1 :
この子の名無しのお祝いに:
何度観ても飽きない。「浮雲」じゃなくて本当の代表作はこっちだと
思う。
2 :
この子の名無しのお祝いに:05/03/18 08:40:33 ID:qkeSx1Vf
に
ロケって一か所もないの? 全部セット?
川もオープンセットか?
4 :
この子の名無しのお祝いに:05/03/19 23:54:36 ID:nKkAmGbi
ほとんどセットてのが信じられない。
演出の巧さだと思うけど白黒だからってのもあるんでしょうね。
雷のシーンとか感動した。札を買いに行くシーンとか、
川辺を歩く場面ははさすがにロケなのでは?
隅田川の関連はロケですね。
デコと仲谷昇が隅田川べりを歩くシーン、とてもいいんだけど、
画面に小林信彦の実家がうつってるらしい。
さんざんあちこちで言及されてるけど、この映画を語る必読文献は、
小林信彦「映画『流れる』―架空世界の方位学」(「時代観察者の冒険」(新潮文庫・絶版)所収)
ですね。
国電の高架横も歩くよね。
冒頭、梨花(後のお春さん)が歩いている時もロケだね。
7 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 16:40:38 ID:kvsD81FD
主人公はデコなのか?五十鈴なのか?ちょっと判り難い。
この映画はあまりにも大女優が大勢出てるので
化粧室がてんてこまいだったらしいね。
10 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 21:24:27 ID:FhKzPnxm
映画で山田五十鈴がやった役は、比較的いい人みたいに感じられるが、
原作だと、かなりいやらしいとこのある、あの世界にどっぷり浸かった人として描かれていた。
杉村春子がいやらしさとあわれっぽさを上手く表現していた。
ソースくすねる場面とか、タバコ吸いながら声がかかるのを待ってるところとか、
最後のほう(あの年で)平気で茫々と涙を流す場面とか…
12 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 15:39:35 ID:wcxQzVjF
原作の梨花より映画のそれは比重が小さくなったとかで、どう見ても
五十鈴とデコの母娘が主人公だね、芸者やだっていう世代と花街どっぷり
の母世代の断絶関係が中心。でも成瀬監督のことだから正面きっての
ぶつかり合いはあんまし感じなかったな、あいまいに終わるし。
13 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 18:28:38 ID:ZU0uLAgq
「コロッケが一番!」
数年前に衛星でやってたので、何の気なしに、みた。
つまらないストーリーなのに最後まで飽きずに見れたのは驚いた。
早くDVD出せっての!
14 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 20:10:13 ID:+2HPnwgB
この映画の加東大介も笑えるな。
彼を見て杉村春子か誰かがヒソヒソ陰口いうセリフが面白かった記憶が。
なんていったんだっけ。
15 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 20:14:30 ID:ZU0uLAgq
「コロッケが一番!」
そういえば、ラーメンの出前というのが何だかむかしの感覚っぽい。
18 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 02:10:43 ID:GPEePlW4
色男ぶって方々じゃ女作ってんのよ、あいつ、じゃない?
加東大介(上手い)が色男、っていう設定で、中北千枝子が泣き出しちゃうんだよね。
笑える。
すげー丁寧な物腰なんだよね。
それはつや奴に気があるからって言われていたような。
20 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 13:52:48 ID:C3zI70H+
つた奴だろ
21 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 21:38:34 ID:CtAIzyzH
「五目そばひとつ、大至急」
交番巡査に必死におべっか使いまくるんだよね
女ばかりの芸者屋だから男を上手く使って生きていかなければならない
おだてればおだてるほどに哀れで悲しい 成瀬監督上手いなぁ
23 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 17:45:50 ID:LX8CNAdQ
あ、それ!じゃじゃんがじゃん・・・・げろげろげろ
ポン子、およそ行っちゃダメよ。(ニャ〜)
25 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 10:39:13 ID:rExOT3zG
女優を使わせたら当代一って言われてるのに何故か玄人受けで地味な
成瀬監督だが、高峰秀子も成瀬監督と出会わなければただの人気女優
で終わったんじゃないかな。
小津映画での原節子、香川京子、司葉子より成瀬映画の三人は活き活き
してよくも悪くも人間的なヒロインを演じている。
成瀬に出会わなければ、他の人に出会っていた。
成瀬でよかったことに違いはないが。
フフフ どこがちがうの……。
「ウフ フ フ、ど-こ-がちがう-のー、よ-こちゃん」
司葉子の口まねだとこんな感じ。
>>28 おっ、ひょっとして世田谷文学館の上映会にいらっしゃいましたか?
司さん、高峰秀子のまねもしてましたがよく似てたな。
30 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 16:57:40 ID:YUpa1DCJ
ウフフ。イジワルジイサンか…
31 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 21:56:14 ID:a3Y79J3U
宵越しの支那そばは味があるぜ、ウヒヒッ
32 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 07:16:23 ID:Yf2l4f06
今、六本木ヒルズで公開中?
