30 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/05(月) 19:53:38 ID:rbIjP7zZ
植木氏ご本人が「無責任」を、徹底して几帳面に責任を持って演じていたと、何かで読んだ記憶あり。あるいはTVの対談だったか?
明日はハナ肇の命日
32 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 01:01:09 ID:capjDA1p
DVDでは放送禁止用語OKなのですか??
放送じゃないんで。
深夜で昔見た。タイトルは忘れたけど、無名時代のドリフが引越しの手伝い要員で登場するもの。
車のセールスマンなのに、空を飛んだりもする。
はったりと幸運とずうずうしさで、ぬけぬけとするすると出世していく植木等が、まぶしくて、
いくらなんでもあるわけねえ、と思いつつ、なんか妙にカタルシスを感じて、観終わったあとがさわやかだった。
ギャグの笑いだけじゃなくて、高度経済成長の「時代」が持つ気分も、影響してるのかもしれない。
今みたいな時代こそ、ああいう風味のシナリオを使えばいいかも。
ドリフが出ているんなら かなりシリーズ終盤のだね。
ホラ吹き男かな。
37 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/19(月) 08:02:01 ID:PumaWFkv
>>34 「日本一のゴマすり男」。
引越しの手伝いシーンには、加藤茶のみドリフから参加している(他のメンバーは出ていない)。
大社長の娘に付き合わされてセスナで飛ぶシーンが登場する。
又、「後藤又自動車」の親会社「後藤又商事」が、米国からセスナの輸入を計画する話も絡んでいる。
39 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 22:51:54 ID:diEsH72O
クレージーキャッツ 無責任ボックス
ほしい!しかし金ない。あ〜どうしよ。
今買わなくても後から買える??
40 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 00:40:11 ID:2pwt9wvU
♪金だ金だよ キンキラキンのキン
42 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 11:56:07 ID:y6p8yp8E
石油掘りあて〜大金掴〜む〜♪
43 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 11:59:43 ID:y6p8yp8E
やって出来ない事は無い、まず手始めに
友達から「ちょいと100円貸してくれ?」
で金集める、100円なら友達も返してくれと
そう催促する事もあまり無いはず。
友達100人いれば1万円集まるぞ!
そして、どうもあいつは金に汚いという噂が立つ
やがてみんなから毛嫌いされる
たった1万円のことで、、、
もしも〜三千億円あったなら
キンキラキンのイスとテーブルで〜♪
金の茶碗に 金の箸♪
あの他にもクレージー映画について語ってるスレがあったのだが どこだったかな
誰か知りません DVDについてもそちらの方が書き込み多かった記憶が
BOX発売だね でも来るの週末 さすが尼だw
50 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 19:11:57 ID:EIviI66V
今の時代ならサラリーマンよりも公務員に置き換えたほうがぴったしだな
全公務員の今月の給料はハッスルコーラの現物支給にせよ!
「こりゃア、ハッスルせざるを得んなあーっ!」
あれ、麻薬みたいなもんだったっけ?
