1 :
この子の名無しのお祝いに:
人間の心の底に地獄があった・・・
また黒澤スレか
特撮板のゴジラ厨みたいだな。
4 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/18 11:08 ID:DIRflw/6
age
ギースの新しい超必殺技
羅生門現象
黒
澤
ス
レ
大
杉
。
8 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/26 23:56 ID:q5S8xb6Y
志村喬の語った話(おそらく本当の話)は原作の『薮の中』にないよね。
あれはすごく生々しかったけど、黒澤の解釈なのかな?
> 志村喬の語った話(おそらく本当の話)
それも本当の話ではない。
ちゃんと眼をかっぽじって映画を見ろ。
馬鹿野郎。
10 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 00:18 ID:7rRLyLFO
なんで本当の話ではないと言い切れる?
11 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 00:30 ID:5I+xcIco
映画というのはみんな俳優が振りをしたりゴッコした様子を撮影して
後でまとめた、本当ではなくウソっこの世界だからだろ。
12 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 10:06 ID:1m7Csuf0
>>10 映画よく見たら?終わりの方で上田吉二郎に嘘をついているらしいと追究されているよ。
13 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 10:30 ID:7rRLyLFO
女の小刀のことについて言及しなかった、っていうだけじゃなかったっけ?
当の三人は自分の名誉のために自分が殺したと言い張るが、
第三者の志村喬の語りや、ウソが態度に出る姿等で
真実がうっすらと読み取れることはある。
15 :
1:04/06/27 15:30 ID:qLCGcGZy
志村の話が一番、真実に近いんだと思う。
16 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 16:51 ID:AUqTyo2W
アメリカの裁判では証言者の意見が食い違うことを
ラショーモン・ケースというらしい
J・レノンが何かのインタビューで「まるでラショーモンだね」とか答えてた。
志村喬の話は短刀の件以外は嘘をつく理由がないから
ほぼ真実だろうな
思い込みや決めつけ記憶違い等もあり
見たものが全て見たままの真実とも限らんが
19 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 17:57 ID:qLCGcGZy
黒澤は女の本性をよく分かってたんだな。
だから男色の気があったのだろうか?
20 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/27 19:17 ID:wrMasoK0
..\│/..
― *―..
../│\..
..ネ果
..月工
..日.日
│.....│
Waa!
23 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 04:29 ID:pkDntQ11
>>19 うそ〜ん でも三船には男惚れするな…ポワワw
>>22マジっす。
多分解散後のビートルズ4人の発言を再編集したような本だったと思う。
「実在なんてないよ。ヒンドゥー教徒や仏教徒がいうようにすべて幻想かも。
まるで羅生門だね」
だいたいこんな感じだったような。
クラウディオ・アバド「羅生門」にはとても感銘を受けました。この映画が私という人間に影響を与えたということは、私の音楽にも影響を与えたのではないでしょうか」
映画界だけでなく音楽界にも影響を与えている「羅生門」は偉大ですね。
26 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/30 23:02 ID:rtezbp5f
>>19 というか、京マチ子がすごかっただけでは。
個人的に、黒澤はあんま女性を描くのを
得意としていなかった気がする。
ジョン・マクティアナンの「閉ざされた森」 は「羅生門」にインスパイアされている。
28 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/27 23:34 ID:UfhvBHjb
黒澤と助監督だった加藤泰は仲が悪かったそうだね。
29 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/27 23:37 ID:ejLcd8uv
そうだね
30 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/28 00:39 ID:lL2Ea/ix
加藤と黒澤は昔から同年代で仲良かったらしいが、この作品で加藤は
黒澤とうまくいかなくなったとか。
とかく天才(黒澤)の方は、凡人(加藤)をとんでもなく憤激させてしまう
一面があるらしい。
31 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/01 17:53 ID:781bkLWD
ラストは正直イラナカッタ
32 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/04 08:22 ID:rlefC9gC
赤ん坊のとこか?