週刊文春に記事が載ったせいか
連日満員らしいよ。嬉しいね。
33 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 07:41:03 ID:AS4DY3AV
>>32 へぇぇ。
二年前の文芸座のときは(去年のラピュタも)そうでもなかったけど、
大新聞や雑誌にもちょこちょこ関連記事のってるからねえ。
少しずつ盛り上げていって、夏〜秋のフィルムセンターで頂点ということか。
文芸座は連日結構人が入っていたぞ。
35 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 11:53:49 ID:HjCs93BA
【成瀬巳喜男】乱れる【真の名作】
【成瀬巳喜男】乱れ雲【真の名作】
これも立てたいのだが、なぜか今立てらんない。
誰か代わりに立ててね。
yamete
>>35 「乱れ雲」なら色々語れそうではあるが。このスレもそうだが、
「浮雲」スレからしてあんなに伸びるとおもわなかった。
38 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 15:30:58 ID:4jB2vQWd
age
39 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 00:52:39 ID:p0rsJ5Vw
浮雲スレはエロネタで荒れてるよ、ここには来ないでもらいたい。
40 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 00:04:11 ID:mKp9AmRb
DVD出るよ。
8月26日発売。4500円也。
41 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/24(火) 20:17:17 ID:ngP8/qpj
よくわからんがアゲ
42 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/24(火) 21:32:43 ID:XUkq/p8c
一月ぶりにアガッたか、「流れる」かと思って期待したのに。
43 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/24(火) 21:41:35 ID:b6MjoiLk
(-_-)
45 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/09(木) 21:51:11 ID:B1TzcDqv
年をとっても雇われ芸者、ひき蛙拝んでお呼びを待って、
コロッケ1個つまみつつ、お座敷あてに着物を作り、
借金取りから逃げ隠れ、三味線間違えやけくそで、
男に捨てられ涙そうそう、啖呵を切ったが行き先無くて
手土産持って舞い戻り。
染香・作
おっぱいがでないエロはエロじゃない
47 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/12(日) 02:31:34 ID:fM+3R3I4
今さらながらの衝撃の事実・・・
田中絹代の役名は
「梨花」(りんか、じゃないよ)
48 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/12(日) 09:36:58 ID:x4TVN+IO
りか だすよ!
りかじゃオバサンのイメージじゃないので五十鈴はお春さんにした。
49 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/17(金) 01:00:26 ID:KLMccd8I
衝撃なのは、りかを、「呼びにくいから、じゃ、お春さんにしましょ」
という山田五十鈴の思考回路。
50 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/18(土) 02:44:08 ID:JAu5OcfE
>>49 あれはもともと幸田文の原作中でも非常に有名な場面なんだよ。
左翼批評家に言わせると
「女中というのは人格が認められない身分だった」
という解釈になるw
51 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/19(日) 15:00:33 ID:DtITMrOm
それを梨花は、はい、なんとでもお呼びくださいませ、って感じで受け入れてるし。
52 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/19(日) 19:59:23 ID:LNysq/D1
ただ原作ではお春さんの名はなんの脈絡もなく出てきたわけではない。
前の女中さんの名前だったっけ。あと、その後梨花さんの名前で呼ばれることも
結構あったはず。
今手元にないけど誰か確かめてほしい
53 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/19(日) 20:36:53 ID:LNysq/D1
自分で確かめたw。やっぱ主人が、
「せんのひと春さんだったわね」といって、その流れでそう呼ばれる。
54 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/19(日) 20:56:07 ID:Dp43o8JR
ちなみに女中が人代わっても名前は前の人のをそのまま引き継ぐというのは
イタリアのラディカル左翼・パゾリーニの「テオレマ」でも出てきた。
成瀬とパゾリーニ、あるいは物語内の役割として田中絹代とテレンス・スタンプに相通じるものを感じないこともないw
55 :
女優は脱ぐ:2005/06/19(日) 21:33:47 ID:tIEjg4LY
DVDのBOX予約したんですが、東宝、割安価格設定ということで投売りはないでしょうかねえ。
今年になってBOX早期予約は今回がはじめて。それほど期待しているんですが。
東宝のセレクションシリーズのポイントはどうなるんでしょうかねえ。
下女の名前がそのままってのは江戸時代にもあるね。
乳母が代々同じ名前とか。
58 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/20(月) 22:28:46 ID:heF1G5N1
悲惨その1.脅しを恐れる女世帯は、五目そば裏からこっそり頼んででも
お廻りさんを引きとめようとする。
悲惨その2.お札で脅しがおさまると思う(思って無くても気休めにとりあえず
お札をもらいにいく)。
悲惨その3.昔の男の呼び出し・好意をつい真に受けてしまう。
悲惨その4.身内も先輩も抱え妓も信用できない。
悲惨その5.いくら嫌気がさしてもこの仕事が生きる道。
59 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/21(火) 23:26:03 ID:JcZpWF8Z
