【さらば夏の光】 吉田喜重 【エロス+虐殺】

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1この子の名無しのお祝いに
吉田喜重監督を語ろう!!

監督に関するデータは>>2以降
2この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 21:58:31 ID:C+6juG4R
1933年 福井県福井市生まれ。
1955年 東京大学文学部フランス文学科卒業。同年、松竹大船撮影所に助監督として入社。木下恵介監督に師事する。
1960年 映画『ろくでなし』により、映画監督としてデビュー。
1964年 女優、岡田茉莉子と結婚。松竹を離れる。
1966年 独立プロ、現代映画社を設立。
1974年-1978年 テレビ美術番組『美の美』シリーズを制作
1979年-1982年 メキシコ滞在
1984年 著書「メヒコ 歓ばしき隠喩」(岩波書店刊)により、メキシコ政府からアギーラ・アステカ賞を受ける。
1987年 映画『人間の約束』により芸術選奨文部大臣賞を受ける。
1990年-1995年 フランス オペラ・ド・リヨンで「蝶々夫人」を演出。
1998年 著書「小津安二郎の反映画」(岩波書店刊)により、芸術選奨文部大臣賞を受ける。
3この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 22:00:21 ID:C+6juG4R
製作
1970.03.14 エロス+虐殺  現代映画
1970.09.26 煉獄エロイカ  現代映画=日本ATG
1971.12.18 告白的女優論  現代映画
1973.07.07 戒厳令  現代映画=ATG  ... 企画
2003.04.05 鏡の女たち  グルーヴコーポレーション=現代映画=ル...  ... 企画
監督
1960.07.06 ろくでなし  松竹大船
1960.10.09 血は渇いてる  松竹大船
1961.02.14 甘い夜の果て  松竹大船
1962.06.15 秋津温泉  松竹大船
1963.09.11 嵐を呼ぶ十八人  松竹京都
1964.07.04 日本脱出  松竹大船
1965.11.23 水で書かれた物語  中日映画
1966.08.27 女のみづうみ  現代映画
1967.05.13 情炎  現代映画
1967.12.01 炎と女  現代映画
1968.01.31 樹氷のよろめき  現代映画
1968.12.31 さらば夏の光  現代映画
1970.03.14 エロス+虐殺  現代映画
1970.09.26 煉獄エロイカ  現代映画=日本ATG
1971.12.18 告白的女優論  現代映画
1973.07.07 戒厳令  現代映画=ATG
1977.12.01 BIG−1物語 王貞治  読売新聞社=東京読売巨人軍  ... 監督、構成
1985.02.17 狂言師 三宅藤九郎  日経映像
1986.09.13 人間の約束  西友=テレビ朝日=キネマ東京
1988.05.28 嵐が丘  西友=西武セゾングループMEDIACTU...
2003.04.05 鏡の女たち  グルーヴコーポレーション=現代映画=ル...
4この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 22:01:02 ID:C+6juG4R
脚本
1960.07.06 ろくでなし  松竹大船
1960.10.09 血は渇いてる  松竹大船
1961.02.14 甘い夜の果て  松竹大船
1962.06.15 秋津温泉  松竹大船
1963.09.11 嵐を呼ぶ十八人  松竹京都
1964.07.04 日本脱出  松竹大船
1965.11.23 水で書かれた物語  中日映画
1966.08.27 女のみづうみ  現代映画
1967.05.13 情炎  現代映画
1967.12.01 炎と女  現代映画
1968.01.31 樹氷のよろめき  現代映画
1968.12.31 さらば夏の光  現代映画
1970.03.14 エロス+虐殺  現代映画
1970.09.26 煉獄エロイカ  現代映画=日本ATG
1971.12.18 告白的女優論  現代映画
1986.09.13 人間の約束  西友=テレビ朝日=キネマ東京
1988.05.28 嵐が丘  西友=西武セゾングループMEDIACTU...
2003.04.05 鏡の女たち  グルーヴコーポレーション=現代映画=ル...
編集
2003.04.05 鏡の女たち  グルーヴコーポレーション=現代映画=ル...
5この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 22:01:13 ID:Bh/EnygC
エロス+虐殺でたね。
6この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 22:07:39 ID:C+6juG4R
関連スレ

【アナタノアシニ】岡田茉莉子を崇めるスレ【フマレタイ!】
http://that4.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1074326041/l50
7この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 01:06:53 ID:GPtGZ0KH
アタシが2ちゃん去ってる間に懐かし板に吉田スレが出来てるやないの
8この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 02:25:53 ID:Vqm0tVDA
9この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 02:56:44 ID:GPtGZ0KH
まあ ええがな
10♪吉田喜重の反映画♪:2006/04/23(日) 03:34:28 ID:HGW/rQ2s
「小津安二郎の反映画」といふ著書もあることを後で知ったが,
「さらば夏の光」をみてゐる途中で脳裏に「アンチロマン」といふ語が何度も浮かんだ.
(いや,しかし映画だから「アンチシネマ」だなとすぐに脳内訂正したけれど)
11この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 03:39:37 ID:Vqm0tVDA
まあ いいんだけどね
ちなみにこれ書いたの俺 行った人レポしてくれ〜

祭りの後みたいだが 今年は「美の美」や
京都造形芸術大学での特集http://www.geocities.jp/positionwest3/04_jyouei/index.htm
もあるのでまだまだ続きます
12この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 03:52:23 ID:GPtGZ0KH
>>10
確かにアンチシネマですな。
13この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 04:01:24 ID:Vqm0tVDA
DVD-BOX2('65〜'68)のタイトルが「反メロドラマ」だね
吉田を読む上で欠かせないキーワードだな
14この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 14:50:06 ID:GPtGZ0KH
エロス+虐殺のロングヴァージョン見たが、やっぱり良かったよ。従来のヴァージョンより吉田監督本人の生々しさが出てる気がする。

野枝と辻がそれぞれ別部屋に居ながら喧嘩するシーンや、日陰茶屋での大杉が金を投げつける、逸子との喧嘩シーンなど。

逸子が刃物に執着する、幻想的なシーンにも私はしびれた。
15この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 15:34:02 ID:ma84FN+i
最近、この人のDVDをレンタル屋新作コーナーで見かけて
この人のスレないか?と探してたら、立ってた。
どんな感じ?まだ見てないんだけど。
16この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 15:40:24 ID:ma84FN+i
ちなみに、レンタル店にあったのは「ろくでなし」です
17この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 15:42:51 ID:ma84FN+i
もう一本は「甘い夜の果て」です
18この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 17:16:57 ID:GPtGZ0KH
甘い夜の果て と ろくでなし なら普通に見れるんじゃないですか。
2作とも若者の苛立ちを描いた作品。
19この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 17:45:59 ID:ma84FN+i
>18
レス、サンクス
20この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 18:20:36 ID:cU4Anb6+
エロス+虐殺、体調良くないと通しで見ることができない。
21この子の名無しのお祝いに:2006/04/24(月) 02:35:25 ID:EeYbnY0C
ロングバージョンはおもしろい
22この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 20:17:44 ID:LRwXnq8g
nihonndassyutu
日本脱出、借りてきますた
23この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 01:07:03 ID:+GYExwlq
「日本脱出」、良かった。
桑野みゆきは今風の顔だね。スタイルも。
台詞の言い方は「あんたぁ!」なんて昔風だけど。
ギャートルズのママかと思ったw

DVD化されたのは、吉田が会社辞めるキッカケになったという
カット版なの?
それとも完全版?
24この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 01:09:36 ID:+GYExwlq
競輪場のシーンは、「菊次郎の夏」を
東京五輪聖火マラソンで皆が国旗振ってるシーンは
「ときめきに死す」ラストを
思い出した。
偶然だろうけど。
25この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 12:32:10 ID:+GYExwlq
岡本太郎が映ってるのもビックリ
26この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 15:10:49 ID:+GYExwlq
ところで、桑野みゆき演じるトルコ嬢は最初からグルだったのに、
金庫破りの最中で子分が車で待ってところを
「あの女に見られちまった」とか
騒いでたのは何故?

集合場所の競輪場のことも、トルコ嬢は知ってたし
あそこのところがよく分からなかった。

市原悦子が
快活でハキハキと喋る明るいネエチャンとして出てるところが驚き
27この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 15:12:37 ID:+GYExwlq
待ってところを →待ってたところを
28この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 15:37:56 ID:T5DQjjl6
岩下志麻のヒモ
29この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 15:38:35 ID:T5DQjjl6
間違えた
岡田茉莉子だった
30この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 06:51:24 ID:ZE3uEqkS
誤字・脱字、多すぎ

エロス+虐殺「ジャズ・ロック」エイプリル・フール
31この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 12:08:09 ID:MpMfFHyg
あんまレスつかんけど、この監督人気ないのか。
これから色々レンタルしようと思ってるんだけど。
語り合おうぜぇ
32この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 13:26:52 ID:Ag3f2JZE
人気が一部限定なんだよな。この監督。
俺も学生のころは大嫌いだった。
33この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 13:29:54 ID:v1nWBJjV
>>30
そうそう そして「人間の約束」も細野晴臣
大島が坂本で吉田が細野 どーでもいい話だが…
34この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 13:31:06 ID:MpMfFHyg
どんな特徴が見出せますかね。

「日本脱出」見たかぎりでは、
「夜明け」というか「早朝」の空気感の出し方が
うまい、って思ったのだけれど。
35この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 13:32:22 ID:MpMfFHyg
>>33
ユキヒロは?

大林とか椎名誠とか?
36この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 14:16:11 ID:v1nWBJjV
>>34
「日本脱出」はアクション映画だから吉田の中ではちょっと珍しい部類だね
吉田は全部観ないと語れないタイプの作家だと思う 小津やゴダールみたいに
近年評価が高いのは「嵐を呼ぶ十八人」だからこれ観たら?
>>35
ちょっと落ちるなw
37この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 14:22:39 ID:UDezVypr
あまり好きじゃないが、「日本脱出」ってどんなエンディングだったの?

「嵐を呼ぶ十八人」はいいなあ。
野球場のシーンとか、あの宿舎に行く道とか。
38この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 15:24:40 ID:MpMfFHyg
>>36
サンクス。嵐を呼ぶ〜もレンタルしてたようだったから、見てみます。

>>37
夜の港、東京オリンピック関連の催し物が行われてる中で
逃げてきた主人公の歌手志望青年が、貨物用のクレーンで宙ぶらりんになる。
花火がボンボン上るなか、人々は青年を発見し、騒ぎ出す。
最後は、冒頭でも流れたヘタな英語の歌を、
青年が歌いながら、野次馬たちを嘲笑。
”thank you,my friends,ha!ha!ha!”
そして、岡本太郎が突然出てきて、画面に大きなバッテンを描く。

これがDVDで見たラストですが、
これは吉田の退社のキッカケになったカット版なのか完全版なのか?
39この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 11:23:41 ID:0Bmewc7B
荒らしを呼ぶ十八人、借りてきますた
40この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 11:37:31 ID:0Bmewc7B
荒らし→嵐
41この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 11:54:22 ID:L3RNI/eN
荒らし呼ばれたら困るがなw
吉田は「私と成島キャメラマンの撮ったモノクロで最もうまくいった作品」
と自負してるね
>>37の他にも雨や夕景(今のスタッフでは撮ることは不可能らしい)が素晴らしい
42この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 14:41:32 ID:gVe8mt2Y
「血は渇いてる」が気になる。
43この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 23:07:48 ID:0Bmewc7B
>嵐を〜

主演の俳優、イチロー似。
香山美子、萌え
44この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 18:30:44 ID:oY6yeHN6
シネスケでの評価は低いな、この監督
ほめてるサイト紹介して
45この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 12:35:03 ID:xKV9Enlg
岡田まり子は喜重夫人で映画の常連
岡田や日本脱出の桑野は小津に出演
46この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 17:08:38 ID:pL/EHnmM
所詮 シネスケ

映画は自分自身の評価で観ろ
47この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 21:45:11 ID:UuvpCvwT
別冊ユリイカの吉田特集、書店で発見。
ざっと見たかぎり、日本脱出にはほとんど触れられてなかったよ orz
48この子の名無しのお祝いに:2006/05/10(水) 03:37:07 ID:SplEHRUF
49この子の名無しのお祝いに:2006/05/10(水) 08:24:54 ID:Trkaref0
>>48
ホモから見ると男性に魅力がないそうで。
50この子の名無しのお祝いに:2006/05/10(水) 12:04:47 ID:SplEHRUF
ホモとは書いてないと思ったけどなぁ
限りなくそれっぽいけど
51この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 03:23:25 ID:dX7X2+om
秋津温泉借りてきますた
52この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 03:30:10 ID:yaiOwky6
どこにもホモとは書いてないじゃん 笑

吉田監督はまだまだ♂として健在であると思う。
53この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 05:10:22 ID:dX7X2+om
いや監督のことじゃなくてさ
54この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 17:16:51 ID:dX7X2+om
秋津〜これから見ます
アントニオーニに似てると誰か行ってたけど、どうかな?
55この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 22:48:35 ID:dX7X2+om
今見ますた。
長門=サザンの桑田
56この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 23:11:46 ID:AuY3n/Wh
>>55
戦争の後遺症で人格の空洞化してしまった破綻者という設定が、
桑田君ではミスキャストと思えませんでしたか〜?
画面構成は見事なのに!!
57この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 00:30:51 ID:VTRGsezJ
>>56
>戦争の後遺症で人格の空洞化してしまった破綻者という設定

