僕は二十一歳で、そのとき都市銀行の本社の
五階で面接試験をしていた。
建物の中では時間は奇妙な流れ方をしていた。
「つかれたの?」と彼女がたずねた。
「たぶんね」と僕はぼんやりと外の風景を眺めながら言った。
「ずっと探し回ってきて、急に立ち止まったからね。きっとうまくなじめないんだ」
「眠りなさい」と彼女は言った。
3 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/28(水) 16:30
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\終了\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
4 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/28(水) 23:37
え~、これいいじゃん。
1,2の人、きっと同一人物だと思うけど、
俺が読みつづけるから続けてくれ~。
5 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 00:03
age
6 :
スリムななし(仮)さん:2001/03/29(木) 00:13
実際の小説の一部の言葉だけ変えただけでなければ読み応えもあるんだけどなあ。
7 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 00:15
やっぱし行く行くは翻訳業とかに落ち着いてしまうのかしらねぇ?
双子が出てきたり、自殺未遂経験のある女の子と結婚したり
脚が不自由だった幼馴染と不倫したりとか?
8 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 00:16
条件は一緒なんだ。高学歴の奴もいれば、そうでないのもいる。
コネのあるやつにそうでないやつもいる。
でも、本当に自分が、内定をもらえると信じている奴なんか誰もいない。
持っているやつはいつか失うんじゃないかとびくついているし、持っていないやつは、自分は何も手に入れないんじゃないかと思っている。
だから嘘でもいいから、自分は内定を貰えると信じるんだ。
そう信じているやつが、本当に内定を貰えるんだ。
今日僕は合同説明会で100%の会社に出会った。
10 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 00:48
age
11 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 00:55
やれやれ
12 :
面接官A:2001/03/29(木) 01:34
その時、俺は25歳で面接官という退屈極まりない仕事をしていた。
面接室では薄っぺらい内容の自己PRを暗記してきたかのように話す者もいれば、
気合だけが売りの体育会系学生、履歴書を嘘で塗り潰した女子学生、
いろんな人間がそこにはいた。
全ての自己PRが空虚に思える中で俺はついに1と出会った。
13 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 02:11
僕は22歳で、その時中央線のシートに座っていた。その巨大な電車は
激しい雨の中をくぐりぬけて減速し、新宿駅に到着しようとしている
ところだった。3月の冷ややかな雨が巨大なビルを暗く染め、コートを
着たサラリーマンや、難しい顔をしたOLたちや、予備校の看板やそんな
何もかもを面接官の顔のように陰鬱なものに見せていた。やれやれ、
また新宿か、と僕は思った。
14 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 02:14
電車が停止を完了すると、ドアが開き、天井のスピーカーから
くぐもった声で新宿に到着した事を知らせるアナウンスが
流れ始めた。それはどこかの面接官が発する質問を僕に思い
起こさせた。そしてそれはいつものように僕を混乱させた。
15 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 02:14
おもしろい!!
村上春樹好きにはたまらんね
16 :
僕:2001/03/29(木) 02:29
僕は混乱したまま電車を下りると人の流れに身を任せて歩いて行った。
小難しい顔をしたサラリーマンや、意味のない笑いを浮かべた女子高生が
まわりを同じように歩いていた。
地上に出ると、雨は止み、雲の間から日が差していた。やれやれ。
今日は3つの会社をまわることになっていた。この傘は邪魔になるに
違いない。
17 :
僕:2001/03/29(木) 02:30
僕は傘を握りなおすと、新宿の町に足を踏み出した。
18 :
僕:2001/03/29(木) 02:34
面接会場のドアを開けると、そこに座っていた10人くらいの
学生が一斉に顔をあげて僕を見た。一様に疲れた顔をしていた。
その学生達の向こうには安っぽいテーブルがあって、人事の人間と
思しき女性が作り笑いで僕を見ていた。
19 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 02:39
僕は面接官の質問を思い出さないように、両手で耳を押さえた。
その動作が大変奇妙に見えたのであろう、隣の70歳を過ぎたくら
いのお婆さんが僕に声をかけてきた。
「どうしたんだい?大丈夫かい?」
「はい、大丈夫です。何でもありません。ちょっと耳鳴りがしたものですから。」
それを、聞くとお婆さんはお大事にと言って、降りていった。
電車のドアがしまる。次は、代々木か。
僕は、周りを見渡し、ため息をついた。そのため息は自分を覆い隠すぐらい
大きいため息だった。
今日は、もう他の面接はキャンセルしよう。とっさにそう思った。
窓からは、曇った空と、雑然とした雑居ビルが立ち並ぶ光景しかなかった。
彼女と出会った日を思い出す。
彼女は何をしているのだろうか?まだ、僕のことを覚えているのであろうか?
20 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 02:52
しかし、それは大変身勝手な想像であった。
もう、僕自身彼女の顔や仕草のほとんどを忘れてしまったというのに。
僕は、またため息をつきながら外の景色を眺めた。
そこでは、皆同じような行動をしている。
自分もその中の一員であると思うと、言いようもない不安がこみ上げて
きた。
もういい、そんなことは考えるな。小さな声でそう自分に言い聞かせた。
21 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 02:57
すいません 訂正
皆同じような行動をしている。
↓
皆同じような生活を営まれているのであろう。
22 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 03:42
もっと読みたい。
23 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 06:27
やれやれ、なんて最高なスレなんだ。
こんな気分は初めてだ
24 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 06:32
面白い。
25 :
スレッド立てた「僕」:2001/03/29(木) 06:33
俺は1しか書いていません。
みなさん文才がありますね。
特に13さん、春樹の雰囲気を醸し出してる。
文体模写が上手い。
もっと読みたいです。宜しくお願いしますね。
(「ノルウェイ」の就活バージョンですね)
26 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 06:41
ノルウエイのよさは最近になって分かった。
若いうちから見栄はって張り切って読むものじゃないな。
27 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 07:10
もう何も考えたくなかった。僕は彼女のことも、面接官のことも、
忘れようとしてただただ歩きつづけた。
やっと家に着いてビールを飲むと、急激な、それはあまりにも急激な、
眠気が僕を襲った。
そして僕はまた井戸にいた。
僕は井戸の暖かい暗闇の中で猫がいなくなって
一体何日経ったのかぼんやり考えていた。
「猫がいなくなったから、就職はしないとでもいうの?」
彼女が僕に言う。僕は何か言おうとして、彼女の方を向いた
ところで、電話がなって目が覚めた。
僕はなんだか大事な儀式を邪魔されたような
気分になって、その電話にはでなかった。
電話は勝手に留守番電話に変わると、相手の声が聞こえた。
「XX銀行のOOですが、・・・」
それは面接官からだった。
28 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 07:31
age
29 :
中央:2001/03/29(木) 07:37
ねじまき鳥かい
30 :
僕:2001/03/29(木) 16:11
「お名前を頂けますか?」
作り笑いを浮かべたままその女性は言った。
僕は名前を告げた。
「お待ちしておりました。面接が始まるまで時間がありますので、
どうぞ、おかけになってお待ち下さい」
僕はその狭いロビーの隅に空いている椅子を見つけると、腰を下ろした。
そして、そこにいる学生達を改めて見渡した。
31 :
しばしば:2001/03/29(木) 16:40
扉を開けたら、面接官が猫だった。
猫は言う。
にゃーん
煙?頭をよぎった。
僕は扉を閉めた。
32 :
ファミリーアフェアが1番好きな人:2001/03/29(木) 16:43
>>9 個人的には、君がこのスレの現在ナンバー1だ。
僕はいつものようにパソコンの電源を入れ、
2ちゃんねるの中でもとりわけ目立たないこのスレを読んだ。
このスレを読んでいると、遠くに住んでいる彼女のことを思い出してしまう。
今日こそ電話をかけよう。
それが正しいのだ。
それこそ僕という存在を保つための唯一の手段なのだ。
34 :
僕:2001/03/29(木) 21:19
小難しい顔をして出す事になっている書類をみている男子学生、
隣の女子学生と意味のない笑いを浮かべながら話している
女子学生、そんなのが10人くらいその狭いロビーに押し込められていた。
みんな同じような顔をして、同じようなことを考えているのだ。
自己PRは?
志望動機は?
おそらく面接官が発するであろう、そんな100万回は使い回されたような
質問にどう答えようか。頭の中はみんなそれで一杯なのだ。
35 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 23:16
うーん、ROMってばかりで申し訳ないけど、
やっぱり原文をちょっと変えたものが一番しっくりくるね。あたりまえか。
それにしても、このスレ毎日来ちゃうなあ♪
36 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/29(木) 23:25
中谷の言ったことは正しい。
面接とは伝達である。
表現し、伝達すべきことがなくなった時、面接は終わる。
パチン・・・OFF。
37 :
面接官:2001/03/30(金) 01:39
春樹流の自己PRはイタイです。
38 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/30(金) 03:22
町田康流の自己PRもイタイです。
39 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/30(金) 19:26
ドラゴン流の自己PRは商社には受けがいいかも。
40 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/30(金) 23:40
age
41 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/30(金) 23:59
スレ新しくなって、面白くなったね。
OK。そろそろ社会に出るべき時期だ。
43 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/31(土) 12:09
age
44 :
僕:2001/03/31(土) 22:26
僕はこの後に行われるであろう集団面接の光景が容易に想像できた。
小難しい顔をした面接官。まじめに背筋をのばした学生達。
面接官は言う。
「それでは、まず自己紹介をお願いします」
45 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/31(土) 23:11
ここカキコする人々はいつも何時にやってくるんだろう・・。
気が付くと、いつもすごーく下がってたりする。
みんなはやく来て~。
46 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/31(土) 23:38
「もしもし、○○製作所の者ですが・・…。」
その声は、少し疲れた声であった。
「○○さんですね?」
「はい、そうです。」
「一次面接通過いたしましたので、二次面接に進んでいただきたいと
思い、お電話を差し上げました。」
「そうですか、ありがとうございます。」そんなことを言いながら、
やれやれという風に首をふった。この、会社には全く興味はなかった。
タバコを吸いながら面接するような、非礼な会社には行きたくなかっ
た。
「では、次の面接は○月○日です。」
「はい、わかりました。では、失礼いたします。」
電話を切って、僕はシャワーに入った。
シャワーから出て、ビールを飲み終えるころにまた雨が降り出してきた。
「やれやれ」
僕はため息をつきながら煙草に火をつけた。
47 :
僕:2001/04/01(日) 00:21
「はい、私は〇〇大学■学部の…と申します。よろしくお願いします」
そんな学生に限って、いや、僕も含めて、普段はよろしくお願いします、
なんて絶対に言わない。言う必要がないのだ。
僕はそんなことを考えているうちにまた混乱してきた。
なんのために僕はここにいるのだ?
「それでは、お名前を呼ばれた方、こちらへおいで下さい」
作り笑いを浮かべた女性が大声で言った。
48 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 00:48
>僕は22歳で、その時中央線のシートに座っていた。その巨大な電車は
>激しい雨の中をくぐりぬけて減速し、新宿駅に到着しようとしている
>ところだった。3月の冷ややかな雨が巨大なビルを暗く染め、コートを
>着たサラリーマンや、難しい顔をしたOLたちや、予備校の看板やそんな
>何もかもを面接官の顔のように陰鬱なものに見せていた。やれやれ、
>また新宿か、と僕は思った。
今までの中で、これが最高♪
みんなやっぱ「やれやれ」は欠かさないね(笑)
49 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 02:11
>>48 「ノルウェイ」の出だしのパロだね。
俺も上手いと思う。
50 :
エリート街道さん:2001/04/01(日) 03:25
殺レ殺レ
51 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 05:11
まじで名作だよ、ここのスレ。2chのオアシス!!
52 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 07:00
age
53 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 11:02
みなさん、龍板とも仲良く共存しましょう。
54 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 15:23
これは実話であり、それと同時に寓話である。
そしてまた、我らが1990年代のフォークロア(民間継承)でもある。
僕は1979年に生まれた。1998年に中学校に入り、1998年に大学に入った。
そして、ミレニアム歓迎のとたばた騒ぎの中で20歳を向かえた。
だから僕は文字どおり90年代の子供たち(ナインティーズキッズ)であった。
人生のいちばん傷つきやすく、いちばん未成熟で、それ故にいちばん重要な時期に、
1990年代ののっぺりしていて焦燥感に満ちた空気を吸い込んで、
そして当然のことながら、宿命的にそれに酔ってしまったのだ。
テレビゲームの電子音からカラオケのためのくらだらないメガヒットポップス、
東洋人コンプレックスをふんだんにちりばめたR&Bまで、
BGMもばっちりそろっていた。
1990年代という時代には、確かに何か特別なものがあった。
いかに大人たちが「失われた10年」と広く謳っていたとしてもだ。
今、自分の自己分析のためにこうして思い出してもそう思うし、
その時だってそう思っていた。この時代には、何か特別なものがあると。
-------------------------
我らの時代のフォークロア----高度資本主義後史
55 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 15:26
56 :
54:2001/04/01(日) 15:29
間違えたー!!元ねたもマイナーだしね。
>1998年に中学校に入り、
1991年に中学校に入り、
57 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 15:31
>26
ノルウェイの森、たしかに卒業直前に図書館で読んだな。バブリーな時期に
発売された作品で、そのころ俺は小学生ぐらいだったから読まなかったけど、
ある程度年くって、そしていろいろな経験してから読むとなかなかに味わい
深く、そして痛い。
58 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 16:13
面接官 「これで面接は終了です、ご苦労様でした」
はるき 「ありがとうございました。チャオ」
59 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 16:15
60 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/01(日) 19:34
>>59 「パン屋再襲撃」ってのに収録されてますよ
TVピープルに収録されてますよ。
60さんは、勘違いされてるかもしれない。
ピース。
よくわからないな。
63 :
羊男:2001/04/01(日) 23:28
いるかホテルに逃げたい。
64 :
鼠:2001/04/01(日) 23:40
ビール 煙草 やれやれ 映画 井戸 羊 本
65 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:31
皆さん、こんばんは。現在午前零時二十一分。真夜中です。
僕は、夜は早く寝る人なので普段こんな時間まで起きていません。ですが、なかなか寝付けずに、久しぶりに2ちゃんねるに来てみたら、僕にとって馴染み深い名前の掲示板が立っていた為お邪魔させていただきました。
お邪魔します。
僕のような世代から見て、今の学生さんたちはとても頭を悩ませているのではないかと思います。本当に「お疲れ様」と言いたいです。
僕達の頃は、世界はもっと単純でした。
現代は複雑です。でももしかしたら結構皆さん楽しんでやっていらっしゃるのかもしれません。
所詮オジサンには分からない事情に満ち溢れたイベントなのでしょうね(笑)。
すみません。あまり中身の無い話をしてしまいました。最近若い人と話をしていないので、ちょっとお話がしたくなってしまっただけです。
ここにこうして書き込むと、パソコンの前にいる皆さんが僕の文章を読んで下さるわけで、そんな事を考えながら書くと思わず嬉しくなってしまいます。
時代は複雑になったのか、と思ったら、もしかしたらだんだん単純になってるのかもしれません。
次回作は、もしかしたらこうしてインターネットを通じて発表するかもしれません。
詳細は未定ですが…。
それではベッドに戻ります。皆さんがそれぞれ幸せになれますように。
66 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:33
67 :
僕:2001/04/02(月) 00:35
その女性の呼び上げる名前に従って半分ほどの学生が別の部屋に移された。
僕は呼ばれなかった。おそらくはここにいる5人が同じグループとして
集団面接を受けるのだ。
作り笑いを浮かべた女性が戻ってくると再度名前を呼び始めた。僕の名前は
一番最後だった。僕は僕の名前が呼ばれた時、それが僕の名前である、と
認識するのに少し時間がかかった。やれやれ、疲れているのだろうか。
68 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:36
69 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:38
70 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:40
71 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:42
本人じゃなくてもちょっと面白くて良いね
72 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:45
たいしたもんだよ
73 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:45
でも2ちゃんを見てる可能性はある、よね?
今朝日堂ってやってるのかな?
知ってる人教えて!
>次回作は、もしかしたらこうしてインターネットを通じて発表するかもしれません。
>詳細は未定ですが…。
絶対無いって。
75 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 00:53
>>74 だいたい村上春樹はこんな時間まで起きてませんよね。
夜10時になるとまぶたは重くなり、ベッドに入って2分で寝ちゃって
そして朝になるとボールいっぱいのサラダを食べて、
ジョギングにいっちゃう人なんだから。
76 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 01:10
momiage
77 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 01:27
なんだかんだ言って
みんなちょこっと心があったかくなったのでした
78 :
こんな村上信者は嫌だ:2001/04/02(月) 01:30
履歴書
あなたの長所
私の長所はリーダーシップをとれることです。
わたしはサークルの幹事をやっていまして…
…人をまとめていく難しさや喜びを知りました
○○○○ 拝
79 :
丁稚イガラシ:2001/04/02(月) 01:49
>>73 どうも、こんばんは。
村上朝日堂ホームページを管理しております、朝日新聞社の五十嵐です。
ご質問のホームページですが、残念ながら現在更新はされておりません。
また、ホームページも6月15日にクローズする予定です。
それまではウェブ版で楽しんでいただければいいのですが、
それ以降は村上朝日堂ホームページをCD-ROM化した
『CD-ROM版村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団』が発売されておりますので
お買い求め頂ければ幸いです。
村上朝日堂ホームページ
http://opendoors.asahi-np.co.jp/span/asahido/
80 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 01:51
81 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 02:11
今度、工場見学があるんだけど、
『日出る国の工場』みたいな見学レポートを提出したらやっぱヤバイよな。
82 :
無名草子さん:2001/04/02(月) 02:21
83 :
セミナー会場の煩悩の犬:2001/04/02(月) 02:36
そりゃ僕だってせっかくセミナーに参加してるんだから、そっちに集中したいさ。
でも、リクルートスーツ姿の女の子はどうしても目に入ってきてしまう。
僕だって男だから、そういう目で見てしまうこともあるさ。
さらに困ったことには、気分を落ち着かせるために
隣に座ってる友達と雑談でもしようと横を向くと
そいつも同じような状況になってしまってる。
結局、男はみんな煩悩の犬なんだ。わんわん!
