【cool/知性派】増村保造【modernistic/激】

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1この子の名無しのお祝いに
驚いたことになかったので立てました。
職人監督増村保造を語ってください。
2この子の名無しのお祝いに:03/11/30 22:08 ID:CFmP8urX
<<関連スレ>>
今生きてるスレはここだけ↓
この子の七つのお祝いに
http://that.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1066444455/

過去スレ
◇◆増村保造レトロスペクティブを語るスレ◆◇
http://tv.2ch.net/movie/kako/1015/10156/1015692883.html
その他多数(立っては落ちている)。
3この子の名無しのお祝いに:03/11/30 22:26 ID:bz8OBF0r
探検隊世代なんで、初期作品の川口浩のカッコ良さにダブルパンチですた!
4この子の名無しのお祝いに:03/11/30 22:45 ID:uMb39Yqv
"cool"ってのは違うんじゃない?
5この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:52 ID:A4S+YDuG
違った?どんなのがよかったですか。
6この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:17 ID:KH7UNRHZ
増村作品での田宮二郎は最高です
マッチョな体といい、長い足といい、上手いラブシーンといい
7この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:45 ID:RDcZG3qc
戦場で看護婦がやりまくるやつ。
8この子の名無しのお祝いに:03/12/01 02:12 ID:x/4N94Od
>>5
coldとかかな?カッコつけた外面の冷たさじゃなくて、心の底からの冷たさ。
人間とか世界とかをどこまでも冷徹に見つめる目。
・・・だけどそれがあるから欲望の際限なさや行動の苛烈さといった“熱さ”が映える。
9この子の名無しのお祝いに:03/12/01 02:12 ID:gqUKFOYj
全編ハッタリの塊みたいな「巨人と玩具」には度肝を抜かれた。
二度目に見るとハッタリのメッキが剥げるが、そこがまた面白いともいえる。
10>>4:03/12/01 02:49 ID:xWb1wn6w
logical hotじゃないかな?
11この子の名無しのお祝いに:03/12/01 02:49 ID:sYJ9CS7w
>>7
なんか勘違いしてるなおまえ。
12この子の名無しのお祝いに:03/12/01 02:54 ID:A4S+YDuG
>>5 cold!そうですね。
彼の作風はそうした目線から生まれてるんでしょうね。

もしやこれも関連スレ?ダット落ち寸前だけど…(しかもスレ違い)
赤いシリーズ
http://that.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1066251688/l50
13この子の名無しのお祝いに:03/12/01 03:19 ID:8wxb4n+W
>>7
そりゃ若尾文子主演の『赤い天使』だな。
従軍看護婦の若尾文子が両腕をなくした兵隊(川津裕介)の
願いを聞いて、オナニーしてやるシーンはエロかった。
その後、本番まで許すんだけど、そこまでいくとシラケた・・・

ちょっと前に「衛星劇場」か「日本映画専門チャンネル」で観たよ。
14この子の名無しのお祝いに:03/12/01 09:40 ID:K9YNfh2Y
>その後、本番まで許すんだけど、そこまでいくとシラケた・・・

確かにシラけた。あれはヤリ過ぎっていうか、ヤラレ過ぎ
しかしオープニングの足をノコギリでギコギコやるところは・・・痛そうだった
15この子の名無しのお祝いに:03/12/01 14:03 ID:3GUeT/iz
増村作品での男優なら
やっぱり高松英郎だと思う。
ちょい役でも主役(「巨人と玩具」「黒の試走車」、笑)でも、すごく光っている。
16この子の名無しのお祝いに:03/12/01 14:22 ID:aSC13OAr
高松英郎は黒の試走車で田宮二郎をくっていました
絶頂期の頃の田宮二郎の大悪党が大好き、まさに色悪の真骨頂
17この子の名無しのお祝いに:03/12/01 16:33 ID:3GUeT/iz
う〜ん田宮二郎だったら
やっぱり「悪名」シリーズかな、あと
「犬」シリーズも。
渋くて知的なマスクから発せられる
軽妙な関西弁はもう他の追随を許さないでしょう。
18この子の名無しのお祝いに:03/12/01 17:57 ID:hJpu4Wrf
>>3
ハゲドウ!川口隊長カチョイーよね!
20年位前、深夜テレビで放送されてた
「妻は告白する」を偶然見てしまってから
増村ファンになったでつ

私の大好きだったテレビドラマ
「夜明けの刑事」も増村さんが
監督してた(全部じゃないけど)
ということを後に知った
リスペクト
19この子の名無しのお祝いに:03/12/01 18:58 ID:TxiCnZmi
晩年の傑作「大地の子守歌」もいいぞ。
増村の世界に原田美枝子がしっかりはまっていた。

しかし原田はすごいよなあ。当時10代だったんだろうけど、
あんな演技を見せるなんて。
今の若い女優にあんなのいないんじゃないか?
20この子の名無しのお祝いに:03/12/01 18:58 ID:Ujk1nReY
【急げ】あの有名芸能人のにゃんにゃん画像が流出!!【したらば】
事務所側も認めざる負えない状況。本日中にも記者会見か??
発端は2ちゃんねらー?法的処置も持さない構え。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/sports/10137/1066056813/
21この子の名無しのお祝いに:03/12/01 19:11 ID:kY8RQjAK
>>18
「夜明けの刑事」の監督をやってたんだ(゚0゚!

「夜明けの刑事」といえば、テーマ曲唄ってたバット・カンパニーのポール・ロジャースの嫁さんって野添ひとみの親戚だったよね。
22巨人と玩具:03/12/01 21:18 ID:socpzQ+c
「笑って…」
23赤いヤカン:03/12/01 22:01 ID:9loGZNRQ
増村監督というと、これまでの日本映画になかったといえるくらい登場人物の
自己主張を誇張的に描くことね、それは後年の「スチューワーデス物語」など
のいわゆるお茶の間の大映ドラマの系譜となるんだけど。当時のイタリア映画
と溝口映画を増村さんなりに融合させたものなのかな。
リアリズムで人間を突き放してるんだけど、登場人物は演劇的なのよねぇ。

私的には、小津さんと同様、映画と「世界」と監督個人の三者の関係性に興味
を惹かれる監督さんです。

最近では「セックスチェック 第二の性」という作品に惹かれてる。

24この子の名無しのお祝いに:03/12/02 01:03 ID:VFpi5+6m
http://that.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1066559112/l50
動脈列島田宮二郎近藤正臣
旧作のスレが全く無いのはどうしてなんやろ。
25この子の名無しのお祝いに:03/12/02 03:04 ID:9EGHQlvk
>>23
> 最近では「セックスチェック 第二の性」という作品に惹かれてる。

あの緒方拳どうよ? あれで映画デビュー作だって。
お前は予想屋の親爺かよ!? それに道代。最高の組合わせだ。まさに増村的。

26この子の名無しのお祝いに:03/12/02 11:15 ID:L9goHFba
>>25
>あの緒方拳どうよ? あれで映画デビュー作だって
まじですか?
オーヴァーでゴリゴリした演技に萌え
27この子の名無しのお祝いに:03/12/02 11:31 ID:9EGHQlvk
ちょい役は二作出てるけど、
映画は肌に合わないということで3,4年ぶりの作品ね。
28この子の名無しのお祝いに:03/12/02 13:55 ID:wjTYG4zz
「最高殊勲夫人」が好き。
29この子の名無しのお祝いに:03/12/02 18:14 ID:oxWa3l0m
「セックスチェック 第二の性」はお話がスンバラシク面白いですね。
友人の奥さんを犯して狂人にしちゃったり、男女を女男にするなんて・・。
30松本ォ:03/12/02 19:21 ID:VFpi5+6m
「セックスチェック」に後の大映ドラマの原点を見た!というわけで調べてみました。
大映ドラマ、いろいろ監督してますね。

事件狩り(TBS) 昭和49年4月3日〜9月18日 水曜8:00〜8:55 全14回
夜明けの刑事(TBS) 昭和49年10月2日〜昭和51年8月25日 水曜8:00〜8:55 
         全八二回(降旗康男なんかも監督してる)
赤い激流(TBS) 昭和52年6月3日〜11月25日 金曜9:00〜9:55 全26回
赤い激突(TBS) 昭和53年6月23日〜12月15日 金曜9:00〜8:55 全26回
赤い嵐(TBS) 昭和54年11月30日〜昭和55年3月28日 金曜9:00〜9:55 全18回
赤い死線(TBS) 昭和55年11月7日〜11月14日 金曜9:00〜9:55 全2回
スチュワーデス物語(主に脚本)
少女に何が起こったか

ネットで検索しただけでもこれだけひっかかりました。
さらなる詳細知ってたら教えて。
この板でこの話題は板違いかな?サゲマス。
31この子の名無しのお祝いに:03/12/02 21:05 ID:jigXAAKr
「スチュワーデス」は演出は江崎実生とかだったが堀ちえみが増村演出を語るのを何かで読んだ。
32この子の名無しのお祝いに:03/12/02 22:49 ID:9EGHQlvk
一作目の演出が増村じゃなかったか? 脚本だけか?
(今,本が手元にない…)
33この子の名無しのお祝いに:03/12/02 23:11 ID:FgXTbgXo
>>28
好き。川口隊長の軽い感じと若尾文子ちゃんの生意気なかわいさが最高だった。
34この子の名無しのお祝いに:03/12/03 05:38 ID:4lDfcfxZ
>>28
若尾文子の
あの滅茶苦茶なサンドウィッチの食い方なんかもう・・・
やりすぎでたまらん。
35この子の名無しのお祝いに:03/12/03 16:03 ID:i5Enxvs0
>>28
電話の向こうで高笑いする丹阿弥谷津子もいいね。
36この子の名無しのお祝いに:03/12/03 23:00 ID:pp/0mFgo
 ヽ(  )/ 2人一緒は無理じゃぁっ!
                 (* )
                ノω ゝ



       ∧_∧ 御老公さまっ!
    (ヽ( 助 )ノ)      ∧_∧ お待ち下されっ!
     ヽ⌒ i ⌒ /    (ヽ( 格 )ノ)
      | . .  |      ヽ ⌒ i ⌒/
     (:::: 人:::: )       |  . . |
      ! 丿 し'       (::: 人:::: )
     ∪           ∪  i 丿
                    ∪
37この子の名無しのお祝いに:03/12/04 16:41 ID:Ov7DBCj1
ドラマ板かどこかで見たけど
大映ドラマは増村さんが影でほとんど仕切ってたらしいね。
脚本・演出に名前がのってない事が多いけど。
38この子の名無しのお祝いに:03/12/05 13:05 ID:lQP2OeD4
スチュワーデス物語の監督と聞いて、ずーと敬遠してました・・・
こんな凄い監督だったとは
39この子の名無しのお祝いに:03/12/06 02:36 ID:RVI11dwe
>>37堀ちえみに演技つけたのは増村さんみたいだよ。
しかし普通おもいつかないよな。ドジでのろまな亀、義手女の手袋…
40この子の名無しのお祝いに:03/12/06 19:56 ID:8t3QKixV
増村で思いだすのはスタンドインヌード。 華奢な若尾文子が脱ぎ出すと無表情で武骨な裸が出て来てギョッとする。
41この子の名無しのお祝いに:03/12/06 19:57 ID:XV3lgTOE
42この子の名無しのお祝いに:03/12/06 20:22 ID:UMOwR8x7
>>28
「最高殊勲夫人」は、マスムラたちスタッフとしては、軽く商売で作っただけ
の映画らしい。にも関わらず、あのボルテージの高さは凄い。
昔、地上波の深夜で観て、のち、フィルムで見直したが、傑作。
>>39
ひたすらにハッタリで責めていく、マスムラの劇画的想像力の異様さには驚くよね。
劇画原作者や通俗小説作家に転じても成功したと思うよ。
>>40
若尾は華奢かな? ムッチリしてない? それは別にして、あのミロのヴィーナス
みたいなスタンドインは不気味だよね。
マスムラのエロスは、どうも抜くに抜けない。
43この子の名無しのお祝いに:03/12/06 23:46 ID:uXfdu5OH
増村さんの「暖流」を吉村版、野村版と観くらべると、この作家の
特徴的な女性観がわかるよね。
左幸子さんの石渡ぎんは非日本的に乾いてます。
44この子の名無しのお祝いに:03/12/07 04:31 ID:JLvm26EX
たしかに。吉村版はまだ見たことないけど野村版よりはこっちの方が
かなり乾いた感じ。映画のテンポが良いしさっぱりしてる。
45この子の名無しのお祝いに:03/12/07 05:28 ID:s91fwjRu
増村版「暖流」は、現在だと、東海テレビ昼ドラ独特の、ステレオタイプに
割り切ったキャラクターの激しさに通じるモノが無いだろうか?
マスムラが生きていたら、昼ドラに活路を求めたかもしれないな。って、86年
死去で享年62か。
ちょうど、80年代後半、TV映画が減少し、2時間ドラマ戦争も一段落し、
ビデオ録りトレンディ・ドラマが増えていった時代だな。

ギリギリで時代に負けつつあったのかな、マスムラは・・・。別スレに書いた
覚えがあるが、70・80年代、山本薩夫・佐藤純弥・降旗康男・森谷司郎
らが撮った企画のいくつかは、この人が撮るべきだった。
「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」や「動脈列島」の手腕を見ると惜しい。

せせこましいATGや、「この子の七つのお祝いに」なんてセコい映画ではなくね。
46この子の名無しのお祝いに:03/12/07 12:14 ID:Gs8toD9q
邦画界が崩壊しなかったらどういう作品を撮っていただろう
大映のエース監督になってたはずだから、大作を任されてただろうし、
いや、大作は薩夫かな
47この子の名無しのお祝いに:03/12/07 18:29 ID:72ury/Rt
「赤い天使」
初めてみたんですけど、若尾文子きれいでした。
この映画って
・極限状態では人間性より「事実」「生物としての本能」が優先されるということが
 基本にあって、
・人間の体は五体満足なら闘う事ができるが、たった腕一本無くなった事で戦闘不能になり
 「弱者」に陥ってしまう(事実)。
・切断された手足は、すでにただの肉の塊に過ぎない(事実)。
・絶望した人間は性的な行為で「生」を感じることができるが、戦場での希望は
 絶望の裏返しにすぎない(本能)。
という非人間的な戦場で、あくまでも人間的な感情を期待する若尾看護婦ですが、
結果的に死をみつめている者に情けや人間的な感情を期待することはその人間や
自分を追いつめる効果しかなかった、ということでしょうか。
自分が関わった人間が死ぬと「ああまたひとり死なせてしまった」とつぶやくんですが、
それが果たして若尾看護婦の責任なのかどうか。
そんな甘えともとれる行動をしている彼女が、生き残ってしまうのは皮肉ですね。
あのラストは救いようが無い。
救いは岡本軍医との温かい時間ですね。あの雰囲気の中で若尾に軍服を着せる
展開がちょっとだけほっとさせる。
48増村保造(本人):03/12/07 18:49 ID:W5Fl4BS2
いいえ、単に若尾文子がケモノどもに蹂躙される姿を撮りたかっただけです。
49赤いヤカン:03/12/12 00:23 ID:jZv+oELQ
増村さんの出発点は、助監督としても関わった大映の「母物シリーズ」や
感傷的な美学で日本映画のエースであった木下恵介らにたいする
アンチテーゼなんですよね。
それとともに、師である溝口健二と同じく、女性に対して賛美と憎悪が共存
する複雑なものがあったのではとおもう。
50ワールドキャラメル:03/12/14 00:24 ID:NaAy0IZk
「巨人と玩具」で野添ひとみが飼っているおたまじゃくしがししゃもなみにでかいのにワラタ
昔はでかかったんか?
51ワールドキャラメル:03/12/14 00:36 ID:NaAy0IZk
それと「巨人と玩具」
gooのあらすじ検索したらアポロ製菓(敵の会社)が生産中止になったのは
「食中毒が原因」
と書いてあるんだけど映画をみると
「工場火災で在庫が燃えた」のが原因となってる。
食中毒ってどっかに別のソースがあるのかな?知ってる人いますか。
52この子の名無しのお祝いに:03/12/14 03:39 ID:iHsbG1JQ
>>51
gooのあらすじは、恐らく、当時のプレスシートの丸写し。プレスにはそう書いて
あったのでしょう。
53奥村利夫:03/12/14 18:56 ID:aNPb7mpb
>48
保さん、『兵隊やくざ』と『新兵隊やくざ・火線』の
出来の差が激しいのですが、わざとですか?
54この子の名無しのお祝いに:03/12/14 20:28 ID:yEO9mWbv
>>51
開高健の原作がそうなのでは?
55この子の名無しのお祝いに:03/12/16 22:21 ID:oURtuSiY
>>50
ウシガエルのおたまじゃくしだろ。最近見ないけど
56この子の名無しのお祝いに:03/12/18 11:52 ID:zI23acFo
57この子の名無しのお祝いに:03/12/21 23:09 ID:Cyq+yRg+
「くちづけ」見た。清清しい青春映画だとは思うが、
野添ひとみが「愛してるといって!」とすぐいうのに時代の流れを感じた。
彼女は美しく撮られていて川口浩が惚れたもの無理はない。
これが監督1作目の増村はそこそこの映画を取れる人間として
みごと手腕を証明したわけかー
58この子の名無しのお祝いに:03/12/21 23:50 ID:VRJpnq/R
エデンの園には
増田明美が映っている
これホント
59この子の名無しのお祝いに:03/12/22 00:24 ID:/favUnRl
でんきくらげには根岸明美が映っているが・・・
60あぼーん:あぼーん
あぼーん
61この子の名無しのお祝いに:03/12/30 01:00 ID:OjmvH9p4
渥美マリのでんきくらげ、しびれくらげが好き。
62この子の名無しのお祝いに:04/01/13 18:10 ID:eJxqx8HT
増村保造の未実現作品
自分で企画した作品
『斜陽』(大映倒産後、若尾文子主演で企画するも資金面がネックとなり実現せず)
『海と毒薬』(自ら脚色するも大映側が拒否)
『蒼き狼』(『遊び』の次回作として企画するも、大映倒産と共に消滅)
『モッキンポット師の後始末』(クランクイン直前に東宝により中止される)
辞退した作品
『札幌オリンピック』
『白い巨塔』
『現代任侠史』
また、「恋人たちの森」(森茉莉原作)、「禁色」(三島由紀夫原作)も興味を示さなかった
63この子の名無しのお祝いに:04/01/13 23:06 ID:eOnBQ5rp
>>62
うっ「白い巨塔」辞退ですか・・・。もったいない!
これは増村監督で観たかったです。「黒の試走車」以上の
傑作になったかも。
64この子の名無しのお祝いに:04/01/13 23:09 ID:j6CXjqBZ
>>62
それじゃ、白坂が書いた「恋人たちの森」の脚本は誰が監督するはずだったんだろ?
65この子の名無しのお祝いに:04/01/14 18:19 ID:BMfJJDpO
>>62
『空海』も当初は増村監督・勝新主演で企画されたそうだ
『三島由紀夫伝』も企画されていた
66この子の名無しのお祝いに:04/01/21 10:10 ID:LopYbLV8
巨人と玩具の歌い踊るひとみタンでレッツグルーブ!!
67この子の名無しのお祝いに:04/01/21 10:23 ID:jFcnhzRJ
>>62
> 『斜陽』(大映倒産後、若尾文子主演で企画するも資金面がネックとなり実現せず)

これ若尾も首を縦に振らなくて、それも資金調達で傷の原因じゃなかった?
68この子の名無しのお祝いに:04/01/25 23:52 ID:9y8lb55V
「陸軍中野学校」なんかクールで良いよな。
「ある殺し屋」は、最初は増村が演出してるものとばかり思っていたが、
増村は脚本だけか・・・
69この子の名無しのお祝いに:04/02/14 20:17 ID:mqla/Qwg
「陸軍中野学校」といい「兵隊やくざ」といい「黒」シリーズといい、
後のシリーズ物の元祖になってる。このしとすごい…
70この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:17 ID:BcOdRA2J
どっちかというと一般的にはカルト扱いの映画ですが、
「盲獣」。
乱歩原作ものでは、ナンバー1じゃないですか?
変態ろうあ者を演じた船越英二の息子が
今や押しも押されぬ2時間ドラマの帝王なのは、
感慨深いものがあります。

前に、脚本を担当した白坂さんに、
盲獣おもしろかったです
と言う機会があったんだけど、
別に大したことないよ。「コレクター」と「顔のない眼」と「血を吸うカメラ」を適当にくっつけたんだよ
と言われたことを思い出しました。
71この子の名無しのお祝いに:04/02/15 09:41 ID:b9/6B/dr
千石規子の役は「顔のない眼」の女助手か?
母親にするってのが日本的でうまいよな。
三益愛子じゃなくて、千石規子なのが増村らしい。
72この子の名無しのお祝いに:04/02/15 09:58 ID:UW9dJrMm
脚本自体は凡庸だしな
あれは増村監督の力量
73この子の名無しのお祝いに:04/02/15 13:32 ID:B+uGToQ1
『盲獣』って、考えてみたらかなり低予算で作られてる気がしてきた。
でも美術が凄いし、演出も増村の一つのピークでしょう。傑作!
74この子の名無しのお祝いに:04/02/15 20:11 ID:BcOdRA2J
想像になってしまうけど、
増村はイタリアのチネチッタで
巨匠たちの映画づくりを勉強してきた人でしよう。
「盲獣」にみられる映像のイメージって
フェリーニの影響が強いのではないかな。

それに応えた大映のスタッフもエライと思うが。
75この子の名無しのお祝いに:04/02/17 03:09 ID:LU26UwxM
近所のツタヤで怪談ものコーナーに盲獣があった。
怪談じゃねえつーの。
76この子の名無しのお祝いに:04/02/17 23:25 ID:MgEUeHA6
そろそろ別の映画のネタでも。
中国で「空っ風野郎」のDVDを100円で入手。
はじめて観ました。

さすがに大映。映像はしっかりしてますよね。
ただ、三島が演技下手すぎで、(役者としての華もなかったな…)
さすがの増村にも、どうにもならなかったように思いました。

あの映画、擁護される方はいます?
77この子の名無しのお祝いに:04/02/18 01:14 ID:KO67ckiL
はい。演技は下手だけど光ってますね。
若尾文子を喰ってしまっている。そんな俳優は他にはいない。
最後の死様に至っては…もう…

僕が大映東京撮影所所長なら主演三島由起夫で『〜野郎』をシリーズ化ですね。
78この子の名無しのお祝いに:04/02/18 22:34 ID:ttZMh/h0
そうきますか…。

三島については、
五社英雄の「人斬り」での使い方が
うまい見せ方かなと思ってました。
(確か、ほとんど台詞のない寡黙な武士のイメージだったような)

ちなみに、最期のシーンは、
勝手にしやがれ
の焼き直しということでいいんでしょうか。
79この子の名無しのお祝いに:04/02/18 23:21 ID:xjaIDaU7
『痴人の愛』はやっぱり安田道代のやつに限る!
80この子の名無しのお祝いに:04/02/18 23:51 ID:SVbEak/6
「人斬り」ですね、五社英雄の映画作品では
一番面白かったです。(この監督は
やっぱりテレビ向きかしらね)
三島、絶対こっちのほうがよかったですね、しかもその最期が
いきなりのイキナリでしたので
もうびっくりしましたよ。(w
81この子の名無しのお祝いに:04/02/18 23:53 ID:MA7NAZ86
『痴人の愛』のラスト、安田道代が小沢昭一に馬乗りして
部屋をぐるぐる回らせるよね?

『女性上位時代』という映画でもラストシーンは
カトリーヌ・スパークがトランティニャンに馬乗りするよね?

やっぱ増村の人間観察眼って日本人離れしてる。
82フェミニーナ ◆d8n7WoOMQ. :04/02/19 02:26 ID:IgR7BkR4
>>76
おお真面目に超ドキュソを演じようとする三島タソに激しく萌える。
しかも相手はスーパーテクニシャン女優、周囲のスタッフは超ベテラン。
こんな状況下でさえ、それなりに堂々と演じきっているではないか。
人並みはずれたナルシズムが三島タソを支え続けたんだろう。
映画もまた、その強烈なナルシズムが放つあやしい煌きをフィルムに
焼き付けることに主眼を置いたにちがいない。

それはそーと、あのラストシーンは普通にめちゃくちゃかっちょええ!

とおもう・・・
83この子の名無しのお祝いに:04/02/19 21:19 ID:juDAi08N
ごめんなさいね。
みなさん「空っ風野郎」
大好きだったんですね。
三島も、あの世でよろこんでいるのではないでしょうか。

では、
晩年の映画になりますが、
「エデンの園」はどう思われました?
84俺はからっ風だぜ:04/02/19 22:28 ID:s+ZnKToQ
大好きでもないけど、主題歌まで歌ってるからね。
そう無下に馬鹿にもできないよね。その意気込みや恐るべし。
高倉健や梶芽衣子も最初は唄歌うのは固辞したんだぜ!

「エデンの園」は駄目だね。俺は「巨人と玩具」も駄目だしね。
85この子の名無しのお祝いに:04/02/19 23:30 ID:9UI+20Xl
俺は『曽根崎心中』もそれほどじゃないと思うがな。
だが『大地の子守歌』は激しく観たいぞ。オパーイ。
86この子の名無しのお祝いに:04/02/20 00:04 ID:ACgH3KpU
 増村作品はかなり観た。乱作のじきもあったでしょ。
「でんきくらげ」も全部観た。緑魔子の「盲獣」、安田道代の「第二の性」、
「知人の愛」、エロかった。腋毛をそらせたり、パンティ−だけの緑魔子を
を執拗に監禁したり・・で変態的。
 しかもイタリアン・ネオ・リアリズモのタッチ。
 エロスと芸術がクロスオヴァーしてたな。
 「赤い天使」の重苦しい、胃にもたれる赤飯にたいな、あるいは、強烈な
ボディーブロ−は重いわなあ。本当のライバルの蔵原が作家寿命がみじかくて、
ガックリしたのと違うかな。

 増村は頭が切れすぎで今の時代であれば、
愚かなハスミンはるかうえをゆく東大教授になったと思う。
87この子の名無しのお祝いに:04/02/20 00:21 ID:/mcDJ8jw
>>86
>  しかもイタリアン・ネオ・リアリズモのタッチ。

かなり疑問
88フェミニーナ ◆d8n7WoOMQ. :04/02/20 04:09 ID:8OS04Dk6
>>87
俺も同意。
増村から本質的な意味で「イタリアン・ネオ・リアリズモ」は感じられない。
それとは別に、ある種日本人離れしたスタイリストとしての才能は認めますがね。

脱線するが、そもそもスレタイで掲げられてるごとき「知性派」というのも
増村映画とはちょっと違うよーな気がする。
どちらかといえば、むしろ映画バカ!って感じを受けるのだが、どーだろう?
89この子の名無しのお祝いに:04/02/20 18:42 ID:NXthXvte
武智鉄二に似た人だと思ってますた
90この子の名無しのお祝いに:04/02/22 14:14 ID:6lplNCSP
フランチェスコ・ロージー、ズルニーニって、
イタリアン・ネオ・リアリズモとは違うんでしょうか?
増村のドキュメタリーなタッチは、上の影響ありだと思う。
英国バルコンタッチではないでしょう。
蔵原となると、フランスのシネヴェリテの影響でしょう。
俺は増村=若尾も大好きだし、蔵原=ルリ子も大好きだ。
現代の評価では前者は映画史に残る、後者は風化になるのだろうね。
91この子の名無しのお祝いに:04/02/22 15:57 ID:KkZgiy9H
増村のどこがドキュメンタリ・タッチなんだよ。
92この子の名無しのお祝いに:04/02/22 20:14 ID:zhIRpNHW
ドキュメンタリ・タッチみたいなのを否定していたのが増村だよ
93この子の名無しのお祝いに:04/02/22 22:50 ID:c6X7Zrdc
本当にそう思う。心境映画ではないよな。
だけど、乾いた映像はハードボイルドタッチでもないぞ。
リアリズムでしょ。ドキュメンタリーという言葉が不適切で、
行為をドキュメント(記録)する演出が根本なのは前に述べたとおり。
>>91>>92は読み込みの基礎が出来ておらん。
94この子の名無しのお祝いに:04/02/22 22:54 ID:KkZgiy9H
アホか。増村は行為を扇動する演出だ。
95この子の名無しのお祝いに:04/02/23 23:25 ID:kExGUlue
いいたくは無いがお下品な言葉、断定的な決め付けは、傍目でも不愉快です。
ひとそれぞれ、楽しく行きましょう。それだけ
96この子の名無しのお祝いに:04/02/23 23:45 ID:jgvy/Jgb
本人が出てきて傍目とはこれいかに
97この子の名無しのお祝いに:04/02/27 19:36 ID:Ptx3+BMp
若尾文子は増村の‘ルネサンス的女性’には不満もあるみたいだね
「増村さんは自分の理想の女性像を押し付けすぎる」
「もともと物事をタイトに見る人だったけど、それがさらに狭まっていった」
「もっとパッと変わっていくのを期待してましたけど」なんて


個人的には『斜陽』も観たかったけど、
伊藤野枝とか菅野須賀子の伝記映画なんて増村好みだと思うけどなぁ
もちろん主演は若尾文子でね
あと、阿部定事件とか
98この子の名無しのお祝いに:04/02/28 10:33 ID:anbaN53X
ただ、若尾がちょっと無理して突っ張っている感じがいいんだけどね。
溝口の「赤線地帯」(や川島の「しとやかな獣」)みると、
若尾の体質に増村が引っ張られている感もあるし。
99この子の名無しのお祝いに:04/02/28 10:33 ID:anbaN53X
「女系家族]なんかもね。
100この子の名無しのお祝いに:04/03/03 16:55 ID:othbRqMl
増村の奥さんって今どうしているの?
眼医者さんだったんだよね?
101この子の名無しのお祝いに:04/03/09 23:12 ID:VFANDIdu
増村作品で初めて見たのは「妻は告白する」だったけど
22の俺にはちと地味すぎてちょっと辛かった。
んで昨日前々から見たかった「盲獣」借りれて見たんだけどかなりキタ!!
これだから昔の邦画は侮れないと思った。
増村作品でこれみたいな映像のインパクトがすごい作品あったらどなたか是非
教えて下さい!ちなみに次は「刺青」を見たいと思ってます。
102この子の名無しのお祝いに:04/03/10 19:23 ID:zUyrqeR+
増村って映画ごとにかなり違う印象受けるんだよね、自分は。
「陸軍中野学校」「兵隊ヤクザ」
「セックスチェック第二の性」なんかは見やすかった。
103この子の名無しのお祝いに:04/03/10 20:00 ID:UCSaowIr
TVの山口百恵の連ドラ、あういう突拍子もないセンスがこの人の作家性
なんだとおもうよ。
映画時代はやけに洒落のめしていたし、そのセンスも悪くはなかったが
所詮は日本人だったってことでしょ。
もちろん、そのことが悪いとか言ってるんじゃなくて、少なくとも
リアリズモだとかドキュメントだとかって文脈で語るのは語り手の図式的な
志向パターンが赤裸々なあまり恥かしいw
海外でも増村映画はそんな風に捉えられてないもんね。
104この子の名無しのお祝いに:04/03/10 20:36 ID:B+k4nB06
この監督趣味が良くないんだと思う。
『曽根崎心中』でも文楽の映画と比べると脚本からしてダサいの。
でもパワーはある。
105この子の名無しのお祝いに:04/03/10 20:39 ID:fvpzXUcX
>>101
一番、インパクトでかいのを最初に見てしまった。
106101:04/03/10 23:41 ID:hjJqE2ho
>>105
マジすか!てか盲獣のことですよね?
107この子の名無しのお祝いに:04/03/10 23:57 ID:n6qVcpil
俺が凄かったなあと思うのは、
「・・・夫が見た」「盲獣」「痴人の愛」(安田道代)、「積木」(梓英子、
松尾)のエロスです。浅丘サイケにはエロスはなかった。
108この子の名無しのお祝いに:04/03/11 00:32 ID:nuiilFqw
>>103
>映画時代はやけに洒落のめしていたし、そのセンスも悪くはなかったが
>所詮は日本人だったってことでしょ。

それは少し違うと思う。あそこまで大袈裟にやるのは、やはりそれまでの日本風で
はないよ。映画だけど、戦前の「暖流」と、この人の「暖流」を比べるとわかる。

強いて言えば、ヨーロッパ文学的・それを発想源にした日本の大衆小説的なメロを
突き詰めるのが好みなのでは? その結果、タイプキャストでいいんだ、という割
り切りに到達したんじゃないか?
相当にいろんなモノを読み抜いて考えて突き破ってる。客観的には冗談でしかないし、
本人もわかってたはずだけど、やはり本気なんだよ。

>海外でも増村映画はそんな風に捉えられてないもんね。

どう観られているのですか?
109この子の名無しのお祝いに:04/03/11 00:38 ID:ETdHUIns
伊太利亜のパッションの強い映画と、溝口が源泉でしょうねえ。
シルヴァーナ・マンガーノとか。
110この子の名無しのお祝いに:04/03/12 03:20 ID:KYtUMeG+
まあ、映画はともかく、結果的には当時、日本的メロドラマの最新を追求した
人ですから、明らかにその後の日本のTVドラマには
大きな影響を残した人ですね。

111この子の名無しのお祝いに:04/03/12 09:13 ID:jRdnnZMb
『黒澤明は知性派ではないからだ・・・』
保造 学生時代のキネマ旬報論文『黒澤 明 論』は面白かった。
112この子の名無しのお祝いに:04/03/13 00:35 ID:F2STmSdw
>>110
というか、昨今のやりすぎドラマ、全部この人の作風、ドラマが発端でしょ…
113フェミニーナ ◆P8vBK/N.XE :04/03/13 04:03 ID:neShRgBH
>>112
そーね、全部が全部かどーかわからんけど。

「くちづけ」の、増村さんにしてみればたぶんおっかなびっくり気味だった
ハズのけれんみ加減が今となっては、結局のところものすごくイイ!と感じる。
あれが最高作なんじゃないかとまでおもう。
野添ひとみが隊長の伴奏でおかしな歌を海辺のBARで突然歌いだすシーンが
かろうじてジョークにはなってないって意味で。
114この子の名無しのお祝いに:04/03/13 08:02 ID:YYu++m0M
>>112
中島丈博の昼ドラとか? 「牡丹と薔薇」は、初期の週が手を抜き過ぎ(あんなに
簡単に赤ん坊誘拐に成功するな)なので、見るのやめたけど。

>>113
おっかなびっくりどころか、本人は確信を持ってやってますよ。舟橋和郎の脚本を
早いテンポで撮り過ぎて、もっと長い尺になるはずが、74分で終わってしまった。

