>さて、中身だが、正直言ってしまえばどうでもいいノーバジェットのVシネ、いやVシネですらないビデオ作品である。本来なら
>特に話題になることもなく消えていったはずなんだが、愚かな2ちゃんねらーのせいで一躍「ネットに弾圧された作品」として名
>を馳せることになった。さらに愚かしいのは、この映画の中で唯一よく描けている部分−−主人公を中心にした不良グループの安
>い人間性−−たぶん四人合わせてIQ100ぐらいしかない−−こそ、反対運動の連中が訴えていた点だということである。不良た
>ちはなんの反省もない馬鹿どもで、被害者は不幸な巡り合わせによって残酷な虐待を受けた犠牲者だということがちゃんと描かれ
>ているのだ(映画が安いせいで、さらに関係者の安っぽさが際立つ)。まったくもって度しがたい。
>ぼくは別にこの映画を評価するわけではないけれど、しかしこれが見られる権利は絶対に擁護しなければならないと考える。だか
>ら正義感気取りの2ちゃんねらーの馬鹿者どもにも、ヤワい脅迫を受けただけで上映をとりやめたことなかれ主義のシネパトスに
>も猛省を求めたい。
珍しく柳下毅一郎が大真面目に怒っている。この事件は、一部(?)のバカな2ちゃんねらーのせいで、2ちゃんが徐々に、その
アナーキーさを面白がっていた連中からも見捨てられる前兆として作用しつつあるのかもしれない。