53 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:00:42 ID:jU77a8A+
ニッポン無責任野郎
植木等主演の最高傑作と言われている作品である。
前作、ニッポン無責任時代を凌ぐ快作で、植木さんの無責任ぶりに
拍車がかかっている。
自由が丘駅で電車を降りた植木さん。
駅員の肩を「よっ!ご苦労さんっ!」と叩いて無賃乗車に成功。
駅前で無責任一代男を歌い踊って歩きだす。
何とも素晴らしいシーンだ。喜劇というよりミュージカルのような・・・。
そこで偶然ハナ肇と衝突してしまう。
植木「おい、ちゃんと前を向いて歩けっ!」
ハナ「なにを〜?僕は止まってたんだぞっ!」
植木「これは失礼いたしました。いい背広ですね。いくらの月賦です?」
ハナ「どうだっていいじゃないか」
●ここで、ハナがマッチを落とす。
植木「バー木陰。ここよく行くんですか?」
ハナ「関係ないじゃないか」
植木「まあまあ、袖触れ合うのも多少の縁。こんなにぶつかったんですから、
これはきっと何かあるのでしょう。今夜は僕が奢りますよ。
さあ、行きましょう」
54 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:23:56 ID:jU77a8A+
●バー木陰店内。ママは草笛光子である。ハナは常連だ。
草笛「長谷川さんったら全然飲んでないじゃないの」
ハナ「飲んでるよ」
植木「どんどん行きましょうよ。今夜は僕がついてるんすからね」
草笛「何か元気無いわねえ、どうしたの?」
ハナ「次の社長はどうやら常務がなりそうなんだ・・・」
草笛「あら、それじゃあ専務派の長谷川さんたちは?」
ハナ「良くて左遷。悪けりゃクビだなあ」
草笛「それは大変だわねえ」
●ハナ、トイレに立つ。
植木「長谷川さんの会社って、確か・・・」
草笛「明音楽器?」
植木「そうそう、それで今は係長だったかなあ?」
草笛「何言ってんのよ、もう部長さんじゃないの!」
植木「そうかあ、もう部長だったか。月日が経つのは早いもんだなあ」
●植木がハナの椅子を蹴っ飛ばし、ハナはすっころぶ。植木はハナに、
もう酔ってるか らと無理矢理店外へ連れ出す。
ハナ「さっきから、長谷川さん、長谷川って、何なんだ君は?」
植木「いやいや、私の名前は源等(みなもとひとし)ひかる源氏の源に、
一等、二等の等。まあ、大臣もルンペンも、もとは等しくエテ公だと。
まあ、こういうわけで、ま、ひとつよろしく!」
55 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:27:52 ID:jU77a8A+
●これは実におかしな場面で、自由が丘でぶつかったふたりが、
赤坂だか銀座だか知らないが、バーで酒を飲んでいるのである。
どのような交通手段を用いたかは知らないが、飲み屋に着くまでに、
お互い自己紹介すらなかったのだろうか?。
飲んだ後に「何なんだ、君は!」と怒り出すハナこそ、おかしいのである。
まあ、「じゃあ、今夜木陰で待ってるから」と、自由が丘で別れていたと
いうなら納得できるのだが・・・
二人はタクシーに乗り込む。
植木「ところで、社長さんの名前は横川さんでしたね」
ハナ「宮前社長だ!」
植木「社長の自宅は確か目黒でしたね」
ハナ「赤坂だよ」
植木「赤坂でしたか。今、いらっしゃいますかね?」
ハナ「山王下の高浜病院に入院中だ」
植木「どこか具合でも・・・?」
ハナ「ぶらぶら病だ。どうせやる気が無いんだろう」
56 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:30:46 ID:jU77a8A+
●植木はさっそく病院へ駆け付け、社長の由利徹に会社の内状について
探りを入れる。 そこで、犬塚弘と人見明の派閥争いが相当なものである
ことをキャッチする。
翌日、植木は明音楽器に乗り込み、営業部に入社することに成功し、
早速未集金の回 収を任されるのだが、現金を回収するためにお得意先を
接待したり、会社に入金すべ き回収金を自分の通帳に入れたりと、
まさにやりたい放題。その通帳にある「見せ金」の効果で、
女性社員の団令子と結婚までしてしまう。
無責任男が結婚である。どうもこれには納得できない部分がある。
無責任男が生活感を出すようになってしまったらおしまいじゃないか・・・。
しかし、期待を裏切らないのも植木である。結婚してようがしてまいが、
とにかくいいかげんな男、植木等は健在である。
ジャズバンドのサックス&歌手のゲーリー(ジェリー伊東)を、
アメリカのスミス楽器社の社長の弟に仕立て上げ、常務、専務から
裏金を巻き上げる。普通は、本物の関係者かどうか?を
確認するもんだろうけどなあ。
犬塚弘と人見明は、見事なまでに植木にだまされてしまう。
57 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:32:17 ID:jU77a8A+
犬塚「君は、集金したはずの200万もの未集金を、今だに会社に入れておらん」
ハナ「君を横領罪で告発するからね!」
植木「何だ、そんな事ですか。通帳なら、ここにありますよ。ほら」
犬塚「お前はクビだ!」
人見「上司をペテンに掛けるなんて、何ていう了見なんだ。
これで、私の信用も、社長昇進の夢も風前の灯火じゃないか!」
植木「へえ〜、そんなもんですかねえ〜疲れるでしょ。上役も・・・」
人見「問答無用!お前はクビだっ!」
植木「二度クビかあ〜。それじゃあ退職金は2回分貰えるってわけですね!」
人見「な、何?」
58 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:35:03 ID:jU77a8A+
●この作品での人見さんは最高だ。犬塚に先を越されてはならぬと、
あせって電話する シーン。
人見「だからゲーリーはどこにいるんだよ、全くもう、やんなっちゃうなあ」
と言いながら、世志凡太から受話器を受取る。
人見「お前みたいな出来損ないに任せてはおけん!」と、
ダイヤルを回すのだが
人見「は?警察?こりゃどうも」と電話を切る!
