小沢栄太郎

本日4月23日は小沢栄太郎氏のご命日です。

テレビ『宮本武蔵』の日観師も渋かった。
その存在感に、思わず武蔵（役所広司）が跳躍してしまう
という風格を伝える重厚な老僧の役であった。

『暴力金脈』にも出演

『眠狂四郎　女地獄』に出演

浅茅陽子・田中邦衛とコラボを組んだ土曜ワイド劇場のシリーズも
面白かった。

犬神家の一族の弁護士役でしょう。
　「ひじょ〜に･･･」の言い回し　印象に残っています。

>>76
プロスペローみましたよ。東横劇場でしょ。味だったな。

「湯島の白梅」ではドイツ文学者として出ていた。対話シーンはないが中村伸郎も出ている。
「地上」では旧制高等学校の校長役だった。これには佐分利信も出ていたが対話シーンはない。
「黒の駐車場」「女の小箱から夫は見た」では田宮二郎とのカラミが面白い。
特に「動脈列島」では、田宮とは上司部下の関係。
「華麗なる一族」「告訴せず」「皇帝のいない八月」でも大臣役がはまっている。
「大仏開眼」での奈良時代の役人姿も面白い役。
名人と言える役者だった。

あと…「薔薇いくたびか」では落ち着いた金持ち社長役でしたね。若尾文子との対話シーンが少しあります。
「夜の河」での山本富士子とのからみ、「夜の蝶」での京マチ子とのからみ。クドキ、濡れ場シーンもワルそうでうまかった。

>>107
貴重なご意見、ありがとうございます。

・「華麗なる一族」で、佐分利信との石庭のシーンは箱根で撮影されたそうですが、そのとき小澤は入院していたが病院を抜けだして撮影に駆けつけた、といいます。
・彼は若い頃、胸を患っているときに演劇に興味を持ち、河原崎長十郎の心座に入門し、長十郎の芝居を目標にしたといいます。長十郎は、河原崎長一郎の父です。
・小澤の前妻は国立音大出身で、俳優座養成所の創成期には自宅で生徒に音楽を教えることもありました。
・葬儀は俳優座劇場で行われ、葬儀委員長は千田是也でした。

「黒の報告書」で宇津井健と対する悪徳弁護士役は弁説が本当に流暢だったし、悪徳ながら妙に説得力があった。
「疑惑」では鑑定人として出廷する医学部教授役だったが、桃井かおり、岩下志摩に突っ込まれて、どぎまぎするところなど、ホント役者です。
「雨月物語」の雑兵役（？）などは、一般イメージとは違った小澤栄太郎が観られます。

>>109
「女が階段を上る時」での高峰秀子とのからみ

いえますね。
からみ、と言えるか分からないが、「けものみち」で池内淳子とのシーンも名演に入ると思う。

千田是也が劇団の運営を担い。小沢栄太郎と東野英治郎が映画やTVで
出稼ぎするのが分担だったらしいね。
ブルークリスマスの報道部長も数少ない善役では？
島田正吾(新国劇)と大滝秀治(民藝)と3人のシーンはえらい存在感があるね。

ブルークリスマスは観たいですね。仲代とのからみはあるのでしょうか。

いち時期、小澤、東野はかなり出演したようですね。また養成所でも実技指導もしていましたね。
仲代も養成所四期生ですから、あるいは小澤の講義を受けたのかもしれません。

ブル-クリスマスのオ-プニングは大学教授失踪を小沢報道部長が信頼している
仲代報道記者を直接呼んで調べ始める所からでしたね。そのあとも調査の
内容を説明したり最後は圧力に屈して調査の打ち切りを命じる小沢に仲代が
喰ってかかるやりとりも面白かった。
不毛地帯じゃ少しのからみだけど敵側の小沢の言葉に激怒した仲代が
首を締め上げてどつくシ-ンがありましたね。小沢官房長の丹波イジメが見事
でそのせいか爽快なシ-ンでした。ホント憎々しい役がうまい。

ブルークリスマスはレンタルでまだ見つかりません。しつこくあちこち探してみます。
代わりに「わが恋は燃えぬ」「忠臣蔵」を借りて、初めて観ました。
わが〜、では田中絹代、小沢栄太郎、お二方とも大変若いですね。他にも、東野英治郎、宇野重吉も出てました。
忠臣蔵は、大映オールスターキャストに小沢、滝沢修、鶴田浩二が出ていて、まさに絢爛豪華な映画です。
昔はこんな映画があったのだと、いい時代だったのですね。
前に観たことがあった「皇帝のいない八月」のDVDが並んでいたので手に入れました。

TBSテレビ『明日の刑事』では、定年間際の警察署長役でセミレギュラー。梅宮辰雄の捜査課長の相談役だった。

小澤さん、晩年の頃の出演作「小説 吉田学校/1983」を借りて観ました。森繁久弥さんはじめ、キャストが重鎮も多く、また味のある方々が大勢出ています。
政治・政党云々を除いても、なかなか面白い作品でした。
これと「金環蝕（山本薩夫監督）」を併せて観るのも一興かもしれません（小澤さんは出ていませんが）。

