合いシーンも無いにもかかわらず、サスペンス、スリルを盛り上げていた。
黒い画面のなか、燃える松明のもと、本陣を守る武者の動き・・・これだけで観客は全てを感じる。
影武者を身を挺して守る小姓や近習者から伝わってくる恐怖、リアリズムに支えられた、この本陣襲撃は黒澤《影武者》の象徴的なシーンだった。
561この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 18:26:53 ID:jvyMhaS1
>信玄狙撃を再現する鉄砲足軽のシーン

細い木に当てるというのは視覚に訴える効果があるが、
同時にやりすぎ感もないではないが。

用心棒で卯之吉が火の見櫓の半鐘に当てていたが、
そんな風に的が大きめのほうが説得力はあったと思う。

チラシの裏レスだ、気を悪くせんでくれ。
562この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 19:00:31 ID:eIQ0t0RB
色んな見方があっていいと思うから別にいいよ。
俺が他に好きなのが薪能のシーン。
ここで「火」の山県正景が御屋形様を思い出して感極まるんだけど
その時、かがり火の火が風で揺らめくんだよね。
こういう黒澤さんの演出大好きだなぁ。
563この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 19:44:55 ID:OE9Sbune
今日はすさまじい風だな、信玄が死んだ夜のの武田本陣のシーンを思い出すぜ
564この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 00:12:57 ID:x/9onSDE
>信玄狙撃を再現する鉄砲足軽のシーン

この時にショーケンが見に来ていて凄く緊張したと鉄砲足軽役の人言ってたな。
565この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 10:22:17 ID:igNONhNM
>>564
「ウルトラマン80」では科学班の隊員役で準レギュラーだった。
あの場面の姫路城だよね?よくドラマに出てくるけど現地に行った時に
実際に狙撃した穴から覗き込んだら信玄狙撃現場は別撮りだったんだねw
天守閣の頂上に登ったら余計な物が無くて撮影にそのまま使えそうだった。
たた梯子で登らないきけないから高齢者は無理かも。
あと007は二度死ぬの撮影中で国宝の壁を傷つけて撮影中止になった
場所も見てきたw
566この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 11:17:56 ID:yoXZg6Fp
ショーケンなら目黒某所で白昼、二度ほどみかけたが、
「うー、うー」と小さくうなりながらひとりで歩いていた

近くで小さい子供たちを遊ばせていたママさんたちも、物の怪が通り過ぎるかのような
眼差しで見守ってた
たしかに見るものを緊張させていた
567この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 16:37:20 ID:+mfJ7/zK
駄作を無理して誉めるなよw
568この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 16:49:24 ID:b/JzgM6q
>>561
あれさ、シナリオでは細木が「吹っ飛ぶ」っていう表現になってるけど
本編では、はなかげに「パタン」って倒れるだけなのよね

あの落差がなんともこの映画にとって象徴的だったw
569この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 19:13:42 ID:Zhhk9Qei
>>562
オープニングもいいぞ。
信玄の影だけが後ろの壁に浮かび上がっていたり
信玄の動作を信廉が真似したり黒澤のディテールへのこだわりに感動した。
名作って大体オープニングが凄いんだけど影武者はまさにそうだね。
>>567
お前本当は見てねーだろ。
カンヌグランプリ獲ったからとは思わんが影武者は間違いなく大傑作。
突っ込み所もあるが名場面も沢山ある。
駄作だったらジョン・ヒューストンも絶賛していなかったし角川だって影響受けなかったぞ。
570この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 19:56:13 ID:Z9ETyjg4
大傑作とは思わないが、カラー以降では一番好きな作品。
571この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 17:39:52 ID:7mHgFKtg
影武者は乱と比べて暗い。
バリーリンドンに影響を受けて自然光を大事にしたか、
予算の関係で天気待ちしなかったのか。
572この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 19:14:13 ID:bm2cCJE0
地獄の黙示録ですら傑作に思えてくる駄作だな
573この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 19:40:08 ID:nmvLGGaG
仲代「ところで「影武者」の信長はこれまでの信長像とは違っていると思わない?
意気盛んで豪放な武将、というイメージが従来の信長だけど。」
隆「ほんとにそうです。僕が自分なりに考えていた信長という人物より、
もっともっとスケールの大きい人間ですね。あの時代を遥かに先駆けたむしろ近代的とも言える人です。」
仲代「そういう役を演じられて役者冥利につきるね。」
574この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 20:23:13 ID:gTnBS93n
昨日「影武者」見たけど美しい、美しすぎる!
武田軍団突撃の土煙、幻想的な薪能、武田本陣場面の強風、三本の矢が交差する澄み切った空、哀れな影武者と雨、高天神城の火炎、
映像の1カット、1カットが戦国の世を映し出している。
言葉はいらない、映像に力がある。
本当に凄い映画!
戦国時代の美しさ、怖さ、華麗さ、奥深さを世界の映画ファンに知らしめた黒澤さんに感謝したい。
575この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:00:08 ID:2CKdAzhh
>>573
>「あの時代を遥かに先駆けたむしろ近代的とも言える人」

信長って昔からこういうイメージだったような気がするんだけど、気のせいかな?
ほんとに『影武者』がこういう信長像を確立したの?
576この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:20:49 ID:nAWVpSdf
黒澤明が 居た
何人かのスタッフ そのまん中に 黒澤明が 居た
黒いサングラスをかけて 本物の黒澤明が 居た
大きい人だった

まず 黒澤さんが 立ち上がり 手を差し出して 座るように すすめる
驚いたのは 黒澤さん自らが まず謝るのである

「本当は ひとりずつ 一対一で話をしたい しかし それを許す時間が無い
四人一緒に会う事を許して欲しい」
そう云う意味の事を言って 謝るのである
これには 又 驚いてしまった
それでも 結局 その時 四人と黒澤さんは 小一時間 話をした

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200707/14
577この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:24:32 ID:nAWVpSdf
発表の仕方が 奇抜で 度肝を抜くものであった
実際その時は 僕自身何が行われているのか 分からなかった
スタジオを締め切って 黒澤さんが指揮をとり みんなの位置を決め
「まだだよ まだだよ」と黒澤さんが スタジオの入り口を開けるスタートの
タイミングを 計る

スタジオの入り口が開いて マスコミの人たちが どかどかと入って来た
入って来た時 一瞬 その凄い空気に呑まれ 入って来た人たちの動きが止まる
驚きの様子で ばしゃばしゃと 写真を撮り始める
その時になって 初めて そう云う形での これは発表なのだと云う事が 
立っているだけの僕にも ようやく分かった
と云うような具合だった

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その2
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200707/22
578この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:27:48 ID:nAWVpSdf
黒澤明監督は 怖い人だと聞いていた
が 実際に怖いと 僕が思った事は 全く 一度もなかった
寧ろ 優しさに満ち満ちている人だった
そして 背が高く 何よりも格好いい人だった 

怒る事は有る 
当然であろう
しかし 僕ら役者には 優しかった
スタッフ 特に助監督は しょっちゅう怒鳴られていた
現場にいると分かるのだが あれは怒鳴られて 当たり前だ
特に 初めて付いた助監督は 怒鳴られていた
見ていると 監督の要望を 分かっていない きっちり把握していない
何かと云うと びびってしまう
あれは いけない
ぐいぐい ぐいぐい行く精神を持っていなければ いけない
怒鳴られようと 何であろうと ぐいぐいゆく助監督でなければ
黒澤監督の助監督は 務まらない 

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その3
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200707/28
579この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:31:44 ID:nAWVpSdf
夜の撮影の寒さは凄かった
あまり強い風の日は無かったが 海辺である
信玄がまん中で 床几の上に座って 軍配を持つ
両脇に 小姓頭が居て 旗本が居て旗を翻す
旗は風林火山一本ではない
何本も立つ
その後ろに 騎馬隊と 僕たち歩兵部隊が 常に居る訳である
下は足袋・草鞋である
あとになって スタッフが 撮影のシーンによっては いいと云う事で
地下足袋を用意してくれた
足袋の色(茶)に染め抜いて 草鞋の模様が描かれてある地下足袋
勿論 中に何枚も靴下を履いた

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その4
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200708/01/
580この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:35:38 ID:nAWVpSdf
撮影は休憩になり 黒澤監督が 現場に居るみんなに
コッポラとルーカスを ちゃんと 紹介してくれのだ
しかも その後 たっぷり時間を取って 自由にしてくれた
つまり 交流する機会を与えてくれたのである
全く 僕たちは ミーハーだった
だけど そのドキドキの体験は 面白かった
(僕の「影武者」の台本(シナリオ)には 
コッポラとルーカスのサインが 入っている
太いマジックで しかも 印刷された字に かぶらない様に
二人は気を使ってサインしてるから 字はひしゃげているが
まぎれもない コッポラとルーカス 二人のサインである) 

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200708/05
581この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:38:10 ID:nAWVpSdf
「七人の侍」の時のように 戦闘シーンが無い事に 
不満に思った人々も 多かったと聞くが
あの馬と人とが 死んでいるシーンは 優れて良かったと 僕は思う

残ったのは 累々とした 馬の死骸と人の死骸
その撮影の日は 当然 僕たちも出た
馬が累々と 馬防柵の前で 死んでゆく 
風の部隊 火の部隊 林の部隊
その人々も 死んでゆく

馬は本当には 死んではいない
当然のことだが 大事な事だ
まず安定剤を 馬に注射する
それで 眠ってしまう馬も居る
次に 睡眠薬を 少量 注射する
それでも 寝ない馬が居ると また注射する
それを 数十頭の馬に処置するのである
当然 専門の獣医さんが 何人か来ていた

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その6
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200708/10
582この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:41:48 ID:nAWVpSdf
「行くよ !  よーい スタート ! 」
さあ 始まった
 
実は 一人が大変なトチリをしたのである
彼は 手で持っている刀を 叩きながら話していた
そう云う作り方をしていた
力の入り具合が 緊張で 何時もと違っていたのだろう
カチャリと音がして 刀を 地面に 落としてしまったのだ

さすがに黒澤監督が怒鳴った
すごい事になった
レシーバーの声が 飛び交い
助監督が 飛び回り
騎馬隊も 戻り 歩兵も元に戻り

撮り直した

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その7
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200708/24
583この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 22:44:28 ID:nAWVpSdf
ある朝 行くと その衣裳部屋に黒澤監督が座り込んで
何かしている
見ると 衣装の汚しを 自分でしているのである
侍大将の陣羽織の衿のところに ロウをこすり付けていた
しばらくこすり付け 持って見る
そして又 こすったり削ったりしている
慈しむように 衣装に汚しを 自らかけている
黙々と その仕事をしている
僕は 静かな感動に 襲われた

そう云った姿が 眼に焼きつくのだ

映画は手作りである事を 改めて思い返させるのだ

その姿は いまだに僕の頭に焼き付いている
この映画作りに参加して 学んだのは
云われている黒澤明監督の姿と
実際とは 随分違っていた と云う事だ
ジャーナリズムを そのまま信じてはいけない と云う事だ

芝居村 ─上田ボッコ─ 黒澤明監督の想い出 その8
http://blog.canpan.info/bokko/daily/200709/08
584この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 23:28:06 ID:CzNz+axo
バリーリンドンはNASAの技術を借りなきゃ出来ない特殊カメラだからまねしようといっても無理
585この子の名無しのお祝いに:2008/02/26(火) 15:36:57 ID:I9VkgZyh
>>584
ローソクのみでの撮影わね。
586この子の名無しのお祝いに:2008/02/26(火) 17:48:08 ID:HmZKgoP2
信廉「皮をめくって亀頭を見せえ」
影武者「御屋形様は?」
勝頼「貴様 !包茎だな !」
587ブラックシェル:2008/02/26(火) 21:53:49 ID:+WcS0tkY
この二作は傑作だよね!
588この子の名無しのお祝いに:2008/02/27(水) 04:06:42 ID:2nps+M8t
誰も鈴つけらんなかっただけだろ
589この子の名無しのお祝いに:2008/02/27(水) 17:09:37 ID:uNkARoVW
信長ファンの俺は「アーメン!」見れただけで大満足じゃ。
黒澤監督ありがとう。
590この子の名無しのお祝いに:2008/02/27(水) 17:12:19 ID:+HtJmBfz
アーメンというかアメーンやな
591この子の名無しのお祝いに:2008/02/28(木) 01:00:48 ID:3TW5WnEP
アメン!だよ
592この子の名無しのお祝いに:2008/02/28(木) 10:19:39 ID:r2Jewhrf
「なにい 信玄坊主が死んだ?」から「アメン!」につないで欲しかったな
593土屋:2008/02/28(木) 21:50:58 ID:Ogrg4VGd
まず第一陣の騎兵が風のように敵陣に襲いかかり、
次に第二陣の歩兵が林のように槍を揃えて、静かに敵陣に押し寄せ、
そして第三陣の騎兵が火のように容赦なく敵陣を呑み尽くす。
その後ろには山のように動かぬ御屋形様がその戦を見ている。
だからこそ侍大将から足軽雑兵に至るまで、安心して存分にその働きができるのだ。
動かざること山の如し。
その山のようなお方ゆえ、我らは御屋形様をお山と申している。
594影武者:2008/02/28(木) 21:52:47 ID:Ogrg4VGd
な〜るほど。そういう事だ。分かったな、オマイラ。
595この子の名無しのお祝いに:2008/02/28(木) 22:17:29 ID:OOtoj9rI
だははは・は・・・といまいちのノリで笑う観客。
遠い目で、なにやら感慨深げな様子の人も多い。

「いやあ年とったんだな・・クロサワも、と思っちゃって。爆笑できんのですよ、先が読めて」
596影武者:2008/02/28(木) 23:22:01 ID:Ogrg4VGd
よく見ろ!ワシは御屋形様とは違う!・・・・あーはははは!おーほほほほ!・・・(^_?)☆パチッ
597この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 00:25:15 ID:eblCAzaa
>山のように動かぬ御屋形様

山を信玄に例えたのは黒澤のアイデアなのか?
598この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 03:20:11 ID:Ox4eJt8+
>「いやあ年とったんだな・・クロサワも、と思っちゃって。爆笑できんのですよ、先が読めて」

菊千代が勝四郎に蒔で殴られるシーンも
普通に先が読めましたけどね。
599この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 06:56:04 ID:idSjrzO4
ああ、そういえばそうですなあ。でもあれは思い切り爆笑できる。
そうすると何なんですかなあ、この違いは。
600この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 18:00:09 ID:mIKy2d+q
俺はそのシーン
影武者の
「わかったか、竹丸」は全然予想できなかった。

ところで笑いは爆笑でなければいけないのですか?

「酔いどれ天使」の冒頭で志村演じる医者が
たてつけの悪い扉を何度も閉めようとしてうまくいかない。
「静かなる決闘」のタバコの火のやりとり。
とか、こういうのは爆笑させようとしてるわけでもないし
逆に爆笑されても困る。「クスッ」ぐらいでいいんだよ。

「影武者」の件の場面は
あくまで「風林火山」の意味を印象付けることが
目的なので、そんな所で爆笑されたら
肝心のそちらが飛んでしまうよ。

「七人の侍」ではそもそも「菊千代」の道化的性格を強調する意味もあって
菊千代がらみは「爆笑系」が多いが(平八もそう)
勘兵衛はどうかな?よく考えて見なさい。
決戦前の勝四郎と志乃のあいびきが発覚して
「困った」と頭をなでる仕草で黒澤は笑いを取りにいってるが
ここで、爆笑されたら困るだろ?

勝が降ろされた理由のひとつに
勝がことさら喜劇的演技をしようとしたというのがある。
黒澤にいわせると
役者はこういう役を面白おかしく演じてみたいんだろうが
「影武者」は武田家滅亡を扱った悲劇なんだから
そんな事をされたら困る
ということらしい。

あなたのお気には召さなかったかもしれないが
そういうことだ。
601この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 00:55:35 ID:zVnL+L74
信者って影武者を完璧な作品だと思ってるのかねえ?

つまらんギャグはつまらん、それだけじゃん
602この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 01:23:48 ID:kGKoy2a8
ユーモアを失い歯切れが悪いのは、老人の映画だからである。
それでも私はこの映画にとても惹かれる。 それは「身代わりもの」が根本的に好きだからだと思う。
影武者が孫に「親方様はなぜお山と呼ばれるの?」と聞かれて困っていると、側近からの助け船でその訳を説明され、
「なるほど」と言ってしまう場面のおかしさ。影武者信玄が反目関係にある息子の勝頼から衆人の前で意見を求められ、
人々がハラハラしながら見守るなか、見事な答えをしてしまう場面のサスペンス。
思えば「身代わりもの」というのは、まさしく演劇行為を描く作品であると言える。
603この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 01:27:47 ID:Qkzi92cd
「乱」くらいいまだ評価が真逆に分かれる映画ってのはそうないんじゃないか。
筋を受け入れられるかどうかなのかな、俺はすごく好きなんだけど否定する側の言い分も分かる。
ふと見返したくなるどこか根源的なところに訴えるイメージがあると思うんだが。
604この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 09:36:51 ID:wVPDgMV6
>>602
うん、いいことを言うなあ。
シェイクスピアの『マクベス』の例の台詞

消えろ、消えろ、束の間の灯火!
人生はたかが歩く影、哀れな役者だ、
出場のあいだは舞台で大見得を切っても
袖へ入ればそれきりだ。

は『マクベス』の映画化である『蜘蛛巣城』よりも、『影武者』にこそふさわしいと
常々思ってるよ。

605この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 11:15:16 ID:ci559Hkb
>>603
自分は受け入れられなかったほうかな、黒澤を語るにはずせない映画ではあるんだけどね

この映画は初黒澤作品で小学生の時に見て以来、5〜6回はくりかえして見ているのだが、
長男、次男が父を攻めるに至る課程、三郎を狙撃させる動機、藤巻の偽計に引っかかって本城を落とされる
くだりがいまだにしっくりとこない。それ故かどうしても悲劇が悲劇に見えてこないんだよね
人間の業の深さに悄然とするというよりむしろ、愚か者の自業自得物語のように見えてしまう。

ちなみに同じシェイクスピア原作の「蜘蛛巣城」は最初、2度ばかり途中リタイアした映画だったけど、
今じゃベスト3に入るお気に入りになってしまった。「乱」もそうなるかな?



