パソコン、メガCDの名作アドベンチャーゲーム
レトロゲー板にふさわしいゲームだと思うので立ててみました
(画面はセピア色ですが)色褪せないこのゲームの魅力
語ってみませんか?
2 :
龍が如く ◆KhsXtXgfgk :2005/11/03(木) 01:51:16 ID:dYbBmcYE
メガドライブ2
CD媒体のゲームは初めてだったので当時はフルボイスに感動してました
これからおこる可能性のひとつを
空想してみるのと同じ感触で過去は
幻想にまぎれる。
彼女のひだり目の中にわずかな傷
をみつけたのは、いま一瞬のここで
はない。
5 :
NAME OVER:2005/11/03(木) 02:13:17 ID:Max8duye
サントラは今でもたまに聴きます
6 :
ヴォイ爺:2005/11/03(木) 02:21:57 ID:???
このゲームがきっかけで
アールグレイを飲むようになったり
アルフォンスミュッシャに興味を持ったんだよな。
7 :
NAME OVER:2005/11/03(木) 19:58:18 ID:8cXCiiFC
カスケがルパンみたいなしゃべりなのはパソコン版で故山田康雄氏が演じてたからというのは本当?
>>7 パソコン版といってもX68000、FM-TOWNS、PC98と3種類ある
ちなみにPC98版はFDだったからボイスないよ
68k版も声は無かったな。
尋問シーンが好きだった。
お、また立ったなこのスレ。だれか過去スレ貼ってくんね?
わざとノスタルジックな演出にしてるので今でもあまり風化してないよね
ただ機種が機種なので知名度はどうしても低いよなあ
雰囲気最高なのに
15 :
NAME OVER:2005/11/05(土) 19:51:32 ID:HWtHUhPH
過去スレ見て鈴木爆発遊びたくなってきた
爆弾解体ゲームというとポリスノーツ思い出すけどこっちの方が元祖なの?
ろ〜し〜あ〜の、きぃりいぃぃい〜?
推理ゲームじゃなくてストーリーそのものを楽しむゲームだね
どちらも元はパソゲーだしノスタルジアとポリスノーツは確かに共通点が多いかも
19 :
NAME OVER:2005/11/07(月) 20:26:01 ID:3Y4UH7uy
最初の焼夷爆弾に巻き込まれる幼女カワイソス
チャーリーよりカワイソス
20 :
NAME OVER:2005/11/08(火) 23:28:33 ID:IlKRShNr
メガCD版裏技
起動してからタイトル出るまでCボタンを押しっぱなしにしておく事で
通常ならャンセルできない仕様のヴォイスがとばせる様になります
ちょっと便利
21 :
20:2005/11/09(水) 00:45:40 ID:???
×通常ならャンセル
○通常ならキャンセル
22 :
NAME OVER:2005/11/10(木) 01:18:34 ID:NRH8Yrx4
その当時の風俗忠実にしようとしてるのか知らんけど
これカスケに対する白人どもの差別攻撃が激しいよなw
像の乳を揉むカスケ。
爆弾解体ミスるとリカバリーに猛烈に時間がかかって何度か挫けそうになったものだけど面白かったなあ
イリューシャは十数年経て未だ心に残るヒロインだよ
25 :
NAME OVER:2005/11/11(金) 23:55:20 ID:uFLNbPhV
冒頭のインディアンポーカーは後半の本筋を考えると負けておくのが正解?
でもポーカー後イリュからの詐欺師(嘘が上手い=勝利?)発言があるから
よく分からないんだよね
夢見館の物語をSEGAエイジスで移植してくれよ!!!!
27 :
NAME OVER:2005/11/14(月) 20:23:02 ID:XlO9GSwb
>>26 セガにはせめてセガゲーム本舗でノスタルジア配信してあげてほしい
夢見館は入ってるみたいだし
28 :
NAME OVER:2005/11/18(金) 20:31:33 ID:J3A1PEf8
98では爆弾解体失敗でセーブデータが飛ぶ仕様らしい
スゴイなw
29 :
NAME OVER:2005/11/20(日) 19:50:21 ID:FZ3hW3KO
>>7 調べたらFMタウンズ版がCD-ROMだから山田かも?
続編のプレゼンスはタウンズオンリー?
開発当初は確かノスタルジア2と書いてた
メガCDでも出る予定だったんだよねープレゼンス
発売中止になってがっかりした覚えがある
話につながりはなかった気ガス
主人公は同じだが
>>30 98にもあっただろ。
主人公は同名の別人では?
ながーれてーゆくーときのーなかにー
今でも歌を覚えている。
35 :
NAME OVER:2005/11/24(木) 22:55:06 ID:qCkKX0lM
硬い感じの声質でとても印象に残ってる>EDのボーカル曲
TVドラマで流しても違和感なさそうだ
36 :
NAME OVER:2005/11/28(月) 20:43:35 ID:vE+lfjwE
Gensで動くのを確認しました
>>36 曲と音声のバランスが悪い、やっぱり実機の方がいいよ
38 :
NAME OVER:2005/12/02(金) 22:50:01 ID:yQTrrAnO
一番最初に解体と思ってたソフトだったけど、
近場じゃどこにも売ってなかったな。結局しばらく経って中古で買ったっけ。
ストーリーは良かったけどゲーム性に乏しかった。
システムはやっぱライズ・オブ・ザドラゴンが一番かな。
>>38 >ストーリーは良かったけどゲーム性に乏しかった。
だからこそお気に入りの小説を読むように
リプレイがしやすいゲームなのですよ
章ごとに始められる仕様なのも今さらながら便利な気がしますね
このシリーズって、
1991年4月2日 X68000版『ノスタルジア1907』
1991年12月20日 PC-9801版『ノスタルジア1907』
1991年12月20日 メガCD版『ノスタルジア1907』
1992年5月??日 FM-TOWNS版『ノスタルジア1907』
1992年10月16日 PC-9801版『プレゼンス』
1992年12月??日 FM-TOWNS版『プレゼンス』
で全部?
41 :
NAME OVER:2005/12/08(木) 20:31:03 ID:3X2FFcmt
>1991年12月20日 メガCD版『ノスタルジア1907』
>1992年5月??日 FM-TOWNS版『ノスタルジア1907』
マジですか?最初山田康雄氏の声だったから無理やりルパンぽい演技で
カスケ役の人にやらせてたと思ってたのに
メガCDの方が先行発売とは知らなんだ
ずっと昔にMCD版で大好きになってこの前タウンズ版買ったのさ。
見せ方が微妙に違うのね。
MCD版のほうがかっこいいと思う。
タウンズ版はグラフィックが綺麗。
43 :
7:2005/12/19(月) 23:37:08 ID:8HmUF6dh
>>42 タウンズ版のカスケを演じているのは山田康雄氏でしょうか?
44 :
タウンズ版キャスト:2005/12/25(日) 17:08:44 ID:oO/288I6
NOSTALGIA 1907
= 声の出演 =
カスケ 金田一仁志
イリューシャ & ティアノン 菊池美由紀
. アッシュビー & キリーコフ 岡田雅夫
ヴォイジー & 船長 木村功
デュナン 山野久治
. 機関長 & コック長 & 部長 三上勝由
カール老 & 船医 瀬川新一
. ブラック & 航海長 工藤統太郎
45 :
つづき:2005/12/25(日) 17:09:20 ID:oO/288I6
. チャーリー & 甲板長 藤原俊和
ルーティ 森山由美子
ストラビンスキー 松崎霜樹
ルメランカ 谷崎尚之
ロック & 乗客 吉田純
. フレッド 佐伯俊吾
. フィッツ 菅野 裕子
. 菅原 貞子
スンミン 岡田 英夫
バーテン 千葉元
46 :
7:2005/12/25(日) 22:13:35 ID:???
>>44、45
おお、感謝です。
どうやらカスケはメガCD版と同じ声優さんのようですね
とすると何故わざわざルパンの真似演技なのかが謎なのですが
とりあえず疑問が解けて良かったです。
おそらくメガCDとタウンズは同じ音声データを使っていそうです。
聞き比べてもまったく同じように聞こえますので。
ちなみにメガCD版の最後の爆弾解体シーンでカスケのセリフが
一部抜けていますがタウンズ版では抜けていません。
49 :
NAME OVER:2006/01/02(月) 23:08:42 ID:zOv/WROx
フィッツてなにしたひと?
へガCDはゴミ^^
51 :
NAME OVER:2006/01/13(金) 17:22:04 ID:qXrfg1h1
>>50 きさん!なにいうちょるか!そこんなおれ!!
それはメキシコ訛りですか?
53 :
NAME OVER:2006/01/24(火) 21:28:50 ID:wNv6RPJT
>>49 フィッツ
カスケがボディラインに見とれた人。
「あたし、まだやれます。」
>>52 いえ、カルフォルニア訛りです。
それにしてもタウンズ版どっかに売ってませんかね…
54 :
NAME OVER:2006/01/26(木) 21:05:31 ID:L0oxGOu6
55 :
NAME OVER:2006/01/27(金) 20:28:28 ID:+iR6z5kn
56 :
NAME OVER:2006/01/28(土) 23:46:43 ID:AxKqdGts
チャーリー・マフィンのマフィンって…
パンだね。食べるパン
最初、何でカスケがルパン喋りなのか気になったが、
最近、やっと「日本人のしゃべる妙なアクセントの英語」を再現してることに気づいた
34の冬
60 :
NAME OVER:2006/02/05(日) 02:02:09 ID:c6chcP2+
>>57 何処にでも転がっている固焼きパンの事ですよ。
どうしました機関長?
>>59 > 34の冬
おお、勇気凛々ダルタニアン!!
記憶とはあやふやなものである
雪川鞠栄に該当するページは見つかりませんでした。
そして幻想にまぎれる
久しぶりにヤッタら 爆弾買いたいで死にまくった。
エンディングで雪川鞠栄氏なんて、でてこなかった。
サントラは家のいずこえ消えた?
>>63 >雪川鞠栄に該当するページは見つかりませんでした。
ちょ〜おま〜〜〜〜ちが〜〜〜〜っ!!
そろそろ実機(PC-98の5inch)が死にそうなんだがどうした物か…
次はPC-98のPRESENCEでもやり直しますかなっと。
>>68 1、お供え物をあげるw
2、漬物石にする
3、椅子にする
4、最後の一夜を共にするwww
他の提案も、ぼしゅうchぅ(おぃ
これ、今のPCでやる方法ないの?
音声いらないんだけど
>>69 >PRESENCE
無茶を承知でIMAGEうp希望します
もう探し疲れたよ
>70
昔AnexというPC-98エミュで動かしたら動いた。
でも音が鳴らなかった… orz
音がないと俺はやる気がしないよ…演出の大半が無駄になるし
68Kエミュなら完全再現されるんだろうか…
68K版のイメージキボン
>>67 X68版はタウンズ版と同じエンディングのようでつね。
75 :
NAME OVER:2006/03/03(金) 22:32:31 ID:UyNMtGt7
ほしゅ
76 :
69:2006/03/04(土) 23:18:39 ID:???
悪夢だ...実機でしかも...マスターDISKなのに...何故かドライブ2に
オープニングディスクを入れてくださいで... 何故か とまるorz
HDDパテッション分けてるのが逝けないのだろうか?
>>72 X68kエミュは、ほぼ再現します。
nextやネコプロジェクトUなら鳴るのでわ?
>>74 そうなのか?68版は喋らないぽ〜
ところで、TOWNS版はUNZでは動くのかな?
>>77 珍しい物をありがとう
てか、初めて声をきいたよ。
よく言われてるけど、PC-98版しかやったこと無い身としては確かにこれは違和感があるな…
ルパン風というのもココまでの物とは思わんかったよ。
>>76 TOWNS版はUNZで動くぜ!!
ただエンディングの曲が鳴らなかった。
なにか環境設定がおかしかったのかもしれん。
なにせサイキックシリーズもエンディングが無音だったからネ。
メモリーズなんかゲーム中の曲も鳴らんかった。鳴るはずらしいが…
80 :
NAME OVER:2006/03/05(日) 17:44:58 ID:U0IOcBRQ
>>80 うん、CDDA。
でもおかしいんだな。同じ設定でナイトメアではちゃんと鳴ったから。
ちなみに
>>77はかなり声と音質が変わってますね。
曲の音源はタウンズとかX68に比べたらさすがに劣ります。
ただ曲のテンポが全体的に多機種より速くて好きなのさ。
流石はYM-2151音の重厚さが違う
でも、メガCD版も、あの当時でフルボイス、ファンキーホラーバンドというあちゃ〜なゲームを
出していた発売当初、最も輝いていたゲームだから、印象深いものがあります。
Beep!メガドライブでも、イリューシャの声優は誰だ?って話でもちきりだったし(全員北海道のラジオ
局のアナウンサーだっけ?)
あああああーやりてぇよぅ… orz
MDXの音源でも聞いて我慢するか…
しかし、何度見てもこのゲームのオープニングは雰囲気といいテンポといい最高だな。
あと
>>80はインディアンポーカーが上手いなw
タウンズ版かメガCD版から曲抜けんものかな。
プロローグの曲聴きながら眠りたい。
タウンズ版と68版って音違うの?
上の動画を見るとメガCD版の音が貧弱なのはわかったが…
ちなみに68版のMDXファイルなら(略
>上の動画を見るとメガCD版の音が貧弱なのはわかったが…
YM-2151と比べられたんだな…
地獄だな…
>>85!!!!!!!!!!!!
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアリガトゥ!111!!1!!!!!!!
ほんとに、そんな音源で68K・PC-98ユーザを泣かせると思ってるの?
メガCDにはメガCDの良さがあるんだ!!!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
でもほんとうに各場面の演出はメガCDが最高だと思うよ。
音だってそんなボロクソ言われるほどじゃないし、むしろ別機種とは違った味があるのよ。
>ほんとに、そんな音源で68K・PC-98ユーザを泣かせると思ってるの?
いつもそうとは 限らない
泣き顔が見えるようだわ
インディアンポーカーのシーンは名台詞満載だよな
93 :
NAME OVER:2006/03/06(月) 20:40:27 ID:mmxpQLB0
ぐは!・・やりたい・・
94 :
NAME OVER:2006/03/06(月) 20:53:42 ID:61Ww9RbR
やりてえなあ…
ベティ、君はなんてガードが固いんだい
パンティにかからせてもらうぜ
パンティ
↑
>>96〜、これは一体なんて書いてあるんだ?
「カスケ!」
BooM!
>>97はただの青二才だったね。
パンティを使うようなスパイなんざ、高が知れている。
うん?このスレッド、温まってきたか?
あなた なにを見てるのよ
日本のパンティは現実的で立派だったワ
…認めるよ。穿けたのは奇跡だ。
ノスタルジアスレにて接触を待つ
合図はパンティ
次長もボケたな。
お前のような素人にパンティを穿かすとは。
パンティを短く切るようなあばずれの言うことが信用できるか!
わからん!このうえ
なんだってパンティを穿かなきゃならないんだ!?
わるいな
今世紀最後のサムライのパンティなんでね
>今世紀最後のサムライのパンティなんでね
ながれていく〜
ヴォイジー!お前の下着の色を教えてくれるまで死ぬんじゃあない…
109 :
NAME OVER:2006/03/08(水) 22:58:15 ID:4KWpsNXk
パンティを窓に掛けた。
夕日に透けた。
またひとりで穿いてしまった・・
貴殿の下着をすべて奪ったことを通告する
…まさか〜
ロシアの霧は、某国の秘密兵器だ!
きゃ〜すてき〜パンティー濡れちゃう〜
え?この人、パンティ穿いてるの?
きゃ〜ひとがパンティ穿いてるとこ見ちゃった〜
・・・・・
→パンティ
ロシアの霧は、宝石
・・秘密兵器
・・呪いの言葉
その答えは・・
>きゃ〜ひとがパンティ穿いてるとこ見ちゃった〜
ちがう!パンティーを穿かせたのはぼくじゃあない…
シモセ・バンティ・クラッカー
日本人にしか作れない
寒くて凍えそうだ・・・
・・今は反省している
「…スレ住人の今までの悪ノリ率は?」
「100%」
「だろうね、迷惑な話さ」
それでもボクはスレに書き込みしなくちゃいけないんだ。
バカ、マジにならないでよ
こんな古いゲームなのに…まだ私に興味があるの?
キミの事しか考えられない
ああ見えて、カスケはあの時代の超エリートですからね…
海外生活も長そうだし。
しかし、彼の出自も謎が多いよなぁ。日本生まれ、国籍日本なのは間違いないだろうけど、
完璧な発音の英語を駆使して海外での営業を仕事にしてる。
でも服装はスカート (それともアレはプライベート用で仕事の時はスーツなのか?
薩長閥の政府高官の子息が、修学に渡航させた先で民間に天下ったか
旧土佐藩資産→岩崎弥太郎・三菱みたいな所から派遣されたか
四井商事ってるから、国策支援された財閥系企業から文明輸入ん為に出張命じられた社員
てなニュアンスじゃね?
・・どエリートだね
や、でも1907年は、明治も40年か、むしろ大正に近いんだな
海外派遣させるような会社に入るのは大変だろうが、もうすこしは、ツブが落ちてるかもしれないな
明治初期の渡航組の現地2世かもしれんし
剣を教えたはじっちゃんかな?w
や、や、アメリカ本土で日本人移民禁止令がでるのが1924年
そのころにはカリフォルニア州で12万の日本人移民が生活してたとあるな
明治初期から移民はあったとあるから、カスケもそんなにタイソーな男ではなかったかもしれん
そういうとこ、日本の娯楽物てフューチャーしねぇよな
海外、異国のステージに挑んでいった日本男女てのもドラマチックになるはずだが
冷たいね
デュナンがキリーコフに撃たれたのは計画された物なのか、
単にキリーコフの反乱なのかどっちなんだろう?
普通に反乱の気がするけど、ラストの自信たっぷりなデュナンを見ると
わざと残ったんじゃないかという気もする…(残る理由は霧の死を確実にする為?
てか、あの時代に防弾チョッキなんかあったのか?
あの時代に防弾チョッキがあったとしても高級品どころでは無さそう。
ぐぐったら最初の防弾チョッキは絹製だったとか。
なので、キリーコフは空砲を撃ったんじゃないかな?
てことはデュナンはカスケが爆弾解体に成功すると踏んでた事になるんだな…
主要キャラがみんな芝居してる
アッシュビー、イギリスの貴族@イギリスの情報部員@日本のスパイ
ヴォイジー、イギリス貴族の執事@イギリス情報部次長
デュナン、フランスの探偵@ロシアの上級スパイ
キリーコフ、ロシアの軍人@ロシアの下級スパイ
カスケの視点をはずしてみると
案外、デュナンが泣けるキャラな気がする
貴スレは、以下10数レスほど乗っ取られたことを通告する!
ネタバレ注意!
・・て、前世紀のゲームだ。だれも気にしないな
<乗船前>
NY.
霧、ロシア皇帝直下の大物スパイ。
デュナン、皇帝の命を受け、霧、を密かにストークする監視員
ロンドン
大英帝国が世界で一番だった時代。ライバルはロシア帝国
イギリス情報部に、霧からメール。イギリスに亡命きぼん
霧はロシアの大物スパイ。イギリスへの亡命を成功させれば、ロシア諜報活動のすべてを知ることができる
だがこのメールは釣りかもしれない。
罠だった場合、迎えに出た部員たちは、持ち構えたロシア部隊に一網打尽にされる恐れがある。
ノスタルジア号で待つ。合図はメデ。
イギリス情報部部長はスルー、
だが、ネタではなかったら?見過すには惜しい大物。
情報部次長ヴォイジーは信じる。みずから現場入りを表明
情報部員を一名のみ、アッシュビーを伴ってNYへ。
折り返し英国行きノスタルジア号に乗船
ヴォイジーに同行するイギリス情報部員
アッシュビーは、イギリス情報部に潜伏する@日本に買収された日本のスパイ。
イギリスへの亡命を希望する霧の横取り、を考える。
生き馬の目を抜く帝国主義時代。
日本とイギリスは同盟国関係。立場は日本が下。
横取っても、世界の盟主イギリスにバレてはまずい。
キリーコフは、ロシアの情報部員
霧の行動を密かに監視している
霧の亡命意図に気づいてるわけではなく、ロシア的な常の従業員監視体制
デュナンは、ロシアの上級スパイ
霧とキリーコフを監視(2重体制になっていて、キリーコフは自分以外が霧、と自分までも監視されているとは知らない)
デュナンは、霧の亡命意図に気づいている
霧は大物。霧の身柄を受け取るため、イギリス情報部の大物が乗り出てくると睨む。
霧を餌にイギリス情報部の破壊を目論む
霧にそのつもりは無いのだが、霧を監視しているデュナンは釣り師
<乗船>
霧、乗船
霧、イギリス情報部員が誰か、特定できていない
また、自分にはロシア側監視員がついていることはわかっているが、それが誰かも特定できていない
ロシア側に悟られず、イギリスチームと接触しなくてはならないが、自分からは動かない
イギリスチームが、メデの符牒に気づいて接触してくるのをただ静かに待つ
イギリスチームの腕試し。イギリスチームがメデに気づかなければ、そんな国に移籍してもしかたがない
イギリスチーム、乗船
ヴォイジー、英国貴族の執事@イギリス情報部次長
アッシュビー、自称保険請負人英国貴族@イギリス情報部@日本スパイ
霧を特定できていない。
霧を監視しているロシアスパイもいるものと警戒している
接触のため霧から出された暗号がメデ
霧は、自分をみつけてみせろ、と能力を試している
ロシアチーム、乗船
キリーコフ、ロシア軍人@ロシア情報部員、乗船
密かに霧を監視。自分だけが、霧の監視員だと思っている
デュナン、フランス人探偵@ロシア上級情報部員、乗船
密かに霧を監視。ついでにキリーコフも監視。キリーコフを黙って査定中
日本スパイ、乗船
アッシュビー、自称保険請負人英国貴族@イギリス情報部@日本スパイ
状況を放置していると、霧がイギリスへ渡るか、ロシアに連れ戻されるだけ
イギリス・ロシアにバレない方法で、霧を日本に奪いたい
その為の犯行計画
事前に、爆弾と潜水艦(船倉へ)を仕込む
爆弾事件を起こして、洋上で船を停める。
第1の爆弾群で、救命ボート・通信室を破壊
犯行要求を突きつけ、ともかく霧を特定させる。
第2の爆弾で、船倉に穴を開け、潜水艦での脱出口を確保
霧を強奪し、
第3の爆弾で船を撃沈、潜水艦で脱出
する予定。
1発目で無線を破壊するので、事件は、原因不明の海難事故になる
イギリス・ロシア両サイドの情報組織が疑ったとしても、霧争奪戦で自滅しあったと考えるだろう
日本が霧を奪った証拠は残らない
爆弾事件の犯人は誰か、といえば、直接的にはコイツ@日本。だが・・
各国のスパイ、爆弾を積んだノスタルジア号が大西洋を進んでゆく
そして、大洋の半ばにさしかかる・・
<事件勃発>ゲームスタート。
イギリスチーム。アッシュビー、保険請負人と名乗り出て、クルーを掌握。船内情報を採れる位置につく。
デュナン、探偵と名乗り出て、アッシュビーに接近。情報経路を確保
(ヴォイジー、事件はロシア側の亡命妨害工作と考える)
(デュナン、ロシア側で起こした事件ではない。イギリスが事件を起こすメリットはない。第3国情報部の介入に気づく。)
カスケは余禄だが、火薬成分から、デュナンが日本を疑ったのは本心だったと思われる
爆弾犯≒第3国スパイとして、カスケを疑ってもいたかもしれない。
カスケと霧との接触は、実際に頻繁。
手元で監視しておくのが得策。
こんなサルいつでも始末できる
デュナン、カスケを巻き込み、パシリにして情報収集&周囲の動きを見守る
パシリのカスケ、画商ブラックが霧(カスケは知らない)に接近した旨、デュナンに報告
デュナン、ブラックを刺殺(かわいそ〜)
パシリのカスケ、ヴォイジーとアッシュビーがイギリス情報部員であることを暴いてくる。(なんか有能〜)
デュナンは、ヴォイジーをイギリス情報部の大物と特定。
メデを解き、霧を特定した直後のヴォイジーを刺殺
パシリのカスケ、キリーコフがロシアのスパイだと暴いてくる(なんかやっぱ凄い有能〜)
デュナン、キリーコフと接触し、自分の階級を明かす。
デュナン、キリーコフを折檻。
キリーコフ、デュナンの犬になる
(カスケは、キリーコフ@ロシアスパイ、が、霧、とデュナンに報告はするが・・「バチッて音がしない」)
デュナン、いよいよ、爆弾犯=第3国スパイを釣ることを考える
(ヴォイジーが特定した霧についてアッシュビーに伝えた様子がない。
ヴォイジーは、アッシュビーを信用していなかった?)