私が初めて小沢さんを知ったのは、「あかんたれ」です。
すぐにファンになりました。こんなに多くの小沢ファン
がいるなんてすごく感激です。
　緻密で繊細だけど圧倒的存在感と演技力。同じく正統
演技派俳優の田村高広さんもお亡くなりになってとても
寂しいです。世間では弟の正和のほうが評価されていま
すが、高広さんのほうが素晴らしい俳優さんだったと思
います。小沢ファンの皆さんは分かっていただけますよね。
　今の芸能界では小沢さん、高広さんのような俳優さんは
もう現れないでしょうね。悲しいな〜。
　

半世紀ぐらい前、慶応の学生が床屋で「諭吉の奴は小澤榮太郎に似てやがるなぁ」と
言ったのを教授に聞きとがめられて、無理やり退学にさせられたことがありますな。
しかし、たしかに1万円札を見るとよく似ているんだよね。

>>120
『小説吉田学校』の小沢さんの松野鶴平の演技、政治家の貫禄が
鮮やかに出ていましたね。

5月10日、松野鶴平氏のご子息松野頼三氏が死去されました。

合掌

ネコで梅次の「女房学校」みたが、
まじめな千田にちゃちゃを入れる小沢
千田が憮然として、たしなめるように
「原則的にあなたとは口をきかないことにしています」
この芝居がふたりの俳優座での関係、立場を戯画化しているようで
面白かった。

たしか、小沢昭一氏の初出演映画｢勲章」で親子役をされたと
小沢氏の著書に書いてあった。

それは読み違え！
小沢栄太郎の息子役は、たしか佐田啓二だったよ。
小沢昭一は佐田啓二の大学のクラスメートかなんかだよ。

『悪党』の名演、印象的

市川崑監督新作『犬神家の一族』の写真も公開され出した。
遺言状を読む場面の中村敦夫氏の古館弁護士は、凄く渋い
ムードのようだ。

新作の写真を見ていると、小沢先生の名演を思い出した。

「あかんたれ」の糸茂の旦さん

age

宇宙省から命令が出ていない。
問題ですよこりゃあ。

晩年なら「近頃なぜかチャールストン」が一番だな。
真面目に処女膜について講義をする小沢総理大臣は名演。
喜八監督曰く、低予算で出演者にまともなギャラも払えなかったと言うが。

『マルサの女』で弁護士さんだっけ？慌てた演技が鮮やかだった。

>>44
絶対小澤が黒幕だと思ったのに・・・・
普通の刑事じゃないか・・・・

>>44 >>134
新井千加子（白川由美）に向かって
「本当のことが言えるようになるまで、静かなところで考えるか、あ？」

・・・・・・モデルは特高の刑事なんでしょうかネ？

再婚された時、小沢先生、「愛は肉体ではありません、心です」と
仰ったらしい

『犬神家の一族』新作完成関連企画で、1976年版の再上映もあるかな？
小沢先生の古館弁護士は素晴らしかった。

テレビ『野生の証明』も渋い。悪役だけど、人間臭い
キャラクターの複雑な性格を重厚に演じておられた。

この人って、同じ役を演じられる役者が他にもいる
役柄しか演じていない気がする。

この人ならって言う役柄が見当たらない。

新劇人同士でも、千田、滝沢、宇野のようなスケール
凄みは感じられないし、同じ俳優座からの映画出張組に
したところで東野のような野太さがない。

悪役にしたところで、月形龍之介や薄田研二や山形勲の
ような、存在から迸る凄みがない。

飄々とした洒脱さが唯一の取柄だな。

小沢栄太郎の悪役は、強靭でドスの利いた「剛」の敵役ではなく、
粘着質で狡猾な「柔」の卑劣漢に本領がある。

テレビで三度吉良上野介を演じている。高家の品格と
ずる賢いキャラクターは絶品であった。

小沢先生が演じた好色老人は傑作

『雨月物語』『近松物語』、
溝口作品での小沢さんは輝いている

hoshu

>『マルサの女』で弁護士さんだっけ？慌てた演技が鮮やかだった。

パチンコ屋の伊東四郎の顧問、税理士。ちなみに悪役ではない。
追徴課税などの説明で途方にくれる伊東が演技して宮本信子を追い払い
あきれる様子が面白かった｡

明日23日一日のみだが、京都文化博物館にて
13時30分、17時に『下郎の首』上映。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html

小沢栄太郎先生が憎たらしい悪役を大熱演

『夜の河』でヒロインきわ（山本富士子）にふられる商人
近江屋の荒れの演技が素晴らしかった。

保守

古館弁護士と言えば、小沢さん

保守

『不毛地帯』における演技の憎たらしさが忘れられない

保守あげ

既出だが映画とテレビの両方で演じた鵜飼教授は
共に素晴らしかった

『花咲く港』、良い映画だった。
しみじみきたなあ。

『女の一生』での小沢さんの役はせつない・・・

『犬神家の一族』新作を見て、古館弁護士の役は
「やはり、小沢さんの役だ」と改めて思った

『悪魔が来りて笛を吹く』新作テレビ版が5日放映されたが、
「玉虫公丸役は小沢さんと加藤嘉さんのお二人が当り役」と、
改めて思った。

『近松物語』の小沢さん、素晴らしい

『新仁義なき戦い　組長の首』の坂本親分、渋かった

テレビ『女の河』再放送して欲しい

『さくら隊散る』を見たのは1988年の夏だった。

滝沢修氏が映画の中で、
沢山の仲間が亡くなったことに触れて、
「生きてるのは小沢の栄ちゃんと私だけに
なっちゃったんです」と悲しんでおられたが、
小沢さんの没後すぐにこの台詞を聞いたので、
切なさが心にこみあげてきた。