そういう感じはしなかったですね。たんなる文学青年崩れかと。
でも、まあ、かっこよかったかな
58この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 00:51:29 ID:HEiEWlDx
いやあ 長門は完璧だと思うよ 
元々は芥川比呂志がキャスティングされてたけど撮影中に病に倒れドクターストップ
芥川なら>>56の期待に沿った作品になったと思うが…
59この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 02:44:18 ID:Jo1ZeKUN
戦争中に既に「生きている価値がない…」だから、
ああいうのは後遺症とは言わないんじゃない?
60この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 03:53:19 ID:VTRGsezJ
もともとの性格?>>59

岡田マリコは、自分で企画して、衣装も担当してなんて、なかなかの
才女だね。
「後悔とか、あきらめるとか、そんなのいやよ」と言ったときの横顔が
凄くキレイだったな。撮り方が巧い

次にレンタルするのは、「血は渇いてる」にしようかな。
「女のみづうみ」がいいかな。
61この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 03:55:43 ID:VTRGsezJ
「血は〜」のストーリーはすごく面白そうだ。
62この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 04:06:44 ID:VKi+VZAj
ワタシ的には「女のみづうみ」がオススメ。
63この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 04:14:47 ID:VTRGsezJ
サンクス>>62
両方借りちゃおうかな〜
64この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 04:48:25 ID:HEiEWlDx
はっきり言おう

全 部 借 り ろ  ま じ で

松竹を出てから撮り方が変わるので時代順に観たほうがいいかも…
65この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 04:51:46 ID:VTRGsezJ
そうですか。
いままでに三本(日本脱出、嵐を呼ぶ〜、秋津〜)観たけど、
いまいち共通点や特徴が、つかめないですね。
66この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 05:09:11 ID:HEiEWlDx
知ってると思うが監督自身による解説
http://www.mmjp.or.jp/pole2/yosidakijyuhrnbounorinri2006.htm
吉田&岡田インタヴュー
http://www.geocities.jp/positionwest3/04_jyouei/special/01_yoshidakijyu/index.htm
「女のみずうみ」そしてアントニオーニ
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/20040925
67この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 05:14:50 ID:VTRGsezJ
>>66
スペシャル・サンクス!
アントニオーニは好きな監督です
68虚無僧:2006/05/13(土) 09:38:28 ID:GcGtJmAM
レンタルの話している人々が上におるが、この監督のビデオやDVDってわしの
近くのレンタルショップにはないぞ。実相寺監督のものならツタヤには一通り
あるが・・・。それとも、最近出たDVD置く店がちらほら増えて来たってことなのかい?
69この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 10:41:58 ID:HEiEWlDx
>>68
店によって事情は異なると思うが 新宿なんかは大体揃ってて常に貸し出し中
近くに無い場合はディスカスとかDMMといったオンラインレンタルにあるよ
機会があったら是非フィルムで観てほしいが……

あああああ3時間しか寝れなかった……
70みむじ:2006/05/13(土) 11:31:35 ID:KNL9b/Bn
「水で書かれた物語」が面白かったというより撮影が見事だった
「エロスプラス虐殺」このタイトルで客は入るかな 小難しそうな映画かなと
敬遠しました
71この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 12:04:03 ID:h1lekVDx
>>57・59
吉田監督はセーヌ左岸派を意識した知性の人です。アラン・レネ的監督です。
反メロドラマである以上、ドラマの背後には知的な政治的選択が成されてい
ます。長門演じる主人公には戦後日本を表象させ、結核ということで血まで
吐かせています。彼の中で戦中から培われた虚無は、戦後において生きるこ
との象徴である新子の心と身体を翻弄し死に至らしめることにより、取り返
しのつかないラストを迎えるのです。潤いを象徴する川辺を離れ、さらに辿
りつく渇いた小道に道標はありません。
72この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 15:41:27 ID:VTRGsezJ
>>71
そういえば、日本脱出も、たんなるアクション物やクライム・サスペンスじゃなくて
主人公の「アメリカかぶれの冴えない若者」っていうのが「当時の日本」のメタファーになってるように見えますね。

喜重にとっての、「メロドラマ」「クライム物」は、
ディック、ヴォネガットにとってのSF、オースターにとっての探偵物なのかも。

>>68
ウチの近くのツタヤでは、最近、新入荷したみたいです。
ちなみに東京でも政令指定都市でもない、中規模の街です。
73この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 17:24:35 ID:h1lekVDx
>>72
返スレ、ありがとうございます。
そうです、文学でいうメタ・フィクションに近い表現手法です。
そして時代的背景を考慮するのなら、ある意味実存主義的な表
現といえるのではないでしょうか。すなわちミクロを描くこと
で、暗にマクロを表象する。アントニオーニの手法もそれに類
似する部分が強いですが、吉田監督に比べると、さらに虚無感
のその空中分解度は激しいです。
74この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 10:10:09 ID:hVEixPs8
けど「秋津温泉」は、長門がそういう監督の思惑をことごとく裏切って、
メロドラマまで引き戻しているのが、傑作である理由だと思う。

あれが芥川だと、「熱愛者」「〓東綺譚」のような良く分からない割りきれない感じになって、
ちょっとメロが弱くなったと思う。
75この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 11:34:41 ID:XiyrLB1h
今ちょうどDVD観直した 
ただ吉田はそういう風に 裏切られること=見返されること
を望んでるんだとおもう 或いはこの作品でそのことに目覚めたのか
初のカラー 初の原作物 そして岡田茉莉子… によって
76この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 18:09:48 ID:nlfnatf4
長門は、わりと戯画化された文学青年のように見えた。それも狙いかね。
病弱で血を吐く、とか、あまりにも・・・・

日本脱出でも、最初の方に出てくる英語の歌があまりにもカタカナ英語なんで
「これがカッコイイと思ってやってんのw?プッ」って感じだけど
最後まで見ると、そう思わせるのが狙いかなとも思った
77虚無僧:2006/05/15(月) 16:55:07 ID:UcuvQa4N
わしはあれから東京へ出た。なるほど新宿のツタヤへ初めて入ると、この監督の
ビデオ・DVDがたくさんあった。しかし、気になったのはDVDにマイナーな作品もあったのに
「秋津温泉」がなかったということだな。普通これが一番人気高そうじゃが・・・。
ひょっとしたら、元はあったが回転が良過ぎた為エンコしたのかな?DVDはビデオと違ってすぐだめになる。
で、廃棄処分というのも多いからな。
ビデオの方ではあったが、二本とも貸し出し中。
「エロス+虐殺」はDVDはロングバージョンがあったが貸し出し中。
ビデオは普通版があったが、ロングの方が評価がいいようなので借りる気にはならなんだ。
でも、この監督のDVDがほとんど貸し出し中になっていたのには驚いた。なんぼ入ったばかりとはいえ、
一般受けする作品じゃないしな。
ただ、わしは洋画も見るのじゃが、ゴダールの「ウイークエンド」が一番借りたくそのついでに吉田の2本も借りようか
考えていた。「ウークエンド」にいたってはビデオもDVDもなし。他のゴダールものはほとんどあるのじゃが・・・。
結局なんにも借りれなかったのう
78この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 18:48:02 ID:rNHtpqmh
ウィークエンドは、そもそも発売されてるのかな?

吉田は最近(といってもケッコウ前だけど)、
別冊ユリイカで特集されたのが人気の理由・
79この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 18:49:19 ID:rNHtpqmh
別冊ユリイカで特集されたのが人気の理由?

と、?を付けて・・・↑
80この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 19:10:18 ID:FjBRjC2t
「ウェークエンド」はレンタル許諾されてないので販売のみです
吉田人気は東京では'04 '06と2回にわたって全作品特集上映がされました
大阪や京都でも特集上映があり 東京では昨日もTV作品「美と美」が上映されました
評論集もユリイカの外に「吉田喜重の全体像」などが発売されています
その他に大学でのシンポジウムやイタリアなどでのレトロスペクティヴなどたくさなります
81この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 19:13:18 ID:rNHtpqmh
サンクス>>80

>たくさなります
カコイイ!"an apple"を「あなっぷる」と発音する外人みたい
82この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 19:15:05 ID:y/TL9xNv
けっきょく戒厳令がいちばんだな

あとはいいや

荒らしや血渇も面白いけどな
83この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 19:39:41 ID:OvUb9v4Y
かなり昔にテレビ埼玉で「美の美」をやってたな。
「〜と言うべきでしょうか」が決まりのフレーズだった。
ぼそぼそと語る吉田ナレーションが耳に残って、時々無性に見たくなる。
84この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 12:18:28 ID:HSOEd9MY
>>80
名古屋でもやっただろ。
愛知の芸能史みたいなドキュメンタリーも作ってるし。
85この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 10:35:39 ID:44Za+ene
>>84
他にもアメリカや三重でもやったな… 切り無いから割愛した すまん
「愛知の民俗芸能」二部作ね 観てないんだよな…
86:2006/05/17(水) 22:46:49 ID:DgtdwOKZ
愛知の民俗芸能の2作は,DVD化されてますね.なかなか面白い.
..
87虚無僧:2006/05/20(土) 06:30:00 ID:t87jguUL
ところで単刀直入に言って、この映画あきずに見ていられるのかい?
そもそもこの映画3時間45分くらいだったそうじゃな。それが、プライバシー
で訴えられた関係で2時間40分ほどになった。会社の要望もそのくらいだったようだ。
この程フランスで上映したときのフィルムが出てきて編集しなおし、DVD用にロングバージョン
出たが、3時間20分台でこれも「ロングバージョン」というわけで、「完全版」ではないそうじゃな。

映画オタのプログを読んだが「吉田氏」の特集上映でこれ見に行った人いたようじゃな。
なんでも、お客はまずまず入ったがスケベな映画と思って入った人から見ると期待はずれに写ったか途中で
退席する人も多かったとのことだ。
88虚無僧:2006/05/20(土) 06:32:04 ID:/+WBl+yg
この映画とはもちろん「エロス+虐殺」のことじゃ
89この子の名無しのお祝いに:2006/05/20(土) 08:46:30 ID:J2bj+M9N
「エロス+虐殺」は、タナトス論(死の衝動)を使い、
「戒厳令」は、マゾヒズムを使うことにより、政治空
間に切れ目を入れる。
近代以降の日本国家主義へのその解剖の姿勢は、表現
の自由の問題を含み、『現在』を照射する。

90虚無僧:2006/05/22(月) 19:20:45 ID:JnEEKnal
89殿の表現は抽象的でようわからんのう。
わしはこの監督の作品では「秋津温泉」だけ見ているな。
長門と岡田が絡むラブシーンがなにやらそこらの恋愛映画同様安っぽいのが難点だったが、
全体的には絵が決まっていて(撮影の構図)、名作の余韻を感じる作品じゃったな。
長門は戦後そのものの人間で、岡田は戦前の奥ゆかしさを引きづった人間でだから互いの思いが
すれ違ってゆくのも面白かったな。戦後日本は急激な経済復興したが、同時に物質的には豊かでも
心は貧しい人が出た。長門扮した都会の男はその象徴なんだろう。一方あんな山奥の流行らない旅館とっと
とやめればいいものを、ぐだぐだ耐えながらやっているがついに経営が破綻する、こんな岡田が演じた女性は
戦前の日本そのものじゃ。戦争が負けるのが見えているのに日本はグダグダ続け、ついにはただ負けるどころか
原爆まで落とされるそんな日本と変わらぬな。
大島渚は京大出のインテリで観念的な作品を好んだが、吉田氏も東大出らしく観念的なラブロマンス撮ったという
ところか。そしてこの観念的なすれ違いが話しの面白さでもあったな。
91この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 00:02:23 ID:MXPqxBM4
戦中は、岡田が新世代の人間で戦争なんて無関心、東都の話に関心を。
長門は古い世代の人間で戦争には役立たずの人間出る事を悩んでいる。

終戦でそれが逆転する。

長門は終戦後そのまま闇市の生活へ。
生活に追われる長門が岡田を捨て置いたことで、
岡田は母親の人生をなぞるような人生に。長門は繁栄を謳歌する生活へ。

岡田の変化のきっかけとして、岡田の涙をうまく使っている。
92この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 00:26:30 ID:c8qtbvj1
>>虚無僧
吉田監督の政治劇は、基本的に観念的なので、語るこっちも観念的に
ならざる得ないでありますよ。
93虚無僧:2006/05/25(木) 07:33:55 ID:bboiwJaH
わしはあれから一念発起し「エロス+虐殺」見てみた。ロングバージョンの方が
評価はいいようじゃが、わしの行ったレンタル屋には通常版しかないのでそれを
借りた。
これ露出過多の画面がユニークだよな。なにやらざらついた週刊誌のモノクロページみてるみたいでな。
あと細川と楠がやりあうシーンで障子がパタパタ落ちるその辺の演出も上手い。
しかし!この映画良くない部分もあるな。大正の頃と現代を平行して追ってゆくがそういう特異なスタイルなら
何故そうなったのか、その構築意義をもっと明確にするべきじゃったろうな。自由恋愛論とフリーセックスの女の子を
共通して描き「いつの時代も似たような人がいる」と描きたかったのか「大杉は時代が早過ぎた」と言いたかったのかどこか
あいまいじゃな。あるいは、現代の若者たち(原田大二郎ら)を探偵役に大杉の実像に迫ってゆくのなら、現代の若者たちの描写は
あんなにいるまい。
うーん、なんか理屈屋が理屈をこねているうちに、自分でもその理屈が収拾つかなくなったような感じの脚本(あらすじ)に思えた。
くどいが、演出や撮影、楠の演技はとてもいいんじゃが・・・・。評価するとしたら(★★★)くらいじゃな。
94この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 13:40:57 ID:jiDCLehg
次は『煉獄エロイカ』を観てね。
それからロングバージョンに再挑戦を!
95この子の名無しのお祝いに:2006/06/06(火) 10:19:16 ID:lyKmcBSx
和田義彦の盗作疑惑の
「芸術選奨文部科学大臣賞」の審査員に名前が上がっているなあ。
96この子の名無しのお祝いに:2006/06/17(土) 02:03:51 ID:v8zHZnOH
「血は渇いてる」レンタルしますた。

これから見ますが、なんとなく、
「巨人と玩具」(開高健の小説、増村保造の映画は未見)みたいな作品
じゃないかと予想してます。
97この子の名無しのお祝いに :2006/06/17(土) 23:23:14 ID:oyuXDrQc
たしかに広告の時代を描く点で「巨人と玩具」ですね
98この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 08:45:43 ID:QmdFd/pv
同じこと思った。
「巨人と玩具」はまだコミカル要素があったけど
「血は渇いている」の方はひたすら陰惨で後味悪かった。
どっちも凄い面白いけどね。
9996:2006/06/18(日) 14:47:21 ID:1TTpOxnU
ああ、やっぱりそうですか。
いや、先に、一緒に借りてきた大島渚の「青春残酷物語」を見ちゃったから、
まだ見てないんだけど、
アラスジを読んで、「巨人と玩具」みたいな感じかなと。
100この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 14:55:45 ID:1TTpOxnU
100げっと?