今のタレントの梨花って、まさかこの映画(小説)にちなんだってことはないよね。
たしか東京の下町出身だから、本名だったらありえないこともないと思うけど。
61 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/22(水) 21:41:33 ID:FKoV88OI
最初のほうで山田五十鈴が声色変えて電話に対応してるところがいいよね。
その直後、杉村春子が玄関から入ってくるんだけど、
電話切ってすぐ染香(杉村春子)に使う声音はがらっと変えて。
62 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/23(木) 21:55:44 ID:CjybrVPj
10歳年下の石山季彦氏と結婚していた杉村春子。
染香の設定が生々しい。
石山氏が亡くなるとき舞台公演で居なかったことについて、
「石山はどんなにさびしい思いのまま一人逝ったことか……いまも、
いいえ一生消せない悔いが残ってしまいました。
芝居は、私さえ元気ならまた改めて見ていただくこともできたのでした。」
って言ってるね。
舞台・演技至上主義みたいな杉村春子がこんな
告白をしてるとは。
63 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/26(日) 21:06:20 ID:Q+EZjABP
かわいい顔した岡田茉莉子が人の噂かぎまわる早耳ってのも芸者じみてて(笑)。
言葉が不適切。かぎまわるんじゃなくて、流れてくるんでしょ。
もちろん自分も流している一人なんだけど。
65 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 21:12:03 ID:i2eeWybO
「流れてくる」か。
66 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 18:01:26 ID:Uj2bS0zf
くそころ
糞八糞次郎
糞女ごころ三糞姉妹
妻よ馬糞のやうに
糞の並木路
サーカス五糞組
はたらく糞家
糞役者
糞のめざめ
(糞)乱れる
(糞)流れる
(糞)めし
浮糞
乱れ糞
糞の音
石中先生行糞記
糞っ子
怒りの糞
コタンの糞笛
馬糞合戦
糞姫
放糞記
成屁身黄汚の映画は糞ばかり
至って普通の映画。
どこが凄いとか優れているとかは言えないレベル。
「高峰秀子が美しい」 ただそれだけの映画。
68 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 22:16:36 ID:tTdcfxlx
高峰かよ
69 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 15:57:38 ID:bmyqMGi3
おいちゃん役他でおなじみの松村達雄が永眠。
しかし、晩年の写真見たら成瀬巳喜男にそっくりだった・・・
70 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/03(日) 03:01:59 ID:2L9tMwia
川本三郎のインタビュー本のなかで山田五十鈴が、杉村春子の電話の
口三味線は台本になかった、と。
成瀬映画でアドリブもアリだったとは驚いた。
71 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/03(日) 23:59:21 ID:hgIuKwkG
売れない年増芸者だから、お呼びがかかってうれしいんじゃない
警察からかけてる電話なのに、それを気にせず
お座敷のために口三味線で確認するとこが
いかにも芸者一筋の染香
72 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/04(月) 21:29:22 ID:toys4YgR
ひき蛙を拝んでた杉村春子とか
梅干のことをげんわるいと言っていた杉村春子とか
水伏まじないをお春さんに教えてた杉村春子とか
染香はげんかつぎが多い
73 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 00:17:02 ID:PuRzQa9O
74 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/16(土) 07:27:52 ID:a48x5F6i
文芸座で上映age
昨日見てきました。
馬鹿丁寧な梨花に萌えた。
中年のおばさんなのに妙にかわいい田中絹代。
「晩菊」との上映ということもあり、杉村春子ショーさながらであった。
田中絹代は「おかあさん」でああいう路線を確立。娘役から脱却。
ということになっているが、「銀座化粧」「宗方姉妹」で子持ちだしなあ。
銀座化粧の終盤もいいけど、新文芸座ではやらないんだね。
78 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/28(日) 20:27:23 ID:dJItHkUU
恥ずかしながら、齢四十にてして今回DVDではじめて観た。
不勉強で、幸田文の原作も読んでないが(今度読もうとは思った)
冒頭とエンディングで、橋の下からの隅田川の同じカットを観て、
なぜか方丈記の書き出しを連想した。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとゞまりたるためしなし。世中にある、人と栖と、又かくのごとし。」
衰退、滅びていく柳橋芸者の世界がそこはかとなく哀れを誘うけど
それを諦観、突き放してるような感じがした。
79 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/28(日) 20:56:49 ID:XQ+auJBD
原作とちょとずつ設定を変えているけれど、
映画の方がなんとなく良い感じがするね。
ミシン踏むところはちょっと浮いているかな。
高峰秀子は「流れる」は後から無理やり入れた役だから、
あまり印象にないみたい。
けど最初の喧嘩するところと仲谷昇と歩くところはいい。
ノコギリ山が来てぐずぐず言うところとか。
81 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/28(日) 23:20:54 ID:dJItHkUU
>>80 ラストのシークエンスで、1階と2階で親子が、それぞれまったく
別のことを、生業としていく価値観が表されてるような気がする。
親子の世代価値観、芸者業のしがみつく母親と自活を目指す娘。
だけど、早弾きっぽい三味線の音と、ミシンの音が、一瞬ユニゾンのような
効果を上げて、また二つの階を隔てたカットに戻っていく。
田中絹代が饅頭を置いて、階段を下りる前の目線と、階下の台所入り口から
