マイナーな邦画ホラーを語る ザ・80年代 

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224この子の名無しのお祝いに:2012/09/15(土) 00:01:12.84 ID:NPTdlykA
時代感覚が出てる作品という意味ではLSDと死霊の罠かな。
国産ホラーが腐るほど出てたビデオバブルの中では良作じゃないかと。
つうか他の作品見てないわ。
225この子の名無しのお祝いに:2013/01/12(土) 01:43:27.11 ID:DAxko9wz
ギニーピッグはこのスレにはあがらないの?
226この子の名無しのお祝いに:2013/02/03(日) 04:29:26.42 ID:+fWfx6mB
力王
227この子の名無しのお祝いに:2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN ID:aI8o0SHy
小さい頃住んでいた田舎に先生として戻ってきて、
当時イジメで列車事故に見せかけて殺された少女の怨霊に濡れ衣みたいなので
自身も列車事故で殺される映画は何ですか。90年代かもしれませんが。
家族と犬が毛を毟り取られて半狂乱の後に怪死するやつ。
228この子の名無しのお祝いに:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:p/QcU2/H
ニホンゴデオk
229この子の名無しのお祝いに:2013/11/23(土) 14:13:01.22 ID:IwFxgW2w
まだこのスレあったのね。
俺は2年に一回のペースで書き込んでるわ。

ギリギリ80年代じゃないんだけど、
「ヒルコ/妖怪ハンター」は今でも好きな作品だ。

今現在も傑作・怪作を撮り続けている塚本監督だけど、
田舎を舞台にしたどこか牧歌的な伝記ホラーというのは、
後にも先にもこれ一本。

DVDは出てるけど、中古でもアホみたいに高いのが残念。
230この子の名無しのお祝いに:2013/11/23(土) 16:35:14.49 ID:4D0dHszM
>>229
>「ヒルコ/妖怪ハンター」

塚本さん自身は「周りが本編のベテランスタッフばかりで自分の意見が
通らなくて懲りた」と言ってるねw

だから後は本編系のベテランみたいな人とは余り組まなくなった。
231この子の名無しのお祝いに:2013/11/24(日) 14:22:43.06 ID:Mf9cL32U
>>230
レスありがとう。
レスもらえるとは思っていなかったので嬉しいです。

>塚本さん自身は「周りが本編のベテランスタッフばかりで自分の意見が
>通らなくて懲りた」と言ってるねw
なるほど、そういう事情がありましたか。
でも出来れば「ヒルコ」みたいな作品をまた撮って欲しいものです。


どうでもいいことですが自分の投稿を訂正

伝記×→伝奇○
232この子の名無しのお祝いに:2014/02/11(火) 00:03:33.45 ID:YJJI8iQ8
餓鬼魂、久々見たくなって尼見たらDVDプレ値で手が出ん、あんなのヤフヲクのVHS500円が相場だろw
233この子の名無しのお祝いに:2014/02/11(火) 15:36:25.46 ID:iRNenQ6C
昔見た「フローズン・ナイト」って映画(ビデオ作品?)がもう一回見てみたい。
左とん平扮するタクシー運転手が、乗り込んできた薄気味悪い女性客に
ビビリまくるが・・・ってなお話で、ラストの意外なオチが印象に残ってる。
234この子の名無しのお祝いに:2014/02/20(木) 06:50:19.05 ID:IKC4FQZH
>>233
「フローズン・ナイト」は、昔はあちこちでレンタル落ちVHSを見かけたけど
最近は中古VHS自体をあまり見かけなくなったからな…

これはVシネではなくフジテレビで放送された「世にも奇妙な物語」のパイロット版みたいな
タクシー運転手の話をオープニングとエピローグに挟んだオムニバス形式のTVドラマだった
おそらく映画版「トワイライト・ゾーン」からヒントを得た構成なのかな?