33 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/04 08:45 ID:LKQgpnv3
おおかた、川上で毒蛇でも死んでいたんだろう
34 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/08 19:48 ID:kGPPq6HK
堀川弘通によれば
加藤泰は殆ど現場に出て来ず編集室に篭りっきりで予告編を1人で勝手に作ってたらしい。
で黒澤が怒ってある日、その予告編を見たところ、加藤泰独自の解釈に
それはそれで妙に納得して感心してしまったという話。
35 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/08 20:47 ID:/Uk+MVYt
もしもし坊さん、説教ならたくさんだ
36 :
?@:04/09/09 11:07 ID:OfGzWkMl
俺のおじいさんは「羅生門」のスタッフでした。
本社試写会の前日までプリントが仕上がらず、締め切り前の3日間は全員
徹夜体制の突貫作業でやっとこさ完成したフィルムを京都から東京まで運んだそうです、
京都駅から東海道線に乗り込むと超満員で通路にまで人が寝ている状態
だったそうです。寝ていない俺のじいちゃんは疲労で死ぬところでした
ところが、この列車に京マチ子とマネージャーが乗っており、
京マチ子のマネージャーが「○○さん、ずっと寝てないんでしょ?」といって
寝台席を譲ってくれたそうです。
>赤ん坊のとこか?
あれを救いだと思える人は幸せだ。
幸せな人にはあのラストの意味はわかるまい。
意味がわかったとしても感動出来ないんですけど・・・
39 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/10 00:32 ID:Ag5p+wkJ
40 :
?@:04/09/11 11:48:36 ID:ywBD32Ak
白州の上で縛られてウワの空で眩しそうに空を眺めている三船に萌える。
画面の端に証言者がちょこんと並んで座っているアングルも妙。
あの二人が携帯でメールを打ってたりしたら爆笑なのだが。
『羅生門』の影響を受けた映画
「暴行」
「去年マリエンバートで」
「道」
「処女の泉」
「戦火の勇気」
「穴」
「JSA」
「閉ざされた森」
「HERO」
「スネーク・アイズ」
42 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 20:04:56 ID:oTp9EWLl
43 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 22:33:31 ID:R23enpkH
『羅生門』に似ていて、お蔵入りになった映画
「神阪四郎の犯罪」
44 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 22:44:25 ID:+CMQNpWo
神坂四郎の高田敏江には発情したなあ。
45 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 17:44:31 ID:MhCmT5rm
フェデリコ・フェリーニは初監督作品「青春群像」で
若者の欲望をいまいち描ききれず、悩んでいた時に
黒澤明の「羅生門」を見て、太陽が昇ることが欲望の高まりだ、
という斬新な映像に感激、泣きながら家に帰ったという。
最高の映画
47 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/13 23:11:27 ID:CohIlYz/
>>41 ジョン ブアマンの「脱出」も忘れちゃいかんよ。
48 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/14 22:22:45 ID:6OQU7DPc
>>41 あ、あと深作欣二の「軍旗はためく下に」も。
「羅生門」のパクリなら「にっぽん淫欲伝 姫狩り」なんてのもあるぜ。
>>37 救いだとは思ってない。結局赤ん坊がその後どうなるのかは分からないという
意味なんだろうが、しかしながら俺はやはり必要なかったと思う。あれで一気に
冷めてしまったし。名作であることには変わりないが。
羅生門に影響受けた映画なんて挙げ始めたらキリ無いと思うが。
52 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/01 23:17:15 ID:b97oX1dK
戦争を経験した国、国民にはうけがよい。
53 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/02 15:46:16 ID:cdjG9TRC
黒澤「実は僕、あの写真がベネチアへ送られたことも知らなかったんですよ。
あれを向こうへ送ってくれたのは、ほんとにイタリフィルムのストラミジョリさんの功績です。
受賞祝賀会の時にも言ったんですが、日本映画を一番軽蔑していたのは日本人だった。
その映画を外国へ出してくれたのは外国人だった。これは反省する必要はないか、と思うのだな。
浮世絵だって外国へ出るまではほんとに市井の絵にすぎなかったよね。
我々、自分にしても自分のものにしても、すべて卑下して考えすぎるところがあるんじゃないかな?
