1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
盛り上げるために一応作っときます。
とりあえずモノクロ作品にははずれなし。
乱みたいな大作よりも小品のほうがいいね。
I get 2
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 21:17 ID:Up10EYK8
カラー映画は屑ばかり。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 22:01 ID:nHwgSJRq
カラー化してからは色に神経を使いすぎ。
モノクロで育ったので色を過大に考えすぎたみたい。
以前、黒澤スレで「影武者のカラーはクリアーなだけでつまらない。昔の日本映画
みたいな色が出ない時代にカラーをやっても仕方がない」とか書いたら、
「あの色こそ黒澤の望んだ色。昔の邦画の色の方がいいというのは錯覚」とか言われた。
うーん。でもつまんないと思うけどね。大映時代劇のカラーで、黒澤映画を
撮ったらどうなったことだろうか?
宮川一夫を東宝に呼ぶのではなく、大映京都に黒澤が行ったらどうなったのか、
とふと考える。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 22:36 ID:MPlinQqa
カラー作品のほうが面白い
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 00:15 ID:qwJbkzd3
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 12:16 ID:rw/9Jtct
「黒沢監督色弱説」ってあるんだけどね。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 13:26 ID:52pCS5+o
照明の佐野さんの話知らないの?
10 :
dy:03/10/20 20:35 ID:ueai31ta
「椿三十郎」みたいにラストの血しぶきだけ赤ってのが良かった。
やっぱりモノクロ派っす。
限定された条件下でいかにリアルな演出に見せるかってことに
こだわったところが黒沢センセイの良さでは?
VFXあり、ワイヤーアクションあり、CG合成なんでもありの現代じゃ
あんまり大したもの作れないのではないでしょうか
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 21:01 ID:iVF/Tme+
>「椿三十郎」みたいにラストの血しぶきだけ赤
意味不明だが?
「天国と地獄」みたいに煙突の煙だけカラーってのが良かった。
なら分かるけど。
オレは「煙突の煙」わざとらしくて大嫌いだが
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 22:55 ID:3/i6P470
自殺未遂をしたのはモノクロ時代かカラー時代かで
少し答えが見えそうなんだけど。
いつだったかな?
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 23:09 ID:isTrq7Co
ところで「白痴」はみんなどう評価してるの?
カットがなければ映画史に残る名作ロマンスだったと思うけど、
今のところ「長いだけでなんだかわからん」という評価しか受けてない
ように思えるが。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/23 19:13 ID:dldVBlEl
フィルムを殺陣に斬れ
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/23 19:17 ID:zjD6MyEo
自殺未遂はどですかでんの後
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 22:47 ID:RCl9ZTxH
カラー初作だよね?
やっぱりカラーに自信が無かったのかも?
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 23:02 ID:VLZYpmYa
「どですかでん」より「どら平太」を映画化すれば良かったのに。
やっぱり三船に代わる役者を使うのは不安だったのかな。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 15:32 ID:ETRTQkI0
どっかこいつの絵コンテ見れるサイトない?一枚でもいいからさ
19 :
↑:03/10/26 19:41 ID:iKcAD2q7
こいつってなんだ!
黒沢天皇に対して
無礼である!!
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 20:00 ID:WYbvzItx
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 00:14 ID:Xff5IImr
「どですかでん」は実は隠れファンが多いと私は推測している。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 01:19 ID:IB5fzeAg
六ちゃんが電車の真似して走るシーンとエンディングはジーンと来たよ。
23 :
伊東家:03/10/28 07:47 ID:Xff5IImr
「蜘蛛巣城」は実は英語の字幕版で観たほうが観やすい。
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 11:22 ID:eUq5HdsV
>>16 あの自殺は「どですかでん」の出来不出来のせいじゃなくて、
「トラ!トラ!トラ!」騒動にまつわるトラウマが消えてなかったってことでしょ?
元々、気弱な性格だったみたいだよね。
増村保造と話してるうちに「僕はもうダメだあ」とメソメソと泣き出したことがあったくらいだから。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 18:14 ID:Xff5IImr
自殺未遂して以来、黒澤はお得意の「バカヤロー!」が言えなくなった。
逆にこの言葉を客に言わしてしまう作品ばかりつくるようになってしまった。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/30 04:19 ID:8vPqnchV
ボクは黒澤明が世界最高の映画監督だと思ってます!
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/30 22:46 ID:8WatAYEc
どなたか教えてください。
「素晴らしき日曜日」で主演していた沼崎勲ってなんで死んだの?病死?
若くして死んだために資料が少ないもので。
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/30 23:35 ID:k/regK+d
>>27 「素晴らしき日曜日」かぁ……
イタリアの「自転車泥棒」に匹敵する敗戦国のみじめさを
これでもかとばかりに描いた映画だったね。
パチパチパチパチ←拍手のつもり
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 00:33 ID:x+vN0GQk
最近やっと買った黒澤DVDの日本語字幕によってセリフが何言ってたのか
解った部分が随所にあって面白かった。
古文書解明の成功の感覚ってあんな感じかな。
「八州周り」とか「大目付の菊井」なんて昔何かと思ったもんで。恥。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 00:39 ID:x+vN0GQk
「八州周り」って関八州の事らしい。
群馬って聞くけど「用心棒」の舞台は前橋か高崎だっか。
おおごまちともきいた。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/01 20:06 ID:uXfLfFa4
こいつの映画って音声聴き取りにくいよね。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/01 20:31 ID:iOE6M6f2
音声に関してはフィルムの保存状態にも
よるから・・・
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 14:44 ID:xKgBHqHh
役者に緊張感を強いる為、リアリティーを出すために台詞は同時録音でしょ。
当時の録音機材では音声が聴き取りにくいのも致し方ないかも。
その当時から黒澤映画には字幕をつけろ
と言われてたらしいから。
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 15:14 ID:PQggMn0p
今スカパーで放送してるのは聞き取りやすくていいな
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 16:58 ID:AB6RlFAq
今出回ってるdvdはどうなの?
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 00:00 ID:ROmLYEZH
東宝ってなんで自主上映会だとフィルム貸してくれないんだ?
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 21:17 ID:Bk4yZCM5
海は見ていたのシナリオノート買ったんだけど、この映画って評価低いよね?(まだ見てないが)
それは熊井が駄目なんじゃなくて、このコンテ集自体が駄目ってこと?
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 21:34 ID:hCNcohAt
「海は見ていた」
洪水で川が増水して大変だという台詞だけで
その川は見せてくれない。
雪の中の再会シーンも盛り上がらず。
とんでもない夜空の合成。
まあ、黒澤が10億以上の金かけて撮ろうとした映画を
数億で撮るのがどだい無理な話。
熊井も頼まれたから、引き受けましたという感じだしな。
どうかな。
テレビの2時間スペシャル時代劇の演出ぶりだった。
画面が軽い。
俺は熊井の責任が大だと思う。
黒澤や小泉ならもうちょっとましだったような気がしないでもない。
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 22:12 ID:Bk4yZCM5
あの〜要点が違うんですけど。
『黒澤のシナリオやコンテ』自体は素晴らしいものなのですか?と聞きタインです、
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 04:22 ID:5tMUDGZh
キューブリックが黒澤について言及していないのは理由でもあるのか?
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 04:29 ID:aVCDs6AI
>42
佐賀伊万里の黒澤明記念館にキューブリックから届いた黒澤監督宛ての
手紙が展示されてたそうです。
「あなたの作品を常日頃から尊敬申しております」ってな内容だったって
見た人が言ってました。
さらに昔羅生門を「監督は判らないが」いい映画だと言ってたらしい。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 08:55 ID:50U/83Gs
黒澤のカラー映画は「夕日」のイメージが強いな・・・
「影武者」の三州街道の夕日のシーンは芸術だよ。
あと「デルスウザーラ」はあまり語られないな。なぜだ?
「デルスウザーラ」は神が造った映画と言われているのですよ
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 18:19 ID:GtUufjwu
「デルスウザーラ」こそ黒澤の最高傑作だとおもうな。やっぱ自殺未遂の
あとだからな、吹っ切れたか?
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 18:52 ID:RV3JdAzz
>>43 『羅生門』は、いかにもキューブリックが好きそうだなー。
キューブリック版『羅生門』ってのも、簡単に想像できるし。
森の中を進む移動ショットとか。
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 18:53 ID:6tXTLaIK
(デルス)「水、火、風みんな恐い」、そう言った瞬間、
強風がビューツと吹いてきて隊員たちの体がゆすられる。
いいカット!
湖の調査に行って帰路に迷ってしまったアルセーニエフとデルス。
夕刻が近くなり暗くなってくる空。
寝床を確保するために必死で草を集める二人。
倒れるアルセーニエフ。抱きおこすデルス。
吹きつける風、風、風!
このシーンは圧巻!
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 21:04 ID:t0wjDkIj
映画好きの皆さんからみて、「生きる」ってどういう評価ですか?
漏れ黒澤映画あまり観ていないんですけど、すごい衝撃を受けた作品なんで…。
実際、自分も主人公と同じような病気なので。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 21:55 ID:fEj5jb4J
>>49 名作ですよ。七人の侍と同様、世界に通用する黒澤の代表作
といっていいですね。難病ものでこれに影響を受けていない
作品はないんじゃないでしょうか。
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 21:56 ID:csa6fo9D
虎の尾を踏む男たちの
久松保夫の声が好き
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 22:14 ID:O2FCS0XU
黒澤が「バリー・リンドン」に感動して賞賛の手紙をキューブリックに贈ったのは有名だが、
個人的には「バリー・リンドン」より「デルス・ウザーラ」のほうが数倍も映像が美しいと思ってます。
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 01:13 ID:VPYoVe2J
>41
「暴走機関車」ってシナリオが素晴らしいです。
物書きの卵の友人が昔クロサワのシナリオ全集全部読破してこれを書いたのが
まだ生きてるってのはスゴイよなとは言ってました。
これまた友人の父ちゃんが画家で「影武者」「乱」の画集を見て子供に見せて
「コレ見ろよ、俺にはとても書けん」って言ってたと聞きました。
これらまーーーたくの個人的お話。そうじゃない意見も100億はあるでしょう。(笑)
ちなみにフランスでも絵コンテの個展は開かれてます。発起人はピエールカルダン。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 08:13 ID:3m9Q6rrc
久々に日専chで「蜘蛛巣城」観まつた。
すごい!すごすぎる!今観るとラストへの矢ぶすまシーンは圧巻でつ。
「乱」なんかどこかぶっ飛んでまつねw
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 12:48 ID:EOMbQ9JB
黒澤。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 13:22 ID:nz8L6Hs1
黒澤の映像てドイツの女性監督レニ・リーフェンシタールの影響を相当
受けてるように思うんですけど?
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 15:53 ID:EOMbQ9JB
黒澤。
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 16:27 ID:vplJbxn8
♪な〜ないろのにじが〜き〜えてしまぁたの〜・・・・ラァ〜ブユ〜・・
・・なみだ〜のとおぅ〜うきよぉ〜♪
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 16:29 ID:EOMbQ9JB
黒澤♪
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/06 05:45 ID:XpKGuzqz
happy birthday to you〜
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 01:38 ID:uaMcHvZN
>56
ベルリンオリンピック撮った伝説の(まだ健在?)アノ人ですな。
クロサワの映像に似てますか。
クロサワ、アベルガンス(ナポレオンだっけ)とグリフィスには相当影響は受けてるらしい
けどベルリンオリンピック聞いたことないな。興味あるね。
要するに知らないって事ですけど。(笑)ageしたど。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 03:49 ID:c/heF9+6
レニはこないだ死にますた(101歳)。
「一番美しく」で女工たちがバレーボールをする仰角の構図がかなりレニっぽい。
それから最初に太陽にカメラ向けたのは「羅生門」だと言われているが
実はレニの「民族の祭典」が最初です。
カメラマンの宮川一夫に黒澤が「太陽を撮れ」と命じると、
宮川がニヤリと笑って「オリンピックですね」と答えたという話が
宮川本人の談話として残っている。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 11:57 ID:CXybB3ds
「七人の侍」の戦闘シーンのローアングルはレニ・リーフェンシタールの
「民族の祭典」やジョン・フォードの「駅馬車」を参考にしてるな。
黒澤は明らかにレニ・リーフェンシタールの影響を大きく受けていると
言える。
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 15:12 ID:Su477MzJ
>>62 アベルガンス(ナポレオンだっけ)とグリフィス
ちょっと古すぎるんでは?
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 15:19 ID:kceOXY53
「鉄路の白薔薇」観た?あれいいよね。
黒澤もフェバってたけど、後吉村公三郎もね
「夢」で引用してたけどショパン入りで
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 21:05 ID:uaMcHvZN
>63-66サマ、アリガトウって56じゃなくて62ですけどウム、やはりスゴイな、ここは。
なるほどねぇ、レニ・リーフェンシタールの影響ありですか。宮川さんの話は参ったな。
知らなかったですね。しかし「民族の祭典」がクロサワが東京オリンピック映画の話を
予算不足理由に断ったってのはアレを凌駕したかったのではと何か結びつくものありますな。
なるほどね。ためになりました。
ところで62サマ、意外とあの時代がクロサワの幼少年期とぶつかるようですよ。
63サマのアベル「鉄路〜」はクロサワ最初の映画体験らしいですし、「ナポレオン」の再編集版は
コッポラと共同で監修してます。あと自分の事「熱狂的グリフィス信者」って言ってたそうです。
「ナポレオン」「イントレランス」あたりが大作主義クロサワの原点って気がしますがどうですかね。
「夢」の機関車ショパンは「鉄路」ですけど夢で一番冴えてるシーンと思います。
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 21:08 ID:uaMcHvZN
あれま、間違えました。67の後半の部分65サマ66サマでした。スイマセン。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 21:16 ID:IMYmcHFZ
>>67 大スペクタル映画を撮る時、戦前からの監督は「ナポレオン」「イントレランス」
が意識の底に有ったでしょう。
黒澤に限らず。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 21:23 ID:uaMcHvZN
>69
なるほど、アリガトウ。
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 21:37 ID:LVIaP7HQ
>>63-64 鋭い指摘。
高峰秀子が若い頃、黒澤とのデートでその「民族の祭典」を見た後
”未来の大監督を夢見る黒澤は帰りは考えるところあってか、むっつりと
黙ってしまった”とかなんとか書いていた
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 21:56 ID:uaMcHvZN
>71
シャシャリ出てスイマセンネ。
これでレニ監督の影響、「決まり」、だ。
と思イマス、56サマ。(笑)
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 22:10 ID:kceOXY53
黒澤の自伝に載ってた少年期に観たと言う無声のリストね
あれ随分役に立ったよ。今ならDVDで大体出てるけど
ところで話がチョッとずれてフォードの「駅馬車」で
馬車が川を渡る俯瞰シーンで荷台の上に置いたキャメラが
影になって写ってない?これ有名?
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 22:13 ID:IMYmcHFZ
いろんな映画のミスシーンを探し出す同好会まであります。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 22:18 ID:kceOXY53
いや、そのような同好会は遠慮したい
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 22:47 ID:uaMcHvZN
>73
無声のリストなるほどね。アベルガンスってクロサワよくインタビューで言うよね。
アベルの黒ヒョウが出る映画シーンを羅生門で三船と京マチ子の演出にいかせたって言ってた。
「駅馬車」は知りませんが、完全主義で通ってるキューブリックの「シャイニング」の冒頭シーンで
撮影隊のヘリコプターの影が写ってるのに自力で気づいたのもオレッちの些細な誇り。(笑)
影武者のスレで宮崎駿が武者のアラを気づいてクロサワの底知ったってあったけど
キューブリックもアレ見てどこが完全だと思った。
まあ、映像は凄いけど。「バリーリンドン」確かにクロサワ惚れ込んでたみたいだけど。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 23:23 ID:uaMcHvZN
東京オリンピック映画の話予算不足で断ったってのは興味あるんですけど
どんな条件要求したんですかね。
なにせ「民族の祭典」凌駕目指した訳ですからね。(勝手にモウ決めた。ガハハ。(笑))
(それは「違う」も待ってます。)
何でも小耳に入った噂では国立競技場のトップ360度に数Mごとにポール並べて
各国国旗掲げてポールの空洞に空気送り込んで開催期間中24時間旗はためかせるのを
要求したって聞いたけどホントかな。(笑)この程度は当たり前なのか?ハト10万羽?(笑)
この人の逸話(デマでも)ぶっ飛んだのが多くてそういう常人離れの話好きなんですけど
東京五輪断った五輪委員会に要求した条件って知ってる方居られますうゥ?(笑)
さすがにちょっとマイナーかな。
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 23:28 ID:ISTqQF5Q
キューブリックのアレ、映ってるのはスタンダードサイズのビデオ版のみ。
劇場版は上下にマスクをかけビスタサイズで公開しているのでバレていない。
キューブリックは自作のTV放映を考え、いくつか例外を除き
基本的にすべてスタンダードで撮影していた。
たぶんヘリの影については本人も気づいていたと思うが、撮り直しの手間を
考えてOKしたんだと思う。今ならCG処理で消すところだろうが。
当時はまだホームビデオ普及率も低かったし、まさかビデオで何度も
見直されるとは考えてなかったんだろうね。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 23:33 ID:ISTqQF5Q
>>77 黒澤のオリンピック映画、以前何かの本で読んだけど、製作予算も
さることながら黒澤の指名したカメラマンが数百人に及び、
しかも一流ばかり、もしこれにGOを出したらその年の日本映画が
一本も製作できない事態に陥ることになったから、らしい。
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 23:50 ID:uaMcHvZN
>78,79サマ、キターーーーーって感じで、早速有難う御座います。
スゴイね、ホントに。感動。
キューブリックのまさにスタンダードサイズのビデオ版で気づきました。
なるほどね。DVDで出た時探したら確かに無かった気がする。
TV放映考えてスタンダードだったんですか。意外と寛大だったんだな。映画館にコダワリそうだけど。
CGあったらねー。本人気づいてましたか。まあ、仰る通りビデオで数回目で気づいたんで。
そうでしょうね。
黒澤オリンピックの話はやはりというか予想以上というか。クロサワイイネー。(笑)
ホントこの人の逸話はぶっ飛んでてはいい。ヤッテクレルナ〜。(笑)
貴重な情報有難う御座いました。感謝。
81 :
78:03/11/08 00:02 ID:G+GxPoV2
>>80 どうもです。いやいや、ビデオ版と書いたのはLDやDVDも
含めてのつもりです。確かDVDでも影があったような……。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 00:09 ID:JyqqtA3K
>81
今見ました。御座いました。と言う事で腹切ろうと思う。
病気で手術受ける時。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 05:01 ID:2GYFwTtd
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 21:23 ID:QwTTmvde
黒澤優はおじいちゃんの名声に後ろ足で泥ぶっかけてるな。
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/09 22:40 ID:IdTRbHKL
にゃー
86 :
W:03/11/18 03:23 ID:kJ+Znypz
「雨あがる」の三船の息子のマヌケ顔を見ると
黒澤は泣くだろうねw
声はオヤジそっくりで良かったよ。
88 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/19 11:00 ID:aeyrHwIo
黒澤>>>溝口>>>>>>>>>>>>>>>小津
これは妥当だろ〜。
つまんねー釣り
90 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/19 21:11 ID:aZXZNWTu
なんで黒澤はカラー作品をもっと早く撮らなかったんだ?用心棒くらいからだったらもうカラーでどの映画も撮っていたと思うんだけど・・・
>>90 カラーは褪色が早いのでイヤだったんだと。
92 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/19 21:21 ID:RDRBU0AV
未来を見抜く力が無かった。
93 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/19 21:26 ID:76YV2AoE
94 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/20 16:08 ID:qZQALMy/
>>90 カラーだとパンフォーカス撮影がやり難いと聞いたことがある。
95 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/20 16:09 ID:qZQALMy/
96 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/20 17:58 ID:MjaSbnOe
たけしの「座頭市」、タップダンスとラストの市のずっこけ見て、
黒澤の「どん底」ラストを連想した。
貧乏長屋の連中のジャムセッションみたいな馬鹿囃子(?)で盛り上がったあと、
三井弘次の吐き捨てるような捨て台詞でチョンとエンドマーク。
比べ物にならんね。たけしは映画なんかやめちまえ!
>>96 >三井弘次の吐き捨てるような捨て台詞でチョンとエンドマーク。
昔、浅草東宝で初めて観たとき、あそこでフィルムがブツっと切れたのかと思った。
ところで、「どん底」(57)のタイトルバックと、森一生の「怪談蚊喰鳥」
(61)のタイトルバックは、雰囲気がソックリ。
98 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/20 18:51 ID:MjaSbnOe
「どん底」の音楽は佐藤勝だけど、タイトルバックを除いて
BGM一切なかったと思う。
でも、あの馬鹿囃子を始め、練りに練られたせりふの応酬や、
東野英二郎が釜をガリガリこそげる音、等々…。
音響設計の素晴らしさ。
早坂文雄、武満徹もいいけれど、佐藤勝も負けてない!
99 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/20 19:13 ID:xMwTxVBM
>>96 話の大枠は「用心棒」を借りてるしね。
まあエンターテイメントなんていかにうまくパクリをやるかだよ。
100 :
みんなで歌おう:03/11/21 00:06 ID:4oW/GL2J
こ〜ん こ〜ん こんちきしょ
こんこんちきしょー こんっちきしょ
じごくのさたもっ 金しだいっ
ほとけのじひも金しだいっ
こっちゃーおけらだっ すってんてん
てんつくつくつ てんつくつ
どんどんつくつ どんつくつ
ひゃらりーりーとろ ひゃらりーり
ひゃいとろ ひゃいとろ ひゃらりーりー
こばんの雨でも降ればよいっ
>>100 いいねぇ〜
思い出しちゃうな。もっかい見たくなったw
なんか志ん生呼んで来て役者に落語聞かせたとかいってたよな
102 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/22 16:47 ID:PLl+J7UC
ど で す か でん ど で す か でん ど で す か でん
どですかでん どですかでん どですかでん どですかでん
どですかでんどですかでんどですかでんどですかでんどですかでん
子供「どですかでーん」「大丈夫かーー!?」
どですかでんどですかでんどですかでんどですかでんどですかでん
>>102 やーい、電車ばかー
電車ばかー(石を投げる
104 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/22 18:59 ID:vcitmGk5
Dodes’Kadenだぜ、アメリカ版のタイトル。
105 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/22 22:57 ID:nxCDb/+t
夢。いいねぇ。これがあったから余計黒澤好きになったよ。
どどどど どどど どですかでん
107 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/23 09:47 ID:KRr2WH27
なんみょーれんぎょー なんみょーれんぎょー なんみょーれんぎょー
108 :
177:03/11/23 11:55 ID:HV67qyOW
109 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/23 14:56 ID:SrADqX9X
どですかどですかどですかどですか ぱーーーーーーーーー
111 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/23 15:07 ID:JJjUuUun
>>109 あなたにはつまらなかったんですね。
お気の毒に。
112 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/23 17:31 ID:NACg6MyC
かわいそうに。まぁわかんなくてもいいんじゃない
113 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/23 17:47 ID:4NQsd5e2
「夢」は賛否両論が拮抗するかも?
114 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/23 18:28 ID:VyOic3f4
乞食の親子おもしれー!
115 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/25 19:13 ID:SEEC3Bm1
「静かなる戦い」
前半くらいを観たけど、梅毒は当時でも治療法が確立されていたことを
観る側も作る側もわかっていたから、この考証ミスで黒澤には
珍しく極限状況というかガケップチ感がない。
で、結局なにグダグダ悩んでるんだと思うだけの映画で
先を観る気がおきなかった。
冒頭の野戦病院のシーンだけは物凄い迫力なんだけどねえ。
116 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/25 21:01 ID:BHEh2wUX
「静かなる戦い」
「静かなる決闘」
タイトルから間違ってるよ。
考証ミスというのは、あの程度じゃ梅毒には感染しないってところだ。
感染した最初に適切な治療ができなかったために、後々苦しむ事になるわけだが。
(これは、作中でも言及されている)
まあ、もう一回最初から見直せや。
映画を観る前に読んだ批評文が
そのまま自分の感想になっちゃう人って悲しいね。
118 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/26 00:52 ID:GIafwoBC
やっとの事で「デルスウザーラ」DVD買いました。
今のところデルスウザーラ自分の中で最高の映画です。
物語は坦々と進んでいくのにあのデルスの優しさ、カピタンの優しさ、兵隊
の優しさ、なんであんなに心に残るのだろうか?
自然の中で孤独に生きるしか出来ないデルス、もしかしたらアルセーニエフ
も同じ種類の人間だったかもしれない。
ちょっと調べたんだけど時代はロシア革命、カピタンはあれから苦労して失意
のうちに亡くなり再婚した奥さんも収容所で処刑。
シベリヤにはロシア人の入植者が溢れ、デルスのような少数民族も強制的に
村に住まわされたらしい。
「悪い奴ほどよく眠る」は面白いね。
コッポラが絶賛したのも頷ける。
120 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/28 23:45 ID:8WXZ/5zY
「悪い奴ほど・・」は「ゴッドファーザー」の元ネタ。
121 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/28 23:54 ID:+0Szw4Lm
そういえば聖書のアダムとイブは「愛と誠」がモデルって言うしね。
サムライの元ネタはどうたらと、ま、どこの国にも似たような連中はいるね
122 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/29 21:58 ID:ItLYA2T5
>>121 おいおい、イエスキリストが梶原一騎のパクリをやるのかよ!w
123 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/29 22:03 ID:qgczxkXN
さいとうたかをの「影狩り」をテレビで放送したとき
主演の室戸十兵衛役を仲代達矢がやったのには少し驚いた
パクリを本物がやるとは...
124 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 01:05 ID:XD4OiifH
ごめん。俺、黒澤明監督の大ファンだけど、「どですかでん」だけは、つまんなさ
に泣きたくなった。影武者も乱も、ラストまで見ることに苦痛は感じなかったが、
「どですかでん」だけは、苦痛で苦痛で。「夢」は面白い話と苦痛でちゃっちい話が
半分ずつ。
面白い=「日照り雨」だっけ?「天気雨」だっけ?。「桃畑」。タイトル忘れたけど、ゴッホの絵の中に入っていくやつ。「水車のある村」
つまらん=「雪あらし」。
説教臭くてむかつく=「赤富士」。
チャッチくて観てる方が恥ずかしい=「鬼哭」。
気持ち悪い=「トンネル」
お前の感想は凡庸すぎる
どですかでんを何度も見なおしてみろ
悲劇だと思ってるだろ、お前?
