修羅の群れ「俊藤浩滋さんを大いに語ろう」

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1この子の名無しのお祝いに
東映任侠路線を築き鶴田浩二・高倉健・若山富三郎・菅原文太等
を育て藤純子の父でもあり数々のエピソードを持つ大プロデュサー
俊藤浩滋さんを大いに語りましょう・・・
2この子の名無しのお祝いに:05/02/08 12:40:49 ID:PGkZSkL8
ナンバー2と幼馴染。
3この子の名無しのお祝いに :05/02/08 12:42:35 ID:bjBxGR7f
ナンバー2の協力なしではあんなの撮れなかった。
4この子の名無しのお祝いに:05/02/08 13:09:14 ID:w6dLmB2p
そういえば「ナンバー2」は
三代目襲名では安藤 昇
神戸国際ギャングでは高倉 健
制覇では若山 富三郎
最後の博徒では鶴田 浩二
ボンノ(そのままズバリのタイトル)では松方 弘樹

この顔ぶれをみても「思い入れ」がワカリマス。
5この子の名無しのお祝いに:05/02/08 13:14:12 ID:w6dLmB2p
東映74年作の「あぁ決戦航空隊」も凄かったと記憶してる。
鶴田を筆頭に文太・梅宮・松方・北大路・渡瀬・大木・待田等お馴染東映陣
池部・黒沢東宝陣 中村玉緒に檀ふみ 元安藤組組長 人気絶頂の西城秀樹
日活の大スター旭 今考えただけでも凄いメンツだ
中でもあの右翼の超大物児玉誉士夫の若き日を演じたのが小林 旭。
実話だけに実名で演じるスター映画というのはこの映画ぐらいではないか

今だったら到底作れないだろう 
製作 東映 企画 岡田 茂 製作総指揮 俊藤 浩滋 だもんな

東映74年作の「あぁ決戦航空隊」も凄かったと記憶してる。
鶴田を筆頭に文太・梅宮・松方・北大路・渡瀬・大木・待田等お馴染東映陣
池部・黒沢東宝陣 中村玉緒に檀ふみ 元安藤組組長 人気絶頂の西城秀樹
日活の大スター旭 今考えただけでも凄いメンツだ
中でもあの右翼の超大物児玉誉士夫の若きを演じたのが小林 旭。
実話だけに実名で演じるスター映画というのはこの映画ぐらいではないか

今だったら到底作れないだろう 
製作 東映 企画 岡田 茂 製作総指揮 俊藤 浩滋 だもんな
6この子の名無しのお祝いに:05/02/08 14:28:26 ID:w6dLmB2p
俊藤任侠映画番付

横綱 鶴田 浩二 高倉 健  
大関 藤 純子 若山 富三郎 菅原 文太 小林 旭
関脇 松方 弘樹 梅宮 辰夫 千葉 真一 北大路 欣也
小結 渡瀬 恒彦 大木 実 山城新伍 待田 京介 長門 裕之
前頭 小林 稔侍 室田 日出男 川谷 拓三 岡崎 二朗
   成瀬正孝 志賀 勝 八名 信夫 潮 健児 林 彰太郎  

番外番付
横綱 丹波 哲郎 片岡 千恵蔵
大関 安藤 昇 池部良 辰巳 柳太朗 佐分利 信
関脇 北島 三郎 村田英雄 嵐 寛寿郎 高橋 英樹 天知 茂 
小結 成田 三樹夫 田中邦衛 山本 麟一 津川 雅彦
前頭 今井 健二 曽根 晴美 成瀬正孝 川地 民夫

悪役番外番付
横綱 天津 敏 月形龍之介 安部 徹
大関 金子 信雄 遠藤 太津朗 西村 晃 渡辺 文雄

張出横綱 三船 敏郎 萬屋錦之介
7この子の名無しのお祝いに:05/02/08 18:12:46 ID:Hfs1hZC5
>>4
「伝説のやくざ ボンノ」は、俊藤さんは関わっていないですよ。俊藤さんが
関わったのはリメイク版の「修羅の群れ」。

以前、どこかのサイトで監督の回想を読みましたが、ミュージアム・エクセレン
トフィルムと、I川会との調整役だけの予定が、成り行きで現場の仕切りまでやるこ
とになり、俊藤さんのツテで配役がどんどん豪華になったとか(健さんまで出そうとしたらしいw)

その際も現場主義(極力、現場で撮影に張りつく)を貫徹され、「おまえら、セット
も組まないのか?」とVシネ系邦画の低予算・あの手この手に驚かれたそうです。
それが最後の現場になったわけですね・・・。

全く関係ないが、検索していたら偶然発見。待田京介の項に注目。奄美大島で
何をされているのですかね・・・?
ttp://www.threeweb.ad.jp/~elephant/tuiseki/h/m1.html
8この子の名無しのお祝いに:05/02/08 19:39:03 ID:Hfs1hZC5
以前に目を通した印象だと、俊藤さんの「任侠映画伝」は、肝心の点(そもそも、俊
藤氏はいったい何者なのか?)が、どうもよくわからないですね。
あの幅広い謎の人脈と驚異の企画力、正体不明の虚業家としか思えませんw 

「神戸国際ギャング」で日活の田中登を招いたが、あの本には詳しく書かれていないが、
東映京撮の人間が田中氏をこころよく思わなかったエピソードが有名ですね。
(田中さんは折に触れて、日活から田中さんを呼ぶ英断を下した俊藤さんには感謝してますけどね)

当時は田中氏がいちばん経済的に苦しい時期で、ある映画記者の著書には「田中は
現場の仕出し弁当まで家族に送った」とか無茶苦茶なことが書いてあった。
恐らくは、健さんや文太が現場に米俵などの差し入れをし、スタッフ・キャストが喜んだ
という逸話に尾鰭がついたと思われる。
普通に考えても、クール宅急便も無い時代に京都から東京に仕出し弁当なんか送ったら、途中で腐
っちゃうじゃないかw 田中さん、この記者(元毎日のM氏)には激怒してはったそうやで。
9この子の名無しのお祝いに:05/02/08 19:47:28 ID:ipk580Ye
『修羅の群れ』は東映やくざ映画及び俊藤浩滋衰退の象徴的作品。
やくざ美化とアナクロニズムの失敗作。
10この子の名無しのお祝いに:05/02/08 19:51:55 ID:viGLtMlc
>>8

田中登は色情めす市場撮ったあと、干されてたんだよな
そしてアルバイトして食いつないでいた所、俊藤からTELが

と、何かで読んだ
11この子の名無しのお祝いに:05/02/08 20:05:45 ID:txCos4VQ
893が映画プロデューサーなんかやっていいのか
12この子の名無しのお祝いに:05/02/08 20:39:32 ID:w6dLmB2p
>>11
大体 映画そのものの歴史が興行師から出発してますからね。今の時代
だと考えられない事が過去にもありましたし林長二郎事件の首謀者と俳優
が後々の看板スターと社長の関係であったり・・鶴田浩二襲撃事件も
しかり  何れにしても巨人の監督をスカウトして東映に連れてきたり
鶴田を東宝から引き抜いたり並の人では到底出来ないし  やっぱりタダモン
ではない事は確かですね。

仁侠映画伝と波乱万丈の映画人生岡田茂を読み比べると面白い。
13この子の名無しのお祝いに:05/02/08 21:43:51 ID:fJ2DPudC
5
『あゝ決戦航空隊』は、確か、「題字・脚本協力」が児玉誉士夫だったよね。
山下耕作監督が『将軍と呼ばれた男』で、児玉氏が映画に感激したことを回顧
してるね。

寺島しのぶの演技に対する熱い情熱は、この偉大な祖父上俊藤氏の映画製作
に対する熱い思いを継承しているような気がする。尾上菊之助のおっとりと
したムードは、父方の祖父七代目尾上梅幸に似てる感じがするな。
14この子の名無しのお祝いに:05/02/08 22:20:39 ID:w6dLmB2p
>>13
そっか寺島しのぶは俊藤さんのお孫さんか。。気がつきませんでした。

東映74年作の「あぁ決戦航空隊」も凄かったと記憶してる。
鶴田を筆頭に文太・梅宮・松方・北大路・渡瀬・大木・待田等お馴染東映陣
池部・黒沢東宝陣 中村玉緒に檀ふみ 元安藤組組長 人気絶頂の西城秀樹
日活の大スター旭 今考えただけでも凄いメンツだ
中でもあの右翼の超大物児玉誉士夫の若き日を演じたのが小林 旭。
実話だけに実名で演じるスター映画というのはこの映画ぐらいではないか

今だったら到底作れないだろう 
製作 東映 企画 岡田 茂 製作総指揮 俊藤 浩滋 だもんな

やっぱり凄いですね。三代目ーI会会長ー児玉誉士夫を映画に出来るんだから
15この子の名無しのお祝いに:05/02/09 05:04:56 ID:G+f9+gle
>>10
スレ違いだが、田中氏は当時、作家としては絶頂期(「(秘)色情めす市場」と「実録安部定」)
だが、日活からは敬遠されてしまっていた。
ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0294900.htm

この苦しい時期に、東映で撮った2本は助かったはず。噂される京撮の現場でのいき
さつは残念だが、俊藤氏には本当に感謝している。
ttp://www.cmn.hs.h.kyoto-u.ac.jp/NO1/IVIEW/TANAKA3.HTM

田中さんの生活が安定したのは、TVも撮るようになってからじゃないかな? 最近はヌ
ルいけど、火サスの大地康雄や小林桂樹のドラマでもたまに、随所に田中調があるよ。
16この子の名無しのお祝いに:05/02/09 10:32:52 ID:aJm6WO71
で結局俊藤さんはどういう意図で田中登さんを使いたかったんだろうか?
17この子の名無しのお祝いに:05/02/09 12:42:33 ID:gwmzFEJA
>>16
単純に他社の気に入った監督を呼びたかったのでは? 「神戸国際ギャング」自体はそんなに
面白くはないが、なぜか、そこで敢えてアクション映画を撮らせるセンスも変わっている。

寺山修司「ボクサー」(77)久世光彦「夢一族 ザ・らいばる」(79)、
倉本聰を呼んだ「冬の華」(78)、大映映画作品に俊藤氏が外から加わった形
だが岡本喜八「ダイナマイトどんどん」(78)、後年も、山下耕作・中島貞夫ら
に撮らせた保守的な企画の合間に一倉治雄や和泉聖治を起用したり、必ずしも
成功作ばかりではないが、先物や話題の人、新鋭を買うのは好きな人だね。

岡本明久みたいにポシャった(労組専従になったためらしいが)人もいますが・・・。
18この子の名無しのお祝いに:05/02/09 13:51:08 ID:aJm6WO71
>>17
なるほどね。深い考えはなかったって事ですね。
確かに新しいもの好きな一面はキャスティングにも反映してるな・・
 
中井貴一や加藤雅也にいち早く目つけてたし。。
それに野球の野村監督じゃないが「スターの再生」は上手だった。
スターの再生 鶴田・健さん・文太・若富
元々スターだった人に新たなる活路を・・池部・旭・佐分利
脇からスターへ  藤・松方・北島 等など

逆にそうした事情が任侠路線を生み出した様にも思える。
19この子の名無しのお祝いに:05/02/09 16:41:03 ID:n6L8Qafc
『あ丶決戦航空隊』がオールスター超大作(三時間二十分)なのに
映画史において地味な扱いなのは児玉誉士夫の件がある為。
大西中将との交流があったとはいえ
利権右翼の頭目を肯定的に描いた意図は理解しがたい。
『日本のいちばん長い日』での大西中将、小園大佐のいい加減な描き方に比べて
この作品は正当に描かれていただけに残念に思う。
20この子の名無しのお祝いに:05/02/09 16:48:34 ID:81FMtN4I
>>15
やっぱり田中さん、京撮のスタッフにイジワルされたの?
21この子の名無しのお祝いに:05/02/09 19:13:12 ID:aJm6WO71
>>20
京撮はヨソノモに対しては「ムラ意識」があって凄い所らしいよ。
あの黒沢天皇だってノイローゼになったり・・
小林旭だって相当苦労したらしい。
22この子の名無しのお祝いに:05/02/09 19:55:50 ID:aJm6WO71
東映69年作の「日本暗殺秘録」は何故ビデオ・DVD化されないんだろうか
23この子の名無しのお祝いに:05/02/09 21:06:45 ID:81FMtN4I
>>22
おそらく、井上準之助を暗殺した小沼正が撮影当時まだ健在だったり、
井上日召とか右翼が実名で演じられているのがヤバいのでは(それでも映画化する根性は凄い)
24この子の名無しのお祝いに:05/02/09 21:16:55 ID:p2S6NQxe
『日本暗殺秘録』、去年久々に大阪で再見したけど、素晴らしかった。
笠原和夫のシナリオ、緻密で深いねえ。中島貞夫監督が『浪漫工房』の
インタビューで「鶴田さん・健さんの出演交渉に関しては、俊藤さんが話を
進めてくれました」という趣旨の事を言ってたね。
25この子の名無しのお祝いに:05/02/09 21:32:17 ID:aJm6WO71
東映って山城新伍が言ってたが右でも左でも上でも下でも何でも撮るって
俊藤さんの力って計り知れないんだろうな。

それにしても「同期の桜」「山口組三代目」に「日本暗殺秘録」
タイトルだけみても凄いな
26この子の名無しのお祝いに:05/02/10 07:37:09 ID:Au9z89LA
>>25
京撮所長当時の岡田茂が最初らしい−「右でも左でも、おもろい物なら何でもええ」
俊藤氏が健在な内に「実録 共産党」を作ってほしかった
27この子の名無しのお祝いに:05/02/10 08:42:26 ID:WLJeqE18
>>26
マキノ光雄じゃないの?
28この子の名無しのお祝いに:05/02/10 09:47:11 ID:iIZ2PGNj
さすが東映ですな。
本当個性のかたまり集団ーその中でも岡田=俊藤コンビは無敵だったんですね。
そうじゃなきゃ京都東映村は押さえられないんだろうね。
 
さすがの俊藤さんも最初は洗礼を受けたらしい
やっぱ時代劇の京撮という絶対的なプライドとスター至上主義が成立
し且つ封建的な村社会。あの鶴田だってスタートは大泉からだし
京撮物ではなかなか主演は無かったし・・でもその鶴田も俊藤マジック
で京撮の「顔」になっていくんだね。俊藤さんも一緒に あの運命の一作
「日本侠客伝」で京撮も変わって行く事になるとは・・・
29この子の名無しのお祝いに:05/02/10 16:12:15 ID:P7VieHkX
>>28
京撮で、自分がいまだによくわからない点。

・所内に、東映京都撮影所、東映京都制作所(東映太秦映像)、東映京都テレビプロ
 (現在は解散)の3つの事業主体があり、それぞれに微妙に格があるらしい。
 同じTV作品でも、「京都撮影所」が手掛けると格上扱いになる? また太秦映像
 やテレビプロは、原則としては本編の仕事はできない(できなかった)らしい。

・いまはほぼ世代交替したと思われるが、昇進しない古参助監督、ほとんど映画を撮れ
 なかった監督(深尾道典など)がいる一方で、TV映画では社外監督や若手契約助監督から
 の昇進組が起用されることが多い。
 TV映画はキー局Pや主演者の意向(要するに親しい監督が呼ばれやすい)で監督が決
 まることが多く(とくにユニオン映画の孫請け作品に社外監督多し)、現場から監督を上げることは
 難しかったとも聞くが・・・CAL=東映太秦映像のナショナル劇場などは、TBSよりもCALの方がスポ
 ンサーに近く決定権があり、太秦映像に近い監督が起用されるとか。

・・・いろいろと政治性があるらしいんだよなあ・・・。
30この子の名無しのお祝いに:05/02/11 11:35:33 ID:SfzKKtEI
牧口雄二さんとかね。
31この子の名無しのお祝いに:05/02/11 13:44:23 ID:9+DRyDGb
石井輝男さんも最初凄かったらしいね
32この子の名無しのお祝いに:05/02/11 17:13:30 ID:SfzKKtEI
>>31
しかし石井さんはエロおやじなので、京都のスタッフさえ辟易したというから凄い
33この子の名無しのお祝いに:05/02/11 17:22:19 ID:9+DRyDGb
修羅の群れのリメイク版で旭・文太・丹波等の出演は俊藤ルートでわかるんだが
渡哲也はどのルートっていうか・・まさか旭が声をかけたとも思えないし
知ってるがいたら教えて下さい。想像でも結構ですので・・
私見として
@俊藤ー岡田ーコマサ A一気に俊藤ー渡  
34この子の名無しのお祝いに:05/02/11 20:37:30 ID:JffWoAd4
>>30
牧口さんは無茶苦茶エエ人らしいね。もっとも、あの業界の人は親しい人には親切だけどね。
(というか牧口さんの場合は、京撮内でも性格が優し過ぎて良くも悪くも強く出られなかった気がする。
 突っ張ったのかTVすら余り撮れなかった人もいるのに、黙々とローテーションを支えた。)
ttp://www.tky.3web.ne.jp/~omegaman/maki_716.htm

>>32
石井さんが強引で、女優にも容赦が無かった(今ならセクハラ)のは事実だが、わざと
キツいことを言ってスタッフを圧倒し、自分が主導権を握るためでしょうね。

>>33
ストレートにAじゃないかな? 面識はあるはずだし。
35この子の名無しのお祝いに:05/02/11 22:49:51 ID:0ys+yCie
若山主演のやくざ映画を作るのなら
錦之助、橋蔵の時代劇を残して欲しかった。
監督も沢島、工藤、長谷川、山内らで…。
36この子の名無しのお祝いに:05/02/11 23:21:26 ID:9+DRyDGb
>>35
東映時代劇衰退の変わりに出てきたのが仁侠映画。その任侠路線を育てたのが
俊藤さんだったので入れ替わりですね。時代劇俳優や監督はテレビへ移り・・
結局錦之助も橋蔵も客が入らなくなったから企画が通らなくなったんだね。
  
言ってる事は良く解りますけどね。
37この子の名無しのお祝いに:05/02/12 00:10:05 ID:m+GRufM9
>>33
渡哲也は昔、作さんとやってるからねえ
38この子の名無しのお祝いに:05/02/12 22:19:06 ID:oN27OMJR
どの撮影所でも外部の人間が来ると必ず嫌がらせをします。
39この子の名無しのお祝いに:05/02/12 22:58:01 ID:OhxHqKVd
>>21
>>38
最近やっと、4年まえの文藝春秋に掲載された白井佳夫&大澤豊の
「トラ!トラ!トラ!」内幕暴露対談を読んだら、
東映のスタッフは黒澤に対しても噂の「スポットライト落とし」の威嚇をやったらしいね。
そりゃあ、天下の黒澤でもノイローゼになる。
田中美佐子がまだアイドルだった頃に出版したエッセイの中にも、
「ダイヤモンドは傷つかない」撮影中に東映スタッフから(パキ監督とともに)
様々な嫌がらせを受けたことへのグチが長文で書かれていて、
「アイドル本なのにこんなこと書くとは!」と驚かされたものだった。そこまで怒ってたんだろう。
40この子の名無しのお祝いに:05/02/12 23:10:46 ID:OhxHqKVd
趣旨違いの話が続くけど、勘弁。
以前から気になっている京撮関係の不審な事故。

・「肉体の門」撮影中、かたせ梨乃が所内を歩いていたら、
 近くに積み重ねてられていた材木の山が崩れ、かたせは足を骨折。
・「遺産相続」撮影中のセット内で、撮影中、重いドアが突然に倒れかかり、
 そのドアを開けようとしていた演技中の佐久間良子が指の骨を折る大怪我。
・これは所内ではないが、京撮作品「魔界転生」のロケ撮影中、
 窪塚洋介が足を滑らせてガケから転落し、大怪我。

他にも何件かあったと思う。東映京都ばかりが、こういう事故が多すぎる。
41この子の名無しのお祝いに:05/02/12 23:45:08 ID:4+YDffNZ
>>39
>「ダイヤモンドは傷つかない」撮影中に東映スタッフから(パキ監督とともに)
>様々な嫌がらせを受けた

これは東映東京だけどな。

>>40
かたせや佐久間はその前から京撮によく来ていたはずなんだけど・・・あそ
こは独特で、本当によくわからないんだよな・・・。
42この子の名無しのお祝いに:05/02/13 02:19:20 ID:HxcKvc84
・深作も初の京撮作品「仁義なき戦い」で
 スタッフと険悪な関係になったそうな
 
43この子の名無しのお祝いに:05/02/13 12:54:06 ID:v/K586AO
佐久間良子って生え抜きの東映女優じゃなかったの?
44この子の名無しのお祝いに:05/02/13 16:14:21 ID:slpoviLp
>>43
思うに東映再開後、千恵蔵やら右太衛門両御大始め錦之助・橋蔵らスター
中心によるシステムの完成に監督やスタッフが東映時代劇全盛を作ってきたんだ
という自負心が独特のムラ社会を形成したんじゃないだろうか・・
 
東映東京なんて二軍ぐらいに思っていたと思う。
しかし皮肉なもので当時京撮所長だった岡田茂が東京所長になり日活路線を
意識したギャング物(井上梅次や石井輝男ら外部の監督)や裕次郎の花と竜に
ヒントを得て鶴田の飛車角で東撮が頭角を現してくる。
有名な話として「日本侠客伝」がターニングポイントとなってくる。
京撮時代劇から俊藤任侠路線の幕開け・・
それでも京撮古参の監督始めスタッフは東京からくる俳優やら監督を相当苛めた
らしい。 
松方は京撮では人望があるらしい「首領になった男」「蔵」「流れ板七人」
なんて全て京撮作品。
45この子の名無しのお祝いに:05/02/13 16:42:32 ID:v/K586AO
そもそも京都人自体が嫌らしいんですよ!
46この子の名無しのお祝いに:05/02/13 18:49:58 ID:zaVbjAt7
それなら京撮出身者による
イヤガラセの手口と対処法を書いたハウツー本だしてくれ
47この子の名無しのお祝いに:05/02/13 19:03:11 ID:8h6HauQW
京都出身でしかも東映出身の山城新伍が京撮を批判してたな。
新伍も東映ニューフェイスからテレビの方で売れちゃったから・・
その後映画に出た時辛かったと・・京撮の作る現代劇は古いとか・・ 

反対に錦之介が柳生一族の陰謀で戻った時全員涙で出迎えたらしい。
48この子の名無しのお祝いに:05/02/14 14:37:19 ID:2qp6SEnb
>>47
スタッフが「若! お帰りなさい!」と言って錦之介を出迎えたらしいからね。

石坂浩二が水戸黄門役を1シリーズだけで降板した後、「もう二度と京都では仕事をしない」と苦々しく語っていた。
京都で、というのはすなわち京撮でということだろう。やはり彼も相当なイジメにあったんだろうと思った。
70年代後半以降、京都育ちのスタッフや役者が減って、京撮の人々は孤立感を抱いて内心焦っているじゃないか。
石坂にああまで言われた後の次の黄門役に里見浩太郎を迎えたのは、京撮の人々の焦りの現れのような気がする。
最後の切り札というニュアンスが漂っている。
里見が黄門役を降りたら、その時が「京撮の伝統」の実質上の終焉の時だ。
49この子の名無しのお祝いに:05/02/14 15:22:58 ID:9MnWe3mI
 良い伝統は心配だが、悪い伝統はさっさと無くなって欲しい。
つうか石坂さんの最近でさえそんなとこあるんだな。いつの時代だと思ってんだ・・・
50この子の名無しのお祝いに:05/02/14 15:58:03 ID:Md2YA4tj
いつの間にか「東映京都撮影所を語ろう」になってる。
ま イッカ  テーマはある意味一緒だから
51この子の名無しのお祝いに:05/02/14 19:20:02 ID:XU6ICSEJ
京撮の人はみんな結託しているわけですか
阿吽の呼吸で
52この子の名無しのお祝いに:05/02/14 19:27:30 ID:gGVa+73E
53この子の名無しのお祝いに:05/02/14 20:26:28 ID:/67cG/kC
アメリカにお目こぼしされて、一度も空襲されなかった町だ
同じようにジュウタン爆撃されてたら少しは変わってたかもナ
54この子の名無しのお祝いに:05/02/14 20:32:03 ID:Md2YA4tj
東映は岡田茂が広島 俊藤浩滋が神戸 鶴田は浜松 健さんは福岡
関西系出身が優遇されたのか・・
55この子の名無しのお祝いに:05/02/14 20:34:13 ID:p0ncm6rR
この人の息子Vシネとかで俳優やってね?
全然パッとしないけど
56この子の名無しのお祝いに:05/02/14 21:47:05 ID:Md2YA4tj
>>55
息子じゃなくてお孫さんね  寺島しのぶの方が圧倒的に売れちゃったね
東映系の息子は全部売れないな
弘樹・稔侍・曽根・岡田前会長・俊藤さん・文太・三田・佐久間等
反対に娘は頑張ってる 梅宮・藤・鶴田等
57この子の名無しのお祝いに:05/02/14 23:05:51 ID:99T88zJ2
>>48
>石坂にああまで言われた後の次の黄門役に里見浩太郎を迎えたのは、京撮の人々の焦りの現れのような気がする。

決めるのはCALのPだけどね(ナショナル劇場は電通系のCALと松下が
直接、つながっていて、TBSには余り発言権がない)
あくまで、東映太秦映像(旧・東映京都制作所)は下請け。

むろん、CALのPが「京撮でも上手くいきそうな人」ということで里見に
したのは想像に難くないが。すでにあの枠も、「水戸黄門」のオフシーズンに流していた
「大岡越前」「江戸を斬る」などが終わり、すでに1年のうち3クールしか
CAL=東映太秦映像作品はない。たしかに土壇場だろう。
58この子の名無しのお祝いに:05/02/16 10:18:47 ID:dwuWbilh
役者の生理を知り尽くした人。
三橋・フランキー・黒沢・池部・志村・星・浜・三船等東宝勢
佐分利・三上・文太・安藤・生田等松竹勢
江波・安田・若山・成田・勝新・天知・田宮等大映勢
宍戸・郷・二谷・梶・旭・英樹・松原・葉山・川地等日活勢
寛美・北島・村田・中井・陣内・高島・萩原・ビートたけし等
これだけのメンツをスカウトし出演させるプロデューサーは他にはいない
59この子の名無しのお祝いに:05/02/16 13:14:50 ID:/SyVjwMZ
ブラックレインで優作氏の芸名が佐藤浩二だったのは偶然だったのだろうか
若山さんや健さんはどう思ってたんだろう
60この子の名無しのお祝いに:05/02/16 19:06:27 ID:dwuWbilh
>>59
佐藤浩二は気がつかなかったが
若山富三郎がやった親分役の名前「菅井国雄」のほうがピンとくるものがある。
61この子の名無しのお祝いに:05/02/17 15:29:54 ID:4X0xTkqR
 まあ役名のアイデアとしてもらったんだろね。
62この子の名無しのお祝いに:05/02/17 20:06:30 ID:45wbCsIX
お葬式に滅多に出ない健さんが俊藤さんが亡くなった時真っ先に駆けつけ
枕元で「時勢時節は変ろうとも俊藤浩滋は男じゃないか・・」と人生劇場
を唄ったらしい。まさに映画を地でゆくいい話ですな。。
63この子の名無しのお祝いに:05/02/18 00:45:47 ID:YmhnPP0I
俊藤氏が亡くなったのが2001年10月12日。富司純子は「あっちに行ったら、
鶴田さん、若山さん、勝さんがいるから、また素晴らしい仁侠映画が撮れる
ね」と棺の中に眠る亡父に語りかけたという。

64この子の名無しのお祝いに:05/02/18 01:07:28 ID:gH6x5gnG
とにかくいまだにカツラの線が額に浮き出るような低級時代劇を作るのは止めてほしい
65この子の名無しのお祝いに:05/02/18 11:08:51 ID:2hYfSY1n
俊藤氏の汚点

・東映社長の座を狙って失敗

・娘に歌を歌わせたこと
66この子の名無しのお祝いに:05/02/19 20:13:24 ID:laQ1fETi
>>65
東映社長の座を狙って失敗
これは俊藤さんが中心になって片岡千恵蔵御大を担ぎだしたんだからチト違いますね。
・娘に歌を歌わせたこと
これは当時任侠映画真っ盛り うまい下手関係なく主演者は歌わされた・・
日活の赤木も下手だったが味のあるように緋牡丹のお竜さんもそれなりに味があったんでは
67この子の名無しのお祝いに:05/02/19 21:22:12 ID:zbVMS4D/
任侠路線の空前の大成功で無敵の快進撃を続けた俊藤さんが
躓いたのが昭和48年の『仁義なき戦い』。
東撮の深作欣二を抜擢して大成功。
しかしその成功が、任侠路線の変換及び世代交代の流れを促進。
戦術的大成功が戦略的失敗という無念の結果に。
実録路線推進派の岡田、日下部らとの路線闘争に敗北。前戦から一歩後退。
盟友鶴田の主演作激減、高倉健もローテーションの中心から外れ、深作、笠原とも訣別等、苦い結果に。
昭和50年以降、現場に復帰してオールスター大作を製作も、高倉健の離反、文太の桃次郎化、
深作欣二、笠原和夫との訣別、山下耕作の衰退等で、中島貞夫一人に頼る状況で黄金時代復活ならず。

俊藤さんにとって世評の「やくざ映画の最高傑作は『仁義なき戦い』」は実に複雑だね。



68この子の名無しのお祝いに:05/02/20 12:23:46 ID:gybR6R6E
「仮面ライダーZX」で知られる菅田俊の芸名の由来。
菅原文太の菅、鶴田浩二の田、俊藤浩滋の俊だそうで。
東映任侠映画大御所三氏のハイブリッドネーミングなんだ。
69この子の名無しのお祝いに:05/02/21 01:22:35 ID:7xrBt4d3
 そんな名前をつけさせてもらうなんて・・・
菅田って期待されてたのかな?
70この子の名無しのお祝いに:05/02/21 12:26:49 ID:S9+LL67D
「制覇」って映画に若き日の菅田俊や宇梶剛士が出てるね。
71この子の名無しのお祝いに:05/02/21 19:55:49 ID:Vkl2yVgF
>>70

「制覇」って岸田森の遺作なんだよね。
72この子の名無しのお祝いに:05/02/22 13:36:37 ID:4EVxw9fR
>>知らなかったな・・どんな役でした?
73この子の名無しのお祝いに:05/02/22 14:05:20 ID:SMgzqwJI
>>71
遺作は翌年の「南極物語」。

>>72
東北の小さな組の組長。
74この子の名無しのお祝いに:05/02/23 21:24:01 ID:iuNHZsQq
勝新・松方主演の「戦争と平和」見たかったな・・
75この子の名無しのお祝いに:05/02/24 02:23:56 ID:BErcyGM4
 そんなんあったん?
76この子の名無しのお祝いに:05/02/24 05:35:40 ID:OBbjSe2g
あげる
77この子の名無しのお祝いに:05/02/24 11:29:50 ID:k08abhX9
>>75
クランクイン直前で中止になったらしい・・
モデルとなったやくざ組織がクランクイン直前で抗争になり配慮したんだと。。
78この子の名無しのお祝いに:05/02/24 14:46:20 ID:BErcyGM4
「戦争と平和」でヤクザ映画・・・?
79この子の名無しのお祝いに:05/02/24 15:50:09 ID:lr1Ofiqf
天政会は永久平和を祈念する組織じゃけん。
80この子の名無しのお祝いに:05/02/25 16:28:28 ID:3MrK5Xga
今だったら山守役は誰がええんかの?
81この子の名無しのお祝いに:05/02/25 17:09:50 ID:fRlfrIh2
スレ違い気味だけど、奥菜の親父が共政会幹部ってマジ?
だったら完結編あたりにモデルになった人物が出てるのかな?
82この子の名無しのお祝いに:05/03/01 13:42:01 ID:YGiQnATp
俊藤さんの「修羅の伝説」はなかなか面白かった。
今考えると結構なキャスティングだ。
旭・たけし・平幹・のり平に陣内・内藤・清水・白竜に西岡・室田まで
それぞれが役にハマッテル  最後に主題歌が流れて往年の任侠映画を彷彿させてくれた。
83この子の名無しのお祝いに:05/03/07 20:52:02 ID:kjIimgBu
しかしスゲナ〜三代目に稲川総裁に会津の小鉄親分 映画にしちゃんだから
84この子の名無しのお祝いに:05/03/07 21:04:34 ID:xKXtxd5g
>>83
「炎のごとく」?
85この子の名無しのお祝いに:05/03/07 21:53:05 ID:kjIimgBu
>>84
「山口組三代目」主演 高倉  健 三代目
「修羅の群れ」 主演 松方 弘樹 稲川総裁
「残  侠」  主演 高嶋 政広 会津小鉄
86この子の名無しのお祝いに:05/03/07 21:53:24 ID:6Ckt/OvX
『炎のごとく』初代会津小鉄  上坂仙吉
『残侠』  三代目会津小鉄  図越利一

この場合は『残侠』
87この子の名無しのお祝いに:05/03/07 23:04:54 ID:FgsIGyX/
俊藤のおやじは図越さんの杯もろとったんかいな?
88この子の名無しのお祝いに:05/03/08 10:20:53 ID:+VFltrM4
>>87
ボンノとは幼友達
89この子の名無しのお祝いに:05/03/10 14:45:34 ID:BQ8/wxkR
健さんとはなんで組まなくなったんだろう?
90この子の名無しのお祝いに:05/03/18 19:09:15 ID:P7aPHcNX
「冬の華」が最後だね。。

91この子の名無しのお祝いに:05/03/19 23:28:07 ID:lnGTd82K
健さん主演「香港ジョウ」ヤッテ欲しかった。。
92この子の名無しのお祝いに:05/03/20 16:48:04 ID:Y1Up5G3k
「神戸国際ギャング」のセックスシーンを撮る撮らないで 袂を分けたって
俊藤さんの著書でいってたな。
93この子の名無しのお祝いに:05/03/21 00:30:17 ID:SqckNaDK
健さんと文太兄ィの共演作、『神戸国際ギャング』が、現時点では最新作かな?
あの映画以降二人は共演してない、と思うんだけど。
94この子の名無しのお祝いに:05/03/21 01:03:25 ID:huxnRaKv
その直後に、石井輝男の『大脱獄』がある。
95この子の名無しのお祝いに:05/03/21 01:08:39 ID:huxnRaKv
ごめん。『大脱獄』の方が前だった。
96この子の名無しのお祝いに:05/03/21 02:18:39 ID:VRNzGdyk
健さんは東映退社後 何本か東映に出演しているが「野生の証明」で松方・梅宮
と共演を果たすが この映画以降東映のスター俳優と共演していない・・
東映お馴染の鶴田・文太・梅宮・松方・千葉・丹波等とは今だにない・・
若山とは外国映画で共演したが(小林桂樹の代役)。

稔侍・邦衛・池部等とは多く共演しているが・・

こうしたところにも俊藤さんとの距離が感じられる。
俊藤さんは自分の企画する映画には必ず健さんをキャスティングしてたと聞く。
「日本の首領」の鶴田の役は健さんだったらしい
「青春の門」の若山の役も健さん。。。
97この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 17:05:01 ID:7QClLTcn
『二百三高地』の乃木役に、笠原和夫が直接口説きにいったらしいけど、健
さん、断ったんだよね。『アナザーウェイ』でも山下耕作監督は健さんの出演
を待望していたが、無理だったらしい。

1994年『四十七人の刺客』では尾上丑之助(現、菊之助)が大石主税役。
来年公開の『千里走単騎』で健さんと寺島しのぶが共演。俊藤さんの孫たちと
健さんの共演は、ファンにとっても感慨深いものがあるね。
98この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 22:49:41 ID:/yhwexph
そういうことだね。。
99この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 23:02:12 ID:L/PPrC2P
漏れは「あ・うん」で健サンと純子さんのあの雪のシーンに目頭が熱くなったYO
100この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 09:06:34 ID:Dhq/Ir/7
やっぱり健さんの相手役は純子さんが一番だと思うな。。
101この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 20:14:04 ID:Dhq/Ir/7
「あ・うん」の撮影の時 健さんが突然俊藤さんの家に訪れ玄関先で
「ご無沙汰しております・・・」とポツリ・・俊藤さん「マアあがれや・・」
健さん涙浮かべ「又お邪魔します」と・・・
102この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 10:29:35 ID:g+u5jBYJ
俊藤さんの著書の中で
一番好きな俳優は鶴田浩二 二番目に好きな俳優は萬屋錦之介
一番映画を撮ってみたい又は一番イイ俳優は高倉健だって・・
103この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 11:03:05 ID:zvC+hYXA
>>102
日本侠客伝の頃は俊藤さんも発言力がまだナカッタ頃だし アノ頃錦之助はトップだし
時は流れ 「最後の博徒」で大親分の役でゲスト出演してるのを見ると色々あったんだろう・・
健さんは何故か?俊藤映画を避けてたように思えるし・・
鶴田・錦之助・健さんに対するコメントが微妙な言い回しだな。。
104この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 19:31:08 ID:zvC+hYXA
>>96
健さんの塙竜五郎見たかったな。。
105この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 12:04:09 ID:NOpYGA87
俊藤さんみたいなプロデューサーは二度と出ないだろうな・・

児井 英生・永田 雅一・・大物俳優をガッチリ管理でき大物監督をあごで
使える人はこういう時代は無理なのかも知れんな。。
106この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 13:37:27 ID:MvZ3QWx5
永田は児井、俊藤以上の超大物。
比肩するのは城戸ぐらいじゃないのかな。
107この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 22:22:02 ID:95MDDwQZ
先日、nhkのドキュメンタリーでプロ野球2リーグ創設の話ってのをやってたよ。
セリーグの正力、パリーグの永田を対比した番組だったけど、後半からは永田さん
を中心にした構成(擁護?)になってたね。
 天覧試合を成功させて一気に人気を獲得した正力、映画も野球も一般大衆のため
に盛り上げるんや〜と頑張ってた永田さんてな感じで。東京スタジアムって10年か
そこらで無くなっちゃったんだね。勿体無い・・・
108この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 17:15:22 ID:fLnkyOdz
馬数等を新宿歌舞伎町しかも夜走らせるんだから・・只者じゃない事は確かだね。。
109この子の名無しのお祝いに:2005/03/28(月) 13:14:57 ID:X4O6PJPk
あの長谷川一夫をアゴで使ってのも凄い。
110この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 10:27:39 ID:KPrhL/CK
>>107
昔って映画が相当儲かったんだね・・野球場建築しちゃんだから・・
ハンパじゃないよね。
イケイケって感じで・・ある意味勝新なんかカナリ影響うけてる気がするな?
111この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 11:59:18 ID:a/vYpgZL
東映フライヤーズを日本一にした影の仕掛け人!
112この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 10:40:45 ID:tjZiigpX
>>111
どういうこと??俊藤さんって野球の人??
113この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 12:09:30 ID:vp786ihW
>>106以降、永田雅一の話になってる。
114この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 22:03:07 ID:tjZiigpX
俊藤さんの話に戻しましょう。。
で!野球の話はどうなりましたか?どなたか教えて下さい??
115この子の名無しのお祝いに:映画暦110,2005/04/02(土) 14:50:48 ID:7S/2fm5n
俊藤さんが映画界に入る以前からの知り合いだった水原巨人監督を東映の大川博
社長に紹介っていうか橋渡して「東映優勝」へ導く役割を果たしたって事の意味じゃないの。
116この子の名無しのお祝いに:2005/04/03(日) 22:40:45 ID:Vh6K6e5g
俊藤さんって映画界はいる前ナニやってたの??
117この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 10:05:51 ID:5Vw9fhBo
超一流のクラブのオーナーってのは有名な話らしい・・
映画化もされたらしよ。。
118この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 09:53:33 ID:jjZp1r77
タイトルは忘れたが大映で山本富士子主演の映画だと思うよ。
119この子の名無しのお祝いに:2005/04/06(水) 22:20:31 ID:LWZo2zKz
>>118
「夜の河」だったような?  俊藤さんの奥さんがモデルの映画だと思う。
120この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 01:17:40 ID:ixn/sWfq
安藤昇さんと俊藤さんの接点は?ご存知の方教えて下さい。。
121この子の名無しのお祝いに:2005/04/12(火) 11:21:26 ID:fmHPkSRC
俊藤さんは安藤さんをスカウト。当時東映は任侠路線全盛。スター不足を補う
為直接スカウトしたのが接点だったと著書の中で言ってる。
松竹からその安藤さんが一緒に連れてきた俳優が菅原文太。
122この子の名無しのお祝いに:2005/04/14(木) 19:11:18 ID:7dguxSyI
俊藤スター再生の二番星 菅原文太  一番星 若山富三郎。
123この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 20:31:20 ID:1H19C/qP
三番星は残念ながら作れナッカタね。
124この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 09:44:53 ID:x9VwUDsk
実録路線以降、映画への感覚が鈍ったとしかいいようがない。
ボクサー、夢一族、ざらいばるとかは酷すぎる。
深作、笠原コンビの作品を否定した時点で終わっていた。
125この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 12:41:44 ID:utP2yYb3
>>124
異口同音。
後ろ盾(東映)を無くした時点で万事休す。日活の江守さん同様・・爆発的ヒット
路線を築き下降線になるとポィ・・しかしスターを大事にしてたせいか晩年の作品
にはかつて銀幕を彩ったスターが大挙出演した「修羅の群れ」が色々な意味において
遺作になった事は俊藤さんへのご祝儀とも言えるんでは・・
残念なのは健さんが出演しなかった事が悔やまれるが・・
しかし松方・梅宮・丹波・文太・中井・旭・渡・・凄い顔ぶれだ・・
126この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 17:04:04 ID:MddnujjC
梅宮出てないっしょ。それより待田を忘れるな〜
127この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 17:23:45 ID:84yqy3ZT
>>126
第一部で喧嘩になった組の組長役
で出てたような・・・
128この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 17:39:38 ID:iBKs8I1Y
梅宮出てるよ・・
待田京介・岡崎二朗・高松英郎・二宮さよ子・鶴田さやか・俊藤光利等・・
俊藤人脈に目黒大樹・夏八木勲・名高達男等・・松方人脈に寺島進・小沢仁志
隆大介・やべりょうすけ等 Vシネスター・・任侠オールスター映画だ。
129この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 02:13:51 ID:Tpqdp7Ei
健さんが「制覇」や「修羅の群れ」に出演しなかったのは正解。
花田秀次郎やお竜さんのファンは
実在のやくざを基に製作された映画には抵抗あると思うよ。
勧善懲悪や義理人情といった任侠の美学を実在の人物で作ると、
押付けがましいし、色褪せて見える。
130この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 09:32:24 ID:pmFI8vQ6
>>129
山口組三代目で田岡一雄(実名)で堂々と主演してるよ。
神戸国際ギャングではボンノこと菅谷政雄役もやってるし・・
131この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 14:59:36 ID:8CM6wMOe
鶴田さやかって女優さん、鶴田浩二の娘さんですか?
132この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 19:25:28 ID:P7Cx3pu1
>>131
二女でつ。ちなみに長女はインド人(だったかな)と結婚してカレー屋さん。
133この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 04:10:13 ID:nCPuVJz3
三女だよ。デビュー当時の芸名は小野さやか。
何年か前に、長女と三女でほぼ同時期に鶴田浩二に関する著作を出版。
134131:2005/04/27(水) 15:04:22 ID:9UF9I5Z6
>>132>>133
和風な感じがして美人ですね、レスサンクスです!
135この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 15:05:52 ID:3ddFtTT7
東映二代目社長の件・岡田茂と俊藤浩滋さんの自著の中での
片岡知恵蔵の件、かなり違うがどちらが正しいの?
136この子の名無しのお祝いに:2005/04/30(土) 14:00:12 ID:G3XZHCNW
岡田さんのほうが正しいんでは・・
俊藤さんの「任侠映画伝」の後に「岡田茂波乱万丈の映画人生」が出たのも
正しくしたかったんだと思うんだが・・
137この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 18:02:19 ID:gmjMiEz0
片岡千恵蔵は元々は東映創立者五島慶太の子分。東映社長の大川博は鉄道省=東急
の重役を得て東映の社長へ  大川の息子毅氏が跡目候補だった為俊藤さん等千恵蔵
シンパが時期社長にと画策。この噂を聞きつけた五島慶太の息子昇が・・例の岡田自伝
の通り「千恵さん時期社長は岡田君で」の鶴の一声で決着。

俊藤さんも内心は「ひょっとしたら??」の野心は十分あったと思う。
時代劇衰退後の東映隆盛の立役者である事は紛れもない事実なんだから・・
しかし俊藤スター再生マジックは凄いのなんの・・
東映プロパーに頼らず鶴田を筆頭に若山・文太・純子そして健さん。
岡田体制になってからの俊藤さんも影響力を東映では失っていく・・
晩年の作品の資本は東映から出てイなのでは?と見るんだが・・
138この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 18:35:50 ID:IsQrtMpX
>>137
>晩年の作品の資本は東映から出てイなのでは?と見るんだが・・

俊藤さんが意欲的だったのは、オールスターで山○組をモデルにマフィアのホーム
ドラマを狙った「制覇」まででしょうね。
「修羅の群れ」(稲○会)「最後の博徒」(波谷守之と菅谷政雄)あたりは恐ろしくモ
デルに気を使っている。晩年の「残侠」もモデルは会○小鉄会。このあたりに資金の出所が・・・。

それでも、「悲しきヒットマン」では新鋭の一倉治雄にアクションを撮らせたり、「激動の1750日」
ではオールスターを揃えたり、和泉聖治にマフィア映画に挑戦させたり(「修羅の帝王」)、
やるだけのことはやった(「極道戦争 武闘派」と「民暴の帝王」は未見)

