品質工学の挑戦

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42示然坊皆慶
つるぞうさん >> http://tsuruzoh-qe.blogspot.com/ 、いろいろ、読ませて頂いていますが、やはり、
何と言っても、つるぞうさんほか皆様の「新SN比の研究」(*)を忘れるわけにはいきませんね。

(*)鶴田,太田,鐡見,清水(2008): 新SN比の研究(1)-(5). 第16回品質工学研究発表大会論文集, 410-429

御提案の新SN比をさまざまの旧SN比と比べる場合に田口動SN比(**)を基本と思うのはSN比マニュアルに
ある「くり返し数が異なる時,xの変化範囲が異なる時のSN比の比較ができない」という記述からで、

(**)柴山(2009): 田口動SN比の数理. http://www2.ezbbs.net/12/kazz/img/1256223493_1.zip
http://www2.ezbbs.net/12/kazz/ 3543 柴山忠雄(2009.10.22): 「Re: タグチメソッドに対する誤解」

御提案の新SN比が信号水準数kおよび雑音水準数nによって変わらない事実との関係は前記の資料(**)お
よび http://www2.ezbbs.net/12/kazz/ 3537 柴山忠雄(2009.10.12) に予告しました日本品質管理学会
39回年次大会研究発表会4-8、要旨集p.171-174の記述から、手数さえ掛ければ、導びかれます。
開催地が大阪、御関係の方のお出でも期待しておりましたが、いかがでしたでしょうか。−↓43
43示然坊皆慶:2009/12/20(日) 22:24:59
42↓−
ただ、河村先生の新SN比なども含め、新らしいSN比の考案よりは、実際のばらつき、または、さまざまの
有害変動、を、個別の問題ごとに、どんな方法で具体的に定量・制御するかに私は関心があります。

田口SN比に関心があったのは、どういうものかわからなかったからで、わかってみると、個別の問題ごとに、
実際のばらつき、または、さまざまの有害変動、を定量・制御できれば完全に終わりと思っています。

理解できないまま、田口SN比が有名になり、騒がしくなり、実は、そろそろ、幕引きの時期、そこへ、
新SN比など、どんなものにせよ、もう、勘弁してほしい(!)、それが私の本音の本音です。

実際のばらつき、または、さまざまの有害変動、を、田口SN比に換算して表示すると、何か良いことが
あったでしょうか?面倒な手間だけかかって、基本の大きな利益は無かったでしょうが((?!?))

なにがしかの新SN比によってその事情がどう改善されましたか?ただ、御提案を含め、新SN比の利点は、
田口SN比に、廃絶も含めて、何かの根本的な見直しを迫まっていることにあると私は考えています。