特に第一話のレンタルビデオ店で奇妙なビデオを借りる話が怖くて面白かったな
235この子の名無しのお祝いに:2014/02/20(木) 07:02:19.14 ID:IKC4FQZH
「フローズン・ナイト」に関連して書いておきたくなった

テレビドラマだからスレ違いになるけど、同時期にテレ朝の深夜に放送した
「不思議な幻燈館」という一話完結の恐怖ドラマがすっごい怖いらしい
見たことないけど見た人から話聞くとかなりヤバくて怖そうだからDVD出してほしい

「不思議な幻燈館」にもレンタルビデオでヤバいビデオを借りてしまう話があって
たまたま借りたレンタルビデオにスナッフビデオらしき殺人映像がダビングされていて…
というエピソードを深夜に見てしまいトラウマ状態になったという話を
聞いて以来このシリーズが見たくてたまらない

他にも、主人公が家政婦のアルバイトに来た家でそこの住人が
人肉を食べてるらしい痕跡を見つけて…という話とか
病的なストーカーが地下室に女を監禁する話とか、最近のドラマで言えば
「トリハダ」に近いのだろうか?かなり不気味で怖くて後味の悪い
エピソードが多いドラマだったと聞いている
236この子の名無しのお祝いに:2014/02/20(木) 07:35:09.50 ID:IKC4FQZH
テレビドラマの話を書いてスレ違いになってしまったので映画の話題も書いておく

といってもVシネなのだが、永井豪の漫画を原作にした
「永井豪のホラー劇場」というVシネのシリーズで
「マネキン」「霧加神」の2本を大昔にレンタルビデオで見て以来、妙な愛着がある

正直言ってストーリーはありきたり、演出のテンポはかったるいし、残酷描写も大したことなくて
あまり怖くも気持ち悪くもない凡作なんだけど、どういう訳か嫌いになれない
怖そうなジャケットにさんざん期待させられて、いざ見てみたら
あれっこんなもん?…という肩透かしな思い出が今となっては懐かしさを感じる
237この子の名無しのお祝いに:2014/02/20(木) 10:48:04.79 ID:AjiQNLtH
懐かしいな、「不思議な幻燈館」
話はもう全然覚えてないんだけど
なぜか何度も設楽りさ子が主演してたことだけは妙に記憶に残ってる。
238宇宙人:2014/02/20(木) 13:28:19.98 ID:2/rJnWpt
80年よりもっともっと前ので、
妖術武芸帳ってのがあった〜!
”そも妖術とは心の技
深く静まれば万人その掌中にあり
むにせんか天を読み風を嗅ぎ,地の音を聞く
森羅万象おのが意のまま
げに恐るべし恐るべし”
ど〜だぁ〜 こわいでしょう〜〜〜〜〜!!キャ〜〜〜〜!!
239この子の名無しのお祝いに:2014/02/21(金) 15:52:10.20 ID:U+Da/uH5
テレビドラマのホラーといえば昔の土曜ワイド劇場では
エログロ色の強い怪奇ドラマを頻繁に放送していた

「白い手 美しい手 呪いの手」を筆頭に
「復顔・整形美女の復讐」「瞳の中の悪魔」
「先妻の亡霊と闘う新妻」「呪いのマネキン人形」
それから「死美人シリーズ」「京都妖怪地図」などなど
昭和の土ワイがたまに放送してた怪奇ドラマも
DVD出してほしいんだけど難しいのかな?

劇場映画ではないけど映画系のスタッフ・キャストが多いし
ビデオがあまり出ていないせいで今となってはマイナーに
なってしまった和製ホラーには間違いないから書き込んでみる
240この子の名無しのお祝いに:2014/02/21(金) 16:10:21.88 ID:U+Da/uH5
「Nighty Night 〜真夜中の悪夢〜」の話題はここではまだ出てないのか
学生の自主製作映画とはいえ80年代にちょっとした話題になって
ビデオも発売されたから、知ってる人もけっこういると思ったんだけど

オムニバス物のホラーで、個々の話は特に独創的とは言えないけど
ビデオゲームからクリーチャーが出てきてしまう話はかなり怖かった
クリーチャーの造形がかなりグロテスクかつ個性的だったし
学生の自主製作といってもあの怪物の完成度はプロ並みだと思った