不評・駄作もあるが、70年代後半の「ボクサー」(寺山)「冬の華」(倉本)「総長の首」(やくざの跡目抗争
を軸に大正ロマンを)「夢一族 ざ・らいばる」(TVの人気ディレクターの久世を招聘)、と異色作揃いで考
えられる限りの手は打ったと思う。80年代以降は時代もあるのでやむを得ないかな。
139この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 21:36:18 ID:AkOLhC4Z
『ボクサー』、結構良かったと思うよ。寺山修司とのコラボはもっと見たかった。
『総長の首』はシナリオ読むたびに泣くんだけど、できあがった映画は失敗作な
んだよな。なんでだろ?中島監督にもう一度取り直して欲しい作品だな。

『極道戦争・武闘派』は主演中井貴一の拙演が決定的だった。
140この子の名無しのお祝いに:2005/05/02(月) 10:42:48 ID:TSqvkog3
実録作品には否定的だったか昭和50年以降は日下部時代になったのでは?
俊藤さんの「任侠映画伝」では人の悪口みたいなことは一切かかれてない。
「岡田茂波乱万丈の映画人生」は結構いやみとか{大川博 橋蔵}のことが
書かれている。大川社長と片岡知恵蔵はそりが合わなかったとか・・・
俺は俊藤を信じるけど。
141この子の名無しのお祝いに:2005/05/02(月) 11:59:03 ID:MKm4Sckj
岡田さんは東映の超スーパーエリート
俊藤さんは職人的気質のワケアリ大物プロデューサー
言わば「財界人と興行面に顔の利くやり手の社員と裏社会に顔の利く
大物職人」成績重視の会社トップとコキ使われている俳優のケアをマメに
面倒見の良いPの相違。
どちらも本当だと思うが「悪口を言わない俊藤さん」に分がアリか・・
142この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 08:12:45 ID:fsKDbz3B
140
俊藤氏は山根貞男氏のインタビューで、『仁義なき戦い』を評価しつつも、「
『博奕打ち 総長賭博』のような感動は無いな」といってたね。このあたりに
俊藤さんの任侠映画に対するこだわりがあると思う。やっぱり鶴さんへの思い
・友情も大きいということかな。
143この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 15:06:58 ID:QaZeAoUB
俊藤さんの作る映画が常に「任侠美学」があったから・・
リアルな実録やくざ映画に抵抗があったのは事実だと思う。。
144この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 22:55:07 ID:NimtPVrj
>>138
「ボクサー」の寺山の場合は、菅原文太が思い付いて声をかけたらしいよ。
145この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 23:53:10 ID:27xd4TBg
単純にヤクザかっこいい映画で力を発揮してきたんだから、やくざって
やっぱり社会の悪です。みたいな面に触れざるを得ない実録シリーズは
都合が悪かったって事じゃない?
146この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 00:44:52 ID:Nj/iaz7h
>>144
文太さんも東北の人ですから、そのせいでしょうか? 今まで、東映東京の人が外から
やってきた寺山や鈴木達夫の言うことを聞いたのが不思議だったのですが、文太さんが控
えていたわけですか。そりゃ、言う通りにしますわな。
鈴木さんは俊藤さんの縁か、「制覇」や「最後の博徒」も撮っていますね。
147この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 00:52:10 ID:Nj/iaz7h
>>145
ご本人としてはどこまで信じていたかは不明ですけど、俊藤さんとしては、やはり
どこかに任侠がいて欲しい、という憧れがあるのでしょう? 
自伝では「自分自身はやくざではない」と仰ってはいるものの、俊藤さんもはっきり言って
半分はそういう世界の人間であるわけだし。自己否定はできない。

やはり東映やくざ映画は、78年の「日本の首領 完結篇」で実質的に終わったのだと思う。
これにも俊藤さんの名前はあるけど、映画自体は徹底してヒロイズムを排除して裏返し
た索漠とした世界。何の救いもなく終わってしまう。
2作目までは千葉・鶴田や松方に託されていた男のロマンも、もはやここにはない。

俊藤さんも内心ではこれで最後と思っていて、中島や高田の意向を許したのではないか・・・
ジャンルとしてはこれで一区切りついてしまっているからねえ・・・。
148この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 08:28:46 ID:qlrQ9uFe
『仁義なき戦い』のシナリオを書いた笠原和夫は、工藤栄一か中島貞夫に監督
して欲しいと考えていた、ところが文太の推薦を受けた俊藤は、「深作欣二で
行きたい」と主張して、かつて『顔役』のシナリオで深作とぶつかったことの
ある笠原は反発したらしい。ところが「ホンの直しはしない。このシナリオの
演出をやりたい、よろしく」と作さんから連絡があって、笠原さんは驚く。完
成した映画の試写を見て、激しいキャメラワークに違和感を持つも、劇場で見
直して演出の深作演出の面白さを実感。「この作品の成功は俊藤浩滋氏の慧眼
にある」と名脚本家笠原和夫氏をして言わしめた。

笠原さんがよく回顧し、確かめていたこのエピソードは、名作『仁義なき戦い
』製作過程の熱いドラマを教えてくれる。俊藤氏の深作抜擢の着眼は鋭いね。
149この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 10:14:15 ID:tPBtzPoH
それが自身の路線の破滅を招いた。
150この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 15:08:53 ID:w9BXQwJ9
健さんとの訣別も大きいね。
151この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 20:42:54 ID:w9BXQwJ9
健さんより鶴田を選んだからね。
152この子の名無しのお祝いに:2005/05/05(木) 00:26:26 ID:wxsS2FOd
そりゃ鶴田にしてみれば東宝から東映にきて大スターにして貰った恩義が絶対的だし
健さんは石井輝男監督が育ての親?と感じている温度差の違いか?
153この子の名無しのお祝いに:2005/05/05(木) 06:50:13 ID:ebN9klWm
健さんは計算高い
154この子の名無しのお祝いに:2005/05/09(月) 20:00:26 ID:+DxqKKWW
不思議といえば不思議だが
何故か?俊藤映画の常連が松方・梅宮・丹波・文太・旭・・・
健さん映画には東映スターはココ最近ネンジしか出演してないのが不思議だ。
155この子の名無しのお祝いに:2005/05/09(月) 21:27:22 ID:lw/furax
>>152
俊藤さんに大スターにしてもらったのは高倉健と藤純子と菅原文太ですよ。
鶴田浩二は昭和20年代にデビューしてすぐに大スターとなり君臨した。
東宝時代はスランプの時代だったが、その年数は短い。
それでも大東宝の中にあって世界の三船に次ぐポジションにいた。
また、歌手としても昭和20年代から大スターであった。
156この子の名無しのお祝いに:2005/05/09(月) 22:09:26 ID:nza/rEqZ
鶴田の場合、松竹では美顔を売りにした松竹特有の2枚目スター、
東映では、中年の哀しみを見事に表現した、成熟した渋い任侠スター・・・
こんなに変身できる人も凄いよね。
鶴田浩二が演じた佐々木小次郎、
三船が演じた宮本武蔵を完全に食ってしまっていたよね。
157この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 11:21:00 ID:fu5ntPW+
鶴田浩二は紆余曲折はあったが常にスター俳優の輝きを保っていた稀有なスター。
松竹では佐分利・上原・佐野 大映では長谷川・雷蔵・勝新 東宝では池部・三船
森繁 東映では千恵蔵・右太衛門・錦之助・橋蔵 こうした専属俳優の下で十分
耐え抜き最後の移籍先東映で恩人俊藤氏の手によって今までの鬱憤を晴らすかの
如く開花していく・・
「人間の証明」では三船を抑えてトメ。
「日本の首領」では佐分利をトメに回しトップ。
「東映任侠映画出演の池部」を全て抑えてトメ。
「最後の博徒」では錦之介を抑えてトメ。
しかし東映では千恵蔵御大と共演の際サスガにトメられなかったが・・
158この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 14:43:42 ID:iyGN5c5I
「人生劇場」で鶴田と相性のいいところを見せた
沢島忠を一度も起用しなかったのはなぜ?
小沢茂弘いわく「あんなのただのメロドラマ」に同調したのか?
159この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 15:31:45 ID:LoJMs4yp
>>158
沢忠監督、鶴田主演の時代劇「いれずみ判官」がある。
沢忠はもともと岡田派なので外様の俊藤が気に入らなかったし、
「人生劇場」で任侠映画の先鞭をつけたとはいえ、俊藤流のやくざ映画には批判的だった。
これも時代劇だけど、沢忠の「股旅 三人やくざ」がやくざ批判、やくざ映画批判だとして、
俊藤にはお気に召さなかったようだ。
160この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 15:54:54 ID:clBnwTn+
沢島は岡田派というより時代劇派、錦之助派と言う方が適切。
やくざ路線にならなければ、錦之助と共に東映京都のエースに君臨していたと思う。
路線転換で明暗が分かれた。


161この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 19:47:11 ID:kCl6Rl83
>>157
鶴さんは昭和生まれのスターの下に置かれたことはないですが
生え抜きの専属スターほどプッシュしてもらえなかったと言う意味?
162この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 20:30:58 ID:hcBapKkg
沢島忠は岡田派だよ、絶対。
一緒にいるところを見たことあるけど、
沢島さんは岡田茂の後ろでじっと黙って、彼の言葉にうんうんとうなづくだけ。
言葉は悪いが、まるで飼い犬みたいだった。
まあ、岡田茂が態度がでかくてお喋りなんで、
よけいにそういう印象になってしまったんだけど。
163この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 21:10:09 ID:fu5ntPW+
>>161
生え抜きの専属スターほどプッシュしてもらえなかったと言う意味?

そういう事ですね。松竹三羽鳥は大先輩なので四番手・五番手・・
東宝・大映時代はやはり生え抜きのスターの扱いが上。
東映時代も任侠=俊藤路線になるまではイマイチ扱いの面が悪かった。

三國・仲代・丹波等と違い映画会社所属俳優という立場から
どうしても会社の看板になりきれなかったという(外様)事なんだと思う。
164この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 21:34:20 ID:69jPulvW
鶴田浩二に大映時代といえるものがあったのですか?
フリー時代にちょっと出ていただけでは?
165この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 21:49:17 ID:fu5ntPW+
1957〜8年頃大映と本数契約してるね。
主演3〜4本助演3〜4本。
166この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 22:53:41 ID:u6wf1z8s
>>160
いや、>>162のいうように、沢忠は岡田派なんだよ。助監督と製作主任からのつきあい。
岡田に尽くし、岡田に捨てられた。岡田も含めた会社全体が推進しようとしていた
やくざ路線に沢忠が異を唱えてしまったために、
「ほなら、どこへでも出て行くんやな」とお払い箱に。
それでも>>162が書いているように、未だに岡田に心酔してるのは人がいいというか。

>>162
湯布院映画祭ですか?
167この子の名無しのお祝いに:2005/05/10(火) 23:16:05 ID:QExsZN68
>>166
沢島さんは人柄で保ってきた人らしいから・・・。そりゃ、現場の俳優やスタッフには
バンバン指示するんだろうけどね。沢島組は何かと凝るので大変だったみたいです。

沢島さんに会った(見掛けた)人は、氏が外の人間に対して余りに腰が低いのでビッ
クリするらしい。もう何年も前、某掲示板に「おべっか使いしか映画が撮れない東映、腰の
低さで映画を撮っていた沢島忠」みたいなことが書いてあった。
いまだに岡田さんには絶対服従じゃないかな? 逆らえないでしょ? 

沢島さん本人はほとんど撮れなくなり、TVも好きではないのか余り撮らなかった。
商業演劇の演出の仕事だけですね。なぜか池波正太郎に嫌われたのか、萬屋版「仕掛人梅安」では
「沢島などという監督は知らん」などと言われて外される苦渋もあったそうで。
168この子の名無しのお祝いに:2005/05/11(水) 17:36:32 ID:xzaBbqjn
池波さんは映画通だから沢島忠を知らない筈は無い。
ひばりやちえみのミュージカル調時代劇が好きでないとみた。
沢島さん、岡田派なのにやくざ衰退後の時代劇復活でも仕事が無いとは…。
169この子の名無しのお祝いに:2005/05/11(水) 18:27:32 ID:+v08GTJS
>>168
池波さん本人も舞台の作家・演出家でもあるし、自分なりの俳優論・演出論を持っていることもあって、
多忙の中で自作の映画化・TV化には結構口出しをしていた。
映像化されてからムッとした、グチグチ文句を言った話もよくある(例えば三隅研次の「狼よ落日を斬れ」
には「こんなに血を出すな」と怒っていたらしい。同様に五社さんにもブツブツ言っていた)

それだけ自作に責任を持っているとも言えるが、厳しい人だったようなので、沢島さんと何らかの確
執があり(あるいは作品が好きでなかった)外したと推測。間にいた錦ちゃんも困ったことだろう。

代わりに登板したのが降旗さん・・・降旗さんも人柄で保っている人なので、そんなに我を通した
とも思えず、錦ちゃんと撮影の宮島天皇で撮ったようなもの・・・か?
(とはいえ、作品としての「仕掛人梅安」は嫌いではないけどね)
170この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 02:50:56 ID:2Y2mRa7U
降旗さんは予定変更の代役が多いよね。
「冬の華」「日本の黒幕」「仕掛人梅安」
調整型で信頼されているのかな?
171この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 05:22:09 ID:98QkTV/m
>>170
「冬の華」は当初は誰だったのですか? 「日本の黒幕」は言うまでもなく大島渚→降旗さんですね。
(脚本は高田宏治→大島・内藤誠がリライトしようとして断念→結局は高田のホンを使用)
完成作を見ると黒幕一家の造形が「儀式」に似ているので、高田さんが精一杯、大島さんに合
わせようとした形跡がありますね。
大作なのに、封切日が決まっていて穴は空けられないので降旗さんが何とか形にした。

ネット上に、長野のタウン誌に載った降旗さんの自伝があるけど、それを見る限りは素も穏
やかそうな方ですね。宮嶋天皇とも家城組時代からの知り合いなのだそうで、それで
錦ちゃんと宮嶋さんが相談して「降旗さんなら巧くまとめるから大丈夫」となったと妄想。
ttp://www.matusen.co.jp/myway/furihata/frt00.html

お人好しな方なのかもしれないが、テレフィーチュアなどで見せる降旗さんの随所の抒情的な面は
捨て難い味がある。時間が無いので早撮りしなきゃとか、時間はある場合でも大作なので俳優さ
んを立てて綺麗にまとめなきゃとか、気を遣う方なのでしょうね。
172この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 07:33:24 ID:zfuu8g3o
159・160・162・166・167
『股旅 三人やくざ』の撮影時に錦兄が沢島さんに「忠さん、俺、東映辞める
よ」と心境を語った。この映画のリバイバルでゲストとして来られた沢島監督
がトークショー仰ってた。

171
山下耕作将軍だよ。池上季実子のヒロインの当初の予定は山口百恵だった。山
下監督は「又、健さんとやりたい」とコラボの復活をずっと願ってた。
173この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 11:11:06 ID:xT+2B8sc
>>172
「冬の華」の話は本当だろうか。
健さんはインタビューで、あの作品について、
「脚本を読んで直ぐに『あ、これは降るさんの写真だ』と思いました」
と語っていた。
インタビューでの言葉を額面通りに受け取るのは馬鹿正直であるにしても、
本当に当初は山下耕作の予定だったとしたら、健さんの言葉は山下に対してちょっと失礼で、
彼がそういう失礼な言葉を吐くというのはあまり考えられない。
ヒロイン=山口百恵の話についても(別スレッドにも書いたが)、
ホリプロが提携関係のない東映に彼女を貸し出すというのは考えられない。

ともかく、「冬の華」は、まず最初に健さんありきの企画だったので、
山下や山口百恵の名前が挙がっていたとしても、それはそれぞれ、案のひとつに過ぎなかったのでは?
174この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 11:21:03 ID:xT+2B8sc
映画宝庫「特集・日本映画が好き!」に載っている倉本と石上三登志の対談を読むと、
倉本は降旗の演出を露骨に批判していて、
その厳しい口調からして、
あの映画の企画において降旗がまるで外様のように扱われていたことは想像に難くないんだけど、
それはやはり、まず最初に健さんありきの企画だったからじゃないんだろうか?
175この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 14:31:05 ID:fEakUsaZ
>>174
でも、「駅」でまた降旗=倉本=高倉 でやってるのですけどね。倉本さんはTVのスタジオド
ラマの感覚(巨匠である倉本氏がいちばん偉く、脚本は俳優の動きを完璧に計算し
尽くして書かれ、ディレクターはそれを忠実に具現化することを求められる)だったので、
その要求に応えられなかった降旗さんが許せなかったのでしょう。

スター・健さんと監督よりも偉い倉本さんに挟まれて降旗さんも大変だった
でしょうね。でも、健さんと親しいのでやらざるを得ない。
同情する訳ではないが、降旗さんや純弥さんは、こういう普通の監督なら逃げ
出したくなるような仕事ばかり引き受けていますね。
176この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 16:00:46 ID:so/IA/tl
>>173
「冬の華」は監督に山下耕作を健さん自ら指名。しかし山下耕作は脚本が倉本
聡と聞いて・・更にタイトル「冬の華」倉本聡が譲らなかったタメ・・など等の
理由で断ったらしい。健さんの側近には「今さら僕が日本最高の俳優健さんのシャシン
を撮らなくても・・今回は英樹を育てるタメに桃太郎を撮るので健さんに伝えて欲しい」
と断った。健さん「山下監督らしいな・・」と一言。

山下耕作は百恵・健さんコンビで本音は撮りたかったらしんだが・・倉本聡とはやはり
合わなかったのが本音だと思う。
俊藤さんと組んだのもこの「冬の華」が事実上最後だね。
健さん売り出しに俊藤さん自ら口説き落とした池部を東宝から招いて・・
その池部も冒頭のシーンで健さんに刺殺される兄貴分役。因縁メイタ逸品ですね。
177この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 22:01:13 ID:IG6mS639
>>176
>「今さら僕が日本最高の俳優健さんのシャシン
>を撮らなくても・・今回は英樹を育てるタメに桃太郎を撮るので健さんに伝えて欲しい」

そうそう、山下さんは、高橋英樹の「桃太郎侍」「遠山の金さん」の監督でもありますね。
178この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 23:55:53 ID:gUa43nVT
マキノ雅弘監督のおかげで映画界入り
179この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 13:44:05 ID:4/l/wBpc
>>178
え!誰が?俊藤さん?山下監督?どうした経緯でマキノ監督と??
180この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 17:38:21 ID:DGPk0p/o
ヒロポン中毒時代のマキノ監督についてたのは小沢茂弘
181この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 17:57:28 ID:AhCqUyhi
丹波先生は著書で若山富三郎は鶴田に常に気を使い「兄貴」と呼んでいた。
八名信夫は著書で若山と鶴田は仲が悪く撮影中は口も聞かなかった。
どちらが正しいの?
俊藤さんに迷惑をかけたくない二人なら撮影中喧嘩なんかしないと思うけど。
ただ岡田茂は著書で俊藤さんともめたとき若山は自分について
菅原文太は俊藤についたと書いている。
182この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 22:34:38 ID:bRijg3TJ
>>179
俊藤さんの事だよ。
たしか自伝で、若い頃ふとした縁でマキノ組の撮影を手伝うハメになり、機材の
調達やら進行やらをやって、映画の現場を身をもって体験した―と書いてる。
183この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 22:46:52 ID:HPaDuuEJ
>>181
俊藤さんの下では鶴田>高倉>若山の序列は絶対的だと思うよ。
従って丹波のいうように「兄貴」と立てていたのは正しいんじゃないかな?
八名はどの派閥にも属さないから共演した時の緊張感でそう感じてたんじゃないのかな?
若山も子分の前では「兄貴」と呼びずらいだろうし・・

あの安藤昇にして「スター(鶴田)って凄いんだな〜スタジオ入りの時全員一斉に(お早うございます・・」
そういうムードを俊藤さんが作っていたんだと思う。

俊藤さん亡き後に出た岡田さんの著書は結構自分中心に書かれている様に思う。
184この子の名無しのお祝いに:2005/05/16(月) 08:04:15 ID:tYwy+63U
>>181
昭和20年代より大スターだった鶴田と大映時代は脇役で東映に復帰して低予算作で主役
もやれるようになった若山とでは格が違いすぎて喧嘩にはなりません。
若山は自分より格下にはやたらと威張り、暴力をふるいますが
格上の相手にはネコのようにおとなしかった。
185この子の名無しのお祝いに:2005/05/16(月) 09:07:42 ID:8CIGyOnN
>>183
若干、解釈が違うだけで、八名の言ってることも正しいでしょ? 新伍ちゃんも「鶴
さんと若山さんは犬猿の仲で、間にいた自分も困った」とよく言ってるし。

新伍ちゃんいわく、「総長賭博」のある場面(クライマックス?)で、若山が鶴田に張り合おうと、小道具に拳銃を持って
セットに入ってきた。これでは鶴田との対決にならない。困り果てる周囲。
緊張が走る中、そこで山下将軍が呵々大笑、「若山さん、貴方のように強い方がピストルを持つ
なんて、そんなみっともないことがありますか、はっはっは」

これで場が和み、若山も監督の言うことを聞いたそうです。山下さんは役者のご機嫌を
取ったり、乗せるのが上手かったそうで、現場はこの人柄でだいぶ救われた。
186この子の名無しのお祝いに:2005/05/16(月) 19:38:52 ID:7xn1o91c
サスガの若山先生もインテリ将軍には敵わないって事だね。

あの安藤昇さんもさすがに東映では「浩ちゃん・健ちゃん・トンちゃん・文ちゃん」
で鶴田御大は「健坊・若山・安ちゃん・辰・サブ(北島)・・池部・藤田には先輩」
健さん「鶴さん・若さん・錦兄ィ・安藤さん・梅ちゃん・シンイチ・ネンジ・・」
文太兄ィ「鶴田先生・若山先生・親分(安藤)・タッちゃん(梅宮)弘樹ちゃん・・」
187この子の名無しのお祝いに:2005/05/16(月) 21:16:56 ID:bF3N1fU5
将軍は「若山兄弟ってのはいつも映画のこと、考えてる」と富三郎・新
太郎兄弟のアイデア・創意を絶賛してたね。

186
1994年頃『Club紳助』に文太兄ィが出た時、「深作欣二・梅宮・松方・
川谷拓三」と監督・年下の共演者を敬称無しで呼んだ後、「飯干晃一さ
ん・笠原和夫さん・加藤武さん」と原作・脚本家・先輩俳優には敬称を
付けてた。

その時、島田紳助が「中井貴一が最近やくざ映画に主演してはるけど、
似合わんじゃないですか?」と語ると、文太兄ィは、「中井貴一は彼な
りによう頑張ってると思うよ。問題は、やくざ役が似合わん人を起用す
る側にあるんとちゃうか?」と答えていた。この頃中井貴一を溺愛し、
やくざ映画に積極的に起用したのは、俊藤さん。恩師の一人俊藤氏の考
え・意向でも、ハッキリ「NO」と言うところは、文太兄ィ、やっぱり、
凄いわ。
188この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 01:04:09 ID:CabCOBau
>>185
その頃は大映から復帰して間もない頃で
御大鶴田浩二と張り合うどころじゃなかったはず。
大映時代の最後は1年以上干されて仕事がなかったし、
周りに認めてもらおうと必死だったと思われ。
この映画で認められ「極道」を当てて威張り始めるのはその後。
189この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 02:40:45 ID:BX8V6AYI
文太のエピソードはいいね。
ヤクザ映画スターの中では意識的、批評的な姿勢を持っていた文太らしい。
晩年の俊藤さんには、意見の言える側近がいなかったように感じる。
時代とかけ離れた企画が目立った。実録路線以後のやくざ映画を模索したままに終った。
『修羅の群れ』や『残侠』の路線より、『民暴の帝王』の方に活路があったように思う。
着流しの任侠映画は鶴田、高倉、藤の「永久欠番」であって欲しい。

190この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 09:14:55 ID:X9glnixU
東映は任侠映画のDVD化に消極的ではないか?。
我が弟はスカパーのチューナー&アンテナを工事する
会社をしているが実の兄貴はもう5ヶ月も待たせている。
いつも東映チャンネルのHPを見ては我慢している。
もう我慢できずに昨日ヤマダ電機に頼んだら
後から工事担当者から電話が来た。
「兄ちゃん 忙しいからもう少し待って」
そうだった。
俺はまだまだ東映チャンネルを見れそうにない。
「博徒」見てみたい。
「任侠興亡史 組長と代貸し」も見てみた。
一番見たいのは「いのち札」
教育テレビで少し見たけどしびれた。
あと撮影中の様子の白黒フィルムも見たい。
191この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 10:35:36 ID:X9glnixU
「渡る世間は鬼ばかり」で鶴田の娘と若山の息子が
夫婦として競演していた。きっとキャスティングは
東映任侠映画のファンだよ。
192この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 10:49:45 ID:gFgjtkId
俊藤さんの孫である寺島しのぶと俊藤光利も同じ孫でも歴然と差がついた感。
193この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 11:48:20 ID:X9glnixU
種と畑が違う
194この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 22:06:53 ID:iBlVU3fc
>>183
東映の社長だった岡田氏の本によると
映画にもなった有名なクラブを経営していた俊藤氏の店に行くと
「映画のプロデューサーにしてくれ」とよく頼まれたそうだ。
岡田氏は「鶴田浩二を東映に引き抜いてくれればいいよ」と答えたそうだ。
東宝としっくりいっていなかった大スター鶴田浩二を俊藤氏は引き抜くことに成功。
第二東映を作って製作本数を倍増し、主演スター不足に悩んでいた東映にとって
東宝のNo.2スターであった鶴田浩二の獲得は願ってもない喜びであった。
おかげでプロデューサー修行を東映で始めることになった俊藤氏にとって、鶴田浩二はいつまでも特別な存在。
昭和40年以降は高倉健の映画の方が客が入るようになったとはいえ別格なのである。
ちなみに俊藤氏は入社当時、ヤクザ映画ではなく他の映画の制作を手伝っていた。
195この子の名無しのお祝いに:2005/05/18(水) 07:04:52 ID:H7hMMPDV
>>191
若山の息子?なんて名前?
>>192
俊藤光 後妻の子?
>>194
鶴田浩二なくしてプロデューサーになれなかったのか。
196この子の名無しのお祝いに:2005/05/18(水) 19:10:38 ID:dUep0ULU
>>191若山騎一郎
>>192お孫さん
>>194鶴田浩二東宝引き抜きが結局東映との関わりが深くなり・・その延長でPへ
197この子の名無しのお祝いに:2005/05/19(木) 20:13:35 ID:cLoRwklt
大川博元東映社長が岡田・俊藤を実に巧みに操った。
198この子の名無しのお祝いに:2005/05/20(金) 13:31:06 ID:zicZZlPt
東映は右から左。上から下。北京原人から宇宙へのメッセージ。子供アニメ
かた異常ポルノまでなんでも撮ってしまうスゴイ会社。

大川博バンザイ!!
199この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 00:35:35 ID:yGTjwRHN
それも昔の話だな。80年代後半まではヤクザ、時代劇が廃れたとはいえ
文芸物、角川、セントラルアーツ、漫画祭りで今に比べりゃ元気があったがな・・・
 花と蛇2が珍しく東映臭がする映画だけどね。
200この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 18:04:35 ID:yXpjLR/O
残侠って映画で高嶋政宏がいい味出している。

高嶋政宏・加藤雅也・中井貴一・・・俊藤さん好みの若手俳優を起用していたが
客は入らず・・もうアノ手の任侠映画は限界か?
201この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 21:00:56 ID:+osb4yD1
限界じゃないよ。テーマがつまらないから一般の人は興味がないからカルト映画で終わる。
「山口組と鶴田浩二と美空ひばり」
この映画を東映が作れば絶対当たる。
鶴田浩二事件(鶴田浩二を襲った後の有名大幹部たち)の再現
美空ひばりを娘同然にかわいがり女王に仕立てた三代目
そして芸能界を裏で仕切った山口組
昔の度胸がある東映ならこのテーマで作っているだろう。
202この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 21:09:15 ID:wkfYcXNV
>>201
TVで伊藤俊也が「美空ひばり物語」をやったことはありますね。未見だが、俊也さん
だから単純な愚作では無かったと思うけど(allcinemaの点数は最低だが)
ttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=234209

こうした企画が本編で出来ればいいんだろうけどね。アメリカでは「バグジー」とか
「アビエイター」とかやってるわけだからね。
203この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 21:23:50 ID:wkfYcXNV
>>202
いま検索して知ったけど、ひばりが亡くなったのが89年の6月24日で、この作品の
放送が12月30日・・・こんなに早くよく出来たもんだ。感心する。
逆に言えば、TBSと制作会社の間で速攻で企画を立てて、各方面に根回しして文
句を言わせないうちに作ってしまったわけか。

今の日本映画に欠けているのは、この企画性とスピードだろうな。
204この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 22:50:35 ID:yHMDmlvJ
「美空ひばり物語」はツマラン。
伊藤俊也が実はひばりに思い入れがなくて、「昭和の象徴」として、理屈つぽく構想を立てた感じが濃厚だった。

途中、ひばり役の岸本加代子が素の顔で出てきて、ひばりの思い出を語るうちに泣き出してしまうのだが、
それを聞き役の伊藤自身が冷静に受け止めていたのが印象に残っている。
205この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 23:02:57 ID:CsKG5zfJ
美空ひばりのスト-リーを山口組抜きに作るからつまらんのじゃ。
206この子の名無しのお祝いに:2005/05/22(日) 17:48:04 ID:HRaiN72Z
吉本興業と山口組が共に手を取り合って巨大化する様も映画化しろってか
207この子の名無しのお祝いに:2005/05/23(月) 10:14:45 ID:k74Dr4rR
実録ひばり物語はテレビ放映出来なくなる要素が多分にあるって事じゃないか?
国民栄誉賞までとっちゃんだから・・美化されないと映像化は厳しいんじゃないかと思う。

208この子の名無しのお祝いに:2005/05/26(木) 10:45:22 ID:HizZEm4r
実録モノでは俊藤さんが一度田中角栄をヤリタクテ監督に左翼の山本薩夫を指名
して映画化寸前までいったらしい・・しかしロッキード事件でオジャン・・・
209この子の名無しのお祝いに:2005/05/26(木) 11:08:01 ID:lhfsAw7J
いまいちな出来のふたりはプリキュアが東映製作で、正統派東映アニメというべき
ふしぎ姫が他社製作の現状を見ると、香港映画「男たちの挽歌」を見て

「チョウ・ユンファとジョン・ウーで映画作るぞ!」と言ったという俊藤さんの気持ち
が分かるな。その結果が流れ流れて「極東黒社会」、「天国の大罪」だっけ?
 悪くは無いんだけどな〜
210この子の名無しのお祝いに:2005/05/26(木) 11:34:03 ID:vwrxBT9B
>>209
「極東黒社会」は天尾完次、「天国の大罪」は岡田裕介、俊藤さんは関わっていない。

俊藤さんがチョウ・ユンファやジョン・ウーを呼ぶことに成功していたら、日本映画史
も少しは変わったかもしれない。最近、BSで香港映画史のドキュメンタリーを観たが、昔か
ら香港映画には日本映画の影響が強かった。武侠映画もかなり時代劇からイタダいている。
ブルース・リーの役作り(普段は気のいいアンちゃんだがいったん本気になると強い)
などは、往年の高倉健にソックリ。
撮影技師(西本正)や監督(中平康や井上梅次など)まで招いている。

いつのまにか、イタダいた方が追い越してしまった。その香港も、ここ数年は興行的には落ち目らしいが。
211この子の名無しのお祝いに:2005/05/27(金) 22:59:09 ID:tflC03Du
人口の少ない香港や台湾の監督の方がはるかに上になってしまったな。
212この子の名無しのお祝いに:2005/05/28(土) 22:40:06 ID:YjrrPiqJ
>>194
鶴田>俊藤>高倉>藤>菅原>若山>松方
213この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 00:18:07 ID://31qrKH
>>212
俊藤>>>鶴田>高倉>藤>若山>菅原>松方が正解。
214この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 13:53:25 ID:3LbDxBJj
鶴田が軽井沢に別荘を建てた時、俊藤さんを招待して玄関で奥さんと二人で正座して
「こんな別荘を持つ事ができました・・これも全て兄貴(俊藤)のおかげです・・」
215この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 20:49:30 ID:Nykm6U2Q
それは俊藤の本に書かれていたことだろ。
鶴田は年長者に対しては礼儀正しいからね。
もちろん仁侠映画の功労者として俊藤を認めていたけど
俊藤も鶴田を尊敬していた。
俊藤を格上とするのは間違い。
216この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 22:02:27 ID:yANTjCs6
俊藤さんは鶴さんと死ぬまで呼んでたね。
鶴田浩二は俊藤さんの恩人。
年下でも呼び捨てなんかできる存在ではない。
217この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 23:38:36 ID:MM74eoC6
1960年に俊藤の誘いになって東映に入ったものの1963年の
人生劇場飛車角の大ヒットのまでの3年間は鶴田浩二のキャリア中で最低であった。
東映自体も第二東映を作り異常な量産体制をし、粗製濫造のため人気を落としていた。
人生劇場のヒット後、東映のNo.1になった鶴田浩二。
制作見習のような立場であった俊藤浩滋の名も1年後の1964年から企画者の一人として
クレジットされるようになった。
218この子の名無しのお祝いに:2005/05/30(月) 07:05:26 ID:IrgsA/5f
制作見習の頃もクラブ経営してたのかな。
219この子の名無しのお祝いに:2005/05/30(月) 17:26:54 ID:iM0zAPjU
稲川会会長死去。
指定暴力団稲川会の稲川土肥(通称.裕紘)会長(64)が29日朝、
東京都内の病院で死去していた事が分かった。
警視庁によると、稲川会長は病気で長期入院中だったという。
220この子の名無しのお祝いに:2005/05/30(月) 19:50:54 ID:9MU5jHa8
修羅の群れのリメイク版で渡哲也がヤッタ人?
221この子の名無しのお祝いに:2005/05/30(月) 23:08:06 ID:SHzHNvmd
>>1
鶴田浩二を育てたっておいおい笑わせんなや
俊藤は鶴田浩二のおかげで映画界に入れたんだぞ。
222この子の名無しのお祝いに:2005/05/31(火) 11:16:39 ID:DOKIM5lz
>>221
確かにそうだろうけど、俊藤と東映でスクラム組んで新・鶴田浩二が誕生
したのも事実じゃないか!あのまま東宝にいたら元スター俳優で三橋・池部
のようになってたと思う。後年の大俳優鶴田は俊藤の力なくしては成立しない。
俊藤・鶴田は二人で一つ。俊藤なくして鶴田なし。鶴田なくして俊藤なし。
223この子の名無しのお祝いに:2005/05/31(火) 22:50:02 ID:zJbKjtKU
人生劇場シリーズも暴力団もギャング対Gメンも岡田茂のプロデュース
岡田の力も大きいよ。
224この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 07:00:34 ID:7e7UqleD
岡田>>>俊藤
だけど小沢監督の貢献もでかい
225この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 12:01:54 ID:r2aMVXUD
経営者(岡田)と営業本部長(俊藤)の違いか?
226この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 21:54:47 ID:7u4+irWa
岡田の本によると俊藤に「俺の言うとおりやれよ、そうすれば間違いない」と言ってたそうだ。
227この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 19:25:07 ID:u08f6L3g
俊藤の本だと「岡田から鶴田の企画ナンカないか?」となってる。
228この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 19:31:38 ID:kuna470s
>>222
鶴田は戦後まもなくから大スターでありつづけてましたが?
俊藤がプロデューサーとして独り立ちしたのは昭和40年代じゃん。
229この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 20:49:13 ID:Mhu/1ZDQ
窪塚洋介復活!?
http://www.engel-wind.com/tripad/
230この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 20:54:50 ID:Fonhmsmz
俊藤が作った最高傑作は藤純子。間違いない。
231この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 23:41:17 ID:65Du+zp9
藤純子を名女優にしたのはマキノ。間違いない。
あの演技はマキノの女形そのもの。
232この子の名無しのお祝いに:2005/06/03(金) 09:48:22 ID:9fJz82q5
藤純子を作ったのはマキノ・俊藤のいた東映。間違いない。
233この子の名無しのお祝いに:2005/06/04(土) 10:27:37 ID:jsyCCna2
9fJz82q5のレスはつまらない。間違いない。
234この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 07:43:35 ID:39ChoZhI
>>230
娘じゃん
235この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 13:55:52 ID:XNgbbh/G
文太の原型と若山の三枚目も俊藤が作ったモノ。
236この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 21:34:50 ID:CStUqbjA
文太兄いの原型は既に新東宝時代にあるよ。若さや年齢に伴う貫禄が違うだけで東映時代とさほど変わらん。
若山は弟同様、白塗りの二枚目の主役をいくらやっても人気が出なかった。
太ってきたし三枚目や汚れをやるしかなかった。
237この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 22:37:15 ID:PStriyX2
俊藤Pが東映任侠路線で当てたから文太・若富がスターに成れたのは
当然だと思うが。
238この子の名無しのお祝いに:2005/06/06(月) 07:02:38 ID:3m+J2dBS
なんでも俊藤のおかげ
239この子の名無しのお祝いに:2005/06/07(火) 10:05:35 ID:GnNFanz5
岡田のリストラが生んだ俊藤任侠再生(撮影所=俳優)工場。
大川博東映社長(当時)から京撮のリストラ・東撮の再生を任命された
岡田はリストラ(京撮)を断行。「飛車角」で当てた岡田は現場を俊藤
に一任。岡田は現場から管理・経営面にタッチし俊藤はリアル追求のタメ
その筋のコネをウマク利用してスター再生に全力を注ぎ結果任侠路線の
金石を掘り当てる。
時代劇衰退後の東映の繁栄は岡田・俊藤=鶴田の功績が大だが・・
やはりリストラを断行した岡田の手腕が俊藤任侠再生工場を生んだのは事実だろう。
240この子の名無しのお祝いに:2005/06/07(火) 20:11:50 ID:5A9g0y5H
岡田の本では、みんな岡田のおかげ
241この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 11:30:22 ID:cbA1TACR
俊藤の本では、みんな俊藤のおかげでもある。
恐らく推測だが俊藤本が出て・・岡田が訂正を含めて出したんじゃないか?
マアどっちにしろ岡田・俊藤コンビで任侠隆盛を導いたのは事実なんだから。
242この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 11:35:19 ID:drTTicG9
訂正というか、自分の著書で自分の手柄にしたいのはあたりまえ。
243この子の名無しのお祝いに:2005/06/13(月) 20:20:09 ID:+n4hb09e
俊藤さんも任侠路線大ヒットで随分儲けたらしい・・
一番請け負ってた時に一本300万。笠原和夫の本に出てたな。
244この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 21:05:02 ID:XfueSXu9
今から約37〜8年前、俊藤引き抜きに恐れた大川社長が金一封3000万を
上げたらしい。今だったら軽く億は越えているだろう・・
245この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 09:43:35 ID:2Z5EWs6k
著書の中では余り儲かっていなかったと言っていたが俊藤さん結構儲かっていたんですね。
246この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 10:37:40 ID:BINLvjHq
>>117-119
「夜の蝶」だよ。
京マチ子が君臨する銀座に京都で名を馳せた山本富士子が出店。壮絶なバトルへ。

「夜の河」は同じ吉村公三郎の映画だけど、京染屋の娘の話。


笠原和夫による俊藤浩滋評
http://homepage3.nifty.com/osan6/kaiko/jsrt9.htm
247この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 16:10:44 ID:eeqGSu4H
スレ違いなんだが、笠原和夫は仁侠と実録の端境で
「仁義なき」を書いたから、今でも名が通っているけど
東映のライターとしてはかなりの鬼子だよね。

「総長賭博」より「斬り込み」の方が、面白いもんなぁ...
248この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 10:06:58 ID:BYVsq8sI
笠原は筋金入りライターだよ。
あの安藤昇に対して「軟派ヤクザ」って言ってるくらいだから・・
249この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 18:10:20 ID:ZpgD8Ko3
>>246

彼女の名は上羽秀。京都のおそめのママとして当時の夜の世界に知らない者は
ない程であったとされる。

>>247-248
笠原としては「代理戦争」の豊田会(合田一家)を突っ込みたかったのが本音でしょ。
山陽道の群小に明石組(山口組)が興味がなかったし、本音では九州が欲しかったん
でしょ。
だけど豊田会が西と(盃の取持人として裏に立って)結束した以上、岡山で東進を止め
たかったのが本音でしょう。明石としては。所詮、ダミーを立てるしか辣腕の振るい
様がないからね。


250この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 11:28:32 ID://xS3obP
俊藤さんってヤッパ・・タダモンじゃない事だけはワカッタ。
251この子の名無しのお祝いに:2005/07/02(土) 15:52:09 ID:aLuZ+Zcu
山口組三代目の舎弟頭の超有名人ボンノの幼友達。
252この子の名無しのお祝いに:2005/07/04(月) 10:16:26 ID:QEyeGKnZ
映画界に入るまでの経歴に謎が多いね。でも鶴田浩二が認めていたいたのは
事実だからソレ相応の人だったのは間違いないと思うんだが・・・
253この子の名無しのお祝いに:2005/07/04(月) 22:55:58 ID:/b3ctNYc
>>252
俊藤さんの著書によると、神戸の独立組織・五島組の大野福次郎親分に可愛がられてたとだけ
書いていたが、マキノ監督の著書によると、俊藤さんは五島組から送られてくる関係者だったって
いうようなこと書いているので、五島組の興業部門のコーディネーターみたいなことを
やっていたのが実情じゃないですか?盃を受けていたかどうかは完全に謎のままだが・・・
その後は「おそめ」のオーナーやったりとご存知の通りです。
254この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 10:17:36 ID:94+DRp6o
五島組の興業部門のコーディネーターみたいなことを
やっていたのが実情じゃないですか?盃を受けていたかどうかは完全に謎のままだが・・・

マアそうだろうね。じゃなかったら東映であれだけの映画作れなかったと思う。
255この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 13:13:39 ID:kPGIm06R
製作に名を連ねるのはかなり後でしょう。
やりたいと言っていたけど、ずっと岡田に断られていた。
「素人には無理」って。

けど、映画界に入る条件として東映に鶴田を連れてきたら言われたり、
実際に連れた来たりできたわけだから、やはり興業に関係していたんでしょうね。
256この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 20:30:57 ID:9FEsWGI0
しかし、俊藤さんは自分の映画のエキストラというか、チョイ役によく出演されてますね。
「総長の首」や「決戦航空隊」はかなりなチョイ役で、あと「悲しきヒットマン」「武闘派」とか多数・・・
257この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 21:57:57 ID:uLXThrZ0
>>256
昔見た時は気付かなかったが「日本の仁義」にも出ていたぞ
258この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 22:03:16 ID:8lIfBjnw
『神戸国際ギャング』『日本の首領、野望篇』『冬の華』にも。
259この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 22:08:00 ID:PFlhWqJ8
>>257
「日本の仁義」は気付かなかったです。
自分の記憶にあるのは「悲しきヒットマン」で、賭場で負けてヘコんでる名高達男に
チラリと目をやる客だとか、「武闘派」のラストの手打ち式に出席してる親分だとか、
「冬の華」のレストランで健サンがチラリと目をやった先のテーブルで食事してる家族の
お父さんだとか・・・
260この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 22:29:11 ID:2nKWoEFD
>>209
>>210
ヤクザ専門誌実話時代誌上で、生前の俊藤さんは「極東黒社会」と自分の会社
藤映像が協力せざるをえなかった「継承盃」を批判してた。「極東〜」は
ああいう映画はマフィアとかヤクザとかワケがわからんように描かれてるという
ようなことを言ってたし、「継承盃」はヤクザ社会において一番重要な盃事を
バカにしてると言ってた。晩年はヤクザに対してというか、ヤクザ映画に対して
神聖的なものを抱いていたような感じがする。まあ俊藤さん自身が築いてきたジャンル
だから、ヤクザ映画と心中する姿勢もまた美学的なものがあったが。
261この子の名無しのお祝いに:2005/07/06(水) 09:27:11 ID:G7U5U70x
このスレのタイトルじゃないけど、「修羅の群れのリメイク版」にあれだけ
の俳優集めたもんだ。このスレ読んだら何となく納得できた。
東映勢の俳優はわかるんだが日活の旭・渡を同時に出演させられるってのは
ヤッパスゴイと思う。俊藤さん以外考えられないだろうな・・
262この子の名無しのお祝いに:2005/07/06(水) 20:30:28 ID:gfReFGF8
リメイク版「修羅の群れ」はたしかに凄い。俳優陣も、俊藤さんとの仕事は年齢的にも
これで最後になるかもって感じで皆快く受けたんだろうね。健サンも俊藤さんに育てて
もらったんだから「ホタル」みたいなくだらない映画出てるくらいなら、俊藤さんの最後の
オファー引き受けてもよかったのに・・・
263この子の名無しのお祝いに:2005/07/06(水) 20:42:27 ID:G7U5U70x
>>262
確かにその通りだね。鶴田・若山・錦之介・勝新も生きてたら出たと思う。
渡だって恐らく俊藤さんとは初めてじゃないかな?
健さんが出ていたら最近の映画じゃ間違いなくかつてない豪華キャストだった
と思うと残念だ。それにしても渡はどういうルートだったんだろう??
264この子の名無しのお祝いに:2005/07/06(水) 21:15:59 ID:Vk/vJKMx
キャストだけよくても仕方がないよ。
265この子の名無しのお祝いに:2005/07/07(木) 09:10:53 ID:e7V28rJt
Vシネの監督じゃ撮り様がないし、お金もかけられないと・・
池袋の三番館上映ってのも?  ビデオ化してペイってのもミエミエだしな?
266この子の名無しのお祝いに:2005/07/07(木) 17:46:14 ID:wVs6Ta1W
錦之助は出ないだろ、やっぱり
267この子の名無しのお祝いに:2005/07/07(木) 23:12:41 ID:P98TmFhU
>>256
俊藤さんがチョイ役で出るのは、中島貞夫が自伝の中で語ってたけど「三船あたりに
出てもらうと、それに貫禄負けしない人に座っててもらわないと」ってなことを言ってた
けど、一般の観客が俊藤さんとかわかるかよ
268この子の名無しのお祝いに:2005/07/07(木) 23:25:20 ID:P98TmFhU
>>263
>それにしても渡はどういうルートだったんだろう??
ルートというより、邦画界で俊藤の名で声が掛かれば、昭和時代の俳優は
誰も断らなかったんじゃないですか?
269この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 00:20:24 ID:259Cll90
(゚Д゚)ハァ?
270この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 10:33:04 ID:IhvT83T2
>>268
邦画界で俊藤の名で声が掛かれば、昭和時代の俳優は
誰も断らなかったんじゃないですか?