84 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 02:45
試験が始まってまもなくすると、僕は鉛筆を置いた。
僕は今、僕の周りの何もかもに答えを求められてる。
「少し時間をくれないかな」。そんな気分だった。
天気の良い休日の午前中に僕は何をすべきなんだろう…
85 :
TY:2001/04/02(月) 03:03
試験を終えて、ロビーの入り口に向かいながら僕はこれから何をしようか考えた。
けれど、こんな雨が降りそうな午後に行くべき場所など思いつかなかった。
そもそもそんなこと考える事自体がナンセンスなのかもしれない。やれやれ。
僕は、ぼんやりとしながら、わかった顔をしている通り過ぎゆく人たちの流れにいた。
そこで、大学の同じゼミの絵里子に似た後姿を見つけた。
86 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 03:11
絵里子が振り返ると、その場が華やいだような気がした。
僕はその時になって、自分が絵里子にすっかり参ってしまっている
ことに気付いた。やれやれ。彼女がいるのなら、セミナーだろうが
モナーだろうが構わない。僕は2ちゃんねるで就職活動を続けることにした。
87 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 17:25
絵里子…
88 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 17:54
そのとき、絵里子と僕は人影もまばらなキャンパスのカフェ・テリアで遅い昼食を取っているところだった。
「大体、あなたは物事を深刻に考えすぎるわよ。」
「そうかな?」
「決まってるじゃない。人生だとか、仕事の意味だとか、普通の人は、そういった
ことはできるだけ考えずに生きていこうとするものよ。あなたにはそういう生き方が
意味の無いことに思えるかもしれないけど。」
「これだけは分かってね、少なくともこの世界では、そういう人の方がよっぽどまともに
生きていけるし、人にも評価されるのよ。そうやってあなたが田舎の農道でトラックに轢かれた哀れなひきがえるの
ことを考えている間に、みんなはどんどん内定を取っていくし、エントリーの締め切りはたちまち過ぎていくのよ。」
かたちの良い両手の指を、テーブルの上でそっと組み合わせてから、彼女は静かに言った。
「私は、あなたにもっと上手く世の中を渡っていって欲しいのよ。そりゃ、あなたが本質的に
他人におべんちゃらを言って生きていくのが好きじゃないし、その能力も無いことは分かってるつもりだけれど。」
「やれやれ。ひどいね」
89 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 18:11
↑
いいね。
90 :
就職戦線異常名無しさん:2001/04/02(月) 21:13
私はこのスレを見て村上作品を読んでみようと思った・・
91 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 21:25
92 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 21:28
キャッツヤバイじゃん!
ブラックでしょ?
93 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 23:53
やっぱ、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドだね!
94 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/02(月) 23:56
今日はひどく疲れた・・・。
>>90 普通に就職活動したのなら、長編は読まないほうがいいと思う。
コアだし、ディープすぎるから。
短編とか、のほほんとしたエッセイはおすすめだけど、ね。
96 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 00:32
そんな絵里子は出版社を希望してるみたいだ。志望理由なんて知らないし
そもそもそれは彼女の問題であって、僕の問題ではない。
「僕はこれまでのところそれなりに上手に世の中を渡ってる気がする。
他人からみた一般論ではどうか知らないけどね。」
「でもそれはあなたのの親がいるからでしょ?あなた自身が生きていくために
は流されるってことも必要じゃないのかしら。」
「そうかな。」
「あなたにとってはひどく疲れる行為に思えるかもしれないけど、誰だって
そういう気分で就職活動してるのよ。これで一生決まるわけじゃないけどね。」
97 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 01:35
執筆してる人ってやっぱり文学部とか?
見た感じでは内定もらってる人はいなそうだけど。
実際のところどうなんだろう。
98 :
僕:2001/04/03(火) 01:50
「お疲れのようね」
彼女は横合いから突然声をかけてきた。
「そうでもないよ」
僕は彼女の顔を見ながら他の学生と一緒に立ちあがった。
「それではこちらへ」
僕と彼女と残りの3人は人事の女性とともに歩き出した。
会社のオフィスと言うのはいつも僕に迷路を思い出させる。
似たような廊下、似たようなドア、似たような窓。
これでみんなよく迷わないものだ。
99 :
96:2001/04/03(火) 03:29
100 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 04:25
オアシスだね。
101 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 06:01
>>97 >執筆してる人ってやっぱり文学部とか?
いまさら大学の学部に意味があるとでも(笑)?
102 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 17:06
>>97 環境及び社会保障関係推進学部(Fランク)
103 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 19:05
「うちの会社のこともっと知りたい?」
「興味はあるね、いささか」
「ねえ、私は「私の会社のこともっと知りたいって質問したのよ。
そんな答えっていくら何でもひどいと思わない?」
「もっと知りたいよ、君の会社のことを」と僕は言った。
「本当に?」
「本当に」
「もうすぐ会社更生法適用だとしても?」
「そんなにひどいの?」
「ある意味ではね」と彼女は言って顔をしかめた。
104 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 20:55
僕を見詰める目を少し曇らせながら窓の方を向いた彼女のその台詞に
さほどの意味があるとは思わない。
僕の存在だって、同じだ。
なんだって「ひどい」のだ、きっと。
「ねえ、あなたはスーツを着た自分を鏡で見る時、何を考えるのかしら」
「私は毎朝化粧をする自分の顔を見て嫌になるわ」
そう言った彼女の口元を僕は見た。
綺麗にグロスの塗られたそれはさっきまで降っていた雨を吸ったアスファルトの様だと思った。
ただ、それを彼女に伝えることは止めておいた。
さほど意味のある事ではない。「ねぇ、質問に答えてくれないの?」
105 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/03(火) 20:57
と、彼女は僕に向き直して言った。
107 :
山師さん:2001/04/03(火) 23:30
108 :
13:2001/04/04(水) 00:30
なんか、お褒め頂いているようで。ありがとうございます。
ちなみに、私は某国立大学の文学部です。
109 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 00:32
110 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 00:45
「やれやれ」
111 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 00:47
全く「やれやれ」だ。
112 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 00:49
ぼぼぼぼ、ぼくは、ちち、地図が好きなんだな。
113 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 00:50
「ふう」
114 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 00:54
>>112 頭に来た僕は突撃隊のマウスとキーボードを窓から放り投げてやった。
115 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 01:04
「マズコミ内定者なんて・みんな・糞くらえさ」
「ダニさ」鼠はそう言っておぞましそうに首を振った。
「奴らになんて何もできやしない。エリート顔してるやつらを見るとね、虫酸が走る」
116 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 01:10
>>115 風の歌を聴けっていいよね。何回も読んでる。
1.風の歌を聴け
2.ノルウェイの森
3.世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
117 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 01:52
118 :
山師さん:2001/04/04(水) 02:02
119 :
山師さん@199:2001/04/04(水) 02:47
>>107のつづき でも自作株板のコピペ(少々推敲)
そうだった、ジェイも商売の必要上で光通信株を持っていたんだ
なんてことだ、うかつにも僕はすっかり忘れていた
「これだから一人っ子は人の気持ちが理解出来なくて困るのよ」
そんな双子の声が聞こえた気が遠くからした
「ねぇ君教えて欲しいんだけど、村上開明堂ってどう思う」
「そうだな、それならちょっとこれを見てくれないかな」
http://www.toyokeizai.co.jp/CGI/databank/k_syousai.cgi?s_code=729200 なるほどな、と僕は思った
世の中はこんなふうにシステマティックに作動してるんだ、そしてその中に僕も双子も羊男もみんな組み込まれてぐるぐる回っている
就職ひとつとっても楽じゃないな、ジャンクフードを食べ続ける事と同じぐらいへヴィーだ
120 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 19:02
安芸
121 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 20:15
春の暖かな日差しがビルを明るくしていた。
やれやれ。
次の面接まで2時間もある。僕はジェイの店がこの町にないことを
心から残念に思った。
122 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 20:59
涙
123 :
ことわざ:2001/04/04(水) 22:00
面接官やがな。
なんせ面接官がおったんや。
嘘やあるかい、ほんまもんの面接官がえらそうに座っとったんや。
わしもそらびっくりしたわ。
なんやおるなあ、と思ったら面接官がおるんやもんなあ。
わあ、こいつ面接官やで、いうようなもんやわ。
そいでやな、わしずっと見とったんや。面接官やなあ、思て。
ほしたらやな、その面接官がやな、とちりよったんや。
質問事項も前から考えとったやろうに、とちって言葉につまっとるんやで。
こてーいうて、とちりよったんや。
ほらびっくりしたで。「面接官も言葉に詰まる」言うやないか。
昔の人は偉いわなあ。
ところでお前、人事部長が社名、言い間違えたとこ見たことあるか?
わしあるねん、実は。ほらびっくりしたわ。
なんせ人事部長がやな、こてーいうて・・・
124 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/04(水) 22:55
やれやれ。またageることになったか、と僕は思った。
125 :
山師さん@199:2001/04/05(木) 00:42
「なんてヘヴィーな一日なんだ」
思わず声を出して僕はそう叫んでいた
就職活動も株を買う事も、そして彼女とセックスすることさえ、何ひとつなしえてなかった
さらさらさら
頭の奥のほうで何かが流れる音がしていた
「疲れているのよ、ハジメ君」
彼女はそう言って僕を優しく慰めてくれた
そしてにっこり微笑んで僕のズボンのジッパーを降ろした
126 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 04:31
SAGEっぽいがAGE
127 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 05:06
「あなたの長所を教えて下さい」。
この先僕は永遠にこの質問に答え続けなくてはいけない気がした。
ただでさえ、窓ガラスの先に広がる西新宿の無機質な洞窟に吸い
込まれていく働き蜂のような大人を眺めていてうんざりしてたってのに。
「僕の長所は人の話を聞かないで答えを出せることです」。
神経質そうな銀縁メガネをかけた面接官は僕の答えの真意を読み取り
かねているようだった。
「どうゆうことですか」。彼の顔には僕に対する憎悪と嫌悪に満ちた
笑顔が浮かんでいる。
やれやれ。最高の湯で加減のパスタを完成させて、ソースを焦がした
程度の話じゃないか。
128 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 05:09
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129 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 05:19
「あなたはここで何をされているのですか」
リクルートスーツに身をつつんだ加納マルタは突然僕に言った。
「いや、面接はここで受けろと綿谷ノボルに言われたんです」
僕はそう答えたが、なんだか遥か遠くのできごとのような気がした。
「水をちょうだいしてよろしいですか」加納マルタは僕の横に座った。
「水?」僕は答えた。「水って、水道の水のことですか」
「ええ、それでかまいません」
「それなら、そこの通路を右に曲がれば、洗面所がありますよ」
そういって加納マルタの方を向くと、そこにはすでに誰もいなかった。
「やれやれ、面接前だっていうのに僕は混乱しはじめているようだ」
だれもいない待合室の真ん中でそっとつぶやいた。
130 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 13:36
>>129 加納マルタか・・・もう一人の名前なんだっけ? クレタだっけ?
131 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 14:45
「そうかもしれない。よくわからない」
132 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 16:08
春樹のコアなファンはリクルートモードに
切り替えられなくて苦労する。
俺もその口。
春樹ファンの方、就活順調に進んでいますか?
133 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/05(木) 17:30
リクナビの画面を眺める。
悪くない。
僕はやっと内定をひとつ取ったのだ。
全然悪くない。
中小企業だがこれはまあ仕方がないだろう。
僕は本当にうんざりしていたのだ。拷問のように眠たい説明会やら
やたらと話し掛けてくるほかの学生やらに。
134 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/06(金) 00:05
saikinnooine
135 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/06(金) 19:02
讃岐うどんでも食べに逝きたいが、
136 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/06(金) 19:09
そうだ。
明日の朝、彼女に電話しよう。
今の僕には、どんな会社のセミナーにでることよりも
彼女に会い、誰かの温かみの中で、
自分が生きていると信じる必要があるんだ
137 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/06(金) 19:09
138 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/06(金) 20:25
僕は自分が面接中に勃起していることに気付いた。
それは僕が今まで経験したことがないぐらい強く激しいものだった。
139 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/06(金) 23:56
最近スプートニクの恋人読み返しました。
就活やめようと思いました。
もっと美しいものが世界にはあるのだから。
コアなファンて言っても、ハルキーは大学生が司馬と並んでよく読む作家でしょ。
文学板ではハルキーは受けが悪いが、ま、あそこは又特殊だからあんま参考にならないか。
141 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/07(土) 01:19
age
142 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/07(土) 04:24
リスキーなハルキー
143 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/07(土) 09:17
ワッショイ♪
┌(・。・)┘ワッショイ♪└(・。・)┐ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪
┌(・。・)┘ワッショイ♪└(・。・)┐ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪
┌(・。・)┘ワッショイ♪└(・。・)┐ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪
┌(・。・)┘ワッショイ♪└(・。・)┐ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪
┌(・。・)┘ワッショイ♪└(・。・)┐ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪┌(・。・)┘ワッショイ♪
144 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/07(土) 22:54
あげようっと
145 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/07(土) 23:24
春樹♪
146 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/07(土) 23:55
あげ
147 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/08(日) 13:27
リクルーターについてそのドアを開けると、奇妙な空間が広がっていた。
ついたてで仕切られた小さなブース。そんなブースが無数にその広い部屋に
広がっていた。彼はその間の狭い通路を縫うように進んで行くと121と
書かれたブースの前で立ち止まった。
「じゃあ、ここで少し待っていて」
彼はそう言い残すと足早に狭い通路を抜けて行った。やれやれ。
148 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/08(日) 19:51
あげ
149 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/08(日) 23:40
あげ
150 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/08(日) 23:49
龍よ~ お前の運をワシにくれや~~!!
151 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/08(日) 23:53
パルキ文庫創刊
152 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 01:39
読書が趣味って履歴書に書いたんだけど、
おすすめの本は?って聞かれてハルキ答えたら
ウケは良いか悪いか?
153 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 03:35
モラトリアム人間
協調性なし
ヒッキー
っていうイメージがあるかもしれませんね。
154 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 21:43
>>152 面接官「一番好きな本は?」
俺「世界の終わりと…」
面「じゃあ、そのあらすじを私にわかりやすく説明してみてください」
俺→死
155 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 21:53
春樹求む!!
156 :
角○春樹:2001/04/09(月) 22:24
どうもー。
157 :
角川○樹:2001/04/09(月) 22:30
はぁ~、効く。
158 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 22:36
就職なんてしなくていいじゃん!
159 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 22:38
160 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 23:42
毎日オナニーしてればいいじゃん!
161 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/09(月) 23:59
あげ
162 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 00:01
>>159-160
春樹さんはそんな事言いません。
163 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 00:15
まあまあ
164 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 00:17
やれやれ、また講義が始まってしまった。
165 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 00:36
166 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 18:39
やれやれ、このスレは僕にとってもどうやらオアシスであるようだ。
167 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 22:22
世界の終わり~のあらすじは確かに語りにくいかも…
168 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/10(火) 22:51
愛読書対策には新書で決まりですね。
169 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 00:24
omosiroiage
170 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 03:37
落ちたら上げようかね。
171 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 03:43
僕は五反田で面接を受けた帰り、五反田君に出会った。
172 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 19:34
ごたんだくーん…
173 :
ハルーキ:2001/04/11(水) 20:34
「やあ、久し振り」と五反田君が言った。「懐かしいな。元気かい?」
「なんとか元気だよ」と僕は言った。
五反田君の笑顔は昔と変わらずさわやかで、歯ならびは清潔だった。
「就職活動の帰り?」と彼は訊いた。
「どうしてわかるんだろう?」
「映画俳優みたいなスーツを着ているからさ」と彼は言った。
まるで厭味のない言い方だった。
五反田君がしゃべると、周りの空気がぱっと明るくなる。
まるで映画のスクリーンのようにだ。
「今日はこれからどうするんだい?」と五反田君が言った。
「特に予定はないよ。しわくちゃになったYシャツにアイロンをかけて、
自分でゆがいたスパゲッティを食べる。あとはビールを飲んで寝るだけさ」
「そう。もしよかったら、一緒に夕飯を食べない?分厚いステーキなんかどうかな?」
まかせると僕が言うと、彼は自分の車に乗り込んで、運転手に行き先を告げた。
偶然にも、その車は、きょう僕が面接を受けた会社がつくった車だった。
ふと面接の情景が思い浮かんだ。
うちの製品で一番好きなものはなんですか、と面接官は僕に尋ねた。
僕は答えなかった。その会社の製品なんてひとつも知らなかったのだ。
「この車の名前は?」と僕は五反田君のほうを向いて言った。
「マセラティ」と彼は言った。
マセラティ、と僕は心の中で繰り返した。どこか素敵な響きだった。
174 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 21:01
くそう
175 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 22:24
@ @ @
176 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 22:36
「慎重に選考致しました結果、誠に不本意ではございますが、ご希望に添いかねること
になりましたのであしからずご了承くださいますようお願い申し上げます。
今後も健康に留意され一層ご活躍されますことを心よりお祈り申し上げます。」
オーケー、認めよう。これは現実だ。
177 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 22:49
春樹と龍どちらの小説も、就活のやる気を削ぐ。
178 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 23:17
夜中の3時に寝静まった自分の朕子をしごくような人間には、
それだけのESしか書くことはできない。
そして、それは僕だ。
179 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 23:23
一番右の、編集者よりは小学校の教師に向いていそうな面接官が言った
「村上春樹のどこが好きなの? あんなケツの穴みたいな作家」
180 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/11(水) 23:48
やれやれ、ageとこう。
181 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/12(木) 01:23
意義なし、ケツの穴に二票。
182 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/12(木) 04:13
ESなんて・みんな・糞くらえさ。
183 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/12(木) 10:37
ぴーす。
184 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/12(木) 11:11
ミューズの肉球
185 :
無名草子さん:2001/04/12(木) 12:19
>173
いい感じだ~。
186 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/12(木) 21:48
春樹さん就寝age
187 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 00:36
>173の連載もとむ。
188 :
僕:2001/04/13(金) 01:22
さて、と僕は思った。
社会に戻るべき時だった.
189 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 01:41
このスレの微妙な感じのレスのつき具合が好きデスage。
190 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 01:44
では、みなさん夢で会いましょう。
チャオ!
191 :
私 :2001/04/13(金) 02:42
眠れなくなってもう七十一日目になる。
私は不眠症のことを言ってるのではない。
『就職活動なんて下らん。まるっきりの糞だ。ひからびた糞だ。純粋に吐き気がする。』
僕は五反田君の真似をして声に出してそういってみた。
全然期待はしていなかったのだが、実際に声に出していってみると、不思議なことにそれで少し気分が良くなった。
五反田君は宗教家になればいいのに、と僕は思った。朝と夕に彼がみんなを唱導するのだ。
『就職活動なんて下らん。まるっきりのひからびた糞です。純粋に吐き気がします』と。受けるかもしれない。
193 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 14:08
村上春樹ってだれ?
