★北大★人獣共通感染症リサーチセンターA

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387Nanashi_et_al.
>>384
インフルエンザワクチン、製造期間短縮へ 大流行に備え
2008年05月26日19時41分

 新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)に備えて、ワクチンの製造期間を短縮する
臨床試験を、創薬ベンチャー企業の「UMNファーマ」(本社、秋田市)が近く始める。米企業の
技術を使い、期間を3分の1にするための技術開発で、同社は26日、工場用地を市内に取得した
と発表した。

 従来の製造は、ワクチン株を弱毒化して鶏の有精卵で培養して増やす。ただ、1人分のワクチン
を作るのに卵2個以上が必要で、時間もかかることから、「パンデミックのような非常時に確保でき
るのか」と疑問視されている。

 ファーマ社が取り組むのは、ワクチンづくりに必要なウイルスの遺伝子を、昆虫(ヨトウガ)の細胞
に組み込んで培養する技術。従来の実験で使う哺乳(ほにゅう)類の細胞よりも増やしやすいのが
利点。有精卵の準備やウイルス株を弱毒化する工程が省け、流行しているウイルスを使ってすぐに
ワクチンを作ることができる。製造期間は従来の半年から2カ月に短くできるという。

 独立行政法人医薬品医療機器総合機構の調査期間が終了したため、6月中旬から20〜40歳の
男性125人を対象に世界で流行している鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に対するワクチンを
使った臨床試験を始める。
http://www.asahi.com/business/update/0526/TKY200805260300.html