606この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 22:24:47 ID:Io8zMUwp
>>600
>ところで笑いは爆笑でなければいけないのですか?

言われて思ったが、俺が言った「爆笑」ってのは、「心おきなく笑う」ってくらいの意味だな。
妙な自意識なしにあははと素直に笑うこと。なので「爆笑」では言葉が悪かったかもな。
で、『七人の侍』なら菊千代の爆笑系でも、勘兵衛の「困った」でも、「心おきなく笑える」んだ。
黒澤の手練手管に乗せられてね。ところが『影武者』だとそうはいかない。
「あ、ここ笑いを取ってる、じゃ笑ってやるか」的な微妙な意識なしに笑うことができない。
つまり手の内が見えてしまう。そのキーワードはやはり、「年とった」ってことになるんだな。
あえて言えば、老人のかます(本人は面白いと思っている)ショボいギャグに、
いたわりの気持ちで反応してやってるって感じ。

>あくまで「風林火山」の意味を印象付けることが
目的なので、そんな所で爆笑されたら
肝心のそちらが飛んでしまうよ。

あそこは、影のキャラを印象づけることも目的だと思うんだよ。
「あくまで『風林火山』の意味を印象付けることが目的」だったら、
わざわざ竹丸に質問させなくていいし、影のギャグ入れなくてもいいもん。
607この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 22:28:04 ID:Io8zMUwp
>役者はこういう役を面白おかしく演じてみたいんだろうが
「影武者」は武田家滅亡を扱った悲劇なんだから
そんな事をされたら困る

そんなこと言ったの黒澤は? らしくないな。
あの人の技法に、対位法(コントラプンクト)ってのがあるじゃない。
『酔いどれ天使』の郭公ワルツが有名だけど、哀しい場面だから逆に明るい音楽をつけるみたいに、
あえて逆の要素をぶつけて、そこで生まれる効果を狙うってやつ。
作劇的にも同じことが言えて、例えば『虎の尾を踏む男たち』では、義経主従の悲劇を描くのに
「面白おかしい」エノケンを出しているし、『乱』でも一文字家の悲劇を描くのに、
秀虎を「面白おかしく」おちょくる狂阿弥という「道化」を出すのを忘れない(あまり効果的ではないが)。
影も権力に対するアウトサイダーという位置づけで、彼らと同類のはずだから、
本来「面白おかしく」あっていい存在だと思うんだよね。
「悲劇なんだからあまり面白おかしくやるな」ってのは、だからどうも解せないんだな。
勝新を御しきれなかったことへのエクスキューズとしてなら分かるけれども。

つーわけで、長文失礼した!
608この子の名無しのお祝いに:2008/03/02(日) 02:54:33 ID:uKARf0l5
まあ、どんだけ理屈後からつけてやっても
つまらんもんは、つまらん
609この子の名無しのお祝いに:2008/03/10(月) 02:54:22 ID:E3q6Hxv/
鮮やかな色彩であふれている・・・それでも現世を感じないのは何故だろう
極楽とも地獄とも言える情景・・・この世(現世)のものとは思えない世界
不謹慎とは思うが 飛び散る血しぶきや 夥しい死骸が妙に美しく思えてしまう
能舞台を観ているかのような 無駄のない所作の数々
笛や鼓の音色によって引き込まれる 官能とも呼べる音の世界

長男に家督を譲った途端に裏切られ 命まで狙われ 狂いながら彷徨う主人公
シェークスピアの「リア王」を下敷きにした物語の中に漂うのは 「無常観」
黒澤明の 哲学の結集を見る思いがする

主人公が長男に家督を譲る前に 午睡から覚めた時に言った言葉が心に残る

「夢を見た・・・枯れ野の夢。その枯れ野、行けども人一人おらぬ。
叫べども、おらべども、誰も答えぬ。我が身一人、この世にただ一人・・・」

ttp://lastsong.exblog.jp/6413788/
610この子の名無しのお祝いに:2008/03/10(月) 03:06:20 ID:rtBAhCQz
久雄に家督を譲るときも「夢」を見たんだな

「映画館に誰もおらぬ、、わが身ひとり」

誰も進言してくれぬ、いやできるはずもない黒澤天皇、つらいのぅ
611この子の名無しのお祝いに:2008/03/10(月) 17:36:38 ID:d3yM1sBb
>誰も進言してくれぬ、いやできるはずもない黒澤天皇、つらいのぅ

久雄は結構口出してるけどね。
つまらないからカットしろとか。

聞いてくれるのと、聞いてくれないのと半々かな
と本人の談(NHKFMの日曜喫茶室より)

ところで、自分が正しいと思ってることで
人から助言されたら
あなたは素直に聞けるかな?

自分が特に、こだわってないような事ならともかくね。

本多監督は「八月の狂詩曲」で
巨大な目は実際に映像と見せる必要はなかったのではないかと
進言したが、聞き入れられず。
村木与四郎は空襲の焼け跡なのに
これでは震災の跡だからおかしいといっても
聞いてもらえなかった。
武満は・・・・
612この子の名無しのお祝いに:2008/03/11(火) 03:22:16 ID:X2eqMwEs
影武者は大滝秀治がいいな。
大滝の最高傑作じゃないのか?
あんなに魅力的で生き生きとしている大滝見た事ないわ。

怖いぞあの大将!アーハハハハ!
613この子の名無しのお祝いに:2008/03/11(火) 04:06:27 ID:0h46qB37
つか真っ暗で引きばっかだから誰かわからんけどなwww
614この子の名無しのお祝いに:2008/03/11(火) 23:55:29 ID:Bn5F+7Jm
『乱』ついに出るね、廉価版
615この子の名無しのお祝いに:2008/03/13(木) 22:17:03 ID:kIuW05gH

今度のショー健の自伝面白いぞ。
影武者 合戦シーンで誰かの槍が阿藤海の目に刺さって目玉飛び出ちゃったってさ。
ショーケンが 救急車!って介抱したら 
黒澤が
勝手に芝居止めるな!!だって。鬼だね。(失明は免れたとか)

黒澤と喧嘩してホテルに篭った勝新を説得に逝ったら
黒澤映画出たがってた某女優と部屋で大麻吸ってたって。
清水のぼるの証言通りだ、皆吸ってたんだなやはり。
(女優って原田三枝子かな? あの頃勝に懐いてたもんね)
616この子の名無しのお祝いに:2008/03/13(木) 22:27:55 ID:4IaaYGHo
>>613
真っ暗な高天神城の夜戦シーンで
松明を蹴り倒したのは阿藤快だと俺は分かったぞ。
617この子の名無しのお祝いに:2008/03/13(木) 22:32:55 ID:4IaaYGHo
>勝手に芝居止めるな!!だって。鬼だね

鬼じゃなかったら蜘蛛巣城で本物の矢は飛ばせない。
巨匠たるもの二流俳優のために妥協したら駄目だと思う。
618この子の名無しのお祝いに:2008/03/13(木) 22:33:09 ID:bslUL4od
>>615
だって"映画のためなら死人がでても構わない!"と言い切る人
だから・・・堀川監督は「私生活じゃペットが死んでも泣く
人なのに・・・」と話していた。
勝新が篭ったのは自分が楽屋代わりにしていたバンで東宝撮影所
中のはずだけど・・・田中友幸Pまで出て来てその場で鶴の一声
で解任が決まってショーケンは無関係じゃないか???
619この子の名無しのお祝いに:2008/03/13(木) 22:50:52 ID:O6so2pG4
その後の話でしょ。
620この子の名無しのお祝いに:2008/03/13(木) 22:57:49 ID:kIuW05gH
ま、ショーケンの逝ってる事だからねw
内田裕也とも勝を説得に逝ったとか
怒鳴り過ぎだ!と監督に最初に言い返したのが室田だとか
ブラックレインの最初のキャスティングは
勝、ショーケン、トム・クルーズ、藤山寛美(!)だったとか
ジャンキー脳特有のファンタジーに溢れた自伝だw
621この子の名無しのお祝いに:2008/03/14(金) 00:40:40 ID:HmyZs+zz
80年に公開された作品のランキングで影武者が1位に選ばれている。

ttp://www.bentclouds.com/topten1980.html
622この子の名無しのお祝いに:2008/03/14(金) 01:06:36 ID:JXwV2zc/
>>620
室田は十分ありうるが…

スレ違いだが、藤山寛美!
なんの役だ、ちょっと読んでみたいw
623この子の名無しのお祝いに:2008/03/14(金) 01:25:49 ID:Kcu8TlTs
藤山寛美をブラックレインって発想は凄いなあ!
いや〜凄い、観たい!
624この子の名無しのお祝いに:2008/03/14(金) 02:57:23 ID:bhQCmcQK
今度出たショーケン自伝より 最初の案では

俺が弘法って893役で決まってた。
勝新がアル中刑事役だったが最終的にケンさんに。
トム・クルーズからガルシアに変更。
若山の役は藤山寛美(!)だった。
借金おまっさかいに英語でも何でも覚えまっせー と言ってたとかw
優作の芝居は俺の影武者、武田勝頼の模倣だ。

吹かすなあ・・・
625この子の名無しのお祝いに:2008/03/14(金) 20:52:10 ID:oLXx2j/O
「影武者」から影武者という言葉がメジャーになった。
「乱」から○○の乱というタイトルの作品が増えた。
626この子の名無しのお祝いに:2008/03/14(金) 20:56:51 ID:qBpdC3zc
広島ホームテレビで今晩1時15分から「乱」が放送されます。
627この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 02:18:48 ID:xbpSiFki
でもまあ、駄作は駄作
628この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 02:50:55 ID:0TFjgi38
「影武者」は脳裏に焼きつくシーンもあってさすがと思わせます。
そのひとつは、「動くな!」という影武者信玄の言葉。
世継ぎである勝頼が影武者に従わねばならない屈辱から、戦術判断が出来ないニセ信玄に対し
作戦を迫る場面で発する静かな「動くな」と、偽者の自分を守るために死んでいく雑兵達を見て恫喝する「動くな!」です。
信玄になりきっていく影武者の進化をあらわす象徴的な場面として、端的かつ的確な組み立てになっていたと思います。

もうひとつは、諏訪湖のほとりの自分の城に帰った勝頼がいきまくシーンです。
憤懣やるかたない勝頼のアップからカメラが引いていくと、勝頼の姿と共に大きな窓の外に雄大な諏訪湖が映し出される。
その流れるようなカメラワークは「まさしく映画!」と叫んでしまいたくなる美しいシーンとしていつまでも瞼に焼き付いています。
私は何年か経ってもそんな鮮明なシーンを持っている映画が大好きです。
629この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 03:25:02 ID:byxEybxu
勝頼「父上ご指図を!」








影武者「動くなぁぁ。山は動かんぞ・・・一同大儀であった」

この長い間がもう最高に素晴らしい!黒澤の神演出じゃ!!
俺も影武者大好き!!
630この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 06:53:53 ID:GDIsas8V
影武者は画面が暗いんだよ。乱みたいに明るくない。
そこだけ何とかなれば黒澤の白黒作品に劣らぬ大傑作なんだが。
631この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 07:19:39 ID:dLMimvyH
「乱」は室内と日が陰っているときはすごくいいんだけど、
晴天の時は逆に明るすぎて、
なんだか「カルメン故郷に帰る」の時代に戻ったみたいだ。
632この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 07:28:40 ID:7u+Ud9dk
勝新でやってればなあ・・・ほんと惜しい、影武者は
633この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 11:55:29 ID:Vo8YJifl
今なら西田敏行でリメイクw
634この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 13:16:14 ID:OUtXiu65
乱をヒストリーチャンネルで見たけどやっぱり傑作だよ。
3回ぐらい見てたけど、秀虎が切腹できなかったのは
刀がなかったっての初めて気づいた(w。
635この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 13:21:47 ID:OUtXiu65
>>632
影武者はねえ。仲代は虚無的でコメディーのセンスが
残念ながら無い。勝新とか三船は生まれもっての
センスがある。仲代は切腹とかは最高だが。
636この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 13:38:35 ID:csgPwysS
影武者見る限りは、コメディセンス十分出してると思ったが。
あれ以上やる必要は無いくらい。
個人的に、仲代の演技に不満は無いなぁ。
637この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 14:00:39 ID:csgPwysS
ただ、生まれもっての資質と言う意味では、勝新の持ち味は
誰も真似できないから、物語の悲劇性と喜劇的な部分の対象がより明確になり
ひょっとすると・・なんて思う。
638この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 14:11:05 ID:dLMimvyH
勝新はやりすぎるから合わないと思う。
それが悪名とかではいいんだけどね。
639この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 14:31:54 ID:GDIsas8V
勝新の降板から仲代影武者での撮影開始まで、
どのくらいの遅れが生じたのでしょう。
640この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 14:49:26 ID:eIunAagd
勝新の降板時 代役に原田芳雄 井川比佐氏 あともう一人(失念) 
上がったらしい。ショーケン本によると。
641この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 14:57:02 ID:dLMimvyH
>>639
一週間くらいじゃなかったかな。
キネ旬の黒澤明集成3にルポが載ってる。
642この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 15:11:30 ID:OMP9aIRd
>>632
NHK特集の「黒澤明の世界」での影武者メイキングで一瞬だけ
"勝新・信玄"の姿が見られるから余計に残念に思ってしまう。
七人の侍の助監督だった堀川氏は「自分の映画に勝新が出た時は
身構えたけどえらい素直で協力的で拍子抜けだったのでこの件は
不思議だった・・・」なんて話しているけど気合が入り
すぎたのか?
>>639
影武者と同年・夏公開の東映の「二百三高地」の撮影終了後の
オフだったのか?大島の野外ロケは前年の真夏に軍服着用で
大変だったらしいけど。緊急登板とは言え1年で二本の邦画大作
に主演しているのが凄い。
643この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 15:35:57 ID:GDIsas8V
>>641
レスサンクス。
リハーサルとかを考えると、一週間で撮影再開するのは
とても無理なのではないでしょうか?
644この子の名無しのお祝いに:2008/03/15(土) 23:17:20 ID:m7liwFky
>影武者メイキングで一瞬だけ
"勝新・信玄"の姿が見られるから

あの勝新の演技は竹丸に見破られそうになる後の演技だよね?
仲代は疲労感出して演技していたが
勝新は何か明るく振舞って演技してた。
シナリオ変更したのかな?
あと陣羽織のデザインが仲代のと違ってた。
645この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 00:14:17 ID:NEhDoOEN
風 馬場信春
林 内藤昌豊
火 山県昌景
山 武田信玄


黒澤と井手の天才的な解釈に脱帽。
特に信玄を山に例えたのは見事すぎるな。
646この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 00:50:42 ID:BjdBBNXH
アメリカと日本の「影武者」アマゾンレビュー

アメリカ
86 Reviews
5 star: (60)
4 star: (18)
3 star: (7)
2 star: (1)
1 star: (0)

日本
19レビュー
星5つ: (9)
星4つ: (4)
星3つ: (4)
星2つ: (2)
星1つ: (0)

アメリカはレビューも多いし評価高いな。
影武者好きの俺としては嬉しいぜ。
647この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 02:41:40 ID:RvMizSgk
駄作wwwwwwwwwwwwwwwwwww
648この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 03:33:37 ID:WbEoWCME
馬鹿な日本人には良さがわからないんだろうねw
649この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 03:55:07 ID:WbEoWCME
>>640
もう1人って緒方拳かな。確かこの人も候補にあがってたはず。

650この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 04:03:01 ID:BjdBBNXH
>>647
何か必死だなw
太田光も影武者は理解できなかったと言ってたが、
60歳70歳になったときに、もう一度影武者見たら絶対傑作と思うはず。
だからその年齢になるのが楽しみと言っていた。
お前も年取ったら影武者もう一度見ろ。
絶対評価が変わると思う。
651この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 04:12:49 ID:BjdBBNXH
>>630
影が主役だから暗くていいんだよ。
652この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 04:51:10 ID:nVRItSeh
影武者は傑作。
天と地とが駄作。
あれは酷かった。
653この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 13:22:39 ID:KRPR4Pvc
いや、光あっての影だ。
654この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 13:57:05 ID:C+Dyvydv
「天と地と」の合戦場面はわりと好きだな。
黒澤にもあのくらいの馬を使わせてあげたかったな。
655この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 18:51:57 ID:ZlINH2le
権威主義ではないけど・・・
「影武者」はパルムドール貰ったけど、
「乱」は国際映画祭で主要な賞貰ってないよね。
出品・招待が無かっただけ?
個人的には、「乱」をカンヌに出してほしかった。
656この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 19:50:41 ID:H+7Oex+a
カンヌ(笑)
657この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 20:05:22 ID:KRPR4Pvc
アカデミー賞監督・撮影・衣装部門でノミネートされたじゃない。
658この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 20:57:11 ID:WbEoWCME
「乱」は確か映画祭に出品する予定だったけど、
撮影期間がオーバーしてしまって間に合わなかったはず。
もし出品してたら受賞してた可能性はかなり高いと思う。

659この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 03:18:46 ID:9+WwoVTx
もういいじゃんか
失敗は失敗って認めようぜ

