【そんなことは】砂の器3【決まっとる】

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684この子の名無しのお祝いに
(批判している本)
ハンセン病を扱った3つの映画への批判は、現在まだ一般的ではないが、既にきちんとしたものがある。これらの映画に疑問を感じた人、あるいは感動した人はこういう批判を読んでみたらいかがだろうか。

(砂の器)
映画「砂の器」が問いかけてくるもの、白井佳夫(ハンセン病、岩波書店、2001所収)
(小島の春)
ハンセン病とキリスト教、荒井英子、岩波書店、1996
(愛する)
掌の砂漠−映画「愛する」を問う、山下峰幸、(雑誌:解放教育、28(7) [1998.07])

砂の器については制作側の意図が、小島の春については、公開時にいかに感動作として賞賛されたかが細かく書かれている。「愛する」への批判はこの映画がらい予防法廃止以後に作られ、制作側には差別解消の意図があるだけに興味深い。
(雑誌解放教育は比較的手に入り難い雑誌なので、そのうち内容をどこかの板に書きましょう)