941 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 00:23:51 ID:2LPAXE7U
『静かな生活』には出ているし、著作では、自殺の一報が届いた時、ちょうど舞台で高橋長英と共演中で、
お互いショックで言葉がなかったことも描写しているから、最後まで仲がよかったんでしょう。
日記みたいな著作でも宮本のことを気づかっている。
943 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 09:51:30 ID:xSLqv8ia
>>938 やっぱり、そういう事情があったのかな。
944 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 09:56:46 ID:xSLqv8ia
山崎さんは人格者のようだね。
火事から人を救ったという話もなかったっけ?
945 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 16:21:54 ID:x6ZptQHn
映画に限れば、これまで山崎努が同じ監督と組んだのは、
伊丹十三の4本が最高本数なので、仲は良かったでしょうし、
監督としての力量も高く評価していたのでしょう。
ちなみに次点は黒澤明の3本。
946 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 19:44:07 ID:QrkUUyM0
『タンポポ』だけ美術があの木村威夫なんだよね
撮影も田村正毅だし
伊丹は田村の撮影は気に入らなかったらしいが、木村の美術もそうなのかな
それとも木村が伊丹を気に入らなかったのか
947 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 20:25:26 ID:2LPAXE7U
伊丹は『ションベンライダー』を絶賛していたので田村に声をかけたのだろうが、
自分の絵コンテに沿った撮影を望むなら田村じゃダメでしょう。
『あげまん』以降の伊丹は1シーン1ショット的長回しをした上で、
アップをいくつか後で拾う式の演出が多くなったが、
こういう方が田村には合っていたろうなぁ。
948 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 20:35:02 ID:L+ru3iIH
文太がミンボー公開時
「対象がヤクザであれ何であれ、人間を小馬鹿にした映画は良くない。」
みたいなストレートな批判しなかったっけ?
何かでしてた。文太は意外にリベラリストだしね。
それ以前に文太は安藤昇の人脈&広能役の大ヒットで、東西のヤクザ組織に友達がいっぱいいるからなぁ。
「仁義」を観てヤクザになった連中は、幹部クラスになった今でも文太を「兄貴」と慕ってる。
「トラック野郎」シリーズの撮影時なんか、文太の周りはヤクザとトラッカーばっかりで凄い光景だった。
>>948 それ当時大笑いした。
なんちゅうか伊丹の映画の本質を突きすぎ。
>>946 木村の著書に伊丹の話が出ていて、
打ち合わせに伊丹の所を訪れ、彼の部屋に行ったら、
並べられた彼の所蔵品を見て、その審美眼の高さに瞠目した。
彼の目に適うような仕事をしようと思った
というようなことが書いてあった。
録音の橋本文雄さんも著作で伊丹の耳の良さを誉めていたな。
伊丹十三と坂東玉三郎は耳で聞いて違いがわかるって。
ただ橋本さんも「タンポポ」以降はやってないな。
952 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 14:44:13 ID:ZnxsRQMo
伊丹に急接近してた長田アヤナ?とかいうド糞生意気な女いたよね。
米帰国子女枠の早大生とかや。
日本語が変で、敬語とか無茶苦茶だった。
週刊誌のグラビア出たり、武満やジャームッシュにまで擦り寄ってた。
「東京の神様」だか一本撮った筈。
今何してんだか・・・
柳美里の例の裁判で韓国出版権云々の際 関係者として名前出てたのが最期。
今にして思えば苗字、態度、顔付、からして在日の米国移民なのかなあ。
タンポポみたいに挿話がいっぱいつまった映画ってほかにありますか?
主人公がどんどん入れ替わるのが好きです
954 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 16:21:48 ID:CQoaZyDt
ショートカッツ。ちょっと違うか。
>>946 >>951 木村は、伊丹が何事にも器用過ぎて美術の面倒まで見てしまうので、自分のやるこ
とがなかったと聞いた。橋本さんは伊丹作品を後輩の録音技師が継いだんじゃないの?
