【銭のとれる男】田宮二郎 PART2【私の選んだ人】

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148この子の名無しのお祝いに
田宮の本何かないかと図書館で検索したところ
田山力哉著 「市川雷蔵かげろうの死」の中に「田宮二郎いのち純情の死」の章があり
それを借りて読みました。
息子さんと同じ大学卒だとは知らなかったです。
俳優として認められようとがむしゃらに努力してスターダムに登りつめていくところは
とても興味深々でした。
しかし、精神的な問題からその死へと追い詰められてゆく様は
財前五郎そのものだと思いました。
躁と鬱は彼の役柄にもはっきり出ていますね。
自分が物心ついた頃の田宮って「白い」シリーズや華麗なる一族、タイムショックのイメージがあったので
彼の死の数年後初めて「悪名」の明快な大阪弁のチンピラを見たときは
はっきり言って驚きでした。
それ以後、これが自分の一番好きなキャラクターのひとつになってしまいました。