1 :
Nanashi_et_al. :
02/05/05 11:44 スレがないので立ててみた. 知っていることを洗いざらい語れ.
てめぇでしらべろ ここまで堂々とした教えて君もめずらしいな
3 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 12:02
LSIの微細加工技術が進み, 従来の物理法則が使えなくなる. そこで,量子力学を用い,その性質を利用したコンピュータを作ることを考える. これを量子コンピュータという. 量子コンピュータでは従来の2値ディジタルの計算機と異なり, 複数の状態を重ね合わせることが出来るため, 複数の計算を同時に実行可能である.
4 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 12:02
いいんじゃないの。 現物が存在しないのに(というか、存在してもヨボヨボ) これほど注目を集めて本も出版されて、市場を形成してる ものも珍しいのでは。 まだ体系的に学べる対象でもないし、語る以上のことは できないと思う。
5 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 14:21
>>3 半導体プロセスの微細化とは直には関係ないでしょう。
もう10年以上研究されてる分野だし。
6 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 14:28
量子通信関係のはなしは駄目ですか?
7 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 14:35
8 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 16:20
>>5 予算集めのための大義名分としては、
半導体は優れた材料だったと思う。
9 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 17:48
>>7 本が市場を形成してるってことじゃないのか?
普通かんがえたら量子コンピュータの市場はないだろ.
10 :
Nanashi_et_al. :02/05/05 22:18
>>10 この前のIBMかなんかのネタのニュース記事は、
>>3 みたいな論調だーたよーな気がすーる
12 :
Nanashi_et_al. :02/05/06 02:37
利用法だけ先行してて,使える物が出来てない. それはこれから解決するのか,それとも絶対不可能なのか.
13 :
Nanashi_et_al. :02/05/06 02:55
利用法もいうほど先行してない。何に使えばよいのかわかってない部分が多い。
14 :
nanashi :02/05/06 08:36
実現のためのハードルっていったい何でしょうか。
15 :
Nanashi_et_al. :02/05/06 10:35
素子間の接続技術がないときいたが・・・
16 :
Nanashi_et_al. :02/05/06 11:19
>>13 量子コンピュータの利用法その1
大きな数の因数分解が一瞬でできるので、他人のトリップをクラックするのに「見知らぬ国のトリッパー」で何百年もかけなくてもよくなる。
一回の演算による正答率は1/2. n回演算を行って答えが間違っている確率は1/2^n ただ現状では3ビット相当の制御しかできていない.
18 :
Nanashi_et_al. :02/05/07 13:51
まだ3ビットなの? 増え方は2年で1ビットくらいなのかな
19 :
Nanashi_et_al. :02/05/08 11:33
今年だったかな? IBMが「7ビットできたぜ!」でニュースになったの
20 :
Nanashi_et_al. :02/05/08 12:00
NMRみたいだね。 次は何でやるかいな。 半導体の出番がある・・・かとおもたけど やっぱりなさそうな気がしてきた
21 :
Nanashi_et_al. :02/05/08 23:22
bitとqubitって違うんだよね,よくわかんないけど。
>>20 いや主役は半導体でしょ。
固体素子中のスピン以外のキュビットは、緩和時間が恐ろしく短いから。
>>18 そういう問題ではない。
NMRは、九ビットを増やすのが大変だけど、たとえばSi中の核スピンを
キュビットにすれば、増やすのは簡単。
ただ検出が大変。
で、使い物になるの?ならないの?
sage
ほめてやるから早く使えるやつ作れYO!
27 :
Nanashi_et_al. :02/05/25 14:06
ショアのアルゴリズムつかってRSA暗号を解く!
28 :
Nanashi_et_al. :02/05/25 14:52
いまのノイマン型を置き換えるような物じゃないんでしょ? CPUじゃなくコプロとかベクトルプロセッサみたいな演算専用でコントローラーは別に要るとかの。
29 :
Nanashi_et_al. :02/05/26 07:30
>>28 基本ゲートは出来てるんじゃなかったっけ?
30 :
Nanashi_et_al. :02/06/09 01:31
量子コンピュータってニューラルネットからでたの?
31 :
Nanashi_et_al. :02/06/09 02:25
原始レベルの大きさのコンピュータ?
32 :
Nanashi_et_al. :02/06/09 15:00
>>30 なぜに?
>>31 原始レベル?って突っ込みはおいといて,
量子力学を基本原理とするコンピュータのことと思う.
必然的に原子レベルでコンピュータを作れば量子力学を
用いざるを得ないからそういう解釈もある.
33 :
Nanashi_et_al. :02/06/25 00:24
今困ってるのは、原子核スピンの検出。 電子とのスピン相互作用を使って求めようとしてるんだけど なかなか上手くいかない。 いいアイディアないっすか?
34 :
Nanashi_et_al. :02/06/25 01:42
>>33 占う。
よいか!見ようとするでないぞ。見抜くのじゃ!
あぼーん
36 :
Nanashi_et_al. :02/08/01 21:01
>>13 利用法はある。
EPR pairを送信側と受信側で共有することで絶対暗号をつくることができるし
超並列計算でRSA暗号は数ステップで解読できるようになるし。
これだけでも十分な利用方法かと思われ。
使い方はどうにでもなるでしょ。
基礎技術もこれからどんどん発達していくから、それからでも遅くはないかと。
38 :
Nanashi_et_al. :02/08/23 03:21
猫を出力装置として使う量子コンピュータの開発は即刻中止すべきだ!
39 :
Nanashi_et_al. :02/08/23 03:37
* * * * 優良スレ * * ∧_∧ * * ( ´∀` ) * * 認 定 * * * * * *
自分の少ない知識でよければ近いうちにまとめてここにうpでもしようかと
思ってます。
>>39 りんごだとずれて見える・・・
きっとかわいいんだろうなぁ。
42 :
Nanashi_et_al. :02/09/08 23:10
そのうちブレークする様子はあるの?
>>42 何年、何十年先のことになるやら.....その頃にはこのスレもとっくに消えてますな。
44 :
Nanashi_et_al. :02/09/09 22:18
それはかなしい
45 :
Nanashi_et_al. :02/09/09 22:54
量子コンピュータ研究してる人ってここにいるの?
46 :
Nanashi_et_al. :02/09/10 17:27
ちょっとすれ違いですが DNAコンピューターはもう実現化されたのでしょうか?
まだのはず。使えるレベルにまで実用化されるのはもうちょっと先かと思われ。 何も知らない自分 もうダメぽ
量子コンピュータの普及は2050年ころ
51 :
Nanashi_et_al. :02/09/12 19:25
QIT7に参加しようYOー!
保守
53 :
Nanashi_et_al. :02/10/21 00:18
佐野量子コンピュータ
54 :
Nanashi_et_al. :02/10/21 05:01
とりあえず漏れがホームセンターで材料買って作ってやるから 買うもの教えてくれ 量子論はとりあえず可で図工は2だったが
55 :
Nanashi_et_al. :02/10/21 12:41
>>46 DNAコンピュータはイスラエルのなんじゃら研
でもう作ってたと思う。でもまだまだ「ネタ」の段階。
誰か簡単に量子コンピュータの原理説明して!
ようは「不確定性原理」を応用していると考えればいいの?
56 :
Nanashi_et_al. :02/10/21 15:39
DNAコンピュータは東大で実現されただろ? といっても、ノイマン式とのハイブリッドだけど・・・ ゲノム解析に使われているらしい。 入出力ともに分子だもんね。 違うことあったら誰か訂正してな。別におれ詳しいわけじゃないから。
57 :
Nanashi_et_al. :02/10/22 11:08
>>55 結構単純。粒子の二つの状態をビットにして演算する。
でもそのビットは、ベクトルとして重ね合わせが可能だから
ビットを増やせばものすごい並列計算が一気にできる、という話...
>>56 N捨てでやってたね。確かそんな感じだった。
>>57 Nステでやってたんだ。おれは日系サイエンスとか学会誌でちらっと
59 :
Nanashi_et_al. :02/10/22 18:58
スッゲー、世間話では無い理学を語っているのは現在このスレだけか、 それでいてこのスレも内容は無いと来ている・・・感動するバカな板だ。
60 :
Nanashi_et_al. :02/10/24 05:24
量子コンピュータが普通のコンピュータより高速だとされるのは 因数分解などの通常は多項式時間で解けない問題が 量子アルゴリズムを使うと多項式時間で解ける事があるから。 もともと多項式時間で解ける問題を 同じアルゴリズムを使って量子計算機で解いても 高速になる理由はない。(モノによるはずだだ、たぶん遅くなる。) 理論的な研究はかなりやられているが、実験的には難しすぎる。 量子コンピュータは環境の影響をうけやすく、おそろしくもろい (重ね合わせ状態を保つのが難しい)のが最大の問題。 今のところ、実験で出来たと言われるのは せいぜい1ビットか2ビットの量子ビットで これだと、たぶん1+1=2も無理だと思う。
あ、7bitもできたのか。これは失礼。 NMRタイプのモノは純粋状態を用意して制御するのではなく 平均からのずれを純粋状態と「みなせる」という類のものだから 従来のNMR技術が使えたんだな。 難しいと思うのは > 1) 十分な数のキュービットを持つスケーラブルな物理システム、 > 3) 量子ゲートの動作時間よりはるかに長いデコヒーレンス時間、 これを同時に要求される事だと思う。どのシステムでも キュービットが多くなるとデコヒーレンス時間がそれに対して (たぶん指数関数的に)短くなるはずだからね。
63 :
Nanashi_et_al, :02/11/04 00:41
↑そうそう、そんな感じ、、、
64 :
Nanashi_et_al. :02/11/04 01:36
普及するのが前に2050年ごろって言ってたけど それは本当? 正直もっと早くに出てほしいものだ・・・
65 :
Nanashi_et_al. :02/11/04 01:43
量子コンピュータが出来たからといって 今のコンピュータに取って代わるというわけではないんですよね?