小説のほうは読んだんだけど、増村版の映画は見てない。でも見たいよう!
喜重と渚の他に、もう一人松竹ヌーベルバーグの篠田正浩っていたけど
みんな女優と結婚しちゃったね。そういうのが流行したのか?
いま監督と結婚する女優ってあんまりいないな。

周防とバレリーナとか、青山&とよた真帆とか、いることはいるか。
101この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 15:39:02 ID:PRRYOL1a
今は、監督貧乏だからね。
実業家が多いよね。
102この子の名無しのお祝いに:2006/06/19(月) 17:26:52 ID:RgOfYa1n
いま「血は渇〜」見ますた。

アメリカ映画なら70年代の「ネットワーク」とか
90年代の「ヒーロー・靴をなくした天使」「クイズショウ」みたいに
「メディアと社会」をテーマにしたものがあるけど、
日本でもこういうのが60年代に作られてたんだね。
103この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 14:31:26 ID:G3ql7y3x
「血は渇いてる」

60年にこういう映画が作られたのは先進的だったろう。
ただ、広告業界(芳村真理ら)の作り上げた虚像が、
モンスターになって一人歩きする、っていう話の芯の部分が
イマイチ迫ってこないというか、観念的な感じがしたけど。

その大筋の部分こそが背景で、
佐田啓二を取り巻く人間たちのエピソードにこそ力点が置かれてたのだと
したら、分かるけど。
104この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 20:01:26 ID:lpl7KjCI
ちょっと取材が甘いんじゃないのかな。> 広告業界
芳村真理個人に焦点が当たりすぎていて、呑み込まれ感が少ないというか。

あんまりコテコテだと大映の「黒の〜」みたいになっちゃうし、
喜重っぽいと言えばそう言えないこともないと思うけれど。
105この子の名無しのお祝いに:2006/06/21(水) 14:37:12 ID:HwKB27ck
美の美定期上映会行くの忘れてたよ…
http://www.mmjp.or.jp/pole2/binobi.html
106この子の名無しのお祝いに:2006/06/21(水) 15:18:42 ID:h6ZswnO+
次は何を借りようかな?
「日本脱出」「秋津温泉」「嵐を呼ぶ十八人」「血は渇いてる」を
既に観ますた。
「ろくでなし」かな?
107この子の名無しのお祝いに:2006/06/21(水) 17:02:08 ID:HwKB27ck
そうね。
後は、
「水で書かれた物語」
「甘い夜の果て」
辺り。
108この子の名無しのお祝いに:2006/06/27(火) 15:13:55 ID:Enktw3oy
松竹のDVDはBOXで買うよりもバラで買ったほうが安いのはどうして?
109この子の名無しのお祝いに:2006/07/10(月) 14:43:39 ID:tLuarUDc
きゃっぽー!
110この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 00:44:57 ID:MYZ1NI29

111この子の名無しのお祝いに:2006/07/21(金) 09:15:08 ID:Ap+RKTpI
2007年末 パリのポンピドゥーセンターで特集上映が開催されます
(現在はゴダール特集)
112この子の名無しのお祝いに:2006/07/22(土) 13:01:07 ID:wBvx0Eez
オペラはどうしたんですか!

そういや、上演予定だった新宿の西にあるオペラシティは、
国立映画劇場になる計画もあったらしいですね。
橋本忍の最近の著作によれば。
113この子の名無しのお祝いに:2006/08/01(火) 22:16:00 ID:iP9ahjN4
ろくでなし、借りた
114この子の名無しのお祝いに:2006/08/03(木) 01:10:14 ID:q12AN7g8
ろくでなし、さすがに喜重だから、洒落てるが、
主人公達のにニヒリストぶりが、観念的というか、
なんか絵に書いたようなニヒリストで、こういうの流行ってたんだな〜
くらいにしか思えんな。

「血は渇いてる」の、メディアが生み出す虚像が一人歩きして、っていうのも
インテリが頭でひねり出したような感じで
あんまり実感こもってなかったような
115この子の名無しのお祝いに:2006/08/03(木) 11:01:05 ID:puKm/AyX
そりゃそういう狙いだからでしょ。> 「血は〜」
今村昌平じゃないんだから。
116この子の名無しのお祝いに:2006/08/07(月) 11:11:16 ID:+9ObOHi2
吉田喜重の作品は別に観念的ではない
観念的に観ている人がいるだけである
117この子の名無しのお祝いに:2006/08/08(火) 20:14:53 ID:XLha1Qj+
若い頃の、原田大二郎さんも出てますよね。
原田さんとは何回か仕事ご一緒したことがありまして・・・
118この子の名無しのお祝いに:2006/08/08(火) 20:41:23 ID:sLkEromZ
>>114
「血は渇いてる」の下敷きはフランク・キャプラの「群衆」MEET JOHN DOE なのでは? 
もちろんそのままというわけではなく、かなり変えていますけどね。
愚鈍な善意の化身のような佐田啓二の人間像がゲーリー・クーパーに余りに似ている。キャラの性格設定は
違うが、バーバラ・スタンウィック→芳村真理と当て嵌めることも可能。
佐田と織田政雄の二人組も、クーパーとウォルター・ブレナンのコンビからの連想とも考えられる。

ただし「血は渇いてる」には、「群衆」にはいた大衆とジャーナリズムの善意を体
現するような人物たちがいない。「群衆」はラストで大衆のモラルがJOHN DOE を利用しようとする
邪な権力に打ち勝つ(であろう)ことを示唆して終わるが、今度はJOHN DOE本人が
大衆民主主義社会の怪物となることも充分に予測されるわけで、大衆社会における人間の善意を
どこまで信じることができるのか、かなり重く考えさせられるエンディングとなっている。
ここから「血は渇いてる」の大衆メディア社会批判の着想を得たのでは?

いや、本当によく似ているのよ。「群衆」自体が以後のメディア社会批判映画の原型になっているので、
似たような映画が沢山あることは事実だけどね。誰か吉田さんに聞いてみてよ。
119この子の名無しのお祝いに:2006/08/08(火) 20:55:00 ID:sLkEromZ
>>114
「ろくでなし」は「勝手にしやがれ」をやりたかっただけだしw それと「いとこ同志」?
>>116さんではないが、観念的なフリをして結構色んな所からイタダく人みたいね。

「ろくでなし」自体は、勉学やスポーツに打ち込むでもなく、学生運動やデモを齧っている
でもない、遊び仲間であるブルジョア学生と貧乏学生のダラダラした学生生活がリアルで面白いけどな。まだ大
学進学率が恐らく10〜20%ぐらいしかなかった時代なのに、学生たちは既にモラトリアム化していた。
考えて取材して作ったというより、観念の中で作ったら妙にリアルな青春群像が出来てしまったという感じですね。
120この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 03:33:36 ID:7wgGjpeg
「勝手にしやがれ」を観ないで、
「ろくでなし」のラストを作ったという話を聞いたが、本当か?
だとしたら、すごいシンクロだけどな〜
121この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 03:49:03 ID:vy6c9lX/
>>120
04年のNHK-BS2放映時の上野昂志との対談で「あれは津川さんが観
ていたんですよ」と自白。あくまで「自分はその時点では観ていなかった」とまだ言い張っている。
喜重よ、そろそろ完全に吐いてラクになれ。
122この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 07:10:13 ID:7wgGjpeg
↑サンクス
123この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 10:20:50 ID:ZL+i1JTe
「勝手にしやがれ」からの引用は普通に公言している
既に話題になっていた「勝手にしやがれ」を引用したかったが
撮影時に吉田自身は未見だったので津川の話を参考にし
津川にはベルモンドをそのまま演ってくれと指示した 
観ていないから偶然の一致だ と言ってるわけではない

124この子の名無しのお祝いに:2006/08/24(木) 23:54:10 ID:srajxYri
なんと今日、喜重監督と茉莉子さんが二人で歩いてるのを目撃してしまった。
どちらもサングラスかけていたけど間違いないと思う。
さすがに茉莉子さんはもうお婆さん、という感じだったけど、
監督は白の上下でスラリとしてカッコいい爺様だった。新作頼みまっせ。
125この子の名無しのお祝いに:2006/08/26(土) 02:25:22 ID:VroXpl2s
先月行われたトークショーでその二人の2ショットは生で見たな
というか二人で小津の思い出話を語る内容
最前列で見させてもらいました
126この子の名無しのお祝いに:2006/09/08(金) 12:54:11 ID:S1Uc/Jev
北一輝を題材にしたこともあるんだね
127この子の名無しのお祝いに:2006/09/08(金) 14:39:07 ID:1yF+aaZS
戒厳令は一番好きかもなあ
128この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 10:30:33 ID:RBqS7oPD
NHK BS2
10月3日(火) 前0:50〜3:00 (2日深夜)
鏡の女たち 2003年
10月4日(水) 前0:50〜2:55 (3日深夜)
告白的女優論 1971年
10月5日(木) 前0:50〜2:55 (4日深夜)
人間の約束 1986年
10月6日(金) 前0:50〜3:03 (5日深夜)
嵐が丘 1988年
129名無し映画ファン:2006/09/30(土) 00:20:21 ID:ee5V/Fm9
第9回小津安二郎記念蓼科高原映画祭に吉田監督と岡田茉利子さんが
スペシャルゲストとして来場。
日時:11月3〜5日
会場:茅野市民館・新星劇場etc
吉田監督の「鏡の女たち」が上映される。さらには短篇映画コンクール審査委員長も務める。
130この子の名無しのお祝いに:2006/09/30(土) 14:45:15 ID:IWXlIz/j
詳しい日程が知りたいですね
131この子の名無しのお祝いに:2006/09/30(土) 17:40:49 ID:kR5Cc3ib
ここにあるぞ。
http://www.tateshinakougen.gr.jp/cinema/table.html

11月4日(土)
12:00◆「オープニング」
引き続き●小津作品上映「秋日和」上映終了後
14:30頃より●トークショー「いまも生きている小津安二郎」
ゲスト: 岡田茉莉子さん、吉田喜重監督 
16:30●短編映画コンクール入賞作品発表・上映・表彰式
審査委員長:吉田喜重監督

11月5日(日)
10:00●「鏡の女たち」
<舞台挨拶>吉田喜重監督、岡田茉莉子さん

11/5は13:00から次のプログラムだから、簡単な挨拶だけだな。
132この子の名無しのお祝いに:2006/10/26(木) 18:44:33 ID:7V31yMQp
保守
133この子の名無しのお祝いに:2006/11/27(月) 00:15:17 ID:vbCfP6NO
さがりすぎ
134この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 09:06:54 ID:dog8sl7d
「小早川家の秋」は若者におもねってる、と小津を批判したらしいが
どのへんが?
アメリカ人が出てくるところ?
135この子の名無しのお祝いに:2006/12/22(金) 23:32:50 ID:G+kW7lcS
>>134
若者を描いているところ。

↓これ買ってきた。過去の論考を集めたもの。
かつて雑誌で読んだきりで再読したものがあったので楽しみ。
中日新聞に連続して書いていたものは本にならないのかな?