そうじゃない
何度も見ればあれが開放的で童話的な底抜けの話だとわかるはずだ。
ろくちゃん最高ですよ
126 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 10:17 ID:Dms8oFAw
何回も見る価値と魅力はないし、何回見ても凡作で
あることには変わりない
見ているあんたの方が、両親の凡作ではないか?
別に駄作とは言わないが。
初めの六ちゃんが電車を見るところとか、
伴淳とか、南伸介(なんであんなにうまいのだろう)とか
井川比佐志とか田中邦衛とか見所たくさん。
128 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 15:06 ID:gvrxwQPf
黒澤、カラー作品は全部凡作に駄作だろ。
モノクロ時代でやめときゃいいのに・・・
黒澤を引っ張り出した奴に文句を云いたいよ。
129 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 16:05 ID:kOLbmcAK
「どですかでん」は鬱病気味の自殺気質な人間には傑作に見えるんじゃないの
130 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 16:30 ID:AP8jcxhW
131 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 19:42 ID:qtK2cYmE
132 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 20:10 ID:sln4xG9H
124です。んなこといったて、つまらんものはつまらん。
133 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 20:18 ID:L+dkRE7X
黒澤とて所詮は人の子、名作ばかり作れる訳じゃない。
調子のいい時もあれば悪い時もある。
老いもすればボ○もする。
134 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 20:20 ID:qtK2cYmE
お前やボケは
135 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 20:47 ID:L+dkRE7X
いえ私はマヌケです あしからず。
136 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 21:15 ID:sln4xG9H
124ですが、あの〜、世の中のほとんどの黒澤ファンって、127さんの
ように「どですかでん」を面白いって思ってるのかな。俺、映画ファンを自称
してるけど、だとしたら自信なくす・・・。
ごめん、あと「どん底」も退屈でしょうがなかったんですけど・・・。
あと、ほんとにほんとにごめん。「羅生門」も退屈で寝ちゃった。しかも、劇場で。
あとは全作、面白かったんだけど・・・。あ、もちろん白黒の頃ね。ピークは「天国と地獄」かな
137 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 21:52 ID:5bQ1FThR
>>136 気にする事はない。俺も君と同じ。
ただし「どですかでん」は若くて感性が柔軟な年代の子たちには、一部カルト的な評価は
ある模様。
138 :
この子の名無しのお祝いに:03/11/30 22:00 ID:mcrQCks3
>>136 カラー以後を誉めてるのは130のような熱狂的な信者だけだから安心して
んで、ここは熱狂的な人が多いから、情報以外はスルーするのが正解ですだ
>>136 おまえは黒澤ファンじゃないな。
黒澤ファンならカラー以降の作品も好きな奴が多いよ。
>>139 そういう失礼な物言いする人間も黒澤ファン失格。
赤塚不二夫が「カラーの黒澤映画を認めない黒澤ファンはニセの黒澤ファンだ」と言ってたが、
俺もそう思うな。
142 :
136です:03/12/01 00:11 ID:XzBGzLvI
「どん底」と「羅生門」もつまんなかった点については?
143 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:18 ID:XzBGzLvI
141さんへ。だって、つまんないんだもん
144 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:20 ID:EGOU5FNJ
賛否両論あってもいいじぁないか。
どこかの国じゃないんだから。
145 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:20 ID:pXFFqWqZ
カラっぽの黒澤映画?
シェーッ!
「どですかでん」観て泣けない奴はクズ。
「デルス・ウザーラ」観て感動しない奴はゴミ。
「影武者」観て興奮しない奴はカス。
147 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:26 ID:XzBGzLvI
じゃ、ほとんどがカスじゃん
148 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:26 ID:XzBGzLvI
じゃ、ほとんどがカスじゃん、ゴミじゃん、クズじゃん
149 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:27 ID:pXFFqWqZ
>>146 標準作以上だよ。
ただし、他の大傑作の存在があるが為にの評価であることはお含み置きを。
150 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 00:28 ID:XzBGzLvI
そうか。他の監督の作品に比べてもつまらんぞ。眠いぞ。
ダイナミックかつスピードにあふれた、重量級の機関車が進んで行くような白黒作品から、
そういう時間的な流れではなく、空間的な広がりのほうへ、作品の質が変わったと私は理解しているのです。
それもまた作家としての新しい展開ではないか。ところが一般には、あそこで黒澤さんは駄目になったという意見が多いと思います。
しかしながら、それまでの作品から黒澤はこうだと決めて、そのパターンに当てはまらない作品を作ったからもう駄目だと決めつけるのは、
それは見るほうの身勝手というものではないか。作家が変わったときには、見る側も変わらなければいけないのではないか。
見るほうも、そういう柔軟さをもたなければいけないのではないかと私は思う。柔軟さといいますか、その変化を理解するということもあっていいのではないかと思うのです。
作家としての新しい展開を、以前の作品と比較するだけでは、作家論として、正確な分析にはならないという気がします。
152 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:03 ID:R/G9EE1F
時系列的に見ていくとそうなるけど、今の若い子たちには作品は並列的に存在してるからじゃないの?
映画作品は「作家論」「分析」云々以前にまず、娯楽アイテムだから。
153 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:10 ID:fwPGdfjf
この人
ユニフォーム軍隊好きだよね
最初に一応黒澤監督のファンですと断ってから黒澤映画を批判する奴は
黒澤ファンの偽者だから要注意。
155 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:25 ID:k1nNiLja
「乱」のピーターは不要だね。
狂言回しなんかいらない、画面を見てりゃわかるちゅねん。
存在が作品をいくらか軽くしたね。
156 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:29 ID:EMvRUhgz
「乱」は加藤武がいい味出しているね。
メイクに懲りすぎて加藤に見えないがw
157 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 01:51 ID:IvFDSn9H
「晩節を汚す」といういにしえの言葉は間違ってなかったね。
この人の晩年の迷走加減は(ry
158 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 02:53 ID:EMvRUhgz
「どですかでん」は面白いね。黒澤カラー作品では一番好きだ。
オープニングのクレジットシーンのアイデアに感動!
六ちゃんが電車を走らせるシーンの面白さに感動!
乞食の父親が空想で家を建てるシーンの映像美に感動!
島さんと部下の確執シーンの滑稽さに感動!
乞食の子供が死ぬシーンの恐ろしさに感動!
島さんのワイフが煙草を吹かしながら歩くシーンの迫力に感動!
平さんが振り向いたシーンの不気味さに感動!
>158
確かに「どですかでん」はオレもおもしろいと思う。好きだ。
でも、海外のフィルムアーカイブ(欧米)で黒澤特集が数日にわたって
行われたとき、あまり評判がよくなかったのも「どですか」だった。
「七人の侍」や「赤ひげ」のような「わかりやすい」感動設定がなかったからか?
だいたいカラー映画つまらないという奴は
「どですかでん」の物凄く極度な悲喜劇の様々を見ても
「デルスウザーラ」のデルスの素晴らしい人間性を見ても
「影武者」の映像美を見ても
「乱」の親兄弟ですら血で血を洗う凄まじき業を見ても
「夢」のみずみずしいさを見ても
「八月の狂詩曲」の荘厳なラストシーンを見ても
「まあだだよ」の活力ある宴会シーンを見ても
何も感じないんだな
161 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 12:57 ID:1t4c1Keh
俺は「生きものの記録」がすごい好きなんだが誰か好きな奴いないか?
あのラストシーンは黒澤映画でも一番印象に残ってる。
162 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 15:59 ID:y6VGjsYQ
だいたいカラー映画つまらないという奴は
白黒作品の面白さも本当にはわかってないんだなあ。
163 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 16:06 ID:qAUtrTiv
↑と 勝手に解釈してまつ。
164 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 18:16 ID:kM5Jakrn
>オープニングのクレジットシーンのアイデアに感動!
六ちゃんが、うっとりと総菜屋の窓から電車を見ている。
窓に黄色い電車が映る。こんな画面、どうやったら考え付くのだろう?
>六ちゃんが電車を走らせるシーンの面白さに感動!
運転させるシーンが妙にこっているのが、黒澤調。
武満の音楽が素晴らしい。知恵おくれの子供の悲惨さはまるでない、
妖精が遊んでいるようだ。
165 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 18:23 ID:kM5Jakrn
「どですかでん」は素晴らしいよ。
お金もほとんどかかってなかったそうだから、
低予算、早撮りを憶えれば、70年代は2年に一本くらいは
撮れたのではないだろうか?
大作のみに固執してしまったのが残念でならない。
アメリカではフライシャーやアルドリッチが
困難な状況をものともせずに名作を量産していたのだから。
166 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 19:23 ID:pil808Yj
なんせ巨匠だから天皇だから
それが足かせに?
167 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/01 19:57 ID:ek9HFjmd
「どですかでんぶ」という
オシリ系なアダルドビデオもあるれす。
168 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/02 00:10 ID:WjEtSXye
そうなのか・・・、「どですかでん」って、そういう映画なんだね。ありがとう。
少し見方変わった。でも、つまらんもんはつまらん。つまらなすぎて見る気にならん。
ごめんね。ごめんね。本当にごめんな。
169 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/02 00:43 ID:8EyI6hK8
>>160 ただ単に黒澤の色が嫌いなんだろ。
俺は大好きだけど。
「どですかでん」のカラーは凄く弾けていて気持ちいいぞ。
影が書いてあるのに萌え。
>>168 お前がどう思おうと関係ないし。単なる一観客にすぎないんだから。
つまんなきゃ一生見るなよ。人の意見聞くんじゃねーよ。
>>171 つついても何にも出てこないンだから放置汁!
173 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/02 16:57 ID:os9Kk6aR
>>駄作です。
174 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/02 16:57 ID:os9Kk6aR
>>駄作です。
175 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/02 23:11 ID:F99N3bXY
「デルス・ウザーラ」は撮影が大変だったろうな。
黒澤監督の65歳という年齢を感じさせないスタミナには甚だ頭が下がる思いだ。
この映画を簡単に駄作呼ばわりする連中に「お前ら厳寒のシベリアに行って映画撮ってみろよ」と言いたくなる。
176 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/02 23:59 ID:fx8tlubP
黒澤監督ってロシア文学と山本周五郎の世界に傾倒していた
ようだね。
「デルス・ウザーラ」と「マックス モナムール」
は地味だけど傑作だね。対外試合の。
178 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 01:31 ID:+XC38vR9
「デルス・ウザーラ」のラスト好きだな。
簡素であっけないんだけど、暖かみがある。
179 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 01:35 ID:KJir/Bnu
「鷲の歌」は名曲だ。
180 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 01:41 ID:/vqMQReN
最後の最後に「鷲の歌」をかけるとは卑怯だよ黒澤さん。
181 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 02:36 ID:Thfen69a
182 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 12:29 ID:6GmHXePZ
これは見たいな
このCMはどの番組のどの時間に見れるか知ってる人教えてください
183 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 18:32 ID:VGs6SyZJ
184 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/03 22:49 ID:fYuzJQut
椿三十郎を久しぶりに観たら若き日の若大将と青大将が。
やはり何度観ても色々発見があるものだ。
「羅生門」は最高だ!
重厚で洗練された映像美!
三船敏郎の若々しく弾けた演技!
京マチ子の妖艶な表情!
ボレロを超えた早坂の音楽!
椿三十郎は山中貞雄が幽霊になって
脚本に参加したとしか考えられないほど素晴らしい。
最良のホークスのみ互角に張り合えると、
叩かれ覚悟で言っておこう。
確かにあの椿三十郎の脚本は本当に良くできている
味方の裏をかく敵 そのまた裏をかく味方
知的な某術のやりとり
かもしだされるユーモア
ど迫力の殺陣
188 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 00:34 ID:o0kDSYdP
「椿三十郎」をホークソなんかと比較しないでほしい。
>>188 いやいや、ホークソなどとは言ってはいけません。
ホークスとは映画システムと同義の言葉です。
昔からマトレボに至るまで、すべての
映画はホークスを目指しているのです。
190 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 00:45 ID:07KtbwaY
やっぱり名作はモノクロ!!
191 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 00:48 ID:o0kDSYdP
ホークソ映画は所詮B級娯楽映画
>>187 椿三十郎は、まぼろしの反汚職の侍集団を
つくりだした。みえないものを画面で見せる
そのスリル。
ベクトルは違うけど、同じようなものは
ヒッチコックの「レベッカ」の亡霊のレベッカ
くらいかな。探せば、他にもあるだろうが。
193 :
:03/12/04 00:55 ID:4tvOe9kI
194 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 01:14 ID:GNch8oHq
「椿三十郎」の室戸から噴出する血しぶきが大袈裟すぎると批判した井筒はアホ。
195 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 01:17 ID:ki/B4CPs
いっその事、室戸を爆発させれば仮面ライダーのショッカー怪人の最期みたいで笑えるんだが
196 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 01:21 ID:58cRV28A
井筒はアンチ黒澤やから
TVでも黒澤の名が出たらオッサン呼ばわり。
197 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 01:27 ID:GNch8oHq
黒澤アクションから引用しまくっているペキンパー映画大好き人間の井筒はアホ。
198 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 08:38 ID:cNER5g6b
>>187 椿三十郎は押入れに出入りする人質の男がユーモアがあって
いい味出していたね。
>>198 >押入れに出入りする人質
何で小林桂樹って書かないのか(w。
200 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/04 19:22 ID:FCpRv31P
「野良犬」もいいよなあ。
「フレンチコネクション」におんなじ構図が
あったのでびっくりした。
オレは蜘蛛巣城が好きだ
202 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/05 01:01 ID:4u3Fjihe
フリードキンは黒澤さんに「「フレンチコネクション」のチェイスシーンは
「天国と地獄」の特急こだまシーンへのオマージュです」と言って黒澤さんを大変喜ばしたらしい。
203 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/05 18:06 ID:W1QvYnZi
>>201 禿堂
「おちない・・・・洗ってもおちない・・・・」(あそこイイ!)
「蜘蛛巣城」
冒頭から出演したにも拘わらず目立たなかった高堂国典演じる老将が
ラストで三船の武時を射殺すシーンで急にキャラが立ったな
「大殿を殺したは、誰だ!」
面従腹背で主君の仇を打つ隙を狙ってたのか、戦国武将の習いで
役立たずの武時を追い落としたのか
あのキャラ1人を掘り下げても面白いかも
205 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/06 03:10 ID:UdTfxnie
「蜘蛛巣城」の巨大な城門には驚かされた。
206 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/07 01:42 ID:5PG7bZ4t
「蜘蛛巣城」の本物の矢が飛ぶシーンの撮影で三船は神経衰弱になったそうだが・・・当然だわな。
赤ひげの門も夢の黒沢家の門も結構でかい
椿三十郎の門もでかかった。
羅生門綱五郎もデカかったなぁ。
黒澤自身もでかい
「乱」の城門もかなりデカイ
213 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/08 08:33 ID:P28CwgJy
黒澤のチンポはでかくない。
214 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/08 14:16 ID:H/H9jbZx
ええ〜そうなんだ〜
215 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/08 18:01 ID:P28CwgJy
>>213 ちなみに、映画監督巨根ベスト3
1.小津安二郎(でかすぎて嫁の来手がなかった)
2.木下恵介(男優に被害者続出)
3.深作欣二(タランティーのも惚れた)
216 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/08 18:16 ID:E10UUH3y
谷口千吉が抜けてるよ。
217 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/11 16:42 ID:Amtnan7h
実は、この映画に出てくる人物や彼らのセリフなど、私はよく知っています。
私の知り合いの公務員から「それは私の仕事ではありません」とか、「私の責任ではない」などの
セリフが耳に入ったことがあります。また、課と課の協力は今までもそんなにうまくいかないと思います。
そして、仕事がうまくいく時には上司は責任を取りますが、問題がある時には担当者のせいに
するところがあるようです。上司は課員の能力を正しく認めずに話がうまい人々を昇進させるようです。
「アイディアマン」である人々は無視されます。特に女性の公務員はほとんど管理職に昇進させていません。
世界の公務員にお願いがあります。まず、今すぐ、ガンになる前「生きる」を見てください。
命が少なくなる前に自分の人生をよく考えてください。あなたはこの世界に対して必要な仕事を
していますか?それとも、ただ時間をつぶしているだけですか?「無事に終りました」という人生は
本当の人生ではないと思いませんか?映画では、例の婦人会の皆さんは渡辺課長の葬式で泣きました。
私の葬式で必ず誰かに泣いてもらえるように私は人生をいきいき頑張りたいと思います。
あなたの葬式はどうなるのでしょうか?
ラッセル見聞記 (平成13年1月版)
http://www.miyazaki-nw.or.jp/ayatown/russichi1.html
218 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/12 13:25 ID:/M0lNEVn
>>217 こんなとこで愚痴るなよ!! 鬱陶しい!!
219 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/13 13:22 ID:Lu70A8a1
森雅之かっこ(・∀・)イイ!
220 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/14 00:38 ID:58JNPCKH
>219
羅生門の夫役ね
221 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/14 10:11 ID:NSICGbXn
>219
白痴のムイシュキン役ね
222 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/14 14:16 ID:ezfjEVfP
確かに、羅生門は顔のレベル高いね。志村以外は
羅生門の演技って、肩に力が入り過ぎ。
特に三船と志村。
三船が目の玉ひんむくのは止めてほすいと
思います、と言ってみるテスト。
224 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/15 07:31 ID:8t8k3C5R
三船の演技は豹の動きを参考にしたらしいよ。
しかし、あの当時で日本人離れした演技をしている三船は凄い!
225 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/16 00:17 ID:ogzqiUuF
森雅之の画像ないですかぁ〜??
ところで、
「野良犬」の終盤で踊り子が贈り物のドレスに着替えるんだけど、
いったいどこで着替えることができたのかわかりません。
227 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/16 21:52 ID:JI2OAMAM
>>226 踊り子なんだし人前でパッパパッパ脱ぐのには慣れているんだろうよ。
関係ないけど木村功萌え。
七人の侍の子供侍と野良犬のフィリピン人もどきが同一人物だと解った
時の衝撃は今も忘れられないからな
勝四郎って何才って設定なんだろう?
18くらいかなあとか思うんだが……
229 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/16 22:41 ID:JI2OAMAM
>>228 確か17歳のはず。元服前らしいし。
あ、でも元服って15位でするものではなかったっけかね?
>227
踊り子っつったって、別にトップレスじゃないんだけど。
しかも母親と刑事の前だし。
あそこは不自然だし、論理的解決はしていないと思う。
231 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/16 23:46 ID:JI2OAMAM
>>230 トップレスではなくとも普段から仕事で下着に近い格好をしている
(しかも不特定多数の前で)から露出するのには抵抗は無いだろう
ってことが言いたかったのよ
あと別に着替えるのにトップレスになる必要もないよ。
解りにくい書き方でゴメン
勝四郎それくらいか
でもそのくらいの年にみえる 実際は30超えてたらしいけど
最初は土屋が勝四郎役だったそうだけど、土屋のおやじ顔だったら17に見えただろうか……
233 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/17 21:01 ID:piCQ2VCg
>>232 でも実際の歳は木村の方が上なんだよね確か
ほぼ同時期にやっていた『足摺岬』でも大学生の役を違和感なく演じて
いたのでもともとが童顔なのではなかろうか>木村功
あと、木村つながりで思い出しましたがこの人の奥さんの書いた本って
一読の価値ありですか?この前古本屋で発見したんだけど、封がして
あって立ち読みができなかったんで…
234 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/17 21:13 ID:08oXfvPZ
↑「功、大好き」
235 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/17 21:24 ID:piCQ2VCg
>>234 そう、それです
撮影時のエピソードとかが載っていたら買おうかなと思ったんですが…
旦那ののろけ話とかで終始していたらどうしようかとも思ったんで
>>235 ほどほどにいいよ。
俺も古本屋の駄本コーナーで100円で買ったが。
たしかにのろけ話はある。まぁ、結婚出来た嬉しさで二人で
クスクス笑いしながら布団の上で抱き合って喜び合ったとか、
今から見れば他愛の無い話ばかりだ。
237 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/17 22:56 ID:giNHEFEY
「功、大好き」の木村氏の闘病生活の部分は読んでいてちょっと辛かったです。
それから勝四郎役に推薦されていたのは石濱朗氏だったらしいですが、
学業を優先したために辞退したとききました。
木村氏には当初利吉役のオファーがきていたそうです。
それで土屋と変わったんだよな
239 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/18 00:55 ID:iRthV+XJ
>>236,237
thanx
黒沢の関連本なんかを見てもあまり木村に対するエピソードが少ないかったため、その辺の事が詳しく書いてあると良いなと思ったんで…
とりあえず買ってみます
ところでこの一連の書き込みを見ていた家の母が
『木村功と言えば二枚目の美形俳優』と言ってくるのですが
実際のところどうだったのでしょうか?当時の感覚では、という事ですかね
美形でなければ勝四郎の役は回ってはこないだろうという気もするのですが
私個人の感覚では、顔立ちよりあの演技力で人気を得た人だと思っていたので
240 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/18 03:15 ID:+pcNRevn
木村功は死ぬ数十日前に生ワイドショーに出てた記憶が。
痩せほそろえ、顔もドス黒く、声も出てなかった。
家族全員でこりゃーダメだろう、と想ったっけ・・・・
その頃、学校か劇団作ると持ちかけられ、大金詐欺られたんだっけ?
241 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/18 20:49 ID:iRthV+XJ
>>240 > その頃、学校か劇団作ると持ちかけられ、大金詐欺られたんだっけ?
そういう事があったんですか。
劇団青俳が社長の使い込みかなんかでつぶれたのは知っていたんですが…
これが本当だとしたら踏んだり蹴ったりの晩年ですね
242 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/18 22:58 ID:ItrUkn2l
木村功が詐欺にあった後、
ワイドショーで弁護士伴って大泣きしながら会見していたよ。
もう20年以上前?
243 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/18 23:01 ID:+pcNRevn
240です。
調べたところ、青俳解散事件と混同しておりました。失礼。
244 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/18 23:28 ID:iRthV+XJ
245 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/19 22:39 ID:ahLzHty1
井ずつって、アンチ黒澤なんだ。どおりで・・・。
246 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/20 08:19 ID:nAxRHbKV
↑いずつで変換しても井筒は出てこない。
「いづつ」だ。やってみろ。
「どおりで」も×。「どうりで」→「道理で」だ。
黒澤を語る前に日本語の勉強しろよ、245。
とりあえず来週までに小1の国語の教科書をさらっとけ!
247 :
245:03/12/20 13:47 ID:0H1+5Qjc
>246
すいませんでした、いずつ先生
248 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/20 14:36 ID:N0HEzsWP
「用心棒」なんか井筒好きそうだけどな。
250 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/23 22:55 ID:aAIu1pwq
『クロサワさーん!』読んだんだけど、土屋嘉男って、俳優にしては
だけど文章巧いな。
おそらくゴーストではないだろうし結構賢い人なんかな
251 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/24 13:05 ID:LAP5+A3r
252 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/25 01:38 ID:diI4rm14
しかしスレが盛り上がりませんね
チョンコロにクロサワはもったいねーな(W
254 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/25 11:06 ID:6VYcdauU
>>253 チョンコロではなくチャンコロ、しかも韓国ではなく
中国だよ。
255 :
245:03/12/25 14:40 ID:o66yvcV4
256 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/27 22:37 ID:BFEoMZ2P
老害
257 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/28 21:29 ID:BHlocbDu
ところで、七人の侍のラストで田植えをしていたけど、あの戦って
稲刈りの直後位にやってなかったか?
戦いが終わって田植えまでずっとあの村に居たんか?
刈り入れから田植えまで結構時間があると思うんだが…
田植えの時に勝四郎は志乃に振られたみたいだけど、その間は何もな
かったんだろうか
259 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/28 22:00 ID:BHlocbDu
>>258 マジレスもアレかもしれませんが、それをも言うなら二期作じゃないですか?
二毛作は一年に違う二種類の作物を作る事じゃないかと…
あぼーん
262 :
この子の名無しのお祝いに:03/12/29 06:06 ID:i1lUJSGw
いや、二毛作で合ってるよ。
刈ってたのは麦。稲穂のように垂れてない。
セリフもそう。
「ふん、ここらの麦は早いだよ。山の麦とは違うだ。」
「ここは麦を刈ったら、すぐに水をいれる。」
263 :
257:03/12/29 10:41 ID:ygpToqhH
264 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/03 18:01 ID:5zFqFt5H
「酔いどれ天使」
三船敏郎を起用した最初の映画。戦後すぐのドブのような汚い町の
チンピラと酒好きの医者の交流を描く。
医者は懸命にチンピラを更正させようとするのだがその甲斐もなく
チンピラはつまらないいさかいで死んでしまう。
大作ではない小品だが最後に病気を完治してあんみつをねだる
女学生に一抹の救いを描いて映画は終わる。
最下層に生きる人々の描写は黒澤が好きなテーマのようで
後年「赤ひげ」「どん底」と掘り下げられていく。
どうなんだと聞かれると星5つで満点なら☆☆☆くらいだが、
三船の男っぷりは一見の価値あり。
265 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/03 18:47 ID:O4uTsM1i
266 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/03 19:27 ID:85Fus8xi
勝新太郎と決裂しなかったら、『乱』も勝新主演で撮っていたのだろうか?
『夢』も『八月の狂詩曲』も『まぁだだよ』もなかったのだろうか?
267 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/04 02:21 ID:AdbbLP1f
三十郎を勝新で撮ってたかも。
268 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/04 11:45 ID:YKFd6/zb
>>267 其れは止めてくれ!!
勝新じゃ、全然別物になっちまう。三十郎のストイックさ、武骨さが出ないよ。
日本映画専門Chの「デルス」を見ながら妄想。
日本語吹き替え版を、黒澤自ら演出し、オールタイム黒澤キャストで制作するとしたら誰になるだろう・・・?
村松と寺尾かなあ・・・イマイチ?
