57 :
Nanashi_et_al.:
ほとんどの理系は計算高いから安定重視の就職。
貧乏父さんが理系のほとんど。
超エリートで収入は決して低くないけど、いつもローンに追われ余裕のない生活。
常に成績はトップで、周りが羨むようなエリート街道を通ってるのに、極めて庶民的な生活しかできない。
頭は非常に良いハズなのに、文系のチャラチャラ遊んでいた同級生より給料は格段に低い。
研究や仕事は楽しいが、時間に追われる上に好きな研究もできなくなってきている。
研究作業のほとんどはデータ取りの単純作業。
馬鹿で頭の悪いはずの文系卒の同級生は、週末は楽しくバーベキューや海外旅行。
自分は家で文献を漁っている。
先日、自分の尊敬するエンジニアがリストラされた。
東大卒で超優秀だったが、その研究部門が採算が合わなくなり部門ごと潰された。
大企業だから、超優秀なエンジニアは腐るほどいる。その一部が姿を消しただけなのかもしれない。
明日は我が身。
58 :
Nanashi_et_al.:2005/08/26(金) 11:47:27
大学時代の研究は当時は最先端だったはずが、今では効率の悪い技術となっている。
最先端の技術を学ぶために大企業へ就職したはずが、
毎日毎日同じことの繰り返し。
大学生活を犠牲にして勉強してきたはずなのに、
毎日が欝で欝でたまらない。
正直、電車男が羨ましくて仕方がない。
「大企業なら福利厚生も充実して年功序列で安心」
最近ではリストラや福利厚生のカット。残業手当のカット。年功序列から成果主義へ。
約束とは違う。
成果主義も自分が所属する部門で大きく左右される。
会社名を出すとみんなは褒めてくれるが実態は違う。
毎日がストレスと苦痛の日々。貧乏でも勉強だけしていた大学生時代が楽しかった。
最近、何のために生きているのか分からなくなってきている。
仕事中に2chを見る余裕があるだけ幸せなのかもしれない。
59 :
Nanashi_et_al.:2005/08/26(金) 11:53:37
家電部門へ異動した先輩の話によると、仕事が激務すぎて自殺した人もいるという。
私みたいに転職を考えていれば気が楽になったのにな。
思えば就職活動の時にランキング上位の会社を何となく決めたの悪かったのかもしれない。
当時は私の会社はマスコミに経営手法を持ち上げられていて大きな注目を浴びていた。
本も何冊か出ていたと思う。私もそれを素晴らしいと思い、推薦で入社した。
入社当時は希望に溢れていたが、ここ数年で何かが違う気がしてきた。
お金はある程度は溜まっている。生活に支障はない。
でも贅沢できるほどでもない。そもそも使う時間が全くない。
結婚する気力も今はない。
20歳前半の頃の自分を思い出して、何か夢中になれるものを探すためにベンチャーへ就職してみようと考えている。
こう見えても、会社での評価は高いエンジニアだ。
給料は3分の1以下に下がるだろう。
でも、これ以上いまの仕事を続けるのは無理だ。金や安定ではなくて希望が欲しい。
60 :
Nanashi_et_al.:2005/08/26(金) 11:58:30
博士課程に進学した友人を内心では馬鹿にしていた。
「給料がもらえないどころか、金を払って3年間も研究するなんてばかげている。
大手企業に行けば、もっと充実した設備で研究できる上に給料も多くもらえる」
当時はそう考えていた。
その頃の私は野望に燃えていた。大企業で出世して自分の商品を世界中に売ると。
しかし、大企業は優秀なエリートエンジニアで溢れており、
全ての決定権は40歳50歳代の上司が握っていた。
上司は自分の保身ばかり、雑用を若手に押し付けて成果は横取り。
自分の好きな研究ができ、発表した研究成果は自分のものになる博士課程の友達が
羨ましくなってきた。
その友達は30歳代で助教授になり、学会で大活躍している。テレビで見たこともある。
幸せそうな笑顔だった。
人生って何だろう?
61 :
Nanashi_et_al.:2005/08/26(金) 12:05:25
いまの自分がどんなに頑張っても先が見えている。
新しい商品開発を任せてもらえることは絶対になさそうだ。
上が決定した通りの研究や解析をするだけ。
どれほど素晴らしい結果が出ても評価はさほど変わらない。
解析結果を出すのがどれほど難しくて、どれほど素晴らしいかわかる人は少ない。
あくまでも解析なわけで成果につながることは絶対にない。
学会に発表すれば賞ぐらいはもらえそうだが、発表することは許されないだろう。
誰かが開発した下手な設計の解析をする日々。
優れた解析ソフトが開発されれば、私の居場所はなくなるかもしれない。
解析ソフトを作ってスキルを上げればよいのだが、会社にはそんな部署はない。
誰かが作ったソフトで自分が解析して評価し、それを渡すだけ。
スキルは決して上がらない。
その解析ソフトを作っているベンチャーへ就職しようと考えている。
これ以上年を重ねたら転職も無理だろうし、新しい技術を身につけるのも難しくなってくる。
学生時代や新卒時に新しいことをどんどん吸収していった時期を思い出したい。
たった一度だけの人生だから。