吉田喜重, 蓮実重彦編「吉田喜重 変貌の倫理」
http://www.amazon.co.jp/dp/4791763173/
136この子の名無しのお祝いに:2006/12/24(日) 20:31:01 ID:P618vpGP
今年の毎日映画コンクールの審査員やってるね。

>>135
こんなのいつの間に出てたんだ。欲しいけど高いなあ。
137この子の名無しのお祝いに:2007/01/01(月) 10:38:53 ID:+iY5p4AC
>>135
おお もう買ったんだ 俺はこれまで待つ・・・↓ 

『吉田喜重 変貌の倫理』『表象の奈落』(青土社)刊行記念
吉田喜重+蓮實重彦トークショー
「映画とフィクションの新たな地平をめぐって」
■2007年1月20日(土) 15:00〜17:00(開場:14:30)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
トークショー終了後にサイン会も行います
138この子の名無しのお祝いに:2007/01/04(木) 23:29:17 ID:dpGJoaX8
高いよなー。でもブックオフの棚では絶対みつからないからねorz

喜重は聞きたいけど、蓮實重彦は余計だ。
139この子の名無しのお祝いに:2007/01/04(木) 23:59:31 ID:RNYTkfvY
大島渚とかこの人とか馬鹿としかいいようがないよな
観客なめてんだよ
140この子の名無しのお祝いに:2007/01/05(金) 16:44:39 ID:i0+v5LSN
>>139
インテリぶってて「分かるかなぁ、分かんないだろうなぁ」ってスタンスの人
141この子の名無しのお祝いに:2007/01/06(土) 03:17:30 ID:WnixfjlJ
>>139-140
『エロス+虐殺』は難解な映画じゃないだろ。かなりわかり易いと思うが・・・
142この子の名無しのお祝いに:2007/01/06(土) 15:57:16 ID:KoayPTA8
>>139-141
形而上で晦渋に引き伸ばすことがカッコ良かった時代の人たちだからな。芝居と同じく映像制作も、
完成品は観念的でも現場は徹頭徹尾、泥くさい肉体労働。
この落差に現場で撮ってて嫌気が差してこないのかと思うが、こうした観念と
具体の格差に耐えられるという意味では精神的に強靭な人たちなのだろう。
143この子の名無しのお祝いに:2007/01/06(土) 17:10:01 ID:X7pjhZML
>>142
>完成品は観念的でも現場は徹頭徹尾、泥くさい肉体労働。

あ、そうですね。そのギャップに女優さんがころっといってしまうのかも。
小山明子も岡田茉莉子も美人だよな、ばかやろーw
144この子の名無しのお祝いに:2007/01/06(土) 19:48:59 ID:vUb5W9oJ
>>142
肉体労働ったって下積み肉体労働じゃないだろ
そんなのは肉体労働とはいわんよ
145この子の名無しのお祝いに:2007/01/07(日) 10:37:44 ID:3MSIM4YZ
この人、今じゃカルト的人気すら無いね。
146この子の名無しのお祝いに:2007/01/07(日) 14:40:01 ID:sbqMd9id
>>145
まあカルト的人気というのはないだろうなあ。
別に必要ないだろうし。

ファンとしては、これだけ上映特集もあって、
DVD化もされてれば、後は新作だけだわな。
本人もやる気になってるようだし。

それよか、
マダム・バタフライ
まだあ〜〜
147この子の名無しのお祝いに:2007/01/07(日) 17:20:25 ID:ygN6gjSo
先日NHKに岡田茉莉子が出た時、
まだオペラは進行中のような話ぶりだった。
148この子の名無しのお祝いに:2007/03/10(土) 22:17:24 ID:yXNAvY2Q
人間の約束、レンタル
149この子の名無しのお祝いに:2007/03/13(火) 16:49:56 ID:SiVJly0R
人間の約束、婆さんの裸がおぞましくて、河原崎の性欲減退ということらしいが
オッパイはそんなにおぞましくなかったぞ。
乳首がグロテスクじゃなかったのが救い(;´Д`)ハァハァ

付け乳首かな?萌え〜
150この子の名無しのお祝いに:2007/03/14(水) 18:25:52 ID:KRuUXMrd
付け乳首(;´Д`)ハァハァ
151この子の名無しのお祝いに:2007/03/15(木) 02:24:53 ID:szpDQv34
>>149
そういう視点でその映画を観たことがなかった…
今度DVDを見直してみますw
152この子の名無しのお祝いに:2007/03/15(木) 05:09:14 ID:bgWHOXkf
年寄りの方が色素抜けて乳首なんかは綺麗になるんじゃないかな?

喜重映画の音楽が好きなんだが纏めてサントラとか出ないものかな。
戒厳令とかエロス+虐殺とかさらば夏の光とか、たまにずっと聞いていたくなる。
153この子の名無しのお祝いに:2007/03/29(木) 03:12:46 ID:VJZTmvcP
 
【広島市映像文化ライブラリー名作映画鑑賞会】

●4/15(日) 戒厳令

1973(昭和48)年 現代映画社、ATG  白黒 110分
監督/吉田喜重  出演/三國連太郎、松村康世、菅野忠彦、内藤武敏

二・二六事件の理論的指導者として処刑された思想家・北一輝(三國連太郎)。
彼の思想は青年将校たちに大きな影響を与え、彼の思惑を越えて危険をはらんでいく。
劇作家・別役実の脚本により、戒厳令下、とまどいや恐れが入り交じる北一輝の内面を、
白黒の硬質な画面の中に描き出す。

開映 @10:30〜 A14:00〜  鑑賞料/大人500円・こども250円
 
 
 
●4/28(土) 人間の約束

1986(昭和61)年 西武セゾングループ、テレビ朝日、キネマ東京  カラー 124分
監督/吉田喜重  出演/三國連太郎、村瀬幸子、河原崎長一郎、佐藤オリエ

東京近郊に暮らす一家で、老母が不可解な死を遂げた。自分が殺したと老父(三國連太郎)が
自首するが、衰えた老母の介護をめぐって家族の関係がきしみを見せていた。
佐江衆一の『老熟家族』をもとに、吉田喜重監督が高齢化社会における老いを見つめる。

開映 @10:30〜 A14:00〜 B18:00〜  鑑賞料/大人500円・こども無料
 
 
http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/4calendar.html
154この子の名無しのお祝いに:2007/03/30(金) 08:06:06 ID:uQ7pcmQK
この監督の「戒厳令」って良い映画なのか?
近くのレンタル屋にあって借りようかどうか迷ってるんだが・・・。
誰か教えてくれ。
155この子の名無しのお祝いに:2007/03/31(土) 00:05:31 ID:u1MIzmu1
>>借りとけ。
156この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 02:16:26 ID:PQQm3YE+
情炎、レンタル
どうよ?
157この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 02:20:27 ID:PQQm3YE+
大島はあんまり女優に興味ないみたいだし
(つかホモかと思う)
篠田は、悪霊島の岩下の自慰シーン見て
自分の妻をこんな風に撮るかよと思ったし
吉田はやっぱ女を綺麗に撮る人と思う

人間の約束はちょっと違うけど
158この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 17:37:38 ID:PQQm3YE+
情炎、よかった
159この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 21:52:36 ID:x43jOgYX
>>157
スレ違いだが…
岩下は、野村が監督の「鬼畜」でも、
セックスシーンで吠えているから、
あれは岩下の考えじゃないか?
痴態を演じるのが苦手なんじゃないかと。
160この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 22:06:38 ID:PQQm3YE+
苦手というか、リアルに演じたのかな
妖怪のように怖くて
「秋刀魚の味」の嫁入り前のお嬢さんとのギャップすげええええええええええええええ
161この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 22:10:13 ID:PQQm3YE+
小津とかだと原田伸郎なんかもケンちゃんシリーズで安い役やったりして
その後見るとちょっとイメージ崩れる
といっても、本当はそっちを先に見たわけだけど

喜重の約束に杉本テッタが出てたのもびっくり
銀蝿一家だぜ
162この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 22:10:54 ID:PQQm3YE+
原田伸郎は「あのねのね」だった
中村ね
163この子の名無しのお祝いに:2007/04/30(月) 22:14:12 ID:PQQm3YE+
あれ、ケンちゃんに伸郎出てなかったか、記憶違い?
164この子の名無しのお祝いに:2007/05/05(土) 14:27:44 ID:vmKlh37q
自分が松竹ヌーベルバーグの吉田大島篠田で観たのは

吉田
「情炎」「日本脱出」「嵐を呼ぶ十八人」「人間の約束」「ろくでなし」
「血は乾いてる」「秋津温泉」
大島
「青春残酷物語」「帰ってきたヨッパライ」「日本春歌考」「絞首刑」
「愛の亡霊」「愛のコリーダ」「戦メリ」「御法度」
篠田「化石の森」「悪霊島」です

みんなも教えろや、コルァ!
165この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 09:43:48 ID:2s51rFQu
女のみづうみ観ました
166この子の名無しのお祝いに:2007/05/06(日) 15:02:01 ID:2s51rFQu
途中で映画撮影現場に合流するところが嫌だったな>みづうみ
167この子の名無しのお祝いに:2007/05/08(火) 08:26:19 ID:4lAlWhpD
>>164
高橋治と田村孟も観てやってください。
(ちなみに五人とも全部観ています)
168この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 07:35:55 ID:WH0lvPmC
>>154
ボクおこづかい足りないの?
169この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 16:37:48 ID:ykxt22FL
>田村孟

脚本家としてなら、大島作品や青春の殺人者とかみたけど
監督やったことあるの?
170この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 17:54:32 ID:heS7GWXe
悪人志願
171この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 19:36:46 ID:DFAMqy0g
ガキの頃はオサレでカッチョイイイメージがあったけど、
こないだDVD借りてきて立て続けに見たら何だか薄っぺらな印象だった。
特に「女のみづうみ」とか「情炎」とか「嵐が丘」とか「煉獄エロイカ」。
「秋津温泉」も今見ると、主人公二人の距離の取り方とかちょっと微妙。
逆に「血は乾いてる」とか「嵐を呼ぶ十八人」みたいに汗臭いというか脂っこい映画の方が好感持てた。
「血は乾いてる」なんてハリウッドで、ジム・キャリー主演でやったら当たりそうなのに。
本性から思い切ってかけ離れた映画を作った方が面白いのかな、この人の場合。

>>169
何故かキネ旬の監督全集からは抹殺されている。
172この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 20:12:56 ID:ykxt22FL
サンクス。
173この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 20:28:29 ID:7auSK+dJ
>>171
「血は渇いてる」(60)はフランク・キャプラの「群衆」MEET JOHN DOE(41)
の変形と考えることも可能→>>118 喜重が観ていたか否かは不明だが。

「薄っぺら」に見えるとすれば、喜重さんの映画は全てが彼の観念(脳内世界)の具象化
だからではないでしょうか? この人は自分の観念を具象化することに現場で膨大な
エネルギーを使う人なのだろう。観念に従うことにブレない(現場で「なんで
こんなものを俺は撮っているのだろう?」と醒めない)点では優秀な監督なんでしょうね。

やはり映画監督はある程度は商業映画的な枷がないと駄目なんだと思います。
174この子の名無しのお祝いに:2007/05/11(金) 21:26:42 ID:GRZBjUVr
学生のころは「ムズカシーつまらない映画ばかり撮るカントク」のイメージでしかなかったが、
ポレポレのレトロスペクティヴやBSの放送観たらどれも面白くてたまらない。
高校生の時に公開で観た『嵐が丘』なんて退屈で死にそうだったが、こないだDVDで観直したら、
130分あっという間だった。
175この子の名無しのお祝いに:2007/05/12(土) 10:23:34 ID:+4n6Z28c
自分も昔174氏と同じ感想を持って以来吉田監督作品は観ていないが、久しぶりに
観てみるか。
176この子の名無しのお祝いに:2007/05/12(土) 14:36:32 ID:a6KBYoER
難しい?
俺が見たのは初期のほうが多いから、
筋自体が難しいという感じはしなかった。
「女のみづうみ」は中盤あたりちょっとヒネってあるか。

「嵐が丘」とかは、難解とも聞く。
177阿佐谷北本人:2007/05/18(金) 21:59:56 ID:+aprS6Su
>>176 難しい?

 フォーマットが決まっているからむしろ見易い。(松竹作品)
難解さを求める連中に、風評を引っ掻き回されているキライがあるな。

 難解さ、、、それが売りという面もあるのかも知れないが。

 この監督は、所謂、日本の「偉い」監督さんの一人であるはずだ。
難解さというのは、その種の監督の必要条件であるのかもしれないな。笑



 
178この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 17:46:50 ID:hGbdAHxg
本当は「よししげ」なのに蓮實は「きじゅう」と(本人に対してまで)言い張っている。

なんで?
179この子の名無しのお祝いに:2007/05/19(土) 18:10:17 ID:jWBQpz/f
奇獣とかけてるの?あるいは西部劇好きだから機銃?