66 :
Nanashi_et_al. :02/11/04 02:57
量子コンピュータが実用化されるのに50年かかるという試算があるが, 50年後に今のコンピュータはどれくらいの性能になっているのだろうか?
67 :
Nanashi_et_al. :02/11/04 14:09
>>66 半導体LSIの微細化は後10年ほどしたらとまるか,
スローになっていると思われ.
ITRSによると2016年に9nmまでいく予定らしい.
表が真っ赤だけどな.
ゲート長10nmでチャネルの長さ方向に敷き詰められる原子が40個程度.
不純物原子は2,3個.
微細化できなくなったら,縦に積み上げるか,
構造を変えて高速化するかしかない.
もしかしたら巨大コンピュータ復活の時代がくるかもしれん.
68 :
Nanashi_et_al. :02/11/04 15:04
三次元構造にする取り組みは今やってるみたいだけどね。 とんでもない世界だね。
69 :
Nanashi_et_al. :02/11/04 16:58
現在のメタル配線をカーボンナノチューブなんかに置き換えれば 配線部分面積削減できるんじゃないかなぁ。 今はまだ出来ないだろうけどさ,10年後ぐらいの話。
70 :
Nanashi_et_al, :02/11/08 01:52
71 :
Nanashi_et_al. :02/12/02 18:07
72 :
Nanashi_et_al. :03/01/07 01:19
保守 この分野でノーベル賞に近い人もいるらしい。 ソースがアカヒだから信用できないけど。
73 :
Nanashi_et_al. :03/01/10 19:25
ニュー速+で関連ニュースがあったんであほなこと聞くけど… 原子を重ね合わせ計算が出来る物凄いソロバンとして使うコンピュータ、って認識で良いんでしょうか。
74 :
Nanashi_et_al. :03/01/11 12:13
>>57 > 結構単純。粒子の二つの状態をビットにして演算する。
> でもそのビットは、ベクトルとして重ね合わせが可能だから
> ビットを増やせばものすごい並列計算が一気にできる。
並列計算はできたとしても、どうやって結果を取り出すの?
観測したらどれか一つの状態になっちゃうんじゃ…
あぼーん
>>75 いつも思うんだが、このコピペは何がしたいんだろう。
77 :
Nanashi_et_al. :03/01/11 21:23
>>74 波束が収縮していく固有状態は、確率に従って現れるから
何度か観測すればそれぞれの確率が実験的に出る…はず。
出力が α|0>+β|1> なら、
|0>が観測される確率が|α|^2で、
|1>が観測される確率は|β|^2だから
そこは実験的にいく…はず。
これちゃんと理解したいなら量子力学の勉強は必須。
自分はあんまりしてないけど、
ディラックやファインマンの本がよいのでは?
量子力学の分かりやすい記法を使ってるから。
>>76 荒らしはたいてい馬鹿(
>>76 のような)が反応するのを期待しているのだろう。
(^^)
↑このコピペもかなり謎だよね。
コピペというか顔文字ですな。うざいことには変わりないが。
>>77 何度も観測するってことは何度も計算する必要があるってことでしょ。
それじゃ並列計算のメリットないじゃん。
ちなみに量子力学は一応わかってるつもり。物理の修士出てます。
83 :
Nanashi_et_al. :03/01/12 13:05
ブール関数 f(x) について f(x)&f(y) を知りたいとする。(&は論理積) 古典計算だと f(x),f(y) をそれぞれ計算して論理積を取る、つまり f の 計算を2回実行する必要がある。 一方量子計算ならば状態の重ね合わせを上手く利用することで1回 f を計算するだけで f(x)&f(y) を計算できる。 ただしこの場合、f(x) および f(y) がそれぞれ真であるか偽であるかの 情報は一切得られない。つまり並列計算と言ってもブール関数 f を1回 計算することにより得られる情報が1ビットであることに変わりはない。
84 :
Nanashi_et_al. :03/01/13 21:22
>>82 何度も計算するったって…
光子とかそういう量子って数は沢山いけるでしょう。
例えば光子を連続で装置に送り込み続ければ出力の確率分布は
簡単に多項式時間内で得られる。
アボガドロ数くらいなら簡単に送り込めるわけだから、
何度も計算 ったって大した手間ではない。
但し同じ計算は通常の計算機だと何十年、何百年かかる。
実際に実験したわけじゃないから知らないが。
85 :
Nanashi_et_al, :03/01/13 21:30
>一方量子計算ならば状態の重ね合わせを上手く利用することで1回 f を計算するだけで f(x)&f(y) を計算できる。 |f(α|x>+β|y>)>を計算すれば早いかもしれないけど、 通常の計算がすごく早くなるわけではないよ。 >ただしこの場合、f(x) および f(y) がそれぞれ真であるか偽であるかの 情報は一切得られない。 途中で見ようとすると、計算途中の状態ベクトルは真と偽の重ねあわせだから、 観測したら波束が収縮してどっちかの結果が確率分布に従って出る。
あぼーん
87 :
Nanashi_et_al. :03/01/13 22:14
「パリティ保存則の破れ」は計算に使えないのでしょうか、
88 :
Nanashi_et_al. :03/01/14 13:33
>>83 なるほど。
>>84 並列計算って、色々な入力に対する計算を並列して行うってことだよな。
その結果の確率分布を得て意味あるわけ?
どの結果がどの入力に対応するのかわかんなきゃ意味ないじゃん。
いや、意味ある場合もあるのかもしれんが、あまり一般的ではなさそうだ。
90 :
Nanashi_et_al. :03/01/14 18:24
量子コンピュータを研究するならどこの研究室がおすすめでしょうか。 東大、東工大、京大などの具体的な研究室がわかる方いませんか? 現在学部3年です。
91 :
Nanashi_et_al. :03/01/14 23:58
>>90 悪いけど大学では研究できないよ。
NECかIBMに行きましょう
92 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 00:16
コンピュータが人間の脳の模倣品と定義すると、F.クリック曰く脳の働きは すべて分子の相互作用で説明できると言っている。 となると量子レベルでのPCの研究は意味があるのだろうか?
93 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 14:10
>92 人間は足を使って歩くが, 車輪に意味がないわけではない.
94 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 17:45
量子コンピュータは万能っすか?
95 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 17:50
96 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 19:08
漏れのノートも万能ですが、何か?
>>91 そうですか・・・
では、将来IBMなどの研究所に行くとした場合に、
ベストな国内の大学院(研究室)、もしくは専攻は何でしょうか。
ここには、これがある。
ここではこれが研究できそう、などでも結構です。
98 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 21:49
IBMに行くのにベストな大学院はない. IBMってもこういうのってトーマスワトソンとかになるんじゃないの? アメリカに行くのがよし.
99 :
Nanashi_et_al. :03/01/15 23:44
>>98 激しく同意。強いて言うなれば東大か東北大になるだろうね。
常識だが、Ivy以上でないとIBM技術部門に入れない。
生き残れるのはそこぐらいだけ。
100 :
Nanashi_et_al. :03/01/16 00:36
100get
101 :
Nanashi_et_al, :03/01/16 01:31
102 :
Nanashi_et_al, :03/01/16 01:44
>>92 >すべて分子の相互作用で説明できると言っている。
その分子の相互作用を理解するのに苦労してるのに。
>となると量子レベルでのPCの研究は意味があるのだろうか?
現在のトランジスタなど電気素子はとっくに量子レベルで理論が立てられてますが?
103 :
Nanashi_et_al, :03/01/16 02:01
>>88 >並列計算って、色々な入力に対する計算を並列して行うってことだよな。
>その結果の確率分布を得て意味あるわけ?
>どの結果がどの入力に対応するのかわかんなきゃ意味ないじゃん。
>いや、意味ある場合もあるのかもしれんが、あまり一般的ではなさそうだ。
むしろ入力で色々な状態が重ねあわされているから、
その出力の成分分析をすればよいのでわ。
出力を成分分析すれば入出力の対応も分かる。
しかしちゃんと勉強してないとよく分からない…
こんな感じの計算機でプログラム内蔵型とか作れるのか??