キャスティングの構想では健さんも入っていたと聞くが
逆に断る事の出来る俳優は健さんってのもスゴイ気が?
271この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 12:14:16 ID:0F/RGshK
キャストでしか語られないのが晩年の淋しいところ。
全盛期から比べれば企画での反動化は痛い。
深作、笠原のようなやくざと対峙する姿勢を
持った作家と別れたのが大きい。
面白いのは『総長の首』までか…。
272この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 12:39:03 ID:fk48uQKJ
60年代までは、戦前の町場の世話人としての親分や
終戦直後の三国人や愚連隊をおさえた博徒やテキ屋を
知ってる人が大勢いたから、仁侠物がリアリティをもって成立したんだと思う。

暴力団化がはっきりした70年代以降、俊藤氏のいう

「われわれがつくってきた映画っていうのは、反体制側視点でね、
世のため人のためにやろうっていう男らしい男を描いてきたわけでしょ。
『こういう男がいたらいいな』という理想像なんですよ。
ところが実録というのは、そういうものがないんですよ。長続きしなかった。
お客さんが来てくれる映画のパターンというのは、はっきりしているんです。
泣きがあって、笑いがあって、ロマンがあって、夢があって、最後にヒーロー精神というようなね、
こういうことはわかりきったことなんですよ」

が成立しなくなっちゃんたんだよね。

だからといって、自分の信念を曲げてまで、実録物をやらなかったんだから偉いと思うよ。
(ま、実録風ヤクザ映画は、その前に作ってたけど。)
273この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 19:12:53 ID:IhvT83T2
俊藤映画は実は左翼系の脚本家や監督が作ってた。だから面白かった。
あらゆる権限を駆使していてもどこかで抵抗しながら作ってた。
今じゃ出来ない映画ばかり・・
274この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 19:26:18 ID:Y8S6XnVk
>>272
昔は任侠の虚構にも少しはリアリティがあったんでしょ? 俊藤さん本人もそういう生き
方をしてきた自負はあっただろうしね。とくに「日本侠客伝」はやくざじゃない職人衆の話だし。

でも、それはもう成立しないということが70年代以降ははっきりしてきた。
三国人問題にせよ、山口組が都合よく連中を使ってきたことも事実。
(俊藤プロデュースではないが、他ならぬ山下耕作が「日本暴力列島 京阪神殺しの軍団」
 を撮ったりしている。話の都合上、柳川組に同情的な描き方になっていたが)

>>273
俊藤さん本人も「映画は映画、現実とは別」と言いつつ、任侠に肩入れしたい気持ちは
露骨に強かった。80年代以降はもうそこに隠し味(本当にそうか? あるいは、
虚構をどこまで突き詰められるか?)を盛る人がいないもんね。
東映としてもやくざ批判的な視点は避けたかっただろうし。その枠内では
「制覇」「悲しきヒットマン」「激動の1750日」「修羅の伝説」等は悪くはないが。
275この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 20:42:24 ID:IhvT83T2
>>274
「制覇」「悲しきヒットマン」「激動の1750日」「修羅の伝説」等は悪くはないが。

レンタルビデオ屋に何度も足を運んで今時のVシネに手を伸ばすがヤッパリ元に戻して
上記の映画を何回借りたか?役者・迫力・演出全て桁違い・・・
比較するのは酷なのは解るんだが・・特に「修羅の伝説」の旭の迫力は良かった。
最後の主題唄が流れるところは俊藤調で最高。
276この子の名無しのお祝いに:2005/07/08(金) 21:18:03 ID:fk48uQKJ
>>274
「日本侠客伝」でも「絶縁状」は現代ヤクザの解散話。
「斬り込み」は子連れ博徒が、テキ屋になる話。
「刃」は車夫が博徒になって帰ってくる話。「無法松の一生」へのオマージュでもある。

「斬り込み」は笠原和夫の脚本だから
侠客伝は狭気のある非ヤクザの話っていう笠原氏の言説は、シリーズ前半にしか当てはまらない。

端正な作りのシリーズ前半より、シナリオが焼けクソになってる後半のほうが
好きなんだけどね。
277この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 15:40:02 ID:anTw4GJB
昨日からDVDレンタル開始になったね。

最後の博徒
あゝ同期の桜
人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊
あゝ予科練
あゝ決戦航空隊
海軍
かまきり夫人の告白

鶴田浩二主演作のDVDが「日本の首領」だけなんて
冗談みたいだったが、少しはマシになった。
あとは「博打打ち」がDVD化されるかだなぁ...
278この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 17:53:43 ID:jGFHugz6
「激動の1750日」の冒頭、組葬のシーンで献花の名前になにげに「高岩淡」だとか
「坂上順」だとか書いてて、笑ってしまった。
>>274
>>275
「悲しきヒットマン」にしたって、以後延々と作られるVシネの「悲しき〜」とかと
全然違って、テーマがしっかりしてる。酒に失敗するヤクザ、博打に失敗するヤクザ、
女に失敗するヤクザ、主人公の三浦友和は結局親分に恵まれないで、ヒットマンに
なるしかないという、まさにタイトルどおりの「悲しきヒットマン」だったのに
感心させられた。
279この子の名無しのお祝いに:2005/07/11(月) 22:41:57 ID:o2ekeeSC
スレタイにもなってる「修羅の群れ」のオリジナル版で、山下耕作がタイトルバックに
使うつもりで稲川総裁に頼んで、刺青姿の組員がズラっと並んだところを撮るつもりで
いたらしいが、警察の指導であえなく中止。でもせっかくだからということで、テスト
撮影した映像が、稲川会三代目襲名披露の記念ビデオのタイトルバックになってる。
ちなみにビデオの製作協力会社は俊藤さんの藤映像コーポレーション。
280この子の名無しのお祝いに:2005/07/12(火) 09:57:12 ID:WgPi13xY
>>279
そういえば稲川会長を唄った「神奈川水滸伝」は北島サブちゃんが唄ってるね。
初回の「修羅の群れ」でモロッコの辰役で出演してるしね。
281この子の名無しのお祝いに:2005/07/12(火) 14:12:28 ID:RPaid8mw
小桜銀次!
282この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 20:38:32 ID:7BHGsf7Q
「修羅の群れ」打ち上げの時、東映チームと稲川会チームに分かれ
カラオケ大会 その時周囲騒然の中山下耕作監督登場・・稲川総裁は
ジッと聞いているとシーンと場内が静まりカエッタ・・・
283この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 21:58:04 ID:EOpAaOEM
>>282
これ、稲川会全面協力映画だったもんなあ・・・。現場にはいつも組関係者が
いたらしいし、幹部が内トラで出たりしていたとか。
会長の土肥氏は亡くなったが、総裁の聖城氏はまだ生きてるんだよなあ・・・。
284この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 16:48:06 ID:4go+GyJQ
実在のやくざ組織と強い繋がりを持って作るのは賛否が分かれるよね。
これこそ本物だと支持する人もいれば、やくざの宣伝映画として拒否する人も多い。
このスレの人たちは支持派が多いの?
285この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 18:25:11 ID:BanYQz8J
このスレの人たちは支持派が多いの?

賛否両論じゃないかな?実録路線から俊藤さんの作る任侠映画とは
違ってきたんじゃないか?と見るんだが・・
後年の作品は明らかに意図的に宣伝色が強調されてきたのは事実だろう・・
しかし「俊藤映画」はテレビに奪われた邦画の寿命を延ばした功績は
大きいものがあるんでは?
娯楽映画のツボをよく理解していたPだし又スター再生に長けた人で
あった事は紛れもない事実なんだから・・
286この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 23:59:50 ID:fhF7ur9V
>>284
> 実在のやくざ組織と強い繋がりを持って作る

具体的にどれがそうなの? どういうことがあった?
287この子の名無しのお祝いに:2005/07/15(金) 02:22:28 ID:0Aynl8HF
「山口組三代目」1973
「三代目襲名」1974
企画:田岡満 日下部五朗 今川行雄

実録路線以後だけど。
288この子の名無しのお祝いに:2005/07/15(金) 13:09:59 ID:H37jZxv2
「修羅の群れ」「修羅の群れ=リメイク版」
289この子の名無しのお祝いに:2005/07/15(金) 13:27:52 ID:jUS1shh9
>>286
まずは過去レスを見れば? まあ色々あった人なんだよ・・・。
290この子の名無しのお祝いに:2005/07/20(水) 22:18:33 ID:AGCL2s6l
俊藤さんの日本映画界で果たした役割は大きいと思う。
291この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 15:00:47 ID:92uGSUKe
俊藤さんの好きな俳優@鶴田浩二A萬屋錦之介(人間的に・・)
俊藤さんが俳優として一番と認めていたのが@高倉健
292この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 19:21:18 ID:vtOAeQ/a
岡田氏と俊藤氏それぞれの自伝で食い違いがあることが過去レスであるが、
笠原和夫、中島貞夫それぞれの自伝のなかでも、「日本暗殺秘録」の時に
愛国党の赤尾敏に取材に行った際、笠原和夫は中島・天尾完次はビビって
何も聞けなかったと言ってるし、中島貞夫は自分は遠慮しないから、ズバズバ
赤尾敏に言って怒られたって言ってる。ただ笠原和夫だけが赤尾敏に気に入られたって
とこだけは一致してた。
293この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 19:56:17 ID:Jsk4IIEC
「任侠映画列伝」の撮影時のスナップで鶴田と会話している写真や
「博徒外人部隊」の俊藤 深作 鶴田 安藤 若山 室田 今井健二
由利 小池朝雄などの出演者とスタッフの集合写真がいいね
294この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 20:07:44 ID:+cjbPBz4
>>292
中島貞夫も始めは訊いていたんだけど、
単純左翼の中島があんまりなこと訊いて怒られて、
それでその後は笠原和夫だけ喋ることになった、そして意気投合、
これなら辻褄が合うんじゃないか?
295292:2005/07/23(土) 20:41:48 ID:Ku1Wj9Cf
>>294
なるほど、ふたりの自伝とも聞き書きだったから説明不足だったけど
たしかにそれなら辻褄合うね。
296この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 21:00:31 ID:Ku1Wj9Cf
しかし笠原氏の自伝で語られている「仁義なき戦い」一作目ヒット後のすったもんだ
すげ−なー。俊藤さんの意向で二作目出演を渋り出した文太が、笠原氏が口論になって
あげく笠原氏が言ったセリフが「ふざけるんじゃない!俺がガラスの瓶、パンと割って
お前の顔を傷つけたら、もう役者としてやっていけないんだぞ。それでもやる気あるのか!」
ヤクザだよ。この人。
297この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 21:30:35 ID:E/sA0mqG
今、「仁義なき」1〜3作を10年ぶりに見たんだが
1作目って実録とは言いつつも、梅宮辰夫のやった土居組若頭のあり方とか
腕の血すすって兄弟分とか、仁侠物のテイストが随分残ってたんだね。
2作になると「オメコ汁すすって生きてるんじゃないの!」になっちゃうんだけど。

東撮のヤクザ物でも京都の仁侠物でもない、いい感じの新しさが1作目にはあった。
「修羅の群れ」(84年)でやろうとしたことって、それプラス藤籐メンツなのかなって思ったよ。
298この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 22:34:22 ID:a/XedI/S
単純左翼の中島

なんとも単純な規定だね。
299この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 22:40:46 ID:9qbnX7FB
「修羅の群れ」はやはり任侠大河ドラマ。
俊藤さんなりの実録路線と考えると「激動の1750日」が方向性としては
一番よかったのかもしれない。「日本の首領」や「制覇」だと焦点がやはり
主役個人にいってしまってたけど、「激動〜」は抗争を主軸にしていたから
本当の意味で群像劇になっていた。その端々に俊藤さん好みのフィクションを
挟んだりして、あの形で何本か作れば結構いいのが残せたんじゃないかな。
300この子の名無しのお祝いに:2005/07/24(日) 00:12:44 ID:sqsui+Xv
「激動の1750日」か。そうかもしれない。

激動は、極妻の影響を受けてるのが残念だったけど
三上真一郎がいい役者になってたことと、品川隆二がいい役で出てるんで
おおって思ったよ。
301この子の名無しのお祝いに:2005/07/24(日) 01:34:27 ID:WFZd2GA4
「激動の1750日」で三上真一郎がやってる役って
誰がモデルなんですか?他の役はだいたいわかるんだけど・・。
302この子の名無しのお祝いに:2005/07/24(日) 04:13:01 ID:O822mFWM
301
中西
303301:2005/07/24(日) 15:15:02 ID:6yPO2Mqq
>>302
そうなんですか、兵頭七郎が中西氏かと思ってたけど。
一人のモデルを二人で演じてる感じですね。
304この子の名無しのお祝いに:2005/07/24(日) 18:42:01 ID:uiHP5ULP
後継者はいないの?
305この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 20:07:14 ID:qiqyUYEP
>>304
誰の?
306この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 20:25:53 ID:Rx6+GdZ6
>>301
三上真一郎のモデルは岸本
301のいうとおり、兵頭が中西
307この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 20:53:14 ID:Rx6+GdZ6
おそめ株式会社
社長  俊藤浩滋
常務  真鍋 亘(俊藤さんの実弟)
相談役 山段芳春(後の京都政財界のフィクサー)

俊藤さんはウラで生きていこうと思えば、日本の中でもかなりの
顔役になってなっていたと思うが、あえて映画界に身を投じて
日本映画プログラムピクチャーの金字塔「ヤクザ映画」を確立
させた。凄い人だよ。 
308この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 21:47:59 ID:qiqyUYEP
「おそめ」の常連客がこれまたスゴイ御仁。
超大物政治家・超大物俳優・超大物作家・超大物財界人・超大物裏社会の面々・・
309この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 10:55:46 ID:d4AW25Ev
俊藤さんの意向で二作目出演を渋り出した文太,,,,,,
詳細希望
310この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 12:53:51 ID:KWifbfPq
>>309
はっきり書いてないんだけど、
結局文太が一番美味しい役になったので、(主役だから当たり前だが)
役を譲る代りに俊藤さんに恩を売るというような話だったとソーゾーしてる。

久しぶりに当った映画だから続編に出たいけど、
菅原文太主役のシリーズになるのは困る役者が多かったんだろう。

予想以上に当って(しかもいい映画で)、廻りはあせったんじゃないか?
311この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 19:50:35 ID:l4+vnWhK
>>309
岡田体制と俊藤お抱え俳優との過渡期。
実録物に反対?した俊藤さんが打った手。
しかし結果文太は大スターに。
鶴田・高倉・若山等は主演映画の
ローテから離脱される羽目に・・
312この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 20:12:15 ID:T6Aa28Ke
鶴田や若山(元々B級だが)は「仁義なき戦い」以前から集客力がなくなり、新スターが望まれていた。
高倉健は人気があったが、彼の任侠映画は「ヤクザを美化しすぎ」「ワンパターン」として
社会的評価は非常に低く、映画の賞とも無縁だった。
しかし「仁義なき戦い」は今までヤクザ映画を毛嫌いしていた一般の人たちも大絶賛。
一躍、菅原文太はヒーロー扱いされ主演男優賞を獲るにいたる。
東映の流れは俊藤の嫌いな実録映画となり。文太をエースにという東映の流れの中、高倉健は東映退社。
仁義なき戦いシリーズとトラック野郎シリーズを大ヒットさせた文太は70年代の映画界を一世風靡したが
80年代以降は・・・・高倉健のようにうまく生き残ることはできなかった。
313この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 20:25:40 ID:RvKw0gXI
309
『仁義なき戦い・広島死闘編』(1973、シリーズ第二作)は
御存知の通り、実質主役は山中役の北大路欣也で、主演広能
役とはいえ、文太兄ィはこの作品では狂言回しの役。

『昭和の劇』の笠原和夫の発言によると、
「文太に出番少ないことを予め言っておいた。ところが
後になって『こんなに出番が少ないなら私は出れません』
と言ってきた」とのこと。
そこで、二人は激論になって深作欣二監督が仲裁した。笠
原は文太の態度の変化を「仁義シリーズをつぶそうとした
俊藤さんの工作」と推測している。

文太が次に現れた時、「出させて頂きたい」と再逆転した
ので、シリーズ再開は具現した。

自分の予測ではシリーズ第三作『代理戦争』では、広能
(文太)が組員達を怒鳴るシーンや叱責するシーンなど
熱い演技の場面が多い。出番もたっぷりとある。これは
第二作で文太の出番が少なかったことへの、笠原の配慮
ではなかろうか?
314この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 20:38:47 ID:z88o4DJ+
笠原シナリオの4作の中じゃ、「広島死闘篇」がいちばん出来が悪い。
後続の実録物のヘタレ具合を先取りしてるようで。

1作で菅原文太が降板していたら、実録路線は4年も持たなかったと思う。
315この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 21:07:46 ID:LlegxlJ9
「広島死闘篇」はいわば番外篇みたいな存在で。

「日本暗殺秘録」の時は、ああいう挑戦的というか実験的な企画に対しては会社としても
オールスターでないと、という観念が抜けきらなかったのかもしれないが、鶴田・高倉の
人気に翳りが見え始めた矢先、「仁義なき〜」というある種実験的な企画が事の他ヒット
したことで、これはオールスターでなくてもいけるんじゃないか?という会社の意向と
日下部・深作・笠原以下スタッフが腹を括った結果、あの名シリーズが出来上がった。
もちろん会社としては、「仁義なき〜」出演メンバーの中で次のスターを作るぐらいの
ずうずうしさはあったと思うが。
316この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 04:09:48 ID:jo1sKIi6
菅原文太に関しては「仁義なき」の前に、マムシの兄弟・関東テキヤ一家・現代ヤクザと
3シリーズを持っていたわけで、一線級のスターだったと思う。

不良番長の梅宮辰夫や、大映帰りでぱっとしなかった松方弘樹は
スターになったのかもしれないけれど、移籍直後の小林旭は貫録十分だし、
梶芽衣子もスポットで出ていてるのだから、ほとんどオールスター映画。
317この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 07:09:20 ID:vpWuJaEi
二大スターの鶴田・高倉の出ていない映画をオールスタートはいえない。
文太兄いは東映ファンと新東宝ファン以外にはあまり知られていないスターだったため
仁義なき戦いで初めて知った人も多かった。映画を見て30歳くらいだと思った人も多い。
>>312
文太兄いブームが起きたね。
318この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 09:25:53 ID:eGoCTdwm
菅原文太に関しては「仁義なき」の前に、マムシの兄弟・関東テキヤ一家・現代ヤクザと
3シリーズを持っていたわけで、一線級のスターだったと思う。

任侠映画ブームで鶴田・高倉二人では回転が間に合わない為、急遽スター育成に俊藤Pが
陣頭指揮して若山が大映移籍後、脇・悪役を得て「極道」で主役へ、大映でブームだった
江波杏子の女賭博師に対抗して娘の藤純子を主役に抜擢し緋牡丹博徒がヒット。
鶴田・高倉・若山・藤の四人は揃ったがB面主役が梅宮のみ。松竹から安藤昇が移籍、歌手
の北島三郎・村田英雄等のシリーズも作られたが元々歌手が本業。安藤昇と一緒について来た
文太に白羽の矢が・・当初待田京介は候補だったが・・俊藤Pは文太を指名。
上記のシリーズで主演したがまだスターと言える程には遠かった。
純子引退で事実上俊藤任侠路線崩壊、東映新体制(岡田=日下部=天尾・・)で次なる路線を
模索、日活ポルノ路線で渡・旭・英樹・梶・藤竜等主演級俳優の企画を提案。
「仁義なき戦い」も渡主演で企画されたが渡の病気で急遽文太に白羽の矢が・・
俊藤Pはこの頃鶴田・高倉・若山・文太等をマネージメントしていた。
一作目で思わぬ大ヒットし文太が名実共に次なる路線のエースに成長。
第2作目の出演を渋った背景には俊藤お抱え俳優の処遇問題が絡んでいた。
しかし「山口組三代目」で高倉主演文太共演で東映と俊藤Pが和解。
しかし高倉も文太中心の東映路線では居場所がなくなり東映を退社。
鶴田・若山も他社出演していき東映スターシステムも崩壊。日活から移籍
した旭が本来高倉・若山・鶴田の役柄を文太・松方・安藤主演の映画で助演。
しかし実録路線も短かった。
純子引退が結局任侠路線の終焉更に健さんの退社。そして文太大躍進に繋がった
と見るんだが・・・
319この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 09:40:14 ID:ltlH8Ch9
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k22229991
こんなのあったんだ 15分って殴りこみだけか?
320この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 17:03:34 ID:jo1sKIi6
> 二大スターの鶴田・高倉の出ていない映画をオールスタートはいえない。

それは承知の上で、「仁義なき」はオールスターと書いたんだが
基本的に>>317-318氏のカキコに同意。
最近、文太主演作を30本ぐらい連続で見たおかげで、ちょっと頭がおかしくなってたんだよ。
許してくれ。
あと「大映の待田京介」成田三樹夫も、「仁義なき」に貢献してたと思う。
321この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 19:09:48 ID:PzCLZeaW
仁義なき戦いは五社協定崩壊後の賜物キャスティング。
文太「新東宝ー松竹ー東映」
旭・川地・宍戸・中原・・・日活。
三上・名和・高宮・・松竹。
成田・待田・野川・・大映。
黒沢・・東宝。
東映生え抜き 千葉・渡瀬・山城・室田・川谷・・
松方は一時期大映に移籍。北大路はフリー。
安藤は松竹 若山は大映から東映 丹波は新東宝からフリー・・
仁義・・の出演俳優は実際は寄せ集めだった。
322この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 20:51:20 ID:5FX2R8S1
松方があるインタビューで「修羅の群れ」で初めて一本立ち出来たという気持ちに
なったということを言ってた。「仁義なき〜」で重要な役どころを演じたり、その他
実録映画「広島仁義」「大阪電撃作戦」「北陸代理戦争」等で主役はってた上で、
「修羅の群れ」で初めてそういう気持ちになったっていうんだから、東映では任侠スターを
演じてこそ本物、というか俊藤さんに主役として指名してもらって初めて本物という考えが
根付いているような気がする。
323この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 21:14:29 ID:PzCLZeaW
>>322
鶴田が松方に「お前、良かったなあ・・俺がやりたい役だったのに・・」
鶴田は兄貴分役。この役も良かった。見せ場的に若山・丹波・天知・北大路
等は出番は少ないがツボは心得ている俊藤P。
文太・北島も存在感があって良かった。それにしても文太の役は未だに不思議だ。
324この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 22:03:19 ID:9LQdniwY
>>323
文太の役が不思議っていうのは悪役ってこと?

ツボを押さえるというと「最後の博徒」の萬屋錦之介の見せ場も見事。
ジリ貧状態の松方一派の葬儀に駆けつけて「清島の御大がこられた」って
まず観客に凄い人物なんだって印象つけといて、途中、千葉が我慢の限界に
達している時に突如現れて、千葉に拳銃つきつけられながらも、気迫で説得する。
山下耕作がキャスティングとしては絶賛してたよ。「俊藤さんほど映画好きな人はいない」って。
325この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 22:19:16 ID:PzCLZeaW
>>324
健さん東映離脱後、一人東映を引っ張ってきた文太が松方の子分役って
のに違和感がありました。マア北島の兄弟分役って事でバランスを計った
のもあったんでしょうけど?松方の引きたて役として考えたら文太しか
いないのは確かでしょうけど・・
でも東映のエースがいきなりあの役ってのは驚きました。
326この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 22:44:38 ID:9LQdniwY
>>325
たしかに、リメーク版で考えてみると、文太や北島の貫目っていうのがいかに
高いのかがわかる。リメーク版でモロッコをやった寺島進や井沢役の元宮泰風
よりも、松方の貫目の方がずっと上だから、即座に子分になるのもうなずけるが
文太・北島よりも松方の方が貫目が上といわれてもと、なかなか理解しづらい。

まあリメーク版で、還暦過ぎた松方が二十歳前後の若かりし日の総裁を演じたり、
その息子役に歳もそんなに変わらない渡哲ちゃんが演じたりしてたブッ飛び方
考えたら、オリジナル版は納得できる範囲内だと思います。
327この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 23:31:59 ID:sQh90R4Q
84年版で既に中年太りしていて若い役に無理があった松方
松方よりずっと貫禄がある文太が若い舎弟・・・無理がありすぎ

リメーク版はある種カルトか
328この子の名無しのお祝いに:2005/07/28(木) 00:25:51 ID:fqY7rBEm
ワロタ
329この子の名無しのお祝いに:2005/07/29(金) 07:48:00 ID:39BupjFN
>>327
カルトというよりオカルトでした。
330この子の名無しのお祝いに:2005/07/29(金) 09:39:50 ID:MHc5R5sJ
>>327
主役不在が後々響いた。。
確かに松方が第一作主演は有だが子分役に文太・北島・北大路は無理が
あり過ぎ・・そのツケがリメイク版に影響を及ぼす事に・・
松方の代表作ってのは頷くが、そもそも第一作の主役に若手を抜擢して
子分役もソレ相応の俳優を配したら問題はなかったろう・・
しかし当時主役を張れる俳優がいなかったのは大きい。
俊藤映画常連の大物俳優を使わざるしかなかった。
リメイク版の三代目が中井。松方の息子役が渡。子分役に行き成り若手二人。
チグハグなキャスティングだ。
寧ろ松方の役を中井。三代目を渡。渡の役に名高。夏八木の役に松方。
この方が自然だろう・・そういかなかった背景には色々な事情が絡んでいる
ようにも思う。あの健さんもキャスティング候補だったらしい。
331この子の名無しのお祝いに:2005/07/29(金) 12:47:14 ID:MHc5R5sJ
再来週の木曜深夜に俊藤Pの記念碑的作品「日本侠客伝」を放送。
高倉健が名実ともに東映の看板に出世した大作だ。
萬屋錦之介・高倉健・松方弘樹・長門裕之・津川雅彦・藤山寛美
大木実・三田佳子・藤純子・南田洋子・・オールスター映画。
332この子の名無しのお祝いに:2005/07/29(金) 17:44:44 ID:hxL/xzZ5
東映チャネル?
見れん...
333この子の名無しのお祝いに:2005/07/30(土) 21:10:20 ID:cZohTHWD
テレビ東京だよ
334この子の名無しのお祝いに:2005/07/31(日) 00:53:17 ID:0GPMF1Zo
錦之助と健さんが東映のエースをバトンタッチした映画だね。
335この子の名無しのお祝いに:2005/08/13(土) 12:59:03 ID:ersJxa/r
石井輝男監督、やすらかに...
336この子の名無しのお祝いに:2005/08/21(日) 06:04:27 ID:TErq6W+E
age
337この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 20:39:59 ID:a3t1vpHF
「まず〜い、もう一杯!」で一世を風靡した八名信夫が、東映任侠映画に出演していた頃、
撮影中に若山の頭を誤ってコツンとやってしまって、若山以下若い衆がいきり立って、八名に
詰め寄っていると、鶴田が若い衆を引き連れてやってきて「こいつは俺が東京から連れてきた
若い衆だ!」って若山一家と睨み合いになってる中、俊藤さんが出てきて穏便に収めたらしい。
ヤクザ映画にかかわってると、やっぱりみんなその気になってしまうんだろうね。
338この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 23:52:55 ID:EbM1uGf6
339この子の名無しのお祝いに:2005/09/03(土) 21:22:17 ID:rVjNgYwK
>>337
手元にないから確認できないが、下記のような話が「丹波哲郎の好きなヤツ嫌いなヤツ」にあった。

殺陣師が同じく頭を叩いてしまい「ぶっころしたる」という喧嘩騒ぎになった。
そこで鶴田浩二があのドスを効かせた声で「キッタハッタは映画の中だけにしろ」一件落着。
340この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 19:58:49 ID:zjrouCKQ
山根貞男氏によると俊藤さんは晩年、四本企画を残していたようだが、
健さん主演の「東京ジョー」、東映上層部まで話が進んでいた「昭和水滸伝」、
俊藤さんが準備をしていて亡くなった後、Vシネになった「伝説のやくざ・ボンノ」
ぐらいが推測として浮かぶが、誰か知ってる人いてる?
341この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 22:27:02 ID:LI5kqfJP
山根貞男の情報はガセネタばかりです。
342この子の名無しのお祝いに:2005/09/19(月) 18:20:23 ID:QfO/a3M8
 東映製作、全国東映系公開のヤクザ映画はもう見れないのかな・・・

思い出したように作られた極妻の最新作も京都製作、日下部Pでなく
東京撮影所になってたね。もはやVシネマさえ作る気力が京都には
ないのか?
343この子の名無しのお祝いに:2005/09/19(月) 19:39:30 ID:jon4Dmh3
>>342
極妻「情炎」は黒澤満のセントラルアーツ系統の作品だったけど、極妻らしさが
充分味わえる作品で個人的には、かなり満足した。
たしかに京都でヤクザ映画作らなくなったのはさびしい。
344この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 22:08:30 ID:rIfxUS0y
日下部五朗プロデューサー、いつ東映辞めたんですか?俊藤プロの足元にも
及ばなくても、東映らしい作品製作した人なのにね・・・
345この子の名無しのお祝いに:2005/09/21(水) 02:20:20 ID:fz6UVpvn
> 俊藤プロの足元にも
一応、仁義なきのプロデューサーなんだから w
346この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 15:41:03 ID:OKdiCoFA
>>340

俊藤ファンには悪いがその4本どれも観たくないな・・・・。
347この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 17:33:52 ID:zOUT7dcX
「極妻」シリーズは、俊藤さんまったく関係ないけど、広島・共政会の山田久三代目
(「仁義なき〜」の完結篇で北大路がやった役のモデル)に俊藤さんが説教されたら
しいね。ヤクザの世界をバカにしたらいかん、と。
348この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 11:53:08 ID:UY9rhtcg
その点◆三代目は、◆が悪役として描かれて「何や、あの映画は」と周りに気色ばむ人間がいても、
「映画は映画、まあええやないか」と鷹揚に構えていたらしいね。
349この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 18:50:29 ID:9kgDrLiQ
俊藤さんの最高傑作「山口組三代目」
実録っぽいロマンあふれる男気映画。
350この子の名無しのお祝いに:2005/11/20(日) 15:06:02 ID:dpyszurF
『修羅の群れ』は張本の面白味に尽きる。
351この子の名無しのお祝いに:2005/11/22(火) 22:58:12 ID:yzKMeL1J
稲原龍二(松方弘樹)の「日本人も朝鮮人もあるかい!
おんなじ人間同士じゃねえかっ!」の台詞にしびれた。
352この子の名無しのお祝いに:2005/12/14(水) 19:39:15 ID:c53OcLCn
age
353この子の名無しのお祝いに:2005/12/14(水) 21:09:22 ID:PrPZ7A8Q
>>348
「山口組三代目」二部作でしっかりゴマもすってるやん。

>>351
その癖、熱海では三国人を容赦なく追い出したりしている自家撞着ぶりw
全編、総裁の偉大さだけが讃えられる、稲○会の宣伝映画だから仕方ないけどな。
354この子の名無しのお祝いに:2005/12/18(日) 10:54:23 ID:TVWWOqEX
俊藤さんみたいな映画屋がいないのが っていうより時代が変ったと言うべきかな?
355この子の名無しのお祝いに:2005/12/18(日) 14:30:40 ID:dKFNxzqR
『男たちの大和 YAMATO』に寺島しのぶが出てるね。
俊藤さん製作『あゝ決戦航空隊』は良かった。
356この子の名無しのお祝いに:2005/12/19(月) 12:51:02 ID:XGNShI9t
WowowでVシネ3部作見終わった。
どう見ても老人にしか見えない渡哲也が松方の息子役で出てきた・・・・・
文太兄いと待田京介が出てきたが、良くあんな役で引き受けたもんだ・・・・・・
357この子の名無しのお祝いに:2005/12/19(月) 19:28:17 ID:FqzWnawq
渡の方が父親役の松方より年上に見えたなw
358この子の名無しのお祝いに:2005/12/19(月) 23:18:54 ID:p3h+tazr
確かに数年前の修羅の群れは頭を抱えたくなるできだった
60年代〜70年代の東映ヤクザ映画と
最近のヤクザ映画の質の差がありすぎ!!
359この子の名無しのお祝いに:2005/12/21(水) 09:08:07 ID:DEeHv9sk
監督は酷い。耕作は情緒と凄みと俳優の使い方が上手。
比較もなにもありゃしない。リメイクもボンノも酷かった。
松方が頑張っても俳優の使い方と監督の腕がどうしても??
360この子の名無しのお祝いに:2005/12/22(木) 01:37:28 ID:rmlRwun4
渡が山口組三代目で中井貴一が松方の息子役ならよかったのに。
361この子の名無しのお祝いに:2005/12/22(木) 06:21:38 ID:Muptf4rh
>>360
同意
362この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 21:41:21 ID:kgjVh6zE
待田京介は俳優引退してたのに
復帰作があれ(修羅の群れ)とは・・・・・・・・・・・・
363この子の名無しのお祝いに:2005/12/24(土) 17:18:34 ID:0cm6Z7cy
待田さんも俊藤さんの作品だから出たのかな?
364この子の名無しのお祝いに:2005/12/26(月) 21:31:54 ID:jNf09rQR
そうでしょうな。
待田京介さんは現在、国際空手道連盟極真会館総本部特別顧問です。
365この子の名無しのお祝いに:2005/12/26(月) 23:24:14 ID:tzp+W7mW
>>364
情報ありがとうございます
366この子の名無しのお祝いに:2005/12/29(木) 08:01:29 ID:uI0rw8hr
岡崎二朗・待田京介・高松英郎・鶴田さやか・二宮さよ子・菅原文太・丹波哲郎
小林旭・中井貴一・・・等全て俊藤人脈。
渡哲也は東映岡田?坂上?高岩?等からの強烈なアプローチだろう・・
367この子の名無しのお祝いに:2005/12/29(木) 13:32:48 ID:L3t/MJM5
俊藤さんは、最後はやっぱり東映で華を咲かせて逝ってほしかった
Vシネ「修羅の群れ」だと役者だけがすごすぎて、スタッフの力量他
金銭の面で限界があるから、ショボイ感がどうしても否めなかった。
「残侠」の関本郁夫ももちろんよかったし、京都撮影所の新鋭・橋本一も
俊藤さん亡くなる前に出てきて欲しかった。
大任侠映画でも、実録風組織映画でもいい。京都撮影所製作の俊藤映画を
最後にもう一度見たかったよ・・

>>366
渡哲也は、松方からのアプローチかもね

368この子の名無しのお祝いに:2005/12/30(金) 06:50:19 ID:/MPi5Pie
>>366
渡哲也は、松方からのアプローチかもね

確かに渡と俊藤さんは接点はない。31年前「勝海舟」で主役交代
での「お返し」か?或いは「強烈なリクエスト」?によるのも考えられる。
369この子の名無しのお祝いに:2006/01/04(水) 20:01:32 ID:cCvTzfZu
渡のテッチャンは俊藤さんの盟友東映最高顧問岡田茂からの要請だよ。
370この子の名無しのお祝いに:2006/01/05(木) 07:24:23 ID:VA6RDnM1
東映と石原プロは縁が深いからな・・
371この子の名無しのお祝いに:2006/01/06(金) 09:31:39 ID:TjBP6lIK
>>370
現東映最高顧問の岡田茂は時代劇全盛の頃から次なる「路線」を模索していた。
裕次郎ブームに湧いた昭和30年前半から「日活」を意識し始め何人?か候補
がいたがどれもダメだった。裕次郎主演「花と竜」を見た岡田の直感で「任侠
路線」が確定。裕次郎が独立プロ第三作「城取り」製作の際、岡田の権限で東映
専属の近衛十四郎・今井健二等を貸し出し・・当時の五社協定では画期的だった。
裕次郎と岡田はその縁から親しくなりつかず離れずの関係。
渡の東映出演・石原プロの製作ドラマ(東映の悪役大挙出演)全てそういった関係。
渡の俊藤映画出演も岡田の要請によるものと思われる。
372この子の名無しのお祝いに:2006/01/08(日) 10:35:24 ID:NxB0cFDe
東映の宮沢賢治の映画に渡がタダで出演。その代わりにナンか映画賞を受賞した記憶がある。
373この子の名無しのお祝いに:2006/01/08(日) 22:49:26 ID:sCkhWwma
でも、ミュージアム制作のXシネのキャスティングに、東映の岡田茂まで関与してるんなら、やはり東映制作でなにか一本作ってほしかった。あれだけの大顔合わせで・・・高岩淡会長にしても、京都時代に、俊藤さんにお世話になった人だし・・・
374この子の名無しのお祝いに:2006/01/09(月) 17:53:26 ID:Cege/FBs
>>373
単純にスポンサーの問題じゃないの?
出資金の出何処?
俊藤さんの号令で文太・旭・待田・中井・丹波等は無条件で出演快諾。
梅宮・名高・夏八木等は松方人脈。
俊藤さんは「目玉」で健さんを予定していたらしい・・最後まで・・
渡出演はその代わりじゃないか?と予測。
そういった背景でキャスティングが???になったんでは?
375この子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 21:37:18 ID:XheGYrU4
俊藤さんは最後まで健さんを使いたかった・・
しかし健さんは?丹波が著書で健さんの事に
触れているがあまりヨク思ってないのは確かだ!!
376この子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 22:23:31 ID:BjtEUkgO
>>374
弘樹の息子役に健さんが候補だったんだろうか!?
うーむ。

『二百三高地』の乃木役にと、脚本の笠原和夫が口説きに
行ったら健さんに断られた、と『昭和の劇』にあったけど。
377この子の名無しのお祝いに:2006/01/12(木) 20:51:18 ID:6XtJWa5v
健さんは結構蹴ってる。
蔵原監督・仲代のやった
タイトルは忘れたが
当初健さんの予定の企画
だった。
378この子の名無しのお祝いに:2006/01/14(土) 07:51:45 ID:7yaZsqMR
>>77
「道」ね。昔ジャンギャバンがやった「ヘッドライト」の日本版リメイクね。
379この子の名無しのお祝いに:2006/01/17(火) 23:39:18 ID:jQX9pk2d
今をときめく不良おっさん俳優・宇梶剛士も、俊藤さんの藤映像に所属してたんですね。
菅田俊同様、菅原文太の門下という形で。
藤映像では芽が出なかったけど、俊藤さんのところには、自然に不良が集まる性質が
あったのかな。
380この子の名無しのお祝いに:2006/01/18(水) 08:18:48 ID:RPsV2NCb
>>379
「制覇」に二人とも出てるよ。出てると言っても見送りの若衆のエキストラだけどね。
381この子の名無しのお祝いに:2006/01/19(木) 17:14:33 ID:AkgPkEM+
にしきのあきら・清水健太郎・名高達郎・・・俊藤門下は多い。
382この子の名無しのお祝いに:2006/01/22(日) 17:25:18 ID:MYj0UVh5
鶴田さやか・二宮さよ子も俊藤映画の定番女優。
383この子の名無しのお祝いに:2006/01/29(日) 08:01:31 ID:y/jsQD32
俊藤さんの「修羅の群れ=リメイク版」酷かった。
出演者が豪華だったが演出・音楽が弱い。
文太・旭・渡等の役もイマイチ・・

山下耕作監督版の方が数段イイ。
欣也・サブちゃん・鶴田・若富・・皆心得てる。
ただ文太の役は疑問!
384この子の名無しのお祝いに:2006/01/29(日) 16:52:52 ID:yJr8N9Q9
385この子の名無しのお祝いに:2006/01/29(日) 17:06:30 ID:hnlai1+U
>>383
でもモロッコの辰はサブちゃんよりも寺島進だと思うんだが。
実物の写真見ると生き写しだし。
386この子の名無しのお祝いに:2006/01/29(日) 18:29:18 ID:wiAUo6cV
東映任侠映画の旗手・小沢茂弘、この方も故人となってしまったが、生前、聞き語りの自著の中で「大博徒伝」というのを俊藤さん製作でやってみたいといってが、
もちろん、今さら「大博徒伝」なんて企画が、現在の東映で通るわけもないが、そういう完全なフィクションの企画をオールスターでやるならば、
それぞれの役者の魅力をまず念頭に置いた脚本から作るわけだから、しっかりとまとまった映画になると思う。リメイク版「修羅の群れ」はあまり大きなフィクションが
許されない題材だから、どうしても史実に基づいた(しかもあんまりヨゴレを出せない)モデルに、無理やり役者を割り振っていくわけだから、どうしても魅力的に見えない。
スゴイ顔あわせを見られるのはたしかにうれしいけど、ただそれだけで、その役者が「見せ場」で出てきて、それにシビれるというのとはまったく違うというか…
そういう意味でいったら「極道の妻たち 情炎」で杉本彩が初登場するシーンなんか、杉本がすっと振り返る瞬間に音楽がバーンと入ったりして、よっぽどシビれた。
387この子の名無しのお祝いに:2006/01/29(日) 19:20:45 ID:lmuVrJpY
2001年10月12日俊藤浩滋死去。
2004年10月12日小沢茂弘死去。
偶然にも二人の命日は同じ日。
388この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 20:40:58 ID:pfSqCDUp
今週末から公開されるスピルバーグの「ミュンヘン」は三浦友和版
「悲しきヒットマン」のリメークなんですか?w
389この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 08:16:38 ID:4PgOReXs
>>388
何?それ?ホント?な!ハズないと思うが??
390この子の名無しのお祝いに:2006/01/31(火) 21:40:38 ID:euk9ZOze
小沢茂弘監督 亡くなっていたなんて知りませんでした。
東映チャンネルの「三人の博徒」
喜んでみているのかなっと勝手に考えていました。
ご冥福をお祈りいたします。
391この子の名無しのお祝いに:2006/02/01(水) 18:38:06 ID:UnE2ELzw
小沢茂弘・山下耕作・マキノ雅弘・佐伯清・・・
この辺の監督を上手に操った俊藤さん。

圧巻は巨匠内田吐夢まで引っ張り出して傑作「人生劇場・飛車角と吉良常」
を生む。
俳優陣も豪華絢爛 鶴田・高倉・藤・若山・松方に辰巳。申し分なし!!
392名無し:2006/02/04(土) 07:30:51 ID:evEu5XfK
30年以上も前の事ですが五島組大野福次郎組長の20回忌だったと記憶
してますが俊藤さんも来てました。盃は交わしていると聞いてましたが。
393この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 11:45:18 ID:80GsWQUV
>>392
恩人の一人。リアルな任侠映画が出来たのもそういった人脈によるんじゃない?
394この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 20:10:58 ID:4gRwmV5+
蒲田東映で中学生のとき、
「山口組三代目」(「三代目襲名」は成人映画でしたが「山口組三代目」はちがいます)
と「夜の歌謡シリーズ なみだ恋」の2本立てを観たとき、
東映も下り坂だと思いました。(その後東映は家宅捜査受ける)
でも、田中邦衛が健さんに沢庵ごはんを食べさせるシーンは、山下耕作らしい、いいシーンでしたね。
395この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 20:49:52 ID:oN2VjttK
>>394
健さんの前にポンと丼茶碗を置いて「わしも食おう」と言って、一緒に食べてると
健さんが涙をポロポロ流すようなシーンだった記憶が・・・

「修羅の群れ」でも総裁が女郎買いをしない理由を鶴田に聞かれて、東北から
逃げてくる時の回想シーンで、幼少の総裁に身売りされる若い女性がおにぎりを
あげるくだりも、最近観返して、泣けてしまって、自分もいい歳になってきたんだな
と感じましたよ。
396この子の名無しのお祝いに:2006/02/10(金) 22:15:09 ID:vScihpos
「おそめ」読んだけど、俊藤さんが自伝の中で、細かく触れなかったことが、しっかりと
書かれていて興味深い。銀座のおそめを経営してた時は、裏方で忙しかったようだけど、
それまでは、まったく働かずに、方々に女を作ってただとか、藤純子を含めた先妻の家族
ともども、おそめ夫人に食べさせてもらってただとか
397この子の名無しのお祝いに:2006/02/10(金) 22:41:51 ID:VaiTU8+d
色んな面でタダモンジャナイと思うよ。
あれだけの任侠映画とあれだけのスターを掌握出来ないし・・

俊藤さん自身の人生で大河映画が作れるんじゃないか?

