1 :
この子の名無しのお祝いに:
1954年キネマ旬報ベストテン
1位二十四の瞳(1954)
2位女の園
3位七人の侍
4位黒い潮
5位近松物語
6位山の音
7位晩菊
8位勲章
9位山椒大夫
10位大阪の宿
見ての通り、木下恵介は、黒澤明よりも溝口健二よりも成瀬巳喜男よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。木下恵介は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
2 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 13:40 ID:ex7MQtep
糞スレ、乙
3 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 14:10 ID:CY3vhbs/
/\___/ヽ
/ ::::::::::::::::\
| ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::|
| .゙  ̄" |゙ ̄ " :::| なんだかよくわかりませんが
| ` ' ::| ここにティッシュおいときますね。
\ ヽニニ=' ::/
/`'ー‐---‐一'´\
/ ::::i ヽ
| | :::;;l |
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
4 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 15:11 ID:cRUcVwVX
>1 :1位「二十四の瞳」 VS. 3位「七人の侍」
以前、東宝の宣伝部に行って「七人の侍」の掲載用写真をレンタルしたとき、この話しをしたら、いともあっさりと「当時は(「七人の侍」の)真価がまだ分からなかったから....」と言われた。
5 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 15:23 ID:cRUcVwVX
>1 :1位「二十四の瞳」 VS. 3位「七人の侍」
そして、松竹の宣伝部に行って「東京物語」の掲載用写真をレンタルしたとき、ついでにこの話しをしたら、「そうでしょう! 『二十四の瞳』は名作なんですよ」って言われた。
結局、「二十四の瞳」 VS.「七人の侍」 という対決図式は、松竹 VS. 東宝 という対決図式に置き換わり、歌舞伎 VS. 宝塚 へも発展する非常に根の深い対決構図ではなかろうか。
6 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 16:27 ID:AF+NxR6w
cRUcVwVX
自演カッコイイ!
つーか、キネマ旬報の順位=評価、つー前提でスレが始まってる時点で
終わってる。
9 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 16:43 ID:cRUcVwVX
>6 :自演カッコイイ!
そうそう、やっぱり背景事情を説明しとかないとって思ってね(笑)
今日は手が空いてるし。
10 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 16:48 ID:/zdHQTmF
映画に娯楽性よりも社会性を重んじる時代だったからだろ?
今井正や山本薩夫あたりの評価が高いのも社会派だからだし、
外国作品だってヒッチコックやワイルダーのコメディーには点が辛い。
大体キネ旬ベストテンなんてただの人気投票で批評家のお遊びみたいなものに
歌舞伎や宝塚まで持ち出して云々…。 バカみたい。
11 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 16:54 ID:6Q+OKDr+
おれは「二十四の瞳」のほうが好きだな。「七人の侍」は
おもしろいけどね。でも日本人の原風景というか、琴線に
より強く触れてくるのは24のほうじゃないだろうか。
12 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 16:55 ID:lB21/04V
昭和二十九年当時に山本薩夫の評価は高くない。
13 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 16:59 ID:lB21/04V
今井正が社会派と言うのもあまり聞かないね。
14 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 17:50 ID:cRUcVwVX
1954年当時の「キネマ旬報ベストテン」の評価は今と違ってかなり権威があったと聞いてますよ。
例えば、「東京暮色」が1957年度のキネ旬で19位になったとき、当時の小津安二郎は「どうせ俺は19位の監督なんでね」って口癖のように言ってたらしい。
要するに、確かに「批評家のお遊びみたいなもの」なんだろうけど、その順位を巡って一喜一憂があったってことも事実。その事実はちゃんと踏まえるべき。
15 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 19:17 ID:LEAtUETL
「映画の友」ではベストテンしてなかったのかな?
そっちのほうが見てみたい。
16 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 20:37 ID:kk12IsJm
ちなみに黒澤明の「羅生門」は50年の5位、その年の1位は今井正の「また逢う日まで」。。。
黒澤は48年に「酔いどれ天使」、51年に「生きる」で1位を獲ってるから、
バランス的な問題で、多少抑え目に評価されたのだろう。
それに54年は木下映画の全盛期、こういう結果になってもしょうがない。
1954年はゴジラがいちばん
18 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/10 22:20 ID:cRUcVwVX
>16
それに54年は黒澤映画も全盛期、こういう結果になってもしょうがない、か?
60年代までは日本映画のイメージは決して悪くなかった
明るくモダンな作品が数多く作られ、若者や女性や子供の観客も惹きつけていた
内容だって、金をかけた超大作でこそアメリカには太刀打ちできなかったけど、
それ以外のジャンルでは高いクオリティを維持していた。
はっきり言おう、日米の差はそれほど離れていなかったのだ
それが70年代を境に天と地ほどの距離に引き離されてしまった
テレビ相手に映画業界が苦境に陥ったのは日米共に同じ
それをアメリカは歯を食いしばって耐え、テレビにはない「質」を追求し、その
努力がアメリカンニューシネマを生み、最終的にスピルバーグという大輪の花を
咲かせた
一方で日本映画は質ではなく「テレビでは放送できないもの」で客を呼ぶという
安易な道に走った。その方針が生み出したのが893映画だ
確かに893映画は一時的にブームとなった。しかしそのツケは大きかった。893映画
は若者や女性の観客に「日本映画=暗い、ダサイ、古臭い」の三重苦のイメージを
決定付けた。やがてブームが終わると、日本映画など誰も見向きもしなくなった
さらにその後のポルノ映画路線。これが日本映画に「汚らしい」というイメージも
付け加え、完全に息の根を止めた
一方で日本映画関係者は893映画ポルノ映画をなにか価値の高いものであるかのように
論じ始め、世間の価値観から隔絶された閉鎖的なコミュニティーを築き、その中で理屈
をこねくり回すようになる。それがまた一般人から日本映画界って気味悪いと思わせる
原因となった
もう893映画やポルノ映画を変に持ち上げるのはやめよう。この2ジャンルは日本映画に
害悪しか与えなかったし、その先に何も生み出しはしなかった。893とポルノにより日本
映画は二十年歴史が遅れたのだ
20 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 00:36 ID:ZU+gYB42
木下や今井の作品がこれからどれだけ残っていくか楽しみだね。
私の予想じゃどんどん化石化していくと思うけど。
21 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 00:45 ID:PFcEsSb3
>20 :この子の名無しのお祝いに :04/02/11 00:36 ID:ZU+gYB42
木下や今井の作品がこれからどれだけ残っていくか楽しみだね。
私の予想じゃどんどん化石化していくと思うけど。
同じようなことをこの前も蓮実重彦が言ってたなぁ。
「今井や木下のどこがいいんだぁ」って。
確かに今井の作品を見ると、そう思うけど....木下も?
ちょっと違うんじゃない?
22 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 00:46 ID:vslPPDi8
「二十四の瞳」は日本的に言えば、「七人の侍」を超えてるでしょ。
あれだけ日本でリメイクされてるんだから・・・
反対に海外的には「七人の侍」が上!それだけの事。
「女の園」は今観ると古いよね。
49 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:04/02/10 11:22 ID:cRUcVwVX
>48 :『今日もまたかくてありなん』は、実は『喜びも悲しみも幾年月』の姉妹編なんだけど、『喜びも』が「奇麗事すぎる」と批判されたのを受けて、思い切ってカッコ悪い職業の人を主人公に据えて、職業差別の問題まで視野に入れた問題作だったと思う。
うっそー。
それは佐田啓二が道路工夫を演じた『二人で歩いた幾春秋』の話し。個人的にはこちらでのデコちゃんの方が捌けてて好きですね。
『今日もまたかくてありなん』は中村勘三郎が最期に刀振り回して果てる作品でしょう?
>>1 でもこのベストテンの半分くらいは今でも名作として通用するね。
木下のは入らないけど。
25 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 02:04 ID:6i4PHS0Z
>1
は大変、重要で面白い問題提起をしている。
かねがね思っていた問題だ。
後世(現在)から見ると圧倒的に
七人>>>>>>>>>>>>>二十四
なのだけれど、当時の「批評家」は見抜けなかったわけだ。
こういう例は枚挙にいとまない。
映画に限らず何事も、現世の世評と言うものは変化すると言う事を
よく教えてくれている実話だ。
26 :
フェミニーナ ◆d8n7WoOMQ. :04/02/11 02:30 ID:lfAIXMLs
いや、昔からキネ旬の評価はおかしいって言ってた人は沢山いたらしいけどね・・
例えば、今でもアカデミー賞に選ばれる作品より、良い作品は幾らでもある、
って 言う人が沢山いるのと同じ。
ただ、時の経過を経るうちにそういう声の記憶は、消されていくけど
キネ旬何位!とかっていうデータだけは残り続けるから
>>25みたいな錯覚を
呼ぶだけ。
27 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 02:36 ID:1lFilzEi
1973年、キネ旬ベストテン
1位、津軽じょんがら節
2位、仁義なき戦い
1987年、キネ旬ベストテン
1位、マルサの女
2位、ゆきゆきて、神軍
1958年キネマ旬報ベストテン
_1. 楢山節考(木下恵介)
_2. 隠し砦の三悪人(黒沢明)
_3. 彼岸花(小津安二郎)
_4. 炎上(市川崑)
_5. 裸の太陽(家城巳代治)
_6. 夜の鼓(今井正)
_7. 無法松の一生(稲垣浩)
_8. 張込み(野村芳太郎)
_9. 裸の大将(堀川弘通)
10. 巨人と玩具(増村保造)
見ての通り、木下恵介は、黒澤明よりも小津安二郎よりも今井正よりも市川崑よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。木下恵介は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
1950年度キネマ旬報ベストテン
*1.また逢う日まで(今井正)
*2.帰郷(大庭秀雄)
*3.暁の脱走(谷口千吉)
*4.執行猶予(佐分利信)
*5.羅生門(黒沢明)
*6.醜聞(黒沢明)
*7.宗方姉妹(小津安二郎)
*8.暴力の街(山本薩夫)
*9.細雪(阿部豊)
10.七色の花(春原政久)
1953年度キネマ旬報ベストテン
*1.にごりえ(今井正)
*2.東京物語(小津安二郎)
*3.雨月物語(溝口健二)
*4.煙突の見える場所(五所平之助)
*5.あにいもうと(成瀬巳喜男)
*6.日本の悲劇(木下恵介)
*7.ひめゆりの塔(今井正)
*8.雁(豊田四郎)
*9.祇園囃子(溝口健二)
10.縮図(新藤兼人)
1956年度キネマ旬報ベストテン
*1.真昼の暗黒(今井正)
*2.夜の河(吉村公三郎)
*3.カラコルム(林田重男 中村誠二)
*4.猫と庄造と二人のをんな(豊田四郎)
*5.ビルマの竪琴(市川崑)
*6.早春(小津安二郎)
*7.台風騒動記(山本薩夫)
*8.流れる(成瀬巳喜男)
*9.太陽とバラ(木下恵介)
10.あなた買います(小林正樹)
1957年度キネマ旬報ベストテン
*1.米(今井正)
*2.純愛物語(今井正)
*3.喜びも悲しみも幾年月(木下恵介)
*4.幕末太陽伝(川島雄三)
*5.蜘蛛巣城(黒沢明)
*6.気違い部落(渋谷実)
*7.どたんば(内田吐夢)
*8.爆音と大地(関川秀雄)
*9.異母兄弟(家城巳代治)
10.どん底(黒沢明)
1959年度キネマ旬報ベストテン
*1.キクとイサム(今井正)
*2.野火(市川崑)
*3.にあんちゃん(今村昌平)
*4.荷車の歌(山本薩夫)
*5.人間の条件(第1部、第2部)(小林正樹)
*6.人間の壁(山本薩夫)
*7.浪花の恋の物語(内田吐夢)
*8.第五福竜丸(新藤兼人)
*9.鍵(市川崑)
10.人間の条件(第3部、第4部)(小林正樹)
見ての通り、今井正は、小津安二郎よりも溝口健二よりも成瀬巳喜男よりも黒澤明よりも木下恵介よりも山本薩夫よりも市川崑よりも今村昌平よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。今井正は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
1960年キネマ旬報ベストテン
*1. おとうと(市川崑)
*2. 黒い画集 あるサラリーマンの証言(堀川弘通)
*3. 悪い奴ほどよく眠る(黒沢明)
*4. 笛吹川(木下恵介)
*5. 秋日和(小津安二郎)
*6. 裸の島(新藤兼人)
*7. 豚と軍艦(今村昌平)
*8. 武器なき斗い(山本薩夫)
*9. 秘境ヒマラヤ(大森栄)
10. 日本の夜と霧(大島渚)
1962年キネマ旬報ベストテン
*1. 私は二歳(市川崑)
*2. キューポラのある街(浦山桐郎)
*3. 切腹(小林正樹)
*4. 破戒(市川崑)
*5. 椿三十郎(黒沢明)
*6. 人間(新藤兼人)
*7. おとし穴(勅使河原宏)
*8. 秋刀魚の味(小津安二郎)
*9. にっぽんのお婆ちゃん(今井正)
10. 秋津温泉(吉田喜重)
見ての通り、市川崑は、小津安二郎よりも黒澤明よりも木下恵介よりも今井正よりも山本薩夫よりも大島渚よりも今村昌平よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。市川崑は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
1961年度キネマ旬報ベストテン
*1. 不良少年(羽仁進)
*2. 用心棒(黒沢明)
*3. 永遠の人(木下恵介)
*4. 人間の条件 完結編(小林正樹)
*5. 名もなく貧しく美しく(松山善三)
*6. 反逆児(伊藤大輔)
*7. あれが港の灯だ(今井正)
*8. はだかっ子(田坂具隆)
*9. 飼育(大島渚)
10. 黒い十人の女(市川崑)
見ての通り、羽仁進は、黒澤明よりも木下恵介よりも今井正よりも市川崑よりも大島渚よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。羽仁進は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
1966年度キネマ旬報ベストテン
*1. 白い巨塔(山本薩夫)
*2. エロ事師たちより人類学入門(今村昌平)
*3. 紀ノ川(中村登)
*4. 湖の琴(田坂具隆)
*5. 他人の顔(勅使河原宏)
*6. アンデスの花嫁(羽仁進)
*7. 本能(新藤兼人)
*8. こころの山脈(吉村公三郎)
*9. 白昼の通り魔(大島渚)
10. 女の中にいる他人(成瀬巳喜男)
見ての通り、山本薩夫は、成瀬巳喜男よりも今村昌平よりも大島渚よりも羽仁進よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。山本薩夫は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
1969年度キネマ旬報ベストテン
*1. 心中天網島(篠田正浩)
*2. 私が棄てた女(浦山桐郎)
*3. 少年(大島渚)
*4. かげろう(新藤兼人)
*5. 橋のない川(今井正)
*6. 男はつらいよ(山田洋次)
*7. ベトナム(山本薩夫)
*8. 新宿泥棒日記(大島渚)
*9. 続・男はつらいよ(山田洋次)
10. 風林火山(稲垣浩)
見ての通り、篠田正浩は、今井正よりも山本薩夫よりも市川崑よりも大島渚よりも山田洋次よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。篠田正浩は梟の城を撮ったからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
714 :この子の名無しのお祝いに :04/02/06 05:14 ID:A1ttCwuu
http://www.jijibaba.com/tokubetu/movie.html 参考までに御婆ちゃんが選ぶBEST50ってのがあるから張っとく。
成瀬「浮雲」25位
小津「東京物語」9位
黒澤「七人の侍」なんとランク外
溝口 なし(あったらスマソ)
圧倒的に強いのが木下、続いて今井。
これが、爺ちゃんのBEST50だったら黒澤がランク上げるだろう。
木下、今井、「浮雲」「東京物語」もあまり変わらんと思う。
けど溝口は入ってこない。>映画ヲタ向けだから。
ゴダールとかカラックスとか関係ないもんな。
>36
溝口は30位に「滝の白糸」があるでよ
1957年度キネマ旬報ベストテン
*1.米(今井正)
*2.純愛物語(今井正)
*3.喜びも悲しみも幾年月(木下恵介)
*4.幕末太陽伝(川島雄三)
*5.蜘蛛巣城(黒沢明)
*6.気違い部落(渋谷実)
*7.どたんば(内田吐夢)
*8.爆音と大地(関川秀雄)
*9.異母兄弟(家城巳代治)
10.どん底(黒沢明)
1959年度キネマ旬報ベストテン
*1.キクとイサム(今井正)
*2.野火(市川崑)
*3.にあんちゃん(今村昌平)
*4.荷車の歌(山本薩夫)
*5.人間の条件(第1部、第2部)(小林正樹)
*6.人間の壁(山本薩夫)
*7.浪花の恋の物語(内田吐夢)
*8.第五福竜丸(新藤兼人)
*9.鍵(市川崑)
10.人間の条件(第3部、第4部)(小林正樹)
見ての通り、今井正は、小津安二郎よりも溝口健二よりも成瀬巳喜男よりも黒澤明よりも木下恵介よりも山本薩夫よりも市川崑よりも今村昌平よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。今井正は海外で評価されないからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
39 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 23:42 ID:uQfoLxzQ
もういいよ。
お疲れっ!
