電撃スーパーファミコン 2号

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1NAME OVER
無念にも前スレがdat落ちしてしまったので再び語りましょう。
2NAME OVER:01/12/17 02:15
おっ、立てたのか。
恋ちゃんレビューあぷしてくれた神はもういないのか…?
3NAME OVER:01/12/17 02:40
前スレの小我氏のコラム補完きぼん。
4NAME OVER:01/12/17 03:16
ほいじゃぁ、このスレ、みんな落ちないように気をつけてね。
5NAME OVER:01/12/17 03:30
前スレの1です。スレ立てお疲れ〜。ご要望があらば、恋ちゃんのコラム、
本棚から引っ張り出してうpも出来ますが、いかがでしょう。
それにしても今の恋ちゃん情報は……微塵もつかめないっすね…。
ネットは利用してないのだろうか。そんなわけないだろうけど。
6NAME OVER:01/12/18 01:52
age!
7NAME OVER:01/12/18 02:47
恋ちゃんは某有名坊ちゃん高校出身であることを知ったよ。興信録で。
8:01/12/19 22:44
dat落ち防止age

もうネタ切れか…?
9サルノビッチ:01/12/19 23:26
恋ちゃんスレになってるね
今度適当にコラムあげます
10NAME OVER:01/12/21 00:53
age
11NAME OVER:01/12/24 10:47
危ない
12NAME OVER:01/12/24 19:40
恋ちゃんコラムあぷ激しくきぼん
13NAME OVER:01/12/25 12:56
前スレよりコピペ


中村勘九郎にキスされる夢をみた天才作家
小我恋次郎の原子力2色ひよこ(ATOMIC COLORED PIYOPIYO)

著者近影
いや〜、昔は一晩中ゲームやっても、ぜ〜んぜん平気だったのになぁ。
最近、すぐ疲れちゃうんだよなぁ。もうトシなのかなぁ。
そういうときは気分転換に原稿でも書くか…って、逆だっつ〜の。
でもこうやって書きはじめると、またゲームやりたくなっちゃうんだよなぁ。
もう飽きたはずなのに。あ〜、なんかゲームって女と似てるのかなぁ。
最近やってないなぁ。女の子とゲームするの(←バカ)。

第12回 『TVゲーム世代』
 よく、新聞とかに「TVゲーム世代」っていう言葉が出てくるけどさ、
あれって、なんなんでしょう〜か。この前、新聞で笑ったのが「オウム事件」
に対する「識者(頭のいいひとのことらしい)」のコメントで
「TVゲーム世代と言われる最近の若者は、バーチャルリアリティゲーム
などで、現実と非現実の境界があいまいになってきているのです」
 ギャハハ! すげぇな、どうにも。するって〜と<「最近の若者」>
(※注1:昔も今も若者は変わらねぇよ!)は、シューティングゲーム
やるのと、銃で人を殺すのとの区別がつかね〜ってのか?
『信長の野望』やったら
 「うわ〜、桶狭間の合戦だぁ〜っ!」
って、<ヤリを持って近くのコンビニ襲うのか?>
『ぷよぷよ』やると、満員電車で同じ色の服を着た人を4人集めたくなっちゃうのか?
14NAME OVER:01/12/25 12:56