舟橋さんはオーソドックスな青春映画を書いたのに、この人がモダンタッチにした。
次作以降、増村の独特のテンポに合わせた脚本が要求されるようになる。
初期の岡本喜八にも似た軽快さは陰を潜め、「偽大学生」あたりから、だん
だん重くなってきますけどね。

昼かゴールデンで、本気でエレガントに増村版「暖流」をリメイクして欲しいんだがなあ。まあムリか。
115この子の名無しのお祝いに:04/03/13 09:37 ID:nGkN0Q2L
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/7601/gard.html
「ザ・ガードマン」には増村脚本が多い。
ストーリーが面白いのはたいてい増村作品。
116この子の名無しのお祝いに:04/03/13 13:15 ID:0gD8gbqS
先駆の市川崑を別格として、東宝の岡本喜八、東映の沢島忠、日活の中平康、大映の増村保造と、
各社からだいたい同じ頃に現れた各社のモダニズム派新人監督たちは、
やたらに早口で台詞を喋り、スピード感が身上。
だが、しだいにみんなテンポがゆったりとしてくる。
117この子の名無しのお祝いに:04/03/13 16:14 ID:0GEPqtUc
>>114
しかし「牡丹と薔薇」大人気らしい。
118この子の名無しのお祝いに:04/03/15 02:05 ID:lyYDiIQU
どこかのスレにレスしてたけど、
田宮主演の「白い巨塔」、増村が演出した方が良かったな。
雷蔵・若尾・デコ共演の「華岡青洲の妻」を観るたびに思ひまつ。。。
119この子の名無しのお祝いに:04/03/15 02:37 ID:x5jM6fsR
>>116
沢島忠と中平康に至っては
60年代後半以降は不遇な扱いだね
120この子の名無しのお祝いに:04/03/17 15:29 ID:C3jAhmWn
闇を横切れ

松本清張みたいな映画。

同じ東大出の山村聡(ただし独文)が良い味を出してた。
121この子の名無しのお祝いに:04/03/17 18:01 ID:58t/BIgT
>>120
>闇を横切れ

元ネタはマッギヴァーンの「緊急深夜版」だと聞く。しかしノークレジット。
昔はけっこう、平気でイタダキをしていたようだ。

まあ、ジャンル映画・パターンドラマはイタダキの宝庫なので、悪いとは言い
ませんが。往年のイタダキは許せるのに、最近のTVドラマでイタダキをして
いると妙にハラが立つのはなぜだろう?
122この子の名無しのお祝いに:04/03/17 22:00 ID:EUTD5LEH
作品の印象は主として出来が問題になるからでしょ。

123この子の名無しのお祝いに:04/03/23 22:53 ID:ZArfYQ8A
元ネタにも元ネタがあったりが。たどっていくと…
124この子の名無しのお祝いに:04/04/04 14:33 ID:DN5co1J0
増村は大地喜和子が気に入らなかったみたいだねぇ
増村好みの女優だと思うがなぁ
125この子の名無しのお祝いに:04/04/04 15:27 ID:22GM36yW
増村は浮名を流すような人は好きじゃないでしょ。
126この子の名無しのお祝いに:04/04/14 20:58 ID:rNrHWN98
増村のリアルタイムの評価ってどうだったの?
鈴木清順はカルト的な人気があったし、今村昌平は‘作家’として評価されてたけど
127この子の名無しのお祝いに:04/04/14 21:20 ID:GT9PJn4/
増村は戦後デビューの監督として王道を歩いた名匠。
鈴木清順とはあらゆる部分で格が違う。
128この子の名無しのお祝いに:04/04/14 21:38 ID:s7zWQvCS
>>126
昭和30年代に撮り始めた監督で、当時、批評家筋に評価が高かったのは、

(大映)増村保造 (東映)村山新治、沢島忠 (東宝)岡本喜八
(日活)中平康、蔵原惟繕 (松竹)大島渚たち松竹ヌーベルバーグ

といった面々か(他にも沢山いるけど) やはり突出してますよ。

当時、増村と多少の面識があったという村山監督が書いていたが、のちに大映テレビから
仕事を頼まれ、面倒だったので高いギャラを提示して遠回しに断ったつもりだった。

ところが増村が「彼はA級監督ですよ」とプロデューサーに明言し、要求通りのギャラ
を払うとのことになり、あらためて頼まれて撮ることになったという。
ずっと気に掛けてくれていたのだろうか、という話。
129この子の名無しのお祝いに:04/04/14 21:42 ID:s7zWQvCS
>>127
必ずしもヒットしなくても、次から次に異色作を任された監督なので、大映で特別扱
いだったことは事実だが、「王道」とも言い難い。微妙な立ち位置にいた監督。

タイプの違う清順と比べても・・・たしかに、小百合や裕次郎の映画を撮ることは無か
った人ですけどね。当時の日活のエースは舛田利雄や西河克巳だっただろうし。
後年の評価は逆転してしまうが。
130この子の名無しのお祝いに:04/04/15 01:19 ID:nCBm7IwJ
大島は当時何度も「前の世代の増村、中平」という言い方をしている。
131.......:04/04/16 02:33 ID:GgEHJ/jA
 ちょっと前に『暖流』を観たけど個人的にはイマイチでした。
吉村公三郎版の方が好き。
 やはり私は増村保造にはついていけないのだなぁ、と思ったです。
132この子の名無しのお祝いに:04/04/16 07:41 ID:UwdSANZb
>>131
『暖流』とか『女の一生』とか増村向きの題材じゃないと思います。
増村のことは好きだけど、こういうのは好きになれない。
まあ俺もそもそも吉村公三郎の方が好きなんだけど…
133.......:04/04/17 02:24 ID:aM3+1AYX
>>132
 やはり『暖流』は増村向きではありませんか。『女の一生』は未見ですが、
今月の日本映画専門chでやるんですよね。
134この子の名無しのお祝いに:04/04/20 01:35 ID:YUKz9Iky
杉村春子と山本富士子が踊るところ観たくて、
又、「美貌に罪あり」観てきたんだけど、
冒頭の山本富士子が潮万太郎を見つけて車を止める
前後の演出と編集は何回観てもひどい。高校生自主製作並みだ。
最後の踊りに付いてはまあもう慣れました…
135この子の名無しのお祝いに:04/04/23 00:14 ID:GZP1WuHa
上映情報
ユーロスペース からっ風野郎 渋谷 〈レイトショー〉21:10〜 5/1〜
        濡れた二人 渋谷 〈レイトショー〉21:10〜 4/29〜4/30
          卍('64) 渋谷 〈レイトショー〉21:10〜 4/26〜4/28
         積木の箱 渋谷 〈レイトショー〉21:10〜 4/24〜4/25
  夫が見た「女の小箱」より 渋谷 〈レイトショー〉21:10〜 〜4/23 地図
136この子の名無しのお祝いに:04/04/23 11:00 ID:rGAlxsWI
>>129
タイプの違う清順と比べても・・・たしかに、小百合や裕次郎の映画を撮ることは無か
った人ですけどね。当時の日活のエースは舛田利雄や西河克巳だっただろうし。
後年の評価は逆転してしまうが。

西村はまだしも,日活時代の舛田と清順の作品を比較すると,舛田の方が平均点が高そう
に思えますが。清順の初期は凡作が多いですよね。

スンマヘン。増村保造のスレですね。えぐい,職人監督という認識です。
「巨人と玩具」,DVDもってます。それくらい好きです。
137この子の名無しのお祝いに:04/04/23 11:35 ID:1A/qLKEb
>>128のリストの中で、村山新治だけが違和感あるな。
ほかのメンツと並べられるほど、明確な個性があるわけでも、評価が高かったとも思えないが。
138この子の名無しのお祝いに:04/04/23 12:04 ID:IcHmtJdQ
>>136
舛田利雄の方が娯楽映画作家として圧倒的に格上。
日活アクションは舛田が中心的存在。
清順は一部のマニアに人気のあるカルト作家。

増村は社会状況に対峙しようとする問題意識は旺盛な作家。
職人の一言で収まらない面はあると思う。
139この子の名無しのお祝いに:04/04/23 12:58 ID:rrPurKlU
>>137
村山さんは、初期の警視庁物語のドキュメンタリー・タッチを高く評価されていたのよ。
実際、このシリーズが後の東映のTV刑事ドラマにつながっていく。

>>138
一部しか観ていないが、日活時代の舛田利雄は凄い監督だと思う。撮影所でも、舛田天皇
として君臨していた。日活映画を代表する監督は、舛田と西河克巳でしょう。

さて、日活と同じ調布にあった大映東京を代表するのは、増村保造と市川崑
になるのでしょうか? こうした変格さが大映の面白いところですね。
140この子の名無しのお祝いに:04/04/24 06:37 ID:XyNAP8OY
>>138
ただ、そう言ったカルトの声しか後世には残らないんだよね。
141この子の名無しのお祝いに:04/04/24 08:28 ID:HacgY2jm
そりゃ、他にどんどん出てくるからねえ。
その時代時代に。舛田利雄みたいなのは。
残る意味が希薄でしょう。唯一無二じゃないからね。
142この子の名無しのお祝いに:04/04/24 09:31 ID:jxtMF9J8
市川崑は増村の師匠だが、『偽大学生』は当初市川崑が撮る予定だったらしい
市川が『おとうと』を撮ることになって増村にバトンタッチしたそうだ
『卍』も市川がやりたかった企画らしいが、『東京オリンピック』のせいでまた増村に
充実期の市川崑だったからどんな映画になったか興味があるなぁ
市川は増村に、
「君の作品はド近眼だねぇ、もっと遠視になったほうがいいよ」とよく言っていたそうだ
143この子の名無しのお祝いに:04/04/24 18:42 ID:Uinw2r0F
市川も増村も好き
この流れが好きなんだと思った
144この子の名無しのお祝いに:04/04/24 20:44 ID:YwwLT+qj
>>142
増村は「真のテクニシャンこそが、真の思想家である」と言ったけど、市川崑はその体現者だからね
大映から『くちづけ』の企画を示されたとき増村は、
「こんなドラマを撮るためにイタリアに行ったのではない」と難色を示したらしい
それを市川が、「どんな素材でも自分流に料理すればいいんだよ」と説得したしね
永田が作品を観て激怒したとき、弁護しなだめたのは市川崑だし
特に、「どんな素材でも自分流に料理すればいい」は肝に銘じたんじゃないかな
145この子の名無しのお祝いに :04/05/05 10:11 ID:NMzeDuBj
上映情報
ユーロスペース 〈レイトショーのみ〉21:10〜
清作の妻 〜5/5
千羽鶴 5/6〜5/7
146この子の名無しのお祝いに:04/05/10 01:45 ID:kejQR1BH
>145
清作の妻は名作なので是非!!
千羽鶴は若尾文子。京マチ子の怪演ぶりを楽しんでください
147この子の名無しのお祝いに:04/05/10 02:27 ID:b91+/ExV
両方終わってるって。
148この子の名無しのお祝いに:04/05/12 01:29 ID:A/FLQREG
「女の一生」
森本薫の名作戯曲をどうやるのか期待してみたけど、
期待はずれ。
京マチ子のオケイの少女時代なんて杉村春子の舞台版なみにひく代物だし、
時代の流れをただ追ってく構成もおそまつ。
学生時代の田宮二郎は良かったけど、晩年の老け役は
荷が重すぎた感じでした。
唯一小沢栄太郎が終始よかったけど、映画全体を救えるほどではなかった。
こういう大河ドラマ的な長編物はむいていないのかも・・・
149この子の名無しのお祝いに:04/05/12 01:55 ID:H/z//tob
あんな嫌味な「女の一生」を撮れるのは増村だけ。
150この子の名無しのお祝いに:04/05/12 02:35 ID:qcxvK9+P
>>148
増村スタイルで練り上げた緊張感が、
「五年後…」「さらに三年後…」でしぼんじゃうのが原因なんだと思う。
151この子の名無しのお祝いに:04/05/23 12:12 ID:JzRcCt6a
『黒の試走車』は田宮二郎より叶順子のほうが印象的だったなぁ
152この子の名無しのお祝いに:04/05/23 13:12 ID:Q2lF4jNA
確かにあの叶順子は大変大変素晴らしい。
残念ながらクールなところが大映スタイルに合ってなかった。
153この子の名無しのお祝いに:04/05/27 01:08 ID:Hd3fFnv4
154この子の名無しのお祝いに:04/06/10 22:51 ID:BVBG3cUh
個人的に『盲獣』の主人公は岸田森が良かったんだが・・・
いや船越英二だと嫌なわけじゃないが
155この子の名無しのお祝いに:04/06/10 22:54 ID:K9MmL2OZ
女の小箱」より 夫が見た

これから日本映画専門チャンネルでやりますよ。
156この子の名無しのお祝いに:04/06/11 01:04 ID:nOi+A2G1
「女の小箱」より夫が見たを見た
素晴らしかった
157この子の名無しのお祝いに:04/06/11 03:58 ID:EperyR1Q
>>155
田宮二郎の役はかっこいいねえ。
158この子の名無しのお祝いに:04/06/13 20:41 ID:efy8D86W
『セックスチェック 第二の性』を観た。
ギャグすれすれの、あざとさ。やっぱ、増村映画は面白い!!
159この子の名無しのお祝いに:04/06/16 12:26 ID:jBGVN4a4
『濡れた二人』の若尾文子はさすがの美しさ。
ただ同じ山田信夫脚本の成瀬巳喜男作品、『乱れ雲』と比較するとクライマックスがまるでダメでした。

欲望に責めさいなまれる司葉子の無言の高まりに対し、普段色っぽいはずの若尾文子がラブシーンに
なったとたんガクっとテンションが落ちてしまう。
台詞も上滑りで増村監督はもともと官能的な描写が苦手みたい。

あと増村演出で倦怠期を表現するのってやっぱり難しい。
160この子の名無しのお祝いに:04/07/08 08:03 ID:wqtsHUme
落ちそうなので上げとく。
先生、わたし音楽が聞こえないんです…
161下手の前から三列目:04/07/08 09:50 ID:FZPlOMXA
『痴人の愛』(安田版)は何度観ても、
小沢昭一に感情移入してしまう。
162この子の名無しのお祝いに:04/07/10 20:03 ID:18VaLQzs
小沢昭一的心
163この子の名無しのお祝いに:04/07/18 14:49 ID:ji5PJ8If
増村ってテクノだと思う
164この子の名無しのお祝いに:04/07/19 11:54 ID:Bf2xk+HD
増村映画、どれもレベルが高くて大好きだけど、なんか違うなと引っ掛かりがあるのが『偽大学生』
ジェリー藤尾の演技は圧巻なのだが、結局当時の全学連を肯定したいのか、否定したいのか分からない。増村自身の言では肯定しているが。
『陸軍中野学校』もそうだけど、政治的テーマが絡むとどこか曖昧になる。
165この子の名無しのお祝いに:04/07/25 18:24 ID:xj1oHjyM
既出かもしれんけど。
「セックスチェック」に凄く似た大映ドラマがあったような気が。
確か、雛形あきこがスプリンター役で、石田純一がコーチ役。
何てタイトルだっけ?
6〜7年ぐらい前のドラマだと思うのだけど、確か制作が大映だったような。
166この子の名無しのお祝いに:04/07/25 21:59 ID:RobCuv13
age
167この子の名無しのお祝いに:04/07/25 23:06 ID:sdkBdbDw
雛形が豹に変身するやつ?
168この子の名無しのお祝いに:04/07/25 23:23 ID:xj1oHjyM
>>167
それは「闇のパープルアイ」とかってのじゃなかったっけ?
それも大映だったと思うけど。
169この子の名無しのお祝いに:04/07/26 01:28 ID:ZPJKX5Qk
>>164
> 政治的テーマが絡むとどこか曖昧になる。

官僚を作る大学卒ですから。
170この子の名無しのお祝いに:04/07/26 04:23 ID:ZVRac6cl
『曽根崎心中』のカット割りが好きでやんした。
梶芽衣子もよかったし。あの激しい芝居がスゴイ。
171この子の名無しのお祝いに:04/07/26 05:11 ID:AjWMjD/R
テレビも結構撮っていたんだよな
緒方拳が「大映ドラマは増村演出の回だけが、楽しかった」って言ってたなあ
172この子の名無しのお祝いに:04/07/26 11:35 ID:w/aJ3RWT
>>165
「仮面の女」は、「セックスチェック・第二の性」のリメイクだよ。原作は同じ寺内大吉。

>>171
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood/7675/tv.masumura-yasuzo.html

実際に自分で監督したのはこれだけ。ノークレジットも含め、大映テレビ室(のちに独立し
て大映テレビ)の作品をほぼ一貫して監修しているという。事実上の大映テレビのEP。

白坂依志夫が昔のインタビューで「増さんは、調布の撮影所からの帰りもクルマに乗らないんです。
電車で帰ると車内でポケミスが読める、TVのネタにするんだって。
華岡清州の妻を撮影していた頃も、京都の旅館に帰るとTVの脚本の直しをしていました」とか言っていた。

映画はもうだめぽ。と思っていて、TV映画に異様にのめり込んでいたようだ。たんなるカネ稼
ぎ以上の根の詰めようで、どの作品にも紛れもなく増村保造の意志が貫徹されている。
赤いシリーズやスチュワーデス物語となると、結果的にキッチュに見えてしまうのが不幸だけどね。
173この子の名無しのお祝いに:04/07/27 17:54 ID:liBlT0ud
『この子の七つのお祝いに』は超愚作だと思うが毎年TVでやるのは何故?
174この子の名無しのお祝いに:04/07/30 17:20 ID:p3jO1zRA
頭の中で ワールドキャラメル、ワ、ワ、ワ、 が無限ループ
175この子の名無しのお祝いに:04/07/30 17:41 ID:H+Oss2E/
後期の増村作品にはブニュエル的面白さが垣間見える。
176この子の名無しのお祝いに:04/08/01 06:00 ID:6y14tJrj
9月は「セックスチェック」「痴人の愛」
177この子の名無しのお祝いに:04/08/01 16:01 ID:WajFBA0r
角川大映による、DVD−BOX発売期待。
178この子の名無しのお祝いに:04/08/09 22:13 ID:cOaE8Lw8
旧大映倒産直前の盲獣から遊びまでの増村作品が好き。
179この子の名無しのお祝いに:04/08/09 23:39 ID:l5l5H4iA
禿同
180この子の名無しのお祝いに:04/08/10 16:29 ID:yvudy1Df
エデンの園
181この子の名無しのお祝いに:04/08/11 00:33 ID:PkTvYZJj
生きていたらVシネとか撮っていたのだろうか
182この子の名無しのお祝いに:04/08/15 21:13 ID:FwU7TfIf
モダニストってなに?
よく映像のモダニストとかっていうけど。
モダンって、何に対比してモダンなんだろう。
183この子の名無しのお祝いに:04/08/15 21:32 ID:9sokyTLK
「大悪党」が見たい。
田宮二郎の悪徳弁護士なんてはまり役だし、佐藤慶や緑魔子の芸達者な脇も
魅力的。
ビデオになってないし、上映される事も稀。
増村作品の中でも埋もれた名作だと思うけどなあー。
184この子の名無しのお祝いに:04/08/15 22:26 ID:5uIEnaKT
>>182
前近代に対して近代だということです。
増村の場合は人情みたいなものとの訣別、及びそれによって出てくる人間の主体性の強調
ということでのモダニズムという意味で使用するのが一般的だと思われます。
人間が辛抱するのがプレモダン、我を張るのがモダンともいえます。
「曾根崎心中」の切り口上なセリフなど聞いておりますと、本当にモダニズムだなあと思います。
185この子の名無しのお祝いに:04/08/15 22:49 ID:C4ITBhc8
毒男からやってきますた。

マスさんのスレがあって驚き。
来月、銀座(テアトル?)でオールナイトありますね。
186この子の名無しのお祝いに:04/08/16 00:20 ID:ayA4sU4Z
>>184
分かりやすい解説ありがとうございます。
ついでに、んじゃあポストモダンな映画ってあるんでしょうか?
187この子の名無しのお祝いに:04/08/17 02:23 ID:3JfqqTz3
増村を知ってかれこれ経つわけだけど、観てない作品がイパーイある。
『暖流』、『氷壁』、『親不孝通り』、『闇を横切れ』、『足にさわった女』、
『恋にいのちを』、『うるさい妹たち』、『女の一生』、『黒の報告書』、『嘘 第一話「プレイガール」』、
『ぐれん隊純情派』、『現代インチキ物語 騙し屋』、『大悪党』、『女体』、『やくざ絶唱』、
『しびれくらげ』、『新兵隊やくざ・火線』、『音楽』、『悪名・縄張荒らし』、『動脈列島』、
『エデンの園』。

最後に増村観たのは去年のシネパトス、『不敵な男』。
どこかでレトロスペクティブやってくれないものか?
188この子の名無しのお祝いに:04/08/17 23:19 ID:bjAzFiSB
日本映画チャンネルに加入してたら殆ど観れたのに
189この子の名無しのお祝いに:04/08/20 05:23 ID:FBOnmp9k
あまり映画は見ない者でつが。
先日、レンタルビデオ屋で「なんかエロっぽい」という理由だけで
『遊び』を借りて、ハマってしまいました。
「テンポがイイ! 飽きない! 疲れない! でもグッとくる!」
と思ってましたが、やっぱりスゴイ監督なんですね。
『やくざ絶唱』と『からっ風野郎』は見ましたが、まだまだ未見の
作品がたくさんあって、幸せです。

……ところで『からっ風野郎』で、三島が歌っているという主題歌は
(作曲は「楢山節考」の深沢七郎)どこで流れてたのでしょうか?
気づいた方、指摘キボン

190この子の名無しのお祝いに:04/08/20 09:07 ID:dGBNSLrz
>>189
>「なんかエロっぽい」という理由だけで

http://images-jp.amazon.com/images/P/B00005L9NL.09.LZZZZZZZ.jpg
191でんきくらげ:04/08/21 20:43 ID:OELffi2T
〉旧大映倒産直前の盲獣から遊びまでの増村作品が好き。
ついでに共同脚本で参加している「可愛い悪魔・いいものあげる」も好きやね。オナペット渥美マリ主演で共演が関根恵子と八並映子という旧大映末期ハレンチ女優の豪華顔合わせ。これが旧大映最後のお正月映画となりますた・・・
192この子の名無しのお祝いに:04/08/22 15:23 ID:7qNOuo9k
>189
流れません。

主題歌といいながら本編未使用って実は結構あるよ。
193この子の名無しのお祝いに:04/08/22 23:41 ID:SUZTO/WN
邦画にしては音楽が良い
194この子の名無しのお祝いに:04/08/23 00:03 ID:nUFRzBS9
>>193
「からっ風野郎」? のっけからやけっぱちなあの音楽は凄いね。
しかもちゃあんと映画になってる。
195189:04/08/23 07:58 ID:dV4WzvAb
>>190
 ありがとう。「卍」がなかったので「刺青」を借りてきて見ますた。
 いろっぺー!と叫びたくなる作品でつた。
 脱ぎ散らかした着物の華やかな色遣いなんかも含めてね。
 ストーリー的には谷崎じゃないんだけど自分的には全然OK(笑)。
 そのうち「卍」も見てみます。
>>192
 ありがとう。聞き逃したわけじゃなかったと知って安心。
 ちょっと聴いてみたい気がする……。
 
196189:04/09/01 22:01 ID:ckcjzYGK
『盲獣』みますた。緑魔子はタイプじゃないけどイイ女優さんですね。
あの映画をみたあとで、こんなページを見て吹きだしてしまいますた。
ttp://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD22612/
↑最初の、白坂依志夫のシナリオとして挙げている例が……差がありすぎ。

『盲獣』は原作とは別物のシナリオですが、『遊び』はかなり忠実でした。
ただ、大きく異なるのは……二人の心中シーン、原作ではそぼ降る雨の中。
ここは決定的に印象が違ってきちゃうとこ。増村、やっぱ好きだ。
197この子の名無しのお祝いに:04/09/07 03:13 ID:W7Pe0H4R
魔子&佐藤慶の「盲獣」が観たい!
慶のマザコン演技は怖いよお〜(笑)
後半は2人とも全裸で”エロスと狂気”の世界を、鼻血が出るほど濃厚に繰り広げますぜ。
198この子の名無しのお祝いに:04/09/07 20:37 ID:ul62/RJY
>>196
わたしの名は、島アキ。
無名の、あまり売れないファッション・モデルだった。
野心的な写真家、山名先生の芸術的意欲に共感し、
進んで、こんな写真を撮ったのだけれど・・・・
199この子の名無しのお祝いに:04/09/08 02:23 ID:+qpf2Xe2
けだもの〜!あなたはけだものよ!
200この子の名無しのお祝いに:04/09/18 18:04:00 ID:NrbnTtp7
岸田森だと、魔子ちゃんの血を一滴残らず飲み干して殺しそうだな(笑)
佐藤慶は、自分だけ楽しんで飽きたら絞め殺して捨て、その後、何食わぬ顔して次の獲物を狙う。(これじゃ「コレクター」そのもの)笑

増さんのテーマに合わないから、2人とも不可だ、そもそも大映の人じゃないし。
201この子の名無しのお祝いに:04/09/20 05:36:37 ID:cLHyENKm
岸田森は魔子のデビュー作『二匹の牝犬』のラストで、彼女と抱き合って踊ってます。
佐藤慶は『大悪党』で魔子に絞め殺される。
202この子の名無しのお祝いに:04/09/20 21:35:12 ID:vVsMBT+7
増村は『兵隊やくざ』、『悪名 縄張り荒らし』、『御用牙』と撮ってるから
『座頭市』も撮って欲しかった・・・
『座頭市と用心棒』なんて(大映のエースなんだから)イイと思うんだが
若尾文子も出てるし
203この子の名無しのお祝いに:04/09/22 23:48:23 ID:xh3w9B2E
「青空娘」が好きなのは俺だけ?
204この子の名無しのお祝いに:04/09/23 00:16:27 ID:KieM/9j8
増村はカラーの方がいいね。「青空娘」は高橋通夫だけど、
「巨人と玩具」などの村井博の出した色調がすごくモダン。
キャメラマンの功績も大。
205この子の名無しのお祝いに:04/09/23 00:37:07 ID:+tFgvQ9q
初期のポップな感じも最高だよ
最高殊勲婦人なんて今リメイクしても全然いけそうだし
206この子の名無しのお祝いに:04/09/25 10:30:08 ID:aQV6W340
『巨人と玩具』のあの歌サイコー
♪あしおとたてず 刺し殺せ〜 あしどりかるく ぶち殺せ〜
207この子の名無しのお祝いに:04/09/25 19:07:21 ID:oTdOWsvu
うけあいだ〜
208この子の名無しのお祝いに:04/09/28 14:04:44 ID:KqNdN8Zq
万代書店にて曽根崎心中のサントラLPを500円で発見!
209この子の名無しのお祝いに:04/09/28 17:49:15 ID:ouFCyIi1
>>200
岸田森は吸血鬼もの、佐藤慶は”白昼の通り魔”辺りの
イメージを言ってるのかな?

自分はどっちの盲獣も観てみたかった。
でも、監督は白坂さんに「緑魔子をもっとたててくれ」って
せっついてた位だから、どう考えても魔子様を食っちゃいそうな
強烈な2人は、はなから念頭になかったんじゃないかな。
(といってもちろん船越英二が食われてるわけじゃあないけど。)

初めは平泉征(現・成)を使うつもりだったのに、永田ラッパが
「あいつじゃ客が集まらん」とか言い出して揉めた末に
英ちゃん登板になったとか。
白坂さんも言ってた通り、あれで正解っだったと思います。
210この子の名無しのお祝いに:04/09/29 19:19:30 ID:y6C22YPH
万里子 あなたの体、とても臭うわ

繁男  魚臭いんだろう、漁師の倅だからな

万里子 違うの、ケモノ臭いの

繁男  ・・・・・
211200:04/09/30 06:06:55 ID:WwbKAEXZ
201のお嬢ちゃんへ

PCがお釈迦になってて10日もここに来られんかったんだが

君は相変わらずトンチンカンな反論をしとるね。
ひょっとして日本語がよく理解できないのかな?

ついでに言っとくが、
「大悪党」で絞殺される役を佐藤慶に振ったのは、適役である事や「刺青」の縁
のほかに、

”佐藤は「白昼の通り魔」で首を絞めてから婦女暴行をしていたけれど、
その逆パターンもおもしろいんじゃないか?”

っていうマエストロの遊び心があったんだよ。

212この子の名無しのお祝いに:04/09/30 17:13:15 ID:YjcDNk2o
>>209
某おしゃべり評論家いわく

<永田ヒゲ(在野業界人はこう呼んでた)はけっこう船越版
盲獣に期待してたのに興収さんざんだったら、その責任を
自分が選んだ船越のせいにした。
それがもとで翌年から船越は大映映画に出なくなった。>

ほんまかいな?

213この子の名無しのお祝いに:04/09/30 17:36:47 ID:eiMilS3i
増村の作品は全て今リメイク可能なのでは?
それだけ新しい女性像だったのだろう。
214この子の名無しのお祝いに:04/10/01 12:55:04 ID:DA7sLSIP
>>200
気安く「増さん」呼ばわりするな






氏ね          
215南雲ひろ子:04/10/01 15:28:20 ID:AgIBiQ7Y
女になり過ぎたわっ!
216この子の名無しのお祝いに:04/10/01 20:19:14 ID:acPNnq5d
安田道代、太ってたな・・・
217この子の名無しのお祝いに:04/10/01 22:22:42 ID:AGWYDZsS
>>212

船越っていうと、山本薩夫の氷点は、脚本・監督=増村保造
だったら傑作になってたはず。
原作者が監督を指名したらしいけど、あの脚本でよく彼女も
山本監督もOK出したと思う。

レスになってないね、スマソ>212
218この子の名無しのお祝いに:04/10/02 15:35:31 ID:riF7EgKQ
>>200=201=211=214

”お嬢ちゃんvs>>さんの自作自演喧嘩ショー第2弾”って、
本当にここでやってたんだ!? >佐藤慶レス

ってことは、ここもオール自作自演レスなのか。

まあ、話のネタがなくなってきたら、喧嘩ショーぶちあげて
派手に客寄せしないとレスももちませんからね(藁
219推理マニア:04/10/02 17:11:31 ID:PhGpny3X
部外者ですみません。

ここが自作自演だとすると、ここの主の人は
懐ドラ板の山田太一総合スレで

 1、政治色の濃い、脚本家志望の男
 2、1を非難する人たち
 3、1を擁護する人たち

の一人3役を自作自演していた人、なのではないでしょうか?