40 :
1:04/02/12 01:58 ID:W6ZJ5LSc
「jxFBn7tL」さんのお陰でいろいろと勉強になりました。
キネマ旬報ベストテンで一位を取った回数で順位付けすると、
1位 小津安二郎 6回
2位 今井正/今村昌平 各5回
4位 山田洋次 4回
5位 黒澤明/木下恵介/熊井啓 各3回
8位 内田吐夢/伊藤大輔/マキノ雅裕/成瀬巳喜男/新藤兼人/市川崑/伊丹十三/森田芳光/周防正行 各2回
戦前は小津が圧倒的です。(戦後のベストワンは2回)
戦後だと、今井正と今村昌平がトップ、
そのわりには、今井正は今の世、過小評価されているよね‥‥
作品の大半が当時の社会問題を扱ったものだから、時代が変われば評価が
下がるのは仕方ないとは思うけど。熊井啓もそうだけど、社会派ゆえに。
今村昌平、山田洋次は息の長さで得してるね。
息が長いというだけでスゴイことなわけだけど。
自演 乙
43 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/12 12:51 ID:z/BVTGwU
時代劇を撮っておけば息が長い
時代性があり過ぎると古びるのも早いんですかねぇ
後から観る人には理解出来ない部分も多いだろうし
44
>>41 選出する批評家たちが、
左翼っぽい作品を掲げれば無難といった風潮があったから。
当時の雑誌に目を通せば、今読むと
呆れた論調がまかり通っている。
57年の幕末太陽伝なんて、日本映画史上でも10指に入る名作だよ。
それがあんな位置。
批評家に見る目がなかったのさ。
46 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/12 20:34 ID:K1fQKR7T
やっぱりその時代にしか受けない作品って言うのはある。
時事問題を扱ったものとか、スターを使った娯楽作品とか。
一概に当時の批評家(観客も)が見る目がなかったとは言い切れない。
>>45 当時の雑誌に目を通せば、今読むと
呆れた論調がまかり通っている。
↑例えばどんな論調が載っていたんですか?興味あります
48 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 01:23 ID:yPtMJGg0
黒澤のファンって批判を許さないんだね。
こういうところがオウム真理教と似ているね。
今にサリンとか作り出さないといいんだけど。
49 :
1:04/02/13 09:20 ID:Ls34KXtR
>>45 当時の雑誌に目を通せば、今読むと
呆れた論調がまかり通っている。
↑例えばどんな論調が載っていたんですか? ぼくも凄く興味あります。
50 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 10:08 ID:T44BQL9p
北朝鮮を褒め称えてた時代があったんだからねぇ。
評価が変わるのも当然といえばそうだ
51 :
1:04/02/13 10:45 ID:Ls34KXtR
「◆◆ 木下恵介監督 総合スレッド ◆◆」の方にアップした書き込みだけど、こちらにも関係があるので、同じものを書き込んでおきます。あしからずご容赦を。
ちょっと前に蓮実重彦の「蓮実重彦・とことん日本映画を語る」というレクチャーを受けに行ったとき、彼が言ってたのは以下のようなこと。
「小津や成瀬、溝口の評価をさしおいて、今井や木下を高く評価していた当時の映画評論界に一矢報いてやろう! というのが自分が映画評論家を志した動機だった」って。
つまり、その蓮実氏の尽力と影響力のお陰で現状はその思惑通りになったと考えることもできる。
例えば、「親木下・反黒澤」の評論家には佐藤忠夫などがいるけれど、蓮見氏と比べると、海外への影響力の違いはあまりにも歴然としているし。
どなたか「今こそ木下、今井の再評価を!」と奮い立つ志士はいませんか。
>>50 建国当時の朝鮮民主主義人民共和国や中華人民共和国は
人民による理想の国を目指していただけだからねえ。
米国の傘下に降りた当時の日本の人が憧れを抱いたのも
無理はないかも。
当時の中国に訪れた木下恵介が、新中国を誉めながら、
「けど人間は欲があるからあの国は結局駄目になるんじゃないかしら」
と言ったのは、今からすると、どんぴしゃだったわけだけど。
ちなみに「その考え方が資本主義的なんじゃないですか?」
と木下恵介に噛み付いたのが山田洋次ね。
山田洋次、最近ますます顔が筑紫化してきたな。
>>51 「評価」なんてもんに奮い立つほど体力も知力もモチベーションもないですう・・
映画なんて、見て楽しければそれでいいので。。
55 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 11:43 ID:fMdvyZmw
時代によって、映画の評価は変わる。
それだけ。
56 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 12:29 ID:ZB0O+Tl2
「七人の侍」も再軍備肯定映画と叩かれたんだよな。
発言に責任持て佐藤忠男、と井沢元彦もサピオで怒ってたね。
57 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:20 ID:C+jvjJud
黒澤の映画って何時も同じストーリーとセリフまわし。
心に残るモノがない。
機械のようでつまらない。
58 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:39 ID:gZonugd3
煽ってますねぇ〜。
>>56 佐藤忠雄は小ズルイやつだからな。
黒沢をポコペンにいって60年代に名を売り(言うのがモードだった頃)
黒沢が再評価されるようになって(90年代)、
おべんちゃらを言い出した。
左翼太鼓持ちの典型的戦後映画批評家。
60 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 12:59 ID:HWEj+Br+
でもね、「完本小津安二郎の芸術」「日本映画の巨匠たち」「日本映画史」等々読んで結構ためになったなぁ。
蓮実、四方田、山根も好きだけど、佐藤忠男の仕事は地味で手堅いところがいい。こんな見方って変?
61 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 13:34 ID:jfnnBUF0
>>60 私は佐藤忠男は好きです。
「黒澤明の世界」元は1969年に書かれているけど
>>59が主張していることは
感じられない。
むしろ、佐藤忠男は自らの実体験とかも取り入れてその映画の背景など
詳しく書き込んでいていろいろ参考になると思う。
あと、批判するなら氏名ぐらい正しく表示したいものだ。
62 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 15:22 ID:eTDHi+sL
っていうか、
>>56がSAPIOという典型的な
ウヨ厨房雑誌から引用している所がまた痛い
63 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 15:53 ID:A8+vtRcE
>>62 禿胴、
「七人の侍」なんて典型的好戦、再軍備肯定極右映画だよね。
64 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 17:35 ID:HWEj+Br+
ふっー、さっきやっと『七人の侍』を見終わった。
それにしても207分は長い。
「典型的好戦、再軍備肯定極右映画」とまでは感じなかったけど、先の展開が容易にくみ取れるストーリーは退屈。
黒澤映画の価値を貶める気は毛頭ないけど、個人的には『野良犬』や『天国と地獄』『悪い奴ほどよく眠る』等の現代物のほうが好き。
で、やっぱり「1954年キネマ旬報ベストテン」の「1位二十四の瞳」「3位七人の侍」に異議なし!!
漏れは今日「二十四の瞳」(もちろん高峰版)見て泣いた。
共産肯定もあるが、それも戦争含む時代背景だと思うし。
それに一度見てしまうと、最初の子供達の迷子になりかけて
泣いているシーンだけで泣きそうになってしまう。
結婚したい女性と一緒に見たいな。
で、やっぱり「1954年キネマ旬報ベストテン」の「1位二十四の瞳」「3位七人の侍」に異議なし!!
66 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 18:55 ID:4IkI3I7M
あの「東京物語」でさえ、1位にはなってないからね。
でも「女の園」より下って事はないと思う。
やはり当時の評論家にはアカがウジャウジャしていた、という事かな?
黒澤明の「天国と地獄」、
公開当時には朝日新聞だったか毎日だったか憶えてないが、
“黒澤明ともあろう者が何という駄作を作ってしまったんだ!”
なんて事を書いていた評論家がいたらしいね。
>>66 それは映画を見ずに、
左翼思想の正当派とは何ぞや
ということばかり
考えていた、
大馬鹿者ぞろいのおしゃべりと思えば
大いに納得できますねw
>>64 「社会派」が好みのように一見思えますけれど、
これだけはしょうがないですね。
あなたの生理の問題でしょう。
>先の展開が容易にくみ取れるストーリーは退屈。
そりゃ、そうでしょうね。
ああいう展開を真似た映画、物語が、その後50年近く展開されてきたわけですから(w
69 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 05:17 ID:N9x8ToPz
>>61 でもね。
あの人の「黒沢明の世界」というのは、
今では通用しないと思いますがね。(というか、何を言っているんだかという感じ)
黒沢を「家父長世界の論理」の亡者として切り捨てているでしょう。
「家父長世界」というのは佐藤の当時の価値観では、
戦前の一般庶民を支配していた論理なんだけれど、
その論理を形式的にだけいえば、今にいたる中国とか韓国とか
後追いのアジア諸国に見られる遺制なわけでしょう。
(儒教的というか)
その「良さ」というのも指摘されているわけだ、現在。
現に佐藤は高度成長以後(日本が押しも推されもせぬ世界の経済大国になり
それを「批判される」ようになって)手のひらを返すように
そういう、遺制的な「良さ」をテレビなんかで指摘するようになった。
(ジャンルはちがうにせよ)
つまり、日本の保守にたいしては厳しく進歩には甘く、他のアジア国に対しては
別の評価を後年しだす、という。
ああいう機会主義的、状況追随的、ご都合的なその場の優等生的言説には
いつも反吐を感じてきましたけどね。
所詮はマスコミ受け状況受けをめざとくした処世家としか思えない。
70 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 05:35 ID:Och5IKkb
>>64>>65 デコ厨必死だなw
そんなに黒澤がデコと仲が良かったのがくやしいのかw
一生僻んでろ短足胴長ブサイクが
71 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 10:56 ID:YXKYg74W
勘兵衛「今回も負け戦だったな」
七郎次 「!?」
勝四郎 「!?」
勘兵衛「勝ったのは『二十四の瞳』だっ。われわれではない」
七郎次、勝四郎(悔し涙)
72 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 11:35 ID:3RTVAWho
「二十四の瞳」はお涙頂戴もろわかりで嫌いですね。
「砂の器」も同様、あの長い演奏シーンの臭さといったら・・・。
「名もなく貧しく美しく」もファシスト松山善三の真骨頂発揮で嫌いですが、
不覚にもミシンを奪われたシーンで涙が一筋こぼれた。
「女の園」は府学連議長だった大島渚も関係のあった京都女大の自治問題紛争という
木下恵介の戦前の「陸軍」などの甘ちゃん反戦(?)映画と異なり、
生涯最高の先鋭的革新映画でしょう。でも姫路城の展望台から汽車に向かってハンカチを振るなんて
臭いシーンもあってハッキリ言って現代ではつまらない。
このベストテンならば私の場合は、
1位・山椒大夫 2位・近松物語 3位・七人の侍・・・10位・二十四の瞳ですね。
七人の侍は傑作と思いますが、市民ケーンを世界ベスト1に選ぶように、すでに古典でしょう。
佐藤忠男は高卒で電気工事会社かなにかに就職して一人本を読み続けたイヤミな独学者なのだが、
プロレタリアートだった彼が進歩思想に影響を受けたのは仕様がないでしょう。
日本で革命が起きるわけがないというのは誰でも分かっていたことです。
アジア映画の紹介は日本はダメだから発展途上国に期待するという考えより、
素直に世界のあらゆる映画を紹介してくれているだけでしょう。
日本映画学校校長はもうやめたのかな?校長らしい仕事をしていたと思いますよ。
>>72 進歩思想を標榜してどっぷり浸りこんでいたのは、プロレタリアートじゃなくてマスコミや労働組合って感じがする。
組合員は会社組織に対抗していく必要もあるから共産思想ベースの労働組合に所属していたんだろうけど、
組合員だから左翼思想ってわけでもないと思う。
74 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 12:22 ID:YXKYg74W
>72 1位・山椒大夫 2位・近松物語 3位・七人の侍・・・10位・二十四の瞳ですね。
成瀬巳喜男の「山の音」と「晩菊」は何位?
75 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 13:01 ID:0JtK9q3B
修学旅行の引率で四国へ行った大石先生は偶然に、母親を亡くし
大阪に働きに出たというマッちゃんを見つけて声をかける。
しかし、働いてるめし屋のおかみが邪魔で話しもろくに出来ない。
名残惜しそうに去る先生をマッちゃんは追いかけるが、
歓声をあげて先生のもとに集まるかつての同級生を見て
思わず隠れてしまった。そして、少女は、去っていく先生を
乗せた連絡船を遥かに見送りながら泣くのだった。
「二十四の瞳」は名作だ。
涙をさそうシーンはここばかりではないが、
ここはとくに大石先生を慕う少女の姿がせつなく、
胸にせまるものがあった。
この作品には当時の文部大臣も涙を抑えきれなかったという。
しかし、「七人の侍」より上ということはないだろう。
キネ旬ベストテンをいうのではない。
「七人の侍」はシナリオ、映像、音楽、登場人物の魅力、
すべて間然する所がない。
「二十四の瞳」を低くみるというのではない。
「七人の侍」が圧倒的だというのだ。
1954年本当のベストテン
1次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊
2若き日の啄木 雲は天才である
3億万長者
4家庭の事情 馬ッ鹿じゃなかろうかの巻
5魔子恐るべし
6晩菊
7やくざ囃子
8この広い空のどこかに
9山の音
10ゴジラ
77 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 20:05 ID:N9x8ToPz
>>72 山椒ダユウのどこが素晴らしいのか、是非教えていただきたいですね。
むしろ私はちっともいいとは思わないし、ヒドイ映画だと思います。
あれよりも東映動画の「安寿と厨子王丸」のほうが、何倍も感動させてくれますよ。
兄と妹という、原作とまる反対の設定も頷けないし、
(どうしてわざわざああいうことにしたのか、納得行かない)
配役に全く魅力がない。
悪作としか思えませんが。
山椒ダユウはこの年のキネ旬ベストテンの中からでは最も理解しやすく、
ノンイデオロギーだからと思ったからです。
>>72で進歩思想云々と書きましたが、それらとは無縁な現代の子供が観ても分かり易いと思ったからです。
確かに貴方のおっしゃる通り欠点のある映画でしたし、ダレていたような記憶もあります。
近松の方が面白いでしょう。それに「山の音」「晩菊」が1位でも良かった。
私はキネ旬ベストテンは多少指標にするところはありますが、信用していませんので、
順位はどうでもイイのです。
ただ木下恵介作品を受け付けない私みたいな人間がいてもいいのではないでしょうか・・・
79 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 21:27 ID:4dLsEn7+
デコちゃんは浮雲が一番いいよ。
80 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 22:31 ID:s17+GLp2
>79 :デコちゃんは浮雲が一番いいよ。
『浮雲』は1955年キネマ旬報ベストテンで第1位。
2年連続の第1位とはさすがデコちゃんは凄い!
ちなみに1955年の順位は以下の通り。
第1位浮雲監督:成瀬巳喜男
第2位夫婦善哉監督:豊田四郎
第3位野菊の如き君なりき監督:木下恵介
第4位生きものの記録監督:黒沢明
第5位ここに泉あり監督:今井正
第6位警察日記監督:久松静児
第7位女中ッ子監督:田坂具隆
第8位血槍富士監督:内田吐夢
第9位浮草日記監督:山本薩夫
第10位美女と怪龍監督:吉村公三郎
でもね、デコちゃんは『女が階段を上るとき』が一番いいよ。
81 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 23:10 ID:tl/hdEU7
アカだサヨだウザ過ぎ(w
木下作品の方が当時評価されたのは、デコちゃんの演技が良かったか、
評論家がデコちゃんマンセーだったか・・・
単純にそう言う事だと思うよ。
おまいらだって大好きな女優さんが輝いた演技をすれば、
無条件でマンセーするだろ?
高峰秀子は成瀬作品があるから今でも一流の評価を得てるんだと思う。
83 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 00:56 ID:dQ88ITHY
昭和30年前後の日本映画の名作には、ほとんど高峰秀子が絡んでるよね。
成瀬厨がまぎれてきました
木下恵介作品の評論ってほとんどもうないね。
小津や黒澤は結構新しいのがあるし、成瀬なんかも海外のものが
翻訳されたりしているけど・・・
86 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 01:43 ID:1jYkN08q
>81 無条件でマンセーするだろ?
お前には思想というものはないのか?
彡川川川三三三ミ
川|川 \ /|
‖|‖ ◎---◎|
川川‖ 3 ヽ
川川 ∴)∀(∴ ) 結論:木下厨は痛い!