「羅生門」も僕はそう立派な作品だとは思ってません。
だけど、あれはマグレ当たりだなんて言われると、どうしてそう卑屈な考え方をしなくちゃいけないんだ、って気がするね。
どうして、日本人は自分たちのもののことをちっとも考えないのかな?
どうして、自分たちの映画を擁護しないのかな?何が心配なのかなって」
54 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/02 17:04:35 ID:AhAkVWVh
マグレ当たりですぐに天狗になるような人間が
多いので戒めてやったんだろ
55 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/30 14:39:49 ID:7AF9shK7
黒澤は男色じゃないよ!外国のインタビューで「男色か?」と質問された時に
「本質的には男のほうが好き。男のほうが描いてて面白い」と答えていただけ。
56 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/30 15:15:41 ID:5/+tQUeC
ベネチア受賞時点で黒澤本人が知らなかったほどで
勿論、授賞式に関係者もおらず、もーその辺のアジア人なら誰でも、ってんで
(大体東洋人が居なかった、差別以前!!)
街頭の露店果物売りの、何も知らない東南アジア親父拉致、引っ張り込んで
タキシード羽織らせ、舞台に放り込んだら、
その親父ふてぶてしくも
クロサワ!クロサワ!のスタンヂングオベーション響く中
影武者信玄よろしく堂々と謝辞カマした。
って話は本当かね?ラショウモンケース。
57 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/30 15:23:48 ID:7AF9shK7
嘘っぽいけど,時代が時代だっただけにありえる。
帝国時代が終わったばかりだった頃にアジア人であれだけ評価され,日本人としての誇りを失わずに映画を撮り続けた黒澤は
偉いよ。
58 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/30 20:07:25 ID:LVtZJrBX
民家をぶち壊すといい,三船に矢を射るといい,未成年者(男の子)に接吻するといい
天才は貧しい時代にだけ存在してくれればいいって感じだな
森雅之に痺れました。
60 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/01 16:38:42 ID:eQz6PXOG
ペキンパーとバーホーベンが20世紀最高の映画に「羅生門」を選んでいた。
61 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/03 22:39:02 ID:y3tnhnKt
この映画って永田雅一だと思うけど
どういう意図で作られたの?
いくら時代劇の全盛期とはいえ、どう考えても客が何回も
足を運んで大ヒットして大きな収入を得るとは思えないのだが
永田雅一にとってこの映画って
あくまでも賞狙い?
それとも最初は自己満足?
62 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/05 14:54:46 ID:Kc8C2U+M
>あくまでも賞狙い?
この当時に、外国の賞狙いで映画作るなんて発想はない。
この映画がベネチアに出品されたのは
日本からもぜひ作品をと来日してたイタリア人女性が気に入って
永田雅一に直談判。
永田はうるさいので、「プリント一本ただでやるから、後は好きにしろ」
と。で、字幕付ける金はこの女性が私費で負担した。
「羅生門」の受賞がなければ、溝口の「雨月物語」や
「西鶴一代女」もなかった。
63 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/05 20:41:42 ID:nn9VHzHu
永田が黒澤に映画を撮らせたけど
ころ頃の黒触ってどういう位置なの?
もうすでにおづら等とともに映画監督の第一人者なの?
64 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/05 21:09:09 ID:0IkO3tYR
「酔いどれ天使」や「野良犬」の後だからな、
どう考えても第一人者だろ。
65 :
この子の名無しのお祝いに:04/12/08 00:47:53 ID:QMixH06Q
この映画の出演って8人だけど、なんで大映はOKだしたの?