194 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/13(金) 16:15
昔就活の時、「好きな作家は?」
と訊かれ、
「村上春樹です」
「どんな所が?」
「読んでて言葉がここちいいんです。」
「なんだそれ?!」と吐き捨てるように言われた。
S自動車でのこと。
195 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 22:04
196 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 22:05
俺もわかるな。
197 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 22:31
でも、面接にはそれじゃあだめだ。
わかるだろう?
198 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/13(金) 23:00
やれやれ。僕はいったいどこへ行こうとしてるのだ。
199 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 00:40
あげ!
200 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 00:47
>>199 やれやれ、彼女は村上春樹的な「age」をできないのだろうか?
そのことがいつも僕を疲弊させるのだ…
201 :
中谷:2001/04/14(土) 00:51
疲れさせないでくれと言う人に良く出会います。
疲れさせる人というのは、自分とは違う考え方を持っている人です。
人は自分と異なる考え方と出会うたびに成長するのです。
むしろ僕を疲れさせてくれて有難うと感謝するべきなのです。
202 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 00:58
夜中、電気を消した部屋の中で物思いにふけっていると、
電話がなりだした。やれやれ。こんな時間にかかってくる
電話はたいてい悪いしらせだ。
「はい」
僕は受話器をとるとたいして抑揚のない声で答えた。
「渡邊さんですか?見対済共銀行の〇■と申しますが…」
リクルーターだ。
僕は思った。前にあってから既に3日が過ぎていた。
その日の内に電話がなければ、落とされた。リクルーター
採用の鉄則である。
203 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 01:00
このスレッド、
悪くないね。
205 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 01:10
「悪くない」って言い方がもう既に(笑)
ファックはファック、面接は面接。
答えは吹き行く風の中。
207 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 17:27
「でも踊るしかないんだよ」と彼は言った。
「それもとびきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。
踊るんだ。踊りつづけるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。
意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。
そんなこと考え出したら足が停まる。一度足が停まったら、もう
おいらには何ともしてあげられなくなってしまう。
だから、踊るんだよ。音楽の続く限り。」
208 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 17:43
>>207 質問。音楽はまだ続いているのでしょうか?
一番の盛り上がりはもう過ぎたと思うのですが。
209 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 17:45
>>208 音楽ってそういう意味じゃないと思うんだけどなあ。。
210 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 19:23
age
211 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/14(土) 23:40
あげとく
212 :
今日の夜中に書く話:2001/04/15(日) 00:57
僕は眠かった。朝7時に起きて商社の筆記にでかけたせいだ。
なんで東京湾の近くでやるんだろう?僕は新橋の駅から
乗り換えたモノレールとも電車ともつかない交通機関の車内
で思った。車内にはおそらく同じ場所へ行くであろう人間が
たくさんいた。みんな同じような格好をして、同じようなことを
考えている。車内を見渡していると彼女と目が合った。
213 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 01:42
age
214 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 04:43
内定なんてどうでもいいじゃないか、そういうものなのだ。ハイホ~。
何はともあれ良かったのだ。ハイホ~。
そして僕はまたあの最終面接の圧迫面接的心の震えを取り戻したのだ。ハイホ~。
215 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 04:47
それヴォネガットでもあるな
216 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 04:49
「今回は貴意に添えない形となりました。
ご了承下さい。」
もう何も言うことはなかった。
こんな格好でなにをしているんだ。
217 :
可愛い奥様:2001/04/15(日) 06:23
ちょうどスパゲティがゆであがった頃,電話が鳴った.
採用担当者からで,どうも僕の希望に添えないという内容のものだった.
キッチンにもどるとアルデンテには程遠い代物が出来上がっていた.
やれやれ.
218 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 07:05
面接官襲撃の話を彼女に聞かせたことが正しい選択であったのかどうか、僕には今もって確信が持てない。
たぶんそれは正しいとか正しくないとか言う基準では推しはかることのできない問題だったのだろう。
つまり世の中には正しい結果をもたらす正しくない選択もあるし、正しくない結果をもたらす正しい選択もあるということだ。
219 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 08:25
面接奇譚
220 :
バカ一代:2001/04/15(日) 08:37
できることなら当社のことあなるべく早く忘れ去ってください。あなた
が新しい人生を歩んでいくことが、私たちにとって最良の道なのです。
何よりも重要な事実は、何がしかの理由によって私たちがすでに異なっ
た世界に分かれてしまったことなのです・・・
221 :
バカ一代:2001/04/15(日) 08:46
あなたは全てを忘れてほしいという。自分のことはもうほっておいて貰
いたいという。でもそれと同時に、あなたはこの世界のどこかから、僕
にちかずこうとしている。僕はそれを確信している。僕はなんと言われ
ようとも、たとえ正当な理由があっても、忘れることは出来ない。なぜ
ならそれは僕の人生で実際に起こった事だし、それを忘れるということ
は僕自身を消し去るのと同じことだからだ。
222 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 12:12
age
223 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 17:52
age
224 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 20:09
あげましょ。
225 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 20:36
就職にあぶれたらしいスーツ姿の大学生の一人がビールのグラスを手にしたまま僕の後ろにきて、何を見ているのか、と尋ねた。
『巨人戦』と僕は答えた。彼はそれを聞くと『メルド-(糞だ)』と言い残し立ち去っていった。
彼は読売新聞社から不合格通知をもらったばかりだったのだ。
226 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 20:36
人から尊敬されようと思わぬ人たちと仕事したい。
けれども、そんないい人たちは、僕を採用してくれやしない。
僕が早熟を装って見せたら、人々は僕を、早熟だと噂した。
僕が、なまけものの振りをして見せたら、人々は僕を、なまけも
のだと噂した。僕が小説を書けない振りをしたら、人々は僕を、
書けないのだと噂した。僕が嘘つきの振りをしたら、人々は僕を、
嘘つきだと噂した。僕が金持ちの振りをしたら、人々は僕を、
金持ちだと噂した。僕が冷淡を装って見せたら、人々は僕を、
冷淡なやつだと噂した。けれども、僕が本当に苦しくて、
思わず呻いた時、人々は僕を、苦しい振りを装っていると噂した。
どうも、くいちがう。
227 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 21:30
あげ
228 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/15(日) 21:31
「完璧な企業などといったものは存在しない。完璧な学生が
存在しないようにね。」
僕が大学生のころ偶然にも知り合ったOBは僕に向ってそう言った。
僕がその本当の意味を理解できたのは入社後のことだったが、
少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。
完璧な企業なんて存在しない、と。
229 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/15(日) 21:33
しかし、それでもやはりエントリーシートを書くという
段になると、いつも絶望的な気分に襲われることになった。
僕が書くことのできる領域はあまりにも限られたものだった
からだ。例えば志望動機について何かが書けたとしても、
同業他社との違いについては何も書けないかもしれない。
そういうことだ。
230 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 21:34
「でも踊るしかないんだよ」と彼は言った。
「それもとびきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。
踊るんだ。踊りつづけるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。
意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。
そんなこと考え出したら足が停まる。一度足が停まったら、もう
おいらには何ともしてあげられなくなってしまう。
だから、踊るんだよ。音楽の続く限り。」
これって羊男が言ったんだよねー?
231 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/15(日) 21:39
もちろん、あらゆるものから何かを学ぼうとする姿勢を
持ち続ける限り、落とされることはそれほどの苦痛では
ない。これは一般論だ。
4月を少し過ぎたばかりの頃からずっと、僕はそういった
生き方を取ろうと努めてきた。おかげで面接官から何度と
なく手痛い打撃を受け、欺かれ、誤解され、また同時に
多くの不条理な体験もした。様々な企業がやってきて僕に
語りかけ、まるで橋を渡るように音を立てて僕の上を通り過ぎ、
そして二度と連絡をしてこなかった。僕はその間じっと口を
閉ざし、何も語らなかった。
そんな風にして僕は就職活動最後の月を迎えた。
232 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/15(日) 21:42
「ねえ、俺たち二人でグループディスカッションを
しないか?きっと何もかも上手くいくぜ。」
「手始めに何をする?」
「ビールを飲もう。」
233 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 22:47
<ON>
やあ、みんな今晩は。元気かい?僕は最高に不機嫌だよ。みんなにも半分
わけてやりたいくらいだ。こちらは2ch、おなじみ「就職・2ch・掲示板」の
時間だよ。これから内定までのうんざりするような数ヶ月、イカした就活話を
ガンガン書き込む。楽しかった面接、面白かった面接、悔しい面接、踊りだし
たくなる面接、うんざりする面接、吐き気のする面接、なんでもいいぜ。
どんどん書き込んでくれ。アドレスは知ってるね。いいかい、間違えずにアク
セスしてくれよ。書いて損、かかれて迷惑、板違い、少し字余り、なんてね。
ところで2月の就活開始から2ヶ月、2chの就職板は休む暇もなく書き込まれっ
ぱなしだ。ねえ、ちょっと掲示板一覧でも見てみるかい?
・・・どうだい、すごいだろ?よーし、その調子だ。指が折れるまでどんどん
書き込んでくれ。
234 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/15(日) 22:48
ところで、先週は書き込みがありすぎてサーバーが飛んじ
まってみんなに迷惑かけたね。でももう大丈夫。昨日特別製のサーバーにかえ
た。象の足くらいある太いやつだ。象の足、キリンの足より、ずっと太い、少
し字余り。だから安心して気が狂うくらい書き込みしてくれよ。たとえ2チャ
ンネラー全員が気が狂ったとしても、サーバーは絶対に飛ばない。いいね?
よーし。今日もうんざりするような面接だったがそんなものは御機嫌な書き込
みを読んで吹き飛ばそう。いいかい。素晴らしい掲示板ってのはそういうため
にあるんだぜ。可愛い女の子と同じだ。オーケー。これをただ黙って読んでく
れ。本当に良い板だ。就活なんて忘れちまう。新しい掲示板「モナー大好き」
http://piza.2ch.net/mona/index2.html <OFF>
235 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 06:50
>名無しさん@そうだドライブへ行こう
連載きぼ~ん。
236 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 07:49
>>228 >>229 >>231 今、僕は面接に出かけようと思う。
もちろん問題は何ひとつ解決してはいないし、受け終えた時点でも
あるいは事態は全く同じということになるかもしれない。結局のところ、
面接を受けることは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな
試みにしか過ぎないからだ。
237 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 07:57
しかし、正直に志望順位を語ることはひどくむずかしい。
僕が正直になろうとすればするほど、正確な順位は闇の
奥深くへと沈み込んでいく。
弁解するつもりはない。少くとも面接で語られていることは
現在の僕におけるベストだ。つけ加えることは何もない。
それでも僕はこんな風にも考えている。うまくいけばずっと
先に、何日か何ヶ月か先に、内定された自分を発見すること
ができるかもしれない、と。そしてその時、象は平原に還り
僕はより痛い言葉で就職板を荒らし始めるだろう。
238 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 07:58
この連作いいね♪
239 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 08:36
僕は就職についての多くを2ちゃんの就職板に学んだ。
殆んど全部、というべきかもしれない。不幸なことに就職板
は全ての意味で不毛な板であった。読めばわかる。文章は
読み辛く、情報は出鱈目であり、テーマは稚拙だった。しかし
それにもかかわらず、就職板はネタを武器としてあがることが
できる数少ない非凡な板のひとつでもあった。少年犯罪、環境・
電力、そういった同じ社会の板に伍しても、就職板のその戦闘的
な姿勢は決して劣るものではないだろう、と僕は思う。
ただ残念なことに、就職板には最後まで自分の闘う板の姿を
明確に捉えることはできなかった。結局のところ、不毛である
ということはそういうものなのだ。
240 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 08:40
1年と数ヶ月、板はその不毛な闘いを続けそして飛んだ。
2001年4月のある荒れた日曜日の朝、右手にひろゆきの肖像画
を抱え、左にうまい棒を持ったままエンパイアステートビルの
屋上から飛び下りたのだ。板が飛んでいたことと同様、復旧した
こともたいした話題にはならなかった。
241 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 09:10
セクースと殺しのない小説を
242 :
羊男:2001/04/16(月) 18:10
僕は面接が苦手だ。僕の領域に土足で踏み込んでくる。
なんとなくここへ来てみただけ。これも一つの運命ってやつかな?
その言葉で十まで解ってくれる企業と出会いたい。
243 :
羊男:2001/04/16(月) 18:16
僕は面接が苦手だ。僕の領域に土足で踏み込んでくる。
なんとなくここへ来てみただけ。これも一つの運命ってやつかな?
その言葉で十まで解ってくれる企業と出会いたい。
244 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 19:22
電話がなっていた。僕はゆっくりベッドから起きあがると、
電話をとった。
「渡邊さんですか?」
洗練された女性の声が言った。多分、どこかの工場でこんな女性が
大量に訓練されているのだ。毎年やってくるこの季節のために。
感情もなにもない、ただ、名前を確認し、面接の日程を決めるため
だけに。
「そうですが」
僕は言った。
「こちら、西京海上人事部です。このたびはアップグローコースに
ご応募頂き有難うございました。渡邊さんには是非面接をお受け頂き…」
やれやれ。リクルーター採用で有名な損害保険の会社だった。
もうすでに内々定の人間が出揃っているのは周知の事実だった。
僕はたまたま買った就職雑誌の募集広告を見て、なんとなくエントリーシート
を書いて送信したのだ。
245 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 20:53
age
246 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 21:31
「ねえ、弊社を愛してる?」
「もちろん。」
「入社したい?」
「今、すぐに?」
「来年の…4月ごろによ。」
「もちろん入社したい。」
「でも私が訊ねるまでそんなこと一言だって言わなかったわ。」
「言い忘れてたんだ。」
「…ボーナスは何ヶ月欲しい?」
「6ヶ月。」
「夏? 冬?」
「夏が2ヶ月に冬が4ヶ月。」
リクルーターはコーヒーで口の中のパンをのみ下してからじっと僕の顔を見た。
「嘘つき!」
とリクルーターは言った。
しかしリクルーターは間違っている。僕はひとつしか嘘をつかなかった。
247 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 21:34
新手だなぁ(藁
248 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 21:35
双子が穏やかに去っていったのと同じように、僕の周りから
活動中の人間が消えていった。まるで4月の暖かい午後の食堂のように。
やれやれ。
いつだって同じだ。みんな僕のそばを過ぎ去っていく。
249 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 21:37
オーケー、正直に告白しよう。
僕は、まだ内定が出ていない。
250 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/16(月) 21:46
>>248 あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。
僕たちはそんな風にして生きている。
251 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 23:36
age
連作を連載中のみなさん、応援してます♪
252 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 23:42
ってかね。このスレみると就活やる気なくすんやわ。
せっかく忘れてたのにって感じ。思い出してはならないものを
思い出してしまうんですよ。
やれやれ。そういいながらも僕はまた面接を受けるのだ。
253 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/16(月) 23:48
風の歌を聴けっていいよね。
あげ
254 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 00:36
age
255 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 01:18
age
256 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 01:33
やれやれ、そろそろ就職活動を再開する時だ、と僕は思った。
257 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 01:37
さて、明日はどこに行く予定だったんだっけ。
僕はバッグから手帳を取り出してみた。
やれやれ、まるで春の雪山のような白さだった。
ところどころ、黒い地表が顔を覗かせているだけである。
258 :
犬の面接官:2001/04/17(火) 04:25
もちろんどの灯りが君の部屋のものかはわからない。あるものは緊張して何も
言えなかった人の灯りだし、あるものは気の利いた答えを失礼な態度で台無しに
した人の灯りだ。あるものは商社のだし、出版社もあれば銀行もある。
実にいろんな人がそれぞれに就職活動をしてきたんだ、と僕は思った。
そんな風に感じたのは初めてだった。そう思うとね、急に涙が出てきた。
泣いたのは、本当に久しぶりだった。でもね、いいかい、君に同情して
泣いたわけじゃないんだ。僕のいいたいのはこういうことなんだ。
一度しか言わないからよく聞いてくれよ。
僕は・君たちが・好きだ。
あと10年も経って、就職活動や、僕がした質問や、そして僕のことを
まだ覚えていてくれたら、僕のいま言ったことを思い出してくれ。
彼女のリクエストをかける。エルヴィス・プレスリーの「グッド・ラック・チャーム」。
この曲が終わったら、あと1か月、また毎年のような犬の面接官に戻る。
259 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 07:20
あげ
260 :
2001年のピンボール:2001/04/17(火) 11:49
ある朝目覚めると僕の横には双子が寝ていた。
やれやれ、これから僕はJR貨物の最終面接なのだ。
面接で役員が「今日は良い天気だが、どんな朝を過ごしたの?」
と尋ねてきたら、一体なんて答えればよいのだ。
「目が覚めると双子が横にいました。でもこんなの初めてなんです。
僕もひどく混乱しているのです。」
そんな僕の困惑とは無関係に、双子は互いにベッドの外を向き、背中を
つきあわせて、12月のカンガルー達のように静かに眠っていた。
261 :
2001年のピンボール:2001/04/17(火) 14:10
僕はベッドから起きて水道の水を2杯飲んだ。外はもう明るく、4月の朝だったが、
薄く細い月が出ていて、そこだけが双子のために静かに残されているようだった。
さて、今日はJR貨物の最終面接だ。予想される役員達との面接を想像して
すこしめまいがした。ここまでの成績は4勝2敗。2敗はいずれも筆記試験だ。
あの不器用な小学生の粘土細工のような試験。僕にはあのようなタイプの試験は
向いていないのだ。
オーケー、それを考慮すればこの成績は上々だ。そして今日は役員面接。
僕は自分の父親のような年の役員達と話すのは苦痛ではなかった。
そのことを話すといつも直子は「秘訣が聞きたいわ」と僕の目をのぞき込んだ。
僕は曖昧にしか答えられなかなった。
いや違う、僕の答えはいつだって曖昧だった。
そんなことを考えていると、いつの間にか双子が起き出していて、
朝食の準備を始めていた。
262 :
内定獲得のデッド・ヒート:2001/04/17(火) 17:39
ここに収められた文章をESと呼ぶことについて、僕にはいささかの抵抗がある。
もっとはっきり言えば、これは正確な意味でのESではない。
僕がESを書こうとするとき、僕はあらゆる現実的な大学生活―そういうものが
もしあればということだが―を大きな鍋にいっしょくたに放り込んで原型が認め
られなくなるまでに溶解し、しかるのちにそれを適当なかたちにちぎって使用す
る。ESというのは多かれ少なかれそういうものである。就職活動というのもそう
いうものである。我々の大学生活は我々の中に存在するのであって、ESの中にあ
るわけではない。
263 :
ピンボール 23:2001/04/17(火) 19:20
僕はもう面接官とは合わなかった。リクナビの画面を眺めるのもやめ
た。大学の就職部に近寄ることさえやめた。まるで蝋燭を吹き消した
後に立ち上る一筋の白い煙のように、僕の心の中の何かが闇をしばら
くの間漂いそして消えた。それから暗い沈黙がやってきた。沈黙。一
枚一枚と外皮を剥ぎ取ったあとにいったい何が残るのか、僕にもわか
らない。フリーター?・・・僕はベッドの上で何度も自分の両手を眺
める。おそらく職なしに人は生きていけないだろう。でもそれだけで
は暗すぎる。あまりにも暗すぎる。
264 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 19:59
age
265 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 20:12
あがんね。
266 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 21:17
村上春樹ってみんな読んでるのね。
そうだな、村上春樹はみんな読んでる。
だから、これからは新書を読もう。
東大の法学部でも岩波新書が難しくて読めないという奴がいるらしい。
268 :
ピンボール 23:2001/04/17(火) 22:45
「私はWEB上にある最も偉大な就職サイト、すなわちリクナビに誓って真実のみを
述べる。就活はからっぽである、と。しかし、もちろん救いはある。というのは、
そもそもの始まりにおいては、それはまるっきりの空っぽではなかったからだ。
私たちはじつに面接に面接を重ね、一生懸命努力して選考過程にあった会社を一つ
一つすり減らし、空っぽにしてしまったのだ。どんな風に面接を受け、どんな風に
落とされてきたかはいちいちここには書かない。面倒だからだ。どうしても知りた
い方は2ch就職板を読んでいただきたい。そこに全部が書かれている。」
デレク・ハートフィールド著「山手線を一周半」
僕は時折嘘をつく。
最後に嘘をついたのは先週のことだ。
嘘をつくのはひどく嫌なことだ。嘘と沈黙は就職活動の面接にはびこる
二つの巨大な罪だと言ってもよい。実際僕たちはよく嘘をつき、しょっ
ちゅう黙り込んでしまう。しかし、もし僕たちが面接でしゃべり続け、
それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値などなくなってしま
うのかもしれない。
270 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 23:15
中に入ると、見慣れた顔が2つ並んでいた。
「君も他と同じかい?僕はもう疲れたよ」と語りかける彼に僕は
「君も同じさ」と語りかけた。
271 :
就職をめぐる冒険:2001/04/17(火) 23:39
手は…膝だ。そして顔は…さわやかに微笑むのだ。
僕はスーツの皺を伸ばしてから、鏡の前に立って僕自身に
最後のあいさつをした。
「うまくいくといいね」と僕は言った。
「うまくいくといいね」と相手は言った。
272 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/17(火) 23:48
あげねば
273 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 00:24
age
274 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 01:23
age&age
275 :
就職をめぐる冒険:2001/04/18(水) 01:25
「どうして当社を希望したのかしら?」
「わかりません」と僕は正直に言った。
「私にだってわからないわ。きちんと説明して頂戴」
彼女はいかにも不快そうに顔をしかめた。
たしかに彼女が言う事のほうが筋が通っていた。
僕は面接会場の硬い椅子に座ったまま、天井を眺めていた。
いったい何社面接すれば終わる事ができるのか見当もつかなかった。
僕にはわからないことがいっぱいある。
276 :
ワタナベノボル:2001/04/18(水) 01:52
僕は人事に電話をかけ、御社にどうしてもいきたいんだ。話すことがいっぱいある。話さなくちゃいけないことがいっぱいある。世界中に御社以外に求めるものは何もない。御社へ言って面接を受けたい。何もかもを御社で最初からはじめたい、と言った。採用担当者は長い間電話の向こうで黙っていた。まるで世界中の細かい雨が世界中の芝生に振っているようなそんな沈黙が続いた。僕はその間ガラス窓にずっと額を押し付けて目を閉じていた。それからやがて採用担当者が口を開いた。『あなた、今どこにいるの?』と彼女は静かな声で言った。
僕は今どこにいるのだ?
