最近の日本テレビが深夜番組でいやにプッシュしている「毛皮のマリーズ」というバンドは何なんだろうね。
バンド名は寺山のパクリだけど、中身は関係なし。
コスチュームは「すかんち」だし、歌い方は「たま」で、PVはビートルズ「ヘイ・ジュード」の演出をパクっている。
あそこまでオリジナリティが皆無だと、逆に感心する。たいした厚顔無恥ぶりだ。
(すかんちとの相似のことを言うと、すかんち自体が寺山の影響を受けているんだけど、
あの毛皮のマリーズの奴らはそれに気付いてないっぽい)
現代では、寺山の後継者は小劇団の奴らでもインディーズ・バンドでもなく、
お笑い芸人やバラエティ・タレントたちだな。
マツコ・デラックスは大山デブ子だし、鳥居みゆきは若き日の蘭妖子だ。
小島よしおなど、コスチュームからして天井桟敷そのものではないか。
「書を捨てよ町へ出よう」がリメイクされるとしたら、レイザーラモンHGにゴライアスの役をやらせるべきだ。
「田園に死す」のイタコには、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」によく出てくるおばちゃんを。