【中国】紫坪埔ダムなど決壊の危険【四川大地震】 2

このエントリーをはてなブックマークに追加
206川の名無しのように
中国では、「1950年以来、およそ3200ものダムが崩壊した」とある。

詳細がよく知られていない中国大陸に史上最悪のダム災害があった。
1975年8月、中国河南省で発生した。1950年代に、淮河上流に建設された板橋(バンチャオ)と石漫灘(シーマンタン)の2つのダムだ。
同年8月5日に河南省を襲った巨大な台風によって、7日の夕方、上流の板橋ダムの排水ゲートが土砂で詰まって水がダムの堤を越えた(越流)。

下流の石漫灘ダムが、あふれ出した奔流に襲われ崩壊した。
石漫灘ダムを決壊させた水流は、下流にあるダム群を「ドミノ倒し」に破壊、その数、実に60ダムにのぼった。

流水は時速50キロで押し寄せ、その総量は(日本最大の貯水量を誇る奥只見ダムと同じ)6億立方メートルだったという。
数千平方キロもの広さの湖を形成し、一気に8万5千人の命を奪った。8月13日になっても水は引かず、2百万人が水の中に取り残されていた。
照りつける夏の太陽の下、屋根の上など避難していた14万5千人が、飢えや赤痢などの伝染病で死亡した。

http://www.hinocatv.ne.jp/~micc/Iro/85Insatsu.htm