僕は受話器を持ったまま顔を上げ、電話ボックスの周りをぐるりと見まわしてみた。僕は今どこにいるのだ?でもそこがどこなのか僕にはわからなかった。見当もつかなかった。いったいここはどこなんだ?僕の目に映るのはいずこへともなく歩きすぎていく無数の人々の姿だけだった。僕はどこでもない場所のまん中から採用担当者を呼びつづけていた。
277 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 02:11
みんなたいしたもんだ
278 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 02:11
この板尾もろすぎ。
279 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 02:44
同意
280 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 02:59
「TISのセミナーが増えたのよ」彼女は言った。
その言葉は僕に、春の日の北極熊を思わせた。
「そうだね、それはいい事だと思うよ」
僕は言った。
そう、もう、僕の季節は過ぎ去ってしまったのだ。
281 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:02
しかし、マジでこんな会話しているかと思うと、そうとう笑えるぞ。
パロっていいなあ。
282 :
2001年のピンボール:2001/04/18(水) 03:08
あなたのせいじゃない、と彼女は言った。そして何度も首を振った。あなたは悪くなんかないのよ、精一杯やったじゃない。
違う、と僕は言う。左のフリッパー、タップ・トランスファー、九番ターゲット。違うんだ。僕は何一つできなかった。
志望動機さえ言わなかった。でも、やろうと思えばできたんだ。
人にできることはとても限られたことなのよ、と彼女は言う。そうかもしれない、と僕は言う。
でも内定ひとつとっちゃいない、いつまでもきっと同じなんだ。
283 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:10
これって、みんな暗記してるの?それとも、本を横においてるのか?
暗記しているんなら、出版社は確実に受かるだろうよ。
284 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:23
挙げッ
285 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:32
あがんね。
286 :
2001年のピンボール:2001/04/18(水) 03:34
『なんだか不思議ね、何もかもが本当に起こったことじゃないみたい。』
『いや、本当に起こったことさ。ただ会社の駒が消えてしまったんだ。』
『辛い?』
いや、と僕は首を振った。無から生じたものが元の場所に戻った、それだけのことさ。
僕たちはもう一度黙り込んだ。
僕たちが共有しているものは、ずっと昔に終わってしまったグループディスカッションの結果に過ぎなかった。
それでもその暖かい想いの幾らかは、古い光のように僕の心の中を今も彷徨いつづけていた。
そして卒業が僕を捉え、再び無の渦に放り込まれるまでの束の間の時間を、僕はその光とともに歩むだろう。
287 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:35
288 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:35
歩めー。
289 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 03:59
あゆむ。
290 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 04:01
オレは宇多田派だ。
291 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 04:08
俺は、クラキ。
292 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 04:17
hitomiだいすき。
293 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 04:20
でびゅーの頃のほうが、かわいかったぞ。
294 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 16:51
あげ
295 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 17:42
目覚めると、夕日が部屋の窓からさしこんでいた。
僕は腕時計をみた。4時30分だった。
やれやれ。こうして、1日が無駄にすぎていくのだ。
296 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 18:49
あげ
297 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 19:40
優良スレだあげ
298 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 19:43
299 :
ちょろけん:2001/04/18(水) 20:15
「もう終わったんだね?」
「ある意味ではね」とジェイは言った。
「就活は終わった。しかし内定取消しはまだ鳴り響いている。」
「あんたはいつも上手いことを言うね」
「気障なんだ」と僕は言った。
300 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 20:17
34
僕は時折嘘をつく。
最後に嘘をついたのは一昨日のことだ。
嘘をつくのはひどく嫌なことだ。嘘と沈黙は現代の就職活動にはびこる2つの巨大な罪だと言っても良い。実際僕たちはよく嘘を付き、しょっちゅう黙り込んでしまう。
しかし、もし僕たちが面接中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、内定の可能性など失くなってしまうのかもしれない。
☆
301 :
age:2001/04/18(水) 20:19
好きな番組 8時だジェイ
302 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 20:22
ワラタ
303 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 20:25
みんな上手いねぇ…。
春樹君のエッセイが読みたくなってきたよ。
時間無いけど。
304 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 20:26
「あなたは二月の頃何をしてたの?」
「自己分析に夢中だったよ。」絶対内定、面接の達人。
「うまくまとまったの?」
「それなりにね。」
「第一志望は決まった?」
「遠くから見れば、」と僕は海老を呑み込みながら言った。
「大抵の企業は綺麗に見える。」
305 :
age:2001/04/18(水) 20:27
さくら海老age
306 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 20:27
僕たちが料理を終えるころ、店は少しずつ客で埋まり始め、
フォークやナイフや椅子のきしむ音が賑やかになっていった。
僕はコーヒーを、彼女はコーヒーとレモンのスフレを注文した。
「今はどうなの?持ち駒はあるの?」彼女が訊ねた。
僕はしばらく考えてからトラコスを除外することにした。「いや、」
と僕は言った。
「辛くはないの?」
「慣れたのさ。訓練でね。」
「どんな訓練?」
僕は煙草に火を点けて、煙を彼女の五十センチばかり頭上に
向けて吹いた。「僕は不思議な星の下に生まれたんだ。つまりね、
欲しいと思った内定は何処でも必ず手に入れてきた。でも、内定を
手に入れるたびに、別の内定を踏みつけてきた。わかるかい?」
「少しね。」
「誰も信じないけどこれは本当なんだ。三週間ばかり前にそれに
気づいた。そしてこう思った。もう内定は欲しがるまいってね。」
彼女は首を振った。「それで、卒業までそんな風にやってくつもり?
「おそらくね。何処にも迷惑をかけずに済む。」
「本当にそう思うんなら、」と彼女は言った。「就職板の中で
生きればいいわ。」
素敵な意見だった。
307 :
age:2001/04/18(水) 20:28
めがねを外せばたいていの女は綺麗に見える
だから、目を悪くしたい
308 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 20:36
age
309 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 20:44
「調子はどうなの?うかない顔をしているけど。」
彼女は尋ねた。
「悪くないよ」
僕は前方に見えてきた東京駅のレンガ駅舎を見ながら答えた。
「そう…」
彼女は一瞬黙った。
「ねえ、さっきの会社だけど、あなた本当に行きたいと思ってる?」
彼女は僕の顔を覗き込むようにして言った。
どうなんだろう…
310 :
age:2001/04/18(水) 20:46
うーん どうなんでしょうねぇ
311 :
関西支社で最終人:2001/04/18(水) 20:56
『19日13:00~ 関西支社にて最終面接 持ち物:印鑑、筆記用具』
「ふぅ、やっとここまで来た。待ってろよ」
俺は独り言をいいながら、卓上カレンダーの明日の日付を指で弾いた。
それからゆっくり上を見上げた。そして、ため息をついた。
「明日で全てが終わる。そして明日から全てが始まるんだ」
俺の鼓動は、そう連呼して止まなかった。
312 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 21:13
「十分間、自己PRをして欲しいの」唐突に女が言った。
僕は人の声色の記憶にはかなり自信を持っている。それは
知らない声だった。「失礼ですが、どちらにおかけですか?」
と僕は礼儀正しく尋ねてみた。
「あなたにかけているのよ。十分でいいから自己PRをして欲しいの。
そうすればお互いよくわかりあうことができるわ」と女は言った。
低くやわらかく、とらえどころのない声だ。
「わかりあえる?」
「気持ちがよ」
313 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 21:13
「悪いけど、今エントリーシートを書いてるんです。あとでかけなおして
くれませんか?」
「エントリーシート?」、女はあきれたような声を出した。「朝の十時半に
エントリーシートを書いているの?」
「あなたには関係ないことでしょう。何時に何を書こうが僕の勝手だ」、
僕はちょっとむっとして言った。
「それはそうね」、女は表情のない乾いた声で言った。ちょっとした感情の
変化で声のトーンががらりとかわるのだ。「まあいいわ。あとでかけなおすから」
「ちょっと待って」、僕はあわてて言った。「都銀のリクルーターだとしたら、
何度電話をかけてきたって無駄ですよ。こっちはメーカー志望の身だし、都銀を
受けている余裕なんてないから」
「知ってるから大丈夫よ」
「知ってるって何を」
「だからメーカー志望なんでしょう。知ってるわよ、そんなこと。だから早くあなたの
大事なエントリーシートを書いていれば」
「ねえ、あなたはいったい…」と言いかけたところで電話が切れた。すごく唐突な
切れ方だ。
314 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 21:13
セミナーから帰ってきてスーツを衣装棚に詰めこんでいるときに電話のベルが鳴った。
ベルはひどく苛立って鳴っているように僕には聞こえた。結び目の形を残して頭から
脱いだネクタイをテーブルの上に置いて居間に行き、受話器をとった。
「エントリーシートはもう終わったかしら?」と例の女が言った。
「終わったよ」と僕は言った。
「でもこれから中央郵便局に投函しにいかなくちゃならないんだ。」
「でも十分くらいなら待てるでしょ、投函しに行くのは。あそこなら夜でも
開いているから」
どうしてかはわからないけれど、その電話を切ってしまうことができなかった。
女の声には何かしら僕の注意を引くものがあった。「そうだな、まあ十分だけなら」
と僕は言った。
315 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 21:14
「じゃあ私たちわかりあえるわね?」と女は静かに言った。彼女が電話の向こうで
椅子にゆったりと座りなおし、脚を組んだような雰囲気が感じられた。
「それはどうかな」と僕は言った。「なにしろ十分だからね」
「十分というのはあなたが考えているよりも長いかもしれないわよ」
「君は本当に僕のことを知っているの?」僕は訊いてみた。
「もちろんよ、何度も見たわ」
「いつ、どこで?」
「いつか、どこかでよ」と女は言った。「そんなことここでいちいちあなたに
説明していたらとても十分じゃ足らないわ。大事なのは今よ。そうでしょ?」
「でも何か証拠を見せてくれないかな。君が僕のことを知ってるって証拠を」
「例えば?」
「僕の持っている内定は?」
「トラコス」と女は即座に答えた。「トラコスと富士ソフト。それでいいかしら?」
316 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/18(水) 21:14
僕は黙り込んだ。確かにこの女は僕を知っている。しかしどれだけ考えてみても、
女の声に聞き覚えがなかった。「じゃあ今度はあなたが私のことを想像してみて」、
女は誘いかけるように言った。「声から想像するのよ。私がどこの都銀かってね。
何色の看板で、どことどこが統合したところか、そんなこと」
「わからない」と僕は言った。
「試してごらんなさいよ」
僕は時計に目をやった。まだ一分と五秒しか経っていない。「わからない」と
僕は繰り返した。
「じゃあ教えてあげるわ」と女は言った。「私は今渦中の中にいるのよ。最近統合を
したばかりで採用人数もかなり多いの。」
僕は黙って首を振った。これじゃまるで青田刈りじゃないか。
317 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 21:14
311は変。違う。
318 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 21:49
ドライブへ行こうさんのねじまきシリーズ良い。
よってあげ。次作を期待。
319 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 23:21
あげ
320 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/18(水) 23:21
age
321 :
就職をめぐる冒険:2001/04/19(木) 00:00
男は背は僕より5センチほど低かったが、がっしりした体つきだった。
採用リクルーターというよりは、ケイン・コスギファンのように見えた。
「ところで何かが聞きたいらしいね」
「そうです」と僕は言った。
「聞いておくれよ」
「このお仕事は長いんですか?」
「十年。採用の事ならなんでも知ってるよ。営業の前は人事に居たんだ」
僕はおずおずとエントリーシートを差し出した。
男は咳払いをしてから煙草をねじ消した。まるで親の仇か何かみたいに。
「もうあんたの大学から三人採用しちまったんだ。悪いけど」
僕は黙って肯いた。いつだって信じ難いくらいタイミングが悪い、それが僕だ。
「
322 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 03:21
これのパート1ってあるんですか?
