科学技術開発に関する会議の透明化を考えるスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
11
再生医療の実現に向け、ヒトクローン胚(はい)の研究を認めるかどうかを議論する
政府の総合科学技術会議生命倫理専門調査会が二十三日に行われました。

その会議では、基礎研究に限定したうえでヒトクローン胚の作成と研究利用を容認する
決議が強行採決されました。

通常では多数決による結審をしない所、調査委員15人中10人の賛成があるとのことで
採決に踏み切ったようです。

このように、科学技術の使用方針あるいは法制化に関する多くの事例が
いわゆる専門家たちの独断により決定されているものと考えられます。

このような科学技術に関する会議の内容を理解し、その社会的影響について考えるためには
ある程度の専門的な知識を必要とします。
そのため、国会における法律案の審議よりも多くの事柄がベールに包まれているように思われます。
このようなブラックボックスは科学技術に対する信頼を損ない、そして、
科学技術に対する関心を削ぐ大きな原因となります。

そういった状況を払拭するために、
1.調査会委員の選考
2.会議の内容や方針の決定
に関して、透明化やその正当性の外的判断、あるいは
3.社会における寄与やリスクに対する責任
を明確にするにはどうすればいいのかなどについて皆さんと考えていきたいと思います。

意見、考えがありましたらどしどしお願いします。
2Nanashi_et_al.:04/06/24 22:33
つーか国会で法案通らなきゃ決まんないじゃん
31:04/06/24 22:42
>>2
国会で科学技術について考える人いないことない?
前段階で決定したものとして取り扱われていると見受けられます。
だから、前段階であるこういった会議について
広く考える必要があるのではと思うわけです。
なんだったら科研費とかの選考なども一般的なステージで議論されればと
思ったりもします。
個人の利益はもちろん、国益も考えて、また将来の社会像を視野にいれて
科学技術の使用方針を考えていく場が必要ではないかなと。
そして、決定事項については個々人が責任をもつ、と。
41:04/06/24 22:43
ああっと、ごめんなさい。
さげさげっと。
5:04/06/24 23:02
しっけい、これ「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」に定められた
取扱い指針の案だとすればもう国会通さないのかしら。いまいちわからん
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/seimei/2001/hai3/011201.htm

とりあえず各政党に医者議員が数人いるし、理系出身含めれば
議論できる人間は少なからずいるんじゃないすかねぇ
(臓器移植法案のときは中山太郎が仕切ってたような)

こういう議論の分かれる問題はどのような会議形態をとっても
強行だのなんだの批判を受けるような。
6Nanashi_et_al.:04/06/25 00:33
難しい問題だね。
今の方法のままでいいとは思えないけど、新しい方法には重大な欠点がある。
(欠点があることが分かっているから乗り換えていないという方が正しいのか?)

どこまで行っても微妙な問題は微妙なまま。
すっきり解決できると思うのが間違いなのかなと。
71:04/06/25 01:15
>>5
仰る通り、議論の分かれるテーマについては結果に対して必ず批判が出てきますね。
でも、ここで私が考えているのは、そういった結果ではなく、結果を導くプロセスが
不透明なのじゃないかということです。
誰がどういった経緯で調査会のメンバーとなったか。
調査会のメンバーとなる基準はなにか。
決を採る方法が定まっていない中、その場の都合で決を採ってるのはどうか。
などのプロセスについてです。
結論がどうあれ国民には責任だけ求められるのだから、
プロセスをオープンにする義務があるのではなかろうかと思うわけです。
科学技術は使い方によっては毒にも薬にもなります。
ダイナマイトなんてその典型的な例ですね。
一部組織が内内に決を出すということで、薬害エイズ問題なんかも
プロセスが分からないまま国民に責任が問われた例の一つですね。

これからは中国への新幹線技術供与問題、日中境界上の資源問題なども
国民の預かりしらないところで話が進んで行き、気づいたときには
国会で決を採るだけなんてことになるだろうと予測されます。
そういった直接の技術だけでなく、理系技術ー研究者の海外流出なども国策として
広く考えていかないといけない問題です。
科学技術の使い方はその国のあり方を決めるものですから、
国民に広く判断と責任を求める必要があるのではないかと思うわけです。

81:04/06/25 01:38
>>6
たしかに難しい問題です。
でも、新しい方法は時代に合わせて考えなきゃと思います。
いま採られている方法は高度経済成長の頃の方法でいわば年金問題と同じ趣があります。
つまり、時代に対して破綻してると考えてます。
どこかでとんでもないブレークスルーがあれば良いのでしょうけど、
不確定要素に期待してると立ち直れないようになってしまいそうです。
それに、情報が開かれていないから、新しい方法を生み出せないのではないかと。
9Nanashi_et_al.:04/06/25 01:59
問題提起はわかったから
まず対案お出しなさいよ。どうぞ

#まさかレポートのネタにする気じゃあるまいな
101:04/06/25 02:40
>>9
それが、対案はまだ考え中で皆さんの話を聞きながら(読みながら)、
立案もしつつまとめつつ進んで行けばいいなと考えてます。
まず、問題(考え)の提起をしないことには何も始まりませんからスレたてしてしまいました。
もちろん批判もどしどし欲しいところです。
こんなの考えたところでどうするんだとか、です。
これについては、出来ればまとめてモデルを作り政府に持っていく、あるいはNPOの様なものを設立出来ないか、あるいは
まとめホームページを作って、ほそぼそと、しかし確実に世論に訴えられないかとか考えてます。
スレが成熟していくうちに、関心のある方からアドバイスをもらえたりするのではないかとの期待もあります。
ただ、本音を言うと政治的な側面が強いので、純粋に研究活動をしていきたい者としてはちょっと敬遠したいのですけどね。
しかし、科学と政治を離して考える時代じゃないんじゃないかなとの思いもあって複雑です。
ところで、これってある意味レポートのネタですね。やめておいた方がいいのでしょうか?
11Nanashi_et_al.
しょうがねえなあ
手許のげんだいしそお誌のバックナンバーとか眺めたけど
デンマークのDBTがモデルの一つにはなるんじゃないっすか
http://www.ajcost.jp/material/about_cc/DBT.html

本業で頭が一杯だから要約はしないけどな。