もしかして「まあだだよ」も良かったとか
言ったりするの?w
660この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 11:11:21 ID:A/pscp0h
>>654
カナダ人が日本の武士を演じていたのは変だった。
みんなお面被ってるし。
剣道のような槍の突き合いもアホすぎる。
戦闘は直接描写で一応迫力はあるんだけどダラダラ長い。
音楽もシンセサイザーでは駄目でしょ。やっぱりオーケストラじゃないと。
「影武者」の4倍も金掛けて作った「天と地と」は大失敗作だよ。
661この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 12:05:31 ID:A/pscp0h
聞き手: では、前回途中だったクロサワ映画出演のお話をおきかせください。影武者のキャスティングは一般公募だったんですね。
油井さん: そう。ある日ドーンと朝日新聞七段抜きで、「黒澤明監督作品『影武者』一般公募」って出たんだよ。これは、と思ってね。
審査用に写真を送らなければならないんだけど、自分の写真って撮ってなくてさ。仕事柄、夕陽を撮ったりはするんだけどね(笑)。
それで、三浦憲治って知合いのカメラマンに頼んで、以前、雑誌の「セサミ」用に撮ってもらった、オレが自分の子供を肩車してる写真を思い切りでっかく伸ばしてもらって送ったわけ。
聞き手: そんなに大きな写真をですか?
油井さん: でかいほうが目立つじゃない(笑)。手札サイズだか4ツ切りだかって書いてあったけど、関係ないじゃん。
規定に合わないからって落とすような世界じゃないんだから。だって、あのクロサワが決めるんだからさ。
聞き手: そうですよね。結果的に映画デビュー、徳川家康の役が決まったんですものね。
油井さん: 黒澤さんのおメガネにかなったってことなんだろうね。影武者に関しては、もうひとつおもしろい話があって、
監督の気に入る子役がなかなか見つからなかったらしいんだよ。で、オレが応募した写真で「肩車されてる子」を黒澤さんが気にいったみたいで、
会うことになってね。3分で決まっちゃったんだよ。だから、影武者に出てる竹丸って、オレの子供なんだよね。
聞き手: えっ! 影武者を見破りそうになる、あの子ですか!?
油井さん: そう、親子競演。あの世界のクロサワ映画を、ファミリームービーと呼べるのはうちくらいのもんだ(笑)。
聞き手: ファミリームービー(笑)。
油井さん: 影武者の撮影の後も、黒沢さんの自宅に毎週のようにおじゃましてね。
映画に直接関係ない夕陽の話とか、当時オレがやってたラジオの話をとても喜んでくれるんだよ。

ttp://www.nissan.co.jp/CARWINGS/kuruma_aruki/sansei_04.htm
662この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 17:05:39 ID:mqIV2ri6
この前「影武者」のDVDを見て真っ先に感じたのは黒澤明のあくことのない挑戦の姿勢である。
まずビックリするのがプロローグの武田館・対面の間だ。
左端に信廉、中央が信玄で左端の板の間に影法師がいる。
左三分の二と右三分の一と、別々に撮って合成してあるのだが、シナリオで四ページ以上ある
長いシーンが、フィックスでとらえられているのだ。
こんな場合、三人のフルショットは最初と最後ぐらいにして、あとは別のアングルから
撮ったショットを適当に繋ぐ方が撮影も演技も楽だろうが、黒澤はそれをしない。
フルショットの中で三人の会話が全部とらえられている。
そっくりの男が三人、薄暗い広間にポツンポツンと座っている不気味な静謐が、
見事に映画の中へと見るものを誘うのだ。
しかも、この持続した緊張。生半可な演技は許されない許していないのだという黒澤の気迫が漲っている。
663この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 17:16:33 ID:mqIV2ri6
一転して野田城のシーン。
泥水で全身茶色に染まった伝令が、石垣の間を蹲る雑兵たちの間をぬって武田の本営へ向かう。
伝令が通ったあとから、疲れて寝そべっていた雑兵や武者が、もこもこと身を起こすという
スローモーションの逆回転でドミノ倒しを見せるような描写。
武者をカメラが追って行くのだが、ここもカメラが息の長い動きを見せる。
塹壕の中の疲れ切った兵士を激励しに巡回するカーク・ダグラスの大佐を、
ワイドレンズのトラッキング・ショットで執拗に追ったキューブリックの「突撃」を思い出す。
だが、スタンダードサイズを生かし切ったあのシーンに対し「影武者」はさらに
絵巻物のスペクタキュラー性が加わっているのだ。
664この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 17:28:12 ID:mqIV2ri6
「影武者」にはこういった見るものをハッとさせる映画的な仕掛けが随所にある。
見る者の心理を読み取って、効果的にショックを与えるのは黒澤の編集の巧みさによるものだが
信玄の死を聞いた上杉謙信のシーンでその一端を垣間見ることができる。
暗い一室に端座して、謙信はおもむろに立ち上がりゆっくりと揚げ窓を開ける。
と、窓の外には、はらはらと雪片が降りしきっている。それをじっと見つめる謙信の黒い影。
この暗い静から白い動へと移るカメラの動きの心得きったタイミング!!
余韻を十分に残した達人芸であった。
こういう細部の丁寧さが、結局は合戦シーンの壮大さを裏から支えるのだ。
665この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 23:26:46 ID:cnPZtBSS
>窓の外には、はらはらと雪片が降りしきっている。

アレ実景じゃなくホリゾントなんだよね。
黒澤は「照明がうまいから」とほめてた。

>音楽もシンセサイザーでは駄目でしょ。やっぱりオーケストラじゃないと。

楽器じゃない。
作曲家が無能すぎる。
666この子の名無しのお祝いに:2008/03/18(火) 02:13:31 ID:NRz7Lh2O
>>662-664
素晴らしい。影武者の良さをこんなにわかる人がいるなんて非常に嬉しい。
この映画って外国では評価高いけど、日本人にはもの凄く不評だからね。
667この子の名無しのお祝いに:2008/03/18(火) 10:04:32 ID:oRwtesWh
>>662-664
これ確か、完成する前の部分的なラッシュを見たときの感想だよね。
>>666
日本版と海外版で編集が違うってのも大きいと思うよ。
日本版はどうみても冗長。不評も無理はないと思う。
668この子の名無しのお祝いに:2008/03/18(火) 10:13:14 ID:oRwtesWh
>>662-664
書き忘れたが、これは日本の評論家が『影武者』公開時に書いた文章だ。
どこかで(パンフだったかな)読んだ覚えがある。
「この前「影武者」のDVDを見て」みたいな作文を最初にくっつけて、
さも自分が書いたみたいに取り繕ってはいるが。
669この子の名無しのお祝いに:2008/03/18(火) 22:03:48 ID:1Z0Mf46w
影武者か〜
今から借りてこようかな
半額デーだし
なんかかなり久々に見たくなってきた
670この子の名無しのお祝いに:2008/03/19(水) 00:18:00 ID:gLK282Ni
全編、望遠で撮ってるのか?あの画質の悪さと暗さはw
671この子の名無しのお祝いに:2008/03/19(水) 04:54:31 ID:xGgqdWab
お前の目が悪いだけだろw
672この子の名無しのお祝いに:2008/03/19(水) 12:50:23 ID:3AiZlb69
かっこいいシーンだけ抜粋して見れば良し
673この子の名無しのお祝いに:2008/03/19(水) 20:22:42 ID:CuRpOY5t
>>671
おまえ14インチのテレビしかないだろw
674この子の名無しのお祝いに:2008/03/19(水) 20:55:39 ID:MVpzNWr0
>>673
お前は目が悪いんじゃなくて黒澤の演出意図がわからない馬鹿
675この子の名無しのお祝いに:2008/03/20(木) 00:28:58 ID:LPfUVghz
>>674
ボケ老人の意図なんかわかるはずもないwww
676この子の名無しのお祝いに:2008/03/20(木) 00:32:19 ID:bOhedrlN
このイラストかっこいいけど兜の立物が内藤昌豊のになってるw
ttp://www.crapapelada.net/Edizioni/grafiche/kagemusha.jpg

ちなみに信玄の兜(予備)が「なんでも鑑定団」で鑑定されたとき130万だった。
ttp://img265.auctions.yahoo.co.jp/users/9/1/9/7/akiks763-img523x600-1175526824001345img1.jpg
677この子の名無しのお祝いに:2008/03/20(木) 00:37:41 ID:bOhedrlN
ところで松本人志が影武者と乱が黒澤映画で一番好きと言ったのは本当ですか?
678この子の名無しのお祝いに:2008/03/20(木) 03:01:37 ID:RgEVrWGO
>>675
そうそうお前みたいなアホにはわかるはずがないよねw 
679この子の名無しのお祝いに:2008/03/20(木) 19:46:02 ID:UN2GwcD3
横レスすると、監督の意図をどうこう言うよりも、
それが成功しているかどうかが大事だね。
680この子の名無しのお祝いに:2008/03/21(金) 19:10:53 ID:ItOGPIAv
仲代の白いフンドシにウホッ
681この子の名無しのお祝いに:2008/03/21(金) 22:14:05 ID:ym7w/Wsg
『影武者』『乱』は、その深く民族的な性格にもかかわらず、既述したことの鮮やかな論拠となり得る。
分析の過程で私達は、非映画的な物語的システムの映画的諸手段による異なった二つの解釈を、またそれに相応して、
このシステムにおける時間の異なった二つの特性を示すことになる。
その非映画的な物語的システムとは、日本の伝統的な劇である能、正確に言えばその一区分、所謂「複式夢幻能」である。
黒澤は『影武者』と『乱』によって、能の造形的な諸要素を「時代劇」映画に取り入れようという四十年に渡る試みを完成させただけでなく、
おそらく日本映画で初めて、複式夢幻能における上演時間(言説時間)と時間のイメージ(物語世界の時間)のシステムに対する、映画的等価物を創造したのだ。
682この子の名無しのお祝いに:2008/03/22(土) 06:47:54 ID:PfVBMoow
あの暗い画面は明らかな失敗だが、
それさえ何とかなっていれば
世界の監督ランキング10傑から落ちなかっただろう。
683この子の名無しのお祝いに:2008/03/22(土) 20:03:28 ID:s1tjjVLM
>>595
信廉に「自然に・・・ゆったりと」と諭されてだらーんとなる影武者に笑ったし
ポール大河の「えぇーー!!」にも笑った。
なるほどのシーンもおじじが「なるほど」と言ったのに全く疑わない竹丸に笑ったよ。
684この子の名無しのお祝いに:2008/03/24(月) 12:03:44 ID:HMj2TTt4
影武者を久しぶりに見なおして思った事。
外国での評価が高いのだが
外人にあの時代の状況が理解できるのか?
(敵対国と同盟国の相違など)
主要な武将がほとんど同じような顔つきにではたして区別が付いたのだろうか?
685この子の名無しのお祝いに:2008/03/24(月) 16:57:49 ID:QiuVR2LE
>(敵対国と同盟国の相違など)

海外版は冒頭に字幕セツメイあるよ。
686この子の名無しのお祝いに:2008/03/25(火) 10:12:04 ID:GZra/XYr
>685
ありがとう。
会社の若い奴(20代)に見せたが
どうなっているのかわからないと言っていたので心配だった。
そいつは「信長ってぶっちゃけ悪い奴しょ!!」っていうくらいだからね。
687この子の名無しのお祝いに:2008/03/25(火) 13:05:30 ID:yReAD0+M
しかしショーケンの本は面白いな
まさか『乱』の試験作と公言していたはずの『影武者』の現場があそこまで凄かったとは
688この子の名無しのお祝いに:2008/03/25(火) 16:09:24 ID:1MU55Gal
関係者が生きている間に裏を取らないとな。
689この子の名無しのお祝いに:2008/03/29(土) 14:37:09 ID:aVFvH5cM
どうみても乱の習作、予算不足の高天神城攻防戦はやっつけ。
(※ つうかリハーサルだろ、あれは。
  「壮大な戦闘シーン」と脚本で入れてるところを
  戦陣だけうつしているだけ)

こんな影武者をみな、なぜ評価するのか判らぬ。
思うに「待ち望んでいた黒沢の壮大な戦国合戦絵巻」を1985年だか84年の「乱」まで待てず
褒め言葉の在庫を一掃しただけのような
690この子の名無しのお祝いに:2008/03/29(土) 17:32:35 ID:jgi36TDS
>>689
つりおつ
>「壮大な戦闘シーン」と脚本で入れてるところを

そんなこと書いてないぞ。
691この子の名無しのお祝いに:2008/03/29(土) 21:14:28 ID:sJtkPHaW
予算的にやりたいことを存分にできないから、
知恵で工夫していた時の黒澤の方がいいよ。
692この子の名無しのお祝いに:2008/03/30(日) 11:00:06 ID:2h7B75YZ
『影武者』だって『乱』だってそうだろ
693この子の名無しのお祝いに:2008/03/30(日) 17:40:23 ID:gkIN2RFn
>>691
影武者の夜間戦闘は
「予算的にやりたいことを存分にできないから、
知恵で工夫した」結果だよ。

むしろそれを逆手にとって
うまくやってる。

694この子の名無しのお祝いに:2008/03/31(月) 23:55:55 ID:NEueXhUx
黒澤の絵コンテと実際に出来上がった映像を比べてみると、そのスケール感において
出来上がった映像は絵コンテに遥かに及ばない。
如何に黒澤が予算的、物質的、時間的な制約の中で妥協に妥協を重ねて映画を撮っていたかの証左といえる。
「僕なんてヴィスコンティやキューブリックみたいな人に比べれば不完全主義者もいいところですよ」
というのは謙遜でもなんでもない、彼の素直な実感だったのだろう。
695691:2008/04/01(火) 03:22:50 ID:jbxlpw90
>>693
「影武者」は>>691に該当すると思ってますよー。
実際、「乱」のためのデモンストレーションでもあったわけだし。
696この子の名無しのお祝いに:2008/04/01(火) 16:36:02 ID:58VpJf8j
影武者ファンには悪いんだけどさ。
武田の騎馬軍団「数100騎」のはずが、「MAX130騎」だからな。
偽信玄が調子こいて、川原で馬の早掛け閲兵して気勢を上げるところ。
・・・馬の数がしょぼくて寂寥感におそわれるんだよね。

ほれ、天と地とで幾ら馬の数揃えようと、バタ臭いカナディアン・ロッキーの大平原では
なにかの再演大会や「合戦ごっこ」にしかみえないように
影武者は、なあ・・・。

役者やエキストラ数、馬匹の数、背景、すべてが同じレベルで揃って
映画として完成したのが、とにもかくにも「乱」だと思う。

影武者は、そうだいなリハーサル映画としか
697この子の名無しのお祝いに:2008/04/01(火) 18:38:20 ID:VsRC14uP
すべてが揃った のが「乱」

それであの体たらく、、
698この子の名無しのお祝いに:2008/04/01(火) 18:48:38 ID:lESwrlWk
>>696
あの場面は馬の数が少ないとは思わないけどな。

一番金がなかったんだろうと感じる場面は
高天神城の堀のあたりでの攻防戦の描写かな。
699この子の名無しのお祝いに:2008/04/01(火) 23:31:12 ID:mQksbFud
習作の「影武者」も傑作。
すべてが揃った「乱」は大傑作。

700この子の名無しのお祝いに:2008/04/02(水) 00:32:29 ID:ysmlMAP6
「乱」は非のうちどころが無い程の大傑作だと思います。
「影武者」は微妙(^_^;)
701この子の名無しのお祝いに:2008/04/02(水) 13:03:07 ID:p+wE6mZI
>>700
たしかにダメすぎてどっから非をうっていいか困るな
702この子の名無しのお祝いに:2008/04/02(水) 13:31:03 ID:Gj5zIU0f
楓の方を書き込んで、主役の仲代が宙ぶらりんになったのは
惜しまれる。
703この子の名無しのお祝いに:2008/04/02(水) 18:34:25 ID:EF6A4yjq
あの殿はのう、風の中の瓢箪!
彼方にひょうろりひょう、此方にひょうろりひょう
ひょひょらひょひょう、ひょひょらひょひょう
天丸に瓢箪吊るして面白いのう
704この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 01:38:03 ID:cdeUMH3L
初めて武田信玄関係のものに接するならばなにが一番適当か、と問われれば、まっさきにこの『影武者』をあげる。
それは、本よりも気軽に、イベントに参加するよりも手軽に、たのしみながら武田信玄について知ることができるからである。
また、全編をとおして史実に忠実なので、信玄像についての誤解を生む可能性がすくないからでもある。

もっともこの映画については、配役の面で厳しい意見が出されることも多い。当初主役として撮影に参加していた勝新太郎が、
そのまま主役として信玄を演じていれば大傑作になっていただろう、と断じている人もいる。

しかしながら、この作品はそれでもなお傑作にはまちがいなく、初心者にとっては
武田信玄という人物の周辺を知るにはまたとない材料である。
それは間違いない。なぜなら、信玄に関する知識がなくとも、海外においても作品そのものに対する評価が高く、
傑出した演出やシナリオそのものに、国を超え、文化を超える普遍性があるからに他ならないからである。

