仏教はその後、実質の王(摂関家、院、平氏、源氏、足利氏、徳川家、etc)によって
その支配の宗教的ドクトリンとして利用されてきました。
天皇家は実行支配力を失い飾りだけの存在となり、長い間細々と暮らしていましたが、
明治維新に際して、西国の外様大名が明治政府を作るに際し象徴としての価値を見出され、
再び、神道が国家宗教になっていきます。その後、国家神道として昇華した神道は、
軍国主義に有効に利用され、大日本帝国の東アジアにおける侵略および植民地支配の宗教的原動力になりました。
その影響は現在も続いています。
敗戦後、昭和天皇は人間宣言を行いますが、日本の戦後無政府化と共産化を恐れたアメリカは、
日本の国体についての詳細なリサーチを行い、象徴としての天皇を残すのが最適と判断しました。
これが現在の日本国憲法になります。ただし、神道は国家宗教としては認めず、
アメリカ側資本主義を新たな宗教的価値にしようと、さまざまな試みを行っています。
現在の日本はまさにアメリカを実質の王とするアメリカの植民地といって良い状態が続いています。
ただし、この支配も中国の高度経済成長とともに終焉に向かっています。