鶴田・丹波・安藤・健さん・文太・旭・松方・・・
一輪の花 藤純子の実父。英語がペラペラ・・
神戸のバラケツ・元サラリーマン・おそめの裏方・東映大P・・

男の魅力を備えた人だった事に異論はないだろう・・

398この子の名無しのお祝いに:2006/02/10(金) 23:00:32 ID:IDSitJO3
>>392さんは、どういう来歴の人なんだろう。
懐かし邦画板には時々、えっ?と驚くような書き込みがあるね。
399この子の名無しのお祝いに:2006/02/11(土) 00:22:51 ID:c2kWHU4P
>>397
尾上菊之助主演で『俊藤浩滋物語』を映画化して欲しい
400この子の名無しのお祝いに:2006/02/11(土) 00:44:44 ID:+jpAUHTV
>>399
俊藤光利でもいいんじゃないw
401この子の名無しのお祝いに:2006/02/11(土) 22:55:41 ID:Ly+hYI5K
「実録・俊藤浩滋 任侠映画を創った男」
製作 東映  監督 佐藤純弥・降旗康男 脚本 高田宏治 企画 岡田茂
俊藤 浩滋 五島組親分 ボンノ マキノ雅弘 長谷川一夫 初代奥さん
おそめ 大川博 水原茂 ディック・ミネ 鶴田 浩二 美空ひばり 張本勲
岡田茂 藤純子 中村錦之助 内田吐夢 沢島忠 山下耕作 高倉健 若山富三郎
田岡一雄 安藤昇 丹波哲郎 菅原文太 日下部五朗 藤山寛美 北島三郎
児玉誉士夫 森繁久弥 三船敏郎 佐分利信 勝新太郎 小林旭 田中角栄
深作欣二 松方弘樹 稲川聖城 岡田茉莉子 中井貴一 高島政宏 加藤雅也
ビートたけし ・・・・・・
登場人物の顔ぶれがハンパじゃないし 誰が?演じるか?

でも作り物の任侠大作より「実録・俊藤浩滋」が興味ある。
脚本は笠原和夫で監督は山下耕作でが希望だが・・

個人的には俊藤役 若き日は俊藤光利 後年は松方弘樹。これじゃ「修羅の群れ」か(笑)

402この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 09:41:11 ID:HIZuGHQD
>>401
おそめは,最近「おそめ」をかいた作者石井さんにお願い。
403この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 21:48:19 ID:4QK7EDuS
>>401
でも俊藤さんの役を松方がやっちゃうと、松方の役を目黒祐樹にやってもら
うことになるし、かえってややこしいな
404この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 22:05:50 ID:BOOSsjSu
【近親おねえたんと(*´з`)ちゅっちゅ。4回目。【相姦】
http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/rsfx/1139804156/l50
405この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 23:45:34 ID:wez+R0BF
>>401
児玉誉士夫役 三國連太郎
田中 角栄役 杉 良太郎
田岡 一雄役 役所 広司
稲川 聖城役 中村勘三郎
鶴田 浩二役 真田 広之
高倉  健役 中井 貴一
  ・
俊藤 浩滋役 ビートたけし
初代奥さん役 鈴木 京香
お そ め役 松坂 慶子

安藤  昇役 岩城 晃一
菅原 文太役 竹内  力
若山富三郎役 竹中 直人
岡田  茂役 神田 正輝



406この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 00:14:28 ID:lkv4zt2j
神田正輝は「弟」で東宝の藤本真澄役やってたな
407この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 00:15:19 ID:fT7ugG0v
>>381
怪しい面子だなあ。名高の離婚破棄は一体なんだったんだ…
408この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 00:40:07 ID:/5CsmdSu
>>401
俊藤浩滋/俊藤光利→渡瀬恒彦
藤純子→富司純子/上原美佐
菅谷政雄/仁科克基(目黒大樹)→目黒祐樹
マキノ雅弘/津川雅彦
長谷川一夫/林与一
中村錦之助/中村獅童→中村歌六
美空ひばり/真中瞳→浅茅陽子
笠原和夫/古田新太
深作欣二/深作健太
若山富三郎/若山騎一郎
勝新太郎/鴈龍太郎
田中角栄/ビートたけし
田岡一雄/渡哲也
稲川聖城/松方弘樹
岡田茂/岡田裕介
尾上菊五郎/尾上菊之助
内田吐夢/江原真二郎
片岡千恵蔵/里見浩太朗
409この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 08:57:49 ID:a3z86/lY
過去「実名=本人」を演じた俳優。

安藤 昇。 安藤 昇・岩城晃一・原田芳雄・村上弘明・三橋達也
田岡一雄。 高倉 健・丹波哲郎・佐分利信・中井貴一
稲川聖城。 松方弘樹・丹波哲郎・根津甚八・松方弘樹
菅谷政雄。 高倉 健・若山富三郎・鶴田浩二・松方弘樹
田中角栄。 金子信雄・西郷輝彦・的場浩司
岡田 茂。 中村雅俊
美空ひばり。岸本加代子・浅茅陽子・上戸 彩
マキノ雅弘。長門 裕之・津川 雅彦
児玉誉士夫。内田 朝雄・片岡千恵蔵

410この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 09:10:22 ID:0OoprrlF

最後のは、小林旭も追加だよん
411この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 10:28:12 ID:a3z86/lY
>>410
児玉誉士夫役に小林旭追加。
って事は「多羅尾伴内」繋がりで御大役は旭がいいかもね。

俊藤さんの盟友「ボンノ」を演じた健さん・若富・鶴田・松方・・
俊藤さんの「思い入れ」が感じる。
三代目と総裁役を演じた丹波はサスガ!!
丹波役は息子の義隆か?

下手な任侠・ヤクザ映画よりホント リアリティーを感じる。
それこそ東映創立60周年記念=戦後東映日本映画史と銘打って
「実録・任侠映画を創った男 俊藤浩滋」を製作して欲しいもんだ。

高倉健・菅原文太・小林旭・安藤昇・松方弘樹等は当然「友情出演」
するだろう・・
412この子の名無しのお祝いに:2006/02/17(金) 18:43:48 ID:LzKPUP5F
おそめを読んだが・・
やっぱり自分自身の影の部分
は自分では語れない罠。

俊藤さんも映画化される価値
は十分あるが「おそめ」も
十分映画化される価値が
あるとみた。

413この子の名無しのお祝いに:2006/02/17(金) 18:53:58 ID:LI124xoa
>>412
おそめを読んで初めて俊籐さんを知ったが,やはりおそめの方を映画化してほしい。
414この子の名無しのお祝いに:2006/02/17(金) 22:22:54 ID:eM4iBHEz
「おそめ」を読む限りでは、俊藤さんは典型的な極道者によく見られるタイプ。
女に依存し、まじめに働くのが嫌いで、常に金銭の匂いを探し続ける。
その中でも、器量と運に恵まれた者が、かの社会でも上に行くことができるが
俊藤さんの場合、表の世界ではあったがそういうタイプだったのだろう。
そしてチンピラ、金バッジをつけた上級、関係なくヤクザ社会はえてして先述の
タイプが多いから、自分の持っていない性質を持つ金筋、俊藤さんが世話になった
大野福次郎、広島の波谷守之といった侠客、映画の中での高倉健、鶴田浩二の
ような存在に憧れるのだろう。任侠映画をヒットさせたのは、俊藤さんの大衆の
心を熟知した結果だが、その根底にあるのは、やはり、単純なヤクザ者が持つ
金筋への憧れであったのだろう。
415この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 11:25:05 ID:tq9NlDqs
「おそめ」
おそめ 松坂慶子
俊藤  岩城晃一
大野親分 小林旭
で決まり!!
監督は 松方弘樹。

416この子の名無しのお祝いに:2006/02/19(日) 05:34:19 ID:PzW/n8f5
>>379>>380
宇梶剛士は、当時俳優目指して、文太や錦野の付き人やってたからね。
417この子の名無しのお祝いに:2006/02/20(月) 02:28:02 ID:R71jmMDb
数年前、高田宏治の会社ジャパンアートが製作した「まむしの兄弟」には
一応、企画に俊藤浩滋って名前連ねてあった。実質、作品に関与はしていないが
「まむし〜」は斯波道男名義で原作権が俊藤さんにある関係上なのかね?
「修羅の群れ」「激動の1750日」等、DVD化されたが、VHS版のパッケージに
あった「企画協力・藤映像コーポレーション」が削除されてるのも、版権の
関係?
418この子の名無しのお祝いに:2006/02/22(水) 09:32:00 ID:6B8vyK6T
>>417
そうだろうね。仁義なき戦いや極道の妻たちシリーズモノは日下部P(東映)。
俊藤さんは名前を明記されただけ・・まむしはペンネーム。

419この子の名無しのお祝いに:2006/02/24(金) 08:56:14 ID:z5l36JuL
「おそめ」を読んで解った事だが・・

俊藤さんの任侠路線大当たりの要因が「読む」と解る。
「東映」で是非映画化して欲しい・・
吉永小百合(おそめ)主演。
俊藤浩滋役は松方弘樹か?小林旭か?或いは渡瀬恒彦。

420この子の名無しのお祝いに:2006/02/25(土) 11:22:49 ID:JsBxcvR+
俊藤役は役所広司でおそめは黒木瞳。
「失楽園」コンビで東映文芸大作でイケバ大ヒット確実。
脇に俊藤さんゆかりのキャステイングを・・
鶴田浩二役に中井貴一。岡田茂役に高島政宏。
大野福次郎親分に菅原文太。マキノ雅弘に津川雅彦。
421この子の名無しのお祝いに:2006/02/26(日) 11:27:25 ID:y12agNMK
俊藤さんは実生活も「東映映画」だったんでは?
422この子の名無しのお祝いに:2006/02/26(日) 18:13:18 ID:ewi1Yj/O
俊藤さんの後年の作品「民暴の帝王」で主人公の小林旭に対抗する、渡瀬恒彦演じる
別役直人は原作にもあるキャラクターなんですか?読んでないからわからないんだけど。
あの別役のキャラのモデルは、個人的には、京都A会のM組長だと思うんですが・・・
チンピラ時代から俊藤さんもよく知ってるし、後に全国的な大物組長になる人なんですが
組事務所の設定とかも、その人のシマの地域だったし・・・別役直人は、俊藤さんの創作
かな〜と思ったので。
423この子の名無しのお祝いに:2006/02/27(月) 12:23:11 ID:ElrsFan9
>>422
晩年の俊藤さん企画は全て懇意にしてた人をモデルにした者が多かった。
上記の映画は実質渡瀬主演映画。俊藤美学は企業舎弟よりも別役の方。
旭主演に添えたのは旭モデルに敬意を払う為の処置。
424この子の名無しのお祝いに:2006/03/02(木) 20:39:42 ID:2uUroL5C
おそめ 面白かった。
俊藤さんやりたい放題。
後半の人生映画爆発した
理由がよ〜解った。
425この子の名無しのお祝いに:2006/03/03(金) 01:43:07 ID:cNmshDmV
>>424
なんか、ある意味で任侠映画のボルテージを彷彿とさせるよね。鶴田や健さんが
溜めて溜めて、溜めまくって、ラスト爆発させるような・・・
426この子の名無しのお祝いに:2006/03/03(金) 08:08:21 ID:om1db/NB
>>425
自身の「願望」が鶴田・健さんだった。同感。
虚構と実像。
本来人間なんてそんなモンじゃないか?
演じた鶴田・健さんだって「実像」は
スクリーン(虚像)から見えない。
案外、俊藤さん以上に凄いんじゃないか?
鶴田も色々あったし・・健さんだって
マア人並みだったら又創れないし演じられないのは
確か!だと思う。
427この子の名無しのお祝いに:2006/03/08(水) 07:53:52 ID:dAIvoaDT
スーパーヒーローをあれだけ世に送り出したんだから「憧れ=願望」があったんだろう・・
428この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 02:46:41 ID:dkE95tAY
>>422
もし、その別役のモデルがA会のM組長だとしたら、ある意味で内輪ネタ的な
匂いも出てくるよね。実際は旭モデルの石井の会長とM組長は、実懇の仲の
ようだったみたいだけど、もしかしたら俊藤さんとかにはM組長は「アイツ
(石井会長)には負けへん」というようなことを漏らしてて、それが別役のキャラ
を創る上でのアイデアになってたかもしれない。
429この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 04:54:40 ID:1jKB/K14

3月9日  20:05 NHKラジオ第一

  わが人生に乾杯!

     ゲスト      俳優…小林 稔侍
                     

                   【司会】山本 晋也
                       岡元あつこ
430この子の名無しのお祝いに:2006/03/15(水) 17:33:47 ID:voKVxR/w
「山口組三代目」「三代目襲名」「山口組外伝九州侵攻作戦」 「安藤組外伝・人斬り舎弟」も企画にかかわっているが クレジットはされていないのはなぜ?
431この子の名無しのお祝いに:2006/03/15(水) 19:05:14 ID:TLBkW8t4
東映の重役に就任したから。
しかし丸の内本社で何も?やる事ないから殆んど現場だったらしい・・

で、この時期Y組実録映画で東映本社へ捜査が入った為、クレジットに
担当Pの名前を使ったんでは?2〜3年俊藤さんの名前は確かにクレジット
されてない。(笑)桜の代紋対策だったんじゃないの?
432この子の名無しのお祝いに:2006/03/19(日) 11:30:21 ID:oHdF4e/M
俊藤さんは「ホンモノ」との付き合いがあったから関係者扱いされたんでは?

昔の映画界はそういった付き合いがなかったら到底映画創りなんて無理だろう・・

433この子の名無しのお祝いに:2006/03/19(日) 11:44:42 ID:/BaoRqY3
今朝の毎日新聞に「おそめ」の書評が載ってたよ。
井上章一先生が書いていた。
434この子の名無しのお祝いに:2006/03/19(日) 13:47:49 ID:+eBxMWJn
>>433
毎日取ってないんで,内容を教えてください。
435この子の名無しのお祝いに:2006/03/19(日) 23:51:14 ID:I5kiqz6U
>>432
当時の俊藤さんや東映の場合、現在の音楽業界や一部芸能事務所みたいに
ウラ話的なモノだったのか、それとももっと表だったモノだったのだろうか?
当時の芸能ニュース知ってる人どうです?
436この子の名無しのお祝いに:2006/03/20(月) 00:56:34 ID:0Isa38W6
>>435
あくまで「裏」だと思うけどな〜。「裏」というか公然の秘密だしな〜。そんで、
たまに週刊誌・月刊誌・書籍などにチラチラ書かれる程度じゃないかな〜。
437433:2006/03/20(月) 23:55:08 ID:vNJZS/cs
>>434
ゴメソ。今引っ張り出そうとしたら「今日ゴミの日だったから捨てた」と言われました。
内容的には京女でありながら東京に憧れ、東京に出るも東京人が想像する京女を演出し
嫌悪していたかに見えた京都で余生を送りたいと思った、根っからの京女なのかもしれない
みたいな感じでした。藤純子や鶴田浩二との意外な繋がりも読むと納得、みたいな。
それと俊藤さんと付き合っているの事に対して母親が強烈な嫌悪を抱いていた、とか・・・。
19日のNHKの週間ブックレビューでも井上先生が紹介されたらしいけど、再放送も終わっちゃったね。
井上先生は風俗研究家でもあるから面白い視点で語られていたかも。

↓一応ブックレビューのリンクはっとく。
http://www.nhk.or.jp/book/review/review/2005_b_main1.html
438この子の名無しのお祝いに:2006/03/21(火) 00:28:38 ID:Vs5NMyOA
>>437
トンクス
439この子の名無しのお祝いに:2006/03/21(火) 16:56:41 ID:t6BtaGXg
>>437
おそめ夫人の母上は、終生俊藤さんを恨み続けたみたいだね。
俊藤さんが東映の大プロデューサーになった後も
「俊藤やて、あんな、あん男を信用したらあかん」って。
まあ、あの本読んだ限りでわかる俊藤さんの若い頃考えると、
娘を思う母親の気持ちとしては、当然だと思うけど。
440この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 08:03:47 ID:xdOCswuP
俊藤さんは典型的な昭和の男。
確かに??の部分は避けられないだろうが
男として魅力たっぷりだ。
今の時代、こんな男は生まれない。
441この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 00:19:44 ID:uxuWHkB/
内田裕也主演のドキュメンタリー要素満載の「コミック雑誌なんかいらない」の
中で山一抗争を内田が取材をしにいくシーンがあったが、あれやっぱり前もって
俊藤さんとかが事前に「映画の撮影だから」とか話してたのかな?
明らかに一和会本部事務所だったし、菱と一和どちらにも話できた映画関係者って
俊藤さんぐらいじゃ・・・
俊藤さんの葬儀に裕也が来てたのを見て、そんなことを想像したんだが・・・
442この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 04:12:31 ID:Z3++cH2R
>>441
それが俊藤氏だったか否かは不明ですが、何らかの形で話は通した可能性はありますよね。

昔からロケ先の交渉やショバの件もあるので、業界の制作の人などは個人的に
コネを持ってたりしますし。
443この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 08:06:08 ID:9kA7r92+
俊藤人脈が表から裏から・・また俳優関係もハンパじゃないだろう・・
444この子の名無しのお祝いに:2006/04/04(火) 12:03:54 ID:KcZypIXj
おそめ面白かった。
任侠映画をあれだけ製作した意図が解ったような気がした。
445この子の名無しのお祝いに:2006/04/05(水) 10:33:14 ID:dkB1CTL/
後継者はいないんですか?
446この子の名無しのお祝いに:2006/04/05(水) 10:45:02 ID:kLVpCBv6
マキノ雅弘は任侠映画の殺陣が嫌いで、殺陣の撮影の日になると休んだりして助監督に任せることが多かった。
反対に俊藤は殺陣になるとノリまくって、現場でも陣頭指揮で張り切っていたという。
447この子の名無しのお祝いに:2006/04/05(水) 11:25:21 ID:pQmjvuo9
>>446
チャンバラ映画・任侠映画の監督ということで誤解されるが、仰る通り、マキノは
実は殺陣はそんなに好きではない。殺陣師と自分で一応のフリを付けてあっさりと舞踊のよ
うに流して撮ることを好むし、殺陣の場面も実際はそんなに長くはないことが多い。
あくまでその前後の芝居場を丹念に演出することに集中する。まるでお祭りのように騒いでいる
うちにいつのまにかケンカが終わっているといった独特の演出は誰にも真似できない。

俊藤氏は、「任侠映画伝」に自らフリを付けている写真が残っているので、プロデューサー
自ら口出しを好むタイプだったのだろう。どこで覚えたのでしょうか?
448この子の名無しのお祝いに:2006/04/06(木) 22:20:26 ID:v8nwz4L9
2007年『犬神家の一族』で富司純子・尾上菊之助が母子役で共演。
http://www.toho.co.jp/movienews/0604/02inugamike_sh.html
449この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 00:03:47 ID:RBXV544M
>>448
製作発表の段階では、例の気持ち悪いゴム仮面は見られないんだw
450この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 08:15:17 ID:9f/PgHa4
俊藤光利は何処へ??
451この子の名無しのお祝いに:2006/04/08(土) 15:31:57 ID:jX53NjKd
NHK朝ドラ『純情きらり』では、八名信夫と寺島しのぶが
祖父・孫娘の役柄で共演。俊藤さんゆかりのキャスト。
452この子の名無しのお祝いに:2006/04/10(月) 06:54:22 ID:oQO6eZsn
俊藤映画が観れなのは寂しい限りだが
遺族の娘冨司や孫の菊五郎・しのぶ等が映画出演していて
方向は違うが・・せめて「冨司純子」を女親分役で映画化して欲しい・・

453この子の名無しのお祝いに:2006/04/10(月) 22:52:27 ID:Zt8N6vhu
>>452
あ〜!それそれ!例えば、東映本社製作は夢のまた夢としても、東映ビデオ
あたりでさ「緋牡丹博徒」のリメイク的なやつやってもらって富司純子さんに
御神楽の姐さんなんかやってもらってもらったら、もう昇天モノですな。
数年前の柳葉版「まむしの兄弟」で、かつてのまむしの兄弟役に藤竜也、さんまが
配役されてて、それだけでも見応え充分だったが、その役に菅原、川地を
特別出演させてたら、奇跡だったと思う。東映はこの際、往年のファンに
サービス的な映像というかシチュエーションを提供してくれー
454この子の名無しのお祝いに:2006/04/12(水) 11:15:43 ID:30u8zzBA
「東京12チャンネルの挑戦」山城 室田 佐久間良子と同期の東映ニューフェイス
出身で後にテレビ東京の辣腕プロデューサーとして名を馳せる金子氏の本。
まず「男と男の夢の競演―鶴田浩二vs石原裕次郎」の写真が凄い。
お互い実に楽しそうに語り合っている。裕次郎は鶴田の前では子供みたいに無邪気。
「裕次郎君、一生に一度の競演として楽しみましょう」
「僕もネコとは兄弟分です。ネコに全てを任せます」
ネコとは著者の金子 明雄氏。鶴田、石原共に自宅に招かれるほどの
親しい間柄だったらしい。三島由紀夫自決当日鶴田の家に出向き
鶴田に自分の入る骨壷を見せられたという。
「鶴田VS高倉 夢の競演」この写真もよい。
収録当日、俊藤氏が金子に「高倉はゲスト扱いなので洋服で」
「約束が違う 貴方もプロデューサーなら私の気持ちを理解してほしい」
「どうする鶴さん」
「ネコに任せましょう」
実は健さんが鶴田に遠慮して当初着流しを着るのをためらったらしい。
二人最後の着流し2ショットである。

「藤純子引退記念 関東緋桜一家撮影ドキュメント」も
特番として放送され高視聴率だったらしい。
せひCSで放送してほしい。絶対VTRとフィルムは残っている。

後鶴田 ひばり競演の特番で出演者クレジットを鶴田からテロップし
ひばり御殿に1年半出入り禁止を食らった話し。若山・勝兄弟対決など
面白いよ。
455この子の名無しのお祝いに:2006/04/13(木) 08:10:32 ID:3+pXSW7L
鶴田と裕次郎の共演ってあったんだ・・
そういえば同じ病院で同じ年に亡くなったな・・
映画で共演観たかったな・・
裕次郎の初期の映画「鷲と鷹」は当初鶴田をイメージ
したモノだったらしい・・
五社協定がなかったら三國の役を鶴田で
裕次郎・鶴田の共演があったかも?
唄う映画スター同士。
ヘエ〜再放送しないのかな?残念だ・・
456この子の名無しのお祝いに:2006/04/14(金) 08:21:26 ID:f32lyCN5
裕次郎と健さんは共演がなかったのは残念だ。
俊藤さんと裕次郎の接点がなかったからだろう・・
渡は俊藤さんの遺作「修羅の群れ」に出演したが・・

457この子の名無しのお祝いに:2006/04/16(日) 12:40:27 ID:dZN6vwRD
健さんが東映の看板になった時、裕次郎は日活離脱しスタープロ映画へ
東映は俊藤路線で任侠オンリー五社協定が機能していた時代の中、東映は
一人勝ち。日活・大映も脱落。看板をおいそれと貸し出す事など考えられない
しかし、その健さんも任侠ブーム終焉で東映を離脱。その後健さんは国民的
スターへの道へ。一方裕次郎はテレビで活躍。お互いすれ違いだった。
俊藤さんに最後まで忠誠を全うしたのが鶴田・文太だった。偶然かもしれないが
二人共東映では外様、しかし俊藤マジックで再生されて東映の看板スターへ
健さんは生え抜きの東映スター。健さんの個性を発掘したのは実は石井輝雄だった。

458この子の名無しのお祝いに:2006/04/16(日) 19:47:11 ID:xAZXdVEh
>>457
文太は「仁義なき戦い」の時に、俊藤さんから離れたって笠原和夫が書いてたが、
それでもその後も、任侠スターの一翼を担ってるって感じだった。
俊藤さんの葬儀の時に、純子と並んでインタビューに応えてたのがすごく格好
良かった。健さんが、俊藤さん臨終の際に真っ先に駆けつけたっていうエピソード
もすごくいい話だが。
459この子の名無しのお祝いに:2006/04/17(月) 08:35:40 ID:yz95w+JL
健さんは俊藤さんが嫌いになったんではなく俊藤映画には出演しなくなっただけの事
何故?出演しなくなったか?というと「神戸国際ギャング」で冒頭のセックスシーン
がやりたく無かったってことが真相らしい・・人間的にも仕事的的にも俊藤さえを
信頼していたのは事実。でも俊藤映画から離脱した健さんは正解だった。

460この子の名無しのお祝いに:2006/04/17(月) 19:23:49 ID:LCyZa4Z1
>>459
いつまでも東映や俊藤さんにくっついてる場合でもないよな、という健さん
なりの考え方があったのでしょう。
倉本さん、木村さん、降旗さんといった気の合う人ばかりを集めたがるし、根は
相当に人嫌いで気難しい性格なんだろうね。自分の納得できないことはしたくない。
461この子の名無しのお祝いに:2006/04/18(火) 07:16:43 ID:XZq1NU6m
何故か?俊藤さんから離れた健さん映画はつまらなくなった・・
「夜叉」「駅・ステーション」までは良かったが・・

監督・脚本は降旗・倉本でも俊藤プロディース「冬の華」は一味違う・・


462この子の名無しのお祝いに:2006/04/20(木) 08:02:52 ID:K0vJyFgS
冬の華は当初、山下耕作監督の予定だった。山下監督は英樹の桃太郎を選択。
ピンチヒッターとして降旗康男監督が決定。池上季美子の役も当初山口百恵。
タイトルも最終的に「冬の華」になったが脚本家の倉本聡が譲らなかった。
色々と映画化までに至る過程で俊藤さんを悩ました。
製作も横浜が舞台だが東映京都だった。
463この子の名無しのお祝いに:2006/04/21(金) 07:51:34 ID:DZRhODMP
倉本聡と合わなかったにのが真相だろう・・
将軍は京大出身。倉本は東大で中島貞夫と同期。
健さん指名にも丁寧に断った。
「高倉健は日本一の役者。誰が撮っても大丈夫」
464この子の名無しのお祝いに:2006/04/21(金) 10:04:17 ID:3u7oJYbV
著作でいろいろ喧嘩した人との話も載っているが、最後はそれでいっそう仲良くなった
とか一切悪口がない。その点、岡田茂の本はいろいろ書いてあるね。親子そろって大川橋蔵に対して
ケチとかぼろぼろ。
465この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 08:36:26 ID:pxtChx/1
>>464
本音(岡田)と建前(俊藤)の違いじゃないか?
俊藤さんのホンではおそめの事にはあまり触れていない・・
おそめを読めばソレはソレで俊藤の一面が解るし
岡田も出版したのが俊藤本が出た後。
実際(事実)は小説(俊藤本)より奇なり・・
466この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 10:19:31 ID:cgQczwyq
ドッチが?本当か?
岡田は岡田で言いたいことが色々あったんだろう・・
映画界入りした経緯についてお互いが言ってることが全然違うし・・
特に岡田はソコを強調している・・

467この子の名無しのお祝いに:2006/04/24(月) 22:56:41 ID:7I9c260U
おそめを読めば岡田と俊藤のドッチが真実?かなんとなく解る。
468この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 19:50:12 ID:Gih+NR3u
俊藤さんは大分著書では脚色してるな・・

実像は昭和の無頼だ。
469この子の名無しのお祝いに:2006/04/26(水) 19:28:43 ID:kQf/ab4W
>>464
岡田は橋蔵とは色々あったんだろう・・
それにしても息子までコメントの中で「橋蔵さんだけはお年玉くれなかった」
は凄い・・
470この子の名無しのお祝いに:2006/04/27(木) 08:09:08 ID:RT70dGRO
錦之助もタイトルクレジットの問題で相当揉めたらしい・・
錦之助の母・ひばりの母はなかりツワモノだったようだ・・
471この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 08:46:46 ID:1KJoBJSZ
母親マーネージャーは昔も今も一緒。
宮沢りえも「蔵」序列で浅野の次はおかしい
と母親がクレーム。松方は大変だったらしいが
宮沢りえ降板。
472この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 11:36:28 ID:o+RqgoZD
>>471
恐らく、松方と浅野が寝ていたわけでしょ? よく共演しているしね。そりゃ
プロデューサーと寝ている浅野が譲るわけがない。
ただ、当時の宮沢の格でピンが取れるわけもなく、いくら何でもりえ親子もそれぐらいは分かっていたはず。
クレジットは表向きの理由で、それ以外にも何かと確執があったんじゃないかね?
473この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 22:52:43 ID:ofYb396p
俊藤さんが全盛だった時代の京都撮影所で育った佐藤雅夫や日下部五朗が、現在
取締役どころか、東映にすらいないなんて・・・どんないきさつがあったんですか?
474この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 07:35:04 ID:R7pDrXSS
どんな経緯があったが詳細は知らんが
岡田ジュニア(現最高顧問岡田茂の息子裕介)がトップになって
古株を一掃したんじゃないの?
元社長の高岩淡は岡田茂の子分。中継ぎでジュニアにバトンタッチ。
ジュニアは小百合モノやら脱東映色の企画で映画製作。
東映色の強い佐藤・日下部等力の強いベテランを誰でも煙たい・・
新体制が生んだ結果じゃないか?と予想するんだが・・
475この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 12:24:53 ID:/h95LoVZ
>>474
岡田ジュニアの専横の是非はともかく、プロデューサーとしての佐藤や日下部は
70年代で燃え尽きた人たちで、いずれにせよ用無しだろう。
むろん、80〜90年代以降も企画・製作に名前はあったが、それは社内の役付きの責任者
としての表記の意味が大きく、実際にどれだけ指導力を発揮していたかは不明。
佐藤はともかく、旧態依然たるやくざ映画に固執し続けた日下部は完全な老害だったと断じていい。

とくに近年の業界は一社製作はほぼ無くなり、企画・制作から宣伝・配給・興行・二次利用まで
複数の出資社や会社が絡む形態の映画事業が主流。現場の仕切りを一通り覗いて知っている
だけではなく各方面に対する協調・交渉能力を持つ人材が要求されてくる。
今はむしろ商社・ゼネコンのプロジェクトマネージャーやキー局・代理店のプロデューサーの
ようなタイプが必要でしょう(今の東映にそんな人材がいるか否かは知らないが)
例えば角川春樹はキチガイじみているけど、企画・現場から宣伝まで全てを取り仕切れる才覚がある。

残念ながら、佐藤や日下部のような現場叩き上げで本社−撮影所の直結即決型の古い映画作りや興行に
慣れた人たちには居場所は無かったと思います。つまりは岡田茂・俊藤タイプももはや時代遅れなんでしょうね。
476この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 18:12:01 ID:EwJfSXoy
>>475
たしかに東映が一社製作でやっていた頃のタイプのプロデューサーは、今の
時代には合わないと思うが、会社にすら残らないというのは、どんなお家事情
があったのかなとふと思ったので・・・あと天尾完次ももういないのかな?
477この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 21:10:10 ID:/h95LoVZ
>>476
具体的な内情は東映グループの中の人以外には知る由もないけど(じゃあもっと
もらしく色々と書くなと言われるだろうがw)、本社にも関連会社にも名前が見当たらない
とは、強いて言えば岡田裕介体制にはそういう小うるさい古株は邪魔だったのでしょう? 

ただ、シネコン化やIT等のコンテンツ革命の時代を理解して、辛うじて今の東映グループを何と
かしているのは岡田ジュニアだとも聞きますけどね(それだけ他の古参連中が使いものにならなかった・涙)

天尾さんがいつまで東映グループの中にいたのかは不明なんですが、東宝東和で制作した
「スパルタの海」(83)の失敗-戸塚の逮捕と公開中止-で、ほぼプロデューサー
としての命運は尽きたみたいですね。トドメが満を持した「極東黒社会」(93)の不入り
だったわけですが、作品の出来以前に東映の番線では何をやっても当たらない時期だったので気の毒ではありました。

目下の最後の消息が伊藤俊也と組んだ「日本国憲法」ですが、01年に発表して結局はイン出来ませんでしたね。
ttp://www.ei-en.net/frenet/news13.htm の下部参照
478この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 01:50:03 ID:L20Iq6tH
>>477
「日本国憲法」の情報ありがとうございます。今、見てきた限りではこれは
東映十八番の「いやぁ、前売り券が思ってたほど売れんで(岡田茂談」で
ポシャった匂いがしますが・・・たぶん出資先(「プライド」や「ムルデカ」のスポンサー)が
倒れたか(たしか不動産か建築関係の会社)東映との折衝でのケンカ別れが
原因だと思いますが・・・

どちらにせよ、日下部・天尾両氏が手がける企画を、現在の興行形態で見て
みたかったですが・・・
479477:2006/04/30(日) 03:16:03 ID:zMaD0PVg
>>478
「日本国憲法」ですが、「ムルデカ 17805」公開当時(01年)、スポンサーの東京映像制作(東○本ハウス)
の業績が悪くなり、今後の映画制作は中止と報じられたので、その余波で潰れたのでしょう。

>日下部・天尾両氏が手がける企画を、現在の興行形態で見てみたかったですが・・・

日下部さんにせよ、90年代以降の作品は、アナクロな企画を与えられた旧知の監督たち
(中島貞夫・降旗康男・関本郁夫ら)が何とかしなければと孤軍奮闘する様が見えるようで、
健闘した作品はありますがちょっと痛々しかったですね。「寒椿」などは埋もれた良作なんですが、何を
やっても当たらない(ry 作品的には降旗さんでも最も優れた仕事の部類に入ると思います。

「極妻」も東映ビデオで製作するようになってからは実質的にはミニチェーン的な場所に降ろされ、
ティ・ジョイの隅っこで上映されるようなクラスの作品になっていましたので、ある意味、
「現在の興行形態」の先駆けになったのではないかとw
480478:2006/04/30(日) 11:13:18 ID:L20Iq6tH
94年の日下部・中島コンビでやった「首領を殺った男」は目も当てられなかった・・・
「最後のヤクザ映画」ってふれこみで大々的に宣伝かけてやっただけに、あの
スベリ様は・・・あれ、俊藤さんが「修羅の伝説」くらいの作品作って、同じくらいの
宣伝かけてれば、あそこまではスベらなかったかなとは思うが。俊藤さんが手がける
カタルシスバリバリのヤクザ映画と、日下部・中島が実録時代にやってきた「脱獄
広島殺人囚」「暴力金脈」あたりの、笑いを込めたヤクザ映画とはまったく異質の
物だし、例えば世間一般の人が「ヤクザ映画」と聞いて連想するのは、やっぱり
俊藤さんが作るようなヤツだと思う。そこで「最後のヤクザ映画」というふれこみで
コメディ調ヤクザ映画というのは・・・

>>479
日下部氏が「仁義なき」=深作・文太という世間一般のイメージがプロデューサーの
立場としては気に入らなくて、「極妻」ではわざわざ一作ごとに監督・主演を変えて
いたのが、客の入りを考慮して岩下志麻の連続登板に切り替えて、結果「極妻」=志麻さん
になってしまったという皮肉な話もありますな・・・
それどころか最新作「〜情炎」では黒澤満率いるセントラルアーツ製作で東京撮影所に
なって、もう完全に日下部氏と無関係の作品でしたが・・・しかも、それが最近の中では
一番デキがいいという(個人的な感想ですが)。


481477:2006/04/30(日) 15:19:00 ID:zMaD0PVg
>>480
興行的な面に限れば、80〜90年代の東映は何をやっても(ry 「修羅の伝説」
は作品的には悪くなかったですが、和泉聖治はプロデューサーの要求通りに撮ってくれる監督です
ので、和泉さんと俊藤さんのコンビは割合に巧くいったということでしょう。

そうか、「首領を殺った男」が、70年代中島映画の延長線上にある作品だった(!?)
とは、貴方に言われるまで全く気づきませんでしたよ。70年代から延々とムショ暮らしで時代から
ズレた男の哀愁と捉えれば、あれはあれで中島なりのシニカルなやくざ映画の弔い方だったのかもしれませんね。

「極妻」も劇場ではそんなに入ってなかったようですが、ビデオが売れるので
延々と続いてしまい、完結したはずなのに今度は東映ビデオ製作でまた続いていて、
なかなか成仏させてもらえないですね。「情炎」は未見ですがプロフィールを見ると橋本一
はまだ30代後半と若いんですね。今の映画界では希少な社員監督でまさに奇跡的な存在。
ttp://www.toei-video.co.jp/data/gokutsuma/prof.html
482この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 15:58:51 ID:XwlZfAbe
岡田ジュニアは小百合映画で確実に商売している。
元松竹の奥山和由よりは経営感覚は上だろう。。
ホンモノのプロデューサーって俺は角川春樹だと思う。
昔ながらの雰囲気でスター育成(何気に仕立て上げる)
やら話題作りや大物俳優・大物監督あるいは音楽に
至るまで全て自作の為に翻弄することの出来るプロ。
テレビから拡大して自局の番宣でヒットを飛ばすのが
今かも知れんがアナクロ的で映画屋プロって角川に一票。
483この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 09:34:22 ID:eic251sI
男たちの大和
主演 反町隆史・中村獅童
共演 鈴木京香 仲代達矢 渡 哲也
音楽 長渕 剛
監督 佐藤純弥
復帰に相応しい映画屋の香りがする面子だ。
しかも「大ヒット」

角川には映画プロデューサーの心意気を感じる。

484この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 23:32:34 ID:JKSUsxDw
>>479
>「寒椿」などは埋もれた良作なんですが

あれを観て、俊藤さんは「残侠」の主役に高嶋政宏を抜擢したみたいですね。
映画を観た限りでは任侠を演じる高嶋は、なんとか役をこなしている感じでしたが、
やはり世間一般の持つ高嶋政宏のイメージや認知度、スター性の限界、
あと任侠というジャンルの時代錯誤性から、残念ながら新たな波、波とまではいかなくても
「残侠」が平成の任侠映画として受け入れられるまでも行かなかったですね。
その後の俊藤さんの遺作「修羅の群れ」も当初は稲川会との折衝に、渋々ながら
携わったことが始まりのようですが、その後、やはり自分の企画を具現化したくて、
「ボンノ」を製作する段階で、Vシネ「広島やくざ戦争」を観て辻裕之に任せようと
考えてたみたいですし、俊藤さんは八十歳を超えた老齢に至っても、
役者や演出といった作品性に関する勘やセンスはいささか鈍っていなかったことが伺えます。

現在、製作・配給・興行の形態がガラッと変わり、スターのあり方も一変した
芸能界の事情も含めれば、もはや俊藤さんのやり方が通用する時代でもないですが、
現場を掌握するという意味ではやはり俊藤さんのような方がこの先もずっと必要だと思います。
製作委員会が主流となって、製作に関してもあちこちから色々な横ヤリが入る昨今、
自分の立場と信念を持って、製作現場を死守出来るプロデューサーがもっと増えて欲しいです。
企画がレトロでも、その時期の映画産業の時流を見誤らなければ、客は動員出来ることは
今回の「男たちの大和」の大ヒットでも立証出来た感じですし。
485この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 01:25:29 ID:xRz2nwW5
>>476-478
聞くところによると、天尾氏はお金をめぐるトラブルもあって、業界から消えた模様。

小林信彦の「横山やすし伝説」には、天尾氏から「唐獅子株式会社2」の企画を打診されたが、
彼の態度に不審を抱いて結局断った経緯が書かれている。
ここで描かれている天尾氏のうさんくささは、人間スケッチとして秀逸。
この企画が同じ横山やすし主演の「ビッグマグナム黒岩先生」にスライドした模様。
486この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 02:04:50 ID:lRn3dk/+
>>485
>ここで描かれている天尾氏のうさんくささは、人間スケッチとして秀逸。

うさんくさいと言うより、所詮はトラック野郎がこの人の頂点だったんだな。
しかも小林さんはトラック野郎を嫌っているので、それも込みで辛辣な人物評になっているかと。

元々は工藤栄一や加藤泰の「面白いが当たらない」映画の創り手で、その後、石井輝男に
商業映画のイロハを教わり、鈴木則文や掛札昌裕といった優秀な軍師に恵まれた興行
師的なプロデューサーも時代に追い越されると無惨なものである。合掌。
487この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 02:30:06 ID:xRz2nwW5
>>486
まあ、「トラック野郎」嫌いは関係ないと思うけど。原文に当たってみてください。
確かに「トラック野郎」や「二百三高地」で当てた過去の栄光にこだわっていたり、
映画はバクチですわ、的な山師的性格として書かれているね。

この人には一度だけ、大井武蔵野館の石井輝男特集のゲストとして来たとき、お目にかかったことがある。
「わはは」と豪快に笑う、気のいいおっさんという印象だったですね。
488この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 18:07:02 ID:qQGdSm8v
天尾さんは東映社長(当時・岡田茂)と組んでポルノ路線で爆発。
とにかく「当たる映画」だったら「何でも」ヤルっていう岡田路線
の先頭打者的存在。俊藤路線(任侠)があまりにも長期政権だった
のとヒロイズムに抵抗したのが岡田・天尾路線だった。


489この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 08:51:04 ID:QYcPV8bI
岡田さんも何でもアリだった。
「客が喜んで当たる映画がモットー」だったお人。
490この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 11:05:54 ID:Y66UX7Zr
日下部〜天尾〜矢部等は俊藤さんが東映重役(取締役製作本部長)
になってから急上昇したが俊藤さんまでは及ばなかった。
「トラック野郎」と「戦争モノ」と「極道の妻たち」くらいだろう・・
すべて俊藤遺産に目先を変えたモノばかり・・
健さん離脱も今から考えると大きい気がする。

491この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 07:55:50 ID:Q3DfpUpT
俊藤さんのようなプロデューサーは今後出てこないだろう・・

お金・人脈だけではあれだけの映画は創れない・・

492この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 10:54:54 ID:VhV0DuRA
俊藤さんは映画界の大物俳優から巨匠〜ヤクザの大親分〜右翼の超大物〜プロ野球の監督
大作家〜芸能界のドンまで数え上げたらキリがないくらい人脈が幅広い・・

493この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 08:02:12 ID:PPBi7OeO
映画製作で田岡一雄・児玉誉士夫・田中角栄・稲川聖城・・・等と直接交渉
して角栄以外「映画化」までこぎつけしかも全国一斉公開でヒットさせるんだから
大したお方。今こうした御仁が映画界に居ないのは残念だ・・

494この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 09:16:49 ID:NQ032vZ4
山口組一辺倒の立場を出した方が、やくざ映画の思想的には面白かったように思う。
495この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 22:49:58 ID:Py3hRuTG
「山口組三代目」なんて企画が通用した時代っていうのもある意味凄いな。
今やヤクザもアンダーグラウンド化して、「山口組六代目」だとか「司忍伝」
作っても、一部のVシネファンぐらいしか観にいかんだろうな…
496この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 08:40:02 ID:Y8ad2RDA
>>495
禿同。時代だね。今映画化してもVシネが精一杯。
健さん主演で映画化してヒットしたなんて今じゃ考えられないのは確か・・
仁義なき戦いも同様だろう・・大体演じる役者がイナイのが全て。

497この子の名無しのお祝いに:2006/05/20(土) 15:55:59 ID:mV2f992Q
俊藤さんが実際、プロデューサーとして功績を残したのは東映任侠路線だけど
一作品を製作するプロデューサーとして、御自身が思いを込めて、作った作品
はどれなんだろう?
「山口組三代目」 当時の世相もさることながら、日本一の大親分と崇められた
田岡組長をどうしても自分の手で映画化してみたかった。
「修羅の群れ」 任侠路線、実録路線の栄枯盛衰を一通り見てきて、自分のヤクザ
映画人生としての総決算
「残侠」 御自身の寿命の限界をそろそろ感じられて、若い頃から親密にしていた
京都 図越親分をモデルにしながらも、自分がこれまでにやってきた任侠映画の
形をイヤというほどテンコ盛りにした作品

やはり監督やプロデューサーというのは、誰しも実現したい企画というのがあるはず
だから、俊藤さんにとってはどれだったんだろうな〜と思ったので…

しかし、企画を実現出来ないクリエーターたちが悶々とする一方で、なんとか
映画化、公開を実現してきた俊藤さんはやはり大物
498この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 01:47:28 ID:uUXqkXN0
>>497
『博奕打ち 総長賭博』じゃないかな?
鶴さんとの友情の深さが作品に熱くこめられてると思う。
499この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 08:56:04 ID:1r0gDCJ7
>>498
三島由紀夫が絶賛して初めて「任侠映画」が市民権を得た名作だね・・
若山富三郎の最高傑作じゃないか?勿論主演は鶴田だが・・・

500この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 02:39:03 ID:4j/oYkbM
東映任侠路線全盛の頃、京都撮影所勤務の関本郁夫が、鶴田・高倉を念頭に置いた
自身の任侠映画の脚本を、俊藤さんに見せたところ「鶴田・高倉がこんなに女と
ベタベタオ××コするかいな」とダメを食らったという。

そして数年後、俊藤さんは幼少時代からの盟友・ボンノをモデルにした
「神戸国際ギャング」において、健さんと対立してでも、自分の中のボンノの
イメージを表現すべくあえて健さんのベッドシーンにこだわった。

役者のスター性等、東映任侠路線をトータルで考えられていた当時の俊藤さんが
やはり一番乗りに乗っていた時期だと思うが、自分の思い入れ、一本の作品性の追求と
いう意味では後年の方が強かったように思う。

501この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 03:02:57 ID:+dKqibNM
>>497
後年だと「最後の博徒」あたりは本当に作りたかったんじゃないの? 「仁義なき戦い」
では描かれなかった波谷守之とボンノ(菅谷政雄)の姿をスクリーンに残したかったんだろう。
「激動の1750日」も、山一抗争の中で動いた群像に対する俊藤氏なりの哀悼を込めた作品。
「悲しきヒットマン」もそうですよね。もちろん映画的に美化されたものでしか
ないんだけど、社会の裏で生きる人々に対する、大袈裟に言えば「こんな連中だって
生きていていいじゃないか」という俊藤氏の内心の叫びを感じる。
※確かに、どう言い繕ってもヤクザは社会悪であり、こういう映画の存在自体が許せない人もいるでしょうが。
 自分もあくまで劇化されたフィクションという一線で見ていますが。
502この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 03:07:36 ID:+dKqibNM
>>500
>「鶴田・高倉がこんなに女とベタベタオ××コするかいな」とダメを食らったという。