五十鈴と杉村春子の稽古に目をやる哀しさをこめた抑えたしぐさがいい。
ちょっと涙出たよ。
俺は成瀬にしてはちょっと図式的すぎるかなーと思ったけど、
他にも通りの向こうにブルドーザを置こうとしたらしいから、
(重すぎてオープンセットが壊れて断念)
その辺りを象徴的に描こうとしていたんだねえ。
>>82 そう、須川栄三のインタビューで読んだことあるよ。
多分、近所の料亭とかが壊されて更地するような
前を浴衣姿の稽古帰りの芸者が横切るてなカンジを想像する。
岡田茉莉子が飛び込んできて
「染香ねいさん、大変よ!○○屋さんとこ、もう壊してるぅ。
なんでも、貸しビルにするそうよ。」
伝統が破壊される象徴としてのブルトーザー。
84 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/07(水) 17:47:40 ID:38D7MSgE
BSで放送するね
85 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/08(木) 20:17:49 ID:0BDnPzo2
成瀬映画ってタイトルがみんな同じようなんで注意して入らないと赤っ恥を掻きそう
86 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/14(水) 09:58:58 ID:KHijh53W
成瀬の寿命が長かったら市原悦子なんかも結構起用されてたような気がする
ヒロインは美形でも脇役にこだわった監督だし。
そもそも妹と娘がニートなのが問題
88 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/15(木) 04:45:00 ID:dIMq5jEL
幸田文は日常における女の美醜をよく描いているな。
小林信彦がこの映画のことを何度も書いてるけど、最近出た
「昭和の東京 平成の東京」にも詳しい分析が収録されてた。
90 :
この子の名無しのお祝いに :2005/09/15(木) 14:52:38 ID:cOXQTP6C
91 :
90:2005/09/15(木) 14:53:34 ID:cOXQTP6C
>訂正
「娘役」→「妹役」
デコより年下だったことに驚いたよ
93 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/15(木) 16:01:57 ID:bRFQAPGf
石中先生の第三話での
ヒロインの姉役も忘れられない。
どんな役でも「いるよねぇ〜こういう人」
って思わせる貴重な女優さんでした。
合掌。
映画読本のインタビューで
「(成瀬さんの持ってくるのは)チンケな役ばっかりでねえ」
と嘆いていたのは笑えた。
>>92 つーか凸が子役から活躍しているんで、年下に見られる過ぎるんだと思う。
山田五十鈴の7つ下とは思えないもん。
95 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/19(月) 10:57:24 ID:DzMOAuNm
>>92 >>94 年の差で驚いたのは、入谷の叔母さん、山田五十鈴の腹違いの姉役の
賀原夏子だけど、凸のたった三つ上だぜよ。五十鈴より4コ下。
撮影時の女優さんの年調べたら:
山田五十鈴 39才
高峰秀子 32才
中北千枝子 30才
賀原夏子 35才
杉村春子 50才
田中絹代 47才
岡田茉莉子 23才
栗島すみ子 53才
栗島って和製グロリア・スワンソンみたいなもん?
現役でもぜんぜんおかしくないけどな
ちょっとタイプが違うなあ。
若い頃の「虞美人草」なんか、原田知世みたいな感じだな。
『サンセット大通り』のグロリア・スワンソンは、
『サンダカン〜』の田中絹代を思い出させるな。
98 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 00:22:12 ID:8lT7j9V4
杉村先生と栗島先生の差ってたった3歳なのか。
賀原さんと中北さんはほら、見た目が地味だから・・・
99 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 18:50:28 ID:CBS+Mgv9
先日、当時の面影を探るために、柳橋に出没しますた。
川本三郎か小林信彦の本かなにかに、書かれたことが
あるかもしれませんが、読んでいないので、事実を確認しますた。
総武線ガード下で、田中絹代が道を聞く場所は、それらしい
雰囲気のあたりを見かけました。
オープンセットの店の前の小路似ておりやや名残を残す場所も
ありました(美家古鮨さんのあるあたり)
別のところでは喫茶店、とんかつ家も小路に面してありました。
柳橋たもとに昭和20年より営業中の大黒家という天麩羅や
のご主人(70代)に当時の様子を聞いたところ、
ダイハツミゼット(57年発売)が写っている当時の写真を見せてくださり、
料亭が隅田川沿いに並んでいるのがわかりますた。
冒頭とラストに総武線鉄道橋越しに対岸から
柳橋が一瞬写りますが、あのまんまでした。
ご主人は、田中絹代がロケに来たことを覚えていました。
料亭は全部廃業ですが、一軒のみ料理割烹(亀清楼)として
営業を続けています。横綱審議会とかそこで開いてるそうです。
凸様に髪を掴まれて顔唾されたい。そして五十鈴タソが「こいつ起ってきたよ見てみ」って絹代さんにふって、横目でチラっと見た絹タンは「イヤッ」と一言。そして芙莉子タムに「アッ姉さん、精子出てきましたよ」って言われたい
101 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 19:36:13 ID:aOmE0PGk
賀原夏子35歳!
信じられん!あの仕草歩き方どう見ても婆!お見事!
すごすぎる〜〜。
>>101 賀原夏子って文学座脱退組の新劇役者だし、
劇団NLT(New Literate Theatre)の主催者だからね、うまいよね。
栗島にあの建物拐われた時の演技が笑わせる。
104 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/21(水) 21:26:40 ID:yIcgccYe
>>96 粟島すみ子は成瀬のことはミキちゃん呼ばわりで、共演の女優陣は
大先輩ってことで五十鈴ほか全員撮影時はカチコチだったらしいな。
>>104 田中絹代でさえ、楽屋の入り口で到着を待機して
出迎えたそうです。
撮影中の凸の髪結の順番は4番目か5番目だったそうです。
>>104 松竹蒲田は俳優に歌舞伎のような階級ヒエラルキー、幹部制を構成させていた。
一番上が"大幹部"。栗島は初代大幹部。他は川田芳子と柳さく子。
>>105 田中絹代が蒲田のヒラ女優だった頃に"大幹部"だからね。
山田五十鈴は、凸は成城で近いから、
「私、先にやって〜」と飛込んできたと言っていた。
要領よく空いているところに飛込んだのかな?