文体がそっくりなので・・・勘違いならゴメン。
220この子の名無しのお祝いに:04/10/02 18:08:48 ID:qveXxs3u
>>219
映画板やドラマ板のレスは、映画会社やTV局に雇われた
ライターや脚本家の卵が書いてるんだよw

マンセー発言や、あまりにも緻密で正確なカキコばっかだと
ヤラセってばれるから、けなしたり、わざと間違った発言も
まぜてるわけ。

だから、おれら素人が口はさむとボコられるの。

俺もきっと”思いこみ激しすぎ”ってボコられるんだろうな(苦
221この子の名無しのお祝いに:04/10/03 00:59:47 ID:mjZT+h3P
>映画板やドラマ板のレスは、映画会社やTV局に雇われた
ライターや脚本家の卵が書いてるんだよ

以前はそればっかだったけど、今は
”ここでがんばって良い文章書けば、マスコミが目をつけて
くれるかも”って期待してる、引きこもりのオタも増えてるよ

序の舞、佐藤慶、ドラマ板etcと多方面で活躍してるここの主は
完全に「夢多きオタ」ケース
(だからよそ者入ってくると激怒する)

こんな事、皆とっくに気付いてるってw
222この子の名無しのお祝いに:04/10/03 13:01:43 ID:uUtsOYZg
作家の桐野夏生は増村ファンなんだってね
223この子の名無しのお祝いに:04/10/03 23:14:40 ID:nFJoqywk
妻は告白する
赤い天使
DVD 11/26 発売
224この子の名無しのお祝いに:04/10/04 17:00:41 ID:3Rm5gctX
大映ドラマのBOXセットも出るし、金が続かぬ・・・
225この子の名無しのお祝いに:04/10/04 20:55:34 ID:XzczBQWf
218,220,221が揃って、スレとレスを混同しているのは
「こんな痛い厨房に苛められてる可哀想な私」を演出
するためですか?   >ここのスレ運営してる人
226この子の名無しのお祝いに:04/10/04 21:02:52 ID:nipBEZDS



227この子の名無しのお祝いに:04/10/04 21:14:47 ID:dhe8hdeo
アホ(もしくは妄想クン)がぎょうさん入ってきて
せっかくの増村スレも終わりかな。
228この子の名無しのお祝いに:04/10/08 14:10:19 ID:RdmK6Wgm
age
229この子の名無しのお祝いに:04/10/09 23:25:46 ID:mni+wbX8
『でんきくらげ』ラストの渥美マリの歩く姿と表情
『陸軍中野学校』雷蔵との再会時に噴出する小川真由美のエロさ
ビクーリしますた。
230この子の名無しのお祝いに:04/10/11 14:04:17 ID:R/p9vBZg
『でんきくらげ』のラストで渥美マリのセリフがこえぇ〜
結婚するつもりだった川津祐介に切り出した言葉、
「あたし、お腹の子ども、おろしました‥」
231この子の名無しのお祝いに:04/10/11 19:42:13 ID:rmQZsX6+
究極のMだよな増村
232この子の名無しのお祝いに:04/10/31 13:37:36 ID:r3vCv7Yf
増村保造の世界を買った
233この子の名無しのお祝いに:04/10/31 16:45:33 ID:/RmkwDeI
この人の名前の読みって「ますむらやすぞう」
で良いのでしょうか?いまいち自信なし。
234この子の名無しのお祝いに:04/10/31 20:50:01 ID:kcOTiXVP
ますむらやすぞうだぞうー。
235この子の名無しのお祝いに:04/11/01 20:52:10 ID:svffO4Jj
>>234
ありがとー
236この子の名無しのお祝いに:04/11/01 21:09:20 ID:6z1RzXM4
自称映画通やシネフィルもどきでも、増村見て無いやつの言動は信用しない
237この子の名無しのお祝いに:04/11/02 02:27:46 ID:QhW/DhsO
>206

>♪あしおとたてず 刺し殺せ〜 あしどりかるく ぶち殺せ〜
亀レス。 そしてオヤジギャグ・・・
♪どぉじん(わざと”同人”と聞き違える)の女はソレを見て〜
跳んだり跳ねたり躍ったり〜 以下略

すみませんでした・・
238この子の名無しのお祝いに:04/11/03 00:25:16 ID:UVzZcuie


       カス村保造の映画は全部駄作


239この子の名無しのお祝いに:04/11/03 01:09:01 ID:zioeQPbP
うるせえ屑野郎
最高なんだよ増村は
240この子の名無しのお祝いに:04/11/03 10:58:01 ID:jSPEyrlO
>>239
238て何処のスレもそうやって荒らしてるの。
気にしるな。
釣られるな。
241この子の名無しのお祝いに:04/11/06 22:25:38 ID:LWAVoT+K
『増村保造の世界』は必携
242この子の名無しのお祝いに:04/11/07 10:07:18 ID:4/aMfzKt
>>241
それにしても重い
243この子の名無しのお祝いに:04/11/07 15:07:29 ID:r9/RbIpM
名前の読み方を知らなかったときは
仮にマスムラホゾーと読んでた
244この子の名無しのお祝いに:04/11/07 15:11:45 ID:iX5C2Ez0
ほぞう・・・って。
245この子の名無しのお祝いに:04/11/08 13:52:26 ID:ICWOC92+
保毛田保毛造
246この子の名無しのお祝いに:04/11/08 19:12:02 ID:+VHARrzK
石橋貴明のネタでそんなのあったな>髯が濃い男
247この子の名無しのお祝いに:04/11/08 21:25:14 ID:/fAOe6BE
姉が岸田今日子・・・(爆笑
248この子の名無しのお祝いに:04/11/15 06:13:00 ID:fv+SM5tT
若尾好きさんはもう2chにはいないのでしょうか?
「増村保造 意志としてのエロス」(山根貞夫 著)、数ヶ月前某図書館でみつけました。
若尾好きさん、パさんたちと前スレでお話したのは随分昔のことですね。
お元気されてますか、みなさん。


249この子の名無しのお祝いに:04/11/16 00:08:25 ID:oC0cSOYC
何を今更だろうけど、結局、イタリアンネオリアリズモ系ですた。
とりわけ、ロージもそうだが、カステラーニの影響も色濃い。
「第二の性」「大悪党」「痴人の愛」「夫が」「積木」「盲」など、
若尾・渥美より、緑魔子、安田道代のエロス・監禁のドキュメントが、
素晴らしい。フェティシズムもろである。
別格は「赤い」で、この若尾は凄い。
250この子の名無しのお祝いに:04/11/16 01:27:39 ID:PSYRu+HJ
>>249
ネオリアリズモ系は初期だけで、
後は戦前のサイレント黄金期の方が影響強いでしょ?
251この子の名無しのお祝いに:04/11/18 12:35:03 ID:j8xhlZ2H
エデンの園いまだに見れてません
ご覧になった方、率直な感想を
252この子の名無しのお祝いに:04/11/18 23:33:38 ID:USqP3ICR
駄目だね。
唖然とするくらい面白くない。
増村唯一の愚作だな。

遺作の「この子の〜」はファンには評判悪いけど、
この板の専用スレ見て分かる通り人気があるし、俺も大好きだね。

早死にして残念だね。爺になった時どのような強い女を描いたか…
253この子の名無しのお祝いに:04/11/24 21:43:42 ID:K6bjo0MP
録画しておいた『濡れた二人』を観る
若尾文子、エロいね和服も洋服も楽しめる
北大路欣也、相変わらず眉間にシワが寄ってるなぁ
平泉成、悪役商会みたいな顔してるなぁ
渚まゆみ、なんだよあのキャラクター(w
増村は本当に「情緒がある」場所が嫌いだなぁ
せりふはいつでも叩き付けるような棒読みだし
でも、面白かった
254この子の名無しのお祝いに:04/11/24 21:52:28 ID:ZDfqRBM3
>増村唯一の愚作だな。

うん。
で、他の作品は全部駄作だな。
255この子の名無しのお祝いに:04/11/24 22:32:45 ID:s8N+X5c7
はぁ?
256この子の名無しのお祝いに:04/11/24 23:20:54 ID:1jiH99v9
若尾文子出演作しか見てないけど
増村作品のエンディングって、予定調和的な終わりがなくって
見ているものが突き放されたような気分になるものが多いね。
257この子の名無しのお祝いに:04/11/25 16:03:54 ID:YZJof5k4
>>256
なるほど。
俺は「青空娘」のエンディングにも突き放されちゃったけど
そういう感じ方でいいのかな?
258この子の名無しのお祝いに:04/11/25 16:36:07 ID:HakQQ+E5
予定調和のハッピーエンドを外して、大抵不幸な現実で終わる
青空は珍しく例外
増村は面白いよ
259この子の名無しのお祝いに:04/11/25 19:04:45 ID:+Y8j6DJR
誰もが見てほっとする、よかったなって感じる終わり方じゃないね。
なにか こちらが傍観者にされたままで映画の終わりを迎えるって感じ。
たしかに、ちょっぴり不安げな気分にされるよね。

「氾濫」 でも佐分利の家族が裏切られてみんなブルーなのに、
川崎は女の子とはれやかにコンビナートかなんかの階段を駆け上がる。

「赤い天使」では愛する男の死体に抱きつき
あきらめきれずに泣き続ける若尾。「夫は見た」も同じパターン。

予定調和に近いのは「最高殊勲婦人」だろうな。
これはストップモーションの川口と若尾の映像に二人会話が
かぶせられおしゃれだなと思う。フランス映画の「男と女」より個人的にはかっこいい!
まあ、ある意味見ているものが二人の会話の傍聴者に
なっているから突き放されていると言えなくもないけど。
260この子の名無しのお祝いに:04/11/26 01:12:35 ID:f1szSde1
日本映画専門チャンネルの「濡れた二人」見ますた。
増村+若尾=絶対傑作の公式どおりの秀作。漁師の若い男って三島由紀夫作品で
よくある設定ですが、この男(北大路欣也)の剥き出しの愛情に都会的人妻の
若尾が心打たれてのめり込んでいく様子が増村作品の真骨頂でたまらん。
舞台設定は伊豆なんだけれどこの時代道路も舗装されてなくて随分今より
東京から離れた感じですね。
大映らしい現代的疎外感がやっぱり大映的だが見終わると切ないねぇ。
261この子の名無しのお祝いに:04/11/26 01:33:02 ID:NlbHMau1
漏れも観た。
心中にあるものをこらえてしまわず、ガチで吐き出したらああなるって感じの作品が多いね。
高橋悦史役・哲也みたいな、一見分別ありそうに振舞う人間が、無関心で冷酷に思えてくる。
262この子の名無しのお祝いに:04/11/26 07:39:05 ID:uWoPAMBZ
>>259
>なにか こちらが傍観者にされたままで映画の終わりを迎えるって感じ。
からっ風野郎もそうだな。
エスカレーターで三島由紀夫が死んじゃうシーンなんかさ。
263260:04/11/26 19:33:49 ID:f1szSde1
>261 そうだね。見る者のシンパシーはあくまで漁師の青年に向けられている
ように作られているね。無理やりにでもバスに乗せる事はなかった
「理解ある」ダンナの態度が冷たい愛情のなさに見える。
わが事も含めていろいろ考えさせられるなぁと思っていると、>259氏の
言うようにこちらはポーンと投げ出されて終わっちゃうね。
おいおい漁村には残れないし、ダンナに見下り半突きつけられるわで、
この先どうするんだよぉってね。まあ劇中出版社勤務とあるんで
独身に戻って仕事続けるんだろうな、と想像するわけだが。
あれが専業主婦だったりすると救いがない。と現実的なところでは
考える。
264この子の名無しのお祝いに:04/11/29 02:56:15 ID:QTy+lBoE
>>259
「青空娘」や「最高殊勲夫人」は、本人的にはやる気が無かった作品。それでもあれだけの
映画になるわけで、増村の才能が当時の大映の勢いに上手く乗ったといえる。

>>262
「からっ風野郎」は露骨に「なんでこんなヤツ(三島)が主演なんだよ」という、増村の露骨
な悪意がにじみ出ていますね。主人公なのに、まったくカッコ良くない三島由紀夫・・・。
265この子の名無しのお祝いに:04/11/29 07:35:16 ID:vfqrD3Q8
三島由紀夫の棒読みセリフは
増村が狙うところだったのかどうかはわからないけど
動く三島由紀夫を見るという価値はあるね
266この子の名無しのお祝いに:04/11/29 10:23:14 ID:/NaAkMgD
後に増村は三島の「音楽」を映画化しているし、好きな作家には間違い無いけど、俳優?としては怒り続けたらしい。
267この子の名無しのお祝いに:04/11/29 16:05:32 ID:Dmygm2hi
好きな作家も何も、東大時代からのマブダチ。>増村と三島
268この子の名無しのお祝いに:04/11/29 19:18:52 ID:de5yNHMI
>>266
「音楽」は、映画を観る限りでは、本人が本当にやりたかったのか疑問。藤井氏が文壇と幅
広い交遊のある人だから、それでATG進出記念に原作がもらえただけじゃないか? 
(ちなみに封印されている「憂国」を制作したのも藤井氏。藤井氏は安部公房スタジオ
 の経営も見ていたそうだ)

>>267
あの二人は、東大時代はとくに親しく無かったはずだよ。
269この子の名無しのお祝いに:04/11/29 22:12:17 ID:fRyGyD+m
>>265
どんな役者だろうと「叩き付けるような棒読み」を望むのが増村
だから狙いでしょ

三島は人生を「芝居」に見立てて生きた人
ドラマから「芝居」を排除するために監督人生を費やした増村とは相容れない
俺は蔵原が監督した「愛の渇き」なんて増村にピッタリだと思う
増村と蔵原って同じタイプの監督だと思うんだが・・・
270この子の名無しのお祝いに:04/11/30 16:40:19 ID:lALtiJhm
>>269
狙わなくても三島は棒読みだよ、ありがたいことに。
271この子の名無しのお祝いに:04/12/02 02:09:13 ID:OpERmw8v
1月は千羽鶴、大悪党
272この子の名無しのお祝いに:04/12/02 18:48:37 ID:iZCQuUxB
>>269
増村と蔵原には共通点がある
日本的情緒と日本的組織を嫌悪し、日本的戦後を拒否し続けたこと
増村は激しい生命力をもった「ルネサンス的女性像」に固執し
蔵原は「木の股から生まれたような人間」(@矢島翠)ばかりを主人公にした
ただ、増村はロングショットを殆ど使わないが蔵原は印象的な使い方をする
増村がロングショットを使わないことについては若尾や助監督たちも批判してたが
273この子の名無しのお祝いに:04/12/02 19:26:15 ID:edHlMPfa
溝口の観ちゃってるもん、やりたくないでしょ。
274この子の名無しのお祝いに:04/12/02 21:30:26 ID:iZCQuUxB
増村はオリジナル脚本で監督した作品が全部で七本らしい
しかし原作者の顔ぶれが多彩だなぁ
古典あり新鋭あり巨匠あり通俗あり一作で消えた人あり等々

>>272
『遊び』でも脚本(助監督が書いた)でロングショットを指定したら
「俺は撮らんよ」と言われたそうだねぇ
宮川一夫と組むとあるけどね、ロングショット
溝口&市川の弟子なのに宮川とはあんまり組まないけど
275この子の名無しのお祝いに:04/12/03 04:55:22 ID:WYmAeOCb
>>274
>宮川一夫と組むとあるけどね、ロングショット

宮川さんと組むと、往々にして現場では、監督よりも宮川さんの方が偉くなってしまう。
撮影が名手だと、監督は現場的にはかえって気を遣うこともある。自分も覗いて構
図を見たい増村としては、出来れば敬遠したい相手だった。

ロングショットもそうだし、状況説明のための説明的な情景ショットも少ない。とにかく
人物が常に入っていなければならない。あの独特の文体は誰にも真似できなかった。
(もっとも、井上芳夫ら大映東京の監督は、増村・崑タッチの模倣をよくしていた、とも聞くが)
276この子の名無しのお祝いに:04/12/04 12:08:22 ID:fnjJYgQ6
盲獣さいこー!!
何やあの耳とか鼻とか!
ザッツおしゃれ映画!!
277この子の名無しのお祝いに:04/12/04 13:15:52 ID:cCmnkE7d
メクラケモノ?
278この子の名無しのお祝いに:04/12/14 09:43:05 ID:1kSG6zNM
おしゃれかどうかは知らんが、若かりし頃は276のように「猛獣」だの「卍」だのと
見た目の派手さに惹かれて観ていたが加齢と共に「妻は告白する」だの「清作の妻」
だのとドラマ性の高いものに惹かれていく
年齢と共に印象が異なっていき、何度観ても楽しめる
これだから昔の邦画はあなどれない、と観る度に毎回思う
279この子の名無しのお祝いに:04/12/14 10:31:11 ID:Rp4wI5S7
君ももう少しすると全て楽しめるようになる。
280この子の名無しのお祝いに:04/12/14 23:02:39 ID:kwWxM7Y+
カス村保造の映画は泣けない笑えない楽しめない感動しない。

要するに全部駄作!
281この子の名無しのお祝いに:04/12/14 23:09:58 ID:2QBCsgTE
そうか?
俺にとっては
ラストシーンで映画の傍観者に
させられてしまう増村の映画が心地よいわけだが。
282この子の名無しのお祝いに:04/12/14 23:11:49 ID:kwWxM7Y+
カス村厨必死だなww
283この子の名無しのお祝いに:04/12/14 23:17:40 ID:GptrsR19
泣けない笑えない感動しないとかそれ、脚本のせいじゃん。
284この子の名無しのお祝いに:04/12/14 23:20:03 ID:kwWxM7Y+
増村保造なんてもう過去の人だよw
みんな全然興味ないよ。
285この子の名無しのお祝いに:04/12/15 00:47:58 ID:t6yLB6QM
興味があるので、来年2月の新文芸坐での特集に通うつもりです。
286この子の名無しのお祝いに:04/12/15 01:14:44 ID:mRK9WTs2
>>280
全部駄作とは思わんが娯楽映画を撮れない監督というイメージはある。
287この子の名無しのお祝いに:04/12/15 02:15:55 ID:2nmMknNN
>>286
荒しにまじレスカコ悪い
288この子の名無しのお祝いに:04/12/16 14:56:33 ID:Y75i1Ft8
新文芸座で特集上映があるね
純粋にスクリーンで見れるのは楽しみです
289この子の名無しのお祝いに:04/12/22 16:48:56 ID:T1Afv5mJ
増村脚本の「御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判 」を見た。
テンポが良くて破綻のない、よくできた話でした。
緑魔子もお歯黒して出てくるし。

「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」も見てみたいなあ。
290この子の名無しのお祝いに:04/12/24 19:35:45 ID:Bo7JW/h8
勝新がティムポ鍛える映画<御用牙
291この子の名無しのお祝いに:04/12/24 21:36:36 ID:QgG1yBqM
>>289
「増村が作るシリーズ第一作目にハズレなし」を実証する出来ですよ。
ティンポはガンガン鍛えてます。
292この子の名無しのお祝いに:04/12/25 01:04:24 ID:Rn22Oz1I
勝新&若富兄弟はミニティムポだった
という説があるのが皮肉で面白い
293この子の名無しのお祝いに:04/12/25 15:45:42 ID:aTIFoStv
あんましDVD化されてないの?
294この子の名無しのお祝いに:04/12/25 15:47:46 ID:BNh8a9y3
>>289
「かみそり半蔵地獄責め」は2作目。
295この子の名無しのお祝いに:04/12/30 16:36:31 ID:83PJnEJ9
やった。
『刺青』が、パリで公開され、
興行成績第7位。
『清作の妻』は、この夏公開され、
批評家には絶賛されたけど、そんなに観客ははいらなかった。
いよいよ、フランスで増村の再評価が始まったのか。
296この子の名無しのお祝いに:04/12/30 16:47:39 ID:iGX8DkOe
297この子の名無しのお祝いに:04/12/30 17:15:55 ID:83PJnEJ9
298この子の名無しのお祝いに:04/12/31 02:03:07 ID:Q3ksyRH6
>295
『清作の妻』いいねぇ
バカ当たりはしないにしろ、フレンチが好きそうな内容なんだけどね
299この子の名無しのお祝いに:04/12/31 06:48:03 ID:2TJgA9J4
>『刺青』が、パリで公開され、
今やってんの?
300この子の名無しのお祝いに:04/12/31 08:35:21 ID:cn8akSCd
吹き替えだったら若尾の生台詞聴けないフランス人がお気の毒
301この子の名無しのお祝いに:04/12/31 10:04:29 ID:PGfjUn5C
字幕版でいまやってるよ。
上映館少なすぎ。
それでも、7位、すごいね。
302この子の名無しのお祝いに:04/12/31 10:29:10 ID:NRVJxPxF
『刺青』はオリエンタリズムがキャッチーで、
観てみるといいから、っていうことでヒットなんだろうね。

後続でヒットするといいんだけど、
まあヒットしたんならまた映画祭で監督特集するかな。
303この子の名無しのお祝いに:05/01/01 19:47:50 ID:b7a6y66d
「清作の妻」。浦辺粂子版は現存しないのか?
できれば、併映して欲しい
304この子の名無しのお祝いに:05/01/03 22:35:12 ID:YOqqm5Hf
「刺青」7位でも、青い目による単なる好奇心オリエンタリズムっぽい。
噛ませ犬っていうか、客寄せパンダっぽくて正式な評価ではないよな。
「清作の妻」の評価がホントの増村の実力評価かと。
305この子の名無しのお祝いに:05/01/04 00:19:03 ID:+StptGks
>303 たしか火事で焼失って聞いた事がある。フィルム残ってればCSでやるチャンス
もあるかもしれないけれど

清作の妻は切ない話だねぇ。
306この子の名無しのお祝いに:05/01/08 07:19:59 ID:hgcrp1q/
「妻は告白する」で

観覧車で居眠りしている若尾と川口が
すーっと上がってくるシーン

なんかぞくぞくする。 なんでだろ?

307この子の名無しのお祝いに:05/01/11 01:05:34 ID:bWYY/ptX
今みると川口浩はその辺にいる単なる坊っちゃんっぽくね?
ウブな坊やに惚れる色気ムンムンの若妻♪

それよりフランスでの『清作の妻』の評判はいかに?
308この子の名無しのお祝いに:05/01/11 18:44:32 ID:wYPDUtqj
>307
批評家は絶賛している。
ただ、客があまりはいらなかった。
漏れは夏休みでパリで見たけど、ガラガラだった。
309この子の名無しのお祝いに:05/01/12 03:10:15 ID:8Mvni/q+
『清作の妻』、フランス人が好きそな内容と思うがね
やっぱ一部のカルト人気なのかね
ま、変にメジャー人気よりもいいけど
310この子の名無しのお祝いに:05/01/12 23:15:43 ID:8Mvni/q+
フランスでは2作品だけ?「妻は告白する」も批評家受けしそうなんだけどな
311この子の名無しのお祝いに:05/01/12 23:19:49 ID:OsXMAyXU
「ある殺し屋」。構成が面白い。
312この子の名無しのお祝いに:05/01/16 10:17:30 ID:yYhx8H1n
「妻は告白する」は江波杏子が「私は同じ女として奥様の気持ちがよくわかる」
みたいな台詞を吐くシーンさえなきゃ完璧なんだが。
313この子の名無しのお祝いに:05/01/21 20:05:33 ID:szW81nTM

実況スレ

華岡青洲の妻 第一話 ◆ 1
http://live16.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1106286355/
314この子の名無しのお祝いに:05/01/28 20:05:20 ID:FtIOljXK

実況スレ

華岡青洲の妻 第二話 ◆ 1
http://live16.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1106884813/
315この子の名無しのお祝いに:05/02/04 20:09:04 ID:QbzmeYWk

実況スレ

華岡青洲の妻 第三話 ◆ 1
http://live16.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1107489772/
316この子の名無しのお祝いに:05/02/05 23:42:54 ID:fBIemD34
一週間だけだけど、新文芸坐で特集始まったのでage。

「暖流」「くちづけ」からスタート。
野添ひとみってナイスバディだなぁ!
317この子の名無しのお祝いに:05/02/06 17:50:05 ID:EI9mPEiK
虫歯からアイドルになったコだろ?
318この子の名無しのお祝いに:05/02/06 18:20:29 ID:K/3JRxoD
川口隊長の嫁さん。二人とも亡くなった。
319この子の名無しのお祝いに:05/02/08 09:30:43 ID:DkEW5uRS
増村保造DVD-BOXは出んのかな。
中途半端にDVD化されているのが気になる。
320この子の名無しのお祝いに:05/02/08 23:21:16 ID:bzjWBuUk
足にさわった女サイコー
321この子の名無しのお祝いに:05/02/09 01:33:33 ID:cOx+y/BZ
増村カントクに実写化してほしい漫画
ナニワ金融道
322この子の名無しのお祝いに:05/02/09 09:17:33 ID:IIa3rQiK
>>318
この夫婦はしみじみ歳月の残酷さを感じさせるね。
川口浩探検隊もアレだけどそれ以上に晩年の野添ひとみの妖怪ぶりといったら。

>>320
傑作なのにビデオにすらなっていない。DVDにならんかな。
323この子の名無しのお祝いに:05/02/09 23:49:57 ID:To4TOThT
野添ひとみの晩年の画像どっかにないかな?
324この子の名無しのお祝いに:05/02/10 23:37:55 ID:83aUp1pC
若尾文子が手コキしてくれるならカタワになってもイイ
325この子の名無しのお祝いに:05/02/11 00:29:17 ID:tLzpgyp4
>>316
傑作の誉れ高い『暖流』見逃しました。

>>324
『赤い天使』、観られたんですか?
326この子の名無しのお祝いに:05/02/11 00:46:21 ID:4IS7UuNu
芦田伸介かっこ良すぎ
俺も抱かれてみたい
327この子の名無しのお祝いに:05/02/11 11:01:56 ID:REROLzjy
若尾嬢の軍服コスプレ最高
328この子の名無しのお祝いに:05/02/11 12:20:04 ID:rib3RSdP
ふざけて芦田伸介に「軍靴を履かせろ!」とか言うところがいい。
329この子の名無しのお祝いに:05/02/11 12:40:47 ID:4IS7UuNu
若尾「軍靴」
芦田「はっ」
330この子の名無しのお祝いに:05/02/12 15:55:11 ID:aLttkBC1
氷壁CSでやるね
数年前、衛星劇場でやった時はTVサイズで画質もひどかった
今回はヴィスタサイズらしい
331この子の名無しのお祝いに:05/02/12 16:01:00 ID:I0RovGZ2
刺青、何回見ても凄い。
今この作品カンヌに出したらパルムドール取れるな。
早すぎたんだな。
332この子の名無しのお祝いに:05/02/12 16:07:42 ID:9/KA/v4K
「刺青」、他の増村作品に比べると話が地味だ
333この子の名無しのお祝いに:05/02/12 18:18:02 ID:cymKgOF2
原作と違い杉・・・というかほぼ無関係

羅生門みたいなもんか
334この子の名無しのお祝いに:05/02/13 01:10:29 ID:pxyh/4i5
「刺青」は新藤兼人の脚本に不満があって好きになれない。
谷崎の「お艶殺し」に「刺青」をつなげたもんだから、ぎごちなさがある。
他の増村映画の若尾と違い最初から悪女で、女郎蜘蛛を背負ったから変貌したようには見えない。だから最後に刺青師に刺される必然性が納得できない。
映像は美しいが、増村映画にしては美しすぎて、論理より映像美に流れている。
増村の映画というより、新藤兼人と宮川一郎の映画という気がする。
335この子の名無しのお祝いに:05/02/13 01:35:29 ID:NnHvBWSF
痴人の愛
超グラマラスな安田道代にハァハァ
小沢昭一のヲタ度も見事
336この子の名無しのお祝いに:05/02/13 03:45:25 ID:v5Q4ZxVl
オレの中では「清作の妻」と「妻は告白する」だな

まとめて「清作の妻は告白する」(笑)
337この子の名無しのお祝いに:05/02/13 03:50:17 ID:pxyh/4i5
「暖流」「からっ風野郎」「痴人の愛」
この三本の共通点は?
338この子の名無しのお祝いに:05/02/13 18:46:42 ID:v5Q4ZxVl
ここはクイズスレじゃねぇよ
339この子の名無しのお祝いに:05/02/18 20:11:03 ID:QR3vuzy8

実況スレ

華岡青洲の妻 第四話 ◆ 1
http://live16.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1108702890/
340この子の名無しのお祝いに:05/02/20 03:17:08 ID:i6nkMu+/
>>334
撮影監督は宮川一夫
341この子の名無しのお祝いに:05/02/22 04:15:30 ID:KvOGUm0T
>最初から悪女で、女郎蜘蛛を背負ったから変貌したようには見えない。
>だから最後に刺青師に刺される必然性が納得できない。

じゃ刺青を背負ったとたん悪女になるの?
それじゃギャグだよw
342この子の名無しのお祝いに:05/02/22 08:14:46 ID:g+Gc1jRk
若尾文子が長谷川明男に惚れているようにはどうしても見えない、というのがちょっと
初見時から引っ掛かったな。冒頭辺りも、台詞づらは純愛ぽいのに全然そんな感じじゃないんだよな。
343この子の名無しのお祝いに:05/02/22 10:34:51 ID:KvOGUm0T
それは脚本のせいだろな
大筋からしてお艶のキャラクターはそうならざるを得ない
徹頭徹尾、自分の意志と欲望で破滅に向かって突き進む
イカれた不良娘だもんね
344この子の名無しのお祝いに:05/02/23 01:46:17 ID:Krmw7xcd
まあ、題材が監督と合ってないんでしょ。
市川昆や吉村公三郎の方が向いているんじゃない?

「盲獣」は、そもそも原作は愛想にもないのに、うまく増村調に改変しているけど。
345この子の名無しのお祝いに:05/02/25 20:22:11 ID:Jx/PKveu

実況スレ

華岡青洲の妻 第五話 ◆ 1
http://live16.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1109309504/
346この子の名無しのお祝いに:05/02/28 11:46:15 ID:17+4pciu
からっ風大好き
347この子の名無しのお祝いに:05/03/04 20:20:51 ID:4uCQtfFg

実況スレ

華岡青洲の妻 第六話 最終回 ◆ 1
http://live16.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1109910667/
348この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 12:25:18 ID:fM5lWeFR
『暖流』観たけど、あの長篇モノを僅か90分に収めた増村の演出術は
ある意味凄いと思う。吉村版と違って結構ギャグも取り入れているけど
一風変わったテイストで楽しめる作品だね。
349この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 15:59:35 ID:G2yFEO33
「巨人と玩具」は最高だったな
アメリカが日本を働き蜂と揶揄したのは1980年代
増村は同じことを先にやってた でも残念なことは
それが間違っていたという事実である
ニート ヒキ フリーターの増加で競争力はがた落ち
おまけに今はアメリカの労働時間が世界一長い
350この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 20:58:12 ID:2KY9fPyq
>>349
>ニート ヒキ フリーターの増加で競争力はがた落ち
>おまけに今はアメリカの労働時間が世界一長い

現在のニート/ヒキ/フリーターの多くは、好況時で正規雇用が好調なら引き上げられていた
層だと思われる。マスコミはやる気がない側面ばかり報道するけどな。

それと、アメリカは競争社会化、雇用の流動化が進み過ぎて殺伐とした社会になっている。
同じ激務でもエリートは金銭的な見返りがあるが、それ以外は働いても働いても見返りがない
世の中になっている。もしくはロクな仕事に就けないので諦めている。
日本もその後を追っていると言えないか?

増村が間違っていた? 何も間違っていないと思うが? ただ「巨人と玩具」のラストシーンで
「笑うのよ」と言われて川口浩が笑うように、高度成長期は社会の非人間的なメカニズムを
まさに個々人が乗り越えていく力が信じられていたが、今、そういう希望があるか? という違いはあるが・・・。
351この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 22:36:43 ID:Bvtm8C5P
「笑うのよ」は増村のアドリブだったよな
脚本に無い台詞をあそこで言わせる増村の凄さに感服する
352この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/02(土) 01:04:27 ID:e99pvL2E
ヒキは働き蜂プレッシャーに押し潰された人だからコインの裏表。
退職Jターンアマチュアサーファー&店長みたいなのが双極の人。

TVドラマは増村の劣化コピーみたいな作品が多いしね。
何も変ってないと思う。
353この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 02:05:39 ID:JVqEyzln
増村のDVDってレンタルはひとつもないんですか
354この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 22:33:02 ID:yLgfM91q
>>354
そう云えばVHSしか見ないな。
355この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 01:28:35 ID:hcDkjnkb
昔、「やくざ絶唱」の大谷直子の
純白のパンティに興奮しました。
ビデオ借りてキャプチャしたい。
356この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 03:50:20 ID:rSBLPUOf
増村版の悪名@勝新DVDで出してちょ。オリジナルよりいいと思うんだが。
清作の妻すらDVDになってないなんてふざけてるよ。
357この子の名無しのお祝いに:2005/04/11(月) 02:31:02 ID:YvDlQvOi
遊び。
358この子の名無しのお祝いに:2005/04/17(日) 18:13:37 ID:FbR4R/FS
7月29日『陸軍中野学校』ボックス、6月と8月『兵隊やくざ』ボックス発売。
359この子の名無しのお祝いに:2005/05/23(月) 19:12:58 ID:6y0UejJh
若尾文子とのコンビが最高
360この子の名無しのお祝いに:2005/06/06(月) 17:04:25 ID:E1s02rek
「遊び」って「小さな恋のメロディー」だよね。
ジャック・ワイルドとトレーシー・ハイドの。
361この子の名無しのお祝いに:2005/06/06(月) 17:21:33 ID:WR0EA4Y9
「華岡青洲の妻」が一番好き。あのピシッと張詰めた緊張感と清廉な
空気がいい。
362この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 15:19:29 ID:x8rqThNp
冒頭、高峰秀子が醸し出す緊張感と静けさがたまらん。
363この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 20:00:18 ID:3CuxEoem
子供の頃に
たしかNHKで「華岡青洲の妻」がNHKで
やってたのを見たけど、眉毛のない
おばさん(高峰秀子)が怖かったことしか
記憶にないな〜
364この子の名無しのお祝いに:2005/06/22(水) 21:55:52 ID:k5oTh9CL
赤い疑惑は増村が監修か何かで関わってなかったか?
「赤い運命」「赤い衝撃」の初回は増村が監督だったと思うが
365この子の名無しのお祝いに:2005/06/24(金) 00:39:28 ID:ipVVmk+H
やっぱ増村ファンて赤いシリーズのリメイクって見るの?
366この子の名無しのお祝いに:2005/06/25(土) 11:33:56 ID:1xKhVzen
こないだ梶芽衣子のインタビュー読んでたら監督の話出てた。
会う前は若尾さんが好きで監督とも一度仕事したいと思ってたらしいのに、
いっしょに仕事したら四六時中文句言われてうんざりしたっていってた。
かなり現場ではやかましかったのか。
367この子の名無しのお祝いに:2005/06/26(日) 01:18:22 ID:M5mJrRJy
うんざりと言うより、大変だった、という感じだったと思うが。
なにしろ、増村直筆の作詞をインタビューに宝物として持ってきたくらいだから。
368この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 23:09:15 ID:lF/m23NI
『曽根崎心中』に比べれば、『動脈列島』の梶芽衣子は
増村に四六時中文句言われてなさそう。
まあそんなに出番のある役ではないけど。
369この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 22:53:34 ID:lr9Obup0
保守なのだー
370この子の名無しのお祝いに:2005/08/03(水) 17:58:37 ID:u99hYTTC
アゲ
371この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 11:47:20 ID:2a5QBrKd
増村ファン的には、「かみそり半蔵地獄責め」ってどうなの
アメリカでずいぶん評判がいいね
372この子の名無しのお祝いに:2005/08/08(月) 22:40:48 ID:jOhDQbIt
勝プロ制作の時代劇って、もしかして全てアメリカでブレイクしてない?
373この子の名無しのお祝いに:2005/08/11(木) 22:43:17 ID:yD0G19Hz
うん、してるね
374この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 17:50:03 ID:xYHZjZPA
エデンの園のパンフをブクオフで105円で買う
375この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 18:15:50 ID:9JWzPuRn
増村の映画はラストシーンで
視聴者が映像内の傍観者にさせられるところが
快感だね。 みんなはどうなんだろ?
376この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 21:24:18 ID:UORipLcC
増村映画=60年代だね。

「或る映画監督の生涯」で師である溝口をクールに語ってたのが印象にあるな。
当時はモダンだったんだろうけど、今の人が見るとそれが逆に凄く古臭いね。
377この子の名無しのお祝いに:2005/09/03(土) 07:32:55 ID:SdV08vFD
57年「くちづけ」(デビュー作)
58年「巨人と玩具」
なんかは、後年の作よりも力強い個性が色濃く出ていて、俺は好きだけどね。
378この子の名無しのお祝いに:2005/09/03(土) 08:45:06 ID:ljKMZSw9
「巨人と玩具」きら〜い古臭〜い

> 当時はモダンだったんだろうけど、今の人が見るとそれが逆に凄く古臭いね。
379この子の名無しのお祝いに:2005/09/03(土) 12:59:56 ID:SdV08vFD
「昭和の文化史」とかなんとか銘打った雑誌なんかの、「お菓子の広告」の項目の
ページにでも、まんま出てきそうなあのポスターの色合いが、なんとも言えずお気
に入りなんだが。モダンがどうとかよりも、その時代の空気がそのままに画面から
臭ってくるようなところが実に希有な作品だと思う。
380この子の名無しのお祝いに:2005/09/25(日) 19:50:40 ID:Up7QYlOC
生誕百年まであと19年…
381この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 18:23:50 ID:DD05WfiD
行定某の「春の雪」に若尾文子出るらしい
382この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 19:05:17 ID:JLaITF5v
勘違い行定某ツマンネ
383この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 01:38:05 ID:dYSiZX2x
>>379
1回見ただけなのにCMソング「ワ・ワ・ワールドワールドキャラメル」が
耳について離れません。
コンペチター商品のデラックスチョコレートというネーミングもワロス。

古臭いだけ?
現代の企業やサラリーマンに通じるところもあると思う。
384この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 03:33:41 ID:Ib7AibWc
宣伝カーに乗ったマッチョマンだっけ?w
385この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 15:32:04 ID:Z9gS0joY
「ある殺し屋」もおもしれえ。
386この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 16:11:56 ID:xlnJmcft
>>381
何かが間違ってる気がする

でも前作が竹取物語だからどうでもいいか
387この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 03:23:37 ID:xznZ95sI
>>377
初期はあれはあれで好き
『くちづけ』のみずみずしさとか

>>380
寂しい生誕百年にならないよう祈りたいですね
時代が追いついたのか、ふと疑問に思います

「ともあれ、人生は美しい 昭和を生き抜いたジェリー藤尾の真実」
『偽大学生』の頃のジェリー藤尾の心境が綴られております
388この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 22:30:24 ID:CKo79pDo
389この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 12:37:03 ID:OQnt8jvJ
そろそろ日専CHでも増村特集終わるのかな…曽根崎心中が久々に見たい。
390この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 20:47:43 ID:A/XTBjOv
TSUTAYAにたくさん並んでた増村作品がなくなってた
期限付きレンタルだったのか…
「濡れた二人」もう一回見たかったのに
391この子の名無しのお祝いに:2005/11/22(火) 18:26:26 ID:w/DmGA2Z
「くちづけ」観た。
野添ひとみってロリ顔巨乳の原点だよな。
392この子の名無しのお祝いに:2005/12/04(日) 20:49:38 ID:D0R2CICC
昨日初めて増村作品見ますた。
阿佐ヶ谷の渥美マリ特集でしびれくらげだったんですが・・・
事前情報とかタイトルとか写真とかでかなり期待してたんですが・・・
残念ながら俺には合わなかったみたいっす。。。

1本だけで判断するのは早いんで、増村作品ならこれ!みたいなのを挙げていただけないでしょうか。
393この子の名無しのお祝いに:2005/12/06(火) 18:38:25 ID:J33ILcz3
俺は「巨人と玩具」全体のタッチの力強さと風刺が魅力。
394この子の名無しのお祝いに:2005/12/06(火) 19:33:15 ID:rm7Q/6jI
>>392
敢えて推薦作は挙げないが、目に着いた作品を何本も続けてみていけば
徐々に分かってくるよ。
395この子の名無しのお祝いに:2005/12/07(水) 00:19:43 ID:FrB7szAv
>>392
「卍」「妻は告白する」から始めてはどうか?