デュナンは、カスケが霧を特定したことをアッシュビーに報告。
霧の引渡しの見返りに脱出方法を問う。
アッシュビー、デュナンの探偵能力を評価。
自分が日本のスパイであるとデュナンに明かし、霧の引渡しを要求
デュナン、日本を釣る。キリーコフに霧と名乗らせ、日本へ亡命させる。
日本へ渡ったキリーコフは、日本で、とんでもロシア・ネタ吹き放題&日本情報取り放題
デュナン、上、言い含めたキリーコフをアッシュビーに引き渡す。
<犯人脱出>
デュナン、事件を利用して、キリーコフを日本へ送り出す、を行なうが、デュナンの本道は霧のストーカー
潜水艦で日本へ同道する理由はない
アッシュビーから見ればデュナンは、ただの「知りすぎた探偵」。霧が手に入ればもう用はない
デュナンは、あそこでキリーコフが撃たなければ、アッシュビーに撃たれた可能性が高い
言い含められていたキリーコフが空砲発射。デュナン、しばらく死亡。アッシュビー、そんなキリーコフに満足
アッシュビーとキリーコフの乗った潜水艦、最後の爆弾によって沈む予定の、ノスタルジア号から脱出、日本へ。
ゆく予定
デュナン@霧のストーカー
デュナンの本任務は、霧の監視、と、霧に魅せられ引き寄せられるイギリスチームの破壊
デュナンは、船がイギリス港に着けば、船と乗員乗客丸ごとイギリス情報部の包囲を受けるものと見切っていたと思う
爆沈全員死亡なら、それもまた良し
霧を皇帝の元に連れ戻せないのであれば、霧を刺殺
過程でカスケに興味&敵愾心を持ったかもしれない。決着つけたかったかもしれない。
なんとか霧を説得し、なんとか方策を見つけてロシアに連れ戻すにしろ、
また、それを断念し、自らの手で霧を殺すにせよ、
どのみち、カスケは邪魔。邪魔〜!
スパイよりも有能だったパシリのカスケに敬意をはらって対決してやる。
刺殺してやる、予定
そのあとは、霧と一対一。ずっと影から見つづけていた女。
デュナンの心は揺れ動く・・
とかに、なる予定
各キャラの思惑、シナリオはこんなかな
この顛末をカスケの方から見たのが、ゲームシナリオ
キャラたちの予定シナリオをパシリのカスケが、ことごとく書き換えていってしまうw
そういう話ですな
では、私はこの沈みゆく(予定)スレから、潜水艦で脱出させていただく。
見逃してくれたまえ
見 逃 す わ け な い だ ろ
┏┓
┏━━━━━━━━┓ ┏━━━━┛┗━━━━┓
┃┏━━┓┏━━━┛ ┃┏━━━━━━━━━┛
┃┗━━┛┗━━┓ ┃┃ ┏┓ ┏┓
┃┏━━┓┏━━┛ ┃┗━━┛┗━┛┗━━┓
┃┗━━┛┗━━┓ ┃┏━━┓┏━┓┏━┓┃
┃┏━━┓┏━━┛ ┃┗━━┛┗━┛┗━┛┃
┃┃ ┃┃ ┃┏━━━━━━━━━┛
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・・・不覚ながらワロタ
人間の深層心理=”未知の領域”を追従する
PSYCHO MYSTERY(サイコミステリー)ADV
太平洋上空11.000m。目に見えない最新鋭ジェット戦闘機からのハイジャック通告。
爆破工作を案じ催眠された人物の深層心理から命令因子を破壊しなければ・・・・・・。
元精神分析医山田かすけが、人間の無意識の深海へ戦いを挑む。
複雑にかけられた暗示のプロテクトを解除し、y撓われた記憶の扉を開く秘密の鍵は何処に?
君の思考や行動はすべて、自分の無意識のうちに決定されているという事実に目をそむけてはいけない。
っ
ttp://puka-world.com/upload/img-box/1142684152553.avi emuじゃMIDIがまともに鳴らんヽ(`△´)/
、y撓われた←失われた
打ち間違えたので訂正www
PRESENCEはなぁ…
やっぱ四井氏の台詞回しがないと。
ストライダー飛竜やキャノンダンサーもずいぶん飛ばしてたなぁ
きさまらにそんな玩具は必要ない
ぽよん
あたし ちょうちょのうまれかわり
翔太くんのまわりを
ひらひらひら
うふ!
追っ手だッ!洗濯物をたたんどけ!
ずっと 気に入らなかったのだ おまえが 気に入らなかったのさ!
やめぇぇぃ!
はじめっ!!
>153
それはなんのネタ?
てか、四井氏の関わったゲームって
ノスタルジア1907・ストライダー飛竜・キャノンダンサー・チャタンヤラクーシャンク(?)
鈴木爆発・サブマリンハンター鯱
位しか知らないんだけど他には何かある?
燃えよゴンタ!!
159 :
NAME OVER:2006/03/23(木) 15:03:05 ID:ZSLDS7c3
149の セリフがどーとかよりカットとか なんかもー演出酷くね?
153 電波シナリオ@THE昆虫採集
やばいよ、また書き込みが失せてきた
わたし、励まさないわよ。
…ノスタルジアスレは200を越せないというジンクスでもあるんですか?
いや、過去スレ見てみると100超えただけでもすごいほう
165 :
NAME OVER:2006/04/18(火) 22:25:16 ID:I6tnLFQb
活気付けるためにノスタルジアAAに挑戦してみたが…
あきらめました
▽
“A HAPPY NEW YEAR.”
▽
Part/A.
▼
▼
○煉瓦敷の舗道。北欧都市の一角。
小雪が舞っている。
イリューシャ・グランセリウス、黙って歩いている。
イリューシャ、黒いロングスカートにブーツ。
濃緑のリボンをつけた白いブラウスの上に、黒のオーバーコートを着ている。
フードを後ろにはねて、長い金色の髪を背中に流し出している。
毛糸のマフラーにあごを埋めている。
小雪が、髪につもるにまかせている。
両手をポケットに突っ込んでいる。
まっすぐ前方を見る瞳の色は、光彩に金色の斑点が散りばめられた碧いろ。
ふいに、立ち止まる。
少し前を歩いていた男が、困惑した様子で立ち往生し、首をひねって戻ってくる。
グレイのフロッグコートの肩とフェルト帽のつばに雪を積もらせたその男は、狸に似た小柄な東洋人。
▽
男、イリューシャに気づいて、立ち止まる。
男 「あのお、」
イリューシャ 「はい?」
男 「日本公使館はどこにあるのでしょう」
イリューシャ 「あなたは、日本人なのですか?」
男 「そうですが、あなたは・・・、」
イリューシャ 「・・フィンランドの移民です」
男 「ああ、・・・どことなく、そんな匂いがします」
イリューシャ 「匂い、ですか?」
イリューシャ、唇のすぐ前にあるマフラーの毛糸に鼻を寄せてくんくんやってみる。
イリューシャ 「匂いません」
男 「当地は馴れましたか?」
イリューシャ、目を細めて微笑み、男を見ながら、首をふる、うなずく。
男 「そうですか」
イリューシャ、落ちてゆく小雪のひとつを目でおう。
イリューシャ 「つけてたんです」
男 「は?」
イリューシャ 「駅から、ずっと。あなたをつけてました」
男 「なぜ?」
▽
イリューシャ 「日本人だと思ったから・・・
皇帝に戦争をふっかけた国の人間が、わたしたちと同じマトモな人間なのか
どうか、ちょっと興味があって・・・・」
男 「・・・・・・」
イリューシャ 「ああ、でも、ほんとうのところ、なぜなんだろう、
・・ごめんなさい。
そういうことが言いたかったんじゃないんですけど・・・・新聞で読みました。
日本がロシアと開戦したことを・・・おなじロシア帝国の圧迫に苦しむ民族と
して、わたしたちは日本の勝利を願っています。
この国には、たくさんのあなたの味方がいると思います」
男 「・・・。ありがとう。お嬢さん、お名前は?」
イリューシャ 「グランセリウス・・・・・イリューシャ・グランセリウスといいます」
男 「わたしは、明石元二郎といいます。モトジロウ・アカシです」
男、ぶっきらぼうに片手を突き出す。
イリューシャ、手袋をはずして握手する。
イリューシャ 「モト・アカシ・・・」
明石、うなずいて行こうとする。
イリューシャ 「あ、みち・・・」
明石 「あ、みちみち、そう、みち」
イリューシャ、笑う。
▽
○北欧の都邑。
(テロップ)
『 ストックホルム・スウェーデン王国
−1905年−』
中世童話にあるような瀟洒な街並みに、しずしずと雪が降っている。
レンガの破風屋根。飾り窓。凍った河。橋の上を馬車がゆく。
▽
○馬車車内。
栗野、大日本帝国外交官・公使。初老。
秋月、同、書記官。若い。
のふたりが乗っている。
栗野 「明石君は、歩いてくるのかね」
秋月 「ええ、ちょっとひとまわりしてから、公使館に来るそうです」
栗野 「あいかわらずだな」
秋月 「あ、栗野公使、栗野公使、見て下さい戦車ですよ、センシャッ!」
栗野 「あれが戦車というものか」
▽
○在ストックホルム日本公使館館内。
駐在外交官・菅田が、栗野と秋月のふたりを迎える。
菅田 「ついに始まりましたな。戦争が」
秋月 「大国ロシアとの大戦争です。アジア人がはじめて行なう、欧米人との本格戦争。
見せてやりましょう、大日本帝国の底力を!」
菅田、ため息をつく
菅田 「日本は、とてもロシアのような大国と戦争をして勝てるような国じゃない。
日本は早まったことをしでかした」頭を抱える。
栗野 「戦争はもう始まったのだ。われわれは国民の半分を殺してでもロシアに勝たねばならぬ」
菅田 「せめて伊藤先生が言っていたようにロシア皇帝と同盟を取り結んでいれば・・」
秋月 「よくはないです」
明石、コートの肩に雪を乗せて入ってくる。
秋月 「弱小国が、ロシアと同盟を組んだところで、そのあとに待っているのは強迫外交だけだ。
すこしでも皇帝の機嫌を損ねれば、一国の首都だろうと戦車で踏み込んでくる。
見てください。スウェーデンも、フィンランドも、これではまるでロシアの奴隷国だ」
明石、室内でコートをバダバタやる。小雪が飛ぶ。
秋月 「こっちに来る前にポーランドを見てきましたが、あそこもひどい。許せませんよ」
明石、ストーブにケツを寄せる。ケツから湯気がたつ。
栗野、眉をひそめる。
▽
栗野 「明石君、当地には石鹸というものがある」
明石 「は?」
栗野 「明石君。君、臭うぞ。セッケンを使うことだ。
日本の外交官たるもの常に颯爽として、気品を持たねばならん」
明石、くんくんとシャツを匂う。
××××
路傍で自分のマフラーの匂いをかぐイリューシャ
××××
明石、ニヤニヤする。
明石 「臭いませんが」
栗野 「明石君。君は語学は堪能だが、見た目がむさくるしくていかん」
明石 「セッケンでセンシャに勝てますかね」
▽
○サロン、ドロワ・ドゥ・ドメイン−4F−
イリューシャ、ドアぐちで髪についた雪をはらう。
資料を積んだ室内のテーブルに、リュエフ。
窓辺に、ラコスキー。2人とも精悍な風貌の若者。
ラコスキー 「今日、日本公使館に外交官が2人入りました」
リュエフ 「公使クリノと書記官のアキヅキです」
リュエフ、資料を抜き出して示す。
リュエフ 「アキヅキはまだ駆け出しですが、クリノは欧州外交のベテランです、この2人・・」
イリューシャ 「3人よ」
ラコスキー 「え?・・・でも馬車に乗っていたのは確かに2人だけだったんですが・・」
イリューシャ 「ひとりは、歩いて公使館へ行ったんです。道に迷いながらね。
だから、あなたたちは見落としたのよ」
イリューシャ、ふたりに背を向ける。
ラコスキー 「あ、あのっ、わ、われわれは・・・」
イリューシャ、オーバーコートを脱ぐ。
衣装箪笥にコートを入れ、鏡をみながら、袖にゆとりのあるドレスシャツの着くずれを直し、リボンを整える。
イリューシャ 「見落とし」
リュエフとラコスキー、緊張し蒼白になる。
▽
イリューシャ 「・・・・。ささいな、見落としよ。
ここは、露都ペテルブルグじゃないし、
わたしは、あなたがたにいちいち震え上がるクセをつけた前の
上官とは違う人間なのです。ドモりながら、弁解する暇があったら、
わたしに熱いアールグレイを入れていただけません?
そしたら、許したげる」
リュエフ、眉を片方だけあげる。
ラコスキー、とうてい信じていない。
リュエフ 「3人目、というのは?」
イリューシャ 「モト・アカシと名乗ったわ」
リュエフ 「接触したんですか?」
イリューシャ 「ええ。握手してきた」
ラコスキー 「まさか」笑う。
イリューシャ 「リュエフ、すぐ調べて下さい」
リュエフ、資料をくる。
イリューシャ 「ラコスキー?」
ラコスキー 「アール?」
イリューシャ 「グレイ」
リュエフ 「ありました。明石元二郎。
大日本帝国陸軍大佐。駐在武官。
開戦一年前までペテルブルグにあった在露日本大使館に
過去2年在任しています・・・露都ペテルブルグ・・」
▽
ラコスキー 「ロシア通」
イリューシャ 「大佐。駐在武官」
ラコスキー 「ここスウェーデンには、ロシア帝国の統治に反逆する地下組織が集中しています」
リュエフ 「スパイ工作にはもってこいだが」
ラコスキー 「この男?」
イリューシャ、ティカップを受け取る。
リュエフ、明石元二郎の資料の上に赤インクで大きく<モト・アカシ>と書き出し、丸で囲う。
ラコスキー 「高等警察は、どうでますかね」
イリューシャ、ティカップを両手で抱く。
イリューシャ 「知らないわ」
▽
○在ストックホルム日本公使館。
明石と秋月。ストーブを挟んで座っている。
明石、靴を履いた足をもぞもぞさせている。
秋月 「ロシアの高等警察。スウェーデンは、建前上独立国ですが、
ストックホルムを警備しているのは、ロシアの高等警察だ
この国が、事実上、ロシアの隷属的支配下にある証拠でしょう」
明石 「不思議なもんだな。本国は戦争をしているのに、俺らは、その戦争相手国の
衛星国にいて、ご丁寧に敵国のポリスに警護されている」
秋月 「連中が我々を警護してくれるなんて本気で言ってるんですか?」
明石 「戦時とはいえ国際法があるだろう」
明石、濡れた靴を脱ぐ。
秋月 「呑気だな。気をつけてください。奴らの凶暴さは、日本の憲兵隊以上です」
明石 「ロシアの高等警察か・・。署長の名前はなんというんだ?」
秋月 「たしか、トルージン」
明石、靴下も脱ぐ
明石 「高等警察・・・取る仁丹・・・」
明石(・・・いりゅーしゃ・ぐらんせりうす)
秋月 「トルージン」
明石、靴をストーブの上に乗っける。
明石(イリューシャ・グランセリウス・・・あの娘の名前は、長くてもイッパツで憶えられたのにな)
明石 「高等警察・・・とるじん」
▽
○王宮。
玉座に王。
王を中心に両翼に並び立つ執政大臣、宮廷側近、近衛の兵隊。
そのたたずまい中世ファンタジーそのまま。
ロシア高等警察署長トルージン、部下のザーノフを連れて拝謁の間中央に直立している。
トルージン 「スウェーデン国王陛下にあられましてはご機嫌麗しく、
ご拝謁をお許しいただき、このトルージン、身に余る光栄でございます」
王 「ここへ来る前に西の小竜宮を訪れたそうじゃの」
トルージン 「はい。まことに素晴らしい宮殿でございました」
王妃 「あれは、王女の誕生祝いに造らせた離宮での。技の巧妙もさることながら、
民の負担も考え、仕上げるのに16年の歳月をかけた。王国一の華麗な建築
様式を持つ宮殿じゃ。もはや、あれをしのぐものは造れまい。
姫にはおいおい婿を迎えて、ながくしずかに住まわせたい」
王 「して、トルージン。かく参った用件を申せ」
トルージン 「王府の河橋はまこと華麗ながら、皇帝の戦車を巡らせるにはいささか狭小。
西の小竜宮をば粉砕し、その石材を用いて補強いたしたく、本日はお願いに
上がったしだい。よろしいな、国王陛下?」
王妃 「なんと申された?」
▽
トルージン、懐中時計を繰り出して覗く。
トルージン 「なに、人手はいりませぬ。わが3インチ砲をもってすれば、一撃で宮殿の分解は
かないます。1分とかかりません。そろそろ・・・」
西の遠方で、連続砲撃音が聞こえる
王、拳を握って震え、王妃、蒼白になる。
トルージン 「ご機嫌を損じたのでしたらこのトルージン、大ロシア帝国の皇帝陛下よ
り当地に派遣された一介の警察署長にすぎぬ身なれば、スウェーデン王の金の
靴の下に跪き、かく許しを乞いたいとぞんじあげますが、な、さて、いかに?」
トルージン、別段ひざまづくそぶりも見せない。
王宮側近 「愚弄っ、許せぬ!」
王宮衛兵団、腰の剣に一斉に抜く。
ザーノフ、腰のピストルに手をかける。
トルージン、ザーノフの腕を軽く押さえる。
トルージン 「暗黒の中世は終ったのです。陛下」
遠く、砲撃音が止む。石の破砕音。
トルージン 「さて、わたくしは王府の巡回業務がございますので、
これにて失礼を」
トルージン、一礼し、ザーノフを連れて退場する。
王妃、震える。
王 「・・・。異民族滅ぶべし」
▽
○宮廷回廊。
ザーノフ 「美しい城ですな」
トルージン、王宮の塔と城壁を振り返る。
トルージン 「これは要塞ではない
即刻、コンクリートで塗り固めさせろ」
*訂正>170.テロップ−1904年−
▽
○在ストックホルム日本公使館。
明石と菅田。
菅田、窓辺に立っている。横顔が、憔悴しきっている。
明石、靴を乗せたストーブに足を向けている。
明石 「こちらは長いのですか?」
菅田 「ええ、文明、というものをさんざん見ましたよ」
明石、素足の指を曲げたり伸ばしたりしている
明石 「畑を耕し漁をする我々とは、ずいぶんちがいますね。産業革命。これは地球を変えてしまった。
起こった以上は乗らなければならない。乗り遅れたものが奴隷にされる」
菅田 「明石さん。あなたは、ロシア本国に駐在したこともある武官だ。
露都ペテルブルグの日本大使館が引き引き揚げになった時、どうして帰国しなかったのです?
いま帰らなかったら・・・次はないかもしれない」
明石 「日本がなくなっているかも?」
菅田、ぼんやり窓の外の凍った光景を見詰める。
菅田 「ご存知でしょう。ロシアの占領政策の容赦のなさを
負ければ人の棲む国とは扱われない。
自主憲法は取り上げられ、国会議事堂は高等警察の本部にでもなるでしょう。
虎ノ門あたりは政治犯を収容する監獄街になる。そこでは連日、銃殺刑が執行されるでしょう
東大寺も日光東照宮も潰され、替わりにロシア正教の、巨大なタマネギ頭をした大聖堂が建つ。
対馬は要塞島になる。横須賀はロシア太平洋艦隊の基地に。日本人は、
日本人であることを禁止され・・」
明石 「・・・妻はロシア語でおかえりというのだろうな・・」
▽
菅田 「ああ、そういえば」
菅田、執務机の抽斗をあけ、外交官郵袋の中から手紙を取り出して明石に渡す。
菅田 「あなたに個人郵便が届いてましたよ。奥様ですかな」
明石 「ちがうようです」手紙をポケットに突っ込む
菅田 「日本はそろそろ梅、ですかな」
明石、ポケットから手紙を取り出して封を切る
明石、菅田、なんとなく鼻から空気を吸う
明石 「末の弟ですよ。金沢で会社勤めを」文面を見ている「・・徴集がきて、兵役につくようだ」
明石、「第九師団。に決まったようです。苦労の九ですかね」
菅田 「楽曲でいえば、第九、はめでたい響きじゃないですか。武運あれかしです」
明石、窓の外の凍った風景をなんとなく見る。
▽
○サロン、ドロワ・ドゥ・ドメイン−4F−
イリューシャ、窓から向いの凍った河を眺めている。
ラコスキー 「露日戦争勃発と同時に、ロシア衛星国であるこの国に
送り込まれてきた以上、その3人は、対露工作を命じられていると考えていいでしょう」
リュエフ 「高等警察のトルージンも、そう見ている。
日本公使館周辺の巡回警邏スケジュールが今朝から倍になった。」
イリューシャ 「クリノ、アキヅキ、アカシ・・。高等警察は誰を一番に警戒するかしら?」
リュエフ 「経歴の厚さから言って、公使クリノでしょう。私がトルージンならクリノを徹底マークしますね」
ラコスキー 「しかし高等警察といっても所詮は公式機関だ。実質的な捜査や逮捕活動は、
われわれの眼からみるときわめて、鈍い。手ぬるい
このストックホルムには、フィンランド過激反抗党の残党が多数逃げ込んでいるが、
高等警察は、いまだにその首謀者の名前ひとつ突き止められずにいる」
リュエフ 「俺たちの猟場は、ペテルブルグの大宮廷なんですがね」イリューシャを見る
イリューシャ、答えない。凍った河を見つめて考え込んでいる。
ラコスキー 「われわれ3人だけじゃ日本の公使全員は追跡しきれませんよ」
イリューシャ、振り返る。
イリューシャ 「いい?わたしたちは、アカシひとりを標的とするのよ」
リュエフ 「アカシ?なぜ、彼が最も危険だと?」
イリューシャ、肩をすぼめる。
イリューシャ 「匂い、です」
ラコスキー 「・・・臭い、ですか」
▽
○陸軍省館内、高等警察本部。
アンティークな食卓の上に、世界地図がひろげられ、トルージン、ザーノフが卓についている。
給仕が、地図の上に、次々と料理を並べてゆく。
トルージン、ナイフで切り分けた肉を手掴む。
トルージン 「皇帝の領土は世界最大だ。まず、西をみよ。
列強ひしめき合う、ヨーロッパにあって、バルト諸国は言うにおよばず
ポーランドをも跪かせ、北欧フィンランド、そしてこのスウェーデンにも、
皇帝の威光はとどいておる」
ザーノフ 「国境を接するはドイツ帝国、オーストリアハンガリー帝国、オスマン、
ペルシヤ、アフガニスタン、・・そして、かのモンゴル。
ユーラシア大陸に冠たるまさに史上最大の帝国ですな」
トルージン、しゃぶりつくした骨で地図上を示す。
トルージン 「そして、東をみよ。シベリアの彼方、地図の端に、コレこの通り、
ちんけな帝国が描いてある。野猿の棲む島だ。<日本>という。
領土を献上せよと命じたところ、あろうことか、この島の猿どもは、イヤだと
ヌかした。そればかりか、身の程知らずにも皇帝に対し宣戦布告をし、
大陸満州に戦端を開きおったのだ」
ザーノフ、ナイフで料理を細分し、細分された食材を手で掴む。
ザーノフ 「猿どもは、皇帝の威光に恐れをなし、集団発狂したのでしょう」
トルージン「うむ。猿どもにまともな思考力など、期待する方が間違いだ」
レワノフ 「聞くところによると、頭のてっぺんを剃り、奇妙に髪をくくるそうな」
トルージン 「まさに辺境の野蛮人だ。文明をしらん。征服してやることで、野蛮人
にも文明の光明を授ける。蒙昧な呪詛医療を改めさせ、美しい都市のデザイン
のありかたを教え、ルールを諭し、獣をして人間なさしめる」
トルージン、骨を床に捨て、靴でテーブル下に蹴り捨てる。
ザーノフ 「なんと皇帝陛下の慈悲深きこと」
ザーノフ、掴んだ肉を喰らう。至福の咀嚼。
▽
○在ストックホルム日本公使館。
栗野、菅田、明石、秋月、がフォークとナイフで夕食をとっている。
食材は貧困だが、明石を除き、他の者は、それぞれの理由で、マナーはいい。
滑稽なほど、過剰に良い。
菅田 「そして今、ロシア皇帝の欲望は極東の小さな日本に向いています。
皇帝の欲するものは太平洋に面した軍港なのです。」
秋月 「渡しません」フルーツを曲芸なみの器用さで分解する。
秋月 「帝国陸軍が、満州でロシア軍の進軍を阻止します。迎撃し追い返す」
菅田、気弱気に、明石の方を見る。
明石 「ロシア軍の動員兵力は日本の十倍以上だ。満州に展開した日本軍は、
踏みつぶされる」
秋月、鼻で笑う「それが、帝国陸軍明石大佐の見分ですか?」
明石、頷く。
秋月 「日本人には、大和魂があります。露助が何人束になろうと、気迫横溢したひとりの
日本兵にはかなわない」
明石 「文官がそんな馬鹿なことを口走ってもらっちゃ困るんだが」
秋月 「大陸清国をさえ軽々とやっつけた帝国陸海軍ではないですか。明治開闢以来、
列強毛唐どもの不当な態度に、国民の堪忍袋の緒は限界にきてるんです。
世界を我が物と考え欲しいままに奪う列強の傲慢さ、これに鉄槌を下すは、
神州日本の使命です。国民は大いに発揚しています。
大佐、国民のオーダーですよ。帝国陸海軍は、国民の期待に応えて当然で
しょう」
明石 「無理なもんは無理なんだ」
秋月、ため息をつく。「なにを根拠に。明石さん、新聞読んでますか?ロイターは日本軍
の優勢を報じてますよ。世界がそう言ってます」口を拭いたナプキンを膝に捨てる。
明石、首をひねる 「なぜ、だろう?」心底わからな:気。
▽
秋月 「皇国の兵は、みな潔く戦って死ぬ覚悟だ。なによりこれが強い」
明石 「潔く、か」
栗野 「明石君。靴が焦げている。あれは君のだろう?」
栗野、ストーブの上で湯気をあげている靴を指差す
秋月、鼻を押さえる。
明石、手近にある布で手を拭き、のそのそ立ち上がって、ストーブに近づき、靴を取る。
秋月 「明石さん。年上のあなたにこんなこと言いたくはないのですが、あなたは
言うことやること、ちょっと常識に欠けてやしませんか?」
明石 「ほう、常識?」
秋月 「天皇陛下に命を捧げることは日本人としてごく当り前の常識です。
あなたも一人前の大人なら、そのあたりのことをきっちりわきまえるべきだ」
明石 「そうだね」靴の乾き具合を確かめている
秋月 「軍務研究もよいですが、もうすこし、世間を見られてはどうですか。
どうも、あなたはズレていてやりづらい」
▽
○陸軍省館内、高等警察本部。
早朝。
トルージンとザーノフ、中庭に列なした警官たちを見下ろす。
トルージン 「皇帝陛下の慈悲深きこと。しかし、猿にはそのありがたさがわからない。
猿ゆえ戦力の相違が数えられず、いたずらに手向かいおるのだ」
ザーノフ 「困った猿どもですな」
トルージン 「猿などはよい。だが、猿の狂騒に興じて踊る愚かな人間が、このヨーロッパ
にも現れる」
ザーノフ 「人間には理性があります。猿と一緒にされては・・」
トルージン 「踏み潰したフィンランド。その反抗残党が、このストックホルムの地下に潜ん
でおるとの情報もある。人間とはいえ、いわゆる、狂信者、どもだな。こういった狂人ども
が、猿の狂騒を猿真似んとも限らん」
ザーノフ 「わがロシア高等警察の任務は、その狂人どもをいぶりだし全員の息の根を止め
ることにあるわけですな」
ザーノフ、心なしか窓に寄り、トルージンの視線から中庭を塞いでいる。
トルージン、押しのけて、警官の列を見下ろす。列に穴が目立つ。
トルージン 「なぜこうも怠惰な連中なのだ」
ザーノフ 「しかし、本国の選りすぐりです。高等警察には平民などは一人もおらず・・」
トルージン 「狂信者どもと猿を結び付けねばそれでよい!数の少ない猿をよく観察しろ」
▽
トルージン、日本公使館職員の名簿と職歴書をみる。
トルージン 「とくに、老いた猿。素面な人間をさらに選りすぐって、こいつをがっちり監視
させておけ」
トルージン、公使栗野の書類をザーノフにつき渡す。
▽
○在ストックホルム日本公使館
執務机に公使栗野。隅のソファーに菅田。窓辺に秋月。
明石、靴を両手に持って、部屋の中央で、子供のように突っ立っている。
栗野 「靴も、もう乾いただろう」
明石、靴に足をねじ込む。
明石 「ええ、そのようです。そこいらのホテルで本営の指令を待つことにします。
お世話になりました。」
明石、ドアノ前で敬礼し、退出する。
秋月 「平時に、軍人が研究交流のために、外国駐在するのはわかりますが、
すでに開戦したんです
明石大佐、本国に戻って戦場に行くべき人でしょう?」
栗野 「彼に呼び戻しの指令はきていない。おそらく来ないだろう」
秋月、せせら笑う
菅田、肩を落す
栗野、明石が出て行ったドアを見ている
○セイゲルホテル、その一室。
気楽に姿勢で立つ、リュエフ、ラコスキー。
トルージン、半裸でベッドの上。娼婦が二人同衾。
リュエフ 「このように、われわれにはいつでもあなたを殺すことができる」
トルージン 「わわ、私はロシア高等警察署長であるぞっ!