あったら読みたいんですけど。
323 :
ワタナベノボル:2001/04/19(木) 03:28
緑はしばらくそれについて真剣な顔つきで考え込んでいた。『あなたって偉いのね』と彼女は言った。
『私これまでそんなこと思いつきもしなかったわ。自己分析だのOB訪問だのお礼の手紙だの、そんなもの何の役に立つもんですかとしか考えなかったわ。そういうのややっこしいの。私の就職活動は間違っていたのかしら。』
324 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 03:34
>>322 パート1はあんまり盛り上がらなかった。
ネタ書き込み人も少なかったし
内容もいまいち。100レスもなかったと思うよ。
いつか㌧だ時にそのままどこかに消えちゃったと思う。
325 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 03:41
やれやれ、OB訪問か・・・。
僕はOBを殺してやりたくなった。
そもそもOBなんてものは殺したって誰も困らないのだ。
326 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 04:21
この世に完全な就活なんてものはない。
327 :
「僕」:2001/04/19(木) 04:29
『完全にアナーキーな観念の王国だよ。金融業界ではあらゆる対立が一体化するんだ。その中心に俺と投資家がいる。』
『なぜ内定辞退したんだ。』
時は死に絶えていた。死に絶えた時の上に音もなく桜が散っていた。
『俺は広告業界が好きなんだよ。出版社や新聞社も好きだ。フレックス制や私服出社やアイドルとの合コン、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ。君と飲むビールや・・・』
鼠はそこで言葉を呑み込んだ。『わからないよ』僕は言葉を探した。しかし言葉は見つからなかった。
328 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 07:41
age
329 :
午後の最後の面接:2001/04/19(木) 08:23
4月も下旬に入り、僕は就職活動というものは全く無意味なものであるという
結論に達した。しかし活動だけは続けていた。失うものなどもうほとんど
残っていなかった僕にとって、エントリーシートを書き、筆記試験を受けること
だけがかろうじて僕と世界とをつなぐ行為だった。圧迫面接さえ僕には
静かに晴れた11月の日曜日のように思えた。
330 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 11:53
つづけて。おもしろい
331 :
午後の最後の面接:2001/04/19(木) 13:26
僕が永沢さんと親しくなったのは、ちょうどそんな時だった。
彼は寮の中でもまず第一に頭の良さで知られていた。何の苦もなく東大に入り
在学中にTOEIC984点を叩き出し、司法試験にも合格した。
しかし彼は「法曹界に興味はない。あれは弱い人間同士が税金を使って慰めあう
最低の場所だよ。」と言って、みなと同じに就職活動を始めていた。
彼は非常に特別であり、就職活動も極めて順調であった。すでに商社上位3つの内定を
獲得し、外資系コンサルも軒並み内定を得ていた。
彼は良く僕にこう言った。「なあ知ってるか、就職活動なんてゲームみたいなものだよ。
相手はこちらにある程度の演技を要求してくる。おれ達はそれにただ応えれば良いんだ。」
「それは永沢さんが特別なんですよ。少なくとも僕はあの集団面接というものがどうも
苦手なんです。」僕が答えると彼は
「なんだ、そんなことか。じゃあ一緒に面接を受けるよう申し込もう。」
と言った。
332 :
午後の最後の面接:2001/04/19(木) 13:31
僕はそのとき彼の言葉を全く信じなかったけれど、実際にやってみると
本当に簡単だった。
彼が話していると、面接官達はみんなたいていぼーっと感心してその話に
引き込まれ、つい次のステップに進ませてしまうのだった。
これは僕としては不思議なことなのだけど、彼と一緒にいると僕までもが
どうも魅力的な男に見えてしまうらしかった。
全くすごい能力だなあと僕はとても感心したし、おかげで一人ではとても
無理だと思われるような有名企業の採用過程を通過することができた。
333 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/19(木) 13:32
334 :
午後の最後の面接:2001/04/19(木) 14:07
やれやれ、僕はどうやらTOEICとTOEFLを混同したようだ。
というのも今僕はTOEFL225点という、平均的理科系日本人大学生には
なかなか厳しい、まるで真冬の雪の夜、身を寄せ合って朝を待つ鳥たちの
ような状況にいるからだろう。
オーケー、ミスは速やかに訂正しよう。984点ではなく980点だ。
335 :
就活の終わりとハードボイルド・ワンダーランド:2001/04/19(木) 15:02
要するにそれがあんたの意識の核なのです。あんたの意識が描いておるものは就職活動の終わりなのです。
どうしてあんたがそんなものを意識の底に秘めて追ったのかは知らん。しかし、とにかくそうなのです。
あんたの意識の中では就職活動は終わっておる。逆にいえばあんたの意識は就職活動の終わりの中に生きておるのです。
その就職活動には世間一般の就職活動に存在しておるはずのものがあらかた欠落しております。
そこには自己PRもなければ志望動機の広がりもなく業務内容に関する知識もなく、正確な意味での職業観や自我もありません。
336 :
333:2001/04/19(木) 20:55
>>334 フォロー上手い。
作品もなかなか悪くない。
337 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/19(木) 22:15
僕は研究室から拝借してきた二つの書類棚を両脇に置き、左側には
未記入の、右側には記述済みのエントリーシートを積み重ねた。
題目の種類も提出先も実に様々だった。研究会のテーマを書くことを前提とした
「あなたが大学生活を通して学んだこと」、いままでで一番辛かったこと、希望する
職種とその理由から字数制限つきの自己PRに至る様々な題目のエントリーシートが
「何月何日まで」という荷札を付けて左側の机に積み上げられ、しかるべき時の経過を
経て右側に移った。そして一見が終了する度に親指の幅五本分ほどのコーヒーが
飲み干された。
考えるに付け加えることは何もない、というのが我々の如きランクにおけるエントリー
シートの優れた点である。左手に硬貨を持つ、パタンと右手にそれを重ねる、左手を
どける、右手に硬貨が残る、それだけのことだ。
十時に虎ノ門に入り、四時に幕張を出る。土曜日には三人で赤坂見附の喫茶店に行き、
履歴書を見せながらリクルーターの話に耳を傾けた。
338 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/19(木) 22:15
状況は悪くなかった。持ち駒の中から、練習のために受けた所とセミナーが他と被った所、
人事が高圧的だった所、リクルーターが嫌な奴だった所、それにトラコスを抜き、残りを
十等分してひとつを滑り止めとし、五つを第一志望とし、四つを第一志望群とした。
原始的なやり方だったが机の上にパンフを並べて振り分けしていくのは実に楽しい作業
だった。「シンシナティー・キッド」のスティーヴ・マクイーンとエドワード・G・ロビン
ソンのポーカーゲームのシーンを思い起こさせた。
第一志望が五で第一志望群が四という配分も実に妥当なものであったと思う。実質的な
第一志望は既に全滅していたわけだし、僕がコーヒーを飲みすぎる時もリクルーター
は文句も言わずに我慢してくれたからだ。おまけに都銀のリクルーターは学校別のノルマ
と溜まっていく仕事とすぐに他行と合併したがる勤め先を抱え、それでも足りずにいつも
何かの悩みのタネを抱え込もうとしていた。
「僕だって研究会の課題が溜まっているんだ」ある日僕はそう言ってみたが、もちろん信用
してはもらえなかった。相変わらず第一志望から連絡はなく、第一志望群がその位置を繰り
上げていった。
そのように、僕の二十代半ばを前後する季節は流れた。雪山の吹きだまりのように虚空な
日々であった。
339 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 00:04
雪かき
340 :
集英社幹部:2001/04/20(金) 00:41
当社はあなた達を一括採用することに決めました。
よってage。
341 :
一橋生:2001/04/20(金) 00:53
僕は早起きが苦手だ。
大学に入った当初、実家が都内にも関わらず、ラッシュの中央線にのるのは
嫌だ、というそれだけの理由で家を飛び出して国立にやってきた。それから
3年。僕は心底国立に住んでいることを後悔している。実家からなら30分で
いける大手町に僕は1時間かけて2日おきに通っていた。
「満員電車なんて嫌いさ」
僕はある日、彼女にそう携帯のメールをうってみた。
「そんなんじゃ、サラリーマンになれないわよ」
5分ほどして僕の携帯の画面にそんなメッセージがあらわれた。
342 :
一橋生:2001/04/20(金) 01:01
オーケー。
たしかにその通りだった。満員電車を嫌っていてはサラリーマンに
なんかなれやしない。
僕はその日の朝も駅に向かって歩いていた。4月半ばの朝日はなかなか暑かった。
4月はじめだけで6人も会ったリクルーターたちが所属する都市銀行が駅前に建っている。
僕はその少し洒落た外観が好きだった。
「人事にあげると内定がすぐに出るけど…いいかな?」
最後に会ったリクルーターはそう言った。
「少し考えさせてください」
僕は思わずそう言ってしまった。
都市銀行なんていきたくなかった。毎日毎日店頭にたって、客の相手。
頭を下げてまわる営業。そんな同じような毎日のくり返しはごめんだった。
343 :
一橋生:2001/04/20(金) 01:04
「わかった」
リクルーターは少し困ったような顔をすると、また電話するよ、
と言って建物の奥に消えて行った。
僕はその晩彼女にその話をした。
「どうして?いいじゃない、都市銀。」
「よくないよ。」
「そんな贅沢言える身でもないでしょうに…」
やれやれ。彼女は何もわかっていなかった。無理も無い。まだ3年生なのだ。
344 :
無名草子さん:2001/04/20(金) 01:18
「内定なんてすぐ貰えるわ。」
彼女は言った。
「面接官のペニスを舐めてあげればいいのよ。」
「ねえ、ひとつだけ質問していいかな」と
僕は机の上の水のグラスを取って言った。
「いいですよ」
「この会社の他に何社残ってる?」
彼女は少し迷ってから指を二本出した。「2社」
「ひとつはセミナーの作文で青田買いされた新聞社で、
もうひとつはメーカーだろ?」
「どうしてわかるんですか?」
「パターンなんだよ」と言って僕は、ひとくち水を飲んだ。
346 :
義塾:2001/04/20(金) 01:33
ぎょう虫検査の話で、小学校のときの思い出があります。わたしは、ぎょう虫検査の回収の係をしていました。クラスの全員のセロファンを回収して保健室に持っていく
役目です。たしか、4年生でした。クラスの女の子のうち、可愛い子のお尻に興味ありましたから、
保健室にもっていく途中で、トイレの個室に行き、こっそり広げて見てみたのです。陽子と令子をマークしていました。
ふたりとも清潔な感じの女の子でしたが、びっくりしたことにふたりともセロファンのしわの中央部が茶色ぽくなっていました。
においを嗅ぐと独特のツーンとしたにおいがしました。わたしはうれしくなりました。それ以来、どんなかわいい女の子でもお尻の穴は汚れていて、臭いという
イメージが強くなりました。
347 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 01:41
「僕も本当は就職なんかしたくなかったんです」
タニヤマナオボルは、打ち明けるように言った。
「でも御社に出会って、どうしても就職したくなったんです」
「いい会社だよ」と僕は言った。
「社長は強情で決断力に欠けるけど、選択としては間違ってないと思う」
「でも就職するって何だか怖いですね」
「良い面だけを見て、良いことだけを見るようにすれば、何も怖くないよ。
悪いことが起きたら、その時点でまた考えればいいさ」
349 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 02:04
内定なんていらないよ。
by春樹
350 :
就活の終わりとハードボイルド・ワンダーランド:2001/04/20(金) 02:42
『ところであんたはよくあの会社から内定をもらえましたな』と老人は言った。『どうやったんです?コネか何かですか?』
『面接術です。昔面接の達人塾に通って面接術を習ったんです。当時は暇で他にやることもなかったし、何かの役に立つかもしれないと思ったものですから。』
『なるほど。面接術ですか。』と老人はいかにも納得したように何度も肯いた。『面接術は確かに有効な技術です。私も我求館で習った覚えがあります。どうです、しばらく二人でグループディスカッションでもやってみますか?』
『いや、よしましょう。普通にしゃべったほうがいいです』と私はあわてて言った。一日に何度もあんな目に合わされてはたまったもんじゃない。
351 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 03:09
あげとく。ピース!
352 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 08:04
age
353 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 10:55
age
文化的雪かき。
.
355 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/20(金) 16:07
あげまき鳥クロニクル
.
357 :
ミスターモラカミ:2001/04/20(金) 23:52
358 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 03:44
執筆者は何人いるんだろう?
359 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 08:49
age
360 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 12:31
僕は筆記に備えて漢字の勉強をしていた。この高度資本主義社会に
おいて、「誤謬」という文字がどれほどの価値を持つのか?僕には見当も
つかなかった。
その時思い出したように電話がなった。親友からだった。
「やあ。もしかして結果待ちだったかい?」
「いや。残念ながらそんな奇特な企業はないらしい」と僕は答えた。
彼は少し言い難そうに切り出した。
「実はさ。出たんだよ、内定」
僕の中を曖昧な感情が駆け巡り、空気の淀んだ部屋に放り込まれたように
息が苦しくなるのを感じた。僕は暴れ出しそうなプライドを抑えながら
言った。親切なのだ。
「おめでとう。君はスーツ脱ぐ事ができる。実にめでたい」
「うん」と呟いて、彼は気まずそうに電話を切った。
やれやれ、と僕は思った。一体いつから親友の成功を喜べない人間に
なってしまったんだ?僕のささやかなプライドや向上心が就職活動という
フィルターを通して、不必要なほど増殖しているのだ。
361 :
就職活動異常名無しさん:2001/04/21(土) 15:07
age
362 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 19:09
>344
特に好き
363 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 21:42
僕はそのとき21歳で就職活動の真っ最中だった。21歳というのが気にいらなければ
新宿センタービルの屋上から飛び降りるしかない。
364 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 22:01
age
365 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 22:05
面接官は僕にTVピープルの存在を思いおこさせた。
366 :
無名草子さん:2001/04/21(土) 22:31
367 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 22:35
わるいけど、へたくそ>360
368 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/21(土) 22:53
age
369 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/22(日) 00:06
この巨大な蟻塚のような2chにあってはスレを作るのは
さほど困難な作業ではない。
370 :
名無し:2001/04/22(日) 01:59
昔、ふった男に未練たらたらのメールをもらったんだけど、
このスレを見てて、あれが村上春樹を模倣した文章だってことに
気づいた!!!!
おえーーー。
371 :
新作は10月に間に合わせる予定です:2001/04/22(日) 02:43
僕も大学生のころは「お金も要らない。地位も名誉もいらない。ただ気持ちよく自分のペースで自由に生きることができればいい」という風に考えていました。
でも実際にそれを実行してみると、なかなかそんな風にすらすらとうまくはいかないものです。
人生というのは長丁場ですので、めげることがいっぱいあります。世間の「白い目」が答えることだってあります。
でも、志を同じくする「同志」のような人を見つければ、いろんなことがもっと耐えやすくなります。
就職というのは必ずしもしなければならないという性質のものではないと僕は思います。
ただ自由であるというのは、その分自分個人の責任が重くなるということです。
30歳になるまでの時間の使い方が勝負となりますので、じっくり自分を鍛えて、精神的な資産を自分の中に積み上げられることをお勧めします。
就職をする人もそうでない人も自分のペースをつかんで、捨てるべきところは捨てて、無理をせずに気長にがんばってください。
僕は受付嬢の言われたとおり、4階の廊下の突き当たりの部屋を見つけた。
しかし、受付嬢というのはどうしてこう何処の会社も同じ顔をしているのだろう、
と考えながら扉を開けた。
・・・おかしい。
また扉がある。
何の為の扉なのだろうか。
また開けてみる。
扉だ。
373 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/22(日) 12:44
午後の最後の面接→最優秀賞を!
>>350 ワラタ
374 :
午後の最後の面接:2001/04/22(日) 14:25
停滞、沈降、閉塞、そんな言葉達がふさわしい状況の中で、
僕は24歳の春を過ごしていた。
多くの友人が僕の横を通り抜け、そして去っていった。
友人の一人にみんなから「外資君」と呼ばれる男がいた。「ぼ、僕は、しゅ、就職活動
もなにもかも、す、すべて自分の将来のために計画しているんだよ。が、が、外資系
コンサルに行ってスキルを磨き30歳で、ど、独立するんだ。」
世の中にはいろいろな人間がいる。僕にとっては虚業にしか思えない外資系コンサル
に入りたいと思う人間がいてもいい(多すぎても困るが)。しかし、外資系と口に
するときに必ずどもってしまう人間が外資系に行くというのは一体どういうこと
なのか僕には全く理解できなかった。しかし彼はそんなことは気にも留めず、日々
外資系への就活を繰り広げた。
「に、日本企業はだめだよ。が、が、が、外資じゃないと。そして、ど、独立だ。」
彼の口からこの言葉が流れてきたことを僕は今でも鮮明に思い出すことができる。
375 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/22(日) 16:38
376 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/22(日) 19:12
アゲマシタ
377 :
くれたあげた:2001/04/22(日) 22:40
わたしの名前は加納クレタ。もちろん本名ではない。これは就活上の名前だ。
わたしはいまだクレタ島に行ったことがない。この名前を名乗るのにはわけがある。
わたしがこの名前を口にすると面接官はみな興味深げに私の顔をのぞきこむのだ。
378 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 00:16
age
379 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 00:27
やれやれ、今日も新しい1週間がはじまった。
今日は朝9時に窓から東京湾が見える会社に行くことになっていた。
筆記試験だ。
でも、この会社のリクルーターとは火曜日に会うのだ。筆記試験
に意味なんてあるのだろうか。そろそろ、寝なくては。
380 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 03:29
age
381 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 04:05
age
382 :
S潮社行きのスローボート:2001/04/23(月) 06:33
友よ
友よ、内定への道はあまりに遠い。
383 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 06:34
やれやれ
384 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 13:48
age
385 :
379:2001/04/23(月) 14:55
筆記試験の会場はあまりに閑散としていた。
窓から見える東京湾があまりにまぶしかった。
386 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 17:22
age
387 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 17:47
age
388 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 20:42
age
あげてんの誰だよ!うぜえええええ!!!
390 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 21:38
>>389 良いじゃねえか。そんなカッカしてると内定とれねーぞ。
391 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/23(月) 22:24
392 :
就職戦線異常名無しさん:2001/04/24(火) 07:02
age
393 :
就職戦線異常名無しさん:2001/04/24(火) 07:07
あがってないな
394 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/24(火) 08:00
age
395 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/24(火) 09:23
僕は一般に人気番組とされる番組をぼんやりとみていた。
「ファイナルアンサー?」
司会者が言う。
ファイナルアンサー…
良い響きだ。僕の内々定先はあそこでいいのだろうか。
396 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/24(火) 10:41
このスレも氏んだか?
397 :
やめられない名無しさん:2001/04/24(火) 11:50
「内定なんてすぐ貰えるわ。」
彼女は言った。
「面接官のペニスを舐めてあげればいいのよ。」
398 :
笠原メイ:2001/04/24(火) 18:15
開いている窓の前で立ち止まらないように。
399 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/24(火) 19:08
やれやれ、やっと火曜日か…
400 :
笠原メイ:2001/04/24(火) 20:34
僕のことについて語ろう。
自己PR。
面接でよくやっている。新しい企業に行った時、順番に部屋に入って、
面接官の前で自分についていろいろと喋る。僕はあれが本当に苦手だ。
いや、苦手というだけではない。僕はそのような行為の中に何の意味を
見い出すこともできなかったのだ。僕が僕自信についていったい何を知って
いるだろう?僕が僕の意識を通して捉えている僕は、本当の僕なのだろうか?
ちょうど、エントリーシートに書き込んだ僕の長所が本当の僕の長所と思えない
ように、僕が捉えた僕自信の像は、歪んで認識され、就活のために都合良く
作り替えられた像なのではないだろうか?・・・僕はいつもそう考えている。
面接官の前で自己PRする度に、僕はまるで成績表を勝手に書き直しているような
気分になった。
401 :
笠原メイ:2001/04/24(火) 20:40
でもとにかく、何か喋ろう。自分について分析することから全てが始まる。
それがまず第一歩なのだ。正しいか正しくないかは、あとでまた判断すればいい。
僕自身が判断してもいいし、面接官が判断してもいい。いずれにせよ、今は
語るべき時なのだ。そして、僕も面接官に納得させなければならない。
僕は今では面接が好きだ。いつからかは解らないが、いつの間にか自然に
好きになった。つきあっていた彼女は、僕が就活を始めた時に、いつの間にか
出ていった(彼女は暇な僕が好きだったのだ)。泳ぐのは今でも好きだ。
終わり。
402 :
笠原メイ:2001/04/24(火) 20:49
でも面接はそんなに簡単に終わらない。面接官が僕に自己PRを求める時、
彼らはもっと多くのデータを僕に要求する。明確に僕を判断するための、
より多くの質問が要求される。そうしないことには面接は終了しない。
でーたフソクノタメ、カイトウフカノウ。
トリケシきいヲオシテクダサイ。
取り消しキイを押す。画面が白くなる。面接官が僕に冷たい視線を投げ始める。
もっと喋れ。もっと自分のことを喋れ、と。僕は言葉を失って椅子の上に小さくなる。
喋ろう。そうしないことには何も始まらない。それも、できるだけ長く。正しいか
正しくないかは、誰かが決めればいい。
403 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/24(火) 21:04
駄目
404 :
無名草子さん:2001/04/24(火) 22:49
全然分かってないね、お前等。
405 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/24(火) 23:07
いいじゃん、べつに
406 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 02:15
アゲ
407 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 03:05
age
408 :
織田信長家臣団の歌:2001/04/25(水) 06:53
♪わしらの殿様は誰だっけ?