 アホちゃう? そんなことあるわけね〜だろ。だってさ。しょせんゲームですよ。
たかがゲームですよ、あんた。
 たとえば『ドラクエ』やってるヤツは、ゲームの中では「勇者」だったりするじゃん。でも
「あ〜、もう遅いし寝るか…」
って電源切った瞬間に、<CCガールズの写真集見ながら>オナニーしたりする
ワケですよ。そんなのぜんぜん勇者じゃね〜って。さっきまで生死をかけた戦い
してたヤツが、オナニーしねぇっての! HPギリギリの勇者が
<「イクときはやっぱ原田のり子だな…」>(※注2:残念ながらやめちゃいましたね。)
とか言わねぇっての!
 つまり電源切った瞬間にゲームは終わってんのよ。俺たちゃ、ちゃんと現実と
非現実が別だってことわかって遊んでるの!
 だいたいゲームがそんな危険をはらんでるんだったら、<小説や映画>(※注3:
ゲームといえば囲碁や将棋もゲームである。)だって危険ですよ。あれだって
主人公の気分になって「非現実」な世界を楽しんでるわけでしょ。一緒、一緒!
 でだ。なんでこんなに「TVゲーム世代=キケン」という考え方がマンエンしたかを
考えるとさ。「バーチャルリアリティ」って言葉を過大評価しすぎる大人のせいもあると
思うのよ。たとえば彼らが
「コンピュータが作った仮想空間で戦争ゲーム! 銃の衝撃まで手元に伝わる
新システム」
な〜んて新聞記事を読むと
「うわわ。なんて恐ろしいゲームだ。ウチの子がこんなのに夢中になっちゃったら、
うわわ、うわわ」
とコンランしちゃったりするんだろ〜けどさ。
だいじょぶだっての。そんなの<「軍人将棋」>(※注4:将棋型3D戦争シミュレー
ション/笑)とかわんね〜って。どんなに技術が発達しても、たかがゲームなの!
15NAME OVER:01/12/25 12:57
 だって、その「リアルな戦争ゲーム」に戦場のニオイがするか?
焼けこげた死体のニオイがするか? <本物の銃弾をかいくぐる恐怖があるか?>
死んでいく人の泣き叫ぶ声が聞こえるか? ありません、そんなもの。
じぇ〜んじぇん。バーチャルリアリティなんて、そんなものなんである。
仮に「死体のニオイ付き、弾に当たったときの痛み付き」のゲームができたとしても、
それでもやっぱゲームである。ボスニア紛争で、実際の銃弾をかいくぐってる子ども
たちが感じているであろう恐怖とは、まったく違うんである。ゲームやっても死なない
が、ボスニアの子どもたちは<死ぬんだぞ>。(※注5:我々大人は、ゲームに夢中
になる子どもたちを危ぐする前に、戦争で命の危険にさらされている子どもたちを
救う方法を考えるべきである。)
 じゃあ、やられると死んじゃうゲームだったらどうか。それは最初っからゲームでは
ありません。たんなる殺人マシーンです。
 と、このようなことを考えると、おのずとゲームの限界(いい意味で)が見えてくる
ワケよ。ね、くどいようだけど、どんなに進化してもたかがゲームよ。識者のみなさんの
ばかちんぽ!
 最後に「たかがゲーム」という発言に怒っちゃうゲームメーカーさんがいるといけない
のでフォローしとく。「たかがゲーム」をやると想像力がつくので、子どもの情操教育
にはいいです。俺なんかゲームばっかりやってるから、<菅井きんの若い頃を想像
してオナニーできます。>

終わり


前スレ62氏に感謝。<>内は太字です。
16NAME OVER:01/12/25 13:00
これもコピペ。

コンピュータにカップめんをぶちまけて壊した天才作家・小我恋次郎の
怪奇!逗子のエンピツ男

第11回「悪魔ちゃんに対抗して小我も名前を変える!!」
ヒッポンの編集長が結婚するそうで、「祝電を送っていただきたいのですが…」
というファックスが来た。でも、祝電を打つのもめんどくさいので、ここで代わりに
祝辞をのべてやる!いくぞ…「結婚前に、何回した?…以上、連絡終わり!

悪魔ちゃん騒動である。何だか知らんけど子供のネーミングをめぐって、
法務省だとかを巻き込んでの大混乱だそうだがよ。なんなんだ、ありゃ。
「将来いわれなき差別を受ける可能性があり、命名権の乱用である」
と言う行政側の意見に対して「行政が個人の名前にまで口を出すのか?」
とか反論があったりしてさ。まあ、どっちの言うこともよくわかる。
確かに「悪魔」なんて名前つけたら、いじめられたりするかもしれん。
かといって、国が個人の名前を<「ここまではいいけど、こっからはだめ」>
(*注1:戸籍法で使える字の規定はある。)なんて線引きをするってのも変だしな。
だが俺は言いたい!って、何か今回は硬派な文体になってて、俺ってカッコイイじゃ
ねぇか…とか、そんなことはどうでもよい。
まずねぇ、いいとか悪いは別にして、センスがねぇんだよ、ネーミングの!親は
「一度聞いたら忘れない名前ですし…」
とか、言ってるけどさ。インパクトを狙うんだったら、もっとストレートに、
「ちんぽ」とか「まん子」とかつけりゃあいいじゃねえか。
17NAME OVER:01/12/25 13:01
とか、思ってニュース見てたら、本当にそういう名前つけられちゃった人って
いるでやんの!アナウンサーとか妙に嬉しそうな顔しちゃって
<「この方はまん子さんで…」>(*注2:TV史上初の発言か。)
とか言ってるじゃねぇか。何か俺と同じセンスの親がいたかと思うと
ちょっとくやしいぞ、このやろ〜!
あと、変わった名前の人のリストみたいなのが新聞にも出てたけど、ひでぇのは
<「どらえもん」>(*注3:他にも悪作というのもあった。)
なんてのもあった。理由は親がドラえもんのファンだったから…って、
どんな理由だよ!「悪魔」も「どらえもん」も変わらねぇよなぁ。
それなのに、「悪魔」はダメで、「どらえもん」はいいっていう役所の
論理もわかんねぇし…。じゃあ、親がドラゴンボールZのファンだったら
どうするんだ?
<「鈴木ドラゴンボールZ」>(*注4:これをアニメ名前と呼ぶ。)
とかゆー名前も認めちゃうのか?もっと言えば、親が
「ツヨシしっかりしなさい!」のファンだったら、
<「長谷川ツヨシしっかりしなさい」>(*注4)
って、どこまでが名前かわかんね〜じゃねぇかよ!とにかく変なことばっかり!
でだ。こうして「悪魔ちゃん騒動」をコラムのネタにしていてふと気がついた。
やはりこれは他人のフンドシで相撲を取ってるようなもんで、
俺も当事者になってみるべきではないか…と!新聞によると
<「15歳を過ぎた段階で、本人の希望があれば家裁が認めた上で改名できる」>
(*注5:希望するぞ!)ということらしい。
ただし、それにはそれなりの正統な理由がなくちゃいけないということだ。
そこで「それなりの理由」をここで考えてやる!
まず、俺の本名は<「多田野貴裕(ただのたかひろ)」>
(*注6:小我はペンネーム。)ってゆーんだけどさ。
18NAME OVER:01/12/25 13:01
一見何でもなさそうに見える「貴裕」…これがマズい。電話で説明する時とかに
<「貴族の貴に、裕福の裕です…」>(*注7:一番わかりやすい説明法。)
って、なんかイヤミじゃねえか?いかにも「僕ちゃんは高貴で金持ちで〜す!」
って言ってるようなもんでさ。できればもっと日本人の心の美学っていうのか。
なんかこう「へり下った」名前にしたい!ほら、なんとなく正統な理由になってねぇか?
んで、どう変えるか…こうだ!<多田野バカ!>
どうだ?なんか謙遜してるじゃねぇか。人と会った時とかも
<「いやぁ、私なんざ、ただのバカですから…」>(*注8:カッコイイ受け答えだ!)
とか言えるしさ。あと、付き合ってる女の子には、ちょっと悪いことしても
「もう、おバカさん…ちゅ(はぁと)」とか、許してもらったり…って、
偉そうなこと書いてるわりには低レベルだな、俺って。
さて、いよいよ実行する日である!え〜と、まず電話して…って、ん?
どこに電話すりゃいいんだ?家裁か、市役所か、それとも法務省か…
この続きは次回じゃ!
19NAME OVER:01/12/25 13:01
フジテレビの「サルチンマンコ」のCMがくどい!…と激怒する天才作家・小我恋次郎の
怪奇!逗子のエンピツ男

第12回「ただのバカ計画・完結編」
渋谷を歩いていたら子供に声かけられた。「あのぉ〜、小我さんですか?いつも電撃
読んでます」…おおっ、ファンか?ワシも有名になったもんだ。と、思ったら「図
書券がまだ届かないんですけど…」だと!くそっ、ワシは単なる連絡係かい!

梅田ぁ、ちゃんと図書券送っとけよなっ!てめぇ…って、あ…よく考えたら住所のリスト
まだ渡してなかったか。まあいいや。さてと、「ただのバカ計画」である。
俺も「悪魔ちゃん騒動」を自ら体験すべく、名前を変えちまおうというのが
前号までだった。で、どこに連絡すればいいのかわかんないんで、
とりあえず市役所に電話してみた。プルプルプルプル…ガチャ!
「あのぉ、名前変えたいんですけど」「は?名前?」
「ほら、悪魔ちゃんのニュースでやってるでしょ?15歳過ぎたら本人の意思で
 改名できるって…だから、僕も…したいの」
「あ〜、それはねぇ。家裁の許可がなくちゃできないんですよ
20NAME OVER:01/12/25 13:02
家裁…家庭裁判所である。うう、スゴイことになってきたぞ。
なんか、裁判所ってことは、俺も<ジェームス三木夫妻>
(*注1:最近和解したみたいだけど。)みたいなことになってしまうんであろうか。
不安である。でも、「家庭」裁判所である。普通の裁判所に比べると、
ちょっと安心感はあるよな。なんかアットホームな雰囲気っていうんでしょうか。
家庭裁判所だけに、場所も家庭的に普通の民家でさ。ガラガラガラ…って、
玄関開けるとステテコ姿の裁判官が<「いよう、お帰りぃ〜」>
(*注2:イメージとしては植木等)とかいって出迎えてくれてさ。
「なに?名前変えてぇのか?ま、お茶でも飲みながら話そうや…母さん、お茶…」
とか、自分で書いてるけど、そんな裁判所あるわけねぇだろぉぉ〜っ!
さてと。とりあえず家裁に電話である。プルプルプル…ガチャ!
「あのぉ〜、名前変えたいんですけど…」
「そうですか。じゃあ、こちらに印鑑と戸籍謄本を持って来てください。
 名前変更の申し立て書に書き込んでいただければ…」
「えっ、えっ、えっ…そんな急に、あの…止めないんですか?」
「え?止める?」「だってほら、<考え直しなさいとか…>」
(*注3:止めてくれると思っていた。)
「いや、申し立ては自由ですからねぇ。あとは裁判官が判断しますから…」
「あ…そうなんすか。でも名前を変更する条件とか、そういうのってないんですか?」
「もちろん読みにくいとか、まぎらわしいとか、そういう理由があったほうが、
 申請が通りやすい…ってのはあるかもしれませんけどね。何か理由があるんですか?」
「ええ。実は…名前がナマイキなんですよ」
「は、ナマイキ?どんな名前なんですか」
21NAME OVER:01/12/25 13:02
来た!この言葉を待っていたんだ俺は!ふっふっふ…聞いて驚くなよ。
「いや〜、実はね。タカヒロっていうんですよ。<貴族の貴に裕福の裕で、貴裕っ!
 どうです。なんかエラそうでイヤな名前でしょ?>」
(*注4:いかにもエラそうな口調で言ってみた。)
「は?別にそんなことないでしょ」「またぁ〜、気い使わなくてもいいすよ…」
「別に使ってませんよ。で、どう変えたいんですか、その名前を?」
「それは、そのぉ〜。実は僕、名字が多田野っていうんですよ。ただの…だから、
 下の名前を『バカ』にしたら『ただのバカ』って、へり下った名前になっていいかなって…」
「……………」「もしもし…?」「……………」「<あ、切らないで、切らないで!>」
(*注5;受話器の向こう側、ため息をついたまま黙っているのであせった。)
「怒った?」「怒っちゃいませんよ。でもねぇ。ま、申し立ては自由ですから…ただね。
 言っときますけど、1回変えたら、もう<二度と変えられないんですよ!>」
(*注6:一度申し立ては通ったら、もう変更できないらしい。)
「えっ………変えられないの?」「そう、1回でおしまい」
「ってことは、もし認められちゃったら、一生、ただのバカ?」
「<そう…死ぬまで、ずっとバカです>」
ええっ!そんな…たった1ページのコラムのネタのせいで、一生バカかよ。
そう思ったら悲しくなってきた。俺は言った。
「<すいません。私がバカでした…>」(*注7:古典落語みたいなオチだな。)
22NAME OVER:01/12/25 13:04
トレンディ女優をめざす天才作家・小我恋次郎の
怪奇!逗子のエンピツ男

最終回「お葬式」
うわ〜、もうすぐ「F1グランプリ」の開幕戦の中継が始まっちゃう〜!
早く書かなきゃ〜!、でも、見たい〜っ!だけど見ちゃうとまた朝になって
締め切りが守れないので我慢して書くぞ。え〜と、今回はオレのコラムの最終回です。
しくしく。

仕事関係の人の身内の方がなくなったのでお葬式に行った。久しぶりのお葬式
である。読者にはわからんかもしんねぇけどさ。この業界で仕事してると、
ほとんど知らない人のお葬式にも出なくちゃいけない場合があるわけよ。
いわゆる付き合いってヤツで。死んじゃった人とオレとの関係はこうだ。
「オレが仕事してる出版社のうちのひとつ→俺の担当の編集者→その編集者の上司
→その上司の奥さん→その奥さんのお父さん→の、さらに弟」
<…って、もうほとんど誰なんだよ、それ>っちゅ〜世界よ。
なんだか、1回行ったキャバクラでおケツさわったねーちゃんがさ。40年後になって…
「あの時の私、覚えてる?」
って聞かれたみたいな…そんぐらい他人って言うんでしょうか。そりゃ、死んじゃったのは
ご愁傷様かもしんないけどさぁ。俺、知らねぇんだっての!悲しくねぇよ、そんなの。
でも、まあ付き合いだから仕方なく行ったわけだ。
23NAME OVER:01/12/25 13:04
<なんまんだ〜ぶ〜、かんまんだ〜ぶ〜…>(※注1お経のメロディって結構好き。カッコイイ)
このたびは、突然の事で…ほんとに…ご愁傷さまで…ほんとに…って、てめぇら、
俺の頭ジロジロ見るんじゃねぇっての!金髪で葬式にきちゃいけねぇのかよ!
ちゃんと、黒のスーツに黒のネクタイちゅうダサダサのカッコしてきてやったんだぞ、
俺は!そもそも外人の葬式なんて金髪ばっかじゃねぇかよ!
<葬式に金髪が禁止なら、ハゲも禁止しろっての!>
(※注2ついでにパーマとミニスカートも禁止…って校則かよ。)
とか、怒ってもしょうがないので受け付けに並ぶことにした。ところがだ。
その亡くなった人がけっこうエラかったらしくてさ。ものすごい行列なのよ。
んで、係りの人も「おい、まだ80人ぐらいいるぞ」「えっ、まずいなぁ…」
とか、小声で言ってんだよ。予定よりたくさん来ちゃったみたいで。
んで、最初は何が「まずい」のかわかんなかったんだけどさ。どうも、あれ…
おみやげっていうのか?香典(お悔やみのお金)わたすと、かわりにくれる
<「お菓子セット(※3結婚式でいう引き出物だな。)」>みたいのがあるでしょ。
その数が人数に足りないかもってことが、わかってさ。そしたら…
何が起こったと思う?
並んでた人がわれさきに受付に殺到してんのよ!お菓子セット貰いたいもんだから。
なんか「小さく前にならえ」状態っていうのか。列もへったくれも無いの。
てめぇら、そんなにお菓子セットが欲しいのかよ!これはお葬式なんだぞ!
<「青森りんごフェスティバル」※注4こういうのがあると、無条件で並んじゃったりしない?」>
の街頭無料りんごプレゼントじゃねぇんだぞ。恥ずかしくねぇのか?そこいくと
俺なんか、ちゃんと順番待ってさ。筆でゆっくり記帳しながら、もう片方の手を
思わず差し出したりして。よし、お菓子セットは手に入った。あとはお焼香して、
とっとと帰るぞ。えっ…いまから、あいさつ?誰のだ?ふ〜ん、故人の友人ね。
はいはい。聞けばいいんでしょ。
24NAME OVER:01/12/25 13:05
<「あ〜、○○さん。あなたはどうして逝ってしまったのでしょうか」>
そんなもん、心臓が止まったからだろ…とか、不謹慎な事を考えちゃいけない。
これは悲しい場面だ。「昔から仲のよかった私達は…しくしく…」
そうか、子供の頃からの知り合いなのか。それはつらいだろうな。話を聞いて
、皆ももらい泣きしている。しくしく。なんか俺も聞いているうちに悲しくなってきてしまった。
知らない人なのに…ぐすん。やっぱり人が死ぬという事は悲しい事だ。他人でも…。
お葬式が終わって、係りの人が言った。
「みなさま、お酒とお食事を用意してますので、お時間のある方は2階のほうに…」
<わぁぁぁぁ〜!>(※注5みんな食物が足りなくなると思って、あせって殺到してた。
人間なんて、こんなもんなんだよな〜。)
みんな泣きながらお酒とお食事に殺到した。俺も泣きながら走った。悲しくても、
お腹はへる。それが人間だ。ふと見ると、俺の横でさっきあいさつした人がブツブツつぶやいてた。
<「お寿司につける…おしょうゆがないなあ」>
25NAME OVER:01/12/25 13:05
第9回「ケロンパにさげすまれた男」

ああ、忙しいぞっ!年末というのはどうしてこうも忙しいんだ?鼻毛が伸びるヒマもないじゃねぇか。
あ、どうでもいいけどこの原稿が載るのって年末になってからか?
え、どっちなんだ。いいや、どっちにしろこっちは年末なんだしよ!

え〜と、先日ちょろっと書いた「クイズ歳の差なんて」であるが、出演した次の日に、いろんなヤツから電話がかかってきやがった。
「みたよぉ〜、このバカ!」
「なんでシモネタいわなかったんだ!」
「いったいギャラいくらもらってんだよ!」
<おごれ、このハゲ!>(注:最近流行っているフレーズ。)

なんで俺がハゲなんだよ。とか、そういう具合である。婚約解消事件の時もそうだったが、くだらんことでいちいち電話してくる
んじゃね〜よ、ハゲ!(←おかえし)

さて、そんでその番組収録のときのことを書くんであるが、え〜と…そうだ!控え室っていうのか?
ほら、出演の時間まで芸能人がくつろぐ場所みたいのがあるじゃん。入口に<「和田アキ子様」>(注:紙にでっかく書いて貼ってある。)
とか書いてあるヤツ。
もうなんというかさ。あんたはエラいので個室を用意しました。お弁当も1万円のを手配しときましたんで、思う存分ゴージャスな
気分にひたってくださいねぇ。なんたってタレントさんあってのテレビですから…みたいな世界ってあるじゃん。
26NAME OVER:01/12/25 13:11
でさ。もう、俺もてっきり「小我恋次郎様」ってぇ部屋が用意されてるもんだと思って、ADについてったわけ。
はいはい、こっちですか。あれ、<タレントクローク過ぎましたけど>(注:タレントの控え室が並んでいる場所)…え?
別に部屋とってる?そうか、わざわざすまんな。はいはい、ここからエレベーターに乗って、さらに歩いて…おい、
どうでもいいけど遠いじゃねぇか!
「あ、こちらです。じゃあ、ここでしばらくお待ちください。あとで呼びに来ます…」
やっとついたか。え〜、名前はどこに書いてあるんだ?
小我様…小我恋次郎様…あれ?
<会議室…。>

てめ〜っ、なんで俺の控え室が会議室なんだよう!え、ドア開けたらガランとしただだっ広いただの部屋じゃねぇかよ!
ここで俺ひとりで待ってろってぇのか。心細いじゃねぇか!

くそ〜っ。んで、弁当はどこだ、弁当は!?うっ、どこにもないぞ、このやろう!
俺ってそんなにランクの低いゲストなのか!くやしいから机の上に椅子を積み上げて遊んでやるっ!
<東京タワーだ、このやろう!>(注:最近流行っている無意味な遊び。)
あんまし意味ないけど…あ、出番?あっそう。
27NAME OVER:01/12/25 13:11
今回、ワシは番組の中でプロゲーマーとしてゲームの腕前を披露することになっている。
<「思いっきりハジケてくださいよぉ」>(注:ハジケる…盛り上がるという意味の業界用語。)
本番前に舞台裏で桂三枝に言われた。あっそう。ハジケちゃっていいワケね。
ふ〜ん、じゃあ、ツカミで一発、強烈なのをかましてやろうじゃないか!いくぞ!
「ぺろ〜ん、こにゃにゃちわ〜!にょろ〜ん!おならぷ〜!」
<さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜っ!>(注:本当に音がするぐらい引いた)
客が引いてしまった。回答者席の高島忠夫とかうつみ宮土理(通称ケロンパ)が、けげんそうな顔で俺を見ている。
いかん!だがここで焦ってはいけない。ゲームの腕を見せてやればみんな感心するに違いない。

バ〜ン!どうだ、見ろ!「ぷよぷよ」百連鎖だぞ!俺は1日17時間もゲームをやる男なんだぞ。どうだ!
おっ、みんな拍手してやがるぜ。ふふん、そうか、感心したか。わっはっは!え?もう終わりなの?
ちぇ、もっとうまいとこ見せたかったのにな…。

番組のエンディングでケロンパが俺に声をかけてきた。え、なんすか?
<「そんなに一生懸命ゲームやる根気があるんだったら、もっと別なことで頑張りなさい!」>(注;ちょっとビビッた。)
うっ、しかられた。しかも、目は(あ〜、この子ったらなんてカワイソウなのかしら)というカンジのまなざしである。
「そんなこと言うなよ、えへへへ」
思わずタメ口をきいたら、「まぁっ!」と一言いって去っていった。「まぁっ」じゃないっての!
28NAME OVER:01/12/25 13:14
あんまり多くてもウザイか・・・すいません。
>>16-21は前スレ110氏、
>>22-24は1氏の投稿を勝手に使わせてもらいました。

とりあえずこれくらい
29NAME OVER:01/12/25 13:16
俺、昔あんたの<ファンだったのに!>(注:はせがーに変な趣味と言われた。)

>>27最後の一行付け忘れた・・・スマソ
30NAME OVER:01/12/25 13:18
あ、>>25からは前スレ139氏です・・・逝ってきます。
31NAME OVER:01/12/25 23:58
ごくろーさん!
32NAME OVER:01/12/27 23:21
おつかれー。
感謝age
33NAME OVER:01/12/28 00:46
誰も後に続かないので一人で前スレの残りをうp。
スレッドストッパーと呼びたければ呼べ。


第13回「かくも悲しきバレンタインデー」

いまさぁ。リレハンメルオリンピックの真っ最中なんだけどさ。なんだよ、日本はよう!
ちっとも金メダル取れね〜じゃねぇか!もう途中で「関口宏のびっくりトーク・ハトが出ますよ」
に変えちゃったりして、もっと面白くなかったりして…ふ〜。

<コロッケ乱入、ニューハーフ大解剖>(注:乱入ってタイトルも悲しい。)
…これがその日の「ハトが出ますよ」のテレビ欄のタイトルだ。サラエボ空爆かっちゅ〜緊迫
したこのご時勢に、ニューハーフ解剖してどうしようってんだ?
このハト…じゃなくてこのタコ!まったくもう…。

さてと、年に一度のバレンタインデーが先日あた。なんか2行程前に、関口宏を怒っときながら
下世話なネタ書こうとしてる俺も俺だがよ。
でだ!とりあえずバレンタインとかいっても、はっきりいって俺なんか全然関係ない。
<だいたい誰もくんないしさ。>(注:と思ったら編集部にチョコが送られてきてた。千葉の
匿名希望さん、ありがとね〜。)
そりゃ義理チョコっていうのか?本当はアンタなんかどうでもいいんだけど、欲しけりゃ
あげるわよ、このカス…みたいなチョコはもらったりするけどさ。そんなの嬉しくないじゃん。
もっと愛情のこもった「あなただけよ…」ってセブンイレブンのコマーシャルの<石田ひかり
みたいな状況>(注:ちょっと目つきが怖いけど。)を期待してるのにさ。
絶対そんなことは起こらない…と、先日までは思っていた。ところが…!
34NAME OVER:01/12/28 00:47
ちょうどバレンタインの日に、TBSの制作でワープロをペコペコ打ってた時のことだ。
トントン…突然、俺の背中をたたくヤツがいるじゃねぇか。で、振り返ったら女の子が立ってる。
よく見ると最近デビューした某アイドルタレントよ。んで、ワシが、なんじゃろうとか思ってたら
「これ………」とかいってリボンのついた箱を渡されたわけ。
「なにこれ?」と俺が言うと、<その子は真っ赤な顔をして、>(注:乙女の恥じらい…ぶはは)
さぁぁぁぁ〜っと走っていっちゃったのよ。んで、箱見るとどう見てもチョコじゃん。
いや〜、あんた、ワシは心臓バクバクしましたですよ。アイドルと作家…なんか
<酒井法子パターン>(注:相手はドラマとか書いてるヤツ)っていうのか?
業界的には「事務所激怒!許されない恋」みたいなさ。

実は、そのタレント、別な局で1回仕事したことがあってさ。その時どうも彼女の視線が
気にはなってたのよ。マジな話…。でも、たった1度の出会いよ。
そんなんで彼女の心を燃え上がらせてしまったなんてさ。
どうもね、俺って…とか思ってたら、前方から知ってるディレクターが歩いてきやがった。
俺は瞬時に次に起こるであろうできごとをシミュレーションした。
(あれ、小我ちゃん…なに持ってんの?)
(ん?べ、別に…)
(なによ?あ、チョコ?ちょうど俺ハラへってたのよ)
(いや、その…それは…)
(も〜らい!バリバリバリ"包みを破る"…あれ、手紙はいってるじゃん…)
(え、なんだろ、それ?)
(なになに…"急に青ざめる"…<小我ちゃん、これヤバイよ…あの子になにしたのっ!?>
(注:タレントに手をつけると怒られる))
35NAME OVER:01/12/28 00:47
シミュレーションの結果、とてもまずい状況に追い込まれることがわかった。
「小我ちゃ〜ん…」
あっ、きたっ!さぁぁぁぁぁぁぁ〜っ!おれはものすごいスピードで制作の部屋を飛び出すと、
トイレの個室に駆け込んだ。ここなら誰にも発見されることはない…って、
なんかやってること中学生と変わんないけど。

俺はドキドキしながらその包みを開けた。チョコだ!して、手紙は…入ってた!
ピンク色のふたつ折りにした紙である。俺はそっとその手紙をひらいた。
<○○○子・2ndシングル「ギリギリの恋」2・21発売記念…義理義理チョコ。
よろしくぴょ〜ん?」>
…………………………単なる<宣伝素材>(注:新曲のキャンペーングッズのこと)だった。
あとで聞いたら、そのアイドル、みんなに思わせぶりな渡しかたしてたらしい。怒りのあまり
歯ぎしりする俺…。イヤな音が聞こえた。
義理義理義理義理義理…!
36NAME OVER:01/12/28 00:48
もいっちょ


ポケットサイズの羽賀研二を目指す小我恋次郎の
原子力2色ひよこ

最終回「さようなら電撃スーパーファミコン」
(↑思いっきり直球でやんの)
いや〜、思い返せば長かったようで短かった3年半でした…
って俺は卒業文集か。でも、この号のどっかのページには、
かならずこのフレーズ書くヤツいると思うけどな。
とくにちばばとか書きそう…っていねぇよ、もう。それはともかく
3年間の思い出話でも書こうと思ってたらよ。それどころじゃなくなった。
よって、今回のタイトルと内容はぜんぜん違います。
あ〜最終回なのにいいかげん。

 <携帯電話を落としてしまった。>どこで落としたかさっぱりわからん。
よって前日からの行動を思い出してみた。
 え〜と。朝おきて、まずウンコしたよな。それから右手でふいて…って、
そこまで細かく思い出さんでもいい。外出中に決まってる。え〜と、
電スーで打ち合わせしたでしょ。それから広告代理店で打ち合わせしたよな。
うん、そんときはまだ持ってた。それから飲みに行って…あっ、待てよ。
<あの居酒屋で「ししゃも」注文したの出てこなかったぞ。>
(※注1大好物なのにぃ〜。)
お勘定に入ってたらソンだよなぁ・・・。と、まるで関係ないことだけ思い出して
どうすんだよ。とにかくそれから電車がなくなって、ホテル…そうだ。
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その前にタクシー乗ったよな。あ、タクシーの中で電話かけたぞ。でもって
新宿のホテルについてと…。
「2万5千円のお部屋なら用意できますが…」
くそ〜高けぇなぁ…とか思って。でも眠いからそのまま泊まったんだよな。
う〜ん、そのときは持ってたかなぁ。あ、エロビデオ見たよなぁ。
<ぜんぜん関係ないけど、ブスだったなぁ。>(※注2目の細い吉田美和風だった。
どんなんやねん!)

 と、このように前日からの記憶をたどったが、どこでなくしたのか、
さっぱりわからない。もしやと思って自分の携帯に電話してみた。でもすぐ切った。
だって、もしかかって誰かが出たらなんて言うんだ? いきなり
「どちら様ですか」じゃヘンだしな。それに拾った人間がヤクザで、
しかもマニラに高飛びする途中で、人質には画廊の女社長かなんかがいて、
ヤクザが空港のトイレに行ってるスキにちょうど俺の携帯が鳴ったりして、
その女社長が出たりして「た、た、助けてくださいっ!」なんて言われたところに
<熱血弁護士の酒井柳太郎が現れて>(※注3俺が小学生のときに書いた
小説の主人公。ハンバーグが好き)ことなきをえたのだった…って、
いつのまにか小説になってどうする。

 結局、数日間探したが見当たらないので新しい携帯を買うことにした。
もったいないけど、やっぱりないと不便なのだ。とりあえず、2万円の
安いヤツを買った。ところが…。その日、ウチに帰ったら留守番電話に
こんなメッセージが入ってやがる。「〇〇のショールームですが、
ご注文いただいていた携帯電話のオプションが届いております。お時間の
あるときに…」
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わっ、しまった! なくした携帯のために<バッテリーとハンディ充電機を
注文していた>(※注4大きいバッテリーって1個、1万円もするんだぜ。
高けぇよ!)の忘れてた。ちくしょ〜、新しいヤツ買っちゃったのにぃ。
ソンしちゃうよ、もう。

 いや、待てよ…。計算してみた。注文していたオプションが2万円。
今のままだとこの2万円はソンだよな。だって使えないんだもんな。でも、
仮に新しく買った携帯を放棄しても、2万円のソンは変わりないよなぁ。
ってことは、今日買った電話をあきらめて、前のと同じのを買い直すと、
オプションはムダになんないよな。でも、また買い直すと2万5千円のソン
じゃんかよ。ん、まてよ。でも<買い直せば前と同じ電話番号で登録できる>
(※注5同じ機種で買い替えれば番号を変えなくてもいい)から、
いちいち「番号変わりました」って案内状出さなくてもいいよな。案内状の
ハガキ代が500枚で2万5千円でしょ。そしたらその分が……(混乱)。

 結局、同じソンをするならってことで、前と同じ携帯電話を買い直すことにした。
2台も持っててもしょうがないんだけどな。ま、いっか。ショールームに行った。
すいませ〜ん、前と同じヤツください。ええ、なくしちゃったんです。
<「はい。それでは4万円になります」>
えっ…。よくよく聞いたら、前に買ったときはキャンペーン中で、いまは定価
だっての。くっそ〜! いいよ、もう。いくらでも買うよ、ふん!

 そしてその2日後…。留守電にこんな声が…。
<「〇〇ホテルですが、お客さまがお忘れになった携帯電話をあずかって
おります」>(※注6もっとはやく知らせろよ、このやろう!)
 ガーン! というわけで、ボクの家にはいま3台の携帯電話があるのでした。おわり。