あれは「文太と待田ならええよ」「映画化しよ」という話だったでしょ? 
ただ、当時の関本が頑固で「鶴田・高倉以外のキャストならホンを渡しません」と
突っ張って映画化させなかったという。
関本が高卒入社組でしかも他の何十人もいた演出部を差し置いて監督デビュー
できたのは、「ホンが書ける」+「相手がプロデューサーでもいざという時に我を貫き
骨っぽく見所がある」といった点が評価されたのか、と思う次第。
※もちろん、「おべっか使いとゴマスリの東映」だけに、それ以外の場面では
 処世的な立ち回りも上手かったのかもしれないが。
503この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 08:18:51 ID:hR8l0apq
神戸国際ギャングが結局健さんと俊藤さんの運命の分かれ道。

二年後「冬の華」で再結成するが以後結成しなかった・・

504この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 08:09:50 ID:ABSd32Nl
>>503
「駅=ステーション」「夜叉」は俊藤プロデュースだったら
もっと違った味付けがあったんでは?
元々ラブシーンがなかった健さんだが神戸国際ギャングから
頑なになくなった・・孤高の人になっていく。
505この子の名無しのお祝いに:2006/05/26(金) 09:11:17 ID:O6lnVOxh
>>501
ボンノ役に力が入っているのが「三代目襲名」で田岡役・高倉健の窮地を救う
ボンノ役に安藤昇を配している。チョイ役だが強烈な印象を与える。
「神戸国際ギャング」ではボンノ役に高倉健。「制覇」では若山富三郎。
「最後の博徒」では鶴田浩二。
東映任侠スターの鶴田・高倉・若山・安藤・・をボンノ役に配した事で相当の
思い入れを俊藤さんに感じる。


506この子の名無しのお祝いに:2006/05/27(土) 09:13:36 ID:p4U3OJk7
菅谷政雄さんは若山富三郎・勝新太郎兄弟と親交があったと聞く。
菅谷さんが服役中の時、俊藤さんの計らいで慰問の際「鶴田浩二ショー」を
開催して菅谷さんを感動させた・・

507この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 13:28:55 ID:oMQlJ0eH
ボンノさんは極道の中でも、芸能人との付き合いが特に広かったみたいだね。
ボンノさんの渡世上の直系孫筋くらいにあたる後藤忠政組長が松方弘樹を
可愛がっているのも、流れと言えば流れ。
508この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 14:30:11 ID:QSvGTs6z
東映京都で映画製作したら自然に付き合いが始まるのが妥当じゃないか?
しかも題材はヤクザ・任侠だったら・・興行・撮影も絡むだろうし・・

裕次郎主演で神戸が舞台の赤い波止場での白麻スーツ姿はボンノさんが
モデル?といわれたくらい相当なオシャレだったらしい・・
事実神戸国際ギャングで健さんも全身白装束だった。
509この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 21:14:41 ID:lDbrChF1
ボンノが絶縁された後、兄弟分の俊藤には色々あったんだろうか?
510この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 08:56:17 ID:ZoC6ZvjH
>>509
三代目の後を追うように亡くなったね・・
三代目・ボンノ死去の後「制覇」が製作され若山富三郎がボンノ役に・・
又「最後の博徒」では任侠路線の礎となった鶴田浩二(ボンノ役)が
映画出演の見納めとなった・・
俊藤さん現役最後のプロデュースが「ボンノ」だった。
そのボンノ役が東映任侠・ヤクザ映画を最後まで支えた松方弘樹だった・・

511この子の名無しのお祝いに:2006/05/31(水) 08:54:07 ID:MXkIoxmk
>>510
「首領を撃った男」か?
俊藤さんプロデュースだったらモット違うモノになっていただろう・・
劇中主人公(松方)がマイクを握りタバヤンの唄を唄うシーンは良かった・・
務所から出所して時代錯誤を一発で感じさせる中年男の悲哀がヨク出てた。
512この子の名無しのお祝いに:2006/06/01(木) 08:58:14 ID:KbT6Nc7W
「修羅の群れ」の菅原文太の役・扱いはなんだったんだろうと今になって
思うんだが・・仁義なき戦い・トラック野郎で一躍大スターになった文太
だったが丹波・鶴田・若山・欣也等の役は理解出来たが文太役は?
俊藤さんキャスティングといえヨク受けた(文太が)と思う。

513この子の名無しのお祝いに:2006/06/01(木) 13:50:04 ID:26RwP627
シナノ企画で作っている久本雅美とかが出てる芸能人広告塔のビデオは、
ナチスの宣伝相ゲッベルスのマインドコントロールの手法を参考にしているらしいね。

今回の「人間革命」のDVDの発売も、多少いまの教義上の問題なんかはあっても、
宣伝・洗脳効果としては絶大だから、解禁に踏み切ったんだろうね。
514この子の名無しのお祝いに:2006/06/01(木) 14:08:29 ID:26RwP627
>>513は誤爆。「人間革命」スレに書き込んだつもりだったのだがw
すまん、忘れてください。代わりに一筆。



音楽では木下忠司、富田(冨田)勲、日暮雅信といった、
あんまりほかのプロデューサーのやくざ映画では見かけない
作曲家を好んで起用していたね。

とくに木下忠司とか、殺伐とした内容のなかに挿入された、
515この子の名無しのお祝いに:2006/06/01(木) 14:17:47 ID:CLxrZHH9
>>514
「バルトの楽園」=東映京撮=俊藤浩滋 繋がりで完全な誤爆でもなかったりなw
516この子の名無しのお祝いに:2006/06/02(金) 08:45:56 ID:loBojhrU
木下忠治は良かった・・

俊藤さんは結構松竹・東宝文芸路線が好きだった・・
キャスティングにも現れている・・

517この子の名無しのお祝いに:2006/06/04(日) 12:27:35 ID:QOYnjmgd
俊藤さんは実は東映入りする前まで暇があったら
映画・読書三昧だったらしい・・
任侠路線の礎を築いたが実はメロドラマや文芸路線も
本人はヤリタガッテイタ・・実際に数本Pしている・・

518この子の名無しのお祝いに:2006/06/04(日) 13:44:24 ID:iKlf4Qe4
ヤクザ映画と関係ないのは「愛欲」「春団治」「夢一族」…あと何があったかな?
519この子の名無しのお祝いに:2006/06/05(月) 08:47:38 ID:Pcd+WJ/B
池部良・藤山寛美・三橋達也・佐分利信等の意表をつくキャスティングも
多少頷ける気がする。。

若い頃長谷川一夫映画に携わっていた時やマキノ映画でお笑いの要素など
俊藤映画にはヒーローとお笑い役者は欠かせない・・
520この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 22:40:51 ID:KRZzOACe
俊藤さんは寛美にとって大恩人のひとり
マキノ雅弘、岡田茂、俊藤浩滋、正力松太郎、松本常保が松竹をクビになった
寛美の世話をしたようだ
521この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 16:41:30 ID:f49hIzU8
彼が存命中に名作「総長賭博」を再映画化して欲しかったなぁ。
キャスティングはこんな感じか。

中井新次郎(鶴田浩二)…中井貴一
松田鉄男(若山富三郎)…岸谷五朗
つや子(桜町弘子)…黒木瞳
弘江(藤純子)…鈴木京香
仙波(金子信雄)…竹中直人
石戸(名和宏)…仲村トオル
音吉(三上真一郎)…山下智久
河島(佐々木孝丸)…夏八木勲
野口(沼田曜一)…段田安則

そして監督は、関本郁夫
522この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 07:34:19 ID:VisRA9QO
中井貴一・高嶋政広・加藤雅也・陣内孝則・・・
俊藤さんお気に入りの若手俳優だった。
昭和残侠伝なんか中井貴一主演で十分いけるだろうけど
全国公開となると厳しいかな・・
523この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 17:10:32 ID:rtab8utB
>>518
鶴田浩二の『いれずみ判官』
524この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 18:38:44 ID:L6BBd3T3
>>521
中井信次郎・・・・中井貴一

それだけは勘弁してくれ。

「山下先生や鶴さんの偉業は永遠不滅でリメイクは無理」
と俺個人は思うが、他の方のリメイクの思いまで否定する
ことは勿論できない。

ただ、それでも中井貴一の中井役はないだろう。

鶴さんに申し訳ない配役だと思うね。
525この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 19:16:58 ID:VisRA9QO
鶴田も俊藤さんPだからあれだけの名作になった。
主役前の若山と人気絶頂の藤も好演。

あの鶴田の味を出しきれる俳優は当然出ないだろう・・
健さんの一本気気質も貴重なキャラだが
鶴田はイナイと思う。
演出・主演・共演・脚本の揃った任侠映画の大傑作だった。
何故か?興行はイマイチってのも興味深い。
逆に興行が当たった作品は評価が何故か?低いのも興味深い気が?
526この子の名無しのお祝いに:2006/06/13(火) 09:52:04 ID:QrFMbSYY
>>525
公開当時は差ほど話題に成らなかった・・三島由紀夫が公開後ある雑誌で
絶賛して話題になり急速に作品の質が上がった逸品。
527この子の名無しのお祝いに:2006/06/13(火) 14:07:59 ID:0OdvOGBX
東映映画以外の仕事として、俊藤さんならではの仕事といえばやはりヤクザの
襲名披露、葬儀、法要映像の制作。

稲川会の二代目継承ビデオが引き出物として関係団体に配られて以降、ビデオを
記念品として制作するのが、かの業界でも一般的になった。

稲川会、山口組等、本家クラスのビデオは、ほとんどが俊藤さんの会社による物。
528この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 09:16:52 ID:lw4Rm/EX
>>527
監督は山下耕作だったと思うが・・
それにしても凄いな・・
映画会社のプロが作るんだから
見応えも十分じゃないか・・
529この子の名無しのお祝いに:2006/06/16(金) 11:19:00 ID:Z1VFKJcL
任侠・やくざ映画が主流になって今でも商売(Xシネ)になっていたり
日本の首領や修羅の群れなどオールスター映画として映画化されたのは
紛れもなく俊藤さんの存在だったと思う・・


530この子の名無しのお祝いに:2006/06/17(土) 01:24:08 ID:p892rYI5
稲川会・石井会長の逝去なんて、当時世間をにぎわせていた佐川急便事件の
真っ只中だった。その中で葬儀ビデオを委託製作させてもらえるなんて、
俊藤さんの侠界における信頼の程をうかがえる。

その一方で佐川急便事件を「民暴の帝王」で映画化するんだから、映画人
としてもかなりしたたかなんだよ。
531この子の名無しのお祝いに:2006/06/17(土) 11:12:49 ID:S+LktlxZ
>>530
映画化によって擽る仕掛け人。
民暴対策で当時「ミンボーの女」を公開中だった伊丹十三に出演者が口撃。
旭・文太等が盛んに伊丹に辛口コメント・・
全て計算つくして結果映画の宣伝に一役。
で、客もソコソコ入ったし稲川親分役に丹波哲郎。石井会長役に小林旭。
キャスティングにも気を使ってる。俊藤さんサスガだ!!
532この子の名無しのお祝いに:2006/06/17(土) 12:15:27 ID:kTlHYfh+
北野武監督『BROTHER』(2001)で寺島進演ずるやくざの
エピソードが『修羅の群れ』(1984)のモロッコの辰の
物語と似ていた。
「引用というよりパクリに近い」と厳しく批判する雑誌も
あったが、自分はそこまで叩くのはどうかと思っていた。

2002年『修羅の群れ』で、サブちゃんが演じた辰の後を
継いだのは寺島進。俊藤さんの配役センス、渋すぎる。
533この子の名無しのお祝いに:2006/06/17(土) 15:22:44 ID:S+LktlxZ
Xシネキャリア組の寺島進・渡辺裕之・小沢仁志・やべりょうすけ・・・
やくざ映画東映の菅原文太・梅宮辰夫・松方弘樹・丹波哲郎・・・
日活から渡哲也・小林旭  俊藤映画常連の二宮・高松・待田・岡崎・・
夏八木・名高・中井  よく集めたと思うが作品は前回とは雲泥の差だった・・
534この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 04:39:35 ID:vAoW1hze
Vシネの先駆け「東映Vシネマ」で俊藤さんが指揮とってたら、結構いい作品が
残せたと思う。今のVシネよりも充分に金と時間を掛けてたし、俊藤さんなら
だいたいの役者をおさえられたはず。
535この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 08:57:07 ID:ucTHjI9s
>>534
東映のVシネを仕切っていたのは主に吉田達と黒澤満だったので、俊藤
さんが入る余地はなかった。「任侠映画伝」によると、「修羅の伝説」は初めはVシ
ネ用の脚本だったらしいので、興味を示していたのは事実だとは思うけど。
536この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 13:56:54 ID:/V3otd43
ソロバン勘定の岡田が採算の合わないやくざ物はXシネで吉田・黒沢に任せて
いたが修羅の伝説を読んで俊藤Pでならという事で映画化になった。
ソコソコ入ったので次回の「民暴の帝王」と繋がった・・
537この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 08:50:03 ID:OFXHAzmj
>>536
主演・旭で東映館主会から反対があった「旭じゃ客が呼べん」しかし封切たっら
ソコソコ客は入って岡田社長が「旭は宝。次の企画で・・」で民暴が製作された。
538この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 18:13:31 ID:93ZDFOWb
俊藤さんが「残侠」の準備を開始したと思われるのが90年あたり「激動の1750日」の後ぐらい。
まず原作を発行させて、映画化にかかるという「山口組三代目」「修羅の群れ」と同じ方法が
とられたぐらいだから、俊藤さん自身かなり気合を入れた大作を作るつもりでいたのだろう。
>>536>>537の通り「修羅の伝説」の流れから「民暴の帝王」をプロデュースして、渾身の力を
込めて「残侠」に取り掛かろうとするも、東映がまさかのヤクザ映画撤退発表。しかもイチかバチかを
賭けた作品が日下部プロデュースのグダグダ映画。
539この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 18:59:07 ID:Szyhn8Yq
>>538
「首領を殺った男」は、最近、やっと中島貞夫のやりたかったことが分かってきた。
中島の70年代実録ものの主人公が二十数年ぶりにシャバに帰ってきたらどうなる?
という発想で東映やくざ映画に対する挽歌を謳い上げようとしていたんだ。

でも、そんな映画を観ても東映マニア以外は誰も喜ばない(東映マニアすら喜ばない)
いったい誰に見せたいのか全く意味不明な話になってしまった。
西部劇に対する挽歌と伝説化といえばペキンパー「昼下りの決斗」「ワイルドバンチ」
「ケーブル・ホーグのバラード」(「砂漠の流れ者」)ドン・シーゲル「ラスト・シューティスト」
イーストウッド「アウトロー」などが挙げられるが、ジャンルとしてのヤクザ映画
がこうした作品を持つことはできなかった。
「極妻」シリーズにせよヤクザ映画の型を保つことだけで汲々としていたからねえ。
540この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 19:01:51 ID:OFXHAzmj
>日下部プロデュースのグダグダ映画。

やはり任侠モノは俊藤さんに限る。
それは日下部Pと比較すると一目瞭然。
何かが違うんだが・・何でしょうね。>>538さん

541この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 23:16:27 ID:93ZDFOWb
>>540
ひとえに俊藤さんのヤクザ映画に対する信念ではないですか?例えば「首領を殺った男」の企画段階で
日下部と中島貞夫でどういうヤクザ映画を作ればいいか、なんてディスカッションしてる時点で負け。
俊藤さんの場合は、ヤクザ映画というのはこういうもんやというハッキリとした形がある。

鶴田・高倉でないと任侠は無理とか、深作「仁義なき戦い」を超える物はないとか、そもそもヤクザ
映画自体がもはや時代錯誤とか、会社、監督、脚本家、評論家、往年のヤクザ映画ファン自身が
ヤクザ映画の将来性を悲観する中でも、俊藤さんはこだわり続けた。結局ヤクザ映画を最後まで
信じ続けたのって俊藤さんだけじゃないかと。やはり俊藤さんが亡くなった時がヤクザ映画の終焉だったのか…
542この子の名無しのお祝いに:2006/06/21(水) 01:02:14 ID:pCfxxiqs
>>539
そういう意味では、高田宏治がプロデュースして、柳葉でやった「まむしの兄弟」の
方が発想としては良かった。あくまで発想という点に限って…

素人考えだが、例えば、若い脚本家と高田宏治の共同脚本で、まむしのキャラを
高田宏治が時代錯誤感たっぷりに書き、現代的な犯罪話を若い脚本家が担当して
まとめ上げたようなヤツを観てみたかった気もする。

老年の文太と川地が現代で暴れるってヤツもいいかもしれない。

柳葉版「まむし〜」で、かつての不死身の勝役をさんまが演じてたが、あの映画
ではあれだけが見物だった。劇場で見たんだが、笑いかっさらっていったのさんまの
シーンだけだったよ…まあ、かっさらっていったといってもごくわずかの客だった
んだけどねw
543この子の名無しのお祝いに:2006/06/21(水) 09:32:11 ID:u7v3iv04
>>541
ありがとうございます。
「残侠」で中井貴一の渡世人は主演を引き立てる役回りで過去鶴田・高倉が演じた
これは納得できました。が、最後主人公の殴りこみシーンで主題歌と主人公の格好
が中途半端だったのが残念だった。この辺は拘って欲しかった。
旭の「修羅の伝説」はラストシーンに俊藤さんの粋・息・意気を感じた。
>俊藤さんの場合は、ヤクザ映画というのはこういうもんやというハッキリとした形がある。

やはりこの事に尽きるでしょうね・・・
544この子の名無しのお祝いに:2006/06/21(水) 14:33:02 ID:8+awpFsL
俊藤Pは「日本の首領」「日本の仁義」に続き、「日本三部作」の最終作として
「日本の残侠」を企画していた。主演は高倉健で、俊藤Pは「どうしても口説き落とす」と
粘ったが、健さんが了解せず、企画は流れた。
のちに「残侠」でタイトルを復活させただけに、思い入れがあったんだろう。
545この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 08:47:39 ID:3cxsoFvy
俊藤さんの著書では一番好きな俳優は鶴田で二番目は錦之助と・・
健さんについては・・なんか含みがあるような?感情があるのか?

ただ言える事は「好きとか嫌いとかでなく最高の俳優だと思ってたのは事実」
健さん企画は俊藤さんの生きがいだったように思う。
どんな企画でも健さんのイメージから入っていくのも凄い・・
「残侠」「東京ジョー」「修羅の群れ=リメイク」・・
546この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 13:40:50 ID:zuw/rROx
「民暴の帝王」の時に文太が、いつかまた俊藤さんプロデュースで健さん、旭、
梅宮、川地民夫なんかと大同団結して「ゴッドファーザー」や
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」みたいな大作を作ってみたいと
インタビューに応えていた時には、しがないヤクザ映画ファンのひとりして、
すごく心を弾ませていたのを覚えている。

Vシネ版「日本の首領」シリーズをはじめ、昔では考えられなかったようなキャスティングが
ビデオ屋の棚をにぎわせているというのに、心がスカスカするこの感じはなんだろうorz
ていうか「日本の首領」シリーズなんて一作目観て、次観る気も起こらなかったよ…

547この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 13:51:30 ID:hX7V43/R
>Vシネ版「日本の首領」シリーズ
やくざ映画じゃなくて、アクション映画だものなぁ……
最後は東西のドンが日本刀で一騎打ちorz
548この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 14:01:22 ID:jwmLc0qK
最近のVシネがつまらないのは音楽に金かけないから。
俊藤は音楽の大切さを知っていた。
ヤマタケを使ってたものね。
549この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 14:24:31 ID:zuw/rROx
>>548
近年の「修羅の伝説」のニックウッドや「民暴の帝王」のcobaなんて
ヤクザ映画に!?って感じなんだが、二作ともかなりいい感じのテーマ音楽。
550この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 22:09:34 ID:3cxsoFvy
日本の首領では「題名のない音楽会」の故・黛敏郎を起用。
オーケストラをバックにゴッドファザーのような映画音楽を希望して
当時のギャラが600万かかったと著書に書いてあった・・
確かに映画音楽の重要性を知り尽くしている事は確かだ。

俺個人的にはクロードチアリや木下忠治さんが好き。
551この子の名無しのお祝いに:2006/06/23(金) 00:37:10 ID:dhJla/+o
「修羅の群れ」原作・大下英冶に関する資料を少々…

「この親分(稲川総裁)の若いときは、“鬼”と異名をとったほどの怒涛時代がある。
作家としては、そういう荒々しい時代があってこそ、ペンに熱がこもる。」
  大下英治「修羅の群れ」パンフレットより抜粋

「原作の大下英治。原作者つったって、あいつはそれまで裸の小説ばっかし書いてた。
 癖があって、親分のエロシーンばっかし書くんだよ。俊藤さんが『馬鹿、こんなの
 書いたらアカン』って。
                  山下耕作「将軍と呼ばれた男 映画監督 山下耕作」より抜粋

どんなんだよ、稲川総裁のエロ描写ってw
552この子の名無しのお祝いに:2006/06/23(金) 18:42:31 ID:KmDgZ3DZ
俊藤さんは女優の扱いも上手かった。
健さん映画で共演女優を他社から抜擢したの東宝の星由里子。
星曰く「俊藤さんはいつも気持ちよく仕事させて頂いた・・」
男性路線の東映の中で紅一点の扱いを心得ていたんだろう・・
553この子の名無しのお祝いに:2006/06/24(土) 16:25:40 ID:wHBli8Nx
若大将のスミちゃんより番外地の星由里子の方が数段よかった・・
554この子の名無しのお祝いに:2006/06/24(土) 21:07:57 ID:rZ0R4vt2
>>553
「花と龍」のマンも良かったぞ
555この子の名無しのお祝いに:2006/06/24(土) 21:33:04 ID:Cht3QcW1
俊藤さんって 写真でみると俳優さん並にととのったお顔で
接客業の従業員さんのようなやわらかそうな雰囲気にみえるので 
そんな偉大なプロディーサーで大女優のお父さまなんてちょっとびっくり
556この子の名無しのお祝いに:2006/06/24(土) 23:42:18 ID:wHBli8Nx
野添ひとみ・星由里子・生田悦子・・・可憐な感じの女優さんを好んだ俊藤さん。
網走主演の健さんは「水前寺清子のようなのがイイ・・」と言ったが連れてくる
女優さんは俊藤さんの好みで統一。でも良かったなあ・・
「末広さん行かないで・・」「お嬢さん!からかわないで下さい・・」
星と健さんのラストシーン・・
でも鶴田主演映画のヒロイン女優は俊藤さん好みというより鶴田好みだった。
工藤明子・松尾嘉代・北林早苗・・
557この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 00:51:01 ID:9Tiyc72L
『博奕打ち いのち札』の安田道代、
色気と哀感が溢れていて素敵だった。

大楠道代になられた今もカッコいいが、
山下耕作映画の道代様は、女神だと思う。
558この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 13:46:42 ID:9nDsCRm1
>>557
大映(城健三朗)を追って東映入りした安田道代。
東映金看板の鶴田浩二もサスガに手は出せなかった女優。
559この子の名無しのお祝いに:2006/06/26(月) 09:15:39 ID:miPzBGd5
>>558
悪役商会の八名信夫が若山主演映画で香港ロケの時
若山一派の子分が「今日アネサンが来るから空港まで迎えにいくぞ!」
と言われたが八名は「何で?年下の後輩女優を迎えに行くんだ?」と・・
で若山に「オイ!八名!何で迎えに行かないんだ?」・・
で結局八名はそのまま役を降ろされ強制帰国となった・・

560この子の名無しのお祝いに:2006/06/27(火) 01:28:24 ID:bK0R4uFI
>>557
「いのち札」の安田道代は良かったね。

純子は鶴田と、男女の間柄の役柄を任侠映画で何本かやってるけど、「いのち札」
のようなドロドロとした展開では、純子では絶対に無理だった。
あのキャスティングの意向は、俊藤さんか笠原氏か山下監督か誰かわからないけど、
とにかく安田道代で大成功だった。

東映がDVD化してくれれば即買うんだけどねw
561この子の名無しのお祝いに:2006/06/27(火) 08:51:24 ID:VSLGfDQT
安田道代・江波杏子・梶芽衣子・松原智恵子・星由里子・野添ひとみ・生田悦子
エース級女優を避けて敢えて二番手に拘った俊藤さん。娘(藤純子)に配慮したのか?
562この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 18:03:47 ID:LlmS7u5y
安田道代・江波杏子・梶芽衣子

はやくざ映画のキャリアを買って・・


松原智恵子・星由里子・野添ひとみ・生田悦子

は俊藤さんの個人的なタイプ?連れ添ったおそめ夫人と近いんじゃないのか?

563この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 21:03:24 ID:9JAeduzx
八名信夫は自著の本で鶴田と若山は仲が悪くて
撮影中も口を利かず大変だったと語っているが本当か?
丹波さんは「若山は鶴田に気を使って兄貴兄貴っていうんだ」
小沢監督「若山は鶴田の前では常にピリピリして緊張していた」
若山も鶴田の兄貴、俊藤浩滋あっての東映の若山だから
いざこざ起こしていたら撮影が遅れて俊藤さんに迷惑掛かるから
そういうことは無かったのでは?
鶴田作品は東京・京都ともほとんど付きっ切りだったから
若山が絡んだ作品にも常そばにいたわけだ。
「博徒外人部隊」なんか多くのスナップが残っている。
鶴田と談笑、若山と座って喋っている写真とかある。

564この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 21:09:12 ID:l7n0+BGH
>>563
鶴田と若山の子供っぽい意地の張り合いは色んな人が証言している。両者、
俊藤氏の顔を立てて収まっていただけ。
565この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 21:22:57 ID:U4G5k0xb
山下耕作将軍も著書で「鶴田・若山の仲が悪かった」と
語っていた。鶴田が舞台で『博奕打ち 総長賭博』に
主演した時、映画で富さんが演じた松田役を大木実が演じた。
年上の大木相手では兄貴分のムードが出せず、中井役の鶴さん、
悩んでいたらしい。
「やっぱり舞台も若山とやりたい」と将軍に要望を述べる。

「仲、悪かったけど、実力は認め合っていた」と将軍は
回顧していた。
566この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 10:38:42 ID:OeykJuTA
鶴田と映画での相性は良かった若山だが
健さんと映画での相性はイマイチだった。

しかし健さん・若山は仲は良かった。

鶴田天皇だったから主役俳優は近寄りがたい存在だったんだろう・・
567この子の名無しのお祝いに:2006/06/30(金) 12:48:30 ID:JaN384gL
任侠路線では鶴田は別格的存在。

健さん・トミー・お竜さん・文太・・皆鶴田との共演で育ったり甦ったりか?

568この子の名無しのお祝いに:2006/07/01(土) 00:20:26 ID:aPtqNwdD
東映新規人事で岡田茂、名誉会長だって。んで高岩会長が代表権のない相談役だって…
東映では着々と岡田Jr体制が整えられつつあるけど、まあ京都撮影所育ちの奈村協が
役員入りしてるのはうれしいことだ。
569この子の名無しのお祝いに:2006/07/01(土) 07:59:02 ID:LCP+H9+g
東映もいよいよ『社葬』の世界に近づきつつありますな。
まあ、あの映画は、片岡千恵蔵が名誉会長として君臨し、岡田茂のほうが
先に腹上死するという完全SFの世界だったわけですが。

(一応読売新聞に見せかけてはいたけど、1社長、3専務、3常務という
役員構成は、名誉会長が存在しないこと以外、当時の東映に近い)
570この子の名無しのお祝いに:2006/07/01(土) 16:54:25 ID:gAQSe3cd
東映も結局岡田のものになっちゃたって事か・・

その昔大川博の息子が次期社長候補だったが

組合の猛反発で岡田が社長に就任してリストラ

があった。あの俊藤・任侠スター等もリストラ

寸前で内紛騒動が勃発したが良くも悪くも岡田

は東映の顔であり日本映画のドンだろう・・・

やっぱ岡田も人の子。息子が可愛いって事か?
571この子の名無しのお祝いに:2006/07/02(日) 11:40:40 ID:2ZBrOiXV
岡田茂にとって目の上のタンコブが御大(千恵蔵)と俊藤さんの二人だったんでは?
東映最大の功労者(御大)と東映裏方のドン(俊藤さん)をどうするか?
俊藤さんと岡田は一度袂を分かつ事になった。後々和解したが・・
純子引退が東映にとって「運命の分かれ道」だった。岡田にとっても俊藤さんに
とっても純子引退は衝撃だった。仁侠映画の終焉で引退映画には
御大・鶴田・健さん・文太・若山・寛美等勢揃いのまるで俊藤親子の送別映画の
ようだった。。
572この子の名無しのお祝いに:2006/07/03(月) 00:01:55 ID:3wPEFNxw
岡田茂、会長当時の自著より「東映の次期社長も誰が就くのか、と言われもするが、
私は息子で常務(当時)の岡田裕介を社長にしようという気持ちはない。逆に自分の
力で社長になる可能性を否定するものでもない。つまり、禅譲をするとか、無理矢理
社長の座に就けるということはできないし、する気はないということである。」

なんか、こう…歯の奥にモノが詰まったような言い方ではあるが…

まあ、岡田院政の存続は別として、今の東映ってヤクザ映画作ったろうっていう
プロデューサー、もういないのかな?ライダーや戦隊モノのジャリ番の方は結構
情熱持って入社してくるヤツ多いみたいだけど…
個人的には坂上順、奈村協、厨子稔雄あたりどうなんだろう?と思うけど、俊藤さんの
補佐についてヤクザ映画担当していたからといって、自分でプロデュースしたいほど
でもないだろうしな〜…
ヤクザ映画にこだわったプロデューサーっていうのは、やはり後にも先にも俊藤さんだけか…
573この子の名無しのお祝いに:2006/07/03(月) 00:58:02 ID:f8UDQC7h
日下部さんあたりはこだわったと思うけど。
574この子の名無しのお祝いに:2006/07/03(月) 16:06:13 ID:VvW/g3qb
日下部さんは実録・極妻シリーズで頑張ったが人脈的に厳しかった。
実録路線はバックに俊藤さんがいたから映画化・俳優集めが出来た。

やくざ映画には人脈が必須条件の一つ。

575この子の名無しのお祝いに:2006/07/04(火) 08:18:27 ID:FMId1TR0
映画界がテレビに奪われていた時代。
唯一テレビで放映出来ない題材で隆盛を極めた俊藤プロ。

ただのやくざ映画でなくヒーローに仕立てのがミソだった。
576この子の名無しのお祝いに:2006/07/05(水) 10:43:09 ID:JmzDvbjC
俳優再生のプロ。
鶴田浩二・高倉健・藤純子・若山富三郎・菅原文太・・
藤山寛美・北島三郎・松方弘樹・・

一度はデビューしたがイマイチだった俳優をスターに押し上げた。
鶴田は既成スターだったが「使い方」が上手かったので
大御所的存在まで押し上げた。

斜陽化した映画各社から俊藤映画に大スターが共演者として参加
池部良・安藤昇・三橋達也・宍戸錠・天知茂・小林旭・・・
577この子の名無しのお祝いに:2006/07/06(木) 19:27:48 ID:WJfQuY/a
特に健さん映画で重宝されたね。三橋・安藤・錠・池部の四人。
旭と健さんは共演がなかったってのも面白い。
578この子の名無しのお祝いに:2006/07/07(金) 08:47:14 ID:PshjA8ZQ
>>577
東映撮影所に初めて訪れた旭に健さんが結構気を使ったらしい・・

元チエミの旦那と元ひばりの旦那だった関係や
健さんより先にスターになった旭に健さんが
敬意を表したんだろう・・

映画の共演は難しいだろうね。お互いの関係から
推察すると・・・

579この子の名無しのお祝いに:2006/07/08(土) 10:47:06 ID:/rLWAcGt
旭は文太映画に多用されたね。

文太大物感を創り上げたのは旭じゃないか?

日活大スターの旭を上手に生かした俊藤さんだったが

既成スター同士の高倉健・小林旭共演企画は立てなかったね。
ある意味キャラが似てるからか?
番外地シリーズも実は渡り鳥がヒントになったらしいからね・・
580この子の名無しのお祝いに:2006/07/09(日) 18:10:02 ID:5vory1w4
旭は東映では冷遇されたな・・
松方の脇まで勤めたのは辛い。
581この子の名無しのお祝いに:2006/07/10(月) 16:53:34 ID:KlwoD2kY
松方は実録路線の文太と並んで東映新看板で
かつての鶴田・高倉の両エースに育てようとして
健さん映画に池部がついたように
松方をもう一つ大きく育てたい意向で旭が脇を
勤めたんじゃないの??
582この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 12:18:41 ID:BGPDzSJC
>>581
確かにそういった側面はあったんだろうが
同じ日活の後輩渡哲也の待遇を考えると
果して?何本か主演映画があったにはあったが・・

どう見ても文太・松方の脇役要員だったように
思えてならない・・
583この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 19:26:31 ID:weWdQwzU
俊藤さん製作総指揮『あゝ決戦航空隊』(1974)における
小林旭の児玉誉志夫役は中々良かった
584この子の名無しのお祝いに:2006/07/12(水) 16:35:08 ID:NpxG6rZt
鶴田主演だったから鶴田の映画だが
意外にも準主演格が旭だった。
文太・安藤・池部・北大路等は見せ場
はあったが旭程ではナイ。
松方はワンシーン出演のみ。
クレジットでは文太『トメ』イロハ順。
しかし映画の内容から旭が準主役の好待遇。
585この子の名無しのお祝いに:2006/07/12(水) 23:15:34 ID:64LvoVfl
>>584
児玉誉志夫にとっての「親父さん」としての大西滝次郎という
イメージが基軸になってる映画だからね。
旭の児玉は準主人公の大役。

脚本の笠原和夫・野上龍雄は児玉氏に取材し、その戦争責任論に
大きく共感したらしい。氏は題字も担当された。


586この子の名無しのお祝いに:2006/07/13(木) 08:28:19 ID:oIuxZMAE
俊藤さんらしい配役。
旭は重要な準主役・文太には印象を残す役・安藤・池部・欣也に見せ場を作る。

やくざ・実録映画の常連役者を戦争映画に上手く嵌めた配役。
東宝戦争映画ではあり得ない配役だった。
587この子の名無しのお祝いに:2006/07/13(木) 14:07:20 ID:kP3wh4ed
昭和30年代後半、旭が東映東京撮影所に遊びに来て
東映女優をナンパしていたところ
「よそ者のくせして粋がるな」と鶴田は旭を殴ったらしい。
梅宮はもちろん、あの健さんまで気を使っての来訪なのに
さすが鶴田 お目当てのやお気に入りの女でも口説かれていたのか??
588この子の名無しのお祝いに:2006/07/14(金) 09:49:20 ID:nRqf7gQo
>>587
鶴田と旭。
ともに唄も歌える映画俳優。
美空ひばりの初恋の人と元旦那。
○組三代目との交流。
ひばり・旭の結婚式に鶴田も出席。
映画で二本のみ共演。

旭を鶴田が殴ったってのは初耳?
旧知の間柄だったから?出来たのか?
S・Yでも口説こうとしてたのか?

当時からいったら旭にそこまで出来るのは
鶴田のみ。健さんはその時点では旭より下っ端。
589この子の名無しのお祝いに:2006/07/15(土) 00:14:49 ID:JmI9+5bm
>>587
いかにも鶴田らしいエピソードだな。
両御大はもとより、錦之助のような東映生え抜きの時代劇スターっていかにも
若殿様みたいな感じでそういうことはしなさそうだし。

藤純子が東撮(だったかな?)の仕事で、遊び相手が誰もいなかったので、
千葉真一や若手連中が気を使って、純子をドライブに連れていったあげたらしい。
そのことが即効で鶴田の耳に入り、千葉ちゃんたちは「お前らは兄貴(俊藤P)の
娘をどうする気でいたんだ!」とムッチャクチャ怒られたというエピソードもある。
590この子の名無しのお祝いに:2006/07/15(土) 16:23:37 ID:kKGK2Izr
「兄貴(俊藤P)の娘(藤純子)に手出したら俺が許さんぞ!!」と好き物揃いの
東映で鶴田に守られた藤純子。しかし共演女優を次々に・・鶴田天皇に逆らう俳優
が誰も居なかった。何故か?その好き物俳優(梅宮・松方等)を可愛がったのも鶴田。
役割が出来ていたのである。
591この子の名無しのお祝いに:2006/07/15(土) 23:25:13 ID:3tipibXs
>>587を読んで

山口組が鶴田を殴る

鶴田が旭を殴る

旭の意を汲んだ山口組が鶴田を(ry

こんなループを想像してしまった。
592この子の名無しのお祝いに:2006/07/16(日) 23:24:16 ID:YeZUuP9p
山口組三代目・美空ひばり・中村錦之助・岡田茂・俊藤浩滋・鶴田浩二・小林旭
江利チエミ・高倉健・・・ミンナ繋がるんだな・・友達の輪って感じ!
593この子の名無しのお祝いに:2006/07/16(日) 23:54:31 ID:coH6RxAa
>>592
だから上の方でも既出だけどその辺りの繋がりを映画化orドラマ化したら
さぞ面白かろうに。昭和の裏芸能史の総決算だな

まあ無理だろうけどw
594この子の名無しのお祝いに:2006/07/18(火) 08:14:16 ID:ookLqKhq
東映で岡田茂の半生をテレビドラマ化は中村雅俊主演であった。

確かに裏面の映画化は興味深々だが?
「実録・日本共産党」「実録・田中角栄」は脚本までいった。
ホントこの際「俊藤浩滋」を映画で再現して欲しいんだが・・
595この子の名無しのお祝いに:2006/07/19(水) 08:32:57 ID:rV0sGatS
俊藤さんは鶴田・健さんの扱いに苦労したらしい・・
又俊藤さんに対して
健さんは子供で鶴田は大人だったってのも意外だ!

596この子の名無しのお祝いに:2006/07/19(水) 22:00:38 ID:w4Y6mJO2
鶴田は俊藤さんの二分下がりの舎弟分だったそうだから、俊藤さんのことを「兄貴」と呼び
文太、松方は「社長」と呼んでいた。健さんはどう呼んでいたんだろうか?普通に「俊藤さん」かw
597この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 08:51:33 ID:1aDmVOzc
>>596
普通に「俊藤さん」だったんじゃないの?
鶴田とは特別の関係だったから・・

健さん任侠映画映画全盛の頃は殆ど俊藤さん
健さんに尽きっきりだった。
鶴田は反対に藤純子の面倒をミテタラシイ・・
鶴田は主演・助演とフル回転。
俊藤プロデュース作品は66〜71年の五年間
は凄まじい本数。恐らく世界記録だろう・・

598この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 23:48:50 ID:Jq2UDvxl
ヤクザ読物の常連作家・山平重樹がアサ芸に連載して単行本化した東映任侠についての本は
なかなか興味深い。
山平氏も俊藤Pを崇拝しているようで、特に俊藤Pの記述が多い。京撮近くの雀荘で日下部Pらと
局を構えていた俊藤Pが、健さんを空港へ迎えに行くために途中席を外すくだりとか…

自身が深く敬愛していた人物から、直接に映画の原作を書いてくれってオファー来るって、
当人にしてみれば信じられないことだろうな。
599この子の名無しのお祝いに:2006/07/21(金) 09:37:51 ID:Z2WUoau1
>>598岡崎二朗のインタビューが興味深いね・・
「鶴田から俺の弟だからヨロシク。」苦労人の辛酸を知り尽くした鶴田。
「健さんは相変わらず礼儀正しい。」撮影所は魑魅魍魎だから礼儀作法は基本の健さん。

岡崎二朗が影のように鶴田に寄り添った「最後の博徒」が忘れられない・・
600この子の名無しのお祝いに:2006/07/21(金) 21:17:17 ID:ak4f0sj7
指定暴力団、稲川会が跡目を巡り分裂!
601この子の名無しのお祝いに:2006/07/22(土) 11:50:29 ID:M3FzS8LV
>>600
どこの世界でも同じ。政界・財界・・・
カリスマ健在時点では問題ないが?
602この子の名無しのお祝いに:2006/07/23(日) 00:37:15 ID:CD3172XX
修羅の群れは稲川総裁から三代目裕紘氏まで描いたが・・
一枚岩を誇った稲川会の抗争はサスガに俊藤さんでも
映画化は難しいんじゃないか?

603この子の名無しのお祝いに:2006/07/24(月) 09:13:39 ID:zWHVY13N
リメイク版のキャスティングが滅茶苦茶だな・・
松方の息子が渡。松方の叔父貴に中井貴一。
文太・旭も出たには出たが中途半端。

それでも俊藤さんの顔でよくあれだけのメンツ
を集めたのは凄い事だが・・
604この子の名無しのお祝いに:2006/07/24(月) 10:29:35 ID:886r69ef
>>602
たしかに。オリジナルは総裁が横山兄貴の教えを受け継ぐ形で幕を閉じ、
リメイクでは山一抗争の仲裁に尽力した息子の成長ぶりに、総裁が安堵
した形で終わっている。

今度の分裂騒動みたいに、甘やかされて育ったバカ孫の話なんてどうにも
調理できないよな。総裁の英断で孫を殺る話になれば、それはそれで面白いが。
605この子の名無しのお祝いに:2006/07/25(火) 09:05:59 ID:YR2hZRVV
>>604
総裁役は松方。孫役は仁科亜希子との間に生まれた長男仁科克基に決定。
ダメか?

今度の分裂騒動みたいに、甘やかされて育ったバカ孫の話なんてどうにも
調理できないよな。
孫ってそんなに酷いの??

606この子の名無しのお祝いに:2006/07/26(水) 08:17:52 ID:MvPt9/l3
>>598
俊藤さんは健さんに付っきりだったと山城新伍が言ってたね。
鶴田も呆れていたらしい・・
607この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 08:29:44 ID:krYekWVN
>>606
東映時代の俊藤さんは殆ど健さんの現場に立ち会った。
鶴田・若山等の作品は企画段階のみで健さん専任だったらしい・・

608この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 17:12:26 ID:XFPhb8oV
文春の記事、読んだ人いる?
609この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 17:44:06 ID:Cz+TkyIQ
>>603
渡と貴一を逆にしたら良かったな。
610この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 18:52:10 ID:iGhR8RP0
>>608
今週のヤツ?何が載ってるの?
611この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 19:40:43 ID:krYekWVN
稲川会 会長孫・執行部選任 両会長が同日襲名披露。
何と二人の会長が誕生?そんあアホな・・・

612この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 21:23:17 ID:IhlZDwDr
マスコミの噂じゃ、稲川総裁はもう認知症っちゅうことらしいからのぅ
613この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 22:08:34 ID:krYekWVN
山口組は三代目死去後の跡目争いで「一和会」誕生。その後大抗争に発展して
稲川総裁仲裁で抗争終結。その稲川総裁が??
総裁が存命中に内部分裂ってのは意外中の意外な話。どうしたんだろうか??

この組は一枚岩・鉄の団結ってイメージが強いんだが・・
614この子の名無しのお祝いに:2006/07/28(金) 01:54:06 ID:ZZIlEl/G
>>613
総裁は直接仲裁には関わってない
615この子の名無しのお祝いに:2006/07/28(金) 08:57:14 ID:gP3ojHYD
「修羅の群れ」が「修羅の誤算」か?

第一作目の石井進役を演じた北大路欣也がカッコよかった。
しかし何と言っても横山の兄貴分鶴田が最高だったな。
俊藤さんナイスのキャスティングだった・・・
616この子の名無しのお祝いに:2006/07/28(金) 12:43:52 ID:p6E8WB39
総裁はいずれは孫にと思っている。
しかし、息子を支えてきた人間が後を告ぐのが
筋だと思ってのことではないか?
孫は時期尚早ってとこですか。
孫もヤクザって感じで若いのに迫力ある容姿だ。
617この子の名無しのお祝いに:2006/07/29(土) 09:47:14 ID:LUteuLpt
映画はプロデューサー次第。今の日本で俊藤さんのようなプロが不在なのが
実に残念。スター創りも兼ねられる稀有なプロ。東映のプログラム・ピクチャー
が懐かしい・・・

618この子の名無しのお祝いに:2006/07/30(日) 13:17:39 ID:/q45VTFv
鶴田浩二・高倉健・若山富三郎・藤純子・菅原文太・松方弘樹・・
皆俊藤学校だった・・
安藤昇・池部良・三橋達也・小林旭はサシズメ転校生か?

619この子の名無しのお祝いに:2006/07/31(月) 10:22:00 ID:aS1ye9tE
鶴田は当初健さん引っ張り池部加入で更に健さんパワーアップしたね。
若山も鶴田が助演してスターになった。藤純子は鶴田・健さんに引っ張られ
文太は藤・若山に引っ張られ・・
俊藤マジックで千恵蔵・右太衛門・錦之助・橋蔵・千代之介等時代劇スター
を任侠路線・鶴田・健さん・藤・若山・文太と塗り替えた功績は大きい。
620この子の名無しのお祝いに:2006/08/01(火) 08:38:32 ID:BEO2K7hD
旭助演で実録路線で文太・松方がパワーアップしたね。

621この子の名無しのお祝いに:2006/08/01(火) 10:16:05 ID:DYMscncc
旭は「兄弟仁義」のようなヒット曲から生まれた映画を批判している。
自分も「南国土佐を後にして」なんかの映画に出ているけど
それを含めて。
旭は同年代の文太・梅宮・山城なんかと遊ぶのはつまらない。
千恵蔵・右太衛門らと酒飲んでいるのが楽しかったって
本に書いていた。
622この子の名無しのお祝いに:2006/08/01(火) 17:42:48 ID:EvVixYgC
俊藤さんは美空ひばりとは懇意にしていたが、彼女の存在感は自分の映画には
そぐわないので出演を依頼しなかった。(バカ政ホラ政トッパ政では主題歌で
参加している)

俊藤さんのキャスティングは一種独特の匂いがあり、晩年の作品においても
その姿勢は貫かれていた。Vシネの両雄、哀川翔・竹内力の二人とも、
俊藤さんの作品に一度も参加していないことを考えると、彼らのVシネは
ヤクザ映画生みの親・俊藤浩滋の匂いとかけ離れた存在と言うべきか。

と言いながら、「ミナミの帝王」は大好きですw
623この子の名無しのお祝いに:2006/08/01(火) 21:12:52 ID:EQi9E+c7
>>621
錦之助や勝じゃなかったか?大御大2人と飲むのはしんどそうだが。
624この子の名無しのお祝いに:2006/08/01(火) 23:13:06 ID:BEO2K7hD
>>621
俊藤さんのキャスティングは一種独特の匂いがあり、晩年の作品においても
その姿勢は貫かれていた。

清水健太郎・渡辺裕之・中条きよし・加藤雅也・小沢仁志・白竜・寺島進・・
等は俊藤映画に出演したが・・確かに哀川翔・竹内力の両雄はお呼びがカカラナカッタ・・

>>621
裕次郎と一緒に京都で錦・勝・雷・橋等とドンチャン騒ぎ!!

