幸福の黄色いハンカチ

>>53
同意。
シナリオ、演出ともに稚拙でやっつけ的でおかしいところが多すぎ。
この辺が日本映画のダメなところだ。
まず高倉健が登場する食堂のシーン。
レーメンとカツどんを注文するが、実際に刑務所から
出たばかりの人間は白米に飢えているので
カツどんを頼む事はまず無い。
ここは
「ラーメンとライス、そうそうライスは大盛りにして下さい」
と注文し、そのあとラーメンには目もくれず白米を
がつがつと食うシーンにすれば高倉になんか過去が
ある男なんだなと思わせる事が出来たはず。

更にたこ八郎扮するやくざと喧嘩して逃げるシーン。
高倉が運転してスピード違反で捕まってしまう。
しかし、現実には刑務所に３年も居て出てくると
満ち行くクルマのスピードが怖くて横断歩道を
渡るのさえ恐怖を持つという。
それが運転して、あまつさえスピード違反するほどの
速度で刑務所出たての人間が運転するとは笑止。
余りの演出のひどさは目を覆うばかりだ。
こんな映画が日本アカデミー賞を取るのだから
日本映画はレベルが低すぎだ。