「赤い天使」「華岡青州の妻」「盲獣」
goo映画であらすじを読んで興味が持てそうなら、この辺でも。

「巨人と玩具」は好き嫌いが激しいから勧められない。

個人的に好きなのは「遊び」と「『女の子箱』より 夫が見た」
396この子の名無しのお祝いに:2005/12/07(水) 18:05:47 ID:tBTBesCB
さまざまな御意見ありがとうございます。
ビデオ屋回って探してみます。

ちなみに皆さんの中でしべれくらげはどんな感じの評価なんでしょう。
397395:2005/12/08(木) 00:39:44 ID:I/OA8Mqk
イケてない。
そもそも渥美マリが好きじゃない。

自分の場合、増村のベストの作品を100とすると、25点くらい。
398この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 08:08:23 ID:xPctGpSp
「華岡青州の妻」はいまいち歯切れが悪くて分かりにくい。いっそ処女作の「くちづけ」
からにしたら? シンプルで、個性的で、エネルギッシュな恋愛映画。
399この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 08:20:15 ID:nFXk72Em
盲獣しかみてない
400この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 08:23:40 ID:pgPg2xPx
「『女の子箱』より 夫が見た」 最高!
401この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 11:24:03 ID:lZBQFLs9
>>396
「妻は告白する」以前の増村が好きな俺は
「くちづけ」から年代順に観ていくことをおすすめする。
402この子の名無しのお祝いに:2005/12/08(木) 20:09:57 ID:dByofRg6
大地の子守唄って蔦ヤとかみんなおすすめとかいうけど
本当に見てお勧めと思ってるのか?
名作ではあるがむしろ人に勧めるような作品ではないと思うが
403この子の名無しのお祝いに:2005/12/09(金) 08:24:01 ID:HSGWrD93
それをいうなら増村の多くの映画が「誰にでもオススメ」とは
いかない気がする。アクが強くて耐えられないって人も結構居るんじゃないか。
個人的には「黒の報告書」「黒の試走車」など社会派サスペンス物から入る
のもよいかと。あと「兵隊やくざ」。勝新見てるだけで面白い。
404この子の名無しのお祝いに:2005/12/09(金) 08:45:13 ID:8UmAzEcj
最後にそんなコテコテでアクの強いのを薦めるのはどうかと(w
405この子の名無しのお祝いに:2005/12/09(金) 21:40:28 ID:7LAjTzpU
「清作の妻」「妻は告白する」
観終えた後に強烈な印象を残す、衝撃的なこの2作品をプッシュする
406この子の名無しのお祝いに:2005/12/10(土) 00:39:04 ID:dUYr+PtW
この板自体、匿名さんの名前のデフォルトが増村作品から取られている。
それだけでも凄くないか?(べつに凄くないか)

今は亡き自由ケ丘武蔵野館のカルト映画特集で『恐怖奇形人間』なんかと一緒に
ラインナップされていた『盲獣』を観て増村保造にハマってしまったオレに言わせれば
まずは『女経』の一話目から観始めて、そこから這い上がってこいと。

いや嘘、どんな入り方しても増村サイコーっスよ。
407この子の名無しのお祝いに:2005/12/10(土) 00:45:28 ID:ELQraDgc
「第二の性」がいい。
後の「大映ドラマ」の源流がある。
408この子の名無しのお祝いに:2005/12/11(日) 16:18:20 ID:odAJ7/4w
>>397
そうなんですか。ちょっと安心。
しびれくらげに関しては、渥美を初めとする役者陣の演技がどうにもひどい、ってのと
唯一気合が入ってる渥美の父親役がとにかくむかつく、ってのが悪い方にいってる気がします。
しびれが好きな方、気を悪くなさらぬよう。

>>406
それは凄いですな。>匿名さんの名前のデフォルトが増村作品から取られている
まさに石井輝男と並んで見れるようなものかと思ったんですよ。
この前の石井輝男特集で文芸座にあった盲獣のポスターも良さげだったし。

まあ、なにはともあれしびれ一本で判断するには早すぎるってことですね。
ありがとうございました。>増村スレ住人の方々
409この子の名無しのお祝いに:2005/12/21(水) 05:51:30 ID:yAm7ATPT
NHKで「氷壁」がリメイクされるが、思い切って脚色して、後半はザイルをめぐって法廷劇にするという。
こうなると「妻は告白する」を思い出しますな。
410この子の名無しのお祝いに:2005/12/21(水) 09:07:09 ID:6Yi6YZnB
日本映画専門chの増村特集も今度の「この子の七つのお祝いに」で
終わりかな・・・色々と取りこぼし(未放送の作品)があった気がする。
411この子の名無しのお祝いに :2005/12/22(木) 19:17:42 ID:yL4dz2D0
盲獣を観て彼の映画にハマりました。自分の求めていた世界がここにある!と。
しかし、なかなかレンタルとかで見つからないんですよね。
また増村特集かなんか、映画館でやらないかなぁ。
412この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 04:34:34 ID:EMtZ3lB7
一度ハマるとズブズブののめり込む、ようこそ増村ワールドへw
しかしアクの濃さは共通するも「猛獣」だけが増村ワールドじゃない
てか、いくつかあるキワモノ部類の作品の中の一つだと思う

乱歩原作じゃないけど、オレ的にはどっぷりとしたシュールな世界なら
市川崑の「鍵」とか安部公房原作「砂の女」や「他人の顔」の世界に近いと
思うんで、まだならそっちも観てみてはいかがかな?
413この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 05:09:50 ID:BXvLhXUt
>>412
おお!「砂の女」大好きなんで「鍵」観て見ます。
実は2ちゃん初めてなんです。
彼の映画のファンがあまりにも周りにいないもので、
ここに辿りついたわけなんです。。

ちなみに今日は卍を観てみました。
彼の描く生々しい人間の姿が、私にとってはもの凄く愛しく感じます。
414この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 06:29:15 ID:EMtZ3lB7
>413
ようこそ2ちゃんへw
ここの板は知識人多いから勉強になるよ

「卍」と同系列なら「「女の小箱」より 夫が見た」
「痴人の愛」もいっちゃった系 「赤い天使」もそっちの部類か

いろいろ意見があると思うが、私がもっとも増村らしいと思うのは直球勝負の
「妻は告白する」「清作の妻」「華岡青洲の妻」ではないかと
「刺青」や「千羽鶴」も捨て難い
個人的には若尾文子主演作がいいのが多いと思う

他にも「黒い」シリーズなど、いい作品があるから順に観ていくといいと思うよ
初期の「青空娘」や「最高殊勲夫人」等のさっぱり系も好きなんだけどね
415この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 06:48:27 ID:BXvLhXUt
>414
2ちゃんってすごいんですね。
こんなにもカルトな人が集まっているなんて(笑)。

個人的には「卍」も良かったんですが、
やっぱり「盲獣」のあの凝縮感にはかないませんでした。
あの密室状態っていうのが息詰まる緊迫感をかもし出しているのかな。
実は「妻は告白する」はもう観ました。これも私は大好き!
というと、私には直球勝負派が合うのかな?
でもなかなか彼の映画は入手し辛いんですよね。。

しかしここまで自分が倒錯してしまうとなると、
自分でも隠れた偏愛性があるのかと思わざるを得ません。
彼の世界がすんなりと受け入れられる・・。
416この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 07:00:35 ID:BXvLhXUt
あ、別に偏愛性という観点だけで彼の映画にハマっていうるわけではありませんが・・。
417この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 18:08:05 ID:EMtZ3lB7
「盲獣」は監督はもちろんのこと、主演の船越英二も凄いと思う
監督違うけど「瘋癲老人日記」の山村聡とか、
昔のいい役者は何にでも挑戦したというか、今こんな企画通んないだろって
文芸作品に挑戦している
いい時代だったんだろうし、その分、監督もいい役者も揃ってたんだろうね
監督にしては受難な時代だから幾分致し方ないとしても、陳腐なテレビの影響で
明らかに役者の質は落ちてるわな

舞台で真剣に演技する役者連中知ってるけど、質の伴わない役者もどきの芸能人が
チヤホヤされるのは、観る側の目も相当に落ちてるんだろうね
418この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 18:44:40 ID:CfhpLbMn
船越英二の怪演には度肝ぬかれました
419この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 21:58:14 ID:eF1zIwR0
船越英二クラスの役者はもういない。当時でさえ稀だったんだから。
420この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 21:59:21 ID:eF1zIwR0
>>418
あんな怪演でもやりすぎになってないのが素晴らしい。
421この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 22:30:42 ID:CfhpLbMn
そうそう、全然わざとらしくない。
まるで彼の魂がのり移ったかのような演技で、執拗に主人公に詰め寄る
ギラギラとした瞳の奥に孤独な悲哀のようなものまで感じられて、
思わず涙が出てきてしまいました。
最後は涙どころのさわぎではありませんでしたが・・。
422この子の名無しのお祝いに:2005/12/23(金) 23:09:30 ID:fIBHlL0p
増村と山村聡だったら『闇を横切れ』という作品もありますね。
川口浩主演で、社会派路線で、叶順子がエロかわいい。
423この子の名無しのお祝いに:2005/12/24(土) 03:14:51 ID:fTZ40rrB
今だと、西村雅彦あたりがわざとらしくやっちまうのかね
424この子の名無しのお祝いに:2005/12/24(土) 04:26:31 ID:4A2F9LLr
>>423
竹中直人とかじゃないの? もしくは小劇場あがりの下手な俳優。
425この子の名無しのお祝いに:2005/12/24(土) 07:27:11 ID:tVABNd1E
英一郎だよ
426この子の名無しのお祝いに:2005/12/25(日) 01:33:58 ID:nu7niYIz
                ,.. -──- ..,_
               /        \_
             /`'ー─-、-─'''二二__ヽ
            |´ _ニ-‐´ ̄ __   |
              |´  __ニ二..,,,,__ ̄ ̄}
       ヽ`'ニ-、_レ' ̄   ‐、 /    ̄ヽ{_,.-‐'´/
        `l  `ヽ'‐'T'‐- _ |  _ -‐-、__/ /! /
         `l,  <.| l____・>‐<・___/ .//  / なんなんだこのすれは
          `l、 ヽ| ‖ -‐´ |、`‐-‖ ./ | /
           `l_| ‖   lノ   ‖ /_,.‐'´ ̄`\
         _,.-''´ヘ l'、.  ´ ̄`   /´-‐__,..-‐ 丶.
        /´  ̄ ̄\L\___ ,...-‐´ ̄ ̄      ヽ
        /      / ̄    ̄ ̄ ̄ ̄\
        >、    //             ,..-‐'
    ̄ ̄ ̄7 \  | ヽ         _,..-‐'´
        \  \     -─一´ ̄ ̄
427この子の名無しのお祝いに:2005/12/26(月) 05:44:09 ID:8WfyCOPE
いつのまにか船越英二スレw
428この子の名無しのお祝いに:2005/12/26(月) 14:15:48 ID:pgfNDFgx
船越英二は森一生の『怪談蚊喰鳥』でも、ヤらしい盲人を不気味に演じてて
絶品だったでつ。
429この子の名無しのお祝いに:2005/12/28(水) 23:11:29 ID:eJXZhGqV
「偽大学生」をみてジェリー藤尾にハマってしまった。
430この子の名無しのお祝いに:2005/12/29(木) 02:47:44 ID:dMkTTjzI
彼の映画の中では俳優や女優が、
一際生命力に輝いているように見えるような気がする。
431この子の名無しのお祝いに:2005/12/29(木) 07:05:20 ID:njXMl1bp
ついでに船越英二ネタねw

栄一郎とのツーショット
ttp://www.wombat.zaq.ne.jp/ben/img141.jpg
432この子の名無しのお祝いに:2005/12/29(木) 09:27:47 ID:qKPONJ31
>>431
アッハッハ〜!栄一郎って、赤ん坊の時から、顔が変わってないんだ〜!
ついでに、髪型と、髪の毛の量も…。
433この子の名無しのお祝いに:2006/01/03(火) 16:50:28 ID:jyRPm4oj
>>429
「卍」の川津祐介は観たぁ〜?
434この子の名無しのお祝いに:2006/01/03(火) 21:44:35 ID:QEGNBB53
>433
429さんじゃないけど、『卍』の川津祐介はちょっとショック受けたぐらい
インパクトありました。大好きです。
『偽大学生』のジュリー藤尾も好演ですよね。
一本しか絡まなかったけど、『痴人の愛』の小沢昭一もお薦めです。
数年前、渋谷のユーロスペースで増村特集やった際に観たんですけど、
見終わって「よかった〜!」と、ひとりごちていた自分の横で女子2人が
「誰、あのおっさん?」とか言ってやがったのもいまやいい想い出です。
435この子の名無しのお祝いに:2006/01/04(水) 12:30:29 ID:Us4lyoH+
436この子の名無しのお祝いに:2006/01/05(木) 00:50:04 ID:2mBZckft
「くちづけ」のいたなさとか、バイクで走るシーンのからっとしたヌケかたは今見ても新鮮。
なんかイタリア映画っぽいんだよね。

その爽やか主役コンビが「巨人と玩具」ではエライことになっているんだけど。
437この子の名無しのお祝いに:2006/01/05(木) 13:47:10 ID:V7N24m40
バイクのシーンはいいよなあ。
438ついでにageちゃえ:2006/01/15(日) 17:31:06 ID:kM3UF3+P
>312
もう一年も前の書き込みにレスするのもなんですが
『妻は告白する』に江波杏子は出ていません。
けっこう似てるけど、馬淵晴子です。
439この子の名無しのお祝いに:2006/01/16(月) 03:08:06 ID:PGEE8A2G
最近の西島秀俊の演技って、増村っぽいね。
440この子の名無しのお祝いに:2006/01/16(月) 03:10:45 ID:FCI/0wBA
NHKが氷壁をやり始めたが、増村の氷壁から妻は告白する、にはかなりの変化がある、
NHKのドラマを見て、鶴田真由が恋に狂い、水をしたたらせて玉木宏を訪れる
シーンを妄想するアタシ
441この子の名無しのお祝いに:2006/01/16(月) 13:27:22 ID:DTX64G+1
>>440
でも役者の力量不足を感じるなあ
442この子の名無しのお祝いに:2006/01/18(水) 18:42:10 ID:jlGJKEuV
昨日、レンタルで「セックス・チェック第二の性」と
「大地の子守歌」を見ました。濃ゆい二本ですたw

「セックス・・」はガイシュツの通り
雛形あきこ主演でテレビドラマ・リメイクされてましたな。
これが元ネタだったとは。

「大地・・・」は、キリスト教の牧師(神父?)が
出てくるあたりが、突然ヨーロッパ映画のようになっていくのが面白かった。
つーか、キリスト教経由でお遍路さんというのもぶっ飛んでるなあ。

大映テレビ系の演技が、増村起源なのもよくわかりました。
443この子の名無しのお祝いに:2006/01/18(水) 21:27:30 ID:XKja2buP
「遊び」は観た?
大映テレビ色が強くて、しかし映画的な傑作だよ。
444この子の名無しのお祝いに:2006/01/18(水) 23:14:56 ID:VSsBKXwm
大映テレビの父、増村保造!!
445この子の名無しのお祝いに:2006/01/21(土) 03:08:38 ID:ssjCYEMJ
今日は「卍」を見ました。
ブニュエルも真っ青のブラックコメディ
・・・かと思いきや、最後は・・・・?????

増村と関西弁の相性というのは、どうなんでしょうね、
ちょっと微妙かも。
446この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 00:19:06 ID:1COVk/mq
明日TSUTAYA半額なんで、青空娘か最高殊勲夫人のどちらかを借りるつもりなんですが迷っております。
どちらがより、増村氏の個性が出てるんでしょうか?。
巨人と玩具、夫が見た、卍、陸軍中野学校などシリアス系ばかり観てきたので明るい増村作品を観ようと思ってます。
447この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 08:32:03 ID:/7jrXbp1
このスレには「最高殊勲夫人」好きな奴もいるみたいだが、
俺は全く駄目だった。「青空娘」のほうがまし。
448この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 10:21:28 ID:WKrwwVJn
「最高殊勲夫人」、けっこう好きだなあ。
こんなのも撮れるのか〜、職人だなあと思った。
449この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 20:27:53 ID:DRL+FBA4
「青空娘」は不幸な境遇にもめげずに前向きな爽やかおねーさん
「最高殊勲夫人」はストーリー展開で見せる爽やか路線

明るいのをお探しなら、変化球にも取れる「最高殊勲夫人」がサッパリ系統で
お薦めかな
450この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 21:27:51 ID:GFa9DFHT
「痴人の愛」

あのラストシーンで泣かない男は、もてもてさん。
号泣したオレは、もてないさん。
451この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 21:35:31 ID:7eGyMlHy
じゃあ、おれ、もてないさん。
452この子の名無しのお祝いに:2006/01/27(金) 21:50:58 ID:GMwOfn1C
痴人の愛は小沢昭一がいいよね。
馬乗りになった安田道代の太い足が、肋骨の浮いた小沢の身体にどすどすめり込むところとか、よい。
若き日の田村正和もパンツ一枚で安田道代に踏まれてますね。
453この子の名無しのお祝いに:2006/01/28(土) 00:02:47 ID:CIc9Nczj
>>447-449
thx。最高殊勲夫人を借りて来ました。
これが肌に合わなかったら青空娘をすぐ借りるということで。
454この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 01:36:10 ID:g0y5gkRG
最高殊勲夫人は踊り
そこだけ
そこだけを堪能する映画
455この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 14:52:56 ID:g0y5gkRG
ちょ、ごめん
美貌に罪ありと最高殊勲夫人があたまのなかでごっちゃになってた
456この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 15:32:49 ID:4gRwmV5+
「セックスチェック 第2の性」
「新兵隊やくざ 火線」
安田道代がいい。「セックスチャック」のセクシーなボーイッシュガールぶり。
「火線」では中国女を演じ勝新にマン毛をプレゼント。チャイニーズドレスがかわいかった。
457この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 15:52:04 ID:r9Fw4r0N
日本映画専門チャンネルでやっている「この子の七つのお祝いに」が
どういうわけかスタンダードサイズで放送されてがっくり…
なんでだ…
458この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 16:08:45 ID:HrUvg7nn
テレビ用にテレシネしたのがあったんじゃないか?
TV向けにスタンダードにトリミングされることを
意識して撮ったケースも多々あったから。

「この子〜」からさらに20年くらい前は、
劇場によっては、ビスタやシネスコが上映できなくて、
スタンダード版も上映されていたことがあるくらいだから、
古い監督は抵抗ない人も多いだろうし。
459この子の名無しのお祝いに:2006/02/09(木) 15:38:53 ID:YqObly9S
以前から若尾がらみで見てはいたけど確かに数年前
の渋谷ユーロスペースは涙あり笑いありの有意義な
時間だった
何回か通ったけどあの時の実績がDVD化に繋がって
いるんだと思うともう少しDVD化してくれと思う
460この子の名無しのお祝いに:2006/02/14(火) 18:44:16 ID:Z4EQpVp6
中原昌也は大の増村ファンで暴力温泉芸者のカセット作品で
「しびれくらげ」の玉川良一のボヤキをサンプリングしている
461この子の名無しのお祝いに:2006/02/14(火) 20:56:09 ID:Wy9fHGCf
多重録音のインディーズのあれのことか
462この子の名無しのお祝いに:2006/02/14(火) 21:39:43 ID:JY50FHJr
「妻は告白する」や「黒の試走車」他、ラストに誰それが悪いとか、綺麗な車だけど汚いとか
薄っぺらい台詞を付け足すのやめてほしい。
この監督クールじゃないね。
463この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 18:54:55 ID:jhnpb7wi
そこが魅力じゃん。何言ってんの?
464この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 21:47:26 ID:15xSYOcN
なんでスレタイにクールとあるのか分からないが、増村保造をクールとは言わないだろう。
むしろ、人間の闘いを熱く骨太の論理で描き出すのが増村監督の映画だ。
だからたまに、彼の論理を観る側に理解させるためにくどくなる傾向はあるね。
465この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 23:22:01 ID:3dc6FJu6
>>463は信者的思考停止だな。

>>464
> 人間の闘いを熱く骨太の論理で描き出すのが

「骨太の論理で」の部分を>>1は【cool/知性派】で表現しようとしたんだろうけど、
ちょっとcoolというのとは違うね。頭でっかちの情念という感じ。
466この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 01:48:03 ID:LtG4wlhk
「骨太の論理」というか、時々「骨太の台詞」になってる。
そこに野暮な面白さもあるんだけど、サスペンスやハードボイルドは向いてないね。
ああいうジャンルの映画はテクニックが全てだから。
467この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 17:17:27 ID:6eVMvXFY
つーか大映はヤボなところが売りでしょ。
セリフが立ってるし脚本が分かりやすい。
飽きさせないよね。
468この子の名無しのお祝いに:2006/02/17(金) 08:26:42 ID:kLr5ltWB
今日の深夜(実際には明日零時)から日本専門chで増村特集しますよ。
リクエスト人気作を放送するそうで好きな映画入ってるかなと期待。
469この子の名無しのお祝いに:2006/02/17(金) 08:31:55 ID:xDrz8fpJ
>>468
http://www.nihon-eiga.com/0602/0602_05.html

00:00巨人と玩具
01:45シネマホリック#344「好きだ、」...
02:00刺青(いれずみ)
03:30卍(まんじ)
470この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 02:40:04 ID:h1xdqyqm
>>457-458
他スレにも書いたが、70〜80年代に掛けての映画は、当初からビスタ・スタンダード双方で
映写可能なように撮影されていることも多い。
※ビスタ用のレンズがまだ無かった劇場もあった為の処置。

あるいは、TV放映はどうせスタンダードなので、初めからその構図を意識して撮
影していた可能性もある。つまり「ビスタの方が正しい」とは必ずしも言い切れないってこと。
471この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 03:05:35 ID:HA5dVM59
>>470
めちゃガイシュツやん
472この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 03:30:56 ID:VLI+l3Mk
『巨人と玩具』さっき見ました。
ラストで川口浩がおもちゃの宇宙服を着て町を練り歩くシーン、
とてもシュールでしたね。
でも、一晩中(朝まで)増村作品を見るのってとても疲れる・・・。
473この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 05:53:39 ID:O45EwbW2
>>472
数年前のレトロスペクティブの時は一日5本観てたよ。
失業中で暇だったもんで・・・。
474この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 19:13:01 ID:Uh3Lejah
あそこは気軽に見れるのはいいけど食べ物とか飲み物
とかトイレはどうだったっけな
475この子の名無しのお祝いに:2006/02/19(日) 01:06:36 ID:9iH3EySN
476この子の名無しのお祝いに:2006/02/19(日) 18:02:17 ID:ZDxEw4W7
渋谷の桜ヶ丘の方の坂の途中にあるユーロスペース
477この子の名無しのお祝いに:2006/03/02(木) 20:50:00 ID:HW97aEsn
キネ旬20位以内の増村作品
1957年 くちづけ 20位
1958年 巨人と玩具 10位
1960年 偽大学生 15位
1961年 妻は告白する 17位
1965年 清作の妻 11位
      兵隊やくざ 13位
1967年 華岡清洲の妻 5位
1970年 でんきくらげ 19位
1971年 遊び 16位
1976年 大地の子守歌 3位
1978年 曾根崎心中 2位
478この子の名無しのお祝いに:2006/03/04(土) 17:41:12 ID:zKiNHw1E

くだらん
479この子の名無しのお祝いに:2006/03/04(土) 21:15:29 ID:tYc/lK+g
あんたのレスよりはおもしろい。

いかにもって感じの評価だね。
480この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 00:04:32 ID:Im+2styE
晩飯食いながら「遊び」を見たが、死ぬほど飯がまずくなりました
481この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 00:14:05 ID:hQ9mK4ng
あー、蟹江の手淫か
482この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 01:04:21 ID:Im+2styE
そのシーンもだけど、最初から最後まで延々とどん底の人生描写が続くのがキツかったです
483この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 08:10:00 ID:nX0sRmJo
遊びはあんなに貧乏なのにシャワー浴びる関根恵子の肌の水着のあとはヘンという意見もあった。
484この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 09:21:13 ID:hQ9mK4ng
>>482
ラブホテル入ってからは弾けてるやん。
あれも貧乏臭くていや?
485この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 12:13:27 ID:yN63XA9I
>>484
終盤は辛くないけど、セクースするときの「姉ちゃんの分も・・・!」で暗澹たる気分になりますた
486この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 12:25:37 ID:hQ9mK4ng
あー、それは分かるような気がするw
487通りすがり:2006/03/06(月) 13:00:57 ID:Rkctnubo
『偽大学生』が放映されないのはがっかりだなー。
原作者の許可ってそんなに重要なのか?つーか、なんで許可しないのか理由が知りたい。
488この子の名無しのお祝いに:2006/03/06(月) 13:25:00 ID:MWqDKSAP
著作者の権利です。契約で譲渡してない限り。
489この子の名無しのお祝いに:2006/03/06(月) 14:05:32 ID:7CimfdQH
大江はいいかげんにしろ
490この子の名無しのお祝いに:2006/03/06(月) 14:09:12 ID:7CimfdQH
しかし原作者の許諾なんて法的にはいらないだろ。
映画化権を与えた段階で、そのあとは自動的にクリアされると思うが。
裁判でも起こさないかぎり。
大江に文句言われて、びびったやつがいて、封印しなくてもいいのに封印してるだけじゃないのか。

491この子の名無しのお祝いに:2006/03/06(月) 14:39:09 ID:MWqDKSAP
上映権と放送権は別なんですよ。
昔は放送する気なんてなかったわけです、映画会社は。

ちなみに"映画化権"なんてものはないです。
492この子の名無しのお祝いに:2006/03/06(月) 21:21:34 ID:HlUaKLLT
>>487
大江はクズですから、あんなのにノーベルくれてやったのが間違い。  ますます調子ぶっこいてる
493この子の名無しのお祝いに:2006/03/06(月) 23:42:59 ID:VHWOlciE
>>491
上映は大江の許可なしにできるってことでしょうか?
実際、大阪の映画館の特集上映で数年前にかかってましたが・・・

私はそのときに見ましたが、かなりエラいことになってる(良い意味で)作品でしたな。
映画の出来の強烈さゆえに、作者が封印したがってるのだろうか?
しかし、原作の「偽証の時」じたいも現行の文庫本等には収録されていなくて、過去の全集でしか
読めない状況だから、原作ともども封印したいのかも・・・
494この子の名無しのお祝いに:2006/03/07(火) 00:47:52 ID:2x+HNbCy
昔は上映権だけ契約していたんです。
著作権は種々の権利の集合で個別に売れるんです。

大江は大島渚の「飼育」も公開当時批判している。
けどこっちはDVDにもなっているし、頒布権を認めたんでしょうね。
# 放送されたことがあるかどうかは知らない。

そして「飼育」の後は、義理の兄弟である伊丹十三「静かな生活」(1995)以外に
映画化を認めてない。まあ死ねば遺族が認めると思いますが。
495この子の名無しのお祝いに:2006/03/07(火) 01:29:03 ID:6cEhLKWz
「偽大学生」はぜひDVD化してほしいな。
映画見た後に原作読んだけど、原作では映画の凄まじい展開のラストはなく、その手前で
話が終わってる。
改めて増村らはすごいと思った
496この子の名無しのお祝いに:2006/03/07(火) 09:34:17 ID:ogUTAFZp
大江の小説は古井由吉と同じく凄いものだとは思うが、まあ人格は…
自分の人格も大したものじゃないからあまり非難出来たものじゃないけどw
494さんが言うように大江が亡くなれば見やすくなるでしょう。
ところで日専CHでは『エデンの園』(題名うろ覚え)も
放送されなかった気が。わたしが見ていないだけでしょうか?
497この子の名無しのお祝いに:2006/03/08(水) 23:20:45 ID:OIcxgP69
去年『偽大学生』を新文芸坐で観られたのはもしかしてラッキーだったのかな?
ジェリー藤尾ってすごい役者ですね。
498この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 00:20:59 ID:PUW50x8l
ジェリー藤尾の個性が強烈に出た作品だね。

面白いのが、増村監督は『偽大学生』について「全学連賛成映画だ」と語ってること。日本の社会にはこういう意志と力が必要なんだ、たとえそれが悪と言われても、と。『偽大学生』を素直に観るととてもそうとは受け取れないけどね。

増村さんのこういう考えは、『巨人と玩具』『氾濫』『闇を横切れ』などにも出てる。
この辺りが大江とは相いれないんだろうね。大江の『遅れてきた青年』とかと較べるとよくわかる。
499この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 01:23:03 ID:5fE4UYZm
>>497
> ジェリー藤尾ってすごい役者ですね。

すごい役者というか、ナイフが得意の武器というモノホンの愚連隊です。
本当にどうもありがとうございました。
500この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 23:30:56 ID:SPxGZedh
あの映画、完全にジェリー藤尾が主役だな。

どうでもいいが「黒の試走車」も高松英郎が実質主役だとオモタ
501この子の名無しのお祝いに:2006/03/10(金) 00:42:49 ID:BXS6LLUj
↑実際『巨人と玩具』もヒデロー主演作。

>>497
ジェリーはユリ・ゲラーばりの超能力の持ち主だって知ってました?
502この子の名無しのお祝いに:2006/03/10(金) 00:56:33 ID:W4KZHv2L
>ジェリーはユリ・ゲラーばりの超能力の持ち主だって知ってました?
インチキやって「スプーンが曲がりました!」ってやつだな。
ラジオで「曲がっとるのはおまえの根性じゃ!」と突っ込まれててワラタ
503この子の名無しのお祝いに:2006/03/10(金) 02:08:33 ID:RsUmOFYF
>>477
評論家を批判したから、そういう評価になったんじゃね?w
504この子の名無しのお祝いに:2006/03/11(土) 01:31:53 ID:2VHNqxfr
10数年前になるけれども、仏語字幕付きの『偽大学生』がいくつかの名画座でかかっていたね。16mm版だと思うが。
高田馬場のACTとか、大井武蔵野とか。
505この子の名無しのお祝いに:2006/03/11(土) 16:47:21 ID:8Qbd/8Sm
477
これは増村に限ることではない。大体が後に評価が高まる。いかに映画評論家の評価が当てにならないか。
506この子の名無しのお祝いに:2006/03/11(土) 22:22:27 ID:PhX5zuz+
当てにならないといっても、まあ好評価だし、
変遷も当初一部の人が注目、後に多くに支持されているってことに過ぎないから、
キーキー言うほどのことでもないのでは?