頭に「お」がつく有名人。
緒方拳ではないわいな。
岡本綾子でもないわいな。
そうさ、みんなの織田信長。
409 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 07:05
かえるくん
410 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 10:57
やれやれ
411 :
笠原メイ:2001/04/25(水) 13:42
人が撃たれたら、血は流れるものなんです。
412 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 13:45
あの人もヅラだわ。
413 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 17:46
414 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 18:07
「よ、よくわからないな。」
僕の答えに突撃隊はひどく混乱したようだった。
「例えば、ぼ、ぼ、僕はゲームを作りたいから
この面接に来ている訳だよね?それなのに君はゲームに興味無いっていうし・・・」
よっぽど、僕がそういった事にまつわる有象無象を、今ここでは口にしたくない訳について、
彼に説明しようかとも思ったが、どうもひどく面倒なことになりそうだったので、止めておいた。
こと、モニターの中の少女や格闘ゲームのダメージ数値のことに関する限り、
突撃隊は幾らでも喋りつづけた。
・・・しょっちゅう周囲の視線に配慮しなくちゃいけない業界の受験者を
クールと呼ぶなら、僕だってそうだ。
415 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 18:56
就活くらい退屈なものはないのか?
僕は窓の外をぼんやりと眺めながら、それについて少し考えてみる。
でも、いちいち考えるまでもない。
答えはイエスだ。
イエス、イエス、イエス。
416 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 19:49
NO!
417 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 20:31
彼女のあの時の言葉。
「もう質問ないの?」
あれは会社のことではなかったのだ。
彼女の寝顔を見ていまさらそう思った。
418 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 21:50
あげ
419 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 22:29
ager!
420 :
笠原メイ:2001/04/26(木) 00:05
面接官の頭髪・・・.
松、竹、梅、梅、松。
421 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/26(木) 09:42
agetoku
422 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/26(木) 13:29
アゲッカ
423 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/26(木) 14:18
agekka
424 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/26(木) 14:51
トラフィックリポート
425 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/26(木) 19:45
Age
426 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 00:44
やれやれ、金曜日になった。
僕はコンビニで買ってきた缶ビールのプルトップを押しこむと、
テレビのプロ野球ニュースを眺めていた。広島カープが横浜
ベイスターズに逆転負けしていた。
僕は今週5人のリクルーターに会っていた。今や時代遅れ産業と
言われる産業に属する会社のリクルーターたちだ。最後に会ったのは
昨日、いや、おとといだった。今日は結局電話はならなかった。
「結局、ご縁がなかったんだよ。」
僕は声に出して言ってみた。
5月を前にして僕のやる気は急速に萎えていた。そもそも、そんな
ものがあったかどうかさえ疑問だが。
427 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 01:46
あご
428 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 01:47
懐かしいな、このスレ
429 :
就職戦線異状名無し:2001/04/27(金) 02:19
春の熊
430 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 02:31
誰もが、めいっぱいの説明会を抱え込んでいるようだった。
説明会は雨のように空から降ってきたし、
僕達は夢中になってそれらを拾い集めて
ポケットに詰め込んだりもしていた。
なぜそんなことをしたのか今でもわからない。
何か別のものと間違えていたのだろう。
431 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 02:38
age
432 :
犬の面接官:2001/04/27(金) 14:44
幸せとは暖かい仲間
433 :
笠原メイ:2001/04/27(金) 16:32
辛い時は幸せな振りをしよう。
それはそんなに難しいことではないよ。
434 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 18:25
懐かしの優良スレにつき安芸
435 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 18:32
ageとこう
フジ 中国人留学生ドキュメント 27日午後9時から 日本で暮らす中国人留学生の姿を追うフジの「中国からの贈り物」の第3弾が27日午後9時からオンエア。フジ 中国人留学生ドキュメント 「私の太陽」
日本で暮らす中国人留学生の姿を追うフジテレビのシリーズドキュメンタリー「中国からの贈り物」の第3弾「私の太陽」がきょう27日午後9時から放送される。
自身も留学生だった張麗玲氏(33)が1996年(平成8)から長期取材し制作、中国で放送された反響を呼んだ「私たちの留学生活~日本での日々」(全10作)の日本語版第3弾。経済学博士の学位取得を目指す父親と、彼を支える妻と娘の物語である。
■高視聴率・シリーズ第3弾
「中国からの贈り物」は昨年5月に第1弾「小さな留学生」が放送され、大きな反響を呼んだ。中国から日本での成功を夢見て来日した父親のもとに母とともにやって来た1人の少女の成長を描いたもので、視聴率は22.8%を記録した。昨年11月の第2弾は21.6%だった。
番組は1996年(平成8)12月、張さんがフジテレビに企画を持ち込んで始まった。張さんは中国で女優として活躍した後、89年に来日し、東京学芸大大学院を卒業。95年から商事会社に勤めたが、中国での放送を目的に、日本で生活している中国人留学生のドキュメンタリーの制作を始めた。「多くの留学生が中国に家族を残して日本に来る。夢が、そこまで決心させる勇気を生むことに感激した。中国の人々にみんながどれだけ頑張っているかを伝えたかった」と話す。
張さんはフジテレビに借りたカメラを手に取材を始めた。約2年間で315人の留学生たちに会い、66人に長期取材を行った。取材テープは1000本以上に及んだ。「私たちの留学生活~日本での日々」という全10作のドキュメンタリーが完成し、99年冬から00年春まで中国全土で放送され、大反響を呼んだ。
437 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 20:47
あげちゃだめ
438 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 20:48
中国人=奴隷
439 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/27(金) 23:17
age
440 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 00:17
spring
441 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 01:15
富士も中国の国営放送日本支部になりさがったか。
442 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 01:18
僕はぼんやりとテレビを眺めていた。
やっていたのはドキュメンタリーで、中国人留学生の話だった。
僕は煙草の箱を手に取ると、1本取り出して火をつけた。
「やれやれ」
僕は煙草を口にくわえながらそう声に出して言ってみた。
所詮は作られたドラマに過ぎなかった。ドキュメンタリーなんて
嘘の塊なのだ。
443 :
就職戦線異状名無し:2001/04/28(土) 01:43
あれ?
444 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 08:13
age
445 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 11:39
あげとくかいちおう
446 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 12:27
ここで寝たかけない奴はだめ
447 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 18:46
mm
448 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 19:57
今日大学でバーベキューをした。
そのようなものにはいつもは断っている俺だが、今晩は受け入れた。
その場で内定をひけらかしたい訳ではない。
何でも受け入れられる肝要さは社会人には必要と感じられたからだ。
けれでも、そもそも内定という余裕が俺をそうさせていたのだった。
449 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 23:02
ここで何回か書いてみて、作文の才能が結構あるんかな?と
思ってみたりした。出版とかマスコミとかうけてみりゃよかったな。
450 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/28(土) 23:57
南無
451 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/29(日) 00:20
>>449 残念ながらそんなにあまくないわけで・・・
452 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/29(日) 00:22
皆無
453 :
犬の面接官:2001/04/29(日) 01:24
「ねえ、面接官っていったい何を食って生きてるんだと思う?」
「不採用のエントリーシート。」
「まさか。」
と鼠が言った。
454 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/29(日) 02:11
このスレまだ生きててうれしいな
455 :
笠原メイ:2001/04/29(日) 09:01
「ねえ、お父さん」と娘は言った。
「私、内定が欲しいの。いつか、私のた、えにコネを使ってくれる?」
「ああ、いいよ。いつかね。」と僕は言った。
「いつかって、いつ?」
「お父さんの人脈がたまったらね。人脈がたまったら、それでコネを
使おう。」
「お父さんも貯金箱を持ってるの?」
「うん、大きいのを持ってるよ。この自動車くらい大きいのをもっている
んだ。それくらい人脈をためないと、コネは使えないからね。」
「おじいちゃんに頼んだら、すぐに内定をくれると思う?おじいしゃんは
国会議員なんでしょ?」
「そうだよ。」と僕は言った。「おじいしゃんは、あそこにある建物くらい
大きい貯金箱をもってるんだ。人脈もいっぱいある。でも、多すぎて、なかなか
選ぶことができないんだ。」
娘はそれについていろいろと考えていた。
456 :
笠原メイ:2001/04/29(日) 09:05
でも、僕は考えた。コネを使って入社して、それが一体娘のためになるだろうか?
娘は、コネで入社した会社で受け付け嬢なんかしたりして、エリート社員に
見初められてそのまま結婚したりするのだろうか?そんな人生が幸せなのか
どうか、僕にはわからなかった。
457 :
風の歌を聴け~就活編:2001/04/29(日) 09:40
『ねえ、俺たちはツイてるよ。』就職板を5分ばかり見た後で鼠はそういった。
『見てみなよ。内定一つない仲間ががこんなにいる。信じられるかい?』
僕は肯いた。
『でも、今年の就職はもう駄目だな。』
『気にするなよ。就職はいつかできるが、大学生活は今年しかない。そうだろ?』
僕は少しあきれて鼠の顔を眺めた。
『今年で卒業できるのか?』
『おそらく・・・ね。』
『そりゃよかった。』
458 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/29(日) 15:05
今日は朝から日曜日なので上げておきます。
459 :
就職戦線異状名無し:2001/04/29(日) 16:28
ムッ…
460 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/29(日) 17:45
みんな就活終わった?
俺はほぼ終わりでっす。
461 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/29(日) 20:59
aga
462 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/30(月) 00:04
.
463 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/30(月) 12:25
突撃隊みたいなやつばっかだな。
n
465 :
就職戦線異状名無し:2001/04/30(月) 15:29
就活の終わり
466 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/30(月) 17:49
ぼ・ぼ・僕は、こ・国土地理院から内定をもらったんだ。う・うらやましいかい?
467 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/30(月) 22:37
ハゲ
468 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 00:18
age
@`
ねえ、いいかい、空上げというのは、してはいけないんだ。
適当な字を入れて送信ボタンを押したら、それはそこで終わってしまうんだ。
身につかない。君はスレが下がるのが悲しいから中身のない書き込みをする。
本当に悲しいのだろうと思う。でももし僕がスレッドだったら、
僕は君にそんな風に簡単にアゲてほしくない。
ハゲとか、@`とかの文字だけでアゲてほしくないと思う。
すくなくとも@@@@とか、「ユミヨシさん朝だ」くらいは書いてほしい。
これは礼儀の問題であり、節度の問題なんだ。
471 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 13:12
こんばんは。
パンチョ伊東こと、村上春樹です。
472 :
偽昭和女史:2001/05/01(火) 13:16
ねぎを刻む。
473 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 15:23
オーケー、認めよう。たしかに空揚げをしたのは僕だ。
でも、「@@@@」でも構わないのかい?
474 :
羊男:2001/05/01(火) 20:34
踊りつづけなきゃいけないんだ。
たとえそれがどんなに意味のないことに思えても。
自己PRと志望動機。
それさえ言ってればあんたの足が止まることはないんだよ。
475 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 20:49
ここを訪れる人も少なくなった。きっと本当の冬がやってくるんだろう。
僕は少し悲しくなって頭をふった。やれやれ。
476 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 20:56
文書を書くことは難しい。でも、文書の方は書かれることを求めているのだ。
そういうときにいちばん大事なものは集中力である。その世界に自分を放り
込むための集中力である。そしてその集中力を出来るだけ長く持続させる力
である。そうすれば、ある時点でそのつらさはふっと克服出来る。それから
自分を信じること。自分にはこれをきちんと完成させる力があるんだと信じ
ること。
477 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 21:06
ESを書くことは難しい。でも、ESの方は書かれることを求めているのだ。
そういうときにいちばん大事なものは集中力である。その世界に自分を放り
込むための集中力である。そしてその集中力を出来るだけ長く持続させる力
である。そうすれば、ある時点でそのつらさはふっと克服出来る。それから
自分を信じること。自分にはこれをきちんと完成させる力があるんだと信じ
ること。
478 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 21:08
自己PRってわかるんですけど、志望動機がわかりません。
だれか例をおしえてください。
私は次にパチンコ屋の面接があるんですけど、志望動機がむずかしいです。
なぜうちの店に面接にきたか?なぜパチンコ屋ではたらきたいのか?
ほかにもいろんな業種があるのになぜ?
これがわかりません。だれか就職に詳しい人はレスおねがいします。
(パチンコ屋なんかに就職するなって言うレスはやめてください。
真剣なんです。)
479 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 21:55
>>478 ときどき、自分の居場所を間違える人がいる。
僕は誰かを責めている訳じゃない。これは一般論だ。
とにかくその人は、あまりにも見事に居場所を間違えているので、
こいつは確信犯じゃないのかとつい疑ってみたくなる。
でもそうじゃない、人は自分の立場を客観的に見ることなどできはしない。
これは基本的事実だ。
そんなことを考えながら8月のある日、僕は午前中を市民プールで泳いで過ごし、
帰りがけにビアガーデンで1パイントのビールを飲んだ。
家に帰るとフライパンで肉を簡単に炒めて料理し、グレン・ミラーをかけながら
フィッツジェラルドの短編を読んだ。
理想的な夏休みの過ごし方だ。
480 :
ひよこ名無しさん:2001/05/01(火) 22:00
481 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 22:05
死は生の対極としてではなくその一部として存在している。
その先は僕にもわからない。でも良い予感はある。
483 :
就職戦線異状名無し:2001/05/02(水) 01:19
「面接官さん」と片桐は言った。
「面接官くん」と面接官くんはまた指を立てて訂正した。
「面接官くん、どうして私のことをそんなに詳しく知っているのですか?」
「僕はだてに長く面接官をやっているわけではありません。学生の見るべきところはちゃんと見ているのです」
こんな面接官ばかりだったらいい。僕はそう思った。
484 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 01:31
僕はスパゲッティを茹でる時は必ずアルデンテに仕上げるし、
それが少しでも茹ですぎていたならば全てシンクの隅の三角コーナーへ捨てる。
そして、最近は他のイタリア料理やパエリアなどにも凝っている。
そう、つまりはミーハーだ。
485 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 01:51
僕はしょっちゅうその会社に行って面接をしていた。
幸福だったし、僕の目にはほとんど完璧な会社に見えた。
だが「御縁がありませんでした」と人事は穏やかに言った。
「別に我々は嘘をついていたわけではありません。ただいろんな意味合いで、
別々の道を行った方がお互いきっとうまくいくと思ったのです。」
いろんな意味合いで、と彼は言った。世界は難解な言葉遣いで満ちている。
486 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 02:08
487 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 02:30
入口があって出口がある。
大抵のものはそんな風にできている。
郵便ポスト、電気掃除機、動物園、ソースさし。
もちろんそうでないものもある。
たとえば就職活動。
488 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 02:37
その時僕は二十一歳で、あと何週間かのうちに二十二になろうとしていた。
当分の間就職できる見込みは無く、かといって就職活動をやめるだけの確たる理由も無かった。
奇妙に絡み合った絶望的な状況の中で、何ヶ月ものあいだ僕は新しい一歩を踏み出せずにいた。
世界中が動きつづけ、僕だけが同じ場所に留まっているような気がした。
489 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 02:39
「本当にしゃべりたいことは、うまくしゃべれないものなのね。そう思わない?」
490 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 02:43
「“本当にしゃべりたいことはうまくしゃべれない”に一票」
「動議採択!」
491 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 02:47
「就職活動はどうですか?」
と僕は質問した。
「どこかに優良企業があって、就職活動をしているうちに
そこに内定をもらったと言う事は考えられませんか?」
警察官は首を振った。
「2chでは誰も優良企業から内定をもらいません。
そんな必要がないからです。ドキュソが多く、何人かの
得体の知れないバカがいます。それに自己顕示欲が強く、
優良企業から内定をもらうのは大変な作業になります」
492 :
エリート街道さん:2001/05/02(水) 03:04
就職活動をすることに意味を見出せなくなった僕は、
ラーメン屋をはじめようと考えた。
鶏がらからスープを取って、隠し味に鰹節を入れよう。
味は醤油味のみ。
トッピングに煮卵があるのも悪くない。
有線でジャズを流せばオシャレなイメージを持ってもらえるだろうか。
・・・オーケー、板違いだったようだ。
493 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 03:24
双子を見わける方法はたったひとつしかなかった。
彼女たちが着ているリクルート・スーツである。
くたびれたリクルートスーツで胸には白抜きの数字がプリントされていた。
ひとつは「208」、もうひとつは「209」である。
その番号は何を意味するのか、と僕は二人に訊ねてみた。
何も意味しない、と彼女たちは言った。
「機械の製造番号みたいだな。」
「何のこと?」と一人が訊ねた。
「つまりさ、君たちと同じようなのが何人も居てさ、
そのNO・208とNO209ってことさ。」
「まさか、」と209が言った。
「オーケー、じゃあこうしよう。」と僕は言った。
「君を208と呼ぶ。君は209。それで区別できる。」
僕は二人を順番に指さした。
「無駄よ。」と一人が言った。
「何故?」
二人は黙ってリクルートスーツを脱ぎ、それを交換してするっとはおった。
「私は208。」と209が言った。
「私は209。」と208が言った。
僕はため息をついた。
494 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 03:25
それでも僕は、どうしても二人を区別する必要に迫られた時には、
番号に頼らざるを得なかった。
それ以外に二人を識別する方法なんて何ひとつなかったからだ。
そのリクルートスーツ以外に二人は殆ど衣服を持ってはいなかった。
就活の途中で他人の部屋に上がり込み、そのまま住みついてしまったという様子だった。
それにまあ実際そんなところなんだろう。
僕は必要なものを買うように週の始めにいつも少しばかりの金を二人に与えたが、
就職活動に必要なもの以外にはスターバックス・コーヒーのカフェラテしか買わなかった。
495 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 03:26
週に一度二人はいとおしそうに風呂場でリクルートスーツを洗った。
ベッドの中で日本経済新聞を読みながらふと目をあげると、二人が裸のまま風呂場のタイルの上に並んで
リクルートスーツを洗っている姿が見える。
そんな時、僕は自分が本当に遠くまで来てしまったんだと実感する。
昨年の春、就職活動の中で自分を失くして以来、時々そういった気持になる。
僕が仕事から戻ってくると、南向きの窓に208、209という番号のついた
リクルートスーツがはためいているのによく出会った。
そんな折には涙さえ出たものだ。
496 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 03:36
「今日は妙に上がっているわね」と彼女は言った。
「世間はゴールデン・ウィークだから。熊のまさきちなら蜂蜜を取るだろうし、
人間だったら文章の一つでも書きたくなる、そういう時期なんだ」
彼女は黙って微笑んだ。age。
面白いのとそうでないのの差が激しいと思われ
498 :
村上春樹:2001/05/02(水) 14:21
就職活動は大変でしたか?御苦労様です
僕らみたいにエスカレーターなら楽なのに。
大学受験しても早稲田慶応にかからない人は寒いですね。
浪人しても早稲田慶応にかからない人は寒すぎますね。
アハハハハハ
彼女も作らず受験勉強したのに、早稲田にかすりもしなかった
人たち。悲しすぎますね、あなた達の人生。
僕の知り合いなら、僕のお古で良かったら女の子を紹介してあ
げるのに。アハハハハ
499 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 18:25
昼の2時に↑のようなコピペをあたりかまわず貼って回るような人間には、その程度の人生しか送ることはできない。
そして、それが498だ。
500 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 18:29
のるうううううううううぇい。
501 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 20:07
こんばんは、皆さん就職活動は順調に進んでおられるでしょうか?