ストックホルムでわたしの名を聞いて震えあがらぬ者はないっ!
あのトルージンであるぞっ!人違いするなっ!」
リュエフ 「合ってますよ。そのトルージンに言っている」
ラコスキー、娼婦を追い払う。
トルージン 「貴様ら、何者だっ!」
ラコスキー 「同じロシア人には違いない」
リュエフ 「ペテルブルグ宮廷監査部です」
トルージン 「宮廷監査部?・・・なんだそれは」
リュエフ 「皇帝陛下直属の部門で我々の存在は公にされていませんからね。
公式機関であるところの高等警察の署長が知らないのは当り前です。
本来なら、我々もあなたに接触すべきではないのです」
トルージン 「どこの何者か知らんが、このストックホルムは、私の管轄下にある。
貴様ら、高等警察の威光を・・・」
リュエフ 「我々は『ロシアの霧』の指揮下にあります」
▽
トルージン 「・・・馬鹿な」
リュエフ 「監査部の名前は聞いたことがなくとも、
『ロシアの霧』の神話なら聞いたことがおありでしょう?」
トルージン 「・・『ロシアの霧』など実在せん。あんなものは宮廷貴族のうわさの上に
でっち上げられた幻だ・・・・もし・・・
もし万が一実在したとしても、ソイツはペテルブルグ宮廷内部に出没する者だろう。
ここは外国だぞ」
ラコスキー 「戯曲調に言ってやれよ。でないとコイツのアタマじゃ理解できんよ」
リュエフ 「皇帝にとって好まざる人物は排除すべし。私達の目的は一致するでしょう?」
トルージン 「協力しようと?」
ラコスキー 「ばっか」
リュエフ 「協力?いい言葉ですね。そうしなさい。お持ちの情報のすべてを我々に提出し、
時と場合を選ばず、我々の出動命令に応じていただきます」
トルージン 「私にどういう利点があるのだっ!」
ラコスキー 「部下の能力査定の手伝いくらいならできるぜ。護衛を増やしな。協力を
怠れば、いつでもどこでも我々は現れる」
リュエフ 「明後日、ご自宅にお伺いします。それまでに資料をそろえておいて下さい」
ラコスキー 「んじゃ、あばよ」
▽
○その廊下。
高等警察、署長護衛の警官が6人、ばらけて倒れている。
リュエフとラコスキー、それらを踏みつけながら悠々と去って行く。
▽
○ホテル・ニーヴァ、フロント。
入ってきた秋月、フロントの老婆に会釈し、カウンターにある宿帳を取る。ぱらぱらめくる。
新しいページに、宿泊者記帳がある。
「国籍・大日本帝国 姓名・明石元二郎」
秋月、真っ青になる。
カウンターの老婆、ニコニコしている。
老婆「その人なら2階の部屋にいるよ」
秋月「そンな馬鹿な」
▽
○ホテル・ニーヴァ、明石の部屋。
明石、床にコートを広げて、その裏生地に字を書き込んでいる。
秋月、飛んで上がってくる。
秋月 「あなた気は確かですか!あなたは、帝国陸軍の軍人だ。駐在武官といえど、
それにちがいない。この街では偽名ぐらい使わないと、・・高等警察に密かに
殺されたらどうするんですか!」
明石 「君は、親切だね。まっすぐだ」
秋月、苦々しい顔で、ドアを叩き閉める。
秋月 「出て行かれた以上、日本公使館は、あなたの面倒はみませんから。
私だって好きで来たわけじゃない。なに書いてるんです?」
明石 「だからさ。こんな異国で、名無しのゴンベイのまま死体になって捨てられちゃ
拾った人が迷惑するだろうから。身柄がわかるように名前を書いてる。これなら、
公使館も遺骸を拾いにこないわけにいくまい」
秋月 「きっぱり飛び出してきたわりには情けない。潔さってものがないんですか、あなた」
明石 「オレあ、西郷どんにも、坂本竜馬にもなれんよ」
秋月 「坂本リョーマ?てだれです?」
明石 「知らんか。明治政府も、しょせん薩長の寄り合いにすぎんてことさ」
秋月、覗き込む。
明石、コートの裏地に名前を書き込んでいる。
英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、その他秋月にもわからない文字が並んでいる。
▽
秋月 「案外、器用なんですね」
明石 「世間も見回さず、閉じこもってひとつことに熱中していれば、これくらいのことは
君にだって、できるようになるよ」
秋月 「それは前わたしが言ったことへの斬り返しですか?えらく遅いな。ずいぶん執念深くて
どうにも暗い」けらけら笑う。
明石 「ところでなにしにきた?」
秋月 「宇都宮さん、ご存知ですか?」
明石 「在露大使館で一緒だった。オシャレな外交旦那だ。いまロンドンだろ?」
秋月 「こっちに来られてますよ。あなたに会いたがっておられたので、渋々ご報告」
明石、笑う「やはり、存外律儀ないい若者じゃないか、君は」
秋月 「あなたと違って常識がありますから。協調和合は日本人の美徳です」
秋月、愛想よくにっこり笑ってから、不愉快な顔つきで明石を睨みつける。
▽
○河沿いのカフェ。
明石、ずるずるに着崩れた洋装。
宇都宮、ぴったりに仕立てられた洋装。立派な英国紳士ぶり。
ふたり、路上端のテーブルに座っている。
宇都宮 「やあ、あいかわらずいい狸顔だ。ほっとする顔だな」
明石 「ほっといてください」
宇都宮 「干されて拗ねてるそうじゃないか」
明石 「本営のエライ人には好まれてませんもので・・。拗ねちゃないですよ」
宇都宮 「エライひと・・児玉サンか」
明石 「軍隊じゃ見栄えのいい乃木サンみたいなのが可愛がられるんです。
どうせ、ぼくみたいな狸面じゃ、率いられる兵士も死にきれんでしょうよ」
宇都宮、笑う
明石、むっとする。
明石 「外務省のエライさんが、ぼくなんかになんのお話があるんですか?」
▽
宇都宮 「ロンドンは、世界の情報が集まる。あそこにいれば、クニにいる君の嫁はんが、
いつ誰と寝たのかも、すぐにわかるぞ」
明石 「知りたくないですね。戦局はどうです?」
宇都宮 「勝ち目ナシだな。日本はもう兵隊もカネもカラッケツだが、ロシアは左うちわだ。
シベリア鉄道が完成したら今の3倍の兵力がピストン輸送されるようになるだろう」
明石 「新聞が言ってることと違いますね。フランスでは、日本が快進撃してるって聞きましたよ。
この戦争はこのまま日本が勝つって」
宇都宮 「ロシア軍の意図的後退だ。満州にいる日本軍の補給路をしたたか延長させて、
一気に包囲逆襲してくる。奉天が危ない。
ロシア軍が反撃に出た時が日本軍の全滅するときだ」
明石 「ちくしょう思った通りだ。帝国陸軍は猪突猛進で脇が甘い。見てくれ華々しいから、
ヨーロッパの記者連中には、日本の快進撃に見えるんでしょうね」
宇都宮 「その観測は丙だな。君は、報道てものがわかってない」
明石 「なんですか、記者連中がおもしろがって快進撃報道にしてる、とでも?」
宇都宮 「記者じゃない。日英同盟のなせる技さ。世界各地の情報は一度ロンドンにかき集められ、
ロンドンから世界へ回覧される」
明石 「それがなにか?」
宇都宮 「日本は自力で戦争ができるほど金持ちじゃない。列強からカネを借りて
戦争をしている。負けそうな国には、だれもカネを貸しちゃくれん。
カネがなければ、砲弾も作れず戦えん」
明石 「そういうことを国民が知らないじゃないですか。日本の新聞も新聞だ。
外国報道を真に受けて、どうどう自力でロシアをやっつけられるかのよう
なことを書くから、国民だって勘違いする。火の車になってる帳簿公開して、
丸々借金だって言えばいい。日本は外国と戦争できるほど金持ちの国じゃ
ないって」
▽
宇都宮 「だから、君はそこがわかってない。そんな内情を知って喜ぶのは、ロシア軍だ。
日本の困窮を知れば、さらに嵩にかかって日本に踏み込んでくる」
明石 「敵に隠し事をするために、自国民にも目隠しをしてしまうんですか。それで戦争遂行は
国民の総意だなんて、よく言える。いつかろくなことにならなくなりますよ」
宇都宮 「地球は極楽浄土じゃないんだよ。他にどうすべきか策があるなら言ってみたまえ」
明石、即座の返答に困る。
宇都宮 「まあ、聞け。ロイター通信は、弱小可憐な日本に同情的だ。
連中にとっちゃ、これは童話の中の戦争なんだ。
ヨーロッパ最強帝国の悪の皇帝が、農民と漁民しかいない小さな小さな平和な島を
略奪しようとしている。
しかして勇敢にも皇帝の大軍に立ち向かう善玉日本人。勇者ここにあり」
明石、鼻で笑う。「ヨーロッパの諸国家は、もとからロシアの侵略本能に危機感を持って
いるのです。いいように代用されているだけだ。なにが勇者だ」
宇都宮 「ち、い、さ、な、勇者だ。こういう言葉が大事なんだよ。諸国の同情を引かなければ
日本は侵略から身を護れん」
明石、頭を抱える「日本の大本営は・・・」
宇都宮 「他国に侵略されるくらいなら、国民がひとりのこらず死に絶えるまで、
戦うことを命じるだろうぜ」
▽
宇都宮 「私は夕方の船便でロンドンに戻る」
宇都宮、懐中時計を見る。「ところで、君いまいくら持ってる?」
明石 「カネ?ここの支払いなら持ちますよ」
宇都宮 「そんなハシタガネじゃない。国が買えるくらいのカネ」
明石 「大金なら、栗野公使が、百万円持ってますね」
宇都宮 「すごい。百万とは破格値だな。」
明石 「公使館の運用資金です。外交機密費てやつ」
宇都宮 「栗野は、それをどう使うつもりなんだ?」
明石 「和平工作でしょう。・・・ペテルブルグの宮廷貴族にばらまいて、
皇帝に日本との和平説得をさせようとしています」
宇都宮「それはダメだ。それは開戦前に伊藤博文もやろうとしたが失敗してる。
もっとも、それで良かったんだが、・・・ロシアは公約を守る国じゃない。
あんな国と不可侵同盟条約なんか結んだヒにゃあ、いいようにテゴメにされて
捨てられるだけだ。スウェーデンがいい例じゃないか。日本はイギリスと組め
たのが最大の幸運だったんだ。これを使わないテはない」
明石 「ははあ、東欧の栗野公使に百万円が落ちて、ロンドンのあなたには落ちなかった
てあたりで、拗ねてんですね」
宇都宮 「私は、干されてはないぞ。地球の裏側で、日本のために忙しく働いているよ。
言ってるだろう。ロンドンには世界中の情報があつまり、そこから・・」
明石 「カネとか報道とかなんかじゃ戦争には勝てません。それもガセ報道なんて。
戦争は実弾でするものです」
宇都宮 「君、栗野さんの百万円、掠めとれんか?」
▽
明石 「なに言ってんですか?」
宇都宮 「カネと報道で戦争に勝つ」立ち上がる
宇都宮 「東欧は君に任せる」
明石 「任せる?なにを?ぼくは陸軍大佐です。文官の横槍をなあなあと聞い
てちゃ軍規が崩壊します」
宇都宮 「・・・。児玉サンには、プランパワーがあるよ。君を呼び戻さないのは
考えあってのことだと思う。私には、なんとなくわかる」
明石 「だから。同郷だからってつるまれては困ります。大将も大将だ。
軍政と国政をごっちゃにするような、ああいう・・」
宇都宮、聞いていない、欧米人のように背中を向けたまま手を振って
ちゃきちゃき店をでてゆく。
明石 「・・なにができるってんだ、今の俺に」
▽
○路上
明石、ぽつぽつ歩く。
なにか思い出して、立ち止まる。
襟の臭いをかぐ。
ふりかえる
×××
振り返ったところにいたイリューシャ
イリューシャ 「つけてたんです」
×××
明石 「・・・なぜ?」
×××
イリューシャ「この国には」
イリューシャ「たくさんの」
イリューシャ「味方」
×××
明石、歩き出す。
over the 200!(^-^)b
でかしたぞチャーリー
後でゆっくり読ませてもらおう
GJ!よかったよ〜
そういやあ、コレは本編の前の話だけど、本編後もいろいろ想像を膨らませる事ができるよね。
やっぱり懐が深い作品だなぁ…
▽
○在ストックホルム日本公使舘、廊下。
秋月 「あれ?まだ、なにかハナシがあるんですか?」
明石 「まだ、途中だ!そんなに早々追い出したいのか?」
秋月 「閑散とした田舎の公使館だからって、居つかれても迷惑なんで
すけどね。みんなのスレだ。だいたいハナシが長すぎる」
明石 「雑談の妨害をする気はない。いくらでも割り込んでもらって結構、
ち、ちくしょう、スレ言うな!やり直す。君もやり直せ」
秋月 (やり直すもなにも、結局は「坂の上の雲」の劣化コピーじゃないか・・)
明石、扉を開けてずかずか乗り込んでくる。
秋月 「おや、めずらしい。ここはキライじゃなかったんですか?」
明石 「決めた。戦争だ。天皇万歳。七生報国。やると決めたら断固やろう。
この戦争、大日本帝国に勝っていただく」
秋月 (言うコトもめちゃくちゃだし・・)
▽
○在ストックホルム日本公使館・栗野執務室。
栗野、執務机の座って瞑目している。
ノックの音
明石 「明石です。入ります」
明石、入ってくる。
栗野 「なんだ。まだ、このストックホルムにいたのかね?」
明石(こんの爺ぃまでなんだ!)
明石 「用事がありますからね。ついては、無心したいことがあって来ました」
栗野 「なにかね」
明石 「ぼくに百万円下さい」
栗野、座りなおす。「君はなにかね。白昼堂々この日本公使舘へ
押し込み強盗を働きにきたのかね」
明石 「だから、ちゃんと顔をあわせて、下さいっ、と言ってお願いしています」
栗野 「百万という金額が、今の日本にとってどれほどの大金か、
君わかっているのか?」
明石 「女工が生糸を紡いで稼いだ大事な外貨です。我々にはとうてい
稼ぎ出せない大金ですね」
栗野 「国家を賄う大事な資金だ。それをどうする気だ」
明石 「この国の貧民にバラまきたいんです。みんな生活に困って窮しています
▽
栗野、あんぐり口を開ける。
栗野 「君は、なにを言ってるんだ?この国の女にでも泣かれたか?
・・君まさか、森先生の」
明石 「そんな理由で、百万円も貢ぐバカいませんよ。森センセだって
結果オンナから逃げた」
栗野 「では、なにに使おうというんだ!」
明石 「栗野公使の考えておられるような使い方じゃダメです」
栗野 「批判を聞いてるんじゃない。きみの用途を聞いている」
明石 「言えません」
栗野 「まるでスジが通っとらんじゃないか」
明石 「言ってもいいが、聞いたが最後、栗野公使、あなたの生命は保証しかね
ますよ」
栗野 「なにをコシャクな」
明石 「チョウホウに使います。ジョウホウセンソウに使います。そのテレンテクダを
聞いたが最後、あなたも一味になる。コトが発覚すれば、スパイのカタワレと
して戦犯裁判にかけられるコトになる」
▽
○路上
イリューシャ、黒いコートに包まって、そこから白い手を伸ばしている。
指先で、ノラネコと戯れている。
イリューシャ 「・・・」
▽
○在ストックホルム日本公使館・栗野執務室。
栗野 「オンシャこのわしを脅すとか?」
明石 「脅す方も、すでに脅かされてるんです!」
栗野 「だれに?」
明石 「そ、それは・・・それは・・・」
明石、躊躇する。
栗野 「きみは一体、ダレに脅されているというのかね」
明石 「・・・それは・・・・自分、にですよ」
栗野 「はあ?」
明石 「衝動にですよっ!このまま負けられないンですよっ!公使っ!
ドブに捨てたと思って、ぼくに百万円下さいっ!」
栗野 「・・・。呆れたわ。まったく、呆れたぞ、明石君」
明石 「お願いします!」
栗野 「君は諜報をなそうとしている。もっとも繊細さを要求
される仕事だ。論理だって要る。君のはムチャクチャでは
ないか」
明石 「・・・ダメ、ですか」
栗野 「ダメ、だな。まったく話にならん」
明石 「・・・・・」
▽
○在ストックホルム日本公使舘、表の道。
明石、ポツンと出て来る。
ぼろぼろ泣き始める。コートのすそで顔面をゴシゴシやり、
たらしたを鼻水そでにべっとりくっつけて、とぼとぼ歩いてゆく。
ノラネコだけが意味もなくついてくる。
▽
○ホテル・ニーヴァ、明石の部屋。
秋月、上がってくる。挨拶もせず、隅のソファに座り込む。うなだれる。
秋月 「本営が出し渋っていた戦況報告書をみたんですけどね。ロイターの報道と
とんでもない食い違いがある」
明石 「不思議な話だよ。戦争やってる当事国の外交官ですら、外国の報道通信を
元に世界を見てるなんざ」
秋月 「日本は負ける・・滅びるんだ・・」
明石 「うん、そういってるじゃないか」
秋月 「あれ?ところで、明石さん、なにしてるンです?」
明石 「ヒモを選んでいる」
秋月 「首でもくくるンですか?」
明石 「うん。郷里の実家は土豪侍の出だったが、爺イはぼくに腹の切り方を教えてく
れる前に他界してしまったからねえ。しかたがナイから丈夫な縄で一息にギャッ
と」
秋月 「ああ」
明石 「秋月君。皇国が滅ぶ時が国民の死すべき時なのだろう。それが一人前の
大人のすることだ。ぼくには皇国の滅びが完璧に見えたから、いま死ぬよ。
栗野公使も、追って死んでくれるよ。常識あるニッポンの外務省公使だから」
▽
秋月 「執念深いな」笑う「どうして急にそんな」
明石 「世間に負けた。君もそうなさい、この縄なんか結構いけそうだよ」
秋月 「いや、あなたは勝ってますよ」
明石 「もういいよ、ほっといてくれ」
秋月 「栗野公使から、いくらかカネもらってきたんですけどね」
明石 「国へ帰るカネ位自分でなんとかできるよ」
秋月 「フランス紙幣で50万円分。出しましたよ。常識人が」
明石 「やっぱり、世の中、どうかしている」
秋月 「信じないンだなあ」
秋月、紙幣束をテーブルの上に積む。
明石 「・・・・・」
秋月 「日本はもうダメだ。この金掴んで、南方へでも逃げませんか?
南の島で皇帝になれますよ」
明石 「領収書いるのかなあ」
秋月、吹き出す。
秋月 「外交機密費だ。スパイ活動でバラまく金に領収書が要るワケないでしょう?
おかしなトコロで律儀な人だ」
秋月、笑い出す。「いや、もうそんな話いいですよ。逃げましょうって」笑いおさまらない。
明石 「なぜ50万?」
▽
秋月 「あなた百万はふっかけただけでしょう?本当に必要だってのは、これくら
いだったはずだ。恩に着せるようにして50万もかすめ取るなんて、あなた
立派な詐欺師だ」
明石 「しょせんは官僚だ。公使にだってマトモな金銭感覚はナイだろうよ。血税だぜ。
しかし、どうして出したんだろう」
秋月 「栗野公使?あなたは、上役、常識人、てのを見誤ってますよ。
維新前の一件で新政府になってからも、しばらく謹慎くらって、出世こそ
遅れてますが、栗野公使は・・」
明石 「維新前の一件、てなんだい」
秋月 「幕末の頃です。路上でガイジンを斬った。たまたま居合わせただけだと
いわれてますが。
栗野公使は、私たちと違って藩士だった人だ。髷を結ってカタナを差してた。
いまは洋装してますが、中身は行儀がいいだけの外交官じゃない」
明石 「あいつら世代がいつまでもサムライ気分なのが困るんだ。癒着の
カタマリだ」
秋月 「そう、大本営にも縁故知人は多い、ですな。で、あなたのこと問い合わ
せたそうですよ。そしたら陸軍の大将が」
明石 「児玉サンが?」
秋月 「明石大佐にヤラセロ、と」
明石 「野朗いまさら何いいやがる」
秋月 「指令書は追って送るそうですよ。そそっかしい大将ですな」
明石 「軍総参謀長のくせに軍の中で大人しくしてるってことができない。
おまえら外務省と連絡とって外国工作にまで口出ししちまや、そりゃ国政へ
の介入じゃないか。なぜ、おまえら怒らない」
秋月 「明治日本を愚弄してますな。で、どうするんです?明石さん」
明石 「ロシアの圧制を憎む人間なら、この国に腐るほどいるぜ!」
▽
秋月 「ああ、地下組織か。しかし、明石さん・・そいつらにロシアへの反逆意思が
あるからって、我々日本人の味方とは限らない。欧州人には違いない。しかも
反逆者。テロリストだ。凶暴さは高等警察の上を行くかもしれない・・」
明石 「だろうな」
秋月 「そもそも、どうやって接触するんですか?なにかアテはあるんですか?」
明石 「全然」
秋月 「やっぱり、あなた、干されるだけの理由が、なんかある人ですよ・・・」
明石 「なに、心配するな。ここに着いたとたん街の娘に励まされた。なんとかなる」
秋月 「しつこいようですけど、高等警察にだけは本当に気をつけてくださいよ」
明石 「うんうん」
明石、無造作にカネをかき集めてコートのポケットにバサバサいれる。
▽
○舗道。
明石、通りすがりの男を呼び止める。
明石 「あのう」
男 「・・・・」
明石 「帝政ロシアに反抗している地下組織の首領の名前をご存じありませんか?」
男、逃げてゆく。
明石 「ケッ、肝っ玉の小さい」
▽
○高等警察本部、署長室。
ザーノフ 「日本公使舘のモトジロウ・アカシ」
トルージン 「役にたたんから日本公使舘を放り出された男だろ。そいつがどうした?」
ザーノフ 「市警の報告によると、その・・・、路上で市民を捕まえては、反抗組織首領の
名前を聞いて回っているとのことです・・・」
トルージン 「かわいそうに、食い物が合わなかったのだろう」
ザーノフ 「あの男、日本の武官です。よもやスパイ行為を」
トルージン 「馬鹿馬鹿しい。そんなマヌケなスパイが地上に存在するものか」
ザーノフ 「しかし」
トルージン 「もし、その報告が事実だとしてもっ!それは日本公使舘の陽動作戦だっ!