その五十鈴のインタビューでは、田中絹代が7時なので、私は6時に撮影所入りと。
だから順番は逆順。先に入る。
107 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/26(月) 12:51:08 ID:Y1OkvftL
本日深夜BSで「流れる」放映記念age
どうってことのないストーリーなのに
不思議にリピートしてしまう作品。
最近でも「五目そば」って言い方フツー?
109 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/26(月) 15:00:08 ID:Lfblf9t9
杉村春子が田中絹代にコロッケ買って来て貰って
駄賃代わりに「あんたも一つど〜ぞ」という場面が好きや
女優陣は皆な良かったが、中でも
栗島すみ子と中北千枝子が最高に良かったっす
110 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/26(月) 15:57:04 ID:NvJ/utuJ
キラ星の女優陣の中で、地味だけど賀原夏子の姉も要チェック。
この人以外考えられない役w
111 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/26(月) 16:15:40 ID:Lfblf9t9
>>110 いかにも賀原夏子って役柄で、
あのいかにも根性悪そうな顔・・・何ともいいっすね
この映画で一つ気に入らないのは、宮口精二がどうも
ミスキャストのような気がするんやが
加東大介はむしろこの役の方がヨカタように思うのですが
>95 乙! 賀原夏子が35才 てwww
どーみても55才くらいにしかみえん
ベルもどーみても40後半、反対にデコは20代にみえなくもない
「流れる」の凸はデブ。
カナーリふっくらな凸。アンパンマン。
114 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/26(月) 18:25:24 ID:1KQR/gp+
栗島すみ子は何役ですか?何故突然出演を承諾したのでしょうか?
なるせみきおです。ミッキーと呼んでください。
116 :
99:2005/09/26(月) 19:25:29 ID:w764fkFt
117 :
99:2005/09/26(月) 19:57:22 ID:w764fkFt
栗島すみ子はフガフガしてて声が聞き取りにくい
119 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 10:09:10 ID:m647Dfcz
発声に難ありなのでトーキーに向かないってことで引退
したと思う、年齢のことよりも。
絹代もけっしていい声ではなく低いが、栗島よりずっとマシ。
小林信彦は、後に中古智がセットだと明かした場面もロケだと書いてたりして、
たしかにいい加減。でもあのセットは誰でもロケと思っちゃうよね。
121 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 12:25:51 ID:EXSZpZxh
映画の終わり頃でついウトウトして見逃したシーンがあります。
栗島すみ子が田中絹代に何かを頼んだか勧めたら自分はその任では
ないといった感じで断るシーンです。何を勧められたのかが気になって
ます。昨夜御覧になった方御紹介下さい。その後のシーンで田中絹代が
何か浮かない顔をしていたのも関係があるのですかね。
↑全編の中の一番重要な部分を見逃す香具師
123 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 18:11:27 ID:EXSZpZxh
>>122 そう言わずに教えて下さい。成瀬ファンは心優しき人だと思いますので
宜しくお願いします。
食い物や、じゃ無かったっけ?
125 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 18:41:13 ID:GxArTJLB
>>123 栗島すみ子が、「あの様子じゃ、あの家ももう駄目ね。新しい仕込みの
子もモノになりそうもない。あの子たちには余所にどいてもらって、あそこで
小料理屋でも始めようと思うの。あなた、任されてみる気はない?」
と田中絹代をスカウト。絹代はその場では「はあ・・・私には」と断ってしまう。
絹代のその後の態度(みんなにすまないと思ったのか、饅頭を買ってきてご馳走する)
を見ると、引き受けるべきか、それとも「実は・・・」と打ち明けるべきか、
迷っているように見える。そして、映画は彼女たちの今後を観客の想像に委ねたまま終わる。
絹代の過去がはっきりしないキャラクターが面白いね。「昔は『おかみさん』だった」とか言うので、
実は以前はそれなりの商家や職人の家の中を束ねていて、その振る舞いや手際の良さを栗島すみ子
に見抜かれて誘われているのだろう。
途中で前の家からも「もうここは駄目よ。ウチに来ない?」とか誘われているし。
126 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 18:57:07 ID:GxArTJLB
付記。
栗島が絹代に「10万円預かってよ」と頼む場面も伏線だね。あそこで「この子は使える」
(お金を任せても大丈夫)と思ったのだろう(あるいは、それを試すためにわざわざお金を任せた)
絹代がその場でお金をきちんと数えて(お金を扱い慣れていないと即座には出来ない仕種)、