武田信玄.com
http://www.takeda-singen.com/news/07/20020714.htm
705この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 03:36:12 ID:wGN8sgtm
>>704
あんな真っ暗な画面では誰が誰だかさっぱりで
楽しめません
あんな誰がなにボソボソ喋ってるのかわからない音じゃ
話もさっぱりです
706この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 03:44:38 ID:cdeUMH3L
じゃあ「影武者」を見ようよ。
見ないで批判なんかせずに。
今度BS2で放送するので見ましょう。
全然真っ暗じゃないし、誰が喋っているか衣装見れば分かるし
凄く面白いから。
707この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 04:38:27 ID:AO2bYSGg
ダイジェストだけどやっぱ影武者いいわ。
色彩、構図、衣装、照明、アクション全てにおいて完璧。
何か見入っちゃうよな。

http://jp.youtube.com/watch?v=Nku-KqtJAcs
http://jp.youtube.com/watch?v=GeKsOuBCbj8
http://jp.youtube.com/watch?v=_weq-kIUpGM
708この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 04:46:44 ID:AO2bYSGg
俺が前から気になっていた
燃え盛る高天神城の前に武田軍団が勢ぞろいしているシーンは
特報にあったんだね。
迫力あるねぇ。

http://jp.youtube.com/watch?v=RdsD0gSc6T8
709この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 05:09:48 ID:4enRSBtI
>>705
そりゃメクラでつんぼのお前には最初から無理だろw
710この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 08:42:11 ID:kyevYk+/
>>707
ダイジェストじゃなくて予告編じゃんよ。
予告編だからいいんだよな。
711この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 08:48:11 ID:kyevYk+/
>>709
メクラでつんぼか。
だいたいどういう水準の人間か分かるね、こんな言葉使う奴。
おれは>>705ではないけどね。
712この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 10:45:55 ID:4enRSBtI
>>711
お前が例の自演馬鹿か。とっと消えろよこのクズが。
713この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 17:55:52 ID:kyevYk+/
例の自演馬鹿? 悪いが人違いだぜ。
714この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 19:15:47 ID:u4Lrg4mO
自演とか、信者ってほんとワロスwww
715この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 19:29:19 ID:bCT66v07
影武者のみろくが判らない。
大滝秀治が「親方様には馬に乗るのも女に乗るのも控えてもらう」と
親父ギャグをとばすところしか覚えていない。

ところで誰か伊丹十三「自分たちよ!」収録の影武者の精神分析論とか
読んだ事あるひと居る?
あれが適評なのか的外れなのかも判らない
716この子の名無しのお祝いに:2008/04/03(木) 22:39:57 ID:pdTDXyDL
伊丹さんはああやって楽しんでたって事でいいんじゃないですかね。
717この子の名無しのお祝いに:2008/04/05(土) 00:11:32 ID:5EWQRDsD
角川が「黒澤さんは影武者で劇画の面白さを狙った」と言っていたけど
まさに劇画のノリだね。
工藤かずやの「信長」が好きな俺にとっては凄く面白くて大好きな映画。
でも、よく考えたら劇画が黒澤時代劇の影響受けてるんだなw
718この子の名無しのお祝いに:2008/04/05(土) 10:04:00 ID:uZfEarvI
工藤かずやの「信長」は、まんま西洋甲冑着せた隆大介そのままですがな。

隆大介は確かに2000台くらいの暴走族率いそうな気迫と気品があって
(仕方ないじゃん、現代は戦国時代じゃないんだから、そういう人材はそういう方向にも流れるさ)
黒澤の選択眼は間違っていなかった。
719この子の名無しのお祝いに:2008/04/05(土) 14:13:34 ID:Hb//mfUK
だから工藤かずやじゃなくて作画は池上僚一だっつうのwww
720この子の名無しのお祝いに:2008/04/06(日) 01:15:12 ID:hsouOgjn
721この子の名無しのお祝いに:2008/04/06(日) 01:19:33 ID:hsouOgjn
ただ本物の信長の顔に似ているのは舘ひろしだw

ttp://www16.plala.or.jp/amber-devil/mitsuhide.files/mitsuhide037.jpg
722この子の名無しのお祝いに:2008/04/06(日) 01:31:04 ID:hsouOgjn
723この子の名無しのお祝いに:2008/04/06(日) 02:40:52 ID:u3SNbytK
>>721
めっちゃ面長で不細工なツラw
やっぱり肖像画のほうが格好よく描かれてるな。
724この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 02:20:02 ID:3A3bcnWW
>>1

「七人の侍」から比べたら制作費をかけているだけの駄作に思えて・・・・
映像は綺麗でスケールも大きいが「七人の侍」をTVで初めて観たときの
時間を忘れさせる驚きと感動はない!!モノクロ作品で・・・・
725この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 11:34:39 ID:lWcLuiKg
「乱」は評価低いと友達に言ったら
「あんな素晴らしいmovieがつまらないなんて、お前らはクレージーだ!」と怒った

海外での評価 高杉やしないかい? 国内との、この温度差はどうした事か?
726この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 12:07:03 ID:bqhEz7Uc
乱の方がストレートに判りやすく、レベル高いと思うけどナ。

邦画は長い事、予算不足で
豆腐でこさえたまがい物の精進料理しか出せなかった。
そこに黒澤がいざ24億円そろえて本物のステーキ肉だしてくると、
胃が受け付けなかっただけなんじゃねえのか?

いや野菜ばかりで肉ちょっぴりのすき焼きを、「肉の滋味が沁みている野菜こそが美味い」
言い張るのが影武者ファンいうか

だってあの当時、刀槍ではなく火力戦主体の合戦イメージを
あれだけ実写でやったの、空前絶後(くれしん除く)だろ。
727この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 13:51:31 ID:dSeMHaMG
ばあかw肝心の料理がgdgdなんだろうが、禿武者&腐乱
728この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 17:36:35 ID:gJ+b518f
>>725
外国人はセリフ読みが酷いのが分からない。
729この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 19:50:38 ID:OaGoIp/s
酷いってどこらへんが?
730この子の名無しのお祝いに:2008/04/07(月) 21:12:02 ID:uF5tcbp3
>>725
海外での評価が高すぎるんじゃなくて日本での評価低すぎるの。
わかったか。

731この子の名無しのお祝いに:2008/04/08(火) 00:58:07 ID:Kf6vx+IC
1980
1. KAGEMUSHA (Akira Kurosawa)
2. THE STUNT MAN (Richard Rush)
3. THE EMPIRE STRIKES BACK (Irvin Kershner)
4. DRESSED TO KILL (Brian De Palma)
5. THE AVIATOR'S WIFE (Eric Rohmer)
6. ORDINARY PEOPLE (Robert Redford)
7. RAGING BULL (Martin Scorsese)
8. THE SHINING (Stanley Kubrick)
9. THE BIG RED ONE - RECONSTRUCTED CUT (Samuel Fuller)
10. AIRPLANE! (Jim Abrahams, Jerry Zucker and David Zucker)

http://www.bentclouds.com/topten1980.html

まあ大傑作だしビジュアルも神掛かっているから1位は妥当だな。
乱は3位だったが。
732この子の名無しのお祝いに:2008/04/08(火) 02:04:00 ID:kjq843S9
高札に何て書いてあるの?

ttp://img.verycd.com/posts/0702/post-493702-1171330461.jpg
733この子の名無しのお祝いに:2008/04/08(火) 14:54:52 ID:4P93w6+r
  告
一、今朝諏訪龍神に神酒一甕献上の事
一、今宵諏訪大明神に御能奉納の事々
右の條々此度の合戦に勝利を収め目出度く
帰国に及び候段偏へに大小神祗弓矢軍神の
御加護と思召され信玄公直々の御指図也
猶軍陣に於て非番の者御能拝見の儀
苦しからず候趣併せて仰せ出されたり仍如件
 天正元年四月三十日
                 甲斐武田軍奉行

横書きでゴメンよ。
あと、俺のPCでは変換できない漢字がひとつあった。
一番似てたやつで代用してる。
734この子の名無しのお祝いに:2008/04/08(火) 15:14:49 ID:fTuFqlAw
3の城合戦で疾走馬にぶっ飛ばされるのは
偶然イイ画だから採用したの?それとも最初から狙ったの?
735この子の名無しのお祝いに:2008/04/08(火) 15:28:04 ID:4P93w6+r
最初から狙ったスタント。
でもあれ、後続の馬がみんな倒れた奴をよけてくのがイタダケないんだな。
お構い無しに蹴散らし、踏み潰していかんと戦の非情さは出ないな。
スタントマンはマジ死ぬだろうがな。
736この子の名無しのお祝いに:2008/04/08(火) 15:49:52 ID:0LjPOYFB
おれはそのスタントマンが痛さに耐えかね、
倒れた後も足を組みかえるのが許せない。
737732:2008/04/09(水) 02:15:43 ID:VxS+xU/9
>>733
ありがとうございます!
738この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 17:43:20 ID:sXnu1T4L
>最初から狙ったスタント

アレ事故だったはずだけどね。

障害物があれば、よけようとするのは
人間の本能だけどな。
739この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 20:06:29 ID:Rrhkojql
>>73
>アレ事故だったはずだけどね。

当時報知新聞で連載されていた乱メイキングのルポルタージュに、あのシーンの裏話が
載っていた。何かショッキングな場面が欲しい(←正確な引用ではない)という黒澤の注文でいくつか考え出された案の中から採用されたスタントっていう内容だったよ。
事故にしてはカメラ位置も決まりすぎているように思う。

>障害物があれば、よけようとするのは
人間の本能だけどな。

人間の本能としてはそうかもしれないが、あそこで黒澤が描こうとしているのは、言うところの
「仏が涙して見つめる人間の悪行、修羅道」、すなわち殺し合いの無残さということだと思う。
疾走馬にぶっ飛ばされる郎党というのも、そのテーマに沿ったイメージと見るべきで、
ならば後続の騎馬は蹴散らされた郎党をなお蹂躙し、踏みにじらなければならない。
つまり「人間の悪行、修羅道」を描くという目的にとって、
騎馬が倒れた郎党を避けて通るというイメージは、表現として中途半端だと思うんだな。
そういうことが言いたかった。
740この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 20:09:33 ID:Rrhkojql
アンカミスった。>>738ね。
741この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 20:46:15 ID:Xph/M1X8
しょうもないことでいちいちケチつけてるアンチはもうここに来るんじゃねえ。
なんでわざわざ嫌いな映画のスレにいつまでも粘着してんだか。
とっと消えうせろ。

742この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 21:17:40 ID:iavqoXF9
加藤武も隠し砦の時に通り過ぎる馬に頭蹴飛ばされたっていってたな
743この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 22:44:41 ID:Xph/M1X8
>>742
ズラの下にヘルメットみたいなものをかぶってたから無事で済んだんだよね。
それでも結構ダメージあったみたいで
それがなければ大変なことになってただろうね。
そういう現場の人たちの苦労がわからず、
好き勝手なことを言ってる>>735>>736はほんとに無責任な奴らだ。
まあ一生懸命粗探しして叩きたいだけのアンチに何言っても無駄だけどな。

744この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 22:48:03 ID:Rrhkojql
>>741
まったく、バカにつける薬はねえな、とだけ返しておく。
745この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 22:53:01 ID:Rrhkojql
>>743
現場の人たちの苦労を偲んで
どんな映画でも褒め称えることが、映画を観る者の責任だとでも言うのか?
デタラメも大概にしろ。
746この子の名無しのお祝いに:2008/04/09(水) 23:51:11 ID:Xph/M1X8
>まったく、バカにつける薬はねえな、とだけ返しておく。
その言葉そのままそっくりお前に返すわ。

>>745
お前のような一生懸命粗探しして叩きたいだけのアンチに
何言っても無駄だ。とっと消えろ。




747この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 00:56:13 ID:2K2Hm4Wj
そうそうw

ここは駄作でも一生懸命誉める信者のスレなんだからな
748この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 01:38:38 ID:fesdJ/VL
軍隊の行進シーンは影武者そっくりだ。

ウィロー
http://jp.youtube.com/watch?v=-F7Ag-6i0aU
749この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 01:51:19 ID:fesdJ/VL
最後に本当に唐突な感じで質問をした。

「黒澤監督は今度の『影武者』で何をお撮りになりたいのですか?」
部屋に緊張が走ったのがわかった。黒澤監督の周りの関係者全員が一斉に監督を見る。
彼らが固唾を飲んで監督が何と言うのか待っているのがわかる。

一瞬間を置き、黒澤監督は明らかに憮然としてこう言ったのだった。
「そんなもの…撮ってみないとわからないよ!」
そして不機嫌そうに私を無視し、次の応募者に顔を向けた。
……
数週間後、不採用のハガキが届く。

黒澤明を怒らせた日
http://www.nikkoam.com/products/fund/rikigaku/column/yohaku040624.html
750この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 01:55:16 ID:fesdJ/VL
おそらく黒澤後期のカラー作品の中でも群を抜いて美しいのが
この「影武者」だろうと思うけど、それにしても武田信玄の軍勢が
溶けてしまいそうなほど凄まじい夕焼けの中を行進するシーンは
(淀川長治さんは「エイゼンシュタインかと思った!」と狂喜されて
いる)涙が出るほど美しくて、そのシークエンスを見るだけで僕は
胸が一杯になってしまって、この感動のためには!と映画館に
(当時は彦根協映という廃れた映画館に観にいっていた)、10回
も通ったのだった。

当時はビデオがようやく出始めた頃で、レンタルビデオという言葉
も概念もなかった時代だから一回一回が真剣勝負で、僕は脚本まで
買って、シナリオまで覚えてしまうほどこの映画に惚れてしまった。

CINEMA チネマ
http://viteitalia.com/curriculum%20cimena.htm
751この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 03:18:27 ID:E8eVBnMd
>>747
そうそうw 叩きたいだけのアンチに何言っても無駄無駄w
あとお前みたいな映画オンチには一生縁のない映画だから
もうここには来ないでねw 
752この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 03:57:54 ID:2K2Hm4Wj
>>751
え〜〜僕も黒澤信者ですよお
だから無理して乱も夢もまあだだよも
映画初心者に薦めてますよw
753この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 09:38:26 ID:n0Kbh4uI
淀川さんが白黒映画のエイゼンシュタインの何をもって
>信玄の軍勢が溶けてしまいそうなほど凄まじい夕焼けの中を行進するシーン
に結び付けたか判らない。

おれの記憶では淀長は、ジョン・フォードの騎兵隊OPのそっくり似たカット
(夕日逆光。地平線の騎兵縦列横撮り)そっくりと、褒めたと記憶する
754この子の名無しのお祝いに:2008/04/10(木) 11:44:03 ID:GAV5/gOv
カラーなのはともかく、あのシーンはモンタージュもないしね。
755この子の名無しのお祝いに:2008/04/11(金) 10:08:28 ID:TZou6kXJ
公開時に『キネマ旬報』に掲載された淀川さんの『影武者』評では
「能の静謐さを身に着けた見事なる時代劇。エイゼンシュタインの軍馬の響きも
聞こえてくる」みたいなこと書いてたな(←正確な引用ではない)。

同時期の黒澤との座談会でも「エイゼンシュタインを意識したのか」と尋ねてた。
黒澤の答えは「意識してない」だったと思う。

で、『キネマ旬報』の『影武者』評では、そのエイゼンシュタイン作品として
『アレキサンドル・ネフスキー』を挙げていた(『イワン雷帝』も挙げていたかも)。

そう言われてみると
あの夕日のショットでなく、高天神城攻めの夜戦シーンに
『アレキサンドル・ネフスキー』的な感じがあると言えばある。
あと長篠戦の騎馬突撃のイメージに
やはり『アレキサンドル・ネフスキー』のドイツ騎士団の楔形突撃を思わせるところが
ないでもない。
756この子の名無しのお祝いに:2008/04/11(金) 13:04:30 ID:TZou6kXJ
邦題は『アレクサンドル・ネフスキー』だな、失礼。
757この子の名無しのお祝いに:2008/04/11(金) 15:39:44 ID:EDFmXNeM
「影武者」を撮ったのは
フランスでカラーのエイゼンシュタイン作品を
見たのがきっかけとかなんとか言ってたような。
758この子の名無しのお祝いに:2008/04/11(金) 18:53:53 ID:TZou6kXJ
『イワン雷帝』の第二部は一部分カラーフィルムで撮ってるんだけど、
それを見て、その色彩の表現力に感心したということがあったみたいね。
こういうことが出来るんなら、自分もカラーで撮ってみたいと。
759この子の名無しのお祝いに:2008/04/11(金) 19:07:38 ID:EDFmXNeM
>>758
それを見せてくれたのが
パリのシネマテークの館長で
「黒澤さん、カラーで時代劇は撮らないのですか?」
「これを見てください。」

「影武者」が完成した時には
館長は死んでたらしい。
760この子の名無しのお祝いに:2008/04/11(金) 23:10:47 ID:T1b2q6M5
同じ映画を観るために映画館に10回も足を運ぶなんてことは一生無いと思うな
761この子の名無しのお祝いに:2008/04/12(土) 04:43:45 ID:hcD4X8ZU
>「黒澤監督は今度の『影武者』で何をお撮りになりたいのですか?」

馬鹿な質問だなw
まあ黒澤と会えただけでも羨ましいけどね。
ちなみにあの小堺一機は一次審査で落ちたらしい。
762この子の名無しのお祝いに:2008/04/12(土) 07:55:36 ID:6oJqtZBR
見事に地雷を踏んだね。黒澤が最も嫌う質問。
「言葉で言えるんだったらわざわざ映画なんて撮らない」つってね。
でもけっこう言葉で言ってるんだけどね、黒澤は。
763この子の名無しのお祝いに:2008/04/12(土) 17:47:14 ID:PlFFuOVM
影武者って乱の試作品だったんでしょ
764この子の名無しのお祝いに:2008/04/12(土) 18:36:05 ID:LFNYCSuy
この番組では、日本でよくあるだめな質問
「あなたにとって映画とは?」なんていうのがなくて安心する。
いつだったか、今村昌平監督がテレビでインタビューを受けていて、
「監督、あなたにとって映画って何ですか?」と聞かれ、
「だめだよ、そんな質問しちゃあ」と怒っているのを目にしたことがある。

あなたにとって○○とは――という質問は何となく意味ありげでいて、
実は意味のない質問だ。
やはりテレビ番組で欧米の声楽家がインタビューで
「あなたにとってシューベルトの音楽とは?」と聞かれた。
答えは「私の人生の真髄です」だった。
これ、何か中身がある答えだろうか?
 もちろん答えが悪いのではない。質問が悪いのだ。