人見「どこにいるんだよ、電話番号は何番なんだ、本当にもう頭に来るなあ」
というシーンがあって、テンポのいい笑いを楽しむことができる。
●結局、北海物産の社長、平均(たいらひとし/※植木の二役)に
拾われた源等は、社長秘書として明音楽器に復活!ラストシーンでは
平「今度、社長に就任した平均だ。今後な万事、私の方針に従ってもらいたい。
ところで、この会社何ちゅう会社?」
源「無責任だなあ・・・ハハハハハッ!」
59 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 22:36:22 ID:tI0nn+/m
>>53>>55 そもそも、植木が降りたのは自由が丘駅だけど、ハナとぶつかったのは成城学園前駅前だよ(シケモクを拾うシーンから成城学園前駅前)。
昔の映画ではロケ地の組み合わせは、よくある事だよ。
オッパイボックンボックンの見せてもらったからな!
ギャハハハ
61 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 18:24:21 ID:ihVzLSjC
それって由利徹さんのセリフですよね。
役柄は、ニッポン無責任時代の北海物産社長でしたっけ?
重山規子のストリップみたいなショーの後に出たと思いましたが・・・
笑えますよね。
◆日本はチョロい国◆
・比例代表を国が認めているため棚ボタ、繰り上げにあうと当選し易く
議員期間が異常に長く4年なので(外国の場合は知りません!)
なかなか次の仕事をやる気(元気?)にならず金に困らない。
・短時間労働、料亭残業などが流行しこれを摘発してもなぜか罰則は軽科料
で美味しいという議員に甘い社会。よって2世議員、恒久当選が続出。
・秘書を持たないと秘書給与が取り放題、しかし辻元だと議員を
クビになる。さらに後見人が必要で指導、教育と不条理なものがまかり
通っているので一度派閥に入ると利権をGet。
・一極集中なので不況になればなるほど税金を求めて国に金が出入り
するので間接税が下がっても直接取れるので給与が下がらない -->BMW
一度なるとイスを捨てることは至難のワザ
*****************************
どんな職業も「税金払うための社会構造」を作っているのに
この国の構造は、議員にもっとも向いています。
「イケルイケル」と言い続けているような国会
*****************************
63 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:37:14 ID:/WqQVzLK
植木等さんといえば、ハナ肇とクレージーキャッツのメンバーのひとりで
あり、ギターとメインヴォーカルを担当していた方である。グループの結
成は昭和30年であったが、彼がグループに参加したのは2年後の昭和32年
だった。クレージーキャッツが全国区の人気グループになったのは、昭和
36年に日本テレビで始まった「シャボン玉ホリデー」にレギュラーとして
出演したことと、植木さんが唄った「スーダラ節」が全国的にヒットした
ことがきっかけである。当時の事を彼はこう振り返っている。
64 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:39:46 ID:/WqQVzLK
「とにかく『おとなの漫画』なんかでコントをやると、必ずいいかげんな
男というと僕んところに来るわけ。“俺っていうのは、いいかげんな男に
見えるのかなあ”と思ってたところに、『今度こういう歌を作ったから唄
え』と譜面を渡されたわけね。悲しいかなこっちは譜面が読めるから。
これを唄ったら俺の人生お終いだと。当時、どっちかというと、まあ二の線
というか、まあ、そんな感じでやってましたから。『俺がそんなにもてるわ
きゃないよ』なんて歌、唄えるかって怒ったんだけども、まわりから、植木、
お前は二の線で考えてるかもしれないけども、勘違いもはなはだしいぞ。
第一、その眉毛はどうしたんだと。おでこもすでに三だと。全体の雰囲気が
三だと。まあ、あんな歳(36歳)になって親父に相談するというのも変だっ
たけども『今度こういう歌を唄えっていわれたんだけど、どう思う』って
歌詞を見せたのね。そうしたら親父が『ウ〜ン、ウ〜ン』って唸ってるわけ。
『何、どうした?』って聞いたら、『凄い!青島幸男は天才だ!