270 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/04 18:54 ID:PNrdHvNj
>>266 『座頭市』を撮ったかもしれんね
市と対決する浪人役はビートたけしとか
271 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/04 20:58 ID:YecGNTrx
『乱』の戦闘シーンは黒澤アクションの集大成だね。
>>271 七人の侍の戦闘シーンのほうがずっと良いだろ。
273 :
245:04/01/10 18:19 ID:rfoqvvyj
今夢の中ノ葬式見ました。今までなぜかこれだけ未見だったのですが、
良いですね。しかし、あまり`村´という感じがしませんせした。
274 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/13 09:00 ID:Uh0cjAKP
昨日スカパーで「天国と地獄」やってまつた。
何度みても特急こだまのシーンは圧巻。
「天国と地獄」って,会社の裏話を刑事達の前で堂々としゃべっているバカ映画?
特急こだまのシーンは認めるものの後は高校演劇レベルの台詞ばかり。
全部説明しちゃってるし,山崎℃暑苦しいし。
あれは黒澤映画の中では駄作でしょう?
276 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/13 22:15 ID:Pabtykqn
田中誠キター
277 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/13 22:19 ID:JCdu2eDl
黒澤たたいてる人?
278 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/13 23:01 ID:eOnBQ5rp
「天国と地獄」
なんか笑えるシーン(ヤク中の娼婦集団?の動きとか)や説明セリフも多かったけれど
テンポがよかったので面白く観られたがなあ。
>>275 中学演劇レベルの・・・おっと!釣られるところだった。
280 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/21 18:03 ID:aSjlzYtc
クロ!こっちおいで、チチチチ・・・
黒澤は主役や準主役には細かい演技力は求めてないだろう。
チョイ役にはうまい人を使うけど。
282 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/21 20:22 ID:vnHGyp6Z
283 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/24 04:03 ID:vU4dojAz
急な話でスマンのだが、「静かなる決闘」のヒロイン(だよね?1回しか観てないんだよ)と
「野良犬」で志村に取調べを受けている若いスリ女で千石規子のファンになった
俺は、アブノーマルでしょうか?
なんだか、女の可愛さ、強かさ、弱さみたいなものを短い時間に凝縮してスクリーンから
ぶつけられた気がした。
特に「野良犬」の女スリは、アイスキャンディ食べてるところ、タバコを猛烈に吸ってるところ、
志村に泣きついているところ・・・全然彼女は美人じゃないし、ここも色っぽいシーンじゃないんだけど、
なんだか 「ああ、こういうオネェチャン、実際にいるよなぁ」
って思ったら、感動した。
それ以来、ファン!
彼女、「七人の侍」でもカンベェ登場シーンで「人質にとられた子供」の母親をやっているんだね。
昨年は「ドクターコトー診療所」で彼女の健在を確認できて、幸せでした。
284 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/24 08:19 ID:5t4w5riJ
>>283 「踊るさんま御殿」にたまに出演しているよ。
千石規子の黒澤作品は「生きものの記録」までなんですよね。
285 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/24 13:04 ID:ri/BLi6b
>ああ、こういうオネェチャン、実際にいるよなぁ
あんなにいろんな性格を「切り張り」したような女なんて
いないって。(笑)
本当に黒澤は女をどう見ていたんだろう?
286 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/24 13:31 ID:2TTo7QDO
隠し砦の三悪人ってどうですか?
ドーデモネェヨ
288 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/24 13:47 ID:JU9S4Gwk
>あんなにいろんな性格を「切り張り」したような女なんて
いないって。
あなたが、しらないだけ。
まんだむしねつきもしね
290 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/25 09:50 ID:UU3aCM35
千石さんは戦時中劇団の「さくら隊」の一員だった。
戦争末期、出産のため広島公演に参加しなかったのだが、
参加していたら園井恵子らと共に亡くなっていたかもしれない。
という話を聞いたことがあります。
291 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/25 23:18 ID:xkGzseWs
292 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/25 23:35 ID:ZF4hq2UC
千石規子はいい年のとり方したな。
「たけし君はい」のおばあちゃんが良かった。
293 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/26 18:56 ID:nXMyRFf3
黒澤作品で千石規子ファンになった283です。
暖かいレスを、ありがとうございました。
今後も、彼女のファンを続けてゆきます(笑)
>>286 俺は面白い!って思いました >三悪人
1978年の「用心棒」「椿三十郎」との三本立リバイバル公開で、東京池袋の劇場で
観たのですが、
「日本に、こんな面白い迫力満点の冒険活劇映画が存在したのか!」
と大感動でした。スピルバーグの「レイダース」が登場するまで、
俺様ジャンルではアクション映画単独1位でした(レイダース以後は同点1位)
一つ忠告です。
あの作品は、劇場のスクリーンでないと面白さや監督の演出意図が伝わりませんよ。
未見の友人に、自信をもってビデオで見せて、
「・・・そんなに面白い?」って言われてショックでした。
スクリーンの上を、観客が自由にズームイン、ズームアウトできるシーンがあるし、
いくつかのアクションシーンの迫力は大きなスクリーンじゃないと味わえないと思います。
劇場で上演したら、絶対に見逃さない事をお勧めします。
294 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/26 22:28 ID:JdlRW9Lm
>>288 >あなたが、しらないだけ。
ってあなたが勝手に女を思い描いているだけ。
水掛け論って面白いね。
>>293 確かに「三悪人」は娯楽的に面白いシーンも多いけれど
あの「姫」の発声や、ラストのオチには吹き出してしまった。
ところで
>スクリーンの上を、観客が自由にズームイン、ズームアウトできるシーンがあるし、
これはどういう意味でしょう?
295 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/26 23:19 ID:nXMyRFf3
>>294 283+293です。
>これはどういう意味でしょう?
深い意味ではないです。
例えば千秋と藤原が、川を渡ろうと思って、棒を川底に差して深さを測ろうとしているでしょ。
で、いつの間にか、川の反対側に敵の兵隊が出てきて来て
「おーい、お前ら何やっとるぅ〜〜?」
って、問い掛けるシーンがあるでしょ?
あのシーンはワンカットで画面構成は変わらないが、観客の注意は、手前の千秋+藤原から、
川向こうの兵隊へ、手前の千秋+藤原へとストーリーの展開とともに、移ってゆく。
これが、劇場のスクリーンだと川向こうの兵隊がちゃんと見えるんだけど、
ビデオで小さなTV画面で観ると、川向こうの兵隊が小さすぎて見えないので、この演出が生きない・・・って話をしたかったんです。
この手の、大きいスクリーンだと認知できるが小さいTV画面ではNGな演出が、散見されたんで、そう書きました。
ちなみに、288は俺ではないですが、283で千石ネタを振ったのは俺ですんで、
お願いなんですが、千石ネタでケンカしないで下さいませ。
283に書いた女スリの感想は、あくまでも俺の主観です。
だから俺は、あなたの感想を、否定しませんので。
296 :
294:04/01/26 23:28 ID:JdlRW9Lm
>>295 よく理解できました。
ふ〜むなるほどね・・・ありがとうございました。
297 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 00:14 ID:/i21o+kH
三船の役で
七人の侍と羅生門のキャラが全く同じなのは
わざとなの?
「ギャーハハ」とか
298 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 00:24 ID:+R2Qw72r
「蜘蛛巣城」のクライマックスで使用される弓矢は本物なんですか?
>>297 漏れも厨房の頃に初めて見た時は一緒だと思った。
でも全然違う。君もそのうち分かるよ。
>>299 そのうちも何も…。
どこをどうやったら同じに見えるんだか…。
301 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 16:57 ID:0c7Wl39Z
302 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 18:53 ID:AjFTiEGC
>>298 >>301 それ有名な話だよね。
黒澤が弓道同好会(道場?)の人に、
「もっと三船の近くに撃ってください。撃ち殺すつもりで、撃ってください」
って指示したって。
あれ、ピアノ線で誘導したのかな?そうでなければ、マジ怖い(AA略)
303 :
:04/01/27 19:02 ID:FBlrjrhg
あと7年ぐらいで生誕百周年か・・・。
でもNHKと仲が悪いから小津みたいにBSで生誕百周年の特集を
やってくれんかもしれんな。
>>303 そうかなぁ?何年か前に、「黒澤明の芸術」って名称で、ほぼ全作品を
BS2で放送したから、別に不可能じゃないと思うけど。>>生誕100年記念特集
>>304 仲が悪くなったんはここ最近の一連の事件の所為じゃないですかね
306 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 22:54 ID:S4b5/8Gv
>294
あの姫役の女優さんは、他にも映画出てます?
あんまり、見ない名前のような・・・?
307 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 23:18 ID:HcAFYBus
>>306 7,8本ぐらいしか出ていない。
元々女優志望では無かったので、すぐ引退した。
>>306 たしか名古屋あたりの東宝チェーンの劇場主のお嬢さんじゃなかった?
黒澤とプロデューサーが、「嫌だ嫌だ」とゴネル彼女を必死に説得したらしい。
凛々しい目をした女優さんだよね。
今もご健在だろうか(遠い目)
309 :
_:04/01/27 23:37 ID:Im2Qkg3W
上原美佐でしょ?
東宝以前に日活で浅丘ルリ子主演の「緑はるかに」に脇役で出てますよ。
それから彼女は自分から主役のオーデションを受けた女優志望だったと、
この作品の監督だった井上梅次氏が語っています。
310 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/27 23:57 ID:p3tXHiIq
へえ、そりゃ知らなかった。
「三悪人」がデビューだと思ってたよ。「緑はるかに」から「三悪人」まで
丸三年あるけど、その間は大部屋で、東宝がスターとして拾ったってこと?
312 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/28 00:27 ID:7quWYjjN
黒澤って世界でも有名っていうけど
スピルバーグとかコッポラとかぐらい誰でも知ってくるぐらい有名なの?
それとも映画好きでは有名な範囲なの?
313 :
_:04/01/28 00:32 ID:xRbTp2j5
>>310>>311 返レス有難うございます。
>丸三年あるけど、その間は大部屋で、
>東宝がスターとして拾ったってこと?
いえ、彼女はその間学業に戻ってます。因みに青学卒です。
>>311 イヤその「雪姫」の上原美佐の事です。
>>312 少なくともイギリスでは一般人にも有名(もちろんリアル厨は関係ないが)。
>>309 その「緑はるかに」で主役のオーディションを受けたってのは、
浅丘ルリ子自身の経歴だよ。
勘違いならかなり恥いが。
315 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/28 00:40 ID:eCGJbEF2
黒澤明の身長は190cm?
316 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/28 01:20 ID:7quWYjjN
>>314 それこそ
イギリスではフェリーニとかキューブリックとか世界的巨星と同列?
>309
>上原美佐でしょ?
>東宝以前に日活で浅丘ルリ子主演の「緑はるかに」に脇役で出てますよ。
間違いでしょ?
318 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/29 02:54 ID:A55aWmBX
>>312 司葉子
「黒澤先生の評価は日本でよりもむしろ海外で非常に高いと言われますが、私にもこんな経験があります。
夫が経企庁長官だった時、OECDの会議がパリでありました。
参加二十ヵ国の代表夫人だけの昼食会があったのですが、話題はクロサワ映画で持ちきり。
そこで私はつい「黒澤映画に出たことがある」と言ったのですが、皆がみな私を凝視して「エー!」と言う。
それからは大変。「クロサワはどんな人か」などの質問が私一人に集中してしまい、食事どころではありませんでした。
国際会議の舞台で、黒澤先生の偉大さを身に染みて感じさせられました」
319 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/30 01:52 ID:xCCIUNvH
正直言って
七人とかはまだしも羅生門とか欧米人に理解できるの?
>>319 実は、海外の方がはるかに評価が高いのは本当。
かなり深く理解していて、逆にこちらがレクチャーされる事が多いよ。
ベニス映画祭ではグランプリ作品の「All time best」に羅生門が選出されたのは記憶に新しい。
とはいえ、黒澤マンセーの俺でも、個人的には、羅生門は好きな作品では無いのだが・・・。
>>319 個人的には、と言っちゃうと落としどころがなくなるのでアレだが、
「羅生門」はイイ!と思う。
欧米人に「理解できるのか?」という疑問が、
思想というか、理念的な部分の事を言っているのなら、
そもそも現代の日本人(オレら)にすら、
本当に理解されているのかあやしいもんだ。
思想的に深いところが判らなくても、
全体的な展開とオチは分かり易いので、
欧米人にだって受け入れられて不思議はないと思う。
っつーか、その程度しか理解できなくても、
最後まで「ちゃんと見られる」作品である点と、
そこから掘り下げられるものも含んでいるという点で、
評価されてしかるべき、と思うんだが…。
うわ、なんか信者っぽい発言になってもた…。
322 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/30 05:18 ID:X8Ghx/CL
ジャイアント馬場と羅生門綱五郎はどっちが背高いの?
323 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/30 12:51 ID:0Twu2ajy
ラストサムライスレでは
・渡辺謙はオスカー獲って黒澤の無念をはらせ(?)
・黒澤と三船は天狗になりすぎて日本映画界を干された。(?)
等アホ発言満載。
324 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/30 15:06 ID:lFunBz4r
2月1日、大阪の南街会館の
閉館記念の1本に「七人の侍」が上映される。
その、映画館前でのあるカップルの会話。
A「ラストサムライ」の監督が
「7人のサムライ」に影響を受けてるらしいよ。
見てみようか?
B大昔の古臭い映画でしょ。わたし白黒映画ってみたことないしー
Aでも、渡辺謙よりかっこいい役者が出てるらしいよ。
Bウソー。みんなただのオッサンじゃない。
Aそうだね。「踊る大走査線」をまた見たほうがおもしろうそうだ。
325 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/30 17:29 ID:l7yeUh7U
「その"ただのオッサン"がめちゃくちゃカッコイイんだってば!!」
と言ってあげたいです。
>渡辺謙よりかっこいい役者
が誰を指してるのか気になるな(W
バカップルの会話はともかく、
スクリーンで見られるのがウラヤマスィ!
327 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/30 19:14 ID:Xe/ga11B
>>327 待ってました!と言いたい所だが、卒業試験の前日じゃねーかチクショウ…
親父がケニアから帰ってきた
黒澤はケニアでも有名らしいw
地方の娯楽が映画中心で、クロサワの名前が意外と浸透してるんだと
で、七人の侍を映画館のスクリーンで見たいんですが
関東で上映してるところってありますか?
弟が高校生になるんで、記念に見せてやりたいです
330 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/31 04:34 ID:Wv5ev3d5
教えて君をさせてください。
PCL(東宝)の社員だった黒澤監督が、大映で「羅生門」、松竹で「白チ」を監督できたのは、
何故なんでしょうか?
また五社協定によって、各映画会社の専属俳優が他社の映画に出演するのは困難だった、
と聞いていますが、三船は黒澤監督と一緒に大映、松竹の作品に出演していますが、
どうしてOKだったのでしょうか??
ご教示をお願いします。
>>329 俺が学生の頃なら、「ぴあ」買って名画座チェックしる!とか言えたんだけどなぁ。
とりあえず、新文芸座と早稲田松竹は調べてみましたが、見つかりませんでした。
劇場でご家族全員で鑑賞できるといいですね。
その時期はたしか黒澤は社員やめてたはず
またその後、東宝にもどった
>>331 え!そうなんですか?
「隠し砦の三悪人」の一件でクビになるまで、ずっと東宝の社員だったのかと思っていました。
333 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/31 07:42 ID:uSt2P1F1
>>330 東宝争議で、映画が撮影できる状況じゃなかったから。
三船の他社出演、まだ五社協定は無かった(確か昭和35,6年頃成立)
でも笠智衆(松竹)は五社協定無視して他社の作品に出ても
何故か会社には何も言われなかったらしい。
>>333 レス、ありがとうございました。長年の疑問が解けました。
東宝争議って、GHQが戦車を出動させたって話がありましたよね。
組合員が、団結旗か垂れ幕を赤く塗ったら、黒澤が「赤は血の色だから止めてくれ」って
頼んだっていう話モ・・・。
335 :
りえりえを応援してね!:04/01/31 15:49 ID:xaWyYSTt
336 :
この子の名無しのお祝いに:04/01/31 18:26 ID:SobRCTcH
>>335 スターになると一面識も無い親戚や関係者が増殖すると言うが、
没後もこげな外道が湧いてくる。
虫酸。
宝くじが当たったときも同じ現象が起こります。
338 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:03 ID:ogdZVQWF
>>319-321 やっぱ外人は羅生門の京マチコを見て気持ち悪いと思うのだろうか?
日本人から見てもちょっと気持ち悪い
339 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:16 ID:HY/L3wPI
おまえ気持ち悪い顔してんだろ
340 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:26 ID:vg5Vzy8L
おまえも気持ち悪い顔してるんでしょ
341 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:27 ID:vg5Vzy8L
おまえも気持ち悪い顔してるんでしょ
342 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:29 ID:HY/L3wPI
気持ち悪い顔ほどよく眠る
よく眠っとけ
343 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:35 ID:vg5Vzy8L
what?
344 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:43 ID:HY/L3wPI
what?って顔かお前は
vg5Vzy8Lの顔は乞食の父親なみにキモイ
345 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:53 ID:vg5Vzy8L
何をムキになってるんのかしらね。
乞食の父親って自分の体験談ですか?
346 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:55 ID:HY/L3wPI
「どですかでん」知らないのか。
とりあえず見とけ。ブス子さん
347 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:59 ID:HY/L3wPI
338はブサイク女の僻み見え見えですね。
348 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 01:59 ID:vg5Vzy8L
ブス子さん?
見る→観るですよ。
文盲ですか?
349 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 02:01 ID:HY/L3wPI
>何をムキになってるんのかしらね。
ムキになってるんのはネカマ
350 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 02:05 ID:vg5Vzy8L
ああ、「なってるんのかしら」って俺の書き込みね。
ちょっと間違えただけだよ。
見るって書くよりはいいじゃないの。
351 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 02:08 ID:HY/L3wPI
やっぱりネカマか
352 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 02:21 ID:vg5Vzy8L
で君は文盲ってことで解決だね。
353 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 02:27 ID:HY/L3wPI
Googleの検索結果
映画を見る 70,500件
映画を観る 42,900件
文盲はお前
354 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 07:28 ID:vg5Vzy8L
本物のバカだね。
わざわざ調べちゃったりしてさ。
こんなことでムキになってどうするの君。
355 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 19:53 ID:AEVdKath
黒 澤 ス レ 終 了
356 :
この子の名無しのお祝いに :04/02/01 22:38 ID:n6tMbfmz
黒 澤 ス レ 再 開
357 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 22:56 ID:hj1fR0ny
とりあえず明日、日専chで「羅生門」。
来週は「悪い奴ほどよく眠る」。
358 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/01 23:09 ID:LDOnUSzl
黒澤監督の学生服姿の写真の髪の毛を
長くすると黒澤優になる。
359 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/02 04:46 ID:LP8Mudnm
>>322 羅生門は203cm
ジャイアント馬場は209cm
360 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/02 17:14 ID:1AfQD7uX
>357
テレビで「やるんっすか?」
361 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/03 20:08 ID:bE0FRgmm
少しスレから外れるネタなんだが、
映画版「踊る大捜査線」1作目の、「天国と地獄」ネタは、どれぐらいの人に通じたのだろうか?
俺は、キネ旬のあの作品の制作リポートなんか読んでいたから、製作スタッフの
黒澤マンセーぶりは知っていたから、あのシーンは微笑ましく思ったわけだが。
あの映画のおかげで、黒澤映画や「砂の器(第2作)」を見てくれる人が増えれば、
それに越したことは無いんだけどね・・・。
362 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/04 01:52 ID:OrUAbfhf
黒澤が死んだ時に
追悼でフジで羅生門が放映されたと思いますが
あの時に、作品中に「気違い」って発言あるとおもいますが
あれってそのまま放送されたのでしょうか?
あと
七人の侍の「めくら」とかも
追悼は「用心棒」じゃなかった?
基地外はもちろん音を消されてた
新潟では、黒澤の時が羅生門で
ミフネの時が用心棒だった。
後者は放送事故でラストがブツ切れだった。
太鼓叩いてる気違いが志村 喬に斬りかかるところで切れたから
かえって怖かったw
>>361 ダウンタウンの松本が
・あれはなんだかんだ言っても天国と地獄のパクリだろ
・それをセリフで「天国と地獄」だっつってパクリじゃないっていってんですよ
・だけど「天国と地獄」を知らないガキの客はそんなセリフあってもはあ? って思うわけですよ
という意味のことを書いていたが正論だとおもう。
たとえアイディア借用を黒澤プロから許諾されていたとしても。
366 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/04 19:15 ID:YyPXNzic
松本もダウンタウンのごっつええ感じで「天国と地獄」のパロディコントやっていたがなw
367 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/04 22:02 ID:BdPiHKiS
>>365 同意。観客の視点から観て、制作スタッフの行き過ぎか、悪乗りか、は別にしても、
あの作品は「黒澤作品へのオマージュ」として許されると思います。
「いかりやが縛られて軟禁されているゴミ捨て場」のセットのこだわりなんかは、
大変誠実で微笑ましい。でも、よっぽど気をつけないとわからないけど(笑)
とはいえ、「はい!お前ら、ここも、黒澤リスペクトですよ」って激しく主張している
個所が、「あのセリフ+煙」以上あったら、ウザイわけだが。
その点、某国営放(ry
368 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/04 23:20 ID:VoDSJYk1
367は365のどこに同意してるのか?
369 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/04 23:28 ID:BdPiHKiS
367です。365の、
>という意味のことを書いていたが正論だとおもう。
に同意です。
>>309 >>313 >上原美佐でしょ?
>東宝以前に日活で浅丘ルリ子主演の「緑はるかに」に脇役で出てますよ。
>それから彼女は自分から主役のオーデションを受けた女優志望だったと、
>この作品の監督だった井上梅次氏が語っています。
>因みに青学卒です。
亀レスだが。「緑はるかに」のオーディションは何千人かの中から7人くらいが残って、
浅丘ルリ子のほかに、桑野みゆきや山東昭子が同時にデビューしてる。
だけど、上原美佐がこのときオーディションを受けたことは聞いたことないな。
この映画、ホントに児童映画という感じで、このときルリ子が14歳、桑野や山東に至っては11歳。
上原はこの年高校3年生で、ちょっと役柄からいっても合わないと思うんだが。
それに上原は福岡女子高から文化女子短大という履歴だから、青学でもないし。
誰か他の人との勘違いではないか。それとも井上梅次の記憶違いか。
「隠し砦の三悪人」の雪姫役は、
「三大怪獣 地球最大の決戦」でサルノ王女(または金星人)を演じた若林映子(ワカバヤシアキコ)
の方が合ってるように思ったら、やはり応募してたんですね。
372 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/08 17:36 ID:ZrTFpBrC
若林映子は「豚と金魚」でものすごいパンチラを見せている。
(よくNGにならなかったものだ)
374 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/08 17:50 ID:ZrTFpBrC
3人もいるのか。一条さゆりみたいだ。
アメリカのユニオンなら、「改名勧告」を
受けるだろう(ホント)。
ああ、今日も『赤ひげ』の手術シーンで抜いちゃった・・・。
376 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/09 02:02 ID:7t7y+5Jw
黒沢、三船は世界でも有名だとよく聞きますが
三船ともう一方の主役の志村は世界でも有名なんでしょうか?
少なくとも黒沢の評価されてる作品のほとんどに出てますよね
しかも三船と同じぐらい目立ってるし
「七人」もほぼ主役だし
でも、そんな話あまり聞かないですよね
志村が死んだ時も、黒沢や三船ほど大々的に国内外で大々的報道されたって聞いたことないし
ゴジラにも出てたしね。
有名なんじゃない?
>三船ともう一方の主役の志村は世界でも有名なんでしょうか?
日本語変です。
ユル・ブリンナーは「侍」の志村の役をやりたくて、
リメイクの権利を買ったわけだが
381 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/09 21:28 ID:pMXhkAvR
余談の余談
伊丹はその前の「北京の55日」にも出てた罠
382 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/09 22:31 ID:zIPqNFtJ
>>376 一般大衆は知らんが、世界中の映画好きの間ではもちろん有名。
20世紀最高の役者のひとり、という評価もある。
Sセガールも、「この人のためなら死んでもいい」とまで言ってたなあ。
ちなみに伊丹十三よりははるかに有名だと思う。
ひとつの目安だが、ググってみると
takashi shimura 23100件
juzo itami 6190件
まさに桁が違う
>>379 「侍」って略すなよ。一瞬、喜八監督のヤツかと思ったじゃないかw
セガールが(驚
>>382 シガニー・ウィーバーも黒沢監督の映画なら
タダで出演したいと言ってたよ
387 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/11 17:37 ID:LC+s2bJp
今日「七人の侍」のDVD買ってきて観ちゃったよ〜ん。
前にTVで観て以来だからえらい久しぶり。
やっぱ理屈抜きに面白いわ。それに凄い。
あの音楽がまだ耳元で鳴り続けてる。
志村さん宮口さんカコイイ!
「七人の侍」のdvdって8000円だよな?
他の東宝から出てる黒澤映画は6000円なのになぜ8000円?
長いからじゃねえの?
詳しく知らんが。
>>388 DVDの枚数かね?
今月末には「悪い奴ほどよく眠る」も発売される〜
391 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/12 00:33 ID:1bl1ba35
>>389 ビデオで途中の休憩はいらんだろ
あれ削れば結構押さえれる
スターウォーズ帝国の逆襲でルークの腕が切り落とされるシーンは「用心棒」のジェリー藤尾の腕が切り落とされるシーンのパクリ。
EP4でもパクってたから、ルーカスはこのシーンがよっぽど好きなんだな。
393 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/12 20:39 ID:K1fQKR7T
>>391 「休憩」は5分間
俺は必要だと思うぞ。
394 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 00:37 ID:44rqDaRG
>>393 別にDVDだからいつでも止めれるし
ビデオの場合
二本組の一本目の最後にあるから、あってもなくても意味がない
やっぱファンとしては休憩も含めて完全なのが良い。
396 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 01:27 ID:yPtMJGg0
所詮は大衆映画、
小便臭いガキ向けだよ。
397 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 12:26 ID:+9OYbJEi
原節子の出演が「白痴」以降ないのは、やっぱり仲違いしたから?