本命はクリノだ。そのスキに動くっ!きっと動く。アカシなどほっとけ」
トルージン、怒って立ち上がる。
トルージン 「そんなことより、わたしの護衛はどうしたっ!」
ザーノフ 「はっ!ではアカシの監視分を署長の警護にあたらせます」
▽
○舗道。
明石、初老の夫人を捕まえる。
明石 「あのう」
夫人 「あら、あなたね?いま街で評判の変な日本人」
明石 「あら?もう評判になってますか・・・それはマズいな」
夫人 「そうよ、マズいわよ。前はそんなじゃなかったのに、ロシアの警察が入ってこっ
ちだれが密告するかわからないイヤな街になっちゃっているんだから、あなた
も気をつけないと・・・」
明石 「ありがとうございます」
夫人 「でも偉いわ・・・こんなに小さい人なのに、あの皇帝と戦うなんて」
明石 「ファンタジーじゃないんです。それにぼくはもう大人です」
夫人 「そうね、ごめんなさい」
明石 「知りませんか?地下組織の」
夫人 「もし知ってる人がいたとしても言えませんよ・・こわいもの・・・」
明石 「そうでしょうね」
夫人 「だから、でしょうね・・・ここがこんな風になったのは。カストレンも
大変だわ」
明石 「なんですって?」
夫人 「さようなら、勇気ある島の人」
明石 (・・・・。カストレン・・・・)
▽
○路脇。
角を曲がる夫人。
イリューシャ、夫人に紙幣をわたす。
夫人 「いらないわ。眼をみればわかります。とってもいい御仁ですよ」
イリューシャ 「・・・・」
夫人 「あなたも、ね」
イリューシャ 「・・・・・」
夫人 「ごめんなさい、おせっかいな言葉ね。・・・どこのお嬢さんか知らな
いけれど、こんな物陰で頼まれなくても、あの人なら、わたし自分から
教えてあげたでしょう」
夫人、微笑みかける。
夫人 「こういう形でお金を使って人に言付けを頼むのは、はしたないことよ。
幸せになる道を探しなさい、さようなら」
イリューシャ、両手を口にあてて暖めてみる。
▽
○ホテル・ニーヴァ。
秋月 「カストレン?・・・どっかで聞いた名前だな・・・かすとれん、糟取れん 」
明石 「フィンランド憲法党の長老だ。フィンランドから消えたと思っていたら、
こんなトコロにいたんだ」
秋月 「祖国が陥落したあと、このストックホルムの地下に潜んで、反撃の
機会を待っていた、か。なある、ありえますね」
明石 「近々、会いにいく」
秋月 「はあっ?どうやって?」
明石 「ぼくぁ、もう充分コナ蒔いたよ。むこうが本気なら、そろそろ顔を出していい
ころだ。それが互いの礼儀というものだろう。これで無視されたら運がなかっ
たと思って諦めるしかない」
秋月 「・・・・」
明石 「どうした?」
秋月 「いや驚いたなあ、あなた一人前に地下組織の大ボスをテストしてる」
明石 「対等にやってくれる奴しかアテにならん。アタリマエのコトだ」
▽
○舗道、白夜。
明石、ぶらぶら歩いている。
後ろから馬車が追いついてきて平行に進む。
明石、立ち止まる。
馬車、止まる。
窓ごしに、車内の壮年の紳士と眼が合う。
紳士 「あなたのやってることは、不快を訴えて泣き叫ぶ赤子も同然だ
その大きな声が、結局は狼を引き寄せてしまう」
明石 「・・・。見過せない、のは、地下組織の面々でしょうね」
紳士 「ええ。大変、迷惑です」
車内の暗がりに、紳士の握るピストルが見える。
▽
○走る馬車、車内。
明石、目隠しをされて座っている。
紳士 「これがもし、ロシア高等警察の罠だとしたら、あなたはどうしますか?」
明石 「カストレンとわたしの目的は同じです。もし、カストレンが本気で帝政ロシア
と戦うなら、・・・またその力があるなら、わたしがロシア高等警察の
罠に落ちることはないはずだ」
紳士 「・・・」
▽
○架橋
イリューシャ、フードをかぶり、雪の中、架橋の上から凍った河を見下ろして立っている。
背後の路上を馬車が走り抜ける。
イリューシャ、振り向かない。遠ざかる馬蹄の音を耳で追っている。
ラコスキー、街灯の暗がりからイリューシャに駆け寄る。
イリューシャ、頷く。
ラコスキー、馬車を追って暗がりに走り去る。
▽
○貧民窟、狭い路地。
明石と紳士、ロバの絵の掛かった酒屋の表に立っている。
紳士、中に入る。
明石、続く。
ふたり、階段をのぼる。
ドアがある。
開けて入る。
▽
○表通り路上
イリューシャ、ガス灯の照射からそれて、暗がりに身を没する。
▽
○室内。
明石、立っている。暖炉のある広い部屋。
暖炉の側にある椅子に温厚な微笑を浮かべた老人がいる。
老人 「どうぞ、おかけください。わたしが、カストレンです」
明石 「明石元二郎です」
老人 「ええ、わたしは、あなたのことをとてもよく知っています」
▽
○下町巷、路上。
ラコスキー、寒いのか足踏みしている。
歩道の並び、ガス灯の照射の外、闇の中から、ふいにイリューシャ、現れる。
ラコスキー 「・・・・・」
イリューシャ、フードをうしろに跳ね上げ、金色の長い髪を振り出して雪をはらう。
ラコスキーを見る。
ラコスキー 「・・・。見失いました」
イリューシャ、小首を傾ける。無機質な表情。
ラコスキー 「この先は、貧民窟です!ロシア人は生きて出れませんっ!すみませんっ!」
イリューシャ、コートを脱いで、ラコスキーに渡す。
イリューシャ 「ついてこないで」
イリューシャ、狭く入り組んだ舗道を歩き始める。
雪が激しい。
イリューシャ、髪の毛を両手でくしゃくしゃにする。
ブラウスのボタンを引きちぎる。
▽
○酒屋二階。
老人 「あなたを迎えに行ってくれたこの男はシリヤクスという。
フィンランド過激反抗党党首だ」
明石、背後に立っている紳士を見上げる。
明石 「過激、反抗、党」
紳士の後の壁には、明治帝の肖像画が飾ってある。
紳士 「この日本の皇帝が、われわれを救うことを信じています」
明石、老人の方を見る。
老人の後ろの壁にもなにか飾られている。
明石 「それはなんですか?」
老人 「私の罪状が書きならんだ私の国外追放状です。希な一品ですぞ。
ロシア皇帝ニコライ二世の直筆署名入りですからな」愉快気に笑う。
▽
明石 「帝政ロシアは中世の蛮性と近代の兵器を重ね持つ奇形国家です。ロシアの皇帝
は、ナポレオンの見た夢がこの20世紀で見れると本気で思ってる」
紳士 「独立を望んで暴動を起こしたポーランドに、皇帝は大軍を送り込んだ。ワルシャワを
蹂躙し、今はロシアの直轄領です」
老人 「フィンランドに踏み込んだ皇帝は、憲法を廃棄させ、フィンランド人による自治権を奪っ
た。フィンランドを統治しているのは、ロシアから派遣された総督なのです
この所業、日本とて、例外ではないでしょう」
明石 「・・・。イヤだ。そんなコトされるのはイヤです」
明石、帽子を脱ぐ。
明石 「しかし日本に、その鉄爪をくじく力はもうありません。わたしの国は、このま
ま滅びるでしょう」
紳士 「・・・。しかたのないことですな」
明石 「・・・・。フィンランドは、そのひとことの前に滅びたのですか?」
老人、ニヤリとわらう。
老人 「滅んではおらん。わたしはまだここに生きておる」
明石、わらう。
▽
明石 「失礼しました。わたしに出来ることはなんですか?」
紳士 「かの国が併呑した他国をこうも過酷に虐げ、暴力支配下に置くのは、かの国自身が、
暴力支配によってしか保たれない国だからなのです。
ロシアには、かつて異民族であるモンゴル人チンギス・ハンによる暴力支配を受けた屈辱
的な過去があります。そこから脱却したが、今は、皇帝一族がハンにとって代っただけだ。
皇帝一族が、異民族であるハン一族と同じ暴力支配で、みずからの同朋国民を支配してい
る。それが現在の帝政ロシアなのです。そしてその暴力支配を東欧、中東、極東へと拡大さ
せようとしています」
老人 「ロシア人民のほとんどは農民ですが、そのうちの半分以上は農奴だ。農奴は人ではない、
家畜と見なされる。地主の所有物だ。自由に売買し、シベリアに流刑してしまうことも勝手だ。
皇帝一族の繁栄はその上で成り立っている。こういう国は迷惑だ。地上にあってもらっては
困る」
紳士 「すべての諸悪の根源は、皇帝の存在にあります」
明石 「・・・。皇帝を刺そうとでも?」
紳士、わらう。
紳士 「皇帝都ペテルブルグのいる専制君主をだれに刺せますか?
お国のニンジャにお願いできますかな」
明石、苦笑して首を振る。
老人 「では、ワルシャワの話を思いだしていただきたい。実際に反乱を起こしたのは・・・
皇帝を直に裁こうとしたのはだれであったか」
明石 「・・・・え?」
▽
○貧民窟。
舗装されていない泥道。両側に圧迫する高い壁。
全力疾走し、またたく間に方向感覚を失うイリューシャ。
暗がりに潜み、意外に数の多い浮浪者たち。逃げ場を塞ぐように近づいてくる。
イリューシャ、息が切れて倒れる。
狭い路地の底に両手をつき、粗く、深く息を吸うイリューシャ。
イリューシャ、怯えきっていることを自覚しながら、なぜか笑えてくる。
××××
狭い路地。
転がった母親に押し出される幼女、
幼女、這逃げる。
追って来るロシア兵、
▽
背後の喧争、市民の暴動、鎮圧にかかる軍隊の銃声。
幼女、息が粗くなる。
迫って来るロシア兵、
幼女、暗がりにしゃがみ込んで震える「・・・・メ・ネ・・・ポイス」
××××
貧民窟。浮浪者に取り囲まれるイリューシャ
イリューシャ 胸元を押さえて立ち上がる「・・リカ!メネポス!」
急に袖を引っ張られる。
こぎたない老婆、前歯がみんな抜けてる。
老婆 「追われてるね?」
▽
イリューシャ 「・・・・。高等警察に・・・・」
老婆 「だめだ。悪いが、かばってやれない」
イリューシャ 「わかってる。だいじょうぶ」
行こうとするイリューシャの袖を掴んでいる老婆、表情が迷っている。
老婆 「待ちな。あんた・・・フィンランド人だろ」
イリューシャ、目が泳ぐ。
乾いた風の音。
▽
○シベリア・夏。
乾いた風の音。
ツンドラの枯れた大木に吊されている幾つかの腐った肉塊。
制服を着た一団が視察に現れる。
制服を着た太った女、棒杖でその唯一の生き残りのあごを上げてみる。
呼吸する肉塊、虚ろな目を向ける。
イリューシャ・グランセリウス、9才。
イリューシャ 「わたしは、死を恐れません。わたしは、皇帝陛下の御心によって生き、
御意のままに死ぬものです・・・わたしは、死を恐れません、わたしは、皇帝陛下の
御心によって生き、御意のままに死ぬものです・・」
太った女、満足気にうなづく。
教官 「下ろせ」
▽
○シベリア・冬。
猛吹雪。
地図とコンパスを持ってさまようイリューシャ・グランセリウス。
断崖。
複雑なロープワークを駆使して垂直壁を登りきる。頂きの小屋の根元に
爆弾を装着し、口に咥えた導火線に火をつける。
導火線の火の明かり照らし出される、イリューシャ・グランセリウス10才。
▽
○牢獄。
制服を着た太った女とテーブルごしに差向うイリューシャ。
イリューシャ 「そして、わたしは針金で赤ん坊の首を絞めました」
太った女、イリューシャの頬を棒杖で殴る。勢い転がるイリューシャ。
教官 「まばたきしながら喋るなっ!会話とは演技だ!そんな演技では尋問官にウソが
見抜かれる。正体が見破られたら、おまえは壊されるっ!壊されたら任務は失敗だ」
教官 「皇帝陛下のみが神だ。人間は非道の生き物だ。皇帝陛下に従わなない
非道の人間どもに捕まったとき、なにをされるか、いま教えてやる。
ここに手をだせ」
男たち、イリューシャの小さな手を押さえつけ机の上に広げる。
太った女、イリューシャの人差指の爪の間に釘を突き刺す。ハンマーで打ち込む。
髪をつかんで、イリューシャの顔を上げさせる。
教官 「馬鹿者っ!訓練を受けていない普通の女は、拷問にかけられたら泣き叫ぶ
ものだっ!泣けっ!喚けっ!許しを乞え!」
イリューシャ、泣き喚く、絶叫する。
太った女、イリューシャの中指の爪をペンチではぎ取る。
教官 「この程度の拷問など恐れるに値しない。苦痛の限界にあることを全身で表現し、
すべてを自白しきったと敵に思わせるのだっ!ここにあるのは姿のない苦痛だけだ。
爪根が傷つかないかぎり、爪はまた再生されることをおまえは知っている。また働け
るようになる。皇帝陛下の為に何度でも働けるようになるのだ」
▽
○原林。
兵士の背後に忍び寄るイリューシャ。猫のようなしなやかさ。後ろから兵士の
首に針金を引っかける。適度にあがく兵士。
教官 「絞め殺せ」
兵士、教官もイリューシャも本気と悟って、死にもの狂いで暴れる。
イリューシャ、締め殺す。
教官「よし、食堂にいっていい」
▽
○ペテルブルグ皇帝宮。
宮廷貴族の集う壮麗な宮廷広間。
飾り椅子を配した円柱のかたわらに立つ、イリューシャ・グランセリウス。
12才。白い陶磁器のような肌、ガラスの碧眼、金色の髪、人形のように美しい。
侯爵夫人 「まあ、可愛いお姫様、お名前は?」
イリューシャ 「トゥマーン」
侯爵夫人 「霧?ま、ほほほ、おもしろいお嬢チャマね」
イリューシャ、ニッコリ微笑む。その表情、まるで天使。
侯爵夫人 「皇女をごらんなさい?趣味の悪いお洋服でちゅねえ、おっかちいでちゅねえ」
侯爵 「よさないか」
侯爵夫人 「いいのよ。皇帝一族は底抜けに鈍感な連中なんだもの。お嬢ちゃんにも、
パリの香水をかけてあげるわねえ、ねえ、いい匂いでちゅねえ」
侯爵 「そんなものここで出すな」
侯爵夫人 「ペテルブルグなんてしょせんヨーロッパのすみっこにある田舎なのよ。
ねえ?お嬢ちゃんもそう思うわよねえ?」
イリューシャ、こっくりと愛らしくうなずく。
▽
○処刑場。
銃殺される侯爵夫人、侯爵、一家、老人子供全員がバタバタ倒れる。
▽
○帝都皇室。
皇帝、ひざ掛けの上に置いた化粧箱から菓子をひとつとって、イリューシャに与える。
皇帝、もうひとつとって、自分の口に入れる。イリューシャを見て促す。
イリューシャ、皇帝に倣って菓子を口に入れる。
皇帝、微笑み、イリューシャ、その表情に倣う。
▽
○貧民窟。
イリューシャ・グランセリウス、ふあつ、と目をひらく。
イリューシャ 「そう。わたしはスオミで生まれたの。ずっと前にこっちへ逃げてきて、
・・・私、署長たちの出入りする店で働いているんだけど、それで・・」
老婆 「高等警察がなにか仕出かそってのかい」
イリューシャ 「そのことでカストレンに知らせたいことがあるの。連絡とれる?」
老婆 「・・・」
イリューシャ 「日本人と会ってるからどうとか。急いでるの」
老婆 「・・・。いつもの店だよ」
イリューシャ 「わたしひとりじゃ信用されない、一緒に来て」
イリューシャ、老婆にピストルを渡す。
イリューシャ「取ってきたの。おばあさんが持ってて」
老婆 「わかった」
老婆、帯の背中にピストルを差込み、足早く歩きだす。
▽
○酒屋二階。
明石 「ちょっと、待った。待った、待った、待ってくださいっ。あなたがた、とんで
もないハナシをしてませんか?」
紳士 「・・・・」
明石 「非常識だっ、専制主義国家を議会政治に戻すどころじゃないっ、それじゃあ、
まるで・・・まるで・・・」
老人 「革命だ」
明石 「か、革命?・・・」
明石、呆然とする「・・ロシア、革命・・」
▽
明石 「そんなコトはロシア国内の問題でしょう?ここでどうしようというのです?」
紳士 「ロシアの圧制を呪う組織があるのは、周辺国なのです。革命の導火線も周辺諸
国にある」
老人 「ロシアが日本と戦争を始めた今が絶好の機会なのだ。無理な対外戦争でロシア
国内にも不満が充満している。われわれは、それを扇動する」
明石 「あおる?」
明石、紳士と老人の顔を交互にみる。
明石 「ここに、地下組織の党首が、ふたり・・・・」
紳士 「ロシア国内に革命運動が野火のように広がれば、皇帝は戦争どころではなくな
ります。日本が救われるにはそれしか道はない」
明石 「・・・。そして、ここに、運動資金・・・」
明石、テーブルの上に札束を投げ出す。
▽
○酒屋、表。
イリューシャ、入口のロバの絵をみる。
老婆とふたり、中に入る。
階段を登る。
老婆の背後、イリューシャの眼が冷めてくる。
老婆、2階のドアを開ける。
▽
○2階。
ドアが、開く。
室内に男が3人。
イリューシャ「・・・・」
ドアのそばにいたひとりの男が、ドアを閉める。
老婆 「露探だよ」
老婆、ピストルを奥の男に投げ渡す。
ドアのそばの男が、イリューシャの背後に立つ。
三人目の男が、ナイフを持ってイリューシャに近づいてくる。
イリューシャ、ふいっとわらってしまう。
イリューシャ 「そんな馬鹿じゃない、か」
正面の男 「無駄足だったな」
鋭いナイフのエッジが、イリューシャの頬に触る。
▽
○走る馬車、車内。
紳士 「『ロシアの霧』です」
明石 「?」
紳士 「ペテルブルグ宮廷専属の暗躍者なのですが、このストックホルムに入ったとい
う報告がありましてね。気を付けてください。あなた、つけ狙われてますよ」
明石 「殺し屋?」
紳士 「なんだってします。『ロシアの霧』にくらべたら、高等警察など日向の猫だ」
明石 「どんな奴なんです?」
紳士 「わかりません。見たが最後です」
明石 「・・・」
▽
○酒屋二階。
テーブルを潰して転がる男。
奪ったナイフを片手に旋回するイリューシャ、ナイフの先端が、背後の男の眼
球を切断する。
床に転がったピストルに手を伸ばす男、
イリューシャ、すばやくナイフを逆手に持ち変える、
男のてのひらを串刺しにして床に打ち止める。
男たち、老婆、全員が目を切られている。
イリューシャ 「日本陸軍駐在武官モト・アカシが、ここで反逆者カストレンと
会っていたと証言する?」
男 「・・・。しっ、知らんっ!」
イリューシャ 「そう、残念ね」
▽
○河畔
明石、河畔に突っ立って、ぼんやりと凍った河を眺めている。
小石を拾って投げる。
小石、氷の上を跳ねる。
明石、もうすこし大きな石を拾って投げる。
氷が割れる。
明石、・・・振り返る。
イリューシャが立っている。
明石 「おや、あなたは・・・」
イリューシャ、微笑んで小首を傾けるような、うなずき方をする。
イリューシャ 「・・・。どうして石を?」
明石 「は?」
イリューシャ 「なぜ、かな、って、・・・凍った河の氷を割って楽しいですか?」
明石 「え?いいい、いや、その、なんとなく・・・考え事をしていたものでして
・・・なぜ、でしょうか・・・」
▽
イリューシャ、微笑んで、ほうっ、と両手を暖める。
イリューシャ 「お国のことが心配でしょうね、・・・残してきた家族のことや、
野や山や、一族のお墓や・・・木と紙でできたお家のことや・・・」
明石 「・・・・・」
イリューシャ 「・・・・・」
明石 「冬は・・・」
イリューシャ 「なに?」
明石 「・・・終るものです」
イリューシャ 「・・・。・・・氷がわれたから?」
明石 「割るんですよ」
イリューシャ 「・・・・・」
イリューシャ、ゆっくり微笑んで、また、ほうっ、と両手を暖めてみる。
▽
○ホテル・ニーヴァ
明石の机上。
末の弟の手紙、「第九師団ニ配属賜リ、・・」
に、最新の戦況報告書が重なっている。
報告書、
「第一師団・第九師団・第十一師団
旅順総攻撃・旅順陥落セズ・損害甚大
死傷者一万五千兵以上・機密・公表ヲ禁ズ」
▽
在ストックホルム日本公使舘。栗野執務室。
執務机に公使栗野。
その前に、明石。
明石 「ロンドンの宇都宮さんに電信打ってもらえませんかね」
栗野 「どんな?」
明石 「ロシアに革命の兆しアリ」
栗野 卓上の茶碗を触り「ナイだろ」温度を確かめている。
明石 「いや!アリます」
栗野 「あるにはあるのだろうが、運動としては、まだ小さい」
明石 「だから、ソコを大々的にセンセーショナルに、もう今日にも明日にも、ロシア
全土に革命の炎が上がって、ペテルブルグ宮廷は、いつなんどき暴徒に夜襲さ
れるかわかったものではない。てなガセ報道をロンドンから世界に向かって発
信してもらいたいンです」
栗野 「面倒だな」
栗野、茶碗が熱かったのか、指を引っ込める。熱すぎる茶に不機嫌になる。当番は誰か、
こんな茶の煎れかたは言語道断。てなシブい顔。
明石 「いいですか?イギリスのロイター通信と言えば、世界最大の報道機関だ。
ロイターが正義と言えば正義、悪と言えば悪。事実と言えば、なんだって事実に
なるんです」
栗野 「それは誤報をしないからだろう」
▽
明石 「誤報はすでにしてますよ。日本が快進撃してるなんてとんでもないウソだ。
大日本帝国が可憐なよい子の国だというのも誤報だ。誤報というより情報操作だ。
でも、そのおかげで日本は世界から信用され、カネも貸してもらえて戦争がで
きてる。事実が報道に引きずられてるんです」
栗野 「極論だな。報道より世間を見ろ」
栗野、椅子の背もたれに体重をかけ、窓の外を見る。茶が冷めるのを待つ風情。
明石 「知ってますか?日本の参謀本部もロシア軍もロイター通信の情報をもとに作戦を
立てている。ペテルブルグ宮廷の貴族連中だって、世界の状況はロイターから吸収
してるんです。軍のスパイうんぬんと民間の報道機関、考えてくださいよ、どっちが
人数も多くて、気軽に情報を採りやすいと思いますか?まじめに考えて」
栗野 「それで?それが、この戦争と、どういう、関係が、あるのかね」
栗野、茶碗の蓋をそっとあげて、茶柱が立ってるや否やをよく確かめてから、優雅にすする。
明石 「・・・かつてないことです。かつてないことですが、かつてない卑劣な戦略でロシアを
攻撃できます」
栗野 「大袈裟に言うことはない。おばはんの井戸端会議で村八分にしようというのだろう?