この映画で特殊メイクを担当した浦野克人という人は
プロに進出して色々CMとかVシネマの特殊効果を担当してたようだけど
メジャーな映画とかドラマとかには関われなかったのか
あんまり話題性のある作品名に関わった様子はなさそう
「Nighty Night」ではあんなに凄いクリーチャー作ってたのにな

浦野克人の名前をネットで検索しても、数年前に酔って
小競り合いになった相手に暴力を振るってしまい
警察沙汰になったという、セコイ話題しか出てこない・・・
241この子の名無しのお祝いに:2014/02/21(金) 16:32:52.03 ID:U+Da/uH5
どひゃー!
さっき「Nighty Night 〜真夜中の悪夢〜」のビデオジャケットを
確認してみたら、特殊メイクを担当したのは浦野克人だけど
モンスターを作ったのは浦野とは別に担当者がいて
木谷太士郎という人物があの素晴らしいクリーチャーを作ったようだ

調べてみたら木谷太士郎はその後ハリウッドでも仕事をしている
と言ってもトム・サヴィーニやリック・ベイカーみたいな
華々しい活躍をしているわけではなく、特殊効果スタッフの
下っ端と言っては言い過ぎだけど裏方のさらに裏方に近い
かなり小さい役割が主のようだ

まあ、ハリウッドに行った日本人の特殊効果スタッフは
スクリーミング・マッド・ジョージを別とすれば大半が
そんな感じの扱いなんだけどさ
242この子の名無しのお祝いに:2014/02/21(金) 22:54:25.58 ID:UvmItJwA
80年代の和製スプラッター・ホラーでは
「魔夏少女」という作品もあった
劇場用映画ではなくテレビドラマとして
TBSの夜9時代に放送されてビデオ化もされた

怒りの感情で他人に流血させる超能力をもった少女が
感情をコントロールできずに周囲の人々を殺してしまうという
「キャリー」「オーメン」「スキャナーズ」「フューリー」
といった海外のオカルト映画の要素にスプラッターな見せ場を盛り込み
さらに心理サスペンス的な味付けもするといった野心作だった

悪魔的な超能力をもった娘への疑惑と愛情の狭間で苦悩する母親の
心理の揺れ動きをサスペンスフルに描くのは「悪い種子」からの
翻案とはいえ、日本にあまりなかったタイプの恐怖ドラマを作ろうという
当時のテレビマンたちの野心を感じさせて今見ても古びていない

クライマックスのスプラッターな見せ場では「スキャナーズ」から
ヒントを得たらしい頭部の破裂シーンがなかなかの迫力だった
放送当時は生まれていなかったため、後にビデオでこのドラマを
見た人間としては、80年代の何でもありなテレビの大胆さに感心してしまう
243この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 09:30:45.73 ID:us6t7z3b
>>55
>>57
「獣神伝説 CON TON」って、俺は意外な掘り出し物だと思ったんだけどな
確かに特撮は安っぽいし、話は訳わかんない所が多いし、役者の大半が大根だけど
80年代ホラーブームの熱気が伝わってくるような特殊メイクのグロシーンとか
悪夢と現実が交錯するシュールなストーリーは個人的には好みだった
マニア向けの低予算C級ホラーには違いないから誰にでも薦めることはできないけど
244この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 11:38:34.73 ID:us6t7z3b
>>125
もう質問した人が見てるとも思えないけどレスする

「生地獄」は精神的にキリキリ締めつけられるような
陰湿な怖さがあって個人的にはなかなかの拾い物だと思った
「何がジェーンに起こったか?」と「悪魔のいけにえ」を掛け合わせて
日本的な陰惨さで味つけした感じの作風と後味の悪さは
好き嫌いが別れるだろうけど、個人的にはかなり怖くて面白かった

あと、事件の鍵を握る精神科医に三谷昇というキャスティングが効いている
245この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 11:40:35.48 ID:3qRf75fy
「door」ってやつが印象に残ってるな