「卍」「刺青」「赤い天使」「黒の〜」がないのもキネ旬らしい。

それでもベスト10のラインナップの中で見たら、
いくらなんでもそれはないだろうというのが上位にあって腹立つだろうけどw
507この子の名無しのお祝いに:2006/03/12(日) 10:53:59 ID:mYsWOA+x
篠田正浩は増村をヌーヴェルバーグの鉄砲玉と評した。増村がいなければ松竹ヌーヴェルバーグも全然違ったものになっていただろうと。「増村さんには映画の革命的ロジックがありました」と語っていた。
508この子の名無しのお祝いに:2006/03/12(日) 11:08:13 ID:36BsT2tM
何でも否定の大島渚でさえそうだった。
509この子の名無しのお祝いに:2006/03/12(日) 11:18:00 ID:m86HClgq
小津、木下が神様だった時代、増村の登場が若手映画人に与えた衝撃は相当なものだったようだ。まさに突破口をあけてくれたという気持ちだったらしい。
510この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 20:58:25 ID:mjiJUJFR
初期大島は増村の模倣にすぎない
と言ったのは白坂依志夫だっけ
511この子の名無しのお祝いに:2006/03/14(火) 03:02:08 ID:i0ni1hJc
っていうのも、今から見れば全くの見当違いだけどね。
大いに触発されたのは間違いないけれど。
512この子の名無しのお祝いに:2006/03/14(火) 21:54:04 ID:H0xoO6Z0
先日、吉井怜で「刺青」が公開されたが、今度は井口昇監督が秋桜子で卍を映画化したそうだ。また氷壁やちょっと前には華岡清洲のドラマ化などの現象は変則的な増村ブームといえるんではないかな。多分これらの企画者は増村を見てアイデアをえたんじゃないのか。
513この子の名無しのお祝いに:2006/03/21(火) 20:41:53 ID:chA+d+67
井口昇監督卍インタビュー
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4280.html

増村版を軽くdisしてる
514この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 00:08:37 ID:z2hfPSzl
>513
ありがと。どうせ原作をdigったわけでもないくせに。
っつうか、こんな映画秘宝御用達の監督の作品なんか最初から観る気なかったけど、
インタビュー読んで決定的になったわ。
なぜ増村版卍が40年以上前の作品にも関わらず鑑賞され続けるのか、
井口と内輪意識丸出しのインタビュアー共々、ちったぁ考えろ。
515この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 02:13:54 ID:IknsXVZq
>513
ざっと縦読みしたけど、なんか馴れ合いのチープな内容の記事だね
読んでるこっちが恥ずかしい

これが増村存命の当時から見た21世紀初頭の日本の映画界の現状なんかね?
いかに当時の相対的レベルが高かったのか改めてわかったよ
こんなヤツにリメイクされて、天国でさぞかし嘆いてるだろう

行定某をはじめ、この世代の監督はツメが甘いよな
それを変にメディアが持ち上げ、本人も偉大になったつもりの勘違い系となる
516この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 03:47:48 ID:sotxd455
>>512
>多分これらの企画者は増村を見てアイデアをえたんじゃないのか。

恐らくはそうでしょうね。そうでもなければ今さら「氷壁」をやろうとは思わないでしょ?
今年あたり、昼ドラで「暖流」をやるような気がするんですが。

>>514-515
そら、井口ふぜいを持ち上げる奴がいるから駄目なんです。
517この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 04:33:13 ID:IbTBvqmr
>>513
言ってはいけない事かと思いますが
監督のご尊顔を拝見し
観る気が失せてしまいました
518この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 22:37:04 ID:HtVOs5e6
遺族は簡単に映画化認めたらいかんよ・・・
519この子の名無しのお祝いに:2006/03/23(木) 16:35:07 ID:WsVYjmpT
井口某には横山博人版がお似合いだよ
520この子の名無しのお祝いに:2006/03/23(木) 16:44:36 ID:+hIHIQP4
>>512 >>516
井上靖は生誕百年絡みということも考えられる。来年のNHK大河ドラマは「風林火山」だし。
まあ、映像化にあたって、当然、増村映画も参考にしているのは当然だろうけど。

春樹事務所も「大和」に続いて井上靖の「蒼き狼」を映画化すると発表していたが、
これは結局遺族が許可しなかったということで、春樹と仲のいい森村誠一の原作になった。
521この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 04:05:38 ID:W46suDt8
>>520
スレ違いだが、「蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜」は、当初、井上靖の「蒼き狼」
と森村誠一の「地果て海尽きるまで」の2つを底本に使うと言っていたのに、
話が違ってきていますね。結局は井上の原作の方は使わないようだ。

タイトルだけ残っていますが、これは題名には著作権は無いため。恐らく、実
際は原作に使わないのにタイトルだけ残っているのはおかしいので、後で映画の題名は
「蒼き狼」を外して若干変更されると思います。
522この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 08:20:03 ID:WwFqHU3B
横山版の卍はまるでつまんなかったな
523この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 09:05:03 ID:cGJ2NG4X
「卍」は面白い題材なのに増村版がすごすぎるんで後続はきついでしょ
時代背景濃厚な話だから、やり方に工夫も必要だし。
524この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 12:44:41 ID:6lEL2NMm
篠田正浩は、増村が卍映画化にあたって発表した論文を読んで本当に感動したと書いていたことがあった。
525この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 23:46:21 ID:4WQBhomi
増村をプロデュースした偉大なプロデューサー・藤井浩明さんも
何をトチ狂ったのか、行定某に三島原作を映画化させてしまった。
増村も天国で激怒しているに違いない。
526この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 23:52:04 ID:NfeWwJID
>>521
当初は井上原作でいくつもりだった模様。でも遺族から断られたらしく、結局、
森村原作でいくと言われた澤井監督は、「ハナシが違う。井上靖だというから引き受けたけどなあ」とコボしているとか。

「蒼き狼」はもともとチンギス・ハンが生まれたとき、蒼き狼と呼ばれた蒙古民族の英雄の血を引く、
と呼ばれたことに由来するみたい。だから、このままの題名でいくのでは。
配給は松竹になるそうです。こっちもスレ違いスマン。
527この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 00:59:06 ID:U0zPH5JX
>>525
「春の雪」は、どこから出てきた企画なのか不明なんですが、恐らく、藤井さん主導の企画では
ないと思う。最近は邦画の制作形態が複雑で、具体的な主導権がどこにあったのかが
クレジットだけでは分からないんですが。藤井氏は三島家との繋ぎ役ではないかな?
若尾と岸田を入れたのは藤井氏でしょうけど。藤井さん、いい人なんだけどね。残念ながらもうそんなに力はないでしょう。

>>526
制作発表時は、井上・森村原作を2つ使うと言っていましたよ。結局は井上の名前は
外したみたいですね。春樹はギリギリまで使いたかったのでしょう。
ガイシュツですが、増村も「蒼き狼」は考えていたようですね。TVでは加藤剛主演で
80年にやったことがあるんですが(監督は森崎東・原田隆司)
528この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 01:06:37 ID:U0zPH5JX
>恐らく、藤井さん主導の企画ではないと思う。

付記しますと、藤井氏は「豊饒の海」四部作を制作したいと仰ってますけど、
実際の「春の雪」企画過程で、氏にそんなに権限があったとは思えない、ということです。

ひょっとすると、出資社グループに外から企画を持ち込んだのは氏かもしれませんけど、
実際にそんなに口出し出来たとも思えないんですよ。
まあ、ああいう業界は関わった人はみんな「俺がやった」という話にしてしまうんだけどね。
529この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 17:45:18 ID:VIXKa73x
若尾文子の銀幕復帰は藤井Pなしではあり得なかった筈
530この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 19:23:11 ID:K8eBT/m5
増村は大部屋やエキストラをゴミ扱いするので評判悪かった
人間をゴミ扱いしてまで撮るほどの映画とも思えませんが
531この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 21:03:25 ID:LXfqC7Jz
>>530
俳優は主役でもゴミ扱いしてたような・・・
三島由紀夫なんかも、随分手ひどい扱い受けたらしい。
で、こわれてきた所を撮るとかね。
532この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 23:19:21 ID:+Xy+80HW
それ以前に週刊誌レベルの噂話を真に受けるなと
533この子の名無しのお祝いに:2006/03/26(日) 08:16:44 ID:SwjD4iay
『巨人と玩具』で、大映の大部屋俳優を大企業の幹部役で多数起用したが
実に見事に使っていたもんだ。
534この子の名無しのお祝いに:2006/03/26(日) 17:55:44 ID:dJou8mE3
>>533
そりゃ現場では>>530みたいなキツい言い方もしただろうけど、そういう端役
俳優を活かしてくれる監督でもあったんだけどね。

>>531
そりゃ、そのままじゃタレントとして使い物にならんもん。ただ、あの映画が
意地悪なのは、主役がちっともカッコ良く見えない点。三島本人はどう思ったことだろう?
535この子の名無しのお祝いに:2006/03/26(日) 20:00:46 ID:pKLU5amj
けど三島の演技見られるようになっているから、
良く言われているように、本人も満足して、増村に感謝していたのだろう。
536この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 08:54:33 ID:d2pHvT7+
>本人も満足して、増村に感謝していたのだろう。

三島自身そのようなことをエッセイで書いていたかと。
「からっ風野郎」の主題歌の作曲が三島の盟友・深沢七郎だと知って
期待してビデオを見たら使われてなくてガッカリした。
映画の雰囲気をぶち壊す歌唱力だったのか?wそれはそれでご愛嬌だと思うが。
537この子の名無しのお祝いに:2006/03/28(火) 01:06:53 ID:XA0Vq1oU
>535
内心やりすぎたかなあとは思っていたらしいが、三島家を訪問した際、
父上に「息子は増村さんに演出してもらって幸せ者です」とか言われて
ものすごく感激したらしい。
538野添和子:2006/04/11(火) 23:41:29 ID:JOTqO5lG
5月にTBSチャンネルで「松本清張・黒い福音」がオンエアされますね!
実際に起こったスチュワーデス殺しの話を脚本の新藤兼人に「あなたこれを本当に書くんですね」と増村監督が仰ったそうです。
音楽は坂田晃一、監督名は増村保造と國原俊明。
今頃増っさんは富本壮吉や井上芳夫らと大映時代の思い出を語り合っているんでしょうね・・・

539この子の名無しのお祝いに:2006/04/12(水) 21:26:45 ID:VZtaTQEP
スチュワーデス殺しって大映も映画化してなかったっけ。
「白か黒か」とかいうタイトルの田宮二郎主演作。
それとは別の事件?
540野添和子:2006/04/12(水) 22:49:16 ID:n/IhqqBX
>>539
それは判らないが「黒い福音」は前年に「スチュワーデス物語」(原作は深田祐介)で
スチュワーデスを虐め抜いた役柄だった片平なぎさが殺されたスチュワーデスを演じかなり濃厚なベッドシーンが話題になった。
541この子の名無しのお祝いに:2006/04/14(金) 20:45:36 ID:7Rcrnjsf
遺作「黒い福音」ついに降臨ですか
待ち遠しい!

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1071.html
542この子の名無しのお祝いに:2006/04/17(月) 21:27:13 ID:hD/HZJhX
この事件は熊井啓の「日本列島」でも扱われていた事件だった気がする。
543539:2006/04/17(月) 23:06:03 ID:uxSgxyAy
大映で映画化されたってのは↓です。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD26414/index.html?flash=1

田山力哉の本を読むと、撮影妨害でロケバスが事故りそうになったりして
スタッフ・出演者ともかなり危険な目にあったそうな
544この子の名無しのお祝いに:2006/04/18(火) 01:09:12 ID:RYoC6vZW
>>540
リアルタイムで録画したの持ってます。
白人神父との濡れ場が2回。
終盤にレイプ1回。
545この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 14:57:19 ID:AQq86IpH
5月TBSチャンネル
富本壮吉監督「秘められた関係」原作・清水一行 主演・梶芽衣子、露口茂
井上芳夫監督「人妻三人密会の宿」出演・沢田亜矢子、目黒祐樹
546この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 20:24:28 ID:vh1yL9ES
曽根崎心中は何故DVD化されんかね
547この子の名無しのお祝いに:2006/04/27(木) 02:34:36 ID:2D24KUc0
大地の子守唄もね。多分権利関係がクリアしないんでは?
548この子の名無しのお祝いに:2006/04/27(木) 03:15:47 ID:lnDW+uUR
増村保造といえば知性派というより痴性派としか感じないが。
痴人の愛の安田道代はいやらしくて良かったなあ。
お友達のキッスってエロの極地だよな。
549この子の名無しのお祝いに:2006/04/27(木) 13:21:38 ID:a8/5vtNS
>548
坊や、青臭いコメント書いてないでもっと人生経験して年齢を経てから見直してみ
550この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 01:06:24 ID:RWxn8B6F
うーん自分では何も創造できないのに素人がコメントというのもなー?
関川君みたいだしな。情けないよな。
551この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 02:52:21 ID:NIZyTcNz
↑おまえもなー
552この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 06:07:13 ID:ScGvVpzR
いよいよ本日放映!TBSチャンネル「松本清張・黒い福音」
553この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 09:33:20 ID:UDezVypr
脚本は新藤兼人か…

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1071.html
【初回】5/4(木)12:05〜14:10
【再】5/23(火)12:00〜14:05
6月放送予定
554この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 02:44:49 ID:nlfnatf4
「兵隊やくざ」と「盲獣」見ますた
555この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 21:17:55 ID:AZkhYGX3
井口版卍をレンタルで見る。
学芸会。
荒川良々だけは川津祐介に拮抗する好演。
556この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 07:42:58 ID:GMg8wv2D
荒川良々の「青春残酷物語」
557この子の名無しのお祝いに:2006/05/18(木) 15:51:52 ID:1T3i2stN
>>555
あのカツラずるいw
558この子の名無しのお祝いに:2006/05/18(木) 16:11:13 ID:kNsGMyBc
荒川は何の役で出てるの?
まさかレズの片割れの夫の役?
559この子の名無しのお祝いに:2006/05/18(木) 17:15:16 ID:1T3i2stN
川津祐介が演った綿貫でんがな
560この子の名無しのお祝いに:2006/05/18(木) 18:13:46 ID:kNsGMyBc
俺が見たのは樋口&高瀬版だからなあ
561この子の名無しのお祝いに:2006/05/18(木) 20:26:43 ID:8MprS92Z
増村とも縁の深い田村高廣氏が亡くなったね…。
合掌。
562この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 00:44:34 ID:ve3JsN4R
兵隊やくざが見たくなった
563この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 01:30:25 ID:PJMNd648
俺にとって「この子の七つのお祝いに」が印象深い。岸田今日子の怪演ぶりは凄すぎ。娘に「お父さんは悪い人だから、必ず復讐してね」と言うあたりは小学生の時に観て怖かった。増村保造という人をこの作品で知りました
564伏犬:2006/05/19(金) 08:22:04 ID:U0ETbloB
「赤い天使」の若尾文子は良い看護婦なんでしょうか 顔だけ見てると
良い看護婦だけど やってることが少し大胆すぎないかなとも でも映画は
面白かった 当時は成人映画だったから見たのは随分後になります
565この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 08:39:57 ID:za4ZWAjh
戦場だし…
566この子の名無しのお祝いに:2006/05/19(金) 18:29:46 ID:gPmCpxLt
田村高広を偲ぶためにも「清作の妻」をDVD化してほしい
567この子の名無しのお祝いに:2006/05/20(土) 12:24:28 ID:2IQJd1QW
DVD「張込み」のジャケをまともにして欲しい
568この子の名無しのお祝いに:2006/05/20(土) 23:45:38 ID:QQJIy7T/
>>563
俺もあれは子供の頃テレビで見てすごく怖かった。
針で写真を突くのとか・・・
569この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 16:33:33 ID:0u3Wvwiz
来週、28日に「清作の妻」がフィルムセンターで上映されるぞ
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2006-04-05/nittei.html
570この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 19:34:13 ID:PyiNJH3Y
鹿島茂の「甦る昭和脇役名画館」を読んでいたら『兵隊やくざ』に触れてた
「田村高廣は自分では暴力は嫌いと言いながら、勝新の暴力は黙認する利用主義者」
「実現不可能な奇麗事を並べているだけで、自分では軍隊に一切反逆せず
汚れた仕事は全て勝新に代行させている」
「戦後左翼インテリの典型で、増村が批判的に描いても虫酸が走る」こう書いてた
増村は有田上等兵を批判的に描いていたかな?
571この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 20:01:20 ID:m6slz+9r
まあ、映画ですから
572この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 22:47:26 ID:ZM//+PiM
>>570
なんというか・・・
よくもまあそんなひねくれた物の見方ができるなと呆れる映画評ですな・・・
573この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 23:09:28 ID:m6slz+9r
鹿島こそインテリの典型じゃ
574この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 23:16:47 ID:m6slz+9r
一昔前のツービートの
「水戸黄門が最初から肛門出して出てくれば村人は誰も死ななくて済むのに」
っていうネタを今頃になってやってるって感じだよな。
ようするに、こいつの言ってる図式に沿って言えば
ツービート=勝新、鹿島=田村=有田上等兵
ってことになるな。
ヤクザなヤツのラジカルな発言の尻馬にのって
偉そうな事を言ってるわけだから
575この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 23:17:56 ID:m6slz+9r
× 肛門
○ 印籠
576この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 23:43:04 ID:nrbKp1Lr
虫酸が走るとまではおもわんけど、
田村高廣はちょっといい人に演じすぎかなあと俺も思ってたよん。
577この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 03:14:07 ID:R1XTlh1B
まあ、昔風の左翼インテリのイメージはあるけど
そこはファンタジーとして見リャいいんで
鹿島のように過剰反応するのは、
自分がまだその域から抜け出せてないゆえの同属嫌悪と思われ
578この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 09:35:55 ID:xRVKxQEv
鹿島ってどちらかというと福田和也なんかとつるんでる保守オヤジでしょ。
過去は知らんが。
だから戦後左翼風インテリ嫌悪が先走ってそう書いたのかとw

田村は勝新を利用してたかな?
どちらかというと田村が勝新の豪気さに影響されて
単なる青白いインテリ男から脱皮・変貌していった
と個人的に見たんだけど。
鹿島は「一切反逆せず」と書いたようだけど田村も上官に何度も
殴られるし一作目のラストでは一緒に軍隊から逃走するし
ちゃんと映画見て書いたのかね?
579この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 22:21:09 ID:meG21fxl
増村についてよく書いてる(鹿島と面識もある)関川夏央は真逆の意見だけどなぁ
有田上等兵の勇気と巧緻と柔軟さは忘れがたい、なんて書いてる
田村高廣について、歳月は流れてもまるで変わらない、老いた青年のようだった
この書き方には妙に納得してしまった
580この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 06:51:26 ID:4QaklwpS

正和とタケシでリメイク。監督は、森田
どう?
581この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 21:12:24 ID:xflHfW5X
6月はWOWOWで若尾文子特集だね。
4日  氾濫
11日 赤い天使
18日 清作の妻
25日 爛
582この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 19:32:03 ID:SUgtKbnu
『曾根崎心中』見たけどパワフルだなぁ
梶芽衣子、一点を見つめて瞬きせず微動だにしない
583この子の名無しのお祝いに:2006/05/29(月) 05:03:32 ID:L0TFTAUp
タイトルだけあって最期の心中シーン、引っ張る引っ張るw

龍童の音楽が風化しててもったいないかなー
584この子の名無しのお祝いに:2006/05/30(火) 18:07:52 ID:wzwA+3EK
近松門左衛門原作ものが好きでまだ3作品しか観てないのだが、

近松物語(溝口)>>曽根崎心中>>>>>>>>>>>>>女殺油地獄(五社)

篠田は何度もだまされとっくに愛想が尽きてるんで「心中天網島」「鑓の権三」は
期待できないが、宮川カメラの「鍵〜」は観てみたい気がする
(観た人感想聞かせて下さい)

やはり溝口クラスにいくにはさすがの増村でも厳しいのだろうか?
585この子の名無しのお祝いに:2006/05/30(火) 20:45:29 ID:rf+jM67k
「曽根崎心中」は、そんなに「近松物語」と比較して遜色ないと思っている。
近松物語≧曽根崎心中>浪花の恋の物語>心中天網島>>>>>鑓の権三
586この子の名無しのお祝いに:2006/05/30(火) 21:17:47 ID:mR31z4Aj
>>584
完全スレ違いだが「心中天網島」「鑓の権三」はいい。
「鑓の権三」は郷ひろみ、岩下志麻、河原崎長一郎がすばらしい。
他にも加藤治子、大滝秀治、三宅邦子、浜村純、小沢昭一と素晴らしいキャスティング。

それから「心中天網島」にインスパイヤされた
野坂昭如「心中弁天島」が原作の「遊び」はいい!
関根恵子最高「こ、こぉ?」
587この子の名無しのお祝いに:2006/06/03(土) 02:53:37 ID:w6C5BGVY
ラピュタ阿佐ヶ谷で「不敵な男」と「青空娘」上映されるな
588この子の名無しのお祝いに:2006/06/03(土) 04:32:23 ID:o0KjDU5C
久々に「刺青」観た

監督×文子×脚本×カメラ×照明×美術

濃度濃くって満足したっす
589この子の名無しのお祝いに:2006/06/05(月) 22:15:00 ID:bh4mVcLP
×がペケに見える。
590この子の名無しのお祝いに:2006/06/06(火) 05:29:45 ID:hxqMNH71
「好色一代男」の中村玉緒のれいーぷシーン
胸元ガバッとやられてちっちゃなB地区見えてるの発見〜!
スローならモロだけど、瞬間だから当時は編集でわかっててスルー?
591この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 08:41:56 ID:QxffSZAN
>>586
「鑓の権三」観た
雰囲気もよく、トータルで点数高いはずなのに随所が助長すぎ&説明しすぎ
郷ひろみもおさえていてまぁ及第点

このすごいスタッフで別監督で観たかったよ
テイストからして市川コンなら文句なく凄い作品になってたんじゃない?
592この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 12:37:38 ID:s/GpWQh4
「助長」→「冗長」かな。
けど篠田だから集まるわけであって…
593この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 21:44:27 ID:QxffSZAN
>592
ありがとさん
まぁ、確かにそうなんだろうけどね
岩下志麻は独特な魅力、田中美佐子は別に乳出さなくてもよかろうに
だったら志麻も出せって感じだけど、さすがに奥さんはイヤなのかねー
どうでもいいけど、ずっと「かぎのごんぞう」と思ってたよ
「やりのごんざ」だったのね、おバカでしたw

スレ違い失礼!
594この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 07:47:55 ID:BobtfmcF
「動脈列特」ようやくみたよ
サスペンスだけど、印象としては別に増村じゃなくてもよかったような‥
後期にいくにしたがってドラマつくりで「愚図でのろまな亀‥」的要素が
強くなっていくね
やっぱ中期の若尾さん主演の頃が一番好きかなぁ
この頃は映画自体に艶があってぐいぐい引っ張り最期にパーンと突き飛ばす勢いがある
595この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 08:49:42 ID:C4e7za4o
増村は企画力がないんじゃないかな。
与えられた企画を磨くのは得意だけど。
596この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 14:43:56 ID:jzbBShrz
動画upしました
3分割した前半約33分です
音楽 1/3 原作 三島由紀夫 脚本 監督 増村保造.zip
http://www.774.cc:8000/upload-pro/all.html?1151470662
597この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 16:39:09 ID:GFEbwXqQ
音楽、原作読んだことあるな。
映画のほうも、北海道に住んでたときに
深夜放送やってた
598この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 00:02:06 ID:2F6/jrVe
「からっ風野郎」の原作って、何て小説?
今、刊行物で読めるの?
599この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 01:59:08 ID:D/qA2sza
空っ風ってことは上州がらみの話?
600この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 02:31:44 ID:D/qA2sza
600げっと?
清作の妻」はやたら好評だね
601この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 04:01:36 ID:AyGIn3aG
先生、あたし音楽が聞こえないんです‥
602この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 10:30:52 ID:DncyNvVd
>>596の動画
いただきますた。 やっぱり面白いわ ハアハア
603この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 17:13:36 ID:GXZvFvr+
華岡青洲の妻もDVD化されるんだね。
今年のDVD界はナツ邦の当たり年かな。
604この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 18:46:50 ID:AyGIn3aG
「華岡青洲の妻」の音楽が全体の張り詰めた雰囲気を倍増していていい!
凸の眉がなくてもいい!
605この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 19:30:19 ID:NkPzQNZh
>>596
続きも見せてくれるの?
606この子の名無しのお祝いに:2006/07/01(土) 22:34:24 ID:skS7nAmr
http://that4.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1151699816/l50
増村作品でもお馴染み、安田(大楠)道代スレ↑
607この子の名無しのお祝いに:2006/07/05(水) 23:04:28 ID:/qJbI1Sr
明日、新文芸座で「偽大学生」が上映されるぞ
608この子の名無しのお祝いに:2006/07/06(木) 01:47:09 ID:dQ3jA3TO
ビシバシDVD化して、売りまくってくれ
609この子の名無しのお祝いに:2006/07/07(金) 23:30:05 ID:4ChCuzFr
過去ログでも話題になったけど、「偽大学生」は大江が生きているうちは
商品化は無理でしょうな。
610この子の名無しのお祝いに:2006/08/10(木) 23:15:54 ID:68gCb12a
611この子の名無しのお祝いに:2006/08/28(月) 18:34:21 ID:1CaLYEuZ
最高殊勲夫人も秋にDVD。嬉しい。
612この子の名無しのお祝いに:2006/09/04(月) 21:43:18 ID:yvLub/nQ
落ちそうなのでage
613この子の名無しのお祝いに:2006/09/05(火) 00:58:28 ID:785ZHV8D
>>610
最初は古臭いかな、と思ったらどうしてなかなか。見て損はなかった。
614この子の名無しのお祝いに :2006/09/05(火) 20:46:38 ID:VCnqRKZ7
DVD3本購入。
黒の試走車
セックスチェック
清作

リリースラッシュってなんか理由があるの?
615この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 09:57:04 ID:x0dmuck0
高槻松竹セントラルで『盲獣』『この子の七つのお祝いに』上映
616この子の名無しのお祝いに:2006/09/20(水) 20:34:19 ID:DaAZW3Fr
>>614
思うに次世代DVD移行前にマニアに現行DVDを売りつけようという魂胆
ではないだろうか。
次世代でまた「清作の妻」とかが出たら嬉しいのか悲しいのか・・・
と思っているうちに次次世代が来そう・・・
617この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 16:49:46 ID:7IU9qEdy
「華岡青洲の妻」初めて観た。おもしろー。
618この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 21:12:49 ID:e8Ir2C7k
デコとアヤのバトルと林光の音楽がいいよな
619この子の名無しのお祝いに:2006/09/23(土) 21:39:44 ID:i6ZbgAtC
俺はあんまりバトルが描けてないように思うんだよな。
華岡青洲を雷蔵じゃなくて、もう少し弱い配役にした方が良かった気がする。
冒頭が良かっただけに残念。
620この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 00:26:33 ID:irNMZn2r
幼少時、NHKで放映されてるのを偶然観たときは手術シーンにひいた。
621この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 01:28:16 ID:zF5LJWLD
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html
10/14(土)〜27(金) 日本映画検証(7) 大映映画の鬼才 増村保造
10/14(土)
くちづけ(1957/大映)
巨人と玩具(1958/大映)
15(日)
暖流(1957/大映)
氷壁(1958/大映)
16(月)
黒の試走車〈テストカー〉(1962/大映)
大悪党(1968/大映)
17(火)
足にさわった女(1960/大映)
女の一生(1962/大映)
18(水)
爛〈ただれ〉(1962/大映)
「女の小箱」より 夫が見た(1964/大映)
19(木)
闇を横切れ(1959/大映)
からっ風野郎(1960/大映)
20(金)
青空娘(1957/大映)
最高殊勲夫人(1959/大映)
21(土)
好色一代男(1961/大映)
妻は告白する(1961/大映)
22(日)
陸軍中野学校(1966/大映)
華岡青洲の妻(1967/大映)
23(月)
卍〈まんじ〉(1964/大映)
刺青〈いれずみ〉(1966/大映)
24(火)
清作の妻(1965/大映)
赤い天使(1966/大映)
25(水)
妻二人(1967/大映)
痴人の愛(1967/大映)
26(木)
千羽鶴(1969/大映)
女体〈じょたい〉(1969/大映)
27(金)でんきくらげ(1970/大映)
しびれくらげ(1970/大映)
622この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 08:30:54 ID:bsw34MZw
>>621
いいなあ。関西でも上映して欲しい。
623この子の名無しのお祝いに :2006/09/25(月) 18:54:27 ID:Rh7w/Nlx
やや子ができました
624この子の名無しのお祝いに:2006/09/25(月) 20:20:04 ID:WqprvEZf
>>619
あはは、なるほどね。船越英二あたりでどう?
625この子の名無しのお祝いに:2006/09/27(水) 17:05:42 ID:ksLipgPi
セックスチェックって、渋谷のシネマヴェーラで上映されたんですけど爆笑の連続。
奇形人間よりも断然盛り上がってたよ。
新文芸座では上映されないし、もう馬鹿映画のカテゴリに入っているな(ひょっとして黒歴史?)。
何でキネ旬ベスト10にほとんどランクインしていないのか不思議でならない
626この子の名無しのお祝いに:2006/09/27(水) 21:34:30 ID:GtF5+nVj
>>625
増村作品は、結構、劇場で観ると場内から笑いが起きる事が多いよ。
登場人物が、突然、突拍子もない行動や発言をするからね。よく言われるけど、
大映ドラマの原点といわれる所以だね。でも、それが増村演出の特徴で、
あざとすぎる演出の大映ドラマとは一線を画していると思う。
627この子の名無しのお祝いに:2006/09/27(水) 21:42:20 ID:WIwWLHC/
「卍」も結構笑えた
628この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 00:11:20 ID:RBqS7oPD
とぐろを巻くような自己主張のるつぼなんだよな。
激しかったり、ねちっこかったり、馬鹿だったり。

「おまえそれはないだろ…」何度心の中でつぶやくことか。

「卍」の川津祐介逝ってよし
629この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 02:53:15 ID:b17kYJam
心理描写が全然出来なくて、好きも嫌いも全部台詞で処理。
当然のことながら、登場人物はステロタイプな意思的人間ばかりになってしまう。

ラブシーンの演出の酷さは黒澤明並?
それでも監督の熱意に引かれて、最後まで観ちゃったりするけど。
増村監督は堅物なんだろうな。
630この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 08:53:38 ID:g7r55P3y
「卍」の川津は本気で憎たらしいw話しかけるのにわざわざ近寄りすぎ。
でも好きだな〜もっと色々嫌がらせするところが見たかった(原作超えるが)。

>>629
藤井浩明氏いわく、増村も三島由紀夫も映画は人間の心理を描くために
あるものじゃないと考えていたらしい。まあ「出来ない」のではなく
あえてやらないという信念の持ち主だったんでしょう。
その結果、不自然でヘンな人物に見えてしまうのかもしれないけど
ステレオタイプというのは違うと思うなあ。
あと、増村のラブシーン演出って「酷い」の? 気にしたことなかったので
エロイ方教えてください。。
631この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 09:56:14 ID:RBqS7oPD
というか、増村のラブシーンてどれよ?
どれがラブシーンなの?

「エデンの園」の絵を描き合うところとか、
「曽根崎心中」で梶の尻の下の縁の下に隠れているところ?

それとも「赤い天使」で靴を履かせているところか?
632この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 09:57:24 ID:RBqS7oPD
まあ、例えば「遊び」の討論会みたいなベットシーンのことだろうなw
633この子の名無しのお祝いに:2006/09/28(木) 20:42:14 ID:z7/WBJsQ
いま、フランスでもっとも注目されている「発見すべき」監督は
ほかならぬ増村保造だと思う。
断続的に「清作の妻」「刺青」「卍」「盲獣」が公開されているが、
ル・モンドの評価はいずれも最高点の4つ星。
それに最近は日活ロマンポルノの小沼勝がくわわった。
「生贄夫人」「花芯の刺青・熟れた壷」が公開され、これまた、
ル・モンドが絶賛している。
634この子の名無しのお祝いに:2006/09/29(金) 01:14:15 ID:2Ts/v9AC
>>632
「濡れた二人」とかもね。
なんであんなにぎこちないんだろ?
635この子の名無しのお祝いに:2006/09/29(金) 01:58:01 ID:QE8Rqo2U
>討論会みたいなベットシーン

ワロタ
636この子の名無しのお祝いに:2006/09/29(金) 01:59:32 ID:WACXE1Hu
増村の奥さんはまだご存命なの?
いったいどんなプロポーズしたの?
理屈責め?
聞かせてほしい。
637この子の名無しのお祝いに:2006/09/29(金) 02:00:31 ID:WACXE1Hu
「そんなこと最初から分かっていたわよ!」
そんなベットシーンないっちゅうの…
638この子の名無しのお祝いに:2006/09/30(土) 21:20:28 ID:Z95V+gtR
「増村保造の仕事」では、俺にポルノ撮らせたらすごいぞ、とか威張ってたな

寺山修司は、「夫が見た」で抜いたとか書いてた
639石井輝男 :2006/10/01(日) 10:12:39 ID:P0d/Aw9h
「でんきくらげ」・「盲獣」、この2つは石井輝男監督の作品にも負けないよな。
640この子の名無しのお祝いに:2006/10/01(日) 15:07:50 ID:B4G3gaIb
『赤い天使』を昨日初めて見て非常に面白かった
一つ気になったのは共産八路軍の描き方
日本軍のスパイを捕まえて飲み込んだ暗号文を取りだす為に生きたまま腹を裂いた
日本軍が駐留する部落にスパイを送り込みコレラ菌を注射した饅頭を慰安婦に食わせ
コレラが蔓延するようにし向けた、これって公開時批判されなかったのか?
増村は別に右翼ではないし、いいかげんな考証もしないと思うんだが・・・
641この子の名無しのお祝いに:2006/10/01(日) 15:24:18 ID:xI9MELXq
それは普通にあったと思うが。
まともな文献にも似たような記録が出てくるし、中国は第一次大戦時から
タンソ菌とか使ってたし。
642この子の名無しのお祝いに:2006/10/01(日) 16:17:20 ID:mBEr9tzV
>>640
>これって公開時批判されなかったのか?

誰が批判すんの? おまえも「日本の左翼マスゴミは中共の手先」とか信じている類?
643この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 00:55:48 ID:+ORbT0AC
その手の批判はないな

増村へは「近代主義者」批判はよくあったが
644この子の名無しのお祝いに:2006/10/03(火) 17:44:04 ID:scSYZ/2/
最近の西島秀俊の「棒読み、無表情」演技は
増村の影響でしょうか?
645この子の名無しのお祝いに:2006/10/06(金) 14:27:08 ID:DZfVFMSj
中原昌也が日記で湯布院の最高殊勲夫人上映について記述
白坂依志夫と会ったが緊張のあまりキョドってしまったらしい
646この子の名無しのお祝いに:2006/10/08(日) 01:36:00 ID:R23128Uh
西島はブレッソンの「ラルジャン」を観たり、筒井武文にカウリスマキ作品への出演を希望されたり、そんな人だから。
647この子の名無しのお祝いに:2006/10/08(日) 01:52:17 ID:BFPXdHAn
>>645
「最高殊勲夫人」は、制作当時に作った本人たちはちっとも面白いと思っていなかったのに、
後世の人間が観てみんなビックリしている作品。
白坂さんは今は普通のお爺さんなので礼儀正しく接すれば色々と話してくれますよ。
(もう現場を離れて久しく、あんまり堅苦しい礼儀作法は好きではないようだが)
昔の映画の人らしくプライドは高いがいかにも遊び人の成れの果てみたいな方ですよね。

>>646
>>644は知らないが、西島秀俊もシネフィルかぶれみたいな人らしいしね。
「純情きらり」も午後にスタジオ入りの日は渋谷でモーニングショーを観てから
走って放送センターに駆けつけて汗だくで「間に合った」とかやって周囲の俳優とスタッフが唖然としたとか。
648この子の名無しのお祝いに:2006/10/08(日) 12:19:56 ID:odkTkFp3
赤い天使は公開当時、従軍看護婦のOB会から上映中止要求が出されるというすったもんだはあったけどね。
649この子の名無しのお祝いに:2006/10/12(木) 10:50:36 ID:44hzSD0t
赤い天使は面白いですか?
650この子の名無しのお祝いに:2006/10/12(木) 17:02:40 ID:+Cnc7Bwh
すごくおもしろいよ。
清順の「春婦伝」とセットで見てくれ。
651この子の名無しのお祝いに:2006/10/12(木) 22:47:51 ID:kqZ2e+Bk
芦田伸介とあややの関係に萌え
652この子の名無しのお祝いに:2006/10/12(木) 23:14:24 ID:DXaZEMEh
赤い天使の文子が一番好みだ
653この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 00:51:26 ID:i7y7K0qU
他の作品は知らんが、「遊び」のセクースシーンはどう見てもわざと
ああ演出してるだろ。
654この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 01:14:04 ID:K/ZD0F/v
「遊び」とは違うしっとりしたラブシーンが存在することを示せたら、
あなたの言うことも信頼出来ようというものですが、
それは無理じゃないでしょうか。だって…
655この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 08:19:45 ID:jx5kO52S
>>654
>しっとりしたラブシーン
それがあなたの理想とするラブシーン描写だというだけでは…
656この子の名無しのお祝いに:2006/10/13(金) 19:42:47 ID:K/ZD0F/v
そういうことじゃなくて、
増村はああいうのしか作れないんでしょ?

