SFC版 ダンジョンマスター(Dungeon Master)

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270名無しの挑戦状
もう誰も持ってないだろw
271名無しの挑戦状:2009/07/09(木) 00:31:51 ID:U9fSxfkK
そうか。みんなもう持ってないか、最初から買わないか、なんだろうな
俺は好きなゲームの攻略本はアーカイブ目的で買ってるから今でも持ってる
ダンマス関係はコンプリートした、と思う。PC、PCE、MD、SS版など合わせて15冊だ

『タイトル』 内容
 著者 出版社 発行年 頁数 定価(税込)

『ダンジョンマスター ガイドブック』DM(PC)
 永田浩史・小林健史 秀和システムトレーディング 1990/9/7 182頁 1600円
『ダンジョン・マスター パーフェクトガイド』DM(PC)
 米田聡+佐藤尚 ナツメ社 1990/9/29(11/5) 219頁 1500円
『ダンジョン・マスター パーフェクトガイド』DM(PC)
 同上 同上 1990/11/5 219頁 1500円(註1)
『続ダンジョンマスター カオスの逆襲 ガイドブック』CSB
 永田浩・小林たけし・石塚辰郎・奥田恭也 秀和システムトレーディング 1991/3/25 190頁 1600円
『続ダンジョンマスター カオスの逆襲 ガイドブック 増補版』CSB
 同上 同上 1992/8/1 198頁 1600円(註2)
『ダンジョン・マスター【カオスの逆襲】パーフェクトガイドブック』CSB
 ガジェット ナツメ社 1991/3/30 244頁 1600円
『ダンジョン・マスター全書』DM(PC)/CSB
 MSXマガジン編集部/編 ビジネス・アスキー 1991/7/29 182頁 1800円
『ダンジョン・マスター 公式ハンドブック』SFC
 参考/『ダンジョン・マスター全書』(MSXマガジン編集部/編) ビクター 1992/1/10 105頁 980円
『ダンジョン・マスター必勝攻略法』SFC
 ファイティングスタジオ 編著 双葉社 1992/1/26 79頁 620円
『ダンジョンマスター百科 新体験の手引』SFC
 飯田真左史 著 小学館 1992/2/1 149頁 980円
『ダンジョンマスター・ファンブック』SFC
 手塚一郎+ベントスタッフ・編 JICC出版局 1992/2/25 95頁 880円
『ダンジョン・マスターのすべて』DM(PC)/CSB
 解せないクン 猪野清秀 電波新聞社 1992/5/30 271頁 1800円
『ダンジョンマスター百科 フィーチャリング セロンズ・クエスト』TQ/DM(PC/SFC)/CSB
 飯田真左史 著 小学館 1992/10/20 127頁 1500円
『ダンジョンマスターII スカルキープ』DMII(PC/MCD)
 アスキー編集局 アスペクト 1994/6/17 143頁 2000円
『ダンジョン・マスター ネクサス 公式ガイド』NX
 中村光伸 NTT出版 1998/3/31 127頁 1300円
註1:1990/9/29発行の同書には10階以降の情報を制限。本書には14階までの情報が載っている
註2:1991/3/25発行の同書にはDDD以降の情報を制限。メーカーからの情報規制とのこと。本書にはDDD以降の情報が載っている
凡例
DM(PC):PC全般ダンジョン・マスター DM(SFC):スーパーファミコン版ダンジョン・マスター
CSB:続ダンジョン・マスター カオスの逆襲(PC専用)
TQ:セロンズクエスト(PCエンジン専用)
NX:ネクサス(セガサターン専用)
272名無しの挑戦状:2009/07/09(木) 00:40:15 ID:U9fSxfkK
じゃ、保守ついでに攻略本関係の話でもひっそり書いていくわ