追い払われたことに逆上して殺しに来るセールスマン
扉の向こう側とこっちで話は進んでいく
全シーンを通して登場場面は玄関口のみ
あの閉鎖的な空間での描写は子供の頃一人で留守番してた頃の
心細さを思いだしてしまう
246この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 12:20:37.08 ID:us6t7z3b
>>245
「DOOR」は確か「死霊の罠」と同時上演されたサイコ・スリラーでしたね

俺はビデオで見たけど、クライマックスでストーカー男が強引に
ヒロインにフェラさせようとするシーンで
「おおっ!」と期待してパンツ下ろす準備したんだが
結局フェラには至らなくて肩透かしでガッカリさせられた…
247この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 12:22:47.09 ID:us6t7z3b
ピンク&ロマンポルノ系でも和製ホラーの傑作は多い

「暴行切り裂きジャック」
「堕靡泥の星・美少女狩り」
「真昼の切り裂き魔」
「連続暴姦」
「オーガズム・真理子」
「処女のはらわた」
「美女のはらわた」

などなど…他にも俺が知らないだけでまだまだありそう
248この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 12:25:32.05 ID:us6t7z3b
個人的な好みでは特ににっかつロマンポルノの
「暴行切り裂きジャック」と「堕靡泥の星・美少女狩り」が
すごく怖くてサイコ・スリラーの傑作だと思った

まるで当時のイタリアン・ホラーのような耽美的な映像・音楽、
めくるめく官能・狂気・残虐美の世界が展開していて
普通にホラーとして一級品だと思う
249この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 12:47:39.96 ID:us6t7z3b
薔薇族映画と呼ばれるゲイ・ピンク映画にも
サイコ・スリラー仕立てでちょっとした話題になった作品があった

「狂った舞踏会」と「狩人たちの触覚」は、後に
「女虐(めぎゃく)」や「人体模型の夜」といった
陰惨なスプラッター映画を撮る佐藤寿保監督による
サイコ・スリラー風薔薇族映画で、いずれも強烈なインパクトがあった

佐藤寿保監督の薔薇族スリラーは露骨なスプラッター描写はないとは言え
じめじめと暗くねちっこく陰惨な作風と、見終えた後に絶望に突き落とされる
陰欝な後味の悪さは、この2本の薔薇族映画でも確かに味わうことができる

とはいえ正直言って佐藤寿保によるサイコ・ホラーの陰惨な作風は個人的には苦手
250この子の名無しのお祝いに:2014/02/22(土) 23:28:31.11 ID:Y3RF1g/2
ピンク映画ではなくアダルトビデオのスプラッター物で
アタッカーズってAVメーカーがVHS時代に出してた
「乱歩」っていうレーベルのストーリー物の猟奇AV見た人いないかな?

このレーベルの「球体愛玩美少女」と「赤色哀歌美少女」ってビデオが
雑誌に紹介されてたのを立ち読みしてちょっとグロかったので印象に残ってる
SEX中に目玉をえぐり出したり首を切断したりというスプラッター描写があるようだけど
実際に見たらきっとスプラッターは添え物程度でつまんないんだろうな

ところで「赤色哀歌美少女」のパッケージに書かれたキャッチコピーの
「純白のブリーフが唾液と口紅の色に染まっていく」ってのはなんか違和感あるなw
251この子の名無しのお祝いに:2014/02/23(日) 00:40:26.76 ID:yI6YR2JY
早川光監督の「モモコ・ワンダーランド/ストレンジ・ハウス」ってどんな作品だろう?
「代官山ワンダーランドHORROR/悪魔の棲む街」という酷い駄作と同時期のVシネマだから
これもどうせロクなもんじゃないだろうと思ってビデオを見かけても無視していた

「アギ・鬼神の怒り」や「うばわれた心臓」の早川光が監督だったのなら
暇つぶし程度には楽しめるB級ホラーだったのかな?
ネット上で書かれている“「獣神伝説」「GUZOO/神に見捨てられしもの」にタメはる完成度”
という評価は良い意味なのか悪い意味なのか?(あんまり良い意味ではなさそうだけど・・・)