NHKの若向けゲスト番組で、司会者の女優が女性歌手に
「あなたにとって歌うことの意味は?」という質問を
ぶつけたことがある。
やったなと思って見ていたら、その歌手は
「それはいま答えたくない」と返していた。
そんな聞き方しないでよという気持ちだったと思う。

映画人でいうと、亡くなった黒澤明監督も
このての具体性を欠く質問に悩まされていたようで、
こう怒っていたそうだ。
「前もってきちっと人の作品を観て勉強してこないから、
具体的で的確な質問ができないんだよ。
あんな抽象的な質問しかできないなら、
わざわざインタビューに来るこたあない」
(黒澤和子「回想 黒澤明」)。

映画や音楽でなくても、たとえば八百屋さんに
「あなたにとって玉ネギとは何ですか?」と聞いたら怒るだろう。
玉の大小は味に関係があるのか、中国産は実際のところ味はどうなのか
――そういうことを聞いてくれというはずだ。

格闘する読売ウイークリー編集部: 編集長の「ぐらぐら日記」
http://yomiuriweekly1.hontsuna.net/category/751.html

ちなみに黒澤も80歳の時の記者会見で芸能レポーターから
「黒澤監督にとって映画とは何ですか?」と聞かれて
そのレポーターに
「君は僕にそんなことを聞いて何を答えさせたいの?」
と怒っていた。
765この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 00:14:27 ID:ZL26KII9
柳葉敏郎「影武者」死体役エキストラ(ノンクレジット)
766この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 01:13:52 ID:CffdVnpu
杉原輝雄に「あなたにとってゴルフとは」って訊いたバカもいたな。
ひとこと「仕事ですやん」。
767この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 01:18:55 ID:9O2c+Vhe
「あなたにとってXXとは」

この質問をする奴って、
ほとんど自分に酔っているバカだと思う。
768この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 01:32:23 ID:g6EuE5wD
↓あなたにとって2chとは?
769この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 03:42:58 ID:Z+K9ln+7
ひまつぶし
770この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 08:34:37 ID:J42B34l9
仕事ですやん
771この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 13:59:21 ID:ocjBEdKj
愚問かどうかは、質問者がその人物を好きか嫌いかでも違ってくる。
嫌いな人間にはそういう質問をするものだよ。
772この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 15:22:02 ID:zCMtjdtO
>嫌いな人間にはそういう質問をするものだよ。

嫌いなら嫌いでもっと具体的に質問するぜ。
というよりできる。

蓮實を見ろ。
黒澤を批判するにしても具体的だよ。

773この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 16:41:01 ID:Bf7GBPBW
ハスミのいちゃもんは具体的ではあるがその問題提起が的を得ているかというのはまた別問題
774この子の名無しのお祝いに:2008/04/13(日) 17:13:37 ID:ocjBEdKj
>嫌いなら嫌いでもっと具体的に質問するぜ。

んなことない。黒澤の存在そのものが不快な人間もいるもんだ。
そーゆー人間にとって黒澤が何を考えていようと
どうでもいいのさ。
775この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 01:23:21 ID:dUFiY/FY
日本のマスコミは物凄く低レベルな連中だからな。
そういう下らない質問を平気でしてくる。
776この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 01:23:54 ID:tzE+qNYp
「乱」最高の映画だな
777この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 01:25:30 ID:5BLM8PWv
>>772
「というよりできる」は無視してレスされちゃったねw
>嫌いなら嫌いでもっと具体的に質問できる。
と書けば良かったのに…
778この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 02:03:12 ID:mGIVTn59
芸能人?orアナウンサー?
「日本の映画をよくするにはどうすればいいですか?」

ジョージ・ルーカス
「まず、日本の昔の名作を観ることから始めたら?
 日本の昔の映画には素晴らしい映画がたくさんあります。」
779この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 05:32:03 ID:YsLmwBPZ
>「日本の映画をよくするにはどうすればいいですか?」

これは別に悪い質問じゃないよ。
抽象的な丸投げ質問がダメなのであって。
780この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 07:12:13 ID:TXHKyHNx
そういう>>775も高レベルな質問をする才能なんか
無いところが日本の悲劇w
781この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 09:08:51 ID:mt9kvmHZ
なんか夕べ、乱のおまけの出演者インタビューで原田美枝子が異常に美人でさ。
魔乳コスで抜いたとか書き込める雰囲気じゃないな
782この子の名無しのお祝いに:2008/04/14(月) 23:37:46 ID:dUFiY/FY
>>780
何意味不明なこと言ってんの。また例の自演馬鹿か。
783この子の名無しのお祝いに:2008/04/15(火) 00:59:32 ID:m9J29M/5
また低レベルな糞尿が騒いでるのなw
784この子の名無しのお祝いに:2008/04/15(火) 03:36:49 ID:oFcedhjw
おまえだよ。おっさんwwwwwwwwwwwwwwww
785この子の名無しのお祝いに:2008/04/15(火) 05:57:01 ID:3+t0Pr5Z
>>784
糞尿が草をはやすなよ
786この子の名無しのお祝いに:2008/04/15(火) 09:49:48 ID:XOSA968F
>365
>ただし、怯える島民の描写が主体、巨大な艦艇群を「見せずに見せる」演出だったとか。

これ、黒澤も予算不足の影武者で「高天神城夜戦」で試みているけど、案外、難しいね。
おれが知る限り、映画で成功しているのは「地獄の黙示録」の「アークライト!!」の
カットくらいかな。

遠方でおきる神の雷(いかづち)のごとき、B52の爆撃を乗務員の表情と
遠雷の音だけであらわすの。あそこはカメラを対象物の周りで回転させることで成功した。
カメラ固定だと、舞台劇に遣り取り「おお戦場は見渡す限り死者でいっぱいだ」になって、
どうしてもうそ臭くなるんだよね
787この子の名無しのお祝いに:2008/04/15(火) 13:09:49 ID:oFcedhjw
信者って有難いねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
788この子の名無しのお祝いに:2008/04/15(火) 22:06:45 ID:kNkelAKW
「影武者」は勝新太郎あっての作品だったろう。彼だからこそ武士と農民の2役
が出来たのであって、仲代には農民役は無理があった。
789この子の名無しのお祝いに:2008/04/16(水) 03:20:30 ID:CkSaQ/2U
いや、ボケはじめた黒澤にも無理があった
790この子の名無しのお祝いに:2008/04/16(水) 06:39:21 ID:KhguUIvv
ツマンネ
791この子の名無しのお祝いに:2008/04/17(木) 00:27:08 ID:oXzTqcZH
ある時に黒澤明が撮影に来てると、多分「乱」ですね。それを見に行ったときに、クレーンの上に黒澤明が乗ってたんですね。
皆んな写真撮っていて、親父が「あれが黒澤明だよ。」って言って、「ああいうクレーンに乗れるのが監督なのか。」と思って、
カメラの意識より監督があそこにいるって、高いところにいるっていうのが、非常にあって、「すごいスケールがデカイ仕事だな。」と。
で、高校の頃に「俺も映画撮ってみよう。」と思うんですけれども、クレーンに乗れるわけでもなく、ごく女の子のアップしか撮れなくて、
「これは違うだろう。」と思って、未完成のまま封印してしまって、「これはもうプロとやらないとしょうがないんだな。」と。

「監督は語る」行定勲さん
http://www.eigeki.co.jp/html/read/kantoku/yukisada/
792この子の名無しのお祝いに:2008/04/17(木) 04:12:49 ID:bjULJTnz
>>791
だから何よ。
793この子の名無しのお祝いに:2008/04/17(木) 12:45:21 ID:grdk4Nj5
影武者のDVDに書いてあったエピソードで
ラストのロケ弁NGは、想像して笑った。
794この子の名無しのお祝いに:2008/04/18(金) 00:19:40 ID:I1rKKsGr
ジャッキー・チェンは「影武者」の大ファンで7回も見たらしい。
俺も大体このくらい見てる。
何回観ても面白いからね。
795この子の名無しのお祝いに:2008/04/18(金) 16:07:25 ID:gHhw59gO
乱だったら、BGVがわりに何十回もDVDでみてるが
影武者は通しでみたは本当に1回きりだな。

「あの大猪、わしの馬前に飛び出して追ってな。射止めるどころか落馬仕った」
「はははは」(乱OP 植木等)
なんて何回見ても味があるのに、

「いや、わしはじつはニセモノなのじゃ」「おほほほ。尾屋形さまったらおかしい」とか
なーんかな。
796この子の名無しのお祝いに:2008/04/18(金) 23:07:00 ID:fRueEuNu
俺は大滝秀治の味のある演技見たさに「影武者」何回も見るぜ。

「恐いぞあの大将!アーハハハハ!」
「御屋形さまの上に乗るのも控えて頂く・・・アーハハハハ」
能の場面で亡くなった信玄を思い出し、感極まって泣くところなんか最高。

あと「いや、わしはじつはニセモノなのじゃ」のシーンは面白いと思ったよ。
側室二人に顔をまじまじと見られる影武者が困惑の表情を浮かべ
扇子を扇ぎまくったり、機転をきかして見破られる危機を脱した影武者が
信廉へウインクしたり、見ていて面白かった。
797この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 02:40:21 ID:0bnkBweX
影武者は18年くらい前にwowowで放送したのをビデオに録画して何度も観た。
台詞を全部ノートに書いたくらいこの映画が大好き。
798この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 09:25:16 ID:PzgZmhtW
影武者は勝新降板の呪縛で、なんとなくいまいちだと思ってしまってた。
その記憶もあせた今になってみてみたら実にいい映画だと思う
799この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 09:46:48 ID:QQ6ANeEj
「ショーケン」には勝新はリハーサルにもほとんど来なかったそうですねえ。
800この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 10:43:44 ID:hhQ+z+qg
影武者が主役の映画なんて これ以前見た事無いので、オリジナリティは世界映画史上でも飛び抜けてるよね。
これ以降でも、大統領の影武者を描いた「デーブ」があるっきり。誰の真似でも無いのは名作の条件の一つ。
801この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 10:53:22 ID:QQ6ANeEj
そんな馬鹿なw
802この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 11:36:03 ID:/DfGr4n9
「ロベレ将軍」すら知らないやつがいるのか・・・
803この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 11:41:51 ID:/DfGr4n9
ちなみに戦前にも「影武者」って映画があって、これはフィルムが
残ってないからどんな作品かわからないけど、少なくともこのタイトル
はパクリだよな。
804この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 14:10:38 ID:hhQ+z+qg
>>801-803
ゆとりで すいません〜!! 今 横に立ってる幼女を 皆さんに見立てて謝ります。
805この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 16:16:54 ID:STYcAH0i
>>799
降ろされるのは当然だと思ったな。
806この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 17:51:48 ID:S8mKb5Uz
「影武者」は竹丸に萌えるのが普通だろ。
807この子の名無しのお祝いに:2008/04/19(土) 20:27:43 ID:q5qKU02Q
影武者の出演者の月代ってすげーリアルだね
もしかして剃ってるのかいな
808この子の名無しのお祝いに:2008/04/22(火) 00:31:51 ID:EMjsWM4J
宮崎駿
「信玄の閲兵式でね、足軽の一人がホコリから顔を背けてるんですよ!
黒澤監督がこれに気づいていないはずが無い! この時私は黒澤監督も底がみえたと・・・」

こんなシーンあったか?
809この子の名無しのお祝いに:2008/04/22(火) 13:18:48 ID:AxtUV49y
後に黒澤と対談時・・・

御大「(おずおずと)これだけ軍兵がいると、端まで目が届かないって事があるんじゃないですか?」

黒澤「いや、それは分ります。ひとりでも手抜きしてたらすぐ分る!それはさせない。」

御大「は・・・・そ、そうですか・・・」
810この子の名無しのお祝いに:2008/04/23(水) 11:12:37 ID:6vNsWNts
>>808
これは宮崎の勘違い、てか早トチリ。
確かに「足軽(じゃなくて騎馬武者だな)の一人がホコリから顔を背けてる」ショットは存在する。
だがそれは予告編でしか見る事が出来ない。本編では捨てられている。
『影武者』の予告編は、実は本編では使われなかった捨てショットで構成されているのだが
予告編しか見ていない宮崎にはそれが分からなかった。
で捨てショットを見て「底がみえた」ってなトンチンカンな感想。
ちゃんと本編見ろ、宮崎。そういう話。
811この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 09:06:52 ID:sILeWEg5
その予告編だけでもそんな細かいところまで見てるなんて
凄いと言うか呆れるというか。
812この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 14:29:59 ID:x5/PXgnA
ちょい昔、家康役 銀座マツザカヤ裏で見かけた。
痩せてたなあ。大病でもしたのか。
息子(おじじではない!の子役)もイイ年だろう。今何してンだろう?
813この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 17:31:57 ID:n8bNUSVB
どうでもええわ
814この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 17:41:49 ID:JNd1eOy8
>>812
DVD(廉価版じゃない方に)インタビューで登場してるよ
ひげはやして。
役者と紹介されてたけど。
今もやってるかは知らん。
815この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 22:57:50 ID:sILeWEg5
最近出た雑誌の表紙に油井さん出てたね。
えらい老けちゃってたけど、お元気そうでしたよ。
816この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 23:20:34 ID:cO0qiltK
もともとは単なるショボいアウトドアスポーツ用品店のオヤジだったのにな
817この子の名無しのお祝いに:2008/04/24(木) 23:45:50 ID:0UoyTTQW
すでにこんな映画のことは、ファンならまだしも
世間一般では完全に忘れられている。
818この子の名無しのお祝いに:2008/04/25(金) 10:08:16 ID:zLfeX4Ea
>>809
大軍勢の撮影で丘の上から俯瞰していた黒澤が「目線の違うヤツがいる」
と言い出した。結局、日本テレビのワイドショーのスタッフが紛れ込んで
取材しているのが見つかったそうだ。
819この子の名無しのお祝いに:2008/04/25(金) 14:36:28 ID:comWgPmw
チャン イー モー とかの中国映画のモブシーンって
エキストラが顔作って無いんだよな。目線も適当。
右逝け左逝けって従ってるだけ。
でCGで人員増量してるだけ。殺し合いなのに緊張感ゼロ。
820この子の名無しのお祝いに:2008/04/25(金) 14:45:32 ID:bNcuUCKu
ビートたけしとの対談では、さすがに黒澤のほうが
「ビート君」と気を使っているような気がするな。
youtubeとかで対談見るとさ
821この子の名無しのお祝いに:2008/04/25(金) 18:24:25 ID:BNs6mFAz
>>819
あれは中国人民軍の皆様だから…
でも職業軍人なんだから 一糸乱れぬ行動は一般エキストラより得意のはず…だよな。
822この子の名無しのお祝いに:2008/04/26(土) 00:58:51 ID:oky1W4Vd
>信玄の閲兵式でね、足軽の一人がホコリから顔を背けてるんですよ!

これ見る限り顔を背けるんじゃなくて後ろに下がっているだけだな。
当たり前の動作だろ。
http://jp.youtube.com/watch?v=GeKsOuBCbj8
823この子の名無しのお祝いに:2008/04/26(土) 06:43:43 ID:u8HX7fSs
黒澤自身、「自然にやるのはいいんだよ、やった後しまった顔
するのが駄目」っていってるでしょ。
824この子の名無しのお祝いに:2008/04/26(土) 07:18:56 ID:QjwDuyYT
>>822
そうじゃない。よく見ろよ。
信玄(影)が駆け抜けてホコリが巻き上がるショットで、ひとり顔を背ける奴がいる。
画面の右下だ。ようつべ画質じゃ分からんかもしれんがな。
825この子の名無しのお祝いに:2008/05/02(金) 13:11:12 ID:BZ5gO2H0
5月4日(日) 14:50〜18:00 NHK BS2
黒澤明とその時代〜全30作の軌跡〜 - クロサワ・アーカイブス特集 - 
▽俳優、助監督が語る巨匠の素顔と制作秘話 堀川弘通,淡路恵子,出目昌伸,香川京子,阿久悠,
井関惺,油井昌由樹,中村充

5月5日(月) 13:00〜14:30 NHK BS2
NHK特集 黒澤明の世界 - クロサワ・アーカイブス特集 - 
▽映画“影武者”撮影の舞台裏を徹底取材 ▽巨匠の創作の秘密に迫る

5月5日(月) 14:30〜15:20 NHK BS2
いま、映画を語る(2) 黒澤明 - クロサワ・アーカイブス特集 - 
▽72歳、黒澤監督の映画への情熱 ▽“乱”の構想を語る ▽コッポラ、ルーカスとの対話 
▽フェデリコ・フェリーニ、黒澤映画を語る
826仲○○矢:2008/05/04(日) 22:35:30 ID:TilCitXj
竹丸に会いたい…(;_;)
827この子の名無しのお祝いに:2008/05/06(火) 03:13:02 ID:h2HZQN3M
狂阿弥、、、、、おまえがいなけりゃあんなことには
828この子の名無しのお祝いに:2008/05/06(火) 12:37:15 ID:n9z33iWn
「乱」のシナリオ、小国は貶しているんだってね。
829この子の名無しのお祝いに:2008/05/12(月) 06:59:46 ID:No1MEM6L
影武者、久しぶりに観た
記憶では疾走する人馬の群れが鉄砲撃たれて、次々と失速し崩れ落ちていくシーンが
あると思ってたが無かった。仲代達也が見てたろう情景を勝手に描いてた訳だな。