世界に冠たる大ロシアの皇室を」
明石 「そう!それ!それです!」
栗野 「下劣」
栗野、茶を一服し、年代物のテーブルに気を使い、仏語の並んだ報告書の一枚を取って茶碗の
下に敷く。
栗野 「士道に悖るふるまいだ」
栗野、のどの潤いを愉しむかのよう。
▽
明石 「富を掠めるなら貿易、・・リョーマが衝いた通りだ。そして操作するなら報道・・。
公使!5年前から、20世紀になったんですよ。ご存知なかったんですか?」
栗野、黙って前かがみになる。冷静なようでいて、異常な速度で立ち上がる。
栗野 「知っチョーわ!」顔を真っ赤にして怒っている。机を叩く。
栗野 「維新を作ったのはわしらじゃけん。おまえら洟垂れ小僧が」
明石、食う「そのご自慢の維新!公使は純真一路、汚いことはなにひとつなくやり遂げたんですね!」
栗野が叩いた弾みで転んだスロバキア製の地厚な陶器の湯呑が欧州骨董執務机の縁をめざして
ころころ転がってゆく。
栗野 「・・・・」
明石 「あんたぁ!」
明石、姿勢も変えない。平静な風にゆったりつっ立ったままで、そのまま怒鳴っている。
明石 「呆けたとではナカトですか?」
栗野、ニガイ顔。
極東。列島。西日本。北九州。ハカタ言葉とフクオカ言葉は近在でも異なる。
実にふたりは同郷。
栗野 「外国の大物にも、それだけの大口を利く度胸が、あるかキサン」
明石 「誰相手でも、態度を変えたことはないですよ。知ってるでしょう」
栗野 「口八丁で真剣勝負か、なさけなか」
明石 「カタナよりは有効なものだと悟りました」
栗野、縁から落ちそうな湯のみを掴む。
明石 「自分は、戦争をしとるとです。ガイコクと戦争してるんです」
▽
栗野 椅子に座る「宇都宮君にそれを頼むと、どうなるのかね」
明石 「ロシアの民衆も自分たちの不満が世界に通用するイラダチだという事を
自覚するでしょう。反逆行為に自信も持つでしょう。その自信が、事実革命を引き
起こす弾みになるかもしれません。ロシア皇帝は、逆に恐怖にかられます。
貴族たちもです。気ぞらしの対外戦争どころではなくなる」
栗野 「それで、極東にいるロシア軍の進行が止まる、とでも言うのか」
栗野、湯呑をきちんと自分の正面に置く。
明石 「そこまでは、なんとも言えません。でも・・戦争は、始めるより終らせることの方が
難しい。この戦争、もうこの辺でヤめとこうとおもえる状況てなんです?」
栗野、置いた湯呑を観賞している。
明石 「日本軍が、地球の半分以上もある広いユーラシア大陸をどこまでも、攻めあがり、
シベリアを越えて進撃し、露都ペテルブルグを焼き尽くすまでやりますか?」
栗野、湯呑をちょっと動かし、机にかかる針葉樹の陰に埋めて眺め直す。
明石 「できるわけない」
栗野、気にいらなかったように、陶器を木立ちの陽と影の狭間に置き直している。
明石 「それよりも、日本の国民が半分も死んで、日本本土が占領される方が先でしょう。
そこまでやったらロシア皇帝も陛下も満足するでしょう。・・・ソレ、ほんとにソレでいいん
ですか?」
栗野 「・・・・」、机の引き出しから、金属工具を取り出す。レンチ。
明石 「そこへ行き着く前に、皇帝に、ここらでヤめとこうと思わせる状況を作らないといけないん
じゃナイですか?」
▽
栗野 「根拠のない煽りだけで、革命が起きると、本気で思うのかね」
明石 「根拠はあります。ロシアは、叩けばホコリの出る国です。叩くもなにも、あっちこっち
もうホコリだらけでホコリが国になっているようなもんだ。ちょっと火花を飛ばせば、あっ
という間に燃え広がる。必要なのは、砲弾じゃない。言葉なんです」
栗野、六角ネジを締めるレンチで湯呑を割る。
学者のように、破片を見分している。
栗野 「・・・。ロンドンが、うんというとはかぎらんぞ」
栗野、木陰が陰影を作る机の上に、なにごとを創作しているのか、破片を丁寧に配置している。
明石 「栗野さん・・」
栗野、陶器破片の配置された枯山水風の卓上を見下ろしている。
栗野 「わかった」
栗野、頷くと、破片を片付け、今しがたまで見下ろしていた光景をパッとゴミ箱に捨てる。
栗野 「やってみよう。非常識だが、おもしろい。わりと論理的だしな」
▽
○在ストックホルムアメリカ大使館。
各国の大使、夫人が社交会を開いている。
栗野公使、燕尾服で入ってくる。
壁際にいたトルージン、栗野公使の前に立つ。
トルージン 「ドーブルゥィ、公使クリノ。勝ち目のない戦争だと気づいて、停戦仲介を
してくれる国を探しに来たのかな?」
栗野 「ヴェーチェル。それも正当な外交任務ですよ、署長」
トルージン 「正当。正当とはよいことだ。貴君とは敵対国の人間だが、互いにルールを
踏み越えなければ、こうして機嫌よく話し合うこともできる」
栗野 「高等警察が国際法に則った正しい逮捕権を理解されておることを切に願いますな」
栗野、挑発的な眼でデオルキンを見る。
トルージン 「ハラショー、クリノ。東洋のサルにスパイゲームは向かない事を
はっきりと思い知らせてやる」
栗野 「バジャールスタ」
▽
窓際に明石と秋月。
秋月 「堂々としたものです。栗野公使」
明石 「日本は、あいつらサムライが自分で自分らの支配権を捨てて革命をした。
だから今でも上から民衆をみてる、その態度が抜けないんだ」
秋月 「毅然としてていいじゃないですか。節度もあって、欧州の騎士階級に通じるものがある。
サムライは、好評ですよ」
明石 「ずっとサムライならいいかもしれん。だが、ああいう態度だけは、代々下の者にも伝染する
日本の官僚はこの先ろくなものにならなんだろうよ」
秋月、揺らせていたグラスをしみじみ見る。
秋月 「国と国が利害を競って、戦いつづけている限り・・。敵国というものがあり、敵の目がある
かぎり、国家の方策を国民にも知らせたり相談したりすることはできません。
一部エリートが国策を独占し懸念し構想し、真実ではない理由を国民に喧伝して
国を引っ張る他ないじゃないですか」
明石、手に持っていたシャンパングラスを手近なテーブルに置く。
明石 「君は若い。そのエリートだ。だからそんな無理なことが当り前だと信じれるんだな」
秋月 「道理ですよ」
明石、自分のグラスと他人のグラスの位置を勝手に動かしている。
明石 「・・・。たとえば、通信をだよ」
明石、グラスの配列をあれこれ調整して、心地いい光景を探っている。
明石 「一部団体やら国家やらから切り離すことができたら、その道理は無理
になるだろうな」
秋月 「明石さんは夢想家ですな」笑う。
明石、会心の作が出来ましたな如く、グラスの並んだテーブルを眺める。
給仕が、グラスを片付ける。
明石 「北欧貴夫人とお近づきになれんのかのお。金髪碧眼、でへは」
▽
秋月 「その為にここへ連れてけって言ったンですかあ?」
明石 「ぼかぁ、スパイだよ。スパイに美女はつきものだろうに」
秋月 「サムライ日本は礼儀正しいいい子の集まりなんですからね。
停戦交渉のいい仲介国を得るには、各国大使にいい心証を与えなくては
ならない。くれぐれもバカしないでくださいよ」
明石 「言われて、ハイそうですかと聞くと思うか俺が」
明石、宴遊会場をぶらぶら歩き出す。酔っぱらっていて妙に機嫌がいい。
▽
大きな丸い中華テーブルを囲む列強諸外国の外交官、武官がいる。
英・仏・外交官が座って談笑し、独・露・武官が、立ち話ししている。
明石、テーブルに近づきテーブルの食べ物を物色する。
英外交官 「(諸君、となりの小さなテーブルから新しいお客さんだ)」
一同、明石を見る。
イギリス 「(ようこそ、我々の中華テーブルへ)」
明石 「あはいあはい」輪に押し入り料理に手を出す。
仏外交官 「(本当にどこにでも突っ込んでくるんだな)」明石に微笑む
露武官 「(機関砲の前に整列したままぞろぞろやってくる。知能のなさ、空恐ろしいくらいでね)」笑う
独武官 「(あなたは、ドイツ語かフランス語ができますか?)」
明石 「あはいあはい」前歯を出してニヤニヤ笑い。
露武官 「(ほっとけ、わかってない)」
▽
イギリス 「(さて諸君。このように彼らは、このテーブルに分け入ってきたわけだが)」
フランス 「(堂々、清国を戦争で打ち負かして、だね?)」
英外交官のかたわらに英国貴婦人。チャイナドレスを着ている。
チャイナドレスの貴婦人 「(黙って見過すつもり?)」
イギリス 「(彼らは、戦争に勝利したのだから、領土を受け取るのは、当然の権利だろう)」
一同、明石が中華料理を取るのを眺める。
ロシア 「(それは人間同士の約束事だ)」
フランス 「(ご婦人に)」明石の取った皿を貴婦人に渡すように手で示す。
明石、わからなげに首をかしげる。
ロシア 「(だれか、社交ルールを教えてやってくれないかね)」
露武官、料理を手盛りした明石から皿を取り上げ貴婦人に渡す。
明石 「あはいあはい」チャイナドレスの美女に微笑みかける。
仏外交官、貴婦人が受け取った皿から料理を取り、皿を独武官に回す。
ドイツ 「(ここは、我々に入用なのだ)」笑いながら、料理を取り、露武官に回す。
露武官、料理をさらい、空になった皿を明石に返す。
明石 「あはいあはい」空の皿に料理を盛ろうとする。
露武官、巨体で明石を押し出す。目線は、独武官を牽制している。
明石、さすがにむっとする。
▽
フランス 冷笑「(君たちは必死ダネ)」
露・独・武官、英仏を睨む。
ドイツ 「(君らは、早くからこのテーブルに着いていたから、さぞかし満腹だろうが)」
ロシア 「(我々だって、まだたいして食っとらんぞ!)」
貴婦人 「(なんだか怖いわ)」
フランス 「(マダム心配には及びません、私がついています。ドイツ人よイタリア人よ
ロシア人よ、そこのサルよ、乱暴はよしたまえ)」
ドイツ 「(それだ。すこし出遅れて来ただけで、ことあるごとに我々のことを餓えた狼の
ごとく、言いふらすのは、得心いかないな)」
ロシア 「(そうとも。君らがさんざんやってきたことではないか)」
イギリス 「(粘着はよしましよう)」
イギリス 「(我々は紳士だし、もう20世紀になったのです)」
英外交官、ナプキンで口元をぬぐう。
▽
ロシア 「(フランスはわがロシアと同盟関係にある。いつからイギリス寄りにかわったのだ?
イギリスは、このサルなどと組みしおったのに)」明石を指差す。
フランス 「(友よ。ロシアが極東に注力して欧州を空にしてしまっている今、私としてもイギリス
に向かって強きに出るわけにはいかないではないか)」
イギリス 「(このままロシア軍が敗退してくれると、私には好都合ですな)仏大使に酒を注ぐ。
フランス 「(私はね、ロシアの軍事力を頼りに同盟を組んだのに、その肝心の軍が極東で
猿などを相手にやり込められ続けられては困るのですよ。私の仇敵は、あくまでもアナタなの
だから)」英外交官に返杯し微笑む。
ロシア 「(陰謀だ。我々は、勝っている!)」
フランス 「(なあ友よ。猿の島などどうでもよいではないか。君らがあまり小突き回すから、彼ら
は発狂したのではないのかね)」
ロシア 「(それも誤解だ。我々は、猿の島などに関心はない。我々が握っておきたいのは極東。
中国、朝鮮の一部にすぎん)」
フランス 「そいつに聞いてみてはどうか?」明石を指差す「(日本はな、防衛戦争のつもりでいる。
侵略者から自国を守っていると思っている。彼らには、正義の戦争を行なっているという強い
意思がある)」
ロシア 「(猿どもに、そう信じ込ませた奴がいるのだ)」英外交官を睨む。
▽
フランス 「(ロシアにその意図がないとしても。ロシア軍が朝鮮半島に居座れば、小さな海を挟んで
向かい合わせだ。日本人でなくとも、侵略を警戒するだろう)」
イギリス 「(ロシア軍が、朝鮮から進軍を始めれば、猿は自分の島で防衛戦をしなくてはならなくなる。
戦略的に言って、そうなってからでは、日本本土の防衛は絶対に不可能だ)」
フランス 「(だから、そうなる前に満州で戦うことにしたのだろう)」
チャイナドレスの貴婦人 「迷惑ですわ」
ドイツ 「(仕向けた、のだろう?)」英大使を斜に見る。
英外交官 「レトリックも対話のひとつですよ。彼らがどう解釈したかは知らないが」
チャイナドレスの貴婦人 「こんな話、私はもううんざり」
フランス 「そうですな。マダム、踊りましょう」
チャイナドレスの貴婦人、仏外交官の手をいなして、テーブルを離れる。
英外交官、指を弾く。
米大使館付きの若いアメリカ人給仕長、皿を片付ける。
アメリカ給仕長、厨房へさがり、料理人たちを叱咤し、取りまとめ、新しい料理を
ふんだんに用意する。フロアに戻って来て、全体の様子を眺める。
控えめに宴席を運営している者独特の機敏さと余裕があり、
今は、その挙措が、慎ましい。
▽
仏外交官、貴婦人にあしらわれて、席に戻ってくる。
フランス 「(正直、潮時ではないかと思っているのだが)」
イギリス 「(調停役を買ってでられますか?うーん、それは見合わせてもらいたいな)」
フランス 「(アナタは、露日戦争が早期に終わって、ロシア軍が欧州に戻って欲しくないから
そう言うのでしょう)」
イギリス 「(そうですよ。舞い戻られては困る。誤解がないように言っておきますが、イギリス
が日本に肩入れするのは、日本単独ではとうていロシア軍と戦えないからだ。
私は、露日、双方に共倒れしていただきたいのだ。皇帝ロシア軍は欧州の安全にとって、
実に脅威だし、アジアに雄があってもらっても不都合だ。そこはみなさん同意見だと思い
ますがね)」仏・独を見る。
露武官、酔っ払って目が据わってくる。
ロシア 「(猿を駆逐して、我々は大軍のまま欧州に舞い戻る!)」
イギリス 「(なにか作戦がおありのようですね?)」
ロシア 「(なぜ、教えねばならんのだ?)」
イギリス 「(阻止不能で確実な計画なら隠し立てする必要はない。むしろ喧伝された方が、
より優位に事を運べますよ。自信がおありなのでしょう。で、いつ?)」
ロシア 「(この冬だ。猿どもは、冬に軍隊は動けないと信じている。冬こそロシア軍の本領だ)」
ドイツ 「(細部ではなく、全体の運動としても、日本軍は突出しすぎいてる。補給の機構
というものがない。側面を衝けば一撃だろう)」
露、明石の開いたわき腹をしげしげ眺める。
ロシア 「(それだけの兵力輸送は完了した。奉天で日本陸軍に対する包囲殲滅戦を行ない、
猿どもを屠殺する)」
▽
フランス 「(言い切ったね)」
ドイツ 「(ロシアと日本は、大陸満州で陸戦をしている。ロシアは陸続きだが、日本が自分の
陸軍を支えるには、本土から海を渡って武器弾薬食料を運ばなければならない。補給路を
確保するには、制海権を守りつづけなければならない。なのにいまだに、旅順は陥落してい
ない)」
フランス 「(旅順?)」フロアの貴婦人たちの踊りに合わせて軽く腰を振り、あくびをかみ殺す。
ドイツ 「(旅順には、ロシア艦隊がある。バルト海から回航されたロシア本国の艦隊と合同
すれば、日本海軍の2倍以上の大艦隊になる)」
独武官、テーブルにグラスを置く。そのひとつのグラスの左右にふたつのグラスを置いて挟み撃ち
にして見せる。
ドイツ 「艦隊戦というのは不沈戦艦が備えた大砲の数で決まる。日本海軍に勝ち目はない。」
ロシア 「(陸海ともども、動員数で圧倒している)」
ドイツ 「(日本海の制海権はロシアが握り、大陸に展開する日本陸軍は、補給路を断たれ孤立し、
取り残され、冬の包囲戦で、全滅するだろう)」
フランス 「(それじゃあ、いま調停に入るのは馬鹿げてるな)」笑って英外交官の肩を叩く。
ロシア 「(調停?とんでもない。そういうものは、戦争をしている国同士にあるものだ
我々は戦争をしているのではない。コイツらを駆除しているのだ)」
明石を指差して微笑む。
明石、ニヤーと笑って応える
▽
イギリス 「どうも私までが形勢危しだな」仏・独・露を見まわす。
ドイツ 「イタリアと相談しあってみてはどうだ?」
一同、どっと笑う。
フランス 「(ルーブル美術館に浮世絵コレクションが増やせそうかね?)」
ロシア 「(猿の曲芸画などいくらでもお譲りする)」
明石 「あはいあはいあはい」ニヤニヤ笑いながら、その場の全員と握手し、立ち去る。
仏外交官、フィンガーボールで手を洗う。
英外交官、席を立ち、米大使に挨拶しに向かう。
▽
明石、秋月の所にもどってくる。
明石 「いい子にしてたろ」
秋月 「ペコペコにやにやして、なんとも、絵にならない人だなあ」
明石 「エル・ポデルトタール・エッサ・エンセス・マヌス」
秋月 「何語です?」
明石 「ポルトガル語だ」
秋月 「ほう、で、意味は?」
明石、ドアを蹴っ飛ばして、でてゆく。
▽
○都邑
明石、夜のストックホルムを黙々と歩く。
表通りから裏路地に入る。
▽
○穀倉。
カストレン、シリヤスク、明石、十数人の男たちが集まっている。
明石の目の前で、大きな木箱がこじ開けられる。
木箱の中に銃器。
明石 「ロシア軍の武器じゃないか、よく手に入ったなあ」
紳士 「ロシア軍にも知人はいます。あなたが寄与してくれた現金のうち
半分は武器弾薬に化けましたよ」
明石 「あとの半分は?」
紳士 「知人に化けました」
老人 「来月になったら、欧州全土にいる組織幹部を集める。モトを全員に紹介し、
一斉蜂起の準備を進める」
明石、カストレンの手を握る。
老人 「われわれの悪魔を葬るのだ」
▽
○在ストックホルム日本公使館。
秋月 「栗野公使とぼくは、停戦仲介国になってくれる国を探してたんですがね」
明石 「最有力候補は?」
秋月 「フランス。内々の折衝はついていたのに」
明石 「蹴られたろ」
秋月 「ええ。・・・?、でも、どうしてそれを?」
明石 「栗野公使、ロシア軍が逆襲にでます。それもこの冬、奉天です」
栗野 「・・・。うわさだ。こんな遠い所から、日本にそんなこと報告しても信じるも
のかっ!」
明石 「フランスが調停から手を引いたのは、その作戦計画をロシアから聞いたから
です。日本軍が全滅した後じゃ、だれが中に入っても停戦なんてさせられない。割っては
いるだけバカだ」
秋月 「くそっ、所詮アジアはヨーロッパに略奪されるためだけにあるのか」
栗野 「・・・・」
秋月 「万事休す」
明石 「この喧嘩、だれも止めてくれないってコトになったらオオゴトですよ」
▽
栗野、振り返り、菅田を見る。
菅田、頷く。
菅田 「明石さん。イギリス情報部が、あなたの話に乗りましたよ」
明石 「どの話?」
栗野 「ロシア革命のハナシだ」
菅田 「大英帝国情報部次長オーブリー・ヴォイジーから直接返信がきました。
情報網と地下組織のすべてを使って革命扇動することになった。
通信は英国で押さえるから、地下組織は・・・」
明石 「わが日本の担当」
菅田 「と、いうより明石さん、あなたひとりの担当ということになりますな」
明石 「次の会合ですべてが決まる」
栗野 「いつだ?」
明石 「聞いてしまって後悔しませんか?」
栗野 「一蓮托生だ。トルージンのアホに、どっちが猿か教えてやる」
明石、秋月の方をみる。
秋月、栗野をちらっと見て苦笑しながら明石をみる。
▽
菅田 「栗野さん。私をロンドンへやってもらえませんか。大英帝国現地で、情報部と
明石さんのつなぎになりたい」
栗野 「こんな奴の連絡役でいいんですか?」
菅田 「こんな奴ではありません。今の明石さんは大日本帝国の秘密兵器です
師団一個分に相当する」
栗野 「チャー。鎮台あがりの平民兵が日本を背負ってくか」
明石 「公使、無心が半額残っていたとおもいますが」
栗野 「出す。書記官から残り50万受け取れ」
明石 「ありがとうございます。この金で戦争に勝つ」
栗野 「カネ、カネ、言うな。はしたない」
明石、敬礼して誤魔化す。
栗野 「かわりに調書を書け。帝政ロシア偵察事情。いまは君が一番の事情通だ」
明石 「なんのために?」
栗野 「アメリカでの講和準備をすすめている小村外相に必要なのだ」
明石 「講和?ロシア帝国は、ぼくが叩き潰します。粉砕してやる」
栗野 「のぼせ上がるな!」
栗野、怒鳴る。
栗野 「勝つことが目的ではない。負けず、停戦させるのだ」
明石 「鎮台あがりの平民兵でも、自分は軍人であります。サムライであります」
栗野 「間違えるなと言っている。士道は他国を粉砕する権利ではない」
▽
○王立劇場。
ウィッテ 「どうなのだ?モターカシは」
イリューシャ 「モト・アカシ、です。」
ウィッテ 「・・・皇帝いわく猿の国家だ。猿の名前をわれわれ人間に発音で
きるものなのかね」
イリューシャ 「そんなふうに考えては、おられないくせに・・・」
ウィッテ 「で?」
イリューシャ 「おもしろい男ですわ。自分の身なりに対する美意識が欠落してますね。
大物ですよ。地下組織の会合に行くのに、堂々と市民に道順を尋ねたこともあっ
たり。自分が精密なスパイ工作を実行しているのだ、
という認識もないかもしれない」
ウィッテ 「『ロシアの霧』の敵には値しない、か」
イリューシャ 「ちょっとイライラします。もっとマジメになれって手紙を書いて送り
付けてやろうか、て何度も思ったくらいです」
ウィッテ 「きみをイラつかせるとは、たいしたもんだ」
イリューシャ 「それは深読みです」
ウィッテ 「高等警察に出し抜かれるなよ」
イリューシャ、微笑しながら、ゆっくりうなずく。
▽
○地球の眺望
巨大なクの字を描くスカンジナビア半島。スウェーデンから、東へ
フィンランドを越えてロシア領、ペテルブルグ、ウラル山脈を通過し、
凍った大地シベリアをえんえんと、さらに東へ
日本海が現れ、右端に小さな弓型をした列島がみえる。
朝鮮半島の根元あたりがクローズアップされる。
▽
○荒野。
(テロップ)
『 奉天 』
連射砲撃音。
突撃ラッパ。
蟻のように類類と折り重なり進軍する日本兵。
荒野を覆い隠すほどの死体、手足、砲煙。
馬上、怒号する指揮官。きらめく軍刀。激励、命令、絶叫。
後込みしてきた同胞兵の頭を軍刀で叩き割る。怒号。怒声。
わらわらと壕から這い出る日本兵の群がり。濃い砲煙のなか果敢に前進するも、
後方の壕から一斉に射撃した味方別部隊の弾を浴びてバタバタと虫のように倒
れる。
北の大地は、見渡すかぎり鉄とベトンで固められたロシア軍の砲台保塁。
装甲壁が、夕日を受けて血の色に染まっている。針を刺したような大砲の群れ。
砲撃閃光。ギューンと砲弾が空気切り裂いて飛来するリアルな音。
群がりあって敗走する日本兵の中で爆発が起きる。火炎。砲弾の金属破片。飛
び散る肉塊。
保類から雪崩をうって行進してくるロシア軍。こだまする「ウラー」の連呼。
大軍大地を覆うさまは動く絨毯を思わせる。
▽
○指令部。
参謀 「砲弾がないんです!兵はもっと足りない!」
参謀、激して、コンクリートの壁を素手でどんどん叩いている。
血が飛び散ってもやめない。気づいていない。
参謀 「国内の徴兵枠をもっと広げて、もっと兵をどんどん送るよう東京に言っていただきたい!」
児玉 「会戦を見合わせ、耐えて待つ」
参謀 「なにを待つんですか!本国から援軍があるんですか!一個二個の師団が
加わったところで、持ちこたえるのは無理です!そのまえに帝国陸軍は、
陸軍は・・全滅する・・」
児玉 「そうならん絵を描け、参謀職じゃろが」出て行く。
▽
○荒野
屍の山に沈む夕日。
児玉 (師団じゃと?そんなものどころではない。
師団全部、帝国陸軍全部と同量のが働きがいる今すぐいるわい!
アイツぁわかっちょるんか!)
児玉、西のはるか遠くを睨みつける
▽
○ヨーロッパ。スウェーデン王国、舗道。
明石とイリューシャ、ゆっくりと歩いている。
明石 「変だね、きみはいつもふいに現れる・・・なぜ?」
イリューシャ 「・・・聞かないでください」
明石 「え?なぜ?」
イリューシャ 「・・・。なぜ?と聞かれるのは嫌い」
明石 「・・・・・」
イリューシャ 「・・・・・」
明石 「警告したのに・・・大本営は、こちらの情報を信用しなかった。・・
どうして、もっと・・・どうして、もっとうまくやれないんだろう」
小雪が降る。
イリューシャ 「また、降り出しましたね」
イリューシャ、明石の正面にまわる。
舗道にひざをつく。
明石 「あ、あ、あの・・・」
イリューシャ 「馴れてらっしゃらないのね、洋装」
イリューシャ、明石の蝶ネクタイをいったん解き、結び直す。
ずぼんの腰回りの裁ちじわを合わせる。
明石 「・・・・・スカートが汚れます」
イリューシャ 「かまいません」
▽
明石 「いや、しかし」
イリューシャ 「男のひとは、どんなときでも颯爽としているものです」
イリューシャの手が動く。
しんしんしんと雪がふる。
明石 「・・・・」
イリューシャ 「・・・・」
イリューシャ、立ち上がる。
イリューシャ 「・・・・」
明石、ハンカチを取り出す。イリューシャに渡す。
イリューシャ、スカートのひざをちょっとみる。
微笑む。
明石 「御免」
明石、思わず逃げ出す。
振り返る。
イリューシャ、雪降る舗道に立っている。明石を見る。
明石 「・・・・・」
イリューシャ 「・・・・・」
明石、一礼して立ち去る。
▽
○郵便局。
ラコスキー、窓口に行き、郵便を差し出す。
窓口の男、ハルストレム、郵便物を処理する。
ハルストレム、預かり書を切って、ラコスキーに渡す。
ラコスキー、日付を見る。・・・2月7日。
▽
○サロン、ドロワ・ドゥ・ドメイン−4F−
ラコスキー 「次の会合は、2月7日」
ラコスキー、預かり書を裏返す。
ラコスキー 「場所は、バリャーク通りの・・・・」
リュエフ 「待った。こっちの聞いた密告と食い違う。日付は同じだが、場所が違う」
ラコスキー 「なんだって?」
リュエフ 「俺が入手した情報によると、河向こうの教会だ」
ラコスキー 「ドいうこと?!」
リュエフ 「・・・。どちらかは、罠だ」
イリューシャ 「・・・・・」
ラコスキー 「そもそも、あのタヌキ、どうやってあんな地下組織のボスと接触する
ことができたんだろう。高等警察も俺達もかなり必死に首領の行方を
探していたんだ。だのに絶対捕まえられなかった」
リュエフ 「一般大衆を味方につけてるんだ、奴は」
ラコスキー 「じゃあ、会合情報を得て踏み込んでも、いつもいつもモヌケのカラな
のは、なぜだい?市民の情報網だけじゃ、ああも見事に裏はかけない」
リュエフ 「・・・。高等警察の中にもシンパシストがいるんだ」
イリューシャ、窓から河をみている。
リュエフ 「高等警察内部の人間も、もとを正せば衛星諸国の人間だ。表でヘイコ
ラしてても、ハラの内では違う」
河、碓氷が割れるのが見える。
イリューシャ 「・・・。それ、逆情報源になる」
▽
○トルージン自宅、寝室。
ベッドの上に、震える娼婦と、震える手で銃を構えるトルージン。
ラコスキー 「ホントに、あんたの部下は役にたたんなあ、警備ひとつできなくて、何
が警察なんだい?」
ラコスキー、ベッドの上に座り込む。
トルージン 「なんの用だっ」
リュエフ 「今月7日に反抗組織幹部が一堂に会する。場所はバリャーク通りだ」
トルージン 「飲み屋街だな」
リュエフ 「中に入るなよ。遠まきに通りを包囲するだけだ。勘づかれて中止され
たらそれまでだ」
ラコスキー、女の脚の臭いを嗅ぐ。
ラコスキー 「それまでになったら、おまえも終わりだ、署長」
▽
○某部屋。
老人 「欧州の幹部が集うのだ。踏み込まれたら一巻の終わりだ」
紳士 「トルージンが密かに警戒網を作っています。バリャーク通り」
老人 「漏れたか。・・・手配したのは?」
紳士 「ハルストレムです。・・・。腹心に裏切られるとは思いませんでしたよ」
老人 「そんな事もある・・・」
紳士 「ハルストレムの処分は、会合が終ってからにします」
老人 「だが、都合がいい。高等警察がバリャークに掛かりきるうちに、
われわれは河向いだな」
▽
○舗道。
明石、歩いている。
▽
○河沿いの小道。
イリューシャ、もの想いがちに歩いている。
ふと立ち止まり、白夜に光る河を見る。
▽
○教会、裏通り。
明石、たむろする浮浪者を装う男たちの間をすり抜け、中に入る。
紳士 「会合が終わったら、スイスへいきませんか?