自分は蓮実と書くと怒るくせに人の名はなぜ?
180この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 01:40:43 ID:D2STEPkH
「吉田喜重の本質は「よしだよししげ」ではなく「よしだきじゅう」の中にこそある」
と蓮實に力説されたと吉田喜重が何かで語っていたような記憶が。

思うに、蓮實はずっと「よしだきじゅう」と本気で思い込んでいたんだろう。
自分こそが絶対というスタンスを通す人だし、間違いを間違いと認めるはずもない。
181この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 02:05:25 ID:TwgPETZs
草野進の文は殺意をおぼえるな
182この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 07:53:52 ID:8CIL8Ebo
「キジュウ」問題に付いては、吉田喜重の立場の方が奇怪なんだが…
「自分から『キジュウ』と名乗ったことはない」ということらしい。
言い方からして、自分は一貫して「ヨシシゲ」であると言っているようにもきこえるが。
けどポスターなんかに「KIJYU」と表記されているのは放置。

まあ自意識が強い人なんで、黙認していたんだけど、
自分で変名したんじゃないんだよということは力説しておきたいのかな。
俺はペンネームなんか使わないと。

蓮實はそういうのを親しさからからかっているようにみえる。
183この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 11:40:12 ID:Sr69kXfX
蓮み重彦wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
184阿佐谷北本人:2007/05/21(月) 20:54:27 ID:TLT7Ynip
>>178-179

そんなこと、日本にはよくある事。どうでも良いじゃん。笑

 君たちは、外国人らしいが、日本の「偉い」監督さんに擦り寄る姿は
見苦しい様だな。
185阿佐谷北本人:2007/05/21(月) 21:06:29 ID:TLT7Ynip
>>182 「自分から『キジュウ』と名乗ったことはない」ということらしい。

そんなこと、日本にはよくある事じゃないの?笑
186阿佐谷北本人:2007/05/21(月) 21:53:52 ID:TLT7Ynip
 まとめ:日本の「偉い」監督さんに擦り寄る人々の姿はかなり見苦しいものだということ。
少なくとも、これまで日本映画を見てきた人のする事ではない様に思う。

 近頃、特にここ十年位(日本に)増えてきた現象ではないかと俺は思う。

 その後押しをして来たのが、国立大学の教授を含めた国家公務員、公共図書館、
NHKであると言って良いだろうね。

 


187阿佐谷北本人:2007/05/21(月) 22:41:49 ID:TLT7Ynip
 難解に語ることよりも、分かり易く語ることの方が、映像の表現力、演出術は上だと
思うね、俺は。

 テーマの難解さとこれとは区別して論じた方が良かろうとは思うが、
、難解なテーマを分かりやすく語ってもらればベターだ。笑


ーーーーーーーーー

 ただし、難解さ、、、それが売りという面があったのかも知れない。
キリスト教を扱うと 難解 、、、そういった面もあっただろう。

 この監督は、所謂、日本の「偉い」監督さんの一人であるはずだが、
難解さが、偉い監督の必要条件であるという、日本の世の中の事情(ジャーナリストや灯台閥のパワー)が大きかったのでは
ないかと俺は見ている。

188この子の名無しのお祝いに:2007/05/21(月) 22:47:18 ID:TLT7Ynip
 難解に語ることよりも、分かり易く語ることの方が、映像の表現力、演出術は上だと
思うね、俺は。

 テーマの難解さとこれとは区別して論じた方が良かろうとは思うが、
、難解なテーマを分かりやすく語ってもらった方がベターではないか。笑


ーーーーーーーーー

 ただし、難解さ、、、それが売りという面があったのかも知れない。
キリスト教を扱うと 難解 、、、そういった面もあっただろうと思うね。

 この監督は、所謂、日本の「偉い」監督さんの一人であるはずだが、
難解さが、偉い監督の必要条件であるという、日本の世の中の事情(ジャーナリストや灯台閥のパワー)が大きかったのでは
ないかと俺は見ている。

 灯台閥に属する人たちというのは、灯台閥で選定した、限られた映画しか見ていないことが多いようだ。

189阿佐谷北本人:2007/05/21(月) 22:48:13 ID:TLT7Ynip
 >>188 = 阿佐谷北本人
190阿佐谷北本人:2007/06/13(水) 21:04:17 ID:AFW4WAvv
かつて出ていた、キネマ旬報社の世界の映画作家シリーズで取り上げられている映画監督は、
現在(おおむねの所)、日本の「偉い」監督さんの一人となっているようですよ。

 
 
191この子の名無しのお祝いに:2007/07/08(日) 13:04:43 ID:YyDQs6WC






■サッカー:U17日本代表、PK戦の末韓国に勝利

2007年6月23日午後2時、天安総合運動場で8カ国国際大会(U17)3位決定戦が行われ、
日本代表は韓国と対戦、PK戦の末勝利し3位となった。前半24分、水沼宏太の
ゴールで日本が先制。その後、韓国はペナルティーキック
からゴールを決め1-1の同点としたものの、その後PK戦にもつれこみ、7-6で
日本が勝利をおさめた

朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070623000031













192この子の名無しのお祝いに:2007/07/22(日) 14:39:53 ID:HfXAE/xe
「戒厳令」借りてきました
193この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 20:13:01 ID:UOqPArg1
メイキングが見たくて嵐が丘借りた

喜重さんホントにオサレだわ
194この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 04:16:26 ID:rvKNr5lh
「さらば夏の光」レンタル。
195この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 21:48:43 ID:bHPhPDLj


「濡れてる私が…抱けて?」
196この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 22:45:01 ID:lE05p2gr
197この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 10:19:20 ID:vkEKTTix
>>195
それ何の台詞?
「さらば夏〜」の?
198この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 12:17:19 ID:9QyL+bAR
昨日、日仏学院に来てたんだな。忘れてたよ…
199この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 12:31:49 ID:9QyL+bAR
増村スレによると、TSUTAYAに大量入荷らしい。
200この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 14:11:39 ID:vkEKTTix
200げっと?
そのレス、俺が書いた。
今までは初期の「ろくでなし」「秋津〜」「甘い夜の〜」「嵐を呼ぶ〜」
「血は渇いて〜」「日本脱出」「情炎」「女のみづうみ」「炎と女」
「樹氷のよろめき」くらいだったが、最近は、ほとんど入ってる。

「戒厳令」「さらば夏の〜」「エロス+虐殺」「煉獄エロイカ」「告白的〜」
「人間の約束」「嵐が丘」「鏡の〜」「水で書かれた〜」などが最近入った。
201この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 14:14:45 ID:vkEKTTix
しかし、「戒厳令」「さらば夏の〜」は退屈で途中で止めてしまった。

「煉獄エロイカ」「告白的〜」「水で書かれた〜」あたりはどうよ?
202この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 11:28:53 ID:xz4ubO/l
>>201を読んで推薦順
「水で書かれた〜」: 「鏡の女たち」の系統
「告白的〜」: ヘンテコ女優騒動オムニバス
「煉獄エロイカ」: 戒厳令の系統


203この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 16:15:59 ID:3vM01d4D
>>202
サンクス

松竹時代の映画はいいけど、独立したら独善的になったんじゃ?
「情炎」は良かったけどね
204この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 16:45:44 ID:xz4ubO/l
「水で〜」は、まあ普通の映画だよ。「情炎」よりも。
205この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 16:47:27 ID:3vM01d4D
サンクス
会社辞めた後だから、そんなに冒険しなかったんだろうな
DVDジャケットの和服・和傘の岡田茉莉子の写真も洒落てる。
206この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 16:49:39 ID:3vM01d4D
会社辞めた後だから → 会社辞めた直後だから
207この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 16:54:42 ID:xz4ubO/l
>>205
あと、ATGの製作状況や観客の求めているものも原因の一つ。
時代が風変わりな映画を求めていた。
208この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 17:06:43 ID:3vM01d4D
なるほど。
「情炎」の、彫刻家みたいなやつが自分の創作物の下敷きになって
インポになるシーンも、芸術的に撮ってたものね。
ストーリー的にには分かりにくくなるんだけど、あのくらいなら心地よい。

でも「女のみづうみ」の、岡田と露口が映画撮影現場に合流するくだり
なんかになると、もうダメ。取って付けたような実験映画っぽさって感じで
いただけません。

最近逝ったアントニオーニの「欲望」「砂丘」とか好きだから
ああいうやり方自体が嫌いなわけじゃないんだけど。
209この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 18:04:15 ID:ns+cq7LF
>DVDジャケットの和服・和傘の岡田茉莉子の写真も洒落てる。
「水で〜」は日傘、水、鏡、それに岡田茉莉子と吉田的モチーフが出揃った作品だね。

話題出たついでに、「煉獄エロイカ」がフィルムセンターでやるよ。
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2007-08-09/kaisetsu_27.html
それとシネマアートンで「秋津温泉」。
http://www.cinekita.co.jp/schedule.html#war
210この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 19:43:04 ID:3vM01d4D
サンクス。しかし、地方在住だからDVDしか見れないorz

「秋津〜」は見た。
中盤あたりで非常に美しい岡田の横顔が撮られてたな〜。

水と鏡と言えば、「人間の約束」でも、水鏡が出てきたね。
211この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 19:45:17 ID:xz4ubO/l
戦争が終わったロケのシーンと
廊下のシーンの岡田が美しいよな。

取り返しようのない人生なのを自覚するって切ないことだね。
212この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 13:07:14 ID:Zi+Flfig
エロス+虐殺ひさびさに見たけど
原田大二郎の「ゲバ、ゲバ」がイタすぎw

この人の若者描写wの類型ぶりは
小津の呪縛だろうか

213この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 14:02:25 ID:4bOWKANQ
若者描写はたしかに。

「情炎」でもそうだったし、
「ろくでなし」でも若者が聞いてる歌が「ささきいさお」
「日本脱出」でも、主役のジャズシンガー志望は・・・
あれがダサいのは意図的か?作品に適ってるね
214この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 14:04:22 ID:4bOWKANQ
アントニオーニ「欲望」で、
レッドグレーブがジャズにのるシーンのダサさに通じる
あれさえ無ければ・・・って思うよ
215この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 19:42:08 ID:G0Mhddxk
「人間の約束」の杉本哲太は良かったと思うけど。
猫背で三国連太郎を見下すしぐさとか。
216この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 23:41:13 ID:ZguqZa5J
武田久美子とか銀蝿一家の彼とかDQNなタレントが、
アッパーミドルな家庭の子だとうのが・・・・
217この子の名無しのお祝いに:2007/08/10(金) 20:19:51 ID:LwqyIRho
食卓のテレビで流れるのが
アン・ルイスの六本木心中と
内田裕也のパルコのCF

厳選したのかテキトーなのかよくわからんw
218この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 01:11:29 ID:Eioez5V1
パルコはロハだからっしょ
219この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 01:53:00 ID:H6c6Xqiz
>>216-217
>DQNなタレント

そら、オーディションやキャスティングの段階で事務所に売り込まれたのかもしれんし。
それとガイシュツだと思うが、喜重さんや市川コンコンはTV好きで、TVを見て気に入
った人をキャスティングするとか聞くけど? TVには旬の人が映っているからと。
黒澤もTVで気に入って所ジョージに来てもらったのは有名。

アンルイスはともかく、パルコのCMは西友の出資作品だから当然でしょ?
220この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 02:13:11 ID:DUAZfZmM
NFCで煉獄エロイカみてきた

よくわからんが、足フェチにはうれしい映画だ
221この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 04:10:19 ID:bZkM3yUU
いきなりだもんな。
222この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 09:50:30 ID:OaJBe7P6
>>219
しかし、テレビでグリース(杉本テッタのいたバンド、ぶりっこロックンロールがデビュー
難しい漢字が当てられてたが、忘れた)を見て彼を起用しよう!と
喜重が思うかな〜?wwwww

武田久美子は、当時アイドル研究会だった理Vの和田秀樹が発掘したから
東大つながりか?
223この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 09:52:24 ID:OaJBe7P6
グリース=紅麗威甦か。

まさか難しい漢字使ってるから、知的なタレントと勘違いして
起用?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
224この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 17:38:12 ID:a90OyVNz
>>222-223
「人間の約束」は86年作品だが、杉本哲太は当時は既に普通に映画・TVで俳優をやっているので、
そこそこ顔の売れている若手としてキャスティングされたとしても何の不思議もなし。
武田久美子もこの頃は普通に俳優活動もやってたしね。妙にこだわっている君の方がよく分かんない。

和田秀樹は学際のイベントとしてやっただけなので、別に和田くんが武田久美子を
発掘したわけじゃないでしょ。当時の和田くんが集英社(週プレ)に出入りして
紙面の企画のために女子大生を編集部に紹介したりギョーカイくんごっこに精を出して
いたのは有名な話だけど。その縁で出版のノウハウを掴み初めの受験本も出せたんじゃなかったっけ?
225この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 18:36:37 ID:OaJBe7P6
ええ!そんなこと言われたって、こだわっちゃうもんね〜
「ぶりっこロックンロール」だぜぇ?ぶりぶり!
226この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 18:40:31 ID:OaJBe7P6
しかし和田秀樹は、結局のところ
東大に入れば俺のようになれるということで
大量に本書いて儲けてるだけの人物に見える

喜重監督とはえらい違いだ

精神科医なんて、イメージはかっこいいけど
力仕事やんなくていいからな
香山リカとかみたいにさ
227この子の名無しのお祝いに:2007/08/15(水) 04:23:06 ID:3bRgw34j
水で書かれた〜レンタル
228この子の名無しのお祝いに:2007/08/16(木) 02:14:35 ID:iEpyf+nL
水で書かれた〜
いまいちだな

エロいけど緩い
229この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 17:32:09 ID:ARLUh5hm
人間の約束借りてみた
武田久美子の泣き女っぷり良かったよん
230この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 20:09:40 ID:SvdxF5gb
ああ、良かった
杉本テッタの冷淡ぶりも、
「ぶりっこロックンロール」の人とは思えないほど。

あとは嶋大輔・助演で宇宙戦艦ヤマト撮るしかないな
231この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 01:41:16 ID:EiaZpIvw
ジョニーやTAKUは喜重映画に出ないの?
232この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 19:24:16 ID:EiaZpIvw
「ぶっちぎり」→「仏恥義理」

「ろくでなし」→「録出那市」
233この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 19:25:30 ID:EiaZpIvw
「露苦泥那死」のほうがいいか
234この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 02:14:32 ID:VP2EzIVn
ベースのTAKUです
ギターのジョニーです
ドラムの嵐です
ボーカルの翔です

そして、リードタンバリンのKIJUですwwwwwwwwwwwww

「嵐を呼ぶ十八人」の嵐って銀蠅のリーダーのこと?
235この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 02:21:03 ID:VP2EzIVn
「嵐を呼ぶ十八人」って銀蠅一家のことか?

