「こんなの分かるか!!」っていう理不尽な謎解き

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この板にも確か専用スレがあったと思うが、ウィザップってスーファミのロープレもかなり鬼。
幻の家ってダンジョンがあるんだけど、それがまたわっけわかんねぇの。
大きな家のお話って昔話の本の中にヒントがあるんだけど、俺はこいつに気付けたのは最近だった。
吉川達也って人の角川ホラー文庫でiレディってのがあるんだが、その話のなかに、
「コンピューターとは0と1、すなわち命令のONとOFFで成り立っている。
無数に見える数字などの配列も初戦はONとOFFの切り替えによって形づくられたものだ。
そう考えるとこのiレディというネーミングセンスはたいしたものだ。
iという字の・とIが0と1を表し…(以下略)」
俺はこの下りを見たとき、「そ、そうかっ!」とすぐさま小説を投げ捨ててスーファミを起動させた。
39続き:05/02/22 07:42:51 ID:???

大きな家のお話には100本の柱や10人の召使、11匹の犬や、山の一本の木から、十本作ってやっと一本できるかできないかのすばらしい杖など、
やたら数字を使う下りが目立った。多少無理矢理なその数字の引用は全て0と1だったのだ!!
俺はラスダンっぽい不気味な廊下を、どくろのレリーフ型スイッチがある二つの部屋までキャラを操作した。
そしてどくろのスイッチを1をONに、0をOFFへと動かす…しかし、結果はいつもどおり入り口へのループ。俺は挫折した。
しかし、三日後再び俺は挑戦した。あの小説がもたらしてくれたヒントには何か大きな確信があった。
「きっとアレは正しい…俺のやり方がどこかおかしいんだ」
そう呟きながらどくろのレリーフ型スイッチがある二つの部屋のうち、奥の方の部屋の前の文字を読んでみる。
『見張り部屋ナンバー0123』
0123…0…0から…ん?まてよ?0があるって事はこの部屋が最初じゃないのか?
またしても0が俺にヒントをくれた。俺は物語に出てきた順に、0と1の組み合わせを、今度は奥にある部屋から順にスイッチを入れた。
するとどうだろう。いつもなら再び大きな家へとループするとこれが、
『主の間へようこそ』
俺はついにやった。長き苦しい戦いに勝った。しかし勝利の余韻も束の間、主は杖をもってきたかどうかを問い掛けてきた。だが、もはや今の俺に貴様の謎は通用しない!
俺は物語の後半八文字の1と0の組み合わせを同じように奥の部屋から入力していった。そして扉の前の文字がまたも変わった。
『月の綺麗な夜の山の木』
そこで手に入れたヴァルハラワンド。それを持って主の部屋を再び訪れ、ついに俺はエピソードをクリアした。
俺はこの感動を来世も忘れないだろう。吉川達也さんありがとうございました。俺、あんたのホラー小説頑張って全部読みました。『ついてくる…』って長いっすね。