398 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 12:58 ID:XBQekReo
黒澤映画を心から楽しめる人こそ、本物の大人だと思うが。
396こそ世間を知った気でいるような糞ガキ。
逆に黒澤映画って全盛期には大衆が心から楽しめる様な優れた
エンターテイメントが多かったのに後年変に巨匠だとか
芸術家だとか祭り上げられてしまったのが悲劇の様にも
思うが。
400 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 15:06 ID:rvl0gIYD
>>397 黒沢は「白痴」を結構気に入ってて色々な所で言及してるが、
原については一切触れてないんだよね。
仲違いと言うより、黒沢が原を遠ざけたというのは確かだろうね
>>398 それと同じ意味のこと、塩野七生も逝ってたような・・・
「白痴」以後の黒澤作品で原節子がやりそうな役って、
「蜘蛛巣城」の奥方あたりか?
節子タソの発狂姿、ハァハァ
402 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 18:13 ID:S72+kgqf
>>399 「黒澤明の映画を見ている」って言ったら黒澤映画をよく知らない人が
「それって難しい映画じゃないですか?」と言ってきた。
(「羅生門」のイメージしかないらしい)
用心棒とか椿三十郎とか知らないのかなー。
403 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/13 21:41 ID:6YsgBNmx
>>402 たぶん、白黒映画じたい見たことのない人だと思うよ。
「羅生門」もわかりやすい映画だと思うけどなあ。
>>399 俺は「夢」以降の3作はほとんど黒澤のプライベートフィルムだと思ってる。
だってセットに出てくる家に「黒澤」の表札を付けたり内田百閧
取り上げたりと完全に自分の趣味が入ってる。
「乱」まではある程度客の目や興行成績を気にしたようなものを感じるけど
それ以降は完全に自分の為のもの。まあ疲れたんだろうね。
自分の為に映画を作っていいのかという声もあるが黒澤が日本映画界に
多大な貢献してきた事を考慮するといいんじゃないかと個人的には思う。
スカパーで羅生門観たけど、あれはあれで十分大衆映画だと思ったよ。
わかりやすいっしょ?
テーマは大衆映画で、細部の技術論となると芸術映画になると思う。
でも、こまけえことより、女にやりこめられて弱った顔の三船を観るだけでもこの映画の価値はあると思う。
406 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 00:57 ID:umIyjOZX
>>402 自分も、黒澤はわかりやす過ぎるぐらいだと思う。恥ずかしげもなく、啓蒙
や教養を信じているものね。もう、観たまんまですよね。
美的感覚としても、内田吐夢、三隅研次、加藤泰、工藤栄一、伊藤大輔とい
った面々の方がよほど暴走している。
演出的にも、マキノ雅弘には、ふっと「え、これでいいの?」と、観客をハッとさせ、
幻惑させる瞬間がある。黒澤は何を撮っても、バカバカしいぐらい明快だよね。
>>405 「羅生門」は、実際に使っている話は同じ芥川の「薮の中」で、「羅生門」のセット
を建てることでタイトルと内容を一致させる・・・このハッタリだけで大したものだ。
「薮の中」じたいは、別にヒューマニズムの話ではないしね。ただ、全体に
漂うムードには、紛れもなく芥川的な人生観(通俗的に言えば、人間の信頼)
が反映している。まさに啓蒙的な文学青年の映画だよね。
晩年の「八月の狂詩曲」とかも、本気で戦争の死者を悼み、祈ってますからね。
封切時はアフォか、とか、偽善だろ、とか思ったけど、違うんですよね。
同じ年(91)に、今井正の「戦争と青春」もあったけど、本人たちは偽善
ぶってるつもりはまったくない。オール本気。
巨匠たちは、こういうストレートな教養・啓蒙主義が通用しなくなった不幸
な時代を、晩年として生きてしまったんでしょうか?
409 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 02:17 ID:FEJRCAOd
「羅生門」だけど、わかりやすすぎてかえって
「なんじゃらほい?」といった感じではないかな。
単純なんだけれど美的な映像とか場面の急展開とか
異常なまでの熱気(狂気)などがまぜこぜになっていて
「なにかあるのでは?」と思わせてしまうところがすごい。
それから、あのくずれかけた門もなんだかすごい。
久々に「生きる」を観たが(3回目くらい)
観るたびに笑うポイントが増えてくる、不思議な映画だ。
今回、新たに笑ったのが
キャバレーで「命短し」を涙流しながら歌う志村とだらしない顔の雄之助の2ショット。
やくざの宮口と志村の、やつれた物同士の睨み合い。
昔は隠し砦>>七人の侍>>羅生門>>>>>生きる、だったけど
最近は、生きる>>羅生門>>七人の侍>>隠し砦、に変わってきた。
まあ通になると「どですかでん」がNO.1になるワケだが。
>>412 マジです。「どですかでん」のあのヌルさ加減が一種の悟りの境地に
至らせてくれるのです。
「七人の侍」や「用心棒」が良いなんて言ってる内はまだまだ
お子ちゃまです。
「どですかでん」は初老鬱病患者を引き寄せる病的映画だそうな。
まぁ通になると
デルス>>生記=生きる
416 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 10:21 ID:HcDaJybD
本当の通なら
「まあだだよ」
>>416 その境地にはたどり着きたくないものだのう
418 :
416:04/02/14 10:59 ID:HcDaJybD
>>417 大林宣彦監督が言っていた。
淀川先生も絶賛していたよ。
少なくとも晩年の作品を失敗作といって切り捨てる奴は黒澤ファンじゃない。
うちの近くの小学校用務員がデルスそっくり
421 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 19:16 ID:KJd0/2QP
>>376 世界での有名度(映画自体に興味がない人間も含めて)で言えば
チャップリン>スピルバーグ>コッポラ、ヒッチコック>フェリーニ>>黒沢
フェリーニもコッポラも他国の映画観ない奴は知らんだろ。
423 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 21:03 ID:OY3CnJdi
フェリーニと黒沢では
欧州人>>日本人
国葬>>普通の葬式
でフェリーニのほうが有名だろ
↑よーわからん。
426 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 21:56 ID:OY3CnJdi
映画に興味のある人間は別にして
映画を全く知らない人間からして
「国葬」は大きなインパクトだと思うけど
世界は欧米中心で日本はあくまでもローカル的なものだし
ヨーロッパ人のほうが日本人よりも比較的身近じゃないの?
427 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 22:06 ID:ZB0O+Tl2
428 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 22:20 ID:jOBGZtwX
日本で国葬ってあるの?
皇族以外で。
429 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/14 22:27 ID:JW6J+AEL
>>423 少なくともアメリカでは黒沢の方が知名度が高いと思う。
思うってのは、誰もそんなもの正確な数を数えられないからだが。
だいたいこの話で「欧米」って言ってるのは既に粗雑すぎて失格。
大部分のアメリカ人にとって(映画好きでさえ)、イタリア映画なんてマイナー。
そこは日本映画も五十歩百歩=変わらない。
いや〜荒れてるね。
黒澤の何処が凄いの?
黒澤って海外で有名なの?
こんな駄レスばかりで2ちょんねらーのレベルの低さにはまったく呆れるぜ。
430のレベルの高い神レスに恐れ入りました。
432 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 00:25 ID:gZonugd3
黒澤版『暴走機関車』が激しく見たかった。
あと手塚治虫と夢のタッグ作品になるはずだった『黒き死の仮面』も激しく見たかった。
機関車が暴走する前に肝心の黒澤自身が暴走しちゃったからなあ。
まあ俺も見たかったが。
435 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:19 ID:C+jvjJud
黒澤のヲタは殆どマスメディアの洪水のような
宣伝に洗脳されたんじゃないかな。
一方的に情報が与えられるだけだからね。
自分でいい映画に気付いてみなよ。
436 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:27 ID:gZonugd3
小津信者必死だなw
井筒信者でもあるが
>>432 他スレで黒澤好きの品位を下げまくってる癖にいっぱしの口きいてんじゃねーぞ、こら!
お前のせいでまともな黒澤好きがどれだけ迷惑被ってるか判ってるのか?
少しは考えて物言えボケ!!
438 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:33 ID:gZonugd3
てめー程度の黒澤好きなら別に迷惑かけても何ともねぇ。
439 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 04:35 ID:gZonugd3
これからここはアンチの巣屈と化する可能性があるがもうこの掲示板には来ないから知らな〜いw
440 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 08:19 ID:cpnVqjcM
黒澤東宝、映画は大映、お客は東映、いつでも座れる松竹映画、どこでやってる新東宝。
441 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 08:53 ID:gbGg5A31
>>394 「休憩」の前と後で村の雰囲気が違う、映画のリズムという面で必要だと思う。
>>434 暴走したのは黒澤じゃない、黒澤プロの役員、青柳氏。
>>436 小津と井筒を一緒にしないで!
頼むから!!!
黒澤も若い頃は「マキノの亜流」っちゅうてバカにされたんですか?
444 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 14:29 ID:JwgBk8bl
黒澤も小津も好きだが、両者を比べる事自体無意味なのでは?
445 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/15 18:29 ID:eCiDNkZ5
>>444 黒澤はエンタテイメントに徹しているのは欧米で受けやすいのでは?
逆に小津映画は人情話だからアジアで受けるのでは。
446 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 04:57 ID:Och5IKkb
>>442 え〜!小津と井筒って作風ソックリじゃん!
映像がスカスカなところとか。
447 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 05:50 ID:Och5IKkb
>>444 そうですね。
黒澤映画が極上のビーフステーキなら
小津映画はスルメ
比べること自体アホらしい。
448 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 10:58 ID:3RTVAWho
>>444 黒沢は初期作品を除いてスケールが大きい。
ダイナミックで西洋と言うより、アメリカ映画風な作り方。
「休憩」の話だが3時間も超える超大作ならやっぱ必要だと思う。
今話題のロード〜見てきたが途中でケツが痛えのなんのって。
何度もケツのポジション変えて見てたけどスゲエ辛かった。
七人の侍もあれがあるから後半イイテンポでクライマックスになだれ込んで
いけるし。
ちなみ家で「七人の侍」見る時「休憩」の時は漏れちゃんとトイレに
行きますw
450 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/16 22:39 ID:m9ztmumF
野良犬という映画で
電車のシーンで電車の窓があるシーンがあるのですが
マドの風景が進行方向に進んでいるのですが
当時の電車はあれが普通なのでしょうか?
あと野球場のシーンで〜君のお父様、子供が屋根の上に登ってるから降ろしてください
というシーンがあるのですがなんで鶯嬢は子供の名前を知ってたのですか?
451 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 00:56 ID:/f38RG6x
井筒>>>>>>>>>>>>>>>黒澤だろ。
黒澤なんて昭和の汚物じゃん。
敢えてここに書く。
他スレで黒澤厨痛すぎ。
黒澤は黒澤で好きな作品もあるが
信者の他者否定ぶりに嫌気。
453 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 04:14 ID:1jYkN08q
言うなれば「黒澤厨」は宗教界の創価。
その心は「俺たちは絶対正しい! 世界がそれを証明している!」と盲信している。
そうじゃないだろ。日本映画界にはもっといろんな優れた作品が埋もれているのだよ。
454 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 04:17 ID:1jYkN08q
ゴメン。
「宗教界の創価」→「日本映画界の創価」訂正
455 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 05:53 ID:BPiN5Sw6
>>452 だって黒澤のほうがずば抜けて偉大なんだもん。
それと小津厨や溝口厨も黒澤を否定しすぎだと思うぞ。
456 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 06:01 ID:BPiN5Sw6
>>451 アンチ黒澤=井筒ファンという証明だね。
井筒に関しては他スレでボロカスに叩かれているので何も言う事なし。
457 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 06:21 ID:fW2/Fvq9
黒沢清>>>>>>>>>>>>>>>>>>>井筒だろ。
井筒なんて平成の産業廃棄物じゃん
井筒って誰?
459 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 07:04 ID:fW2/Fvq9
殺人監督のチョソ擁護野郎
井筒、言ってることもわからなくはないが
同じ監督業として僻んでるとしか思えない時もある。
今村昌平が好きってのは良く分かる気がするけど。
個人的には黒澤も大好きだけど小津、溝口も好きだよ。
タイプは違うけど、素晴らしい財産を残してくれた。
462 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 21:06 ID:aQYsjdu4
「用心棒」って、ほんと面白い。何回観ても面白い。最高だ!
>461
これで三つ目
細かく分散するより 一つ立派なのがあればいいよ
>>461 とりあえず、「天国と地獄」のラストシーンを再現したアトラクション
が欲しい。
いきなり暴れ出す山崎努ロボット配備。
>>464 入場料払って、三船の位置に座るアトラクションとかな・・・。
目の前で山崎努ロボが・・・
466 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/17 23:42 ID:gPNSSpEj
『乱』の話題がありませんね。
黒澤明の最高傑作なのに・・・寂しい。
つまんねーレスばかり。
468 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 18:00 ID:JQYw+POk
「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」
この三作品のDVDを買おうと思っているのですけど
クライテリオン版と東宝版では
鑑賞する際に(画質、音質の)大きな差ってありますか?
大差なければ断然安いクライテリオン版にしようかと思っているのですが
アドバイス下さい
469 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 19:25 ID:V4WiZwu1
クライテリオン版。
用心棒はクレジットが英語、椿三十郎は左右が少し切れてる。
七人の侍は問題なしでおまけに一枚なので入れ替えずに見られる。
まあ普通に見るだけならクライテリオン版で十分だと思うが、
神経質な香具師なら盗宝買ったほうがいい。
470 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 19:51 ID:aV0s9Aua
>>429 思い込みの厨房だね(w
相当アホだぞ。
東宝版の七人の侍は初盤プレスでワンシーン入れ間違いがあったな。
472 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/18 23:53 ID:BAQimlCS
洗脳信者必死だな
あーきもきも
金もうけと布教活動に必死な黒澤ファミリーはマジ気持ち悪い
436 この子の名無しのお祝いに 04/02/18 23:48 ID:BAQimlCS
三船キモすぎ
ギョロ目しわくちゃ油ギッシュチビで汚いじじい
喋りが特に気持ち悪い
474 :
468:04/02/19 10:35 ID:fT+S4anv
>>469 thx!
東宝版にしまつ
・°・(つД`)・°・
475 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 13:55 ID:zG3EJdH/
>>467 元々黒澤ファン同士がマトモな議論が出来ないからw
煽りも無視できない。すぐ釣られる。
黒澤と三船と北野武が嫌いらしい。
こういう人の趣味がちょっと気になる。
どんな映画好きなんだろう。
108 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:04/02/18 23:56 ID:BAQimlCS
ってかたけしってアホだから
人前で話させても5分と話がもたないじゃん
頭の回転が悪いから今しゃべってることと、次にしゃべる話の展開が整理できない。
477 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 20:29 ID:Kz7KhJdC
僕が見たかったのは、「乱」のクロガネ役候補の高倉健
と秀虎役の三船敏郎だな。
あと、影武者の山県役の中村鴈次郎もな。
影武者は松田優作もでたがってたんだよな。
側室役で吉永小百合もな。
478 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 22:00 ID:ZYf5iIW/
>>477 山県役に予定していたのは中村翫右衛門じゃないの?
480 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 22:32 ID:kPG9GmO3
>>465 7センチの窓の隙間から正確に鞄を落とすゲームも追加
481 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/19 23:20 ID:9mfVbcJY
黒澤のどこに才能があるの。
もともとただの大衆時代劇映画じゃん。
勘違いして大物ぶって!でも、有名になりたいだけ
のからっぽな無能監督でしょ。
毎晩ご苦労様です。
案の定北野武スレも・・・。
次は三船スレですか?
112 :この子の名無しのお祝いに :04/02/19 23:23 ID:9mfVbcJY
えらそうにテレビ出れる面してねーよな。
ただのゴミじゃねーか。どこが素晴らしいんだか。
フライデー襲撃・セクハラ・在日・バイク事故・盗作映画・・・
なんつーかただのチンピラじゃね?(プ
484 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 01:23 ID:zLBKEs1B
三船のでていない黒沢映画はなんか・・・・
485 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/20 17:59 ID:6EMss7VM
影武者ようやく観た。やっぱすげーわ。長編にありがちな無駄なエ
ピソードがまったくない完成度。
ルーカスとコッポラがリスペクトするのもわかるよ。
486 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/21 23:35 ID:SJF6GGZJ
無知がマンセーしてる映画監督だよね
お前ら井筒の映画見ろよ(W
黒澤のやってることは水準低いよ。
487 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/22 00:05 ID:ucFMhLvA
>>486 大抵の黒澤映画はゲロッパよりは上等だと思うよW
488 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/22 18:11 ID:mrpD1ekA
井筒はガキとクリスチャンで終わった
>>468 それって、クライテリオンの中でも出来の悪い方ばかりだね
初期だから、できがいまいちなんだよ
最近のは東宝と同等か、クラの方がいいんだけど
490 :
468:04/02/23 01:04 ID:SibPlxle
>>489 最近のとは?
「赤ひげ」
「隠し砦の三悪人」
「生きる」
の事ですか?
491 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/23 20:10 ID:9cIyW16b
492 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/23 23:25 ID:XdP4RuK7
>>490 おれ、その三枚とか「蜘蛛巣城」とか持ってるけど、どれも画質イイよ。
国内盤持ってないから、どっちがイイかは知らないけど。
黒澤映画の食玩、いいね。七人の侍全員とかあるといいのにね。
入ってるのは「黒あめ」だってさw
それ用心棒のキャラとスタッフってことは、野上照代フィギュア
まじでありそうだな。
それがマジで否定できないのがコワイ
俺は本多猪四郎フィギュアキボン
496 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/24 20:20 ID:xeDrTZSp
ボースン・フィギアは出ないかな?重役トリオも。
突然ふるえ出す山崎努フィギュアとか出るかなぁ。
あとデルスフィギュア欲しい。
黒澤スレだからあたりまえだが
おまいらマニアックすぎ。ワロタよw
499 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/24 20:47 ID:XxCLuyQO
与平フィギアでるかな。
でも350円はちょっと高いよ。
500 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/24 21:34 ID:6PY9O2IF
仲代&宇津井の素通り侍フィギュア
岸恵子の札束覗き込みフィギュア
これ最強!
ろくちゃんのフィギュアが最強そうな予感
どですか でん!
503 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/25 00:13 ID:ugZmWeiU
藤田進の姿三四郎フィギュアはマニア的にはぜひ押さえておきたい所だよな。
あとは矢口陽子の渡辺ツルフィギュアかな。
俺だったら用心棒のジャイアント馬場とかかなw
>>504 馬場じゃねえよ、とお約束の突っ込みをしてみたり。
海洋堂か
期待できるな
全種類集めてしまいそうだ……
>>501 もちろん、ワイヤーが付いてるんだよな?
マニア好みは何と言っても「用心棒」の「牛三つでござい」沢村いき雄フィギュアだね。
押し入れから顔を出す小林桂樹フィギュアほしいな。
510 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 01:11 ID:B2Sxa142
CDのリマスターのように音を聴きやすくできないものか
511 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 01:25 ID:50U4ZKpI
村木与四郎フィギュア希望
内股でオカマちっくなのをお願いします。
黒澤と、なぐりかかろうとする勝新と、それをとめる田中友幸のフィギアきぼんぬ
「蜘蛛巣城」の糸巻きオババ(もののけ)のフィギュアきぼん
「隠し砦の三悪人」の姫もきぼんぬ
515 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 19:44 ID:CaVCDUyw
「どん底」のボロ長屋に登場人物のフィギュア
完全版でどうぞ!
あつめて完成させるたのしみがあります(たのしいか?
通はやっぱり野伏せり四十騎セットでしょう
あの、家族みんな野武士に殺されて「もう、死にてえだよ〜」って言ってた婆さん、
後からわりと普通にスタスタ歩いてきたのでびっくりしたな。
518 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 22:32 ID:PQce2UnJ
>>510 今のDVDはだいぶ聞きやすくなってると思うよ。
(前のLDの時に、かなりクリアになった)
昔の『蜘蛛巣城』のフィルムだとホント何しゃべっているのか
判らなかったもん。
519 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 22:49 ID:hHISfbYY
>517
この婆さん、撮影終わってすぐに死んじゃったそうでつよ。
520 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/26 23:50 ID:nUJ+KUST
縛られて吊るされてる東野英次郎の
フィギュアキボン
>>517 ああ、好きなシーンだ。
懸命に捕獲した野武士の助命嘆願してた侍どもも、
あれ見ちゃ殺すなとは言えないね・・・。
>>517 >後からわりと普通にスタスタ歩いてきた
それは長老で別人ではない?歩いてる場面あったっけ?
ちなみに「もう、死にてえだよ〜」のあのセリフはあとからの吹き替えで
実際には違う言葉をしゃべってたそうです。
現場では、ちゃんとセリフが聞こえるようには話せなかったそうで。
鍬もってよろよろ歩いてきてる
524 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/27 16:54 ID:e6V/qypj
>>515 「左ト全が2つも出ちゃったから、誰か藤田山と交換してくれない?」
という会話が交わされるのであろうか?
525 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/27 20:14 ID:8X5wJrDa
>>524 左卜全ならまだいいが、山田五十鈴が3つもつづけて出たら、あなた、
「赤ひげ」フィギュアシリーズ5の「杉村春子」と双璧ですね。
526 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/27 22:04 ID:hVyBh3LE
『天国と地獄』(だったと思う)の沢村いき雄がやった役は最初三木のり平がやる予定だったそうだ
でも交渉にいった助監督があまりに横柄だったので、のり平が断ったんだと
誰が交渉にいったんだろう?森谷司郎?
逝き雄でよかった。
528 :
この子の名無しのお祝いに:04/02/28 15:40 ID:D7tTIUjr
のり平だと面白すぎて、あの映画に合わない気が。
森谷って黒澤きどりだったんだよね。
金はつくりまくる、いばりまくるで。
息子が父親の死後、父の残した作品でゲーム作ったりフィギュア作ったりであぶく銭をかせぎ、
嫁には逃げられる 〜そんな夢をみた。っていう映画をつくれ。
>>531 アニメ化っていうより、
名前を使いたいから許可取って原作扱いにさせてもらっただけって感じの別モノだけどな。SFだしw
ゲームも同じようなもんだが。
大島渚の黒澤へのインタビュー見たけど、やっぱりいい事言ってるなあ。
相手が同じ映画人だから、批評家などに語るよりも熱っぽく語っていました。
つまりこういうことなんだな
「藤十郎の恋」は黒澤の作品ではないが、
チーフ助監督は黒澤。
中に明らかに黒澤明が撮ったなと感じさせるシーンがいくつも出てくる。
当時から既に天才。
536 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/06 01:24 ID:yXxSxiuG
と思いますね。ボクは。
『七人の侍』のアニメ化作品『SAMURAI 7』って、
巨大ロボットものみたいです。
でも登場人物の名前はオリジナル通り。違和感が…
ttp://www.samurai-7.com タイトルに "Akira Kurosawa's SAMURAI 7"と
黒澤監督の名前が付くのはちょっと嫌だなぁ。
ヲタくさそうで萎えます
個人の経済的理由で「七人の侍」を安売りすなって誰か久雄に言ってやれ
久雄の悪口言うな。
オヤジに映画作らしたための借金返してんだから
「まあだだよ」がひどかったらしい
興行成績が悪かったんだね。
俺も見に行ったけど、周りに人がいなかったからゆったり見れたもんね。
あの作品はそれほど嫌いでもないんだが、人が入らなかったというのは頷ける。
545 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/13 20:11 ID:kZmxZOLD
黒澤明の食欲は異常だよな(笑)
80過ぎても魚や野菜は好まず、肉ばっか食ってたらしいし
ステーキやらスッポン鍋みたいな‘濃い’食い物が好きだし
量も平気で3、4人前だからなぁ
とどめは『まぁだだよ』だと思うけど、
慢性的に金欠状態にあったんじゃないかな。
監督料が億とかならいいけど数百万円だったらしいし。
ビデオ化も遅れたし、TV放映も「ノートリ、ノーカット」が
条件だったので、そんなに頻繁に出来なかったから、
印税生活とまでは行かなかったんじゃないだろうか。
547 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/14 01:06 ID:bRBaYOEr
黒澤及び黒澤を奉るファンに言っておきたい。
あいつの映画にメッセージなど何一つない。
一貫性がなさすぎる。
北野よりひどい。
ある種の正義感や「とにかく思い切り精一杯頑張れ!」という
メッセージはあると思う。
人品の卑しさが匂い立つような汚ならしい煽りレスに向かってマジレスするのも不本意ながら
映画と映画作家に「メッセージ」やら「一貫性」を求めずにはおかない品性の
持ち主を、「映画の敵」と呼ぶ
>>546 黒澤の生活費は何であてていたのだろうか?
551 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/14 10:25 ID:rCPgsi7n
そりゃ黒澤プロダクションもってるんだから、銀行からとかのキャッシュフロー
くらいあるでしょう
もっとも和子さんの本によると、家財を売り食いしてた時期もあったそうだが
553 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/14 12:43 ID:w7skEJ8t
最近の人は、黒澤がサントリーのCMに出てたこと知らないんだな・・・
「メッセージ」も「一貫性」もあると思うが。
感じる能力が欠如した人に何いっても無駄。
>>546 黒澤プロ作品なので、余分に監督料なんか取れないよ。そのぶん、製作費に
回している訳だし。
>>551 黒澤スタジオってまだあるんですかね? いちおう、そこの経営もあったでしょうけど。
>>553 晩年はパナソニックのCMにも出てませんでしたか?
欧米に住んで、メジャーと仕事をして、合間にCMや、80年代に流行り始めた
PVを撮り、ついでにTVシリーズの製作総指揮をやる・・・。
こういう生活ができたら、カネで苦労なんかしなかったでしょうにね。まあ、
まだアジアから欧米に移住する監督なんかいなかった時代だしな・・・。
556 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/15 01:49 ID:yniX9yHJ
お前らこんなニセモノの商業映画をよく称えれるな〜もっと本物と
ニセモノを見極めるようになれよ。
いい歳こいてんだろ?惨めすぎて目もあてらんねーよ
詐欺師やインチキ宗教家に、コロっと騙される奴ばかりなんだろうな。
>>555 欧米進出の1歩目で躓いちゃったからねぇ。
でもハリウッドもあの時期直ぐに斜陽になって
しまったので、進出しても本人がやりたいような
大作は撮らせてもらえなかった様な気がするなぁ。
>>556 俺もそう思っている人間なんだよ。おめでてー連中ばっかりだよな!
ということでホンモノの映画の例をあげて
ここの連中に叩きつけてやってくれよ同志!
さあ!