俺は「遊び」のあのシーンが大好きなんだよ。
657この子の名無しのお祝いに:2006/10/14(土) 02:31:45 ID:ayceCoZ2
作品上必然性がないからあまりありきたりのラブシーンは撮らないだけだろ。
658この子の名無しのお祝いに:2006/10/14(土) 03:22:49 ID:EwGu6NjK
いよいよ新文芸坐の特集が始まるね
未見の作品たくさんあるから出来るだけ観に行きたい
659この子の名無しのお祝いに:2006/10/14(土) 12:20:54 ID:Jm+UgxMo
増村は日本的情緒を徹底的に拒否してるから、しっとりしたラブシーンは撮らないよ
デビュー作『くちづけ』のラブシーン見ればわかるでしょ(永田が怒ったくらいだから)
風景だってそうじゃない、風景が情緒を醸し出さない場所ばかり選んでいる
日本的情緒や日本的組織を生涯嫌い抜いた監督だから、仕方ないよ
660この子の名無しのお祝いに:2006/10/14(土) 23:57:41 ID:4btiJ+GI
文芸座の特集今日からで早速見てきたけど
「くちづけ」良かった・・・ヌーベルバーグだね。
女優の撮り方が凄くうまい人だと思った。
仕事休んで全部見に行きたいぜ。
661この子の名無しのお祝いに:2006/10/15(日) 05:49:27 ID:YWHSDDOu
文芸坐のチラシに「俺は10年早かった」が口癖だった、とあるけどどういう意味?
10年遅く生まれたらそれだけ大映が早く潰れてor邦画が斜陽になって
監督作がグッと減ると思うけど。
単純に自分への評価が低すぎるというだけなの?
662この子の名無しのお祝いに:2006/10/15(日) 17:34:56 ID:Xzw6FL13
>>661
>単純に自分への評価が低すぎるというだけなの?

まあ、フツーに意味を汲み取ったらそうでしょう。
「10年」というのは単なる修飾かと。
663この子の名無しのお祝いに:2006/10/16(月) 05:37:02 ID:kwoLy9lT
「増村に仕事を与えなかった映画界を恨みます」
664この子の名無しのお祝いに:2006/10/17(火) 20:42:43 ID:C4NRB3fq
>>661-662
自分が10年くらい前にやった手法が後に脚光をあびたりしたってことだろ
665この子の名無しのお祝いに:2006/10/19(木) 12:18:00 ID:9Vxe+LCE
>661
時代が自分の感覚に追いつかなかったってこと
666この子の名無しのお祝いに:2006/10/19(木) 20:39:02 ID:Mb1AoDpJ
1957年頃「中平・増村時代」という言葉が生まれ、映画ジャーナリズムの世界で頻繁に使われるようになった。特に増村は右からも左からも次代の巨匠として嘱望されたが、結局彼らが期待したような方向には行かず、独自の映画世界を切り開いていったわけだね。
667この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 09:04:34 ID:6YElqBiL
大島渚と論争になったらしいけど、詳細が分からない。
勝敗はついたのか、平行線で終わったのでしょうか?

大島いわく、何かの映画の試写会で増村に会った時、
色々書いているけど直接会ってみれば元気な青年じゃないか、と
冗談を言われたとか・・増村が冗談を言うというのも奇妙な感じですがw
(なんとなく堅苦しくて無愛想というイメージがあるので)
668この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 12:51:15 ID:cVHJDB0X
ハスミンの講義で影響を受けて、青山は増村「だけ」は認めると言って
自身のベスト10映画に曾根崎心中を入れていた。
黒沢清は増村に対してどうだったかな?
そもそもハスミンの増村評はどうだったの?
669この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 13:03:45 ID:cVHJDB0X
ハスミンは仏文学→(時代的に)仏現代思想(フーコー、ドゥルーズ、デリダ)
増村は東大文学部哲学科出身→現代思想を含む哲学一般(美学、記号学など)を習得
黒沢清はハスミン影響下で哲学→周辺分野の人文科学(精神医学)
青山はハスミン、黒沢下で哲学の影響大。「ユリイカ」始め、タイトルがそれを示す
670この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 13:49:55 ID:6YElqBiL
青山は確か自著で「増村は映画(世界)を変えた」と褒めていた。
蓮実は映画狂人シリーズに、増村の死を追悼する文章を載せていた筈。
映画評はあるのかな? 仲間の山根貞男が増村本を出しているけど。。
黒沢と増村は合わない気がする。黒沢映画における女性の扱いは結構荒いw
671この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 16:55:36 ID:Pn23pIvd
蓮実は、映画雑誌「リュミエール」作ったら、
すぐに若尾文子呼んで増村の話聞いてるじゃん。
もちろん一緒だった山根の影響が強いとは思うけれど、
あの時代には貴重なインタビューだった。
山根の増村本もあの雑誌の連載だった。
672この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 21:33:54 ID:+v5jlr7r
『大地の子守唄』久しぶりに見直したけど、やっぱりいいなぁ
原田美枝子は凄い、今の10代後半から20代前半の女優でここまで出来る人いないだろ
増村流の台詞回しもバッチリ決まってるし
まぁ、増村ほどの監督もいないけど
難を言えば梶芽衣子と田中絹代の出番が少ないこと
673この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 22:37:16 ID:Mc6da/3I
>>672
田中絹代はプロデューサーの藤井氏と親しいので、ポスターに名前を貸す
ために無料で特別出演した。
ttp://channel.slowtrain.org/feature/feature001/interview03/interview_02.html

梶も「動脈列島」に出ているのでタダだったんじゃないの?
674この子の名無しのお祝いに:2006/10/20(金) 22:59:15 ID:tCHpNGs4
黒沢ロフトのラブシーンには増村を感じた
ちなみに万田は増村の演出を模倣しているらしいな
675この子の名無しのお祝いに:2006/10/21(土) 00:22:37 ID:+mh/rgA4
>>674
>ちなみに万田は増村の演出を模倣しているらしいな

余り書くと自分の身許がバレますが、万田氏本人がそれは認めておられましたので
(ある場で直接に伺いました)、それは事実ですよ。
676この子の名無しのお祝いに :2006/10/21(土) 17:29:46 ID:89gjtuvy
『大地の子守唄』DVDでほしい。
677この子の名無しのお祝いに:2006/10/22(日) 19:55:45 ID:N1TLeRzQ
『大地の子守唄』、非常に好きな映画ではあるけれど、最初みた時はちょっと違和感があったな。
それまでの増村監督の映画とは異質な演出を感じて。
特に最後の、おりんに呼びかける大地からの声。作品の主題ともいうべき所だけど、ああいう描写は他の増村作品にはなかったと思う。
あと、自然(四国山地、瀬戸内海)を美しく描写している所など。
678この子の名無しのお祝いに:2006/10/22(日) 22:11:02 ID:HR0GyHY7
>>667
まぁ大島の勝ちかな
っていうか、増村は大島のいい踏み台にされちゃったって感じ
679この子の名無しのお祝いに:2006/10/22(日) 23:23:20 ID:aMDKo9FV
作品の質と評価じゃ、まちがいなく増村の勝ちだがな
680この子の名無しのお祝いに:2006/10/22(日) 23:48:08 ID:iItF7BR+
「清作の妻」、やっぱこの映画救いがないよ。落ち込んだ。
「華岡青州の妻」の方がいいな。
681678:2006/10/23(月) 01:04:37 ID:HncZMn+m
個人レベルなら、増村が勝ち!いやいや大島だ!とか、不毛なことになりそうだね。

上で「勝ち」って言った手前(おいらも増村ファン)から、補足すると、
>>667の50s後半〜60s前半に雑誌『映画評論』などで、増村と大島(←松竹助監督時代)がやっていた論争は、主に映画思想史的な内容。
題材は、技術論よりも、ストーリーや主人公の人物造形についてが主。
そもそもなんで論争になったかを、すげえ簡単に咀嚼すると、
増村「これまで日本映画界で幅を利かせてきた(山本・今井ら)独立プロの胡散臭い社会派映画や、(木下・小津ら)松竹みたいなメソメソした映画をぶっ壊したい!」
(紙面に露骨に名指しはしてなかったが、言ってる内容はこんな感じ)
大島「まだ撮らせてもらってないけど、あんたに指摘されなくても、松竹社内にだって俺みたいにイライラしてる奴はいっぱいいるんだよ!」
(大島はこの頃20代中盤で、学生運動の名残か、本来の戦闘的性格のせいか、上の世代にああだこうだ言われるのにどうしても我慢ならなかったようだ)
まぁきっかけはこんな感じ。

で、現在、一般的な映画思想史的には、増村は「一人の巨匠」として扱われることよりも、
大島(松竹ヌーヴェルヴァーグ)など、その他の「革新的映画の先駆け」としての扱いが大きい。上の論争はよく引用されるね。
一方、大島は一時代を作った一人の巨匠として扱われている。
個人論も国内問わず海外の評論家からも多数(海外資本で映画を数本撮ったことが大きいが)
下手すると、増村は、大島の活躍を語る上での「序章」になっている。
批評的には大島の圧勝じゃないのかな。ファンとして不本意だとしても。
682この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:07:08 ID:O/3Qqmzm
大島の作品って今見ると時代的に微妙なのが多いけど、
増村作品は時と共に醗酵して旨味を増してるような感じ。
683この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:19:49 ID:iseSw7mD
大島はよくも悪くも覚悟決めて時代と寝たんだよ
作品やその衝撃は語られるだろうが、作品は後世ではその賞味期限が切れる
増村はそれまで日本になかったリアリズムという人間の根源を大袈裟にも描いた
表現スタイルはどうあれ、テーマ自体に普遍性があるから時代からとり残されない
684この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:28:26 ID:iseSw7mD
>>680
「清作の妻」は増村の傑作の一つだと思う
いろんな見方があると思うが、単に「救いがない」と見るのは
貴方がこの映画の本質を読み切れてないのだ思う
数年たってから再度見直すと全く違う感想を持つと思うから是非
685この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:30:54 ID:LhPh6Y+T
蓮實は「大地の子守唄」を年間ベスト1にしている。
島が舞台の映画でありながら安易に水平線を映さないことを褒めていたような記憶がある。
「映画狂人」シリーズめくってみれば掲載されている筈。
個人的には最初と最後のお遍路の場面の撮り方が不満だけど、共感させない女主人公の扱いには先見性を感じる。



686この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:42:58 ID:zXfKqTwi
最近「盲獣」を観て打ちのめされ、増村の映画に興味を持った者です。
>>621にある新文芸坐の二本立てを観に行こうと思うのですが、
残りの日時でどの回がお勧めですか?
687この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:46:06 ID:wESqgdb1
>>683
しかし増村っていつまでたっても知る人ぞ知るって感じだよな。
懐かし邦画に興味のない人は名前さえ知らないでしょう。

一時は忘れかけられていた成瀬が大ブレイクしたのとはえらい違いだよ。
もちろん成瀬は昔から知っている人の間では評価の高い人ではあったけれど。
688この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 01:47:34 ID:wESqgdb1
>>686
月火水木金の順だな。
689この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 02:00:46 ID:J5y27zF+
>>687
むしろ、
溝口→増村保造
成瀬→石井輝男

この不思議な系譜、師弟関係。
690678:2006/10/23(月) 02:11:54 ID:HncZMn+m
「踏み台」っていうことの説明が足りなかった。論争の具体的な内容になるけど、
増村が、意志と行動が噛みあった超ポジティブ人間(主に川口浩演じる若者)を好意的に描いて、
どこかメソメソしてて、センチメンタルな部分に訴えがちな当時の日本映画界の人物像をあざ笑うようなインパクトがあったのは事実。
(吉村公三郎の『暖流』と増村の『暖流』を(院長の娘の描写)見比べると一目瞭然!)
お涙ちょうだい的な「間」を廃して、意識的にテンポの速い映画を作り出して、テクニカル面でも評価された。短くて(90分台)濃密な映画は画期的だった。

大島は当時、増村の革新性は認めているが、彼の負けず嫌いな性格もあってか、
A,増村の人物像は(留学先で得た?)欧米の人物像の模倣に過ぎないのでは?
日本の現実やいままでの歴史をちゃんと見てますか?
B,(主人公が)若者の意のままに積極的に行動するのを賛美するのはいいが、
例外なく許されるのか?太陽族と同族では?
C, (井上靖の『氷壁』を増村風に撮ったことに対して)
演出力に自信があるのはいいが、ちゃんと題材を選んでますか?
などという問題提示をした。
大島は、自ら指摘した増村映画の問題点を、監督昇格後、たった1年で乗り越えようとした。
目の前で繰り広げられる、よくも悪くも(増村が糾弾する)「日本映画」
その代表格、松竹大船映画を逆手にとった、
『愛と希望の街』(撃ち殺す鳩は間違いなく松竹映画のメタファーだろう)でデビューし、Aの問題のクリアにつとめ、
増村(『くちづけ』あたり)や太陽族映画(『狂った果実』あたり)の青春映画を乗り越えようと、
自分の意のままに積極的に行動することを賛美するだけではなく、
挫折(この場合、破滅的な死)を盛り込んだ『青春残酷物語』で、Bの問題のクリアにつとめ、
学生時代の経験を生かした『日本の夜と霧』で日本の歴史やリアルタイムを描く。
Cの問題では、増村やその他の先輩と違って生涯オリジナルで勝負しよう!と心に決めたらしい。原作に振り回される危険性を回避したかったこともあるだろう。
(松竹を出て、当時五社協定で映画が撮影できないから、仕方なく大江の『飼育』の映画権をもって独立プロ資本で撮ったのが初のノンオリジナル。その後は創造社で共同執筆。)

スレの流れを読めず、長くなってしまってゴメン
言いたかったのは、これだけ↓
大島のこのとてつもない野心的な行動を支えていたのは、
まぎれもなく打倒!増村!の情熱だということ。
家康と秀吉じゃないけど、映画思想的には、増村がこねた餅を大島らが貪ったという感じかな。
「十年早かった」という発言は重みがある・・・
691この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 02:40:53 ID:iseSw7mD
ほう、こりゃおもろい話をサンクス
増村にはもっと長生きしてほしかった
692この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 03:24:03 ID:dvDGiukp
>>690
もっとも、増村未亡人はその大島のことを毛嫌いしていたことで有名w まだご存命なのかな? 
死後も増村-大島の関係が思わぬ波紋を呼んだ話は自分も聞いたことがある。
(まあ別に大した話でもないんだけどね)
増村夫人は、大島は所詮は増村を仮想敵にしただけのハッタリ屋としか思ってらっしゃらなかったようだ。

ATGで撮った何本かの作家映画を除き、生涯、プログラムピクチャーとテレビジョンという大衆
向けの世界で作品を発表し続けた増村の特異性をどう形容していいのかは難しいね。
もっとも大映時代は興行的には弱く永田に「増村やからな」と許してもらっていた。
テレビにのめり込んだについては、どうも本人はメディア論としてテレビを突き詰めてみたい
という欲望があったようで、それがたまたま大衆の琴線にマッチしたということのようだ。
あるいは市川崑がTVやCMにも積極的なので、それを見習ったという可能性もあるか。
市川もメディア論としてそういうものもやってみたい欲求が強い人だったしねえ。
693この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 03:31:11 ID:dvDGiukp
>>690
あ。>>692の話は、素の増村-大島が仲が良かったか悪かったかとは別ね。
そんなに仲が悪いとも聞かないので本人たちは親しかったのかも。
ただ増村と親しかった人は大島のことは余りよく言わないみたいね。やっぱり大島の自
己演出のダシに増村も使われたと思っているのかも。
ちなみに増村の「偽大学生」の封切日は1960.10.08、「日本の夜と霧」は
1960.10.09、なんと「偽大学生」の方が1日だけ早い! 

>>686
ズバリ、ソフト化されていない作品を観るべし! とくに「偽大学生」は
原作者(O江)が気に入っていないのでソフト化も放映も不可能になっている。
劇場でしか観れないよ。
694この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 20:13:58 ID:jDlBTfPo
増村と大島と言えば、コッポラが三島の豊饒の海四部作を映画化する計画の時
監督候補に挙がっていた記憶が(藤井氏も関わっていたはず)
「春の雪」をコッポラ自身が監督し以降の三作品の監督候補
695この子の名無しのお祝いに:2006/10/23(月) 20:28:48 ID:zwgzE6ma
増村の映画と大島の映画、どっちが面白いかというと、文句無しで増村に
軍配が上がると思う。映画論としての革新性と、誰にでもわかる娯楽性を
両立させた希有な監督だと思う。
696この子の名無しのお祝いに:2006/10/24(火) 08:37:02 ID:sJyciIYH
行定じゃなくて増村の「春の雪」を見たいと思っていたけど
増村的には「天人五衰」の方が似合うかも。
697この子の名無しのお祝いに:2006/10/24(火) 16:08:03 ID:duneKbM/
「春の雪」はどうだったん?
行定嫌いだから観てないんだけど
698この子の名無しのお祝いに:2006/10/25(水) 00:13:11 ID:8qNDbQTi
新文芸坐で連日堪能させてもらってるが、どの作品にも
必ずといっていいほど、基地外という台詞が
登場している。
699この子の名無しのお祝いに:2006/10/25(水) 13:37:00 ID:8qNDbQTi
氾濫見たいな。
700この子の名無しのお祝いに:2006/10/26(木) 20:22:57 ID:NPCrdT0P
20年前雑誌イメージフォーラムの増村追悼特集で大島が寄稿していた。
内容はよく覚えていないが若かりし頃の激しさは影をひそめていた。
701この子の名無しのお祝いに:2006/10/26(木) 20:40:20 ID:r+wRmpIx
「九尾の狐と飛丸」というアニメ映画の知られざる傑作にも構成で参加していましたね。これなんかも是非DVD化してほしい。
702この子の名無しのお祝いに:2006/10/26(木) 21:09:34 ID:95zbcJi2
>>701
「九尾の狐と飛丸」を実際に演出したのは、「構成」となっている鈴木英夫らしい。
ttp://www.jmdb.ne.jp/1968/cr002920.htm

増村と鈴木が参加したのは、中島源太郎に誘われたからと聞く。鈴木も大映在籍経験あり。た
だこの作品、「演出」は八木晋一で一応は別にいるんだよね。
こういうのはポッとCS(CATV)などでやりそう。
703この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 00:07:20 ID:Pd1JNTiS
新文芸坐の特集で何本か見て思ったんですけど
この人の作品って、コメディでもないのによく笑いが起こりますが
狙っているわけではなく、ド天然なんですよね
704この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 00:54:03 ID:P9+3Tpji
天然とかじゃなくて、今と昔じゃ感性が違うってだけの話だろう。
現在のシリアスな映画だって、20年後30年後にはどういう受け止められ方をするかわからんよ。
705この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 01:25:08 ID:XGJt872K
>>703-704
石井輝男と同じく、今の客層がそういう部分にだけ反応し杉なのは事実ですが、増村
さんは狙ってますよ。人間の真面目な行動がどれだけ客観的には滑稽に
見えるものか、増村はよく知っていた。
ただし、露骨に笑わせようとだけしているわけでもないのです。大映ドラマにせよ、
デフォルメとキッチュと感動の大変にスレスレの部分を描いているわけでして、
笑いの為だけにやっているわけでもないが難しいところです。

宇津井健が以前、「増村さんの脚本に病院で気分を落ち着かせるためにバレエを
踊る場面があった。そこが今の番組ではよく笑いとして取り上げられるんですが、それは違うと
思うのです。人間はああいう時は真剣にそういう行動を取ることもあるんじゃないでしょうか」
という趣旨の発言をしたと聞きますが、このニュアンスがお分かりになりますでしょうか?
706この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 08:24:21 ID:/+Xnj3fp
「卍」を久しぶりに見たけどこんな笑える映画だったのかと呆然。
707この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 20:41:45 ID:RPG9Ow4u
FJMOVIEの年度別ベスト10は増村作品大量入選だな。
トップも「赤い天使」「遊び」と2回とってる。
708この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 21:02:51 ID:myy7nH51
>>705
宇津井は「その部分だけ抜き出して放映し笑いものにするような番組は不愉快
作品全体で見れば納得出来るはず」と言ってたね
709この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 21:05:44 ID:yKV3NoMv
>>703-705
オーバーなくらいに心情を吐露し、行動で示す
これは日本にはなかった活き活きとした感情表現をイタリアで体得して
自らの作品でそれを試したから他から「浮く」のさ

増村の描く誇張ともとれる激情は、時としてこちらが思いもしない行動を
役者に演じさせるから、観る側の想像と役者の言動の落差が笑いを生む
これが単なる笑いで終わらないのが増村の深いところで、受け手の誤認は
計算づく、確信犯だと思う
710この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 23:51:00 ID:SYn6phHY
パワフルで濃厚で観ている間は夢中になるけど
二度三度観たいとは思わない
それが増村クオリティ
711この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 23:58:04 ID:yKV3NoMv
濃いーからね(笑)
712この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 00:09:24 ID:9rl/+vs4
俺は5、6回見ている増村作品はごろごろある。
713この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 01:16:50 ID:NmSQyfwp
増村作品何度も観てるけれど、別に名作と言うわけじゃなくて、何かクセになる変わった味の
お菓子みたい。
だから小津や成瀬みたいに「観る度に新しい発見がある」なんてことは全然ない。
でもやっぱり繰り返し観る。
714この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 02:37:44 ID:S801QnlJ
>>709
しかし増村の場合少し天然が入っていると思いませんか?
正直全部狙いだっていうのなら飽きると思う。観てれば分かるからね。

増村の情熱に免じて、というような斜めな見方じゃなくて、
やっぱり作品の熱気にやられている。俺の場合は。

糞真面目すぎる朗読を聞いているような感じ。
715この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 02:47:07 ID:TRoy5wuR
ユーロスペースの特集上映で
一日五本観た時は、あまりの濃さに
五本目には感覚が麻痺していた。
その五本目が「妻は告白する」なのに、何も感じられなくなっていた。
716この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 03:26:07 ID:tPnBI9rl
増村の笑いの大部分は天然でしょ
情事の最中にブリーフ姿の男が突然当然のような表情で出てきた時は爆笑した
川津にここで笑いを取りたいからブリーフ一つで突然出てきてくれよ、と演出するわけがない
ここらへんがもう一つ評価されなかった理由だと思う

あと、自分で良い脚本がかけなかったことも晩年の不遇につながっていると思う
717709:2006/10/28(土) 09:22:00 ID:cnvnpe7V
計算ずく、確信犯と書いたのは、たとえ笑いが起きようと描きたいものを描く
周りはついてこなくてもいい、わかるヤツがわかればいい、といった
自らを信じて後ろを振り向く事なく全力ダッシュした結果、観客や評価が
自分が思っていた程追い付かなかった。
だからオレは10年早かったかな、という台詞になるのでは。
自らの才能を確信しなければとても出ない言葉だよね。
自ら信じる道だから自分カラーが強くなるのは当然で、そこが天然といわれる
なら、性格・思想から出る演出=増村本人=「天然」なのでしょう。
概して評論家と後世に評価されればいいやみたいな気質でしょう。
増村が思った程、世の中はそこまでリアリズム路線のみに走らず、
作品だけが時代に浮いた感じになってるけど、力強さは風化しないで
今も十分に伝わってくるよね。
ここまでクセが強くて力のあるパンチャーはそうそう出るもんじゃない。
718この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 12:09:45 ID:0xDyYJLq
中野武蔵野ホールの特集上映の時青山真治と万田邦敏のトークバトルがあった。青山が疑問を提示し万田がそれに論駁する形式で進められたが面白かったな。おもに増村映画の完結性の是非論みたいなことが論じられてた。
719この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 19:44:27 ID:iBZtXDLh
市川昆って、増村にとってどんな存在だったんでしょう?
大島や吉田が増村に感じていたような乗り越えるべき目標?
720この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 20:03:47 ID:fpRTq0pA
乗り越えるべき目標は溝口と黒澤なんじゃないの
この二人について語った文章は自らについて語っているみたいだった
721この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 22:47:20 ID:iBZtXDLh
719ですが、すいません。昆→崑でした(汗
>>720
市川さんは並走者というところでしょうか。
722この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 23:06:00 ID:S801QnlJ
>>717
それは美化しすぎじゃないかなあ。

増村はズレていたんだと思う。
ただ、そのズレ方が、作品に力を与えるズレ方だった。
そして本人はズレれていることに十中八九気づいてない。

近年のファッションで、「ダサかっこいい」ってのがあるけど、
増村のはそれに近いと思う。
723この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 03:06:58 ID:feJ91Ee2
まぁ少なくとも女性、特にオネ−チャン達にはあまり好まれない部類だわな
小津や成瀬は上映会でワケ知り顔のネ−チャンなんかたまにいるがね
あ、そもそも昔の邦画自体が、いや邦画自体が(ry
724この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 10:24:44 ID:ygF/9pRX
増村脚本のTVドラマ「少女になにが起こったか」
窓際に立つ宇津井健の存在は全く無意味に見えるが、本当に意味が無い役柄だったという。
725この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 15:18:09 ID:HgErBV+N
だったという、って誰がいってたの?宇津井が?
意味ない割には妙に意味ありげに目立っていたと思うけど。
726この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 15:52:20 ID:xLnDVL82
「巨人と玩具」の主題歌って収録されたCDとか出てないのかね?
ドコドンドコドン太鼓を鳴らせ♪
727この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 17:54:34 ID:qw0N8fdp
あれはジャングルブギじゃないの?
728この子の名無しのお祝いに:2006/10/29(日) 21:24:44 ID:MjhPDRWf
東京キューバンボーイズだね
729この子の名無しのお祝いに:2006/10/30(月) 23:45:42 ID:YL5lANhk
>716 『女体(じょたい)』っスね。
何日か前に新文芸坐でそのシーンを観たけど、場内はかなり受けてましたよ。
増村作品における川津祐介は(『卍』をはじめ)、間男やらせたら天下一品ですね。
730この子の名無しのお祝いに:2006/10/30(月) 23:57:13 ID:NJKvRhjW
オラは増村を正当に評価してるつもり。だからこそ、あえて苦言を呈させてもらう。

上で展開されてたズレ(誇張)というのは、ゴダールなどパロディストの高等テクニックで、
映画留学経験を生かし、そういう成熟した手法を意識的に日本に持ち込み発揮したことは意義あると思う。
なぜ高等テクニックなのか?
ズラすという方法論をとるには、ズラす対象の事をよく理解していなければいけないから。
(ゴダールも増村も、先行&現行世代の映画を綿密に研究している。簡単に換言すれば、映画オタ)
増村は批評家的資質も備えた監督の草分けだったと言っていい。
増村以前、すでに市川や中平などのモダンなテクニシャン(誇張が許されるなら、テクニックオンリー)
が国内外を含めてもてはやされていたが、彼らの数段上を行っていたと思う。
松竹助監督の大島や吉田らはそれを真っ先に見抜き、増村の登場を心の底で大歓迎したに違いない。
大島なんかは究極のツンデレ野郎なので、認めつつも(認めているからこそ)論争をふっかけ、
ついでに自らが監督に昇格したときの足がかりにしようと、執拗に増村に噛みついた。

その大島がだ、なぜ60年(松竹退社)以降、現役バリバリの増村のことをほとんど口にしなくなったのか?
自身の監督業で多忙になったから?すでに増村超えを果たしたと思ったから?
自意識過剰の大島のことだからそれもあるだろうが、俺はこう思うね。
増村さんって「くちづけ」以来、結局同じこと繰り返してるだけでは?って思ったんじゃないか。
それに本気で既存の日本映画をぶっ壊すなら、俺たち(大島・吉田・篠田ら)のように大会社(五社)を出て、
商売優先の最大公約数的なプログラムピクチャーなんかとさっさとおさらばして、
いち個人として、自らの表現/行為としての作品を模索するべきだろうと。
言い方が悪いが、既存の日本映画を壊すといいながら、それを送り出す撮影所内に留まり、
優越感に浸って、踏んぞりかえっているような印象があったのではないか。
増村登場に日本映画の未来に希望を膨らました分、多少なりとも失望もあったように思う。

まぁオラの苦言というのも上記の推測とほぼ同じなわけだが、
ただ、ズレを確信犯的に盛り込んだまでは革新的であり得たが、
「策士、策に溺れる」じゃないが、その手法に終始こだわり続けた感は否めないと思う。
今、こうやってフィルモグラフィーで眺望する(新文芸座行ってたよん)と、一貫してて非常に綺麗なのよ。
青春のみずみずしさ、若者の爽やかさ、ドロドロしようが意志貫徹の強度が勝負を決める……などなど
ただ、綺麗過ぎるのが球に瑕な気もしないでもない(これはオラの趣味趣向の範囲かもしれない)
球に瑕で連想しただけだが、野球で言えば、増村の手法をナックルボールに例えてみると、
日本に初めて魔球ナックルボールを持ち込んでみて、打者を驚愕させる。
しかし、ナックルの多投で、好打者には徐々に読まれはじめる。でもナックルにこだわる。
増村の魔球は60年代前半までしか魔球であり得なかった。その後は見慣れた珍球。
誤解のないように、俺はいまでも増村のナックルは十分通用すると思ってる。
むしろ、めぐりめぐって、現在のほうが効果的だとも思う。
しかし、まだ若かったんだから、当時ナックル以外の球もチャレンジしてもよかったのではないかとも同時に思う。
ナックルを捨てて、打たれてもいいじゃない、あの時代ならそういう暴挙もやるべきだった。
よくも悪くも、増村という大投手は、自分で自分の可能性を縮めたように俺は思う。
本人が望まなくても、余裕で殿堂入りできた逸材なわけ。だからこそ勿体無い。
増村さんは十年早かったと言うが、俺はあんたは絶好の時期に登場したのにな!と思うよ。
あの時代の空気を生かさない手はなかったと思う。

結局、市川のように大々的に商業的な(一般庶民に支持される)成功をおさめることもなく、
商業性がなくても(失礼!)前衛意識を捨てなかった吉田のようにもなれなかった。
(吉田は「ユリイカ」で特集組まれたり、仏文系インテリの寵愛を受けてて、いいポジションにいるね)

実に中途半端な位置づけになってしまうのは不幸だが、
こうやってオタの間で足跡を語り継いでいくしかないんだろうな。
731この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 00:44:51 ID:vaT4kKgX
>>719
大島、吉田は市川監督を絶賛してるよ
大島は「処刑の部屋」のカット割りを研究してたと公言してるし、
吉田は「変身の論理−市川崑論」という有名な論文を発表している。
敵意むき出しで、乗り越えるべき目標というより、テクニシャンとして純粋に評価していた感じ。
よくも悪くも、市川さんは思想がないから、喧嘩にはならなかったw
732この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 01:36:38 ID:ii4VtWpR
>>731
ダラダラ書く割には中身が無いな。増村が息切れしたのは、単に「曽根崎心中」
以降の晩年は本編の企画が通りにくくなったという事情に過ぎないのでは?
ああいう多作型の人は常に撮っていないと勘が狂う。
大島の「失望」というのも、大島が本気でそんなことを考えていたのだとしたら
青くさいにも程がある。客は入らなくても永田に監督として認められていた
増村がなぜ大映を出なくてはならないのか? 大映の商業監督の枠内で好きなものが撮れればそれでいいではないか?