川川 〜 /
川川‖ 〜 /‖
川川川川 /‖
,r‐''''^¨^⌒ ̄ ̄ ̄ヽ
,ノ`, \
ノ/ ヽ
ι.} λ )
ヽ(,. ノ! r'
( l .,/
ノ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,丿へ
ノ ,)
( ∵ ∧∵ /,,丿
\,,,,/人\__ノ /
( ) (__) ( )
《 l (___) 《 ̄ ̄》
《__(____) 《____》
88 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 02:23 ID:1jYkN08q
>85
木下恵介作品の評論としては以下のものが入手できる。
「木下恵介の遺言」(横堀幸司)朝日新聞社 \2,000 2000年8月
「異才の人木下惠介 弱い男たちの美しさを中心に」(石原郁子)パンドラ \2,200 1999年5月
「木下恵介伝 日本中を泣かせた映画監督」(三国隆三)展望社 \1,905 1999年4月
「木下恵介の世界」(吉村英夫)シネ・フロント社 \1,500 1985年5月
「木下恵介の映画」(佐藤忠男)芳賀書店 \2,700 1984年12月
でも、確かに小津や黒澤に比べると少ないね。
蓮実など現代思想系の人が書いてくれるとまた手応えも違ってくるのだけれど。
四方田も若尾文子論書くなら高峰秀子論書いてよ。
89 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 05:49 ID:BPiN5Sw6
男性なのに「七人の侍」より「二十四の瞳」を支持する奴は
男 の ク ズ
90 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 13:33 ID:rgVHsMGc
ZAKZAK見てびっくりしたけど、
デコちゃんの夫、破産してたのかぁ〜
91 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 15:36 ID:lRUnNLVb
>90
松山善三監督ら、りそなに20億円賠償請求
ゴルフ場への融資足らず破産
会社の破産は、融資を止めた銀行の責任−。
映画監督・脚本家で、元女優の高峰秀子さんの夫でもある松山善三さん(78)らが17日までに、埼玉りそな銀行を相手取り、計20億円の損害賠償請求の訴えをさいたま地裁に起こした。
訴えによると、松山さんらは、昭和60年5月に「西武飯能カントリー倶楽部」を設立。
当時の第一勧銀と総額350億円の融資予約を交わしていたにもかかわらず、当時の埼玉銀行(現・埼玉りそな銀)の強い勧誘で融資元を変更した。
ところが、ゴルフ場の開業にはこぎつけたが、肝心の融資が、第一勧銀の約3分の2の235億円程度にとどまり、昨年9月に破産を余儀なくされた、としている。
ZAKZAK 2004/02/17
92 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 17:51 ID:QfXRb7wi
ゴルフ場経営なんかしてたんだ(゚□゚)
93 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 19:58 ID:qYw4wodY
「無法松の一生」が大好きなんだけど、1958年の7位なのね・・・。
デコちゃんも三船さんも、良い演技してんのになぁ。
キネ殉と海外評価と、俺の評価ってやっぱ違うのね。
>>93 やっぱり最初の阪妻バージョンが凄すぎたので
その分マイナスに動いたのでしょう
良い演技してるのには同意しますが・・・
1958年の本当のベストテン
1風と女と旅鴉
2杏っ子
3弁天小僧
4江戸の名物男 一心太助
5女であること
6親不孝通り
7毒婦高橋お伝
8影なき声
9果しなき欲望
10花の慕情
96 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 22:41 ID:lRUnNLVb
>95
マキノ雅広、伊藤大輔、加藤泰、中川信夫、増村保造らも確かにいいよね。
昨日ビデオで観た伊藤大輔の「明治一代女」(1955)、木暮実千代と田崎潤の哀れさが涙を誘ったよ。
あと、浦辺粂子のまたとない熱演にも。
97 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 22:58 ID:lRUnNLVb
「1955年本当のベストテン」で「明治一代女」は何位くらいになるの?
「七人の侍」の影響をうけた映画の数は半端じゃないので・・・
「宇宙の七人」
「ワイルド・イースト」
「アンドレイ・ルブリョフ」
「コナン・ザ・グレート」
「ブレード/刀」
「13ウォーリアーズ」
「戦場」
「バグズライフ」
「地獄の七人」
「死霊の七人」
「プライベートライアン」
「十三人の刺客」
「1954年キネマ旬報ベストテン」の「1位二十四の瞳」「3位七人の侍」に異議あり!!
99 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 10:06 ID:5H7ixIbY
でもね、昨年のNHK大河ドラマ「武蔵」の第1回放送で野武士の乱闘シーンがあったからと言ってNHKを提訴するような態度は映画道の風上にもおけないよね。
よって、異議却下!
100 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 17:25 ID:So/4GY6z
でも「用心棒」をパクった伊映画「荒野の用心棒」(C・イーストウッド主演)も
訴えてるからね・・・一貫していると思うけれど。
1955年の本当のベストテン
1人間魚雷回天
2下郎の首
3浮雲
4男ありて
5新平家物語
6蝶々夫人
7ゴジラの逆襲
8終電車の死美人
9六人の暗殺者
10二等兵物語
明治一代女はひたすらウトゥでもう一度
観たいとは思わないからもっと下。
102 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 23:55 ID:BAQimlCS
黒澤映画見て自分に酔ってる奴って頭悪そうだよな。
ノー天気というかさw
103 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 23:59 ID:BAQimlCS
まともに人生歩んでる奴は何の教養もない黒澤の自慰映画なんて
社会に出て少しもまれてれば自然と卒業できるよ
そんな時間なくなる。
104 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 01:00 ID:JmQ25Okl
二十四の瞳って、DVD化されてないの?
ビデオ品切れになってるし・・・。
スカパーでやんないのかな。黒澤作品はジャンジャン流すのだが
105 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 01:12 ID:YAUY7O0v
DVDは出ない
ビデオは廃盤
スカパーではやらん
誰も求めてないからなw
106 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 09:50 ID:U2boNCkF
>101:1955年の本当のベストテン
宮口精二扮する久蔵を熱く見つめて、
木村功扮する勝四郎のようにランランと目を輝かせながら、
「あなたは素晴らしい人です!!!!」。
107 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 12:49 ID:U2boNCkF
「人間魚雷回天」での決死隊員・木村功って
なんて叫んでるのだろう。
「天皇陛下ばんざーい!!」だろうか。
でも、やっぱり「天皇陛下は素晴らしい人です!!!!」だろう。
108 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 20:29 ID:yPenh26T
私は共産党員ですが、「七人の侍」の方が「二十四の瞳」より上に来ます。
壺井栄同志すまん。
ちなみに山田和夫はきらい(汗)
109 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 22:00 ID:dmtQ09YE
わっ!きょ、共産党員!!! しかしなんで共産党員だと「七人の侍」
が「二十四の瞳」の上に来ることが憚られるんすか?
壺井栄も共産党員だったん?
110 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 00:43 ID:JgRpvkTr
同志とか今でも言ってるんだ!
韓国人みたいだな
111 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 01:09 ID:OXJhRaqE
「二十四の瞳」でデコちゃんの旦那役だった天本英世ってこれが初出演のようだけど、
そのときだれがその後の勇姿を予見できただろうね。
112 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 01:32 ID:OXJhRaqE
>109
荒俣宏『プロレタリア文学はものすごい』(平凡社文庫、2000年)によると、
小林多喜二『蟹工船』、黒島伝治『二銭銅貨』、葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』、
宮本百合子『伸子』などのプロレタリア文学はもちろん、その周辺作品として
壺井栄『二十四の瞳』、江戸川乱歩『パノラマ島奇譚』、島崎藤村『破壊』『夜明け前』、
志賀直哉『暗夜行路』『城の崎にて』などが含まれるそうだ。
もちろん、林芙美子の『放浪記』も入ると思う。
113 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 03:31 ID:8TAFtAJT
>>111 それそれ。
船から最初に出てきた仲人か何かの中年の男を見て、
生徒がそれを婿さんと思い「ごっつい人じゃなぁ」と心配した後ろから、
スラリとした瀟洒な青年、天本英世が登場、一同安心する。
見てるこっちもホッとする。
ホッとさせる天本英世
114 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 04:50 ID:OXJhRaqE
桜木の中を縫うように走るデコちゃんの汽車ポッポ。
このシーン観てるだけで涙腺がゆるむ。
周辺作品というのはどういう意味だろう。
プロレタリア文学全盛時代のそれ以外の作品というなら、
壺井栄はプロレタリア文学には関係ないということになるし、
プロレタリア文学の範疇にひっかかるということなら、
乱歩、藤村、志賀もそうだとは、いくらなんでも言えないだろう。
共産党ならすぐれた文学はすなわちプロレタリア文学である、
なんて強弁しそうだが、荒俣宏がそんなことを言うとは思えない。
第一、『二十四の瞳』(小説)は昭和27年の作品だし、
要するによくわからないなぁ。
↑は、
>>112へ
単に疑問です。
無用にレスを1つ使ってしまった。申し訳無い
117 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 13:31 ID:sIg3qYym
108ですがなんかよけいな書き込みして混乱させてしまったようですまんかった。
ロムに徹します。
>>110 党内では最近同志ってギャグとして使われる例も多いのですよ。
>>115 壺井重治・栄夫妻の活動も忘れ去られる時代なんですね。なんか悲しい。
共産党なら強弁しそうってそれ偏見ですよ。そんなわけない。
118 :
木下K介:04/02/21 01:00 ID:hzeVLFvQ
「二十四の瞳」は何度見ても感動させられる作品です。私自身黒澤作品で感動した映画は1つもないし何処がいいのか分からないし監督の魅力でいえば木下恵介の方がずっと上だと思います。
119 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/21 01:22 ID:xikROCJi
>>117 別に遠慮するこたぁない。
共産党を宣伝するならともかく。
プロレタリア文学は文学史には重要なことだし、
その当時(昭和の初め)の真面目な若い作家や卵たちは、
みんな真剣にそれを考えざるを得なかったそうで、
当然、映画作家にも影響はあっただろうしね。
右翼だの軍国主義だの言われる黒澤明もそれ系統の
絵を描いていたわけでしょう。
映画見る前に、句読点の勉強をする必要があるな。
121 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/21 23:29 ID:SJF6GGZJ
黒澤って一般の人にはほとんど認識ないよな。
なんかただのインチキ時代劇映画。みたいなかんじに思われてて
黒澤信者=キチガイって図式が成り上がってるもんな
122 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/21 23:30 ID:CcZKtZoi
123 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/22 00:25 ID:go3N1yFC
>122
ニュースでやってるの聞いたけど、なんでこの板に?
124 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/22 01:28 ID:Qw8WEiTD
>>121 相変わらず北野スレにも常駐してるのか。
116 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:04/02/21 23:25 ID:SJF6GGZJ
たけし映画 生理的に受け付けん。
顔 きもすぎ。
キチガイたけしヲタが、映画館でのりのりだったよ。
とっとと消えろ。顔面麻痺!
125 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/23 18:48 ID:FoCOyJ9R
>118 :私自身黒澤作品で感動した映画は1つもないし何処がいいのか分からないし監督の魅力でいえば木下恵介の方がずっと上だと思います。
激しく同意。
黒澤の監督としての力量以前に、そこで描かれる世界、手法、演出法等々に大きな違和感を感じる。
あのギスギスした雰囲気、粗野な会話のやり取り、野蛮な人間描写にげんなりしてしまう。
もっと人間を上品に撮ってよ!っていつも思うよ。
126 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 20:14 ID:hHISfbYY
1998年、黒澤明監督の訃報を知ったデコちゃんは、こうつぶやいた。
「大男で気のやさしいクロさんが好きだった。けれど結婚はできなかった。
私には十数人もの扶養家族がいたためだ。クロさんが亡くなったと聞いて、私はふっと思った。
あのとき 2人が結ばれていたら、私の運命は どう変わっていたのだろうか」と。
>>126 谷崎潤一郎が死んだ時、ある出版社の人が高峰秀子に
谷崎の葬式へ行こうと声をかけたところ、
「はぁ?どうして私が行かなきゃならないのよォ?」
とモノスゴク嫌がられたんだと。
とはいえ、行かないわけにはいかないだろうと、強引に
連れて行ったところ、葬式会場で高峰秀子は、
「先生、どうして私を置いて死んでしまったのォ〜?」
とヨヨヨと泣き出したそうな。
その出版社の人曰く、
高峰秀子という人は根っからの役者なんだなと思ったとの話。
128 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/27 18:30 ID:wWvDbKua
>127
ワロタ
129 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/27 18:35 ID:wWvDbKua
↑
でもデコちゃん、成瀬の葬儀に出席しなかったんだよね。
「心の中でいつまでも生きていると思いたかった」って。
女心は複雑だよね。
130 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/27 19:11 ID:oJCysu1M
>127
渡世日記では、谷崎の家でいつもご馳走食べさせてもらってたって書いてたのにね
「二十四の瞳」を「七人の侍」などという野蛮な映画と比較すること自体間違い。
132 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/03 12:20 ID:zXxYF5Rs
野蛮な「七人の侍」にゃ、字幕スーパーが付いとかにゃいと鑑賞できまへんな。
133 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/07 12:41 ID:vAptQaFM
叙情と社会を見る目
品田雄吉 (映画評論家) 1998/12/30
9月に黒澤明監督の訃報(ふほう)を聞いたとき、木下監督はお元気だろうか、という思
いが一瞬、脳裏に浮かんだのを今あらためて思い出す。
木下監督と黒澤監督は、第2次大戦中の1943年に第一作を発表した。黒澤の「姿三四郎
」は柔道を志す青年の青春映画ともいえるもので、清新な人間形成物語になっていた。対
して、木下の「花咲く港」は南の島でひともうけをたくらむペテン師を面白おかしく描い
て、その才気は実に新鮮だった。私は暗い戦時下にこの2人の新人監督の作品に出会えた
喜びを、今でもまざまざと思い出すことができる。そして世間は、この2人の俊英を好敵
手として、その後の活躍ぶりを見守ることになる。
男性的作風の黒澤監督に対して、木下監督は女性的といわれた。たしかに、木下監督は
、「わが恋せし乙女」(46年)「女」(48年)など、女性を描かせては抜群にうまく、繊細で
叙情的な感性に秀でたものを見せた。
しかしいっぽう、戦時中の作品である「陸軍」(44年)では最愛の者たちを戦争に奪われ
た女の悲しみを描き、戦後の第一作となった「大曽根家の朝」(46年)では軍人の横暴に怒
りを投げかけた。その社会を見る厳しい目と叙情的感性は、分教場の女性教師と教え子た
ちの感動的な心の結びつきを描いた「二十四の瞳」(54年)で見事な融合を見せた。
さらに他方、木下監督は、処女作「花咲く港」から「お嬢さん乾杯」「破れ太鼓」(49
年)、日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」(51年)などで、喜劇に素晴らしいさえ
を見せた。
そんな風に、木下監督はどんな題材でも第一級の作品に仕上げてしまう手腕と感覚を持
っていた。まさに天才だったといって、決して言い過ぎにはならないだろう。お互いに才
能を認め合っていたのか、好敵手といわれた黒澤監督とも実は仲がよかった。
若いころ、筆者は、黒澤の力強さよりも、木下の繊細と柔軟さを愛した。木下恵介こそ
が、真に天才の名に値する映画作家だと思った。その思いは今でも変わらない。
天才・木下は、あまりにも早く、映画表現の世界を駆け抜けたのではないか。1943年の
デビューから1950年代までに、やるべきことはやってしまったといった風にすら見える。
それはいかにも天才の名にふさわしいスピードだったといえるだろう。
〈好敵手〉黒澤明の後を追うかのような死は、単なる偶然とはいえないような気がして
ならない。1998年は、戦後の日本映画のもっとも大きな区切りの年となった。
134 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/08 14:14 ID:nIj4EBPs
戦時中は木下がいいね。生きてゐる孫六、花咲く港・・・
かれの最高傑作は孫六だろうね。
黒澤は戦後にその才能が存分に開花した巨匠だろう。
>>127 それは不本意で怒ったと渡世日記に書いてあったでしょ。
>134
「生きてゐる孫六」が最高傑作とは思わないけど、冒頭の戦国武将の戦闘シーンはなかなか。
また、笠智衆や東山千栄子だって、小津作品より木下作品で活き活きしている
のは事実だよね。あと、上原謙や高峰秀子、桂木洋子らは主に木下作品こそ
生存エリアとして活躍してる。
片名:二十四隻眼睛
導演:木下惠介
演員:高峰秀子、天本英世、田村高廣、笠智衆
故事由1928年開始,在民風純樸的漁村裡,女教師大石春風化雨、盡心盡力教導一班天真爛
漫的小孩子,建立了一段既是師生,又像母子般的深厚情誼。可惜不久戰爭的陰影便籠罩著
小漁村,老師用的教科書竟也被指為荼毒小孩子思想的工具。老師的丈夫後來也在戰爭中死
去,村内不少男生被派往前線,前途未卜。戰爭告終,老師復職,並與昔日的學生緬懷戰死
的同學們... 《二十四隻眼晴》歌頌女性堅忍忠貞的性格和單純正直的價値觀,感人至深,
沒有看過的觀衆是不受感動的,也是木下惠介最著名的傑作之一。
>>137 おぉ、ヤフオクで「二十四の瞳」と登録しとくと
たまにこれがひっかかるぞ。中国製のVCDとかいうやつ。
さすがに買おうとは思わんが。
キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)
キネマ旬報社が映画評論家、映画製作スタッフたち140人を対象に行った
アンケート調査をもとに選んだ日本映画ベスト100。
1 七人の侍 黒澤明
2 浮雲 成瀬巳喜男
3 飢餓海峡 内田吐夢
3 東京物語 小津安二郎
5 幕末太陽伝 川島雄三
5 羅生門 黒澤明
7 赤い殺意 今村昌平
8 仁義なき戦い 深作欣二
8 二十四の瞳 木下恵介
10 雨月物語 溝口健二
11 生きる 黒澤明
11 西鶴一代女 溝口健二
13 真空地帯 山本薩夫
13 切腹 小林正樹
13 太陽を盗んだ男 長谷川和彦
13 となりのトトロ 宮崎駿
13 泥の河 小栗康平
18 人情紙風船 山中貞雄
18 無法松の一生 稲垣浩
18 用心棒 黒澤明
21 蒲田行進曲 深作欣二
21 少年 大島渚
21 月はどっちに出ている 崔洋一
21 麦秋 小津安二郎
21 復讐するは我にあり 今村昌平
なーんだ、
1位「七人の侍」VS.8位「二十四の瞳」
になっちゃたんですね。
>>140 「切腹」は過大評価だな。役者の演技は硬すぎて息苦しいし構図はワンパターンだし。
俺は「椿三十郎」のほうが娯楽性が豊かで遥かに面白いと思うな。
>>142 椿三十郎なんぞよりは切腹のほうがはるかにマシ。
144 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/05 21:45 ID:SDwiER/d
145 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/05 21:58 ID:ZgUsaxWZ
「切腹」「椿三十郎」どっちもいいけど、
「切腹」の脚本はどうやって書いたんだろ。橋本忍の頭の中見てみたい。
「椿三十郎」何度も見たい映画
「切腹」二度と見たくない映画
オレにとって何度も見たい映画が良い映画。
147 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/05 22:44 ID:ZgUsaxWZ
誰も君の趣味には興味持ってないよ。
冷たいな〜もう少しマターリいきましょう
149 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/06 02:14 ID:xWHN5+fL
宮口精二が倒れた後に銃声が鳴ってるから「七人の侍」の負け
150 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/06 09:49 ID:h4rxjbBl
三船敏郎のお尻がかわいいので「七人の侍」の勝ち!