わかっちゃいるけどやめられないというのは人間の真理をついている。
これは親鸞の教えにも通じる。ヒット間違い無し。迷わずやって来い!』
って言われてね。ヒット間違い無しと言ったのは、うちの親父と、ハナと、
渡辺晋(渡辺プロ社長)の三人だけ。何が親鸞なのか。
全く馬鹿げてるなあと思ったんだけども、ヒットしたという事は、
こりゃあ考えなきゃいかんのかなあと思ってね。自分がやりたい事と、
自分がやらなきゃいけない事というのは違うんだという事を、
あのスーダラ節というのは僕をかんぷ無きまでに叩きのめしたというか」
65 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:41:45 ID:/WqQVzLK
その後、東宝が「あの『スーダラ節』を唄ってる奴を呼んで来い」と
渡辺プロに要請。これが「ニッポン無責任時代」という映画が製作される
きっかけになった。 そして、この映画もヒットしてシリーズ化。
後に、日本一シリーズと無責任シリーズに別れて、クレージーキャッツは
スター街道を驀進する事となる。テレビのレギュラー番組があり、
コンサートツアーがあり、加えてシリーズ化された映画がありで、
殺人的な忙しさであったという。とにかく寝る間も無く働いて、
メンバーも相当疲労したと思われるが、中でも植木さんはかなりのもので、
昭和38年にはついに「入院加療を要する」というところまで来てしまった。
66 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:44:33 ID:/WqQVzLK
「酒を一滴も飲まないのに、肝臓をやられてしまうなんて。よっぽど疲れて
たんだと思うね。撮影所行くと監督が怒鳴り散らしてるわけ。
『こんな疲れた顔の男を撮れるかあ。馬鹿もの〜。何とかしろ〜』って
言われたって、どんなにドーラン塗っても全然変わんないのね。
ごまかし様が無いわけ。昭和38年なんか、年間12本の映画に出ましたから。
こんなの異常ですよ。よく飽きられなかったなあと思うね。
今なら、『もう、見たく無い』って言われるんじゃないかなあ。
とにかく古沢監督というのはとんでもない人で、自動車は何キロの
スピードが出るだとか、馬に乗った事があるかとか、全く関係無い人なのね。
『植木さん、ワルがあなたの脇を150キロのスピードで走るから、そこを
スーっと追い抜く。いいね!』って、ちょっと待って下さい。
150キロって・・・こっちも必死に踏んでるんだけども、150キロしか出ない
わけよ。『どうして追い越せないの!本当にあんたは不器用だね!』って
言われたってしょうがないわけね。『何?出来ない?撮影用だからって、
ガタガタの車貸してきたんじゃないだろうなあ』なんて言ってんの。
乗馬のシーンの時も、初めはスタントマンが乗ってて、『かっこいいなあ。
気持ちよさそうに乗ってるなあ〜』って見てたら、いきなり『ハイ、次、
植木さん乗って!』だよ。それに、他の監督と仕事してくると嫌味言うの。
『あ〜、他の監督と仕事して来ると駄目だ、この人は。もう使えないワ!』
なんて言われてね。人見明さんとのシーンで、こっちはヒラであちらは
課長と。朝、タイムカードを押そうとすると、廊下の向こうに課長がいる。
今日はどんな感じで脅かそうかと考えながら、『カチョ〜』と肩を叩くんだ
けども、これが全くOKになんないのね。『あなたは勘違いしている。
この主人公は普通の人じゃないんだよ』って長々と説明されてねえ。
もう、こっちも少しヤケになってるから、『ハイ、わかりました!』って
言って『ヒョ〜ッホッホッホッ課長〜!』ってやったら
『OK!やればできるじゃないか!』だって。こんなのがOKだなんて、
今後思いやられるなあと思ってたら、10年続きましたからね。
10年やっても吹っ切れませんでしたね。大きなベルトコンベアーに乗った