>>558単純に、只のお勧めでも何でもいいんで、
なんか教えてください。頼む。
>コロっと騙される奴ばかり
映画見てる間は、ひねくれたものの見方をしてるより、だまされたほうが勝ちだとも思うがなあ
ドキュメンタリーを除いて映画は所詮全部ウソの世界なんだから
561 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/15 19:41 ID:qObBr7HO
つられんなや。
↓と同一人物。黒澤スレか三船スレか北野スレに常駐。
「宗教」とか「金」とか「詐欺」がキーワードか。
でも、この人アンチレスしかしてないから、どんな映画好きなのかわからんね。
472 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:04/02/18 23:53 ID:BAQimlCS
洗脳信者必死だな
あーきもきも
金もうけと布教活動に必死な黒澤ファミリーはマジ気持ち悪い
>>526 のり平だと、市川昆の金田一シリーズのイメージがあるから、
あんな感じになったかもしれないな。
いき雄さんで十分よかったと思う。
用心棒でお馴染みの彼や東野英治郎がちょこちょこ映るのは、
親しみを感じた。
564 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/16 02:06 ID:CSfdtBmu
黒澤映画が好きな人達って。。。
生きてて恥ずかしくないのかな?
しかも、「黒澤好きは映画通」とか、どの口で言えるんだろう。
「黒澤は映画通じゃないと分かりにくい」とか(苦笑)。
あんまり黒澤の悪口ばかり言ってると祟るぞ。
勝新のように。
>>564 「黒澤好きは映画通」とも思わないし、それはどうでもいいが、
おまえの発言はどこのスレでも、恥ずかしいぞ
というか哀れだ。
映画板の過去ログどこー
569 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/16 23:42 ID:ozDaDPQf
「白痴」がいちばん好き。
あれだけの表情を、役者から引き出せる監督なんて、
そうはいない。
めちゃめちゃな状況のロケ現場で、
よくあれだけの作品が撮れたと思う。
完全版って、残ってるのかなあ。
松竹は氏ね!
「白痴」は残ってないだろうな。
シナリオを読んだだけでも、如何に重要なシーンがカットされているかわかる。
人物の紹介が字幕で済まされているから、意味がわからなくなってしまった。
黒澤もどれほど無念だっただろうかと思う。
「羅生門」受賞後だったら、黒澤の意見がもっと通っていただろう。
あのカットをみると原節子の登場シーンは極力全部残しているように感じる。
全集黒澤明にシナリオが載ってるから、
あれを読みながらビデオをみると全貌が見えてくる。
571 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/18 21:12 ID:SQWLpZ2v
>>569 あれは絵作りだけはすごいね。
ストーリーは色々事情があったとは思うが破綻してる。
ゆえに未完の名作だな。
572 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/18 22:28 ID:Oha2Iso9
「白痴」の完全版はあるコレクターが所有しているらしいよ。
>>571 未完じゃなくて完成したものを不完全にされたんだよ。
あんな風に監督の意に反してズタズタにカットされたら、
ストーリーもへったくれもないよ。
>>572 ホント?なら、どうして公開しないのかな?
>>572 あるコレクターって何?個人が所有してんの?そんなの許されるのかー!
575 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/18 23:01 ID:ku1k/9Us
これでいいのかぁー!
576 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/18 23:11 ID:IMwXEX6G
>>572 熊井啓が言ってたヤツ?
あれから話は付いたのかな?
577 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/18 23:42 ID:SQWLpZ2v
>>572 あるコレクターって某国の映画マニア様?w
>>575 ポーッ(汽笛)ドドドドドド...ガタンゴトン...
森雅之「私が主役を演じた『白痴』がこんなことになって...私には信じられん
かけがえのない映画のシーンを失って、茫然自失というより他に仕方ありません。」
三井功治「ところで、某コレクターが完全版を所持しているという話がありましたが、あれは?」
現行版のズタズタ「白痴」は、松竹で短縮版を用意したが、「ざけんな。どうせ
切るなら俺がやる。」と黒澤が乗り込んで挟みを入れた結果ではあるんだよ。
580 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 01:13 ID:HozVIRlG
昔、ウッチャンナンチャンのバラエティ番組で「椿三十郎」と「用心棒」をミックスしたようなコントをやっていた。
覚えてる奴いる?
いきなり話題がカクッと落ちたぜ!
582 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 02:07 ID:MbfXb/2P
>>580 それならめちゃイケのしりとり侍につきるでしょw
>>579 えー、それは違うよ。
全集黒澤明第3巻に、当時の松竹の関係者の証言があって、
やはり松竹のこの映画のスタッフとは全く関係のない人が、
自分の判断ではさみを入れたことが書かれているよ。
黒澤は「どうせ切るならフィルムを縦に切れ!」って怒っていて、
師の山本嘉次郎が「あんなに怒った黒澤はみたことがない」ほどだったんで、
自分ではさみを入れたなんて事はないよ。
>>579 松竹の関係者がだまって短縮版作ったと聞くや、怒った黒澤は乗り込んで
それとはまた別にハサミを入れて、テロップ入れて3時間版作ったんだよね。
さらに縮小を要求する松竹に「そんなに切りたければフィルムを縦に切れ!」
となったがさらに短縮されて今の2時間46分版。
585 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 06:49 ID:eXYwWVoD
最初出来上がったときに、5時間以上あったが、
松竹が長すぎるというので、
黒澤自身がカットしたのが4時間25分だった。
その際にナレーションを入れた。
それでも長いというので黒澤が激怒したから、
今度は松竹側でカットしてテロップを入れたのが、
今の2時間46分版。
586 :
572:04/03/19 07:37 ID:VGm2FCki
封切時、主要都市だけで上映された3時間40分だか20分だかの
版もあるってどっかで読んだな。
>>585 違う。
3時間版も2時間40分版も黒澤編集。ちゃんと文献よく読め。いい加減なこと書くな。
で、どこが切られてるの?
最初の文章の部分がほとんど?
「どん底」についても触れてくれ
591 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 12:05 ID:M+CuGAQg
熊井啓に新作なんぞ期待せんが、「白痴」の件だけは、ハッキリしてほしい。
現存を明言してから、数年経つぞえ。
小林信彦も、あの件どうなった?と連載に書いてたね。
593 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 16:10 ID:qm+qnpjB
松竹の社員が松竹の倉庫から盗み出して
あるフィルムコレクターに売りつけた。
そのコレクターが秘蔵してるから出てこない。
黒澤和子が兄貴が交渉してるってさ。
594 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 16:57 ID:d8oqqMB8
>>593 それを本気で信じてたとしたら、あんたはおかしい。
595 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 16:58 ID:d8oqqMB8
>>592 それに「白痴」のカットに関する件が全て書いてあると思っているとしたら、
あんたはおかしい。
他の本も嫁
あんたら「白痴」でもめるなんてもうやめれ。そういうのこそ、白痴だぜ。
>>595 だからどの本だ?
おまえは、肝心の本のタイトルも何も示していない。
それじゃあ、まったく説得力も裏づけもない。
全集黒澤明が間違ってるっていうんなら、
おまえの言う事が書かれている本のタイトルを書け。
それができないというんなら、
お前の説なんて所詮うら覚えの出鱈目だよ。
599 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 22:11 ID:d8oqqMB8
>>598 「全集黒澤明が間違ってる」なんて誰も言っていないだろ。ただ
「全集黒澤明」に載っていない資料や談話もも世の中にはたくさんあるって話だ。
あとは自分で探せ。
>>598 キネ旬の黒澤明集成シリーズでも読め
薄っぺらな知識をふりまわしてんじゃない
そこに
最初2部作で黒澤は作ったが松竹が短縮を決定
最初黒澤に無断で短縮版を作ったが、おれがやると言って自分で短縮
これが3時間版
さらにさらに短くしろと言われて2時間40分版を作った
という経緯が関係者によって語られている
文献ふりかざすんなら、もっと色々本読め
だいたい現行カット版が黒澤に無断で編集したものなら、黒澤がそう言うに決まってんだろが。
そんなこと言ったか? 「松竹に短くさせられた」とは言っても「他人に勝手に切られた」
とは言ったことあったか?
601 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/19 22:25 ID:d8oqqMB8
ところで「生きものの記録」こそ黒澤作品1っつーヤシはおらんか
もうやめれってばさ。スレじたいが 羅生門 状態でキリがないぜ。
>>600 誤解してるな。なにも文献振りかざしてないよ。
自分が読んだ本にそう書いてあるからそのとおり書いただけじゃん。
文章を引用するときは、その出所をあきらかにするのはルールだよ。
まあそんなことはいいんだけどさ、
内容をみると全集黒澤明とは明らかに違うよね。
この「関係者によって語られている」というのがいい加減だよ。
全集黒澤明にはちゃんとその経緯を語った人の名前、当時の役割を明記している。
こういう情報は、誰がどう語ったかということが明らかでないものは信憑性に疑いを持った方がいい。
たしかに599の言うように、
こういう裏話についてはいろんな人がいろんな事を言っているだろうが、
その食い違いについて語りだすと、
まさに603の言うように「羅生門」(「藪の中」)の世界だな。
永田雅一は「羅生門」を撮る時、
「なんのこっちゃさっぱりわからん」と言っていたが、
これがグランプリを取った時、
「この功績は俺のおかげだ」みたいなことを盛んに言ってたらしい。
(これこそまさに「羅生門」だ、と「蝦蟇の油」に書いたあった。)
605 :
569:04/03/20 03:01 ID:+Snae/pg
色々、詳しい話をありがとうございます。
僕が聞いていたのは・・、
「白痴」は、当初は、前後編の二部作の予定で、
全体で、四時間二十五分として完成。
しかし、松竹は、作品の内容から興行成績を危ぶみ、
一本化を要求。
結局、二通りの版を作り、
長尺版は、昭和26年5月23日より3日間、「東劇」で上映。
6月1日より、短縮版が一般公開。
つまりは、公開できる状態まで仕上げたものがあるのだから、
まさか、戦前でもあるまいし、
長尺版が保存されてないのだとしたら、
「メトロポリス」並の文化的損失ですよね。
松竹には、映画会社の看板を上げる資格は無いと思う。
しかし、黒澤プロも持っていないと言うのは、解せないですねぇ。
606 :
569:04/03/20 03:22 ID:i+/Ku+XQ
会社の圧力がかかった作品といえば、
「わが青春に悔なし」も、そのようですが、
あれはあれで素晴らしい作品ですけど、
久坂栄二郎のオリジナルのまま映画化されていたらと考えると、
そちらも興味があります。
「わが青春に悔なし」は黒澤自身が91年にNHKBSの特集番組で語ったところによると、
後半を黒澤自身が書換えたらしい。
当時の進駐軍を入れて試写をやったら、その部分が一番受けたそうだ。
(13年前だし、記憶違いだったらスマン)
>>604 だから集成よめよ。
お前こそ読まずになにおれのコメントだけでものいってんだよ。
>この「関係者によって語られている」というのがいい加減だよ。
たまたまそう書いただけだ。
実際は助監督野村芳太郎その他当時のスタッフが実名でコメントしてるよ!
しかし、黒澤厨って性格悪いよね。こちらが恥ずかしくなるほど。
610 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/20 12:37 ID:qud852b7
>>592とほかの黒澤厨をいっしょにしたら、黒澤厨に悪いのでは
611 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/20 12:47 ID:qud852b7
>>608 「集成」図書館においてないんだよきっと(w
>>592も、ヤフオクで「黒澤」で検索してヒットする本でも片っ端から落札して
読んでみればいいのに。
>>608611
おまえまだ一人で「羅生門」やってんのか?
「フフ、全く馬鹿につける薬はねーなw」
614 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/20 17:29 ID:t5YcsSCJ
>>613の方が、成長のない痴呆の餓鬼にしか見えんが。
でつまつはやめれ。自分がバカだと宣言しているようなもんだ。
615 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/20 17:55 ID:hUh85hvj
>>569 >「メトロポリス」並の文化的損失ですよね。
同意。黒澤作品の中でも一番惹かれてるモノだから、
私としては何より気になります。
616 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/21 00:11 ID:H9kyC4nS
>>616 (*´∀`*)ホワ〜
しかし、長さんが…
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
黒澤監督が死んだ時以来だよこんなにショックなのは…
618 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/21 01:13 ID:3TpIdQ08
>>616 武満いい仕事してるなあ。
彼の曲いくつか知ってるけど、こんなに優しい曲は珍しいね。
「切腹」や「乱」と同じ作曲者だとは思えないほど。
619 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/21 02:15 ID:GrkK9XZW
長さん『夢』の出演が決まった時に「憧れの黒澤作品に出れるなんて青天の霹靂だ」と喜んでいたね。
620 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/21 03:57 ID:TyjQiHOf
黒澤は昔からコメディアンの人を上手く使ってるな。
渡辺篤もそうだが、左卜全、山茶花究、伴淳三郎、植木等、所ジョージ。
長さんのあの役もユニークだった。
エノケンもね。
623 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/21 16:48 ID:aRORuatK
皆のお薦め黒澤本ってどれよ?
「黒澤明全集」1〜最終巻(7巻)と「黒澤明集成1〜3」はデフォとして、
ベスト3(順不同)を挙げるとすると
・黒澤明 音と映像(完全版)
・黒澤明 夢のあしあと
・巨匠のメチエ
ってところかな、漏れは。
自著「蝦蟇の油」は?
>>623 ずいぶん前に文庫で読んだドナルド・リチー著の「黒澤明の映画」も個人的にはよかった。
とくに羅生門の解説はタメになった記憶あり。
627 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/21 21:16 ID:xzmOD8OQ
>>624 >>自著「蝦蟇の油」は?
当たり前すぎて忘れてますた。スマソ。
もちろんデフォ。
>>626 ドナルドリチーの本は、最初に読んだ黒澤に関する本で、
初版と改訂版3種類ほど読んだ。
日本の批評家と違って、馴れ合い的要素がないので、逆に面白いと思った。
「トラトラトラ」や「暴走機関車」のアメリカ側の事情が詳しく書かれている。
「影武者」の勝の降板に至るやり取りについても詳しい。
「羅生門」に関しては、一人一人の話のエピソードの真偽を比較していて、とても興味深い。
しかし、あの分析では黒澤のくっつけた木こりのエピソードが却って話をややこしくしているという結論に至ってしまう。
木こりのエピソードは、木こりが短刀を盗んだということ以外は、真相を語っても彼にとって何も都合悪い点はない訳だから、
素直に受け取れば、とても判りやすいのだが。
いかりや、
雷様役と、「夢」での鬼役は関係あるのかな。
>>629 爆発オチで「だめだこりゃ」とボロボロの服装で言うのを見て
決めたんじゃないか と思ってました。
リチーの本は面白いけど、事実関係に誤認が多い。
助監督をやっていた堀川の本と、スクリプターの野上の本、娘の和子の本、
このへんを既出のほかには押さえておけばいいんじゃないか?
コメディアンの人、って出てるけど三波伸介も入れておいてちょ
あと土屋ヨシオの本もおもろいな
それと甥の書いた「黒澤明のいる風景」も面白い
野上女史の本、文庫になったね。
欠落してた部分も補えるんで、いま読み耽ってます。
佐藤・武満との確執を書いた項が今更ながら興味深い。
「これぢゃあ、どちらも怒るわなあ」などと、今朝の通勤電車内で呟いちまった。
635 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/22 13:15 ID:Yi5F9CG/
東宝LDシリーズの特典「製作の現場」はカナリ珍しい黒澤本なのでは
特典にはほかに予告編LDと復刻パンフレットなんかがあったけど、東宝としては
この「製作の現場」にいちばん手間とお金をかけたらしい。だけど特典の人気は
予告編LDに集中して、コレはなかなか注文が来なかったと関係者が嘆いていたそうです。
自分も一回だけ現物を見たけど、いまだに他の本(クロニクル含む)に載らない資料も
いろいろと載っていた記憶が。
対象作品が東宝のものだけというのが本当に惜しいくらい。
ヤフオクでいま予告編LDの価格が暴落しているので、勘違いしたヤシが
安い値段でシュピーンしないかとずっと狙っているんだけど、なかなか出ないのです。
本はそのへんでいいから映画じたいを見たままの自分の意見で語ってくれ。
本好きは「本にこう書かれてる」との主張(または本に書かれてるままの見方)が多くなり
個人の目で見た意見が出ない(またはそれを排除する)傾向があり
637 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/22 14:36 ID:Yi5F9CG/
>>636 >>本はそのへんでいいから映画じたいを見たままの自分の意見で語ってくれ。
自分の意見で語れないような恥ずかしいヤシなんているのか? いるとしたら大笑いだよな
>>637 どのスレにもけっこういるよ。
比較的、高尚や難解とされるような映画スレには多いよ。
どこかの本やなんかで眼にしたようなのと似たような評論を
さぞ自分の意見のように長文でダラダラ述べる香具師を。
「ヒストリー・スルー・ザ・レンズ/トラ・トラ・トラ」 (2001年米)
黒澤明とR・フライシャーという両巨匠を監督に迎えた大作 『トラ・トラ・トラ』だったが、
完成への道のりは険しかった。名作の舞台裏を明かすドキュメンタリー。
27日WOWOW・・・なんだそうですが、どんなんでしょ。
拙宅は受信不可なもんで、ご存じの方?
>>619 でも映画は?だったけどねw(断っておくがゴッホの話は大好き)
長さんは「用心棒」みたいな時代劇をやりたかったと思うよ。
642 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/22 23:17 ID:cIicVApg
>>639 フライシャーって巨匠か?
まあそれは置いといて、最初はジンネマンにするつもりだったらしいね。
黒澤はデビット・リーンを希望してたのかな。
リーン、ジンネマン→フライシャーか……
この人選に黒澤の内心はいかがだったのか
644 :
569:04/03/23 00:32 ID:+yv8bOG0
>>636 僕も、佐藤忠男の
「犯人が殺人という大罪を犯すまで泳がせておいて、死刑に追い込もうとする、異常な警察」
という評論を読んで、「天国と地獄」が、ちょっと嫌いになってしまった・・という経緯がある。
645 :
569:04/03/23 00:35 ID:+yv8bOG0
共同監督なんて、やって欲しくないから、
「トラトラトラ」は、実現しなくてよかった。
逆に、「暴走機関車」は、激しく見たかった。
その評論は結果論ですよ。
警察の目的は、犯人が薬を買い、共犯の家に向かうという殺害当日の行動の再現です。
当然、犯人が家に着いたときに御用にする段取りです。薬を使う前にね。
途中の黄金町でひとり死んじゃいましたが、あれは不測の事態。誤算ってやつです。
>>645 黒澤初のホラー映画「黒き死の仮面」も見たかった。
「暴走機関車」はバックの役にピーターフォークを考えていたらしいね。
当時のピータフォークはギャングの役やったりしているから、
ぴったりだったと思うね。
1985年にアメリカで映画化されたものは、原作の面白さに比べれば、
随分つまらない作品になった。
649 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/23 09:45 ID:Lv85yPWi
>>636 >>本好きは「本にこう書かれてる」との主張(または本に書かれてるままの見方)が多くなり
>>個人の目で見た意見が出ない(またはそれを排除する)傾向があり
だったらなおさら、いまある黒澤本をみんなで紹介しまくれば
もしぱくり評論があったら「それは○○○に書いてある」とか指摘してやれば
以後本そのままの意見も書けなくなるでしょ
ところで自分は「異説・黒澤明」がおもしろかった
オリンピックについて語っているスタッフの対談がよかったネ
云わんとしてることは、本に書いてあろうがなかろうが、自分の目で見た率直な感想を持てということ。
それが本に書いてあることとたまたま同じならそれはそれでもよく、
それにたいして「それは○○○に書いてある」とか指摘するのは、もめる原因でもある。
それに、指摘する側にしても、どこかにあった評論を持ち出し言い争ってるのもよく見かける。
あまり本に頼るとモノの見方も凝り固まってしまうとも思う。
映画そのものは何年も前に一度くらいしか見てなくて、
もちろん、本を読むのもいいことなのはいうまでもないが、
あとはその映画に関して本などで読むことばかりになってる人も多いだろうし、
本ネタが続いて互いの知識でもめてたから、ほんとうに大事なのは「映画を見て自分で感じたままの意見を多く述べあって欲しい」と言ったんだと思う。
記録に残らない口頭の雑談ならともかく、不特定多数の見る掲示板で
何か書くならば無責任な間違いを防ぐためにも事前に資料に当たって
みるというのも一つの考え。
ビデオの無い時代の昔の評論読むと、記憶に頼って書いているらしく
紹介している内容に間違いや勘違いのあるものも多い。
652 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/24 03:25 ID:/5xMJ0XE
「デルス・ウザーラ」はソ連
「影武者」はアメリカ
「乱」はフランス
「夢」はスピルバーグ
長いこと黒澤に映画を作らせなかった日本は情けない・・・。
653 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/24 12:12 ID:RShbnByg
>>652 金出してくれるところがなかったんだもん、しょうがないよ。
80年代で金出してくれるところといったら角川映画くらいじゃないの?
654 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/24 22:29 ID:PVbABuH4
黒澤のクライテリオン版DVDって、どんな所で売ってるモン?
輸入盤店とかにあります?
655 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/24 22:46 ID:eaOsXvrb
>>650 云
そ
そ
そ
あ
映
も
あ
本
多
最後は本多猪四郎のことだろうけど、後がわからない。云そそそあ映もあって何。
>>643 しかし、フェリーニとベルイマンとの競作では、びびって仮病を口実に逃げたわけだし。
656 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/24 22:58 ID:hwX2WlgB
ちと亀だが(スマソ)
>>646 拙者も同意っす。
>>644 の佐藤忠男の評論(?)、「七人・・」の時に御大が
怒った「野武士にも人権」にも匹敵する間抜けな指摘だとしか思えんのです。
>>644=569 には悪いけど・・しかしほんと、こりゃ酷ぇ。
>655
黒澤は要求が強いから他の監督との競作なんて所詮無理だろうな。
659 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/25 01:38 ID:bCIJz6bf
黒澤はゴミである。
なぜなら、奴の今までしてきたことから
そのことを推知するのは容易いことである。
洋画のパクリ・差別発言・中味の無い商業映画。
それは俗に「オウムの洗脳状態」と一緒である。
660 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/25 01:48 ID:qsWIylQy
↑
こいつサリンで脳がやられている基地外。
死ねばよかったのに・・・。
659は井筒に洗脳されてんだろ
「ヒストリー・スルー・ザ・レンズ/トラ・トラ・トラ」見ました。
元海軍の素人を配役した件で、「多くは知人の財界人で、
次の撮影資金協力を頼みやすいように、おべっか使った。」
と米国側プロデューサーたちが言っていたのが面白かった。
日本側プロデューサーからそう伝わってたんだろうなぁ。
黒澤監督にそんな世渡りの配慮があれば、黒パンが借金
まみれになることもなかったろうにね。
そんな借金返済の一環の『七人の侍』アニメ版はスカパーの
PPVで6月放送だそうです。
664 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/27 15:00 ID:oOc8wmre
>「ヒストリー・スルー・ザ・レンズ/トラ・トラ・トラ」見ました。
>元海軍の素人を配役した件で、「多くは知人の財界人で、
>次の撮影資金協力を頼みやすいように、おべっか使った。」
>と米国側プロデューサーたちが言っていたのが面白かった。
これは口惜しいね。映画のコメンタリーでフライシャーもそう言っていた。
たぶん黒澤は「七人の侍」の素人の老婆のような存在感を狙ったんではないだろうか。
665 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/27 22:32 ID:OV8pu/Yw
実際に海軍学校卒の人を起用したかったんだと思う。
666 :
666:04/03/27 22:48 ID:MxCLtniB
ダミアン......オーメン。
ヴェンダースと黒澤の対談を読んだ覚えがあるが、いったい
誰が何のために、あんなもんを企画したんだろ
668 :
663:04/03/28 00:00 ID:SumbEHLn
この件も黒澤監督とFOX側との意志の疎通が出来ていなかった
証拠なんでしょうね。
今作の混乱の一端を見た という意味で面白かったです。
双方ともドキュメンタリータッチの作風で作ろうとしていたのは
今日の番組でも一致していた。
米国側は、有名じゃない性格俳優を採用して観客の先入観を
除外させてドキュメンタリー風にしようとしていて、黒澤監督は
一歩進んで(と本人は確信して)元海軍の人間を使って、
ドキュメンタリー風+キャラクターに品格を与えることを目指して
いた。
米国の兵隊は、優秀な人は兵隊にならず大企業に就職していて、
どちらかというと失業者対策で兵隊になった人が多く、それに引き
替え日本では海軍軍人はエリートで成り立っていた と番組でも
説明されていたのですが、これだと制作側の意図は双方とも全然
間違ってなかったんですよね。(意図と実際の演技は別ですが)
それが何であんな中傷が米国側でまかり通っているのか…・
そう説明した(であろう)青柳プロデューサーの罪は、やっぱり
深いですよね。
>>652 アメリカも「暴走機関車」と「トラ・トラ・トラ」を撮らせなかった過去があるけどね。
ソ連は「デルス・ウザーラ」の後また黒澤監督を招いて「黒き死の仮面」を
撮らせる予定だったそうだからソ連が一番偉い!!
当時は東西陣営の冷戦対立が華やかりし頃だからね。
米国で映画制作失敗した黒澤を取り込み、どうしてもソ連で映画を完成させる事は
ある種共産主義陣営側のプロバガンダの意味合いもあったのだ。
海外と連携する場合、必ず何らかの政治的意図とのすり合わせの判断を経ている。
「黒き死の仮面」誰か映画化してくれないかな。
監督はコッポラがいいかな。
672 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/28 02:23 ID:ZHj3E+0L
黒澤ヲタはパナウェーブ研究所の研究員と一緒。
黒澤以外の映画が流れると「スカラー波が来た」と
わけのわからぬ発言をする。
所詮、黒澤とたけしの映画は単なる宗教。
信者を騙して大もうけ。
世界中の様々な人々が好きなんだからすごい宗教だな
カトリックとタメはれるんじゃないか
>>672 内容云々の前に 「宗教」の意味が判っとらん。
一億歩譲って・・書くんならせめて「単なる昨今のインチキ宗教」にしとけ。
黒澤の映画は、チーフ助監督時代の「藤十郎の恋」「綴方教室」「馬」、
シナリオを書いた「決闘鍵屋の辻」等も含めてほとんど見たが、
「八月のラプソディー」だけは手塚眞のメイキングビデオしかみたことがない。
これを実際に映画館で見た方いますか?
