同志社大学就活スレッド〜妹はノーパン主義〜

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334アザラシ
登場人物
真由(彩と一番仲のいい同期 小林のことが気に入っている)
本田(浪人しているため同期の中で最年長。彩のことを気に入っている)
小林(関西出身。イケメンらしいが口が悪い)

最初の夜の夕飯後、内定者歓迎会のレセプションがあり、
この時に真由と小林は隣になり、真由は小林の関西ノリのテンポのよい
トークとちょっとジャニーズ系な容姿に惹かれ始める。
彩は、部屋に戻ってきてから、真由からそのことを聞いて、なんとか
力になってやりたいと思った。
本田は最年長でもあったせいか、全体のまとめ役で、中心的存在で、
彩も話し掛けやすかったので、本田にそのことを相談した。
335アザラシ:2011/09/17(土) 09:06:18.55
彩は、小林が苦手だった。
ビーチでは、平気で「お前、乳でかいな!」なんて面と向かって言われた。
それまでは、自分のビキニ姿をそれほど気になっていなかったが、
小林からそう言われてからは、男性陣の視線が気になりだした。
話をしている間、他の男性は、彩の胸をチラチラ遠慮がちにしか見ないのに
小林だけは、遠慮もせずに覗き込むように見ているので、
「小林君、見すぎです!」って注意したら、
「減るもんやないやろ!お詫びに俺のを見せたるで!」と
自分の海パンを脱ごうとしたりして、彩をからかった。

日程が進むにつれて、真由と小林の仲は良くなっていったような感じだった。
一方、彩も本田の自分への好意も感じ始めていた。
5日目の夜、彩は本田に呼び出された。
薄暗いホテルのロビーのソファーで二人はいろいろな話をした。
1時間くらい経った時、ふと本田が沈黙した。
彩「どうしたの?」本田を覗き込む。
本田はいきなり、彩にキスを迫った。
彩は顔を背け、かろうじて逃れた。
336アザラシ:2011/09/17(土) 09:07:02.20
さらに迫ろうとする本田。
彩「本田さん、ダメだよ。私、彼氏いるから!」
本田「そんなの関係ないよ。それでも俺の彩ちゃんへの思いは何も変わらないよ」
本田は彩をソファーに押し倒しながら、強引に唇を奪った。
彩は少し思わせぶりな態度で接した自分も悪いと思い、キスくらいはしかたない
かと我慢した。
本田は彩の抵抗が無くなったことをいいことにTシャツ越しに胸を触り始めた。
彩「それはダメ!」
本田の手が彩のTシャツの中にのびる。
彩は懇親の力で本田を押しのけると一目散に自分の部屋に駆け込んだ。

彩は落ち込んだ。
明日から、本田とどう接すればいいのか。
自分が思わせぶりな態度で接してきたからいけないんだ。
最初から、彼氏がいますとはっきり公表しておくべきだったんだ。
そう思いを巡らせているとドアがノックされた。
まさか、本田では・・・・・
彩「誰?」
337アザラシ:2011/09/17(土) 09:07:59.81
「彩、夜遅くごめん。真由です」
真由だった。扉を開ける。そこには泣いている真由が立っていた。
部屋の中へ入れて、話を聞く。
今晩、意を決して小林の部屋へ押しかけて、小林に告白したが、
前の彼女が忘れられないと受け入れてもらえなかったらしい。
落ち着くまで真由の話を聞いてあげた。
彩は自分のことも話をしようかとも思ったのだけど、真由と逆の立場の
話なので、感情を害するのではないかと思い、話すのをやめた。

次の日、彩は憂鬱だった。
朝、本田に明るく「おはよう!」と声をかけたが、本田から無視された。
仕方ないとは思ったものの、研修中気持ちは晴れなかった。
そして、最後の夜のお別れのレセプションが始まった。
賑やかな場の中で、彩はひとりでぼんやりしていた。
なんとなくひとりでいたいという気持ちと寂しさが交錯していた。
そんなとき、後ろから声を掛けられた。
338アザラシ:2011/09/17(土) 09:09:17.15
「よっ!ボインちゃん!」
小林だった。
彩「なによ。おっぱい星人!だいたいボインなんて死語でしょ!」
小林「なんか、元気ないじゃん!どうしたんや?」
小林の思いがけないやさしい言葉に我慢していた思いが溢れ出し、
涙が出てきた。

