誘拐殺人犯が罪も認めず野放しなてますです。

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寺尾裁判長のやったことは、事実調べ、証人調べの打ち切りと、差別判決を出したことです。
そのやり方は、非常に政治に長けたやり方で、そのことを、狭山弁護団の青木英五郎氏は以下のように話しています。
二審の判決を読んだときには、ほんとにだまされたという感じがしましたね。つまり、二審の東京高等裁判所の公判で、寺尾正二裁判長は上田政雄京大教授の死体鑑定はよくできているから、その関係の証人調べはしないでもいいだろう、部落問題については自分たちも研究してるから、これも証人調べはしないでもいいだろう、と言うわけですね。
これは、常識で考えれば、上田鑑定をとるということで、その論旨は絞殺による殺害説だから、扼殺を説明する石川自白はうそだ、となるはずですし、部落問題が理解できれば、筆跡捜査の対象になった一二〇名のうち大部分が被差別部落出身者だという事実ひとつとっても、この事件の、予断と偏見による捜査の不当性がわかるはずで、その延長線上で発生した、被告が「警察の取調官から一〇年で出してやる」と言われたのは本当だろう、ということになるはずですがね、それをみんな蹴ってしまった。
 寺尾裁判長は、口でいったことと、実際にやったことが180度違うといってもいいようです。警察の差別捜査(部落民への見込み捜査、石川さんの別件逮捕、弁護権を奪うやり方、証拠のない再逮捕、不当な長期拘留と拷問的取り調べ、脅迫とだましで「自白」させた)を全部合法と認め、差別はなかったといったのです。警察の行った部落差別を全部犯人逮捕と起訴のための必要で合法なこととしたのです。ですから、寺尾裁判長は、差別を良しとする差別者です。