>>675 >「八月のラプソディー」
これが、教育映画として作られていたら、佳作の部類だっただろう。しかし問題は、
他ならぬ黒澤明の監督作品として、数億円掛けて作られてしまったことなのだ・・・。
大寶智子の夏服のムチムチに萌えられる人にはオススメしたい。もう覚えてないけど、
夏なので、透けブラなどもバッチリ映っていたと思う。。。たぶん。
>>675 勿論公開当時見たよ
しばらく脳裏から、青い空と白い雲が離れなかった
かなり好きな映画だ
あのラストは本当に泣く
678 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/30 00:31 ID:v0qiZyBx
大寶智子のスケブラはなかったような・・・
鈴木美恵は白いTシャツだったから良く透けてたな。
679 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/30 00:54 ID:BvpK1Ucj
「乱」以降の黒澤作品は、ほとんど映画館で見てハァ?だったが、一年くらい前から
評価を見直すべきではないかという思いがだんだん強くなっている。
ところで、「乱」以降の作品では本多猪四郎の存在感がどんどん大きくなってる
ことに気づいているひとは、少なくとも身の回りには多い。「まあだだよ」では
ほとんど二人の共同作と言っていいのではないだろうか。
>>679 本多さん自身が、晩年をクロさんに捧げたようですから・・・。
「八月の狂詩曲」公開直後の頃、堂々とあるトークショーで「私に次回作はありません。
尊敬するクロさんと映画が作れるだけで充分でございます」と仰ってましたよ。
「野良犬」で本物の闇市を歩いていたのも三船じゃなく猪さんだったとか。
映画監督辞典か名簿かみたら、「ほんだ いしろう」って読むんですね。
「椿三十郎」がめちゃ好きだ!
今見てもスピード感があって全然古臭くない!
三十郎最高!カッコイイ!加山や邦衛が若々しい!仲代渋い!ラストの殺陣凄すぎ!
これ見るとNHKの時代劇が見れなくなるよ!
「用心棒」んとき、御大が「斬りゃあ音がするだろ」ってんで、
効果音(三縄氏だったか)の方では肉斬ったり雑巾斬ったり
かなり苦労した話を聞いたんだが、「用心棒」でも「椿三十郎」でも
今と比べりゃずいぶん控えめな入れ方になってますね。
TVの「ばしゅっ、ぐわ〜」に慣れてるヒトなら殆ど分からないレベルじゃないかな。
・・・しかしそれがリアリティを増幅してるんだわなあ。
684 :
この子の名無しのお祝いに:04/03/30 23:00 ID:rBJAopP0
パクリ中毒のキチガイ黒澤信者必死だな。
どんなゲロ映画作ろうが、在日だろうが、駄作連発だろうが、
「黒澤は人間的だ、若いうちから丸い奴にロクな奴はいない」と黒澤を弁護。
まるで、オウム信者ですね。
↑これがほんとのオウム返し。
>>491 赤ひげの手術シーンを再現したフィギュア出してほしい。
>>686 「用心棒」で野良犬が咥えて来る人間の手のフィギュアも。
首に矢が刺さっている鷲津のフィギュアが欲しい。
あと「影武者」や「乱」の合戦シーンを再現したのも欲しい。
影武者はレアで勝新バージョンもw
↑
それイイ!絶対欲しい!
今週の「テレビBROS」に食玩フィギュアの写真が出てました。
『用心棒』:三船、仲代
『椿三十郎』:三船
黒澤監督
の4体写ってました。
小さいし白黒だったのですが、結構良く出来てるようです。
楽しみだなぁ。
何日発売?
今年の夏か……
695 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/04 13:17 ID:4d2jG0Rf
>>194 マジでそんなこと言ったんですか?アホすぎる・・・。
黒澤DVDってレンタルするの?
近所のレンタル屋からメールがきたんだが……
697 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/04 23:27 ID:15M1ZQGn
>>695 黒澤自身もちょっとやりすぎたと思ったらしくそのシーン何度か撮り直したらしいが、
上手くいかなくて結局、最初のシーンを使ったみたい。
699 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/07 12:06 ID:5Is2hz94
どですかでん観てファンになりました。
700 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/07 22:05 ID:RgCeCg/L
「デルス・ウザーラ」
カラー作品では、一番好きです(カラーかモノクロかといった見方がどうしてもついてまわるのですが、これはしょうがないですね)。
原作は、未踏の森林地帯を踏査した有名な旅行記で、監督の適度な距離感をもった視点とでもいいましょうか、そんな感じが原作の味を上手く引き出しているように思います。
踏査隊のキャピタン=文明と自然児デルス・ウザーラ=自然との出会いと驚きそして、相克と悲劇。
そんな捉え方は、一寸図式的過ぎるかもしれませんが、監督は、片意地張らずに描いています。まさに自然体で、自然やデルスを見つめる。
カラーも自然を効果的に映し出していますね。
監督が意識していたかどうかは定かではありませんが、自然との共生といった今日的問題に通じるテーマをこの作品は、提示していると感じます。
701 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/08 02:17 ID:UQk3C7E3
自分も「デルス・ウザーラ」は映像の美しさで一番好きだが、
やっぱりロシア(当時はソ連)の映画だな。
そういう意味では一番黒澤らしくないかもしれない。
702 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/08 13:29 ID:OPvxFPKx
デルスゥは最初、三船が演じる予定だったんだってね
703 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/08 13:33 ID:OPvxFPKx
更に『デルス』はその昔、『白痴』みたいに邦訳して
北海道ロケで撮る企画だったそうだね
704 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/08 14:39 ID:/iRi4StJ
間宮林蔵で ですね。
通行人です。
小学生の時、「荒野の7人」、中学になって「荒野の用心棒」を観た。
それが黒澤のリメークだと知ったのはずっとあと。
初めての黒澤映画。これも小学生のとき「椿三十郎」ラストシーンが強烈だった。
結構兄貴とマネしたな。
2年前メキシコのホテルの一室で偶然みた「八月の狂詩曲」字幕がスペイン語だった。
一番好きなのは「生きる」。
なんか「リバティバランスを撃った男」と似てるような感触。
―いのち短し 恋せよ乙女 紅き唇 褪せぬ間に
(「生きる」挿入歌 『ゴンドラの歌』 作詞:吉井勇)
>>698 「撮影現場に同じ着物が何着か用意してあるのを見て、何度もやるのかイヤだな、と思ったが本番一発で決まったんでよかった」という内容のハナシを仲代がTVでしてたんだけど?
708 :
698:04/04/09 13:21 ID:E2kjH6hF
>>707 「クジラじゃあるまいし血がドバーーー!っといったわけよ(笑)さすがにこれはやりすぎだろうと。
あの後何回かやり直したんだけど、うまくいかなくて結局最初の使ったわけよ」という内容のハナシを三船が「黒澤明のすべて」という番組で言ってたんだけど?
>>708 横レスだが、ポンプを操作してた助監督の出目昌伸は、
本番一発OKだったのでホッとしたと書いてるね。
710 :
698:04/04/09 13:34 ID:E2kjH6hF
じゃあ三船はボケていたのか・・・。
711 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/09 14:44 ID:3WVxHaSM
仲代はポンプ圧力で体がヨロケそうになり、必死で踏ん張ったと。
画面よく観ると、それが断末魔ぽくてイイ効果。
飛沫がノンちゃん直撃、頭から血糊まみれになったそうな。
黒澤は、顔射、メッシー&ウエットのルーツでもあったw
OKテイクが本番1発目の奴だった、って事で矛盾はないんジャネーノ?
その後一応撮ってはみたけど1発目は超えられなかった、って感じで
BeatlesのTwist and Shoutみたいな状況。
なんで黒澤スレにビートルズなんだ?
そういえば、「天国と地獄」の犯人が捕まるシーンはブラザースフォーの
「花はどこへ行った」を使いたかったらしいが、
著作権とかで使用するのにお金がかかるのでやめたらしい。
ちなみに久雄はブロードサイドフォー「若者たち」のリードボーカル。
>OKテイクが本番1発目の奴だった
>その後一応撮ってはみたけど1発目は超えられなかった
それは本番一発OKとは違うだろう。まあ、野上照代や出目昌伸をはじめ、
一回だけで成功だった、という関係者の証言は多いね。
715 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/10 17:37 ID:xar8ViFl
>そういえば、「天国と地獄」の犯人が捕まるシーンはブラザースフォーの
>「花はどこへ行った」を使いたかったらしいが、
>著作権とかで使用するのにお金がかかるのでやめたらしい。
そのシーンは、プレスリーの「オーソレミオ」の英語カバー曲を
使う予定だった。
だから、それらしいアレンジした「オーソレミオ」が使われている。
ブラザースフォーはシューベルトの「鱒」のシーン。
曲は、「花はどこへ行った」じゃないぞ。
716 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/10 18:21 ID:xar8ViFl
どですかでん「かつ子」
黒澤作品「どですかでん」(英題はなぜかDODES' KADEN)に、かつ子と
いう幸薄い少女が出てくる。どういう事情なのか叔父の家に引き取られて
満足に寝る間も与えられずに酷使されている。
この作品はマイナーなかつ子で作ったところに意義があると思っている。
(意義なんて無いっつ−の)
アクセサリーはネギの入った買い物カゴと、内職で作った造花の入った袋だ。
劇中、かつ子は出刃包丁で恋人を刺すので、出刃包丁にしようかと思ったが
やめた。恐すぎるので。
荻窪東宝[無責任パッケージ大作戦]
http://www02.so-net.ne.jp/~tano-9/kenner.html
717 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/10 18:24 ID:xar8ViFl
718 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/10 20:21 ID:6b9RtFHr
「社会に文句を言う暇があればもっと努力しろ」という調子です。
「天国と地獄」などもっと推理ドラマに徹しきっていれば傑作になったのに
残念です。グランプリを受賞した「羅生門」は、お話より宮川一夫のカメラの
評価が高いだけのうっとうしい話です。
さらに「椿三十郎」にいたっては、勝新の「座頭市シリーズ」の佳作の方が
方がよほど楽しめます。
(特に天知茂の平手造酒が出る第一作と成田三樹夫の浪人と対決する
「座頭市地獄旅」は絶品)と言うわけで黒澤作品のうち返金保証で
お勧めできるのは「用心棒(1961)」ぐらいです。
http://www.eonet.ne.jp/~nosan/izen27.htm
719 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/10 20:28 ID:6b9RtFHr
黒澤の作品のほとんんどが脚本や演出の面白さはあっても、観ていてなんとなく
居心地の悪さを感じさせるのは作者の視点の高さにあると思います。
端的に言えば作者が偉そぶっているのです。観客は映画館に説教を聞きに
いくわけではありません。感動は後からついてくるものです。
最初から感動させてやろうという意図が見え見えの作品はどうも
しらけます。それがわたしが黒澤作品を買わない一番の理由でもあります。
といいましてもケチをつけた作品でも、その説教臭さを気にしなければ
並の凡作映画よりは面白いと思います。
しかしその面白さは当時黒澤と同期の谷口千吉監督が、やっかみ半分に
「あれだけ金と時間をかければ誰でも良い作品を撮ることができる」と
言ったそうですが、その谷口監督のいう金と時間の力にあずかっている
ところ大です。
http://www.eonet.ne.jp/~nosan/izen27.htm
そういえば、フランスの大手黒澤サイトが突然閉鎖しててびっくりした。
やっぱりBGMを無断?でうpしてたのが不味かったのか…
722 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/11 04:23 ID:RRtRvkMz
>>716 THE POWER OF DENSHABAKAにワロタ
>>715 その「オオ!ソレ・ミオ」は同じ佐藤勝が音楽を担当した岡本喜八の「殺人狂時代」で、
レストランの店内に流れるBGMとして流用されている。
ここのレスみて思い出しました。黒澤はカラーになってから批判されていました
が、ミケランジェロ・アントニオーニも「赤い砂漠」で同じようなことを言われて
いたような記憶があります。
「どですかでん」は良かった思いますが、モノクロが醸し出す黒澤の世界と
カラー黒澤のギャップを大きく感じたのですかね。
ふと「椿三十郎」のラストがそれこそ鮮やかな血赤色だったら印象はどう変わる
のだろうかと思ったりしました。
725 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/13 17:09 ID:EVUQTht1
age
726 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/16 19:29 ID:/WuJotkV
「白痴」完全版が日本の某所にあるという話を
何年前に雑誌か本で読んだことがあります。
今か今かと公開されるのを待ってるんですが、
一向に公開の気配もありません。
「白痴」完全版は、本当に現存してるんでしょうか?
>一般封切り前に、東劇で完全版をロードショーしたと伝えられているが、
>その完全版を観た者はほとんどいないし、その後完全版の所在も
>明らかではなかったが、最近あるところに現存することが判明した。
>一般公開までにはいろいろ問題があって、軽々には動けないのが
>現状だ。
堀川弘通『評伝 黒澤明』
一部堀川の誤記だろ
東劇で上映されたのは3時間版のはず
729 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/17 03:28 ID:SHDRsK7W
久しぶりに「夢」を見た。
間が長い・・・
少しカットしてもいいかもしれないと思った。
雪のシーンとかいろいろね。
レンタルDVDで椿三十郎を借りてきた。
38分の特典(出演者インタビュー等)は、収録はされているけど
メニューから行けないようになってるね。
732 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/17 09:01 ID:E64XnPq0
黒澤は、「白痴」を、前後編合わせて6時間の作品に仕上げる予定だったらしい。
それを松竹が難色を示したので、黒澤は前後編4時間25分の作品に編集した。
それを松竹が試写会で見て、興行的にヒットしないとの判断で、2時間45分の作品に編集した。
それを黒澤が3時間の作品に編集した。
現在残っているのは、2時間45分版だけだよね。
中平康(「白痴」の助監督)は、黒澤の意図した6時間版「白痴」をラッシュで見たことがあるらしいね。
そのコメントがある雑誌に載ってたよ。
黒澤の最高傑作だと言ってたね。
733 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/17 14:22 ID:y4Nldr+O
> それを松竹が試写会で見て、興行的にヒットしないとの判断で
> 2時間45分の作品に編集した。
このバージョンも黒澤自身が編集してるんだけど。
734 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/18 05:37 ID:3qiOksYq
みんなモノクロ時代の「七人の侍」や「生きる」を絶賛して、カラーに
なってからの作品が面白くないと言う。私は「影武者」が大好きなんで
すが、おかしいんでしょうか?
それぞれに良さがあるからおかしくない。
ちなみに「七人の侍」もモノクロで作られたのがよかったってのはあるな。
スレ違いになるけど同期の初代ゴジラもモノクロだからこそ、よかったと思う。
それは、当時でも今観てもね。
736 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/18 09:00 ID:RF83EGN6
はじめてカキコする黒澤ファンです(若いけど・・・)ヨロシク。
最初に見たのはやっぱ「七人の侍」。この時は三船敏郎より
志村喬とか宮口精二とかのほうが印象に残りました。
二回目以降見続けると三船さんの存在感の大きさが分かるように
なりました。
ラストの雨の決戦はモノクロだからあれだけ凄いんだなと思う。
737 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/18 11:17 ID:TF+vkyLC
>>734 影武者はいいと思うよ。
でも8月の狂詩曲とかまああだだよまで入れられる?
738 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/18 12:08 ID:DrtAnCNx
カラー作品では「どですかでん」と「乱」がズバ抜けていると思う。
カラーなら乱。 まあだだよは年配になる頃には面白くなるんだろうな。
どですかでんは頭のヲカシイ人が引き寄せられる糞映画
逆に「どですかでん」はモノクロだったほうが
味が出たかもと思ったこともあったよ。
「赤ひげ」は少しカラーで観たかったこともあった、文字どうり赤ひげをね。
「どですかでん」は色使いが安っぽすぎるな。
その後、「デルスウザーラ」で自然の色を捉えたのは良かった。
映画館で「どですかでん」を見たとき何てつまらない映画だと思ったが、
ビデオでみると飛ばしながらみれるから、面白いと思った。
もっとカットすればよかったんだよな。
「どですかでん」いいですよ。
ストーリーと音楽にはとても感動しました。
特に乞食の親子のエピソードが素晴らしい。
744 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/19 18:20 ID:fAJuEcBZ
どですかでんはなんか印象に残るよな。
原色を重視した色彩設定とか
それまで、骨太な作品の多かった黒澤作品の転機となった意味でも重要な作品だと思う。
単に色彩だけの印象なら「デルス・・」も良いけど「夢」かな。
狐とか葬列の色遣い、電柱の赤ランプ、雛壇の衣装・・遠景までビシッとピントがあった
透き通った画面と相俟って、本当に惚れ惚れするんだけど・・・。
ただ語り口がどんどんスローになってきてて、ある種の忍耐が必要になってくるのがどうも。
晩年作は劇場では観てないんで、エラそーには云えないんですが。
かつ子は宇多田ヒカルをちょっとブサイクにした顔だね。
>>745 最晩年の「まあだだよ」は映画館で見ましたが、
それなりに楽しめました。
スローテンポだとか退屈だなんてちっとも思いませんでした。
やっぱり映画は映画館でみるべきですね。
「用心棒」も最初テレビで見たとき、ちっとも良いと思えなかった。
しかし、劇場の大ワイドスクリーンに甲州山脈が映って、
そこに三船の後姿が大きく割り込んでくるあの迫力は、
家庭では味わえないでしょう。
しかし、映画の入場料もそう安くはないし、
もっと安かったら、どんどん見に行くんですがね...。
748 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/20 03:19 ID:2JYwfVBU
「夢」のトンネルの話がよかった。というか怖かった。トンネルだけ
短編として独立させてくれ。
749 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/20 03:45 ID:6MHkOmAm
「夢」のスクリーンを埋め尽くす桃の花びらは
映画館でないとね。
そんな『夢』ですが、上映用プリントが裁断されてしまったので、
劇場では滅多にかけられない幻の作品となってしまいました。
1周忌の特別上映時でもフィルムセンター所蔵フィルム(ボロボロ)
だったのが悲しい。
(DVDは海外版だったしね)
「夢」最初観たときは黒澤もとうとう駄目になったか・・と思ったが
二回、三回と見直すうちに素晴らしい映画なんだなと思うようになった。
ゴッホの絵と寺尾の合成は茶目っ気たっぷりで楽しめるし
雪女の話は雪あらしの表現が目を見張るものがある。
桃畑の雛人形の踊りはあまりの美しさに胸酔してしまった。
狐の嫁入り 狐の表現が素晴らしい
桃畑 花吹雪すごい
雪女 雪嵐の描写が重厚
ゴッホ 巨匠の若々しい実験精神が微笑ましい
トンネル 戦争嫌いなんだなあ黒澤
原発 放射能に色をつけるというのはいいアイディア バックの海がすごい迫力
鬼哭 でっかいタンポポがおもろい
水車 村がきれい ジジイの説教が感動する
水車の話は、村の綺麗さはほんとにいいんだけど
説教には感動できなかったよ。
あんないい村で暮らしてきた老人がするような説教じゃないと思う。
「あんた、生きるのは苦しいとか言うが、それは人間のきどりでね、正直、生きるのはいいものだよ、とても面白い!」
僕は感動したよ。
映画史に残る名言だ。
寺尾が最後にこの村で行き倒れになった
旅人の墓に花を供えるのと亡くなった老女の棺おけが
自分の前を通過する時に帽子をとるのもいい。
あの旅人はタルコフスキーの事なんじゃないかと勝手に思ってますが。
>説教には感動できなかったよ。
説教の内容よりもそれを恥ずかしそうな表情で聞いてる
寺尾の芝居がとてもいい。
「夢」はkusawa akira Database の人気投票で1位になってたな。
メキシコで乗ったタクシーの運転手がこの映画を褒めてたらしい。
756 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/21 23:10 ID:soucHU0K
>>755 >あの旅人はタルコフスキーの事なんじゃないかと勝手に思ってますが。
タルコフスキーというのは賛成。彼の自伝によると、
父親の実家の秋田県の村がモデルらしい。
戊辰戦争のとき怪我して逃げてきた人が、その村で行き倒れて
村人が可哀想に思って墓をたてて花を供えたそうだ。
タルコフスキーの記憶が濃密に感じられるのは「八月のラプソディー」
だと思う。最後なんて「ノスタルジア」そっくり。
80になるおじいちゃんが、一生懸命タルコフスキーの真似をしているのが
ほほえましい。
真似というより弟のように仲の良かったタルコフスキーへのオマージュでしょ。
映画監督は誰でも一生懸命にならないといい映画なんか撮れないよ。
758 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 02:38 ID:xrUXFLGM
黒パンによると、晩年黒澤は瞳が青くなってきたそうで。
体格もあの世代にしては破格だし、北方、ロシア辺りが混血しておる
のではないか、と言っていた。
ま、文学に限らずロシアへの思い入れは大きかったんだろうな。
759 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 12:52 ID:oWKmX3M0
タルコフスキーを自分の映画の弟子、ニキータ・ミハルコフをロシアの熊と呼んでいたそうだね。
その兄のコンチャロフスキーと会うことは断ったそうだけど・・・
7月に出る食玩の黒澤のフィギュアを一足先に入手しました。
まず一見して・・・「似てるか? これ・・・」
でも、しげしげと眺めているうちに、このサイズでこれだけ顔を似せるのは
たいしたものだと思えてきました。
サングラスの形が違うような気がしてならないのが残念ですが
口元から顎にかけての造型がそっくり。 衣服のシワや質感も鮮やか。
発売に至った黒澤フィギュアは世界的にも初めてだと思いますが
これなら大満足です
ただ・・・発売版はサングラスの形、直らないものだろうか・・・
>>759 黒澤に殴りかかる勝新のフィギュアの出来はどうですか?
761 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 14:02 ID:oWKmX3M0
>>760 黒澤フィギュアには、台座がクルっと回って、その勝新に背を向けるギミック付きです。
その様子を傍で見守る野上照代のフィギュアは数量限定のシークレットとなる模様です
762 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 14:09 ID:oWKmX3M0
↑
我ながら・・・つまらない
頭に笹のせて投げられてきます
763 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 17:53 ID:GGUbR2P2
ゴダールは黒澤をどのように評価してるの?
764 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 22:31 ID:sVC2Gihl
んーーー。。
初めて見たけど期待しすぎたかなぁ。突っ込み所というか
素直に見てもひっかかるところがけっこうあった。
でも他の映画じゃスルーするような気がするからやっぱり期待しすぎた。
「羅生門」見たときは「これが黒澤かぁ。。」とうなったけど。
765 :
764:04/04/22 22:33 ID:sVC2Gihl
「七人の侍」ね(w
766 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 22:51 ID:Q5x+f1Ly
「夢」の「トンネル」と「赤富士」は、黒澤ではなく本多猪四郎が監督してる。
あと、いくつかの場面も本多が指揮をとっている。
つまり、夢=ゴジラ+スターウォーズ!
日本では何かさしさわりでもあるようで、はっきりとは言わないが
海外ではAkira Kurosawa's DREAM directed by Kurosawa and Honda と
明記してることが多い。
ILMの連中も(ルーカスも含め)、東宝特撮で育ったのが多いから、
さぞかし喜んで本多作品のために仕事をしたのではないかと想像してる。
767 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 22:57 ID:lS2/AYIy
768 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 23:07 ID:7cfa0Wnc
名作は確かに多いがクソ長い映画も多いね……
昔の映画だからしかたないけど現代のテンポなら2時間で収まるのも多い。
769 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 23:12 ID:wMenUM2I
ねえ椿三十郎面白い?
「トンネル」の兵士の行進の訓練なんかは
軍隊の経験のある本多が担当してる。
ただし実際の撮影時の監督はもちろん黒澤。
本多がB班として撮影時に監督やってるのは「夢」に限った事じゃないぞ。
「野良犬」の街頭ロケシーンは有名だろ。
>>767 >>770 おいおい、せめてkurosawa honda dreamでググるくらいしてから言ってくれ
772 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/22 23:32 ID:7cfa0Wnc
>>768 おまえは二時間以内に収まっている映画しか見れないのか(w
「美しい・・・」
本当に私がかつて見た最も美しいフィルムの1つ。
私は初めて1993年でこのフィルムを見ました。
また、それは私の最も大きな映画の経験のうちの
1つとして私の心に永久に置かれました。
私は、別のレビュアーがこのフィルムに関して
言ったことに賛成します。
これは一般大衆向けではありません。
それは映像が多くの物語を運ぶという点で非常に芸術的です。
また、いくらかは、それに退屈するもしれません。
ハリウッドの手法にならされた人たちは自分の頭を使う必要が
あります。
これは単なる映画ではありません。
それは黒澤明(私のから生じる、いくつかの短く驚くべき物語です。
1つは美しいおとぎ話および別のものが悲惨な寓話であるようです
また、まだ、別のものは恐ろしく心に残る怪談です
あなたが芸術的なセンスを持っており
映画がどのようにして芸術になることができるか確かめることが好きならば
私は高くYume(夢)を推奨しましょう。
Yume (1990)
http://us.imdb.com/title/tt0100998/
「美しい・・・」
本当に私がかつて見た最も美しいフィルムの1つ。
私は初めて1993年でこのフィルムを見ました。
また、それは私の最も大きな映画の経験のうちの
1つとして私の心に永久に置かれました。
私は、別のレビュアーがこのフィルムに関して
言ったことに賛成します。
これは一般大衆向けではありません。
それは映像が多くの物語を運ぶという点で非常に芸術的です。
また、いくらかは、それに退屈するもしれません。
ハリウッドの手法にならされた人たちは自分の頭を使う必要が
あります。
これは単なる映画ではありません。
それは黒澤明(私のから生じる、いくつかの短く驚くべき物語です。
1つは美しいおとぎ話および別のものが悲惨な寓話であるようです
また、まだ、別のものは恐ろしく心に残る怪談です
あなたが芸術的なセンスを持っており
映画がどのようにして芸術になることができるか確かめることが好きならば
私は高くYume(夢)を推奨しましょう。
Yume (1990)
http://us.imdb.com/title/tt0100998/
大林監督が撮ったメイキング見る限りは
「トンネル」「赤富士」もメインどころは黒澤監督が
演出してるけどね。
とはいえ本多監督の尽力も多々あったでしょうから、
一緒に作った という意味では特に否定はしません。
『八月の狂詩曲』ではアリが薔薇を登るシーンが
本多監督に任されていたと記憶してます。
(これも重要なシーンだよね)
本多の担当は演出補佐だからね。
担当するシーンがあって当たり前。
ちなみに大林は本多の弟子らしいです。
>ちなみに大林は本多の弟子らしいです。
そうなの?
