CSKってどう?

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342就職戦線異状名無しさん
まず、派遣とはその名の通り、自分の会社から、
違う会社に派遣されて、そこで働くということ。
一番重要な問題というのは、派遣社員の管理は
「派遣先の会社」が行うことが多いということ。

例えば、コンピューターシステムを大学に導入しようとした時に、
大学の職員のスキルだけではその運用やメンテナンスというものを
十分に行うことはできません。
そのために、派遣社員が大学に常駐して
運用やメンテナンスをするわけです。
その時に、その派遣社員の管理というのは大学側が行い、
派遣元企業での管理というものは賃金くらいということが
ほとんどのようです。

更に問題を突き詰めていくと、まず派遣社員を使っている会社は、
自分の会社の社員ではない人間に対して、
手間をかけて教育することなどしないでしょう。
教育をするには、コストも時間もかかります。
そのため、派遣社員たちは自力で勉強するしかなく、
十分なスキルを積むことが出来るとは言い難いものがあります。

次に、仕事先が選べないという問題があります。
「明日から君は○○会社にアウトソーシングしてくれ」と言われても、
一体どこに派遣されて、どんな仕事をやらされるかわかりません。
更に悪い例になると、派遣先の会社から、
さらに派遣に出されるということもあるようです。

某外資系のアウトソーシング会社で、
ある社員が「○○社からアウトソーシング依頼が来たので、
明日から君頼むね」と言われ、
その社員が行った業務というのはビルの1Fから最上階までの
コピー用紙の取替えだったそうです。
まぁ、これは極端な話しかもしれませんが、
実体はこのような例がゴロゴロあるようです。

派遣先の会社からすると派遣社員は自分の会社の社員ではないので、
言ってみれば「他人」な訳ですから、情なんていうものもないし、
あまり相手にしてもらえなかったり、何も期待されなかったりして、
大きな精神的ストレスを受けるようです。
勿論、そういう人間にはきつい仕事や雑務のような仕事ばかり
回されるという話しもあるくらいです。
これは「使い捨て要員」といっても言い過ぎではないでしょう。

更に会社によっては、クレジットカードがつくれない、
ボーナスが出ない、社会保険に入れないということもあるようです。

要するに、「アウトソーシング・サービスを手がけている」、
というと聞こえは良いですが、
実態は自社の人間を単に相手先企業に派遣するだけ、
ということが言えるのではないでしょうか。

それでは、企業はなぜ「派遣・出向・アウトソーシング」をするのでしょう?

それは、簡単に儲かるからです。
派遣元の会社は、その相手先から一人の派遣につき、
月数十万の収入を得ているようです。
でも、その派遣する社員にかかる経費は、
せいぜい30〜40万円くらいでしょう。
つまり、差額は丸儲けなわけです。

「出向・派遣」を受け入れる側も、必要な人数を必要に応じて
確保できるため、自社の人間を一定数ずっと雇っておく場合に
比べて経費がかかりません。

勿論、このようなアウトソーシングサービスには
使う側(派遣先企業)としては大きな利点がたくさんあります。
迅速なシステム構築、コスト面、技術面などなど。

しかしながら、実際に自分が派遣元企業の社員として
アウトソーシングサービスを受け持ち、
派遣・出向で見ず知らずの会社に半永久的に常駐しなければならない
となったらどうでしょう?
もちろん常駐先の会社の方々と親しくなれるかもしれませんが、
自分は嫌です。

というわけで、自分の企業選びの基準として、「アウトソーシング」、
「派遣・出向」をしている会社はパスしています。