銀蠅一家を合計すると18人
嵐を抜くと17人になってしまうから
「嵐を呼ぶ十八人」というのはヘンか

でも、リードタンバリンのKIJUを入れると
18人
エリートは不良に憧れるからなあ
喜重は銀蠅一家に入りたかったんだろうな
236この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 02:23:13 ID:VP2EzIVn
ザ・クレイジー・ディレクター吉田喜重ローリング・スペシャル

テラワロスwwwwwwwwwwwwwwwww
237この子の名無しのお祝いに:2007/08/24(金) 15:53:05 ID:SfeVZZ81
喜重、銀ばるっきゃない!
238この子の名無しのお祝いに:2007/09/02(日) 02:06:17 ID:TtvhS0xw
『煉獄エロイカ』借りた。
ストーリーがさっぱりわからん。
監督の脳内ではつながってるんだろうが、役者は理解して
演じてるのだろうか。
239この子の名無しのお祝いに:2007/09/02(日) 02:08:46 ID:TtvhS0xw
口直しにgyaoで『ヅラ刑事』をみました
240この子の名無しのお祝いに:2007/09/02(日) 07:00:06 ID:fkG21XR9
>>238
ストーリーはないと思ってください。
241この子の名無しのお祝いに:2007/09/05(水) 02:11:00 ID:hHhMN2Ek
エロイカは、コーラスだけが結構好きだ。
あのスタッフで『ドグラ・マグラ』を作って欲しかった。
242この子の名無しのお祝いに:2007/09/05(水) 18:08:29 ID:0z0SGIpH
エロイカだって。やらしいなあ、おまえら
243この子の名無しのお祝いに:2007/09/05(水) 19:47:48 ID:4Bf7OdcH
>>242
騙されたと思ってみてみろ。すんごいエロイから。
脚線美フェチにはたまらんぞ。
244この子の名無しのお祝いに:2007/09/05(水) 21:02:17 ID:0z0SGIpH
でも、話がつまんないんだろ
「さらば夏〜」とか「戒厳令」とか見てらんなかったよ。

松竹時代のほうが良かった。
245この子の名無しのお祝いに:2007/09/22(土) 16:12:31 ID:+s4mEDP9
>でも、話がつまんないんだろ

つまるもつまんないも、話なんかないんだよ。足を見てればそれでOK
246この子の名無しのお祝いに:2007/09/23(日) 21:56:28 ID:NLtSGw4I
そんなのやだい!
247この子の名無しのお祝いに:2007/11/02(金) 10:18:48 ID:iyLFLAy3
かねてから楽しみにしていた「エロス+虐殺」を見る事ができました。
ストーリーはよく分からなかったのですが、構図そして台詞は痺れました。

「類廃の歓び」「いきなり頬を打たれた気がしました」「エロトロジー」
「知的手淫」「さあ涙を拭きたまえ」「後退あるのみ」
など馴染みのない言葉がカッコよかったです。
自分、脚本家志望でこういう言葉使いを勉強したいのですが、
20代ということもあって、70年代の言葉使いなのか、
大正時代の言葉使いなのかも分からず、どこで触れられるのか見当もつきません・・・

先輩方、似たような言葉使いの書籍などがあったらぜひ教えて下さい!
248この子の名無しのお祝いに:2007/11/02(金) 11:12:44 ID:D+7CrING
>>247
>脚本家志望

そんな阿呆な夢は棄ててカタギに生きなさい・・・。

>先輩方、似たような言葉使いの書籍などがあったらぜひ教えて下さい!

言いたいことがよく分からないが、吉田作品のその辺は脚本家の山田正弘の趣味でしょ? 
249247:2007/11/04(日) 16:46:59 ID:Gy7WWvUz
教えて下さってありがとうございます。その方の著作から探してみます。

棄てると一生悔いが残るので、阿呆でも後悔のない道を行こうと思います
250この子の名無しのお祝いに:2007/11/06(火) 11:07:36 ID:RML3gO+O
脚本家になりたいんなら、喜重とかあんまり参考にならんのじゃ?
松竹時代ならともかく、
自立してからのものは劇的な面白さを追求してない気がする
251247:2007/11/07(水) 22:40:04 ID:nFQK7D7x
たしかにもろATGで参考になりませんでした。
ただ台詞が良かったんで拾い物にはなりました。
松竹時代のものは未見なので、機会があれば見てみます。
ビデオが見つかるかどうか
252この子の名無しのお祝いに:2007/11/10(土) 04:10:50 ID:x6TjIhIl
「鏡の女たち」から入ってふ〜ん、って思って
「秋津温泉 」「日本脱出」「水で書かれた物語」観ました。

「秋津温泉 」---------絵はきれいだけど、音がうるさい。全体的に失敗した「浮雲」
「日本脱出」----------騒々しいだけで心底苦痛。我慢してなんとか最後まで観切る。ワーストランク。
「水で書かれた物語」--安定しないカメラ。解説には頷くが作品としてそれが
           伝わり切れていないのでは?と疑問

初期3作に共通した感想が、若い監督特有の詰め込みすぎてムダに尺が長く切れ味に欠けること。
それから思想が先走っても作品がそれに着いてきてなく、作品単体での印象が面白さに欠ける、ということ。
作品自体の魅力・吸引力に欠けるというか・・
(初期の大島渚やATGの実相寺昭雄作品も同じような感想を持ちました)
あと、作品によってカラーが違いすぎるのも、「反映画」ゆえ監督としてスタイルを持たないことなのでしょうか?


吉田監督の「良さ」が発見しきれてない私にお薦めな吉田作品はありますか?
あと、この監督の特徴的なことってなんでしょう?
是非参考にさせていただきたいのですが。宜しくお願いします。
253この子の名無しのお祝いに:2007/11/10(土) 09:45:18 ID:J5MKca51
あなたの好みからいくと、選んだ作品が悪かったと思います。
かろうじて「秋津温泉 」がかかったくらいで。
「秋津温泉」以前の松竹作品を観ること、他は観ないことをお勧めします。
254この子の名無しのお祝いに:2007/11/10(土) 10:24:28 ID:bdO8ViA7
この手の書き込みってよくあるけど、別に趣味で観てるんだろうし、
何本か観てみて合うと思えばフィルモグラフィーを追って観ていけばいいし、
合わないなら“我慢して”まで観る必要ないんじゃない?ってだけの話だと思うんだけど。
255252:2007/11/11(日) 11:59:19 ID:HJ4Bcdh2
>253-254
ありがとうございます。

好き嫌いという感情ではなく、上の方でちらっと触れてる方もおりますが、
日本における戦後建築同様、映画という位相において、現代思想+歴史分断された
日本というある種特種な歴史における、「その時代における国と民衆との距離」を
どう表現できるか、という観点で観ておりますので今回のような質問となったわけです。

松竹時代も含めて引き続き観てみます。
256この子の名無しのお祝いに:2007/11/13(火) 20:25:25 ID:bs76hrmH
日本脱出は評判悪いな、俺はケッコウ好きだけどな。
騒がしいっていうのは、あの主役の奴だろ。

ABブラザース(おぼえてる?)の松ちゃんとか藤井隆みたいな感じの奴が
アニキ〜!ってギャアギャアうるさいけど
別に気にならなかったけど。

市原悦子が、今のイメージと全然違う、ハキハキした感じのネエチャンを
演じてたのが良かった。
あと意味無く岡本太郎が出てくるとかさ。

ともかく松竹時代のものはハズレがないと思うけど。
「ろくでなし」「血は乾いてる」「秋津温泉」「日本脱出」
あと何があったっけ?
「甘い世の果て」ってのは観てないけど
「嵐を呼ぶ十八人」か。あれは俺の好みじゃないけど、悪くも無い。
257この子の名無しのお祝いに:2007/11/13(火) 20:28:24 ID:bs76hrmH
とにかく女の取り方が独特なのがいいな。

松竹辞めてからも、情炎とかは好きだけど
258この子の名無しのお祝いに:2007/11/13(火) 20:28:55 ID:bs76hrmH
取り方→撮り方
259この子の名無しのお祝いに:2007/11/13(火) 20:30:32 ID:bs76hrmH
甘い世の果て → 甘い夜の果て
260この子の名無しのお祝いに:2007/11/14(水) 00:20:18 ID:MJwvMea4
>>256
俺は「日本脱出」は駄目。
「日本脱出」以外の松竹時代は、
「嵐を呼ぶ十八人」「甘い夜の果て」も含めて好き。
261この子の名無しのお祝いに:2007/11/14(水) 20:55:49 ID:2v8lU8jy
どのへんが駄目なのかね>日本脱出

俺は、最初に見たのがこれで、
(ジャケットが時代の割りにスタイリッシュで
カラー作品でもあったというのが、手に取った理由だけど)
気に入ったので、ほかの喜重作品も見てみたのです。

桑野みゆきが日本のキム・ベイシンガーって感じで良かったし
なんてことない街並みを(トルコ嬢の寮の屋上から見た夜明けの街並みとか競艇場とか)
森田の『家族ゲーム』とか『ときめきに死す』とか
北野映画とかエドワード・ヤンの先駆けのような感じで
魅力的に撮ってたような気がするのです。

松竹時代のはレンタル店で入手できるなかでは
「甘い夜の果て」だけまだ見てないんだけど、
見ておこうかな〜

独立してからのは、あんまり見る気がしないな。
『情炎』はいいと思ったけど、
『女のみづうみ』は途中で岡田と露木が映画撮影現場に出くわすシーンとかが
もう駄目。悪い意味でインテリ的というかシンボリックな感じがしてな。

「水で書かれた〜」ってのも途中で幻想的シーンみたいのが挿入されると
うんざり、って感じだな。
あとは『戒厳令』でも、『さらば夏の〜』とかでも、
面白い劇映画を作ろうとしてないのが早いうちに分かっちゃってさ。
清順でも、日活時代のプログラムピクチャーの縛りの中で
暴れてるぶんには面白いんだけど
独立後はつまんない。

「人間の約束」は、また普通の社会派ドラマを撮ろうとしてるようだったから
良かったけどね。そういう中でこそ、水鏡とかの象徴的小道具が際立って
いい。
ラストの、犯人が分かるとこの見せ方とかも
Uターンで、河原崎とオリエの表情で不協和音を残して、っていうのがいいね。
262この子の名無しのお祝いに:2007/11/14(水) 21:08:50 ID:2v8lU8jy
やっぱ、女の撮り方ってのがあるよな
小津映画や喜重映画で観た桑野みゆきは素敵だったけど
大島渚の「青春残酷物語」はイモねえちゃんって感じだった。
263この子の名無しのお祝いに:2007/11/15(木) 00:35:52 ID:R7/ODUR4
>>261
アクション映画として成立してない。下手だと思う。
たとえ「アクション・メタフィジック」だとしても。
ただ、競輪場のシーンはすごく好き。
264この子の名無しのお祝いに:2007/11/15(木) 04:03:20 ID:FaS03Ai3
そうだ競艇場じゃなくて競輪場だった
265この子の名無しのお祝いに:2007/11/16(金) 17:00:00 ID:TFf71CkE
「情炎」よかった。

「煉国エロイカ」
音楽、重心をズラす画面、建築、ファッション、緊張感と虚無感。
殊に音楽は秀逸。個人的に中ダレしたのでもう少し短ければよかった。
(そこいくとスタイルは違うが90分に凝縮する増村はやはり凄いと思う)
かわいい迷子の娘のお色気。下からアングルのミニ。パンパンに膨張した岡田マリ子。
266この子の名無しのお祝いに:2007/11/16(金) 21:21:38 ID:ncj/qkZK
あの中ダルの革命寸劇がワロス
あの時代に革命を小馬鹿にするシナリオ書くとはw
267この子の名無しのお祝いに:2007/11/17(土) 01:16:05 ID:0h6+aMVq
多重モニターがテーブルに反射して増幅する密室など絵的にもクール。
わけわからん緊張感と虚無感は、雰囲気でいうと
「アルファビル」や「去年マリエンバードで」思い出した。
268この子の名無しのお祝いに:2007/11/26(月) 20:53:31 ID:B7AKfXqk
この人の作品で、一番だと思うのは、ごく初期の(処女作か?)「秋津温泉」という
至極まっとうな作品。
そのあとは、何だかわけがわからなくなり、前衛化していったみたいだが、
もう、我慢して見るのはいやだ。
松竹では、篠田正浩と、同時期にうりだしたような記憶があるが、
篠田のほうが耽美的という路線をしっかりまもり、わかりやすい。
もちろん、退屈な作品も多いんだが、なんだか、わからないより、よっぽどいい。
269この子の名無しのお祝いに:2007/11/27(火) 01:57:02 ID:r87QDYPr
「秋津温泉」以降も、
「嵐を呼ぶ十八人」「水で書かれた物語」「鏡の女たち」は
わけ分からないところないんじゃない?
270この子の名無しのお祝いに:2007/11/29(木) 01:55:27 ID:3ffnreqZ
松竹時代のは、全部いちおうマトモだよ