文太・里見・梅宮・山城等とは遊んでもツマラナカッタらしい・・
625この子の名無しのお祝いに:2006/08/02(水) 08:56:42 ID:a1wIHuTG
松山千春・にしきのあきら・高岡健二・名高達郎・・・マニアックな面もある。
626この子の名無しのお祝いに:2006/08/02(水) 22:26:44 ID:zAgubaj3
マニアックともいえるし、必要以上に黒い交際をしていそうな連中ともいえる。
627この子の名無しのお祝いに:2006/08/02(水) 22:38:09 ID:lln0K0Q+
松山千春なんて稲川会の本家に出入りし始めて、その直後くらいに「極道戦争 武闘派」出演。
「武闘派」の千春はすごく良かったんだけど、>>626さんの指摘されてる通り、出演の経緯とか
すごく黒〜い感じがするんだよねw
628この子の名無しのお祝いに:2006/08/03(木) 23:20:14 ID:k48zeC+c
俊藤映画に本物が出演していて指名手配された人物が逮捕という珍事もあったらしい・・
俊藤さんの盟友ボンノ氏は東映京都撮影所が顔パスで若山富三郎・山城新伍・松方弘樹等
可愛がられたらしい・・

629この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 00:28:32 ID:X6ANP3jZ
藤山寛美や天知茂など初期の作品では重宝された。
月形龍之介・大友柳太朗・里見浩太朗も初期の作品で結構出ていた。
630この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 14:57:37 ID:fPs3zpVh
昨日みたよ。いきなりさぶちゃんの歌でひいた。
モロッコの竜では笑うしかなかった。
キャストは豪華だが、恐ろしく底の浅い内容だねえ。

631この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 15:57:50 ID:X6ANP3jZ
>>630
「神奈川水滸伝」ね・・
丹波哲郎・若山富三郎・天知茂・菅原文太も元新東宝勢から
東映任侠の雄鶴田浩二に生え抜き松方弘樹・北大路欣也から
張本勲・小林繁・グレート小鹿のプロスポーツ選手に
東宝のアイドル酒井和歌子そして歌謡界のキング北島三郎。
俊藤さんの顔で集めた豪華なキャストだが・・
同じく山下耕作が創った三代目の方が作品としては数段上なのは
確か。健さんの最後のセリフ「こんなんでエエんでっか・・」は
忘れられない名セリフだった・・・

632この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 19:29:43 ID:6l1Vq1qs
ビートたけしが俊藤作品に必ず出ていたのも……。
633この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 20:10:35 ID:yFGErHw1
モロッコの辰は、やっぱりVシネ版の寺島進に止めをさすんだよな。
少なくとも外見はモデルに一番似てるし。
634この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 21:02:06 ID:nnkoZckv
>>633
たしかに
俊藤人脈とVシネ常連のキャスティングがくっきりと別れたリメイク版にあって
寺島進のモロッコだけは特に良かった。

オリジナル版のサブちゃんはモロッコという以前に、やっぱり任侠北島三郎なんだな。
シャブ中末期の設定で「石河ァ〜俺の舎弟になれ!」とか熱気ムンムンで演じたり。
それはそれで好きなんだけど。
635この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 21:25:06 ID:Yk3AkqPJ
サブちゃんはCM撮影でも「山下耕作監督に是非」と頼むほど
仲が良い。『兄弟仁義』でも将軍・サブちゃんは絶妙の
コラボだった。

636この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 21:38:07 ID:EWOURNls
お竜さんとか健さんの主題歌は結構好きなんだが、さぶちゃんはね、
いきなり出鼻を挫かれた気がorz
637この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 21:47:15 ID:yFGErHw1
緋牡丹博徒の歌詞は、ほとんど鈴木則文が書いたらしい。
渡辺岳夫がどうしても自分の作にしたいというので
後先考えずに単独でクレジットさせたけど、
実際のところほとんど鈴木則文のオリジナルのままだったらしく、
後でえらく後悔したんだそうな。
で、文句言ってやろうと思ったときには渡辺岳夫は亡くなっていたんだって。
638この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 22:13:38 ID:MhJZ/tz7
確かに「修羅の群れ」を「山口組三代目」と比べると少々分が悪い。
松方と文太の直接対決に至っては・・・。
必然的にサブちゃんの黒い交際やら、張本に在日朝鮮人のヤクザを
演じさせるといった細かい部分に目を向けて楽しむしかない。
製作がもう少し早ければなんとか形になったような。
639この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 22:33:27 ID:Yk3AkqPJ
二作品とも脚本村尾昭でしょ。この人も好・不調が激しいからね。
健さん・文太の対決シーンは情感があって良かった。

『仁義なき戦い 代理戦争』『実録外伝 大阪電撃作戦』で
三代目がモデルの役を演じた丹波哲郎が二代目役を好演していた。
640この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 23:26:46 ID:1dUneyGl
>>630
何度も出た話だが、事実上、「修羅の群れ」は稲川会全面協力による稲川会PR映画。堂々とあ
んな映画を封切られて、当時の警察庁・警視庁・神奈川県警サイドには相当にカリカリした人もいたはず。
(それともマル暴の人間ほどヤクザと仲がいいので、案外に納得していた?)
641この子の名無しのお祝いに:2006/08/05(土) 23:55:30 ID:Wa2UGxUX
>>640
なるほど、そういう事情があったんですか。
福岡県警の暴力団追放ビデオにヤクザが泣きを入れる昨今とは、隔世の感が
ありますなあ。自分としては『県警対組織暴力』の文太と松方が最高。
642この子の名無しのお祝いに:2006/08/06(日) 00:24:06 ID:4PrCyCPl
今から三十三年前にズバリ
「山口組三代目」のタイトルで主人公が実名の「田岡一雄」で全国一斉公開
され大ヒット。主演は高倉健。共演は実録路線で一躍トップスターになった
菅原文太。第二弾が山口組がタイトルから抜け「三代目襲名」。
第三弾は公開出来なかったが脚本は完成していた・・

643この子の名無しのお祝いに:2006/08/06(日) 01:16:48 ID:a/Djo6i8
>>641
福岡県警はいつもやり方が汚いので、
それに合法的に楯突くのは最近の工藤會の仕事の一つになってる感があるな。
でも、こういう書き込みを見ると、県警のイメージ戦略も成功してるようだw
644この子の名無しのお祝いに:2006/08/07(月) 11:50:26 ID:JyXvL3mB
>>638>>639
山下耕作・村尾昭コンビの両作品だが
高倉・文太  松方・文太の構図が
極端に違う違和感が・・
修羅の群れは明らかに文太はミス・キャスト。
仁義なき戦いでの松方・文太の関係が焼きついて
いるのかも知れんが・・

645この子の名無しのお祝いに:2006/08/08(火) 17:37:26 ID:vuMxei9m
あの文太のキャスティングはどういう経緯があったんだろう??
今でも謎だ!松方の子分役にしては無理があったような・・
反対に欣也の横須賀親分役は良かったが・・

646この子の名無しのお祝いに:2006/08/08(火) 22:55:46 ID:o4ePNKxv
ビートたけしの『座頭市』を松方弘樹・千葉真一が厳しく批判した
ことがあった。三人は俊藤さんの作品にも、それぞれよく出ている。

厳しい叱声は、俊藤作品出演者の先輩松方・千葉の、
後輩北野武に対する「愛の鞭」だったんだろうか?
647この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 09:38:15 ID:J0b5sa8c
>>646
千葉真一は座頭市を自身でヤリタカッタ・・
しかしスポンサーがつかず頓挫。
映画界では後輩のたけしが次々に製作出来る
事にジェラシーもあったんだろう・・
津川もたけし批判してたし・・

俊藤さんとたけしの関係は東映人脈とは異なるんじゃないか?
648この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 11:32:35 ID:caorPs1D
>>646
千葉真一はかつて「座頭市」の権利を持ってる浅草の東洋館の
女将さんに、版権を譲ってくれと頼んで、断られてるからな。
ジェラシーは、かなりあるでしょう。
現在の映画界での立場も含めて。

>>647
津川は、伊丹とたけしの関係を含めての発言でしょう。


後藤さんとたけしの付き合いは、フライデー事件後のこと。
フライデー事件の後、たけしは、右翼団体(日本青年社)から激しい攻撃を受けた。
TV番組のスポンサー企業にまで、街宣が掛けられたり。

この時、間に入ったのが、後藤さんと周防社長(バーニングプロ)。
649この子の名無しのお祝いに:2006/08/09(水) 23:47:40 ID:ZJbYokgO
千葉ちゃんがやりたかったのは「座頭政」だったっけ?

武の「座頭市」は、東映京撮レベルからすると「こんな程度であれだけヒット
するの?」という感は否めない。連続TV時代劇でも秀逸な作品があるだけに…
(近年では北大路版「子連れ狼」)

撮影所育ちの松方や千葉ちゃんが、武の「座頭市」のヒットに首をかしげるのは
もっともかな。あくまで、武の「座頭市」が悪いと言ってるわけではなく、この
ぐらいのモノなら、東映京撮で日常量産出来る品物であるという意味で。
650この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 00:16:30 ID:4cxV9Ks1
たけしの時代劇は日本の観客じゃなくて
ヨーロッパの審査員、評論家に向けて作っている。
そういう姿勢に千葉、松方が批判するのは正しいよ。
俊藤さんにしても、俳優たけしを起用しているが
監督たけしの暴力映画を支持しているとは思えない。
651この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 00:51:26 ID:qVPV6z1c
>>649
千葉は批判していたが、松方はそうでもない。

>(近年では北大路版「子連れ狼」)
北野版座頭市公開時、東映京都で「子連れ狼」を撮っていた北大路が
北野座頭市を熱く語っていて、京都撮影所に来ていたグレート義太夫に「座頭市を見たか?」
と聞かれ、義太夫は見ていなくて、「すぐに見て来い」と言われたと自分のHPに、書いていた。

映画板の座頭市スレでも、当時話題だったけどね。
652651:2006/08/10(木) 01:46:49 ID:qVPV6z1c
一応ソースとして貼っておきます。

9月16日 「撮影初日」
朝メイク室に入ったら、北大路欣也さんと里見浩太郎さんが並んでメイクをしている。
「拝 一刀」と「黄門様」が並んでいるわけだ!もっと驚いたのは、お二人の会話は、
殿の座頭市についてだった。北大路さんは、座頭市をご覧になったらしく、
事細かく色んなシーンの説明を里見浩太郎さんにされていた。
自分たちの出番前に北大路さんに「座頭市」のことを聞かれ「まだ見てません」と答えると、
思いっきり怒られた。一緒のホテルに泊まっていた「中西良太」さんにも色々質問された。
とにかく京都の撮影所は「座頭市」でもちきりだった。
「八丁堀りの七人」の石倉の師匠、鶴太郎さんと久々のご挨拶

グレート義太夫HPより。現在でも見れます。


653この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 08:54:11 ID:639utBMD
>>648
この時、間に入ったのが、後藤さんと周防社長(バーニングプロ)。

ナルホド!!この関係からか?たけしの頭の上がらない人物にプライドの怪人
(百瀬博通氏)も存在するね。俊藤さんの人脈の広さはサスガというしかない。

>>651
千葉は撮っても劇場公開が難しい・・松方と共演してもセイゼイVシネドマリ!!
プライドとジェラシーが許さないんじゃないか?
反対に欣也は「ある種の衝撃!!」を感じたんだろう・・従来の定石に乗っ取った
時代劇製作との違いを・・
結果、たけし版座頭市が劇場公開さえ大ヒットした事がデカイ。
千葉・松方・北大路・里見等オールスターで時代劇映画作っても客は入らないと思う。
問題がそこにある事を欣也は悟り千葉は許せないんだろう・・

654この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 09:48:08 ID:7KSmEBb6
俊藤さんは著書で千葉ちゃんはあまり器用でなく
今まであまり使わなかったが
「日本の首領」での刑務所内で自殺するヤクザ役で
見事な演技をし非常に見直し、なんでもっと使わなかったか
後悔したと書いていたね。
655この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 12:22:44 ID:639utBMD
>>654
「最後の博徒」で準主役に抜擢され錦之介親分に反発する「見せ場」を
与えられたね・・
貴一・松山千春主演映画にも出たな。
鶴田のどっしりした感じが松方。一本調子の健さんに近いのが千葉ちゃん。
後年鶴田の後釜的に主演起用された松方。ゴルゴ二代目が千葉ちゃんだった・・

656この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 22:35:18 ID:WBjR0GzS
鶴田さんは『修羅の群れ』で、弘樹演ずる稲原龍二の役に惚れこみ、
「いい役だなあ、俺もやりてえ。だが、俺は叔父貴の役をやらなきゃ
ならねえからなあ」と語ったという。

松方も「大好きな役です」と語っていた。
657この子の名無しのお祝いに:2006/08/11(金) 08:21:09 ID:+ZAvGGLf
>>656
俊藤さんが稲川総裁に映画化申し込んだ時兄貴分(鶴田役)を映画化して欲しい
と言った位鶴田の役も重要な役だった・・

658この子の名無しのお祝いに:2006/08/12(土) 18:43:21 ID:6isTynht
町井久之を演じた天知茂もかっこよかった。
659この子の名無しのお祝いに:2006/08/12(土) 22:39:19 ID:6xVDKjg2
『修羅の群れ』84年山下版・02年辻版両方に出てるのは、
松方弘樹・鶴田さやか・待田京介・菅原文太・丹波哲郎の五人かな?
660この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 12:18:54 ID:tijFAcoF
鶴田・富三郎・天知皆亡くなったね・・
661この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 13:40:33 ID:eMrJH45R
 もう一度、一度でいいから東映製作のヤクザ映画が見たいな・・・
662この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 13:49:31 ID:pL+bwEiL
>>655
「最後の博徒」の千葉は「仁義なき戦い」における文太の役だけど、
モデルの人の風貌は千葉のほうが似てるかな。
そういえば「仁義なき戦い」のほうも、
当初は文太と松方は役が逆の予定だったらしい。
やっぱりモデルの人の写真を見ると、それも納得がいくけどね。
稲川総裁は、確かに松方の角を少し落としたような風貌だから、
外見上でも文句ナシでしょう。
Vシネ版の中井貴一の山口組三代目も、
外見はこれほどハマる人はいないんじゃないかってぐらい似てたし。
663この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 15:39:48 ID:RRyrn2uI
山口組三代目を演じた人
丹波哲郎
高倉健
松方弘樹
中井貴一
664この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 15:46:44 ID:RRyrn2uI
最近のVシネで見て思ってたんだけど
昭和30年代の設定なのに、昭和50年頃のクラウン使ったり
最近の街中の風景が映ったりして違和感があったんだけど、
最近「山口組外伝・九州侵攻作戦」では昭和35年の設定なのに
公開当時の最新型クラウンのタクシーに梅宮が降りてきたり、
新しいキリンレモンの看板が写ったり
「京阪神殺しの軍団」では大阪の町で新しい車が走る中で
古いジープに乗って出てきたり・・・・
昔の方がそういうところ気にしなかったのか?
映画製作から35年近くたっているので今見ると
違和感ないが、当時はどう思ったのか?
俺はそういうの気になるな。
665この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 16:02:45 ID:v3KI0lz/
>>664
>当時はどう思ったのか?

昔の映画雑誌を見ると、当時から「おかしい」という評はあったと思う。ただ、「東映
のプログラムピクチャーなので仕方が無い」という感覚で流されていたのでは?
日活の「無頼」シリーズでも「昭和30年頃」というクレジットにも関わらず、平
気で制作当時の昭和43年(1968年)の風景が出てきたりしていた。

明治・大正・昭和前期(戦前)よりも、近過去である戦後の再現の方が難しい。
戦後はクルマ・ファッション・家電のモデルチェンジが早いし、街中の風景もどんどん変わっている。
近過去に時代設定するとどこかを誤魔化さざるを得ない。「三丁目の夕日」のように
完全再現を期すとそれだけでヒットする場合もある。
666この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 20:01:32 ID:pL+bwEiL
>>663
「日本の首領」の佐分利信も仲間に入れてあげてください。
あと、最近のGPミュージアムのVシネ辺りでは、梅宮始め結構いろんな人がやってる。


>>664
車なんかは、日本ではその時代にドンピシャでいけてリアルに見えるものが
なかなか数まとめて手配できないという問題もあるからね。
スピルバーグの「ミュンヘン」みたいにはいかない。
画面の中が全部当時もので埋まっていた「ミュンヘン」はマジで凄かった。
667この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 10:28:22 ID:wpYtBR+a
 ハリウッドと所詮Vシネマを比べてたら・・・
668この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 12:30:43 ID:zgA+29uS
東映映画は美術ではなくて、スターを見るものらしいです。
『仁義なき戦い』で松方が殺される玩具店の
パンダのぬいぐるみとかを指摘する人が多いですね。
一寸思い出しても、『ゾロ目の三兄弟』の舗装道路、
『安藤組外伝』の渋谷駅前の風景、『バカ政ホラ政』のJCBカードの看板とか
雰囲気を壊していると思います。
669この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 15:14:24 ID:pjx0bv+l
内藤誠監督の発言
俊藤さんがピンキーバイオレンス作品の企画などにも
意見を出していたと話していたが本当か?
670この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 17:32:35 ID:rMGYmuuQ
東映映画は俳優は豪華だったが・・時代考証は適当・・
Xシネは俳優はチャチだが時代考証はソレナリ・・

音楽・ファッションには拘りを見せたが・・
671この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 23:33:05 ID:+/hIeiff
『仁義なき戦い 代理戦争』で、1960年の時代設定だが、
DVDやビデオの静止画像で見ると、1973年公開の『戦争と人間 
完結編』のポスターが映ってたりする。でも、ある意味しょうがない。

街角でロケして臨場感を企図した撮影・演出をしていたから、
撮影当時の風景がキャメラに入ってしまうのである。

『仁義』はこの第三部「代理戦争」から広島ロケが厳しくなって
京都での撮影が多くなる。京都を広島らしく見せる工夫も多い。
672この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 23:58:16 ID:cA0wEl6G
>>668 >>670-671
同じ東映でも、戦前や戦争直後が舞台の任侠ものは雰囲気が出ていましたから、や
はり戦後は時代を作りにくいということだと思いますよ。
まあ、それを差し引いても実録の頃は結構いい加減になってましたけど。
673この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 00:09:32 ID:3umNJagp
>>672 補足
まあ、時代考証に関せば、日本の映画・ドラマはもう駄目かも分からんね。今は
どの時代もどんどんいい加減になってるし。たまに気合の入った仕事があるぐらいかな。
ああいう面はお金が掛かるしスタッフの目に見えない蓄積も必要なので、もう
今の日本では無理かも。さすがにハリウッドなどはまだ余裕があるけど。

単なる間違い以外にも、どこまで再現するか、見切りをどこで付けるかでいつも悩ま
されるそうでっせ。
674ラボテック:2006/08/15(火) 08:58:49 ID:BPOt+zti
俊藤さんとは関係ないが、昔NHKのテレビで
普通自動車の内装をロールスロイス風に改造する業者が出ていた。
「極道の女たち」の撮影でロールスロイス内で岩下とかたせの乱闘を
撮影するのにロールスキズ付けてはしゃれにならないという理由で。
でも、40年初頭の背広やくざ映画では縦目のベンツ280Sを
平気で何台も爆発させている。あれは編集ではないと思うが。
「殺し屋人別帳」「やくざ刑罰氏 私刑」とか
675この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 09:41:53 ID:mCdnATcH
>>672
だって任侠ものはオールセットだから時代劇と作り方が変わらないもの。

>>674
名古屋の霊柩車のほとんどはその昔、
ハイラックスのトラックに縦目のベンツの顔面を移植していたが。
676この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 13:13:34 ID:378AstrU
俊藤映画は俳優費・スタッフ費の占める割合が大きいよ昔から・・
オールスター映画の場合は主役級俳優のギャラを半額に値切った。
いい本(脚本)を書くライターにもポンと支払った。

677この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 13:34:14 ID:SnLM83HA
実録物はゲリラロケが売りだから、>>671のようなことを気にしていたら見れんよ。

>>676
「わたしのギャランティはさして変らないままであったが、
 俊藤さんはプロデューサー権限で自分のギャラをどんどん上げて、
 『めくら狼』の頃はあまり差がなかったはずなのに、
 五年もたつとガンと開いていたのには苦笑した。」
by 笠原和夫
678この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 13:56:10 ID:1pLelGcw
豪華セットの撮影かロケの臨場感かという選択はありますね。
実録はロケの迫力を選択したのでしょう。
一番印象に残るのが大阪電撃作戦。
鶴橋のガード下、渡瀬が旭の車を銃撃する入り組んだ路地、潜伏先のアパート等
良かったです。
679この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 16:32:52 ID:BPOt+zti
「日本暴力団・組長」
ラストの神社ってどこですか?
680この子の名無しのお祝いに:2006/08/16(水) 10:34:22 ID:G3WI0kyK
東京製作と京都製作とでロケの問題もあるが比較的京都製作の方が雰囲気が出てる
印象だが神社などの撮影は反対に京都は煩い。
東京撮影の場合は新宿・池上・上野の某神社が多いんでは??

俊藤さんは旧鳩山邸はお気に入りにようだ・・

681この子の名無しのお祝いに:2006/08/17(木) 08:22:39 ID:XJdoxGO4
健さん主演「冬の華」なんて横浜が舞台なのに
何故か?製作は東映京都撮影所だった。
任侠映画の殆どが東映京都撮影所製作だが、
健さん「昭和残侠伝」だけは東映東京撮影所製作だった・・

682この子の名無しのお祝いに:2006/08/18(金) 08:17:55 ID:iFQgkLGS
>>681
健さんは東京大泉出だから網走シリーズ・昭和シリーズも東京大泉だったね・・
確かに「冬の華」の京都ってのは面白い・・
683この子の名無しのお祝いに:2006/08/18(金) 21:30:46 ID:Tv50MKrO
「激動の1750日」のラスト、丹波哲郎と中井貴一達が会談する邸宅って
京都岡崎の旧・俊藤邸だと思うんだけど…、誰か知ってる人います?
684この子の名無しのお祝いに:2006/08/18(金) 21:49:04 ID:4KK1Fyhj
>>680
鳩山会館は今でもロケに貸し出しているようだ。鳩山会館はそんなに使ってたっけ?
ttp://www.hatoyamakaikan.com/party/index.html

>>681-682
東京は現代やくざものなどをよく撮っていましたね。当時は昔風のロケ地もまだ
残っていただろうし、任侠映画は時代劇の応用なので美術・俳優・殺陣と要領の分かって
いる人間も整っているし、京阪神の方がロケが楽だったのは事実でしょ。
後年、「修羅の伝説」を撮った際は「都心のロケ地移動は渋滞に巻き込まれると
それだけで時間を食う」と大変だったようだが、その代わりに俳優や仕出しの調達はラクだったと書いてありましたね。
首都圏は事務所の数だけでも違うので、名前も無いような端役やエキストラでもそれらしい人間が簡単に集まる。
685この子の名無しのお祝いに:2006/08/19(土) 09:51:58 ID:G0fQYGRZ
>>683
俊藤映画で親分の豪邸によく使われたのが京都・岡崎に俊藤邸だった・・
かなりの数で使われているんじゃないか?

686この子の名無しのお祝いに:2006/08/20(日) 10:38:45 ID:9n4GqRP4
俊藤さんの豪邸はホント凄い・・
ナンノカンノ東映では実際一番稼ぎが良かったのは俊藤さんのような気がする・・
>>676
「わたしのギャランティはさして変らないままであったが、
 俊藤さんはプロデューサー権限で自分のギャラをどんどん上げて、
 『めくら狼』の頃はあまり差がなかったはずなのに、
 五年もたつとガンと開いていたのには苦笑した。」
by 笠原和夫

て脚本家の笠原に暴露されてるし・・
687この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 08:39:16 ID:5uk7RuQm
>>686
東映退社時の企画料は一本300万くらいだったらしい・・

688この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 17:34:04 ID:I357yIVP
>>687
当時の300万は現在だとどれくらいの価値があるのか。それを1年に何本も
やっていたわけで。さらに鶴田などの事実上のマネージャーで、映画以外の
仕事まで仕切っていたとなると・・・。
その他、何かと錬金術には長けた人だったんだろうなあ。まあ他人の面倒も見るので
悪く言われないだけか。
689この子の名無しのお祝いに:2006/08/22(火) 00:03:21 ID:o3rKJEgi
深作欣二監督『北海の暴れ竜』を見た俊藤さんは、
「俺が任侠映画の作り方を教えてやる」と作さんに言ったらしい。
690この子の名無しのお祝いに:2006/08/22(火) 00:40:47 ID:orAz65ae
いくら稼いでも、出て行く額も半端ではなさそうではある。
交際圏があれなだけに。
691この子の名無しのお祝いに:2006/08/22(火) 08:11:31 ID:HbYkpXr6
あれだけのスター・スタッフを意のままに使う俊藤さん・・
入る金と出る金が一般人より2桁違ったんだろう・・
金銭感覚も若い自分から鍛えられているから・・

692この子の名無しのお祝いに:2006/08/23(水) 09:03:29 ID:MULCKKD5
健さんと袂を分かつ形になった俊藤さんだが・・金銭の絡みもあったんじゃないか?
東映任侠路線の立役者鶴田・健さん・俊藤の三人だが、懐具合もソレナリだったと思うが
結構こき使われてる現状で不満を俊藤さんに直訴していたのが健さん。
企画面の違いとかもあったと思うが・・プロデューサーなんて営業本部長みたいなもの。
監督・脚本・スタッフ・俳優等全て束ねる存在で売れる作品を作り結果を求められる。
俊藤さんと健さんは双方ともトップに立ってしまった処が問題か?
693この子の名無しのお祝いに:2006/08/24(木) 08:28:37 ID:vxTmHNxP
健さんは東映退社後の出演料はパーセント契約になって邦画界初だった・・
俊藤さんとは「神戸国際ギャング」での健さんベッドシーンを入れたい入れたくない
で結局俊藤さんの意見を通しその事が引き金になって離脱したんじゃないか?と
俊藤さんの著書に書いてあった・・

694この子の名無しのお祝いに:2006/08/24(木) 22:44:20 ID:vQGS7xAm
中島貞夫の著書より
「健ちゃんあのころからほとんど東映に寄りついてないでしょ。その詳しい事情
 についてはちょっと言いにくい部分もあるけど。」

「神戸国際ギャング」の件もあると思うが、やっぱり金銭的なものなのかな?
695この子の名無しのお祝いに:2006/08/25(金) 08:31:13 ID:jVIohvUV
金銭絡みか?この手の話は確かに著書にも書けんわな・・

鶴田・健さん・藤・若山・文太の五人を抱えていた俊藤さんだったが・・
最後まで残ったのが鶴田だった。藤は引退。若山・文太は自然に離脱したが
後年の俊藤作品には出演してる。残る健さんは「冬の華」以来俊藤作品には
出なかった。

696この子の名無しのお祝いに:2006/08/26(土) 01:55:32 ID:lkH4VeER
健さんは鶴田を抜いて東映トップのギャラを獲得したのが遅かった・・
任侠ブームが終焉をむかえ実録路線が主流になった・・
健さんの出演本数も激変した。その頃からじゃないか?俊藤さんとの微妙な
関係になっていったのは?

697この子の名無しのお祝いに:2006/08/27(日) 11:59:50 ID:x5BZ02SW
俊藤さんと袂を分けた健さんだが俊藤さんが亡くなった時は電光石火の如く
俊藤さんの自宅に駆けつけたね。
鶴田・若山・旭・文太・松方・丹波等は最後まで俊藤映画に付き合った。
鶴田・若山が先に往き・・
俊藤さんの葬儀には里見・旭・丹波等が参列し弔辞は文太だった。
何気に健さんは旧東映連中を避けているようにも思えるが?

698この子の名無しのお祝いに:2006/08/27(日) 12:41:51 ID:j2NP+O0X
>若山・文太は自然に離脱したが
これまた笠原和夫が言ってることだが、俊藤は仁義なき戦いを快く思っていなかった。
「広島死闘編」にどうしても広能の出番が必要なのだが、文太が出ると言った後、一転出ないとグズグズ言ったらしい。
俊藤の横槍だと気付いた笠原&深作がなんとか説得して、俊藤プロデュースからの離脱を決意させたとのこと。
699この子の名無しのお祝いに:2006/08/27(日) 23:18:13 ID:LyEJOl5q
>>693
幸せの黄色いハンカチでもパーセント契約を主張して城戸四郎を激怒させた。
この問題が解決する前にクランクインして、撮影中に城戸が死んで、
結果的にめでたしになったとか。
700この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 08:50:39 ID:Cz0v3W9k
朝から晩まで365日フル稼働させられ今日は東京・明日は京都・・その間に
北海道・九州地方ロケ・・任侠路線が下火になったら「もういいよ」って言われたら
そりゃ怒るわな・・一番の稼ぎ頭がクレジット・ギャラでもトップになれなきゃ・・
他所で稼ぐしきゃないだろう・・
理由は積もり積もったその辺にあるんじゃないか?
701この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 10:34:59 ID:JYEXbfmN
俊藤さんと袂を分けた健さんだが・・・・
だから今の健さんがある。
個人的にそれ以降の健さんの映画で好きなものは無いが。
702この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 10:43:17 ID:f2tY6NPd
>>700
>任侠路線が下火になったら「もういいよ」

当時の報道を見ると、むしろ健さんの方がもう東映の映画には出たくない
ようなニュアンスがあるので、健さん本人は出演作品が減ってホッとしていたのが本
音でしょう。「神戸国際ギャング」(75)の頃は、東映・俊藤とは離れたくて仕方がなかったのでは?
健さん本人もそれなりに稼いでいるのに、「東映本社・経営陣と俊藤に比べりゃ蔑ろだ」と思っていたのではと推測。
703この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 10:52:35 ID:f2tY6NPd
>>701
俊藤氏と組んでいても出る映画がないでしょうしね。「修羅の群れ」や「最後の博徒」
に主演や助演で出るん健さんというのもねえ。
CMで稼ぎたまに映画出演というサイクルで自分を神格化することに成功した健さん。

実は、80年代以降の健さん映画で当たったといえるものはそんなに無いんだけどね。
「鉄道員(ぽっぽや)」(99)と「ホタル」(01)で面目は保ちましたが。
業界でも世間でも、イメージとしての映画スターが先行してますからね。
いつも寡黙なイメージで売るのではなく、「あ・うん」(89)の線でもっと掘って欲しかったですけどね。
704この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 17:48:11 ID:Cz0v3W9k
>>703
CMで稼ぎたまに映画出演というサイクルで自分を神格化することに成功した健さん。

まさにその通りですね。
俊藤さんと離れて正解だったと思うな。
映画そのものが斜陽化していく中でいつまでも東映任侠健さんのイメージも限界があったのは
事実だが・・しかし不思議な事に離れてからの映画は正直ツマランものバッカリてのも
辛いモノがあるね。思考錯誤しながら自身の役柄を実験的に挑戦した「あ・うん」なんて
意欲作だったが、ここ十年の作品は?
ファンはもう一度東映健さんを観たいんだろうが・・俊藤さんも撮る監督も観客もイナクナッタ・・

705この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 21:04:05 ID:Q7YQuaFU
たしかに、映画そのものがつまらなくても、健さん自身は決して批判の対象にならない。
それほどに健さんは神格化してしまった。
逆に神格化した故に、「網走〜」あたりで魅せた二枚目半の健さんを今再びやったとしても
素直に楽しめることはもはやない…

まあ、そういった健さんの魅力を引き出せる俊藤さんも石井輝男監督もすでに鬼籍に入ってしまったわけで…
706この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 21:14:45 ID:oFFBMjNL
まあ、任侠路線がダメになったからって、
次がゴルゴじゃ健さんも東映と仕事するのが嫌になるってものかw
707この子の名無しのお祝いに :2006/08/28(月) 21:19:13 ID:S82/7y5l
俊藤さん企画の『ゴルゴ13 九竜の首』は、インパクトのある
映画で中々面白かった。千葉真一のゴルゴもいい味。

脇役の鶴さんも渋い。
708この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 22:14:09 ID:Cz0v3W9k
俊藤さんは任侠路線の立役者だったが・・
実は「客を呼ぶ本能」を持っていた。任侠路線ブームに火がついた俊藤さんだが
「隠密剣士」「忍者部隊月光」とする子供向けテレビ映画の劇場版からマカロニ
ウエスタンの任侠版「荒野の渡世人」等企画したり「ゼロ戦ブーム」を敏感に劇場
用映画として「同期の桜」や「木枯し紋次郎」等企画してテレビでヒットしてる
モノを映画用にアレンジしてスケール感と俳優に凝っていた。
ブルース・リーブームに乗って「激突!殺人拳」も俊藤プロデュース。
作品の質より観客動員の事を常に考えていた御仁だった。
ゴルゴ13も健さん篇より千葉ちゃんバージョンの方が作品としては見応えがあった。
又、興行的にもヒット作揃いはサスガだろう・・
709この子の名無しのお祝いに:2006/08/29(火) 01:26:13 ID:+EEGByAM
>>708
後年の東映カラテ映画に俊藤さんがクレジットされているのは、ちょうど東映幹部の時で
実務的プロデュースというよりも、統括責任者としての尊称の色合いが濃いと思うのだが…

俊藤さんが本社ゼネラルプロデューサーを務めていたとされる当時、名前がクレジット
されている作品とされていない作品の線引きがよくわからない。
企画者があいまいな場合は、ヘッドである俊藤さんの名前がクレジットされていたのだろうか?


710この子の名無しのお祝いに:2006/08/29(火) 08:53:31 ID:v6W4QM4v
>>709
企画者があいまいな場合は、ヘッドである俊藤さんの名前がクレジットされていたのだろうか?

本社勤務は殆どナイ状態。現場好きだった俊藤さんは名前は出さなかったが実録路線の山口組モノ
から安藤組モノ等殆どプロデュース。クレジットなしは確かに統括責任者だったのもあるが興行勝負
時はクレジットされた。
711この子の名無しのお祝いに:2006/08/30(水) 07:02:58 ID:WnWT19zS
東映に存在したソノモノ自体が大きかった御仁。
任侠路線を確立した背景に俊藤浩滋の人生を観た。
典型的な昭和男。経験ソノモノの反対を絵にした。

712この子の名無しのお祝いに:2006/08/30(水) 08:06:25 ID:kNzwD3qt
>>711
>経験ソノモノの反対を絵にした。

自分が見てきた裏や闇が濃いからこそ、理想化された任侠を求めるんだろうかねえ・・・。俊藤
氏が見た闇の部分の反映はむしろ仁侠映画の情け容赦ない悪玉ヤクザの世界の方にあるんだろうねえ・・・。
実際はおそめさんがいないと何も出来ない人だったようだし。
713この子の名無しのお祝いに:2006/08/31(木) 07:06:26 ID:vIlG99bB
>>711
>経験ソノモノの反対を絵にした。

自身の経験してた中に理想像を鶴田・高倉が演じたんじゃないか?
実録路線になってから急速にやる気を失くしてる。
714この子の名無しのお祝いに:2006/09/01(金) 08:53:57 ID:lsdjsb8t
>>698
仁義なき戦いでブレイクした文太だったが・・
二作目は実際は断った(俊藤さんの指示で・・)
だが、文太は仁義の顔だったので急遽出演。
だが、脚本は欣也・千葉が軸になり文太は顔見世
出演だった。クレジットではトップだったが・・

715この子の名無しのお祝いに:2006/09/01(金) 16:31:30 ID:rgdohsVW
俊藤浩滋と鶴田の仕事で最後にして最強は
あゝ決戦航空隊になるだろう。
豪華配役 岡田社長と和解
東映ゼネラルプロデューサーとして
これだけの映画を作ったのだから。
児玉誉士夫の一声で全国ネットで放送も予定していたが
当人のロッキード事件関与で中止。



大西滝治郎 ................  鶴田浩二
小園安名 ................  菅原文太
米内光政 ................  池部良
児玉誉士夫 ................  小林旭
関行男 ................  北大路欣也
城英一郎 ................  松方弘樹
玉井浅一 ................  梅宮辰夫
関根賢 ................  安藤昇
吉田彦太郎 ................  高並功
岡村吾一 ................  山城新伍
猪口力平 ................  室田日出男
中島正 ................  葉山良二
久納好浮 ................  伊吹吾郎
淑恵 ................  中村玉緒
易妻 ................  毛利菊枝
荒井武夫 ................  黒沢年男
貝田義則 ................  渡瀬恒彦
中井勝彦 ................  長谷川明男
江藤欣一 ................  成瀬正孝
倉島正治 ................  有川博
赤松貞明 ................  三上真一郎
島田繁太郎 ................  内田朝雄
及川古志郎 ................  俊藤浩滋
豊田副武 ................  大木実
寺岡謹平 ................  遠藤太津朗
鈴木貫太郎 ................  村上冬樹
阿南惟幾 ................  山本麟一
梅津美治郎 ................  原健策
迫水久常 ................  江原真二郎
千明康 ................  中村錦司
佐田照美 ................  檀ふみ
大黒上飛曹 ................  太田博之
高瀬丁 ................  西城秀樹
中村兵曹 ................  山田吾一
畑井一水 ................  桜木健一
佐多大佐 ................  待田京介
岡村義基 ................  中谷一郎
手塚中将 ................  金子信雄
716この子の名無しのお祝いに:2006/09/01(金) 16:41:06 ID:rgdohsVW
江波杏子
高橋英樹

この人達とは一作で終わったね。
717この子の名無しのお祝いに:2006/09/01(金) 16:59:51 ID:k2oS7fdX
>>715
「あゝ決戦航空隊」「日本暗殺秘録」等、壮大な企画を実現出来たのは
スターの信望厚い俊藤さん、社外政治能力に長けた岡田茂氏、そして
本来手に負えないような題材を、しっかりとしたストーリーに仕上げた
笠原和夫氏等がいればこそ。東映は本当に人材に恵まれていた。
718この子の名無しのお祝いに:2006/09/01(金) 20:41:44 ID:lsdjsb8t
>>715
小林旭の児玉誉士夫役ってのが凄い。実名でよくヤッタって感じがする・・
>>716
興行成績が振るわなかったってのが原因。江波は脇へ・・英樹は東映テレビへ・・
>>717
岡田・俊藤・笠原トリオは最強だろう・・
しかし両作品もこのメンツがいたから映画化出来たと思う。今じゃ考えられない。
719この子の名無しのお祝いに :2006/09/01(金) 21:26:57 ID:78P1EDIh
鶴田浩二の大西滝治郎を演ずる気迫・情熱は凄まじいものがあった。
笠原和夫は特攻隊の観念的世界を描ける人として、企画当初から
監督に大島渚を希望するも叶わなかった。親友山下将軍の演出にも
笠原は不満があったようだった。

しかし、スタッフの様々な思いがあったとしても、
出来上がった映画には、
「戦後の人生はお釣り」と語った人の役者魂と、
「花」に情念を咲かせた監督の心根がしみじみを行き渡っていた。

脚本笠原・監督山下・主演鶴田の三人にとって、トリオのコラボ
としては最後の作品となった傑作。
720719:2006/09/01(金) 21:46:18 ID:78P1EDIh
連投ごめん。
しみじみを→しみじみと
721この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 00:04:21 ID:k2oS7fdX
笠原氏が脚本家業を引退してまもなく、東映京都撮影所から健さん主演企画の
脚本執筆の打診があったようだが、やはりヤクザ映画だったのだろうか?
722この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 00:32:34 ID:/DvrEOV4
>>721
二百三高地で主役にと健さんの直接交渉したのが笠原氏。「爺さん役は
ダメだった・・」と著書で語ってる。
東映京都からの依頼だったら間違いなくヤクザ映画だったろうと思う。
山下耕作・笠原和夫・俊藤浩滋・・こういう人が今いなくなったのは
残念だ。。
723この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 07:35:05 ID:8C2q+xT2
『あゝ決戦航空隊』にしても、何げにメインキャストにヤクザの役が多いのが東映カラーだなw
724この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 09:30:27 ID:7GALWNzR
『あゝ決戦航空隊』には原健策・月形哲之介も出演。
西条秀樹の兵士が母への想いを語る場面は泣ける。
佐藤慶の語りも良かった。

錚々たるメンバーを呼ぶ俊藤さんの力は大きい。
この映画は彼自身も役者として出ている。
725この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 14:40:47 ID:/DvrEOV4
>>723
そこはサスガ東映。
鶴田浩二・安藤昇・小林旭・菅原文太・松方弘樹・北大路欣也・梅宮辰夫・渡瀬恒彦
池部良・伊吹吾郎・大木実・待田京介・・・まるでヤクザ映画(笑)
726この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 16:31:13 ID:8C2q+xT2
>>725
いや、そうじゃなくって、関根賢とか岡村吾一とかって実在のヤクザの親分だから。
戦争映画でヤクザの役があるってのが、いかにも東映&俊藤テイストってことで。
727この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 17:50:11 ID:7GALWNzR
安藤昇の関根親分は渋くてカッコ良かった。
旭とのアドリブシーンも見事だった。
728この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 18:36:51 ID:/DvrEOV4
>>727
何気に旭(児玉)がヤクザとの交流を暗示されているところも見事。
実際、自民党のスポンサーとなり岸内閣当時は河野一郎幹事長・稲川総裁・町井久之・
田岡一雄等と安保反対自衛隊を結成したり自民党・裏社会の黒幕として存在した。
俊藤さんは「日本の首領」「日本の黒幕」で児玉らしい人物をモデルにしている・・

729この子の名無しのお祝いに:2006/09/02(土) 22:31:03 ID:PtCzqQqg
岡村吾一は児玉機関の関係者として、ストーリー上に出てくることはわかるとしても
関根賢の出番作りは、完全に俊藤さんのヤクザテイスト全開だからなw
730この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 00:54:33 ID:XgXOYl/Z
実録路線以降の俊藤作品は出演陣が豪華絢爛で主要人物には大物俳優を起用しているのも特徴だった。
日本の首領で三代目を彷彿させる役に佐分利信。地道役に鶴田浩二。
町井役に三船敏郎。児玉役に片岡千恵蔵。
制覇では三代目に三船敏郎。稲川総裁に丹波哲郎。ボンノに若山富三郎。
最後の博徒でもボンノ役に鶴田浩二。神戸国際ギャングではボンノ役に高倉健。
盟友ボンノ役には鶴田・健さん・若山・安藤と一線級の役者を使った・・
731この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 10:07:25 ID:+ZpIUVHp
児玉誉士夫を持ち上げるのは、任侠映画の精神と矛盾するよね。
この辺、製作者、監督、脚本家はどう思っているんだろうか?
娯楽映画の底流にある価値観と現実社会は違うという事で、
済ませているのなら、それまでなんだけれど。
732この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 10:58:07 ID:mC/kSJT7
>>731
戦後のヤクザの大組織の話を描こうとすると、児玉誉志夫の存在は避けて通れない。
俊藤作品は基本的に任侠ロマン映画だし、
モデルが特定できる大組織が主役サイドとなると、
敵対している訳でもないのに悪く描く訳にはいかんだろう。
『北陸代理戦争』の件があって以来、
リアルの世界で角が立ちそうな題材や内容は避けられるようになったしな。
733この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 13:04:06 ID:eHkcHKCQ
『やくざ戦争 日本の首領』『日本の首領 野望編』で大山先生を
演じたのは内田朝雄。「完結編」では片岡千恵蔵に交代。

この配役変更は三船・御大・佐分利の三大スター共演企画の為だったの
だろうか?内田氏が気の毒な気もする。

三大スター共演は見ごたえあったが・・・。
734この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 18:18:38 ID:XgXOYl/Z
>>733
東西(三船・佐分利)のドンを画策する人物として役柄が膨らんだ為じゃないか・・
戦後東映・松竹・東宝のトップスターの共演ってもの「売り」の一つだった。
735この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 18:47:43 ID:jti4oGFw
>『北陸代理戦争』の件があって以来、
>リアルの世界で角が立ちそうな題材や内容は避けられるようになったしな
そのせいで『沖縄進撃作戦』がお倉になってしまった……
736この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 18:57:58 ID:qceZxeCk
>>732
住専、イトマン…近年でも題材に出来るヤバネタは数多く存在するけど、
それらを掘り下げていくと、結局事件として未解決の部分まで突っ込んで
いくことになる。そんな危険な題材は、製作側も扱いたくはないだろうし、
第一、現在の観客がそんな骨太な映画を好んで観るとも思えない。