その後でさっと預かりも渡す所がポイント。いかにも手慣れている。
その他映画内で描写されない場面でも、絹代をじっと観察していた、ということでしょうね。
恐らく画面外では、栗島の頼れるカタギの甥(仲谷昇)にでも頼んで、身元調べも万全ということでしょう。
絹代にとってはいい話なのだが、他の女たちにはあそこで稼業を続けることが
出来なくなる(あの土地を離れると格落ちする)ので困った話。
そこでどうするべきか困っている、というわけ。
127 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 19:18:08 ID:gxSc1bAE
栗島「実はねぇ、おつたさんにいつまでも、あそこに居てもらっても
困るから、どいてもらって、小料理屋でも始めようかと思っての。
つまりこのお店の支店ってわけね。」
田中「あそこで・・・・、それでは、お姐さんたちは?」
栗島「んー、芸者屋をやってくつもりなら、川向こうに移ってでも、やってける
ものくらいは持ってるのよ。あの人たち。フン、でもねぇ、この間、
ちょっと仕込みっ子見たけど、ありゃぁ、一人もものになりそうなのいないよ。
おつたさん、あんなに長いこと芸者してて、やっぱり見る目がなんだねぇ。
ありゃねぇ、みんななみ江になりますよ。体を張らなきゃ芸者として、たっちゃいられませよ。
ねぇ、考えてみて、あんたってひと、なかなか見所があって、
ただの女中さんにしとくのは惜しいと思うの、ねぇ、どうかしら?」
田中「はぁ・・・。」
栗島「今すぐとは言わないけど、ここ一、二ヶ月うちには決めなくちゃと思ってんの。
うーん、勝代を替わりってこともあるけれど、フン、どーもあの子は愛嬌がなくてね、
ありゃぁはお客商売には向かないわ。もしもあなたが駄目なら他に心当たりはあるのよ。」
田中「そのこと、勿論、お姐さんは?」
栗島「思ってもみないでしょ。ねぇ、どーお?」
田中「はぁ、あのぉ、私にはとても勤まりそうもございませんので、せっかくで申し訳ございませんが。」
栗島「そーお、それならそれで、黙っててね、おつたさんにも誰にも。」
田中「では、これで失礼させていただきます。」
>>125 > 絹代のその後の態度(みんなにすまないと思ったのか、饅頭を買ってきてご馳走する)
> を見ると、引き受けるべきか、それとも「実は・・・」と打ち明けるべきか、
> 迷っているように見える。
俺は一種の哀れみからの好意だと思った。
そして絹代が打ち明けることはない。栗島への裏切りになるので。
見るに耐えかねて、居場所のないはずの故郷へ。
行き先は故郷じゃないかも知れない。
しかし、その場にいなければ、
知っていたのにと皆を裏切ることにもならないのだ。
自らの困難を受け入れることによって、誰も裏切ることなく去る絹代。
過激なまでにさりげない演出と演技で、
ますます絹代が最後に全てを拐ってしまう映画になるのであった…
>>117 ガード下の脚その他の構造もそれぞれ眺めてみたんだけれど、
やっぱりそこが問題のガード下だと思うよ。
ところで岡田茉莉子がガード下から出てきて、
警察に行く五十鈴と凸を避けるように眺めるシーンは、
無闇矢鱈に岡田が長い間写っているような気がするんだけれど、
カメラもパンしているし、あれは岡田へのサービスショットなのかね?
それとも岡田が出ていく布石となる心情を表しているのかね?
130 :
123:2005/09/27(火) 20:15:41 ID:6GmxyX9O0
絹代かわいいよ絹代
132 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 20:46:16 ID:tKnSbOpK0
絹代さん、暗くて華がないよ。
133 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 20:53:29 ID:uvcAa5Il0
漏れは終盤近くにお披露目に来た子が可愛いと思った。
今じゃ名前もわかんない女優だよね?
あとついでだけど、今回放映のない「夜の流れに」で
司葉子のお披露目回りで終わるエンディングも成瀬らしい哀感が漂っていて好きだった。
梨花さんって、確かに何者だったんだろうね。
幸田露伴の娘……って、そんなことはみんな知ってるって。
>>133 「夜の流れに」→「夜の流れ」 ね。成瀬+川島の豪華競演。
豪華競演て(w
>>132 そこがええのよ。
五十鈴と同じくらい綺麗やったらちょっとおかしいやろ?
役の上でのことを優先しとるわけやね。
生活のために落ち目の置屋で必死なわけよ。
原作じゃ梨花さん引き受けちゃうんだけどね。
映画の方がいい処理の仕方だ。
田中絹代を引き立てるためという意図もあるかもしれない。
まあ、原作の梨花さんは語り手だから映画の設定とも違うけどね。
栗島すみ子いいね。貫禄あるしなんかカワイイね。嫌味のない上品さがある。
凸はあんまり良くなかった。なんか年齢不詳なんだよねこの頃って。
この頃?
年齢不詳は、もうちょっと前じゃない?
三百六十五夜〜宗方姉妹〜稲妻〜女といふ城のあたり。
重複するけれど、カルメン故郷に帰る〜浮雲〜渡り鳥いつ帰る〜妻の心
あたりは年齢相応の役柄になっていると思う。
「流れる」は久々で最後の年齢不詳じゃないかな。
(常軌の作品は全て「流れる」以前の作品)
ちなみに年齢不詳になるのは、凸が若い女の役やる時、
家の中でも外でも体にピッタリしたスーツ来ているからだと思う。
原節子なんかは外と中では明らかに違う服装が多いけれど。
秋立ちぬ って意外にいいじゃん
これって名作じゃない?