独立後も、「情炎」「女のみづうみ」とかは
部分的に幻想シーンあるけど、難解でもないだろう。

いや、とにかく、前衛という方向にいくとろくなことにならんのは確か
271この子の名無しのお祝いに:2007/12/01(土) 11:19:09 ID:Bdmfwy2D
観念的ゆえ「映画」として観ると「ワケワカラン!」となるけど
監督の「現代思想の散歩の映像化」として俯瞰視して観ると
いろいろと面白いぞ。

「反映画」→「反小説」(アラン・ロブ=グリエ)
表現手法→「異化」(ロシア・フォルマリズム)

大衆受けは絶対しないけど、こうしたスタイルを持つ監督の
存在自体が日本の懐の深さを増していると思う。
272この子の名無しのお祝いに:2007/12/08(土) 16:43:02 ID:ndTINFin
『エロス+虐殺』ロングバージョン観た。

一柳の音楽とカメラが秀逸。殊に『煉獄エロイカ』同様、一柳の音がすばらしい。
しかし、こりゃ公開がロングバージョンじゃなくって正解だ。
第1部と第2部途中までは良かったのに、大杉を刺す刺さぬからの変調後が長い長い。
首にドスを串刺しにされてからよく歩き回って喋る最後はドリフのコントみたいで
笑いっぱなしだった。
そしてようやく倒れるシーンの浮遊感ある音楽は、「マイ・ブラッディ・バレンタイン」
のような、今聞いても通用するものだ。一柳はスゴイ。
大杉栄を巡る3人の女の「自由恋愛」の話だけで十分なのに、何故現代のパートは挿入されたのか?
エロス担当の現代版は、脱ぎっぷりのいいオネーチャンはまぁ可愛いが、不毛なお喋りは観る側に
無駄な時間の消費を強制させる。
現代版はさしずめ、「私に火をつけられ」ない煮え切らない原田大二郎の『インポ+童貞』だな。
ブレヒトが演劇論で言う「第四の壁」を意識させるようなというか、ラストの撮影所のカットは
『書を捨て街へ出よう』みたいだが、ここでの使用はメタ映画というより、主題における単なる
蛇足だと思うのだがどうなのだろう・・。

273この子の名無しのお祝いに:2007/12/19(水) 16:00:45 ID:NtHNFmjR
「嵐を呼ぶ十八人」
主役の早川保の恋人役の香山美子のジーパンが、やけに新鮮だった。
当時の映画で女性がジーパンで登場することが少ないのと、
香山そのものに着物イメージがあるのでそう思った。
それにしても、昔はシミーズ?みたいのを着たまま、ジーパンを履いていたんだ。
274この子の名無しのお祝いに:2007/12/31(月) 01:02:19 ID:Xz+ZoorY
あの映画での香山はいいね
275この子の名無しのお祝いに:2008/01/22(火) 17:34:44 ID:Fxt/rMqD
「人間の約束」

ストレートにやっちゃうと、松竹時代からの悪癖で描き過ぎるんだよなぁ
老女の乳首ドアップは果たして必要だったのか?
愛人の「水に濡れた私が抱けて?」のヌードは必要だったのか?
だったらオリエも脱がせろ、むしろそっちが見たい

失禁
哲太のテクノカット
六本木心中

オレは曾根崎心中の方がはるかに好きだ
276この子の名無しのお祝いに:2008/01/22(火) 23:39:28 ID:fEyaeHKY
>>272
一柳が関与していない可能性のあるエイプリルフールの演奏はどうだった?
といっても小坂忠や細野晴臣も不参加で柳田ヒロと菊池英二の即興演奏が
メインらしいが。
想像だがサイケデリックな感じだろうな。
277この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 17:39:02 ID:/LudupDa
>276
残念ながら未体験

一柳は知らなかったんだが、ここでは映画における感情操作という役割以上に
音の持つ意味事体に意識を向けさせる
そうした意味において、映像の補助として音がからむのでなく、
一柳の音に映像がからんでいるくらいの効果を発揮している

まるで寺山におけるJ・A・シーザーだ
あるのか知らんがサントラほしい
278この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 21:28:30 ID:Vc528MbJ
>>277
だけど映画見たんでしょ。
その中で演奏されてるはずだが。
279この子の名無しのお祝いに:2008/01/27(日) 18:55:02 ID:881BHiaZ
>278

遅くなったが、そうだったのかい。
こちとらエイプリルフールなんて知らなんだ。
調べたら、恐らくエロス(現代)パートの「私に火をつけられる?」と
迫る女とのからみシーンに、エイプリルフールが演ったと思われる即興プログレ・ロック
(ロックの即興ジャズもどき)みたいなのがかかってる。(これも今でも古くない)
それ以外の虐殺パートすべてが一柳だと思う。
機会があったら見て確認してくれ。
280この子の名無しのお祝いに:2008/01/27(日) 22:08:36 ID:8J3S/p4/
「エロス+虐殺」長尺版ってのがわからん。
何なんだ、それは。教えてくれ。
281この子の名無しのお祝いに:2008/01/27(日) 23:31:40 ID:HvQAkMah
>>272
どうでもいいが、偶然ながら、さっきまで一柳彗の「パガニーニ・パーソナル」を聴いていた。
25年ほど前、この曲を一柳ピアノ&神谷百子マリンバの演奏で生で聴いたことがある。

「沙耶のいる透視図」のサントラ盤が欲しい。
282この子の名無しのお祝いに:2008/01/28(月) 00:35:36 ID:wXuRbc01
>>279
まあググれば分かるがエイプリルフールは一応サイケデリックなバンドで
映画の時はボーカルとベース、ドラム(作詞家の松本隆(零))は抜けて
ギターとキーボードが主体らしい。俺もじきに見る。

>>281
俺も昨夜聴いた。岩城宏之のマリンバで。
283この子の名無しのお祝いに:2008/01/28(月) 07:37:01 ID:/TvcYIPK
>>280
ビロビロにのびたエロスと虐殺だよ
284この子の名無しのお祝いに:2008/01/29(火) 22:14:32 ID:31jqnR4L
>>279
エロス+虐殺のロック演奏のところ確認したよ。
松本零(隆)のドラムも入ってるね。音はダサいが。
即興ブルースって感じ。

新橋耐子って前田美波里に似ている。
285この子の名無しのお祝いに:2008/01/31(木) 21:30:49 ID:BNd39n6t
>284
音には詳しくないんで主観的にならざるをえないけど、当時としては斬新だったんでしょ?
少なくとも映画の中では一柳との対比で新鮮に感じたよ。

私は体張った新橋耐子(?)はけっこう好きですよ(笑)
286この子の名無しのお祝いに:2008/02/01(金) 00:36:35 ID:fHbH+Twx
>>285
69年から70年の時代感覚だな。フリージャズは60年代だけど
R&Bとかロックをフリー感覚でやるのは時代にシンクロしてたんだと思う。
一柳はいわゆる日本の音楽界よりもリベラルだったはずでロックとかに
理解があったと思う。オノヨーコの最初の旦那だしね。

新橋耐子や原田大二郎、太地喜和子(告白的女優論)は同じ世代。
287この子の名無しのお祝いに:2008/02/02(土) 00:09:40 ID:zO4wGnOW
このスレで一柳に興味を覚えました。
この人のお勧めアルバムありますか?
あと、同世代の現代音楽家で同類系の人など教えて下さい。
288この子の名無しのお祝いに:2008/02/03(日) 23:22:00 ID:PUIWRYf5
一柳慧「ピアノ・メディア」
http://racheljimenez.com/music/ichiyanagi.m3u
289この子の名無しのお祝いに:2008/02/03(日) 23:26:07 ID:PUIWRYf5
290この子の名無しのお祝いに:2008/02/04(月) 18:16:10 ID:aMT3GuFZ
>288-289
ありがとうございました!
このミニマル・ミュージックは、まんまジェフ・ミルズのような
デトロイトの現代ミニマル・テクノですね。
こりゃすばらしい!

でも私の想像する一柳はこんなお肉でウエスタンな人なんかじゃない・・って
本能が言ってます。。
291この子の名無しのお祝いに:2008/02/04(月) 20:28:44 ID:TgB+HhMN
フランスで特集上映されるみたいですね
292この子の名無しのお祝いに:2008/02/04(月) 22:07:01 ID:Vm4jdX98
エロス+虐殺 ロングバージョン
DVD借りて見たが退屈で死ぬかと思った。
とりあえず全部見た自分を誉めてやりたい。
現代(といっても1970年頃だが)のシーンは
全部カットでええやん と思ってしまいましたw
293この子の名無しのお祝いに:2008/02/05(火) 20:54:31 ID:HCb38XwK
苦痛と感じる人多いね。
創作行程は興味深いんだけど、できあがったものが難解
(に見せてるだけなのだが)な上に、そもそも楽しませよう、
少なくとも観る側の興味を引こう、という意識に欠けるのが最大の欠点なんだろな。
294この子の名無しのお祝いに:2008/02/15(金) 21:26:00 ID:DT4kWUa9
この人と大島、どっちが作品的におもろいの?
295この子の名無しのお祝いに:2008/02/15(金) 22:18:46 ID:VCLkYQr3
好き好き
296この子の名無しのお祝いに:2008/02/15(金) 22:41:30 ID:sDLzU9eo
>>294
私的には完全に大島だと思う
297この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 13:32:16 ID:fwX72y5l
『女のみづうみ』
内容が興味深い反面、後半、撮影隊と遭遇以降の時間の引き延ばしが
しつこくてウザイ。
こういう無駄な引き延ばしを無理に意味付ける点と、描写シーンに多々
見られる説明的なクドさ。
これがこの人がもっとも受け入れられないダメな点では。
それでも二重アゴ茉莉子はキレイだった・・

こうした女の観念的な脳内描写がゲージツだった時代だったのか。こりゃ今じゃ拷問だ。
松竹以後の観念に偏った一連作みたいなやつをよく松竹で撮れたなー。

『樹氷のよろめき』
蛭川しつけー。演出もいつもどおりにしつけー。
蛭と木村功の股間の樹氷によろよろマリリン困っちゃう。
♪ケンカをやめて〜二人を止めて〜私のために〜争わないで〜これ以上〜

『情炎』『炎と女』『樹氷のよろめき』で共通に「男の不能」を扱っているが、
これは精神愛が肉体愛よりも勝ることを示しているのか。木村=不能の構図。
298この子の名無しのお祝いに:2008/02/23(土) 20:02:19 ID:cj4tvz3r
男の不能だけじゃなくて、
女の不倫というか、女に逃げられることも本当にしつこく描いているよね。
一種の女性不信なんだと思うけれど。
299この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 06:47:22 ID:iCp+zvLa
不倫が文芸になった時代
今じゃ当たり前すぎて「文芸」自体がなくなった
300この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 07:04:39 ID:Z9ETyjg4
文藝なんじゃなくて、
喜重の強迫観念なんじゃないかね。
幾らなんでもしつこすぎるw
301この子の名無しのお祝いに:2008/02/24(日) 08:15:59 ID:iCp+zvLa
>女の不倫というか、女に逃げられることも本当にしつこく描いているよね。
>一種の女性不信なんだと思うけれど。

喜重風に言えば、
「官能美を有する妻の所有における、他者の搾取もしくは妻による他者への回遊性・逃避性によって
によってもたらされる、自己の社会的立場及び男性性の否定への危惧。
これらの個人的深層意識におけるエートスが自身によってパトスに昇華されたもの。」
とでもいおうかw
302301:2008/02/24(日) 08:34:22 ID:iCp+zvLa
いや、美人妻所有における社会的・男性的優越感と、その反面、
経年において自身の作家としての評価と才能の渇古による恐怖心と
それによる妻の他者への喪失という恐怖心。
このダブルバインドからくる妄想的ルサンチマンが300のいうような
脅迫観念となって作品テーマとして現れる。
がしっくりくるかな。
303この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 01:06:37 ID:dDvt8AzJ
で、一番美人の嫁さんもらった監督は誰なんだ?
304この子の名無しのお祝いに:2008/02/25(月) 01:11:41 ID:fuwgB3x7
俺の好みでいくと大島渚、次に吉田喜重。
305この子の名無しのお祝いに:2008/02/27(水) 21:48:05 ID:yYsyFk+9
レンゴクエロイカ見たけど、いや〜さっぱりだったな

随分色んな映画見てきたつもりだけどここまでわけわからんのも
久しぶりだわ


画面の構図とかカメラワークは面白いと思ったけど


あとベッキー出てたな
よく知らないんだけどあれが岡田茉莉子?
306この子の名無しのお祝いに:2008/02/28(木) 20:14:32 ID:74naFnf2
この板にいて岡田茉莉子を知らない人もいるんだなーと
307この子の名無しのお祝いに:2008/02/28(木) 22:57:21 ID:3gMaFBSg
この板にいて岡田茉莉子を知らなくてもそんなに不思議じゃないが、
吉田喜重スレにいて岡田茉莉子を知らないのは本当不思議だ。
308この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 00:02:23 ID:aeQWkgDl
お、なんか俺ほめられてるじゃん

ちなみに俺26の青二才っす!

