「超アーケード」の間違いは77個じゃすまない(かも)
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しかしエミュというのはそんなに悪いものなのでしょうか?
エミュを偽ブランドに例える輩もいるようですが、それとこれとでは根本的に別の話です。
ブランド物のバッグなどの場合、売られているのは鞄という物体です。実際に手にとって
触ることができ、日常的に使用することが出来ます。これに各ブランドの看板がかぶさって
いる為、モノとしては大変高価となり、また、コピー品はその価値を直接的に貶めるものです。
一方、アーケードゲームの場合はどうでしょうか。
アーケードゲームの本質は基板にあるわけではありません。アーケードゲームとは、
我々がゲームセンターへ行き、コインを投入することにより、ゲームで遊ぶことができる
というサービスを受けることです。
ゲームセンター(場所)+基板(ハード)+コンパネ(操作系)+ソフトウェア
上記の構成に対してお金を支払うということです。
この中で最も各ゲームを特徴付けるものはといえば、言うまでも無くソフトウェアです。
同じ場所の同じコンパネであっても、ソフトウェアが沙羅曼蛇と怒号層圏ではユーザーの
印象が全く異なります。
本としてこれらをまとめ、資料的価値を持たせようとした場合、ソフトウェアを中心に紹介
するのが最も正しい形といえますが、現在ではエミュという素晴らしいものがあります。
基板という媒体に押し込められたソフトウェアを頚木から解き放ち、当時よりはるかに性能
のあがった現在のPC上で動作するソフトウェアたち、ぼんやりとして解像度の上がらない
安物のモニタではなく、高解像度のPCモニタに映し出された画像はまさに夢のようです。
アーケードゲームを今現在紹介するために、これ以上の手段はありえません。