>>952 >今にして思えば苗字、態度、顔付、からして在日の米国移民なのかなあ。
その裁判の判決文の一部を読んだが、長田は原告(柳を訴えた韓国人女性)
と柳の間を最初に取り持った位置にある。当時、長田は柳と交遊があり、長田は
原告と親しかった。つまり、長田がいなければあの事件は起こらなかった。
長田が在日か否かは知らないが、長田本人は消えたのに、奇妙な場所に名前が残っている。
「東京の神様」は16o自主映画でしょ。
バブル景気に浮かれて作った軽薄映画だという噂を聞いて、お呼ばれされていたけど断った。
当時、長田氏については多方面からいろんな話が流れてきていた。
そういう「いろんな話」でだけ有名な人だった。
結局、何者だったんだ。伊丹にまですり寄っていたとは知らなかった。
957 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 02:57:31 ID:qV37XZEP
タンポポはブニュエルにインスパイアされた。特にフランス時代の。
958 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 03:07:43 ID:aejHj9Fd
やっぱ、
なんのかんの言っても映画の才人だったことは間違いないでしょう。
次スレも立てましょう。
スレタイ候補:【マルサ】伊丹十三監督【ミンボー】
それランニングからサラリーマンの昼食接待に切り替わったとこだけだろ
あれはタダのパクりという
>>956 「お呼ばれ」とは試写か何か? 長田氏は本当に正体不明な子でしたね。
なんであんなにあちこちに出没できたの? どこかの事務所のタレントさんだったの?
単にオーディションか何かでBSのキャスターに拾われただけの女の子が、調
子に乗ってTV・雑誌のマスコミ界隈をうろついていただけ?
「長田綾奈」で検索しても全然引っ掛かってこないのよ。”ayana osada”
で検索すると、向こうのゲームか何かのスタッフには名前がある。
それと、こんな短編映画のデータが残っていた。メアドも載ってるけど、
もう通じていないだろうなあ。
ttp://www.asianamericanfilm.com/filmdatabase/000220.html
>>953 に話せるような映画はないと思ったけど、
>>957 ブニュエルがあったか。
「ブルジョワジーの密かな愉しみ」「自由の幻想」かな。
気に入れば「銀河」も。
962 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 12:26:24 ID:aejHj9Fd
小説なら村上龍の「ライン」
着想自体が、
知人から「ショートカッツ」を勘違いした感想を聞いたことに端を発してる。
タランティーノその他のフォールームスはどうだ。
単なるオムニバスだけどな。
ショートカッツみたいなヤツなら、色々あるよ
マグノリア、2DAYS、邦画なら大森一樹の「大失恋」とかな。
懐かし邦画なら、フランキー堺の幕末純情傳だってその手の映画か?
963 :
935:2006/06/12(月) 21:26:23 ID:iz1UjEXK
>>937 Les thx des
くわしい解説ありがとございました。
964 :
953:2006/06/13(火) 02:42:00 ID:ZAj/zRn0
965 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/13(火) 11:38:44 ID:rDQqNs3Q
ブニュエルよ。「リ」じゃなくて「ニ」
967 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/13(火) 22:23:45 ID:d3ZQY3eZ
>>962 「マグノリア」や「大失恋」は、思いっ切りロバート・アルトマンのパクリなんだけどね。
「タンポポ」はアルトマンじゃなくて、やっぱりブニュエルの影響を受けてるんだろうね。
「タンポポ」は実験的で不思議な映画だとおもいます。
美味しいラーメン屋を作るという縦軸があって横軸のシークエンスがあるけど縦軸とはいっさいリンクしてない。
とてもドライな「ポセイドンアドベンチャー」みたいですね
新境地だと思いました。
969 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/13(火) 22:55:52 ID:mWMf9xf3
監督としての伊丹は『マルサの女』で終った。
愛媛に伊丹記念館ができるらしいね
971 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 01:41:58 ID:9ejAo9yI
マルサ2も好きだけどな。
「あげまん」があまりにもオヤジ的で下品なんで見切ってしまった。
それまでの伊丹映画は若者にも受ける要素たっぷりの映画だったけど
これで離れてった人多いんじゃないか?