まあ、「モモコクラブ」なるアイドルが主演だからあんまりグロい作品ではないんだろうな
252この子の名無しのお祝いに:2014/02/24(月) 14:20:06.23 ID:cCUBKvIW
「ギニーピッグ」が話題に挙がらないのはメジャーすぎるからかな?
例の事件によって違う意味で伝説的な存在になってしまったのが残念だ

個人的には「血肉の華」と「マンホールの中の人魚」は
日野日出志の残酷美学が毒々しい色彩と過激な特殊メイクによって
これ以上は望めないくらい絶妙に映像化された傑作だと思っている
80年代ビデオバブルらしい猥雑な雰囲気が不思議な世界観を醸し出していて
見ていると目をそむけたいのに目が離せない魔力のようなパワーを感じる
253この子の名無しのお祝いに:2014/02/24(月) 22:44:07.88 ID:C94cWWv8
「ギニーピッグ」「死霊の罠」
「GUZOO」「バイオセラピー」「キクロプス」

80年代の和製スプラッター映画は
アングラな感じのいかがわしい匂いがして
イタリアやアメリカのスプラッターとは
かなり違った陰湿な質感がある
254この子の名無しのお祝いに:2014/02/24(月) 22:47:24.06 ID:C94cWWv8
90年代の和製スプラッターとなると
「オールナイトロング」「女虐」「オルガン」
などさらに陰湿さが増している

その後の和製スプラッターは下品で汚い安物ばかりになった

結局、日本ではスプラッターに関しては
80年代〜90年代前半でやれることは全て
やり尽くしてしまい、もう傑作は出てこないんだと思う
イタリア映画界もたぶん似たような状況なんだろうな
255この子の名無しのお祝いに:2014/02/25(火) 21:38:24.84 ID:8rPpJh46
前にも話題が出てるけど土曜ワイド劇場の
「白い手 美しい手 呪いの手」って見たことある人いないかな?
すごい見たいんだけど果たしてフィルムが保存されてるんだろうか…?
256この子の名無しのお祝いに:2014/02/27(木) 12:11:17.99 ID:PZYErs05
たしか2000年頃にレンタルで見た
ビデオ撮り下ろしのホラー「世紀末恐怖劇場」シリーズの
「金曜日のレストラン」「とても優しい隣人たち」

はっきり言ってどちらも凡作なんだけど暇つぶし程度には楽しめた
アイディアはけっこう面白いと思うけど脚本と演出に緊張感がない
「金曜日のレストラン」では特別出演の稲川淳二が
意外にもかなりいい演技してて驚いた覚えがある
257この子の名無しのお祝いに:2014/03/01(土) 21:22:28.62 ID:fRNbvDVm
「少女惨殺 −スワンズソング−」
十年ほど前にレンタルで借りて一度きり見ただけで
もう記憶も曖昧なんだけど妙に忘れられない作品

カルト的な70年代スリラー「アリス・スウィート・アリス」を
焼き直したような内容のサイコ・スリラー風スプラッター
黄色いレインコート姿の殺人鬼と犯人の正体は「アリス…」そのまんま

スプラッター描写はそれほど凄いという程ではなくまあまあそれなり
全体的に安っぽい作品だし脚本・演出も途中ダラけるところがあるけど
全編を覆う陰鬱な雰囲気がまとわりつくような不快感を煽り立てて
決して面白いとは言えないんだけど妙なインパクトがある映画だった
258この子の名無しのお祝いに:2014/03/02(日) 23:05:03.34 ID:WRpr2DH2
『ギニーピッグ2 血肉の華』のいかがわしい雰囲気が好き
残酷だけどなぜか幻想的なムードも漂ってて決してグロいだけじゃない
ただひたすら残酷描写を並べただけでよくあそこまで
デカダンな美学がある作品に仕上げたと思う
259この子の名無しのお祝いに:2014/03/02(日) 23:28:56.68 ID:kAiusq7t
>>255
>「白い手 美しい手 呪いの手」

あれはまだ円谷プロにフィルムはあるんじゃないの?

>>254
>日本ではスプラッターに関しては 80年代〜90年代前半でやれることは全て
>やり尽くしてしまい

もちろん作品によっても違うだろうけどアメリカでは30〜40年前から
ホラー・スプラッターは基本的にパーティノリで映画館やビデオでみんなでワイワイ
観る文化だもの。
だからスクリームシリーズみたいなパロディ・メタフィクション風の作品も出てくる。

日本ではマニアックな怖いイメージだけが先行してその範囲内の市場に
留まっちゃったよね。
濫作はされたけど市場の広がりは余り無かった。
260この子の名無しのお祝いに:2014/03/04(火) 22:57:33.76 ID:LMXAN7ho
>>259
日本では80年代のホラー・ブームがもっぱら劇場ではなく
ビデオで消費された印象がありますね

80年代和製スプラッターは劇場用作品も「処女のはらわた」「美女のはらわた」と
傑作「死霊の罠」があったとは言え、ほとんどがビデオ撮り下ろしだったし
洋物でもクローネンバーグとかルチオ・フルチとか劇場よりもビデオで話題になった

だから日本ではどうしても「みんなで盛り上がりながら見るホラー」よりも
「マニアが自宅でひっそり見るホラー」という形で発展してしまって
和製ホラーがどんどんアングラになってしまった感じなのかな
261この子の名無しのお祝いに:2014/03/06(木) 18:42:32.58 ID:QASID5u7
お国柄と云うか気質もあると思う

80年代のホラーブームは家庭用ビデオデッキとレンタルビデオ店の普及
加えてバブルによる予算的な余裕によるものだけど
当時の日本では「誰かの家に集まってパーティノリでホラーを」って云う発想自体が余りなかった
遊ぶなら街で、集まるならディスコやバーでって感じだったし
皆で家で映画を見る時にあえてホラーを選ぶ理由が希薄だった(有名作はその限りでもないけど)
まあその一方で中高生がジャンクやデスファイルをレンタルして
何人かで誰かの家に集まってキャッキャしたりもしてたんだけどw

「映画館に行かなくても映画が見られる」「自分のペースで落ち着いて映画を見たい」
ってのがレンタル店の主な需要で、それに合致したのが
マニアックなホラーの方だったんじゃないかなぁ
262この子の名無しのお祝いに:2014/03/16(日) 10:55:28.68 ID:zfSZX6uZ
映画じゃないけど、1980年代の2時間ドラマでは
劇場用映画と比較してもまったく遜色がない
質の高いホラー・ドラマが多く制作されていたと聞く。

1982年にTBSで放送した岡田奈々主演の吸血鬼ドラマ
『夜の誘惑者』は、岸田森の「血を吸うシリーズ」に匹敵する
かなり怖くて完成度の高い和製ドラキュラ物だったという評判を
あちこちで聞くんだけどなかなか見られない…

1981年よみうりテレビ製作の『怨霊女子学園・恐怖の連続殺人!』も
評判によるとかなり怖くて面白いドラマらしいけど
ビデオも何もないから見たいのに見られない…
263この子の名無しのお祝いに:2014/03/18(火) 14:04:23.78 ID:jsY5D6Be
「赤い報告書 鮮血の天使 悪魔祓い殺人事件」
にっかつビデオから1988年に発売されたスプラッター・ポルノ
サトウトシキ監督で、脚本と特殊メイクは中野貴雄が担当

実際にあったバラバラ殺人事件をポルノ仕立てで映画化したというエログロ作品
「ギニーピッグ2 血肉の華」みたいな惨殺シーンだけが売りの安っぽい映画なんだが
情け容赦のない人体解体の描写はかなりの生々しさで、見ていると胸がムカムカしてくる

「ギニーピッグ」「女虐」「オールナイトロング」なんかと並べて語るべき陰惨な怪作だった
264この子の名無しのお祝いに:2014/03/22(土) 08:02:30.14 ID:SOERLIaS
超マイナーな邦画ホラーと言えば青山定司という監督の
「家獣」(1979年)っていう映画が気になって仕方がない