『長谷川伸』シリーズ、再放送して欲しい。

大河ドラマ『新・平家物語』の
信西入道の憎たらしい演技は
素晴らしかった。

「あかんたれ」の糸茂の旦さんもよかったね。
こういう人情家の役もうまい。

今日は小沢栄太郎先生のお誕生日。

小沢さんはテレビ『不死蝶』の演技も
重厚で良かった。共演の植木等さんも
渋かった。

その植木さんが、小沢さんの98回目の
誕生日である、昨日、2007年3月27日に
死去された。

合掌

今夜深夜0時5分→2時36分
NHKBS2　昭和演劇大全集　『桜の園』（1963）
出演：東山 千栄子、小沢栄太郎、井川 比佐志　ほか

『酒と女と槍』の家康、上手すぎる。
憎たらしさが強烈過ぎる程強烈。

片岡仁左衛門が孝夫時代に『ハムレット』を南座で
演じた時、小沢さんはポローニアスを演じたらしい。

「題名のない音楽会」に出演して工人帽姿で
中国語で「インターナショナル」を歌ったことがある。
そのあとで司会の黛敏郎が「自他共に左翼嫌いを認じている
私にとってはまことに嘆かわしい状況･･･」と言った（勿論冗談で）。
うちにあった古い週刊朝日に書いてあった話。

『さくら隊散る』のインタビューでは、あのにくにくが
みじんもない人間的魅力を発する人であった。

新藤兼人と小沢さんのコラボによる劇映画の傑作は『悪党』

『眠狂四郎　女地獄』で息子を犠牲にして
野望を遂げようとする悪役を熱演された
小沢先生

『サンダカン　八番娼館　望郷』における太郎造役の
アクの強い演技が印象的

仲間由紀恵さんが今秋、夏目雅子さんの生涯を描くドラマに
主演する。

劇中劇で『鬼龍院花子の生涯』の「なめたらいかんぜよ」の
啖呵はあるのだろうか？

小沢さんの役を誰かが演じる、ということもあるかな？

7月13・15日　13時30分、17時　京都文化博物館映像ホール
『祇園祭』
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html

今月テレ朝ｃｈでやってる幽霊シリーズで刑事課長役で登場している

『長谷川伸シリーズ』が、時代劇
専門チャンネルで始まるようだね

『酒と女と槍』の徳川家康は、
「家康そのものではないかな」と思った

小沢先生が古館弁護士を熱演した『犬神家の一族』。
新版やら、2006年版との比較して見れる版やら、
様々な新しいDVDが出てるこの頃

『近松物語』の悪役、傑作

KBS京都にて本日『幽霊半島』放映

夏目雅子さんの生涯を描くドラマ『ひまわり』（今秋放映予定）
で劇中劇で『鬼龍院花子の生涯』のシーンもあるらしい。

となると、小沢先生が劇中人物として出てくる可能性も大。

俳優座での演出家としての小沢の評価も教えて・・・。

中野誠也の話によると、「小沢先生は厳しい方」だったらしい。

昨日のドラマ『ひまわり』劇中劇『鬼龍院花子の生涯』で
小沢先生の役を演じた人は誰だろう？

http://jp.youtube.com/watch?v=fpyYmjB5DyA

楽しみに覗いたら関係ないやん！

『不毛地帯』の小沢さんは、強烈だった。
まさに悪役、いじめ役の天才。

巨塔や華麗と比べても、あの役は強烈だ。

1月10日・12日　13時30分、17時
京都文化博物館
『大曽根家の朝』
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html

27日深夜から、KBS京都で
『不死蝶』の再放送が
始まった。

以前、時代劇専門チャンネルで｢忠臣蔵」の特集をやった時
東宝版、東映版、大映版の全てに別々の役で出てた！正に
名優だな

あかんたれでの糸茂はんはよかった

今井正版「橋のない川」にも出演しています。
北林谷栄と伊藤雄之助の演技が凄すぎて目立たないけど、やっぱり憎たらしいですｗ

『白い巨塔』での鵜飼医学部長は特に悪役とも思えんな。
鵜飼が悪人なら、中村伸郎の東教授も十分 悪人だろう。

息子さんが書いた伝記読んだけど、本当に家庭を顧みない女好きだったんだね。

「冬構え」の癌で死期の近い老人役は良かった
主演の笠智衆とのやり取りは実に良い

若尾文子を無理矢理手込めにする「越前竹人形」での役柄が強烈だった…。

実生活でも演技でも悪人だったのか

今日「不毛地帯」見たけど、面白かったな〜