誘拐殺人犯が罪も認めず野放しなてますです。

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80はじめ@全国連
 私たちは、『平穏な市民生活を送るために・・・』のスレッドで、狭山差別裁判糾
弾闘争についての見解を明らかにしようと考えていたが、腐れ厨房がこのスレッドを
立ち上げたので、今後は、ここで意見を表明することにします。
 すでに複数の方が書き込んでおられるように、この狭山事件は大社会問題となりま
した。地元はもちろん、マスコミをはじめとする世論は、一斉に警察への批判を集中
させます。曰く、「身代金を受け取りに姿を見せた犯人を、四十人の警察官でとりか
こみながら、まんまと取りにがし、吉展ちゃん事件の二の舞を演じたことを知って県
民は大きなショックを受けたと思う。文句なしに県警近来の黒星である」(『埼玉新
聞』五月四日)、「『警察はどの辺に張り込んだのか』『月夜の晩だから見えないわ
けがない。強力なライトをもっていれば』などと鋭い批判を浴びせている」(『朝日
新聞』五月四日)「だらしない捜査、たよりない警察の印象を一般国民に与えること
は、ようやく安定した社会秩序にとって致命的である」(『読売新聞』五月六日)な
ど。
 警察への批判は、誘拐された女子高生が死体で発見されるという最悪の事態のなか、
最重要参考人とされていた奥富玄二の自殺によってピークを迎えます。四日には柏村
警察庁長官が辞任し、国会でも問題にされ、国家公安委員長が追及されています。六
日の奥富自殺の報告を受けた篠田国家公安委員長は「死んだものに用はない。なんと
しても生きた犯人を捕まえる」と指令したのです。
 また、当時の池田総理大臣夫人が地元にわざわざ出向き、捜査陣を激励し、中田家
を慰問しています。さらに、このことは天皇に重大社会情勢として上奏されています。
 狭山事件は空前絶後の国家的大問題、重大治安問題となっていたのです。このこと
は事件を見る上で絶対に欠かすことのできないことです。