あと、ラストで仲代達也が流れるスピードがチョット速過ぎて笑った。
830この子の名無しのお祝いに:2008/05/12(月) 11:56:41 ID:hPKui+8e
それと似たシーンなら「乱」にあるが・・・違いますか?
831この子の名無しのお祝いに:2008/05/12(月) 17:22:10 ID:g6SNEVfn
達也 ×
達矢 ○
832829:2008/05/12(月) 21:44:12 ID:No1MEM6L
>>830
「乱」はまだ観た事無い。でも、断片は観てるかも。
833この子の名無しのお祝いに:2008/05/13(火) 17:32:46 ID:zB3vzmgP
蜘蛛巣城とこの二作品見ると
戦国時代の兜や甲冑って世界一美しくてカッコいいなぁと思う。
でも甲冑は役者の体にピッタリ合うように黒澤がアレンジしているが。
834この子の名無しのお祝いに:2008/05/13(火) 21:31:42 ID:tehD5nBv
乱の太郎役を山崎努は断ったらしいな
835この子の名無しのお祝いに:2008/05/13(火) 23:07:23 ID:O6/ptbjl
乱の分かりやす過ぎる色遣いが生理的に無理
外国人に媚び過ぎていないか?
笑点のように見える
836この子の名無しのお祝いに:2008/05/13(火) 23:52:43 ID:Cg35T9Om
>>835
媚びで、あんなビックプロジェクトには取り組めない。
商売抜きで「作りたいモノを作っただけ」。 それが許されるだけの貢献はしてきたしね。
837この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 02:59:19 ID:ZgyF3EBr
>乱の太郎役を山崎努は断ったらしいな

丹後の役をやるはずだった。
ただし、資金問題で撮影が延期になって
スケジュールの都合上キャンセルになったの。

ちなみに太郎役の寺尾は
黒澤に最初出演を頼んだ時、
「君、馬に乗れる?馬を引く役ぐらいしか残ってないよ。」
といわれてた。
撮影延期のおかげでキャスティングがチャラになったので
太郎役になった。
838この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 03:00:55 ID:ZgyF3EBr
>乱の太郎役を山崎努は断ったらしいな

断ったのは利吉役やった役者だよ。
839この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 10:18:22 ID:Of+BtbZ/
>>838
"土屋嘉男"に対してはかなり熱心に出演を依頼していたらしいね。
舞台公演の日程が決まっていて「キャンセルして・・それでも・・」と
依頼続けたらしい。
「赤ひげ」で結核の医師役で1年近くも食事制限して役作りしたりする
大変さと「黒澤さんの絶頂期に仕事をさせてもらっただけで満足です。
これからは見る方で応援したい・・・」と断った。
840この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 12:17:19 ID:zGg6qyOU
入れ歯臭いボケ老人とホモりたくなかったんだろw
841この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 12:25:25 ID:7Xa5h7eO
そんなこんなであのザマですよ。
「乱」はおいらのライフワークなんだけどな・・・ったく。
明、ほんとはクヤシイ!!・・・でもしゃーない。ま、堪忍して、出来たもん観てくだされや。
な、な。
842この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 13:03:07 ID:pg/E55Nu
小國の汚点、というか、橋本も書いていたように
彼をもってしても暴走は止められなかったんだろうなぁ。
843この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 14:02:31 ID:9cunaFfL
>>842
お前さん個人が楽しめなかった映画は皆「映画史の汚物」かよ?
844この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 14:37:19 ID:F0QLDrpD
原色を衣装に使ったら外国にこびてるとかハスミの受け売りしてる奴が多すぎるんだよな〜最近
堀がないとこき下ろしている池波正太郎でさえあの衣装は褒めてるのに
845この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 16:47:02 ID:eqbAw1AH
乱の衣装はダメだ
あれじゃ中国人だ
846この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 17:10:35 ID:mCwNAU3O
「乱」の脚本の出来はともかく
橋下の(世評は高いが)「砂の器」「私は貝になりたい」
なんかも微妙な出来だし
「幻の湖」「村で一番の首括りの木」とか
伊藤麻衣子が主演してた映画とかは
苦笑するしかないし

黒澤の雨あがる>小国の雨あがる
だしね。

橋下や小国が単独で素晴らしい脚本ばかり書いてましたというのなら
その批判にも説得力があるだろうが、実際にはそうじゃないから。
847この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 17:28:49 ID:7Xa5h7eO
そうだそうだ!
橋本だって小國だって人のこと言えたザマじゃない。
なのにイッチョマエの顔しやがって。明くやしい!
でも庇ってくれる人いるんだね、こんな俺なのに。
明うれしい! ジンときた!
ところで橋下ってなんだ?
848この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 17:33:03 ID:9cunaFfL
アンチどものレスは「他人の受け売りを自分の意見のごとく」語るか、「些末な部分の揚げ足取り」ばかりで見苦しい。
てめえのオツムでマトモなアンチレスが考えられないのか?
849この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 17:56:39 ID:eqbAw1AH
いや、脚本はいろんな奴と書くほうがいいんだろ。
小国や橋本は必要だよ。
単独でいい脚本が書けるかと言えば黒澤も同じ。
850この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 19:46:03 ID:IesXY7oP
乱の衣装
リアルを追求していた黒澤だけに
あんなのアリかと思ってしまうのですよ
851この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 19:55:08 ID:9cunaFfL
血がピンク色の時点で、これはリアリズムとは無縁!と悟りましょう。
852この子の名無しのお祝いに:2008/05/14(水) 21:33:08 ID:7Xa5h7eO
少なくとも色彩に関しては表現主義の人だな、黒澤は。
色彩が人に与えるエモーション(あるいは色彩から自分が受け取るエモーション)に拠って、
表現を組み立てようとしている。



853この子の名無しのお祝いに:2008/05/15(木) 00:47:07 ID:PVnMYmeM
いやいや、火縄銃がライフル、足軽がスナイパーだよな乱は

あの銃声、好きなんだよな〜
854この子の名無しのお祝いに:2008/05/15(木) 01:52:14 ID:qvTU1x/F
一人で書けば暴走するのは当たり前だろw

小国は黒澤と仕事してた時は
審判役で自分では一行も書かなかったという。

書けば、客観的な判断ができなくなるから。
855この子の名無しのお祝いに:2008/05/15(木) 10:39:31 ID:rPlDZKI3
>>842>>846
影武者を批判した橋本忍は「幻の湖」は反省していたね。
典型的な「"走り出したビックプロジェクト"は止める事が
できなかった。」と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
856この子の名無しのお祝いに:2008/05/15(木) 20:49:48 ID:XGofu4J+
小国に一行も書かせなかった黒澤は偉いよ。

小国はそういう役目にはぴったりだったんだろう。

ソ連崩壊したとき
黒澤は「(左翼親派だった)小国はどう思ってるんだろうね」
とつぶやいたそうだが。
857この子の名無しのお祝いに:2008/05/15(木) 21:14:34 ID:APtggOEe
書かせなかったんじゃなくて、書かなかった。
858この子の名無しのお祝いに:2008/05/16(金) 15:46:17 ID:43uWjjJm
ちがう!



>>857はおじじではない!
859この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 09:48:10 ID:PQ6ZaecY
そうなんだ。
じゃ、とりあえず馬防柵に突撃させてもらいます。
お屋形様のもとで、また合おう!
860この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 21:12:06 ID:J0HFj/u3
『影武者』も『乱』も(それ以降も当然)駄作。

黒澤は『デルス・ウザーラ』まではスゴかったのにな。。。
861この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 21:31:03 ID:XpQyALCd
>>860
んな小学生レベルの感想なんかいらないんだよ。
「根拠」を語れよ。他のねらーのレス 読んで参考にしろよ。
論争のやりようが無い。
862この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 22:10:50 ID:SmCzilsj
>お屋形様のもとで、また合おう!

この後に槍を三本交差するけど
アクマイザーのOPに剣を三本交差するシーンがあった。
黒澤さんパクったのかなw
でも凄くかっこイイよね。
863この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 23:10:08 ID:WGqLVlBH
>>794
ジャッキーはこの泥武者のシーンとか好きそうだ。

http://jp.youtube.com/watch?v=HnL4RvKSUPk
864この子の名無しのお祝いに:2008/05/19(月) 00:43:45 ID:MvQyvdXV
かわぐちかいじ
「勝新ってね、“形”が悪いんです。体形もそうだし、頭もでかすぎるしね。
黒澤映画って、絵面としてヨーロッパナイズされてないとだめなんですよ。
勝新の演技はやっぱり歌舞伎的なんです。黒澤に演出されると彼の持ってる伝統芸能的な体質が明らかになっちゃって。
だから、黒澤映画の信玄は、リア王もやれる仲代じゃなきゃだめなんです。」
865この子の名無しのお祝いに:2008/05/19(月) 10:49:37 ID:4PiZmc9c
泥武者が疾走するシーンは、
「スーパーマン」で若きクラーク・ケントが
砂埃をあげて疾走するシーンへのオマージュ。
866この子の名無しのお祝いに:2008/05/19(月) 15:38:56 ID:PtIO7lUh
>>862
特撮ヒーローものとかも孫との付き合いで見てたらしいから。
ありえるな。
867この子の名無しのお祝いに:2008/05/19(月) 16:03:26 ID:nSqfiy1X
なにをエラそうに

チンカス
868この子の名無しのお祝いに:2008/05/19(月) 22:31:04 ID:nSqfiy1X
ウンコスレ晒しage〜
869この子の名無しのお祝いに:2008/05/19(月) 22:39:30 ID:q5TWDCUs
>>868
黒澤映画っていうのは糞尿が思ってるような高尚なもんじゃないよ
普通に面白い映画

このスレに書いてる人は他の監督の映画のスレにも書いてるよ
糞尿だけだよ、黒澤や小津だけが特別な巨匠だと思ってるのは
870仲○○矢:2008/05/19(月) 22:40:50 ID:ztPRofuW
スレは動かぬぞ。一同大義であった。
871この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 00:31:07 ID:n1XYck8F
壮大な失敗作二つ
872この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 00:48:44 ID:20qZrCRJ
どっちも大傑作だよ。
天才的な感性の持ち主ならオープニング(三人の信玄、二人の騎馬武者)見ただけで分かる。
そして、もう二度と、この壮大なスペクタル時代劇は国内では撮れない。
いや、撮れる才能を持った映画監督がいなくなった。
873この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 01:23:53 ID:axeIJU0J
「影武者」シナリオ
1小さな前奏-きっかけ。業と欲。分裂社会のそのまた分裂した一組。
 人間の業欲を、正直に、発言する。
 「俺も、泥棒なら、おまえも、国盗り大泥棒だ」
 「こやつ、ずけずけと申した」 
2大きな命題-閉塞感に満ちている。
 人間の死が、ここである。
 迷宮入りとなり、
 右か左か
 もっと、わからなくなる。
 たまたま、そうなって、
 何かに、
 呪われてしまった男の物語。
 呪われた主人公たち。
 呪いから解放された行動美学。
 武田信玄の死。
 七人の侍では、侍探しで、決闘がある。
 隠し砦の三悪人では、真壁六郎太の妹。
 悪い奴ほどよく眠るでは、保釈されて自殺。
 用心棒では、3人斬る。
 椿三十郎では、「手荒なことはいけませんよ」と、言われる。
 この大きな命題で、死が、ある。
 閉塞裏切り状態で、気晴らしに、笛を聴きに行って、
 撃たれる。この撃った足軽の話が、凝っている。
 要は、用心棒の櫓の上で、見物よろしく、
 信玄も、離れ城で、自軍と、徳川軍の城の戦いを、見ていた。
 隠し砦の三悪人のお姫様が、六郎太と農民二人の行動を、見ていた。
3小休止の間奏ー閉塞感を忘れる外界からの話
 信玄軍、引き返す。信玄、家康の間者。外界人間。
 影武者登場で、落馬。
4第一主題一部-金銭的野望
 城に、戻る。
 新登場人物の行動。影武者、泥棒を働く。
 信玄が、死んでいると知る。
 諏訪湖で、「やらしてくれ」と頼む。
874この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 01:24:16 ID:axeIJU0J
5第一主題二部-家族愛や忠誠心に生きる人間に出会い、
 それを、阻まれている状態を見る。
 主人公が、下役を、利用していく。
 本丸の城に、戻る。
 「心一つにして、親方様の誓いを守る」決心をする家来たち。
 この最後に、女性たちが、出てくる。
 用心棒の司葉子。
6第二主題一部-勝利する。
 男が、動く。
 家康、攻める。
 分裂志向の勝頼登場。人が、変わってくる。
 会合して、方向性を決めるが、反抗する。
 今までのおさらいとして、批評する。
 批評家発言が、多くなる。
 勝頼、出陣。成功する。
 「山は、動かんぞ」
7第二主題二部-主人公の行動と苦難。
 今まで、会っていない者が、初めて会う。
 信長と家康。
 影武者の行動と苦難、失敗が、知れ渡る。
 信玄葬式。
 信長「山が動いた」
8相手の力を借りて転奏
 山が動いてくれたので、
 信長「馬を撃て」
9本質を明らかにして、これからの方向性が決まる終奏
 旗の横を、流れて死んでいく。
875この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 02:48:07 ID:fTyCVdlz
ポクポクポクポクポクポクポクポクポク
876この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 08:28:26 ID:VMtT5KkW
マジで この映画を駄作認定したお前的根拠を聞きたいものだ。

…「なら何故面白いと思ったか説明しろ」と返さないでさあ。
877この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 08:42:41 ID:+krNvulK
>>869
巨匠かどうかはともかく、
かなり特殊な能力の持ち主だけどな、黒澤や小津は。
878この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 12:54:21 ID:fTyCVdlz
>>876
観て退屈、以外に理由がいるのかと
879この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 13:40:44 ID:AOIVEGtT
影武者
冗長シーンが多すぎ、あげるときりないけど、例えば偽者とわかって
屋敷を追い出されるシーン、未練がましく振り返る根津との場面や、
最後の合戦でふらふら歩くシーンなど、少なくとも屋敷を追い出されてからは
もうこの偽者を写す必要はないのでは。その方がテーマを強く印象付ける。
「彼から観た武家社会」にこだわりすぎた。
880この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 14:36:21 ID:VMtT5KkW
>>879
…いや、しかし 映画の主人公は泥棒なんだし…
881この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 15:55:44 ID:HTkzHxN6
こっちは一生懸命に青い色を塗っているのに評論家は赤くないと言う。〜黒澤の言葉

>>879は評論家以下だな
882この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 18:24:35 ID:C8UE9uU8
このサイトを見ると影武者がより楽しく鑑賞出来るのでオススメ

武田信玄の生涯
http://www.shingenlife.com/
883この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 18:26:20 ID:HpDdaQYp
『影武者』における「青い色」とは何か? 具体的に説明せよ。
884この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 18:51:50 ID:LyJd+JFG
880がとっくに言ってるだろ
アホが
885この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 19:27:56 ID:fTyCVdlz
誰も青い色見たがってないのに「どうだ青いだろ!」とか言われてもねえ
886この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 19:43:01 ID:VUxpSOyO
テンポは影武者はいいんだが、
乱が悪いね。
三の城攻略までだね。
887この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 20:13:37 ID:AOIVEGtT
>>880
主人公を蔑ろにするつもりはないよ。偽を演じている時は要処以外は彼を
写そうとせず、部下の奮闘の有様に時間を割き、放逐されてからは逆に
この主人公にやたら長回しする。演じている際は彼の自意識が見えにくい。
なのに放逐後、情をうつした組織にたっぷりと彼の心情を露にさせてる。
逆の方が分かりやすかったのでは、と。だからせめて放逐後の彼はあっさりと
処理した方が余情が残り、観後に深い感慨を起こせるのではと。
888この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 20:20:34 ID:HpDdaQYp
>>884
こりゃ、俺の聞き方が悪かったなw
確かに「主人公は泥棒」なんだが、「泥棒」を撮りたくて『影武者』を撮ったわけじゃあるまい。
「(青い)色を塗る」ってのは作者の表現意図を指しているわけでさ。
つまり黒澤がどういうつもりで『影武者』を撮ったのか、言い換えれば、
何を表現したくて「青い色」すなわち「主人公が泥棒」の映画を撮ったのかということ、
それを言いたかったのよ。

そこが分かって初めて「青い色」を「青い色」と認識したうえでの議論ができるだろうし、
『影武者』が傑作か愚作かってのもそこに関わってくるんじゃないの。

そうなると「どういう狙いで」「何を表現したくて」ってのはこの映画をどう受け止めるか
っていう受け手の解釈の問題になってくるんだけどね。

889この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 20:21:58 ID:C8UE9uU8
「影武者」は凄いシーンばかりで感動したな。
ありきたりだけど、冒頭の信玄が三人いる長回しシーン。
これ観ただけで影武者は最後まで観なくてはいけないと思った。
泥武者疾走シーンの斬新な見せ方も素晴らしい。
キューブリックの「突撃」を遥かに凌駕している。
夕日をバックにした武田軍団帰還シーンのダイナミズムと圧倒的な美しさ。
能で表現した信玄の死は本当に恐かった。
信長のしびれるほどのカッコ良さ。
信廉の貫禄と山県のユーモアもいい。
高天神城の戦闘シーンは世界最高峰だろう。
あんなに華麗な攻防は観た事が無い。
長篠の合戦は落馬シーンが無いけど
風林火突撃シーンと死体シーンが凄いので全く気にならない。
最後の風林火山の旗が流れるシーンは戦国映画史上最も美しいといえる。
890この子の名無しのお祝いに:2008/05/20(火) 23:45:33 ID:fTyCVdlz
全員カキコの最初に「俺にとては」をつければよし
891この子の名無しのお祝いに:2008/05/21(水) 01:21:24 ID:4YVd29rb
俺にとては
892この子の名無しのお祝いに:2008/05/21(水) 12:37:36 ID:nIHdaz59
>>881の中の「赤」という言葉は「左翼的」という言葉に置き換えられる思うんだけど、裏目読みかね?