あなたの金を必要としている男がいます」
明石 「役に立つ男ならいくらでも出します。
ただ、ぼくは礼儀知らずだ。相手に見境なく大口叩くかもしれませんが、
拗ねませんか、その男」
紳士 「レーニンはそんな狭量な男じゃありませんよ」
明石 「聞かない名だな」
紳士 「かの大国に革命が起きれば、その指導者の名前を世界は永遠に記憶するでしょう」
明石、コートの裏を覗く。かつて知ってるかぎりの外国語で書いた自分の名前は、こすれてもう読めない。
紳士 「日本さえ、あなたの名前は記憶しないでしょう」
明石、一片の雪を掌で受ける。
紳士 「あなたが世界に対して仕出かしたこと。あなたが実際にいた、という事実。もね。」
掌の中で消滅する雪。
明石 「すべて消える」快活に笑う
▽
○教会、堂内。
参拝人でごった返している。
イリューシャ・グランセリウス、その中をうつむいてゆっくり歩いている。
人垣の向こう、反対側の壁ぎわで紳士と話込んでいる明石が見える。
イリューシャ、すこし考えあぐねるように立ち止まる、歩きだす。
イリューシャの背後、
ローブを被ってうずくまるように椅子に座っていた老婆が、ハッとして顔を上げる。
老婆の両目は、刃物傷でつぶれている。
イリューシャ、老婆に気づかず、地下組織のメンバーが集結した堂内を
ゆっくり歩いている。
明石、椅子に座る。
▽
○同、堂内
イリューシャ、ゆっくり近づいて明石のとなりに座った。
明石 「イリューシャ?」
イリューシャ 「ごめんなさい。ほんとはね、ずっとあなたを監視していたんです」
明石 「組織の命令で?」
イリューシャ、小首を傾ける曖昧なうなづき方をする。
明石 「なんだ、そうだったのかあ、君が遠まきに護衛していてくれたから、
ぼくはずっと高等警察に捕まらずにすんでたんだ・・・」
イリューシャ 「あなたは、この世界に必要な人だから、・・・・」
明石、なんとなく天井の方を見上げる。
明石 「・・・・。よく考えると好運の連続だったよ・・・ついていたんだ」
イリューシャ 「あなたには、行為にごまかしがない・・・だから、堂々としてられて
・・・だから・・・まわりがおびえる・・・」
明石 「・・・・。正直ではないよ」
イリューシャ 「・・・・。あなたは戦争を実行する人なのね?」
明石 「・・・・」
イリューシャ 「・・・・」
明石 「いや、でも、・・・」
イリューシャ 「フォトグラフって、ご存じですか?」
明石 「ふぉとがら?知ってらあ。文明開花の明治ニッポンだぜ」
▽
○同、祭壇裏。
目を切られた老婆、紳士の袖を引く。
紳士 「ここに?」
老婆 「見た者の眼を切って顔を隠したつもりでも匂いまでは消せない。忌まわしき
悪魔の娘も今夜で終わりさ」
▽
○同、祭壇
祭壇に老人が上がる。
老人 「カストレンだ。祖国を略奪しみずからの国家さえ腐敗の淵に沈めた皇帝を
滅ぼす時がついに来た。それは、いまここに集結した力によってなされる」
堂内に着席した一同を見渡す。
▽
○同、堂内
イリューシャ 「あなたは、カストレンに利用されたとは考えていないのですか?
彼が第二の皇帝になるかもしれない」
明石 「・・・。わからない。でも、互いに目的は一致した。東京に、タマネギ頭の
天堂が立つことになるなことは絶対にさせられん」
イリューシャ 「日本の王様は、第二の皇帝にならない?」
明石 「・・・・」
イリューシャ 「悪魔の称号は皇帝ひとりのものなのね・・・」
明石 「・・・。イリューシャ、きみの目はいつも悲しいんだね」
イリューシャ 「・・・・。皇帝の目もそうだったわ」
明石 「?」
イリューシャ 「・・・・・・あなたは、おもしろい、とっても変わってる。
・・・わたし・・・あなたを監視していて、・・・うん・・楽しかったわ、
・・・とっても楽しかった。こんなに楽しかった日々はなかった」
明石 「・・・・」
▽
○同、祭壇
老人 「裁きを下すにあたって、悪魔の毒牙がどのような姿でわれわれの前に現
れるか、われわれは知らねばならない。それは美しく気高い貴婦人に姿
をやつすこともある」
カストレン、着席するひとりとひとりに目をやる。
欧州各地の反抗勢力幹部たちを見、明石を見、明石の隣りに座る美しい娘、
を見る。
▽
○同、堂内
明石 「イリューシャ・・・」
イリューシャ、祭壇の上のカストレンとまっすぐ眼をあわす。
祭壇の老人 「ひとりで乗り込んでくるとは、まさに人間離れしたクソ度胸だ」
明石 「まさか・・・イリューシャ・・・・、でも、なぜ?」
イリューシャ、明石を見つめる。
イリューシャ 「聞かないで」
明石 「・・なぜ?」
イリューシャ 「なぜ?と聞かれるのは嫌い」
明石 「・・・・・」
イリューシャ、立ち上がる。
▽
イリューシャ 「わたしが今日ここに現れたのは、あなたがたに決定的な破局を宣言する
ためです。わたしは、あなたがたを滅ぼす悪魔の手先。あなたがたは、
わたしにあらがえません。カストレン、もはやあなたにはなんの力もない」
祭壇の老人 「そのような空虚な脅迫との決別するために、我々はここに会したのだ」
銃やナイフを構えた男たちが、イリューシャを包囲する。
明石、あわてて立ち上がる。
明石 「待てっ!ダメだっ!くそっ!ふぉとがらだっ!ここに集まった全員が
写真に撮られているっ!」
イリューシャ 「大日本帝国明石元二郎大佐。戦時国際法規に則ってあなたを逮捕
します。他民族扇動、スパイ工作、反体制組織との謀略」
イリューシャ、凍った河のような瞳で、全員を眺める「もちろん、ここにいる全員もね」
明石 「イリューシャ・・・」
イリューシャ 「わたしの勝ちよ。あなたは、わたしを見抜くことさえできなかった」
明石 「きみが・・・・ロシアの・・・霧、なのか・・・」
明石、イリューシャを見つめる。
イリューシャ、目をそらす。
▽
○海岸・・・。
(テロップ)
『 バルト海 』
灰色の空。凍結した海。
静止した海の上をぽつりぽつりと歩くイリューシャ・グランセリウスと明石元二郎。
イリューシャ 「この夏、この海、いっぱいに・・」
イリューシャ、凍りつきどこまでも広がる海原を見晴るかす。
イリューシャ 「水平線のすみずみまで・・巨大な軍艦が群れをなして浮かび・・、
音も立てずに進んでゆくのを見ました。ひとつひとつに無数の針を刺したような大砲のシルエット、
黄色い煙突から黒雲がもうもうと湧き上がっていて、灰色の雨雲と混じりあっていた・・。
どんどんひろがってゆく巨大な雲が、ひらりひらり、脅すように雷を閃かせて、それが、
あまりに美しくて、あまりに、恐ろしくて。
・・わたしは砂の一粒になって、波に巻かれて、そのまま海の底へ落ちて消えてしまい
たかったほど・・」
明石 「ロシア本国艦隊・・・すでに日本へ出撃していたのか・・」
イリューシャ 「征服した国々からかき集めた人間を満載にして、地球の裏側にある
戦場にゆくのです・・・新たな征服の為に・・・・」
明石、立ち止まって、イリューシャの目を覗き込む。なにか言おうとして、・・・なにかに気づく。
▽
明石 「君の・・こっちの目?・・左」
イリューシャ 「わかります?見えないのです。幼いときに怪我をして」
イリューシャ、いつもの、小首を傾ける表情で明石を見る。
明石、目をそらす。
明石 「・・・・どうして、ぼくを逃がした?」
イリューシャ 「上司の命令・・・。わたしは、命令に従うだけです」
明石 「だれだ?」
イリューシャ 「もと帝政ロシア蔵相」
明石 「げえ・・・・・、ウィッテ、が・・・なぜ?」
イリューシャ 「彼が愛したのはロシアであって皇帝ではないのです」
明石 「・・・。それで・・・カストレンたちも逃がしたのか・・・」
イリューシャ 「革命は民衆の力だけでは成功しません。写真を入手したウィッテは、
カストレンの組織を支配できるでしょう」
明石 「ウィッテは、皇帝を・・・専制主義を見限ったのか・・・」
イリューシャ 「これ以上人民が苦しむ前に、日本との停戦調印を行うには、皇帝に
ロシアの実態を知らせるしかありません・・・・彼は停戦仲介国にアメリカ
を選びました。・・ウィッテはポーツマスですべてを終らせてくれるでしょう
・・・モト、生き残って、ロシアに・・・、・・・、革命を起こしてください」
明石 「しかし、そうなったら・・・ウィッテも、きみも、・・・皇帝と運命を共にする
ことになるぞ」
イリューシャ、・・・微笑む・・・。
▽
明石、ポケットからくしゃくしゃになった茶封筒を出して、イリューシャに手渡す。
イリューシャ 「・・・なに?」
明石 「大英帝国情報部オーブリー・ヴォイジーとのコンタクトの取り方が書
いてある。これを皇帝の為に使うも君自身の為に使うも君の自由だ」
イリューシャ 「・・・・自由・・・・」
明石 「・・・・・・逃げるんだ、イリューシャ」
イリューシャ、首をふる・・・。
明石 「・・・きみに会えて・・・うん、楽しかったよ・・・」
明石、歩きだす。
明石 「ナケミーン、グランセリウス」
イリューシャ、灰色の海をみる。
イリューシャ (ナケミーン・・・サヨナラ、モト・・)
▽
○海洋
(テキスト表示)
『中世の終焉。ユーラシア大陸北西部に起こった産業革命は、その地域の国々を飛躍的に先進化させた。
狩猟、採集、牧畜、農耕など、<地域自給>を主体とした人間が生息する為の穏やかな営み、は、<工業システム>の獲得によって、変革した。
その変革は、<類人猿>が道具を手にしたことで<人類>に変貌した瞬間以外には他に比べ得る現象がないほど、極端で、激しい。
例えば、地球の環境データは、その(歴史時間的)瞬間、に、あらゆるグラフが急角度で折れ曲がり、危険な速度で急加速を続けている。
変革を肯定し、以前の生計体系を破壊してしまったからには、もはや、変革以前には、戻れない。人類は、人類の生き方を変えた。
産業文明には呼吸がある。
安い材料に満ち溢れ、安い人材を乗せた広大な土地、集団、を渇望する。
加工した産業製品を売りさばく広大な市場を要求する。
この呼吸を失うと、加工者に過ぎない産業文明は、ただちに窒息死する。
近代<帝国主義>は、産業文明が呼吸し続けること、それによって国をして優位たらしめること、を命題として、生まれた。
産業文明によって先進した一部の国々・帝国群が、古代中世的な多数の後進国から各段の優越をなしとげ、産業文明の呼吸が望むままに、掠奪し、地球の大半を手中に収めた。
帝国主義が侵略主義とほぼ同意になるのは、産業文明が持つ呼吸の生理ゆえであり、同じ生理を持つ国家、民族集団間には、必然的に利害摩擦が生じる。もともとは地域間のものだった<戦争>が産業文明の呼吸の望む所以によって、地球規模に拡大した。
産業文明の呼吸、がこれを欲するかきり国家政治・ありとあらゆる人間集団、がどう、体制や名称を改めようと、<帝国>の呼称・体制をどう改めようと、本質の原理は変わらない。それによって起きる様々な現象、悲喜劇、はなにも変わることはない。
地球規模_国家から_すべての大中小集団_我々の日常生活の、瑣末な仔細のことごとく、に至るまで。
わたしたちは、この非情なゲーム設定の上で、_いま、を呼吸し、_ここで、生きている。』
▽
○アンバサダー・イン、理髪室。
イリューシャ・グランセリウス、金色の長髪をバッサリ切ってもらう。
イリューシャ、鏡の中の自分を見つめる。
(それに重なって、テロップ)
『 ニューヨークピア
−1907年− 』
イリューシャ、立ち上がって、窓辺に立つ。
窓の外に豪華客船が、見える。
トランス・アトランティック、ニューヨークfrom toサウスサンプトン。
<ノスタルジア号>。そして、霧笛。
<END>//1993.
おつかれさま!
ようこそ、かくも豪華な二等客室へ!
299 :
NAME OVER:2006/05/25(木) 19:14:57 ID:IW/Fc+FG
そろそろ危険水域なので保守
over the 300!v(^-^)v
300で許すの?寛大なのね。
そうでもない。
Пишется здесь?
誰か奈落の犬見た人いないの〜?
305 :
NAME OVER:2006/06/01(木) 21:01:57 ID:94RfaRWE
深度計がっ!いま305っ
306っ? 振り切れる!!
アッシュビー 「深度計なんぞ睨んでないで浸水を食い止めろ!」
キリーコフ、そのへんのバルブを閉めまくる
キリーコフ 「ふう、みろ、浸水は止まった」
アッシュビー 「・・308・・まだ落ちてる・・」
キリーコフ 「もう空気は漏れてないぞ。なぜ、どんどん沈む?」
アッシュビー 「浮力がマイナスだからだ。浮力タンクの中の空気が
絶対的に足りていないのだ」
キリーコフ 「くくく、空気はどこだ!」
アッシュビー 「空気は、もっと、上のほうの、にぎやかなところにたんまりあるのだ・・
こんな海底にはない」
キリーコフ 「・・309・・空気がたりない・・」
アッシュビー 「圧縮空気ボンベを探せ」
キリーコフ 「ボンベ・・これか?」
アッシュビー 「それは、バッテリーだ!電動モーターの電源だ!」
キリーコフ 「じゃあ、これか?」
アッシュビー 「それが、電動モーターだッ!バッテリーと電線でつながってるだろッ!
水中でスクリューを回すモーターだ!」
キリーコフ 「310・・・、じゃ、こっちのデカイのはなんだ?」
アッシュビー 「それは、ディーゼルエンジンだ!」
キリーコフ 「モーターとエンジン?推進器がふたつもあるのか?」
アッシュビー 「ディーゼルは浮上航行用のエンジンだ。馬力はあるが
ベラボウに空気を喰うから、潜水中は使えない」
キリーコフ 「いまやただのオモリだ」
アッシュビー「ディーゼルは、洋上でスクリューを回すついでに発電機を回すのだ。
バッテリーに電気を貯める。たんまり蓄電したら、電動モーターで
スクリューを回し水中を進む。モーターは空気を喰わん。
潜水艦はハイブリッドなのだ。20世紀の偉大な科学力の結晶なのだ!」
キリーコフ 「他の船は原子力なのか?空気に困ってる気配もないが」
アッシュビー 「ここで、時代錯誤なことは言いっこなしだぜ」
キリーコフ 「どこも、どんちゃん騒ぎ」
アッシュビー 「ひがむなみっともない!」
キリーコフ 「ワイドTVハイレゾルーション、美麗CGキャラ、
5.1ch対応の原子力潜水艦に、俺も乗りかえたい」
アッシュビー 「く・・我々は、一抹の郷愁を静かに嗜んでおるのだ、もとより
“・・ちょっと泣きたくなるような、弱い感触だけをたどって航海にでてゆくことにした”
のではないか・・この寂寥感に胸を張れ!」
アッシュビー「ところで、おまえさんが尻の下にあるのが、圧縮空気ボンベだな。
残圧いくらある?」
キリーコフ「・・ゼロ」
アッシュビー「終わったな」
キリーコフ「艦内にまだ空気があるではないか!わずかだが確実にある!
これをかき集めて・・浮力タンクに送り込んで、浮上できないのか?」
アッシュビー「いま深度311。ものすごい水圧がかかっている。タンクから海水を排水して
空気を貯めるには、それだけ高圧の空気がたくさん必要なのだ。圧縮ボンベなのはそのためだ。
いまあるやなしかのこんな薄い空気じゃとうてい浮上なんざ無理だな」
キリーコフ 「・・この空気は、俺たちふたりが吸い尽して・・おわり、か・・」
アッシュビー 「どれほどもつか・・そのまえに、圧壊・・ぐしゃり」
キリーコフ 「い、いやだーッッ!!!!」
キリーコフ 「312!!!」
耐圧殻が水圧でミシミシ鳴り始める。
キリーコフ 「うわー!!いっそ今すぐ俺を殺してくれぇ!!」
アッシュビー「自分で死ねよ」
キリーコフ 「そんな勇気があれば、こんな沈む棺桶に引き篭もってるもんか!
できるだけ気持ちよく、逝ける方法はないものか・・・」
アッシュビー「排気管を口に咥えて、ディーゼルエンジン始動しちゃどうだ?」
キリーコフ 「313!先に逝かせてもらうぜ」排気管を口に咥える。
アッシュビー「馬鹿かおまえ、火傷して吹き飛ばされるのが落ちだ」
キリーコフ 「おまえが言ったんじゃないか!・・?、まて、なぜ、火傷する?」
アッシュビー「空気に燃料が混合され、シリンダーに送り込まれる。引火される。爆発する。
熱膨張した気体がピストンを押し、シャフトが回り、スクリューが回る。
排気管からは、高熱、高圧の有毒ガスが、排出され・・」
キリーコフ 「吹き飛ばされる?」
アッシュビー 「・・。熱膨張・・」笑い出す「ちくしょう、馬鹿な相棒が好きになったかもしれん」
キリーコフ 「314・・なぁ、相棒、悪役ってのは、あがいてナンボじゃないのか?」
アッシュビー 「そいつを口から放せ!排気管を浮力タンクにつなぐんだ!」
キリーコフ 「排気ガスで浮力タンクを満たす!わずかな空気が爆発膨張!そうだな?できるのか?!」
アッシュビー 「その有毒ガスはもうおまえだけのものじゃない。あがくか?死ぬか?」
キリーコフ 「ウラー!!!」
315 :
NAME OVER:2006/06/05(月) 02:20:20 ID:HA6APocS
艦内に残った空気をすべてディーゼルエンジンに吸わせて始動。
排気ガスを浮力タンクに送り込み強制排水。
キリーコフ 「メインタンクブロー!」
ふたりが窒息する寸前に、潜水艦は、洋上に浮上。浮上した!
アッシュビー、艦橋に立ち、見晴らし抜群にいい水面上を見渡す
月夜に客船。
アッシュビー「見逃すわけないだろ馬鹿」
後甲板に立つ、デュナン・カスケ・イリューシャと思しき人影まで見分けられる距離。
アッシュビー 「魚雷発射用意」ニヤリ。
キリーコフ、艦内で魚雷を装填作業中。
キリーコフ 「返礼に、こいつをお見舞いしてやろうぜ」
キリーコフ、カスケの走り書きがある鉄板を力任せに引き剥がし、魚雷にくくりつける。
アッシュビー「ああ、だが、早くしてくれ、どうもまたオレラ深々と沈んじまう気がしてならんのだ
21世紀のこの大海原・・5秒と、もたん気が・・」
魚雷装填するキリーコフの背後、引き剥がされた鉄板の穴から、海水がじわじわと噴出し・・。
キリーコフ 「バンティの悪乗りさえ、いまとなってはいい思い出だな、相棒」
保
険
屋
だ
と
!
322 :
NAME OVER:2006/06/14(水) 20:08:55 ID:0+8ejItm
だめだっ
な なにが?
チェイサーはコロナ
通信機はメーデー発信で手一杯だ。
とても、乗客に使わせる余裕は無い!
な なんで?
アイアイサッ
私をただの保険外交員だと思っては困る。
ロイド社の者だと言えば、わかるだろう?
めがね屋さん?
アメリカがめがね屋の植民地だった時代は終わったのだ!
船の上は私の独立領土だしな。
流石はコンタクトレンズご執着のアメリカ人
そんなに、メガネがおきらい?
TOWNS版のプレセンスって、グラフィックがパワーアップしてたり、ボイスつきだったりする?
ノスタルジアでさえこの有様だというのに
プレゼンスを多機種にわたってプレイした賢人などおるものか!!
メガCDでしかプレーした事無い。
声の付いていないPC版で遊んでも面白いのか?
メガとタウン図しかやったことないが
声なしもやってみたい。
何度もやっていると声をすっ飛ばすのがデフォになるから…
死にたくなければ
おもいきり駆けおりて
ギリギリで飛んでみせろ!
わひょぉーーーい♪^O^ノ
343 :
NAME OVER:2006/07/12(水) 21:32:16 ID:AM5NkLgZ
レートを あげる?
さげる
キャノンダンサーの腕がだんだん上がってきております。
近いうちにノーミスクリアできるかもしれん。
346 :
NAME OVER:2006/07/26(水) 22:36:59 ID:OeOZQ8vW
しがない営業マン、カスケと同じく私も上司が大嫌いです
また遊びたいなこれ
347 :
NAME OVER:2006/08/10(木) 20:22:48 ID:tFR6PHD7
パチッとこないんだパチッと
僕もキャノンDANサーやっりたっいNA
>>38 俺と一緒だな。ライズ・オブ・ザ・ドラゴン
も中古で買った。ライズ〜のシステムは画期的だったな。ラストは
いただけないが、太古の怪物も現代兵器には敵わなかったというのは
ある意味リアルなのかも。
ゲームアーツは最初あの貧弱なアクションシーンを大幅にアレンジする
予定だったみたいだけど、結局そのまま移植したみたい。
アニスとのベッドシーンなど若干削られてるね。(それほどエロくは
ないのだが)
350 :
NAME OVER:2006/08/22(火) 23:06:35 ID:AXf6sM/d
最初のカードゲームの勝ち負けで「乞食の〜」ってセリフは
今ではやっぱりNGなのだろうか
少なくとも98版のプレゼンスは超絶に駄作
やっぱセピアな雰囲気じゃないと
352 :
NAME OVER:2006/08/24(木) 03:59:13 ID:E+u5yJFK
おはよー!!!
みんな元気??
>>335 >TOWNS版のプレセンスって、グラフィックがパワーアップしてたり、ボイスつきだったりする?
残念ながら98版のベタ移植。BGMも内蔵音源だし、自分は違いを見つけることが出来ませんでした。
98版の移植なの?MEGA-CD版じゃなくて?
MEGA-CD版プレゼンスは発売中止だったはず
ゴキブリ版は糞
357 :
NAME OVER:2006/09/08(金) 01:39:34 ID:vVFVsDg1
同時発売の某メガCDソフトに痛い目にあった直後では
このゲームはまるでオアシスの様だったが
この板ではメガドラとPCエンジンを対立させてるカキコが多いが
あらゆる事で仲違いさせ人々を一枚岩にさせない様に工作している人達
があちこちにいるというのは本当かな?実際スパイだらけだしね日本は
レトロとは言えゲーム板だし若い子達も来てると思う
単純な印象操作に洗脳されたりせずカスケの様な冷静さを持っていて欲しいな
★☆★このスレをみるまえにしっておきたいきほんてきなちしき☆★☆
【出荷台数】 PCE 750万台(Huカード+CD)
MD 390万台(ROM+CD)
【ハード寿命】 PCE 87年〜99年! 12年間現役でSFC(10年)以上に長生き
MD 88年〜96年 後出しなのに7年半で死亡(≧ω≦)ぷっ!
【ソフト本数】 PCE 700本以上(体験版やCDROMマガジン等は含まず)
MD 550本(≧ω≦)ぷっ!
【ユーザー開発キット】 PCE あり でべろ(アセンブラ、BASIC)
MD なし(≧ω≦)ぷっ!
【テレビ番組】 PCE 5番組 さきどり!PC遊び塾、大竹まことのただいま!PCランド、
聖PCハイスクール、そのまんま東のバーチャル情報局、バーチャルZ
MD 詳細不明(≧ω≦)ぷっ!
【専門誌】 PCE 7誌 PCエンジンSpecial、月刊PCエンジン、PC Engine FAN、
○勝PCエンジン、電撃PCエンジン、PCエンジン通信、
PCエンジンCD-ROMカプセル
MD 4誌 BEEP!メガドライブ、メガドライブFAN
※以下の2冊はPCエンジン専門誌の増刊として隔月で刊行されていたが、短命に終わった。(≧ω≦)ぷっ!
