600 :
この子の名無しのお祝いに:
現在では、映画「砂の器」がハンセン病の扱いについて誉められない、厳しく言えば批判されて当たり前なのは明らかだ。
それがマスコミで目立たない、あるいはこういう場では話題に上がらないのは、多くの人はそうとは感じていないからだろう、
それは結局つきつめると、今現在も多くの人が
・ハンセン病について患者の苦しみを理解するより、それを楽しみのために利用することを優先させること
・患者の苦しみの源が結局病気ではなく、法に基づく不当な処置にあったことを無視する事
・らい予防法が96年まで続いた事を重大な過ちと考えないこと
に突き当たると思われる。
だとすれば「ハンセン病患者の苦しみは法律のせいだ」と考える人にとっては、今でもその主張は受け入れられていない訳で、そこに対立がおきてしまうのだろう。
映画「砂の器」を見て感じることを突き詰めていくと、そういう事が見えてくる。