結局、現代ではガキが銃持ってアバレまくるだけの中身スカスカな「BR」程度の
映画が、最大限のヤバネタなのだろう…
737この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 19:46:48 ID:mC/kSJT7
>>735
『沖縄進撃作戦』がオクラになったのは『北陸代理戦争』よりも前の話。
『沖縄〜』の場合は作中の登場人物に沖縄における東映の小屋主が入っていたせいだが、
『北陸〜』の場合は映画がきっかけの一つとなって主人公のモデルになった人物が破門されて殺されてしまった。
特に『北陸〜』は、当時の山口組内の情勢を考えるとあまりにデリカシーのない脚本だったから、
これがきっかけで死人が出たとなったら制作サイドだって気を遣うだろう。
まして映画で主人公が襲撃されるシーンをロケしたのと同じ場所で、
モデルとなった人物が映画と同じようなシチュエーションで殺されたとなってはな。
738この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 19:48:29 ID:eHkcHKCQ
健さん主演、山下将軍監督で『山口組三代目 第三部』も
企画されていたらしい。残念ながら実現せず。

739この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 20:11:00 ID:mC/kSJT7
>>738
こっちの場合は警察の横槍に屈した形だな。
別件を捏ち上げて東映をガサ入れしたりしたらしい。
余談だが、岡田茂がこの件で頭にきていたときに
トイレで思いついたタイトルが『県警対組織暴力』なんだそうな。
740この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 21:01:40 ID:XgXOYl/Z
1987年「戦争と平和」勝新太郎・松方弘樹主演でクランクイン寸前でアウト。
九州が舞台のヤクザモノだったが・・同時期に九州で抗争があったんで急遽中止に
追い込まれた。旭・若山・錦之介・文太も出演候補に挙がっていたらしいが実に残念だ。
741この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 21:11:33 ID:eHkcHKCQ
1978年、脚本笠原和夫・監督山下耕作、
勝新太郎(飛車角)・鶴田浩二(吉良常)主演で『人生劇場』が
企画されていた。これも見たかったなあ。
742この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 07:23:01 ID:10DcYPWh
>>740
タイトルと場所から考えて工藤會の話だろうな。
工藤玄治初代と草野高明二代目の話は任侠ロマンの素材としては最高なんだが。
キャスティングは工藤初代:勝新、草野二代目:松方かな?
743この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 08:16:39 ID:ao3KkeXn
>>741>>742
勝新は縁がなかったって事か?
俊藤さんは三船・錦之介と大物起用して勝新も使いたがったが?
衣装合わせも終り「サア・・これから」って時に中止が決定!
残念だ。実現していれば勝・松方の他錦之介・旭・文太・若山なんて
魅力的なキャスティングだった・・

744この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 17:02:31 ID:5BaJtc+N
「厳戒令の夜」撮影時、鶴田浩二の最初のロケで現地到着時に
工藤會の連中が整列して鶴田を出迎えて
若松孝二がガタブルだったって。
745この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 17:03:09 ID:5BaJtc+N
「厳戒令の夜」撮影時、鶴田浩二の最初のロケで現地到着時に
工藤會の連中が整列して鶴田を出迎えて
若松孝二がガタブルだったって。
746この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 17:19:45 ID:k9ig7ZSk
パレスチナゲリラに比べれば、やくざなんて可愛いものだと思うんだが。
747この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 17:51:32 ID:ao3KkeXn
>>745
安藤昇氏の著書の中で映画界に入って一番驚いたのが・・
鶴田が撮影所入りした時だった!全員起立して「おはようございます」
安藤氏「ヘエ〜スターさんてこんな挨拶されるんだ・・」と・・
しかし鶴田とは旧知の間柄だったんで安藤氏は無視したって書いてあった・・

映画界では特に東映では鶴田は天下無敵だったんだろう・・

748この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 17:59:55 ID:9XaJwD0t
>>737
でも、「沖縄進撃作戦」は、結局は「沖縄やくざ戦争」「沖縄10年戦争」
としてやったけどね。初めの構想からはかなり変えたのでしょうけど。

>>746
若松は自分も元チンピラだけに同じ稼業の人間の怖さはよく知っているのだろう。
749この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 18:03:54 ID:9XaJwD0t
>>736
俊藤さんも「民暴の帝王」(93)はやりましたけどね。あの時期は邦画メジャーが
どん底で何をやっても当たらない頃だったのでコケましたけど。

>>739
そりゃ、公権力としては堂々と山口組の宣伝映画を封切られるとまずいでしょう。
懲りずに「修羅の群れ」(稲川会)「最後の博徒」(完全に波谷守之と菅谷政雄寄りの映画)
「残侠」(会津小鉄会)を作るのが俊藤さんの凄さですが。
「激動の1750日」も山口組内部に通じていないと作れないですよ。

今のVオリ系劇場公開任侠映画もかなり本職からカネを引っ張って作っているらしいけどね。
試写でもその筋の人をよく見掛けるとか。
750この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 18:40:47 ID:bCIcrsuC
俺が観た作品(Vシネマ)は、エンドロールのバックに
出資・協力者と思しきヤクザがくつろぐ映像が流れていた。
Vシネの安普請な感じは、意外とリアルに実像を再現したものなんだと実感しました。
751この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 19:13:47 ID:ao3KkeXn
>>731
結構本編(映画)の影響もあったらしいからな・・
ノン・フィクションとフィクションの見境がつかない位、実録路線は
ヤバイ映画だったのは確かだろう・・
「北陸代理戦争」のモデルになった方は映画公開後に亡くなった。
又、その事件を元に「最後の博徒」を製作したもの凄い。
北陸代理戦争では松方が主演して最後の博徒では元プロ野球の?が演じた。
最後の博徒は仁義なき戦いが半分入ってるのも興味深い・・
752この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 19:39:16 ID:10DcYPWh
>>751
『北陸代理戦争』ではあまりにタイミングが悪いところへやばい話をやったものだから、
結果としてそれが事件の起爆剤の一つみたいな形になってしまった。
当時の山口組内の情勢を知る者なら、あの映画の内容が危険だというのは誰でも分かる。
753この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 22:41:29 ID:iQ9tluA2
>今のVオリ系劇場公開任侠映画もかなり本職からカネを引っ張って作っているらしいけどね。
>試写でもその筋の人をよく見掛けるとか。

だから内容も実話系雑誌の内容、そのまま映像化したような提灯シネマだよね。
それか「修羅のみち」だとかメチャメチャ幼稚なヤクザ映画まがいのヤツか
Xシネはそのいずれか。

まああの手の「実録**組」だとか「実録××の生涯」だとかは、ヤクザ映画ファン
というよりヤクザファンがターゲットなんだけどね。
754この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 22:45:31 ID:10DcYPWh
誰だったか忘れたが、侠客の話は面白ければそれでいいって言った作家が、その昔いたな。
755この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 08:20:34 ID:xkGYsjCZ
>>749
今のVオリ系劇場公開任侠映画もかなり本職からカネを引っ張って作っているらしいけどね。
試写でもその筋の人をよく見掛けるとか。

修羅の群れのリメイク版も当初は企画協力だったのが・・いつの間にかプロデュースしてた
俊藤さん。その筋の人の信頼が厚いんだろう。アレだけのメンツはそう集められない。
756この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 10:35:33 ID:68OtPymV
>>752
プロデューサーの田岡満は『北陸代理戦争』にOK出してたんだけどなー。
それとも反ボンノの策略の一環か?
757この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 13:18:49 ID:TNON0aWF
>>756
あの映画は受け取り方によっては違う解釈ができるからな。
金井→柳川・岡野→菅谷と取るか、金井→菅谷・岡野→山健と取るかで変わってくる。
金井が組から浮き上がり気味で、岡野が若頭という設定も誤解を招きやすいし。
史実としては問題なかったから、田岡満は深く考えずにOKを出したのかもしれないが。
758この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 14:54:46 ID:TNON0aWF
とはいえ山口組執行部にしてみれば、川内弘を直参に引っ張るつもり満々だったようだしな。
事実、二代目になってから川内組は直参になっているわけだし。
759この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 18:04:46 ID:QMDaP1a4
どちらにせよ川内弘が、関西の大組織相手に堂々と渡り合っている内容というのは
ボスや側近にしてみたら面白くはなかったんだろうね。しかもプロデューサーの田岡
満氏を川内が直々に接待していたとなれば、直参狙いの行為と菅谷組に見られても
仕方がないよね。
760この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 19:25:56 ID:xkGYsjCZ
山口組でもボンノが一番才覚があって傘下では稼ぎ頭。
確かに北陸の帝王は執行部からみたら資金的に魅力だ・・
そこの辺の事情が見え隠れするんだが・・
それにしても映画化してしまうところに凄さを改めて感じる。

761この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 20:00:51 ID:ekyHDBYk
岡野(遠藤辰夫)=菅谷 で間違いない。
設定はズバリ描くといろいろあるので、キャラクターを混在させてわかりにくくしていると思う。
俊藤さんの盟友である菅谷組長を悪役にしているということは
当時の東映で俊藤さんの影響力低下の象徴であるとも思えるし、
日下部+田岡コンビの実録派が俊藤さんへ宣戦布告したのではないかとも思う。
山口組内部闘争と東映の路線闘争の二つが相乗効果となって、異様な迫力を生んでいる。
この作品以降、やくざ映画でこれを越える作品はないと思う。

762この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 23:07:01 ID:Zspga7FB
>>761
そして77年、元菅谷組組員による川内弘殺害事件が起こり、波谷守之が殺人教
唆の容疑で逮捕・起訴。81年に田岡・菅谷死去。84年に波谷の無罪確定。
85年、俊藤氏は波谷・菅谷両氏の名誉回復のために「最後の博徒」を制作。
このあたりは鬼気迫りますね。映画的に脚色されていますが、実録ものは想像以上に
現実の事件との位置の取り方が微妙ですなあ。背後に色んな思惑もあったようで・・・。

ところで自分は今まで、「やくざ戦争 日本の首領」(77)の辰巳(鶴田浩二)のモデルを
菅谷氏と誤解してましたが、あれは地道行雄ですね。あの映画だと佐倉一誠(田岡一雄)
に暗殺されたような描き方になってしまいますが、山口組的には映画なのであれはいいんでしょうかね?
763この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 23:10:55 ID:xkGYsjCZ
>>761
後年「最後の博徒」で波谷とボンノを映画化した。
北陸の帝王の暗殺場面から始まった・・
波谷役を演じた松方が俊藤プロデュース最後の作品「ボンノ」を演じる。
764この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 23:18:03 ID:Zspga7FB
>>759
田岡満氏といえば現在は甲陽運輸社長ですが、こうした本を出す精神世界研究家でもあるんですよねえ。

魂世紀―神界からの波動
ttp://www.amazon.co.jp/%9b42%4e16%7d00%2015%795e%754c%304b%3089%306e%6ce2%52d5/dp/4051033139/ref=sr_11_1/250-9170145-6441822?ie=UTF8

しかも歌手デビューなさったそうで・・・。
「田岡一雄組長の長男 歌手デビュー」
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000020-dal-ent
765この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 00:23:00 ID:I2pC5ZM/
映画のモデルの話になってるから
ついでに。

「制覇」・・・山口組、田岡一雄がモデルなのは明白だが
高岡健二が演じた、詐欺にあってお金を騙し取られる息子って
田岡満氏がモデルなの?

そういや、映画の中で秋吉久美子演じた奥さんが自殺するが
田岡満氏の奥さんも自殺じゃなかったっけ?
766この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 04:09:26 ID:UJDbXt+p
>>765
「制覇」や「日本の首領」の娘・息子のキャラクターは架空性が強いんじゃないですか?
まあ娘のY氏が実際に、あのアバズレそのものだったらそれはそれで面白いがw

>>764
満氏は、奥さんの中村英子を自殺で亡くしてから、精神世界に没頭するようになったみたいです。
767この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 08:42:01 ID:NySuf8nH
田岡満氏のインタビューで
映画「山口組三代目」の田岡一雄役に
「勝新や小林旭が・・俺がヤル・・と言い張っていたが、
結局親父と俺も俊藤さんが推薦した健ちゃんに決めた!」
と言ってた。
三代目が昔から可愛がっていた江利チエミの旦那(健さん)
の事は昔から知っていたから当然満氏も若い時分の健さん
も知っていたんだろう・・健ちゃんって言うくらいだから・・
768この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 09:33:32 ID:IR84pXIl
娘は某ラジオ局で毎週月曜日に人生相談やってますな
769この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 18:39:09 ID:WojyOaxt
>>762が触れている『日本の首領』もそうだが、『新仁義なき戦い 組長最後の日』もヤバい。
神戸に本拠地を置く日本最大の暴力団が九州に侵攻して九州連合と抗争が起こりかける話なんだが、
最後はヒットマンの文太に神戸の組長が射殺されて終わり。
『日本の首領』ともども田岡組長はまだ存命中だったのに縁起でもないw
770この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 23:41:27 ID:gmkpETpJ
『実録外伝 大阪電撃作戦』(1976)
川田利明(関西の大親分)/丹波哲郎
山地武雄(川田組大幹部)/小林旭

山地のモデルは地道氏。『仁義なき戦い 代理戦争』に引き続いて、
三代目がモデルの役を貫禄たっぷりに丹波先生が演じている。

この映画も企画スタッフに田岡満氏が参加している。
771この子の名無しのお祝いに:2006/09/07(木) 07:26:12 ID:y+IWxllU
>>770
三代目襲名  高倉健・渡瀬恒彦
実録外伝 大阪電撃作戦 丹波哲郎・小林旭
日本の首領  佐分利信・鶴田浩二
三代目と山地の役にはサスガに気を使ってる。
又、三作とも健さん・旭・鶴田と三代目と縁の深い役者を使ってるのも特徴。

772この子の名無しのお祝いに:2006/09/07(木) 23:38:40 ID:GXa6yDcr
『仁義なき戦い 代理戦争』  山本麟一
『山口組外伝 九州進行作戦』 佐藤慶

地道氏がモデルの役は名優が演じている。
773この子の名無しのお祝いに:2006/09/08(金) 09:11:59 ID:YfZ+jk5c
やはり地道氏・山健氏・ボンノ氏等には気を使った配役だな。
山口組の大幹部を演じた俳優を列記するだけで、一本の映画が創れそうな・・
774この子の名無しのお祝いに:2006/09/09(土) 17:36:40 ID:2EdHEuNX
稲川総裁役    丹波哲郎 松方弘樹 根津甚八・・
775この子の名無しのお祝いに:2006/09/09(土) 21:07:05 ID:MhLrSbMy
>>774
追加 俊藤光利
776この子の名無しのお祝いに:2006/09/10(日) 13:22:01 ID:8RHJcPZD
山口組三代目の奥さん役。
松尾嘉代・岡田茉莉子・二宮さよ子・・
稲川総裁の奥さん役。
酒井和歌子・鶴田さやか・・
777この子の名無しのお祝いに:2006/09/10(日) 15:28:03 ID:psOC6EO2
鶴田さやかは最初の修羅の群れで
サブちゃんの幼馴染みのチー坊を演じてた人よね?
778この子の名無しのお祝いに:2006/09/10(日) 16:42:43 ID:jZ1udAWS
その頃のクレジットでは
小野さやか

しかし
天知茂は顔見世もいいとこでしたな<「修羅の群れ」
779この子の名無しのお祝いに:2006/09/10(日) 17:34:53 ID:8RHJcPZD
>>778
たったワンシーンだったが文太と対峙したシーンは見応えはあった。
天知の演った役は「日本の首領」では三船敏郎が演じた役。
リメイク版では小沢仁志だった。
出番は少なかったが「存在感」のある俳優をキャスティングする
ところがいかにも俊藤さんらしい。天知は新東宝で文太の先輩。

780この子の名無しのお祝いに:2006/09/10(日) 23:48:26 ID:L7s4HOkA
>>776
追加 東恵美子
781この子の名無しのお祝いに:2006/09/11(月) 00:22:16 ID:FiaClYTG
>>779
そうか、その文太と天知の関係で見ると
なかなか味わい深いやりとりだね
「よう、大島君」
「wお前さんに君呼ばわりされる筋合いは無いねw」
782この子の名無しのお祝いに:2006/09/11(月) 08:38:49 ID:geU9sR/F
>>779>>781
文太が一躍実録スターとして開花して先輩格の天知と同列以上になった時だけに
余計臨場感あるれるシーンとなった。俊藤さんはこういうキャスティングは絶妙。

「制覇」でも先輩格の若山富三郎(ボンノ役)に対して文太はヤマケン役だった・・

783この子の名無しのお祝いに:2006/09/12(火) 00:02:14 ID:mrRCtIyG
2002年版『修羅の群れ』の文太・待田は出番が短かった。
二人と松方の共演は嬉しかったが。
784この子の名無しのお祝いに:2006/09/12(火) 02:20:54 ID:pbrE6DpA
>>783
待田京介ってスターだったの?悪役のおじさんじゃないの?
確か極真の有段者なんだよね。違った?
785この子の名無しのお祝いに:2006/09/12(火) 09:12:46 ID:UFTXdtkY
>>783
待田京介は日活・大映・東映でスターのチャンスはあったが・・
既成スターの存在があまりにも巨大であったため、チャンスを逃したが・・
一度東映で菅原文太か?待田京介か?で「主役の座」を競ったが文太に軍配。
しかし待田の姿勢は終始一貫アウトロー役に徹した。
俊藤さんに重宝がられ鶴田に可愛がられ・・存在感は抜群の俳優さん。
786この子の名無しのお祝いに:2006/09/12(火) 15:32:25 ID:NTsn52nk
待田京介も実録路線には参加していない。
「山口組三代目」や「日本の首領」等の
出演以外がないことを考えると
俊藤さん、鶴さんと行動を共にした感じか。
787この子の名無しのお祝いに:2006/09/13(水) 01:38:18 ID:h+sSkCEf
実録路線で文太だけだろう・・
鶴田・健さん・若山・大木・待田等お馴染み俊藤俳優は出てない。

旭・安藤は積極的出演!
788この子の名無しのお祝いに:2006/09/13(水) 19:39:56 ID:XFmP0gfU
>>787
『新・仁義なき戦い』の青木は若山先生なわけだが。
789この子の名無しのお祝いに:2006/09/13(水) 23:22:18 ID:QG3U8PSa
先週久しぶりに「北陸代理戦争」を見たが、
モデルになった組長さんが実際あの映画に
出演していた、となんかの本で読んだのですが、
どのシーンに出られてました?
790この子の名無しのお祝いに:2006/09/14(木) 08:37:34 ID:XwhgVWgd
>>789
初めて聞いたな?出たとしたらクラブのシーンでも客の一人とか?じゃないか?
仮に出演したとしたら・・これはこれでスゴイ事。映画公開の後、殺害されたんだから・・

791この子の名無しのお祝いに:2006/09/15(金) 08:53:30 ID:/pqfIWGV
俊藤さんは東映プロデューサーに成り立ての時は鶴田付きっ切り・・
で、鶴田が看板に成ってから今度は健さんに付きっ切り・・
で、健さんが看板を張って東映離脱後は文太に付きっ切りだった・・
終生最後まで一緒だったのが鶴田だった・・

792この子の名無しのお祝いに:2006/09/15(金) 20:08:06 ID:k12diwv3
>>789
北陸ロケで、その組長の組が撮影に協力したらしいです。
深作監督によれば、ラスト場面の撮影で渡瀬恒彦が雪上ジープを運転して
ハンドルを切り損ねて、横転してしまった時、組関係者が車をとばして、
病院にかつぎこんだそうです。
793この子の名無しのお祝いに:2006/09/16(土) 02:35:03 ID:2RrPclF2
「おそめ」を読んだが…俊藤氏は酷い書かれようだな。
書いた奴は相当この伝説のお婆ちゃんに惚れてんだろうが、ここまでその旦那を貶める理由ってなんだろう?兎に角スケベな野郎だ。
と思ったが、コレ書いたの女なんだな…。
やはり女には、「チンチン一本でここまで成り上がった奴」ぐらいの認識しか持てないのか…。
794この子の名無しのお祝いに:2006/09/16(土) 11:03:04 ID:b3usV4Kj
いい意味でも悪い意味でも俊藤さんは魅力的だったんだと思う。
自身の人生経験の反射が映画で開花したんだから・・
795この子の名無しのお祝いに:2006/09/16(土) 12:19:18 ID:nuTSbqDS
角川春樹に先駆けて自作映画に出たりもしているしな
796この子の名無しのお祝いに:2006/09/16(土) 16:55:09 ID:IjbCL+KB
「おそめ」で興味を持ったのは、後の京都五山のひとり・山段芳春と俊藤さんの関係。
山段は様々な経済事件に関わっていったが、俊藤さんとその後どういう付き合いをしていたか
気になる。
797この子の名無しのお祝いに:2006/09/16(土) 17:16:38 ID:pB6D0G4I
富司純子はインタビューで
「私の結婚問題について、父は『歌舞伎役者はあかんぞ、あいつら
 金使いは荒い、女遊びはしまくる。絶対あかん』と自分のことは
 棚にあげて大反対してたんですよ」と
語っていた。
798この子の名無しのお祝いに:2006/09/16(土) 19:09:38 ID:b3usV4Kj
>>797
サスガお竜さん!!
その通りだが、その父親の遊びっぷりの人生のお陰で
大スター藤純子が誕生して梨園の奥方に納まったのは事実。
俊藤さんは公私共に大反対だったのは確かだ。
東映のドル箱でしかもこれから大女優の道を断ったんだから・・
純子の結婚式の東映側スターの祝辞が凄かったらしい・・
鶴田・健さん・山下将軍・岡田茂等かなり辛辣な発言だったらしいな。

799この子の名無しのお祝いに:2006/09/17(日) 01:58:44 ID:Hkmav8ur
そりゃそうだろう・・ドル箱もっていかれるんだから・・
岡田・俊藤とも思惑が外れたから大変だったろう・・

800この子の名無しのお祝いに:2006/09/17(日) 08:26:11 ID:5YAmAaSB
純子・菊之助(現・菊五郎)の結婚式の祝辞で、
千恵蔵御大が「娘を嫁に出す気分」と語ったらしい。
801この子の名無しのお祝いに:2006/09/17(日) 13:49:07 ID:Hkmav8ur
菊之助もビビッタロウ・・・
岡田東映社長・俊藤プロデューサー・片岡千恵蔵・鶴田浩二・高倉健・若山富三郎
マキノ雅弘監督・山下耕作監督・笠原和夫シナリオライター・日下部五朗プロデューサー
菅原文太・梅宮辰夫・松方弘樹・・・等のメンツ。まるでドッカの組ミタイナモノ(笑)
トップ女優をカッサラッテいくんだから・・
802この子の名無しのお祝いに:2006/09/18(月) 00:18:55 ID:hml1ItRb
任侠花一輪の大女優=娘の結婚は複雑だったろうな俊藤さん。
藤引退で任侠路線も終焉を迎えた。純子引退後何人?か候補が出たが
全てダメだった・・東映は日活から梶芽衣子・大映から江波杏子が
主演したが梶芽衣子は当たったが俊藤さんは絡んでない。
岡田茉莉子や二宮さよ子・岡田奈々・酒井和歌子を起用した俊藤さん
好みの女優ってのが何となく解る。
803この子の名無しのお祝いに:2006/09/19(火) 09:56:53 ID:gM19kIIJ
藤浩子・松平純子・中村英子・・みんなベッピンさんだったが大成しなかった・・
特に芸名が頂けない「藤(浩子)(松平)純子」じゃね〜・・
804この子の名無しのお祝いに:2006/09/20(水) 10:37:44 ID:63BGTd+h
鶴田浩二の娘鶴田(小野)さやかが「修羅の群れ」でモロッコの辰(北島三郎)の奥さん役から
リメイク版「修羅の群れ」では稲川総裁(松方弘樹)の奥さん役を演じたのには驚いた。
稲川裕紘(渡哲也)の母親役って事にもなる俊藤キャスティングマジック!!

805この子の名無しのお祝いに:2006/09/21(木) 09:07:05 ID:jHtLp9kk
北島モロッコの辰と北大路石井親分は味があった・・
806この子の名無しのお祝いに:2006/09/21(木) 11:12:04 ID:YQNVGwmT
俊藤さんと付き合っていた女優さんとか居るのかな?
807この子の名無しのお祝いに:2006/09/22(金) 09:25:47 ID:WyK7olWs
>>806
そりゃ〜居たでしょう・・
プロデューサーって仕事がら公けに出来ないが・・
弟分の鶴田に接してきた御仁なんだから・・
確信的ではナイが二宮さよ子が後半俊藤映画に
重宝された印象は強い。


808この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 00:23:42 ID:ZJGxTtoP
俊藤さんが連れてくる女優は実際の健さんはタイプじゃなかった・・
健さんは水前寺清子がタイプで網走シリーズで一度共演を望んだが実現出来ず。
809この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 01:30:43 ID:2izayjD4
江利チエミ
水前寺清子

ふーむ、健さんの好きなタイプって
凄くわかりやすいな(w
810この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 02:39:54 ID:sXwaIs+R
江利チエミ、水前寺清子…

現在でいうと、山川恵里佳みたいなテイストか?

俺は俊藤さんの盟友、山口組の最高幹部・ボンノさんが寝たという
「名前を聞いたらびっくりするような」女優を知りたい。
811この子の名無しのお祝いに:2006/09/24(日) 14:19:46 ID:AeXaSqTQ
>>810
俺は俊藤さんの盟友、山口組の最高幹部・ボンノさんが寝たという
「名前を聞いたらびっくりするような」女優を知りたい。

正延啓士著「伝説のやくざ ボンノ」の中で息子に言ってるね・・
時系列的に言ったら昭和三十年代映画全盛期の大物看板女優だろう・・
812この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 09:08:14 ID:rSeWXFLS
誰だろう??
813この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 18:52:18 ID:rSeWXFLS
このスレでお馴染の大俳優丹波哲郎氏に合掌!!
814この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 20:03:34 ID:826SW0HC
丹波さん
鶴田さん 若山さん 俊藤さん 五社さんと
お酒でも飲んでください。
月並みな言葉ですみません。
楽しい映画 ドラマ ありがとう。


815この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 21:22:22 ID:s2y/JHHz
>>811
マリリン・モンローとかならさすがにびっくりする。
816この子の名無しのお祝いに:2006/09/26(火) 09:00:53 ID:UorfakDD
>>815
そういう発想があったか?でもその位超有名女優なんだろうな・・
>>814
俊藤さんに最後まで付き合った丹波さん。
ドンナ役でも断らなかったってのがスゴイ。
817この子の名無しのお祝いに:2006/09/27(水) 00:27:50 ID:T3vAjndI
健さんの好みの女優といえば稔侍
818この子の名無しのお祝いに:2006/09/27(水) 08:19:28 ID:1gLRHJku
ボンノ氏の「名前を言ったらビックリする大女優」って興味あるな。
819この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 09:00:29 ID:NqZwUe+E
丹波哲郎は俊藤プロから依頼されるとドンナ事情があろうと出演を快諾したらしい・・

820この子の名無しのお祝いに:2006/09/29(金) 09:03:28 ID:hvnipcQQ
俊藤さんは丹波哲郎を上手に使ったね。
初期では鶴田・健さんの相手役として味方・敵役。
後期では大親分・・
821この子の名無しのお祝いに:2006/09/30(土) 10:02:44 ID:ilSvWrlb
修羅の群れリメイク版が最後の俊藤作品か?
第一作では若山富三郎がやった役だったと思う・・
822この子の名無しのお祝いに:2006/10/01(日) 00:37:25 ID:u/JwAyub
俊藤作品で丹波は山口組三代目や稲川総裁など貫禄十分に演じて風格さえ感じた。
823この子の名無しのお祝いに:2006/10/02(月) 11:20:41 ID:eqZCyTyk
俊藤作品では
山口組三代目・山健・ボンノ・五代目や稲川総裁・二代目・三代目はスター俳優を起用して
配慮してる。

824この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 08:30:34 ID:FFbvD+Pf
>>823
三代目  高倉健・丹波哲郎・三船敏郎・佐分利信・津川雅彦・中井貴一・・
山健   梅宮辰夫・菅原文太・・
ボンノ  高倉健・若山富三郎・鶴田浩二・松方弘樹・・
稲川総裁 松方弘樹・丹波哲郎・根津甚八・・
石井二代目 北大路欣也・小林旭・名高達郎・・
稲川三代目 渡哲也・目黒大樹・・
825この子の名無しのお祝いに:2006/10/04(水) 09:33:17 ID:ch1iDJ8x
「仁義なき戦い・代理戦争」のヤマケン役の梅宮辰夫は本人に成り切る為、眉毛をそった・
「実録安藤組外伝・人斬り舎弟」での菅原文太はモデルとなった人物を安藤昇本人から演技
指導を受けた。出来た作品を観ると双方共迫力が違う。


826この子の名無しのお祝いに:2006/10/05(木) 07:35:50 ID:mfhsb1KY
>>825
梅宮の眉は、当初はメイクで埋めてたらしい。
ところが夏場の撮影で汗をかいて流れてしまって修正に時間を食われることになった。
で、その当時志賀勝が眉を剃っていたのを見て、面倒臭いとばかり自分も剃ってしまったんだそうな。
827この子の名無しのお祝いに:2006/10/05(木) 08:18:47 ID:8pleLFwx
>>825>>826
当時の東映撮影所は凄かったんだろうな・・
俳優とやくざの区別がつかなかったんじゃないか?

本物も演技指導や撮影所見学で混じっていたらしいから。。
828この子の名無しのお祝いに:2006/10/06(金) 13:12:05 ID:YT5pDQeL
三代目や総裁は数度京撮へ訪れてる。
ヤクザ映画全盛期は京撮の駐車場は黒塗りの外車が席捲していた。
829この子の名無しのお祝いに:2006/10/06(金) 13:19:31 ID:gJu5V1b+
>>826
「実録安藤組・襲撃篇」の梅宮の眉、ばかに薄かった。
生えそろうまでけっこう時間がかかるんだな。

830この子の名無しのお祝いに:2006/10/06(金) 13:21:32 ID:iIeehfu6
>>826
撮影の合間に帰京した時、辰ちゃんの顔を見たアンナ(まだ赤ん坊)が
あまりの怖さに物凄い勢いで泣き出したらしい。
831この子の名無しのお祝いに:2006/10/06(金) 19:31:34 ID:YT5pDQeL
そりゃ〜眉毛がなかったら・・怯えるだろう・・
832この子の名無しのお祝いに:2006/10/07(土) 10:40:41 ID:tuvOvzGu
梅宮はテレビ進出して一人勝ちじゃないか・・
俊藤映画常連でもあったが・・
梅宮よりいち早くテレビ進出した山城・松方より
遥かに需要があるしソレナリの大物感を
保ってるのはスゴイ事!
833この子の名無しのお祝いに:2006/10/08(日) 00:22:34 ID:xGp5Q+lo
東映でテレビ進出して大正解だったのが里見浩太朗。
次が山城新伍。その次が松方弘樹。そして小林稔侍・渡瀬恒彦。そして梅宮辰夫。
菅原文太・千葉真一は「時期」を逃した。

834この子の名無しのお祝いに:2006/10/09(月) 14:13:57 ID:PtlyWASt
>>833
仁義なき戦いのメンツ等もその後は様々だな・・
文太は爺さん。千葉ちゃん・松方はVシネ。渡瀬・稔侍はお茶の間。
辰兄ィは大物タレント。新伍は?

835この子の名無しのお祝いに:2006/10/09(月) 16:24:49 ID:Vmcil8dT
>>834
金子信雄・小池朝雄・小松方正・内田朝雄・加藤嘉・木村俊恵・中村英子・
成田三樹夫・天津敏・川谷拓三、室田日出男そして丹波哲郎。
『仁義』シリーズで活躍した名優で亡くなった方は多いね。

「広島死闘編」以降俊藤さんは「仁義」から降りた訳だけど、上記の名優
達の素晴らしい演技力を開花させた名作を多数作ったという意味でも、
やはり偉大なプロデューサーだ。
836この子の名無しのお祝いに:2006/10/10(火) 08:04:32 ID:K7uhi8GK
>>835
主役・悪役・相手役・脇役のキャスティングに拘った御仁。

837この子の名無しのお祝いに:2006/10/11(水) 10:00:27 ID:6BpP3exa
この時代・・俊藤任侠映画をもう一度復活させて欲しい・・
忠臣蔵・長谷川伸等がベースだが・・
838この子の名無しのお祝いに:2006/10/12(木) 09:05:53 ID:1YUdPR8q
今観ても俊藤映画は面白い。
例えば「網走番外地」石井輝雄作品は評価も高く演出もシャープで良いんだが・・
俊藤プロデュースの「新・網走番外地」は健さんを三枚目・共演女優・お笑いの
要素を生かし最後の豪快な殴りこみ。単純な創りなんだが・・何とも味がある・・

839この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 09:22:59 ID:q8wt734U
>>838
星由里子・生田悦子・野添ひとみ・ジェーンアダムスから
三橋達也・宍戸錠・若山富三郎・安藤昇・丹波哲郎等のキャスティングで
石井ワールド版と異なる相手役。
三原葉子・嵐寛寿郎・吉田輝雄等新東宝組から大原麗子・杉浦直樹・安部徹等が定番だった
が定番だった。
両作品に跨ったのが田中邦衛・由利徹・南利明・谷隼人くらいか?

840この子の名無しのお祝いに:2006/10/14(土) 11:23:44 ID:fOXQ6R0s
>>838>>839
南 利明・由利 徹・田中邦衛等が絶品!!
山本麟一・今井健二・八名信夫等明大トリオの悪役も絶品!!
喜劇がミックスされた任侠ロマン。まさに健さん・俊藤さん極めの極致か。
841この子の名無しのお祝いに:2006/10/15(日) 10:33:57 ID:h54GRIZQ
網走は由利・南・ヤマリン等の存在は大きいよ。
健さんのライバルは日活から出演した錠・相手役は東宝の星由里子が合ってた。
842この子の名無しのお祝いに:2006/10/16(月) 08:25:24 ID:ebzu86kO
いないな〜俊藤さんみたいな大物プロは・・・
「山口組三代目」「日本暗殺秘録」「決戦航空隊」は今じゃ誰も作れないだろう・・
843この子の名無しのお祝いに:2006/10/16(月) 16:16:43 ID:GMJzs6Sy
今日「無頼漢仁義(1965)」見ました。
監督がドリフ映画の渡辺祐介 というのも異色。
鶴田の相手役が大木実や待田京介でなく
晩年リメイク「修羅の群れ」の高松英郎。千葉真一と藤純子の共演
柳生博や若き根岸明美 、お気に入りのアイジョージと
俊藤映画ではかなりの異色ではないだろうか。


844この子の名無しのお祝いに:2006/10/17(火) 09:46:22 ID:TfzbyUOS
>>843
初期の俊藤映画は「任侠路線」確立前だから監督・キャストも異色だったと思うよ。

845この子の名無しのお祝いに:2006/10/18(水) 09:33:29 ID:rLgmEXXf
>>844

時代劇衰退後の東映に金脈を掘り当てた名プロ俊藤さん。
時代劇衰退で行く場のなくなった大友・月形・近衛・里見等に脇で任侠映画で使い
錦之介・橋蔵にもチャンスを作り御大千恵蔵もソレナリの役を作った。
当初は刀をドスに変えた時代劇が基本だったがブームに乗ってやがて時代劇スターの
出番もなくなった。鶴田・健さんの相手役探しで天知・寛美・丹波等が台頭してくる事に。

846この子の名無しのお祝いに:2006/10/19(木) 08:36:27 ID:UwLZNyP/
鶴田映画には若山。
健さん映画には藤純子。
若山映画には大木実。
文太映画には待田京介。
藤映画には鶴田・若山・健さん・文太。
俊藤映画の基本。
847この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 07:28:55 ID:EHEbMocQ
>>846
東映内に何気に俳優派閥を作ったのは俊藤さんじゃないか?
俳優同士を競わせる意図もあったんだろう。
その中で一匹狼を貫いたのが菅原文太。
元々安藤昇に着いて来て松竹から移籍。
新東宝〜松竹〜東映と流れてきた外様。当初、若山主演映画に
出演した際若山の下にいたが直ぐに主演し、以来無派閥を通した。
その中でも三上真一郎・川地民夫等とは気があって仲も良かった。

848この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 12:12:21 ID:Q4F+FF58
最初東映のやくざ映画をビデオで見始めてから
企画 俊藤浩滋というのは 東映で子供向けヒーロー者の
八手三郎{通称やってみろー}みたいに合同のペンネームと
思っていました。まさかお竜さんの父君で
鶴田 高倉らの育ての親で、政財界から裏社会の大物までと
対等に付き合っていた人だったとは。ちなみに本名は
大川博と同じ俊藤博ですよね。
849この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 14:39:51 ID:EHEbMocQ
>>848
想像だが俊藤浩滋の「浩滋」は映画界で仕事をする様になったキッカケと
盟友鶴田浩二の「浩二」からツケタ名前なんじゃないか?

850この子の名無しのお祝いに:2006/10/21(土) 09:52:49 ID:el2BOZ5B
俊藤さんは奥さんのクラブの裏方をやってた。
そのクラブは当時で映画になった程話題になった高級クラブ。
その客の中に映画関係者も多く後々の映画人脈が生きる事になった。
鶴田とは映画界入りする前から親しかった。
鶴田を東宝から東映に移籍させたのが俊藤さん。
恐らくその頃から俊藤浩滋を名乗るんでやはり鶴田から拝借したと思う。

851この子の名無しのお祝いに:2006/10/21(土) 23:02:27 ID:2yLSdw1C
俊藤さんが生前、「ヤングジャンプ」誌上で語った若者へのメッセージを

今の若い奴はダメやダメやいわれてるけど、僕はそう思わんのや。大昔から若い奴がダメやちゅうのは、
大人の口癖みたいなもので、み〜んなそういわれて来た。けどな、もし戦争が始まって、敵が上陸でも
してみいな。そりゃ逃げる奴もいるやろうけど、多くの若い奴は戦うと思うで。若い奴のなかでも、
立派な「日本魂」持ってるの、たくさんいるやないか。映画界でも、若い才能がいっぱい出て来とるしな。

ただ、ひとつだけ気になるのは、ハタから見てると覇気がないちゅうか、元気がないわな。社会が複雑に
なって、昔みたいに一旗あげにくくなってるからかも知らん。夢や希望を抱きにくいってのもわかる。
けどな、人生なんて僕がそうだったようにどう転がるかわからんもんだよ。自分でも予想もしない展開が
待ってたりもする。そんな時に覇気も元気ものうて、夢や希望もなかったら、チャンスをうまく掴めんで。
そうなったら、せっかく生まれてきたのにもったいないと思わんか?僕はそう思うで。




もっとも、みながみな僕みたいに、いいリズムで人生を送れるとは限らんけど(笑)
僕はつくづくラッキーやったからな。
852この子の名無しのお祝いに:2006/10/22(日) 21:49:01 ID:sXezkPMB
俊藤浩滋の生涯を映画化したら面白いモノになるだろうな。
昭和ブームなんだから東映で実録・任侠映画を創った男で映画化して欲しい。

853この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 09:40:40 ID:HvF+5z8b
>>401
俊藤浩滋/俊藤光利→渡瀬恒彦
藤純子→富司純子/上原美佐
菅谷政雄/仁科克基(目黒大樹)→目黒祐樹
マキノ雅弘/津川雅彦
長谷川一夫/林与一
中村錦之助/中村獅童→中村歌六
美空ひばり/真中瞳→浅茅陽子
笠原和夫/古田新太
深作欣二/深作健太
若山富三郎/若山騎一郎
勝新太郎/鴈龍太郎
田中角栄/ビートたけし
田岡一雄/渡哲也
稲川聖城/松方弘樹
岡田茂/岡田裕介
尾上菊五郎/尾上菊之助
内田吐夢/江原真二郎
片岡千恵蔵/里見浩太朗

401 :この子の名無しのお祝いに :2006/02/11(土) 22:55:41 ID:Ly+hYI5K
「実録・俊藤浩滋 任侠映画を創った男」
製作 東映  監督 佐藤純弥・降旗康男 脚本 高田宏治 企画 岡田茂
俊藤 浩滋 五島組親分 ボンノ マキノ雅弘 長谷川一夫 初代奥さん
おそめ 大川博 水原茂 ディック・ミネ 鶴田 浩二 美空ひばり 張本勲
岡田茂 藤純子 中村錦之助 内田吐夢 沢島忠 山下耕作 高倉健 若山富三郎
田岡一雄 安藤昇 丹波哲郎 菅原文太 日下部五朗 藤山寛美 北島三郎
児玉誉士夫 森繁久弥 三船敏郎 佐分利信 勝新太郎 小林旭 田中角栄
深作欣二 松方弘樹 稲川聖城 岡田茉莉子 中井貴一 高島政宏 加藤雅也
ビートたけし ・・・・・・
登場人物の顔ぶれがハンパじゃないし 誰が?演じるか?