できたらすごそう…何年先になるかわからないけど。
104 :
Nanashi_et_al, :03/01/16 02:26
102続き 「量子コンピュータ」とわざわざ銘打っているのは 今までは電圧の有無を0と1として計算していたのが、 二状態系の粒子(量子)の二つの状態を0と1のビットとして計算したからだと思うのですが… 電子スピンとか光子の偏光とか。
105 :
Nanashi_et_al. :03/01/16 06:12
>>99 >常識だが、Ivy以上でないとIBM技術部門に入れない。
Law Schoolとか、Business Schoolはアイビーはレベル高いけど、サイエンス
やエンジニアリングだとそんなことないぜ。MIT、Stanford、UCBerkeley、
Carnegie Mellon、Gerogia Tech等々は超難関だけどアイビーじゃないよ。
あぼーん
107 :
Nanashi_et_al. :03/01/16 18:34
DQN質問です。 チューリングマシンは浮動小数点計算とか 負の数の計算って出来るんですか?
108 :
Nanashi_et_al. :03/01/16 19:27
>107 できる
110 :
Nanashi_et_al. :03/01/16 23:50
>>103 > その出力の成分分析をすればよいのでわ。
> 出力を成分分析すれば入出力の対応も分かる。
なんでやねん。逆立ちしたってできっこねーと思うぞ。
(^^)
思い出したのであげ
(^^)
(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
119 :
Nanashi_et_al. :03/06/07 01:18
アゲテミル
120 :
Nanashi_et_al. :03/06/07 08:19
121 :
Nanashi_et_al. :03/06/12 22:18
入門者向けのお勧めの本何かないでしょうか? 中級者や上級者向けとかも教えてくれるとうれしいです
122 :
Nanashi_et_al. :03/06/13 09:30
>>121 全般について網羅しているのは
Nielsen and Chuang, "Quantum Computation and Quantum Information"
かなり有名な本です.でも分厚いから通読するのは辛いかも知れません.
入門者向けなのは
Gruska, "Quantum Computing"
この本も有名です.非常にわかりやすくて,分量も手頃と思います.
123 :
Nanashi_et_al. :03/06/24 16:12
横レスですが、DNAコンピュータってどうなんすかね? tp://www5.ocn.ne.jp/~report/news/dnacom.htm
124 :
Nanashi_et_al. :03/07/02 02:54
>>123 正直言って、DNAで実現できるアルゴリズムの見当もつかない。
単に、片方のATCGの配列を用意して、
溶液中の様々な断片の中からそれに適合する対を見つけるのが計算の過程なら、
元のプログラムとしてATCGの配列が分かるから
それに対応する配列もすぐに分かるだろうに。
何を利用して計算になるのかが分からない。
ま、リンク先も一切読んでないけど。
125 :
Nanashi_et_al. :03/07/02 03:12
>>124 最近のトレンドは知らないけど,いままでやられていることは
簡単にいえば擬似モンテカルロだね。探索問題向き。
あぼーん
>>126 ほんとだ・・・・長いからいいやと思って読まなかったら、全然違う(°д°)
吊ってきまつ
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
132 :
名無しさん。 :03/07/19 07:15
日本の量子コンピューターの現状は2量子ビットで、やっとこ「量子絡み合い」を成功 させたぐらい・・・・・と聞いたのですが、ジョセフソン接合以外では、海外で どれくらい進んでいるのでしょうか? あと、大学では量子コンピューターは研究できないのですか?
あぼーん
知ってる限りでも東大東工大は研究やってるでしょ.
136 :
Nanashi_et_al. :03/07/22 00:12
工学屋ではなく、理論物理屋として言わせてもらえば、 つべこべ言う前に、Bellの不等式の破れについてもっと学んだほうがいい。
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
140 :
Nanashi_et_al. :03/08/26 00:53
あげ
文系のタコが知ったかぶってdでもな内容書きまくってるスレ
142 :
Nanashi_et_al. :03/08/26 14:14
量子コンピュータを実現するのは雲を掴むような話。 50年後に完成すればいい、という話も聞くけど、それで何を計算するの? いまからDOS/V機で計算始めれば、50年後には計算終わってるんじゃないっすか?
>>142 バカだなあ。50年後の計算結果が間違っていたらまた50年掛かる
じゃないか。100倍早い量子コンピュータがあれば半年で済む。
おまえ、計算間違えたことないのか。
仁科芳雄理論物理学研究所(仮称)の新設に期待・・・!
145 :
気付き@幸せ掴む :03/08/26 18:53
人は日々の慌ただしい生活に追われていると、知らぬ間に自分の思考が不安定になっているものです。
多くの人は無意識の内に様々な問題を無造作に受け止めている為に事象を深く考えずに対処し処理し
ているから、物事が順調に進んでいたり、些細な問題の内は見過ごして何とも思わないものです。
様々な事象に対する観方から正しく分析して判断するという基準が確りしていないと、
より良く生きるための大切な人生の進むべき道を「見誤る」と言うことが起きます。
そして「何か変だ」と気づいた時にはすでに遅いものです。
人としてより良く幸せに生きるには、人生としての生き方である正しい基準となるべき
思想や思考を身に付けるべきで、正しく有益な人生観を学ぶ心掛けも大切な事柄です。
人は金品や物事に執着すると心は迷い生き方や判断を見誤ります。
この件に関する出典の説明があるHP↓に注目。参考にしよう。
ttp://www.d7.dion.ne.jp/~tohmatsu/
146 :
Nanashi_et_al. :03/08/27 09:56
>>143 プログラムのバグで、何度も無駄な時間を過ごしました。
あぁ、どうせ漏れは高速なプログラムなんて組めやしませんよ...
147 :
Nanashi_et_al. :03/09/22 22:45
>>143 で、結局のところ何を計算するの?
50年ものあいだに莫大な研究費を投資するわけだけど、
その投資が回収できないとまずいんじゃない?
投資する価値のあるものなのか、そこを問題にしてるんだよ。
バグ取りに50年もかかるのは馬鹿でそんなの論外だよ。
148 :
KingOfMath ◆p38EzHwbPY :03/09/23 20:37
吾は、ナビエストークスの方程式を解くのが難しいことを知っているが。
早稲田大学理工学部電生学科 大泊研究室
age
151 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 20:27
量子コンピュータを使うと、一部のNP完全問題が速く計算できると 理解してるんだけど、間違ってるかな。 そうだとすると、量子コンピュータを実用化できたら、 ものずごい名誉なことだよね。たぶんノーベル賞級かな。
>>151 量子アルゴリズムでNP=Pをが解けるって誰か言ってたね。
154 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 21:11
>>151 量子コンピュータ全体を作るより前に、それ用の基本ゲート
を作ったらノーベル賞級だよ。
155 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 21:22
>>151 量子計算完成できればノーベル賞5個分くらいの価値があるでしょう。
実際アルゴリズムの理論家数人、ある程度の計算ができる物作った
人たち数人、実用化にこじつけた人たち数人で10人以上ノーベル賞
でるでしょう。
156 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 21:29
コンピュータサイエンスにノーベル賞はないので、 テューリング賞か、ネバリンナ賞かな。 それとも、物理に近いのでノーベル物理学賞とか もらえちゃうのかな。
157 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 21:41
量子計算は完全な物理でしょう。 アルゴリズムに関してはコンピュータサイエンスに近い 所もあるけど、それでも物理色が強いよ
158 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 21:55
159 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 22:25
Shorは量子計算が完成して 因数分解に使えればノーベル賞取るでしょう
160 :
Nanashi_et_al. :03/10/11 23:12
>>154 基本ゲートさえできれば任意のユニタリ変換ができるからね。
んで、あとは量子ビット(量子レジスタ)さえできりゃ完璧。
>>157 アーキテクチャのような、ばりばりコンピュータサイエンスの
研究もありますよ。
161 :
Nanashi_et_al. :03/10/12 11:24
>>151 ,152
NP完全までは解けなかったと思うけど。
っていうかNP完全はお互いに帰着可能だから「NP完全の一部」が
解けるってことはないでしょう。
一部が解けたら全部が解ける。
素因数分解も、確かNP完全よりは簡単だと思われてたと思う。
>>153 >>152 大矢という人がロシア人と論文出してた。
2000年の朝日新聞に載ったらしい。
でも、識者の?意見としては微妙らしい。
ってgoogleが教えてくれた。
163 :
Nanashi_et_al. :03/10/12 13:47
クレイから賞金が出るのはNP=Pについてのお話なんですね。 勘違い。
165 :
Nanashi_et_al. :03/10/12 23:19
ちなみに、P=NPを解決するのと、量子コンピュータを実現するのは、 どっちが偉いんだろう。オレは、いまのところ、P=NPのほうが、 かなり偉いと考えてるけど…。
>>165 「P≠NP問題」でしょ?
普通はP≠NPだと信じられているけど、証明がまだできていない。
P=NPだったら、今の計算機で素因数分解からNP完全から
全部解けちゃうことになるから、
明らかに量子計算機をこえる発見になっちゃう。
167 :
Nanashi_et_al. :03/10/14 21:18
>166 素因数分解はNPにあらず.でも時間がかかる.
>>167 それをいうなら「NP完全にあらず」でしょ?
