トランスコスモス　第五章

>>272
なるほど、たしかに会社を辞めることは安易です。
もしかしたら将来、給与体系など全ての問題は改善されて、
頑張ってしがみついてて良かった。と言うことになるかもし
れません。それはそれで良いと思います。そうで無ければ、
会社に長年尽くしたことが報われなさ過ぎる。
　では、ただの個人で会社に対して何が出来るのか？
　本部の人間や、上の人間が現場は家畜とかいう認識を持っ
ていたとするなら？誰が改善する？現場のコストアップは会
社や営業の利益を圧迫する、間違いなく頭が痛い存在だ。
　それなら道は２つに１つで、廉価な労働力を常に確保し、
しかし質も向上しないサービスで去年と同じ固定収入を得る。
　もう一つは、現場をちゃんとサポートして、労働条件を上
げる代わりに質も向上させて、それを題材に顧客に固定収入
の増加を求める。このどちらか。
　会社をちゃんと成長させるつもりなら後者を行えばいいが、
それがまともに行われていることがない。
　現場や顧客先に営業は何回行っている？
　現場の立場やトランスの立場を強めるための発言が何か
「出来ている」か？
　それが出来ていないから、会社の立場は弱く、個人の給
与も上がらない、その結果、会社に見切りを付けて出ていく。
　そういった図式ができあがっているのです。