>>141 俺は成瀬のベスト5に入れようかというくらい好き。
高峰秀子って随分野太い声してんのね
>140
そう、あのワンピースはどうにかならんかな。
高峰秀子は相変わらず声が最悪だ。セリフも一人だけ何言ってんのか
聞き取れない。醜声にもほどがある
146 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 01:16:41 ID:8Vg4SVQR
何度も既出だが、仲谷・高峰が川にそって歩くシーン、映像にしてみるととてもいいシーンですなあ
147 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 15:34:48 ID:9QZDsXhl
あの声であのワンピースがいいんじゃない。
ホント、凸はいい体してるよね。たまらんぜよ〜
148 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 22:37:53 ID:CKo79pDo
五十鈴「ポン子おいで」
ポン子「にや〜」
>醜声にもほどがある
実家で録画しといたBS成瀬特集を見てたらウチのオカンが台所から
「あら、ミヤコ蝶々が喋ってるかとおもたら高峰秀子かいな」
とか言いやがんのw
150 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/17(月) 01:06:50 ID:N8BS3rrL
「仲谷・高峰が川にそって歩くシーン」たしか和田誠が
「麻雀放浪記」のなかでオマージュを捧げたシーンでしたね。
151 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/29(土) 06:16:56 ID:9Fme+b+L
「色男でございって顔」
152 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/29(土) 08:07:05 ID:JJQGWAQy
大関クラスの女優ばかり出た上に
御大栗島すみ子が参加したんで
控え室が足りなくて 順番に押し出されて
若手の岡田なんか大部屋に追いやられたらしい
いや床山さんの部屋で食事したらしいぞ。
東宝は俳優の個人部屋がないから、共同の部屋なんだけど息苦しいから。
それを見て「あらこんなところで。最近の俳優は行儀が悪いわね。」
高峰秀子は常にそこで食事していたらしいが。
宮口清二って今まで職人的で寡黙な役でしか見た事が無かった
ので(黒澤映画や寅さん)、この映画では良く喋っているので
驚いた。
>>154 「浦島太郎の後裔」の弁護士姿も見といてください。
警察に連行されるとき、頭かいている鋸山の宮口さんは可愛いw
栗島の策略というかタヌキっぷりが恐ろしいな
はじめから五十鈴の置屋じわじわ乗っ取って
潰すつもりだったんじゃないのか?
表情一つ変えない淡々とした様子が実に恐ろしい。
栗島すみ子って、デコが子役の頃は看板女優だったらしいが
そんなに美人だったの?
可愛い系だよ。「流れる」の頃もちょっとかわいげあるでしょ。
写真観てもあまり可愛いとは思えないかも知れないけれど、動くと凄くいいよ。
で、日本映画界最初のスター女優。
田中絹代があこがれて映画界に入って、
飯田蝶子が付き人やっていたというくらい古い人。
小津より先に松竹に入っている。
小津「淑女は何を忘れたか」、豊田「泣蟲小僧」は
引退後の映画(けど主役)だけど、いいよ。
全盛期の映画は殆んど観られないけど。
ほー、栗島すみ子って昔はそんなだったんだ。
(自分、この映画でしか知らない)
てっきり、大昔から古ダヌキっぽくて有名だったので
抜擢されたのかと勘違いしてた。
栗島が蒲田入った一年前に日活大将軍に最初の女優が入ったんだよ。
それまでは女形。1920年だったかな?
デビューの「虞美人草」の写真は結構かわいいよ。
「泣蟲小僧」の頃は既婚だけどかわいいからね。
若い頃にあの鼻にかかったような声だとよさそうでしょ。
162 :
この子の名無しのお祝いに:2005/11/20(日) 04:52:54 ID:EtACTy/Z
「淑女〜」は既にドス入ってるね
栗島「巳喜ちゃ〜ん。ちょっと来て」
164 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 05:15:57 ID:XE2d3Iib
ポン子
165 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 21:58:34 ID:DgE/lK6p
栗島すみ子主演「夜ごとの夢」(サイレント)
1/14(土)13:00@フィルムセンター
166 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/22(日) 15:42:39 ID:5yITJ/h5
167 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/29(日) 20:23:50 ID:/y+fJBHd
栗島タン
168 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 15:20:23 ID:w2UOMRo/
賀原夏子のトシだがあの当時35歳というのはネタ元の誤植ではあるまいか。
次郎物語にも婆さん役で出ていたがどうみても自然な婆だった。
田中絹代より少し若い程度じゃないか。まあどうでもいいことだが。
169 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 15:47:30 ID:FJi8cHHm
賀原夏子は1921年1月3日生まれということだから、多分それでいいのではないか。
あの役も凄いけど、「女の歴史」でもデコとたいして歳が違わないはずなのに、
映画の終盤ではかなり老け込んだ義母役をやっていたのが印象に残っている。
少し後の「浮草」なんかは実年齢の感じだけど。
171 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 16:26:23 ID:cqDpoS0M
先日の「流れる」といい「雨月物語」でもそうだったが田中さん、子どもを
おんぶするシ−ンをよく目にする気がします。小柄で華奢な田中さんが
重い子どもしょってると何か痛々しい感じでよけい感情移入しちゃいます。
「月夜の傘」もよかったな。
172 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 18:12:32 ID:dAh0KOnc
>169 170
168です。情報ありがとう。そういえば加藤嘉や笠翁も昔から老けてたもんね。
173 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 20:27:24 ID:JHqGNz9X
>>171 そういうイメージだとやっぱ「おかあさん」もつながってきますな
おんぶがあったか忘れたけど
174 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 01:05:54 ID:7FvoxaBE
オ−プンセットらしいけど人形町とダブってしまった。