素因数分解は明らかにNPだと思うが。
素因数であるってことを確かめるには掛け算するだけで
いいからね。
>>168 NPの定義は決定問題じゃなかったっけ.
>>169 教科書見たら、そうみたい…。
う〜む、わからなくなってしまった。
もうちょっと勉強してみます。失礼しました。
>>169 そんな、厳密なこといわなくても、
m の素因数分解は、
「1 < n <= m の m の素因数 n が存在する」
といい直せば、たぶん、ほとんど同じ意味の
決定問題になっちゃうんじゃないの?
せいぜい、定数倍しか、誤差はないでしょ。
間違ってるかな?
>>171 ほんとだ。教科書を見ると、整数Nに対して
問題:Nは区間[2,k]の中に因数をもつか?
という判定問題はNPであり、なおかつ素因数分解
問題はこの判定問題に変換できる…とある。
だから結局、素因数分解はNPであるといって
差し支えないわけじゃん!
ひとつ賢くなりました。
173 :
Nanashi_et_al. :03/10/18 10:13
>166 >全部解けちゃうことになる ということはないんじゃない? 多項式時間で解ける問題でもサイズがでかくなると無理だよ. 行列計算とか.
>>173 「解ける」=「多項式(時間,メモリ,サイズ)のアルゴリズムが存在する」と
いう定義だとすればOKでしょ?
っていうか、入力サイズが大きくなると多項式の
演算でも出来なくなるっていうのは今の計算機でも同じ。
スケーリングが穏やかだから「解ける」とするのが
普通なのではないか。
175 :
Nanashi_et_al. :03/10/20 21:14
147なんだけど、結局、量子コンピュータって素因数分解くらいしか 計算するものはないのかな。 やっぱ税金の無駄なのか。
>>175 そんなわけないじゃん。
まだ、QTM(Quantum Turing Machine)が、どんなものか
だれも分かってないだけ。ただ、通常のTuring machineとは、
異なる計算モデルと考えられているから、これから、いろんな
可能性がでてくると思うよ。
178 :
Nanashi_et_al. :03/10/21 01:09
で、日本で量子計算の実験をやっている大学はどこだ? 主要なところをあげて、甲乙つけてください。僕は分野違いのものなんで ちょっと垣間見たいのです。専門家さん!よろしく。
実験って、かなりしょぼいレベルの計算しかできてなくない?
海外の有名どころは、門外漢の僕でも多数知っているのですが、 日本のは知らないのでぜひ。しょぼいレベルというのは日本の 実験屋の話?それとも、そもそも世界最高でもしょぼいレベルってこと?
181 :
Nanashi_et_al. :03/10/21 13:57
>>178 実験はほとんど企業の研究所でない?
大学で実験してるとこといえば、
阪大の北川センセのとこぐらいしか
思い浮かばないんだけど。
東大、京大は理論のほうだろうね。
総研大は謎。
182 :
Nanashi_et_al. :03/10/25 01:29
>>177 量子計算と量子暗号は別もんだと思うが・・
QFTってなんですか?
>>180 179では無いが、15を素因数分解して3*5という結果が出た!と言われても
傍からみりゃしょぼいレベルの計算しか出来ていないと思われて当然でしょ。
>>181 通研にいるな
あと北大にも変な奴がいるな
184 :
Nanashi_et_al. :03/10/25 06:57
>>182 QFT=Quantum Fourier Transform
あ、間違った 端じゃなくて傍ね。
>>182 量子計算機を用いると、素因数分解が、高速に(=多項式時間)で
実行可能なのですよ。つまり、現状、用いられている暗号の
解読が容易に可能になっちゃうわけです。
188 :
Nanashi_et_al. :03/10/26 21:22
>187 RSAだけじゃないのか?
189 :
Nanashi_et_al. :03/10/26 22:45
>>188 いえ、素因数分解だけじゃなくて、離散対数問題
(楕円曲線上のものも含む)も解けるようになるので、
今知られている公開鍵暗号は殆ど使えなくなってしまいます。
一方で、共通鍵暗号については鍵の長さを倍にすれば安全性は
そのままなので使えるってことになってたと思う。
190 :
Nanashi_et_al. :03/10/26 23:26
量子暗号なんて、使われないと思うけどね。 なぜなら、情報を盗もうと思ったら、産業スパイはあらゆる手段を使うから。 伝送部分が量子暗号で守られてるなら、端末から盗めばいいよ。 結局、量子計算は限られた問題しか解く事ができないので、応用が狭そうだね。 そもそも、計算量が減るといっても、素子の動作速度も分かってないから 計算速度の議論も意味ないよ。
>>190 > 伝送部分が量子暗号で守られてるなら、端末から盗めばいいよ。
そんなこといったら、量子暗号に限らず暗号そのものが意味ないじゃん。
> 計算速度の議論も意味ないよ。
計算量の議論は、基本的にはQTM(Quantum Turing Machine)上で
議論されているから、素子の動作速度とはあまり関係がない。
192 :
Nanashi_et_al. :03/10/26 23:46
>>190 >>素子の動作速度も分かってないから
何を量子ビットに用いるかによって
基本ゲートの動作速度も異なりそうだよね。
193 :
Nanashi_et_al. :03/10/26 23:50
>>190 ,191
そうそう。
産業スパイうんぬんの問題は、今の暗号についても散々議論されています。
まあ、それを突き詰めると、「産業スパイがいるから、封筒なんて意味ないじゃん。
俺は普段の手紙のやりとりも封筒なしでやるよ」っていう感じの
極論になっちゃう。
194 :
Nanashi_et_al. :03/10/26 23:56
まあ、意味ないなんて言うのはいくらでも言えるわな。
>>194 現在の暗号は間違いなく意味がある。たぶん現在、最も
よく使われている暗号は、SSL上の暗号だと思うけど、
これができなくなったら、Webでのショッピングなんて
できないからね。それに、この場合「端末から盗めばよい」なんて、
簡単にはできない。
196 :
Nanashi_et_al. :03/10/27 01:46
つーか産業スパイならわざわざコンピュータ以前に 人間を攻略したほうが楽ではやいんじゃないの。
そうそう。人間が一番のセキュリティホールなんだから。
>>190 >結局、量子計算は限られた問題しか解く事ができないので、応用が狭そうだね。
「限られた問題しか解く事ができない」は間違い。QTMとTMの計算能力は同等であるという証明がある。
量子計算はTMの手におえない一部の問題についてTMよりも速く計算できる、というのがウリ。
200 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/10/27 13:16
んでもって、QTMと量子回路が同等であるという証明もある。 つまり、量子計算機>古典計算機
201 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 08:11
190です。いろいろとレスありがとうございます。
暗号についてはいろいろな議論があるわけですね。
>>192 そういうことです。計算「量」を減らすだけでは性能は分からないよね。
>>199-200 どのように証明されているのでしょうか?計算量ですか?
デバイスもできてないのに、主張に無理があるのではないですか。
そもそも量子コンピュータの研究は素子を極低温(mKオーダ)に
冷却するものがほとんどでは? 少々優れているといっても
そんなもの使われるのかね。
>>194 ちょっと誤解を与えたね。ナノ関係の研究者に多いけど、
論文の最後の方に「この現象も量子コンピュータに使えるかもしれない」
なんて書いておくのが多いじゃない。
ま、いま流行だし、責任取る必要はないのかな。
>>201 計算可能性の理論や、計算量の理論を勉強されたほうが
よいと思いますが、現状のコンピュータについて、
「計算量のオーダは下がっても、CPUのクロック数が
決まらなければ、性能は分からないよね。」
という議論をしても意味がないのと、本質的に同じです。
「素子の動作速度」というのは、「CPUのクロック数」
程度の意味しかなく、それよりも計算量のオーダの方が
はるかに重要で、意味をもつのです。なぜなら「素子の
動作速度」は「CPUのクロック数」と同じように、
将来の物理的実装手法によってはいくらでも改善する可能性が
あるからです。計算量には上界があり、いくら物理的実装を
がんばっても、それを超えることはできません。
>>202 計算量を軽んじる奴は、バブルソートしか使わせなきゃいいんだよ!!
test
206 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 19:11
>203 ハードウェアの進歩を軽んじる奴は電卓使ってりゃいいんだよ.
