人権マンガ「一糾弾」製作委員会

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40気狂屋(ききょうや) ◆vJ3Z2b1zVs
通行妨害の騒ぎは、どうやら川の向こうの住人を扇動する者が居るようだ。

一糾「今まで大人しく生活していたのに何でこんなに攻撃的になったんだろう?」

弾左「どうやら この様な騒ぎを、講としてムラの民を構成員にしようとする衆が
    居るようでござる。どうやらあの奥に居る赤い半纏の娘と思われます。」

一糾「あの子知ってるよ。露西亜の学問塾に通ってるサヨちゃんだよ」

一段高い場所からムラの住民にアジをぶち上げるサヨ。

サヨ「我々、働く者全ては労働対価や富に対して階層や階級は無く、
   ましてや封建制度によって作られた身分による差別や士農工商の士
   だけを特権階級にする事は断固反対するぅ〜 身分制度の解放を要求する〜」

弾左「あんな事を申すと幕府から目を付けられるでござるよ」

一糾「ムラの人たちを、よく纏めているけど目的はどうやら幕府転覆みたいだね」


サヨちゃんは啓発意見を書いた横断幕を舟から見えるように橋の手すりにくくりつける。
幕には『無実だ』とか『お兄ちゃんをかえせ!』などと太筆でかかれて居た。

そんな活動家のサヨちゃんを各藩の大名達が妨害し一部住人と共にムラからつまみ出した。
ムラの人権問題が金になると嗅ぎ付けた彼ら地方大名は後に『怪童』と呼ばれ恐れられた。

後にサヨちゃんと同じ講にいた丹後の弱小大名”里予中”も考えを鞍替えし『怪童』に加わった。

つづく