151 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/06 11:49 ID:b96vC+IB
>宮口精二が倒れた後に銃声が鳴ってるから
公開当時多数だった戦争経験者にとってはその「間」がリアルだったそうだ。
君の負け。
152 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/06 12:07 ID:uV1DshHF
黒澤明のライバルは谷口千吉ですよ
『黒澤は酒のんで帰ってきても脚本書いた
僕はすぐ寝てしまった明との差はそこだな。』
しかし八千草薫と結婚したし自殺未遂もしなかった
馬鹿息子も残さなかった、人生の勝利者は谷口。
153 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/06 12:11 ID:uV1DshHF
>>140 幕末太陽伝 川島雄三は100位にも入らんくだらん
羅生門もグランプリ取らなかったら100位にも入らん
>>152 >人生の勝利者は谷口。
谷口には、前妻・若山セツ子の悲劇が・・・。
>>151 ソースきぼんぬ。
銃声の前に人が倒れるってはよほど性能がいい銃ってことになる。
火縄銃でそんなことある得るのかなあ。
>>152 二人がどういう意味でライバルなのかは分からないけど、
でも谷口千吉は「大盗賊」を撮ったというだけで
俺的には認めている
「切腹」見て思った。
橋本忍は黒澤明と共同で脚本書いたほうが名作になると。
一人で書いた脚本は全部駄作。
>>157 日本沈没とか八甲田山も橋本だよね。
俺的には全部駄作とも言えないような気がする。
黒澤との共同脚本の方がはるかにいいというのは同意
旅行会社の広告より
「『二十四の瞳』公開50周年企画 小豆島なんやらツアー」
161 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/09 21:23 ID:rAxh5Xax
>>160 わあ和田貞子さんていまでも綺麗
修学旅行の定期船を追いかけるまっちゃんが可哀想で可憐でオレはこの映画が好きになったんよ
なんで?
>>142 同意だな。
「切腹」はまさに自分が切腹しているぐらい見ていて苦痛だ。
「椿三十郎」はまさに自分が若侍になっているぐらい見ていて快感だ。
何か例えが変だが(w
「七人の侍」は50年たった今でもハリウッドでリメイクされたり絶賛されたりビデオゲーム化されたり
また世界最高とされている「市民ケーン」よりも遥かに面白い!
しかし「二十四の瞳」は今はもう忘れ去られた二流映画と化している・・・。
結論「二十四の瞳」のボロ負け!!
>>152 >しかし八千草薫と結婚したし
それはお前がただ単に八千草のファンなだけだろw
ということで八千草と結婚できなかった
>>152が人生の敗北者。バーカw
166 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 02:21 ID:2h3GHkdj
「二十四の瞳」は途中で一回寝るとちょうどいい具合
>>1 スレタイが間違ってるよ。
そんなこと言ったら「七人の侍」の圧勝に決まってる。
比較するのも無意味なほど知名度でも評価でも差がある。
なんで「二十四の瞳」だけでスレ立てないの?
>「七人の侍」の圧勝に決まってる
んなこたーない。当然キネ順の評価は別として考えたうえで。
169 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 04:10 ID:BtSFynYt
>>167 俺もそう思ってたけど、この前二十四見返したらマジ凄い。
あれ、傑作ね。知名度とか評価って、見たことない奴、
見る眼ない奴の評価なんて当てにならないでしょ。
かつてなく、いまはある俺は両方を経験してるから分かる。
二十四は木下畢生の大作だよ。
キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)
キネマ旬報社が映画評論家、映画製作スタッフたち140人を対象に行った
アンケート調査をもとに選んだ日本映画ベスト100。
1 七人の侍 黒澤明
2 浮雲 成瀬巳喜男
3 飢餓海峡 内田吐夢
3 東京物語 小津安二郎
5 幕末太陽伝 川島雄三
5 羅生門 黒澤明
7 赤い殺意 今村昌平
8 仁義なき戦い 深作欣二
8 二十四の瞳 木下恵介
10 雨月物語 溝口健二
11 生きる 黒澤明
11 西鶴一代女 溝口健二
13 真空地帯 山本薩夫
13 切腹 小林正樹
13 太陽を盗んだ男 長谷川和彦
13 となりのトトロ 宮崎駿
13 泥の河 小栗康平
18 人情紙風船 山中貞雄
18 無法松の一生 稲垣浩
18 用心棒 黒澤明
21 蒲田行進曲 深作欣二
21 少年 大島渚
21 月はどっちに出ている 崔洋一
21 麦秋 小津安二郎
21 復讐するは我にあり 今村昌平
これが妥当だわな。
わざわざ50年前の古臭いデータを出して木下をマンセーしている
>>1は痛すぎw
171 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 20:01 ID:2h3GHkdj
>>170 5 幕末太陽伝 川島雄三+100位=105位
5 羅生門 黒澤明+50位=55位
これくらいが妥当
確かに早撮り名人の木下作品には「最高傑作」みたいなものとは無縁かも。
でもそれがいい。観る側を呪縛するようなところがない。異才だと思う。
174 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/17 05:15 ID:ZrxRCvtq
>170
なぜ「清作の妻」が入らないんだ!
175 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/17 11:55 ID:YrijuET6
「月はどっちに出ている」なんか入れるなよ!
「蒲田行進曲」も不快。
176 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/23 19:04 ID:RSJihIC8
>170
なぜ成瀬巳喜男が「浮雲」1作しか入らないんだ!
なぜ木下恵介が「二十四の瞳」1作しか入らないんだ!
177 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 04:05 ID:nuuppgPr
「女が階段を上る時」って成瀬巳喜男の最高傑作だと思うんだけど、
ベストテンなんかで取り上げられてないのが不思議。
なぜ?
178 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 10:04 ID:RCRVTgT6
>177
傑作だと思うし、興行的には結構ヒットしたらしい。
批評家のスーザン・ソンタグが好きだと言っていたから、海外でも
割と知られているのかな?
スペインでDVDでてるね。
180 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 23:57 ID:YRPLXZ64
>178
スーザン・ソンタグが選ぶ「何度でも見たい日本映画8本」 は
溝口健二監督『祇園の姉妹』(1936)
黒澤明『わが青春に悔いなし』(1946)
吉村公三郎『安城家の舞踏会』(1947)
五所平之助『煙突の見える場所』(1957)
木下恵介『二十四の瞳』(1954)
成瀬巳喜男『浮雲』(1955)
大島渚『絞死刑』(1968)
原一男『ゆきゆきて、神軍』(1987)
とのこと。
スーザン・ソンタグてたまに聞く名前だけどそんなにエライ人なの?
182 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/01 03:37 ID:jI3ZKWvu
ブッシュのアフガン攻撃を支持して、
日本でのファンはいなくなりました。
>>77 俺はラストの厨王が母に会いに行く島のくだりとと安寿の自殺シーンだけでも
世界映画史に残すべき傑作だと思います。
あと全体に漂う無常観や神話的な雰囲気。
確かに社会的テーマとかウザイしセリフや物語展開も洗練されてはいないと思うけど、
「何がいいのか分からない」なんて言う人の感覚の方が俺にはわかりません。
別に姉弟を兄妹に変えたことなんて気にならない。
なんでそんなことを気にするのかも分からない。
184 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 06:44 ID:lW0uiiZu
溝口健二の『新・平家物語』と伊藤大輔の『徳川家康』が入っていないベストなんたら
など、やる意味もない。
「二十四の瞳」は日本人好みで欧米には受けにくく、
「七人の侍」は向こうの人にも分かりやすい。
ただそれだけの差だと思う。
文化の違いってやつですね。
最近は日本人の好みも変わってきて木下恵介には厳しい状況ですけど。
でも何で感傷的=駄目ってなるのかなぁ?
感傷も活劇もどちらが上とかはない娯楽の一要素だと思うんだけど・・・・
>186
そもそも木下=感傷的てのが誤解なんだと思うけど。
この板見てると評論家でもロクに観てないやつが多いらしい。
いいかげんキネ旬ベストテンを基準にするのはやめてほしい。
189 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/03 01:10 ID:SshLiHV9
>188 そもそも木下=感傷的てのが誤解なんだと思うけど。
そうそう。処女作「花咲く港」とか「カルメン故郷」とか「破れ太鼓」「風前の灯」とかはコメディだし、
「遠い雲」とかは成瀬顔負けのメロドラマだし。第一、特徴がないのが木下恵介の特徴なんだから。
190 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/03 01:19 ID:Ma+/CwGt
七人擁護のやつは他への影響とかを語ってるけど、
>>98の中でもまともなのはルブリョフくらいで
後は腐ったのばっかだよな。
黒澤の功績はくだらない映画の大量生産に拍車をかけただけだよ。
つまり功績というよりは、罪なんだよな
191 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/03 01:25 ID:0E9lqYVE
>>190 でもさ、剣戟時代劇にしろ、松竹庶民劇にしろ、戦前のほうが
はるかに自由闊達で、豊かな表現力持ってた映画ばっかだったろ?
黒澤や木下は、それらをやや硬直化させた、って感じはあるけど、
あの時代そのものの必然だったんじゃないかと思うんだが。
一握りの監督の責としていいものだろうか?
52年のベストテン1位は黒澤の「生きる」
木下の「カルメン純情す」も5位に入ってる
しかし対談でこの二人が「今年のナンバーワン作品」と口を揃えてる
のは9位に入ってる溝口の「西鶴一代女」
評論家達と監督達の評価というのはかなりの食い違いがあったのかな?
「二十四の瞳」と「七人の侍」に対する同時代監督達の評価ってのも興味あるな。
193 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/03 04:34 ID:w8DxOJ21
>192
52年当時に木下・黒澤が対談してそういってるの?
評論家って、映画会社とか監督とかいろんなしがらみがありそう
>>193 キネ旬の対談で
木下「溝口さんの『西鶴一代女』には驚いちゃったよ」
黒澤「あれは凄かった。観た後で興奮して一晩飲み明かしたよ」
木下「今年はあれが一番の作品でしょう」
黒澤「僕もそう思う」
大体だがこんな感じのことを言ってる。
黒澤は溝口、特に西鶴への尊敬の念をよく口にしてるから分かるけど
木下に関してはちょっと意外で面白かった。
溝口と小津は海外で評価される前から、日本の監督達の間では
やはりちょっと別格的な存在と見なさられてたみたいだね。
195 :
193:04/06/03 22:39 ID:Cn9juIhq
>194
詳しく教えてくれてありがとう。
私も西鶴はオカマ心をくすぐると思うから、木下がほめるのは納得
>195
ワロタ
世界の映画人が教科書にしている邦画界最強「七人の侍」を過去の遺物映画なんかと比較しないでほしい。
それとこのスレ木下厨が必死すぎて笑えるw
お前の方が必死じゃないの?
199 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 00:09 ID:Fu9gaISL
>197
それはちょっと違って、
世界の「クソ」映画人が教科書にしている「七人の侍」
が正解。
木下厨が必死なのは禿胴。
200 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 00:56 ID:T2mKOLhS
>199
それはちょっと違って、
世界最高の一流映画人が賞賛している「七人の侍」
が正解。
木下厨が必死なのは禿胴。
二十四の瞳はまだしも、女の園が七人の侍より上ってのが信じられん。
「二十四の瞳」は映画館で3回見ているけれど、シネスコ版があるって知ってる。
一度 私が見たのは16ミリプリントだったけれど、もちろん撮影時に2バージョン撮っていたわけではなく
おそらくは、シネスコ全盛期に2番館で上映する時のためにデッチあげた版なのでしょう。
頭が欠けると不自然なので、画面の下部をバッサリ切ったような印象でした。
「七人の侍」は映画館で6回見ているれど、先に話題になっていた、久蔵が撃たれる場面の
銃声のズレ、DVDのリミックス音声では修正されています。
音がずれるほうがリアルで正しいとか誰かが言ってたけど結局どっちが正しいの?
204 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 11:46 ID:K7CNEvy9
>音がずれるほうがリアルで正しいとか誰かが言ってたけど結局どっちが正しいの?
音ズレは色んな所で黒澤が発言しているけど、意図的にやったこと。
>204
そうなんですか。どうも。
>200
黒澤厨、必死w
私は長年に渡って黒澤ファンで・・・といっても木下恵介の才能を貶めるつもりは無いのだが
それはともかく、黒澤に関する書物はかなり持っているのだが
>>204 さんの言うところの
>>音ズレは色んな所で黒澤が発言しているけど、意図的にやったこと
この黒澤の発言は目にしたことが無い
>>204さんのレスを否定する、というのではなく
それが本当ならば、自分の不明を恥じ、認識を新たにしたいので
情報の出所を教えて欲しいのです。
しかし・・・・・
それが本当ならば、DVDの音声の修正は、黒澤の意図に反して
余計な修正を加えた、ということになるわけで、問題にすべきではありませんか?
ただ、個人的な感想を言えば、映画館でオリジナル音声版を見ていたときも
ドルビー処理された版を見ていた際も、あの重要な場面で否応無く感じてしまう
違和感がDVDでは無くなった事が嬉しかったのですが・・・・
これ以上は黒澤スレでやった方がいいかな
208 :
菊千代:04/06/05 17:21 ID:8ct6penE
やい、お前達、一体百姓をなんだと思ってたんだ?
仏様とでも思ってたか ああ?
笑わしちゃいけねえや。百姓ぐらい悪ずれした生き物はねんだぜ。
米出せって言や、無え。麦出せって言や、無え。何もかも無えって言うんだ。
ふん、ところがあるんだ。何だってあるんだ。
床板ひっぺがして掘ってみな。そこに無かったら納屋の隅だ。
出てくる、出てくる、瓶に入った米、塩、豆、酒。
山と山の間へ行ってみろ。そこには隠し田だあ。
正直面して、ペコペコ頭下げて嘘をつく。なんでもごまかす。
どっかに戦でもありゃ、すぐ竹槍作って落武者狩りだい。
よく聞きな。百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだあ。
ちくしょう。おかしくって涙が出らあ。
だがな、こんなケダモノ作りやがったのは一体誰だ?
