■反省会&対策会議@就職板■

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209就職戦線異状名無しさん
控訴断念の報を受け、ニュース番組に出演していたハンセン病患者が
「これで明日から我々は人間になれます!」と言っていた。
ふと私は、昔あった「妖怪人間ベム」というアニメを思い出した。

妖怪人間ベムは、一生涯を人間のために尽くし、悪い妖怪と戦ったが、
結局一度も感謝されることなく、延々差別され最期には人間の手で殺された…
力も強く、特殊能力も持っており、能力的には人間より勝っていたにも関わらずである。
彼らが人間と違うのは醜悪な容姿のみなのに…
主題歌にも「早く人間になりた〜い」と彼らの願望が込められていた。
が、しかし人間になどなれなかった…

ハンセン病患者の方々は、「療養所」という同病相哀れむ環境から放り出され、
身体的能力も劣る上に、「怪物」というレッテルを貼られて、現実社会で生きてゆけるのだろうか?

人間の心には、異形の者を差別する気持ちが絶対にある。
親兄弟ならいざ知らず、赤の他人があの様な姿で身近に居たらどうだろうか?
例えば、満員電車で隣り合わせたら…食堂で相席したら…
貴女がソープ嬢で、商売上あの男性と性的関係を持たねばならなくなったとしたら…

今後、彼らは自由の身となり、世界中どこへでも行ける。
しかし、我々の社会は、彼らを気持ちよく受け入れるだけの成熟をしているだろうか?
日常生活で感染する可能性は極めて低いとはいえ、感染症なのは明らかなのである。
また、感染はせずとも、隣人として・会社の同僚として自然体で接することはできるのだろうか?

ただ、一人で生きていけるだけの軽い症状の方はまだマシで、
手足が不自由になり、介護無しでは生きていけない方も多数居ることだろう。
そんな方は、名前が変わっただけの「隔離施設」で一生を終えねばならない筈だ。
中には、一人で生活できるような人でも、見た目で差別されることを嫌い、
療養所に留まりたいと願う人もいることだろう。

大体、家族に受け入れ態勢はできているのか?
親・兄弟にも疎まれて収容所に入所させられた人も多かっただろう。
また、既に肉親が代替わりし、子や孫の代になっている人も多いだろう。
果たして、甥や姪・その他の肉親を頼っていけるだろうか?

勿論、差別は良くない。だが、そんな左翼教師が小学生に諭すような理論だけで
世の中回っていないのは明らかである。
偽善などではなく、心の底から相手のことを慈しむことが出来るのは、ほんの一握りの人達であろう。
それでなくても、古来より人は人を差別し差別され生きてきたのだ。
この習性は永遠に無くならないだろう。

国の責任は絶対にある。しかし、一部の人が声高に叫ぶ「90年間の…」ということに関して
全責任は無い。米国で特効薬が出来たといっても、日本国内での試薬・承認を待たねば
迂闊に患者に投与するわけにもいかない。その期間を考慮して35〜40年の罪は日本政府にある。

しかし、恰も「ハンセン病」を日本政府が開発し、蔓延させたかのような責任追及の仕方はどうだろうか。
ハンセン病に対する十分な知識も治療法も確立していない時代に、いたずらに患者の自由を認め
隔離をせずに国民に蔓延させる方が、国の方針としてはよっぽど罪なことである。

左翼団体・共産/社民/公明党という自称「弱者の味方」の方々が入れ知恵をし、
後ろで糸を操るという典型的な国家への抗議体制をあからさまに見せつけられ、
患者に対して同情的な感情を抱いても、何だか醒めた気持ちで見てしまう。
あの「市民団体」という名の、不当な権力を抑制できなければ、
今後の日本にも大きな問題を残してしまうだろう。
国民が国家に対して意見を述べ、権利を主張するのは当然の権利ではある。
が、難癖を付けて「永久運動」をしようとするのは、最早国家転覆を狙うテロ行為でしかない。

以上、2ちゃん初カキコの為とんでもない長文になってしまいました…