208 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 21:42
201(=190)です、こんばんは。 感情的な203のような書き込みは相手にするつもりはないけど、 勘違いしているところだけ指摘しておきますね。 私は「計算量」を軽視してるわけじゃないよ。計算量が格段に 減るという素晴らしいアルゴリズムがあって、量子コンピュータは それを実現する道具でしょ。 それなのに、「量子計算機>古典計算機」と主張するのなら 古典計算機側から「動作速度の上限は?」とか「高温で安定に 動作できるのか?」という質問にはちゃんと答えないと。 実際のところmKオーダの極低温でやっとのこと安定に動作する 道具なんて使われないですよ。 「○○は証明されている」じゃなくて、ハードウェアの貢献度を もうちょっと重んじるほうがいいよ。 それから202さんの「素子の動作速度はいくらでも改善する可能性 がある」というのは明らかに間違いですよ。古典計算機では ムーアの法則の限界について常に議論されてます。 量子コンピュータの優位性を主張する人達は、計算量だけじゃなく 動作速度の上限や安定動作について理論でもいいから議論する必要が あると思いますよ。 そうじゃなきゃ、今の膨大な研究費の投入は「バブル」で 終わっちゃいます。では。
>>208 やはり、計算量の理論をよく理解されたほうがよいと
思うのですが、計算量の理論のよいところは、
「CPUのクロック数」とか「素子の動作速度」のような
実装技術とは独立にアルゴリズムの良否を定義できる
ところなのです。そのために、TMやQTMのような
実在しない抽象的なモデルを定義しているのです。
つまりQTM>TMは、計算量の理論において成り立つ不等式なのです。
「動作速度の上限」や「高温で安定して動作するか」は、
物理的な実装の話であり、計算量の理論とは関係がありません。
もちろん物理的な実装も重要で、安定した実装手法が
確立されれば、上記の不等式が、実在する計算機においても
なりたつのです。そのため多くの研究がなされているのです。
210 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:16
>>208 「素子の動作速度はいくらでも改善する可能性がある」
というのは、そのまま受けとれば、たしかに間違いです。
しかし、事実上、「正しい」と受け取ってもあまり
問題はありません。
なぜなら現状のコンピュータであれば、CPUの動作速度の
改善に限界がきたなら、並列化してしまえばよいからです。
計算量の理論では、TMを並列化しても能力は増えない
(つまり、クロック数の倍増とほぼ同じ意味を持つ)こと
が証明されているのです。
211 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:16
>>209 まあ,理論では量子計算機のほうが優れてるというのはいいとして,
量子コンピュータ最大の問題はやはり実装技術であるのに違いはないんじゃない?
7qubitとかじゃ絶対実用にならないわけだし.
212 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:19
>>210 >なぜなら現状のコンピュータであれば、CPUの動作速度の
>改善に限界がきたなら、並列化してしまえばよいからです。
コレは乱暴すぎんか?
そんな簡単でいいなら俺も苦労しないんだが・・・
213 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:20
214 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:28
>「動作速度の上限」や「高温で安定して動作するか」は、 >物理的な実装の話であり、計算量の理論とは関係がありません。 あのー、そんなことは言われなくてもわかってますよ。 209さんの書き込みは当たり前すぎることなので、、、???です。 それに「素子の動作速度」は物理現象の観測(あるいは理論)から その上限を見積もる事ができますよ。 たとえば固体の中でのキャリアの緩和時間ですね。 実装技術やプロセス技術を改良することにより、実際の動作速度を その上限に近付けるんだよ。 ですからq-bitの理論研究でも素子の動作速度の見積もりは 可能なはずです。やってる研究者はいるんじゃないのかな? 209さんが202と同一人物かどうかわからないけど、素子の動作速度 については解釈が間違ってますよ。 もちろん計算量の理論が独立した研究として成り立つのはまったく 問題ないけど、そのような研究者が上記の不等式が成り立つか どうかという議論に関わることはないよ。
215 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:38
>>214 まだ、わかってないよね。だから
>>210 にもあるように、
仮に物理的速度の限界があるなら、量子計算機も並列化して
しまえばいいんだよ。もちろん並列化に伴って、あらたな
問題がでるかもしれないけれど、それでも実装化技術が
成熟するにしたがって、実在の計算機においても、
よりQTM>TMという理論的事実に近付いていくわけ。
>>214 というか、仮に「素子の動作速度」が遅くても、
計算量のオーダが違うわけだから、小さな問題では
古典計算機の方が速くても、問題の規模が大きく
なればなるほど、量子計算機の方が有利になるよね。
つまり多項式関数と指数関数の違いのイメージだよ。
217 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:43
>215 量子コンピュータは内在的な超並列性が利点であって 物量を並べることによる効果はそれほど期待できないのでは?
218 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:46
>217 その通りですね。 並列化はちょっと苦し紛れというか、検討不足。。。
219 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:48
>216 もしよ, 絡み合うqubitの数に対して, 正しい答えが出せる確率が指数で低下したとするとどうする?
220 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:51
214(=208)です。 219さんの指摘は面白いですね。 qubitが増えるにつれて、エラーは指数関数的に増えるかもしれない。 内在的な超並列性が原因で。
221 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:52
>>219 > 絡み合うqubitの数に対して,
> 正しい答えが出せる確率
この確率って、問題の大きさとは独立だよね。
だったら「指数で低下」なんてあり得ないんじゃない?
222 :
Nanashi_et_al. :03/10/28 22:54
>>221 同時に絡み合えるqubitの数は問題の大きさと無関係ではいられないと思うんだが?
>>219 > 絡み合うqubitの数に対して,
> 正しい答えが出せる確率が指数で低下したとするとどうする?
もしそんなことがあれば、量子計算機の実現は
難しいのかも知れないけれど、これは物理的な
実装の話なので、そのようなことのないような
実装手法を物理屋さんに研究してもらうしかないよね。
いずれにせよ、QTM>TMは数学的に証明された事実なわけで、
量子計算機が実現されれば、量子計算機>古典計算機
が成り立つ訳です。(問題の規模が大きい場合に
限られるかも知れないけれど)
225 :
Nanashi_et_al. :03/10/29 01:42
計算量の概念って、直観的にイメージをつかめないんですよね。
ベンチマークみたいなものだと思っている人も少なくないし。
やはり、
>>216 の考え方が理解できないとつらい。
226 :
Nanashi_et_al. :03/10/30 22:34
>>224 だったら最初からそのように説明すればいいのに。
他人の不勉強なんて、イチャモンつけるなよ。
ところで今は7q-bitが実験で最高なんでしょうか?
それ以上増やすことは可能なのかな。
228 :
Nanashi_et_al. :03/10/31 22:23
ttp://www.asahi.com/science/update/1030/003.html この記事から
>>現在の最速スーパーコンピューターで数千年かかる計算を数十秒でできる
>>「究極のスパコン」、
量子コンピューターについては、まだ十分理解できていないけど、実用化す
れば現在のコンピュータ技術に大きな変革をもたらす、画期的な原理である
みたい。
現在、スーパーコンピューターと言われるものだけど、従来のメインフレー
ムと比べてそんなに画期的な技術が使われているわけではない。少しでも処
理を高速化する為に、いろいろ工夫はされているが。
例えば、大型機は処理速度の高速化を重視して、双極型トランジスタのECL
(emitter coupled logic)を使ったり、銅配線チップを使うことが多い。
端的に言って、メインフレームの規模を大きくしだけのものともいえる。
229 :
Nanashi_et_al. :03/10/31 23:53
>>228 > 20量子ビット程度まで実現すれば、現在最速のスパコンの能力を
> 追い越すと予想されている。
ここが良くわかんなかったんだけど、一体どういう問題に関して
量子コンピュータのほうが有利なんだろ?
素因数分解でも、今のコンピュータで600ビット近くまでやられて
いるから、それを超えるにはやっぱり1000キュービットくらい
必要になるんだろうし。
ビットとキュービットを一緒にしちゃいやん
231 :
Nanashi_et_al. :03/11/01 00:17
ひところはやった光コンピューティングも並列演算ができるという 話でしたが、光コンピューティングよりも量子計算のほうが 優れているのでしょうか?
232 :
Nanashi_et_al. :03/11/01 00:21
>>229 >>一体どういう問題に関して量子コンピュータのほうが有利なんだろ?
組み合わせは膨大だが検算が容易な問題に向いている
233 :
Nanashi_et_al. :03/11/01 00:53
>>232 > 組み合わせは膨大だが検算が容易な問題に向いている
こう書くと、NP完全問題を量子計算機で速く解ける
勘違いしてしまいそうだが、そうではない。
234 :
Nanashi_et_al. :03/11/01 11:08
>>228 いまどきバイポーラのスパコンなんざねぇだろ.
量産で安いプロセッサを使うのが通例.
