===== 東 京　三　多　摩 　四　丁　目 ======

最近多摩、特に甲州街道の歴史に興味を持っているが
B差別問題自体には世代交代と共に消えゆくだろうものとして
それほどの関心を持たない者です。仕事で近くに行く機会があり
歴史に触れる機会程度の軽い気持ちでヤフーの該当地区に
立ち寄ってみた。狭い地域で、特に治安が悪そうでもない。
ヤクルトのオバサンが配達して回っていたりしていた。
が、何とも言えない違和感も感じる。まず異様に同じ苗字が多い。
突然街中に墓があるのは多摩では珍しくないが、そこにも
同じ苗字が。築2〜30年程に見え、劣化が進んだアパートが
やたらと建っている。特に崖っぷちに並んだ古い家屋群
（殆どバラックに見えた）にはショックを受けた。
自分のイメージでは、非差別の人々は国の保護政策で
ある程度の暮らしができていると考えていた。事実、B氏と
思われる何軒かは大変立派なのだ。同じ狭い地域内でも
賃貸経営などで収入を得ることができている家とそうでない家
で格差があるのだろうか。いずれにしろ、いずれ世代交代によって
更に新興住宅に飲み込まれ消え行くのかも知れない空間は
異様なまでに静かだった。時間が止まっているかのようだった。

あぼーん