MSXはハードウェアスクロール機能がなかったから、2ドットとか4ドット単位のスクロールでも十分見栄えがした。
ついでに、BGが単色で、パターンテーブルがRAM上にあったから、BGパターンの書き換えによるスクロールも実用的な手法だった。
#BGが単色というのは正確ではないけど。
しかしファミコンは、ハードウェアスクロール機能があるのが、かえって足かせになりうる。
走査線割り込みを使えば、上下画面分割で片方だけスクロールというのはできるけど、左右画面分割という機能はない。
左右画面分割にするなら、BGパターンの書き換えでスクロールさせるしか手がないが、もともとBGパターンはROMに置くことが想定されていたから、書き換えるならRAMをカセットに積むか、ディスクシステムでやるしかない。
仮に書き換えさせるにしても、最大4色のBGを高速に書き換えるのは難しい。
2ドットとか4ドット単位のスクロールにしたり、単色にしたりすれば、他作品より見劣りしてしまう。
ボスコニアンだけでなく、より知名度があったニューラリーXですらファミコンに出なかったのは、概ねこのあたりが理由かと思う。
>>7 それは「オールアバウトナムコ」の記述だね。