第145回国会 国土・環境委員会 より抜粋
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/145/0013/14504200013011a.html クマ寄せの儀式を御存じでしょうか。
○政府委員(丸山晴男君) 文献で承知いたしております。
○小川勝也君 どういうことかといいますと、これは北海道だけだと思いますけれども、よく何々地区にクマが発生しましたというニュースがすぐ流れるんですね。
ところが、僕はハンターではないものですからよくわかりませんけれども、クマを撃ちたい人はたくさんいるらしいんです。
それもただ撃つのではなくて、クマが出てきてそれを射とめたハンターとなるとヒーロー扱いされるわけです。
これは内部告発の文書ですけれども、クマ寄せの儀式というのは何かというと、人が通りそうなところにハチみつやにおいの強い魚の干物などがばらまかれてわざとクマが出てくるようにするわけです。
そうするとテレビがすぐ騒ぐものですから、あんな民家の近くにあるいはあそこは小学校の通学路じゃないか、あんなところにクマが来るようでは大変だということで猟友会の方に連絡が行く。
猟友会の方はそれじゃ仕方ないなということで、やおら出ていってバンと撃つ。
それで何人かで行くんでしょうけれども、小学生がかまれたら大変だったのに、撃ったAハンター、ありがとうございました、大変でしたね、こういうふうになるんだと、こんな話でございます。