おめえ達だよ。侍だってんだよ。
ばかやろう。ちくしょう。
戦のためには村あ焼く、田畑踏ん潰す、食い物は取り上げる、人夫にはこき使う、女あさる、手向や殺す。
一体百姓はどうすりゃいいんだ。百姓はどうすりゃいいんだよ。くそー。
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう
>そこに無かったら納屋の隅だ
>山と山の間へ行ってみろ。そこには隠し田だあ
>人夫にはこき使う
>手向や殺す
このへんが聞き取れてなかった。サンクス
>>208
>>音ズレは色んな所で黒澤が発言しているけど、意図的にやったこと
↑
これを主張している奴って、ひょっとして黒澤はホモだと主張していた奴と同一人物か?
妄想を執拗に主張しておいて、誰かが出典を示せと言うと逃げるあたり、そっくりだ
211 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 13:04 ID:2sOhdw3k
>>207 「黒澤明「夢は天才である」
発言が載ってます。
「対話 山田洋次2」多分これにも同じ座談が・・・
>それが本当ならば、DVDの音声の修正は、黒澤の意図に反して
>余計な修正を加えた、ということになるわけで、問題にすべきではありませんか?
そうかもしれませんが、そのへんの事情はわかりません。
>ドルビー処理された版を見ていた際も、あの重要な場面で否応無く感じてしまう
>違和感がDVDでは無くなった事が嬉しかったのですが・・・・
確かに違和感を感じる。
封切り当時から指摘された事ですね。「アレは黒澤のミスであると・・・」
しかし黒澤はこう反論している。
「あの距離から発砲すると音が後から聞こえるはずだ」と
とにかく読んで見られる事です。
>>210 貴方の様に毎日へばり付いてる訳じゃないんで。
それと黒澤がホモかどうか知りませんし興味も有りません。
age
ホモ説は業界にいたとき、逸話入りで、まことしやかに聞いたけど、
ずっと後にその逸話のあった撮影現場にいた人に訊いたら
「そんな噂知らなかった。ホモなんてとんでもない」と一蹴された。
214 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/10 19:32 ID:OdUkHiGR
>213
バイなんじゃないの
男と女、両方の魅力を理解できたほうがいいでしょ
215 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/20 10:27 ID:dGKtb2OZ
小学生のマッちゃんが泣きながら奉公に出される。(売られる)
偶然にも修学旅行で先生とマッちゃんが再開する。
マッちゃんは蕎麦屋で働いていた。
でも、その蕎麦屋は単なる蕎麦屋ではない。
売春宿兼業の蕎麦屋。
マッちゃんは小学生なのに髪は高島田を結っている。
この髪は既に未通娘(おぼこ、処女)では無いという証。
(;´Д`)
217 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/22 22:59 ID:zdYjLVgB
日本映画は子役が下手なのが多いが
この映画の子役の演技は迫真的だね。
監督の演出が良かったんだな。
218 :
SGに変身する設定:04/07/24 10:26 ID:aoLkvI3N
二十四の瞳(木下版)の子役たちが最近、ロケ現場で同窓会を実施。
故人となった六人以外は全員集結した写真が、今発売中の新潮に出ている。
それはそれで感慨深いのだが
気になったのは、高峰秀子が現れていないこと。
もはや恍惚の人なのか、それとも。。。
あの時代、△が「○に満たない」記号としての概念って、あったのかな?
それと、ひらがなの「田」じゃ無くて「た」なのも気になる。
↑スマソ誤爆
でこちゃん、今なにしてんの?
223 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/31 22:56 ID:f1W+Y87Y
>215
じゃ、浪花千栄子はやり手婆なの?
>218
去年、旦那の松山善三監督作品の「はっぱのフレディ」のナレーションやってましたよ
>218
デコちゃんはそういうイベント関係が大嫌いなのよ。
225 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/18 09:30 ID:rp9pNkv5
54年の順位で54年の作品が優位なのは、色々な力関係もあるし、仕方ないと思う。
という私は瞳を見たことがない。
>>225 > という私は瞳を見たことがない。
人間のクズ
227 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/02 12:58 ID:dr6O7FjH
「24」は私もだいすきですが、「女の園」が「七人」より上位というのは、
たしかに「何なんだかなー」という気がしますね。
私は3時間半の「七人」に飽きなかったけど、2時間ちょっとの「女の園」は
「まだ終わんないのかなー」と思って見ていました。
反戦の「24」、反軍産複合体の「女の園」が、再軍備賛成映画と誤読(?)されがちな
「七人」より上位に来るというのは、それが自衛隊正式発足の年である1954年当時の
インテリゲンチャの「気分」だったのでしょう。
私は「24」も「七人」も、それぞれに違う個性を持った、日本映画最高の成果だと
思っております。
どっちが「すぐれた映画」かというのは、単に価値比重の置き方の問題でしかありません。
明日は、仕事をサボッて、京橋フィルムセンターに「24」を見に行くとします。
228 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/16 01:23:25 ID:v37dRpj3
良スレと思われるがゆえに上げるなり。
229 :
この子の名無しのお祝いに :04/10/02 05:25:00 ID:yejkj1X2
あげましょう
230 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/03 07:55:17 ID:2RRBEFiX
>218
喫茶店にあったスポーツ新聞で偶然見ました。
子役の人が今どうしているのか、撮影当時のエピソードなど
興味をもっています。
TVで放送してほしいです
231 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/04 19:42:30 ID:pTqXdMm+
木下恵介が「この子を残して」を撮る時、
黒澤明は「原爆映画なんて被爆者以外には他人事」と映画化を反対したそうだけど、
その黒澤はどうして後年「八月の狂詩曲」を撮ったんだろう?
232 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/04 23:34:35 ID:1S4VcAsY
>>231 反対したのは、自分が反核映画で興行的にコケた記憶があったからかな?
後に自分でまた撮ったのは…年とって、そのときの屈辱を忘れたからかw?
ワタシは
女の園>二十四の瞳>>>>>>∞>>>>>>七人の侍
だな。男同士の殺し合いなどまるで興味ないので退屈なだけだったよ。。。
それより、女の園の、久我美子の高峰三枝子への意地悪な口撃にぞくぞくする。
234 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 19:37:07 ID:03qbI78D
>233
オカマごのみ
なるほど、当時、キネマ旬報ベストテンの選評者の淀川長治さんは
女の園(10点)>二十四の瞳(9点)>>>>>>>七人の侍(2点)でした。
236 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/12 15:49:20 ID:lBdaZ9/F
>>218 高峰秀子さんは年取った顔見られたくないと外出しないそうです
表向きは
「大アンケートによる日本映画ベスト150」(文春文庫)での順位
1位 七人の侍
2位 東京物語
3位 生きる
4位 羅生門
5位 浮雲
6位 飢餓海峡
7位 二十四の瞳
ちなみに監督ベスト10では黒澤明が1位で木下恵介が4位です。
結局、木下が黒澤より評価が高かったのは50年前だけだったのねw
238 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/12 18:15:54 ID:2zjQokUA
淀川長治か。あの点数には俺も驚いたな。後年どう思ってたんだろう。
「世間の奴らわかっちゃいない!」か「あの頃の自分には見る目がなかったな」か。
そりゃあ、世間の奴らわかっちゃいない!でしょう。
ちなみに双葉十三郎は、
二十四の瞳(10点)>>女の園(8点)>>>>>>七人の侍(2点)ね。
240 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/12 18:41:00 ID:4NZP1dMU
そりゃあ、あの頃の自分には見る目がなかったなでしょう。
「大アンケートによる日本映画ベスト150」(文春文庫)での順位
1位 七人の侍
2位 東京物語
3位 生きる
4位 羅生門
5位 浮雲
6位 飢餓海峡
7位 二十四の瞳
ちなみに監督ベスト10では黒澤明が1位で木下恵介が4位です。
俺はブス子とガキが戯れる映画は全く興味がないから
七人の侍>>>>>>>>>>>永遠に超えられない壁>>>>>>>>>>二十四の瞳
あと、このスレで必死になっている木下厨が何か笑えるんだけどw
243 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/18 00:11:18 ID:584QFSXW
いや〜、泣けました・・・。
原作でもウルウルのラストシーンはまいりました・・・。
カルメンの主役が三枝子になってるぞ、松竹のバカ
やっぱり専属の三枝子の方が可愛いわけだな。
糞澤はホモだからなあ。野郎の糞穴好きな爺さんの自慰作品に嗜好が合う中高年のマンセー会話はきしょいです。
>>218 なぬ?!
生徒で亡くなった人が居るのか?!?!
しかも、6人も?!?!
初めて知ったよぉ…
(´;ω;`)
因みに、現在の高峰秀子さんも、凄まじいオーラだ(;´Д`)
249 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/26 02:55:14 ID:8ivw7aVZ
『女の園』と『日本の悲劇』こそ、木下の最高傑作だ。
『七人の侍』も同格。
『二十四の瞳』は紙一重で落ちる気がする。
>>249 え〜υ
漏れは「二十四の瞳」のオープニングで
「仰げば尊し」が流れて来た時点でもうダメポ(´;ω;`)
1954年に「七人の侍」をおさえて「二十四の瞳」が一位。
1950年に「羅生門」をおさえて「また逢う日まで」が一位。
このへんをもって、リアルタイムの評価と後世の評価の差を語る人は多い。
しかし、1962年はすごいな。
「切腹」、「秋刀魚の味」、「椿三十郎」、「キューポラのある街」をおさえて
一位の「私は二歳」って、何よ、それ。
全然聞いたことないぞ。
253 :
251:05/02/04 00:59:29 ID:sA1XlDt1
はい、そうなんですよ。
知らなかったんですよ。
おバカで申し訳ございませんでした。
日本映画専門チャンネルのキネ旬ベスト1企画で
はじめて知ったような次第でして。
不勉強のほど、お恥ずかしい限りです。
今度とも、ご指導ご鞭撻、お願いいたします。
254 :
252:05/02/04 03:24:58 ID:nGfDw7V9
>>253 近日、日本映画専門チャンネルで放映されるで。
2月10日(木)24:00
2月15日(火)10:00
2月20日(日)16:30
3月01日(火)16:00
3月11日(金)07:30
3月19日(土)15:00
…って、
「日本映画専門チャンネルで知った」と書いてあったね。
スマソ(´・ω・`)
大石 小石
大石先生は当時、
苦手だった自転車を必死に練習された様だが、
今でも乗れるかなぁ
イノセンスの主題歌歌った伊藤君子が小豆島出身で、子供の頃
エキストラでこの映画に出たんだって。しかしどこに出てるのか
本人にもわからないと・・・
259 :
女優は脱ぐ:05/03/20 00:14:40 ID:Np1cS5hx
>女の園>二十四の瞳>>>>>>∞>>>>>>七人の侍
わかる。この監督は評価されているよ。日本には名匠が多いのだよ。こんなに名監督が多い国は他にないだろ?
ベルイマン確かにいい、しかしこの国で他にいい監督浮かばない。英国でもこんなに名匠は多くない。
いるとしたらフランスとアメリカくらいしかないぞ。
なんでこんなの素晴らしい監督が日本には多いのだろうか?当然、邦画ベスト10に木下監督の作品は必ず、私は入れる。
>>259 (゚д゚)ハァ?
何で「女の園」が「二十四の瞳」より上なんだよ。
ワケワカメ
個人的には二十四の瞳より女の園のほうがおもしろかったなぁ。
二十四の瞳を代表作として語られることは木下にとって不幸だと思う。
二十四の瞳だけでしか評価されてないところが不幸だと思う。
>>264 無知なのか釣りなのか知らないけどそんなことないから。
>>264 そんなことないから。
高峰秀子さんもそんなことないから。
リアルタイムの人や映画に詳しい人はともかく、
一般人には、木下恵介も高峰秀子も
「二十四の瞳」と「喜びも悲しみも幾年月」の人、
として認知されているかも。
「浮雲」?知らないなあ。
「陸軍」?そんな映画があったの?
成瀬?誰、それ?
とかって。
↑
若い世代にとっては
木下監督=名匠、松山監督の師匠
デコさん=大女優、松山監督夫人、エッセイスト
って印象かも。
269 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/13(水) 06:47:48 ID:9xzM+1Ef
゜。 ∧_∧。゜
(゜´Д`゜)つ
(つ / 大石先生〜
| (⌒)
し⌒^
270 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/06(月) 00:43:21 ID:awC+t3e1
ニジュウヨンなの?
ニジュウシなの?
とぅうぇりぃふぉおあ〜いずぁ
272 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/06(月) 03:12:00 ID:784vebNl
こんなこと書くと荒れるかもしれないけど、『七人の侍』は、サムライの
映画であるが故にガイジン共へのウケが良いよね。で、日本人はガイジン
に対するコンプレックスが強いから、「外人さんたちが誉めてくれてる
から」と“付加価値”がついて、より高い再評価をする傾向にあると思う
んだ。
>>4で書かれてることだって、うがった考えをすればこういうことを含む
んじゃないかな。
『七人の侍』と、現代劇である『天国と地獄』はどっちも甲乙つけがた
いほど良い映画だと思うけど、世間一般にはやっぱり『七人の侍』に分が
あるんじゃない? それも同じ理由が大きいと思うね。
俺は『二十四の瞳』も素晴らしい映画だと思う。初めて見たときは子供
たちが上の学年になっても同じ顔してるから、成長するまで待って何年も
かけて映画を作ったのかと勘違いしたけれど、何組もの兄弟の子役をキャ
スティングするだけでも凄い。歳とって自分に子がいるような年齢になっ
たら、さらに『二十四の瞳』が胸にしみる映画になってきた。
でも結局俺は『二十四の瞳』と『七人の侍』と『天国と地獄』は同じ
くらい良い映画だと思うし、まったく同じくらい好きだし、順位なんか
つけても意味ないっていう、当たり前の結論になってしまうな。
273 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/20(月) 12:54:26 ID:JA36lljI
黒木瞳の大石先生でドラマ化!
楽しみ!
8月に放送(日テレ系)
274 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 08:17:45 ID:2epCo2HF
黒木瞳あってるね。
8/2 PM9時らしい
275 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/11(月) 19:18:18 ID:XLzaxj0Y
「俺的には」、『七人の侍』と『天国と地獄』『二十四の瞳』とでは、観たときの感動に
明らかな違いがあったがな。格が違うと感じた。「ガイジン」が『七人の侍』誉めてるな
んて、後で知ったこと。
黒木版を見ながら高峰版の各シーンを思い出してしまって泣いた
277 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/03(水) 21:52:55 ID:Ans/yIyf
>>276 俺も俺も。
で、今また高峰版見終わった。いや当たり前だが比べものにならない。
278 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/03(水) 22:22:58 ID:qbXP9ysn
>>272 前半同意。ただ自分にとっては、『二十四の瞳』は、
オンリーワンの傑作。『七人の侍』はベストワン、『
天国と地獄』はベスト2になるような勲章的な作品。
外国人に受ける黒沢天皇様にはベストの世界観が相応
しいかな、とも思う。
デコ版『二十四の瞳』はかけがえのない名作だから、
他と比較するような「ベスト」の範疇に入れないで、
というのが俺の思い。にもかかわらず、このかげが
えのない名作をリメイクする製作者が多いんだよな。
280 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 01:20:23 ID:cauwClsR
2位の女の園は明らかに駄作だと思う
時代がかってるから今見ると大した事ないけど駄作だとは全然思わないなあ。
高峰三枝子がいい。
>>280 すんまへん、個人的には、女の園>二十四の瞳だす。
久我美子が良家のお嬢様の立場を利用して高峰三枝子をねちねちいじめるのが最高。
木下恵介の映画の醍醐味は、女の嫌がらせに尽きます。
あのー素朴な疑問なんですが、黒澤ホモ説ってどこからきてるんですか?
初めて聞きました…
284 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 22:26:31 ID:/82QefE6
黒木瞳の大石先生のドラマ面白かったの?
>>72が、たまたま目について面白かったのでage.