記念すべき第一回はダンマス最高峰のトンデモ本
『ダンジョン・マスター 公式ハンドブック』 SFC
 参考/『ダンジョン・マスター全書』(MSXマガジン編集部/編) ビクター 1992/1/10 105頁 980円
について語ります
273名無しの挑戦状:2009/07/12(日) 20:02:22 ID:xxge4f7K
ダンジョン・マスター攻略本講座 第一回
記念すべき講座の第一回はこちらの本
『ダンジョン・マスター 公式ハンドブック』SFC
 参考/『ダンジョン・マスター全書』(MSXマガジン編集部/編) ビクター 1992/1/10 105頁 980円
本書はダンジョン・マスター(以下DM)日本語版を販売しているビクターが出版したものであり、「公式」と謳う唯一の攻略本
しかし本書ほど笑える公式ガイドブックはそうないだろう
なぜか? それは本書を御覧じろ。百聞は一見にしかずと言うが、本書は一読してこそその真価がわかる類の本である
アイテム説明文から一例を挙げる(引用文は原文ママ)
・銀の鍵 鈍く光る銀で作られた鍵。この鍵を持っているのは強力なレッド・ドラゴン。(以下略)
ここでDM経験者は首を傾げざるを得ない。DMにおけるレッド・ドラゴンはドラゴン・ステーキしか落とさないからだ
どこか違和感を感じる文章である。続いて
・黄金の鍵 黄金で作られた鍵で、カオスの逆襲では最も使用頻度の高い鍵だ。(以下略)
ここでカオスの逆襲と言う単語がいきなり使われるのである
カオスの逆襲とはDMの続編である、続・ダンジョン・マスター カオスの逆襲(以下CSB)のことだが、なぜDM攻略本でCSBの名前が出てくるのか?
さらに鍵の項を読み進めてみる
・Bの鍵 アルファベットのBの文字が形取られた鍵。カオスの逆襲では、Bの鍵はたくさん手に入るのだが、(以下略)
・エメラルドの鍵 ROSの道を切り開くために必要な鍵である。地下四階のパスウォール地帯の奥に安置されているが、(以下略)
公式のSFC版DM攻略本になぜCSBの名前が出てくるのか、こと此処に至ってわたくしは著者の見識を疑わざるを得なかった
本書には著者・執筆者名がなく、参考文献として他書があげられている
『ダンジョン・マスター全書』DM(PC)/CSB
 MSXマガジン編集部/編 ビジネス・アスキー 1991/7/29 182頁 1800円
つまり他社の攻略本を参考にしていると示しているのだが、じつはこれが本書の謎を解く鍵だった
試みに先述した箇所に該当するダンジョン・マスター全書(以下全書)の説明文を載せる
・銀の鍵 鈍く光る銀で作られた鍵。カオスの逆襲では、KUの道で手に入る。この鍵を持っているのは強力なレッド・ドラゴン。(以下略)
一部を除き、文章が同じであることに注目したい。続いて
・黄金の鍵 黄金で作られた鍵で、カオスの逆襲では最も使用頻度の高い鍵だ。(以下略)
・Bの鍵 アルファベットのBの文字が形取られた鍵。カオスの逆襲では、Bの鍵はたくさん手に入るのだが、(以下略)
・エメラルドの鍵 ROSの道を切り開くために必要な鍵である。地下四階のパスウォール地帯の奥に安置されているが、(以下略)
以上から、本書は全書の文章を正確に写していることがわかる。事実、全書に書いてあることでDMに冠する文章は、ほとんど引用あるいは改竄されている
DMと直接関係のないところは削除している場合もある
全書はDMとCSBの攻略本なので、アイテムは基本的に両タイトルの説明がされている。ものによってはCSBを重視したり、あるいはCSBでの使用方法しか書いてない場合もある
これをそのまま引用したので、自然本書には違和感が生ずるのである
カオスの逆襲と言う単語を含む一文を削除している箇所もあるが、CSBと言う単語には無反応。エメラルドの鍵の説明に至ってはCSBの説明文を丸写しいている
本書を執筆した人はDMをよく理解していなかったとしか考えられない迂闊さである