でも作り物の任侠大作より「実録・俊藤浩滋」が興味ある。
脚本は笠原和夫で監督は山下耕作でが希望だが・・

個人的には俊藤役 若き日は俊藤光利 後年は松方弘樹。これじゃ「修羅の群れ」か(笑)

854この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 15:28:04 ID:Fu1rqVtk
>>851
確かに特例中の特例だ。
目指すのは無理だね…。

>>853
これは豪華なVシネですね。
855この子の名無しのお祝いに :2006/10/23(月) 17:30:35 ID:eHKadd6V
>>843
千葉真一と藤純子の共演って意外にあるんですよ。
そもそも藤純子デビューの時の相手役は千葉真一だし。
京都撮影所作品なのに・・・
856この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 23:15:23 ID:HvF+5z8b
藤純子は俊藤さんのお嬢さん。
共演者としてデビュー時は松方・千葉等が相手役を努めたが
看板俳優と共演が多くなり自身も東映看板女優に上り詰めた。
857この子の名無しのお祝いに:2006/10/24(火) 08:52:05 ID:ocLXSREO
藤純子さんは紛れもなく東映の看板女優だったが不思議と佐久間良子程の大物感が
なかった様な気もする?何故だろう?
858この子の名無しのお祝いに:2006/10/24(火) 11:59:20 ID:xLsSjnna
>>857
人柄の問題かもしれない。そんな気がする。
859この子の名無しのお祝いに:2006/10/24(火) 15:19:26 ID:j2gdfQuZ
>>853
東映映画「実録 俊藤浩滋」(公開未定)
製作総指揮/岡田茂
製作/「実録 俊藤浩滋」製作委員会/東映 テレビ朝日 バーニングプロダクション 東映ビデオ 
企画/岡田裕介 君和田正夫 周防郁雄
プロデューサー/坂上順 早河洋
監督/佐藤純彌 脚本/高田宏治 原作/俊藤浩滋・山根貞男「任侠映画伝」 
撮影/佐々木原保志 音楽/津島利章 主題歌/北島三郎「神奈川水滸伝」 
プロデューサー補/奈村 協 厨子稔雄 
B班監督 関本郁夫 助監督 橋本一/深作健太
協力/田岡満 日下部五朗 六代目山口組 稲川会 五代目会津小鉄会 五代目共政会 祇園商店街振興組合
製作プロダクション/東映京都撮影所 配給/東映

製作秘話 深作健太クランクイン前にごねる。

深作「自分で言うのもなんだが、僕はもう一本立ち(BRU、スケバン刑事)の監督だと思ってる。いまさら、助監督、そらないで」
厨子「『実録 俊藤浩滋』は東映京都の運否天賦をかけたシャシンや。監督は佐藤純彌、B班監督は関本郁夫、助監督は橋本、深作、東映の持ってるもん全部出しきって勝負したいんや。それで勝負して負けたらあきらめもつく…頼む」
860この子の名無しのお祝いに:2006/10/25(水) 01:21:45 ID:2XKM1olM
撮影直前に東映が家宅捜索を受けて、製作中止になりそうですね。
861この子の名無しのお祝いに:2006/10/25(水) 07:36:10 ID:KEQfpZie
>>859
サブちゃんはいいけど『神奈川水滸伝』はやめとこうやw
あんまり神奈川が出そうな映画じゃないから。
862この子の名無しのお祝いに:2006/10/25(水) 09:01:00 ID:lXdVQDyM
出演者が凄そうだな。
健さん・富司・文太は是非出て貰いたいな。
863この子の名無しのお祝いに:2006/10/26(木) 08:51:47 ID:WbzxxJwo
富司純子がNHKの番組に出演して、健さんからの手紙が披露された時の富司の
表情が何とも良かった。「お父さん(俊藤)のお葬式にも来てくださって・・」
とまるで昔の恋人でも懐かしむようだった。

864この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 08:48:50 ID:T3AhwUc0
健さんを語る時の純子の眼差しは別物。惚れてたんだろうか?
865この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 19:10:53 ID:VBMIj1aJ
惚れてはいたと思う。そう思いたい。
でも、好意を寄せても当事は健さんはチエミの旦那。
もし一緒になっていたとしたら映画の中そのものの光景が繰り広げられたのかなと思ったりする。
鶴田浩二&岸恵子 高倉健&藤純子 はリアルで見てみたかったカップルでもある。
嗚呼、妄想。
866この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 20:04:39 ID:KNMRGYpa
『四十七人の刺客』で大石内蔵助・主税父子に
高倉健・尾上丑之助(現・菊之助)を配した
市川崑は神
867この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 10:32:10 ID:ua0kLeuu
劇中でラブシーン(濡れ場)が何一つなかったお竜さん・秀次郎。
ストイックな映画だったから余計絆を感じる二人。
「あ・うん」で19年振りに共演を果たしたが相変わらずのプラトニック。
その後、息子・娘との共演を果たした健さん。
映画の世界に限られた愛を感じるお竜さんと秀次郎。
868この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 15:24:37 ID:ASC9wbbX
「あ・うん」みたいな競演を、任侠映画の形でもう一回やってもらいたい。
ドスを片手に殴り込む正統派任侠映画じゃなくてもいい。健さん演じる老侠と
純子演じる遊郭の女主人の関係を描いた恋物語みたいな感じのヤツを観てみたい。
とにかくもう一度健さんの着流し姿をスクリーンで観てみたい。
869この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 14:10:52 ID:M2NeY/Z5
健さんの相手役は富司純子が最高。
最近の映画の共演者に大竹しのぶ・田中裕子等だったが
もう一度>>868のように富司と共演して欲しい。

俊藤さんもベストのコンビだったと思ってる筈。
870この子の名無しのお祝いに:2006/10/30(月) 09:55:16 ID:6yhyEjY8
東映トッププロデューサーだった俊藤さんの娘。
そりゃ〜別格の扱いだったろう東映では、
あの鶴田が「純子に手を出したら俺が許せん!」
と言ったらサスガの東映スター連も手が出せなかった
ろう。
871この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 08:34:50 ID:nA++bNjt
>>870
(笑)あの鶴田が「純子に手を出したら俺が許せん!」

他のスターは鶴田の発言をどう?思っていたんだろう。
872この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 11:17:48 ID:RQibdUtR
>>870
「許せん」じゃなくて「許さん」だよね??
873この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 20:23:42 ID:mStiUn4T
>>853
存命中の方も何人かおられるので、ここは実録風に仮名で…

進藤浩二(映画プロデューサー)
大河 久(関東映画「関映」社長、倹約家。高浜健の自宅が全焼した際に、進藤に火事見舞いを
迫られるが「チミ、そんな」とごねる)
岡名 茂(関東映画京都撮影所所長、後に社長。下ネタを得意とする親分肌の所長)
後藤 昇(帝急グループ総帥)
マキタ安弘(映画監督)
日下四郎(関映プロデューサー、進藤の助手。「昭和任侠伝」シリーズ続編の準備段階で
浅原和夫をはじめとするライターたちが、まったく脚本に取り掛からず花札を引き続ける
姿に「この人たちは…この人たちは…」と壁にもたれかかって泣き続ける。
また「日本女傑伝」の沖縄ロケで京撮の名物監督・小川茂彦に徹底的にいじめられる)
鶴岡浩二(俳優)
高浜 健(俳優、「神戸国際マフィア」におけるベッドシーン問題で、進藤と袂を分かつ)
藤 良子(女優、進藤の娘)
和歌山重三郎(俳優)
水川茂雄(東京レンジャーズ監督、後に関映マリナーズ監督)

以下はXシネまんまで、
稲原龍二(稲原会会長)
田代正雄(山賀組三代目)
菅田政雄(山賀組若頭補佐)
その他多数…
874この子の名無しのお祝いに:2006/11/01(水) 00:00:24 ID:Qqy0HOyv
>>873
浅原和夫が広能昌三に取材か?
875この子の名無しのお祝いに:2006/11/01(水) 07:00:31 ID:S9ovOI8L
ホントいつでも映画化オーケーじゃん。
876この子の名無しのお祝いに:2006/11/02(木) 09:21:15 ID:rXkwGvo/
>>873
キャスティングも貼って!
877この子の名無しのお祝いに:2006/11/03(金) 05:57:33 ID:5WBxEixV
需要の層をV氏ね層に絞らず映画化出来るんだろうか
是非劇場公開してもらいたい企画だね
878この子の名無しのお祝いに:2006/11/03(金) 09:50:49 ID:+4AC1iZU
邦画が洋画を上回って興行成績を伸ばしたからして、シネコン(特に地方)は実は
高齢者が支えてる。昔の映画ファンが返ってきたのが現実だ。
こういった企画を本当は望んでいると思う。健さんの「単騎・・」がコケタのは
オールドファンにはあの健さんはウケナイ。歳とっても着流しが健さんだ。
実録・東映任侠映画史面白いと思うな。
879この子の名無しのお祝いに:2006/11/03(金) 11:10:50 ID:k4ex83HK
>>877
ヤクザマニアのX死ねファンならいざ知らず、東映ヤクザ映画からの流れで
X死ね観てる人達なら、あの出来の悪いX死ねのラインナップに悶々とした
気持ちを抱いてると思う。東映はここらで一発、大ヤクザ映画、もしくは、
レスにもある実録任侠映画史的な物を作って試してみるべきだ。男と女が森の
中でキスしてるような映画は余所の軟弱な会社に任せとけばいいんだよ。
睨みつけるような男たちの顔で構成されたポスターをシネコンのロビーに
掲げて、大人の男たちのケツの穴をキュッと締めさせてくれよ、東映。
880この子の名無しのお祝いに:2006/11/03(金) 16:04:20 ID:+4AC1iZU
>>879
いい事いうね。
睨みつけるような男たちの顔で構成されたポスターをシネコンのロビーに
掲げて、大人の男たちのケツの穴をキュッと締めさせてくれよ、東映。

この通リですね。
ズラ〜と並んだ厳つい顔つきをポスターに埋めて、お馴染スターの名前が
ド〜ンとアップで5人。その下に10人。
そろそろイイ時期にきてるんじゃないか?岡田ジュニアテレビヒット時代劇
もイイが父親がかつてヒットさせた任侠大作に挑んでみたら。
881この子の名無しのお祝いに:2006/11/04(土) 06:32:07 ID:P9lAttVr
>>879>>880


異口同音です。


882この子の名無しのお祝いに:2006/11/05(日) 10:08:28 ID:+Sbgspiw
ジャンルは違うが昨年公開「男たちの大和」のポスターに東映らしさを感じた。
883この子の名無しのお祝いに:2006/11/06(月) 08:52:40 ID:A1HjLSRn
本気で「撮ってやる」映画化に漕ぎ着けるプロデューサーがいなくなったのが全て。
俊藤さんに割合近いのが角川春樹。ただ、角川の場合原作本が基本だから。
884この子の名無しのお祝いに:2006/11/07(火) 08:39:54 ID:c7SRDXfz
この際、岡田茂勇退記念最後のプロデュース作品として
骨太の任侠大作を実現して欲しい。
岡田の顔ならかなりのメンツが揃うだろう。
885この子の名無しのお祝いに:2006/11/07(火) 11:04:38 ID:3fa8y0KF
>>882
「大奥」のポスターは、東映よりもむしろ東宝っぽい
というかいかにもテレビ局の映画っぽい
>>883
一昔前、日本を代表するプロデューサーとして、
角川春樹、荒戸源次郎、奥山和由の三人が挙げられてるのをどっかで見て、
(゜Д゜)ハア?、って感じになったな、>>883の言うとおり、角川春樹は
ともかくとしても、後のふたりは…、まあ日本映画がマジでヤバかった頃の
話だから、小物でも大物扱いしなければ、話が盛り上がらなかったのは事実だが、

俺にとっての日本映画の名プロデューサーと言えば、
牧野省三
永田雅一
大蔵 貢
岡田 茂
徳間康快

そして、俊藤浩滋だ
886この子の名無しのお祝いに:2006/11/08(水) 17:10:08 ID:veRQTf7e
>>885
永田はセットに金を使い、スターを大事にしたが逆らうスターには容赦なかった。
大蔵はあっと驚く映画を創り、二号を女優にしたと発言。
岡田は興行収入が第一の営業的発想で右でも左でも裸・暴力なんでもありの興行マン。
徳間は日本映画をアジアマーケット拡大に奔走し、実績も数多い。
俊藤はスター再生と任侠・戦記もの・実録ロマンで一時代を構築。

今のプロデューサーはどれもこれも小粒。角川の奮起に期待したい。
887この子の名無しのお祝いに:2006/11/08(水) 20:42:50 ID:vgJJk0Xk
昨夜のNHK『ラストメッセージ』に木下忠司さん、出てたよ
888この子の名無しのお祝いに:2006/11/09(木) 09:46:40 ID:3bIkn3qy
>>886
スターを集める事も大プロデューサーの手腕。
大映王国を築いた永田が大映倒産後、自ら永田プロダクションを設立。
俊藤浩滋の元へ高倉健を貸して欲しいと嘆願。
大先輩からの頼みで快く承諾して「君よ憤怒の河を渉れ」が映画化された。
出演俳優の中に永田の顔で集めたスターが高倉の他数多く出演。
889この子の名無しのお祝いに:2006/11/09(木) 12:59:48 ID:IbPqXxoV
世界のクロサワも、芸術映画への永田の理解があればこそあの名声を得られた。
千本組、永田、マキノの系統にあたる京都の活動屋たちは、世界のクロサワに
対しては「あんなモン…」という気持ちを大なり小なり持っている。

890この子の名無しのお祝いに:2006/11/10(金) 09:14:25 ID:MTzC/0kb
>>889
永田は映画プロデューサーの顔以前に黒幕=ボス的な存在でもあった。
五社協定を実質支配してたのが永田。長谷川一夫の移籍に伴う顔面刃傷事件の
黒幕も永田。大物政治家・裏社会の大物との交流。
大物映画プロデューサーには親分肌でなきゃ大成出来ないのも必須条件の一つ。
891この子の名無しのお祝いに:2006/11/10(金) 11:12:43 ID:+dO2dpNc
映画はスタッフみんなでつくるものといいながら
内心は「俺ひとりでつくってるんだ」って慢心して
京都行って逃げ帰ったのが黒澤
892この子の名無しのお祝いに:2006/11/11(土) 00:36:18 ID:SbTU7VDZ
黒澤が東映京都撮影所でウケタ仕打ちが全てだろう。
893この子の名無しのお祝いに:2006/11/12(日) 10:26:51 ID:M0glPCHw
テレビ『長谷川伸シリーズ』は、村上元三監修・マキノ雅弘企画の
シリーズで、豪華な配役が実現した。

俊藤さんは鶴田・文太・千恵蔵御大・富三郎・丹波出演作品に参加。
894この子の名無しのお祝いに:2006/11/15(水) 12:16:54 ID:fNdtwfSp
土着意識が強い京都撮影所にヨソからやって来て、立場を築ける人間は
やっぱり度量があるんだろうな。
東大出の坊ちゃんだと舐められていた岡田茂は、ケンカの強さで存在感を示した。
俊藤さんも「博徒」で、本格的に京都撮影所でやり始めた頃は、時代劇派に
すごい抵抗感を持たれていたようだが、あっという間に立場を築いた。
京撮の天皇・小沢茂弘の前で、シナリオを引き裂いてブチ切れた笠原和夫も
すごいし、深作欣二は人一倍酒を飲んで、次の日の撮影でも一番元気に立ち振る舞う
「飲ミニケーション」で他を圧倒した。
895この子の名無しのお祝いに:2006/11/15(水) 23:09:58 ID:YFrmUPGg
「『中島は体力もあるし、酒も強いので、ストレス発散の方法も知っとる』、
 そう思われて京都配属が決まったんだと思います」と、
中島貞夫監督はトークショーで仰ってた。氏も若き日に東映京都の厳しさを
くぐって大御所になった監督の一人。

896この子の名無しのお祝いに:2006/11/16(木) 21:14:29 ID:3Hm7uQKG
東映京都で仕切った岡田・俊藤コンビはスター東映以上に最強だった。
897この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 09:28:23 ID:YH7IfJ38
深作欣二は仁義なき戦いで初めて東映京撮に出向き「酒盛り」で心を一つにして
燻っていた脇役俳優等の全て名前を覚え出番と画面を創って川谷・室田等スターを生んだ。
俊藤さんのプロデュース感覚はホント役者に限らず鋭い。
898この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 12:06:31 ID:cWwwx77l
松竹大船から京撮に移った佐々木康はあっさり天皇になった。
899この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 13:38:36 ID:7LYyZ97u
>>898
佐々木さんも遊び人だったらしいからね。高額のギャラを全てスタッフを引き
連れての豪遊に放蕩した。要するにこうやってスタッフや下っ端を「接待」しているわけなんだけど。
晩年はその中から奥さんがコツコツ蓄財したアパート経営で質素に暮らしていた。
それと、佐々木さんは現場では相手が誰であれ平気で怒鳴れる人だったので、
少なくとも対外的には強面で怖いものなしだった。
スターに対しても見せ場を平等に作ってくれるのでプロデューサーもラクだし、早撮りで
歌謡映画的なプレイバックにも慣れているし、器用さで重宝された。
900この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 13:48:31 ID:7LYyZ97u
>>894
>俊藤さんも「博徒」で、本格的に京都撮影所でやり始めた頃は、時代劇派に
>すごい抵抗感を持たれていたようだが、あっという間に立場を築いた。

具体的に誰の差し金ということもないのだろうが、当時、仁侠映画に乗り切れなかった
監督やスタッフはほとんどがTV映画に移って本編から外されている。
マキノ雅弘・小沢茂弘・山下耕作・中島貞夫ら、任侠に適応できた監督は生き残った。

ただ、ここで語られているような京撮の体育会的な「厳しい」部分というのは、TV業界にまで続く
日本の映像業界の悪弊でもあり、日本の業界の近代化を遅らせた感も否めない。
(まあ、映画業界だけの話ではなく、どの職場にも多かれ少なかれある話かもしれないが)
もっとも、今は良くも悪くも「上下に厳しいが代わりに公私の面倒を見てくれる関係」
というのは映画業界でも無くなりつつあるらしいが・・・。
TV業界などは下積みと称して下っ端をイジめて使い捨てているだけだし・・・。
901この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 18:08:05 ID:YH7IfJ38
>>900
今は良くも悪くも「上下に厳しいが代わりに公私の面倒を見てくれる関係」
というのは映画業界でも無くなりつつあるらしいが・・・。

鶴田・高倉・若山等一線級のスターはギャラが高かったが面倒分も含まれていた。
どれだけ犠牲分を払ったかでスターの格も保つ事の条件。
東映では松方が継承してる唯一の生き残り。自身は借金だらけだが、未だに共演者
スタッフの食事代は持っている。
逆もある。某大物俳優はギャラも高いが態度もデカイ。で、ケチときていて悪い噂
も広まるのが早いのも京撮の伝統。
902この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 19:14:17 ID:cWwwx77l
>具体的に誰の差し金ということもないのだろうが、

「一番ギャラをとってる人間を切らないとリストラの示しがつかない」
という京撮所長の岡田茂の明確な意志。
それで、千恵蔵、右太衛門両御大の専属契約を終了させて(取締役としては残った)
松田定次、佐々木康両監督はテレビに移った。
903この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 22:04:35 ID:ij57E/O1
俊藤さんは生きていたら哀川や竹内を出演させてたかな?
俊藤さんに認められて初めてヤクザをやれる俳優という
説もあるが。
904この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 22:14:29 ID:yT4k3IlU
>>903
俊藤さんは清水健太郎をカッテタのは有名。
清水に「お前がこれからひっぱていくんだから」と
清水も俊藤さん・鶴田さん・小林(旭)さんが
恩人と言ってたが・・残念な事に数度に渡り不祥事を
仕出かしサスガに復帰は無理だろう。
905この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 22:19:33 ID:NQMuB/fg
Vシネはスポンサーのやくざが「清健の面倒は見てやる」
と言ってるんで復帰は近いらしい
906この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 22:20:20 ID:rHDFgVre
>>903
哀川、竹内がヤクザVシネをやり始めた頃、俊藤さんは若手キャストに
中井貴一、陣内孝則あたりを好んで器用した。哀川、竹内は俊藤さんの
眼中にはなかったと思う。

だって、哀川なんて、あんな可愛い眼してるんだよ。何がどうなって
ヤクザ役が最も似合う俳優なんて言われてるのかわからんよ…

まあ陣内孝則も充分可愛い眼をしてるので、俊藤さんの判断基準も
よくわからんが…、でも「修羅の伝説」の陣内、良かったよ。

907この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 22:44:33 ID:7OK0m+CC
『修羅の群れ』(2002年版)の田城正雄/中井貴一は
ミスキャストだった。あの配役は謎だ。

松方の総裁に匹敵する貫禄を持った人が演じなければ。
稲原裕之(後半)を演じた渡哲也に田城親分を演じて欲しかった。
908この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 23:29:56 ID:7LYyZ97u
>>902
そういう大御所だけの話じゃないですよ。東映やくざ映画の起点を63年の「人生劇場 飛車角」とするとして、
その後もしばらくは時代劇や股旅ものも並行して作っているんだけど、結局はその頃
に時代劇を撮っていた群小監督(河野寿一・倉田準二・山内鉄也・長谷川安人・井沢雅彦・
内出好吉・松村昌治ら)を軒並みTVに移しているんだよね。
面白い感覚を持っていた人もいたんだけど、みんな本編を撮れなくなった。
「股旅三人やくざ」(65)のやくざ否定が嫌われたという説もあるけれども、功労者
である沢島忠でさえ外されていくわけですよ。

あのあたりで相当にキツい駆け引きがあったのだろうと思いますね。
909この子の名無しのお祝いに:2006/11/17(金) 23:55:26 ID:aGAt22+Y
>>903>>906
何故か東映Vシネマ売り出し1号生の哀川翔、仲村トオルには目もくれず
松竹の仲村トオルなどとふざけたキャッチフレーズを付けたままの
松竹自体が全く売る気が無かった加藤雅也に一早く目を付け使ってた。
910この子の名無しのお祝いに:2006/11/18(土) 00:32:34 ID:BatABHLG
俊藤さんが使ったXシネ俳優は
小沢仁志・寺島進・やべりょうすけ・渡辺裕之等で竹内・哀川・清水宏次朗は使わなかった。
911この子の名無しのお祝いに:2006/11/18(土) 01:14:45 ID:mfr2A+aK
>>908
大リストラ(その実行のために岡田は京都に赴任した)だったんで、
大御所がその象徴とされ、当然、下も徹底的に切られた。
912この子の名無しのお祝いに:2006/11/18(土) 02:17:35 ID:1ut1UYt8
時代劇が衰退し、やくざ映画の時代になって、小沢茂弘、山下耕作、加藤泰、工藤栄一、中島貞夫、鈴木則文らが
浮上してきた。実録路線の時代になると、さらに東撮から深作欣二が加わる。
その後の活躍を見るとリストラは成功だったし、それぞれ個性がくっきり分かれた猛者ばかりだった。
この人たちは(小沢はまあ違うか)必ずしも俊藤イズムに盲従してわけではないし、
俊藤Pの監視をかいくぐって、自分なりに面白いものを作ろうという野心の持ち主ばかり。
沢島忠に象徴的だけど、結局、ジリ貧になってきた時代劇へのこだわりを
捨てきれるかどうかが分かれ目だったのではないか。
913この子の名無しのお祝いに:2006/11/18(土) 07:46:02 ID:FXhiOZ6k
>>907
あれは顔キャストだろう。
俺も最初は?だったが、中井の演技を観ていていいなと思えるようになった。
渡では堅すぎる。
914この子の名無しのお祝いに:2006/11/18(土) 13:18:02 ID:5L/HAUV/
鶴田浩二が中井の親父で同期でも在る佐田啓二の事故死をいつも
悲しんでいたから鶴田の兄貴分としてその辺の考えもあったのでは。
中井貴恵の話だと中井姉弟の前では鶴田はいつも泣いていたらしい。
「おじ様はいつもそうでした」と話していた。
915この子の名無しのお祝いに:2006/11/18(土) 23:26:31 ID:BatABHLG
>>914
鶴田に可愛がられた中井貴一。その中井を主演に数本映画を撮った俊藤氏。
その中井が現在リスペクトする俳優が高倉健。因縁を感じる。

916この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 01:02:33 ID:gkbN+Wx+
俊藤氏が中井貴一を過保護に
可愛がったことは、やくざ
映画にとって良かったのだろうか?
昭和40・50年代のやくざ映画全盛の
時代は、中井貴一のような
軽薄な演技をする役者は
一人もいなかった。『極道戦争
武闘派』の中井の拙演は噴飯ものであった。
貴一は迫力に乏しく、ヤクザに見えない。
917この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 07:22:28 ID:NSyx1i9p
中井貴一はテレビの人だな。ふぞろいの林檎たちが代表作。
918この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 12:03:22 ID:SvFIqoDw
俊藤さんのキャスティングには定評はあるが(例:日本の首領での佐分利信等)
しかし>>916氏の指摘通り中井が何故?と思った。加藤雅也は良かったが、高島
政宏も微妙だった。今でも修羅の群れリメイク版のキャスティングは謎だ!

919この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 14:12:01 ID:gkbN+Wx+
任侠映画最大の傑作の
一本と言われる『総長賭博』だが、
配役には様々な経緯があった。
鶴田が望んだのは松田役。
「いい役だなあ、やりてえ」と語っていた。
「中井役の受けの演技ができるのは
鶴さんしかいない」と説得されて
中井役に。結果的に、中井/鶴田浩二、
松田/若山富三郎という完璧な配役になった。
『修羅の群れ』でも鶴田は総裁の
役に惚れ込み演じることを希望していた。
山下耕作監督の進言を聞いた俊藤氏は、
総裁/松方弘樹、横山/鶴田浩二
の配役を決定。これまた絶妙の
キャスティングであった
920この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 21:25:12 ID:3YWHzAQB
>>918
顔キャストだと思うがなあ。
モデルになった本人の顔と見比べると稲川総裁は松方似だし、
今までやった役者のなかでは中井が一番三代目に顔が似ていると思う。
寺島進はモロッコの生き写しみたいだし、本宮泰風も井上喜人に風貌が似てる。
921この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 23:35:46 ID:v4mnLQ6G
三代目を演じた人で一番良かったのは健さん
922この子の名無しのお祝いに:2006/11/20(月) 09:03:09 ID:BbLlDVQc
>>919
出来上がった映画しか観てないから適役かと思っていたが、
裏事情があったとは?鶴田と若山は絶品だった。
修羅の群れの井沢役(文太)も町井役(天知)に対して
吐くセリフを考えたら文太で納得した。
日本の首領完結篇も大山喜久夫役(内田朝雄)が御大(千恵蔵)
に変わったのは佐分利(松竹)三船(東宝)とトップに
対峙出来るのはトップで対抗って事なんだろうと勝手に納得した。
923この子の名無しのお祝いに:2006/11/24(金) 08:58:56 ID:rmrt9JT+
>>922
大スターになった文太だが天知は新東宝出身の先輩スター。
粋なキャスティングをする俊藤さん。
924この子の名無しのお祝いに:2006/11/25(土) 08:58:29 ID:YfnHQueV
日本の首領の鶴田・佐分利・三船の三部作は見応えがあった。
なんといってもキャスティングが冴え渡った。
925この子の名無しのお祝いに:2006/11/26(日) 10:44:46 ID:iqO5KdzK
高橋悦史・岸田今日子・市原悦子等の出演が大作感を出したのが大きい。
926この子の名無しのお祝いに:2006/11/26(日) 15:16:12 ID:xLDSrUPy
山下耕作インタビュー
「松方は、ずば抜けて良い男なんです。その上、たいへん上質のバカ者
 です。
 僕ふうに言うとね、映画が良くなる条件として、役者は最上級のバカ者
 で、プロデューサーは最上級の賢者で、監督は中途半端な者であると
 いうこと。これが揃うと良いものが出来るんです。『修羅の群れ』は、
 その条件が揃った映画なんです。
 あの映画は、二年もの歳月をかけて俊藤プロデューサーが温めてきた
 もので、まさに賢者のプロデューサーのなせる技なんです。」

『浪漫工房』「第十号」(1997、創作工房)より引用
927この子の名無しのお祝いに:2006/11/27(月) 09:02:32 ID:f11op8X2
>>926
熱海まで何回も通って原作を作らせ原作を出版させタイトルも自分で決めて
映画化に漕ぎ着けキャスティングも豪華絢爛、主題歌も日本演歌トップ歌手
が唄い出演。プロデューサー俊藤浩滋だったから「修羅の群れ」は完成した。


928この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 02:01:21 ID:KDbTy/W+
ラピュタ阿佐ヶ谷で「孤独の賭け」を見た。
五味川純平原作、佐久間良子主演。
俊藤フィルモの中では異色作だが、「愛欲」などと同様、
やはり鶴田から頼まれてプロデュースしたのかね。
929この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 09:03:20 ID:lYUuHxmJ
>>928
そこまでは?
ただ佐久間との共演が少なくなったので「裏企画」で兄貴分俊藤さんにヒョット
したら嘆願した事は十分考えられる。
930この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 09:58:35 ID:r+ownzIe

この人、背中一面に入れ墨入ってたって噂は本当なのかい?
ヤクザとはどういった関係だったの?
931この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 11:48:44 ID:2oEcKgLj
「孤独の賭け」って鶴田出てたっけ?
932この子の名無しのお祝いに:2006/11/28(火) 16:00:01 ID:C7n4vxiB
>>930
ワッハッハッハ
ほんなら、いま裸になって、背中を見せましょか
933この子の名無しのお祝いに:2006/11/29(水) 09:24:55 ID:N+TqZfHd
>>932
(笑)俊藤さんそのもの。
俊藤さんが雑誌記者の質問に答えたセリフ。
934この子の名無しのお祝いに:2006/11/29(水) 12:03:57 ID:ZF4qRS5i
>>932-933
そんで、真相はどうなの?本当にモンモン入ってたの?
935この子の名無しのお祝いに:2006/11/29(水) 20:12:32 ID:5WoA+RTE
俊藤浩滋追悼作品
赤井秀和主演「最後の博徒」見ました。゜
俊藤浩滋追悼作品の名が泣きます。
感情移入できません。
音楽も貧相です。
俊藤浩滋追悼作品の決定版を誰か作ってください。

936この子の名無しのお祝いに:2006/11/30(木) 09:38:19 ID:MC50EL9b
>>935
俳優・監督・脚本家がイナイのが残念。
鶴田・高倉等や山下耕作・笠原和夫あたりで作ったら
間違いなく追悼になるが健さん以外全て故人。
937この子の名無しのお祝いに:2006/11/30(木) 15:51:04 ID:CDxh2whM
俊藤氏が生前 企画してたという 高倉健 主演の『東京ジョー』なら真の『俊藤浩滋・追悼記念作品』になると思います。 実現すれば 心の底から 観てみたい作品です。
938この子の名無しのお祝いに:2006/11/30(木) 22:37:35 ID:rM4rqnGS
「東京ジョー」のシナリオは、第四稿ぐらいまで進行してたらしい。
脚本家は誰かは知らないが…。たけしの「ブラザー」なんかは、
「東京ジョー」を意識したりしてるんだろうか?
939この子の名無しのお祝いに:2006/12/01(金) 01:46:26 ID:ZjF4fCp4
新旧「修羅の群れ」を見て思ったのは、渡世人・軍人兼用俳優がいなくなって久しいということ・・・

ひところは日本の俳優はどんな大根でもやくざか軍人をやらせれば様になるといわれたもので
鶴田浩二・若山富三郎・丹波哲朗を筆頭に軍事映画とやくざ映画のメンツが被っていることが多かった。
しかし実録路線が進むにつれて、軍人役の似合わないヤクザ専門俳優が増えていき
結果的にやくざ映画がチンピラ化した気がする。

タクシーの運転手によれば、乗せていていかにもヤクザって感じの客は下っ端で
本物の大物は全く分からない、むしろ静かな印象、ということだが
チンピラ映画全盛期に育った俳優は、年を取って大物役をやるようになっても
やはりチンピラ臭がするのだ。
もともと松方弘樹自体チンピラっぽさが魅力であって幹部止まり辺りのポジションが
似合う俳優だと思っているのだが、それでも旧作の方が俄然説得力があったのは
個々の俳優の資質というより、時代の流れというものだろう。
そんな中で予想外に良くて感心したのが中井喜一の三代目。
チンピラ臭が全く無く、タクシーの運転手のいう静かなたたずまいがあった。
考えてみれば中井は軍服「だけ」は様になるという先祖返り型で
無理矢理チンピラを演った「武闘派」は酷くて見れたもんじゃなかったから
意外という訳でもないかもしれん。

個人的にヤクザ軍人兼用俳優は永島敏行が最後の逸材だと思っていたので
俊藤氏にもっと彼を効果的に活用して欲しかった。
しかしこれより若い世代では下っ端の鉄砲玉しか似合わなそうな人材ばかりだから
ヤクザ映画のチンピラ化はこれからも続いていくのだろう・・・
俊藤浩滋が無くなったときも喪失感がすごかったが、先日の丹波さんの死で
俺にとって「古き良き昭和」が完全に終わったと感じたね。
940この子の名無しのお祝いに:2006/12/02(土) 07:28:27 ID:pc8xoLLR
俊藤さんの好みの若手  中井貴一・加藤雅也・高島政宏・小沢仁志。
俊藤さんが使わなかった若手  哀川翔・竹内力・清水宏次朗。
941この子の名無しのお祝いに:2006/12/02(土) 11:13:37 ID:t2qU8cxE
健さん、鶴田 等と比べれば 今の若い役者が ヤクザや兵隊が似合わないのは、仕方の無いことです。生まれ育った環境が違うし 考え方や生きる という意識の内から出てくる違いは、どうしても 顔や雰囲気に出てきますからね。
942この子の名無しのお祝いに:2006/12/02(土) 19:02:13 ID:zcbV/qr5
鶴田や健さんのNGフィルムが見たい。
あと俊藤が最終的にカットしたフィルムとか現存しないですかね。
工藤栄一監督の安藤昇主演作はかなりカットしたらしいけど。
というより工藤監督がフィルムが長すぎたらしいけど。
943この子の名無しのお祝いに:2006/12/02(土) 19:05:09 ID:zcbV/qr5
2007年1月の東映チャンネルは
【完全放送!日本侠客伝(ニューマスター版)特集】
日本侠客伝
日本侠客伝 浪花篇
日本侠客伝 関東篇
日本侠客伝 血斗神田祭り
日本侠客伝 雷門の決斗
日本侠客伝 白刃の盃
日本侠客伝 斬り込み
日本侠客伝 絶縁状
日本侠客伝 花と龍
日本侠客伝 昇り龍
日本侠客伝 刃(ドス)
日本侠客伝 予告篇集

【傑作任侠スペシャル】は再放送が多くて
しけてますが。
関東緋桜一家
実録安藤組 襲撃篇[テレビ初]
無頼 人斬り五郎
昭和残侠伝 死んで貰います
兄弟仁義
男の勝負
三人の博徒
実録・不退の松葉 完結編 
944この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 01:57:28 ID:BNr7bJf4
>>943
関東緋桜一家
実録安藤組 襲撃篇[テレビ初]
無頼 人斬り五郎
昭和残侠伝 死んで貰います
兄弟仁義
男の勝負

みんな観たが一番良かったのが人斬り五郎と死んで貰いますだった。
945この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 06:26:58 ID:AhfstiCW
>>942
東映は何のためらいもなくネガごとジャンクするっていう話しを聞いたことがあるんだけど。
前にアテネで瀬川昌治が話してたけど『日本暗黒街』をジャンクするっていうんでせめて16ミリに落として
売ってくれといったら、タダでプリントをくれたそうだし。
946この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 07:36:25 ID:sPW7ujXf
>>945
ネガといっても、マスターネガ→マスターポジ→インターネガ などといった工程を得る。
恐らくは東映が捨てたのはインターネガだと思う。
作品のマスターネガはさすがに捨てていないのでは? オリジナルを捨ててしまうと二次
利用に売れなくなる。今はクズのような映像の断片にも二次利用以後の商品価値があることが分かって
きたのでそんなに捨てないですよ。
東映が捨てたと言われるのは創立初期の1950年代前半の作品で、この時期のものはほとんど残っていないようだ。 
「きけわだつみの声」「ひめゆりの塔」だけは現存してますが。
947この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 07:40:42 ID:sPW7ujXf
>>942
もちろん、そういった使わなかったフィルムの断片が残っているとは考えにくいですが。
あの類はDVDの特典等に収録されるようになってやっと価値が出てきた。
欧米はアーカイブ意識が高いので昔から未使用カットのラッシュまで残してますけどね。
アジア圏はアーカイブ保存の意識は昔からそんなに高くなかった。
948この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 16:41:44 ID:VYCIq/A8
VHS時代でも「緋牡丹博徒」や「昭和残侠伝」シリーズは画質良かったけど
「極道」「網走番外地」シリーズや「顔役」「博徒斬りこみ隊」
「昭和最大の顔役」なんか画質悪かったね。
東映チャンネルでもそのマスター使うからニュープリントでは見れない。
スカパーもデジタルになったら前作ニュープリントで
放送しないと意味なくなるからデジタルは遅れるかもね。
しかし、保存の仕方であんなに画質なんて変わるの?
会社のフィルムに詳しい人が
「富士フィルムはれっかしやすいですよ」って話してたけど
関係あるのかな。
949この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 21:36:00 ID:v/EosDnZ
>>940で挙げられている晩年の贔屓俳優を見ると、
女を見たらすぐセックスという実録系野獣タイプではなく
ストイックな‘忍ぶ恋’の方が似合う、若手にしてはクラシカルな雰囲気の奴らばかり。

東映ヤクザ映画の流れ──@まず時代劇の一分野として渡世物があって(加藤泰=中村錦之助など)、
Aそれが現代劇に移植されて高倉健等に代表される任侠物が生まれ、これらの形式美
全面否定という形でB実録物が誕生した──という視点から見てみると
上記の面々はBの菅原文太路線からすれば軟弱この上ないが
Aの高倉健路線から見れば正当な後継者に当たる。
これは俊藤氏の古典回帰傾向の表われとは言えないかな?

昭和末期において古典的端正さを持つ若手を捜そうとすれば
2世君かいいとこ育ちのインテリ君しかいない。
奴らはその育ちの良さゆえに、一様に線が細く優等生くさい。
言ってみれば最もヤクザに似つかわない俳優である、にもかかわらず、
哀川・竹内タイプは一切使わず、敢えて彼らを寵愛した所に
晩年の俊藤さんの思想やこだわりみたいなもんが表われているように感じるんだが。
950この子の名無しのお祝いに:2006/12/04(月) 08:27:21 ID:4xD8bUzQ
>>949
女を見たらすぐセックスという実録系野獣タイプではなく
ストイックな‘忍ぶ恋’の方が似合う、若手にしてはクラシカルな雰囲気の奴らばかり。

上手い事言いますね。俊藤美学なんでしょうね。
確かに「任侠」と「実録」では俊藤さんの力量が違ってた。
岡田・日下部等は当てれば何でも派。俊藤さんは「夢とロマン」派。

951この子の名無しのお祝いに:2006/12/05(火) 08:45:12 ID:oW2c+WOC
>>950
岡田・日下部等は当てれば何でも派。俊藤さんは「夢とロマン」派。

岡田・俊藤コンビの戦争映画は実に面白かった。
監督(佐藤純弥・中島貞夫)と製作者(岡田)は東大出身だが
当たれば(岡田)イイ考えと美学を追求する(俊藤)だが
監督は体制批判の考えだった。クレジットに拘りがあって面白い。

952この子の名無しのお祝いに:2006/12/06(水) 07:41:30 ID:atNNcyg2
岡田は何でもやったのは凄いし映画屋だった。
俊藤さんは任侠美学を追求した。

953この子の名無しのお祝いに:2006/12/07(木) 08:13:22 ID:Tei6YS1g
いつでも射精オッケーなのが実録路線の特に松方弘樹。
いつでもウンコ我慢して人生論垂れていそうなのが俊藤任侠美学。
954この子の名無しのお祝いに:2006/12/08(金) 08:54:06 ID:NW4YN0Ti
>>949
俊藤さんは何故か?清水健太郎をカッテタ。
955この子の名無しのお祝いに:2006/12/09(土) 09:40:48 ID:NXGeIzx1
>>954
一時期、清水健太郎を任侠スターの後継者と考えていた時期があったが
清水の数々の不祥事でご破算。
956この子の名無しのお祝いに:2006/12/10(日) 06:09:38 ID:DhOSLJxd
北野武の「ブラザー」で寺島進がああいう死に方するのは「修羅の群れ」のモロッコの辰やった直後だから?
957この子の名無しのお祝いに:2006/12/10(日) 09:49:12 ID:Q/HFqaka
>>956
その事がどうか?定かではナイが俊藤さんはビートたけしの映画を良く観てた。
俳優たけしをカッテタのは事実。俊藤プロデュース作品に出演してる。

958この子の名無しのお祝いに:2006/12/10(日) 14:51:24 ID:sBOZbcSz
「ブラザー」のたけし演じるヤクザは、俊藤さん流のヤクザ像が反映されている。
ホテルに泊まったたけしが、従業員にチップとしては法外な金額を渡すなんてくだりは、
いかにも俊藤さんが考えそうなキャラクターを、武も踏襲してるのかな〜なんて思った。
959この子の名無しのお祝いに:2006/12/10(日) 23:59:20 ID:q0WtPmXx
>>957
たけしが俊藤プロデュース映画に必ず出てたのは、右翼との仲裁の恩義からでしょ。
960この子の名無しのお祝いに:2006/12/11(月) 10:58:57 ID:bQnVFryP
>>959
小林旭主演「修羅の伝説」では旭のオジキ役。
高島政宏主演「残侠」では重要な悪役。
キャスティングでは良いポジションだった。

961この子の名無しのお祝いに:2006/12/11(月) 19:18:31 ID:RulCl893
次スレタイ試案

俊藤浩滋 弐・侠(おとこ)たちよ、熱くなれ

『修羅の群れ』(辻版)惹句より
962この子の名無しのお祝いに:2006/12/12(火) 08:52:00 ID:swb1asCh
俊藤さんは昭和男の典型だね。「おそめ」読んでそう思った。
963この子の名無しのお祝いに:2006/12/13(水) 06:47:45 ID:pUE0nMIO
健さん俊藤さんが亡くなった時、枕元で「俊藤浩滋は男じゃないか〜」と唄った。
その隣にいた羽柴秀(俊藤夫人)さんも一緒に口ずさんだ。
964この子の名無しのお祝いに:2006/12/14(木) 08:38:43 ID:zDDpo8PX
鶴田浩二は兄弟分で鶴田の兄貴分が俊藤浩滋だった。
965この子の名無しのお祝いに:2006/12/16(土) 00:03:29 ID:4Q7ZwXTQ
>>964
俊藤浩滋さんの本名は俊藤博。恐らく鶴田浩二から拝借して「浩滋」としたんじゃないか・
966この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 12:05:26 ID:twXxaUJv
>>961
いいね。そのタイトル!映画のタイトルにも使えるんでは?

967この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 15:39:12 ID:PrN08PcC
来週から「大奥」が公開となる。TVドラマの方である程度の見込みをとらえた企画ではあるが、
考えてみれば、フジ×東映で過去にやった「江戸城大乱」が「江戸城入らん」と揶揄されるぐらいに
大スベリしたにも関わらず、今回正月映画をもう一度時代劇で勝負しようというのは…

それこそが映画稼業に生きる連中としての心意気だ。

東映よ、なぜヤクザ映画を作らん?昨年の正月映画は戦争映画が当たった。今年はお家芸の時代劇で
勝負する。もはや企画に時代遅れだの、レトロだの関係ない。時代劇、戦争、エログロ、そしてヤクザ
映画の匂いにかけては、東映の右に出る会社はないはずだ。げんに、松竹が戦争映画「出口のない海」
ってのを作っても、大スベリしてるじゃないか。
俊藤浩滋追悼作品をVシネ屋に作らせといていいのかよ。(もっともプロデューサーは俊藤さんの実弟だが)
まだ間に合う。来年の正月映画は俊藤浩滋七回忌記念作品を作るんだ。


968この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 19:25:04 ID:VUJhDSlG
>>967
>フジ×東映で過去にやった「江戸城大乱」が「江戸城入らん」と揶揄されるぐらいに大スベリした

あの頃は日本映画は何をやっても当たらない時代だったから仕方が無いですよ。

>それこそが映画稼業に生きる連中としての心意気だ。

別に「心意気」でやっているわけではなく、フジが持ち込んだ企画だしなあ。TVの
「大奥」の制作が東映だったので配給も東映ということで話が進んだに過ぎないし。

>俊藤浩滋追悼作品をVシネ屋に作らせといていいのかよ。(もっともプロデューサーは俊藤さんの実弟だが)

ん? これは具体的にどの作品がそうだったの?

具体的に製作幹事を取る会社は作品毎によって違うが、今はTV資本と出資や宣
伝で組まないともう当たり様が無い。夢で言っているのだろうが、「俊藤浩滋七回忌記念作品」なんぞ
アナクロもアナクロ、大アナクロだよ。
969この子の名無しのお祝いに:2006/12/18(月) 08:26:41 ID:aRDSb91D
>>967
粋だね〜
>>968
無粋だね〜

確かにヤクザ映画しかも俊藤映画は時代遅れかも知れんが
その時代遅れを渇望してる中高年ファンも多い。
シネコンも顧客は今や中高年に支えられてる。
独りよがりの健さん映画がコケタが、キッチリ企画立て
ソレナリの宣伝してスターを揃えればソコソコ商売になる。
970この子の名無しのお祝いに:2006/12/19(火) 11:13:30 ID:IlYiGMG6
岡田ジュニアさん
つまらん映画バッカリ創ってないで
東映お家芸「男の東映」を一度で
いいから復活してくれ!
ご尊父は何でもやった。
儲かる映画のコツは「エロ・グロ・バイオレンス」
俊藤イズム映画を東映で復活して欲しい。
頼むで〜
971この子の名無しのお祝いに:2006/12/20(水) 08:55:49 ID:2RkxfQy3
「男たちの大和」に次ぐ男の東映らしい企画で勝負して欲しい。
健さん・文太等から若手を動員してゴッドファーザーみたいなものでどうか?

972この子の名無しのお祝いに:2006/12/20(水) 12:08:30 ID:raCF/T7y
>>971
昨日「蒼き狼」見てきたけど、大和からの「男映画」臭さはあれはたぶん東映じゃなくて角川春樹の功績。
男臭さは大和よりも良かった。松方弘樹はちょっとだけ山守親分の金子信雄入ってたけど。
973この子の名無しのお祝いに:2006/12/22(金) 20:59:45 ID:Mvw7CJCi
角川の様な大物プロデューサーがいなくなった。
角川さん男の映画を創ってくれ。
97448:2006/12/23(土) 02:45:55 ID:Oi+JDi3W
とっくに終わってる話題なんでスルーしてもらってもかまわないんだが、こんなニュースが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061222-00000020-nks-ent
報道されない部分でどんな出来事があったのか、簡単に想像できる。
975この子の名無しのお祝いに:2006/12/23(土) 12:23:19 ID:bQHkJYMj
>>974
安いギャラで拘束されて座長(里見)以下年功序列システムの俳優陣とこれまた師弟制度が激しい(時代劇スタッフ)
の間で兵隊役者は辛いだろう。レギュラーでも固定古株役者は良いんだが若手人気役者はツライの一言。
東映任侠路線全盛期も小林稔侍・川谷拓三・室田日出男等は何度も辞めようと考えたが俊藤プロデューサーのケアが
効いた。
976この子の名無しのお祝いに:2006/12/23(土) 12:41:28 ID:OtIA9m5C
>>974-975
恐らくは拘束スケジュールの割にギャラを叩かれていたと思われるが、照英のようなクラ
スのタレントは「水戸黄門」を降りるとお茶の間では露出不足になり逆に仕事が減るんじゃないの? 
今後はそんな番組の人気に頼らなくても頑張っていくということか。

里見本人は人格者だと聞くし、レギュラーを入れ替えたので今は余りベ
テランは出てこない。上下関係云々ということはないと思う。
まあ一般に東映京都に馴染めなかった俳優は陰ではいつまでもネチネチ
「キツかった」と言い続けるのは事実だが・・・。
977この子の名無しのお祝いに:2006/12/23(土) 14:22:42 ID:nnNCH9WG
京撮定番のスターといえば、ベテランでは里見、松方、北大路といった東映生え抜き組で、
その次はマツケン、村上弘明、その次が原田龍二あたりか
978この子の名無しのお祝いに:2006/12/23(土) 18:45:09 ID:ohuzwn/B
『待合室』『愛の流刑地』と
富司純子・寺島しのぶ共演映画が
続く今日この頃
979この子の名無しのお祝いに:2006/12/23(土) 22:49:23 ID:nnNCH9WG
「おうおう、まあやってみりゃええわ。書けんかったら、またそれはそれでええから」
笠原和夫が「めくら狼」のシナリオを注文された時に、俊藤さんにこう言われたそうだが、
今の世の中、どの業界においても、こういう鷹揚な、腹のデカイ統括責任者がもっといても
いいもんだとつくづく思う。
980この子の名無しのお祝いに:2006/12/25(月) 09:36:51 ID:X1NUcsA+
>>979
大映・勝新の二番煎じを狙った東千代之介の企画だね。
この頃の俊藤さんはあの手この手「アイ・ジョージ。てなもんや三度笠・・」
任侠路線に火がつくまで脱・東映時代劇で必死だったが性格が確かに鷹揚だった
のが俳優・スタッフの信頼を取り付けていったのは言うまでもない。
981この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 08:58:41 ID:l9h1UA8M
>>980
試行錯誤の時期だな。
忍者部隊月光なんてのも創った。
982この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 15:50:25 ID:wcR2m6OJ
ナンバー2と幼馴染
983この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 22:58:24 ID:IFgMjUCD
『ボクサー』も俊藤さんの企画作品だね。
寺山修司とのコラボも更に沢山見たかった。
984この子の名無しのお祝いに:2006/12/28(木) 02:11:18 ID:mTPrPmiM
あれは元の石森史郎の脚本が凡庸でどーにもならなくて誰も監督を引き受けてくれなくて、企画が宙に浮いていたのを、
菅原文太が個人的に寺山に頼んで「好き勝手に改変していいから」っていうことで出来上がった映画。
俊藤と寺山との間にはつながりはないでしょ。
985この子の名無しのお祝いに:2006/12/28(木) 08:16:33 ID:pIlSAbXu
>>984
文太は当時健さんに変わって東映のエース。文太の意見が反映された時期で
俊藤さんが信頼を置いていた時期でもあった。

986この子の名無しのお祝いに
>>985
東映退社した健さんに変わって文太が俊藤さんお抱えになった。
俊藤コーポレーションを設立して鶴田浩二・菅原文太等が所属。
菅原文太は東映エースだったが所属は俊藤コーポレーション。