さて、以前『用賀に用賀ヨーガ教室というのはあるのか?』というくだらない疑問を抱いた村上ですが、昨日は『大森に貝塚さんという人はすんでいるだろうか?』という疑問を抱きました。
昼食にあさりのスパゲッティを作って一人で食べていて、殻を殻入れに入れながら、ふと思ったわけです。
しょうもない疑問ですが、『大森の貝塚さん』に付いて知っている人がいたら教えてください。
皆さんが希望どうりの会社に入れることを願っています。
村上春樹 拝
502 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 20:39
みんな、一生懸命書いてるんだから、
○○番うまいとか、ゆってあげようぜー。
あ、ちなみに俺は書いてないよ。ほとんど。(笑)
503 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 20:57
↑本物?
504 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 20:59
501に本物登場
505 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 21:02
「スターバックスなんて糞くらえさ。
あそこのコーヒーには鼠の糞が2、3混じっているのさ。」
506 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 21:05
名誉毀損
507 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/02(水) 22:08
本物の村上氏だったらいいなー
508 :
就職戦線異常名無しさん:2001/05/03(木) 01:31
>>483 こんな面接官ばかりだったらいい。僕もそう思った。
age
509 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/03(木) 11:21
age
510 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/03(木) 13:53
Age
511 :
:2001/05/03(木) 15:25
やれやれ、空ageでしかない。
512 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/03(木) 16:09
501は村上春樹のエイリアスだろう。
513 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/03(木) 18:46
「電話来たらず、ね。あなたは?」
「らしいですね。」
「相手はメーカー?」
「出版社です。」
「じゃあ私と同じよ。話が合いそうね。」
僕は仕方なく肯いた。
「ねぇ、私って内定いくつもらったと思う?」
「7。」
「嘘つきねぇ。」
「5。」
女は笑った。
514 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/03(木) 23:04
よく、面接会場の夢を見る。
夢の中で僕はそこに含まれている。つまり、ある種の継続的状況
として僕はそこに含まれている。
515 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 00:03
就活の癒しあげ。
516 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:02
やれやれ、また空あげをしてしまった。
517 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:04
やれやれ、空あげとは。
518 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:06
オーケー、唐揚げは認めよう。
しかし、唐揚げでしかこのスレやレスを評価できない僕は
明日も就職活動だ。
519 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:06
春樹さんは風俗に行きますか?
520 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:09
やれやれ、世間はGWだ。
これではお金がおろせないではないか。
521 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:17
疲れていた。僕にはもう駒が残っていなかった。面接は失敗だった。
でーたフソクノタメ、カイトウフカノウ。トリケシきいヲオシテクダサイ。
予想通り、翌日になっても回答はこなかった。
データが不足しているのだ。
522 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:22
誰か『国境の南と太陽の西』のパロにチャレンジする人はいないのか?
523 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 01:56
チャレンジしようとしたけどね…ま、一応。
「あなたは就職活動をしているんでしょう?」と島本さんは
話題を変えるようにそう言った。
「内々定が2つある」と僕は言った。「どちらも出版社だよ。
小さな会社だけれど」
「素敵ね。あなたにはきっと出版社が似合っていると思うわ。
どうしてかと訊かれても上手く説明できないけれど、なんとなく
そういう気がするのよ。出版社が似合っているだろうって」
「そんなものかな」
「なんとなくね」と島本さんは言って微笑んだ。「でもとにかく、
内々定は一つにしないことにしたのね?」
「とくにそういうつもりはない。成り行きでそうなっちゃった
だけだよ」
524 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 03:12
島本さん萌え
525 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 03:29
ゴールデンウィーク、僕は就職活動をやめた。
まだ内定ゼロなのに。やれやれ。
526 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 03:30
527 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 03:58
ご本人、このスレッドしってらっしゃるそうです。
528 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 04:00
529 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 04:02
530 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 04:17
詳しくは聞かなかった。
オレの親父の友達(といっても、かなり年下だけど)
が、担当社と友達らしくて。
家に遊びに来たから就活の相談してたのよ。
PCで2ちゃんいじっていたら、その話をしていた。
詳しくはわからん。すまん。
531 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 08:11
ということは、
371はご本人だと思われ・・・
532 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 09:47
>>531 さすがにそれは無いと思われ
こっそり投稿してたら面白いが…
533 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 10:14
>>344 >「内定なんてすぐ貰えるわ。」
>彼女は言った。
>「面接官のペニスを舐めてあげればいいのよ。」
これが一番笑った!
534 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 10:26
471って本人かも。
535 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 11:25
aho
536 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/04(金) 21:03
村上氏ご本人、いらっしゃってるのならぜひこれからも書き込みしてください!
なんていって、誰も本気にしなさそうだけど…。
537 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 21:51
村上春樹のこと知ってる人なら当然分かってると思うけど、
春樹はネットなんてしないよ。
ヴァーカ。
538 :
↑:2001/05/05(土) 02:55
baka
539 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 03:38
村上春樹のことを知ってる人なら当然分かってると思うけど、
春樹はパスタ食べるのに忙しいんだよ。
ヴァーカ。
540 :
社会人@サンタフェ:2001/05/05(土) 03:57
皆さんの言葉を見ていて、少し自分のことでも話したいと思いす。
私が、自分の過ごしたい時間の使い方をできると実感できたのは
10年ほど昔です。皆さんと同じ年頃の頃は、やりたいことをやってる
自分に酔っていたことも否定しません。でもおそらく、その分皆さんの
何倍もの苦労と挫折も経験しました。
それでも、その苦労や挫折を自分の中に整理していくための蓄積とい
うか準備のようなものが学生時代の時間にあったと思います。
選択肢は無限です。私は幸運にも自分の今に満足できる時間を持つこと
ができましたが、それとて一番欲しかったものではないです。
昔、開高健さんとお話した時、「今成功してる人の多くが、2番目3番
目にしたかったことなんですよね」と言われていたのが忘れられません。
事実、私もその一人でしょう。
皆さんも自分のしたいことを頑張るのも大切ですが、視野を広げて自分
の好きなことを忘れないようにして下さい。
就職活動もそれ以外も、頑張ってください。
541 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 07:17
やれやれ、540は文体が違う。しかも下手だ。
542 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 20:19
543 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 21:10
っていうか371の文章は
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」
に載っているよ。正真正銘本人の文章。
544 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 22:43
>>371 そうなんだ。これまで誰も指摘できなかったって致命的だな。
545 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 23:46
546 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/05(土) 23:53
>>530 その担当は岡みどりさん(文春出版局)?それとも、鈴木力さん(新潮編集)?
先生の次回作はどっちが原稿取るの?
547 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/06(日) 00:11
あげとくか。
548 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/06(日) 20:59
オガミドリage
しかも文春出版局ってなんだ?文化出版局じゃないのか?
>>546
549 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/06(日) 21:22
あがんね。
550 :
やめられない名無しさん:2001/05/06(日) 22:13
@`
551 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/06(日) 23:43
「終わったのかい?」
「終わったよ。僕にとっての小学館の何もかもがね」
「それで君は満足なの?」
「満足なわけはないさ。でも、満足であるとか不満であるなんて
ここではたいした価値を持たないんだよ。そういう世界なんだ」
552 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/06(日) 23:51
553 :
文責:名無しさん:2001/05/06(日) 23:53
↑
迷惑かけるからやめときな
554 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 00:01
何か趣旨変わってきましたね。
てか、これもスレ違いなんですが。
555 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 05:31
から揚げ
556 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 09:34
>>553 迷惑なんてかけないだろ。
頭のおかしな奴が出てきたな。
557 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 11:24
「どうしてこんなことをしなくちゃいけないんですか?」
就職板の住人は僕に向かって言った。
「村上さんの担当編集の話なんて、文学板でやればいいのに。
だいいち、次の作品が文春から出ようと講談社から出ようと
それがいったいどう違うって言うの?」
僕は何も答えず、ただ首を横に振った。
「悪いとは思うけど、私たちはスレ違いとかいうことは理解できない厨房なの」
と妻がその女の子に説明した。
「頭にもっと灰色の脳細胞がつまっていれば、迷惑かけたりしないんだけど」
558 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 11:45
最高。
春樹的なだけでわくわくする。相当重度だな。
何をしているのか? 男はフランス語で訪ねた。
「就職活動」僕は英語で答えた。
「リクルート?」
僕は簡単にルールを説明してやった。3年生の冬になったらバッターボックスに入る。
企業がESを投げる。僕らがそれをひっぱたく。最終面接まで走って一点入る。
男はしばらく聞いていたが、僕が外資系にダブルプレーを三度くらった話を
聞き終わると、何故BICボールペンを受けないのかと僕に訊いた。
「人気がないからさ」
「じゃあフランスの企業ではどこが人気がある?」
「日産自動車。」
ありゃ日本企業だ。
「エールフランス。」
「糞(メルドー)だ。」
男はそういうとテーブルに戻った。
560 :
就職戦線異常名無しさん:2001/05/07(月) 14:58
561 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 15:09
562 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 16:27
563 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 16:41
現在「世界の終り…」の続編執筆中です。
564 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 17:59
板の流れは早く、ごうごうと音を立てて流れ、
たった一時間で100番以下に下がってしまうのだった。
565 :
面接官は島本さん…:2001/05/07(月) 22:16
面接官はライトブルーのタートルネックのセーターに、紺色のスカートを
はいていた。耳には小さなイヤリングが2つ光っていた。ぴったりとした
薄いセーターは乳房の形を綺麗に浮かび上がらせていた。そして、それは
僕の胸を息苦しくさせた。
「もっと話してくれる?」と面接官は言った。そしてまたいつもの楽しげな
微笑を顔に浮かべた。
「何について?」
「あなたの就職活動の方針について」と彼女は言った。
566 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 22:50
age
567 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/07(月) 23:40
どのくらい就職活動をしていたのかはわからない。
長い時間ではないはずだ。
彼女ははっと目覚め、一瞬自分のいる場所を見失っていまった。
それから徐々に記憶が戻った。
そうだ、わたしは社会の学歴差別の中に閉じ込められているのだ。
568 :
文責:名無しさん:2001/05/08(火) 00:18
>>556 君は全然わかってないね。
頭はおかしくないだろうが、少し軽いようだ
569 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 00:18
baka
570 :
文責:名無しさん:2001/05/08(火) 00:30
kaba
571 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 00:38
age
572 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 01:17
chindonya
573 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 01:22
前にも言ったように、僕にはもううんざりするくらいの内定をもらっている。
でも「ちゃーりー」はそれを知らない。教えるつもりもない。
574 :
双子の面接官:2001/05/08(火) 01:34
>>573 お、シドニーのグリーン・ストリートだね!
575 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 10:06
我々は偶然の大地をあてもなく彷徨っているということもできる。
576 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 10:55
富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞富士ソフトは糞アーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツアーヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャツヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハヒャーハッハッハf;leruq2wrum8we核ypqm壊cv425魔h1328乱51裂8gqer毒g4@@P)(P#NF')($PMFPY$8m8f43pg3ur;j9;あgじ死ゃsじゃ乱dfjjfぬよ;暴滅f凶oaeiuぐちゃpt9ぎゃw@`f闇59mb5tしし死腐にたgasgくなgいe4wtg:@`q屍wb.q]!!.vf;amwvr;wmurr;自ga殺mv暗f;遺asd書!!のてi;ぬaj
577 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 12:04
「ユミヨシさん、内定だ」と僕は囁いた。
578 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 12:05
やがて哀しき就職活動
579 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 16:38
就職活動中は、彼女と村上春樹は禁止
580 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 17:36
581 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 17:40
誰が、また長編書いてよ~。
582 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 19:06
かっこう
583 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 19:13
午後の最後の就活
584 :
就職戦線異常名無しさん:2001/05/08(火) 19:54
585 :
584:2001/05/08(火) 20:00
586 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 20:00
10月には「世界の終わり」の続編が出るのか?
587 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 20:13
bakano atumaru sureddo
588 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 21:58
589 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/08(火) 23:04
あげ
590 :
トラコスの森:2001/05/08(火) 23:15
『あの人は学生なんですか、それとも社員の方ですか?』と僕はレイコさんに訊いてみた。
『どっちだと思う?』
『どちらか全然見当がつかないですね。いずれにせよあまりまともには見えないけど。』
『社員よ。宮田さんって言うの』と直子が言った。
『でもあの人この会社じゃ一番頭おかしいわよ。賭けてもいいけど』とレイコさんが言った。
『営業の大村さんだって相当狂ってるわよねえ』と直子が言った。
591 :
トラコスの森:2001/05/08(火) 23:16
『うん、あの人狂ってる』とレイコさんが学生のエントリーシートをボールペンでつつきながら肯いた。
『だって毎朝なんだかわけのわからないこと叫びながら無茶苦茶な体操してるもの。それから直子の入ってくる前に木下さんって言う経理の女の子がいて、この人はノイローゼで自殺未遂したし、徳島っていうプログラマーは去年アルコール中毒がひどくなって辞めさせられたし』
『学生と社員を全部入れ替えてもいいくらいですね』と僕はあきれながら言った。
『まったくそのとおり』とレイコさんはボールペンをくるくる回しながら言った。『あなたもだんだん世の中の仕組みがわかってきたみたいじゃない』
『みたいですね』と僕は言った。
『私たちがまともな点は』レイコさんは言った。『自分たちがまともじゃないってわかっていることよね』
592 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 00:02
あげ
593 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 00:06
やれやれ、このスレのおかげで
村上春樹作品をイチから読み直すことに
なってしまった・・・
オーケー、僕は内定なんて興味ない。
594 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 00:14
走れ、歩くな。
595 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 01:13
「私ね、この前面接官の前で裸になっちゃったの。全部脱いでじっくり
見せてあげたかったの。ヨガみたいにやって。はい、面接官、これオッパイよ、
これオマンコよって」
596 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 01:23
就職活動を扱った古い映画の中でこんなジョークを聞いた事がある。
”ねぇ、僕は企業に面接に行くときにはいつも傘をさすんだ。
だって上から内定がばらばら落ちてくるからね”
597 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 01:33
baka
598 :
:就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 01:44
599 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 04:01
「ユミヨシさん、やっと終わった」と僕は囁いた。
600 :
就職戦線異常名無しさん:2001/05/09(水) 04:26
学歴をだましとられたあとでは、もう人事の襲撃から身を守る手だては
何ひとつ残されてはいなかった。
601 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 09:01
602 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 12:38
「あなたはそんな風に内定を待ったことある?」
「いいえ」と僕は言った。
「ある限られた時間を待つことに集中してしまうと、もうその後は
どうでもよくなてしまうの。それが5年であろうと10年であろうと1カ月で
さろうとね。同じことなのよ」
603 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 17:59
>>590-591
もし、社員が書いたとすると泣けてくる。オモロイけど。
604 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 19:21
605 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 21:54
agae
606 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/09(水) 22:04
唐揚げ
やれやれ・・・。
いまだに薄ら寒い低脳なネタを書いて
喜んでいるアホ面下げた馬鹿どもがいるのか・・・。
608 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 01:20
「泥棒かささぎ」序曲
609 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 01:57
あれ?
610 :
就職戦線異常名無しさん:2001/05/10(木) 05:49
からあげ、かっこう
611 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 07:30
はいほー!
