>>625 例を参考にすれば「砂の器」のDVDには、以下のような説明の字幕がつくべきなのではないだろうか。
『本作品は1974年に公開され、また原作となった「砂の器」は1961年に発行されました。当時既にハンセン病は医学的には、感染力も弱く特効薬により十分に治療可能な、特別危険な病気ではないことは明らかでした。
しかし患者の人権を不当に制限する「らい予防法」の存在と共に、当時の認識は感染力も強く直らない病気であると誤って認識されており、またそういう不当な扱いには無関心・無批判な状態でした。
その後患者たちの努力により1996年国は全国ハンセン病患者協議会に対し全面的に謝罪し、患者の隔離を奨励した「らい予防法」は廃止されました。
誠に遺憾ながら当時のそういった誤った認識の上に本作品は製作されたため、結果本編中にはハンセン病患者の方々の人権をそこなう事が当然であるというような表現がございます。
本作品を鑑賞される皆様はそのような当時の事情を御理解の上観賞されるようお願いいたします。』