285 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 08:17:11 ID:wjlaARFW
二十四の瞳は、どう見ても駄作。
これを面白がるのは「冬ソナ」に熱中するババアとなんら変わらない。
287 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 01:36:10 ID:9jDXprw3
まあ聞きなさい
保守
290 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/02(金) 12:42:22 ID:CtxuJ4Zw
今夜のBS2 7:30より放映。
291 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/03(土) 02:44:56 ID:wEAVM1FK
ウム、『七人の侍』より高い評価は当然、だな。
292 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/03(土) 07:18:29 ID:nVxUew7I
BSので二十四の瞳を見ました。
良い作品ですね。
キノスケの映画はロクなもんが無いけど、「二十四の瞳」だけは
別格。キシャポッポの場面とか自転車が出てきただけで
泣けてくる。
294 :
この子の名無しのお祝いに :2005/12/03(土) 18:20:26 ID:g9mAZMlo
子どもたちがバスを追いかける場面
キッチン?が写真を指差す場面
思い出すだけでウルウルする
295 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/03(土) 18:30:02 ID:BU7bbBDW
まっちゃんが連絡船を追いかけるところで3回は抜ける
296 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/04(日) 01:04:17 ID:1W6DHhu6
連絡船と遊覧船のすれ違いは
電車のすれ違いを思わせるほどの
異常接近だった
297 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/05(月) 17:53:01 ID:ILnv0fRG
また逢う日まで、はいい映画だったがガラス越しのキスシ−ンがゴ-ルド
ディガ−ズ1935の劇中劇(ディックパウエルとウィニフレッドショ−との)
のパクリ臭いんで興ざめした。
二十四の瞳はほんと素晴らしい。
298 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/05(月) 18:33:25 ID:prqLRdoc
そもそもキネマ旬報のベスト10を信じるなんて信じられない。
299 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/05(月) 18:39:49 ID:r4SWfP2j
そうだそうだ!
キネ旬なんかあてになるか!♪るんな♪
300 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 00:18:57 ID:pl/kcO7k
二十四の瞳観ました。
大石先生が泣くたびに私も泣けて、
映画が進むにつれ先生の泣く回数が増えるので、
見終わった頃にはすっかり水分出し切ってしまった。
301 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 00:30:53 ID:eJ+ZyQno
大石先生の長男役やった島在住の人、すっかり福々しいおじさんになって
写真に写っていた。218さんの情報気になるな。6人もなくなってるん
ですか。個人的にはマッちゃんとコトエさんには元気でいてほしい。
ちなみに本校時代の竹一君は、しろばんばにちょい役ででてるらしい。
302 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 07:44:13 ID:iWAwMWGq
自力では逃れられない貧困の中で生きていかなければならない
子供達のいじらしさに泣けてしまう。
弟妹のお守をしながら弁当箱も買ってもらえない子供や
小学生なのに売られてしまう子供。
303 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 11:43:32 ID:dAfo6Xcn
大人のコトエを演じてた女性は力演だったね。
納屋でのお見舞いシ−ンでおふくろと姉貴が号泣してた。
それにしても白黒の風景画面がほんとうに綺麗だ。土曜日にビデオを
買いに行くつもりだ。
304 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 13:34:30 ID:+SmNPtYD
先生、わたし、苦労しました……
305 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 14:05:28 ID:JAJFbzfL
高峰版の二十四を見て思うけど、大人の俳優たちのセリフや仕草などが
丁寧で端正だな。時代が違うからか。
306 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 20:17:56 ID:yvOc0izS
子供たちの人選が凄いね。仁太、竹一、松江、正...特に仁太は前歯の
生えかたまでそっくり。
307 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/12(月) 04:04:06 ID:m0ed1bM4
二十四の瞳は高峰秀子版を越えるものは無し。高峰版以降では、子役も綺麗な顔立ち
ばかりで、暗さや辛さ、はつらつさ明るさがない。大石先生も誰がなっても
無理だろうね。
308 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/12(月) 05:57:33 ID:reNg3sSP
24の瞳って原作では母乳で目のゴミとったりしてましたが。。。
309 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/12(月) 19:28:00 ID:D8KuHWqY
子供たちと風景と音楽が織り成す美しい白黒映画だと二十四の瞳とラモリス
監督の白い馬だな。カラ−だとチコと鮫がよかった。
310 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/12(月) 20:45:18 ID:9kUeZ/4B
>>307 俺もそう思うよ。それにあの景色だよね。まさしく日本の原風景だからね。
島も舗装道路ばかりだし。
島ロケは、「小島の春」「大番」「裸の島」「瀬戸内少年野球団」と、
結構いい作品が思い出されるな。
312 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 01:22:28 ID:M391PSNc
218氏のレスが気になってぐぐってみたが民主党の赤松某のブログだけ。
どなたか同窓会の内容をご存知の方、教えてください。感情移入の強い
私なので。
313 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 08:27:06 ID:/3p2V6EK
右翼左翼うんぬんより、
当時の日本人が、
情>理性
だったんだぬ。
だから
瞳>七人
315 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/14(水) 19:37:20 ID:5YIFNnvH
>>314 312です。レスありがとうございました。う-ん残念ながらサイトをみることが
できませんでしたが、あれだけの映画なんで出演された子役の方々も
いろいろな思いがあるんでしょうね。
317 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/17(土) 00:19:10 ID:9MbDjj67
>>315 6年生の松江を演じた方はお元気のようですな。
318 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/17(土) 09:18:01 ID:HVAOMcn9
>>317 食堂で先生と再開したときの上目使いの表情と言い、
陰から級友達を見るシーンの演技は凄かった。
見事に心理を描写していた。
この映画で最も心に残るシーンだった。
319 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/17(土) 11:32:13 ID:YI+ulnLv
>>317 315.312です。そうですか。どうもありがとうございます。それにしても
6人の方が物故というのは悲しいですね。
>>318 確かに素人子役とは思えない存在感でしたね。それに、そっくりな妹さんも
利発そうで堂々と演技をされてたようですね。
320 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/17(土) 23:54:07 ID:nENwESN4
コトエはどうなんだろ?かわいそすぎ。
321 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/18(日) 01:10:57 ID:6JQNxjTP
>>320 母親が子供を出産後に死に、小学生なのに父親と妹の面倒を
見なければならず学校にも行けなくなり、自身も病気で倒れる・・・。
それでも礼儀を忘れずに健気に恩師と話をする。
あ〜、日本人って美しかったんだなーと思った。
戻りたいな、貧しくても美しい日本人に。
松っちゃん、大石先生が店出て行った後にたまらず、裏口から出て駆け寄ろう
とした所にかつての級友達・・・せつなすぎる。ここも泣いたけど、
大石先生を励ます会に来た大人の松っちゃん見て、
「松っちゃんが来れてよかったー」となんか泣けた。
323 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/19(月) 14:04:12 ID:a2XGCweB
子ども達が大石先生に会いたい一心でひたすら歩くシ−ン、とても可愛く
健気だった。それにしても音楽といい美しくノスタルジックな風景の白黒
画面といい、ほんとに幻想的だ。途中でヤギが写っているのもいいアクセント
だと思った。
映像的にも素晴らしい。
324 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/19(月) 19:42:42 ID:/j691gu9
最近の卒業式では「仰げば尊し」はほとんど歌われないそうですね。
いい歌なのになあ。
325 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/19(月) 22:55:01 ID:SPFthNqF
大石先生を励ます会でかつての教え子から自転車を贈られる。
最初に登場した大石先生も自転車に乗っていた。
自転車は走り続けなければ倒れてしまう。
辛いこと、悲しいことはいろいろあった。
でも泣いてばかり入られない。
前へ進まなければ、進むしかない。
この映画の自転車はそういうメッセージだと思う。
326 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/20(火) 01:10:18 ID:XAHkzAzb
この映画の存在は昔からよく知ってて、教育の原点とか反戦とかのキャッチ
コピ−まがいの褒め言葉がうざく感じて、見たことがなかった。
先日BSで初めて木下版を見て、そんな感じが吹っ飛んだ。素晴らしい映画だ。
余韻が心に深く深く染みてきている。映画作品一つにこれだけ気持ちが
入り込んだのは初めての経験です。
328 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/20(火) 19:48:11 ID:Pekk1OAA
>323
いいアクセント・・・・
確かに演出がニクイね。白壁の建物をバックに牛車とすれ違う、違う場面で
ヤギが登場する、バックの音楽も唱歌をアレンジした牧歌的な雰囲気。
やはり相当なレベルでの映画作りですな。
最近、白黒映画の良さを再認識しています。
カラーでは出せない何かがあると思います。
いったい何なのでしょうね?
330 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/20(火) 23:11:50 ID:RQ8wlVIE
>>329 洋画板みてたらいいこと書いてあった。モノクロ画面は現実にはありえん
世界、ということです。写真好きな人や映画ファンでも絶対白黒だという
声多いですね。私もそうですが。
>>329 色が限定されないから、無意識に想像で脳内補完しながら観ることになって、
結果的にカラーより色彩感豊かに感じる…とか?
カラーはカラーのよさがあるけどね。
けどカラーの色彩設計もちゃんとやろうとすると大変でしょ。
今は撮影所もないし、生活スタイルが千差万別で小道具揃えるのも一筋縄でいかない。
昔は白黒で階調を作り出すために、柱を緑色に塗ったりしていたけれど。
次はCGなんだろうな。
334 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/21(水) 05:18:54 ID:AGB2IIqR
>1
駄目だよ、文部省推薦映画と合戦時代劇を比較したら
335 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/22(木) 07:55:56 ID:cWlqowjt
二十四の瞳、BSで再放送してくれ。まっちゃんとの再開の場面からソンキとの
再開まで地震テロップがはいっとる。
336 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/22(木) 07:57:18 ID:cWlqowjt
再開...再会ね。
337 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/27(火) 14:17:35 ID:J0MGpvKN
加部小ツルの本校時代を演じた田辺南穂子さんが大河内南穂子さんなんだ。
NHKアナもやってたんだね。
>>321 松江とコトエがごっちゃになってますよ
亀レススマソ
339 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 22:20:49 ID:z3XG7/g1
340 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 22:55:20 ID:+7Nprn9Z
楠田さんの撮影、何度見てもいいな。子ども達の遠足シ−ン。
風景の綺麗さでは「野菊」「カルメン故郷」もいいけど「二十四」が
一番好きだ。クラカメ、シネ8好きの俺としてはレンズは何ですか?
と聞きたくなる。
341 :
横浜人:2006/01/26(木) 16:26:00 ID:wY/Q/2t9
木下はテレビに移籍した感じだろ
黒澤は映画で自殺未遂した人だよ
格が違うよ。キネマの結果も一矢報いた
感があるな
342 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 18:44:39 ID:AJ/rHeRn
今から40年ぐらい前,
TVで木下恵介アワーというのが
あったが,すごくよくて
毎週家族で見ていた。
ただし,おやじ太鼓は除く。
343 :
この子の名無しのお祝いに :2006/03/05(日) 19:14:52 ID:nHs3A9Yd
知ってるよ。「二人の世界」や題名は忘れちゃったけど、
竹脇無我と栗原小巻が、喫茶店を開く物語。
あおい輝彦の主題歌もよかった。
344 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 17:27:48 ID:CVuAlIMF
「二十四の瞳」ツタヤにてDVD借りてきて見ました。
臭い・いかにも文部省推薦らしい・ガキども歌ばっか歌ってウザイ・・・
でも、目頭が熱くなっていく自分が・・・
映画通ぶる人は”批判”するかもしれないけど、これは紛れもなく
”いい映画です”
345 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/32(土) 01:59:40 ID:tSXqmh0d
たしかに黒澤作品は国内評価が低い。
「七人の侍」が木下恵介の「二十四の瞳」に、
「用心棒」が羽仁進の「不良少年」に
ぶつかった不運もあるけどね。
346 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/32(土) 05:07:38 ID:gX2QsnHZ
24の瞳VS7人の侍これは難しい問題だ
24の瞳はリメイク版がつまらないのが、その意味合いを明らかにしてる気がする。
347 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/32(土) 12:09:41 ID:lSZq1nTQ
確かにつまらんし、まるで感情移入できんな。
なるほどそういう見方もあるわけね。
348 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/32(土) 22:57:41 ID:EC4plYfW
つまらない以前に見る気がしないな。俺の場合は。あれはリメ−ク不能。
まあ凸以外だったら誰が適役かなと想像する面白さはあるがな。
木下の映画は、脚本が独立して良くできているじゃなくて、
脚本と演出が演出主導で合体して、木下映画の個性になっているから、
リメイクってのはなかなか難しいんじゃないですかね。
まあえらい監督の作品はどれもそうだと思うんだけど。
350 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 11:40:32 ID:EG32BdY8
>>348 僕もデコさんじゃなかったら誰が代役として務まるかを考えるだけど、そのベ−スに
なる映像イメ−ジはキノスケの「二十四」なんだよねw
単独DVD出してくんないかな
352 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 15:26:41 ID:2JSj56j3
木下映画は脚本だけでなく監督の力が大きいからリメイクは難しいというのは実は全然間違いだね。何せ24の瞳はTVも含めると何回もリメイクされてる。
それぞれ、凄くいい評判ではなかったにせよ、まあまあよかったのではないか。
それは24の瞳のよさが監督の細かい演出力じゃなくて、基本的な話のよさ
にあるからでしょう。
後年、24の瞳が、7人の侍より上というのが、過大評価のように感じられるのは、
この話のよさが、戦争の記憶とか貧しかった社会という、時代性・社会性に大きく関わるものだから理解され難い。戦争の体験もなく、貧しさなんて理解できない今の客がつまらんのも不思議はない。
大して7人の侍は、時代劇というより純粋なアクション劇で、社会性が乏しくその上での面白さ、従って海外でリメイクしやすい。
共通点の少ないこの2つを比べるのが難しいが、無理にやるから面白い。
353 :
352:2006/04/02(日) 15:44:54 ID:2JSj56j3
24の瞳のよさが、社会性・時代性によりかかったものだが、純粋な物語の面白み、上手さもあると思う。先生が時代を経て同じ学校に2回くるという構造、自転車という話を転がす具体的な道具、目の見えない人が写真を見るという見せ場、などは凄く力がある。
これらをどう見せるか、が監督の力と思われるが、そういった細かい議論はあまり聞かない。
そういう演出論が好きな人は、黒澤的な動的なもの、ダイナミズム、残酷さに魅かれるようで、
木下的な、静的なもの、ありふれた人間的な感情、静かなドラマ、女々しさ、後ろ向きの感情、をいかに盛り上げるかという演出論には
人気がないように思う。
例えば、木下映画でよく出てくる行列を見送るシーンが、いかに客の感情を盛り上げる効果をもっているか、説明したものを見たことがない。
こういった不公平が、木下への過小評価を生んでいるのだろう。
354 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 15:57:55 ID:FzulWOJ0
なるほど。
説明したものがないで思い出したけど、子役のキャスティングでタブー視されて?
まったくこれについては述べられてない事柄もあるみたいだね。
ヒント 唯一兄弟姉妹でない組み合わせ
他のウェブを覗いていたら見かけたんだが。まあ作品そのものには影響していないから
どうでもいいけどね。
355 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 16:02:33 ID:FzulWOJ0
>>351 そのうち4000円前後で出してくるんじゃないか。ぜひ出してほしいよね。
VHSは廃盤のようだし。
356 :
352:2006/04/02(日) 16:05:23 ID:2JSj56j3
板のトップを見ると2つの作品がどっちが上かに関心があるようだが
そもそもこの2つの作品を両方良いと感じる人って少ないのでは?
図式的に書けば、若者や子供、男性は7人の侍を好み、木下はうじうじして好かない
老人、経験豊富な大人や女性、は24の瞳を好み、黒澤は絵空事で煩くてかなわない、と言うのでは。
両方良いと感じる人は、そもそも上下をつけたがらないのでは?