現在の最速スーパーコンピューターで数千年かかる計算を数十秒でできる「究極のスパコン」、
量子コンピューターの研究に取り組んでいるNECと理化学研究所の共同グループは、
半導体素子を使った論理演算回路を開発し、動作することを世界で初めて確認した。
30日発行の英科学誌ネイチャーに速報が掲載される。
量子コンピューターは、原子や電子、光など極微の世界であらわれる量子状態を利用しており、
現行のコンピューターとは動作原理が異なる。
NEC基礎研究所の蔡兆申(ツァイ・ヅァオシェン)主席研究員をリーダーとするグループは、
量子コンピューターの基礎となる2進数で2けた(2量子ビット)の論理演算回路をつくり、
数回の動作を確認した。使用した半導体素子は微弱な磁気の測定機器などに使われているものだ。
NECは99年に1量子ビットの同回路を完成させている。
つぎの目標は、これらの回路を組み合わせて連続的に動作させ、簡単な計算ができるようにすること。
蔡さんは「量子コンピューターをつくる方法はいくつか考えられている。
半導体素子を使う方法は量子状態を長時間維持できないなどの課題も残るが、
回路を高密度に集積でき、有望だ」と話す。
現在のコンピューターは、10けた(10ビット)で1024通りの数字を表せるが、
1度に入出力できるのはそのうち一つの数字だけ。
これに対し量子コンピューターは、10量子ビットで1024通りの数字を1度に入出力できる。
けた数を増やすと、処理できるデータ量が爆発的に増える。
20量子ビット程度まで実現すれば、現在最速のスパコンの能力を追い越すと予想されている。
[朝日新聞] (10/30 06:15)
http://www.asahi.com/science/update/1030/003.html
>>226 なんども同じ内容を説明したつもりだったのだが、
難しくて理解していただけなくて申し訳ない。
やはり、小学生でもわかるように、噛み砕いて
説明しなければ、理解していただけないようで…。
>>234 スーパーコンピューターは、とにかく速く走る事を目標に設計されたF1カ
ーの如く、経済性を度外視して処理速度を究極にまで高速化する事を目標に
作られてきた。飛行機で言えばコンコルド。
大きく分けてベクトル計算型と並列型が有るが、今はベクトルプロセッサを
並列に並べたものが主流になりつつある。
今は、大型機もCMOSを使ったものが多くなってきた。
IT Pro 用語検索→"CMOS"
ttp://itpro.nikkeibp.co.jp/ 以下引用
CMOS complementary metal oxide semiconductor
・・・
メインフレームのCPU(中央演算処理装置)ではバイポーラ集積回路の1つ
であるECL(エミッタ結合素子)などが主流だったが、小型のモデルから
CMOSプロセサへと移行してきた。次世代メインフレームは、CMOS集積回路を
用いたプロセサを並列につないだ構成になっている。・・・
>>235 一見分かりやすいけど、誤解させる感じの記事だなぁ
239 :
Nanashi_et_al. :03/11/11 21:33
>>236 同じ事を繰り返した??「量子コンピュータを並列にすればいい」
みたいなバカな発言をしてすぐに潰されたんじゃないの。
あなたこそ、計算量の理論以外のことを勉強されたほうがいいのでは。
ま、せいぜいがんばってください。
240 :
Nanashi_et_al. :03/11/13 01:19
メディアプロデュース特別講義U(情報科学論) 2単位 助教授 親松 和浩 近年の急速なIT(情報通信技術)革命の進展によって、情報科学ぬきに21世紀のメディアを語ることはできなくなった。 この講義ではマルチメディアに焦点を当て、その原理と応用について“マルチメディアを使う立場から”考察する。 また、マルチメディアと基礎科学との関係についても検証し、夢の技術として基礎研究段階にある量子コンピュータ等の紹介も行う。
241 :
Nanashi_et_al. :03/11/20 20:38
もしもNP完全問題とけるようなアルゴリズムでてきたら量子コンピューターって いらなくなる?ま、可能性は低いだろうが研究者はすごい鬱になるだろうな。
242 :
Nanashi_et_al. :03/11/21 00:22
>>241 量子コンピュータの実現より、P=NP? の解決で
研究者は躁状態になるだろうて
243 :
Nanashi_et_al. :03/11/21 00:28
244 :
Nanashi_et_al. :03/11/30 08:41
江崎先生あげ あの会議でマシな成果報告はあったのかな? 情報求む
245 :
Nanashi_et_al. :03/12/03 23:17
離散値じゃなくて、連続データを扱えるのなら、 どんなに画期的なことか。 とくに信号処理系の分野にとっては。
246 :
Nanashi_et_al. :03/12/04 19:27
>245 アナログやれ.
247 :
Nanashi_et_al. :03/12/04 22:26
こちらに誘導されたのでお邪魔します。 厨房の質問ですいません。 量子コンピューターってなんですか? 電子の重なりの状態を利用して0も1も同時に計算するというけれど 電子の状態の重なりというのは数学で取り扱いやすくするための便宜上のもので 実際に電子の状態が複数あるというわけではないのでは? それとも実際、同時進行の別世界は観測されているのですか? 量子力学に詳しい人教えてください。
248 :
Nanashi_et_al. :03/12/04 22:35
>>247 実際に電子の状態が複数あるわけじゃなくて、
観測するまではどんな量子状態になってるかは分からない。
それを確率論的に(といえば語弊があるが)波動関数で記述してる。
例えば、光子の縦偏光と横偏光は重ね合わせができて、
α|縦>+β|横> (|α|^2+|β|^2=1)
という量子状態を観測すると、|α|^2の確率で縦偏光が観測されて
|β|^2の確率で横偏光が観測されるわけだ。つまり、「状態が二つある」んじゃなくて、
「今までの観測データに照らし合わせるとここでは二つの状態を取る可能性があるけど、
〜の確率でA、〜の確率でBだろう。」ということを予測してるだけに過ぎない。
数学的に便利だからこういう表記をしてるんじゃなくて、
今までの観測データに照らし合わせるとこういう体系が一番フィットするから。
電子の状態は、波動関数(状態ベクトル)で表現できるが
量子ビットとして、量子の固有状態を用意して、
それを線形結合にして(重ね合わせて)同時に計算する。
そうすると、今までは順序回路で一つずつ扱っていたので大変だったけど
本質的な並列計算になるから、フーリエ変換やら素因数分解も簡単にできる。
…らしい。
250 :
Nanashi_et_al. :03/12/07 11:39
>>249 今までの観測データ-とフィットする?
マジ?
でも、もともとの量子力学の成り立ちからその観測データ-を当てにしていたわけ?
あと固有状態を用意するということは、それなりの準備がいるわけですな?
観測してこそ状態は収束するわけだし。
観測データを当てにして って、、、(゚д゚) もとからデータがあったわけじゃない。 実験を重ねてデータを集めて、それに整合する理論を考えるのが物理屋の主な仕事。 古典論では黒体輻射スペクトル分布が説明できないってんで古典論との 矛盾を解決するためにマックス・プランクが量子仮説を発表した。 そこから始まって、数十年かけて実験を積み上げて、今の体系ができたのに、、、 その固有状態が長く維持できるようになれば実現に大分近づくはず。 専門じゃないんで、詳しくはないけど。
252 :
Nanashi_et_al. :03/12/27 16:49
age
Quantum Computing (Mika Hirvensalo, Springer) さすがはSpringerというべきか,たったの200ページで50ドル. でも良く書けている.
254 :
Nanashi_et_al. :03/12/27 18:07
>本質的な並列計算になるから、フーリエ変換やら素因数分解も簡単にできる。 ほんと? 波動関数の重ね合わせ状態を、入力側にぶちこめたと仮定しても、 結果の出力を波動関数の重ね合わせのまま、取り出すことはできない でしょ。 結果出力を取り出す瞬間に、測定しようとする物理量の固有状態の いずれか1つが確率的に出てくるだけだから、 せっかく並列処理しても、最後でボシャるんじゃないの?
ピーター・ショーのアルゴリズムの基本的な考え方は 聞いたことはあるけど、あれも並列計算1回だけで終わり ということにはならないね。
>>255 その通りですね.基本的に量子フーリエ変換で得られる状態を何度か観測して
得られた情報から素因数を特定する,という作業が必要.ただその回数が
現在の計算機で知られているアルゴリズムの計算量に比べて非常に小さいと
いうお話なのです.
今のコンピュータ→時間をかければ正しい答えが出てくる。 量子コンピュータ→一発で正しい答えが出てくる「かもしれない」。 量子コンピュータは「解を求めるのは困難だが、検算は簡単にできる」という問題を解くのに適している。つまり、 量子コンピュータで試算→通常コンピュータで検算→間違っていたらまた量子コンピュータで試算・・ という流れで使用するのが効率的。
某外人さんの書いた量子コンピューティングの原理本買ってみたけど、 ほぼ量子力学の方程式をいじってるだけだね。まだまだ思考実験の範囲だな。 ちなみに、原理とか扱えるデータが全然違うけど、 アナログコンピュータと似たような印象を受けるのは漏れだけ? あれも物理現象を出力として、測定結果で解を得てるしさ。 そして、演算制度に、回路素子の精度と検出精度とが必須である点、 演算内容に自由度が無い点等々の欠点で、デジタルに駆逐されちまったが、 計算時間は物理現象の過渡時間しかかからない高速性を持ってる。 量子コンピュータも、今の理論の延長線上だと、検算をして結果を確定する以上、 特定演算用途以外には向いていないように思うしなあ。 現実問題として、どこまで発展性があるのか、識者の意見キボンヌ。
259 :
Nanashi_et_al. :04/01/24 22:35
論文読んでけれ
情報集めていたらだんだん混乱してきた……。 量子コンピュータが実用になっても、巡回セールスマン問題 (NP完全問題)はまだ解けないという解釈であっている? 1)巡回セールスマン問題の解らしいもの(・∀・)ハケーン!! 2)でも、それが本当に最適解なのか確かめられない(´・ω・`)ショボーン
>>261 量子計算でもNP完全問題を多項式時間で解くアルゴリズムは知られていません.
でも1),2)で言いたいことが良く分かりませんが...
解が確認できないから量子計算では無理って言いたいのかな?