電撃メガドライブ、マル勝メガドライブ
【ファミ通900号心のベストゲーム】 PCE 最高順位12位 天外魔境II
MD 最高順位49位 ソニへ(≧ω≦)ぷっ!
【ファミ通クロスレビュー殿堂入り本数】 PCE 22本
MD 11本(≧ω≦)ぷっ!
【現在のハード所持率】
>13位 PCエンジン ←現行機種 (wiiで配信予定♪)
>14位 ビジュアルメモリ
>15位 Xbox ←旧機種
======永久に越えられない壁======
>16位 メガドライブ ←終わったハード ww
>
http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20040520A/index2.htm 【初期不良】 PCE なし
MD あり(≧ω≦)ぷっ!
メガドライブの完全なる敗北を認める・・・Ocn
ところで、四井氏がSTUDIO VOICEだったかのインタビューを受けたって話しを聞いた事があるけど、
どんな内容か知ってる人っています?
363 :
NAME OVER:2006/09/25(月) 23:31:30 ID:WmACqtf+
鈴木爆発購入age
製作者は爆弾解体のゲームにこだわりがあるんでしょうか?
【ハード寿命対決♪(ソースあり)】
○PCエンジン 12年! 87年〜99年! 12年間現役でSFC(10年)以上に長生き
○スーパーファミコン 10年 90年〜00年
==============GASEと山口県の壁==========
●メガドライブ 7年半(爆笑wwwwwwwwww一桁wwwwww)
88年〜96年死亡wwwwwwwwwwwwwww
ttp://sega.jp/ps2/ages25/ >セガが1988年に発売した16bit機家庭用ゲーム機メガドライブ。その約7年半に渡る歴史
【総括】
開発者およびユーザーに最も愛されたハードはPCエンジンでした!
メガドライブはハードに魅力が無いため7年半でGASEに捨てられました・・・ocn
このゲーム面白かった
13年前に中古で買った思い出がある
366 :
NAME OVER:2006/10/12(木) 23:34:20 ID:ZlEcXdGB
特価品ワゴン100円コーナーにあったのでサントラ目当てで買ってきた
ゴキブリ版は糞だった
サントラ良かったよサントラ
369 :
NAME OVER:2006/10/23(月) 20:18:45 ID:+w67B8/V
後発の単独サントラには追加曲があるらしいが・・・
あるけど、正直気にしなくて良い。
これが現実
Wiiのバーチャルコンソールではどのハードのソフトを遊びたい?
1 SFC…28.6%
2 FC…23.7%
3 N64…16.3%
4 PCE…13.6%
5 MD…11.3%
6 MSX…6.5%
(ファミ通調べ) 932号103P参照
ちなみにこのアンケートをとったTGSでは
テレビゲームミュージアムでMDが展示れており
未協賛のNECのハードは展示されていないという
MD優位の状況があった中での結果であることも付け加えておこう
372 :
NAME OVER:2006/10/31(火) 22:30:19 ID:W/qrF/uq
晒しage
373 :
NAME OVER:2006/11/11(土) 00:43:01 ID:G5jVT9q7
お茶目な企画屋さんでしょw
375 :
NAME OVER:2006/11/21(火) 22:12:34 ID:ADDhyGVI
ルパンの声真似してるからヤマダ(山田康雄)カスケなのかと思ってたな
味のあるいいゲームだったよ
爆弾を解体するゲームと言えばポリスノーツとこれかな
カールじいさん以外プロの声優さんぽくない
378 :
NAME OVER:2006/12/06(水) 23:16:13 ID:o2W7kM/V
カールじいさんプロっぽいか?イリューシャの声は良いと思うけど
保守
イリュは俺の嫁
381 :
NAME OVER:2006/12/21(木) 23:52:18 ID:5SpWnrME
じゃあ俺は大和撫子のゆうこさんを頂こうか
巴里の淑女は俺の現地妻
インドの姫の下僕は俺
385 :
NAME OVER:2007/01/01(月) 21:45:49 ID:oP8K6/M/
age
386 :
NAME OVER:2007/01/10(水) 00:34:01 ID:wfOdn9u1
WiiのVCには絶対こないタイトルですな
今のクソユーザーに触れられたくないからありがたい
VCだとダウンロード600円だっけ?
その値段だったらこれプレイして損した気にはならないんじゃないか
評価されると思うが
糞移植のMCD版なんて誰もやりません。
390 :
NAME OVER:2007/01/11(木) 02:12:39 ID:bPFUw42j
そもそもノスタルジアってセガ本舗でも配信されてない
タケルは潰れてるはずだし版権上難しいのではないだろうか
やりたきゃ中古ソフト買ってきてエ(ry
完全動作するエ(ryってあるの?98版を試したが上手く行かなかった。
あー、MCDとFM-Tは除いてねw
パソコン版やりたいなあ。ダウンロード販売とかできんのか
MCD版はまごうことなき駄作
ここにMCDユーザーが同居してると思うだけで虫睡が走る。
394 :
NAME OVER:2007/01/20(土) 20:22:13 ID:Wr4FpNYI
過疎スレ粘着晒しage
めんどくさいなあ。コンシューマユーザーが人間的に駄作。これでよし。
PC版とMCD版、どちらが沢山売れたの?
もちろんPC版
MCDなんて本体が10万台しか売れてないからそんな機種無いのと一緒。
カスCD版の余計なイメージサントラも最悪な出来だった
「では、トークンを400枚づつ。手持ちのトークンがなくなった方の負け。いい?」
なんでオマイラそんなにMCD版を嫌うんだ
かなしいじゃないか
ちなみにオレはMCD版が最高だと思っている。さあ、オレをぶて。
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
ボコボコボコボコ∧_∧ ∧_∧∧_∧ボコボコボコボコ
ボコボコ∧_∧´・ω・)(´・ω・`)・ω・`∧_∧ボコボコ
ホコボコ(´・ω・)∧_,∧lll ∪)∧_∧・ω・`)ボコボコ
ボコボコ∧_∧ ´・ω∧∪∧(・ω・∧_∧⊂)ボコボコ
コボコ(´・ω・)≡つ);;>401<;;(⊂≡(・ω・`)___\ボコボコ
ボコボ(っ つ=つ(っ ⊂)⊂=⊂≡ ⊂) \ )ボコボコ
ボコボコ/∧_∧∧_∧ ∧ ∧_∧∧_∧\ボコボコ
ボコボ( ( ´・ω)( ´・)( )` )(ω・` ) )ボコボコ
コボコ(っ つ/ )( ) \ ⊂)ボコボコ
ボコボ/ )`u-u'. バ∪ ̄∪バ`u-u' \ボコボコ
ボコ( / ̄∪ボコボコボコボコボコボコボコ∪ ̄\ )ボコボコ
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
403 :
401:2007/02/13(火) 01:14:11 ID:???
…悪いけど…
ボカァ今世紀最後のサムライの子でねェ…
ハァハァ
MCD版で最後の選択肢間違えて殺された時は悲しかった
爆弾解体シーンからやり直したら、コードの所で爆発するし・・・
結局チャーリーの所からやり直してやっとクリアした思い出がある
>401
君がMCD版を最高と思う事に文句をつける気は無いけど、MCD版は
・X68K版・PC-98版のオリジナルスタッフが関わっていない。
・声優の演技が賛否両論。
・セーブできない、というか、初プレイでいきなりACTION4から開始できるとか意味不明。
・解像度の問題で画面が粗い。
という点がひっかかるんだ…
>>405 ・X68K版・PC-98版のオリジナルスタッフが関わっていない。
関わってなェんじゃ仕方ねェぜ!
・声優の演技が賛否両論。
慣れて馴染んで夢に出て来るようになれば十分シコれる。
・セーブできない、というか、初プレイでいきなりACTION4から開始できるとか意味不明。
前戯が出来ないゆとりには即挿入はありがたいぜ!
セーブだァ!?そんなモン何に使うんだ!
・解像度の問題で画面が粗い。
その分同じ場面(シーン)でも通常版と近距離版の2種類が用意されていて
効果的な場面演出が楽しめるぜ!
407 :
NAME OVER:2007/03/09(金) 20:56:42 ID:vio5hyf7
age
もしかして、ちょうど一世紀?
100周年?
あの事件て3月だったのか
ん?何月だっけ?
保守
412 :
NAME OVER:2007/04/08(日) 18:28:59 ID:tATmAmdZ
あと何人殺す気だ!
413 :
ボナパルト:2007/04/22(日) 03:05:07 ID:qs6b7/S3
今たまたまインターネット無料体験で、たまたま検索してたら、このページに!
・・・うれしい。ノスタルジアを愛してる人がいるなんて。
もう、買ってから10年以上たってしまいましたが、今でも自分の中ではベスト1です。
練りこまれたストーリー、圧倒的に魅力的なキャラクター。せつな過ぎる音楽など、数え上げたらキリがありません。
私は今でもX68で、あそんでいます。このゲームのせいでX68すてられません。
メガCDも持ってるんですけど。パソコン版のノスタルジアは最高ですよね。
好きなシーンはたくさんあるんですけど・・・そうですね。イリュの台詞で
「日々演技。誰に対しても。日々演技」なんて、印象に残ってます。
皆さんはどうですか?
414 :
ボナパルト:2007/04/22(日) 03:11:32 ID:qs6b7/S3
ノスタルジアはインテリジェンスアクションゲームとか言う新ジャンル?
だったと思うんですけど。こんな雰囲気のゲーム、今あるんでしょうか。
あったら、絶対買うんですけど。
415 :
ボナパルト:2007/04/22(日) 03:24:28 ID:qs6b7/S3
イリュの心を探れないカスケ
「・・・この城壁は高すぎる・・・」
しびれますよね。この独白。
ルーティのカスケへの思い
「・・・まるで地下鉄。あなたが乗せているのは私一人じゃないのね・・・」
せつな過ぎますよね。これ
マハラジャの姫君側近ジィヤの台詞
「マチャレ!一緒に泣いてゆけ!オイオイオイ・・・」
って、ステキすぎるよ
ノスタルジアをプレイした皆さん、最高のシーンベスト10やりませんか?
416 :
ボナパルト:2007/04/22(日) 03:27:00 ID:qs6b7/S3
ちなみに私の現在ベスト1位は
感動のラスト
「悪いけど僕は今世紀最後のサムライの子でね」
この後、軽快な音楽
やっぱりこのシーンですかね・・・いや、まだほかにもたくさんあるはず。
皆さんの意見お待ちしてますよ。
最初のポーカーゲームが好き。
「もう一勝負する?」の甘えた声とか
「降りるは…」の時の諦めた表情などが良かったな〜
418 :
ボナパルト:2007/04/22(日) 21:46:18 ID:qs6b7/S3
そうですよね。最初ちょっとミステリアスな詩が導入部で紹介され、
ポーカーゲームになるんでしたね。「ゲームを変えてもうひと勝負する?」
とかのっけからいわれて、まったりとした音楽の中しゃれた会話がかわされる。
このゲームが好きだって人はここで一気に引き込まれますよねえ。
このポーカーゲームが伏線になって、後々の会話で活かされるんですよね。
たしかチャーリーが爆弾解体失敗して、カスケとイリュがなぜか風呂で一緒になる・・・
「感性ひとつでは生きてはいけないさ」
「・・・強いのね、ポーカーゲーム」なんてね。最高ですよね。
この会話のはずし方が大好きです。
ゲームが終わった後の「楽しかったわ、お仕事は詐欺師?」なんてシーンもいい!
バックに海が流れててね。うーん。やっぱりイリュは最高のヒロインだ。
でも、ルーティも活かすシーン満載ですよね。キャラクターベスト5も決めたい!!
1000ならVC化
バーチャルコンソールはこういうゲームをこそリメイクするべきだよな
大正浪漫な雰囲気がたまらん
誰かコンサートオブパワーズと製作ノート転載してくれないか
実家にソフト置いておいたらママンに捨てられてたんだ・・・
ついでに全台詞をチャートつきで抜き出してほしいなw
423 :
NAME OVER:2007/06/13(水) 07:40:41 ID:MOjHkxn3
ニコニコ動画ぁ〜!!ラストわ〜!!!!
はやくあげて〜!!!!
なぜだかこのソフトだけ持ってる・・・
・・・だれかメガCDクレ
425 :
NAME OVER:2007/06/20(水) 14:28:36 ID:DxT61AKB
ラストきたーww
ありがとー!!
50円でケースなしのジャンク品買ってきた
サントラ聴きたかったので満足
427 :
NAME OVER:2007/07/09(月) 20:01:40 ID:1NUe9m8y
100周年記念age
マジマジ
……1907年7月9日であってたよね?
430 :
NAME OVER:2007/08/04(土) 04:35:55 ID:yV3HIsVh
ニコニコニコにも書いちゃったけど
どーしても三相電流ってのにびっくりしちゃってねえ…
でもほんと大好きこのゲーム。
検索で偶然発見の記念カキコ。
自分の中で今でもトップクラスのADVです。
ゲームでは表現の難しい精神の駆け引きや
ネイティブの発音を大阪弁にしたり、時代考証に上手く混ぜたネタなど
X68Kで遊んだ当時、こんなにも高いレベルで完成した作品が
あるのか…と感動したんですが。
周りでは全然人気無くて、マイコン雑誌系で名前を見かけても
あまり良い評価が貰えてなくて歯痒い思いをしましたよ。
マスコミの評価ではなく、今のようなネットの口コミがあれば、
シュールドウェーブは潰れずに済んだかもしれませんね。
おデブちゃんなベティと戯れてきます。
433 :
NAME OVER:2007/09/06(木) 20:38:32 ID:XZuY2tVC
ゆうこさん僕は
434 :
NAME OVER:2007/09/27(木) 02:08:04 ID:bm5/ruWk
あなたという人がありながら
mixiのコミュに68版のスタッフがいるね。
プログラマーとグラフィッカー。
あのまま開発を続けてくれたらよかったのにな。
保守
mixi見れないんで分からないが、
増田明義氏(のこと?)と、あと誰?
にこにこでX68K版が30秒だけアップされている。
久しぶりに欲求不満になった。
続きがほしい。
やっぱり台詞回しが心地よくて涙。
うー、X68Kさえ壊れなければなぁ。
440 :
NAME OVER:2007/11/11(日) 02:16:43 ID:xi32OjZy
保守age
ロックマン2のフラッシュマンステージの音楽は未来永劫評価されるべき
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1172230226/ http://namahage.dip.jp/public/2ch_s/49/1172230226/ より・・・
116 :番組の途中ですが名無しです:2007/02/23(金) 21:13:50 ID:/03epWzq0
> そんな姿を見かねたのか、隣の席で仕事をしていたピチ石君(ロックマン2作曲者)が、「後
> 藤ちゃ〜ん、俺にも作らせてケロヨ〜ン」と言って作った曲が3面(森林要塞)の曲です。
> 先日、ひょんな事から再開をしたのですが、彼はまだ作曲をしているのかと思いきや音楽
> 製作会社の社長をしておりました。ひぇっ〜!!社長ですかぁ?
エリア88のサントラにこんなことが書いてあるから
OGERETSUか坂口由洋は既に作曲はしてないのかな
137 :番組の途中ですが名無しです:2007/02/23(金) 21:45:21 ID:bjjOmz7q0
>>116 それはどこからの転載?
142 :番組の途中ですが名無しです:2007/02/23(金) 21:51:17 ID:S5Kpyszp0
>>137 比較的最近の話だが、
エリア88のアケ版+SFC版のサントラが出たんだよ
松前真奈美の雷雲アレンジ付きのやつ
それのブックレット内での松前のインタビュー
エリア88のSFC版の曲を作った(アレンジ)のは
ロックマン6の山口真里
199 :番組の途中ですが名無しです:2007/02/23(金) 22:43:51 ID:bjjOmz7q0
137
>>142 tnx!
>>116はそうなんだ。
そのサントラのライナーノート(
>>116)に出ている「ピチ石君」は、
OGERETSU KUN=立石孝
「音楽製作会社の社長をしておりました」は、
株式会社モストカンパニー 代表取締役社長のこと。
カプコン(ネーム「OGERETSU KUN」)、間に空白のフリー時代(ノスタルジア1907のサントラCD制作)、
コナミ(「流石野孝」)、コナミミュージックエンタテインメントを経て、
モストカンパニーを設立、社長業。
という経歴と思われる。
ノスタルジア1907の神サントラCDを作ったのが、
のちに、ときメモ関連のバーチャルアイドルCDでコナミを急成長させた
流石野孝=立石孝だったんだそうな。
カスケ・・・
ちャあ、り〜〜〜
446 :
NAME OVER:2007/12/17(月) 00:33:15 ID:9R0nErMY
X68000版やりたいがソフトも5インチドライブも持ってない俺
447 :
NAME OVER:2007/12/23(日) 18:40:52 ID:IGHNnT2z
開封しただけの新品持ってます。サントラCDもあります。
開封してるから新品ではないですね。未使用です。
449 :
NAME OVER:2007/12/23(日) 19:40:10 ID:9q9QjoTx
●何で、ロックマンって、敵に体当たりすると自分だけダメージ受けるんだろ?
●敵に体当たりしたら、相手もダメージ受けるのが筋じゃない?
●何で、自分だけダメージ受けて、相手は無傷なんだ???w
保守
執事のじじいの物まねは、知ってる人には知っている俺の一発芸の一つだな。
452 :
NAME OVER:2008/01/16(水) 22:38:56 ID:dOsK0yE/
執事がやられた時の女の声が鼻持ちならない
しとあめが そでかかる どうでもいいよな めでたい めでたい
なあに、それ?
はやりうたさ、、、と、メシの時間だ
68k版を望んでいるものどもよ。
喜べ。
w w w .nicovideo.jp/watch/sm2360020
キタコレ!
懐かしい…
またやりたいけど家の98は動くかなぁ
VCとかで復活してくれればいいんだけど。
あるいは誰か68KのR○Mとか放流してくれんかねぇ…
459 :
NAME OVER:2008/02/24(日) 03:00:39 ID:OFG9T1oD
ニコ更新
460 :
NAME OVER:2008/02/24(日) 19:09:32 ID:Wb50z/ws
68k・・・なんと美しい
461 :
NAME OVER:2008/02/24(日) 19:19:02 ID:q9yPRhCa
おまいら、なんで強姦魔が辞められないか知ってる?
経験者から聞いた話なんだが、レイプしようとすると大抵の女は始めは嫌がるんだが、
暴れて疲れるとほとんど身動きも出来なくなる。もう好きにして状態になる。
そして驚く事に、女はレイプされるともの凄く感じる。
普通にセックスした時よりも、比べ物にならないほど激しくイクらしい。痙攣してイキまくる。
それは大量のアドレナリンとドーパミンが順番に分泌されるからである。
吊り橋効果と似ていて、レイプ魔に襲われて恐怖を感じた時に、
アドレナリンが大量に分泌され生理的に極度の興奮状態に陥る事により、自分が恋愛をしていると脳が錯覚して、
脳が快感を与えるドーパミンを分泌してしまう為、体が快感を覚えて反応し、挿入からしばらくすると、
膣が充血する事で、クリトリスや膣内の性感帯が過敏になり、
膣が刺激される度にピストン運動にあわせて脊髄反射で腰を振ってしまったり
痛みに対して悲鳴を上げるように、快感に対してよがり声をあげてしまうわけなのです。
女性というのは、そういう風に出来ているのだそうだ。
(動物学者の真面目な研究で霊長類・特にオランウータンとチンパンジーは
同意婚よりレイプ婚がむしろ多いってのと関係してるかもしれない。)
だから強姦はクセになって、しまうのだそうです。
ついでに言うと、強姦被害者がよく自殺なんて話があるが、あれは強姦されたことが嫌で死ぬわけではなく、
強姦されて激しく快感を覚えた自分の体に嫌悪して死ぬのだそうですよ。
ちなみにこれは知り合いの弁護士が連続強姦魔から聞いた話です。
強姦魔の話では、強姦をするときに女性が自分が感じてしまっている事への戸惑いと
快楽に身を任せる表情とが入り混じってたまらないと言います。
どんな美人でも最後には泣きながら自分から腰を振るそうです。
嫌だとは思いながらも体は感じすぎてしまい拒絶できない。むしろ自分から求めてしまうそうです。
強姦魔によると、美人が泣きながらも苦悶の表情で、「イク」と言うのがたまらないと言います。
一度知ったら誰であろうと絶対に辞められるわけないとも言っておりました。
※女がオナニーするとき8割がレイプを想像するという調査結果が出ています。
毎日がんばってうpしてるなー
68と98の違いはどのぐらいあるんだろ
98版があるのすら知らなかったわ
98版のサウンドはどうなってたのかな?
爆弾解体でのネジを回す音、ネジが転がる音までYM-2151で再現していたことに
鞠川さんの力を感じたものだが(adpcmじゃなかったんだよ)。
98の音源はYM-2151じゃなかったはず。
ノスタルジア1907はシナリオ、グラフィック、音楽の三位一体が身上だから
68版こそが一番だと思っている。
移植スタッフの力をここまで求めるゲームも珍しいと思う。
>>465 X68版、PC98版、MCD版所持してるけど、
演出も音もCGもX68版が一番です。
残念なのはプレゼンスがX68では出てないこと。
ムリだけど、今こそDSとかに移植してほしい。
タッチペンで喜怒哀楽が選択出来るし。
J.B.ハロルドがDSで出るぐらいなので
どこかの会社が拾ってくれないかなー。
>68版こそが一番だと思っている。
98版のマニュアルには、グラフィックに関しては一部68K版を超えたところもあると自負している
とか書いてあった気がする。
98やった後に68K版をみたけど、98のサウンドも悪くないと思う。
となると98版も見てみたいな。
たしかネジの転がる音とかは無いんだよね?
ニコニコ見たよ。いいねー。
>爆弾解体でのネジを回す音、ネジが転がる音までYM-2151で再現していたことに
>鞠川さんの力を感じたものだが(adpcmじゃなかったんだよ)。
これって普通は打ち込みか SE 屋さんじゃないの?
鞠川さん打ち込みまでやってたのかなぁ。
しかしネジの音 OPM だったのか。
できなかないけど普通は ADPCM だよなぁ。
ニコ動にうpした者です。
このようなスレがあるの今更知りましたよ。
久しぶりの適当プレイでしたがなんとか撮り終えました。
キャプ環境の都合でカクカクでしたがあれが限界。。
>470
ありがとう。
久しぶりに絵と音楽を観られて嬉しかったよ…
今でもプレイできる人がうらやましいぜ
浮上
ここだけの話
X68高速版だっけ?のエミュを落としてフレームスキップ無しに設定しどっからかイメージを拾ってくるんだ
XM6がオススメ
XM6も良いけどスプライトの処理とかおかしくない?
ウチだけかしら。
>473
そのどっかを教えてくれよ…
実機とソフトを所持してるから書くが、昔98版をANEXってエミュで動かしたけど音が出なくて泣いたな。
あのイメージどこやったっけ…
477 :
NAME OVER:2008/03/30(日) 00:37:12 ID:MAJiOPkT
エミュで98版はスルーしておいた方が良いのか
>>477 X68版の方が出来はいいけど、
音と一部演出以外にそれほど差は無いので
遊べる環境なら、楽しめると思う。
某中古Webショップで68K版を見つけて買っちまった
これで全ハード制覇だぜ!
実機は98しか無いけどな。(しかもそれも動くかどうか…
68版と98版を比べるとマニュアルの大きさが違うんだな(98の方が大きい
ほぅ、まだ手に入るんだ。
ちゃんとCD付いてたかい?
俺は当時実機で遊んだけど
中古はどれもCD入ってなかった。
ディスク・CD・マニュアル(カバー付)・マニュアル訂正の紙は入ってた。
パッケージは少し汚れてたけど仕方あるまい。
あと、訂正の紙の裏に爆弾解体の手順が手書きしてあったw
全部暗記してる俺には不要だけどね
確かマニュアルにメモ用のページ用意されてたよね。
そこに書くのは流石に気が引けたんだろうなw
ニコニコ動画見てハマりました。
リアルタイムでプレイされた方々が羨ましい…。
話は一本道だけど
今見てもグラフィック、音楽、台詞回しは最高だよね。
2は知らないけど
mixiコミュにも二桁しか人が居ないのが残念…。
メガCD版は評判悪いみたいだけど、今買えそうなのはコレだけ
みたいだから探してみる…。
ニコ動にメガCD版もあったけど、音声要らない…。
でもX68の方が閲覧回数少ない不思議。
68版は最近アップされたみたいだし
なにより知名度が・・
488 :
NAME OVER:2008/04/18(金) 14:28:40 ID:9C9ooMNF
サントラは一般流通だとオープニングが違うし、
最後の歌がカットされてるけど、機種ごとにサントラの
内容は違うんでしょうか?
歌はMCD版(TOWNS版も?)で後から追加されて、X68Kや98版のには無いはず。
俺も音声はイラナイ派だけど「しとあめが〜」の所だけは聞いてみたい…
490 :
NAME OVER:2008/04/23(水) 03:37:15 ID:E3/kqEIO
68k版やりてー
491 :
NAME OVER:2008/04/23(水) 15:58:47 ID:X9kXHMad
ワシモワシモ ノシ やりてー
キャラ毎の感情による曲のアレンジが素晴らしいね。
特にイリュのがすきだわ
パッケージのデカイ画像どこかで手に入らないかな?
あれ格好よかったよね。
494 :
NAME OVER:2008/04/28(月) 01:05:31 ID:iJn+L08j
タイトル書いてあるだけジャン?
ごめん、パッケージはタイトルだけの茶色い箱だったわ。
リアルなカスケとイリュの絵が描いてあるやつなんだけど
あれは雑誌とかに載ってた広告かメガCD版かなー
ログインに掲載されていたx68版の広告にもたびたび使われていた気がする。
髪を切る前のイリュと、カスケ。ノスタルジア号が船窓に縁取られて描かれているやつでしょ?