357 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 02:19:32 ID:dMsYE85R
358 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 05:57:36 ID:LK9Tch3u
田村高広さんが亡くなったこともあって二十四関係サイト見ていたら、子役の
50年ぶりの同窓会の記事がでていた。
写真では12人しか写っていなかったけど、一年生時代のフジちゃん、コトやん
早苗ちゃん、綺麗な白髪のおじさんになったタンコ、若々しいニタ、ソンキ
皆さんこれからもお元気で、という感じです。
359 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 22:13:05 ID:DrQS+QtD
木下作品がようやく6月24日に単品で販売されるので予約してみた
360 :
喜多嶋:2006/05/20(土) 19:55:27 ID:fzTRhc81
この映画で泣けない様だったら、なにを見ても泣けないと思う
僕はなくシーンが決まっていて、今日は泣かないと思っても いつも通りに
泣かされてしまいます 特に「高峰さんの次男が柿を食って死ぬところ」「田村さんが写真を手で触りながら
喋るところ」ここらはもう駄目です。
361 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/20(土) 20:13:27 ID:hV7hlxgZ
>>360 せっかくで悪いけど、次男が柿をではなく長女の八津が柿を採ろうとして
木から落ちるです。
ちなみに私は大石先生がコトエを見舞う納屋でのシ−ンとマッちゃんが
連絡船を泣きながら見送るシ−ンですね。二十四ファンの我が女房も同じです。
362 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 02:22:04 ID:hh0TGG84
サン・マルコ金獅子賞 ロミオとジュリエット レナート・カステラーニ
サン・マルコ銀獅子賞 山椒大夫 溝口健二
サン・マルコ銀獅子賞 道 フェデリコ・フェリーニ
サン・マルコ銀獅子賞 七人の侍 黒澤明
サン・マルコ銀獅子賞 波止場 エリア・カザン
363 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 19:00:14 ID:RYGN0Enf
当時は、マルクス主義、左翼全盛の時代だから、
七人の侍って、自衛隊擁護論だ、農民を低く描いている、
とか批判されたんだってなwww
社会主義リアリズムじゃないってか?ww
364 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 21:02:31 ID:wMskylHk
どうでもいいことかもしれませんが
24の瞳のポスター、ヤフオクで28日現在261000円の根がついてます。
残り2時間。
果たしていくらまで行くでしょうか。楽しみです。
昔の映画のポスター、安いのは1000円くらいからあるんですけどねぇ。
なんでこんな(といってもまだまだあがりそうですが)値段がつくのか
とても不思議です。
365 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 01:19:53 ID:RFs3rbEW
366 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 01:43:20 ID:GXpC7HiM
当時は、インテリ=左翼の時代だったからなぁ
保守系の映画評論家なんていなかっただろうし
367 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 02:25:16 ID:H+L2x8VC
佐藤忠男wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
368 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 02:39:38 ID:SjvysxPw
佐藤忠男大先生は スワロウテイル 評して
外国人排斥の引き金に成りかねないか心配・・・
だってw
369 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 02:54:30 ID:MXEhaOwI
山村僧が溝口より上なのがすごいな。でも今の評価もまたかわるかもしれない
やっぱり黒澤より木下という時代がまた来ないともかぎらん
>>365-366 ちなみに佐藤忠男は低学歴(工業高校卒)でブルーカラー出身で
インテリ階層とは無縁だったような・・・
そういう人間ほどコンプレックスのせいで極端な左に行って
行き過ぎちゃって、トンチンカンな意見をいう可能性はあるかもね。
あさま山荘の連合赤軍だって、ほとんどがエリートからほど遠い
学校で、だからこそあんな変な結末にまで突っ走った気がする。
371 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/30(火) 22:14:49 ID:YehaI3bH
侍が自衛隊だなんて、あり得ないだろ。
頭おかしいんじゃないの?
自衛隊はもっと組織的だし、善意だけであんな行動起こすわけが無い。
野伏=米帝 侍&農民=共産ゲリラ
という解釈のほうがまだまともだろww
ベトナムで言えば、ベトコンか?w
「七人の侍」伝説
・脚本は黒澤明、小国英雄、橋本忍の3人で同じシーンを同時に書き進め検討しあいながら完成させる。
・戦国時代の家の生活感を出すために板の両面を焼き、鉄のブラシで炭を落としてさらに束子で磨き質感を際立たせる。
・水車小屋を燃やすシーンでは火の勢いに迫力が無いからと6回も水車小屋を建て直す。
・地面を花で埋め尽くすために4tトラック15台分もの花を2週間がかりで植える。
・百姓の衣装は一旦土に埋め何日かして取り出し、それを軽石で擦って古びた感じを出す。
・本物の百姓のように見せるために100名近い百姓の名前、年齢、家族構成を細かく指定し撮影の間は家族単位で行動するように命じる。
・日常生活で衣装のどこが磨り減るかをリアルに再現するためにスタッフに家では衣装を着て生活するように指示。
・焼き討ちシーンでは予想より火の勢いが強く、役者やスタッフが逃げる中、土屋嘉男だけは顔に火傷を負いながらも演技を続ける。
・撮り直しの出来ない雨の戦闘シーンでは世界初の試みマルチカメラ方式による撮影で迫力ある映像を生み出す。
・平均製作日数1ヶ月の時代に足掛け3年。
・平均製作費2000万円の時代に2億1000万円。
・入場料120円の時代に配収14億円。現在の価値にすると380億円。
・75年のリバイバルは空前の大ヒットとなり、劇場への道順を1日何100回も訊かれる、と交番から苦情が出る。
373 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/31(水) 03:19:11 ID:fC2qnZg0
キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)
1 七人の侍 黒澤明
2 浮雲 成瀬巳喜男
3 飢餓海峡 内田吐夢
3 東京物語 小津安二郎
5 幕末太陽伝 川島雄三
5 羅生門 黒澤明
7 赤い殺意 今村昌平
8 仁義なき戦い 深作欣二
8 二十四の瞳 木下恵介
10 雨月物語 溝口健二
374 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/04(日) 08:23:23 ID:MDkJhHua
54年あたりはもうどれも凄いでしょ
>356
>そもそもこの2つの作品を両方良いと感じる人って少ないのでは?
勝手なことをぬかすな・・・
むしろ両方良い、と感じる人間の方が普通で、多数派だ。
376 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 23:10:03 ID:phpw6W8m
「二十四の瞳」DVDは24日発売です。
377 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 23:45:14 ID:zqbnUm1Y
>>そもそもこの2つの作品を両方良いと感じる人って少ないのでは?
それ以前に映画マニアじゃないとタイトルは知ってても両作品とも観る機会がないだろ。
モノクロなんでTV(地上波)でオンエアされることもまずないし。
378 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/30(金) 23:41:05 ID:e8gwPzhx
375さんに激しく同意
どっちが上かなんて私(両作品とも大好き)にとってあまり意味がありません。
ただ2位「女の園」はやや意外、合点が行かない面があります・・私見
379 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/01(土) 22:08:38 ID:coHl9iiX
田中裕子版「二十四の瞳」のサントラCDって出てますか?
ご存知の方、ご一報を!
380 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/10(月) 23:54:09 ID:TgHA5M4+
あげときます
381 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 21:20:40 ID:2Gb+owo0
来月15日終戦記念日に午後一時から二十四の瞳を放映するそうです。BS2で。
勿論凸版です。
382 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 22:45:54 ID:yoH0D+ww
凸版て何?
384 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 23:30:14 ID:L383u2RN
印刷会社のことだろ。
385 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/12(水) 09:52:29 ID:SgmGeTZg
↑
383、根性悪そう。友達いる?
386 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/12(水) 17:13:52 ID:eMUq0xTZ
387 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/13(木) 10:59:01 ID:ynUy29JP
383=386か?
いい死に方しねーな。南無阿弥陀仏。
388 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/13(木) 12:08:43 ID:fWyyqED3
凸版といわれてピンとこない382がおかしいだろ。このスレ見てんだからさ。
>387 つまらんことでからむなよ。何が「いい死に方・・」だよ。
389 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/13(木) 14:33:07 ID:8OMWWBsB
>>382 高峰秀子版のこと。
凸版といわれてピンとこないのは正常な感性。
というか普通の人間に「凸版」と言って通じるわけがない。
命の尊さを分かっていないヤシが居る様だな。
392 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/13(木) 21:00:08 ID:xxVE80P9
393 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/14(金) 01:39:01 ID:G0It6qAJ
ピンときたって何の自慢にもならんって事よ。
394 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/14(金) 02:08:20 ID:TIGXBWwT
>>388だって自慢なんぞしてないだろ。
スレの流れ見ててもべつにカドたてることはないと思うけどね。
誓って今初めてこのスレ見るけど、
>>383は性格悪いと思う。
少なくとも「スレ、読み返したら分かるかも」とかレスするのが普通でしょう。
下らない質問をする前に、言われんでも先ずはスレを読み返すのがマナー
二十四の瞳が383から軌道を外れてしまった
382は決してくだらない質問ではないと思う
自分が知り尽くしている事柄を知らない人間が質問した場合に
くだらないの一言で片付けてしまう事こそ「下らない」行いだと思う
400近くスレが立っているのだから「最新50」スレ以降でも構わないのでは
(1)高峰秀子の愛称は「デコ」。
(2)凸はデコボコ(凹凸)のデコ。
この二つの知識がなければ凸版の謎を解くのは難しい。
399 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/18(火) 03:39:52 ID:BmG4KJQZ
400 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/18(火) 12:59:30 ID:CDtMiFNl
400ゲット
401 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 10:13:41 ID:kgpSHNHk
>>399 私もだいぶ禿てしまいましたが........
高峰秀子を「デコちゃん」と呼んでいた時代は遠くなりにけり・・・です。
注釈をつければ良いのでは???
相手の顔が見えないのですから、書き言葉は実力以上の効果を発揮してしまう場合があるのです。
嘲笑する気持ちがなかったのであれば、一言添えるべきであったのでは?
それが“大人の会話”ではないでしょうか?
402 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/22(土) 10:23:30 ID:+ULKZcK9
毎年この季節になると「24」を必ず思い出す漏れは
やはり真性の日本人なんだな。。。
ゆりの弁当箱と最後の集合写真は泣ける
404 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 12:04:21 ID:s8epIZy+
午後1時からBS2にて放映です。
>「24」
その表記だと別作品だな
406 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 12:24:28 ID:69ZzCBWl
初見参.........
田中裕子の二十四の瞳も見たいのだが……
衛星劇場でもやってくれていない……嗚呼
バトル後、すこしブランクがあったみたいですね
407 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 15:02:15 ID:bBzU8+nv
泣けて泣けて仕方ない。これ以上の反戦映画は無い。
408 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 15:47:40 ID:5OsBEv9T
8月15日という特別な日・・・さらに小泉首相の靖国参拝が行われたというこの日に
「二十四の瞳」を放送したNHKに精一杯の良心を感じた。
それにしても「仰げば尊し」は本当に泣ける。もっとも今の教師でこの歌がふさわしい
先生など恐らく皆無だろうが。
409 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 15:51:03 ID:5OsBEv9T
十二人の生徒たち
岡田磯吉 郷古秀樹 郷古仁史 田村高広 質屋 失明
竹下竹一 渡辺五雄 渡辺四朗 米屋 優秀 戦死 陸軍中尉
徳田吉次 宮川 真 宮川純一 漁師
森岡 正 寺下雄朗 寺下雄章 漁師 戦死 陸軍軍曹
相沢仁太 佐藤国男 佐藤武志 戦死 陸軍上等兵
川本松江 草野節子 草野貞子 井川邦子 母・病死 四国食堂奉公 大阪で水商売 娘が新一年生
西口ミサ子 小池泰代 小池章子 篠原都代子 西口屋 娘が新一年生
香川マスノ 石井裕子 石井シサ子 月丘夢路 料理屋 歌手志望
山石早苗 加瀬かをる 加瀬香代子 小林トシ子 本校教員
木下富士子 神原いく子 尾津豊子 没落庄屋 財産没収 カフェー女給 詳細不明
片桐コトエ 上原博子 上原雅子 永井美子 学業優秀 大阪裁縫学校 結核病死 妹が新一年生
加部小ツル 田辺由実子 田辺南穂子 南真由美 チリリン屋 産婆
左翼の糞映画と娯楽アクション時代劇を比べてもしょうがないだろうに。
時代と寝た作品は公開当時は評価が高くても廃れていくのは当然のこと。
411 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 16:32:50 ID:69ZzCBWl
原作が素晴らしいから……
木下が左翼・・・
高峰秀子に勝る役者無し
414 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 19:43:35 ID:bBzU8+nv
中国の謝晋監督は重慶で日本軍の爆撃を受けひどく日本人を憎んでいたが、この二十四の瞳を
観て日本人も戦争で同じ様につらい目に遭っていたことを知り、それまでの憎しみが消え去った
という記事を以前なにかで読んだ記憶がある。
415 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/16(水) 04:47:21 ID:fCmZGza+
子役の皆さんが素晴らしかった。お元気なら全員60歳代でしょう。
生徒役の人が何人かお亡くなりになったと聞いたが、子役の事だろうか?
417 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/16(水) 22:39:27 ID:80y0Y/VU
>>416 本校時代のキッチン、ミサ子、フジコを演じた方が亡くなられたそうです。
出演子役のうち4人他界されたそうですがもう一人はわかりません。
>>417 そんなにお亡くなりになったのですか!
残念…
教えてくれてありがとうです。
419 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 10:55:15 ID:ioDH1d8F
↑アフォ丸出し
421 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 16:10:28 ID:ekEZGgMC
二十四は日本の風土が生んだ名作。
七人は作家の才能が生んだ名作。
にごりえ>東京物語・雨月物語
の方が凄いような。
423 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/24(木) 11:22:11 ID:8qEF5iQQ
二十四は国民映画
七人は世界万民映画
二十四は高峰秀子のアイドル映画
七人は時代考証無視の痛快娯楽アクション時代劇
425 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/26(土) 14:25:45 ID:SwnX1xe3
一年生と六年生の子役兄弟姉妹で年齢更新は違和感なく自然だった。
二十四の瞳を見た当初は5年間据え置きで撮影したのかと思ったくらいだ。
それにしても大人になってから、特に男子の出征場面での顔のそっくりぶりには
感心した。正を演じた大槻義一氏は「楢山節考」で助監督をやっているんだね。
426 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/26(土) 15:00:32 ID:aDqk8d3i
大槻義一は大槻ケンヂのおじさん?
427 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/26(土) 16:25:39 ID:SwnX1xe3
>>426 そのとおりです。
ところで竹下竹一役の三浦礼氏は三浦光男カメラマンの兄弟?
>>422 そうだね。
1958年キネマ旬報ベストテン
1.にごりえ
2.東京物語
3.雨月物語
4.煙突の見える場所
5.あにいもうと
6.日本の悲劇
7.ひめゆりの塔
8.雁
9.祇園囃子
10.縮図
見ての通り、今井正は、小津安二郎よりも溝口健二よりも成瀬巳喜男よりも評価が高い。
この事実を、最近の映画人らはどう見ているのか。今井正はサヨクだからと言って過小評価の憂き目にあっている現状はいかがなものか。
430 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 01:06:53 ID:YFIJjVXP
420=413 か? 低俗だね。
419=430か?低能。
432 :
この子の名無しのお祝いに:2006/09/12(火) 03:34:00 ID:UwFME5JB
↑喧嘩はもう辞めろ、ボケ爺ども。
第三者的に見て「……」が悪い。正等に議論したければ、上げるべし。
435 :
この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 03:02:04 ID:ocKs7WwJ
逝ってしまったね
千恵子さん さようなら‥
またいつか、映画の中で逢いましょう。
437 :
この子の名無しのお祝いに:2006/11/15(水) 06:04:39 ID:8QEiD/9t
♪仰〜げば〜尊し〜♪
439 :
この子の名無しのお祝いに:2006/11/23(木) 09:22:25 ID:yIe6BgBT
>>428 キネ旬ってその年の1位になる作品は後年評価が低く、2位以下の作品の方が後年の
評価は圧倒的に高いものが多いよ。
2001年以降の作品でもオレは後年の評価は絶対2位以下の作品の方が高くなると
思っているよ。
2001 1 GO 3 千と千尋の神隠し 8 ウォーター ボーイズ
2002 1 たそがれ清兵衛 これは誰が見てもダントツだとおもうけど
2003 1 美しい夏キリシマ 4 ジョゼと虎と魚たち
2004 1 誰も知らない 3 下妻物語 7 スゥィングガールズ
2005 1 パッチギ 4 メゾン・ド・ヒミコ 5 運命じゃない人
ここいらは多分何年かしたらみんな「えぇーっ」ってなるんじゃないかなぁ。
思想的にかたよってるみたいだな。
「二十四の瞳」がトゥームストンパイルドライバーで「七人の侍」をKOしました。
442 :
この子の名無しのお祝いに:2007/02/11(日) 19:48:46 ID:2Q6onRgP
楢山節考見た後では二十四の瞳も凡作に思えてくる
443 :
この子の名無しのお祝いに:2007/02/11(日) 22:09:33 ID:ws2LcDTE
そんなことはない。
俺は二十四の瞳の方が好きだが
こんなの異性の好み、食べ物の好みと一緒で
最後のところは個人の嗜好によるだろ
1000までまだ間があるというのに
こんなことで結論出しちゃってどうするんだ。
29歳だけど二十四の瞳の方が好きだな
ラストで涙がボロボロでたからね
最強に泣ける映画だと思う
447 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/04(日) 12:57:14 ID:yYoU39/B
ttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070303i413.htm 「二十四の瞳」修復版、今は熟年の子役12人が鑑賞
木下恵介監督の名作「二十四の瞳」(原作・壺井栄)の
デジタルリマスター版が完成し、3日から公開が始まった。
東京・東銀座の劇場には、教え子を演じた12人が集まり、
45年ぶりに一緒に映画を鑑賞した。
「二十四の瞳」は、香川県・小豆島の分教場に赴任した大石先生(高峰秀子)と
子どもたちの交流を描いた1954年公開の作品。
子役たちは「瞳の会」という親睦(しんぼく)会を作り、交流を続けてきたが、
そろって映画館で鑑賞するのは、62年のリバイバル公開以来。
劇場には、分教場時代と5年後の本校時代の児童をそれぞれ演じた24人のうち、12人が会した。
当時は小学生だった子役たちも、既に50代後半から60代。
デジタル技術で修復された画面に見入っていた大石先生にかわいがられた
教え子の一人である川本松江役の和田貞子さん(67)は
「亡くなられた方がいるのは寂しかったが、木下監督によく怒られたことなどを思い出しました」と、
懐かしそうに話していた。
(2007年3月3日22時42分 読売新聞)
448 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/04(日) 13:53:39 ID:fyxVEjX8
和田貞子さん67歳ですか・・・
子役は既に4人が亡くなったそうで・・・
素晴らしい映画です。今週は東劇へ見にいきます。
449 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/05(月) 11:32:20 ID:czuVHeQI
分教場時代の竹一君を演じた方、品が良くハンサムですな。
元俳優で充分通用しそう。
450 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/23(金) 20:28:51 ID:Wf5IhRxd
二十四の瞳は期待し過ぎたんだろうけど退屈すぎた
何がいいのかさっぱり分からなかった
同じ頃の映画でも東京物語は退屈もしないし最高だったのに・・・
七人の侍は未見
452 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/23(金) 21:03:16 ID:Wf5IhRxd
退屈なものは退屈。しかも長すぎ
わざとらしい「うえーん」て声出して泣いてる子役の下手糞な演技
関係ないがデジタルりマスターしてあの程度の画質ってどうよ?
