♪ きゅっ きゅっ きゅっ
おっばーけーの 9
♪ ぼぉーくぅーは おっばーけーの 9太朗
♪ あったまーのてっぺんに ・・・・・・・・
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居候をしている正太(ジョンデ)君チの朝鮮漬けを、空腹のあまり完食してしまった9ちゃん。
まだ食べ足りない彼は、お腹をおさえ風にのってフワリフワリと空にただよう。
9太「おなかすいたなー なんか食べ物ないかなー クンクン あっ なんか食べ物のニオイがするー」
オバケの超能力を駆使して、遙か遠くの食べ物を捜し当てたオバ9。
かぎ当てた食べ物のニオイへ一直線に飛びだした。
9太「クンクン この中から美味しそうなニオイがきてるよー」
コンクリート作りの強固な構造の建物の中から、わずかに立ち上がるニオイに更に突き進む。
人間や普通の動物では、入ることが阻まれる壁もオバ9の能力で難なくすりぬけてしまう。
幾つかの壁をスルリとすりぬけ、目的の食べ物の場所にたどり着く。
9太「うわーい! たっくさん食べ物があるよー うひょっ もうがまんできないー 食べちゃおー」
すこしづつではあるが、簡単な寿司や果物、汁や肉など丁寧に祭壇に並べられていた。
火は点されていないが傍らにロウソクと線香が用意されている。
9太「いっただきまーーーーーす」
オバ9が食べ物に手を掛けようとした時、遠くから人の声が聞こえた。
うううううううおおおおおおおおーーーーーー
生きたいーーーやーーーー イヤーーーーーーーぐぉーーーーーーー