大衆に受けなかった? 本編は客の入りが悪くても、TVショーでは成功したでしょう?
733>>730:2006/10/31(火) 04:01:42 ID:vaT4kKgX
誤解を招く表現が多々あって申し訳ありません。
大島>>>増村であるとか、決して増村氏を貶すためにレスをしたわけではありません。
私は氏の50年代の鮮烈なデビューを知ってからというもの、「時代の伴走者/開拓者」としての増村氏というイメージが拭い去れません。
本人もそういう存在を志向していたことは、当時の論文などで垣間見えますし。
私は60年以降も、氏は日本映画界を先導し疾走できた逸材ではないかと、勝手に思い込んでいる節があります。
要するに、私は増村さんへの評価を一般の邦画オタより高めに設定してあるつもりです。
>>730も、そういう見地から発せられた私の無理難題を記述したにすぎません。
逆に「なぜ60年以降の増村さんは開拓者になり得なかったのか?」と。
本人の実力の問題?増村氏の路線変更?こういうことを論じてみたかっただけです。
ここは匿名掲示板でありますので、私のような変わった問題提起もあってもいいかなと考えて投稿しました。
もしかすると、私のように増村さんを絶賛しつつも、一方で不満を抱くというようなアンビバレントな(愛憎半ばする)思いに駆られる人もいるのではないかとも思いまして。
増村信者の方には申し訳ないと思っています。
>大島の「失望」というのも、大島が本気でそんなことを考えていたのだとしたら
青くさいにも程がある。
これはあくまでも俺の推論です。
ただ、突然、アウトオヴ眼中になったのは事実であって、かと言って、それを「失望」と断定するのは私の早計が過ぎたかもしれません。
あの馬鹿みたいに「権威的=主流とされているもの」に噛み付く大島氏ですから、
増村氏をスルーしていたのは、単にターゲットを変えたに過ぎないのかもしれません。
ちなみに、のちに主流に君臨するヤクザ映画への大島氏の噛み付き方は凄いものがあります。
>ああいう多作型の人は常に撮っていないと勘が狂う。
>客は入らなくても永田に監督として認められていた
>増村がなぜ大映を出なくてはならないのか? 大映の商業監督の枠内で好きなものが撮れればそれでいいではないか?
右肩上がりの景気のいい時代なら、そういうサラリーマン的思考で十分でしょうが、
(増村氏のデビュー時はいまから考えれば、映画の最後の全盛期でした)
60年以降は、高度経済成長期と対をなすように、TVに淘汰され(作品の質とは別に)映画産業としては無残なまでに低落していく時代に入ります。
増村氏がそんな時流に無知なわけがなく、従来のように商業監督の枠内でやっていればいいやと考えていたとは思えません。(これは私の推論です)
五社出身に留まらず、若松プロのような過激な集団も出て、独立プロの先鋭的な活動が盛んになってきた時期でもあります。
時代の空気もありますが、いずれ劣らぬ自己主張の強い人間揃いです。
増村氏はどう考えても、自己主張の強い側の人間だと思うので、
客観的に見ても、そっち側にシフトする回路は開かれていたのではないかと考えてます。
この時期の氏の作品を見ても、商業主義に浸かっている様子は全く感じませんし。
この時期の増村氏の見通しについては、勉強不足ですので、何か資料でもあれば、読んでみたいですが。
>本編は客の入りが悪くても、TVショーでは成功したでしょう?
この反論は予想していました。
私は増村氏を「偉大な映画作家」として捉えているので、あえてTVはスルーしました。
決して、増村作品が大衆に支持されていないとは思っていません。
映画産業的には、かつての盟友・市川氏のような派手なインパクトは残せなかったという意味に過ぎません。
市川→金田一、山田→寅さん、本多→ゴジラ、佐藤→新幹線といった風に。
個人的には、氏がこういう形態の成功を望んでいたとは思えませんが。

まとめると、
増村氏がただの「平凡な映画作家」ということであれば、その作品を手放しで褒めて、それで終わっていたでしょう。
増村氏の実力を高く評価するゆえに、全般的に辛口の問題提起をしてみたということです。
734この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 05:04:59 ID:+AEHe9Eb
長いな
一言で言えば、増村は自分自身もすべてから「脱構築」したんだよ
735この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 08:51:00 ID:xrcKnB/I
増村は大島のように自己演出できるタイプじゃない。
「ズレを確信犯的に盛り込」むようなことが出来る人でもない。
だから邦画界の衰退とともに映画を撮れなくなった。

大島や黒澤みたいにハッタリの効いた題材を選ぶという事ができない人。
すごーく頭はいいけど、機転の効かないタイプ。
けどそういう性格だから、ああいう深海潜行型の演出が冴えたんだと思う。
736この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 14:44:52 ID:ii4VtWpR
>>733
>増村氏はどう考えても、自己主張の強い側の人間だと思うので、
>客観的に見ても、そっち側にシフトする回路は開かれていたのではないかと考えてます。

繰り返しますが、大映の中にいれば斜陽とはいえ会社のお金で映画を撮れるのに、なんでわざわざ
苦しい道を選ぶ必要があるんですか? 大島も吉田も現実には独立プロの経営を
支えることの方にエネルギーを取られてしまっている。
また、増村さんも大映を離れて以降は独立プロを立てたものの、そうした作家的な
作品よりも、スタジオや勝プロに雇われて撮った堂々たる娯楽映画の骨法に則
った作品の方が遥かに面白いのは紛れもない事実ですよ。
増村さんは映画でもTVでも商業的な枷の中で最大の作家性を発揮する監督
だったわけで、貴方の話は完全に論外だと思いますね。
737この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 15:14:34 ID:ii4VtWpR
>>733
>この時期の氏の作品を見ても、商業主義に浸かっている様子は全く感じませんし。

客入りは悪かったそうですが、増村さんは歴然とした商業監督ですよ。プログラムピクチャー
も撮れば文芸大作も撮ることが出来る。当時の撮影所映画はスターが出ていて監督に
信頼があれば、(最低限の商業映画の枠内を外さない限りは)何をやってもいい空間だったという特異性を忘れてはならない。

>この時期の増村氏の見通しについては、勉強不足ですので、何か資料でもあれば、読んでみたいですが。

自分の記憶では、「季刊FILM」だったか「シネマ69」だったかに載った
インタビューがとても面白かった。あれは「映画監督 増村保造の世界」に入ってい
るのかどうかは知りませんが。 もう映画には興味がないみたいなことをはっき
り言っているので驚いてしまう。
当時は今ほどTVが完成されておらずまだ何をやっても良かったので、そういう人が
TV映画の仕事に入れ込むのはよく分かる。TVは視聴率で全てが出てきてしまい
恐ろしく正直なので、自分の思想を入れつつ大衆と勝負する面白さに深入りしていったのだろう。

単に映画を撮っておしまいではなく、常に現代性やメディア論のようなメタな視点まで
考慮して仕事をするあたり、増村さんは市川崑と似ていると思いますね。
ほとんどの監督がギャラのためにTV産業に利用されて終わっただけだったことを考えると、主体的に
TVを使いこなせたのは市川さんと増村さんだけだったということでしょうか。
一時期の吉田喜重・大島渚・木下恵介などもいるか。大島組には佐々木守というTVの巨人が・・・。
738この子の名無しのお祝いに:2006/10/31(火) 16:04:12 ID:wkgzI9G6
>>729
増村作品における川津祐介は(『卍』をはじめ)、間男やらせたら天下一品ですね。

凄く同意。テレビだけど「ザ・ガードマン」で悪者に騙され、
女の死体が転がる部屋から、背広とシャツを持って
上半身裸で慌てて逃げ出したときの後ろ姿、まさに間男だったw
739昨晩、長文書いた馬鹿者ですが。。。:2006/11/01(水) 00:26:33 ID:6Gx4qjiD
なるほど、よく分かりました。
例えるなら、私は、斬新に解剖してやろうと張り切るあまり、
自分の切り口の間違いに気づかない愚かな研修医って感じですな(汗)





あと、いまだから告白しますが、私は20代前半なのを言い訳にさせてもらえるなら、
リアルタイムではもちろん、TVの増村さんは正直あまり知らないのです。
無知をひた隠しにして、偉そうなことを書くのはボロが出ますねw
「商業監督増村保造」の部分をお勉強して、また出直してきますわ。
そう意味でも、参考資料の案内までしていただきありがとうございます<ID:ii4VtWpRさん
           ┗○┓三
           ┏┗       ソレデハ
740この子の名無しのお祝いに:2006/11/01(水) 09:25:04 ID:pHzTAzR9
>>737
> 文芸大作も撮ることが出来る。

それはどうかな…
西河とか成瀬みたいに原作を活かしているというより、
増村調になってしまっていると思うが。
「卍」は原作が元々合っているからいいんだけど。
741この子の名無しのお祝いに:2006/11/01(水) 23:54:19 ID:WALO+teR
増村さんはほとんどの作品が90分前後ですけど
これは大映、それとも増村の意向なんですかね。
742この子の名無しのお祝いに:2006/11/02(木) 00:00:17 ID:9qnLd7+D
長文さん、増村は映画オタクどころか
イタリア語で世界の映画史を学んだ映画学者ですぜ。
743この子の名無しのお祝いに:2006/11/02(木) 05:38:35 ID:BHY+EGi0
>>741
当時の商業映画は2本立封切が主なので、そんなに長くない映画が多い。また、
増村は余計な間を取らずにカットを詰め込んでいくので、どうしても短くなってしまう。
デビュー作の「くちづけ」も当初はもっと長い映画になるはずだったのだが、
実際に撮ってみると74分で終わってしまった。

>>742
イタリア時代にサイレントを観た経験が、無駄な箇所や行間を一切省き、全てを映像
で説明する独特の構図と編集を生んでいる。全てを映像で説明するサイレントは映画の基本。
余計なものは撮らない、繋がない。
しかも自分もカメラマンと共にレンズを覗いて構図まで見る。簡単にそういうことを
させてくれない宮川一夫(しかも自分でカット割まで決めてしまうことがある)
との仕事は大変だったという。
744この子の名無しのお祝いに:2006/11/02(木) 16:51:35 ID:QUv24lBg
「かみそり半蔵地獄責め」の時、宮川一夫は朝日のインタビューで、監督が増村君なので引き受けたと言っていた。また、映画のカメラマンは芝居がわからなければ駄目と言って、「忍ぶ川」を批判していた。
745この子の名無しのお祝いに:2006/11/02(木) 19:27:05 ID:U7p5kFoY
メイン・ショット、サブショットの構成をとらず、180度、90度の転回ショットでリズムを刻みながら、ひたすらミディアム・ショットを連ねて緊張感を漲らせる増村演出。
感情が昂揚する場面には荘重な音楽をかぶせ、ちょい大袈裟なセリフを吐露させる。「しびれくらげ」はそんな彼独特の様式に酔いしれているようで面白い。
746この子の名無しのお祝いに:2006/11/03(金) 18:19:52 ID:YooHMbyZ
会社の事情とはいえ、舞台演劇が確立しているイギリスでなく、戦後
現代思想花盛りのフランスでなく、哲学の都ドイツでもなく、
思想的に戦後ヨーロッパを吹き荒れたリアリズムしかなかった、哲学とは
何のゆかりもないイタリアを選んだかね?
だったらスペインでもよかったはずだ。
フランスに行ってたら日本のゴダ−ルになりえたろうし、自身の知名度はもとより
ポスト溝口世代で世界にもっと名を馳せただろうし、その素質は十分にあった。
まぁそれが増村の増村たるところか。
747この子の名無しのお祝いに:2006/11/03(金) 20:54:21 ID:ZqzIFOeR
増村は別に哲学の勉強しに行ったわけじゃないだろ。
当時、各国からの映画留学生が集まるチェントロのチネチッタに映画を学びに行ったんだろ。
748この子の名無しのお祝いに:2006/11/04(土) 00:44:20 ID:0cmV16Zw
イタリア留学は、論文が通ったから、奨学生扱いで行っているんでしょ。
会社は基本的に関係ない。ラッパはそういうことに理解のある人間ではあったけど。
749この子の名無しのお祝いに:2006/11/04(土) 21:33:33 ID:Xo+UUE3P
当時のイタリアは何かいいことあったんか?
エロい人おしえてチャオ
750この子の名無しのお祝いに:2006/11/04(土) 23:26:37 ID:u12uTfzE
当時のイタリアは世界一のレベルを誇る映画王国
映画と言えばイタリアの時代。
751この子の名無しのお祝いに:2006/11/05(日) 02:56:51 ID:dD6XqQ2L
>>740
「華岡青洲の妻」は文芸大作で成功してると思いますが
752この子の名無しのお祝いに:2006/11/05(日) 05:03:15 ID:FfTRE2tP
この人の場合、たいてい文芸大作だと思うが。
753この子の名無しのお祝いに:2006/11/05(日) 11:24:28 ID:mJ6JfKs/
そのとおり、増村は大半は文学作品の映画化もの
ちなみに商業的に成功しなかったってこともない
「黒の試走車」「兵隊やくざ」「陸軍中野学校」「でんきくらげ」
など興行的に成功を収めた作品は幾つもある。
754この子の名無しのお祝いに:2006/11/05(日) 23:51:36 ID:Avim+BHP
>725
宇津井氏がコサキンのラジオ番組で「脚本家の方に伺ったら、意味はありませんと言われた」と言っていた。
755:2006/11/11(土) 15:22:39 ID:1/JcUyU8
コサキン
wwwwwwwwwww

キモいですねあなた
756この子の名無しのお祝いに:2006/11/15(水) 14:32:09 ID:iIrSGqqB
増村は凄いな・・・
757この子の名無しのお祝いに:2006/11/19(日) 19:25:01 ID:FZVu7fDM
若尾文子主演作に代表される「女の映画」ばかり
取り沙汰されている気がしますが、
川口浩、田宮次郎、市川雷蔵、勝新太郎…
「男の映画」だと有無を言わさぬ傑作ばかりだと感じるのは
わたしが男なのだからでしょうか。
758この子の名無しのお祝いに:2006/11/20(月) 18:39:31 ID:fi+XvDhu
「女の映画」「男の映画」どちらも傑作・佳作・怪作ばかりの増村映画。
個人的にハズレと感じたのは『この子の七つのお祝いに』かなあ。
(『エデンの園』は未見)
遺作でなければまた評価違ったかも。杉浦直樹と岩下志麻の熱演はいいんだけど。
759この子の名無しのお祝いに:2006/11/21(火) 21:58:08 ID:wZ5/2dyb
「この子の〜」って昔はよく21時台の映画枠で放送してたのに、
最近はかからないな。
やっぱ、あのスプラッタシーンが敬遠されるんだろうか。
760この子の名無しのお祝いに:2006/11/22(水) 19:13:56 ID:YQ9xqF/j
ホラー映画全然やらないね。
あとあの枠で放送するのはだいたい10年位前までの映画だし。
761この子の名無しのお祝いに :2006/11/25(土) 11:48:28 ID:mY7vDM8v
宇津井健氏は神経痛
762この子の名無しのお祝いに:2006/12/01(金) 16:02:10 ID:d9hQtHtK
万田監督の「ありがとう」の後半は「プロゴルファー祈子」みたいだった
763この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 23:35:17 ID:kUzDzeKH
>>746
あの〜、戦後でいえばイタリア映画が世界一なんですけど。
少なくともヌーベルヴァーグがでてくるまではね。
あの溝口にさえ、「助監督からやり直したい」と言わしめた国、イタリア。
(『雨月』がヴェネチアで賞を取れなかったら、という留保付きではあったけど)

ゴダールは自身の『映画史』の中で(「絶対の貨幣」)、
戦後イタリア映画を絶賛。

「イタリアは戦争によって二度も世界を裏切ったのに
 映画の素晴らしさはどういうことだ」

ちなみに、ゴダールは増村を観ているよ。
764この子の名無しのお祝いに:2006/12/03(日) 23:54:26 ID:h3PDovkk
ロージ、コメンティーニ、カステリージョ、デシーカも好きかも
765この子の名無しのお祝いに:2006/12/04(月) 09:52:26 ID:IjXp23bW
ルイジ・コメンテーニ、レナート・カステラーニとはおそれいった
ロッセリーニといわないのが凄い
766この子の名無しのお祝いに:2006/12/07(木) 16:17:22 ID:ZKVVzIRe
カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂
767キン消し王子:2006/12/11(月) 12:13:28 ID:KZm2OWMD
最近”欧米か!”つう突っ込みが流行ってるけど、邦画ヲタの漏れは真っ先に初期の増村が頭に浮かんだ
”欧米か!”の矛先は、日本人の癖に欧米人ぶっとることに向けられてるわけだけど、
増村さんにも同じこと言えんかな。同時代的に生きてないから何とも言えんけどさ

増村初期のおもしろさは、大映つう日本の映画会社で撮っている以上、
受け手である大衆が、50s日本映画という巨大装置・日本語のもつリズムに絶対的に支配されてるというのに、
送り手の増村氏はそれに反逆して、西欧カブレぶりを全面的に発揮して生まれた、この異化効果にあるように思う
大島だったか今村だったか、のちにそのカブレを指摘され、”欧米か!”って突っ込まれるわけやけど
誰か知らんけども、はじめて日本語でヒップホップやった人は、”何してんの、自分?”って突っ込まれたと思うんよ

昨日WOWOWでやってた「氷壁」。原作知ってると異様、山本富士子のキャラといい、実体がつかめない。
アントニオーニあたりに出てくる西洋の女と思えば理解できなくはないけど。
768キン消し王子:2006/12/11(月) 12:25:05 ID:KZm2OWMD
今、思い出した。出てけえへんかった、フランス語が。
「初期増村作品はクレオール(creole)的」って言いたかった。
769この子の名無しのお祝いに:2006/12/12(火) 18:44:22 ID:/P4wLCX6
すまん、日本語に訳して、教養がないもので
770この子の名無しのお祝いに :2006/12/12(火) 19:25:36 ID:lu2Ofjl+
洗剤?
771この子の名無しのお祝いに:2006/12/13(水) 00:24:59 ID:lyQsQSaJ
欧米っていうけど、欧と米じゃ全然違うんだけどな
772この子の名無しのお祝いに:2006/12/14(木) 01:33:48 ID:3Kddnjv9
>>767
初期の増村映画の面白さ(滑稽さ)をモダニスティックというよりクレオール的というのは、まあ正しいと思うね。
増村自身、こんな日本人はいねーよと思ってたみたいだし。後期には変わってくるけれど。
773この子の名無しのお祝いに:2006/12/14(木) 07:25:41 ID:1jS65/Qo
>>767
お前さんは口調こそ子供ぽいが、いい分析してる。
西欧のパクリではなく、カブレたというのが増村調の最大ポイントだ。
>>772
>こんな日本人はいねーよ
氷壁の富士子ちゃんは、日本人でも西欧人でもないあの不気味さにあるね。
774この子の名無しのお祝いに:2006/12/14(木) 15:06:40 ID:ftySaWjr
「大地の子守唄」の漁師の少年はどう考えてもミスキャスト
775この子の名無しのお祝いに:2006/12/14(木) 18:31:15 ID:hVA+WNWp
>>765のような人が一番怖い
>>767>>772>>773は偉そうに御託をならべるわりに内容空疎。
ハスミンのスレでも逝け
>氷壁の富士子ちゃん
って、>>773
あなたは双葉先生か?
だったら、ここまできちゃったのねと天を仰ぐ心境ですねw
776この子の名無しのお祝いに:2006/12/15(金) 22:27:54 ID:T3P+iiV3
清作の妻、観たよ
ストレートな作品だね
こういうの作るほうが難しいよな
最近なら北野のDOLLSが似たようなテーマだけどだいぶ奇を衒ってるからな。
777この子の名無しのお祝いに :2006/12/15(金) 22:36:02 ID:F3kMcoOI
書籍「増村保造の世界」、絶版になっちゃったんだね。
そのうち買おうと思ってたのに、しまったー!
読んだ事ある人、感想求む。
778この子の名無しのお祝いに:2006/12/16(土) 02:15:03 ID:xC0ckW6m
「清作の妻」、眼から血をタラタラながす田村高広見て、
パゾリーニの「アポロンの地獄」を思い出したんだけど、
よく考えたらこの映画の方が先なんだよな。
もしかしたら増村はイタリア留学時代、パゾリーニと接点あった?
全体的に作風はどこか似てるよな。
779この子の名無しのお祝いに:2006/12/16(土) 15:11:48 ID:8Sim77to
眼から血を出すってのは
ギリシャ悲劇のオィディプス王が元ネタだろうね。
自分が母親と交わってたと王が知って母は自殺、王も目を繰りぬくみたいな
ラストだったような
780この子の名無しのお祝いに:2006/12/16(土) 23:25:15 ID:Rc7dcxa9
>>777
大きくて重いので、寝転がって読んでたら筋肉痛になりました。

上のほうのスレで話題になってる「何故増村は外国かぶれの映画を作るのか」の疑問は
この本に収められている増村自身の論を読めばわかると思います。

個人的には、今まで30本ぐらい観た中で、増村の映画をヌーヴェル・ヴァーグ的と
感じたことはあっても「外国かぶれ」と感じたことは一度もありません。
781この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 02:08:01 ID:HoI1MFtY
市川コンのほうがなにかオシャレぶってて恥ずかしい。今観ると。
782この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 10:27:44 ID:iVvMEp+3
しかしドッグ四方田の「吉田喜重の全体像」とか「大女優若尾文子」とか
映画の本ってなんであんなに高いんだ?
あれじゃ誰も買わないだろ

青山黒沢阿部塩田とかのロストインアメリカとかも
むちゃ高いし

蓮実の小津本は文庫化されてるけど、
あのくらいの域に達しないと意味無いだろ
創作より批評のほうが商業的に売れないと意味無い。
柄谷もデビュー時にそう言われたそうだ
783この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 10:29:39 ID:iVvMEp+3
増村はオシャレとかスレタイのクールとは逆じゃないの?
スチュワーデス物語もやるくらいだから
巨人の星のような熱血っぽさが売りなんじゃ
784この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 13:42:13 ID:OcnKoWrL
>>781
ちょっと同意。
いま日専で市川特集をやってるから見ているけども
「プーサン」「満員電車」「黒い十人の女」他、軽妙な和田脚本は面白いけど
市川演出は「スタイリッシュ」(? よくわからんが、ありがちな褒め言葉)
どころか、あくどいというか、今や古びてしまった感じは否めない。
スレ違いだし、単なる印象論に過ぎないけど。
785この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 18:01:58 ID:gUQCKd2S
俺は増村の過剰さも、崑のあざとさも映画の面白さとして受け入れられる。
786この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 18:18:10 ID:Sd0trQZ2
おれも「穴」なんてパッケージで騙され完全に内容からおいてきぼりくった。
「満員電車」「さようなら今日は〜」とか、当時の「実存」もどきの早口でサバサバした
スタイルはそうした「時代」だったんだろう。
大島までいくとゲップが出るが、軽妙なタッチは時代を知るには面白かった。
崑スレじゃないのでこのへんで。

787この子の名無しのお祝いに:2006/12/17(日) 18:50:11 ID:uEvsQnZA
突飛な言い方すれば、市川はスタイリストを逆手に取った「スタイリスト」だったと思う。
絶妙なテクニック(50年代では一番うまい)によって、守備範囲を肥大化させて、
その拡大していく方向自体が、スタイルになっていったという逆転現象とでも言うか。
オランダのサッカー選手が、どのポジションもこなせることをスタイルとしているように。
普通は、いろいろ試して、これが自分のスタイルだ!って徐々に収縮方向へ向かうでしょ?
有名どころで言えば、黒澤しかり小津しかり溝口しかり・・・・
市川さんと似てるといえば、木下かな?この人は拡大者の系譜にあるかも。
上のレスにある初期で言えば、
「プーサン」「満員電車」・・・軽やかで風刺的な笑劇
「炎上」「野火」「処刑の部屋」・・・社会的・観念的な重い作品(即物的描写)
これ以外にもいっぱいあるけど、彼の作品の守備範囲の広さはすさまじい。
三島由紀夫、大岡昇平、石原慎太郎、泉鏡花、幸田文、横溝正史・・・原作者のメンツ見たら明らか
文学に引っ掛ければ、市川は三島由紀夫的なスタイルをもってたのよ。
でも、三島は何でもできる器用さのなかに、潔癖性(文体崇拝)を見出そうとしたから、割腹へ向かったけど。
市川さんは余裕で生きてるし、バリバリ現役の監督として作品を公開してる。
これが何とも市川らしい。彼は決して潔癖方向へ行かなかった。失礼だけど、そんな知性もなかった。
「三島由紀夫映画論集成」っていう本があるけど、三島が一番自作の映画作品で評価してるのは、
ずばぬけて『金閣寺』を映画化した「炎上」と書いている。それは偶然かもしれんが。

要するに言いたいのは、市川はある時期やある作品だけを取り上げて、
こういう監督だ!って決め付けられないタイプの作家だってこと。
『憂国』だけを読んで、三島を右翼作家と呼ぶことが的外れなように。
拡散したものを全てを包括しないことには、市川の実体迫れないような気がする。
というより、自分のスタイルを簡単に要約されたくないがために、拡散させてるような気さえする。
市川フィルモグラフィーに共通項を見出せなら、何でもやる!それだけかな。

増村さんは不器用とは思わないが、市川的な器用さを目指してなかったと思う。
そういう器用さよりも、日本映画を変革したいという切実な思いが強かったと思う。
788この子の名無しのお祝いに:2006/12/18(月) 08:36:48 ID:2UTDG0VG
崑って、どうやって変換するの?
コンっていれても、やたら出てきて
789この子の名無しのお祝いに:2006/12/18(月) 12:45:21 ID:UfTdBTCu
>>785
まあどちらか一方を選べといわれれば、自分は確実に増村を選ぶよ。
増村の過剰と比べると、市川映画はあざといがナニか物足りない。
790この子の名無しのお祝いに:2006/12/18(月) 15:11:06 ID:2rOOVjVF
豪速球で意地でもど真ん中にバンバン放って三振取りにくるのと
七変化の魔球で、しかも凡打打たせてしとめる投手の差じゃね?

一つの作品が観終った後、記憶にずっと残るのが増村。
息が長くて単作より監督として記憶に残るのが崑。

オレはどっちかってとやはりハードパンチャー増村だな。
791この子の名無しのお祝いに:2006/12/18(月) 17:43:22 ID:2UTDG0VG
「鍵」を増村&若尾コンビで見たいな
娘は氷点みたく安田道代
792この子の名無しのお祝いに:2006/12/18(月) 17:59:10 ID:5IvOQeo4
牡蠣値下がりしてんの?
793この子の名無しのお祝いに :2006/12/19(火) 19:06:32 ID:Ce58FIne
>>780
777です。レスありがとうございます。
私も増村が外国かぶれと感じたことはないなぁ。
時として彼の描く人間像が、日本の社会ではより受け入れがたいというのは、
容易に想像できますが。

ますますこの本を読んでみたくなりました。
794この子の名無しのお祝いに:2006/12/20(水) 18:26:41 ID:2U6BRCJ9
にっかつが「鍵」を映画化するとき増村や今村に声をかけたらしい。
結局断られて神代が監督したわけだけど。
795この子の名無しのお祝いに:2006/12/20(水) 18:41:40 ID:22i4YgiT
岸田今日子逝去、「夫が見た」の凄艶が忘れられん
祈冥福
796この子の名無しのお祝いに:2006/12/21(木) 14:28:21 ID:x1vXfyfP
>795
同じく、岸田今日子さんのご冥福をお祈り申し上げます。合掌
「夫が見た」が増村最高傑作かも。凄みすごすぎ
797この子の名無しのお祝いに:2006/12/21(木) 20:56:41 ID:P+scBfbv
「夫が見た」の岸田の延長上にホステルの怖さがある
798この子の名無しのお祝いに:2006/12/21(木) 22:03:29 ID:G59XQnbr
昨日は、卍りともしない夜を過ごしましたよ・・・
799この子の名無しのお祝いに:2006/12/22(金) 19:53:04 ID:BY84OvhA
市川、若松、川島なお美、ティント・ブラスの「鍵」は観たけど
神代版だけ見てないな
800この子の名無しのお祝いに:2006/12/22(金) 23:39:44 ID:BY84OvhA
漫画家のますむらひろしと親戚?
嘘800げっと?
801この子の名無しのお祝いに:2006/12/22(金) 23:44:43 ID:G+kW7lcS
増村+岸田は、
不適な男、卍、女体、この子の七つのお祝に、ですね。
802この子の名無しのお祝いに:2006/12/26(火) 15:50:09 ID:GTFmqWFN
増村観るなら何がオススメですか?
予算は3〜4万です。
803北方:2006/12/26(火) 16:15:58 ID:jlfNxu8t
そんなにあるんならソープへ行け
804この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 04:29:19 ID:wrpen76j
>>802
DVDになっている:
からっ風野郎
妻は告白する

赤い天使
盲獣
遊び

なってない: (スカパーに入れ)
偽大学生

「女の小箱」より 夫が見た
805この子の名無しのお祝いに :2006/12/27(水) 05:01:33 ID:+bmPQ+fQ
今年初めて、増村監督の「盲獣」を筆頭に彼の作品に打ちのめされ、
そして増村保造をgoogleで検索した結果2chというものを知り、
とても驚きの多い一年でした。
ここにくると、周りには見当たらない増村ファンが多くいて、
とても嬉しくなります。
来年もまた、このスレを楽しみにしています。
独り言っぽくてスミマセン。。
でも何か今年最後に一言書きたくなってしまいました。
806この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 14:26:49 ID:r+DIAUEy
>802
最近こういうの流行ってんの?
807この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 18:14:56 ID:fDh0J2Zc
>>806どこで流行ってんの?
808この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 19:32:18 ID:gy6zLzsj
この人に興味ありません
こんな私にこいつの魅力について教えろ、この野郎!
809この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 19:48:12 ID:r+DIAUEy
「ある映画監督の生涯」に出てるけどホントに普通の人だね。
理屈っぽくなさそうだし。
810この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 20:15:08 ID:dRSbE4LW
>808
興味ないなら魅力は知らんでいいと思う
811この子の名無しのお祝いに:2006/12/27(水) 22:15:24 ID:hmkODHNi
>809
あの映画で初めて動く増村保造を観たんですが、
片時も口からタバコを離さない、そんな印象を受けました。

片時も口からタバコを離さない(多分)市川崑監督が、91歳で
新作映画を撮っていることを思うと、増村の早逝が悔やまれます。
812この子の名無しのお祝いに:2006/12/30(土) 03:30:18 ID:7NwMnXbp
「濡れた二人」のDVD出せ。
813この子の名無しのお祝いに:2006/12/30(土) 15:52:19 ID:ocIz8rUW
>812
あれつまんない。
814この子の名無しのお祝いに:2006/12/31(日) 02:23:04 ID:R5RBZYGi
この人の
滑稽なまでの過剰さ
は吉村公三郎から受け継いだんだろうか
815この子の名無しのお祝いに:2006/12/31(日) 03:47:05 ID:nR+JaUZO
吉村公三郎はよくも悪くもクソ真面目で優等生な印象。
その点増村は優等生から逸脱している。
その過剰とも言えるはみ出し具合が限り無く心地よい。
それまでの日本映画の定石の脱構築とも言えようか。
816この子の名無しのお祝いに:2006/12/31(日) 03:56:17 ID:LseTA01K
まあ、はみだし具合の系譜という点では、

成瀬巳喜男→石井輝男
溝口健二→増村保造

これがいい勝負なんだろうな。
817この子の名無しのお祝いに:2007/01/09(火) 00:14:03 ID:Z25BFUS7
卍、GYAOで見ました
818この子の名無しのお祝いに:2007/01/09(火) 22:13:26 ID:Z25BFUS7
終わり方の呆気なさ、
岸田が泣いてエンドマークってのがいいね
819この子の名無しのお祝いに:2007/01/10(水) 18:44:59 ID:ryDaYAnW
「痴人の愛」も、ナオミが譲二に馬乗りになりながら
涙流して終わりじゃなかったっけ。原作ではナオミは泣かないし、
ちょっと違和感というか、増村的でない湿っぽさを感じた。
「卍」のラストでは全然そんな風に思わなかったんだけど。。
820名無し映画ファン:2007/01/15(月) 20:57:01 ID:NAHKLDOf
2月の衛星劇場の特集「日本映画プロデューサー列伝
藤井浩明自選作品特集」にて増村作品
「青空娘」「巨人と玩具」を放送。日程は後ほど。
821名無し映画ファン:2007/01/24(水) 23:06:54 ID:wkH7GUYH
>>820 日程です。
「青空娘」 1日 8:45/10日 23:30/16日 13:00
「巨人と玩具」 1日 10:15/15日 16:15/24日 23:30
822:2007/01/26(金) 15:26:49 ID:aD7raICn
ショボッ!wwwww

823この子の名無しのお祝いに:2007/02/07(水) 08:02:10 ID:qkX1tdjm
早く「偽大学生」をDVD化してもらいたい。
没後20年終わっちゃったけど他も出して欲しいな。
824この子の名無しのお祝いに:2007/02/12(月) 21:31:30 ID:jPUVCg07
>>804
偽大学生は、以前スカパーで増村特集があったときにも放送されず、
チャンネルのHPに諸事情でラインナップから外したとかいうコメントが
載っていたと思う。
何回か過去ログでも話題になっているが、原作者の大江健三郎が
生きているうちはDVD化やテレビ放送はないと思われる。
劇場ではたまに上映されてるけど・・・(俺は大阪と東京で2回観た)
825この子の名無しのお祝いに:2007/02/19(月) 13:36:40 ID:pAilo30P
2月22日(木) 26:55〜28:40 テレビ東京
でんきくらげが放送される予定
826この子の名無しのお祝いに:2007/02/19(月) 20:07:44 ID:9Ed29ncg
「エデンの園」のDVD化はまだですか?
第二のアラン・ドロンはともかく
ファ二嬢の全裸が見たいのですが
827この子の名無しのお祝いに:2007/02/23(金) 05:58:44 ID:mwqY5y+l
>>825
実況板は暇な連中で深夜とは思えぬほど
盛り上がっていたよ。
聖徳太子の一万円に「旧札だよね。さすがに古い」と
反応する世代がタイトルだけでエロ期待に
たくさん集まっていたけど、観てるうちにどんどん
引き込まれたようで最初あった冷やかしの書き込みは
なくなり、途中から
物語に熱中してる書き込みばかりになった。
昔の映画いいじゃん、次週放送の「しびれくらげ」も
楽しみ等の声多し。なんの知識もなく初めて観た
であろう20代前後に
かなり印象残したよう。
やはり、深夜でも地上波での名作日本映画放映は
必要と思う。CSとは認知度が違う。
今宵、渥美マリと増村監督の名が関東ローカルで
10代20代に少し広まったわけです。。
828この子の名無しのお祝いに:2007/02/23(金) 08:50:05 ID:iJ8AOo7y
いい話ですね。
私も十代の頃、地方のテレビ局で増村作品を大量に流しているのを
偶然見つけて以来のファンですが、ホント、深夜でも昼でもいいから
地上波での放送は必要だと思います。啓蒙の意味で。
昔の日本映画をわざわざ名画座まで行って見る意欲はないような
若い「暇な連中」が発見するためにもw
829この子の名無しのお祝いに:2007/02/23(金) 10:54:26 ID:QRBxWGm2
これだね。
【マターリ】でんきくらげ・1【sage】
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1172167930/
830この子の名無しのお祝いに:2007/02/23(金) 13:54:12 ID:TdypcJL6
盲獣あたりも夜中に地上波でやったら、すごく反応ありそう。
831この子の名無しのお祝いに:2007/02/23(金) 16:12:34 ID:vXW4WykY
でんきくらげ、
ひどい画質のトリミング版を期待したのだが…
832この子の名無しのお祝いに:2007/02/23(金) 23:18:28 ID:mwqY5y+l
>>829
sageスレまだ生きてるんだ。本スレは確かpart5
ぐらいまでいってましたよ。
思えば、東京12チャンネルには品田さんが解説する
日本映画放映の番組でお世話になりました。
833この子の名無しのお祝いに:2007/02/27(火) 22:45:44 ID:BIom+MOT
読売新聞
ttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070227i511.htm
名脇役・高松英郎さん死去、「柔道一直線」の車周作役
俳優の高松英郎さんが26日午前、亡くなった。77歳。
1951年に大映に入社し、53年に映画「怒れ三平」でデビュー。
太いまゆと、ぎょろりとした目。確かな演技力で、
「巨人と玩具」「黒の試走車」などで強い印象を残した。
「巨人と玩具」実質上の主役,高松さんに黙祷。
834この子の名無しのお祝いに:2007/03/01(木) 04:41:22 ID:bI2W0Ifu
こないだ衛劇で見た時「巨人と玩具」の出演者殆ど死んでるなあと思ってたところだった。
藤山浩一さんや小野道子さんはお元気にされてるのかなあ。
高松さん演ずる宣伝課長が血を吐きながら笑ってるところが象徴的だった。特に宴会のシーン。
835この子の名無しのお祝いに:2007/03/06(火) 12:09:52 ID:lJWC/5MI
渥美マリのくらげシリーズ、掘北真希でリメイクきぼん
836この子の名無しのお祝いに:2007/03/06(火) 22:48:55 ID:9ziXRDlE
ドコドンドコドン太鼓をならせ
ドコドンドコドン火をつけろ〜♪
837この子の名無しのお祝いに:2007/03/08(木) 21:23:10 ID:wftHW2AX
関西では以前、UHF局が平日昼間に邦画枠持ってたんだけど、真昼間から
「くらげ」シリーズとか「痴人の愛」、「赤い天使」を放送してたよ。
838この子の名無しのお祝いに:2007/03/09(金) 08:36:55 ID:1y8j1oyr
>>837
関西ではずっと以前だが、朝日放送の午前中に邦画枠があったんだが、
あれで「氾濫」とか「痴人の愛」とか見た記憶がある。
839この子の名無しのお祝いに:2007/03/19(月) 20:38:22 ID:W0XQ8kde
船越英二氏、合掌。
この人の「盲獣」での怪演は強烈なインパクトだったなぁ。
素晴らしい俳優だったと思う。
840この子の名無しのお祝いに:2007/03/19(月) 21:14:38 ID:HKa8lbnZ
高松氏に続いて船越氏もか・・・
天国で増さんと一緒に映画撮ってください。
合掌。
841この子の名無しのお祝いに:2007/03/20(火) 11:50:36 ID:OwaLrPR9
船越英二は山本富士子の相手役というイメージがある
盲獣といっても思い出せない
緑魔子のパンティばかり、思い出す
842この子の名無しのお祝いに:2007/03/28(水) 18:46:47 ID:aJBx28/L
卍見た。 
843この子の名無しのお祝いに:2007/03/30(金) 00:07:30 ID:oW6XbZdw
船越英二は「盲獣」での印象も強いが「黒の試走車」かな