453 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/15(日) 19:40:24 ID:dIvWj2UP
いろいろ欠点はあるけど、「二十四の瞳」はやはり名作と思う。
壷井栄の原作に力があった。高峰秀子はやはり名女優だと思ったね。
「これだけは後世の人に伝えておかなければならない」という使命感を
感じさせる作品だよ。欠点だけ取り上げて退屈と言うのは見方が狭い。
454 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/16(月) 20:58:42 ID:EOEkFi9O
>>450 今の若い者には分からん部分が確かにあるでしょうな
アルマイトの弁当箱1つとっても、あの感激が今の若者に
理解できるとは私も思わん
ただどの一瞬も完璧な画像になっているのには今でも驚かされる
>>1 世界規模で知られてるのは、ここにランクインしてないが
同じ年に始まるゴジラシリーズだけどね。
456 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/18(水) 22:43:20 ID:NHZyhrT0
二十四の瞳
余裕勝ちだよね!
仰〜げば〜
とう〜とし〜
リバイバル観てきた。
後半、いささか湿っぽすぎるなあとか
予想外に反戦色強いなあとか、思わんではなかったですが。
ストーリーというよりも
日本の風景と、人々の顔と、立ち振る舞いと、言葉と歌が
あまりにも綺麗なので、涙ボロボロ。
日本人の心に訴える映画だと思った。
残念ながら、そおゆう美しい日本的なものが忘れられてしまうのと同時に
映画としても忘れ去られてしまいそうだが・・・
↑ああ、「二十四の瞳」のほうね
二十四の瞳って中村高校のことかと思ってたお(^^;)
3匹のヤツメウナギ
462 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/03(日) 00:37:27 ID:xKRxSGPA
この間、二十四の瞳を日比谷図書館で見た。皆泣いてた。いい映画だった。
家に帰って女房に言ったら、あんた馬鹿ね、一杯の掛け蕎麦の時も同じようなこと言ってたじゃないといわれた。
別に一杯のかけそばで泣いても良いじゃないか、って見たことないけど。
もれは「男はつらいよ」を観ても泣ける
クレヨンしんちゃんでも泣ける。
最近ようやくDVDで観たよ。
最初はいかにも叙情的過ぎてツマラン映画だな〜と流し見した。
子役の成長、凸タンの熟成等、撮影期間の長さ(昭和二十九年当時そんな邦画があるの?)
なんかを感じた。時代背景等、今の人間が初見するとかなりショッキング。
成瀬の貧乏臭いのはまだ良いんだけど、当時の世相なり思想がかなり染みててマトモに見れんかった。
467 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/25(月) 08:03:17 ID:dp7PRIDX
1950/5〜1952/4
が公式のレッドパージだから、
24の瞳の背景に赤があるのは
ある意味当然だろう。
しかし、今朝4時頃から、烏うるさすぎ。
7つの子なんて、からすのかわいらしい
イメージないわな。
やっぱり七人の侍の圧勝かな。七人の侍伝説はあっても二十四の瞳伝説は無いもんな
・黒澤明は登場人物に命を吹き込むために七人の侍、100人の村人、野武士40人の
性格、容姿、癖、家族構成、台詞まで事細かく創作ノートに書き込んでいった。
・脚本作りは創作ノートを軸にまず黒澤明、橋本忍の2人が同じシーンを同時に書き進め
出来上がった二人のシナリオを小国英雄がチェックしていい部分だけを残し検討しあいながら40日間旅館に篭り完成させる。
・3ヶ月に及ぶ大ロケハンの結果、1つの村を撮るために、5ヶ所で別々に撮影を行う事となる。
・戦国時代の家の生活感を出すために板の両面を焼き、鉄ブラシで炭を落としてさらに束子で磨き質感を際立たせる。
・水車小屋を燃やすシーンでは火の勢いに迫力が無いからと6回も水車小屋を建て直す。
・地面を花で埋め尽くすためにつつじの花を植えるがすぐ萎れてしまうため4tトラック15台分もの花を2週間かけて植え続ける。
・百姓の衣装は一旦土に埋め何日かして取り出し、それを軽石で擦って古びた感じを出す。
・本物の百姓のように見せるために100名近い百姓の名前、年齢、家族構成を細かく指定し撮影の間は家族単位で行動するように命じる。
・真夏に撮影された水車小屋のセット内はパンフォーカスのために使うライトの熱などで摂氏43℃湿度100%にもなる。
・日常生活で衣装のどこが磨り減るかをリアルに再現するために俳優に家では衣装を着て生活するように指示。
・世界で初めて人間が死ぬ瞬間をスローモーションで表現。
・時代劇に初めて顎当て、カナ面、鎖ゴテを登場させる。
・斬新な菊千代のバトルコスチュームはオペラ「プリンス・イゴール」に出てくる韃靼人の衣装からヒントを得る。
・時代劇初、集団同士が戦うアクションシーンを撮る。
・馬の泣き声を録音するために盛りのついた雄馬と雌馬を引き合わせその時の泣き声を録音。
・百姓役の女性の背中に誤って弓矢が刺さり重傷を負うが黒澤は撮影を中止せず続行させる。
・砂埃を舞い上がらせるために戦時中航空機の風洞実験に用いた恐ろしく巨大な扇風機を使用。
・焼き討ちシーンは予想よりも火の勢いが強く、役者やスタッフが逃げる中、土屋嘉男だけは
顔に火傷を負いながらも演技を続け、望遠で撮っていた1台のカメラだけがその姿を捉える。
・内容に凝りすぎて予算を使い果たしてしまった黒澤は、東宝の幹部向けにラッシュフィルムの試写会を実施。
菊千代が、屋根の上に旗をたて「来やがった、来やがった〜」と叫ぶシーンで試写は、ブチッと終わる。
黒澤は「ここから先はひとコマも撮っていません」と告白。唖然とする幹部連中は、緊急会議後、「後は、存分に撮影してください」と申し出る。
・決戦シーンの撮影に入る前に運悪く大雪となり消防隊に頼んで2週間がかりで大雪を溶かす。
しかしその結果、アクション映画史上屈指の伝説的な泥まみれの戦闘シーンが生まれた。
・撮り直しの出来ないアジト焼き討ちシーンと雨の戦闘シーンでは8台のカメラを駆使した世界初の試み
マルチカム方式による撮影で迫力あるアクションシーンを生み出す。
・真冬の2月に撮影された雨の中の戦闘は過酷を極め、黒澤の足の爪は寒さと泥の重みで全て壊死、
畳鎧一枚だけの三船敏郎はガタガタ震えるのを耐えながら走り回り、志村喬は矢が誤って太股に刺さりながらも演技をやり通した。
・平均製作日数1ヶ月の時代に足掛け3年。
・平均製作費2000万円の時代に2億1000万円。
・入場料120円の時代に配収14億円。現在の価値に換算すると380億円で日本映画史上最大のヒット作となる。
・見事な戦略による村の要塞化は、後に自衛隊の幹部が黒澤邸を訪れて「誰の指導を受けてあの戦略を考えたのか?」と黒澤に尋ねる。
・75年の完全版リバイバル上映は空前の大ヒットとなり、交番から「テアトル東京への道順を1日何100回も訊かれる」と苦情が出たほどの盛況ぶりとなる。
・ベネチア国際映画祭銀獅子賞、NHK・JSB共催「100万人の映画ファン投票」ベスト1、文藝春秋「日本映画ベスト150」ベスト1、キネマ旬報選出日本映画史上ベスト1。
・イギリス国立映画製作の映画研究番組で「七人の侍」が徹底的に研究され数々の高度な映画技法が明らかにされた。
子供たちが三世代出ていたと思うが、どうしてあんなに似てるの?
兄弟を使ったから
あの頃は時代をリアルに描く監督が多くいた。24は試写と封切り時に学校から
6年生全員で観にいった。まだ日本人、大人も子供も戦争を引きずっていた頃で
自分の問題として戦争を描くこの作品を身近に感じていました。現代の若者達には
この時代の人間を描こうとしていた作品は理解できない部分があると思う。成瀬の
゛浮雲゛なども同じかもしれません。゛女が階段・・゛゛七人の・゛などはドラマ
として時代色が薄いから若者の支持が多くあるようにおもわれます。
473 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/17(月) 02:38:40 ID:VsoQ0ZHK
>>472 >あの頃は時代をリアルに描く監督が多くいた。
木下さんの反戦観には余りに庶民感情に流れ過ぎという批判的な見方もあるだろうけど、
ただし戦前生まれの監督(ディレクター)が偉いのは、描写の説得力に嘘がないこと。
いかにも日本的な「戦後民主主義的価値観の中でとってつけたように作った反戦映画(ドラマ)」
であっても、戦前生まれの監督(ディレクター)だと少なくとも描写にそんなに嘘はない。
戦後生まれの監督になるほど見るべきところがなくなっていく。
1954年キネマ旬報ベストテン
1位二十四の瞳(1954)
2位女の園
3位七人の侍
4位黒い潮
5位近松物語
6位山の音
7位晩菊
8位勲章
9位山椒大夫
10位大阪の宿
しかしなにこの世界映画史上に残るレベルの高さw
しかも噂の女も10位圏外に控えてるんだよな
二十四の瞳をヴィデオで見た。
いやー、感動した。俺は感傷を押し付けてくる映画(例えば「3丁目の夕日」「フラガール」)が大嫌いだが
これはそういう映画ではない。映画が見て泣くことはめったにない自分が泣いたよ。
反戦映画という位置づけがされているけど、違和感を感じる。
これは「人生」を描いた作品だと思った。
「七人の侍」とは全く違う映画なので比較はしない。
>>475 ここは比較するスレだ。
その趣旨に賛同できないなら来るな。
ずいぶん失礼な奴だな。
実はずいぶん前に「七人の侍」を見たときには退屈でしょうがなかった。
黒沢は嫌いではないので、また見直してみよう。
>>477 比較するスレで「比較しない」などとスレ違いな宣言をする方が失礼。
479 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/10(土) 20:02:19 ID:SFGs347e
480 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/11(日) 07:45:11 ID:pFQqmWx2
いろんなとこに出没してるよ、この小さい奴
5本あげるスレで7本あげてる人にやたら噛み付いたり
482 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 19:52:40 ID:3wYkixFi
プロレタリア農民を強欲な搾取者から守るために立ち上がるセイギの戦闘ゲリラたちの革命的ゲバラ的闘争を描いたスーパーアカアカプロパガンダ映画
VS
瀬戸内の美麗な山河情景と国民唱歌とありえぬほどの理想の教師と生徒像をこれでもかと詰め込んだ日本マンセー守ろう守ろうこの美シ〜イ国と人々を国土風俗大礼賛スーパーウヨウヨプロパガンダ映画
どっちもどっちということで。w
>>482 ちゃんと見てから言えよ
二十四の瞳はどっちかというとサヨクだろう
484 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/29(火) 21:41:14 ID:EE+ujJja
七人の侍が大好きで、なんで一位じゃないのか気になり、
二十四の瞳を観ました。
いやあ、感動したなあ。理屈ぬきで。涙がいっぱい出た。
タイトルは有名だけど、内容は全く知らなかったから。
七人の侍は、世界中で反響を呼んだ色々とすごい映画。
これは、しみじみとしたいい映画。
うーん、いい表現が見つからない。
個人的にはどちらも大好きです。
>>482 当時、戦う姿勢を社会党関係者に非難された「七人の侍」が右翼映画で、プロレタリア文学者が原作を書いた「二十四の瞳」が左翼映画だと思うけど。
486 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/05(火) 18:38:32 ID:mfYNG8/H
「二十四の瞳」観終わった。「七人の侍」よりも評価が高いというので、さぞかしと思って観たのだが・・・
泣ける要素は見出せなかったな。新任女教師の終戦までの淡々とした年表を見ただけのような印象。記録映画というか・・・
・・・あんまし良くなかった。
487 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/05(火) 18:47:47 ID:OxHM915p
二十年後くらいにもういっぺん見てごらん。
ベネチア映画祭についてはどう思う?
「七人の侍」「山椒大夫」やフェリーニの「道」を抑えて
グランプリを取ったのが「ロミオとジュリエット」。
七人の侍は映画祭用の2時間40分ぐらいの短縮版。
その版かどうかわからないが一度短縮版を見たことがあるが
いつの間にか七人が集まった感じでこれでは賞は取れないだろうと思った。
>>489 えー!?そうなの!?七人の侍には1カットも省略できる隙は無いというのに!
二十四の瞳はそのままの完成度で1時間に短縮できそうだが・・・
長すぎるって批判する人もちょくちょくいるぞ。>七人の侍
とりあえず休憩時間は確実に削れるしな。
というか何故そこでわざわざ二十四の瞳を貶さなきゃならんの?
>>474 ゴジラもこの年だしね。
淀川長治の話なんだが、50年代当時に
「羅生門」を見たアメリカの有名な俳優(誰か忘れた)に
「日本にはこんな凄い映画が他にもあるのか?」と
聞かれたので「毎年作られてる」と答えたら驚いてた、
という話があった。
でも、この時期に関しては、「羅生門」級が
毎年作られてるというのも必ずしも誇張とは言えないよな。
実際この年は「七人の侍」と「近松物語」はもちろん、
「山の音」「晩菊」「山椒大夫」だって「羅生門」以上に評価する人は結構いそうだし。
二十四の瞳を見るとかつての恩師、特に小学1年生の先生とむしょうに会いたくなってくるけど、
いい年こいて現在無職ニートのおれでは合わせる顔がない(´;ω;`)
494 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/16(日) 18:47:34 ID:OHanUy3f
「二十四の瞳」は映像の国民的、文化的遺産という価値観を持っている。
この映画には人が一番大切にしなければならない心がある。木下恵介の
残したメッセージは未来永劫継承されるであろう。神様レベル。
「七人の侍」娯楽性に富んだ時代活劇。脚本もよくできていると思う。しかし
中盤はすこしだれ気味という印象あり。武士とか素浪人が見返りのない農民
救済をするという内容は、映画ゆえに発展しすぎて非現実的。人間レベル。
495 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/18(火) 01:30:54 ID:EdbxSRM5
非現実的な設定を臨場感たっぷりに描くからこそ面白いんだと思う
俺自身は個人的に黒澤は苦手だけどね。
いい映画には必ずだれる箇所がある
その隙に便所に行く。
498 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/03(土) 17:52:42 ID:33XzNtOt
キネマ旬報の評価は正しいと思う。
日本人には二十四の瞳の方が受けがいいと思う。
でも、海外じゃ圧倒的に七人の侍だろう。実際そうだし。
自分はどちらも大好きだし、今後も語り伝えたい名作。
どちらが優れているか、なんて比べられない。
499 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/03(土) 18:42:22 ID:OLzOQmeS
「影武者」の時の1位が鈴木清順の「チゴイネルワイゼン」だった。
キネ旬とはそんな所でもあるが(既成体制に対する反骨)、「影武者」
自体は当時俺が見た印象では期待外れの出来だった。
「二十四…」が「七人…」より上の評価なのも別に妥当だと思う。
逆でもいいと言えばいいんだけど…
清順って当時の映画評論界じゃ主流じゃないか。
501 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/26(火) 12:45:56 ID:Vr2L8oRm
「二十四の瞳」と比べるべきは、「まあだだよ」だと思う。
個人的には二十四の瞳の方が好き