時代的に無理があると思うけど
>kurosawa honda dreamでググる
「トンネル」と「赤富士」は本多が脚本と監督、「鬼哭」の脚本は黒澤だが
最初と最後のシーンは本多が監督
>778
大林本人がそう言ってたけどね。
まあ、ルーカスが俺は黒澤の弟子だと言ってるのと同じかもしれんが。
>「トンネル」と「赤富士」は本多が脚本と監督
自分の見たサイトだとこの2つのエピソードの大部分の
ダイアローグが本多のものと書かれていた。
しかし、何故ことさら「トンネル」と「赤富士」の監督が
本多という事にしているサイトがあるのか?
例えば「桃畑」の竹林のシーンは本多が京都まで
撮影に行ってるんだが、その事には何故触れない?
「鬼哭」での部分撮影について触れているのに。
「トンネル」はインタビューでも黒澤自身が撮影時の
長まわし撮影の苦労を語っているのだが。
自分は軍隊に行ってないから兵士の訓練はイノさんにやってもらった
とは言ってたが。
781 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/23 02:56 ID:SMVEsxaW
>大林監督が撮ったメイキング見る限りは
撮影には今関あきよし。
赤富士の撮影なんて本多さん病欠してるしね。
>>780 こう理解してるが
本多はどちらかといえば、黒澤のように自分で演出を書いて監督するタイプの監督じゃない
関沢とか木村の脚本を基に自分でかなり手を入れてたようだ
それだけに、他人(黒澤)の作品で脚本まで書くというのは特別な意味がある
その意味で、「赤富士」「トンネル」は(共同作品ではあるが)ほとんど本多作品と言える
「桃畑」のシーンは、それにくらべれば「野良犬」のような典型的なB班の仕事なのだろう
演出の主導権はあくまでA班の監督にある
本多と黒澤の映像的資質はかなり違うから、そう思って見ると画面構成など、
「トンネル」「赤富士」は黒澤とは異質な感触がかなりある
「野良犬」の本多が撮影した部分でさえ、黒澤があまり使わない構図が
三船と女スリのおっかけシーンなどにかなりあったし
以上批判を待つ
訂正
誤:本多はどちらかといえば、黒澤のように自分で演出を書いて監督するタイプの監督じゃない
正:本多はどちらかといえば、黒澤のように自分で脚本を書いて演出するタイプの監督じゃない
脚本の大部分を本多が書いたエピソード
↓
黒澤映画では初めて特撮を大々的に導入した「夢」
きっと演出も本多がと外人が勝手に脳内妄想。
というところでしょう。
演出の主導権を本多が握っていたとはメイキング見るかぎり
思えないが。
>画面構成など、
>「トンネル」「赤富士」は黒澤とは異質な感触がかなりある
残念ながら、黒澤の絵コンテに忠実だよ。
>>785 黒澤の絵コンテ
それは映画を作ってから発表されたものでしょ?
脚本(ダイアローグ)が本多の作であることさえおおっぴらにされてないのだから
本多の画面からおこして書かれた可能性は?
黒澤映画では初めて特撮を大々的に導入した「夢」
>きっと演出も本多がと外人が勝手に脳内妄想。
>というところでしょう。
>演出の主導権を本多が握っていたとはメイキング見るかぎり
>思えないが。
メイキングは見せることを想定して撮る
本多が主導権を持ってるとこなど(あったとしても)公表できるはずがない
>メイキングは見せることを想定して撮る
>本多が主導権を持ってるとこなど(あったとしても)公表できるはずがない
ものは言いようですね。
どうしても本多が監督したことにしたい本多厨房がいるようだな
しょせん演出補佐の域をでてないよ、彼の仕事は
赤富士の群集シーンなど現場にいなかったのに「監督」したなどと強弁するのはやめてくれ
だいたい本多なんて退屈な映画たくさん撮ってる監督を持ち上げる特撮厨房の風潮には
いつも気分を悪くしている
だいたいどこぞの妄想サイトの脚本書いたという言を鵜呑みにして、絵コンテの存在や
メイキングの存在を無視するわけだからな
全く不愉快だ
黒澤の絵コンテはいつも現場に入る前にスタッフに説明するために書かれている。
現場が終ってから書かれるなんてことはない
「赤富士」の女の長セリフも黒澤節だし。
だいたい本多に緊張感のある「トンネル」の長まわし演出なんかできるわけねーだろ
本多が自分の監督作品でマルチカメラの演出やったことあるのかよ?
「トンネル」はマルチカメラじゃないと演出できないよ
「ゴジラ」一作しか見られる映画作ってねえ監督にふさわしい評価してるだけだ
「赤富士」については合成シーンがあるから
絵コンテは当然その作業前に書かれている。
黒澤が演出補佐の本多に意見を求めることは当然あるだろうが
何故「夢」だけことさら本多との共同監督作品みたいに言いたがる奴がいるのかな。
特撮オタの妄想だよな。
794 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/24 04:05 ID:8yI4XfId
「うん。そうだね。ぼくもそう思うよ」
795 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/24 09:25 ID:PPXm5uIs
普通に考えて、自分が見た「夢」を他人に監督させるはずはないだろ。
796 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/24 12:02 ID:A1pL08Tf
>tILD6U+g
あなたに言うべきことはありません
今後もがんがってください
>何故「夢」だけことさら本多との共同監督作品みたいに言いたがる奴がいるのかな。
「夢」だけじゃないぞ
「まあだだよ」も本多も脚本を書いた共同作品
黒澤の絵コンテが公開するために書かれたものであることは有名だと思ったが
(四方田とかの本にも書いてある)「ホンモノ」の絵コンテだと思ってるのが
意外に多いんだね
>>795 おいおい
797 :
795:04/04/24 14:21 ID:kRYQsHUE
はいはい
>公開するために書かれたもの
おいおい、それなら撮影方法の指示なんか入れる必要ないぞ。
キャメラのレンズサイズまで書いてあるが。
>>796 お前もうくるな
お前はたとえば10人中9人が物証をあげてても、そのうち一人だけ、お前の意に沿う
意見をいうものがいたら、そいつの意見を大々的にとりあげるんだろ
じゃあ夢が本多が監督したというサイトがいつくあるのかあげてみろ!!
コンテが事後にかかれたということ書いてる奴が何人いるのかあげてみろ!!
>「まあだだよ」も本多も脚本を書いた共同作品
資料をさがしてもらったりしたと黒澤はいっている
要するに脚本書いてるときも、演出補佐の役割のなかで手伝いしたってことだよ
なんでもかんでも拡大解釈して、手前のくだらねえ妄想をおしつけるな!!
あと
>「赤富士」については合成シーンがあるから
>絵コンテは当然その作業前に書かれている。
>赤富士の群集シーンなど現場にいなかったのに「監督」したなどと強弁するのはやめてくれ
にもちゃんと答えろ、デコスケ!!
明らかなバカに釣られてるのもどうかと。
それもそうですね
もうこいつにはレスしません
勝手に妄想垂れ流してください
803 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/24 20:52 ID:A1pL08Tf
おまいらなんでそんなにカッカする?
黒澤の聖域が侵されたとでも感じるのか?
とりあえずこれでもよく見て頭を冷やせ
us.imdb.com/name/nm0393094/
これが何か?
「八月の狂詩曲」「乱」の
some scenes も本多なんだが。
それすら触れていない資料を信じられるのか?
話は変わるけど黒澤って身長が180?Bもあったんだな。
現代から見ても十分でかいけど戦前の頃から見れば超大男だな。
だって三船(174?B)よりでかいんだもん。
>身長が180
182か3だろ
まあ、なんだ。荒れた空気ってのはナカナカ元に戻らないってことだ。
808 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/25 00:59 ID:Ov4ajQpE
うん。そうだね。ぼくもそう思うよ。
>>805 「クロさん頼むから寝てくれ」の谷口千吉も180あるらしいよ。
デコスケって何だ?
高峰秀子(デコ)はスケベの略。 (ヲイ
黒沢(年男)「このデコスケ」
内藤洋子「あら、あなたどうしてあたしのアダナ知ってるの?」
黒沢「アダナ? 知るもんか、見りゃわかる」
内藤「まあ、失礼ね!」
何の映画だったかな。とても印象に残ってる。
「白痴」での久我美子ってナイナイの岡村に似てて萎える…
817 :
この子の名無しのお祝いに:04/04/28 22:07 ID:cv+Q+e+Y
黒澤とアントニオーニって仲が良かったって聞いたんですけど
本当ですか?
フェリーニと仲がいいのは知ってるけど
デシーカも。
豪華ですね。
>>817 >黒澤とアントニオーニって仲が良かったって聞いたんですけど
本当ですか?
一緒にインド旅行したくらい仲が良かったみたい。
あとヴェルナー・ヘルツォークとも仲が良かった。
ベルイマンの「第七の封印」の死者の行進のシーンが
「七人の侍」の最初の村人が長老に意見を乞いに行くシーンを思わせるが、
ベルイマン本人が黒澤の影響を受けたと言ってたらしい。
交流があったのかどうかはしらないけど。
ベルイマンは「処女の泉」の頃を振り返って
「当時、黒澤以外に神は無かった」とまで言っているから
またもや黒澤明監督の話になっちゃうんですけど、この人が
ドストエフスキーの「悪霊」を原作に『白痴』という映画を作ったときの
話です。制作前に会社に対して「2時間以内で作る」という約束してたんです
けど、完成試写したらなんと2時間46分になっちゃた。
これ以上1分も切れないと。で、プロデューサーは、どうしても切れと。
「3時間近い映画なんて、映画館で1日に2回しか上映できないじゃないか」と。
「それよりは2時間にしてくれたら4回かけられるんだから、売り上げが倍になるだろう」
と言ったんですが、「これ以上切るんだったら、フィルムを縦に切れ」ってタンカ
切っちゃってですね、2時間46分のまま通しちゃったという、そういうのが美談として
伝わっちゃうのが日本映画の恐ろしいところなんですけども。
No4.html
http://netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/books/multi/No4.html#1
くだらんサイト転載するな
それだけの文章の中に、4つも見当違いが・・・・
●ドストエフスキーの「悪霊」を原作に『白痴』
●制作前に会社に対して「2時間以内で作る」という約束
●完成試写したらなんと2時間46分になっちゃた
●3時間近い映画なんて、映画館で1日に2回しか上映できない
そのページを眺めると、映画に関わる思い込みとデマが満載ですな
あのデブ、「マンガ夜話」を見ていて、ちょいと面白い人だなぁ〜と
思っていたけれど、所詮は脂肪溜まりよのぉ〜
>平成版の『ゴジラ』シリーズを監督した大森一樹監督、彼なんかはもう一流の監督なんですけど、
おいおいw
827 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/03 14:34 ID:8oqUtNAW
椿三十郎おもしれえ・・・。
とにかく娯楽性を意識して作ったから
おもしろいんだとか言ってる奴いるが、
何でも意識してりゃ作れるってもんでもない。
828 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/03 14:48 ID:rMQXKvij
椿三十郎と用心棒は確かに面白いね。
夢や「まあだだよ」がいいという書き込みがあるが、
この2本、作品の出来は間違いなくわるいんじゃないか。
829 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/03 15:06 ID:DSSuDFOf
>>828 でも晩年の作品が具体的にどう悪いのか、たとえば構図とか音楽とか
編集とか指摘して批判した文章あまりお目にかかったことがない。
黒澤は老いたとかそんなのばかりで。
830 :
828:04/05/03 15:51 ID:rMQXKvij
その辺の作品はDリチーや西村雄一郎でさえ批判していたと記憶してるが。
もちろんその根拠を示して。
831 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/03 16:56 ID:Bzd1lqjK
アメリカ人は勘兵衛が好き
イタリア人は菊千代が好き
フランス人は久蔵が好き
面倒くさいから、横槍を入れる
椿三十郎と用心棒は、映画の「え」の字も分からないバカでも面白がれる映画
黒澤のそういう側面を批判するつもりなど毛頭ない、私もこの2本がたまらなく好きだ
誰かさんも、自分が面白がることが出来る範囲で充足しておればいいではないか
そういう人間は、そういう人生を全うすればいいだけのこと
他人に迷惑をかけたり、犯罪行為を行ったりしなければ
それはそれで、否定さるべき人生ではない
ただ、ここに来て、頭の悪いことを書けば、バカにされるよ
自分が面白がることが出来る範囲で充足しておればいいではないか
833 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/03 20:38 ID:P9dbE11p
>>832 すまん、どの発言のどの部分に対する批判かよく分からない。
834 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 00:21 ID:x12EHkIj
わたしの親戚の一人に俳優志村喬氏の弟子がいる。志村喬氏の葬式で棺桶を
担いでいた。志村氏はクロサワ組の大幹部だから、かれの口からよく
黒沢監督の話を聞いたようである。その話の一部を、ときどき、わたしに
聞かせてくれた。その話のなかで、今も忘れない黒沢監督の
エピソードがある。なんという映画で、だれということは忘れた。
黒沢監督がある映画をつくることになり、自ら主役の俳優を選んで
いよいよ撮影に入った。ところが、黒沢監督にも見込み違いがある。
いざ、撮影が始まって気がついたのだが、この主演俳優が気に入らない
のである。「しまった」と思ったが、今さら、「変更」するわけには
いかない。
そこで、黒沢監督はどうしたか。
835 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 00:22 ID:x12EHkIj
富士山を背景にロケをすると言い出した。突然の計画変更である。
しかし、映画撮影ではよくあることで、撮影隊は現地に行って
すべての準備を整え、いよいよ撮影本番の日を迎えることになった。
主演俳優も重い衣装をつけて、位置につく。しかし、黒澤監督は
なかなかカメラを廻さない。空を見上げて、「雲の量が多すぎる。
少し減るまで待とう」
そのうち黒い雲が増えてくる。黒澤監督は「きょうはだめだな。
撮影は中止だ」翌日、再び、撮影準備して待機する。
しかし、「雲の形がよくない。しばらく待とう」この日も中止。
こうして、「富士山頂の雲が少ない」「カーッと晴れるまで待とう」
「雲の色がよくないな」「雲の模様が気に入らない」「空飛ぶ鳥が多過ぎる」と、
連日にわたって中止。スタッフもキャストも、いつでも撮影にとりかかれるように
準備万端整えて待っているのだが、いつまで待っても、撮影が始まらない。
「きょうも中止」「きょうも中止」が続いて、かくて、2週間たった。
836 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 00:24 ID:x12EHkIj
主演俳優は、他にも仕事をかかえている。2週間たったとき、主演俳優が黒沢監督に申し出た。
「これから東京に戻って舞台の仕事をしなくてはならない。
日程の調整をしてもらえないか」「したいが、日程がつまっているので無理だね」
「そうですか。では、申しわけないが、この仕事をキャンセルさせてほしい」
黒沢は言った。「残念だね。では、そうさせてもらうよ」
こうして、主演俳優を急遽交替。かわりの俳優をすぐに呼び寄せ
翌日になると、「うむ。ようやく撮影日和になったな。きょうは雲もよし。スタート!」
と撮影に入ったという。
主演俳優の次の仕事が始まるまで、なんとかかんとか言いながら撮影を伸ばし、
ついに、自発的に身を引かせたというのである。
837 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 00:26 ID:x12EHkIj
838 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 00:30 ID:x12EHkIj
黒澤ファンなら
降ろされたのが松たか子の祖父であり
映画が「隠し砦の三悪人」であることは
自明のことである
839 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 01:08 ID:GC1CeFg6
「あれをお撮りになった監督は」
≪黒澤明監督の1番弟子≫
「黒澤監督がそれをみて」
≪シナリオはもちろん黒澤先生がお書きになって監督の堀川ヒロミチさんも
一緒に執筆されたんだそうですけども監督の原稿はくしゃくしゃと丸められて捨てられちゃったって≫
「それで”椿三十朗”で久保明さんと兄弟で出てほしいと黒澤監督から
お話があったんですって?」
≪そうです。しかし私がいってた学校が厳しくて黒澤監督の映画は製作日数が
かかるだろうから学校は許可しないと言われてしまいました≫
「まだ学生さんだったんですか。残念だったですねえ」
≪ですから椿三十朗を見ていただくと分かるんですけども同じ絣の着物を着ているんですよ。
一目で兄弟とわかるように書いてくださったんですけども。
黒澤監督は烈火のごとく怒って「そんな学校は辞めちまえ!!」って(笑)≫
徹子の部屋辞典(山内賢)
http://www.h2.dion.ne.jp/~kinki-bc/z14-7-8.htm
つまらん連続コピペ。
841 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 01:53 ID:Zrf69yQx
KUROSAWA
黒澤明監督です。最近、黒澤監督の映画やドキュメンタリーをまとめて
見る機会があり、彼の感性、生き方、哲学すべてにあらためて深く共鳴
しました。その興奮を是非曲にしたいと思って書きました。
今思うとそういえばこれも何かの縁だったのか、バークリー時代の仲間で
Gustavoというピアニストが、私のことを何故か“Aki-ko Kurosa-wa!”
と呼んでいました…。
アキコ・グレース『Tokyo』2004.3.3 on sale
http://columbia.jp/~grace/COCB-53128.html
なんかうさんくさい話だな……
何週間もカメラを回さないねえ……
黒澤なら、そんなひまあるんなら、その時間使ってガンガンその俳優を鍛えそうなもんだが……
843 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 01:56 ID:5kAag6cv
844 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 01:59 ID:UVdOoTbM
僕は、食卓のシーンはどう描くべきかよくわかっていたが、戦場のシーンは
未経験だった。戦場は、人々が狂気に陥り、ひとつのパターン化された行動を
取る場所。そこで、パターン化した人間を最も効果的に表現した黒澤明監督
の映画、『影武者』や『乱』の戦場シーンを参考にした。
人々の動きを通じて物語を通じることは、黒澤監督の発明であると言えると思うよ」
ニュース、トピックス、記者会見、インタビュー>>COMIN' SOON TV Web
http://cs-tv.net/movie/press/press_detail_05319.html
845 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 02:03 ID:NsB73ztW
『サクリファイス』は、ご承知のように、日本との共同製作で、
私が日本に行く直前に東京で初めて上映されたが、大変な評判を呼んだ。
黒澤監督も映画を見て、さあ大変、私に会いたいと興味を持ってくれた!
彼は、私たちがどうやって退色作業をやってのけたのか、是が非でも知りたかったんだ。
お互いに紹介されるとすぐ、彼は私を引っ張って別室に連れて行った。
ディナーの間ずっと、誰にも邪魔されずにじっくり腰をすえて、退色作業の過程について
話し合うことが出来た。そういう夜のことは一生忘れないものだ。
なぜローマに来なかったのか、理由を訊いた。
「私は気後れしたんだ。ベルイマンとフェリーニの2人は私には大物すぎる。」
と彼は言った。
スヴェン・ニクヴィストは語る
http://members.aol.com/Satokimit/sven.html
これもGWだからですか?
847 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 04:33 ID:KuXXV1ud
今「赤ひげ」を観てるんだけど、これまで色々観てきた黒澤作品の中で初めて
途中で観るのを止めてしまいたくなった…。
我慢して最後まで観続けた方がいいですかね?
850 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 10:11 ID:1HY5ZU9I
>>849 どこまで見た?
でも「赤ひげ」は黒澤信者の西村雄一郎も批判しているから好き嫌いはしょうがないかもしれない。
おれは分かりやすくて好きなんだけどさ。
ちょっと初めの方とかわざとらしいかなあとはおれも思う。
だけど技術的にはすごいぜ。撮影や美術は極限に近いだろ。
852 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 11:59 ID:fqsT99oS
>>849 赤ひげがあまり関わらないところ、おとよのエピソードは面白く
見られると思う。
853 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 14:00 ID:aWfd6G5Y
>なんかうさんくさい話だな……
>何週間もカメラを回さないねえ……
>黒澤なら、そんなひまあるんなら、その時間使ってガンガンその俳優を鍛えそうなもんだが……
>「『赤ひげ』に『まずいものも、よく噛めば美味しい』という
>セリフがあります」と言うと、黒澤監督は
>「よく噛んでも、まずいものはまずい」と言ったとか。
「赤ひげ」はスクリーンで見ると驚異的な映像スペクタクル映画だよ
残念ながらビデオではそれは伝わりようもない・・・
私は映画館で5回見ているけれど、10年程前のリバイバルの際は
当時にしても過去の異物でしかなかった磁気4チャンネルで見ることが出来た。
黒澤が磁気4チャンネルを高く評価していた理由を全身で納得できた
冒頭のクレジットの際に聞こえる物売りなどの町の雑踏の音響からして違う!
>>849 我慢して最後まで見なくていいよ
そのビデオ、すぐに巻き戻して、返しに行った時に、マイケル・ベイの映画を借りておいで。
その映画なら きっと君は、寝食も忘れるほどに夢中になれるから
855 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 16:02 ID:+iU/6/eG
>>854 僕も自主上映会の劇場大スクリーンで見たので
感動した。
ビデオじゃ黒澤を評価できないと思う。
というか本来映画ってテレビ画面用に作られていない。
10年前のリバイバルというのはどこかの名画座ですか?
全国規模でやったのはもう20年前になりますが。
当時ゴールデン洋画劇場での放送が予定されてて、
うわ黒澤だ観て〜、なんて思ったんだけど、
その予定が消えたと思いきや劇場公開されて
映画館に足を運ぶほどの予備知識が無かったので
オンエアが無くなったを悔やんでましたが、
今思えば大スクリーンで観たかったです。
「赤ひげ」のリバイバルって、そんなに昔でしたか・・・・
言われてみればそうですね
「七人の侍」のドルビー版リバイバルよりは前でしたから・・・
なんだか一気に年をとってしまった気分
私の地方では「赤ひげ」のリバイバルは、座席数が900ほどの大劇場での上映
ここに4回見に行ったのですが、残念ながらいつもガラガラでした
その後、中規模の映画館に行ったところ、上映が始まってすぐ
音声不調かと思ったことを憶えています
あまりにも音響が違うので・・・
>>850 死んだ患者の娘が診療所に尋ねて来たところまでです。
ここまでも色々ちょっと…と思う部分があったんですけど、この娘役の女優さんの
オーバー演技で遂に我慢ならずに…。
>>851さんが言っているように冒頭、わざとらしさを感じて話に入って行けなかったのかもしれないです。
赤ひげがどういう意図があって診療所をあのようにしているのか、というのを周りの人間に
説明させてしまうところなどわざとらしくてちょっと白けてしまいまして…。
上手く言えないんですが「悪い奴ほどよく眠る」の後半部分にも感じたんですけど、セリフが浮いてるというか
説明っぽいというか…。最近黒澤映画にはまったばかりの新参者ですのでまるっきり見当違いな事言ってましたらすみません。
全部観て観ない事には判断できませんよね。取り敢えず最後まで観てみます。おとよというキャラクターもまだ登場してないし。
嫌悪感を抱いてしまったセリフなどもあったのですが、どうかあれらが全てのちの伏線でありますように…。
別に黒澤映画だからといってかまえて、見ることはない
娯楽として気楽に見てつまんなかったらそれでいいし、面白ければ見ればいいんだ
861 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 17:48 ID:yoV2HOJB
「赤ひげ」を評価する人は、映像や音響の素晴らしさを挙げてるけど、批判派の
人も多分それらは認めているだろう。佐藤忠雄にしろ、長谷日出雄にしろ劇場で
見たはずだし。西村雄一郎も含めて、この映画を批判する人は、内容やその背後に
感じられる思想を問題にしているはず。
862 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 18:07 ID:mwA88yPH
黒澤映画は山と森、雨と風、土と泥、川と水など自然の営みが重要な役割
を果たしている。『赤ひげ』と『影武者』は障子窓を開けると雪が降ってい
る同じシーンがある。『生きる』のブランコシーンも雪が降っていた。
『白痴』も雪。『續姿三四郎』も檜垣兄弟と雪の天狗峠での死闘の末、鉄心
が雪山を転がり落ちていきひとつの線になる。『夢』の第三話「雪あらし」
もそうだ。『デルス・ウザーラ』は人間と美しくそして恐ろしい自然の姿を
描き出している。
863 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/04 18:15 ID:CiFWl6I7
『赤ひげ』については「完璧すぎる主人公像」がイマイチだったなぁ
山本周五郎が
「去定を単なるヒューマニストとせず、心に深い傷を負った人物として描いてほしい」と言ってる
個人的には周五郎の言ってることに賛成だ
864 :
850:04/05/04 18:52 ID:S+7MnyGf
>>858 取り合えず最後まで見てもダメだったら、
次は「どですかでん」にチャレンジしてみてくれ。
865 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/05 15:00 ID:dcpVh5pE
引っぱりますね
867 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/05 15:22 ID:dcpVh5pE
なんか問題だけ出されて答えを教えてもらえないような気分…
868 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/05 17:08 ID:QcPY94VQ
影武者スレで出演者候補で盛上っていた(?)
けど、「乱」はどうだったのでしょう?
知ってる人、教えてね。
わたしは秀虎役に三船が・・という話しか知りまへん。
鉄に高倉健を想定してたのは有名でしょう。
さっき「影武者」スレに書いた、NHKの「今、映画に語る」という番組で
塩野七生から次回作「乱」の主役について聞かれた際
「仲代にやらせるしかないだろうね、三船は衰弱しきってるし・・・」と答えていました
871 :
858:04/05/06 04:54 ID:DEhjxXQk
>>865 スイマセン、赤ひげ放っぽって醜聞見てました…。
醜聞面白かったー!志村喬の役柄にシドニー・ルメットの
評決の主人公を思い出しました。っていうかもしかして元ネタ…?
左ぼく全の眉毛がまだ黒々しかった!
それから喫茶店で千石規子と並ぶ三船の顔のデカさにびっくらしました。
規子ちゃんは小顔ですね…。
∧∧
_( ゚Д゚) がび〜〜〜ん
⊂、 つつ
し'
↑
865
>>863 赤ひげの実質的な主人公は保本で、そしてこの話は、
精神的に未熟な主人公が成長していくという内容。
で、去定は常に保本の後ろで見守ってる役だから
この映画の通りで俺的には全く違和感は感じない。
映画を見ると分かるけど、狂女に襲われて以来、
保本は去定の言動に実に敏感に反応している(特に、自分とは関係ない、
森と恋人と狂女の父とのシーンでは、「ほんとに可愛そうだ。こんな情けない父を持って」
という去定のセリフにビックリしている)
保本が人間的に大きく成長するための理想の師匠という役柄を
考えれば、これはこれでいいのでは、と思った
874 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/07 05:18 ID:VkOQvt//
隠し砦の三悪人を見ましたが、
最初に、太平と又七が捕まって送り込まれる秋月家の城は
どこの城跡でロケしたのでしょうか?