844この子の名無しのお祝いに:2007/03/31(土) 00:31:53 ID:Fj7Ft0Bd
「黒の試走車」・・・英二の記憶がない。
実質主演の高松英郎のインパクトがありすぎて。
845この子の名無しのお祝いに:2007/03/31(土) 02:26:20 ID:XtK8Wzo9
船越英二が『和製マストロヤンニ』とも云われてと『ウィキペディア(Wikipedia)』に書かれていたのだが
なんかこうイメージが重なり合わない
846この子の名無しのお祝いに:2007/03/31(土) 09:55:59 ID:LNUkOnof
イタリア人の雰囲気はあるね。
ヴィスコンティに似てる。
847この子の名無しのお祝いに:2007/03/31(土) 15:04:30 ID:3Lnme5Y9
船越氏のように『暖流』と『盲獣』の両極端な役柄を演じきれる男優は
増村作品では他に見当たらない。
小沢昭一が『痴人の愛』以外にも出演していればいろいろやったかもしれないけど。

船越氏とは関係ないけど『足にさわった女』でハナ肇と谷啓を演出したとき
谷啓には役者の素質があると大絶賛していたそうですね。
848www.sakutv.com:2007/04/02(月) 02:08:50 ID:kkrTfnsS
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849この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 01:01:22 ID:JN6aAKY/
この人の作品はぜんぶ完全な形で残っている、と思う。
まあ、戦後の人なので、当然ともいえるんだが。
初期の「くちづけ」「青空娘」といった初々しい作品もいいが、
やはり、60年代に若尾文子という絶好の女優をえて、
つくった作品がもっとも輝いている、というのが一般的評価だろうが、
70年代の作品にも凡作はいっさいない。
「悪名・縄張あらし」「動脈列島」「大地の子守唄」、そうしてきわめつけは、
「曽根崎心中」。最後の作品が「この子の7つのおいわいに」というのが、残念だが、これも、言われているほど悪くない。
850この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 01:26:47 ID:3GVU4WHI
>>849
「エデンの園」とか見たことがある人いんの? 昼ドラで「暖流」が
始まったけど、プロデューサーは増村版も見たのかな?
851この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 02:00:51 ID:zr93Sgdb
>>849
「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」もパワフルな快作だった。勝新もお気に入り。

だが、「新兵隊やくざ 火線」だけはどうみても失敗作だった。
852この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 06:57:58 ID:qKGiTQQo
>>850
普通にいるだろ? それほど観る機会のない作品じゃない。
853この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 19:40:06 ID:YL0/Ce8F
ビデオ化されてるしな
854この子の名無しのお祝いに:2007/04/17(火) 20:09:59 ID:b6zMo+9K
エデンの園は厨房の頃、雑誌「ロードショー」に載った
主演女優のヌードスチールで抜きまくった。
855この子の名無しのお祝いに:2007/05/29(火) 15:34:54 ID:pSInh4fO
HARD-OFFでエデンの園サントラLP発見 504円

増村作品のサントラはあと曾根崎心中を持ってるけど
他にもあるのだろうか
856この子の名無しのお祝いに:2007/05/30(水) 20:40:28 ID:q3NxErDT
『曽根崎心中』観た後に、『映画監督って何だ!』の主題歌のラップを聴くと感慨深いものがあるね。
857この子の名無しのお祝いに:2007/06/12(火) 16:31:45 ID:AMVhway7
阿木燿子監督「TANNKA 短歌」は大映色濃厚な怪作

くらげシリーズまであともう一歩
858この子の名無しのお祝いに:2007/06/13(水) 19:22:11 ID:E0JQgShC
>>857
どこがだよw
仙元誠三のカメラのおかげで何とか見れるけど、
高橋洋子とか椎名桜子クラスの単にダメな女性監督に過ぎない。
859この子の名無しのお祝いに:2007/06/13(水) 21:19:04 ID:yGP1ALiK
>>847
『からっ風野郎』の大学出インテリヤクザは渋くカッコ良かった。
860この子の名無しのお祝いに:2007/06/16(土) 21:40:27 ID:b1YvvIz0
>>857
黒谷ってどの程度脱いでんの?
それともヌードの代役使ってるとか?
861この子の名無しのお祝いに:2007/06/17(日) 05:01:05 ID:BS9jWy7v
>859
しかし、「からっ風野郎」は、おそらく増村は意識しないで、
喜劇になっていたな。三島がさいごのエスカレーターで寝転がっている
シーンでは笑いが起こった。
862この子の名無しのお祝いに:2007/06/17(日) 08:49:33 ID:fiSevJwF
若尾とか、船越とかやっても笑えてくることあるから、
三島だけのせいじゃないよな。
863この子の名無しのお祝いに:2007/06/17(日) 09:58:54 ID:U5sKiN5G
>>861
「からっ風野郎」は増村さんも分かってて撮っているはず。あれだけ主人公を駄目に
撮るあたり、三島のナルシズムをぶち壊したかったのは明白。
演技者としての三島にも厳しく当たったと聞く。もちろん、イジめてあげないと「俳優
として一人前に扱われていないのか」と傷つくと分かっていたのだろう。

映画も日活アクション的な世界観に対する批判だよね。三島は裕ちゃんみたいに
やりたかったと思うけど、全て裏切ってますし。
864この子の名無しのお祝いに:2007/06/17(日) 19:13:58 ID:i8Ljxp8S
増村は「三島は運動神経が鈍い」とかメチャクチャけなしてたよね。
865この子の名無しのお祝いに:2007/06/26(火) 16:01:56 ID:1I9xc4To

「氾濫」懐の深いカメラ
http://pointbreak.blog66.fc2.com/blog-entry-93.html
866この子の名無しのお祝いに:2007/06/29(金) 17:29:29 ID:065kjsT9
万田邦敏「ありがとう」の後半は大映テレビみたいだった
867この子の名無しのお祝いに:2007/07/21(土) 01:02:24 ID:xZec1M1z
ツタヤに増村のDVDが大量入荷!!
うれしすぎるー!!
868この子の名無しのお祝いに:2007/07/22(日) 02:52:27 ID:WoHTw/Oj
「ありがとう」は最初の場面での赤井の芝居で駄作かと思ったが、中盤からの怪しげな求心力は増村以上かも知れない。
終始いかがわしさを意識させながら気がついたら騙されてたみたいな妙なテンション。
いかにもなラストは仕方ないとしても、決して良い企画ではない題材をここまで持っていった力業には驚いた。
869この子の名無しのお祝いに:2007/07/23(月) 12:24:18 ID:QCUOZH1X
「青空娘」
吉田戦車がわざと描いた昔の少女マンガみたい。
870この子の名無しのお祝いに:2007/07/24(火) 13:27:34 ID:EefWJ7/f
半額レンタルで増村全部借りてやろうとTSUTAYA行ったら
吉田喜重も大量にあって
結局、未見の喜重作品ばっかり借りてしまった
871この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 00:19:37 ID:payvLsKl
いきなり20本置いてるしw
からっ風、刺青、超特急を借りたぜ
872この子の名無しのお祝いに:2007/07/26(木) 20:36:19 ID:UOqPArg1
若尾文子政見放送視聴あげ
873この子の名無しのお祝いに:2007/07/30(月) 13:20:55 ID:SpMaaFxw
落選オメ
874この子の名無しのお祝いに:2007/07/30(月) 21:20:22 ID:SMqLCm2R
いくら、あややが好きでも投票はできなかった・・・
ラピュタで野添ひとみ特集やりますね
875この子の名無しのお祝いに:2007/08/03(金) 16:19:17 ID:TMF9xfLz
>>872
最高殊勲夫人!!
876この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 04:21:48 ID:rvKNr5lh
巨人と玩具、借りました
なぜか、エロ系Xシネの棚に分類されてた

増村監督&「玩具」⇒エロ

っていう発想か?巨人を、巨根か巨乳と読み間違えた?
開高の原作は読んだけど、べつにエロくなかったような
社会派っぽい話だろ?
877この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 04:58:16 ID:pmVjxv77
「巨人と玩具」は、増村の演出力が全開の作品だとおもう。
テーマ的には、彼の資質をいかすとはいえないが、
あの人を巻き込む力は増村だからだろう。
878この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 10:56:33 ID:rvKNr5lh
これから観ます
楽しみ。吉田喜重の「血は渇いてる」みたいな映画との先入観を持ってますが
どうか?
879この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 11:05:01 ID:BcvtXV20
全然違うわ。伊丹十三的。
880この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 21:21:31 ID:rvKNr5lh
今、見た
たしかにアブラギッシュな感じは
伊丹に近い。

しかし、資本主義への視線は増村のほうが緻密か?
881この子の名無しのお祝いに:2007/08/04(土) 23:28:18 ID:wA5PtvjH
>>880
「資本主義への視線」といっても一般的な批判ではないよね、増村監督の場合。

狂奔する資本主義のなかで、もがく高松やのし上がろうとする野添を積極的に肯定する。
日本には「逞しい悪」が必要なんだ、と言ってるね。『氾濫』『闇を横切れ』『暖流』『偽大学生』・・・高度成長期初期の作品に共通するテーマだ。

86年に亡くなった増村さんが、バブル経済を経て存命であったらどんな日本社会を描いたか、興味あるところだけど。
882この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 02:21:27 ID:IWrvWgjs
うちの近くのツタヤも最近
増村、吉田作品大量入荷したよ。
それではじめて知ったよ。
今度借りるよ。
バイバイだよ。
883この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 03:12:11 ID:iWYnYtaG
むしろあの時期の増村は新東宝の石井輝男作品と比較されるべきだと思う。
つくづくこの二人は色んな意味で好敵手だったんだなあ、と。
884この子の名無しのお祝いに:2007/08/05(日) 08:43:03 ID:vkEKTTix
>>882
>ツタヤ
とくに、吉田喜重が凄いね
一般的人気はあんまり無いのに、やたら揃ってる
885この子の名無しのお祝いに:2007/08/06(月) 13:41:38 ID:roCET6Uo
在宅アルバイトならチャットレディがオススメ。
はっきり言ってこんなに楽で自由で高収入のアルバイトは
ありません。私も経験者ですので自信があります。
下記のサイトに詳しく説明してあります。
http://www2.atpages.jp/nicl1216/
886この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 17:21:01 ID:4bOWKANQ
最高殊勲夫人、借りる予定
887この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 18:22:06 ID:Ec+YLEqQ
>886
最高殊勲夫人、人気だな。
まだ、監督の名なんて、黒沢とか小津ぐらいしか意識してないころに見て、
すごいテンポ、早口のセリフ、叩き込むような作劇にしびれた記憶がある。
若尾文子と川口浩のせいかな、なんて思って、当時の大映のこの二人が
出ているのをたくさん見たが、ほかは全部くそだった。
増村という名前を意識した最初の作品だ。
888この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 20:08:48 ID:4bOWKANQ
レンタルして、いま、見たよ。
いや、こういう都会派っぽいロマンティックコメディって
当時珍しかったんじゃない?とても良かったよ。
ルビッチとかワイルダーを意識したのかな。

多彩な趣味の元婚約者の令嬢のエピソードが天丼で出てくるのはイカスね。

「浪花節的ヒロイズムね」なんて台詞がサラッと出てきたけど
当時の客に意味分かったのかな?

>当時の大映のこの二人が
>出ているのをたくさん見たが

小津の「浮草」はどうよ?
889この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 22:01:39 ID:Ec+YLEqQ
>888
まあ、僕の書き方もまずかったんだが、量産されていた若尾と川口のコメディのこと
なんだが。冷静になって、考えたら、「妻は告白する」は、やはり若尾と川口の
コンビだ。
これは、増村の代表作のひとつで、こんなのまで、悪口をいいたかったわけでは
ない。
890この子の名無しのお祝いに:2007/08/07(火) 23:24:16 ID:paEnXgrB
>>887 が断罪したくその中に、今こそ光り輝くものがたくさんありそうだけどな。

>>888 『浮草』は小津の中でもかなり好きだなあ。
鴈治郎と京マチ子、杉村春子の演技合戦の前じゃ、文子も浩も印象薄いね。
891この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 09:41:09 ID:Y0SnOEhA
題材だけあって、脇にもこってりしたのが揃ってるしね。
そういや、増村の映画で、脇役にいいのが揃っている映画ってどんなんがある?
892この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 16:45:50 ID:ZguqZa5J
前がもっこりしてそうなのは船越 (;´Д`)ハァハァ
893この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 19:26:35 ID:pD3otbrB
>891
増村の作品で、脇役が重要な役割を演じることはまずないだろ。
「盲獣」の千石規子は、まあ、脇役なんだろうが、あの映画、たった3人しか
出ていなかったようにおもう。
緑と船越と千石。しかも、千石はちらっとしか出番がなかった。
894この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 23:47:13 ID:e02+b15A
増村映画の場合、主役を食う脇役といったほうが適切だろう。
「巨人と玩具」「黒の試走車」
両方とも、高松英郎が強烈。

「偽大学生」のジェリー藤尾も凄いが、これは元々主役だけど、
クレジット表記の都合で若尾文子がトップになっただけだろうな
895この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 08:08:47 ID:+mDukV6F
「卍」の川津も強烈
896この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 10:29:52 ID:r2JilFSt
その辺は全部主役じゃないか。
二枚看板の一枚じゃないだけで。
897この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 11:29:20 ID:N64uOv8D
勝新が増村について語ってる記事とか読んだ事ないんだけど、どう思っていたのかな?
何本かコンビを組んでいるんだから、能力は高く評価してるとは思うんだけど
898この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 14:04:05 ID:5VOJBgOn
増村のドSぶりがいい。 
特に女に対するデリカシーが欠如してるところが 
sの俺にはたまらない
899この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 16:59:23 ID:8s7ok6xM
ドSかな?
ドMの谷崎の作品をよく映画化するし、イニシャルもMだし。
900この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 18:04:27 ID:8s7ok6xM
900ゲット
「鍵」も京マチ子の市川版もいいが、
若尾文子版があれば良かったなあ
901この子の名無しのお祝いに:2007/08/09(木) 22:24:55 ID:N64uOv8D
増村が『女囚さそり』とか『0課の女 赤い手錠』とか撮ってたら良い作品が出来たと思うな。
今のそれぞれの作品も十分面白いが、作品も女優もまた違った面が出るのでは。
902この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 05:08:25 ID:LyjnrCy2
増村の『女囚さそり』なあ。なんか想像つかないな。

そういや復讐劇というのはないね、増村映画には。
同じ梶芽衣子主演で、女の情念が男と社会に向けられていく、という点では『曽根崎心中』もそうだね。
「立派に心中することが世間に対する私の生の証明なんだ」というお初の主張。でもこれは復讐とは違うな。
またアクション映画として考えても『からっ風野郎』『やくざ絶唱』『陸軍中野学校』などから『さそり』は思い浮かばないなあ。

これが鈴木清順なら想像はつくけどね。
相当変な『さそり』が。
903この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 07:36:22 ID:+l4H9ihC
増村は過剰な+思考だからね。
さそりは極端な−思考でしょ。復讐劇だからね。

「動脈列島」の近藤正臣の社会に対する怒りが、
ちょっと怨念めいているのは不思議なセンスだよな。
論理としては+思考なんだけど、情念として−思考。
「曽根崎心中」でもそういうところがあるな。
904この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 07:38:31 ID:+l4H9ihC
>>901
増村版「さそり」がどんなだかキボンヌ

「修羅雪姫」を「大地の子守唄」風に作るのはアリかも。
905この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 12:43:17 ID:LyjnrCy2
>>903
曽根崎心中の、死ぬのにやたら+思考なところは増村監督の作り込みかと思ってた。
恥ずかし乍ら、映画をみて初めて近松の原作を読んでみて驚いた。そのまんまなんだな。
実存主義文学のつもりで読んでしまったよ(笑
906この子の名無しのお祝いに:2007/08/11(土) 23:12:27 ID:5eQHJTf8
痴人の愛、レンタル
907諏訪魔:2007/08/12(日) 01:17:05 ID:gLRmp9xY
やっぱ、スチュワーデス物語でしょ。
908この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 03:55:48 ID:bZkM3yUU
>>905
−思考だと下手すりゃ上映禁止になる。心中ものは。
909この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 10:27:46 ID:IiSpOw9l
>>908
その程度のテーマ性の違いで禁止はないでしょ。いくらなんでも。

それはともかく、『曾根崎心中』はDVD化したらR-15指定にはなるかもね。
血糊どばどばのスプラッターだし。

増村監督、嬉々として「血糊よーい!」とかやってたらしいね。
「これじゃ足りない」とか言って自らバケツでドバーッと。
岸田今日子が書いてた。
910この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 10:33:52 ID:bZkM3yUU
上映じゃなくて上演でした。江戸時代の話ね。
911この子の名無しのお祝いに:2007/08/12(日) 23:46:40 ID:OaJBe7P6
yasuda michiyo 
安田道代はなかなかダイナマイトバディだな>痴人
912この子の名無しのお祝いに:2007/08/13(月) 02:01:03 ID:GUeM3FNL
セックス・チェックだとそんな感じでも無いけどな。
913この子の名無しのお祝いに:2007/08/13(月) 16:16:49 ID:jLiixpCB
ここも剃ってって脇見せて
茂み・・・
あれは萎え〜だな

同じ原作の水原ゆう紀主演の「スキャンダル」は
あんなに茂ってなかった
そこだけあっちの勝ち
914この子の名無しのお祝いに:2007/08/13(月) 16:17:22 ID:jLiixpCB
脇→腋
915この子の名無しのお祝いに:2007/08/13(月) 16:18:45 ID:jLiixpCB
「スキャンダル」じゃなくて「ナオミ」か
916この子の名無しのお祝いに:2007/08/13(月) 16:28:27 ID:jLiixpCB
田村正和の役名が「浜田」で
彼はダウンタウン浜田と共演したこともあるが
ここでの田村はなんか浜ちゃんに似てた
917この子の名無しのお祝いに:2007/08/13(月) 20:26:36 ID:AS973sdu
昨日リブロ行ったらワイズ出版の増村保造の世界が奇跡的に売れ残っていて念願達成!田舎住んでて良かった
918この子の名無しのお祝いに:2007/08/14(火) 00:33:07 ID:P7rpgwoj
「やくざ絶唱」をソニンでリメイク希望。
919この子の名無しのお祝いに:2007/08/14(火) 05:40:19 ID:HPQeeF7H
>>917
「増村保造の世界」
若尾文子が書いた「最高殊勲夫人と私」という、当時の宣伝パンフの文章がおもしろい。
鉛筆なめなめ一生懸命書いた作文みたいで微笑ましかった。
若尾文子の政見放送見ながら思い出したよ。
920この子の名無しのお祝いに:2007/08/14(火) 09:39:46 ID:/VBakUV1
僕の鉛筆も一生懸命なめなめして〜あやや、ハァハァ

なんて誰か書くだろうな〜
だから早い者勝ちで先手打っときます
勝ちぃ!wwwwwwwwwwwwwwww
921この子の名無しのお祝いに:2007/08/16(木) 22:26:15 ID:6VzlI/ze
そんなこと誰も書かねえよ、この粗チン野郎!
922この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 02:49:24 ID:SvdxF5gb
次は青空娘レンタル予定
923この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 06:47:20 ID:C5EN91xM
青空娘、劇場で二回観ただけなんだけど、発色がきついなあという印象がある。
あれはイーストマンカラー(コダック)なんだろうか。退色してないのはすごいけど。
924この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 18:20:34 ID:3445k9fQ
猛暑が続いてる日には、夜に「この子の七つのお祝いに」を観るのが一番!マジ岸田キョン×2の演技が凄すぎる
925この子の名無しのお祝いに:2007/08/17(金) 18:40:39 ID:R/yPb+nJ
>>924
あなた本当は陰気な私より明るい(ry
926この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 01:58:30 ID:EiaZpIvw
青空〜レンタル
927この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 02:02:39 ID:EiaZpIvw
次スレ、タイトル

【祝ツタヤDVD】増村保造 2【大量入荷】
928この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 16:05:30 ID:EiaZpIvw
しかし、せっかく入荷したものの
監督コーナー設けないでアイウエオ順に並べちゃうから
見つけにくい

「巨人と玩具」なんかエロ映画のコーナーにあった。
増村作品でもエロ要素の無いほうの映画なのに。
929この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 16:07:31 ID:EiaZpIvw
いまどき、増村の映画レンタルする奴は
6割は監督のブランド、残りは若尾ブランドで見るわけだから
コーナー作ったほうが儲かるのに商売下手だなツタヤ
930この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 17:29:03 ID:LpCdjEZM
うちの近所にも数件ツタヤあるけどちゃんと監督コーナー作られてるよ。
ちなみに典型的地方都市。
931この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 19:19:13 ID:EiaZpIvw
俺の町だけか?
いや、喜重とか喜八のコーナーはあったけど
喜重も、先に入荷された初期作品は散らされちゃった
932この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 23:40:21 ID:EiaZpIvw
青空娘、見た

ミヤコ蝶々が愛しい
933この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 06:16:53 ID:VP2EzIVn
増村は邦画にありがちなテンポ緩々、ロングショット多様の監督じゃないから
テレビに適応できた?
934この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 07:46:51 ID:TiZbHOZB
>933
増村の映画は最初から大好きだったが、すごく雑に作られている、と思っていた。
ところが、見直してみると、ものすごく洗練されているのにびっくりした。
「清作の妻」の画面構成といい、白黒の画像といい、無駄がなく
すごく垢抜けている。この監督の作品は絶対に古びないだろう。
935この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 12:47:56 ID:VP2EzIVn
でもさ〜
青空娘のピンポンのシーンで
サザエさんの「んばぐぐ」(アンパンが喉につかえる音)みたいなショットが
あって
赤面
936この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 13:03:51 ID:XEWg5kVV
>>933
デビュー作の「くちづけ」(57)で余りに演出(編集)のテンポが早過ぎて舟橋和郎
のシナリオを途中で使い切って74分で仕上げてしまったらしいから、いか
にも日本映画的な間合いには良くも悪くも興味がなかったと思う。

>>934
増村は自分でレンズを覗いてカメラマンにどんどん意見を出す。絵作りも自
分で見るタイプ。覗かせない宮川一夫と組んだ際は苦労した。
937この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 15:27:03 ID:VP2EzIVn
ツタヤに、喜重と増村が大量入荷してるから見比べてるけど
喜重は独立してからどんどん「邦画的」(テンポ緩々、ロング、長回し)に
なってるな。
増村は、テンポがいいんだよ。ただ、じっくりと「あ、この画、いいな」と
目を留めるってことはないような希ガス。>>933のいうように、繰り返し見れば
画の良さに気づくのかもしれないけどさ。
938この子の名無しのお祝いに:2007/08/20(月) 16:11:37 ID:OI6gEcQL
>>937
増村映画というと、複数の人物がぎゅっと押し込まれた構図だね。
典型的に「妻は告白する」「黒の報告書」の裁判シーンなど、対立する人間関係を文字通り圧迫的に表現したものが多い。

好きなのは「夫が見た」で多用されている、画面の2/3を襖などの前景で潰して、残りに若尾と田宮を配した画だね。
美しい自然を背景に人物をロングショットで撮るような「叙情的」シーンはほとんどないよね。「大地の子守唄」くらいかな。
クロースアップもないけど、近眼の人が標準レンズで撮った写真というか。奥さんは眼科医だったらしいが。
939この子の名無しのお祝いに:2007/08/21(火) 21:37:57 ID:HHpbkXNm
ツタヤには大量入荷されたがゲオにはないもんだな

940この子の名無しのお祝いに:2007/08/21(火) 23:58:35 ID:jx9qoe6J
しかし、今頃になって、フランスが増村マンセーなんだな。
「赤い天使」は日本とほぼ同時期に公開されたけれど、一部に熱狂的ファンが
できた。しかし、それは一般のレベルまではいかなかった。
いま、フランスは発見すべき監督としてまっさきに増村をあげている。
増村というと、大映の職人というあつかいで、芸術派とは呼ばれなかったようだが、
同時期の市川とは、並べて比較することはなかったが、
フランスも当然、市川には注目していた。しかし、それはあくまで、
「ビルマの竪琴」のような映画でだった。
いま、市川はぜんぜんお呼びじゃない。「犬神家」なんか見たら、あきれるんじゃ
ないか?
941この子の名無しのお祝いに:2007/08/22(水) 00:03:15 ID:qeBDZsPT
しかし、増村というと、すぐ女性の自立とかを連想してしまうけど、
男映画では、まるで、別人のような作品をかなりたくさん作ったな。
「黒」シリーズ、「兵隊やくざ」「陸軍中野学校」「悪名・縄張あらし」とかあるけど、
最後のだけがカラーで、あとは禁欲的な白黒。それが実にいいんだな。
942この子の名無しのお祝いに:2007/08/22(水) 10:12:07 ID:ImkKmF2h
増村映画の主役の男って、ヘタレだったり世間知らず(ほぼ川口浩)だったり。
でも脇役の悪党がカッコ良いんだな。曽根崎心中、巨人と玩具、闇を横切れ・・・
個人的には「からっ風野郎」の神山繁とか好きだね。喘息持ちの殺し屋。
カッコ良くはないが。
943この子の名無しのお祝いに:2007/08/22(水) 22:15:29 ID:26hAjfOx
短足持ちの殺し屋
944この子の名無しのお祝いに:2007/08/23(木) 01:19:31 ID:0iowPt1e
短足ってあんまり最近聞かない言葉だと思うけどどうよ

兄貴が、この言葉から発展させて、「長足」「短手」「長手」なんて言葉を
使ってたから、本当にそういう言葉があるのだと思って
国語の時間に「手」のつく熟語を挙げろってテストで
「たん手」(短という字はまだ習ってなかった)と書いて
先生に「これ何?」と訊かれ、「手が短いことです」と答えた
消防の俺
945この子の名無しのお祝いに:2007/08/23(木) 01:20:56 ID:0iowPt1e
長足って語はあるな、すまん
946この子の名無しのお祝いに:2007/08/23(木) 01:23:09 ID:0iowPt1e
「短手」「長手」も語自体はあるな、意味は違うけど

増村も最高!
947この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 07:53:42 ID:3z1es/Sm
今、ツタヤで妻を告白するを借りてきたが
DVD日本語字幕付いていない
何とかしろよ。角川!
東宝のDVDは日本語字幕付いているのに
948この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 12:18:55 ID:YTjekyVK
大映系はみんな付いてない
その代わり、メニュー操作のための音声解説なんて余計なものがついてて
その解説をOFFにするかどうかの選択肢もあって、それがまた余計なんだ

でも、増村の映画は台詞が聴取困難ってことはあんまり無いんじゃ?

成瀬はちょっと聴き取りにくい。黒澤も。
小津は大丈夫
949この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 15:27:02 ID:3z1es/Sm
>>948
そうだね
今見終わった。そんなに聞き取りにくくはなかった
黒澤なんかは日本語字幕がないと困るが、この人の作品は大丈夫みたいだな
とりあえず、他の作品も見てみる

最近、古い映画ばかり見ていて
成瀬・小津見てきた
成瀬にははまったけど、この増村監督作品もちょっと追いかけてみよう
では、次は溝口作品を見ます
950この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 17:52:05 ID:YTjekyVK
成瀬、小津、黒澤は日本語字幕付いてるね
「不適切な台詞・・・」っていう注意書きも必ず出てくる
いまでいう差別用語が出てくる場合が多いからね
951この子の名無しのお祝いに:2007/09/04(火) 17:12:49 ID:S7sqz9i4
偽大学生、ラストへの展開に圧倒された。若尾文子のきれいさとジェリー藤尾の狂気の演技が対象的
952この子の名無しのお祝いに:2007/09/05(水) 09:22:59 ID:8RJ8X7GL
>>951
「偽大学生」
これ誰が観ても、組織というものの非人間性という印象をもつと思うけど、どうですか。
ところが増村さん自身の解説を読むと、「これは全学連(映画では全学同)賛成の映画なんだ。日本にはこういう『悪』が必要なんだ」とか言っててちょっと面喰らうんですよ。逆説的な物言いはしない人だけに。
理解はできるんですがね。大江健三郎はこの辺りが気にくわなかったんでしょうね。
「近代主義者」と言われ、左右から批判された増村さんらしい作品だと思いますね。
953この子の名無しのお祝いに:2007/09/06(木) 20:03:51 ID:Gzotp2v4
どう見てもそうはとれない映画だが、面白い。

大江があの映画を快く思ってなくてDVD化やテレビ放送も許さない理由は、
原作にないラストが加えられていることもあるかも。
そして、その加筆が大成功してる。
原作はわりとあっさり終わるんだよ。
あっさりと言っても、映画に比べてればの話だけど。
954この子の名無しのお祝いに:2007/09/09(日) 23:09:56 ID:xwfsFt0n
初めてからっ風野郎観たけど、下手なりに頑張っている三島がどことなく可愛く見えたw
何人か書いてるけど、うちの近くのツタヤにも増村や喜重作品が続々入荷して嬉しい限り。
955この子の名無しのお祝いに:2007/09/09(日) 23:14:36 ID:gixoy79B
からっ風野郎のDVDがamazonマーケットプレイスで高騰してるな。
今でも普通に劇場上映やテレビ放送される作品なのになぜ?
956この子の名無しのお祝いに:2007/09/09(日) 23:18:41 ID:xwfsFt0n
それどころか、11月あたりに廉価版が出るはずw
確かアマゾンで検索したら出てきたと思うし。
957この子の名無しのお祝いに:2007/09/11(火) 00:17:54 ID:aonp8FuR
>>95
あまりの真面目っぷりに、微笑ましくなるよな。
捨て身の熱演。さすが文壇のトリック・スター。
958この子の名無しのお祝いに:2007/09/11(火) 00:18:28 ID:aonp8FuR
>>955
たぶん、ジャケが格好良すぎるからw
959この子の名無しのお祝いに:2007/09/14(金) 15:30:14 ID:OBWT78Dy
盲獣観た。最後のほうはコントに見えた。
960この子の名無しのお祝いに:2007/09/14(金) 17:12:55 ID:OBWT78Dy
巨人と玩具も観終わった。ひどい映画だった。この監督は当たり外れが激しいな。
961この子の名無しのお祝いに:2007/09/14(金) 17:40:11 ID:q2aSG7Qf
>>960
どのへんが、ひどい?
ぜひ批評を聞かせてください
俺は好きだったけどな。

開高の原作をだいぶ前に読んでいてそれとはだいぶ印象違ったけど。
ラスト、宇宙服みたいの着てキャンペーンやりところは
原作の印象ではもっとグロテスクで滑稽な感じだったけど
映画ではわりとキレイにまとめてたかな。
962この子の名無しのお祝いに:2007/09/14(金) 17:42:02 ID:q2aSG7Qf
キャンペーンやりところは → キャンペーンやるところは
963この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 02:09:02 ID:otXdLoS8
>>960
俺もダメだ。
ああいうのこなすセンスがないわ。
広告、特にデザインのことなんか分からない人だろ。
だからピントが外れてる。こういうのは市川崑の方がうまい。
良く似た話の吉田喜重「血は乾いてる」の方が面白い。
増村の映画で苦手なのはこれくらい。
964この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 09:26:49 ID:BEPbystZ
「血は乾いてる」も「巨人」も両方好きだな。
965この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 13:39:14 ID:05mCbTHx
35
966この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 14:14:35 ID:yGcp/Uoi
へー最近フランスで評価されてるんだ
そのうち第五の巨匠とか言われるようになったりして
967この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 14:45:12 ID:rjLGv7y2
>966

もうとっくになっている。
ルモンドという有力紙の映画評論家が増村オタで、
彼の作品ならなんでもほめちぎる。
968この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 14:56:22 ID:rjLGv7y2
今、フランスのサイトを確認したら、「大地の子守唄」がシネマテークで
公開されることになっている。
見直したいんだよな。この作品。
969この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:24:23 ID:05mCbTHx
33
970この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:24:58 ID:05mCbTHx
32
971この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:26:20 ID:05mCbTHx
29
972この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:37:45 ID:05mCbTHx
28
973この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:38:17 ID:05mCbTHx
27
974この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:40:04 ID:05mCbTHx
26
975この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:41:08 ID:05mCbTHx
25
976この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:42:03 ID:05mCbTHx
24
977この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:43:34 ID:05mCbTHx
23
978この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 20:44:06 ID:05mCbTHx
22
979この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:22:44 ID:05mCbTHx
21
980この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:27:03 ID:05mCbTHx
20
981この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:29:05 ID:05mCbTHx
19
982この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:30:43 ID:05mCbTHx
18
983この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:36:03 ID:05mCbTHx
17
984この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:37:11 ID:05mCbTHx
16
985この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:39:40 ID:05mCbTHx
15
986この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:40:51 ID:05mCbTHx
14
987この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:42:25 ID:05mCbTHx
13
988この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 21:44:39 ID:05mCbTHx
12
989この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:10:22 ID:05mCbTHx
11
990この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:11:17 ID:05mCbTHx
10
991この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:11:52 ID:05mCbTHx
992この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:12:26 ID:05mCbTHx
993この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:13:35 ID:05mCbTHx
994この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:16:01 ID:05mCbTHx
995この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:17:05 ID:05mCbTHx
996この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:21:37 ID:05mCbTHx
997この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:24:35 ID:05mCbTHx
998この子の名無しのお祝いに:2007/09/15(土) 22:26:03 ID:05mCbTHx
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