彩は、この場で泣いてちゃいけないと思い。
「小林君、ごめん。ありがとう」と言って立ち上がり、部屋へ向かった。
部屋に戻るとひとしきり泣いた。
暫くして、トントン、部屋をノックする音が聞こえた。
ドアを開ける。そこには小林がワインとグラスを2つ持って立っていた。
339アザラシ:2011/09/17(土) 10:04:16.25
小林「何があったか聞かんけど、こんな時はひとりでいるな!
俺がとことん付きあったるから」
そういいながら、持ってきた赤ワインを持ち上げた。
彩「心配かけてごめんね。そうだね、飲もうか」
彩は自然に部屋に小林を招き入れた。
それから、二人はいろんな話で盛り上がった。
あっという間にワインがが1本空いた。

彩と小林、二人ともいい感じで出来上がっていました。
小林「そういえばさっき、お前俺のことおっぱい星人っていいやがったな!
なんで、そんなことわかるんかよ!」
彩「だって、ビーチで私の胸ばかりみてたじゃん!エッチ!」
小林「あんなビキニ着てたら、おっぱい星人じゃなくたって見るよ!」
彩「そうなんだ。じゃあ小林君はおっぱい星人じゃないんだ」
小林「そういうわけじゃないけど」
彩「やっぱり、おっぱい星人なんだ!やーいおっぱい星人!」
340アザラシ:2011/09/17(土) 10:05:32.85
小林「彩、元気になったね!よかった」
彩「えっ、ほんとだ。すっかり嫌なこと忘れてた。小林君いい人だね」
小林「元気のない彩は彩じゃないよな。あと、胸の小さい彩も彩じゃない」
彩「ひどいなぁ〜。またおっぱいのこと言ってる!」
小林「元気なのもおっぱいも彩の取柄だから」

彩はこの時点で、小林のことが好きになっている自分に気がついた。
彩「小林君も私の胸に興味あるの?」
小林「そりゃそうだろ!今回参加しているやつらでお前の胸に関心の
ないやつなんていねーよ。ビーチの日の夜なんて、お前のおっぱいの
話で男子部屋は持ちきりだったぜ」
彩「他の人のことなんてどうでもいいの!小林君はどうなの?」
341アザラシ:2011/09/17(土) 10:06:30.45
小林は無言で彩に唇を重ねる。
それを受け入れる彩。長い時間二人はキスを続けた。
そして、小林はTシャツの中にすばやく手を伸ばし、彩のブラを外した。
ビーチでビキニ越しに視姦した彩のおっぱいがこぼれる。
彩のおっぱいに顔を埋め、下で乳首を転がす。そして下半身へ。
酔っているせいなのか、小林への気持ちなのか彩は異常に感じたらしい。
彩は小林を完全に受け入れた。

西新宿の高層ビル街のベンチ。
俺は、脱力感と少しの興奮の中で、彩の話をじっと聞いていた。
その中で心は決まっていた。
彩と別れようと・・・・・
どうしても彩を許せない自分を消すことはできなかった。
342アザラシ:2011/09/17(土) 10:07:39.64
研修旅行の最終日、空港で自由行動が1時間あり、誰にも内緒で
彩と小林は一緒に行動した。
最後の10分、彩は思い切って小林にこれからどうするのかと
聞いた。
「お前も彼氏がおるし、俺も前の彼女のことを引きずっている。
お前は東京やし、俺は大阪にもどらなあかん。お互い帰ったら、
もう一回将来のことを真剣に考えようや。そして1ヵ月後また
会おう!」
小林はこう彩に答えたらしい。

再び西新宿の高層ビル街のベンチ。
長い沈黙の後、それをやぶったのは俺だった。
俺「これから、彩はどうしたいの?」
彩「どうしていいか分からないの。私にとってどっちも大事だから」
俺はそんな彩の言葉に少し腹が立ったが、冷静に言葉を選びながら
話をした。
343アザラシ:2011/09/17(土) 10:08:30.51
俺「彩の中では小林を受け入れた時点で結論はでているんだと思う。
これから小林とお付き合い始めるのかどうかは知らんけど、きちんと
俺とのケジメをつけて、がんばんな!」
泣き出す彩。
泣きたいのは俺のほうだった。でもここで泣くのは俺のプライドが
許さなかった。