あの立派な石垣はセットではないとは思いますが。。
そこで捕虜たちが暴動起こして、
一斉に石段を駆け下りてくる様は迫力あっていいですね。
>>874 確かセットだったと思うけど…
蜘蛛巣城もそうだし、「夢」の最初の黒澤家もそうだし
「まぁだだよ」の町並みもセットだしね
876 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/07 07:15 ID:bcc8usHK
まあ黒澤家は玄関くらいだからまだわかるが、蜘蛛巣城がセットってのは凄いよなあ・・・
今考えるとしみじみしてしまう。
877 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/07 10:53 ID:XssSsf4q
>そこで捕虜たちが暴動起こして、
一斉に石段を駆け下りてくる様は迫力あっていいですね。
昔、サントリーのCMで繰り返し流れましたな。
アレから親の眼盗んで棚のリザーブ飲み始めた小学6年だった私。
テイクOK直後、学生エキストラが、眼鏡外すの忘れてた、ってんで
リテイクになった、と聞きましたが。
878 :
おおはし ◆DdAw0Mgz7Q :04/05/07 12:01 ID:95/782Hq
昨日から今日にかけては個人的クロサワDAYということで、
東宝DVD−BOXから手当たり次第に観まくりました。
「虎の尾…」、大河内がスゴい存在感というか貫禄ですね。
あとセリフ回しが、いかにもスターさん、って感じで、
志村or加トちゃんのコントかと思いました。
志村といえば…従者一同爆笑の場面で志村喬だけが
「微笑」である、という点、あそこは私も気付きましたが、
あれはなんなんでしょうかね。
「野良犬」、遊佐のドロはねがいくらなんでも
すごすぎるんじゃないか、と、私は所見時(中二)から
ずっとそう思ってましたが、あの大雨の中、ああいう状況で
ダッシュして逃げたらあれくらいにはなるかもですね。
またあんだけ猛烈に泥つけてたら目立つ…駅舎に入った
途端に目に付くだろ村上、と思ってたんですが、大雨の中
ダッシュした場合、体の前面にはそれほど水はねはしない
=作品中のように、窓の外を見たりなんかして体後面を
さらさなきゃ「泥だらけのクツ・ズボン」には気付けないかも
とも。
「酔いどれ天使」、…「用心棒」の加東大介しかり、黒澤作品
のメイクについて、誰か論じた人はいないでしょうか。
黒澤自身が「メイクに芝居されたんじゃかなわないよ!」とか
言われたことがあるみたいですが。
あれだけ極端なメイクして、お笑いにならないのはスゴいな、と。
総括としましては、千石規子さんLOVE。
長文失礼しました。おやすみなさい。
>>876 個人的にはまぁだだよのセットが
セットだと知って驚いた。
町並みの坂を作ってるというのは凄い
>>878 >総括としましては、千石規子さんLOVE。
ナカーマ(*・∀・)人(・∀・*)
「野良犬」で個人的に印象的なのは、その千石を三船が交番に引っ張って来るシーン。
要するに交番の中は「蒸し風呂」なわけなんだけど、決まって観ているこっちまでジトっと汗が・・・。
モノクロ(当然だが)な上に、暑さを表現する小道具なんかほとんど皆無なのだが
なんであんなに「暑さ」を感じることが出来るんだろう。
羅生門でもいかに暑さを出すかで、
強い光(陽射し)と影(木の葉の揺れ動く影等)、汗等をうまく使ってますね
883 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/08 01:50 ID:BONdmloy
今まで敬遠していた『デルス・・・』をようやっと見た。
すばらしい。泣ける映画と思っている人がいるらしいが、この涙もろい俺様でも
泣ける映画ではない。ただ、終わったあとのなんとも言えない空虚さが残るだけ。
この空虚さは、厳しいシベリアの環境の中で強くやさしく生きてきたデルスが
都会の人間の冷たさに打ちのめされる不条理にあると俺は思った。
この不条理こそ黒澤がこの映画で描きたかったものではないだろうかと思う。
当のロシアでは不評だったとか。風景の植物も日本から持ち込んだとも聞いている。
だけど、こんなにすばらしい映画とは・・・御見それいたしておりました。
>>882 羅生門の場合は鏡を使って太陽光線を反射して
使ってんだよね
>>883 以前見てあんまりいい印象はもってないんだけど
883を読んでまた見てみようかな、と思った
885 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/08 03:52 ID:eJJIYUd4
>>883 >この不条理こそ黒澤がこの映画で描きたかったものではないだろうかと思う。
思うように映画撮れなくなった黒澤自身の心情も重なるような。
デルスは1回しか観てないけど、なんかシベリアっていう感じがしなかったな。
空間も自然も体感温度も北海道レベルって感じがした。
デルス・ウザーラは似非70mmですよね?
メイキング写真見るとごついフィルムマガジン付けたカメラを
使ってるんですが、35mmの寒冷地仕様なんでしょうか?
888 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/11 18:56 ID:tidpodsG
889 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/11 19:56 ID:o7PKS+5m
>>886 冬に探検してるわけじゃないんで
デルスの太陽と月がでてるシーンとかいいよな
あれはスターウォーズのルークが見てる二つの太陽のシーンのモトネタかな?
>888
どこの国にもいつの時代にもこういう人はいるんだな。
ま、当然といえば当然だけど。
臭いのは自分の鼻かも、という発想はないのかな。
891 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/11 22:04 ID:i2CkJv2a
それでも、総合7位なんだから凄いじゃん。
892 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/11 23:43 ID:jmV23S8f
まぁ、余りに評価が高いと腐したくなるのも人情かな
へそ曲がりも度が越すと厨房みていで青臭いけどね。
そもそも数人で見るもんじゃない。一人で見なくちゃいかんよ。
894 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/12 16:39 ID:+ITT6XMr
>>888 50年前のテンポなんだからしょうがないじゃん。
いや、50年後でもテンポいいよ。後半ずっと戦闘シーンが続くとこも
テンポどうこうより、ボリュームありすぎって言うほうがあってる感じがする。
レンタルDVDを廉価版で出せ!
テンポっつーより、その「緩急」だな。
決して「全部マンセー」では無いつもりだが、テンポのコントロールについてはため息が出るほど上手い。
その呼吸を感じ取ることも出来ずに(全体を?)遅いだの古いだの云われてもなあ。
898 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/14 14:39 ID:YUZZSrX7
ジョージ・ルーカスは母校南カリフォルニア大学の映画科に多大な寄付をしているが、
その中に「黒澤明ステージ」と名付けたデジタル合成用スタジオ設備があるらしい。
899 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/14 21:47 ID:RBTMXxm7
>>898 それが全体では「ロバート・ゼメキス・センター」と呼ばれるスタジオの
中にあると知って、ちょっと萎え。
作ったのは(寄付したのは)ルーカスではなく、その名のとおりゼメキスだろう。
ちなみに、映写室は「ロン・ハワード・ルーム」で、「キューブリック・ステージ」って
のもある。
捕捉トリビア
ルーカスが寄付した建物の中にあるスタジオは「じょにー・かーそん・すたじお」
“STANLEY KUBRICK DIGITAL STUDIO”はスピルバーグが名付けて
“KUROSAWA AKIRA DIGITAL STUDIO”はルーカスが名付けた。
902 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/15 04:03 ID:vIKRCjtq
カイエ派が批判している映画監督でいまでも評価されているのは
黒澤とフォードぐらいなんじゃない?
結構すごいと思う。
カイエ派が批判したフランスの映画作家のほとんどは忘れられているのに
やっぱりバザンが評価したのがよかったのかな?
黒澤と小津、溝口を対立させて後者を評価するってのは
80年代前半で終わったみたいだね。
>>893 隠し砦の三悪人なんかは大勢で観るといいね
以前名画座に観に行ったときはお笑いシーンでみんな笑ってたし、
六郎太が馬に乗って相手を追いかけるシーンでは
劇場全体から「…おぉ〜っ…!」って
どよめきの声が聞えた。あれは感動した
905 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 14:51 ID:/VVR8S7i
スカパーで椿やってる。
やっぱりおもしれー。
「生きるも死ぬも我々9人は一緒」
「10人だ!てめえらのやってることは危なくて見ちゃ居られねえ」
906 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 15:57 ID:/VVR8S7i
いよいよ最期の決闘
なんで2ちゃん開いたまま見てるのよ?w
908 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 17:41 ID:uuN2dfAo
お見事!
909 :
この子の名無しのお祝いに :04/05/16 17:56 ID:jH78g5j0
先日,高松東宝が閉館になった。それを惜しんでファン主催の
オールナイトの東宝作品フィルムマラソン。
で,トリの作品がやはり東宝と言えば黒澤はかかせぬということで
「椿三十郎」。ラスト,三十郎の「あばよっ!!」で私も長年親し
んだ高松東宝と「あばよっ!!」
次に大スクリーンで黒澤作品を見られるのはいつの日になるんだろうか。
>>909 一般的には用心棒の方が人気があるのかもしれないが、
ラストは椿三十郎の方がいいという人も多いんじゃないかな。
用心棒はカメラが普通の位置だけど、
三十郎の方は主人公が坂道にいるから下からのアングルで、
向こうの空の方に向かって肩いからせながら歩いていくから
余計にカッコいい
それと音楽も用心棒の方はちょっとリズムが速いけど、
三十郎の方はゆったりとしていかにも大物の歩みって感じでイイ
911 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 19:08 ID:6irc1ieT
俺も椿のラストの方が好き。
用心棒の宮川カメラはあんまり好きじゃないんだが・・・
構図もだけどライトあて過ぎて顔が白塗りみたいだし。
913 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 19:17 ID:G/JvmXzb
俺はどっちも好きだな。
黒澤はほんと素晴らしいよ。
できれば映画館でみんなと感動を分かち合いながら観てみたい。
914 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 20:41 ID:CSmkzzlS
昔の話だけど、場所は忘れたけどアメリカの映画館主が
「天国と地獄」を気に入って毎年上映していると聞いた。
今でもそんな洒落たことやってるんだろうか。
915 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 20:53 ID:ecH0AOSx
名画座で「生きる」見に行ったとき、最後に拍手してる人がいた。
>>914 天国と地獄での捜査会議のシーンを見て
いつも思うんだけど、普通こういうシーンって
机と椅子が整然と並んでて無機的な感じがする(例えば「踊る〜」)けど、
でもこの映画ではゴチャって座ってて、いかにも
みんなで話し合ってるって感じがするからイイ
それと、このやり方だとセリフを言う人物が分かりやすいし
見やすいと思う
踊る〜なんかと比べんでほしいな
918 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 21:38 ID:ecH0AOSx
踊る〜に、色つき煙のシーンあるんだって?
919 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 21:41 ID:Mz6BH2Cz
>>916 同感、ちなみにスーツ着てる刑事ってのもリアリティないね。
920 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 21:48 ID:np/8l89l
時代劇映画のチャンバラのシーンは昭和10年の山中貞雄「百万両の壷」の
水準のまま、ずっと来ていたようだが(「七人の侍」もその水準)、「用心棒」
「椿三十郎」で「そのリアリズム路線で東映時代劇路線を壊滅した」と言わ
れる、もう一歩突き抜けた高い水準に黒澤は推し進めたんだよね。
921 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/16 22:08 ID:Yl20Wm7r
「赤ひげ」の整骨系ケンカ殺法? も独創的では。
「天国と地獄」の捜査会議シーン凄く好き。
なんか緊迫感がありながらマターリ感もあるのがいいんだよな。
ボースンが激怒して志村になだめられるシーンはいつ見てもイイ。
>>917 なんで「踊る〜」を引き合いに出したかというと、
今、現時点で最も有名で人気があると思われる刑事ものだから。
作品の出来がいいといってるわけではないのでよろしく。
あくまでも、「天国と地獄以外は」ということを分かり易く
しようと思ったため
>>921 あれは例えば田原主演の萬屋赤ひげや
江口赤ひげのアクションシーンと比べると
その迫力は雲泥の差だね
特に萬屋版はジジイになってる萬屋にやらせてるから
動きがもう…
「赤ひげ」のドラマ版で「黒澤の「赤ひげ」は観たことないから何ともねぇよ」
みたいな事を言って黒澤を怒らせた俳優はやっぱり萬屋なのか?
>>925 ちなみに、萬屋の赤ひげは原作が元で、
江口版は映画を元に作ったらしいね
脚本がよければ監督が駄目でもある程度良い作品は出来る。
でも脚本が駄目ならどんなに優れた監督が撮っても駄作になる。
これって黒澤の発言だよね?
皮肉にも自分が書いた脚本の作品でこの発言が間違ってることを証明してしまったわけだが。
>>927 どう照明されたのか知りたいな
ちなみに、伊丹十三は
いい脚本からは駄作は出来るが、ダメな脚本から名作は出来ない
って言ってたね
だってつまらなかったじゃん。江口版赤ひげ。
『七人の侍』に刺激を受けたね。僕が演じる“エルフ族”は、とても集中力を持った種族で、スーパーナチュラルな力を持ち力強い。
そして感覚も鋭く動きも速く反応も鋭い。いつも背骨をピンと伸ばしきちんとしていて、威厳を持った種族なんだ。
そんな役をどういう風にやろうかなと思っていた時に『七人の侍』を観た。そこに描かれてる侍達のキャラクターから、
いつも背骨を伸ばし威厳のある人間というものの姿勢の持ち方、反応の速さを学んだんだ。とっても役作りに役立ったよ。
http://www.uci-j.co.jp/catch-up/bn/15.html
>>929 あれは映画を元にしてるとはいえ
脚本は今の脚本家が自分の感覚で(ヘンに)変えてたね
まぁでも仮に脚本が元のまんまでも確かによくなかっただろうけど
あの演出じゃ
932 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/17 01:54 ID:XEKelxqU
すみません。質問です。
「蜘蛛巣城」で、三船敏郎と共に最初に出て来る三船の戦友の三木?役の役者は
何と言う名前なんですか?
「七人の侍」にも出ていたと思うのですが。
千秋実
有り難うございます。千秋実さんなんですか!
顔がそうですね。
10年位前に痴呆の老人役で映画に出てましたね。
今になって黒澤作品を観ています。面白いし凄いですね。
935 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/17 14:28 ID:4ONpe+1p
>江口版赤ひげ。
杵旬で樋口って評論家が黒澤のは重厚すぎて
泣けなかったが江口版はさわやかで泣けたとか
いって褒めてたぞ。
黒澤版と比較すればあれだが、知らない人がみれば
十分感動できたみたいだぞ。
樋口は見てても江口の方が良かったみたいだけど。
937 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/17 17:12 ID:dzXUTlLi
三橋達也死去、だそうだ。合掌
>>935 樋口尚文は、TVドラマというジャンルに妙に思い入れが深い人なので仕方がない。
普段の本業が電通のCMプロデューサーだからか? 関係ないか?
映画ファンなら、この名を目にしたことが無い、なんてことは有り得ない
【南とめ】さんも亡くなりました。
941 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/19 08:16 ID:eI26z8cF
942 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/19 18:45 ID:HWH4sBYq
>>941 クレジットよく見てください。
映画(ネガ)編集者
確か松竹の出身だったはず。
まだご存命だったの?と訃報を目にして不謹慎ながら思いました。
943 :
942:04/05/19 20:46 ID:HWH4sBYq
訂正
1910年生まれ、1933年P・C・L(東宝の前身)入社でした。
944 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/20 01:11 ID:BtTkIVdR
ハスミンと海外の評論家が「乱」についての対談をしているのを
読みましたが面白かったです。
この対談を読むと「乱」の海外での評価が絶大であることがわかります。
特に落城のシーンの海外の評論家の評価は凄まじいものがありますね
ラングやエイゼンシュテインでも撮れないと言っていました
ハスミンの指摘も的確だったと思います。
ハスミンと黒澤の関係はアンドレ・バザンとヒッチコックの関係に似ていますね。
「乱」は好きな作品でなんども見てるのだけど
「蜘蛛巣城」でもそうだけど「羅生門」等も含め
女が怖いので少し鬱にもなる
>>944 落城シーンってなもうちょっと具体的に
どのあたりを指してるんだろう?
城攻めか、主人公の一人芝居か、城の中の地獄絵図か、
落城後に主人公が城から出てくるあたりか、
それともそれらを含めた全部か。
エイゼンシュテインでも撮れない、ってとこにヒント有りか
>>945 友達に20代前半の映画の好きな女の子がいて、
その子に「蜘蛛巣城」を見せたいんだけど、
でも最初の歌とかラストあたりの「修羅の道を進むなら〜」って
セリフなんかは聞き取れないだろうから意味わかんねーだろうなって
思うんだけどどうしたらいいんだろう
>>948 それは考えたんだがねぇ。
でもこの映画のDVDに日本語の字幕ってあんの?
950 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/20 19:16 ID:F57eNEfa
>>950 でも字幕見ながらってのはちょっと興ざめだな…
まぁでもしょうがないか…
952 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/20 23:57 ID:HEMYuZmH
>>951 しょうがないよ。吹き替えるわけにもいかないし。
953 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/21 00:18 ID:BWUzAWUv
「マクベス」を知ってるなら、別に気にならないと思うけど。
最初と最後の歌の歌詞は音がよくても、文語体に慣れてない今の若い人には
ちんぷんかんぷんだろうさ。
>>953 マクベスを知らないからこそ見せたいんだよねぇ(だから最後の
動く森のシーンはけっこう驚くのではないかと…)
で、音がクリアーじゃないってのもあるけど、難しい言葉遣いだからってのもあって
見せようかどうしようか迷ってんのよ。
まぁ
>>952の言う通りなんだけど
955 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/21 02:59 ID:mCaOqAhF
>>954 森の動くシーンは映画館じゃないと難しいかも・・・
俺も字幕がないと老婆は何言ってるか全然分かんなかったよ
>>955 迫力とかじゃなくてさ、物語を知らないから
森がほんとに動いたって思って、そんでそのあと
実はそうじゃなかった、ってのを併せて見たら
驚くと思ったんだよね
ちなみに俺は未だに老婆の歌の歌詞の内容が
分かっていない…
957 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/21 14:12 ID:zgbeC9WP
>物語を知らないから
>森がほんとに動いたって思って、そんでそのあと
>実はそうじゃなかった、ってのを併せて見たら
>驚くと思ったんだよね
いや、俺はマクベスの話は知ってて見たけど
本当に森が動いたと思ってびっくりしたよ。
あの特撮自体は大したことないんだよな実は。
木が上下に揺れてるだけ(笑)黒澤自身も文句言ってたらしいし。
でも、三船のリアクションとかで本当に動いてるように見えるから不思議。
別にストーリー知ってからみても、おもしろさが減るような映画じゃないよ。
最後の方の森の中の武者の亡霊なんて何言ってるのか聞き取りにくいけど
マクベス知ってたら、聞こえないところも頭の中で補完できるしさ。
漏れはたまたま最初に「蜘蛛巣城」見たのがまだ東宝からはVHS版も出てなかった時期で
Embassy版の逆輸入ビデオで見たんだけど、英語字幕のお陰でセリフが良くわかったよ。
>>958 オレも友達と英語の字幕版を見た
でも友達はテロップが出るたんびに笑ってたような気がする。
まぁ白黒の古臭い時代劇と英語っていう
ギャップがあったからなんだろうが。
オレは腹立ったけど
宝田明スレ79に貼ってある宝田氏のインタビューで
黒澤に関してもちょっと触れてるよ。読んだ?
961 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 05:59 ID:0p0HXf0W
>>947 十分高価なオーディオセットを準備すれば大丈夫。
安いテレビはダメです。
962 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 06:56 ID:CABGMu9t
スピルバーグが言ってたけど
新しい映画をとるときは、必ず事前に黒澤映画を観て、インスピレーションをもらうんだって。
確かに黒澤映画は、1級の映画創作とはどういうものか基本を学べるし、映像テクニックも物語の展開もアイデアの宝庫だからな。
七人の侍を必ず見るって言ってたね
昨晩生まれて初めて「蜘蛛巣城」と「隠し砦の三悪人」を観たよ。
蜘蛛は、言葉が聞き取れないし話が図式的であんまし面白くなかった。
結局何言いたいのかよく分からなかったし。
あとで気づいたけど、DVDに日本語字幕あるのでONで観るべきだったな。
舞台劇の方法論をロケハンはった映画作りに持ち込んで、あまりうまくいってない気が
したんだけどどうかなー?
ちなみにマクベス大昔に新潮文庫で読んだけど、正直何が言いたいのかわからんかっ
たよ。w
で、この分じゃ隠し砦もダメかもと思いつつ、寝る前に5分だけ観るつもりで始まったら
面白いやん!(・∀・)!
結局2時半まで起きて観てしまったよ。
やっぱし、映画は映画としてまっさらに創りだすのがいいんじゃないかなー。
こっちは最初から字幕入れて観たけど、その必要なかったかも。
965 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 14:16 ID:qtsDrtCN
ファーストシーンの城門を叩く伝令のシーンに
ビビット来ない人にはあの映画だめだろうな。
映像自体を楽しめない人にはつらい映画だと思う。
966 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 14:21 ID:hIA6rQaF
>>965 そうだな。楽しみ方としては後期の黒澤に近い。
ていうか。御伽噺にも説教話にも中途半端って気がして、どう受け取っていいか
わかんなかったんですよね。>蜘蛛
隠し砦は徹底して娯楽活劇で成立してるのに。
968 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 17:11 ID:XYtzuXNY
ストーリーがどうのこうのという以前に
あの映像を見て何も感じないなら
仕方がないと思うけどね。
鷲巣の館に田んぼの中を通って
殿様がやって来るシーン。
鷲巣夫婦が話してる後の庭で白馬がぐるぐる回ってるところとか
よだれが出てくるのが普通だと思うが。
考えるな、感じろ!
970 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 19:31 ID:w/sNvm3b
初心者は三船が矢に刺されるところから入ったらどうか?
あの三船は演技ではないらしい。
部分部分の絵が美しければ、それで傑作とは言えないと思うんだ。
映画って総合芸術だしさ。
絵作りが平板。まあ、意図的になんだけど。
象徴的というか記号的というか。舞台劇から演繹してやったんだと思うが。
これで絵的に殺風景になってしまった。作風にはあってるかも知れないけどさ。
話も三船と千秋双方の勘ぐりを交互に出してつめていけばもっと面白い心理ドラマとして
成立したかもしれないけど、千秋の出番が序盤以外殆ど無いからイマイチ中途半端に
終わった気がして。
あとは、映像で説明すればいい部分をしゃべりで説明してるところが一杯あって、勿体無
いと思ってしまった。
偶然だったんだけど、隠し砦はこの翌年なのね。
972 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 20:05 ID:w/sNvm3b
>部分部分の絵が美しければ、それで傑作とは言えないと思うんだ。
>映画って総合芸術だしさ。
最初から最後まで美しいと思うが、まあそれはそれぞれ。
でも1度見ただけで映画の価値を決め付けてしまうのもどうか。
「隠し砦」は「蜘蛛巣城」に比べてわかり易いからね。
蜘蛛巣城を「こういう趣旨の作品です」と説得力のある解説って出来るのかな?
俺はもう一回字幕入りで観ても自信ないけど。
まあ、いい事だと思うよ。わかり易いというのは。
隠し砦のおかげで、昨夜は満足してぐっすり眠れたよ。
974 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 20:20 ID:/SMIgYNq
嫌いって言うか、タイトルに凄い惹かれてたんで以前から機会があったら観ようと
解説サイトなどは見ないようにして準備をしてたのに、裏切られた気がしてさあ。
スッキリしないでしょ?何を言わんとしてるか。それだけなんだけどぉ。
976 :
972:04/05/22 20:29 ID:w/sNvm3b
>蜘蛛巣城を「こういう趣旨の作品です」と説得力のある解説って出来るのかな?
他人の解説でその映画の理解が深まることもあるけど、結局は自分の感性だから俺も
>>969の意見になってしまうけど。
まあ、一度見ただけでダメと決め付けるのはもったいないと思うんだけどな。
ちなみに私の場合「隠し砦」は面白いとは思うけど、黒澤作品の内では出来が悪いほうだと思う。
隠し砦を出発するまでが長すぎると思う。5回ぐらい見ての感想。
977 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 20:34 ID:/SMIgYNq
俺はどっちも好きだな。
作品によって楽しみ方変えてるからね。
978 :
972:04/05/22 20:38 ID:w/sNvm3b
別に「隠し砦」は嫌いじゃない。むしろ欠点を含めて好き。
雪姫がカワイイとか、火祭りの踊りが楽しいとか、「裏切り御免!」のシーンがイイ!とか。
そういう映画の見方は間違っていないと思う。
979 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/22 20:50 ID:tSHQX6in
あげ
まあ、もう一回観たら意外と違って観えるかもしれないけどさ。
蜘蛛はおいといて、隠し砦評価しない人も結構いるみたいで不思議。
出発するまでが長すぎとか、思わなかったけどなあ。
繰り返し見てるとストーリーわかってるから気が急くという話じゃないのかな?
アマゾンで坂登るシーンがくどいとか書いてる人がいたけど、これも言われてみれば、
そうかな程度には思ったけど、でもなあ・・・
「裏切り御免!」はいいよ。
火祭りの唄があるでしょ。浮世は夢という。
敵の大将がそれを反芻して救出劇につながるあたりの、このわかりやすいドラマ展開。
関所の向こうに未知の夢がポッカリと顔を覗かせてるように見える。
俺も馬の向き変えなきゃとか、単純にカタルシスを感じてしまった。
でも、それでいいもんだと思っている。w
981 :
972:
>>980 いや、出発までが長いというのは初見から思っていた。出発までが丁寧に描かれているんだけど。
あと名シーンといえば三船が馬上で2人切り捨てるとことか、その直後の槍での試合とか。
喧嘩ばかりしていた2人の百姓が褒美を照れくさそうに譲り合うラストも好きだ。
ところで「用心棒」「椿三十郎」は見たことある?