大映にしてみれば日の出の勢いの黒沢映画に自分のところ役者使わせて
名前を売ったほうがいいのに
どうしても8人しか無理ならば三船と志村、マチコ以外は全員大映役者を押し込んでもよさそうなのに
67 :
この子の名無しのお祝いに:04/12/08 07:50:36 ID:WCEtTmbj
たしか森雅之は当時大映と本数契約をしてたから年間何本かの大映作品
に出てたと思う、上田吉二郎も大映専属だったかは知らないが勝新の映画
に一杯出てたな、本間文子も割りと大映に出てるね、まぁ永田会長が他社
の監督・俳優を使って大物ぶりを見せたと言えなくもない、これは私見です。
69 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/17 11:44:41 ID:D8lXi/9W
age
70 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/17 14:41:50 ID:C7+xHlTk
この映画おもしろくないとまでは言わないけど、ちょっととっつきにくかったね。
何個もの映画が一つの映画に詰まってるみたいでオムニバスっぽい。だからなんか混乱した。
「三人の話なんかどれ信じていいか解んない!志村喬さんの話が本当だ!」
って途中まで思ってたけど、盗みを隠すために都合のいい話にしたって言われると志村喬さんまで信じれなくなって…。
最後のシーンは、赤ん坊をちゃんと育てるかどうかは、はっきり言って疑ってしまった。人を信じるって難しいのね…
71 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/19 01:46:12 ID:KwjGN8U2
「羅生門」はアメリカで「暴行」と言うタイトルでリメイクされています。
三船敏郎→ポール・ニューマン
森雅之→ローレンス・ハーヴェイ
京マチ子→クレア・ブルーム
志村喬→エドワード・G・ロビンソン
72 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 21:49:49 ID:Lt3OWQdD
多襄丸のプロポーズにシビれた
73 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 20:28:18 ID:fd2ZdvdQ
age
三船と森の立ち回りシーン、三船が語るところでは雄渾で
京マチ子が語るとこではへっぴりでみっともないのは、
既存の歌舞伎風時代劇映画をバカにしてるよね。
「決闘鍵屋の辻」では三船にメバリ入れキンキラ衣装
つけさせてもっと露骨だったが。
75 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/17(日) 19:35:27 ID:bIv/ggYe
俺は黒澤映画じゃ羅生門が一番好きなんだけどそういう奴は少ないのかな
あったことない
76 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/17(日) 21:22:44 ID:r0LXHWRa
羅生門。はまるで哲学書みたいだからな
そりゃあ、エンターテイメント本の用心棒や7人の侍の方がとっつきやすいよ。
77 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/18(月) 01:24:00 ID:6iAdq4bS
俺としては何回もみたくなるのは羅生門
用心棒や七人の侍よりも
78 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/14(水) 23:49:14 ID:doZ85W5L
羅生門。人間は生まれながら罪人である、と教えを説くキリスト教文化圏において
衝撃をもって迎えられたのは容易に想像できる。
人類皆兄弟。やおろずの神的日本人の心境では理解できまい。
名作ではあるが
おちが臭い
いまだになじめない
80 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/15(木) 00:07:19 ID:1LZn+9UH
下人と杣売りのラストでの掛け合いは何度も観てしまうシーンだ。
>>18 亀だが、
仮に森雅之を刺したのがあの短刀だったとしたら、
死体から抜いてまで手に入れたとは思われたくないから
志村喬の話は丸々作り話ともとれるよね。
一概にどれが真実に一番近いとは言えないんじゃないかな
82 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/01(木) 23:11:33 ID:2QiE4UOQ
83 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 22:42:12 ID:dByofRg6
あほ
84 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 19:43:02 ID:Qlx0/TA8
>>82 森正之は外では無表情でも実はあーいう性格ってことを表現
何が真実なのかという羅生門っていう映画そのものをあらわしている
85 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 19:59:52 ID:XNCMPoYl
>71
志村喬→エドワード・G・ロビンソン は間違い
正しくは
上田吉次郎志→エドワード・G・ロビンソン
あと
千秋実 →ウィリアム・シャトナー
もある
普通にラショーモンケースとか法律用語になっているよな。
87 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 22:17:30 ID:4u9SsMw0
羅生門と聞くと、森の中をただただ歩く志村のショットとボレロの音楽が脳裏によみがえる
あと羅生門の建物。あれが京都にあればなあと思う。
ファムファタールの音楽がそのまま羅生門だったな。