★北大★人獣共通感染症リサーチセンター

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人と動物の共通感染症を研究 北大に世界初の専門棟が完成
(10/31 09:04) 北海道新聞

 鳥インフルエンザなど野生動物に由来する感染症を研究する北大人獣共通感染症
リサーチセンター(センター長・喜田宏教授)の実験研究棟が、北大北キャンパス
(札幌市北区北二○西一○)に完成し三十日、関係者に公開された。
人獣共通感染症に特化した研究施設は、世界初という。

 施設は鉄筋コンクリート造り地上二階地下一階。総床面積は約三千平方メートルだ。
ウイルスなどが外部に漏れないP3(高度封じ込め)実験室や、バイオクリーンルーム、
事務室などを備えている。

 同センターは、北大大学院医学研究科と獣医学研究科が中心になり二○○五年に発足。
大学内の研究室に間借りして、西ナイル熱や新型肺炎(SARS)などの感染症について、
感染経路の特定や発生予測、予防・制圧方法を総括的に研究開発してきた。

 実験研究棟の完成によって、ウイルス培養や遺伝子レベルでの解析など自前の
研究環境が整った。

 喜田センター長は「グローバル化で人獣共通感染症が日本に侵入する危険度は
高まっている。センターは、感染症に関する世界の中核拠点としたい」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/57974.html