あの絵、かっこよかったよね。
あーそれだよきっと
とにかく格好良かったの覚えてるんだ。
また見たいんだけどなぁ
メガCD版のジャケットですね。
ググったけど小さい画像しか無かった…。
499 :
NAME OVER:2008/05/08(木) 00:03:06 ID:BYu5Ia8L
CD取説のみのジャンクで買った俺には何の事か分からない
>>499 画像検索すればポツポツ出てきますよ。
モノトーンのカスケさんイラストの広告もあるんですよね。
501 :
NAME OVER:2008/05/14(水) 00:16:06 ID:Wzb4w51y
ノスタルジアの着メロをどなたか作ってくださいませんか?
自分に音楽の素養が欠片もないことをこんなにも呪ったことはありません。
残念ながら自分にも素質がないのでした。
脳内ではいつでも再生可能ですが
503 :
NAME OVER:2008/05/21(水) 23:00:49 ID:zjRwJ0a/
マチャレ!
が気になるこの頃。
「待ちやがれ」
なのか
「待ち給え」
なのか…
おいおいおいおいおいおい・・・
505 :
NAME OVER:2008/05/27(火) 11:18:50 ID:frAnX5ir
もっと多くの人に知ってもらいたいです…!
このスレ覗いてる人は過去に遊んだことある人が大半だと思うけど、
一応海外で検索掛けると落ちてるね。
あまり大声で薦められる方法ではないけどX68KはBIOSも無償公開されてるし、
シュールドウェーブは無いし、どうしても遊んでみたい人は探すといいかも。
今は権利が誰に移ってるのか知らないけど
本当はDSのおかげで固定画面ADVに日が当ってる今の内に復刻して
もっと多くの人に遊んでもらいたいなぁ。
そういえばDS向きだよなあこのゲーム
508 :
NAME OVER:2008/05/30(金) 10:17:06 ID:EcoVHTSj
待たれよ! だなん。
たぶんね、たぶん。
509 :
NAME OVER:2008/06/01(日) 05:49:45 ID:Vbq1vy87
さぁベティ、その秘密の花園を見せておくれ!'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
>>509 あんな品のない独り言(?)だったのに不快感がこれっぽっち
も無かったんだよね。状況が状況だけにってのもあるだろうけど。
511 :
NAME OVER:2008/06/04(水) 23:14:42 ID:9LtoUGNq
さっきメガCD版(PCだけど)を十数年ぶりにやって、最後、上段の構えでヤツを倒した。
さぁ感動のEDだぁー!と思いきや、ED曲「そして」が流れなかった。。orz 無音で進む船。。
ええ、ええ、自分でサントラCD流しましたさ…・゚・(つД`)・゚・
やっぱイリュータソいいでんなーw 袖つかまれてみてぇーっ><
512 :
NAME OVER:2008/06/09(月) 23:07:25 ID:g4OI9Tkc
>>511 メガCD版はビッグベンの鐘が鳴ってないのが残念です…。
鐘は98版とかも鳴らないんだっけね
どなたかロシア語詳しい方いらっしゃいませんか?
キリーコフが悔しがった時に言ったロシア語らしき言葉の
意味を知りたいです。
ジッキルガーヤ!クソッ
だっけ。くそっ、じゃないの?
ラストシーン、返り討ちでぶっ叩かれた殺し屋は死んだんだろうか?
それとも気絶→逮捕→裁判(以下略)だったんだろうか。
カスケが持ってたのはチャーリーの物だよね。
なんであんなところにw
517 :
NAME OVER:2008/06/19(木) 18:39:33 ID:l2cy/UdM
帰港前に絶対に襲ってくるって確信してたから、
ずっと懐に仕込んでたんでしょうね。
たしか、潜水艦を見つけたときには既に持ってたような・・・
イリュは確実に殺したでしょう。
奴は魚のエサに
当時は「ブラフ」の意味を知らずにコマンド選んでたな。
詰まったらとりあえず選んで話進めてたのはいい思い出
520 :
NAME OVER:2008/06/20(金) 19:42:31 ID:+iZd3QtN
懐かしいな、もう17年も前のゲームなのか。。
開発者の対談なんて聞いてみたかったな〜
特に、メガCD版の声当てが何であんな感じになったのかなんてね。
あの奇抜さは大好きだ。
来月で101年目ですな…。
522 :
NAME OVER:2008/06/24(火) 23:53:31 ID:X/SqqmdR
>>518 それはBAD ENDの方は確実でしょうね。
523 :
NAME OVER:2008/07/01(火) 00:56:19 ID:uen8e+/6
アポステリオリ、分かんないから今携帯検索したけど、
なぜあのサブタイトルになったのかまだ分からない…
哲学入ってるからよく分からんけど
過酷な人生を経て命を掛けた決断 = 逃走・亡命
みたいな感じかと勝手に思った
ニコニコ動画で他の四井作品みてきました。
ストライダー飛竜、チャタンヤラクーシャンク、キャノンダンサーです。
ストライダー飛竜とキャノンダンサーは知ってたけど、
チャタンヤラクーシャンクまで四井作品とは思わなかったし
初めて観てびっくりしました。
チャタンヤラクーシャンクは背景が美麗ですが、ゲームは異様な雰囲気でした。
でもNOSTALGIAがカラーだったらあんな感じかなあ…とも。
鈴木爆発も見てみましょー
爆弾解体モノってことで、DSのL 螺旋の罠を買ったんだ。
タッチスクリーンを生かしてポリスノーツのような解体を期待していたんだけどな。
ゲームとしては悪くないんだがキャラゲーだし仕方ないか。
>>527 なんかDSのシンプルシリーズで、ズバリ爆弾解体ものがあるみたいですよ。
まさか四井作品?と疑っています。
チラッとしか見てないので詳細はわかりません。
チャタンヤラクーシャンク、タイトルが話題に出るとみんな
クスクス笑うのですが、現物を見た人は周りに誰も居ません。
以前から私も名前は聞いていましたが、実際見たら、やっぱり
伝説的な作風ですね。
529 :
NAME OVER:2008/07/09(水) 23:59:48 ID:tMjr9Amz
101周年おめ
鈴木爆発見ました〜!
踏切面で振り子振管来た時にはキター!ってなった〜。
繋がるようで、全く繋がらない。
四井ワールドは凄く不思議!
やはりすべてを結ぶキーワードは爆発……?
十数年前に98版でノスタルジア1907をプレイして虜になり
(未だに全テキストを書き写したノート2冊を持ってる。どんだけ
暇だったんだろう俺)、この前ようやくX68k版を手に入れたので
またプレイしてみた。
グラフィックは98版も遜色ないけど、音楽のほうはさすがX68k
だなあ。マニュアルも少し凝ってるのが面白い。
スクリプトや演出もゲームとしては今見てもレベルが高いし、
権利の行方が分からないのがほんと惜しいな。
当時X68kがいかに高性能だったか分かるよね。
あと開発者達のセンスが光ってるねぇ
533 :
NAME OVER:2008/07/18(金) 01:49:00 ID:hxgSNe+B
536 :
NAME OVER:2008/07/30(水) 23:29:34 ID:PJeSj6mt
>>535 ものすごく内容が薄っぺらく見える
この手のシナリオではかなり良い出来だよなあ、ノスタルジアって
537 :
NAME OVER@自治スレで荒らし対策ルール審議中:2008/08/14(木) 23:28:55 ID:zh12Xolh
保守あげさせてください。
布教のためにも…。
ほんと、何かで再販のチャンスが出ないかな…。
版権どうなってるんだろうね
別にいまさら再販する必要ないだろ。再販したところで買うのは俺たちだけだろ。
過去のゲームで十分。エミュもあるしね。
ストライダーのストロバヤ見ると
「あ、キリーコフ。」
とつぶやく自分。
カスケが爆弾解体成功したあと、ブリッジで飛び上がって喜ぶロック。
この飛び方はロックマンからきている。
ビールだ。僕はビールがのみたいっ!
そうだな。過去のゲームで充分だよ。
確かに名作だけど、開発者にとっては過去の作品だろ。
クリエイターは過去にこだわりすぎられるのもイヤがるだろうし。
「布教のため」ってキモすぎる。
感銘をうけたクリエイターには新作を発表してもらって、周りはその活動を応援するのがよろし。
>>543 はあ?何言ってるの?
じゃ世の中再販しまくってるソフトは何?
>>544 まあまあ、そんな言い方しなくても。
>>543 映画作品だって、ビデオ>LD>DVD>BDと
時代に沿って現行フォーマット化して手軽に観て貰えるようになっている。
過去にあった名作を今の人に、今のハードで知ってもらうのは悪いことじゃない。
ドラクエだってリメイクを作ることでユーザー全体の年齢を下げ、
上から下まで幅広く新作を受け入れられるようにしている。
布教というか、押し付けは良くないと思うけどリメイクそのものは悪ではない。
ましてシュールドウェーブはすでに存在しないので、新作の期待も出来ないしね。
また別の時代のカスケが登場する新作ADVが出るというのなら
喜んで応援したい所なんだけど。
次は恒星間航行中の宇宙船か通信断絶した宇宙ステーションあたりが舞台だな
19070年というコトバの意味は現代に生きる私たちにとって、もうSFと同じレベルの幻想の領域の中にしかない。
>>546 それなんてジーザス!
ところで、『オルゴール』って作品は出たのでしょうか?
それがノスタルジアの続きと聞いたのですが…
オルゴールと言われてもサイキック・ディテクティヴ・シリーズしか思いつかない
続編のプレゼンスは音楽(サントラ)は良いですね。
某動画のOPはひどかったけど…。
キリーコフは色んな意味で濃いキャラだった。
ストロバヤにチェイサーがコロナとか。
ドレッサーに座ってやっと普通に座れるでかさとか。
カスケにあっさり騙されるところとか。
でも一番は、メガCD版の声。
551 :
NAME OVER:2008/09/19(金) 01:34:39 ID:1kiYHkDQ
作られた80〜90年代にストロワヤやら今なら当たり前なコロナやら言ってたんなら相当のんべえだなw
552 :
NAME OVER:2008/09/22(月) 10:47:54 ID:7jReTPr5
このスレ的にDSの落シ刑事って最近発売されたゲームはどうなんだろうね
ここの住人お勧めのアドベンチャーでも教えて。
俺は不確定世界の探偵紳士が好き。
あとは小島のアドベンチャーシリーズとか。
このスレ的に古いの出すけど
スナッチャー、ポリスノーツ、サイオブレード、ジーザスだな。
全部SFだけど面白かったなぁ
555 :
NAME OVER:2008/11/05(水) 00:03:51 ID:pINiOuWD
同じPCゲーム出身だしDS来年予定の東京トワイライトバスターズはこのスレ向きかも
次号のGAMESIDEで四井浩一インタビューだってさ
あの雑誌は予告内容の変更が多いんでアレだが
>>556 ユーズド・ゲーム時代からの読者なんですが、マジですか!
ああっ、まだ今月号買ってないので買ってきます!
このスレ見て今飛び上がって喜んじゃった。
ありがとうございます。
559 :
NAME OVER:2008/11/16(日) 12:47:26 ID:/Ot1nqP2
ログインの広告をUPしてくれる勇者はおらんのか
あの広告は格好良かったな。
>>558 大丈夫です。11月号の予告を見たかったので。
無事購入しました。
ライターさんの事故は泣いたけど、年明けまで色々頑張ります。
68は流石に無理だから、メガCD本体探さなきゃ。
あ、広告画像は黒い、カスケのですか?
ググると見つかりますよ。
562 :
561:2008/11/21(金) 00:28:58 ID:4+1Uuzvu
すみません、ボットが作業したのか中身が更新されてて
ググってもヤフってもメガCD版の船の窓の絵しか出ませんでしたorz
夏頃は窓の絵の方が無かったのに…。
ニコニコ動画のノスタルジアEDのボーカロイド版が最悪な件について。
564 :
NAME OVER:2008/11/21(金) 13:06:06 ID:NcxN25DW
>>561 黒い奴じゃないやつ
鏡になっているやつ》広告
>>564 鏡…というか、ノスタルジア号の船窓の絵
(イリュ、カスケ、爆発する船、メデなどの絵)
はメガCD版のジャケットにはありますが凄い小さいですね。
それとはまた違うものでしょうか?
当時の雑誌を探してサイトにアップしたい位です。
68は箱もフロッピーのシールも確かセピア色だったなぁ
船窓のポスター付いてたら最高だったのだが
567 :
NAME OVER:2008/12/06(土) 21:59:06 ID:g2p8p9FS
船窓の大きなポスターみたことあるな‥
>>565 ログインで見開きになってて左右が鏡反転?なってるやつ
毎号、絵が違ってた
>>553 リバーヒルソフト全般。
そういやPCEのCD-ROMにはX68000のマーダークラブDXの移植があるな。
X68はPC-88他版の殺人倶楽部の豪華版。
実写取り込みなんだよな。
あと、PCEではシャーロックホームズがFM TOWNS(元は海外)から移植されてたかと。
取り込みじゃなくて手描きなんだぜ
いや〜実写を手書きなんて無理だぁ
571 :
NAME OVER:2008/12/31(水) 23:34:04 ID:lLHvhJlY
保守age
>■ゲーム業界を“爆発”させた“ストライダー”の父
>四井浩一ディスコグラフィー
>『ストライダー飛竜』で映画マインドに満ちた
>アクションを手がけた後に
>『ノスタルジア1907』で渋い物語に軸足を移し、
>と思ったら実写+爆弾解体ゲーム『鈴木爆発』を
>送り出したりと、常に予想を裏切り期待を超える
>希代のクリエイター・四井浩一氏が本誌に登場
>なんと!今回照れる作者を無理やり説得して
>『ノスタルジア1907』 幻の没シナリオ(第1回)を特別に掲載。
>今回は「もう一つのノスタルジア」の冒頭部分を紹介!
GAMESIDE買うしかねぇ…
>(第1回)
>今回は
ということは(第2回)(第3回)もあるという事なのかー!?
574 :
NAME OVER:2009/01/05(月) 20:13:54 ID:+gNlQ5Rl
GAMESIDE読んだよ
このスレの
>>166〜297が四井浩一氏自身の書き込みだったと知り吃驚
全く別のファンの人が創作したものばかりだと思ってた・・・
俺も含めてこのスレの住人の目は全員節穴だわな
575 :
NAME OVER:2009/01/06(火) 00:27:36 ID:zM+dnacy
>>573 「続きはゲーサイ新サイトで」らしいよ。
本人が書き込んでたのかー
GAMESIDE 2009年2月号だよね。
買ってみるか。
ゲーサイ買って読んでる!
確かに「もしかしたら…?」と推測の域を出なかったのは抜かったけど
「読み流すもったいないことを」はちょっとモヤモヤする。
別に、読み流した訳じゃないよねー。
確信できなかったのも「四井流」、「らしい」って思わない?
>>574 マジでか!
見ていたら、どうかノスタルジア+プレゼンスをDSで!
藤堂龍之介シリーズだって出たぐらいだ、
リバイバル人気の可能性を考える。
とりあえず自分もGAMESIDE買ってくる。
もっとさわいで欲しかったのね四井たん
580 :
NAME OVER:2009/01/08(木) 01:14:46 ID:VGP7fhFn
なぁ〜にぃ〜 本人だと!
じゃっじゃあさ、かまいたちの夜の件どう思ってんのさ?
>>578 個人的に出したくても四井さんは版権持っていないんじゃねw
>581
kwsk
>このスレの
>>166〜297が四井浩一氏自身の書き込みだったと知り吃驚
241…421…ヨツイは
シナリオ/ゲームプランナー四井浩一か。見抜けなかったな…
(情けねぇよ!
585 :
NAME OVER:2009/01/18(日) 01:11:25 ID:WnBIJ4+K
ネットやゲーム記事などで活字としてはよく目に留まるのですが、このゲームのタイトルにある「1907」は
「せんきゅうひゃくなな」「いちきゅうぜろなな」正式に音読するとなるとどちらになるのでしょうか?
イチキュウマルナナ派です。
ゼロは英語だから、日本語化するなら「いちきゅうれいなな」が正しいかも。
ゲームサイドでも、ココの書き込みの事を触れていたんだし
気付いてくれれば新サイトで全文掲載される時には、読み方を発表してくれるかもね。
ナインティーンセブンかもよ
ナインティーンゼロセブン
と脳内では読んでいます。
「ノスタルジア」で登録できなくて1907付け足したんじゃなかったかな?
どこで聞いたんだっけなあ、この話…。
589 :
NAME OVER:2009/02/03(火) 23:35:00 ID:BoDaLqFz
鈴木爆発の攻略本に四井氏の顔写真載ってた
コナミの小島監督にちょっと似ていた。
地味にレアだよな鈴木爆発の攻略本
591 :
NAME OVER:2009/02/18(水) 22:28:09 ID:a5njpG32
付属サントラ版のエンディングの歌をMP3でください。
誰かアップしてください
>>591 ヤフオクで探せばサントラつきメガCDとか、単体サントラ
あるじゃないですか…。
つかMP3自体分かんねーので無理っす。
68版の音源サントラが何かの形で出ませんかねぇ…。
地味にレアといえばプレゼンスのサントラもそうだと思います。
68版付属のサントラはレアですな。
それよりニコ動でヴォーカロイドに
ノスタルジアの曲歌わせてる人いたのが驚いたw
594 :
NAME OVER:2009/02/20(金) 13:10:05 ID:4XhnwEVm
あのイラスト かわぃぃね
>>593 ボカロ版は「無いわ〜」と思った。
あの歌は鞠川さんが歌ってこそだと思ったから。
ボカロは333台のテーマ(ナイスト)とか、ネタ系に限るよ…。
鞠川雪映さんてもっと活動しないかな、ノスタルジアの完成度は凄いと思う
どなたかハードショットのサントラ持ってる人いますか?
597 :
NAME OVER:2009/02/26(木) 23:26:46 ID:rPZcIVC6
>>596 ハードショットという作品もあるんですか。
映画かな?
鞠川さんが担当した『奈落の犬』ってどんな映画なんでしょうか。
タイトル聞く限り、ホラーか鬱展開の映画だとは思いますが。
ゲームサイドからメールが届いたよ!
3月17日にサイトGame Bridgeがオープンするらしい。
イラスト入りで公開してくれないかな〜
601 :
NAME OVER:2009/03/27(金) 22:20:33 ID:nAlnnHHB
会員登録してないので内部は見れてないけど、それっぽいページはないな。
ゲームブリッジじゃなくて、ゲームサイドの方で配信するのかな?
今はHPのデバック中らしいから、4月になったら、もう少し詳しい事が判るかも。
>>589 何年もオクやら中古やらで探してるんだけど手に入らないんだよな…
CD欠品のゲーム本体までなら辿り着けたんだけど
605 :
NAME OVER:2009/04/18(土) 23:10:20 ID:TOO3WIjV
>>598 確かに今からこれを入手するのは厳し過ぎるな
606 :
NAME OVER:2009/04/28(火) 23:40:28 ID:/DX3bd8g
GWになったから久しぶりにやるかな
68版がどっかでダウンロード販売されないかな…。
長年の疑問なんだけど、
四井浩一=吉本伸一なんでしょうか?
609 :
NAME OVER:2009/05/26(火) 21:13:37 ID:WllAu3CH
結局ノスタルジアの続編掲載はどうなったんだ?
沈没何周年?
うわー102周年だったー!
あと昨日ゲームサイド買ったらウェブで四井浩一
未発表シナリオ掲載って書いてあった。
そのシナリオはこのスレだけどな
シナリオはWEB公開じゃなくて雑誌公開だったったんだ。
後で立ち読みしてくるか。
615 :
NAME OVER:2009/08/02(日) 20:48:21 ID:5x77ZjMt
ラストサムライあげ
> 346 名前:NAME OVER:2009/08/14(金) 20:22:38 ID:???
ξ
>> ネットで調べたらカスケがルパン三世の声みたいだったとか(^_^;)
> カスケのルパン声は良かったが、たしか脇役陣を複数こなす人がいて
> 声色を変えるのに明らかにダミ声を使って演じ分けしてる超絶ぶりがナイス。
> エンドロールのキャスト見て思いっきり噴いたョ。
キリーコフ?
617 :
NAME OVER:2009/09/02(水) 00:41:46 ID:KW1TVVRa
カスケの声は山田氏って書いてる人が多かったけど、なんでだろう。
カスケ役の人の名前でググッたら、携帯サイトが出てきて
ちょっとビックリした覚えがある。
やっぱり医龍は伊集院絡みだと熱いな
ニコニコでメガ CD 版見たけど
セリフがあるのでボーっと映画的に見られていいかも
620 :
NAME OVER:2009/09/14(月) 00:06:44 ID:NaFICEff
やっぱりX68版が良い、曲が良過ぎる
そういや98版もあったんだよね?
見たことないわ
ちゃららら〜ら〜ら〜 のすたるじあ〜
ちゃららら〜ら↑〜ら↑〜 のすたるじあ〜
こんな歌勝手に作って口ずさんでたあの頃
メガCDさえ縁が無かった自分からすると、68版あたりを
どっかでダウンロード販売してくれないかなって切実に思う。
うぃーじゃ無理だろうな…
会社が倒産して解散しちゃってるってのがネックなんだろうね…
幻影都市が復活した時は嬉しかった
626 :
NAME OVER:2009/10/14(水) 23:11:31 ID:JO9FKQZg
>>617 >カスケの声は山田氏って書いてる人が多かったけど、なんでだろう。
メガドラのカタログ本でそう書かれていたのを信じちゃった人が
多かったからだと思うんだけど・・・何の本だったか
主人公の名前が山田カスケだったのが、誤解の原因かな。
カタログ本作った人は、遊んだ事なかったのかも。
628 :
NAME OVER:2009/11/09(月) 10:08:26 ID:hthGT1Lg
結局カスケのしゃべりがルパンもどきなのは何か理由があったの?
明日、NHKで坂の上の雲やるらしいけど、このスレの住人で観る人いるのかな?
このゲームのモチーフの一つらしいから興味ない人はあまりいないと思うんだけど
見るよー。
かなり期待してる。
誰か一人くらいルパン訛が居れば嬉しいけどなあ
NHKのサイトを見ると第一部の登場人物紹介に明石元二郎は無いみたいだね
原作には出てきたはずだから第二部以降で出てくるのかな?
明石大佐とセルゲイ・ヴィッテあたりが出てくるとここのスレ住人的には結構嬉しいと思うんだけど
はじまた
サルw
坂の上の雲面白かったなー
四井さんまた作ってくれないかなー
そういえば、正月映画第2弾にストラビンスキーとココが
題材の映画やるね。
639 :
NAME OVER:2010/01/04(月) 23:55:06 ID:8k4UNi4e
古本でだけど四井特集のユーゲー購入
これ途中までしかこのスレにあるボツシナリオ載ってないんだけど
続きが気になってここ見にきた人もいたりしたんだろうか
知らんがな
『パソコンにメガCDの付属サントラを
取り込んだらいつのまにか曲情報が入力されていた』
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
高速手動入力だとか一斉コピペだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっとネット社会の情報量の片鱗を味わったぜ…
iTunes恐るべし!
これで日本で2番目にiPodへ鞠川を入力した人間になれた
誰かハードショットのソフト付属サントラ持ってませんか?
かなり探したつもりだけど画像すらお目にかかれない…
どのくらい現存してるの?
俺もここ数年、時々ヤフオクとかで探して見るけどかすりもしないねー<ハードショットのサントラ
サントラなしのソフト本体を手に入れたのが五年以上前でそれ以降、ハードショット自体見ない
ソフト自体あまり売れたとも思えないし数はほとんどないんだろうね
>>644 遅くなったがレスありがとう ソフトだけでもうらやましい限りです
やはり入手困難みたいですな 「そして、」を歌いながら探すとします
646 :
NAME OVER:2010/02/10(水) 23:52:32 ID:vzyIQFnz
鞠川さんLOVE
>>645 ソフトだけならついこの間ヤフオクに出てたな。
このスレ住人は皆チェックしてるかも…と思って一人苦笑してたけど。
箱無しだったから自分はスルーしたけど、次はいつ出るか分からんね。
最近、Twitterでゲームキャラのbotがあるけど、カスケやイリューシャのbotがあればいいなー
と、調べてみたら簡単に作れそうだったので自分で作ってみました
まずはカスケbotから。@kasuke_botで登録しました
メガドラの整理してたらノスタルジアの未開封が出てきたので記念カキコ。
651 :
NAME OVER:2010/03/17(水) 00:51:08 ID:qBt5ShiQ
500円なら欲しい
1907ディスってんじゃねーぞゴルァ
「スオミ」という言葉を知ったことで、生涯忘れられないゲームとなった。
探偵ゲームとしては……言わぬが花だな。
654 :
650:2010/03/17(水) 23:41:00 ID:???
何度やっても爆弾解体に成功せず売ってしまったものの
悔しいのでまた買い直し放置してたものが出てきたようです…
最後どちらのコードを切っても駄目だった記憶があるんだけどなぁ。
四井さん、ツイッターで呟いてるんだ
IDは?
ニコ動で久しぶりに68版見た
やっぱ音とシナリオと絵が神だな
659 :
649:2010/04/18(日) 23:56:39 ID:???
イリューシャbotも作成しました。@ilusya_botです
660 :
NAME OVER:2010/05/23(日) 04:24:07 ID:QFixaGTx
twitterbot、自分はフォローしてみたよ。需要はここにあるw。懐かしさにひたろう
>>658 どんな良ゲーのOPを見ても、心の隅でついX68kOPと比較するよ。
662 :
NAME OVER:
保守