巡回セールスマン問題を遺伝子コンピュータで解いたって話は聞いたな。 ま、それがどーしたってことなんだけどさ。
>>263 あれはモンテカルロを分子でやっちゃったようなイメージだね。
あんまり美しくはない。
求まった「最適解らしきもの」が本当に最適解なのか確認するには、 結局n!の計算量の結果を調べる必要があるので、 巡回セールスマンのような問題は量子計算による高速化の 恩恵を得られないのでは、と思ったんだけど…。
>>263 いくらでも時間かけていいのならば普通のコンピュータでも解けるしなあ・・・
>>265 NPは最適解を探すような探索問題じゃなくてYes/Noで答えられる決定問題のクラスだよ.
最適解かどうかが簡単に判定できないから量子計算による高速化が得られないというのは
ちょっとピントがずれてると思われ.
267 :
Nanashi_et_al. :04/02/04 06:21
268 :
Nanashi_et_al. :04/02/04 12:07
>> Shorのアルゴリズムですな。離散対数問題を多項式時間で解けること と中国の剰余定理なんかをうまくつかって、因数分解問題を多項式 時間で解けることに帰着できます。 ただ、これはあんま嬉しくないのですよーん。だって、RSAとかの 公開暗号って因数分解問題つかっているんで。 昔、これに関したことやったものですから。 Shor氏(IBM)はたぶんノーベル賞とるだろうな。なんせ、多項式時間で 解けるアルゴリズムないといわれて量子計算機が下火になりかけた94年 にこれ発表して、またブームになりましたから。 東大の今井浩先生のところとかでシミュレーションやっていたような 気がします。 あと、ファイル探索に関してもアルゴリズムあります。
>>268 フィールズ賞とかのまちがいじゃないですか?
>>269 数学に近いからそっちですかね?
でも、物理学でもいけるんじゃないのか?と思っていたのですが。
272 :
Nanashi_et_al. :04/02/04 15:49
理論物理の方で、とおもったけど、ちょっと無理か。コアな量子化学なら ともかくね。
>>272 今後実験的な発展があれば、可能性はあるでしょう。
より実験的接点の多い、Bennettと同時受賞とかあるかもね。
>>270 つーかShorはゲーデル賞とネヴァンリンナ賞をすでに獲っているわけだが.
275 :
Nanashi_et_al. :04/02/04 18:23
ところで量子暗号の方はどうなってんだろ?
>>267 それは量子計算の結果ではないですな。
素数判定はZPPだったのがPに入りましたっていう。もう二年前ぐらいでしたっけ。
あんまり実用向きの話ではないですね。あれから高速化したのでしょうか?
277 :
Nanashi_et_al. :04/02/05 00:23
>>275 割と最近,どっかの企業で売り出してたのをウェブで見かけた事がある.
実際に売れてるかどうかは分かんないけども.
278 :
Nanashi_et_al. :04/02/11 00:16
>>275 今現在二種類の量子暗号が提案されています。
@単一光子量子暗号(東大、三菱など)
A新量子暗号?(Northwestern大学のH.P.Yuen、玉川大学)
>>278 Yuenの新量子暗号ってビットコミットメントの話?
280 :
Nanashi_et_al. :04/02/11 23:11
>>279 それはベネットじゃないですか?
Yuenは光通信量子暗号です.
あとYuenの方はMITと松下も貢献してます.
281 :
Nanashi_et_al. :04/02/12 03:50
>>280 よく分かんないけども,Yuenの光通信量子暗号って実装方式の話ですか?
プロトコル自体はBB84と同じ鍵配送ってことですか?
>>282 検索したら出てきました.BB84とは違う鍵配送プロトコルみたいですね.
ありがとうございます.
284 :
Nanashi_et_al. :04/02/20 00:44
これから量子コンピュータを勉強するために学んでおくべき事を教えてください.
観測って言うけど何で見るの?
>284 ヒルベルト空間
287 :
Nanashi_et_al. :04/02/25 12:56
>>285 真実を見極める心の眼
きっと、波動関数だって捉えられるさ
289 :
Nanashi_et_al. :04/03/12 11:12
>>285 マジレスすると、NMR型は当然NMRでスペクトルを見る。
核スピン型は電子のスピンを検出する。
後者の方は、市販の検出器では不可能なほどの精度が必要とされるので、
自作のデバイス作製が不可欠となる。
>>284 というわけで、半導体のプロセスを自分で流せるようになってみては?
フォトリソとかEBリソとか。
290 :
Nanashi_et_al. :04/03/22 20:38
ヒルベルト空間を勉強するのにいい本ってありますか?
292 :
Nanashi_et_al. :04/03/29 13:50
量子コンピュータ作ったら200億円もらえますか!?
294 :
Nanashi_et_al. :04/04/07 13:42
保守age
MSのビルがこの分野に全財産投げてくれないかな。
NSビルに見えた_| ̄|○
>>268 RSAが解けるようなブレイクスルーがあれば、
量子暗号も実用化される気がする。
後者の方が難しいけど。
299 :
Nanashi_et_al. :04/04/18 15:17
なんだかんだで、この分野下火だよね。 応物でもとっくにセッションが無くなったし。
>>298 量子暗号自体は実用化されてんじゃないの。専用ケーブルでキーを送る奴。
途中で観測されると、量子状態が変化して分かるって奴。
301 :
Nanashi_et_al. :04/04/20 00:02
量子暗号の決着っていつつきますかね? 東大は無条件安全ですが光子一つじゃね 全部送るのに来年になっちゃうよ。 その点Yuenの方はかなり性能がいいけど 無条件安全ではなかったかが 最近無条件安全鍵配送のシュミレーションで 1000km、100Mビット が可能になってるかね Yuenの勝ちだね
302 :
Nanashi_et_al. :04/04/20 11:23
303 :
Nanashi_et_al. :04/04/20 16:28
>>301 量子暗号で無条件安全性が保証できないとどこに意味があるんだろう?
それとも今の暗号よりも何か別に量子使うメリットあるの?
さいきんどうよ
どうもこうも
ぼちぼちでんなー
ほんまかいな
漁師コンピュータなら鯖をよめる。
310 :
Nanashi_et_al. :04/08/21 20:31
一応、次期科学技術基本計画にテーマとして上げてるんですが、だめですか?
量子コンピュータってどこで作ってるの?
312 :
Nanashi_et_al. :04/09/03 23:53
世界各地。
313 :
Nanashi_et_al. :04/09/05 19:52
量子コンピュータについて学ぶにはどこの大学がいいですか?
研究者がぱらぱらとしかいないから、どこの大学と言うよりも、研究者の 一本釣りで選ばないといけないね。
>>313 314の言うとおり、日本ではそもそもやってる場所が少なめだから研究者で
調べていかないと駄目かと。
あと研究者中心で調べるにしても、その研究者がどんな側面からの
アプローチ(数学的な側面中心とか物理的な側面中心、とか)で
研究しているのかっていうことにも注意しないと、「量子コンピュータ」という
ネーミングは同じでも内容が若干違ってくるから注意したほうが良いかも。
ある程度研究者の目星をつけたら論文とか本を読むとその研究者のスタンスは読めるから
その辺から始めてみると良いと思う。
>>314 さん、
>>315 さん
アドバイスありがとう御座います。
研究者で調べていきたいと思います。
>日本ではそもそもやってる場所が少なめだから研究者で
とありますが海外も視野に入れたほうがいいですね?
>>313 それもありだと思う。但し当然の如くそれなりの英語力が必要。
いきなり海外からってのもありだと思うけど
大学は日本できっちり基礎知識をつけて、
その後大学院は海外、っていうのでもOKでは?
>>317 さん 度々のアドバイスありがとう御座います。
自分はまだ高校1年なのでじっくり考えたいと思います。
319 :
Nanashi_et_al. :04/09/23 13:53:01
320 :
Nanashi_et_al. :04/09/25 10:18:26
「量子コンピューター」へ第一歩 光子で情報を瞬間移動
http://www.asahi.com/science/update/0923/001.html キタ━( ´∀`)σ)*゚ー゚)σ)・ω・)σ)´ー`)σ)・∀・)σ)´_ゝ`)σ)`Д´)σ)´Д`)━!!
ねえ、話はだいぶ違うけど仕事でめちゃくちゃ大事なモノとか、ヤマトとか佐川で送るとするでしょ?
眠れなくなるんだよね。不安で。原始的過ぎだろ、あの運搬方法わ。
量子が瞬間移動できるんだったら大きなモノに応用してくんないかな?もうそろそろ出来るだろ?!