今ではフィルムがすべて廃棄されたために見ることができないけど
ストーリーと批評を読むとかなり猟奇的でなかなか面白そうだ
265この子の名無しのお祝いに:2014/03/22(土) 13:40:51.57 ID:OlGqfbEC
かなり古い邦画で「囁く死美人」って映画
なぜか黒沢清が絶賛していたのとタイトルのインパクトで
ずっと見たいと思ってたけど数年前に見ることができた

タイトルから想像してたような陰惨な猟奇エログロではなく
死んだ女の幽霊と思わせて双子の姉だったというサスペンスオチ
殺した女の影におびえる男のサイコ・スリラーとして見ることもできて
それなりに楽しめる作品ではあるけど、流石に今となっては古臭い映画だった

黒沢清がこんな平凡なB級スリラーをわざわざ褒めるのはちょっと不可解
266この子の名無しのお祝いに:2014/03/22(土) 13:50:22.01 ID:OlGqfbEC
ちなみに「死美人」といえば70〜80年代の土曜ワイド劇場で
「死美人シリーズ」という怪奇ドラマを頻繁に放送していたと聞いた

「生きていた死美人 病院偽装殺人」とか「湖水の死美人 劇画殺人事件」など
殺された女の亡霊が復讐に来る話をエログロ描写満載で描いていたと評判だから見てみたい

たぶん実際に見てみたら予想よりも古臭いB級ホラーなのかも知れないけど
昔の土曜ワイド劇場って下手な劇場用映画よりもずっと面白い作品が多いから
「死美人シリーズ」にもけっこう期待してる

CSでの一挙再放送でもDVD-BOXでもいいから土曜ワイド劇場の
「死美人シリーズ」をリバイバルしてほしい
267この子の名無しのお祝いに:2014/03/22(土) 21:34:23.30 ID:c2gpEdSS
土曜ワイド劇場といえば「女教師コンクリート殺人事件」が印象に
残ってるな。
話自体は単純で
「美人教師(市毛良江)にフラれた体育教師(倉石功)がキレ、
市毛を殺してコンクリに埋めたのがバレて一件落着」
って話だけど、昔の東宝の怪奇物っぽい雰囲気や
事件を追う戸浦六宏と三田村邦彦の親子刑事は本当に見応えあった。
268この子の名無しのお祝いに:2014/03/23(日) 19:50:30.21 ID:a05OvWvb
映画監督が演出した土曜ワイド劇場の怪奇ものといえば
「横溝正史の鬼火 仮面の男と湖底の女」

にっかつロマンポルノ出身の田中登監督による演出で
土曜ワイド劇場で横溝正史の怪奇小説「鬼火」をドラマ化した作品だけど
幻想的で耽美的な雰囲気と猟奇色がうまく出ていてやたら完成度高かった

同時期に劇場公開された横溝正史原作の「蔵の中」よりも遥かに怖かったと思う
DVD出せば横溝正史と田中登のネームバリューで売れるはずなのになかなか出ない…
269この子の名無しのお祝いに:2014/04/05(土) 15:04:59.44 ID:X+e39yfG
【超関連スレ】

【フィギュア】『リング』から最恐キャラクター 「S.H.Figuarts 山村貞子」
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1396528818/
270この子の名無しのお祝いに:2014/04/22(火) 22:21:03.83 ID:FyOS3efH
「白い手 美しい手 呪いの手」が4月27日と4月30日にシネマヴェーラ渋谷で上映
大林宣彦監督の名作恐怖ドラマ「可愛い悪魔」も5月4日と5月7日に上映される

どちらも岸田森特集ということで上映、「呪いの館 血を吸う眼」「血を吸う薔薇」もやる
271この子の名無しのお祝いに:2014/07/27(日) 12:23:51.80 ID:AI4aLQAA
age
272たける:2015/03/08(日) 04:08:04.67 ID:5sy2NyKh
くわしく
273この子の名無しのお祝いに
>>265
作品そのものを絶賛してはいない。
「厳密に言うとこれはホラーではない」と断りつつ、川崎敬三を誉めていただけだ。