黒澤がアメリカのTV番組で、アメリカの監督たちと座談会をやった時にこれを言ったら、
エリア・カザンが立ち上がって「おお、クロサワ、まさにその通りだ」と握手してきたという逸話が面白い。
他ならぬエリア・カザンが。
少なくともカザンは、「赤=左翼的」というように解釈したんだろう。
893この子の名無しのお祝いに:2008/05/21(水) 17:11:18 ID:ABFtpr+a
>>>881の中の「赤」という言葉は「左翼的」という言葉に置き換えられる思うんだけど、裏目読みかね?

そのケチを付けられた映画が何かわかってたら
そういう解釈は出てこないぞ。
894この子の名無しのお祝いに:2008/05/22(木) 16:48:12 ID:lZZRmbqj
赤と黒のエクスタシー天と地とに、どんな評価が下されるのか楽しみだなw
895この子の名無しのお祝いに:2008/06/08(日) 15:39:40 ID:x6Q54W80
泥武者が疾走するところに血だまりがあったが、
鮮やかな紅色なのはおかしいんじゃね?
時間が経っているだろうから。
896この子の名無しのお祝いに:2008/06/08(日) 17:03:35 ID:EMx90Z43
あの映画の色彩はリアリズムじゃないんです。
897この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 15:51:13 ID:c2Hsew22
昨晩、初めて影武者をじっくり見たのですが
仲代さんの演技は勿論いい
上手いです
だが、勝新で見たかったという概ねの感想通り、私も勝新で見たかった
信玄のカリスマ性と同時に、悲喜劇的な影の性質が
勝新には素であったと思う

あと、信兼が山崎努とは何度見返しても思えない
仲代さんに似せようとメイクしすぎなの?
ショーケンは話しが進むごとに演技が変になってる
夏八木勲と代えても何ら問題ないと思えた
いや、むしろ安定した
898この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 17:21:59 ID:jV226y40
>>895
血の色は画面上は黒にしかうつらないので、リアリズムで撮ると凄惨に見えない訳で…
899この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 17:26:30 ID:rPt8jvS7
黒澤がエイゼンシュテインにはなれなかったのは事実だろうな
影武者・乱で意識したのはアレクサンドル・ネフスキーとイワン雷帝でしょう
乱の落城シーンはいいけどね
900この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 19:07:06 ID:GSKnI3uR
>あと、信兼が山崎努とは何度見返しても思えない

山崎努じゃなく信廉なんだから
思えなくていいだろw
それとも、どう見ても
山崎努だと思えるのがいいのか?

>ショーケンは話しが進むごとに演技が変になってる

そういう役だから。
だんだん、おかしくなってる。
特に最後の軍配ふるところで安定してみえたら
変。
901この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 19:24:54 ID:HusY47Wh
>>897
もうレスついてるけど
もともと信兼も影武者の一人なんだからあれでイイと思う
声で山崎努とわかるから自分には無問題

ショーケンも役自体が変になっていくわけだからあれで無問題
902この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 20:49:04 ID:D7m3drlL
>>899
乱の落城シーンはラングのニーベルング
903この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 21:26:50 ID:c2Hsew22
なんか、どうしてもマンセーしないといけない雰囲気なんですね
ショーケンがオカシイのは、役柄上じゃなくて
台詞回しが段々雑になってるのを言ってます
それから、山崎努さんが山崎努に見えないのは
凄いねって言いたかっただけですから
904この子の名無しのお祝いに:2008/06/15(日) 22:06:59 ID:pGUTIY0n
>>897
> 仲代さんに似せようとメイクしすぎなの?
905この子の名無しのお祝いに:2008/06/16(月) 04:04:35 ID:LqLzKthh
>台詞回しが段々雑になってるのを言ってます

雑ね?
いわんとするところは判るけど。
906この子の名無しのお祝いに:2008/06/16(月) 17:45:34 ID:iz7wsljK
マンセーしなくていいから。
あの映画のショーケンは無残だった。
907この子の名無しのお祝いに:2008/06/16(月) 20:55:56 ID:J20cZIuz
ある時期からショーケンは無残なのがデフォw
908この子の名無しのお祝いに:2008/06/16(月) 20:58:12 ID:OdwLPr1J
>あの映画のショーケンは無残だった。

そう思ってもらったら
ショーケンも役者冥利に尽きるだろうね。
909この子の名無しのお祝いに:2008/06/16(月) 22:45:37 ID:iz7wsljK
へえー ふーん (失笑)
910この子の名無しのお祝いに:2008/06/16(月) 23:01:33 ID:iz7wsljK
>>908
俺はあの映画の勝頼が無残だったと言ってるんじゃない。
ショーケンが無残だったと言っている。
目を剥いたり、しかめ面をしたり、せいぜい気張って勝頼を演じようとしているが、
それが侍としての品格に結びつく事が無い。ほとんどチンピラ。
生来のガラの悪さ、低い品性が露呈されているだけ。
完全なミスキャスト。演技以前の問題。
それを役者冥利と言うなら言えばいい。

911この子の名無しのお祝いに:2008/06/17(火) 00:33:02 ID:cY7iXJpS
>>910
そう言われてみると、ショーケンが影武者でもよかったかな。
品性下劣、小心者、そのかわりに出たがり、威張り屋。まさに影武者。
勝頼よりも信玄・影武者の方がのびのび出来たかも。
ショーケンには無骨なユーモアもあるしね。
912この子の名無しのお祝いに:2008/06/17(火) 02:49:28 ID:HtKCzJd9
>>910
ショーケンに
借金踏み倒された人ですかw
913この子の名無しのお祝いに:2008/06/17(火) 04:50:55 ID:gNoxg/c7
ショーケンの勝頼はハマリ役。
914この子の名無しのお祝いに:2008/06/17(火) 16:40:15 ID:IJxlyGV/
>それが侍としての品格に結びつく事が無い。
>ほとんどチンピラ。
>生来のガラの悪さ、低い品性が露呈されているだけ。

だから史実はともかく、黒澤のイメージした勝頼像が
あれだったんだよ。
915この子の名無しのお祝いに:2008/06/17(火) 18:12:31 ID:bkstVgUU
ショーケンの「柊又三郎」は良かったね。
主役をこなせる何かがある。
916この子の名無しのお祝いに:2008/06/18(水) 00:39:52 ID:P9QXAenU
ハスミンが乱の旗の色分けを批判していたって?
バッカじゃねーの。貧乏くせー批判だよな。
おフランス料理を食っていても、砂糖をほおばった戦中派。
917この子の名無しのお祝いに:2008/06/18(水) 15:42:04 ID:S++dM0Lh
ファンの方には悪いけど、あのショーケンは目立って無惨だったと思うよ
ショーケンの味が活かされて、雑な演技でも良い感じになることもあったけど
勝頼には向いてなかったね
918この子の名無しのお祝いに:2008/06/18(水) 17:46:08 ID:RpaETQd5
いやあ、勝頼の無策ぶりが出ていて良かったんじゃないか。
919この子の名無しのお祝いに:2008/06/18(水) 19:17:14 ID:9RQ+zXw5
あの映画でショーケンが立派に見えたら困るのに
それもわからない?

ショーケンはもっとかっこいいはずとか?
920この子の名無しのお祝いに:2008/06/18(水) 19:39:36 ID:S++dM0Lh
えーと
そんな演出のことを言ってる訳じゃないです
勝頼の愚かさ?正直そこまでもいってなくて
後年のショーケンのブッ壊れた演技も、もう所々覗いてる
このスレ、ショーケンマンセーなんだね
921この子の名無しのお祝いに:2008/06/19(木) 11:54:27 ID:eIihlRkI
いや、黒澤があれでOK出したから、マンセーなんでしょ。
922この子の名無しのお祝いに:2008/06/19(木) 19:21:25 ID:GKZZeIN3
>>914
>史実はともかく、黒澤のイメージした勝頼像があれだったんだよ

繰り返すが、俺は勝頼像が無残だって言ってるんじゃないの。
ショーケンが無残だって言ってるの。
戦国武将的な風格を出そうというショーケンの演技が、
ことごとく逆効果になっちまってるから無残だと言ってるの。
意図して「ほとんどチンピラ」を演じてるんじゃなく、
自分の思惑とは逆の形で「チンピラ」を露呈しちゃってるから「無残」だと言ってるの。

「史実はともかく」だ? 勝頼の設定は史実に則ってるじゃん。
信玄の後継者たる(そして名門諏訪家の血を引く)武将だぞ。台詞でも説明されてる。
それがなんで「生来のガラの悪さ、低い品性、チンピラ」としてイメージされるんだよ?
彼の台詞のどこに、そんな下衆さを連想させる部分があるんだよ?
もともと血筋のよい人間が、いろんな鬱屈から周囲を巻き込んで、破滅的な振舞いに出る。
そこに武田勝頼の(ということは武田家全体の)悲劇性があるんだろうが。
ショーケンのあの演技じゃ素からDQN。そういう悲劇性が全く出てこないんだよ。
923この子の名無しのお祝いに:2008/06/19(木) 19:22:25 ID:GKZZeIN3
>>915
そう、ショーケンは主役をこなせる役者だよ。
うまく役柄にハマれば得がたい魅力を発揮する。
だが戦国武将にはまるで向いてなかった。それだけの事。

>>919
そういうわけであの映画はショーケン(てか勝頼)が、「立派」に見えていい。
ただし、その行動が、じゃなく、雰囲気、たたずまいが。
もともと優れた資質の人間が破滅の道を突っ走る、それが勝頼の悲劇なんだから。
924この子の名無しのお祝いに:2008/06/19(木) 23:29:56 ID:h0QOGvp+
ショーケンは目を丸くして、口をへの字にして、首をぬっとだす
ユーモアがあるよ。
925この子の名無しのお祝いに:2008/06/20(金) 00:05:08 ID:A4Ival7M
>もともと優れた資質の人間が破滅の道を突っ走る、それが勝頼の悲劇なんだから。

それはあなたの解釈なんだよ。
少なくとも、あの映画の勝頼は
優れた資質の持ち主としては描かれていないよな?
ショーケンの演技以前の問題としてね。

身分の低い物だとわかるとあからさまに馬鹿にした態度を取る。
偽者と知りながら、それをばらすような言動をする。
自分が竹丸の後見役にすぎないとスネル。
軍議もなしに抜け駆けの出陣。

これらの設定のどこに、優れた資質が感じられるのか
教えてくれない?

>信玄の後継者たる(そして名門諏訪家の血を引く)武将だぞ。台詞でも説明されてる。
それがなんで「生来のガラの悪さ、低い品性、チンピラ」としてイメージされるんだよ?

それが何ですか?
血筋だけで、能力、品性が決定されるのか?

「影武者」は優れた後継者を持てなかった信玄の悲劇でもある。
926この子の名無しのお祝いに:2008/06/20(金) 00:49:19 ID:A4Ival7M
冒頭の場面で、勝頼は野田城の水の手を止めたことを
信玄に報告すべしと。
これを、山縣にやんわりと止められる。

ここだけ見ても勝頼のおばかさんぶりが
出てるだろ。

>もともと優れた資質の人間が破滅の道を突っ走る

これは信廉にこそふさわしい。
信廉はこの映画の隠れ主役でもる。
927この子の名無しのお祝いに:2008/06/20(金) 23:14:26 ID:YLciUrwT
>>926
>信廉はこの映画の隠れ主役でもる。

いいトコついているな。影の影だものな。
山崎努の人物造詣に、もうちと脚本に書き込みがほすいと思った。
928この子の名無しのお祝いに:2008/06/21(土) 08:33:25 ID:Hd9EnAJE
単なるショーケンのアンチ意見じゃないの。
929この子の名無しのお祝いに:2008/06/21(土) 21:26:56 ID:3rCs572f
>>881,>>883,>>885
>こっちは一生懸命に青い色を塗っているのに評論家は赤くないと言う。〜黒澤の言葉

つまり黒澤は終始「影武者」という映画で「武田家の悲劇」を描く映画と言ってるのに
勝新や淀川は「この映画は喜劇でなければならない、残念な映画」という

だが、そもそもこの映画は原案から全てにおいて黒澤のもで、それを主演オファーがきた役者や映画評論家が
「この映画は喜劇であるべき」なんて話がお門違い。そんな喜劇が見たいなら、武田信玄とその影武者の
設定で喜劇映画でも自分らで撮ればいいだけの話なんだよな淀川や勝が。
そもそも「影武者」が失敗作だとしても、勝が監督を務めた作品では一つも「影武者」より
出来がいいのは無いと個人的に思うしな。役者としては別に、監督としては勝が黒澤に
物言ってる時点で失笑モノ。

失敗作「影武者」ですらカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した黒澤と勝では
監督では格が違う訳だし。
930この子の名無しのお祝いに:2008/06/21(土) 21:27:24 ID:3rCs572f
>>897
>あと、信兼が山崎努とは何度見返しても思えない
>仲代さんに似せようとメイクしすぎなの?

山崎は仲代の前の勝新が主演を降板する前から信兼役で、勝(信玄&影武者)山崎(信兼)撮影してた
だから仲代にメイクでにせるとかあり得ない。
黒澤の頭の中の信玄像に似せただけだろう(信玄の二人目の弟にして、数々の戦で兄の影武者を勤めたという設定だし)
931この子の名無しのお祝いに:2008/06/21(土) 21:28:16 ID:3rCs572f
>>922
>信玄の後継者たる(そして名門諏訪家の血を引く)武将だぞ。台詞でも説明されてる。
>もともと血筋のよい人間が、

ん?血筋がよいのと人間性なんて正比例しないだろうな。
信玄の四男で、諏訪頼重の孫にあたるからって、それだけで人間性とかは判定できない。
そもそも後継者といえば義信が嫡男だった訳だし、甲斐武田氏、諏訪氏とも清和源氏の流なんだけど
源氏の血をひく武将でもイタイのは山ほどいたしな。

武田勝頼の人物像、映画「影武者」での勝頼という武将を演じたショーケンの演技の評価って
かなり難しい話だけどな。
そもそも映画「影武者」は原案からすべてにおいて黒澤の頭の中に存在するもの。
しかし武田勝頼は実在した戦国武将。さなに勝頼のイメージだって我々各個で微妙に違う
さらに言えば、ショーケンの演技自体にも各個で好き嫌いが生じる。

だから俺個人としては、映画の事実上の原案者で、監督の黒澤がOKを出した時点で、黒澤個人の勝頼を
ショーケンが表現できたと捉えるしかない。
932この子の名無しのお祝いに:2008/06/21(土) 21:32:58 ID:3rCs572f
個人的な感想は、「乱」が秀作で「影武者」は若干失敗作だと思うが。
好き嫌いでいえば「影武者」が好き。
ラーメン博物館の名だたるラーメンより、なぜかサッポロ一番みそラーメンを
好きでいてしまうのと同じで、出来のよさと好き嫌いは個人的に別なんだよな俺は。

黒澤作品で一番好きなのは「酔いどれ天使」で二位「羅生門」三位「七人の侍」
ついで「生きる」だから「乱」「影武者」は大分↓になるんだが、カラーで一番好きなのは
「影武者」ですね。
933この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 07:19:20 ID:bWphnNov
>>925
>これらの設定のどこに、優れた資質が感じられるのか
教えてくれない?

俺は「もともと」優れた資質の人間が、破滅の道を・・・って言ってるんだがね。
つまり潜在能力として優れた資質を持ってる人間が、今は・・・ってことだよ。

>身分の低い物だとわかるとあからさまに馬鹿にした態度を取る。

身分の低い物(者)って誰だ? 影のことか? 彼はそもそも盗人だ。
信玄だって信廉だって、重臣連中だってあからさまに見下してる。当然だろ?
問題外。

>偽者と知りながら、それをばらすような言動をする。
>自分が竹丸の後見役にすぎないとスネル。
>軍議もなしに抜け駆けの出陣。

こういう手練手管、高い自尊心、独断専行性は、潜在能力として
下克上の世に生きる戦国武将にとって「優れた資質」だと思うがな。
(「亡き御屋形様も手を焼かれた」という)高天神城を自力で落としたりもしてる。

ただ、そういう「もともと」の資質が、自身の境遇との絡みで
(武田の重臣との軋轢、彼自身の信玄コンプレックス等々から)、
歪んだ形でしか現れない。それが勝頼の、そして武田家の悲劇だと思うわけよ。
内政がうまくいってないってことだね。その最終的な帰結が長篠戦だな。

もちろんこれは俺の解釈。
「勝頼は優れた資質の持ち主としては描かれていない」ってのが
あなたの解釈であるのと同様に。

934この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 07:20:19 ID:bWphnNov
で、何度も繰り返すが、そういう勝頼像を俺は無残だと言ってるんじゃない。
ショーケンの演技を無残だと言っている。

あなたが引用した直前で俺は
「ショーケン(てか勝頼)が、『立派』に見えていい。
ただし、その行動が、じゃなく、雰囲気、たたずまいが」って言ってるよね?
「雰囲気、たたずまい」が問題なんだよ。「行動」じゃなくて。
どう問題なのかは散々言ったんで繰り返さないが。

>血筋だけで、能力、品性が決定されるのか?