まま、ずう〜っと来たというか、いつも唄いっ放しで、踊りっ放しという
感じで。何してきたのか、全然憶えて無いのね」
67 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:47:31 ID:/WqQVzLK
「スーダラ節が流行ってた時にね、自分の前を母子が歩いてて、子供が
スーダラ節を唄い始めたら『そんな歌、唄うんじゃありません!』って
お母さんが息子を怒ってるわけ。あとね、自分を追い越して行った男が
『あれ?今の植木等じゃなかったか?何だ、全然面白くねえなあ」なんて
言ってんのが聞こえてきたりとかね。まあ『あの人は普通の人じゃない』
って思われてもしょうがないというか・・・。だいたい『クビだっ!』って
いわれて『どうもありがとうございます!』って唄って踊り始めるなんて
人間、僕だって見た事無いもん。最初に映画作った時に試写を観たんだけど
もガクッと疲れてね。監督さんに『こんな人間本当に居るんですか?」って
質問したら「居ないよ。居るわけないじゃないか。居ないからいいんだ」
っていわれて。まあ、あの役のせいで随分と誤解はされましたね」
植木さんは、どんなに頑張っても、やはりあの役柄には割りきれないものを
感じていたのではないか?と推測する。「嫌だ」というのとは少々ニュアン
スが違うのだが、仕事として、無理矢理自分を納得させていたのでは?と
思うのだが・・・。
例えば同じコメディアンでも、渥美清さんなんかは嬉々として「寅さん」と
いうキャラクターを演じていたというか、納得した上で「車寅次郎」になり
切っていたような気がするのだが、違うだろうか。
68 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:51:06 ID:/WqQVzLK
「シャボン玉ホリデーで、鶴田浩二さんがゲストに来た事があったのね。
オープニングで必ずコントがあって、『モオ〜』って牛が泣くと、
全員で『ハラホロヒレハレ』って言ってカメラに向かっていくのが
毎回のオチなんだけども、それをやって下さいって言ったら
『理由は?』って言うわけ。そんなギャグに理由なんか無いんだけども、
これには返答に困ってね。『お呼びでない』の時も、鶴田さんがピーナッツ
とカウンターにいて斜に構えて話してるところに、オオクニヌシノミコトの
格好をして出て行ったら「時代が違うじゃないか。何で現代劇にそんな格好
した奴が出てくるんだ」っていわれてね。後で楽屋に謝りに行きましたよ。
それでもって、鶴田さんには悪い事したかなあと思って、『植木等ショー』
というのにゲストに呼んだんだけども、気持ち良くやってくれてねえ。
良かったなあと思ってたら連絡が来て『オイ!もう一回出させろ!」って
いうわけ。ゲストで2回来たのは鶴田さんだけ。気に入ってもらったんだろう
なあと思ったんだけどもね」
そんなシャボン玉ホリデーも昭和47年に終了してしまい、クレージーキャッ
ツの面々も、「個人」として映画、ドラマ、コント等に出演していくように
なっていった。ハナ肇さんなんかも、暴力団の幹部役や会社の重役等、
幅広く活躍し始めていて、世間では「クレージーキャッツって、お笑いグル
ープじゃなかったっけ?」と。
69 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/20(木) 16:55:25 ID:/WqQVzLK
昭和60年。シャボン玉ホリデーが終了し、クレージー映画が製作されなくな
ってから13年が経過していた頃、ハナ肇とクレージーキャッツは結成30周年
を迎えた。 それを記念してクレージー映画が再上映される事となり、
クレージーキャッツの面白さが再認識されはじめたのである。
火付け役となったのはミュージシャンの大瀧詠一をはじめとして、佐野元春、