もし普通の荷物に適用できたとしても、そのためにあらかじめ運んでおかなければならないものがあるから、結局一緒だよ。
誰かの論文で、理論的に分子はできるっていってる論文を前に見たよ。 たぶんphysical reviewで見た
323 :
Nanashi_et_al. :04/09/25 19:09:43
量子コンピュータは0と1どちらかじゃなくて0と1が両方あって並列計算ができるから 普通のコンピュータより因数分解が早く解けるっつー概要みたいなのはなんとなく分かったけど 319と320のリンク先の 「物質の状態が瞬時に転送される「量子テレポーテーション」を3者間で行うことに…」 ってどゆこと? 教えて詳しいひと( ´ロ`)
324 :
Nanashi_et_al. :04/09/26 00:56:28
>>323 漏れも「3者間で」っていう点が気になってた。
普通は2者間だと思うのだが・・・
( ´Д⊂ヽヒトがいないよドラエモ〜ン
のび太 ○ー○へ・・・・・へ(εoεへ))))ドラえも〜ん
>>326 ( ´Д⊂ヽ量子コンピュータについて誰も教えてくれないんだよ
助けてよドラエモン
漁師コンピュータについて知りたいの? ならまず漁師に話を聞きなさい
質問なのですが、これから先この分野を研究していく意義はあるとおもいますか? 現在大学3年で研究内容の一つにこれがあり。
>>331 研究してる人はそう思ってるし、その研究に金出してる国も意義があると思ってるんじゃねの?
>>301 マジレスすると、Yuenの方は量子暗号ではないです。 詐欺みたいな呼称ですが、あくまで「量子通信暗号」です。 安全性も従来のストリーム暗号(CS放送とかで使っている暗号) と同じ程度です。 簡単に言うと、ストリーム暗号を光ファイバ通信で実現した感じ。 また、多数の光子を使用しているため、盗聴検出機能はないです。 そんな訳で、安全性の面で東大のものとは比較にならないレベルです。
334 :
Nanashi_et_al. :04/12/01 02:59:46
>>333 お前はYuenを批判している東大グループの奴か?
ハイマート
336 :
Nanashi_et_al. :04/12/01 23:22:22
>>334 いえ、ちがいます。
第三者です。
Yuenの論文は読んでます。
もちろん、東大グループの論文も読んでますよ。
そんなオマイは勿論読んでまつよね
>>336 Yuenの論文は一応読んでる最中ですが、東大グループのは読んでないです。
つーか、英語が苦手な出来の悪い院生一回生なんで全然詳しくはないです。
偉そうなこと言ってスマソ。
>>336 東大グループってどこのこと?
東大で量子暗号やってたっけ?
>>338 今井秀樹先生のところ。
ちなみに、去年のSCISという学会で今井研の学生が
Yuenの暗号を完璧に破ってます。
>>339 理論だけだよね。
理論だったらどんな方式でも勝手に選べるし、今井センセのところが単一光子
だとか無条件安全だとか言うのは無意味じゃないの?
今井センセが発明したんではなく、ベネットの受け売りでしょ。
南○さん、それくらいにしといた方が・・・
>>340 伝送路の盗聴行為を仮定していない暗号の研究に果たして
意味があるんですかね?
あと、誰も今井センセが量子暗号を発明したとは言ってないしw
無条件安全性が暗号学的に無意味というなら、
それを証明するのが研究ですよ。
南○さん、発表楽しみに待ってます。
>>342 発表ってもしかして、今日のQITのことかな?
だとしたら、「南」のつく人は一人しかいないな・・・
来週のSITAにも「南」のつく人が一人だけいるけど、
量子暗号のセッションじゃなくて暗号のセッションだし。
y_pika
345 :
Nanashi_et_al. :04/12/13 00:53:09
SITA始まりましたね
347 :
Nanashi_et_al. :04/12/16 22:49:14
量子通信とかその暗号通信ってハッカー対策になるの? データが絶対安全に守られない現状なら、量子通信に 莫大な費用を投資するメリットが無いような気がする。 どう?
>>347 基本的に絶対安全な物を作ることは無理でしょう
現時点で一番安全性の高いものだとは思いますよ
349 :
Nanashi_et_al. :05/01/03 12:11:16
○部さん、あけおめ
350 :
Nanashi_et_al. :05/03/19 02:28:50
保守
351 :
Nanashi_et_al. :05/03/19 14:08:37
つーか、量子コンピュータなんてあと100年かかってもできないから 安心しろ。
352 :
Nanashi_et_ai. :05/03/19 15:03:31
お前馬鹿だろ。もう簡単な計算ぐらいならできるんだぞ。
353 :
Nanashi_et_al. :05/03/19 15:06:42
>>352 そうか。じゃあ暗号は解読されまくりだな。
354 :
Nanashi_et_ai. :05/03/19 17:35:09
\_______________/ ,,-―--、 V |:::::::::::::;;;ノ |::::::::::( 」 ノノノ ヽ_l ,,-┴―┴- 、 ∩_ /,|┌-[]─┐| \ ( ノ / ヽ| | バ | '、/\ / / / `./| | カ | |\ / \ ヽ| lゝ | | \__/ \ |  ̄ ̄ ̄ | ⊂|______| |l_l i l_l |
355 :
Nanashi_et_al. :2005/04/28(木) 14:53:51
で、実用化はいつですか?
,,-―--、 |:::::::::::::;;;ノ |::::::::::( 」 ノノノ ヽ_l ,,-┴―┴- 、 ∩_ /,|┌-[]─┐| \ ( ノ / ヽ| | 量 | '、/\ / / / `./| | 子 | |\ / \ ヽ| lゝ | | \__/ \ |  ̄ ̄ ̄ | ⊂|______| |l_l i l_l |
357 :
Nanashi_et_al. :2005/07/24(日) 11:03:58
Y-00プロトコルが古典的なストリーム暗号と等価であることについて ○今福健太郎(産総研)・今井秀樹(東大)・西岡 毅・長谷川俊夫・石塚裕一(三菱電機)
358 :
Nanashi_et_al. :2005/07/24(日) 11:14:36
>>340 暗号は理論的にでも解読法が存在したら、
安全じゃない。
一方でBB84とかの有名な方式は、理論的にすら
解読法が存在しないことが証明されている。
それこそ、物理法則(量子力学)で許される
ありとあらゆる方法を使っても、解けないことが
理論的に証明されている
(MayersとかShor-Preskillとかの論文)。
だから証明つきで安全といわれてる。
359 :
Nanashi_et_al. :2005/08/06(土) 07:24:04
光通信量子暗号(Y-00)への攻撃は真の攻撃か?part II ○広田 修(玉川大)
>>357 ,359
真っ向から対立してますね。
BB84派もY00派も必死だな
361 :
Nanashi_et_al. :2005/08/06(土) 23:38:32
>>360 っていうか比較にならん。
BB84は証明つきで安全だし、疑う人はいない。
一方でY00は(ry
362 :
Nanashi_et_al. :2005/08/06(土) 23:46:00
Y00は一体、どうなるのでしょうか???
363 :
Nanashi_et_al. :2005/08/06(土) 23:52:08
日本以外では、安全じゃないってことで もう決着付いてるでしょ。 どういうわけか、日本ではいつまでも騒いでいる 人がいる…
364 :
Nanashi_et_al. :2005/08/06(土) 23:58:45
Y00、古典的なストリーム暗号と等価って事は、 量子暗号のメリットないじゃんよ。
365 :
Nanashi_et_al. :2005/08/07(日) 00:05:37
なんで、そんな方式を今でも研究してるですか??
366 :
Nanashi_et_al. :2005/08/07(日) 10:24:31
e
367 :
Nanashi_et_al. :2005/08/07(日) 18:55:28
"Workshop on Quantum Communication Theory and the Related Topics" 本会議は光通信量子暗号Y-00の有効性と発展状況およびこの新量子暗号の背後にある 量子通信理論を集中的に議論することを目的としています。Y-00の基礎に対する 無理解から来る種々のコメントに対する批判が展開されます。また単一光子量子暗号 (BB-84)のセキュリテイホールが紹介されます。
368 :
Nanashi_et_al. :2005/08/07(日) 19:00:22
BB84にセキュリティホールってすごい結果じゃない? どの論文で発表されてるのか知りたい。
369 :
Nanashi_et_al. :2005/08/07(日) 19:09:21
370 :
Nanashi_et_al. :2005/09/03(土) 18:35:51
「Y−00暗号方式の安全性は古典(従来の計算量的な)暗号方式と同等」と、 この新量子暗号の性能を否定する論文が、東京大学、産業技術総合研究所(産総研)、 三菱電機の研究グループによって、近く発行されるオランダの学術出版社エルゼビアの学術誌「フィジックスレタースA」に 掲載される。
371 :
Nanashi_et_al. :
2005/09/03(土) 18:53:04 今井教授は、総務省の暗号技術検討会の座長を務め、Y−00を支持する辻井重男・情報セキュリティ大学院大学学長も、 同検討会の顧問。学会の権威が真っ向から意見対立した格好だ。 Y−00の実用化を目指す研究者、企業のコメントは次の通り。 広田修・玉川大学教授「九月十六日、電子情報通信学会情報セキュリティ研究会(東京都港区の機械振興会館)において、 再度、彼らの論拠は全くの誤りであることを発表する」 辻井重男・情報セキュリティ大学院大学学長「Y−00に対してはわが国でも理解者が増えつつある。一部で、 理解が進んでいないのは残念だが、いずれ分かってもらえるものと期待している」 松下電器産業「論文の発表前なのでよく分からない」