岡田茉莉子といえばババァゾ〜ンっす!
309この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 03:08:51 ID:S6pGk2xT
俺は岡田マリコ若干苦手だわ
阪神ファンらしいから
そこだけはコミットできるが・・・
310この子の名無しのお祝いに:2008/02/29(金) 08:46:59 ID:/+5cftDI
夫婦に子供はいないの?
311この子の名無しのお祝いに:2008/03/01(土) 13:16:13 ID:BgJvVuuM
吉田喜重『煉獄エロイカ』 1/5
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2460104

吉田喜重『煉獄エロイカ』 5/5
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2469368
312この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 15:30:38 ID:U0HxgYjD
313この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 04:32:22 ID:wo1D2z9n
>>312
ポスターかっこいいな。
314この子の名無しのお祝いに:2008/03/17(月) 06:20:28 ID:wo1D2z9n
そういや、表記がKIJU^になってるね。
315この子の名無しのお祝いに:2008/05/13(火) 16:56:47 ID:rAivWzab
いきなり始まったBS2の喜重特集
ゆうべは戒厳令でした
http://tv.www.infoseek.co.jp/ESRH/tv_srh_t_rslt_3_0.html?area=000&qt=%B5%C8%C5%C4%B4%EE%BD%C5
316この子の名無しのお祝いに:2008/05/15(木) 08:43:16 ID:APtggOEe
俺もたまたま知って「告白的女優論」観てしまった。DVD持っているのに。
あの時間帯でやられると殺人的な長さだ。寝る時間がなくなる。
317この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 09:55:06 ID:iQYeRnH4
「血は渇いてる」:何気に毒蝮三太夫が出ていてビビった

「嵐を呼ぶ十八人」:地味に板東英二が出ていてワロタ
318この子の名無しのお祝いに:2008/05/18(日) 19:06:57 ID:EXOHGXS2
人間の約束で
10円ちょうだいのおばあちゃんが10円を貰って
花瓶に入れるまでは良かったけど
その花瓶を電話機に見立てて電話をかける
演出には萎えた
319この子の名無しのお祝いに:2008/05/23(金) 15:36:51 ID:cP6DPPIp
報告
「吉田喜重 われわれを見返す映画」
イタリアにおける吉田喜重作品連続上映会
石田美紀
 2005年5月10日夜北イタリアの大学町ボローニャの(ry
http://www.cmn.hs.h.kyoto-u.ac.jp/CMN9/ishida-kijyu.html
320この子の名無しのお祝いに:2008/05/25(日) 08:16:12 ID:FTMq1GM0
われわれを見返す映画を見返すコアな喜重ファンもいるんだな
321この子の名無しのお祝いに:2008/05/31(土) 20:17:23 ID:TbiiGGAd
吉田喜重レトロスペクティブ -熱狂ポンピドゥセンターよりの帰還-
http://www.cinemavera.com/schedule.html

東京でのレトロスペクティブは、04、06年のポレポレ東中野以来かな?

『吉田喜重 映画監督とは?』 監督:ニコラ・リボシュ
これはたぶん初公開だね。
322この子の名無しのお祝いに:2008/05/31(土) 21:50:55 ID:hrkuvVoc
面白そうだね。

『吉田喜重 映画監督とは?』
公開:2008年
監督:ニコラ・リボシュ
主演:吉田喜重、岡田茉莉子、蓮實重彦、青山真治、ジャン・ドゥーシュ
吉田監督が自ら語る、生い立ちから松竹時代、反メロドラマの時代、「性と政
治」の時代、そして『美の美』出演の後いったん映画を離れて、再び映画に復
帰する、その半生。「映画監督とは何か?」という問いをめぐる自らの反芻、
そして蓮實重彦、岡田茉莉子、青山真治、マチュー・カペル、アントワーヌ・ド・
ベック、ジャン・ドゥーシュ、シャルル・テッソンによって語られる吉田映画の真髄。
323この子の名無しのお祝いに:2008/06/04(水) 03:24:03 ID:kNpL4Y8I
吉田は出たがり語りたがりだね。
フロントに出なきゃカリスマ性があるのに。
このおしゃべりなとこがヤなんだよなぁ・・。
求められてしぶしぶ語っているようには見えないから
やっぱ出たがりなんだろう。

小津へのルサンチマン的呪縛か
形を変えて変質した現代の小津になりたいのか。

でも『吉田喜重 映画監督とは?』 は観たいけどねー。
324この子の名無しのお祝いに:2008/06/11(水) 03:38:23 ID:do5H3CQ9
このスレのみなさんが吉田監督に惹かれる魅力とはなんでしょう?
325阿佐谷北本人:2008/06/16(月) 02:19:04 ID:94Ki5QaN
>>324

日本映画を見てこなかったキミたちにとっては、東大の偉い人だからじゃないの。笑
326阿佐谷北本人:2008/06/16(月) 02:26:20 ID:94Ki5QaN
>>324

 日本映画を見てこないでいて、吉田だ、キジュウだと言った所で、意味ないんですよ。俺はそう思う。
呼び捨てにする傾向も、嫌味な感じだ。

 外国映画を見るノリの観客が多いのは、作品にとって良いことなのか、そうでないのか、、、。

 東大系の偉い人だから見に来た、、、大抵、そんな観客ばかりなんで、何とか状況の改善をして頂きたいものです。笑
327この子の名無しのお祝いに:2008/06/22(日) 11:07:06 ID:iR4VtOxW
生活保護の石田はこちらへどうぞ

【本人は俺】俳優・阿佐谷北3【傲慢不遜】
http://bubble6.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1210049677/
328この子の名無しのお祝いに:2008/08/23(土) 14:03:10 ID:Vsk+A+0R
ここ読んでくと「〜をレンタル_」というレスをよく見かけるが、喜重のDVDを
買って所有している人は少ないのか?
329この子の名無しのお祝いに:2008/08/23(土) 18:35:29 ID:DeapSFBd
嵐が丘―鬼丸物語
吉田喜重・原案/笠井潔・著
角川文庫

ブクオフ2冊100円セールでゲト
330この子の名無しのお祝いに:2008/08/23(土) 22:00:16 ID:KhVIcpO9
DVD買ってもすぐまた新しいメディア出ちゃうでしょ
なんか買う気にならないな
いまんとこ全ジャンル、中古の百円から五百円のVHSやレーザーでいいくらい
331この子の名無しのお祝いに:2008/08/23(土) 22:02:51 ID:3Ab1B8y3
DVD出たのはいつの話だよwww
リッピングして焼けばタダ同然なのに。
332この子の名無しのお祝いに:2008/08/23(土) 22:31:37 ID:aOsBTcMe
レーザーって言っているくらいだから、時間停まってんだよ。
そっとしておいてやれ
333この子の名無しのお祝いに:2008/08/23(土) 23:02:24 ID:KhVIcpO9
レーザーもDVDも今や同じ程度の価値だよ
334この子の名無しのお祝いに:2008/08/24(日) 21:06:06 ID:x0k/0UxQ
中古屋行くと一部はもうビデオとDVDとLDは同じような値段になってる
335この子の名無しのお祝いに:2008/08/26(火) 09:02:25 ID:hybqr1AS
「エロス+虐殺」は、かろうじてわかった。
しかし、以前見た「煉獄エロイカ」はさっぱりだった。
俺の映画頭も、この辺りが限界なんだろうな。
336この子の名無しのお祝いに:2008/08/26(火) 14:32:15 ID:cTPWYRXe
「煉獄エロイカ」は計算しつくしたショットの連続で構成されていて
気が抜けるところがないから見終わった後ぐったりするね

しかしバーのところのセリフと照明器具への光の反射のシンクロ具合が素晴らしい
337この子の名無しのお祝いに:2008/08/29(金) 21:25:53 ID:nMGvb6qz
いまだにDVD厨なんかいるのかw
338この子の名無しのお祝いに:2008/08/30(土) 14:24:47 ID:ObC4f3Xw
いくらでもいるだろ。なんでも「厨」付けて悦にいる低能君ww
339この子の名無しのお祝いに:2008/09/08(月) 23:04:38 ID:J9KGuE47
エロス+虐殺、「永子」の女優さんは何て人なんだろうな。
ロングバージョンとかもうカンベンしてくださいw。
340この子の名無しのお祝いに:2008/09/22(月) 18:50:45 ID:FXV2MNwH
いや、悔しいのはわかるけど
DVDはさすがにもうないわW
341この子の名無しのお祝いに:2008/09/23(火) 09:52:50 ID:vI9ISmlX
333 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2008/08/23(土) 23:02:24 ID:KhVIcpO9
レーザーもDVDも今や同じ程度の価値だよ

334 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2008/08/24(日) 21:06:06 ID:x0k/0UxQ
中古屋行くと一部はもうビデオとDVDとLDは同じような値段になってる

337 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2008/08/29(金) 21:25:53 ID:nMGvb6qz
いまだにDVD厨なんかいるのかw

はいはいw w
342この子の名無しのお祝いに:2008/09/25(木) 01:26:43 ID:02tMBcNh
なんなんだ、この狂った企画は!

監督競作
http://www.geocities.jp/kmkr_01/wareranosyuyaku.html
343この子の名無しのお祝いに:2008/10/13(月) 18:23:21 ID:7rDbDE3u
煉獄エロイカの木村菜穂はかわいい。
344この子の名無しのお祝いに:2008/11/01(土) 06:33:13 ID:B54LGO/F
yyyyy」
345この子の名無しのお祝いに:2008/11/01(土) 21:41:51 ID:5M3Qhf08
「秋津温泉」を観た。
何の予備知識もなく観れば、あの吉田の監督作とは誰も思わないだろうね。
スタンダード吉田の時代。
いつから吉田スタンダードになったんだろう。
346この子の名無しのお祝いに:2008/11/01(土) 22:17:56 ID:eUc0KRde
この時期はこの作品だけ特別だな。
岡田茉莉子におねだりされて、
原作を改変するのを条件に引き受けてるから。
原作者にも年代記にするのを了承して貰っている。
347この子の名無しのお祝いに:2008/11/02(日) 08:25:32 ID:ibh7/4HT
>>346
そういう事情が…ありがとう。
タイトルに製作/岡田茉莉子とあってちょっと驚いた。
348この子の名無しのお祝いに:2008/11/02(日) 11:55:31 ID:1yewqmkU
自分で出演者に交渉したらしい。

「熱愛者」も企画が岡田さんなんだよね。
「秋津温泉」も最初は芥川比呂志に相手役をオファーしているから、
ああいう顔立ちが好きなんだろうね。喜重さんとかw

一般人でも鑑賞に耐えられる喜重映画だと、
「血は渇いてる」「嵐を呼ぶ十八人」「人間の約束」「鏡の女たち」あたりでしょうか。
微妙にセーフが「ろくでなし」「甘い夜の果て」「水で書かれた物語」かな。
後はマニア向けだと思うw
349この子の名無しのお祝いに:2008/11/02(日) 12:42:33 ID:nYAIHys1
松竹時代の一連の岡田主演作もマニア向け?
「情炎」しかみてないけどギリギリセーフかな、と思ったんだけど。
350この子の名無しのお祝いに:2008/11/29(土) 23:04:52 ID:cmwMqYYL
「煉獄エロイカ」は観念性が突き抜けてコメディになってる。
俳優達の機械的な感情の篭らない演技も相俟って滑稽だった。
351この子の名無しのお祝いに:2008/12/02(火) 10:35:54 ID:sZQ0xSdq
「寅さん」に代表される娯楽映画と対極にある観念性の強い映画の数々は、
それが産み出された時代のさなかに身を置かないと、分からないものがあるようだ。
「時代を切り取る」事に意識的な監督の創るものだからね。FOREVER GREEN的なものは作り得ないと思う。
352この子の名無しのお祝いに:2008/12/02(火) 14:55:56 ID:PFX0JI2D
FOREVER GREEN的なものは作り得ないのか
そりゃ残念だ
ところでFOREVER GREEN的なものって何?
353この子の名無しのお祝いに:2008/12/02(火) 18:22:40 ID:5WOLZoKB
>>351はスルーで。それが映画板のお約束。
354この子の名無しのお祝いに:2008/12/02(火) 23:35:39 ID:sZQ0xSdq
>>352
吉田をはじめ、この時期の先鋭的な映画作家は、
時代を越えて愛される映画を撮ろうとはハナから考えてなかった―という事だ。
「人間の約束」は好きだよ。 煽りと思われたのは不本意だな。
355この子の名無しのお祝いに:2008/12/03(水) 00:29:34 ID:IOzN8yJj
俺はあなたとは違う考えで、
現在まで長い時間をかけて、
彼らの映画が色あせないことが、
実際に証明されてきたんだと考えてます。

というのもATGあたりで作った映画は、
当時から広く観られる映画ではなく、
一部の人たちだけに観られた映画でした。
だから一千万円で映画を作らなくてはいけない。

その吉田や大島の映画が、今ではほぼ全作品のDVDが販売されて、
結構な数の人に観られています。

彼らがATGで映画を作っていた頃、
観客を動員していた映画たちと、
差が狭まってきていると思います。
これかもどんどん差が狭まるのではないでしょうか。
そしていつか逆転すると思います。
356この子の名無しのお祝いに:2008/12/03(水) 01:25:08 ID:IgIpBHxO
>>355
もういい。あんたの言いたい事はわかった。
見解の相違、いくらやりあったって平行線のままだろう。

しかし、あんたの慧眼には敬服した事を付け加えておく。皮肉ではなくね、勿論。
357この子の名無しのお祝いに:2008/12/03(水) 08:31:35 ID:1j+DZ6eB
358この子の名無しのお祝いに