1 :
Nanashi_et_al.:
科学技術政策研究所が、トムソン・ロイター社の文献情報データベースを基に、日本および世界の研究活動の
状況を調査したレポートが公開されている。それによれば、日本が送り出す論文数やインパクトが高い
Top10%論文数は増加しているものの、1990年代に比べ2000年代の伸び率はゆるやかになっており、
伸び率が米英独仏に及ばないばかりか、中国やその他新興国の台頭により、日本の論文数及びTop10%論文数
シェアは2000年代になり低下しているとのことである。
新興国の台頭でシェアが落ちるのは仕方がないとも言えるが、このレポートでは日本の国立大学の研究活動の
失速が、Top10%論文数のシェアの低迷を招いているという結論を出している。
実際に、1997-1999年において日本のTop10%論文数は4,058本/年であり、そのうち国立大学から出た論文は
2,254本であったが、2005-2007年においては2,216本/年と減っており、それに対して国立大学からの
総論文数は3%ほど増えていることから、質が落ちているという結論が導き出されたようだ。
ぱっと見たところ、企業からの論文が半減に近い状態となっていることのほうが影響が大きいのでは
ないかとも思ったが、日本の半分以上の論文を創出する国立大学の研究活動が重要な意味を
持つことには変わりはないだろう。
http://slashdot.jp/articles/10/12/26/0221252.shtml
Thomson ISI 世界的に引用されている研究者数 (国別)
2010.11.02
米国 4138 ノルウェー 14
英国 440 インド 9
日本 266 アイルランド 8
ドイツ 264 南アフリカ 8
カナダ 195 ハンガリー 7
フランス 166 ロシア 7
オーストラリア 121 ギリシャ 6
スイス 115 ブラジル 5
オランダ 106 韓国 4
イタリア 85 チリ 3
スウェーデン 64 シンガポール 3
イスラエル 50 メキシコ 3
ベルギー 39 パナマ 2
デンマーク 31 ポーランド 2
中国・香港 28 ルーマニア 2
スペイン 25 イラン 1
サウジアラビア 23 フィリピン 1
オーストリア 20 チェコ 1
ニュージーランド 20 トルコ 1
フィンランド 18 ポルトガル 1
台湾 14 その他 0
[ISI Highly Cited Researchers Version 1.5]
http://hcr3.isiknowledge.com/formBrowse.cgi 随時アップデートされてるので数字に変動があるかも、気になる人は自分で確認してね
4 :
Nanashi_et_al.:2011/01/08(土) 13:32:25
age
こんだけ、ポスドクが路頭に迷っていればなぁ!
職なしドクターウヨウヨしとるもんね。
6 :
Nanashi_et_al.:2011/01/17(月) 08:39:42
>ぱっと見たところ、企業からの論文が半減に近い状態となっていることのほうが
>影響が大きいのではないかとも思ったが
という点について,誰も指摘していないポイントを一つ.
ここ15年ほどで,論文博士は激減して,社会人課程博士が急増しました.
つまり,これまでは会社名義で論文を書いていた層が,
大学名義で論文を書くようになったわけだ.
一部の企業の研究活動も鈍っているかもしれないが,
企業名義の論文が半減した理由はこれ以外にないと思う.
逆にいうと,企業で論文を出す場合の半分は「学位取得のための論文」だという
ことが示されているのだと思う.
課程博士を出て企業に就職して,論文をせっせと書いてる俺は奇特w
8 :
Nanashi_et_al.:2011/01/30(日) 16:26:53
age
国立大学でもっと防衛関連の研究をするべきだと思う。
莫大な研究開発費を投入しても、輸出できない関係でどうしても民間企業は及び腰になる分野。
そういう分野こそ、国立大学で研究を行うべきだろう。
現在でも国立大学で兵器研究は行われている。ありがちなのが、非破壊検査技術を応用した地雷探知あたりの研究だ。
やってる連中は「平和貢献」だ何だと言っているが、“敵の兵器を無力化する機械”なので、これも立派な兵器開発に該当する。つまり、国立大学で兵器開発をすることは可能なのだ。
10 :
Nanashi_et_al.:2011/02/12(土) 10:18:07
いや、国立大学は海外からの優秀な研究者、学生のリクルートにもっと力を入れるべき。
【科学技術】日本育ちの「外国人博士」が急増--日本人の代わりに優秀な外国人が日本で研究してくれるならいいのでは? [02/10]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1297395796/ 日本で理工系大学の取材を続けていると、10年ほど前から外国人の大学院生や
博士研究員(ポスドク)が目立って多くなってきた。産業競争力に当てはめるのは
やや乱暴かもしれないが、日本の活力低下や、韓国や中国、台湾、インドなどの
躍進と一致しているようにもみえる。
「日本の工学系の学生の多くは修士課程まではいく。しかし優秀な学生はその先の
博士課程まで進まなくなった。結果として優秀な博士が出てこないことになる」。
新しい超電導材料など様々な新素材を次々開発する東京工業大学の細野秀雄教授は
嘆く。
細野研究室にも現在、博士課程6人の中に韓国からの留学生が2人いる。留学生は
今後も増える一方だと細野教授はみている。
博士課程の留学生が増えると同時に、日本の大学で生まれた材料や技術も日本企業
より外国企業が先に目を付ける動きが出てきた。
細野教授らが発見した透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)と呼ぶ大型
ディスプレーに利用できる新素材は、韓国企業が最初に製品に使おうとしている。
「2004年に英科学誌ネイチャーに発表したとき、すぐに問い合わせしてきたのは
サ
そうかも
12 :
Nanashi_et_al.:
研究活動はとても増えてるよ。イベント盛りだくさん。