「静かな生活」は何気に好きだな。ああいう地味な小品をもっと見たかった。
「スーパーの女」は、やっぱりなぁ・・・・・・
宮本のヒロインがあまりにも優等生的過ぎて・・・・
「お客様に満足してもらえる商品を・・・」みたいなことを
津川との日常的な会話で言うなんて、PR映画か社員教育用映画みたいだった。
冒頭に、ヘンな断り書き(ここで扱っているのは食品専門のスーパーで
雑貨等を扱うのとは違う、とかなんとか)のも、セコイ感じがしたし。
いちおう映画なんだから、ノウハウ物は別にいいけど
そこから突き抜けて普遍性に到達しないとな。
なんか本当に具体的で技術的な話ばっかりだったような気がした。
972 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 11:33:20 ID:3+EUCPl4
晩年景山民夫が擦り寄ってたよねえ。
エッセイとかでもリスペクト表明してたし。
雰囲気微妙に共通点あるなあ。
死に方の悲惨さ含め。
両方死んだ後、業界の反応が一部冷ややかだったな。
たけしは、景山民夫のことを全然評価してないような言い方だった。
幸福の科学会員だったしなあ
>>971 おなじく「あげまん」でひいたよ。
もう一回みなおしてみようかな。
「スーパーの女」でちょっと戻った
そしたらしばらくして死んでしまった。あぁ
976 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 21:06:06 ID:9ejAo9yI
タイプは似てるかも>景山と伊丹
でも伊丹の方が才能とか品格とか全然上だよ。
景山は、エッセイとか読んでもあんまり面白くないし
こんな人物がなんで一時期、もてはやされてたのか不思議だった。
しゃべってても、なんか「勝ちたがり屋」っていうか、
自分は偉いっていうようなことだけを主張したがるような感じだったし、
周りの人を疲れさせるキャラだったような。
一時、都市伝説になってた「海亀のスープ」のクイズが
「世にも奇妙な物語」でドラマ化されたときも、
原案・景山民夫なんてクレジットされてて、あの話、景山が作ったのか、と
驚いたけど、
どうもアメリカのエリート大学の思考訓練のために作られたゲームだ
というのを、景山がエッセイで紹介しただけのことらしい。
>>973 >>976 景山は良家の子女がちょっと知的にグレただけで、根は秀才のお坊ちゃん。
若くして放送作家となり後年は自分もタレント・作家として露出するようになったという
経歴のせいか、「俺はこんなに博識で才能があるんだぞ」と無理をしているような
雰囲気があった。まあああいう業界はそういう人が多いけど。
業界で嫌われたのは幸福の科学のせいだと思う。
978 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 21:41:46 ID:topFMtww
伊丹と景山、どっちも英語喋るしな。
979 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 21:48:16 ID:S76/zMwl
景山の小説がパクりだって聞いたけどホント?
井筒が映画化したの
980 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 22:18:15 ID:MuevrZUG
>>976 伊丹と景山。
飛び降り自殺の脳みそまき散らし全身骨折死体と
焼けて身体全身焼けただれの煙くすぶる焼死体。
似てるぢゃないか。笑い
981 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/14(水) 22:37:55 ID:FH1LRiZP
戦後日本の三大タブー「菊」「鶴」「菱」のうち、ふたつにあやをつけたのは凄い。
政治家や言論人でもせいぜいひとつだけを取り上げるのに。
982 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 00:14:47 ID:rKb7P9OE
「鶴」ってなに?
983 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 00:33:58 ID:tFEQhLGD
景山民夫のエッセイは、まだ手元にあって、時折読み返すけど、
読むに堪えないね。80年代に書かれたものだから、書かれている
流行や風俗が古びているのは仕方ないけど、主張に一貫性が無くて、
TV業界の告発や、反原発を声高に唱っても、正義派のポーズだけで、
白々しいだけ。
で、伊丹は、エッセイストとしての手腕は評価が高いんだけど、正直、
好きになれないいんだよね。確かに、当時は日本でもあまり知られて
いなかった海外の文化・風俗を紹介したりと、画期的ではあるんだけど、
なんか、読んでいると、「マ、あなたたち愚衆に、この私が、本場仕込みの
粋っていうのを教えてやろうじゃないの、ハッハ(本人の口調を思い出して
読んで下さい)。」という姿勢をすごく感じるんですよね。
984 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 00:38:38 ID:nis8lP7j
>>982 鶴=創価学会。
一般的に『鶴タブー』と呼ばれている。
>>983 伊丹のその感じは、一種の諧謔趣味だと思って読んでるけどな
当人がどう思ってたかどうかは別問題として
今となってはツッコミがいのあるスノビズムだもん
987 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 07:16:41 ID:MtajEqoP
988 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 07:20:09 ID:MtajEqoP
989 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 08:42:54 ID:p8UbT3Dg
菊は天皇
鶴は創価
菱は暴力団
ってこと?
990 :
この子の名無しのお祝いに: