ヴァリス2の濡れ場(wを煽りっぽく小説にして書いてみた。
つまらんかったらスマン。
優子(…降伏するしか…ない…。そうしないと、ヴァリア様が…)
残忍王メガスに捕われた血まみれの女神ヴァリアの命をたてにされ、
「ヴァリスの戦士」と呼ばれる少女、優子は降伏を決意した―。
確かにヴァリア自身に諭された通り、世界の運命を背負う戦士としては
間違った選択かもしれない。大局を見失っているかもしれない。
しかしそう思っても、目の前のヴァリアの命を見捨てる事ができる事は
優子にはできなかった。戦士としての甘さ、少女としての優しさ故に。
優子「私は降伏するわ!ヴァリア様を返して!!」
ヴァリア「だめよ、優子!戦いを放棄してはいけない!!」
しかしその言葉を、すでに優子は聞き入れようとしない。
メガス「フフフ、ではまず剣を捨ててもらおうか」
優子はヴァリアの命が助かるならば本気でメガスに降伏しようとしている。
純粋な乙女にそれを裏切る意志など毛頭ないのだが、欺瞞と報復の世界で
戦い続けた孤独な王メガスが言葉だけで他者を信用できる訳もなく、
ヴァリスの戦士に戦う力を捨てる事を要求してきた。
もちろん優子はそれを素直に受け入れ、握り締めていた剣を床に落とす。
優子「…捨てたわ…」
武器を失っても、決して優子はひるむ事はなくメガスを見つめていた。
メガス「よし、いい子だ。ではそのボディスーツも外してもらおう」
優子「えっ…」
このメガスの要求に、先程までの優子の気丈なまなざしが初めて困惑に揺れた。
優子のまとう戦闘用の鎧、ボディスーツ。幾多の戦闘において優子を救った
その防御力は折り紙付きでもあるが、性能と違い外観の方は非常に頼りない。
肩を守るパーツはまさに女性の肩パッド、そして胸の部分は水着かブラジャーか。
どちらにせよ着た者の腕も、ふとももも、胸の谷間も、腹も隠さない。
女性の肌を大胆に露出させてしまう、娼婦の卑猥ささえ感じさせるデザインの鎧。
―そしてこの鎧、ボディスーツを外すという事は、アンダースーツも何も着けず
直に素肌にまとっている優子にとって、裸を見せてしまう事を意味していた。
異性には誰にも見せていない乳房を、男を知らないその乳首を、
非道の限りを尽くす魔王にさらけ出してしまう事を意味していた。
その辱めは少女にとって、あまりにも辛い試練であった。
従う他ない。それはわかっている。だけど、どうしても体が動かない。
屈辱の要請を受けた女戦士は、非力な一人の少女に戻ってしまっていた。
自分の命を懸ける勇気ならまだしも、自分の素肌をさらけ出す勇気が、
どうしても生まれない。もう逆らえない、それはわかってるのに―。
期待以上の反応を見せる少女の姿に口端を歪めながら、
メガスは冷たく―わずかに陰湿な響きを持った声を放つ。
メガス「どうした?恥じらっているのか?」
赤く染まった優子の表情を見れば誰からも一目瞭然の事をあえて問い質すのは、
より彼女から羞恥、屈辱の感情を湧き起こさせるための行為に過ぎない。
優子「…」
返事はなかったが、メガスのその行為は確実に実を結んでいる。
優子はもうメガスをにらみ返せず、怯え、恥じらい、震えているだけだった。
メガス「戦士に恥じらいなど無用。さあ、外してもらおうか。
ヴァリスの戦士の清らかなる肌を、この俺に見せてもらおう」
優子「…」
少女は精一杯の勇気を振り絞って、戦士に戻ろうとする。
戦いを―ヴァリスの戦士である事を放棄した以上、せめてヴァリアだけは
救わなければ何の意味もない。そのために女としての辱めを受けるのなら、
甘受する事が今までヴァリスの戦士であった事に対する責任ではないのか?
だから、少女ではなく戦士として、女神のために、この辱めに堪える―。
そう心を決めた優子は、時折水浴びを行った時と全く同じ動作で、
まとっているものを捨て始めた。
か細い指先が静かに首のスカーフにかかると、シュルル、と布の擦れる
音とともに真紅のスカーフが解かれた。それが舞い落ちるさまに目もくれず、
優子はショルダーのパーツを外していく。
およそ戦う者のそれではなく、普通の少女と何ら変わらないか弱そうな肩が
なおも弱々しく震えている光景は儚げで、愛らしい。
そしていよいよ、バストのパーツを脱ぎ捨てる番となった。
覚悟を決めてもなお、逃れようのない決定的な恥辱を怖れて優子はためらう。
だがメガスは何も言わない。もうけしかけもしない。圧力と嘲笑の意を込めた
その目で、優子の仕草の一つ一つを逃すまいとジッと見つめる。
優子「…」
優子は精一杯自分を奮い立たせながら、ゆっくりと背中に両手を回した。
今すぐかがみ込んで泣き出してしまいたい気持ちを必死に抑えつけるが、
伏せているその目尻に思わず涙が滲んだ。だが、指は止めなかった。
優子(私がこうすれば…完全に降伏した事をメガスに伝えれば、
せめてヴァリア様の命だけは助けられる…ガマンするのよ、優子…!)
優子が軽く唾を飲み込んだ瞬間、その胸を申し訳のように覆っていたパーツが
カランと音を立て、床に落ちた。そして僅かに―ほんの僅かに遅れて、
押さえつけられていたものから解放された優子の両の乳房が、
柔らかく、そして艶めかしく、プルン…と揺れた。
大きさ自体はそうないかもしれないが、華奢な優子の体つきから見れば
十分映える、豊かとも言える白い乳房。だがこの場合、優子の胸を称賛するなら
大きさより以上に形を指して言うべきだろうか。膨らみの曲線、造形、
どれもが男が愛してやまないものだった。そして乳房の頂きにある乳首も
可憐な桃色、他の女性の誰よりも澄んだ鮮やかな色。
そんな胸に、思わず幾千の女性を蹂躙した残酷なる王メガスも目を奪われ、
好色を内に秘めた視線で見つめてくる。
優子「…」
たっぷりとメガスの視線を乳首で浴びてしまっている事はわかっているが、
胸のパーツを外してすぐ両手で乳首を隠しに行けるような元気は
今の優子にはなかった。だが、いつまでも見られ続けてしまう事は
さすがに堪えられず、彼女は震え続ける自分自身を抱きしめるように
両腕を交差させ、右手で左の、左手で右の乳首を覆って隠す。
だがそうしても、思考が恥辱で混乱して疲弊しているのだろうか、
隠す手の位置を微かに誤ってしまっている。乳頭こそ隠せているが、
手の上の所から可愛らしい乳輪の色がのぞいてしまっている事に
残念ながら優子は気付いていない。メガスは当然のようにその色に気付き、
じっくりと鑑賞し続けているというのに。
優子「…外したわ…」
乳房の先を両手で隠した(隠し切れていないが)まま、優子は消えそうになる
己の声を振り絞ってそう呟いた。
完全なる降伏。無抵抗の意志。それらを女としてもっとも屈辱的な姿で
証明する事を強要された優子は、耳まで顔を赤く染めながら長い睫毛を伏せ、
乳首よりもより淡い桃、桜色の薄い唇を噛み、うつむく事だけが許されている。
その健気な姿は、翻って情欲を誘うには十二分のものである。
優子(…悔しいっ…。私、私…)
乳首は手で隠してはいるはずなのに、メガスの視線はそんな手などは
関係ないと言うかのように手をすり抜けて突き刺さってくるように感じられた。
乳首が冷たい舌で嬲られ、吸われ、そして歯を立てられてしまっている感覚さえ
覚えてしまう。…それ程の力がメガスの目の光には存在した。
メガス「なかなか美しい眺めだ、ヴァリスの戦士、いや…優子よ」
優子「…っ…」
メガスの嘲りにも、今の優子は無力であった。舐めるような視線で
自分の素肌を見られている事、先程までは乳首までも見せていた事。
その事実が煽る恥じらいの気持ち、屈辱感になお頬が、体が熱くなる。
―そこで微妙に感じる、自分の体の反応の変化があった。
優子(えっ…な、なんで…どうしてっ…!?)
熱くなって苦しかった乳房の先が固くなる―そう、桃色の乳首が
いじらしげに立ってしまっていこうとしている事に優子は気付いた。
優子(どうして…?恥ずかしいのに、悔しいのに…死んじゃいたいくらい
私、恥ずかしいのに…どうして、こんな…!?)
メガスに悟られないよう、必死に反応を、とまどいを押し殺そうとする優子。
だが優子がどんなに願おうと、優子の体は勝手に辱めを受け入れ、悦んでいる。
気が付くと昂ぶった乳首はすっかりピン…と立ってしまっていた。
優子(…イヤッ…!私、こんな、こんな、いやらしい子じゃ…!!)
自分の内にくすぶる淫らな炎をどうにか消し止めようと、ヴァリスの戦士は
心の中で必死に叫び続けていた―。