ツッコミのポイントがずれてるな。
映画の設定は史実に則ってる、ならばキャラにも史実に即したイメージが
あってしかるべきだと言ってるんだよ。信玄や信長や家康がそうであるように。
言葉を換えれば、登場するキャラに「らしさ」が必要だってこと。
武士なら武士「らしさ」、下賎の者なら下賎の者「らしさ」がな。

その点、ショーケンの勝頼は「らしく」なさすぎだって言ってるんだよ。
たとえ、勝頼がバカの設定だとしてもね。
武士を演じて下賎に堕ちた、それがショーケンの勝頼なんだよ。

長文スマソ
935この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 07:46:30 ID:+cB4H0pt
黒澤の映画なんで、若きメインキャストは、
能力はあるんだけどまだまだ未熟な人間として、
脚本は書かれているように思います。
というかこればっか。> 黒澤映画
936この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 09:48:58 ID:bWphnNov
>>931
あなたの言う事はもっともだと思う。
ただ、黒澤はショーケンの演技に満足してなかったと思うよ。
撮影が終わって握手しようとしたら黒澤はそれを拒んだって話があるじゃん。
「もう一本撮ったら握手しよう」っつって。
つまり、お前の今回の演技には満足してないぞってことだよね。
で、黒澤がショーケンに声をかけることは二度と無かった。
気に入った役者なら何度でも使う黒澤がね。
あそこで気に入られてたら『乱』の三兄弟の誰かくらい演じてたと思うけどね。
937この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 16:05:01 ID:iLh8Ycjs
そうですよね
ショーケンについては、黒澤は最低限でOK出したと思える
>>928のように、ショーケンアンチが言ってると思われたくない
ショーケンは好きですよ
でも影武者の演技は悲惨だった
後年の声が裏返るとこが、見られるし
馬は乗りこなせてないし
938この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 18:19:10 ID:m0xsHLhp
>黒澤はショーケンの演技に満足してなかったと思うよ。

試写会の後で
井手にまずいったのが
「ショーケンよかっただろ?」

>気に入った役者なら何度でも使う黒澤がね。

二木てるみは?

隆大介が時代劇二本だけなのは
何故だろうか?

939この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 18:47:50 ID:bWphnNov
>「ショーケンよかっただろ?」

この話は俺も書こうと思ってたw
ショーケン大失敗だったと内心思ってるから
まずそういう言葉が出たんだよ。何か言われる前に、機先を制した。
試写の間中、ショーケンが映るたび、いたたまれなかったんだろうな。
一種の悲鳴。

>二木てるみ、隆大介

知らないなあ。役者さんにも黒澤にも、いろんな都合があったんじゃね?
940この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 21:26:33 ID:+cB4H0pt
>>939
黒澤ってそんな社交辞令言う人かね。

後、ショーケンの声が裏返っているって事だけど、
黒澤さんってセリフが聞き取りにくくても気にならないというか、
勢いをより重視する人だから、そんなに問題視してなかった可能性あるよね。
そもそもショーケンは若い頃から明瞭に喋ったことがないタイプの役者だから、
黒澤が起用を決めた映像だって聞き取りにくいセリフだったろうし。
941この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 22:51:03 ID:LI5RN6nR
隆大介ガンガレ!!
942この子の名無しのお祝いに:2008/06/23(月) 06:43:04 ID:pEYHN6J8
>>940
社交辞令」って意味わからん。
ショーケンがダメだったって認めることは、
使いこなせなかった自分の失敗を認めることでもあるんだよ。
軽率に否定的なことを口にするのは、出てくれた役者に傷をつけることでもある。

現場でいくら厳しい注文出しても、罵詈雑言浴びせても、
いったん映画が完成してしまえば総ては自分の責任。
そういう、一緒に働いてくれたスタッフ、役者をクサすような物言いは
決してしない人だったと思う。よくやってくれた、頑張ってくれたって褒めこそすれ、ね。
943この子の名無しのお祝いに:2008/06/23(月) 06:59:31 ID:1byyct0C
黙ってたんじゃなくて、
「良く頑張った」って言ったんじゃなくて、
「よかっただろ」って言ったんだよ。
俺理論にこだわりすぎw
944この子の名無しのお祝いに:2008/06/23(月) 17:56:24 ID:/6MMvrvQ
>>939
都合の悪い時は耳の悪いふりする年寄りかよw

いくら気に入った役者でも
合う役がない作品には出せない。

寺尾は乱以降気に入られて常連だけど
「八月の狂詩曲」には出てない。
油井もね。

「生きる」に三船は出てないだろ?

影武者の森蘭丸は「夢」に
雛人形の役で出てるらしいけど
白塗りなので、わからん。

>役者をクサすような物言いは
決してしない人だったと思う

いや、そうでもないよ。
結構ダメだと思ったらはっきりいうよ。

酔いどれ天使の三船の情婦役。
木暮実千代は本人にはっきり
ミスキャストだったといってる。

素晴しき日曜日の沼崎勲はクソミソにけなしてるし。

生きるの志村ですら
あれが志村さんの限界だったとまで
言ってる(自分の責任にも言及してるけどね)
945この子の名無しのお祝いに:2008/06/23(月) 19:53:18 ID:MbSM/J9e
ショーケンの評判が悪いのを気にして市川昆にも
「ショーケンよかっただろ?」って聞いたらしいね。
946この子の名無しのお祝いに:2008/06/23(月) 23:21:46 ID:kiex4sd+
影武者の小姓の役にひとり(夜戦で鉄砲で戦死)は
完全にお稚児さん顔。おれ、その気はないけどぐっとくるなあ。
と思っていたら、案の定、黒澤がセクハラをして、
鉄砲で撃ち殺すと怒ったらしい。
947この子の名無しのお祝いに:2008/06/24(火) 01:02:01 ID:S4E1DoE9
>>943
「よくやってくれた、頑張ってくれた」は一般論として言っている。
黒澤の、スタッフ、役者を守ろうとする態度のね。

で、「よかっただろ」に対する俺の考えは>>939で言ったとおり。
「こだわりすぎ」って意味分からん。正面から反論できないかね?
948この子の名無しのお祝いに:2008/06/24(火) 01:03:09 ID:S4E1DoE9
>>944
>都合の悪い時は耳の悪いふりする年寄りかよw

別に都合悪くないんだけどw えらいマヌケな言いがかりだと呆れただけで。
知らんものは本当に知らんし。

>いくら気に入った役者でも、合う役がない作品には出せない。

あったりまえだろーがそんな事w
俺は「気に入った役者なら何度でも使う」って言ってるんで、
「気に入った同じ役者をいつでも必ず使う」なんて言ってない。
この違いが分からない? ホントに? どういう読解力なんだよ、あなた。

>役者をクサすような物言いは決してしない人だったと思う

都合のいい切り取り方をするなよ。
俺は、その前に「たとえ撮影中どんなに罵詈雑言浴びせても、いったん映画が完成すれば、
一緒に働いてくれたスタッフ、(役者をクサすような物言いはしない)」
って言ってるだろーが。そういう条件付で言ってるんだよ。
つまり「撮影中はスタッフ、キャストに対しいくら攻撃的でも、いったん撮影が終わると
今度は逆に(外に対して)スタッフ、キャストを守る側に転ずる」って言ってるんだよ。

>木暮実千代は本人にはっきりミスキャストだったといってる。

これは本人に対し、それも撮影中に言ったんだよな(『黒澤明ドキュメント』による)。
じゃあ、自分がどれだけ的外れな事を書いているか、分かるよな?
俺は「撮影中どんなに罵詈雑言浴びせても」「いったん映画が完成すれば」
って言ってるんだから。
どういう読解力なんだよ、あなた。わざとやってるの? 

>素晴しき日曜日の沼崎勲はクソミソにけなしてるし。

どの時点で、どういうシチュエーションで、どんな事を言って「けなした」のかな?
具体的に教えてください、俺は知らない話なんで。
出来れば、その発言の前後も含めて、ソースを直接引用してくれるとありがたいよ。
上で明らかなように、悪いがあなたの読解力にはあまり信用が置けないんで。

>あれが志村さんの限界だったとまで言ってる

これも上と同じ。博識な人らしいから、教えてくださいよ、よかったら、ね。

で、これがこいつの限界だと思いつつ、ガマンしてガマンして使ったってわけだね?
俺はショーケンの場合もまさしくそうだったと思うんだよ。
949この子の名無しのお祝いに:2008/06/24(火) 22:39:28 ID:1M1YTQAc
>>948
横レスですまんが、沼崎勲を下手な役者とは、はっきりと言ってるよ。
「クソミソにけなす」とはちょっとニュアンスが違ったと思うけどね。
でも公になる場での発言ということも勘案したら、
ダメだ、あいつ。へぼすぎ。二度と使わねーくらいのことは
親しい人には言っていたと思う。
950この子の名無しのお祝いに:2008/06/24(火) 22:42:20 ID:1M1YTQAc
別にそれが悪いかつったら、ちっとも悪くないよ。
役者どころか、プロデューサーとまで別れてるくらいだから
951この子の名無しのお祝いに:2008/06/25(水) 00:03:05 ID:oK0o/2o/
それを悪いかどうかで考えるのは信者の発想だね。
952この子の名無しのお祝いに:2008/06/25(水) 19:28:00 ID:gPXqbCbY
>>949
おお、わざわざありがとう。
なるほど黒澤がそういう発言をしたということ自体は、事実だと。
で、ごめん、イマイチよく分からないんだが、
「親しい人には言っていた」・・・ということは、逆に言うと
「親しくない人には言わなかった」・・・つまり、もともとプライベートな
(つまり、公にならない場での)発言だったということ?
 
だとすると、最初の「公になる場での発言ということも勘案したら」は、どう繋がるの?

しつこくてすまん。
だが人様の発言の真意を汲もうというときには、そういう細かい詰めが大事だと思うんでね。
953この子の名無しのお祝いに:2008/06/25(水) 23:51:09 ID:x/eXzlhU
>>952
>>949文章の前半部は黒澤のインタビューでの発言をもとに書いた。
勘案したら〜以降の文章は「私の」推測。
公になる場なら発言もオブラートにくるむだろうが、
それでもかなりきついことを述べたぐらいだから
仲間内ではもっと本音がでてたろうなということ。


ではその下手役者発言のソースは?と、
問い詰められそうな気がなんとなくするな。
あらかじめ回答しておくと、すまんがソースは出せない。
あなたが書庫の整理を手伝ってくれれば探せるんだが。
まあ俺の目を見て信用してくれ。
たぶん、『黒澤明集成』の自作解題だっと思う。
954この子の名無しのお祝いに:2008/06/25(水) 23:59:13 ID:x/eXzlhU
ちなみに堀川弘道にはこんなことを言ってる。

前略〜(主役沼崎勲に関しては)さすがのクロさんもほとほと参ったらしい。
「自分が下手な癖して、『ぼくの演技プランでは・・・・』 なんて言いやがるから・・・・
ほんとにぶん殴ってやりたいくらいだった」
と、後になっても語っていたが〜後略

『評伝黒澤明』 P112より
955この子の名無しのお祝いに:2008/06/26(木) 00:36:54 ID:pg0WgwEq
沼崎勲って共産系の役者だったんでしょ?
だから組合推薦だったのかもね。
956この子の名無しのお祝いに:2008/06/26(木) 00:55:34 ID:KMDK5j75
>>953
あー、なるほどよく分かった。丁寧なフォローありがとう。
言ってみれば、沼崎勲は『素晴らしき日曜日』における「勝新」だったってことだね。
「ぼくの演技プランでは・・・・」発言は、勝新の「ビデオ撮り要求」に通ずるものがあるわな。
監督の演出意図よりも、自分の役者エゴ優先みたいな。
守ってもらえるか愛想尽かしされるかの分岐点はたぶんそこだね。
ショーケンは、とりあえず黒澤に従順ではあったみたいだし。
957この子の名無しのお祝いに:2008/06/26(木) 01:20:26 ID:pg0WgwEq
従順どころかショーケンは黒澤信者ですよ。
958この子の名無しのお祝いに:2008/06/26(木) 05:58:34 ID:KMDK5j75
現場では色々あったみたいだよ。『ショーケン』(萩原健一著)読むと。
959この子の名無しのお祝いに:2008/06/26(木) 08:32:43 ID:pg0WgwEq
>>958
その本に書いてあることがまさに信者だと思うが…
960この子の名無しのお祝いに:2008/06/29(日) 12:29:05 ID:uj12SUnX
>>956
赤ひげ
黒澤「演技プランは?」
三船「そんなもの、ありません」
961この子の名無しのお祝いに:2008/06/29(日) 17:49:44 ID:j4zBN/01
「乱」を十数年ぶりに見た。
最初見た時は説教臭い映画と駄作認定していたが、
昨日の夜観始めたら止まらなくなって朝の3時まで一気に観てしまった。
たしかに仲代とピーターの所は受け付けんところもあるが、それ以外の
所はただただ圧倒された。やはりこれだけの映画を作れる黒澤は偉大だ。
昨日は昼に「僕の彼女はサイボーグ」夕方にレンタルで「恋空」観たあと
だったのでそのレベルの違いに唖然とした。
962この子の名無しのお祝いに:2008/06/29(日) 23:26:24 ID:ZNsydpCB
>>955
沼崎勲はいったん先輩俳優らと「十人の旗の会」の方に行くが、
山薩に説得されて、第一組合に戻った。
渡辺邦男の「愛の宣書」に出た後と思われる。

組合に戻ってから、スターが手薄になった東宝で突如主役級をこなすようになった。
それ以前は戦前戦中に国策に沿った映画に出たこともあってか、干され気味だった。

その後亀井文夫と行動を共にする。
963この子の名無しのお祝いに:2008/07/06(日) 02:49:26 ID:PNTUzVPj
964この子の名無しのお祝いに:2008/07/06(日) 10:34:15 ID:MEe8fzeM
アメリカ人の演じる乱のワンシーン
http://jp.youtube.com/watch?v=EscZVCzsiiA&feature=related
965この子の名無しのお祝いに:2008/07/19(土) 10:46:16 ID:u5Xq5NDX
35
966この子の名無しのお祝いに:2008/07/20(日) 23:46:43 ID:XWuqj0Rs
乱って制作費高すぎないか?
回収出来たの?
967この子の名無しのお祝いに:2008/07/21(月) 00:19:35 ID:MKYRbDxv
「乱」はヒットはしたけれど、元は取れ無かったみたいだよ
968この子の名無しのお祝いに:2008/07/21(月) 04:32:21 ID:BXx+GamN
当時儲かってたのはドラえもんマンガまつりだけ
口臭20億円
969この子の名無しのお祝いに:2008/07/21(月) 07:04:13 ID:JEyOZ+Q8
まあ爺さん念願の「乱」撮れてよかったじゃないか。
970この子の名無しのお祝いに:2008/07/23(水) 09:41:02 ID:lGcaoHhQ
>>941
マイアミバイスの吹替えが最後か
971この子の名無しのお祝いに:2008/07/24(木) 06:18:15 ID:H0fg0pgS
カムイ外伝
972この子の名無しのお祝いに:2008/07/25(金) 01:21:35 ID:eh9iUVws
http://movie.geocities.jp/daisuke_ryu_official/
公式サイトもある役者に失礼な。

来年公開の時代劇映画って何だろう。
973この子の名無しのお祝いに:2008/07/25(金) 02:00:41 ID:eh9iUVws
・クランクインの日は雨。衣装が濡れると大変なので、
  城の上のステージに上がっていくまで濡れても痛まない家臣の衣装を着けたら、
  監督に「信長のイメージが壊れるから、そんな衣装着るならジーパンでやってくれ」と言われた。
 ・全シーンで一番時間を掛けられたのは、「人生50年…」と信長が舞うシーン。
  監督に、信玄が本当に死んだと知った信長は、自分も傷ついたように感じている。
  その気持ちが伝わる言い方をと、何度も指導された。

 ・影武者ロケ時、隆さんが宿泊していたホテルの一室を監督は「バー信長」と名付け、
  役者やスタッフと共に毎夜、宴会を開いていた。
  どうやら隆さんの酒好きはここから始まったようだ。
 ・影武者ロケ終了間近、監督が「これで君のやる信長とは会えなくなるなあ…」と呟いたらしい。
  宴会の時に色々と交流を深める事があったのだと思われる。

 ・隆さん曰く、晩年の黒澤監督は「ピカソのごとし」とのこと。(02/12/11大阪新聞より)

隆大介 プロフィール
http://ryu-daisuke.info/about.html
974この子の名無しのお祝いに:2008/07/25(金) 02:24:26 ID:MYuAsB6h
975この子の名無しのお祝いに:2008/07/30(水) 18:21:39 ID:evkzKd2W
高倉健のくろがね。
見たかった・・・
976この子の名無しのお祝いに:2008/07/31(木) 21:23:00 ID:nuxk4vMv
あれは高倉健のための役だよなあ。
井川はもちろん巧いんだけどそういうところの役じゃないんだよあれは。
あれでもし出てたらマキノの映画に三船が一度だけ出て、
黒澤の映画に健さんが一度だけ出るということになったのに。
俺が最高の高倉健を見せてやるってなもんで凄い緊張感のある役になったろうなあ。
抱擁の三船なんか黒澤がやらないことやってやるってな感じでめちゃくちゃいいもんw
あのタイミングで乱で健さんをつかってたらなあ。
勝新より残念だな。
977この子の名無しのお祝いに:2008/08/01(金) 00:28:07 ID:xDCK9ck1
確かに健さんが稲荷の首持ってスットボケル所や
原田ブッタ斬るの見たかった罠。
978この子の名無しのお祝いに:2008/08/01(金) 09:58:45 ID:rKP6EtKm
影武者は黒澤明の影武者が監督した。以上。
979この子の名無しのお祝いに:2008/08/01(金) 21:06:35 ID:bmSrwP5S
ツマンネ
980この子の名無しのお祝いに:2008/08/02(土) 10:28:10 ID:xpJjUvAg
必然性がなくて無理やりな感じはするが
信長の敦盛はこれだけで金が取れる出来だったな。
981この子の名無しのお祝いに:2008/08/04(月) 00:56:10 ID:O89OP4bm
>>977
健さんが嘘をつくのは無理
982この子の名無しのお祝いに
不器用ですから