坂本龍一らであり、コメディアンでは関根勤、小堺一幾ら、クレージーキャ
ッツで大笑いしながら育った芸能人たちであった。
「明治大学の学園祭へ行って来たんだけども、まあ、驚いた。その昔、
我々がスーダラ節なんかを唄ってた時と雰囲気が全然違うのね。今でいう
観客気質というか、何というか。『それではお待ちかね、植木等さんです』
って紹介されたら、『ウワ〜ッ』となって、何だか応援団の中に入ったみた
いになってね。自分の声も何も聞こえないから『静かにしろ!この。何だ、
みんな立ち上がって。後ろの客が全然見えないじゃないか。座れ!座れ!」
って言って全員座らせちゃったの。そうしたらね、バンドの連中が受けるだ
け受けてるわけ『植木さん、今座れって言って座る客なんか居ませんよ。
サスガですねえ』って言うんだけど、何がサスガなんだか全然わかんない
のね。こっちとしては・・・」
「小松政夫が付き人やってた時にね、日劇でショーがあったわけ。そうし
たら時間になっても小松が来ないのね。『あれ、もしかして、寝坊してん
じゃないか』と思って大急ぎであいつんとこ行ったらやっぱり寝坊してて、
こりゃまずいってんで、そうだなあ、今思えば、180キロくらいの猛スピー
ドでぶっ飛ばしてね。信号が黄色で、もうほとんど赤だなあと思ったんだけ
ども、無視して交差点に突っ込んだらね、すぐパトカーに捕まって。
『免許証拝見!』と来たから、『ハイッ!』って素直に見せたの。
そうしたら、その警官がまたよかった。免許証見るなり
『こりゃまた失礼いたしました!』これにはこっちも笑ったね」
植木さんは「今振り返れば」という条件付きで、やはりあの無責任男と
いうキャラクターは、嫌々だったけれども、多少なりとも自分の中にああ
ゆう素質というものがあったのではないか?とお話されている。
「人に笑われる」というのと、「人を笑わせる」というのは180度違うわけで、
後者がいかに大変かという事を、植木さんは実践していたのではないかと
思う。
>>/WqQVzLK
乙! 自分はクレージー映画を最近観出して好きになったばかり
なんだけど、植木さんとかの知識がまるでないので勉強になるっす。
読み応えあるなー。
71 :
2005年10月28日放送予定:2005/10/27(木) 21:32:55 ID:2CcQVnZK
NHK第一放送(ラジオ)
いとしのオールディーズ20:05〜21:25
俳優…犬塚 弘
【司会】青木 裕子
73 :
この子の名無しのお祝いに:2005/11/06(日) 23:14:23 ID:DfzPG7km
11 :水先案名無い人:2005/10/24(月) 21:42:17 ID:+DF9t0bd0
あゆのスーダラ節
ちょっとだけ たった一杯だけのつもりで 飲んでいたけど
いつのまにか 夜を明かしていたね
気がつけば 駅のホームで独り 寝転んでいた
身体に良いわけはないと 分かってはいたけど
それでも 僕たちは やめられなかったんだ
無責任時代は87年〜90年のバブル時代に復活したね。
植木等も冠番組持って復活したし…。
福岡天神
『 帰ってきた!センターシネマ Part 1/東宝名画傑作選 』
☆11/19(土)☆ 『 ニッポン無責任時代(1962年・植木等主演) 』
76 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/21(火) 20:35:16 ID:PxmKIoZh
宮川泰先生が死去されますた。
77 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/21(火) 20:38:25 ID:sgavOX57
78 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/13(火) 18:47:57 ID:kJF/EhxT
79 :
この子の名無しのお祝いに:
保守