612 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 07:36
はいほー♪はいほー♪
613 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 07:58
>>590-591直子はまだスタッフ業務が残っていたので僕は営業の緑と一緒に帰宅した。
緑の家で夕食を一緒に作って食べた後、僕は彼女が見積書を作るのを手伝った。
僕は緑の隣に座って、彼女が読み上げる数値をエクセルに打ち込み、プリントアウトして机の上に積んでいった。
『ところで会社の人はみんなどこに行っちゃったの、今日は?』と僕は訊いてみた。
『SEは他の会社にいるわ。いろんなところに派遣されてるの』
『それ、さっき聞いた』
『営業は取引先を接待してるの。どこかのクラブに行ったんじゃないかしら。取引先のシステム担当者にはね2ch出身が多いの。だからお酒の席での煽りが大好きで。私、煽りを放置できるタイプじゃないからいつも雰囲気が荒れちゃうんだけど。』
緑はそういうと黙ってうつむいた。僕も黙って彼女の言葉の続きを待った。
614 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 07:58
『あとは新入社員ね』と少しあとで緑は言った。
『そう』
『新入社員はGWに入ってから誰も出社してきてないの』
『誰も出社してきてない?』と僕はびっくりして言った。
『GWが何か関係あるの?』
緑は小さくため息をつき、話を続けた。
615 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 07:59
『GWを機に辞めようとしてるのよ、みんな。去年のことなんだけど、大学時代の友達同士でGWに集まったら、ハローワークに行きゃ何とでもなるって急に言い出した子がいて、そのまま会社を辞めちゃったの。私たち一生懸命とめたのよ、今やめたってどうしようもないし、スキルも身についてないし、だいいちトラコスを辞めたところでロクな転職先なんてあるわけないじゃないって。でも駄目だったわ。きっとあの子、研修の短さと残業時間の長さがものすごいショックだったのね。それで頭のタガが外れちゃったのよ。それくらいあの子、SEという仕事に幻滅してたのよ。本当よ。』
僕はうまく相槌が打てなくて、口をあけて緑を眺めていた。
616 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 10:47
全ての内定が出てしまったあとでも、その光の軌跡は僕の中に長く留まっていた。
目を閉じたぶ厚い闇の中を、そのささやかな淡い光は、まるで就職先を失った僕自身のように、いつまでもいつまでもさまよいつづけていた。
僕はそんな闇の中に何度も手をのばしてみた。指には何にも触れなかった。
内々定はいつも僕の指のほんの少し先にあった。
617 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 10:52
面接の後に、うさぎ亭でコロッケ定食を食べたい……
618 :
笠原 メイ:2001/05/10(木) 13:51
「ここはどこなの?」と彼女は僕に訊ねた。
「都銀だよ。」と僕は言った。「ぐるっと回っちゃったんだ。」
「どうしてこんな所に来たの?」
「君が来たんだよ。僕はあとをついて来ただけさ。」
我々は都銀の近くのそば屋に入って軽い食事をした。注文をしてから
食べ終わるまでに、一言も口を聞かなかった。僕は面接に疲れて体が
ばらばらになってしまいそうだったし、彼女はずっとエントリーシートを
書いていた。
「ずいぶん都銀が好きなんだな」とそばを食べ終わったあとで僕は言った。
「びっくりした?」
「うん」
「これでも、いろんな企業をまわったのよ。それに、父親が銀行が好きで、
小さい頃から金融業の勉強をしてたの。だから今でも、その知識だけはあるのよ。」
「そうは見えないな。」
彼女は笑った。
619 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 18:32
「あんたはあるいは銀行員には向かんかもしれんな」とある日リクルーターは僕に向かって言った。
あるいは彼は僕の二十メートルくらい後ろにいる誰かに向かって言ったのかもしれない。
「そうですか」と僕は言った。
620 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 18:48
ひたすらノルウェイの森の単語を変換してるだけのスレだな・・・。
(619はねじまき鳥だけど)
自分で一から書いてみたらどうだい?不毛だよ。
621 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/10(木) 18:50
全部どの場面のパロディか完全にわかってしまう自分も相当怖いが(笑)
.
623 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 00:24
僕は駅から自分の下宿に向かって歩きながら今日会った
大学のOBと名乗る社員について考えて見た。彼はどう
考えても疲れた顔をしていたし、いきいきと働いている
ようには見えなかった。無理も無い。SEなんてものは
どうせ重労働なのだ。
「仕事は楽しいよ」夕焼けのやけに赤い日差しが差し込む
狭い喫茶店の隅のテーブルで彼は僕に言った。
「どういった部分がですか?」
彼はそれに答えず、目の前の冷え切ったまずいコーヒー
に口をつけた。
624 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 00:34
揚げたいんだ。
625 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 02:17
agaranainda
626 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 02:36
「でもね。」
彼はコーヒーカップを置くと口を開いた。
「たとえ、君にとってSEという仕事がつまらなくても、
何かそこから得るものがあるはずなんだよ。人間は
何からでも学ぶ事が出きる。違うかな?」
彼はそう言うと、僕の背後にある夕日に目をやった。
やれやれ…
僕は心の中でそうつぶやいた。結局仕事はつまらないのだ。
給料も並。何もいいことなんてありやしない。しかも、本社は
京葉線の沿線だった。僕の今のアパートからだと東京駅であの
地平のかなたまで続く連絡通路を毎朝あるくことになる。
627 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 03:05
あがらないのね。
628 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 04:01
「どうしてこんなことしなくちゃいけないんですか?」
就職板の住人は僕に向かって言った。
「どの場面か、全部わかるくらいなら、人のことにかまわないで、自分で何か
書いてボタンを押せばいいのに。だいいち、文体模写スレで、素の文章で
突っ込んだりして、いったい何の意味があるっていうの?」
僕は何も答えず、ただ首を横に振った。
「悪いとは思うけど、私たちはsageも知らないし、スレとレスの違いとも
理解できない厨房なの」
と妻がその女の子に説明した。
「知能指数がもう少し高ければ、ちゃんと自分で書くんだけど」
629 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 05:02
630 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 18:41
化膿呉太
631 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 22:12
四月の朝に
私は地下鉄にのって
知らない道を
知らない企業へと向かった
買ったばかりのスーツ
色はピンク
襟もボタンも
みんなピンク
裏地のネームの文字さえ
やはりピンク
632 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 23:31
633 :
たまなし:2001/05/12(土) 00:00
634 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 01:42
リクルートの面接で私は
おじさんに会った
おじさんの質問は
みんな「なんで?」
アホな九官鳥みたい
その髪型こそ「なんで?」
まるでエジソン少年みたいな
深い「なんで?」
長い長い面接は
いつもブルー
635 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 06:34
二人は面接会場に入り、どちらかといえばとりとめのない話をした。
面接官はすみれの志望動機について知りたがり、
すみれは質問されたことに正直に答えた。
サークルのこと、ゼミのこと、TOEICのこと、
学校のこと(どれも好きになれなかった)、
論文のコンクールでもらった賞品のこと(自転車と百科事典)。
とくにスリリングな学生生活ではない。
しかし面接官は熱心にすみれの身の上話に耳を傾けていた。
すみれの方も面接官に聞きたいことが山ほどあった。
しかし、面接官は自分の会社について語るのをあまり好まないようだった。
「わたしの会社なんてどうでもいいじゃない」
と彼女はにこやかに言った。
「それよりもっとあなたの話を聞きたいの」
636 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 16:23
age
637 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 16:37
あげ
638 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 16:38
∧∧
ヽ(´Д`; )ノ イイ!
( )
< ω<
639 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 16:41
┌─┐
|と.|
|て |
│も│
│イ.│
│イ .|
│よ .|
イイ! ワル! .│ !!.│
└─┤ カコイイ!
ヽ(・∀・)ノ ヽ(・∀・)ノ (・∀・)ノ ( ・∀)
| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
~ ~  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎->┘◎
640 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 19:03
いいね。
641 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 19:49
「じゃあ、近いうちに今日の面接の結果を連絡するわ。たぶん来週。」
と別れ際に面接官は僕に約束した。
「だから来週の週末、他社の選考は入れないでおいて」
わかりました、と僕は答えた。
642 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 19:52
面接官はエレベーターホールに立って、わざわざ僕を見送ってくれた。
珍しく手まで振ってくれた。
でも結局の所、我々の人生における多くの美しい約束と同じように、
その約束がはたされることはなかった。
8月のはじめに、1通の長い手紙を僕は武富士から受けとった。
643 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 20:49
僕は、このレスのおかげで、やっとひとつの結論に達した。
それは、僕は会社には向かないということだ。
かといって、この先わからない、でもやっとすっきりすることができたような気がする。
みなさん、ありがとう。
644 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/12(土) 23:06
いい!!
645 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 00:11
UFJに行くのは
よしたがいいよ、あんた
とメーカーの人事は言う
拘束のきまりは
バブル期のためのもの
それがたとえ
四月の朝であったとしても
不良債権は逆に
優良債権になったりはしないものだ
四月の朝にも
それでも私は
地下鉄で大手町へ向かう
ピンクの地下鉄の中で
四月の晴れた朝に
こわいものなんて何もない
色はピンク
内々定を断らなければ
こわくない
東京三菱でも三井住友でもみずほでもない
いちばんやばそうなUFJ
646 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 04:56
朝の5時に人がめっきりいなくなった2chでカキコするような人間には規則正しいサラリーマン生活を送ることなどできるはずもない。
そして、それが僕だ。
647 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 04:58
僕サラリーマンですが何か?
648 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 05:01
┰優良スレ
┃
┃
╂普通
┃
┃
╂駄スレ
@` -―- 、 ┃
(_@`.-―-、_) ┃
(ノ^^\\)@`σ┸糞スレ
从 ‘д‘ル//
/⌒`M´_)/ ココ!
〈〈〉 ̄^~ノ
/ ___ \
~ ̄l-l-l ̄~
......(__)_)........
649 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 13:05
あげ!
650 :
犬:2001/05/13(日) 14:36
「あなたがそうやって村上春樹になってる時が一番嫌い」
と、昔つきあっていた女の子に言われたことがある。
彼女は取れてしまったヒールの先のゴムを直しながらそう言った。
とても頭がよくてやさしい子だった。
ある種の人たちには、こういうスタイルの物言いがまったく気に入らないのだ。
自分の問題に真剣に取り組んでいないように見えるのだろう。たしかに
この文体は、何を語っても他人事のように聞こえてしまう欠点を持っている。
しかし、あれから8年たってもまだ、僕は村上春樹のような文体で語りつづけている。
年々就職活動の時期は早くなり、体重は8キロ増えた。いつのまにかOB訪問も受けなくなった。
2ちゃんねるで、時々煽りをくらったりもする。
そして、時々リクルートスーツの女子学生を見ると、
彼女の踵の磨り減ったパンプスを思い出すのだ。
651 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 17:07
UFJは、そんなに言われているほど悪くないぞ!!
みずほなんかよりよっぽどましだ!!
652 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 17:11
653 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 20:25
654 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/13(日) 20:51
「だから結局みんなUFJなのよ。つまり、くだらないってことよ。」
と彼女に言われた。
そんな事はわかっていたつもりだったのだが、わかっていなかったよう
である。そんな彼女と話していて少なくとも退屈ではなかったし退屈じ
ゃないって言うのは悪くない。どうせ訳わからないことは世の中にたく
さんあるんだから。
655 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/14(月) 02:41
あらゆる物は通り過ぎる。
誰にもそれを捉えることはできない。
656 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/14(月) 05:00
だからUFJはくだらなくないってば!!
657 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/14(月) 10:45
やれやれ。
658 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/14(月) 12:03
あたまのいかれた人があつまってるね。
659 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/14(月) 13:41
異議なし。頭がいかれているに一票。動議採択。
その時、議場からヤジが飛んだ。
「オマエモナー」
やれやれ、これが2ちゃんねるだ。
660 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/14(月) 21:03
あげ
661 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 00:02
「どうして都銀なんか行くの?」
緑はテーブルの上に置いた両手をぴたりとあわせてしばらく考えていた。「どうしてもよ。ワタナベ君は就職活動しないの?」
「六月にやめたんだ」
「どうしてやめたの?」
「面倒臭かったからだよ。毎日非通知設定の電話を待つ辛さとか、そういうのがさ。だからやめたんだ。何かにそんな風に縛られるのって好きじゃないんだよ」
662 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 00:10
そのあたたかみの中に何度も精液を注いだ。
663 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 01:29
結局このスレって、あがらないのかなぁ
664 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 05:10
俺はこのスレが好きだ。どうしようもなく好きなんだ。説
665 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 12:35
その日、就職活動に失敗したワタナベ君の首吊りしたいが発見されたわ。
666 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 16:00
bakasure
667 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 22:28
haruki
668 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 22:33
age
669 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/15(火) 23:49
”選考プロセスからはずれないかしら?”
島本さんは靴の先で地面をならしながら言った。
僕は空を見上げた。
”まだしばらくはもつだろう”
と僕は言った。
”ちがうのよ。私が言ってるのは、自己PRが海に流れついて
それが志望動機に混じって蒸発して、それが面接通過となって
そして内定になって地上に降るのかしらということ。”
僕はもう一度空を見上げた。
そして川の流れに目をやった。
”あるいわそうかもしれないね。”
と僕は言った。
m
671 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/16(水) 04:25
ネット詐欺犯は清楚な女子アナ系美人!
プロダクション所属の女子大生逮捕
インターネットのオークションに架空の商品券などを掲示し、落札者から代金を詐取したとして、愛知県警東海署が12日までに詐欺の疑いで逮捕した都内の有名私立大学3年の女子大生、A容疑者(20)=神奈川県在住=写真。署員らが「なんであんなキレイなお嬢さんが…」と息を飲んだ美女は、アルバイトでテレビ番組にも出演。将来は永井美奈子さんら人気アナになることを夢見ていた才色兼備の“お嬢様”だった。
『お得です! 全国共通百貨店商品券13万円分』-。こんな文句がネットのオークションに掲示されたのは今年2月。愛知県東海市の主婦(30)が落札、12万1000円を支払ったが、商品券は届かず、県警に「だまされた」と訴え、容疑者の逮捕となった。同じ時期、図書券をエサに同様の手口で、約10万円を詐取した疑いも持たれている。
容疑者が連行された際、署員の誰もが目を見張ったという。清楚な雰囲気を持つ女子アナ系の超美人だったからだ。
「今は反省しきりの彼女はオークションに出品する際、男の名前やニセ住所を使ったり、メールアドレスを変えたりして、被害者からメールが来ても、『苦情だと思ったので見なかった』と供述しています」(捜査関係者)
有名私大に在籍する容疑者は1年生時、アナウンサー志望の学生らが参加する都内の名門アナウンサー塾に通い、『しゃべり』を勉強。昨年は、関東ローカルテレビ局の番組にアシスタントとして出演したことなどもあった。
仕事を紹介していた中堅芸能プロ関係者は、「とてもまじめな明るい娘で、そんなことをしたなんて信じられません。書道教室に通うなど、少し古風な感じのする、いいお嬢さんだと思っていましたから…」と驚きを隠さない。
事実、容疑者がプロダクションに“自己申告”したプロフィルには▼サイズ・身長167センチ 80-57-83▼趣味特技・乗馬、テニス、スキー、音楽鑑賞、書道、ピアノ、パソコン▼免許資格・秘書検定2級、ワープロ検定2級、書道4段、漢字検定2級-といったお嬢さまらしい“肩書”が並び、捜査関係者も「金持ちではないが、恵まれた家のお嬢さん」。
もっとも、実際は真正のお嬢様ではなかったようだ。閑静な住宅街にある自宅は借家で、両親は共働き。手に入れた金も、「洋服や化粧品を買うなど、おしゃれに使っていたようです」(捜査関係者)
お金持ち学生が多いことで知られる私大に通い、派手なマスコミでの活躍を夢見るうち、無理を重ねた歪みが、彼女を暴走させてしまったのだろうか…。
672 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/16(水) 05:15
やれやれ
673 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/16(水) 12:48
ブレイク
674 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/16(水) 13:28
馬鹿すれ
675 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/16(水) 14:29
昔はいいスレだったんだけどなぁ
676 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/16(水) 23:37
.
677 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 11:06
あげ
678 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 11:44
昔は良かった。
679 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 12:39
baka
680 :
就職戦線異常名無しさん:2001/05/17(木) 15:30
やれやれ、いつからこのスレは都銀批判スレになったんだ。
681 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 15:45
やれやれ、みんなネタが尽きたようだ。
さて、どこから村上春樹を読み直そうかな。
682 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 16:37
age
683 :
風邪ひきの歌を聴け:2001/05/17(木) 16:59
もちろん内定の可能性はあります。3%ばかりだけれど・・・。これは2ちゃん様(素敵な所です)が
教えてくれた同じような企業の内定の数字です。そこの説によると、この数字は新人投手がジャイアンツを
相手にノーヒット・ノーランをやるよりは簡単だけど、完封するよりは少し難しい程度のものなのだそうです。
684 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 17:49
age
685 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 18:52
僕の面接部屋には二つのドアがついている。
一つが入り口で、一つが出口だ。互換性はない。
入り口からは出られないし、出口からは入れない。
それは決まっているのだ。
学生は入り口から入ってきて、出口から出ていく。
いろんな入り方があり、いろんな出方がある。
しかしいずれにせよ、みんな出ていく。
あるものは他の企業を探しにいくために出ていったし、
あるものはあまりの不良債権の多さに閉口して出ていった。
あるものは落ちた。
残った人間は一人もいない。面接部屋の中には誰もいない。
僕がいるだけだ。
彼らが見たうちの会社の像は
おそらくかなり正確なものだったのではないかという気がする。
だからこそ彼らはみんな僕のところにまっすぐやってきて、
そしてやがて去っていったのだ。
彼らはうちの会社の中にまともさを認め、
僕がそのまともさを維持していこうする僕なりの誠実さを認めた。
彼らは僕に対して自己PRを言おうとしたり、心を開こうとしたりした。
彼らの殆どは「御社が第一志望です」という科白を口にした。
でも僕には彼らに内定を与えることはできなかった。
もし与えることができたとしても、それだけでは足りなかった。
僕はいつも彼らに出来る限りのものを与えようと努力した。
できるだけのことは全部やった。寿司も食わせた。
僕も彼らに何かを求めようとした。
「今すぐ他社に断りの電話を入れてください」
でも結局は上手くいかなかった。そして彼らは去っていった。
それはもちろん辛いことだった。
でももっと辛いのは、彼らが入ってきた時よりも
ずっと哀し気に部屋を出ていくことだった。
彼らが体の中の何かを一段階磨り減らせて出ていくことだった。
僕にはそれがわかった。
変な話だけれど、僕より彼らの方が
より多く磨り減っているように見えた。
どうしてだろう?
何故いつも僕が残されるのだ?
そして何故いつも僕の手の中に
磨り減った誰かのエントリーシートが残されているのだ?
何故だろう? わからないな。
データが不足しているのだ。
だからいつも内定を出せないのだ。
バブル期入社の僕には何かが欠けているのだ。
686 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/17(木) 18:53
シドニーの本っておもろい?
687 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/18(金) 04:47
電話のベルが鳴った。
「帰ったわ」彼女が言った。
「会いたいな」
「今出られる。?」
「もちろん。」
「5時に講談社のビルの前で。」
「講談社で何してる?」
「最終面接。」
「最終面接?」
688 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/18(金) 13:36
mochiron souyo
689 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/18(金) 21:56
n
690 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 02:04
だから俺はUFJに逝くんだってヴぁ。
691 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 02:28
692 :
ひよこ名無しさん:2001/05/19(土) 03:34
ピース
693 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 03:40
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ゝイ丿
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∧ ∧ / // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
シコ ( ゚Д゚)、 / /< ここでもひゃっほう!
/ ヽ、 / / \__________
シコ ( ) ゚ ゚/ヽ、/⊂//
\ ヽ、 ( /⊂//
\ ⌒つ /
(  ̄/ /
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694 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 04:15
武富士>UFJ
695 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 11:15
age
696 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 12:55
697 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/19(土) 14:37
じゃあ、USJは?
698 :
就職戦線異状名無しさん:
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