ガイシュツだが凸と岸田今日子の元旦那が川べり歩くシ−ン、好きだな。
人形町と来たか
176 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 03:53:37 ID:grgzPHa8
ところで南美江がどの役で出ていたのか未だにわからないんですが。
177 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 08:52:10 ID:sXhYP9X3
>176
ラスト近く、若い芸者のお披露目に付き添って来る女将と思います。
人形町はやや観光地テイストが出すぎて
逆にオープンセットっぽくなってる感じがする。
柳橋の町並みはもう完全に壊滅してるね。
179 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 12:47:28 ID:6cHiuo08
>>174 >>178 99, 102, 116, 117 を参照してください。
一部ロケ場所を特定しています。
180 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 15:28:45 ID:e6wmAizM
なるほど人形町か 甘酒横丁あたりや明治座へ向かうあたりね。
>>179 サンクス
181 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 20:35:19 ID:H1kbd5lv
>174
川辺のシ-ン 僕も好きです。あの遠近感、空気感なんともいえません。
昔の風景って魅力的ですね。
182 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/01(水) 15:21:39 ID:CeN8S+RQ
先日のBSで初めて観た成瀬初心者です。
こんな映画、いろんな意味で二度とできないんだろうなあ。
いいものを観せてもらった。。
ところで、前々日かに放映された『女のなかにいる他人』の後に予告編をやってたのを見たんです。
大女優競演として高峰・山田・田中・杉村・岡田の五人が順に紹介された後に、ちらっと映った貫禄満点の女優が、誰だかわからんかった私。
誰なんだろこの凄いオーラの人は?と思ってたんですが、栗島すみ子だったんですね…。
>>157辺りから読んで。> 栗島
引退してからは水木流舞踊の宗家で、
誰だったか忘れたけど女優陣にも教えてるな。(千景?)
184 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/07(火) 20:04:09 ID:fbUtssHL
栗島すみ子のことは祖母が同い年だったので噂は聞いていたけど
「流れる」で初めて見た。貫禄あるし自然で花柳界って雰囲気もある
凸はもう結婚していたからかなり無理があったな32歳ぐらいだし
まあミシン踏んでるぐらいしか役がないよこの映画じゃ
くぐみ声を直したというのはこの後ってことかいな
ところで栗島すみ子は何の用事で赤坂へ行ったんだっけ
DVDもう一回見ればいいんだけど
DVDで今回初見。いいですね。
やっぱり田中絹代の存在感、抜群です。
原作も読んでみたくなり、新潮文庫買いました。
しばらくこの世界に浸ろうと思います。
絹代の演じる女中・梨花(お春)、映画では原作よりもかなり目立たない役回りのようですね。
でも純情可憐な娘役でならした絹代には、芸者よりも清廉な堅気の役の方が似合うと感じます。
187 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/20(月) 10:10:34 ID:uL366z9w
デコの役は原作では「陰気なブス」だったはず
原作にはありません。
あるよ。そのまま「勝代」で出てくる。
(⌒ヽ:::::::::::'''''-,,
<´・\ ::::::::::::::::::ヽ
l D ハ::::::::::::::::::::::ヽ,
∫ .<、・_ ( )
旦 (⌒ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒)
191 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/04(火) 14:24:05 ID:HOF2nQGb
保守
192 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 02:01:59 ID:O8g96vbc
四世代の元アイドル総出演映画
193 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 02:22:00 ID:8yi8H0bW
>四世代の元アイドル
? w
194 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 03:05:16 ID:O8g96vbc
栗島
田中
山田
高峰
岡田
あ、五世代だった
やっぱり中北外されてるしw
子供も影薄いしな。
196 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 23:30:15 ID:0tmsvO6Z
春子は? ポンコは?
197 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 23:45:37 ID:O8g96vbc
198 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 00:27:26 ID:WYqZ8Sfs
199 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 00:30:30 ID:oYeNwJ23
明日を創る人々、素晴らしき日曜日、酔いどれ天使の頃の
中北千枝子はアイドルでしょう。
そもそもそのリストは加東大介が外れているから認められん!
201 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 00:44:15 ID:WYqZ8Sfs
悪い悪い ポン子知らんのかと誤解した。
元アイドルってのは難しいね。
202 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 00:49:08 ID:oYeNwJ23
>>200 え、あのころの中北ってアイドルだったの?
>>194の五人はアイドルとして頂点を極めた実績がちゃんとあるが、
中北もそうなの?世の中の男どもの妄想が千枝子一色だったの?
203 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 00:49:33 ID:WYqZ8Sfs
中北千枝子だけど「めし」での戦争未亡人役で街頭で新聞売ってる姿は
なんか神々しかったな。あれですっかりファンになった。
去年暮れだかに亡くなったのは残念だった。
ああ、あの中北はしょぼくれてなくて立派だった。
そういや小津にはああいう女性は出てこないね。
205 :
この子の名無しのお祝いに:
>>204 そういえばそうだね。知る限りでは「東京」の原節子かな・・・