もっと取り乱すかもしれないと思っていたが、意外に冷静な俺がいた。
泣き止まない彩の手をとり、タクシーを拾った。
タクシーで自分のアパートまで、彩を連れて行った。
最後と思い部屋で彩を抱いた。最後の思いを彩にたたきつけた。
彩も最後と思ったのか、素直に俺のことを受け入れた。
最終電車に乗るため、最寄の駅まで彩を送っていった。
駅までの道、二人とも無言で歩いた。
最後に乗るときに彩が「また電話してもいい?」と聞いたが
俺は答えなかった。
344アザラシ:2011/09/17(土) 10:09:27.88
彩と別れた次の日から、俺にとって地獄の日々が始まった。
女々しいのだが、彩から貰ったものなど思い出のあるものを見るたびに苦しくなった。
彩と寝たベッドもシーツ、布団カバーとも新しいものに変えた。
それでも、一人で部屋にいるときは彩のことを考えて苦しんだ。
友達に話をすると「時が解決してくれるよ!」と気軽に慰めてくれたが、
いったいどれくらい待てばいいんだよ!・・・・・と思った。

彩とは、その時期は時間帯がずれていたので、バイト先でもほとんど会う
ことが無かった。
一度、控え室で、帰るところの彩にばったり会った。
久しぶりに見る彩は前より可愛く見えた。
もう、その小さな唇もそのやわらかい胸も自分のものではないんだ。
そう思うと胸が苦しくなった。
俺「元気か?」
彩「うん」
この会話が俺の限界だった。
345アザラシ:2011/09/17(土) 10:10:25.78
その日バイトが終わって、着替えているとポケットに手紙が入っていた。
彩からだ。内容はこんな感じだったと思う。

私の我儘でこんな別れ方になってしまってごめんなさい。
さっき、久しぶりに会ってうれしかった。
私、今でも〇〇君(俺)のことが好きです。
来週、大阪に行って来ます。
そして、自分の気持ちにケジメをつけるつもりです。
この前言えなかったけど、今まで本当にありがとう。

正直、腹が立ちました。
必死に気持ちの整理をつけようと苦しんでいる俺にこんな手紙を書くか。
「大阪へ行って来ます」
このフレーズがさらに俺を苦しめた。
何しに行くのか!小林に抱かれに行くのか!
もう、これ以上俺の気持ちを乱さないでくれ!
346アザラシ:2011/09/17(土) 10:11:24.69
何日か経って、バイト先でスケジュール表を見てみると
3日間くらい彩のスケジュールが空欄になっていた。
マネージャーに軽く、「彩入ってないんだ?」と聞くと、
「なんか、大阪に旅行に行くから、その日は入れないで!と言ってたよ」
と教えてくれた。
やっぱり、大阪に行ったんだ。

彩が大阪へ行ったと聞いた日の夜、俺は悶々としていました。
目を閉じると会ってもいない小林の顔が浮かぶ。
ホテルの一室、抱き合う二人・・・・・
胸は苦しかったが、少しだけ興奮した。
彩が俺以外の男のものを口に含んでいる。
俺以外の男のものを受け入れている。
そう思うと興奮して、股間が熱くなったのを憶えている。
そのころから俺は寝取られフェチだったかもしれない。
347アザラシ:2011/09/17(土) 10:12:15.74
それから5日くらい経って、バイト先で彩と会った。
バイト中だったので、言葉は交わさなかったが、なんとなく元気がなかった。
彩の俺を見る目が悲しそうな気がした。
何か一言でも話し掛けようと思ったが、言葉が見つからなかった。
大阪はどうだったんだろうか。
気にするまいと心の隅に追いやっていたことが嫌がおうにも気になりだした。

その夜、彩の短大の友人から電話があった。
その内容は以下のようなものだった。
大阪から戻ってから、彩はひどく落ち込んでいるらしい。
大阪で会った小林は、研修旅行のときの小林ではなかったらしい。
今、彩を慰められるのは〇〇君(俺)だけだから、彩に電話してあげて!

正直、ふざけるな!と思った。
小林からどのような仕打ちを受けたのかは知らんが、自業自得じゃん!
ここ1ヶ月の俺の苦しみに比べれば、彩の苦しみなんてたかが知れてる。
348アザラシ:2011/09/17(土) 10:13:12.37
俺は「わかった」と言って電話を切ったが、掛けるつもりなんて
毛頭無かった。
小林に対する怒りもあった。俺の彩をたぶらかしやがって。
彩に対する怒りもあった。見る目なく小林みたいな男にだまされやがって。
怒りの次に悔しさが込み上げてきた。
そんな男のために俺は彩に「がんばれ!」なんてカッコいい言葉吐いて、
道を譲ってしまったのかと。

次の日、彩からの着信があったがでなかった。
なんて会話すればいいのかわからなかったから・・・・・
自分の気持ちがどうしたいのかも整理できていなかった。
愛しい気持ちと憎い気持ちが半々くらいだったかな。